キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】

1 :森末(仮):2015/01/24(土) 22:25:03 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1397051465/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。

その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
そして舞台は世界へ。まず全日本Jrユースは遠征試合第一戦目であるハンブルグと対決。
西ドイツに留学をしていた若林、更に西ドイツの皇帝の異名を持つシュナイダーと強敵揃いのクラブチームを相手に、
3−3の引き分けという結果に終わる。
引き分けながらも世界の壁を痛感した全日本Jrユースメンバーは猛特訓を開始。
一方で原作・本編とは違う現象が起こり始める影で、ある者達が暗躍をしていたのだが……?

101 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 00:23:12 ID:NZJYpHxQ


102 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 00:24:24 ID:DLs2Pf7w
B

103 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 00:24:35 ID:B75q0Yes
B

104 :森末(仮):2015/01/26(月) 00:59:24 ID:???
>B.「確かに、松山の守備力の方が井沢よりは頼りがいがあるな」
=================================================================
井沢「なんだとぉっ!? それはどういう意味だ!!」
板野「正直、俺の突破力も全日本の中ではかなりのもんだと思ってるけど……。 それでも松山を完全に抜くのは難しいもん。
   逆に井沢、お前に俺を完璧に止められる? 俺も井沢を完璧に抜けるとは言えないけど、こぼれ球にするのが精々じゃないか?」
井沢「うっ、ぐ……」
板野「大体、松山の方がボランチに向いてるって言ったのは井沢じゃないか。
   松山はタックルだけじゃないよ? パスカットもブロックも無難にこなせる」
井沢「……。 い、いや! 空中戦なら俺の方が勝っている! せりあい勝負なら負けん!」
板野「(よしよし、井沢、気づいてないのかな? 松山と守備能力を比較してるって事……)」

先ほどまでの井沢ならば、例え松山に守備力で負けていると言った所で、
あくまでも『目立つ事を目指して』OMFの地位に固執していた為、ここまでムキにはならなかっただろう。
だが、今の彼の心中で強かったのは松山に対するライバル心である。

彼は自分が松山に勝っている面を探そうと躍起になり、それを見つけるや否や、板野にすぐさま反論。
無論、これが板野にとって思う壺だったのは言うまでもない。

井沢「パスカットにしたって俺とアイツでそう差がある訳じゃないからな。 ブロックは……まぁ、無理だが」
板野「うん……まあ、ブロックはする機会もあるかもしれないけど、そういうのの本職はDFだしね」
井沢「だ、だろう?」
板野「ならやっぱり、井沢の方がボランチに向いてるんじゃないか?」
井沢「へっ?」
滝「(……井沢のこういう頭に血が上りやすい所だけは欠点だよなぁ)」

105 :森末(仮):2015/01/26(月) 01:00:31 ID:???
やがて話が一段落した所で、板野は改めて井沢にボランチが向いていると告げた。
これを聞いて井沢は素っ頓狂な声を上げ、一瞬何を言われたのかわからない顔をしていたのだが……。
しばらくすると先ほどまで自分が言っていた事がなんだったのかを思いだし、小さくあっ、と声を上げるのだった。

井沢「ぐ……ぐぐ……」
板野「(そろそろ……これでいけるか? いや、でも……)」
井沢「だ、だが……だが俺は……」
板野「(まだかー! でもそろそろな気がする! あともうちょっと!)」

自分が松山に攻撃力が劣っている事を自覚しており、OMFが1番目立てる位置ではないとも把握し、
既に自分の言葉で自身の方が松山よりもボランチを上手く出来ると宣言してしまった井沢。
こうなれば退路は既に無いだろうと板野は考えたのだが、それでも尚井沢は口を開いた。
彼の抱えていた嫉妬心と劣等感は、やはり並々ならぬものだった。

井沢「そ、そうだ……そもそも、どうして松山がトップ下なのが確定みたいな言い方なんだ?」
板野「? いや、松山もボランチをする可能性はあると思うよ? 実際にハンブルグ戦で三杉を投入した時、ボランチをやったし。
   それに、岬っていうのと合流をすればそいつがトップ下になる可能性だってあるじゃない。 岬ってMFなんでしょ?」
井沢「そ、それはそうだが……俺がボランチであいつがトップ下という事はあるだろうが、
   あいつがボランチで俺がトップ下という事が……無いみたいな言い方じゃないか!
   どうしてだ! 俺と松山とに一体何の違いがあるっていうんだ!?」
板野「(なりふり構わなくなってきたな……もうOMFへの拘り云々じゃない、松山への執着そのものだ。
    ここを説得しきれれば、終わりは近い!)
   松山がトップ下での起用が多い訳か。 それは……」

106 :森末(仮):2015/01/26(月) 01:02:32 ID:???
板野ズヒント:『井沢では絶対に出来ない事。松山だけが出来る事』
ライフ:***

A.「松山には突破力がある。OMFとして必要な突破力が」
B.「松山には決定力がある。他にシュートを打てるMFがいない以上、打ちやすい位置にいて貰わないと困る」
C.「松山には前線での守備に期待してる。他のFWやMFが守備力が殆ど無いのはわかってるだろ?」
D.「戦術眼があるからな。 前線での司令塔としては、松山が適任なんじゃないか?」
E.「傲慢じゃなく、俺のスタメンはほぼ確定してると思う。 そして俺達には連携がある」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

107 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:04:30 ID:NEe57x/g
E

108 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:04:35 ID:t1q+OMeU


109 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:05:54 ID:eWgMRfhU


110 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:06:06 ID:???
みなさん乙かれー

111 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:15:48 ID:???
来生に必殺シュートも付いたし
トリオ先発でもアルゼンチンやフランスには勝てそう。

112 :森末(仮):2015/01/26(月) 01:42:21 ID:???
>E.「傲慢じゃなく、俺のスタメンはほぼ確定してると思う。 そして俺達には連携がある」
======================================================================================
率直に実力差を言った所で、井沢がそれを受け入れるとは到底思えない。
事実、彼は松山に比べて自分が劣っている事は自覚しているのだ。それでも納得しきれていない。
故に、板野は実力差を理由とせずに、松山をトップ下で起用する理由を説明した。
松山に対して不要な嫉妬心を煽らず、そして有無を言わせず納得させられるように。

板野「(その為には……!)傲慢じゃなく、俺のスタメンはほぼ確定してると思う。 いいよな、井沢?」
井沢「……ああ、それはわかる」

まず板野は、自身のスタメンがほぼ確定しているという事実を突きつけた。
これに対して、井沢が異論をはさむ余地は無い。
板野のマグナムボレーの威力は全日本でも最大級であり、井沢の尊敬する若林からゴールを奪ったという実績もある。
何よりも板野はキャプテンである。彼がスタメンから外れるという事は無いだろうと、誰もが理解をしていた。

板野「そして……俺達には連携があるんだ」
井沢「…………」
板野「俺はFW。 松山には、前にいて貰わなきゃ困るんだよ」

その言葉を聞いた瞬間、井沢の中で凝り固まっていたどす黒いものが一気に氷解していくのがわかった。
それは自分の力不足が原因ではなく。
他人のあまりにも高すぎる実力が原因でもなく。
自分がどうやっても身に着ける事が出来ない、どうやっても抗う事の出来ない事実から来るもの。

嫉妬のしようもなく、出来る事は逆恨みくらいなもの。
だが、それを恨んでどうしようもない事を理解できるだけの平静さが、今の井沢にはあった。
ここまでの弁論で既に精神的にも肉体的にも疲労していた彼は、それをただ受け入れる事しか出来なかったのである。

113 :森末(仮):2015/01/26(月) 01:43:22 ID:???
井沢「あぁ……そうか。 そうだな……」
板野「(終わったか……)」
滝「(よかった……本当に……)」

