キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】

1 :森末(仮):2015/01/24(土) 22:25:03 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1397051465/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。

その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
そして舞台は世界へ。まず全日本Jrユースは遠征試合第一戦目であるハンブルグと対決。
西ドイツに留学をしていた若林、更に西ドイツの皇帝の異名を持つシュナイダーと強敵揃いのクラブチームを相手に、
3−3の引き分けという結果に終わる。
引き分けながらも世界の壁を痛感した全日本Jrユースメンバーは猛特訓を開始。
一方で原作・本編とは違う現象が起こり始める影で、ある者達が暗躍をしていたのだが……?

201 :森崎名無しさん:2015/01/27(火) 23:57:20 ID:+qWWCuCc
B

202 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 00:00:06 ID:???
もしかしたら、岬君を探せをするハメに?
「おれのいえはかねもちだ
いたの かねもちは いいぞ」

203 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 00:18:33 ID:???
G 極秘プロジェクトの来生ディアストレード計画は上手くいったんですか?

204 :森末(仮):2015/01/28(水) 00:45:42 ID:???
>B.「大会で当たるチームの詳細、まだ聞けてないんですよね。 教えてくれませんか?」 大会であたるチームの詳細を聞こう
==================================================================================================================
板野が気になったのは、大会で当たるチームの詳細であった。
森末からイタリアの強化とアルゼンチンの弱体化を聞いてから早数日。
ようやくそれを聞いた時の驚きから落ち着いてはきていたものの、
もしも他の国にも同様の変化が起こっていたとしたならば、早めに聞いておきたいと思ったのである。

この板野の質問に対して、片桐は暫時の沈黙の後、淡々と答えを述べ始めた。

片桐「キャプテンであるお前には話しておいてもいいだろうな。
   まず、覚悟を決めておけ。 全日本が入ったグループ……グループDにいるのは各国強敵。
   南米の雄、アルゼンチン。 そしてカティナチオと呼ばれる守備を持つイタリアの2国だ」
板野「(アルゼンチンとイタリア……やっぱり予選で当たるのはその2つなんだな。
    ん? アルゼンチンと、イタリア? ……イタリアとアルゼンチンじゃなくて?)」
片桐「1戦目、大会初日はアルゼンチンと。 2戦目はイタリアとの試合になっているぞ」
板野「(あれーっ!? 順番が入れ替わってるのー!?)」

全日本が入った予選グループD。
そこにいたもう2つの国は、アルゼンチンとイタリアの2国であった。
ここまでは板野の予想通りだったのだが……想定外の事がここでまた1つ起きた。
本編、原作共に1戦目はイタリアで、2戦目がアルゼンチン。
しかし、片桐から出た言葉はその逆――2つの国との対戦順序が入れ替わっていたのである。

思わず狼狽する板野であったが、落ち着いて考えてみればむしろこれは願ったりかなったりである。
弱体化したアルゼンチンと、強化されたイタリア。
どちらと先に戦いかと言われれば、間違いなく前者なのだから。

板野「(アルゼンチンで覚醒とかしてからイタリアに臨めるもんな。 むしろ入れ替わってくれてありがたかったよ)」

205 :森末(仮):2015/01/28(水) 00:47:31 ID:???
その後、板野は続けて他のグループの国についても詳しく聞いた。
具体的には原作でも本編でも目立っていたフランス、ウルグアイ、そして西ドイツの3国である。
或いはこれらの国にも強化か弱体化が行われてるのではないかと考えた板野だったが……。
幸いにも、片桐の口からはそのような事実は出てこなかった。

板野「(ウルグアイには火野、西ドイツは東ドイツの奴が入ってたりしないかと不安だったけど、その心配も無いのかな)」
片桐「因みにその3国だけでなく、フランスと同グループのイングランドも要注意だぞ。
   ……もっとも、DFのロブソン以外は決してタレントが豊富とは言えないのだがな」
板野「(……あ、イングランド忘れてた。 まぁ、地味だもんなぁ……)」

因みに板野がすっかり存在を忘れていたイングランドの情報も片桐は告げたのだが、
板野としてはなるほど強化は無かったのか程度の感想しか出なかったという。

とにもかくにも、話を纏めた結果、やはりイタリアとアルゼンチン以外に大きな変化は起こっていないようである。
このまま順当に行けば、アルゼンチン、イタリアと戦い予選を突破し、準決勝でフランスと対決。
そして決勝では西ドイツと雌雄を決する事となるだろう。