やがて、井沢は腑に落ちたかのような声を絞り出し、小さく俯いた。
それは本当に小さな声で、板野達は井沢の状態を心配するも……とにもかくにも、これで一件落着である。
板野は緊張からきていた汗をこの時になってようやく拭い、滝もホッと安堵するのだが……。

井沢「(わかってるさ。 俺には松山程上手くトップ下が出来る筈もないって……わかってたんだ。
    それでも意地張って、どうしても負けたくなくて、認めたくなくて……。
    ……負けたくなかった。 勝負もしていない内から、負けなんか認めたくなかった。
    だけど、仮にもキャプテンが直々に、ここまで言ってきたんだ……納得させるように。
    いつまでもしがみついてる訳にはいかないんだろうか。 俺に板野と連携できる訳もないしな。
    ボランチに転向を……ん? 連携……?)」

しかし、この時井沢は気づいてしまった。
思考を深め、本格的にボランチ転向を考え始めた時に現れた――最後の関門に。

井沢「……駄目だ」
板野「え?」
井沢「ボランチには、俺は転向しない。 俺は、トップ下に拘る」
板野・滝「「なっ……なにィ!?」」

それに気づいた瞬間、井沢は再びトップ下に拘る胸を宣言した。
ようやくこれで終わりだと思っていた板野と滝にとってはたまったものではなく、大声で絶叫するのだが、
井沢は全くそれには動じず、腕を組んで断固拒否する姿勢である。

114 :森末(仮):2015/01/26(月) 01:44:31 ID:???
滝「なっ、なっ……なんでだよ!? もう完全に、納得した感じだったじゃねーか!!」
井沢「納得ならしたさ。 多分、俺がボランチをするのが最良という事はわかった」
板野「だったら!」
井沢「納得しても!! ……納得しても、俺は前にい続けなきゃいけないんだ。 例え無茶でも、前にいなくちゃいけない!」

慌てて板野と滝が井沢を説得しようとするも、井沢は頑として聞き入れなかった。
理詰め、すかし、誘導にとここまで板野が使った話術を駆使しても、井沢は首を縦には振らない。
既にボランチに転向する事を納得し、理解し、それが最良であると考えても尚、井沢はトップ下に固執をした。

井沢「俺がボランチに下がったら……そうだ、下がる訳にはいかないんだ!」
板野「(こ、ここまで来て……ここまで来てまだゴネるの!?
    いや、でもこれが終わりだ。 ここで井沢を説き伏せる事が出来れば、本当に終わりだ! ブラフとかじゃなく!
    納得をして、松山への執着も止めた今、それでもトップ下に拘る理由……いや、違う。

    井沢が、【前目のポジション】に拘る理由を"つきつけ"てやるんだ!)」
滝「どうしてだよ井沢……」
板野「わかったよ、滝。 俺には井沢が考えている事が」
井沢「なに……?」
板野「これが……井沢がボランチに転向しない最後の理由だ! くらえっ!!」

板野ズヒント:『滝は井沢を思って説得を板野に頼んだ。井沢は……?』
ライフ:***

A.井沢がボランチに転向しないのは『地味』だからだ!
B.井沢がボランチに転向しないのは『得点チャンスが無い』からだ!
C.井沢がボランチに転向しないのは『松山に負けた気がする』からだ!
D.井沢がボランチに転向しないのは『来生・滝と位置が離れる』からだ!
E.井沢がボランチに転向しないのは『実力的に無理』だからだ!
F.井沢がボランチに転向しないのは『なんとなく』だ!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

115 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:45:17 ID:t1q+OMeU


116 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:45:28 ID:kzMY7hWc
C

117 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:45:46 ID:DLs2Pf7w
D

118 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:47:06 ID:???
逆転してるなぁw

119 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:47:51 ID:???
そ、そっか!
井沢ボランチやったら修哲トリオ解散!
これハナっから全部ダメなやつだったもんげ!

120 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:50:14 ID:???
でもFWはほぼ確定だし井沢が入れても他3人をMFに入れる余裕はないんだよなぁ・・・

121 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:53:35 ID:???
大逆転裁判待ち通しくなって来たー

122 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 01:57:44 ID:???
逆転井沢おもしろかった、シリーズ化まだー
滝「やめて!」

123 :森末(仮):2015/01/26(月) 02:16:44 ID:???
>D.井沢がボランチに転向しないのは『来生・滝と位置が離れる』からだ!
==============================================================================
この時、板野は発想を逆転させた。
井沢が何故、トップ下に拘るのか……そう考えるのではなく、考えを逆転。
即ち、井沢がトップ下よりも更に下の位置に移動した場合どうなるのかを考えたのである。
その瞬間、板野は理解をした。 先ほど自分が言ったもの――松山と自分との位置関係の重要さを頭に描く事で、理解出来たのだ。

板野「井沢がボランチに転向しない理由……それは、来生や滝と位置が離れるからだ!」
井沢「!!」
滝「な、なに……? どういう事だよ?」

答えを言った瞬間、井沢は驚いた眼で板野を見つめ、逆に滝は意味を計りかねる。
板野は井沢の反応を見て自身の考えが間違いでない事を確信しながら、
衝撃を受けるであろう滝に――しかし、事実を告げ始めた。

板野「ボランチになった際、当然ながら滝と来生の位置とは井沢は離れる。
   来生はCFWだし滝はウイング……サイドハーフも出来るかもしれないけど、基本はウイングだろ?」
滝「ああ……まあ、そうだな。 井沢がトップ下かサイドハーフなら近いだろうが、ボランチは流石に距離がある」
板野「つまり、連携が取りにくくなる」
滝「!!」

井沢、来生、滝。彼ら修哲トリオの連携技の多さは有名である。
本編においても数々の技を身に着け、その連携の巧みさは双子の立花兄弟並。
しかし、その連携も位置が近く無ければ使えず――井沢のボランチ転向は、彼らとの連携を潰してしまう事を意味していた。

板野「勿論機会はあるんだろうけど、前目の位置でいる時に比較すればそれは激減するだろうね」
滝「つまり……俺達との連携の為に、トップ下に拘り続けてたっていうのか?」
井沢「最初は本当に松山への対抗心とかだったんだ……ただ、板野が松山との連携技を……って言った辺りで気づいてな」

124 :森末(仮):2015/01/26(月) 02:17:45 ID:???
板野に心中を見抜かれた以上、隠し立ては出来ないと感じたか、井沢はぽつりぽつりとその考えを語り始めた。
小学生時代から同じ小学校で5年生時は全国制覇を成し遂げ、
6年生時も自分たち(と岬の活躍)でほぼ攻撃を成功させてきた。
中学に入ってからもそれは同様で、彼ら修哲トリオは国内では無類の強さを誇っていたのだ。

しかし、この代表では彼らの地位があまりにも低い。
元々板野という固定スタメンがいる上に枠は使うが立花兄弟の合体技に新田の成長によって来生と滝の立場はかなり追い込まれていた。
それは来生にも滝にも弱点が存在し、彼らに比べて使うメリットが少ないとされていた事が起因としている。

井沢「だが……もっと連携を深め、技を磨けば……俺達全員の価値は上がる筈なんだ。
   そうすれば俺達3人で試合に出れる事も必ず出てくる」

そこで井沢が出した結論。それは3人での連携を更に高めるというものだった。
それぞれの価値が低いのならば、全体的に底上げをすればいい。
立花兄弟のように2枠を使っても出したいと思わせる火力があればスタメンで出場出来るという事実は既に確認済みである。
ならば更にその上を行くだけの連携技を編み出せば、出番も出てくると考えたのだ。

板野「(井沢……だけど、今からじゃそれは……)」
井沢「……Jrユース大会には間に合わないかもしれない。 だが、先を見据えて連携を高めていけば……」

ただ、それは現実的な話ではないと板野には思えた。
既に大会までの日数は残り少なく、練習時間も限られている。
その中で連携技を訓練した所で、覚えられるものなどたかが知れていると言えるだろう。
それは井沢も理解していたらしく、Jrユース大会には間に合わないかもしれないと言った上で、
それでも彼らとの連携を大事にしようとしていた。

井沢「俺達は小学生時代からの付き合い、天下無敵の修哲トリオなんだ!
   見てろよ……今はまだ、出番が来ないかもしれないが……いずれは……」

125 :森末(仮):2015/01/26(月) 02:18:45 ID:???
この場にいる滝は勿論の事、来生に対しても井沢は情を抱いていた。
小学生時代からの付き合いで、もはや腐れ縁と言ってもいい間柄。
ハッキリと言うのは照れくさくもあるが、彼らの事を親友であると考えていたのだ。
その彼らの出番を増やす為にも、その彼らと共に代表で戦う為にも、これしか取れる手段は無いと井沢は結論付けたのである。

井沢「……そういう訳だ、板野。 悪いが、俺はボランチになるつもりはない!」
板野「(駄目だ、これじゃ説得のしようがない。 もう、打つ手は無いのか……?)」

正論で突き崩そうにも、ゴリ押そうにも、正答が何かわかった上で違う道を選ぶ者に、一体何を言えばいいというのか。
少なくとも、板野にはもはや打つ手は無いとしか思えなかった。
断固としてトップ下に拘る井沢を前に、板野はもう無理かと諦めかけたのだが……。

先着1名様で、

★逆転井沢・判決→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→滝「大丈夫だ井沢。単独でも出れるくらい俺と来生は夜の単独練習でパワーアップした」 なにィ!?
ダイヤ→来生「話は聞かせてもらった! 井沢、バッカじゃねぇ〜の!?」 来生乱入だ!
ハート・スペード→滝「俺達を見くびるな、井沢!」 なんと滝が井沢を殴った!?
クラブ→滝「井沢……その気持ち、俺は全く嬉しくないぞ」 滝が冷静に諭した

>>122 面白かったと言っていただけて、幸いです。シリーズ化は……思ってた以上に疲れましたので今は考えておりませんねw

本日は一旦ここで区切らせていただきます。逆転井沢、クリアおめでとうございます。
それでは。

126 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 02:19:59 ID:???
★逆転井沢・判決→ スペード3

127 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 02:20:05 ID:???
★逆転井沢・判決→ スペード9

乙でした
逆転面白かったです

128 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 02:20:09 ID:???
逆転井沢乙

129 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 08:23:29 ID:???
乙です。
ここでJokerなら板野MF転向だったなw

130 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 10:00:23 ID:???
主人公Pがなければ危なかった
−H−G− HG立花兄弟
−−−−−
−J−I− J板野 I松山
−−−−−
−E−F− E岬 F井沢
A−−−D A早田 D中里 
−B−C− B次藤(中西) C中山
−−@−−
井沢がボランチしてくれるなら、↑が基本形になるか
井沢か岬は片方が流動的に攻撃参加、次藤と中里のオーバーラップを中山がカバー
立花兄弟→三杉・新田、2トップに板野新田、中盤をダイヤモンドに

131 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 12:16:48 ID:???
板野はMFになっていくのかもね。
加入したら葵のFW起用もあるだろうし。

132 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 16:33:05 ID:???
FWが強いからユース編でじっくりパスもカットも鍛えてMFというのも選択肢に入るだろうね
とは言ったけど初戦のアルゼンチン戦からいきなりMFな気もするけど

133 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 16:55:19 ID:???
板野またFWと仲良くなった。ポジション奪いあう関係のはずなのに。

134 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 17:14:07 ID:???
立花は新技の構想をアドバイスしたし、新田は合宿でほとんど付きっきりだったからな

135 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 17:17:59 ID:???
今回は滝、ダイヤ出てたら来生もだったんだろうね
ダイヤの報酬を期待するのはちょっとムシがよすぎな気がするけど

136 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 17:42:06 ID:???
自派閥のFW陣を試合ごとに使いまわすトップ下なんてのもいいかもね。
練習システム的に総合型の方が育てやすいし。

137 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 19:53:56 ID:???
バヤシさん派閥壊滅の危機

138 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 20:23:27 ID:???
今回の事で滝と井沢の感情値が2ぐらい上がるかな?
そうなると若林もあまりうかうかしてられんね。

139 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 21:54:50 ID:???
次は板野のトップ下転向に対して井沢を説き伏せる逆転井沢だな!

140 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 22:02:59 ID:???
この世界だと当然ストラットはミランに残ったままで翼もいない、サンパウロ弱くね?
代わりに例のアルゼンチンの問題児がストラットの代わりに加入かもしれないけど

141 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 22:22:38 ID:???
いつからストラットが暴力事件をもう起こさないと錯覚していた?

142 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 22:25:26 ID:???
適当な理由つけて移籍しててもおかしくはないしね。
しかし板野の移籍先もどうなるなわからないな。

143 :森末(仮):2015/01/26(月) 23:44:13 ID:???
>★逆転井沢・判決→ スペード3 =滝「俺達を見くびるな、井沢!」 なんと滝が井沢を殴った!?★
===============================================================================================
バキィッ!!

井沢「うぐっ!?」
板野「うえっ!? た、滝……?」
滝「………………」

これ以上は何を言っても無駄だと考え、諦めかけていた板野。
そんな状況で動いたのは、ここまで板野の説得を黙って聞き続け、傍観に徹していた滝であった。
彼はなんとその右手で井沢の頬を思い切り殴りつけ、井沢はうめき声を上げながらベッドから転げ落ちる。
思わず驚いた板野が滝に目を向ければ……滝は普段の彼からは信じられない程の怒気を含んだ表情を浮かべ、
地面に倒れ込んだ井沢を睨みつけていた。

板野「け、喧嘩は駄目だよ!」
滝「……すまん、板野。 それに井沢。 殴った事は、謝る。
  だが……だが、もう一度言うぞ。 俺達を見くびるな、井沢!」

慌てて止めようとする板野を見て、滝は暴力をふるった事を謝罪しつつも、
もう一度井沢に対して告げる。自分たちを見くびるな、と。

井沢の考えていたように、現在来生と滝が試合に出る機会というのは――皆無とまでは言わないが、低いと言える。
サイド際での突破力に磨きをかけたものの、守備は軽く決定力の無い滝。
ドリブラーとしての素質が開花しつつあるが、スタミナも低く決定力も立花達には劣る来生。
彼らに比較をすれば、どうしても新田や立花といった決定力に優れる選手が起用されやすくなってしまう。

その事自体は滝も重々承知しており、それでも自分にはサイドアタック一芸しかないと考えその実力を磨いてきた。
毎試合スタメンで出る事は無くとも、戦術や方針によっては出番が来る事を虎視眈々と狙っていたのである。
来生に関してはわからないが、恐らくは彼も試合に出場する事を諦めている訳ではないだろう。
むしろ何故自分がスタメンで出られないのか、疑問に思っていてもおかしくないレベルである。

144 :森末(仮):2015/01/26(月) 23:45:30 ID:???
そういった考えを持っていた滝にとって、井沢のやろうとした事は彼らに対する侮辱にしか思えなかった。
無論、井沢が完全なる善意で――3人1組となって試合に出たいと考える気持ちはわからないでもない。
だが、自分がどのポジションに1番向いているかをわかっていながら、
滝や来生の為にそのポジションにコンバートをしないという事は滝には許せなかった。

滝「確かに俺だってお前たちとの連携には自信を持ってる。
  だがな、いつまでも3人一緒に起用されるなんて事は恐らくないんだ。
  ここは南葛とは違う。 日本中の実力者がゴロゴロいて、その中で11しかないスタメン枠を争って戦ってんだ」
井沢「滝……」
滝「大人になれよ、井沢。 例え連携が無くなったって、俺も来生も必ず実力で試合に出てみせるから……」