板野「(問題はまず予選を勝てるかどうかだよなぁ。
    いくら弱体化してるって言っても相手はディアスだし、イタリアは4人も主力が復活してるし……)」
片桐「今後も俺は裏からお前たちをサポートさせてもらう。 
   ……板野、俺に出来るのはサポートだけだ。 結果を残せるかどうかは、お前たち次第だぞ」
板野「は、はい!」

こうして発破をかけられた後、板野は一同に置いて行かれないよう慌ててバスターミナルへと向かった。

片桐「(アルゼンチンにイタリア……かつての俺達の世代では、まず勝つ事など考えられなかった国だ。
    だが、今の日本ならば……板野程のストライカーならば、イタリアのカティナチオも必ず破れる筈だ。
    頼むぞ、板野……)」

206 :森末(仮):2015/01/28(水) 00:48:52 ID:???
改めて板野は全日本メンバーに合流すると、そのままバスに乗り込みホテルへと向かった。
ホテルに到着するや否や、一同は割り当てられた部屋に直行し荷物を整理。
今日1日は完全休養日と言われていた為に彼らもゆっくりと体を休めるつもりらしい。

板野「ふぅ、それにしても今回は1人につき1部屋割り当てられるんだなぁ。
   これはこれで快適だけど、なんだかちょっとさみしいな」

そうやって独り言がつい出てしまうのも、寂しさのせいか。
ベッドに座りながら板野も疲れた体を休めていたのだが、
ここまで毎日練習をしていた為にこれはこれでなんとなく落ち着かないし、
石崎達のやかましい声が無いというのも気になってしまう。

板野「どうしようかなぁ。 練習を禁止されてるだけで、散歩とかはしていいみたいだし外に出てみようか?
   それとも誰かの部屋に遊びに行ってみようかな? いや、でもしっかり体を休めるのも大事だ。
   うーん……」

A.折角フランスに来たんだ。散歩に行ってみよう
B.外に出るのは疲れる。誰かの部屋に遊びに行こう(更に選択)
C.今日はじっと部屋で休んでおこう。
D.森末が気になる

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

207 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 00:49:25 ID:X9xw4dz2
A

208 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 00:51:13 ID:MLA1MruQ
A

209 :森末(仮):2015/01/28(水) 01:02:13 ID:???
本日は一旦ここで区切らせて頂きます。
そろそろ大会が始まるので、それに合わせていよいよ板野くんの新シュートの名前を決めたいと思います。
沢山のご意見を貰いましたが、全てを選択式となると票がバラけてしまう為、
ある程度こちらで厳選をして纏めさせてもらいました。ご了承ください。

板野くんの新シュート(シュート力+10、吹っ飛び係数2、ガッツ300消費)の名前を決定します。

A.ネオマグナムシュート
B.ロケットマグナム
C.マグナムアッパー
D.44マグナムシュート
E.スクリューマグナム
F.バーストマグナム
G.アサルトマグナム
H.ジェットマグナム
I.マグナムトルネード
J.ウイングマグナム
K.スカイマグナム

現在から22:00までに1番多く入った票で決定します。
メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

それでは、お疲れ様でした。

210 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 01:03:57 ID:EM95dMpc
A 乙

211 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 01:06:28 ID:7DDdxADE
F

212 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 01:08:04 ID:X9xw4dz2
E

213 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 01:08:56 ID:EKrr2qAg
D

214 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 01:10:13 ID:fELEQtjY
F

乙でした!

215 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 01:12:45 ID:MLA1MruQ
A

216 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 01:27:38 ID:GiwY55R2

提案者なので

森末(仮)さん、連日の更新、乙です。

217 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 01:32:23 ID:LI+kJT8M
F

218 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 06:51:24 ID:INRMBKxQ
F

219 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 07:17:41 ID:i1j/8dX+
F

220 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 07:49:48 ID:t8DhuKQw
A

221 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 08:33:16 ID:Qg1FfHsc
F

222 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 10:20:27 ID:YzcrjVB6
A

223 :森崎名無しさん:2015/01/28(水) 12:01:21 ID:8RT8a6gg
A
バーストももう一段階上にとっておきたい

224 :森末(仮):2015/01/28(水) 23:50:07 ID:???
A5票、D2票、E1票、F6票 となりましたので、
板野くんの新シュートの名前は『バーストマグナム』で決定させていただきます。
どうも皆さん、沢山の投票ありがとうございました。