やがて滝が握っていた拳を解き、諭すような口調で話しかけると……。
井沢は茫然としていた顔を背け、板野達とは反対を向き、静かにその肩を震わせはじめた。

井沢「すまん……滝……。 俺は……お前たちを下に見てた訳じゃ……」
滝「……わかってるよ。 ……板野、悪い。 追い出すみたいな形になって悪いが……」
板野「う、ううん。 俺はこれで帰るよ……」

申し訳なさそうな顔をしながら頭を下げる滝に対して、板野は首を振り気にしていない事を伝えつつその場を去る事にした。
恐らくは井沢もようやく納得をし、これ以上自分がいては井沢も気持ちに整理をつけにくいかもしれない。
何よりも、井沢のその姿を見続ける事は、彼を傷つける事にしかないと板野は理解をしていた。
故に、板野はそのまま部屋から立ち去ろうとしたのだが……その去り際に、思い出したかのように井沢の背に言葉を投げかけた。

板野「井沢……今回俺が井沢に話しに来たのは、勿論俺の意思もあるけど大元は違うんだ。
   ……滝が、井沢がボランチになった方がいいんじゃないかって、悩んでた。 その話を聞いて、俺はここに来たんだよ」

その言葉を聞いた井沢の背が、更に強く震えだしたのを見て、ようやく板野は部屋を出るのだった。

145 :森末(仮):2015/01/26(月) 23:46:30 ID:???
その後、板野が去ってからしばらく、井沢のすすり泣く声だけが部屋の中にこだましていたのだが……。

滝「はぁ……にしても、よくもまあそれだけ泣けるもんだな」
井沢「なっ、泣いてない! 誰が泣くか!」
滝「鼻声で言っても全然説得力ねーよ。 (ほんっとーに変な所で意地っ張りな奴だ)」

いい加減この停滞した空気に辟易をしていた滝が軽口を叩くと、井沢がムキになって反論をする。
相も変わらず意地を張る井沢に、滝は苦笑をしながら……。
少しだけ空気が柔らかくなった事を感じつつ、今度は真面目な口調で語りかけた。

滝「言っとくけどな、ボランチでだってお前のスタメンが確約された訳じゃないんだぜ?
  板野が言ってたように松山がなる可能性だってあるし、中山もボランチは出来るんだ。
  フォーメーションの組み方次第でも、出番が来ないパターンもあるだろうぜ」
井沢「……わかってる。 だが俺は負けん。 負けんったら負けん!
   こんだけ大騒ぎしてボランチをやる事を決めたんだ。 それで結局出番がありませんでした、じゃ話にならん!」
滝「身もふたもねーな。 でもま、それだけ覚悟を持ってるって事か」

松山への異常な執着を止め、滝や来生と離れる事も受け入れた今、井沢はボランチになる事になんら異存が無くなっていた。
否、むしろかつてのOMFへの拘りに近い程の感情が、ボランチに向けて注がれていた。
キャプテンである板野自らが訪れ、盟友である滝までもがボランチへの転向を望んでいた事を知り、
これで結果を残せなければ末代までの恥であるとすら考えていたのである。

井沢「(……そうだ、これまで殆ど接触もなかった板野が、自ら俺の説得に来たんだ。
    それほどまでに俺にはボランチの適性があるんだ。 このチームに必要なんだ。
    ならば……俺はその座にしがみ付くだけだ)」
滝「(結局性格とかは変わってないけど、まあ変わったら変わったで気持ち悪いしな。
   にしても、板野さまさまだ……俺じゃ多分説得しきれてなかったろうし、最後の拘りについてもわかんなかったろうな)」

146 :森末(仮):2015/01/26(月) 23:47:41 ID:???
この時、2人はほぼ同時に板野への感謝の念を抱いていた。
井沢からしてみれば、己の尊敬する若林からゴールを奪ったこのチームのキャプテン自らが、
意固地で説得が難しいだろう自分にボランチへの転向を進めてきた事について、
板野は自分に期待をしているのだろうと考え、素直にボランチ転向に踏み切らせてくれた事を感謝していた。

一方で滝としてみれば、やはり彼でも井沢の説得は難しかったに違いなく。
仮に自分たちの親分である若林に頼んで井沢に言い聞かせようとしたところで、
井沢はあくまでも渋々といった様子で転向に臨んでいただろう。
それを対話によって、全てを納得させてみせて片付けたのだから、板野には感謝してもしきれない程である。

滝「(そもそも俺の頼みを聞いてくれたってだけでもなぁ……アイツも俺達が若林さんについてるっての知ってるだろうに)」
井沢「(奴の顔に泥を塗らん為にも、活躍してみせないとな……)」

今まで禄に話した事が無かった為か、今日の板野との対話が彼らにとっての板野の第一印象といっても過言ではなく。
そして、その印象の中で彼は井沢達が好意を抱かせるに十分な魅力を見せつけた。
それでも若林への忠誠が彼らには残っていたが、
少なくとも板野がキャプテンを務める事に不満を抱く事は……今後次第ではあるが、恐らくなくなるだろう。

その後、来生がいつまでも別室をうろうろしていた為に見上に雷を落とされ部屋に戻ってくるまで、
井沢達は昔の思い出話とこれからの事について話しあった。

涙を拭い、前を向き、顔を上げた井沢守に――もはや迷いはなく。
滝はその横顔を見て少しだけ寂しくなりながらも、彼の選択を心から喜ぶのだった。

井沢「(見てろよ松山! 俺はお前以上にボランチの役割をこなしてみせるぞ!!)」

なお、異常な執着が無くなっただけで、井沢の松山に対するライバル心が健在だった事を追記しておく。

※滝、井沢の板野への感情値が+2されました。
※今後井沢が来生・滝との連携を覚えにくくなりました。

147 :森末(仮):2015/01/26(月) 23:48:56 ID:???
翌日、西ドイツ滞在最後の日。
午前中の練習ではこれまでの4日間で培ってきたなだれ攻撃の動きの総まとめに入り、見事完成。
ふらの中学で使っていた時と同じ感覚で、これからは試合でも実際に使えるようになるだろう。
長い年月をかけて地道にチームメイト達に浸透させてきた戦術を、
僅かな期間で会得した事に対して松山は少しだけ複雑な表情を浮かべていたのだが……。
それでも新たな武器を手に入れた事に違いは無く、チーム全体の実力向上の底上げになったのは間違いない。

板野「なだれ攻撃を使えば、シュートまで持ち込むのが格段にやりやすくなる筈だしな。
   問題は失敗した場合守備がかなり疎かになる事だけど……そこら辺は上手く状況を見てやっていこう。

   よし、それはそれとして午後の練習だ!
   自由に使える練習時間は今日が最後。 これが大会に向けて最後のレベルアップチャンスだ。
   今日はどうしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:なし
普通:パス、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:タックル

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>127-129 乙ありです。

148 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:49:07 ID:t1q+OMeU
A

149 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:49:22 ID:0nvqSQiQ
D

150 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:49:45 ID:2Q2soMDg
A

151 :森末(仮):2015/01/26(月) 23:50:47 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
====================================================
板野「まだまだ、基礎能力が足りないと思う!
   徹底的に基礎力を上げよう! 問題は、何を鍛えるかだな……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:なし
普通:パス、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:タックル

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

152 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:50:57 ID:t1q+OMeU
B

153 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:51:19 ID:0nvqSQiQ
H

154 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:51:23 ID:2Q2soMDg
B

155 :森末(仮):2015/01/26(月) 23:53:55 ID:???
>B.パス
============================================================
板野「よし、最後はパスだ。
   ふらのといえばパスワークが命。 ふらの出身者としてパスも一定レベルまで上げないと恥ずかしいぞ」

こうして板野はパス練習をする事に決め、早速行動に移った。

先着1名様で、

★板野のパス特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

10以上→パス+2
9以下→パス+1

156 :森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:54:38 ID:???
★板野のパス特訓→( 4 + 1 )=★