>>210 >>214
乙ありです。

>>216
どうも乙ありです。こちらこそいつもご参加ありがとうございます。

225 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 00:01:08 ID:???
次は順当にマグナム・フルバーストと予想

226 :森末(仮):2015/01/29(木) 00:26:44 ID:???
>A.折角フランスに来たんだ。散歩に行ってみよう
===================================================================
板野「そうだな、大会中はゆっくり観光なんて出来ないだろうし、折角だから散歩に行ってみようかな」

こうして板野は今日の予定をフランス・パリの街を歩く事に決めた。
単独で見知らぬ街――しかも外国の街を歩くという事に少々怖さはあったものの、
ここはキャプテン森崎の世界。幸いにして共通語は板野の話す日本語である。
仮に何かトラブルがあったとしても、言葉が通じるなら何とかなるだろうという判断によるものでもあった。

早速板野は街へと繰り出すと近くを流れる河原を歩き、
日本ではお目にかかれないようなモダンな造りの橋を渡り、
まるっきり日本とは違う町並みをおのぼりさんよろしく珍しげに見ながらゆっくりと自由な時間を満喫する。

板野「(そういえばここ最近はずっとサッカー、サッカーでこうして落ち着く時間もなかったもんな。
    サッカーは確かに好きだけど、たまにはこうやってのんびりするのもいいや)」

久しぶりのサッカーから離れた日常でリフレッシュした板野は、
やがて折角だからとフランスの名所であるエッフェル塔を間近で見るべく向かったのだが、
そのエッフェル塔の真下に来た所で……。

先着1名様で、

★世界のライバル達?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→栗毛の謎の男を発見……あれは一体?
ダイヤ→金髪をちょんまげにしたイタリア人を発見……あれはまさか!?
ハート→おや?同じ日本人を発見……あれはまさか!?
スペード→金髪美形のフランス人を発見……あれはまさか!?
クラブ→金髪のガタイのいいイングランド人を発見……あれはまさか!?

227 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 00:27:04 ID:???
★世界のライバル達?→ クラブJ

228 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 00:28:34 ID:???
ウホッ

229 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 00:34:26 ID:???
栗毛は誰だったんだろうね。

230 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 00:46:50 ID:???
パッと思いついたのは猪狩まm・・・
じゃなくてファンベルグさんだな

231 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 00:48:06 ID:???
??「広角打法を教えますね」

232 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 00:49:16 ID:???
ピピンさんだろ

233 :森末(仮):2015/01/29(木) 01:02:53 ID:???
>★世界のライバル達?→ クラブJ ★
>金髪のガタイのいいイングランド人を発見……あれはまさか!?
=============================================================================
エッフェル塔に到着をすると、当然有名な観光地であるが為に多くの観光客がごった返していた。
その中に入ると板野のような身長の低い者はすぐに埋もれてしまうのだが、
逆に大柄過ぎて周囲から浮き目立っている者も存在した。

板野「(うわっ、デ、デカい……)」

当然その者は板野からも確認出来、あまりの巨体に板野は驚いてしまう。
次藤や中西のように巨漢の存在する全日本で慣れていたつもりではあるが、
板野が小心者なのかよくいるタイプの日本人なのか、まずその人物が外国人であるというだけで威圧感を感じてしまう。
何よりも板野が驚いたのが、その男は決して太っているという訳ではなく、
服の上からでもわかってしまう程に全身に筋肉をつけていたという事だった。
次藤たちを悪く言うつもりはないが、彼らに比較をすればその引き締まった肉体はある種の美に富んでいたと言って過言ではないだろう。

板野「(凄いなぁ、あれだけ強そうな肉体をしてるって何かスポーツやってるのかな?
    って……あれ? なんだか見た事ある顔してるぞ?)」

身体から目を逸らし、その人物の顔を見た所で……ふと板野は以前その顔をどこかで見たような気になった。
とはいえ、当然ながら板野には外国人の知り合いなど先日出会ったハンブルグの者達くらいしか存在しないし、
彼程の肉体の持ち主ならば名前を憶えている筈である。
何かの思い違いか、はたまたデジャ・ヴというものなのかと板野が思いかけたその時。
不意に板野の視界に入ったのは、その男が肩から背負っていたスポーツバッグである。
一見するとただのスポーツバッグだったのだが、
そのバッグの隅には彼が所属をするだろうチーム――ナショナルチームの国旗が描かれてあったのだ。

234 :森末(仮):2015/01/29(木) 01:03:54 ID:???
板野「(へぇ、代表選手なんだ。 あの国旗は……確かイングランドのだっけ?
    イングランド……イングランド……えっ!?)も、もしかして……ロブソン!?」
ロブソン「む?」

そしてその国旗を見て逡巡した後、板野は思い出した。
彼こそがイングランド代表のキャプテンにして、
テクモ版ではサイクロンをあっさりブロックする事もある程の実力者――ロブソンであるという事を。

あまりの驚きに声を上げた板野に対して、自身の名が呼ばれて振り向くロブソン。
当然これまで面識の無い板野が自身の名を呼んだ事にロブソンは不思議そうに首を傾げるのだが、
板野はどうしたものかと考えつつも、声をかけてしまった形になったのだから無視は出来ないだろうと彼に近づき挨拶をする。

板野「ご、ごめん、突然大声で呼んじゃって……えっとその、イングランドJrユースのキャプテン……ロブソンくんだよね?」
ロブソン「ああ、そうだが……失礼だが、君は?」

改めて確認をすると、ロブソンは肯定しつつも板野を怪訝な目で見る。
彼が板野を何者か、と思うのも当然の話である。
仮にこれがロブソンの地元であるイングランドならば、Jrユースレベルながら知名度のある彼が街中で声をかけられるのもわかる。
或いはフランスでも地元の熱狂的なサッカーファンが、
将来フランスの敵となるであろうサッカー先進国であるイングランドの未来を担う選手たるロブソンを知っていたとしても理解できる。
だが、板野は見るからに日系人――とてもではないが、サッカーを知っているようには思えない。
一体そんな板野が、どうして自身の名を知ってるのかとロブソンが疑問を持っても無理からぬ事だろう。
よって、板野はまず自己紹介をする事とした。

板野「俺は板野……板野住明。
   今度このフランスで行われる国際Jrユース大会に参加する、全日本のキャプテンなんだ」
ロブソン「ふむ? 全日本?」

まずは名前を伝え、それと同時にサッカーに携わる者、このたび行われる大会に参加をするという事も伝える。
これを聞いて、ロブソンはまじまじと板野を見つめ……。

235 :森末(仮):2015/01/29(木) 01:05:27 ID:???
先着1名様で、

★ロブソンの知識→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ロブソン「いいなぁ、ニホン……どうして同じ島国なのに料理の美味さに格差があるんだ……?」 なんか愚痴られたんだけど
ダイヤ→ロブソン「確かハンブルグを相手に3−3の引き分けに終わったんだったな」 全日本を知っていた!
ハート・スペード→ロブソン「なるほど、だから俺を知っていたという事か」 普通に納得してくれました
クラブ→ロブソン「東洋からも招待国がある、とは聞いていたが……そうか、ニホンか」 日本が参加する事自体知らなかった……


本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

236 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 01:05:48 ID:???
★ロブソンの知識→ ハート4

237 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 09:07:24 ID:???
Jokerわろた

238 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 10:10:22 ID:???
ただ、デザート系は中々美味しいんだよね。ごてごてしていなくて
紅茶とサンドイッチも絶品だよ!

自分がびっくりしたのは、ノルウェー料理ででかいトナカイステーキが出たことかな…

239 :森末(仮):2015/01/29(木) 21:09:21 ID:???
>★ロブソンの知識→ ハート4 =ロブソン「なるほど、だから俺を知っていたという事か」 普通に納得してくれました★
==========================================================================================================
やがて納得をしたように、ロブソンは首を縦に振った後、改めて板野に自己紹介をした。
ロブソン――本名ビリー=ロブソン(フルネームはこの時板野も初めて知った)は、
その体格からは想像もつかない程に紳士的であり、
例えサッカー後進国の日本代表である板野を相手にも決して見下すような真似をせず律儀に応答をする。
思っていた以上に好意的に接してもらえた為か、板野もこれには機嫌を良くし、
2人は人が多く話し合うには不適切なエッフェル塔から離れた公園へと移動をしながら道中で様々な話をしていたのだった。

ロブソン「ニホンのグループは他にアルゼンチン、イタリアがいたか。
     南米の強豪、それにイタリアは今大会の優勝候補にも挙げられるチームだ。
     厳しいグループに入ってしまったものだな」
板野「イングランドだって開催国のフランスと同じグループだろ?」
ロブソン「ああ。 マレーシアはなんとかなるとしても、フランスは強敵だ。
     キャプテンであるピエールの実力もさることながら……(地元開催というのはそれだけで厄介だからな)」