157 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:16:39 ID:???
う〜ん・・・
今更なんだが正直パス上げて何をしたいかが分からない
誰かなっと行く方法で教えてくれ


158 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:20:50 ID:???
ゴールデンコンビ→必殺ボレーの時、松山がへたれた場合の保険

159 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:22:35 ID:???
単純に松山とワン・ツー技持ってることや、MFやWGに置けるようにするためじゃないかな
ガッツの節約にもなるしね
バランス良く上げても特化させても活躍を機会はあるから、まあ大丈夫よ

160 :森末(仮):2015/01/27(火) 00:23:37 ID:???
>★板野のパス特訓→( 4 + 1 )=パス+1★
============================================================
パスの練習は一朝一夕で上手くなるものではない。
広い視野にキックの精度、受け取る相手側の気持ちを読み、敵の裏をかく。
頭脳、技術共に両立しなければ素晴らしいパスというものは出せないからである。
力には自信があるものの、頭脳も技術も悪くは無いが決して良くも無いと言える板野としては難しい問題であったが、
それでも練習を続ける内に、次第にその精度も動きを見る力も養われていくのだった。

見上「ふむ……これまでの練習で、板野はパスとタックルを鍛え直したか」
三杉「タックルは世界でも十分通用するレベルですね。
   FWの守備力の低さが気になってましたから、これで幾らか改善されるでしょう」
見上「ああ。 パスにしても……まあ、及第点と言った所だな。
   松山との連携を考えれば、十分とも言える」
三杉「これなら、板野をMFとして使うという事も可能でしょうか?」
見上「出来ん事もないだろうが、やはり板野はFWとして使いたい。
   奴をMFとして使うなら立花兄弟のツートップが現実的だが……その場合、1列目のシューターが実質1人という事になる。
   板野という強烈な軸を中心として、FWは考えたい所だ。

   無論、対戦相手如何では奴をMFとして使うケースも有り得るだろうがね」

ここまでの板野の練習経過を見て、感想を述べる見上と三杉。
守備力が上昇し、パスもある程度はこなせるようになった板野のMF転向も彼らは視野に入れながら、
それでも現状では彼を使うのはFWが1番だろうという結論に至るのだった。

161 :森末(仮):2015/01/27(火) 00:24:38 ID:???
井沢「滝、来生、手筈通り頼むぜ」
滝「ああ、わかってる」

板野がパスの練習に励んでいた頃、井沢達修哲トリオもまた練習に取り組もうとしていた。
彼らはこれまでも共に練習をしてきた為、多くの者達は今日もまた仲良しトリオが練習しているだけだとしか考えていなかった。
だが、見る者が見れば、今日の練習がいつもとは違う事にすぐさま感づいただろう。

来生「にしても珍しいな〜、井沢が守備の練習したいだなんて。 ん? でも南葛だと結構してたっけ?」

今日の練習がいつもの練習と違う点――それは井沢の練習内容が守備に重きを置いたメニューだという事だった。
南葛時代はともかくとして、この合宿が始まってから井沢は主に攻撃の練習をしてきた。
それは松山に対する対抗心によるものであり、OMFを目指していた事が起因している。
しかし、昨日の板野と滝の説得によりボランチを目指す事となった今。
彼は昨日滝から忠告を受けたように、決してボランチになったからといってレギュラーが安泰とは考えておらず。
更なるレベルアップをと考えて、守備力の強化に臨もうとしていたのだ。

井沢「(松山にも中山にも負けん! 俺が全日本不動のボランチになるんだ!)さぁ、行くぞ来生、滝!」
滝「(やる気が空回りしないといいけどな。 ま、俺も気合入れるとするか!)おう!!」
来生「なんだなんだ? 2人とも気合入ってるな〜」

無論、その井沢に対し、自分たちを見くびるなと高らかに宣言をした滝が、
彼同様気合に溢れていたのは言うまでもない事である。

162 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:25:33 ID:???
将来FWが飽和状態になった時にMFが出来る用にってのも有るかな?
それに主人公ポイントは出来る事多い方が稼ぎやすいし。

163 :森末(仮):2015/01/27(火) 00:25:39 ID:???
先着2名様で、

★井沢のタックル練習→(! dice + ! dice)=
 井沢のパスカット練習→(! dice + ! dice)=★

★滝のドリブル練習→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以上→それぞれに対応したフラグ習得!
10以上→それぞれに対応した技習得!

164 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:26:04 ID:???
★井沢のタックル練習→( 4 + 6 )=
 井沢のパスカット練習→( 5 + 4 )=★
がんばれ

165 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:26:23 ID:???
★滝のドリブル練習→( 4 + 6 )=★

166 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:26:24 ID:???
★滝のドリブル練習→( 5 + 5 )=★

167 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:26:31 ID:???
★滝のドリブル練習→( 5 + 6 )=★

168 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:27:36 ID:???
何でみんな急に456賽降り始めるんだwww
ブラジルのクライマックスタイムに合わせてダイス神様もクライマックスなのかwww

169 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:29:03 ID:???
し、456賽・・・?

170 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:33:28 ID:???
井沢のタックルだけが強くなったのならディアスが相手なら次回はDFに組み込むのもありだと思う
難易度自体は高いけど基本やることは単純だし

171 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:48:19 ID:???
アルゼンチン戦はフラット型の4-4-2、松山と井沢で中央を固めて早田にディアスのマンツーマンで十分かと

172 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:50:39 ID:???
ディアスは足速いし振りほどかれる危険もあるしマークは難しいんじゃ

173 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 01:05:15 ID:???
アルゼンチン戦は勝つだけじゃなく得失点差もできれば稼ぎたいところ
そうすればイタリア戦は最悪引き分けでも許されるし

174 :森末(仮):2015/01/27(火) 01:50:56 ID:???
>★井沢のタックル練習→( 4 + 6 )=スキル・タックル+1習得!
> 井沢のパスカット練習→( 5 + 4 )=パスカットフラグ習得!★
>★滝のドリブル練習→( 4 + 6 )=「スキルステップ」習得!★
=============================================================================
井沢守は劣等感をバネに出来る男である。
言い換えれば、感情をそのままプレイに変換するタイプの選手だった。
時にそれは頭に血が上りすぎ、逆にプレイに精彩を欠いてしまう事もあるものの……。
根本的には、強くなろうという向上心と爽やかなライバル心があればプラスに働くものである。

井沢「(俺は負けん! 俺は負けん! 俺は負けんぞおおおおお!! 絶対にレギュラーになってやるんだ!!)」

そしてこの時の井沢の心には、ディフェンス技術を更に向上させてボランチの座を掴みとる一点しかなかった。
余計な雑念を排除し、ただ実力を上げる事だけを目指すその心。
それこそが井沢に力を与え、今までには無かったパフォーマンスが出来るレベルまで昇華させていた。

滝「(やるな井沢! だが俺だって……!)そらよっ!」

そんな井沢を相手にドリブル練習をする事で、滝もまた成長をしていた。
彼は井沢程感情的になるタイプではないが、物事に対する集中力では彼以上であった。
気迫のこもった井沢を相手にしている内に徐々にドリブルの精度を上げ、
軽やかにステップを踏むようにして井沢を抜き去るだけの実力を身に着けたのである。

井沢「くそおっ!!」
滝「ま、サイド際の俺を簡単に止められちゃ流石に俺も立つ瀬がねぇしな)どうした井沢、もう終わりか?」
井沢「なんの! まだまだだ!! うおおおっ!!」
来生「ひぇ〜。 すっげぇ気合だな。 なあなあ、どうしたんだ2人とも? なぁって」

こうして井沢と滝、両者は更なる進化を遂げた。
まだ一線級には遠いかもしれないが、それでも一歩ずつ彼らは成長をしていたのである。

※井沢が「スキル・タックル+1」を習得しました。
※滝が「スキルステップ」を習得しました。

175 :森末(仮):2015/01/27(火) 01:52:00 ID:???
〜 沢田 小池 〜

沢田「よし、今日もお願いします小池さん!」
小池「うむ、東邦学園キャプテンとしては後輩の頼みは聞かねばなるまい。 任せておけ、タケシ!」

修哲トリオが彼らだけで固まって練習をしていたのと同様、同じ出身校同士で練習を組む者が存在をした。
東邦学園から選出された若島津、沢田、反町、小池の4人組である。
彼らは孤立をしているという程ではないが、部屋も反町以外は同室。
それぞれが色々思う所はあれど、若島津を支持しているという共通点があった。
よって話をするのも練習をするのも、どうしても同じ者同士になりやすい。

この日も沢田と小池の東邦学園MFコンビは共にボールの奪い合いをし、鎬を削る。

沢田「(前回の試合で痛感した。 僕に足りないのはやっぱり守備力だ! このままじゃ穴……少しでもそれを埋めないと!)」

沢田はここまでの練習で小さな身体からは想像も出来ない力を駆使したパワーディフェンスに磨きをかけた。
長所を伸ばすのではなく、短所を補う方向で自身のレベルアップを図ったのである。

小池「(フフフ、この小池秀人様の華麗なるドリブルを見せてやろう! やっぱMFってドリブルしてナンボな所あるしな)」

小池はそんな沢田に付き合う形で、ドリブルの強化に臨んだ。
今更鍛えても……意味が無いとまでは言わないが焼石に水だろう守備力よりも、長所である攻撃力を伸ばしたのである。

やり方は違えど、彼らは着々と実力をつけていった。
全国大会優勝校出身というプライドに賭けて、彼らはこのまま消えていく事を好としてはいなかった。

※沢田の「パワーチャージ」の発動率が上がりました。
※小池が「やや華麗なドリブル」を習得し、ドリブルフラグを回収しました。

176 :森末(仮):2015/01/27(火) 01:53:02 ID:???
〜 若島津 反町 〜

バコッ バシュウウウッ!

若島津「ハァ……ハァ……」
反町「だ、大丈夫か若島津? 汗だくじゃないか。 そろそろやめておいた方が……」
若島津「いいから、もう一度だ反町! もう時間が無い……!
    大会までに、なんとかモノにしなければならないんだ!!」

そして東邦学園のストライカー、反町一樹。
東邦学園の守護神にして、現在一応全日本の守護神という地位にある若島津健。
彼らはゴール前でシュートとセービングの練習に励んでいた。

これまでの練習において、反町は既にある程度の成果を上げていた。
叩きつけるようにして打つ事でキーパーを撹乱しゴールを奪うボレーシュートに、鋭いタックル。
それらは何故か小池によって「トクシックインパクト」と「ポイゾナスタックル」と命名され、
反町はなんとか反抗しようとしたものの結局押し通されて受け入れる事になってしまった。
言いたい事も言えない。

名前はともかく、技を身に着けた反町はある程度満足の行く結果を残せていたと言えたのだが、
逆にここまで成果を出せていないのが若島津であった。

この5日間、毎日反町を相手に――時には他の者にも声をかけてセービング練習に精を出してきたにも関わらず、
彼のセービングの腕は殆ど上がっていなかったのである。
反町からしてみれば、自身の必殺シュートを高い確率で跳ね返す時点で若島津のセーブに文句は無かったのだが、
当然若島津からしてはその程度で満足は出来ない。

177 :森末(仮):2015/01/27(火) 01:54:07 ID:???
若島津「(反町のシュートを軽く跳ね返せんで、シュナイダーのシュートを止められるものか! くそっ!)」

若島津の信じるものは力である。
暴力にしろ権力にしろ、人は力には到底抗えない。
それがわかっているからこそ、若島津は更なる力を得ようと必死にもがいていた。

幼い頃から空手道場で育ち、幾多の年上の者達と戦ってきた若島津にとって、
自身よりも圧倒的な力を持つ敵が出てきても決して怯む事が無いというのは強みでもある。
今の自分がその力に抗えないなら、抗えるだけの力を得ればいい。
彼は力を得る事について、誰よりも貪欲だった。

若島津「(確かに根本的なセーブ力を上げる事は難しい。 現時点でも、精一杯努力してきた結果なんだ。
     認めたくはないが、恐らくはここらが俺の限界と言えるだろう。 だが……)」

そして若島津にはもう一つの強みがあった。
若林には恵まれた才能とそれを生かせるだけのたくましい肉体があったに違いない。
しかし、若島津には自身の上を行く者を見ても折れないだけの精神的な強さと幼い頃から学んできた"空手技"があった。
純粋な力で負けるのならば、技で補えばいい。

技をも越えた純粋な強さ、それがパワーという言葉がある。
ならば、純粋な強さでなくとも――技を駆使する事でそれを上回る事も可能の筈。
若島津はその可能性に賭けたのである。

若島津「(そうだ! 技を駆使すればいいだけだ! 俺にはそれだけの技術がある!)」
反町「……よし、行くぞ若島津! それっ!」

バコッ! バシュウウウッ!

178 :森末(仮):2015/01/27(火) 01:55:45 ID:???
手で浮きあげたボールを、そのまま蹴りつけ地面に叩きつけてゴールを狙う反町。
もう何度も繰り返してきたこの練習。
その最後の最後で、若島津健の努力は実を結ぼうとしていた。

若島津「(まずは純粋な跳躍力……! これについては問題ない、俺のジャンプ力は全日本の中でも高水準だ!)」

ボールが蹴られたのを見てから、若島津は跳んだ。ボールに向かってではなく、垂直に。

若島津「(そして軌道予測と体勢の修正だ! 目に見えない程に速いボール……しかし、それは確かに存在をしている!
     見えない筈はないんだ! 目を凝らせ!)」

ゴールバーに足をかけながら、若島津はボールを確認した。
これまでの練習の中で繰り返し訓練してきた事で、
彼の目には反町の放ったトクシックインパクトはまるでスローモーションのように見えた。

若島津「後はただ……強く蹴るのみッ!! キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!!!」

若島津はその足に渾身の力を込め、地面に向けて飛びかかった。
瞬間、長身の若島津の肉体は人間砲台とも言うべき勢いでボールへと向かっていく。

ギュバッ! バシィイイイイイッ!!

反町「うわっ!?」

そして、若島津は抱きかかえるようにしてボールをキャッチした。
ゴールバーを蹴った事で得たボールとは逆方向へ向かう力。
それを得た、決して小さな身体とは言えない若島津の体躯。
2つの力が合わさる事によって、完全に反町の放ったシュートは威力を殺されたのである。

179 :森末(仮):2015/01/27(火) 01:56:49 ID:???
若島津「出来た……! 出来たぞ……!!」

それは本来、体勢を崩した際に間に合わない逆側へのシュートを止める為に編み出した技。
ゴールポストを蹴る事での反動を利用して、一気に逆側へと向かいボールを止めるだけの技である。
しかし、若島津はその反動――ポストを蹴る事によって生まれるただ跳躍しただけでは到底生み出せない強い推進力に注目したのである。

板野のマグナムボレー、シュナイダーのファイヤーショット。
いずれも自身がただセービングに向かうだけでは、そのシュートの勢いによって弾き飛ばされていた。
なら、ただ手を突き出すだけで駄目ならば、シュートの勢いに負けない程の推進力を得ればいい。
同程度の勢いが自身の身体に宿れば――後はボールと自身、どちらが重いかはだれでもわかる事である。

反町「マ、マジかよ……(本当に、あんな事が出来るなんて……)」

無論、これが神業レベルの技である事は言うまでもない。
ゴールバーまで高く跳躍するだけでも難しい上、更にはそのバーを蹴り、高速で迫るシュートにあえて立ち向かうのである。
若島津が体感するシュートの速度は、単純に考えても2倍であろう。
加えて、ボールに向かってとびかかるという事はゴールバーの高さを考えれば地面に向けて全力で突進するという事。
並大抵の覚悟、並大抵の実力、そして並大抵の信念では不可能である。

反町が茫然とする中、若島津は汚れたユニフォームを払いながら立ち上がり、小さく深呼吸をしてから――呟く。

若島津「これが俺の新必殺技――名付けて、『三角飛び・改』だ!」
反町「す、すごいぞ若島津!(いいなぁ、名前……俺と違って割と普通だ)」
若島津「(待っていろシュナイダー。 次に会う時、勝つのは俺だ!!)」

機械の身体では到底得られない、じくじくとした地面に激突した際の痛み。
それに心地よさすら感じながら、若島津は感慨深げに手の中のボールを見つめるのだった。

※反町が「トクシックインパクト」「ポイゾナスタックル」を習得しました。
※若島津が「三角飛び・改」を習得しました。

180 :森末(仮):2015/01/27(火) 01:58:09 ID:???
こうして5日間の練習が終わり、一同は西ドイツ最後の夜を過ごしていた。
とはいえ、決して楽しいものではない。
明日は朝からフランス入りをしなければならず、最後の夜も荷造りの為にのんびり過ごす事は出来ない。
板野もまたそれは同じであり、彼は松山や石崎らと共にせっせと鞄に荷物を詰め込んでいた。

松山「フランスか〜。 岬と会えるのが楽しみだな」
石崎「岬が入ってくれりゃ百人力だぜ! 小学生時代から、アイツのテクニックはピカイチだったもんな!」
板野「(……うーん、本編を知ってるせいか岬と会うのがちょっと怖い。
    あいつがかなり腹黒いっていうの、知っちゃってるもんなぁ)」

荷造りをしながらでも口は動かせ、彼らは話に花を咲かせる。
話題になるのはやはりフランスで合流する事が決定しており、松山や石崎とも親交の深い岬太郎。
松山達は優しく穏やかで仲間思いな彼と再会する事を愉しみにしていたのだが、
本編を読んでいるせいで彼の本当の性格を知っている板野としては複雑な所である。

板野「(でもまあ、実力者なのは間違いないし……不利益を与えてくるわけじゃないだろうしな。
    そこまで怖がっちゃ駄目かなぁ?)」
石崎「あれ? 板野、なんだそれ?」
板野「ん? あ、これ?」

考え事をしていたせいか、手が止まってしまっていた板野。
その板野が手に持っていたものを目ざとく石崎が指摘すると、
板野は小さく笑いながらそれを掲げて石崎によく見えるようにしながら説明を始める。

181 :森末(仮):2015/01/27(火) 01:59:32 ID:???
板野「これは友達から買ったんだよ、全国大会の前、お守り代わりにね」
石崎「買ったぁ? 貰ったじゃなくて? 随分ケチな奴だな」
板野「しょうがないよ、向こうも商売だもん」
松山「商売? ……板野、もしかしてそれを売ったのって」
板野「ああ、うん、矢車くんだよ」
松山「や、やっぱりか……」

板野からその人物の名を聞いて、明らかに引きつった笑みを浮かべる松山。
板野がふらのに転入した初期の初期、カードがあらぶった事によって出現した彼は何故か板野の事を気に入り、
全国大会編まではちょくちょく登場をしていた。
日本を出てヨーロッパに渡り、しばらくはテンプレ以外で名前を聞いていなかった彼だが、
トラブルを解決してもらったりなど板野からしてみれば恩があり、
時折こうして買った銀の弾丸のネックレスを見ては思い出していたのである。

板野「(矢車くんに多田野くん……それに、マグナムシュートの打ち方を指導してくれたダルビッシュさん。
    みんないい人だったなぁ……)」

思えば全日本編に入ってから完全にキャプテン森崎の世界に入ったような気分になっていたが、
あの頃はあの頃で色々とハチャメチャであった。
それをどこか懐かしく思っていた板野だったが、不意に石崎が放った言葉で現実に引き戻される。

182 :森末(仮):2015/01/27(火) 02:00:33 ID:???
石崎「なぁ、ちょっとそれ俺に貸してくれよ。 なんかかっこいいじゃん」
板野「えー?」

なんと石崎はその顔に似合わず、アクセサリーなどに興味があったのか、酷くこの板野の持つネックレスを気に入った。
当然板野からしてみれば大切な思い出の品な為、簡単に貸したくはないのだが……石崎は両手を合わせて懇願する有様である。

石崎「なっ、なっ、頼むよ。 失くさないし汚さないし、ちゃんと返すからさ」
板野「(ここまで頼むなら貸してあげた方がいいかなぁ? どうしよう)」

A.「いいよ。 でも絶対に返してよね!」
B.「駄目だよ。 これは大事な思い出の品なんだ」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

183 :森末(仮):2015/01/27(火) 02:03:00 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

184 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 02:08:28 ID:X1SHSO1+
A 乙です

185 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 02:10:49 ID:q6s8o5A6



186 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 03:00:12 ID:???
乙です。

パスを上げるメリットは他の人がいろいろ挙げてるし
ディアス対策にもなるね。本編のディアスはタックルよりカットがかなり低い
FWなのでシュート&ドリブル特化で十分って意見も根強いし
人によっては納得が難しいってのはわかるけど

私見だけど、特化しようとして練習失敗するのが1番ダメージでかい
その失敗分を他に回していた場合に比べ、板野が確実に弱くなっていくので。
成功した時のメリットは大きいんだろうけど、一時的なものでもあるし。

187 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 09:05:36 ID:???
特価型はいつまでも能力上昇が賭けのような確率でしか上がらないからね

188 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 18:57:11 ID:???
ちなみに今回の技の破り方だけど
原作を参考にすると
飛ばされる地面の上に橙が乗って
地面を投げた直後の輝夜の腕を掴むと何故か飛んで行かない
はず

189 :188:2015/01/27(火) 20:21:08 ID:???
誤爆しましたごめんなさい

190 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 20:43:43 ID:???
そうか、説明ありがとう
理由は分かった

少し気になった理由が主人公ptがそれでためられるかどうかと
ワンツーで低い球にしてマグナムボレーを打つ必要があるのかということ
確かに新必殺のボレーはできるかもしれないけどマグナムボレーは消費ガッツ300で
新必殺も消費300で現在新必殺のほうが威力は上だということ(あと1上げるのはできるか少し不安)
そこで少し気になった

191 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 22:14:48 ID:???
パスができるとプレイの幅が広がる
たとえば立花兄弟と新田を同時起用して板野をサイドハーフに回して
強引に点を狙いに行くとか

まあこういう自分は中里のドリブルを鍛えたかったのだが

192 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 23:00:59 ID:???
11以上が出ても負けるくらい低いステが多いと主人公pt
取り逃しちゃうから、そういう意味でもパス強化はいいと思う。

193 :森末(仮):2015/01/27(火) 23:26:07 ID:???
>A.「いいよ。 でも絶対に返してよね!」
==============================================================
石崎「えっ、いいのか!? サンキュー、板野!」

悩んだ末、板野は石崎に矢車から買った"銀の弾丸"のネックレスを貸す事にした。
大事な友人から贈られたものではあるものの、石崎もこれまで寝食を共にしてきた中で板野にとって友人とも言うべき間柄となっていた。
ならばその彼になら信頼をして貸してもいいだろうと思えたのである。

板野からネックレスを受け取った石崎は、早速と言わんばかりに自身の首にそれを提げ、
満足そうな顔をして喜ぶ。

石崎「いやー、いいの貸してもらっちゃったぜ!
   これがあればフランスのかわいこちゃん達も……ムフフ」
板野「(い、石崎……)」
松山「(絶望的に……似合ってない……)」

しかし、そんな石崎の姿を見て、板野と松山は苦笑いしか浮かべる事が出来なかった。
例えお洒落なアクセサリーを身に着けていても、それを身に着ける者が"アレ"ではどうしようもない。
馬子にも衣装ならぬ猿にもネックレスという有様を見せつけられた彼らは、
石崎に恥をかかせてはならないと考え、あくまでもそのネックレスは身に着けないようにと言い含める。

石崎「えー、なんでだよ? 折角貸してもらったんだから身につけなきゃ損だぜ」
板野「き、気持ちはわかるけど……そんなのしてたら多分監督に怒られるよ?」
松山「ああ、そうだな。 見上監督、そういうのに厳しそうだし」
石崎「うっ……そ、それもそうか。 わかったよ……」
板野・松山「「(ホッ……)」」

彼らの言葉を受けて石崎は渋々といった様子でネックレスをポケットに入れた。
それを見て板野達はこれで石崎がフランスの女性たちに笑われる事は無いと安心をし、
早めに荷造りを終えて就寝をするのだった。

※石崎に銀の弾丸のネックレスを貸しました。

194 :森末(仮):2015/01/27(火) 23:27:32 ID:???
そして翌日、板野達は予定通り国際Jrユース大会の開催地、フランスに入国をした。

若島津「さァやってきたぞ。 遠征最終目的地、フランスパリに!」
板野「(最終目的地って言うけど、結局遠征で行ったのって西ドイツとフランスだけなんだよなぁ)」

思わず脳内で若島津の言葉にツッコミを入れながらも、移動をする板野。
彼らは空港に今到着したばかりであり、これより市内のホテルに移動する為バスターミナルへ向かっている最中であった。
ぞろぞろとメンバー達が歩く中、その先頭集団から更に先の位置で話し込んでいたのは見上と三杉である。

三杉「結局、練習試合はハンブルグとの一戦だけでしたね」
見上「だが結果的にはそれで良かったのかも知れん。皆あの引き分けに満足せず猛練習を繰り返したのだからな。
   多かれ少なかれ、その練習で成果を上げた者達がいる。 後はみっちり基礎的な能力を鍛え上げればいい」
三杉「それで、どうです? スタメンは固まってきましたか?」

選手でありながら兼任としてコーチも務める三杉は、見上と共に大会でのベストメンバーについて話し合っていた。
キャプテンでないのにこれだけの権限を持っている辺りは、流石に兼任コーチと言わざるを得ない。

見上「……正直、悩んでいる。 板野、松山、中山。 ここまではまず確定だ。
   だが、他については流動的だからな……」
三杉「(板野の相方を誰にするか……実力的には立花兄弟だが2枠使う。 新田はシュート以外殆ど出来ないに等しい。
    MFも岬くんの実力が未知数で、他は殆どどんぐりの背比べ。
    DFは……SBは早田と中里でいいだろうが、3バックにした場合には中山、次藤、中西とCBで固める可能性もある。
    GKについても、若島津と若林……どちらを使うか悩ましいだろうな。 僕が監督でもきっと悩むに違いない)」

195 :森末(仮):2015/01/27(火) 23:28:38 ID:???
現状それぞれのポジションで圧倒的な実力者と言えるのは板野、松山、中山の3名である。
単独で最高級の火力を出せる板野に、猛特訓で実力を向上させ更に強力になった松山と中山。
彼ら以外はほぼ流動的であると言え、見上がスタメンを固定する事に悩むのも三杉には理解できる事であった。

見上「君は基本的に後半から使っていくつもりだ。毎試合、アップを欠かさないでくれ」
三杉「はい(このチームにおいては、僕の存在がそのまま切り札になる。 いつでも万全の状態で出られるようにしておかなければ)」
見上「さて……皆、大会は3日後だ。 今日1日は完全休養日とするからゆっくり体を休めておけ」

ざわ…… ざわ……

全日本メンバー「休んでて大丈夫か?」「いや、でも確かにくたくただぜ」「大会にコンディションを合わせなきゃ意味ないもんな」

ある程度三杉との会話が一段落ついたところで、見上はメンバー達に振り返り今日1日の練習の禁止を伝えた。
ハンブルグとの試合が引き分けに終わった事が尾を引き、未だに焦るメンバーも多かったものの、
実際に彼らの身体は連日の練習で疲労をしていた為、監督に対する異論は巻き起こらなかった。
一同が納得をした事を確認した見上は、再び前を向き歩きはじめ、メンバー達もそれに習うのだが……。

板野「(あ、片桐さんだ!)」

その折、不意に板野の目に留まったのはかつて出会いマグナムシュートを披露した全日本サッカー協会関係者にして、
見上同様ちょっと悪い大人の片桐である。
恐らくは先に現地入りをしていたのだろう彼は、先頭にいる見上と二、三、言葉を交わすと一同の邪魔にならぬよう横に寄り、
歩いていくメンバー達をサングラス越しに見つめている。

板野「(どうしよう、片桐さんに何か話しかけようかな?)」

196 :森末(仮):2015/01/27(火) 23:29:56 ID:???
A.「片桐さん、お久しぶりです!」 普通に声をかける
B.「なぁみんな、見てみろよ。 日本人だ。 多分俺達を応援してるファンだぞ」 片桐をファン扱いしてみる
C.「なぁみんな、見てみろよ。 室内なのにサングラスかけてるぞ。 変人だ」 片桐を変人扱いしてみる
D.「(いや、別にいいや。 そこまで親しくないし)」 会釈だけしておく
E.その他 板野くんい言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>184-186 乙ありです
>>188-189 いえいえ、お気になさらず。

197 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 23:30:41 ID:KaxgwSuU
A

198 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 23:31:25 ID:X1SHSO1+


199 :森末(仮):2015/01/27(火) 23:55:57 ID:???
>A.「片桐さん、お久しぶりです!」 普通に声をかける
============================================================
片桐「ああ、板野。 久しぶりだな」

集団から離れ、1人で片桐の元へ歩み寄り頭を下げて挨拶する板野に、
相変わらず目の隠れるサングラスのせいで表情が読めないまま返事をする板野。
彼らに対して大多数の全日本メンバーは、一体板野が挨拶しているのは何者か?という表情を浮かべるのだが、
唯一面識のある松山と三杉は納得をした表情である。

松山「(サッカー協会の人だっけ……今回もその関係でここにいるんだろうな)」
三杉「(ふむ……なるほど。 以前から板野とは知り合い様子だったが、板野は彼に目をかけられていると考えた方がよさそうだな)」

こうして2人が同じものを見て違う解釈をしている中、板野と片桐は会話を交わしていく。

板野「どうして片桐さんがここにいるんです?(そういえば具体的にこの人がどういう仕事してるか知らないや、俺)」
片桐「こうして国際大会をする上では、スタッフの手は幾らあっても足りないからな。 裏方として、補佐に回らせてもらっているのさ。
   何より、大会でお前たちがどれだけの成績を残せるのか、それをこの目で見てみたかったからな。
   この遠征にも、お前たちは気づかなかったかもしれないが途中から同行させてもらっていたのさ」
板野「(……本当に仕事してるのかなぁ、この人? さて、どうしよう? 何か片桐さんと話しておく事はあるかな?)」

A.「そういえば大会での全日本の前評判ってどうなってるんですか?」 全日本の前評判を聞いておこう
B.「大会で当たるチームの詳細、まだ聞けてないんですよね。 教えてくれませんか?」 大会であたるチームの詳細を聞こう
C.「フランスで合流する岬は? てっきりここで合流すると思ってたんですが」 岬について聞いてみる
D.「ところで片桐さん、ロベルト=本郷って知ってます?」 ロベルトについて聞いてみる
E.「ところで片桐さんってなんでいつもサングラスしてるんですか?」 サングラスについて聞いてみる
F.いや、別に話す事はないや
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

200 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 23:57:18 ID:IOj3GMtc
B

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