出会ったばかりの彼らの話題となったのは、やはりこれから始まる大会について。
ロブソンが全日本が配置されたグループDが死の組だと指摘をすれば、
板野もまたイングランドの属するグループCには地元開催国であるフランスが入っている点を注意する。
グループA、グループBはそれぞれ西ドイツ、ウルグアイ以外に強豪国がいない為にそれぞれが予選突破するのは誰の目にも明らかだったが、
全日本とイングランドだけは決して易々と決勝の舞台に上がるのは許される状況でなかったと言えるだろう。

板野「(そもそも、俺が知ってる限りだと……イングランドは予選で敗退する運命なんだよな。
    ロブソンには悪いけど、日本が勝ち上がっても準決勝で当たるのはフランスなんだ。
    ……さて、どうしよう。 ここはロブソンに何か言っておこうか?)」

240 :森末(仮):2015/01/29(木) 21:10:37 ID:???
A.「とにかく、大会ではお互いベストを尽くそう」 無難に挨拶をして別れる
B.「準決勝で会える事、楽しみにしてるよ」 イングランドに発破をかける
C.「ところでロブソンっていい体してるよね。 どういう鍛え方してるの?」 ロブソンの筋肉を触ってみる
D.「フランスはピエールだけじゃないよ。 ナポレオンってFWにも注意しておいた方がいい」 ナポレオンの情報を与えてみる
E.「ロブソンってDFだったよね? ちょっと勝負してみないか?」 勝負に誘ってみる
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

241 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:11:25 ID:+DM3udRc
A

242 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:12:18 ID:O7OGTSoM
D

243 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:15:54 ID:IvtcIa7I
D

244 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:16:03 ID:i0jURmds
D

245 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:16:23 ID:Gb59VXRY


246 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:19:46 ID:???
イングランドのいるグループにマレーシアがいるのか、単にマリーシアと間違えたのか

247 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:22:20 ID:???
フランスも審判がフル出場しそうなのを考えると事実上の強化がされてるね
顔ぶれが変わっていなくても強化

248 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:23:51 ID:???
イングランドもテクモには他にもそこそこなやつがいた気がするから出るかも分からん
岬とピエールの出会いもないしもしかするともしかするかもしれぬ

249 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:25:01 ID:???
イングランドにシンプソンなんかがいたら普通に勝ち上がってきそう

250 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:34:03 ID:???
イングランドのリネカー リアルだと20年の現役で一度もカードをもらったことがない名選手

251 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:38:21 ID:???
>>246
確か、マレーシアも招待されているはずだよ。あんまり目立たないけど

252 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:50:32 ID:???
まさかのクスタ無双でマレーシアが予選突破…ないな

253 :森末(仮):2015/01/29(木) 21:54:11 ID:???
>D.「フランスはピエールだけじゃないよ。 ナポレオンってFWにも注意しておいた方がいい」 ナポレオンの情報を与えてみる
======================================================================================================================
ここで板野はロブソンにナポレオンの情報を与えた。
元々、フランスでのスター選手といえばピエール。
攻撃に守備にとその実力の高さは世界でも屈指のレベルであり、DFとしても通用するほどのものだった。
しかし、逆にこの世代のフランス代表はピエール以外はまるでザコと言っても差支えが無い。
ハッキリ言って、世界レベルですらない――それこそ日本の中学サッカー大会に出てきたモブと大差無いレベルなのである。

そんな中で、唯一ピエールを助ける事が出来る存在――それがFWのルイ=ナポレオンであった。
粗野で粗暴な性格ながら、その実力は確か。
ピエールには一歩及ばないまでも、キャノンシュートとピエールとの連携はフランスにとってなくてはならないものである。

ロブソン「ナポレオン……ふむ、聞いた事は無い名だが……(もしも隠し玉がいるのだとすれば、警戒にこした事は無いな)」

これらの情報を与えた所、ロブソンはじっくりと考えるように顎に手を当ててから吟味し始めた。
無論、ロブソンも馬鹿ではない。
偶然道端で出会っただけの、敵国の選手から与えられた情報を鵜?みにするような真似はしない。
だが、ここまで短い時間ではあるものの板野と会話をした事でそれなりには彼の人となりを知り、
また、ロブソンの事を知っていた板野の情報収集力を信じてもいいのかもしれないと考えたのである。

ロブソン「情報提供感謝する。 ホテルに帰ったら、早速調べてみるとしよう」
板野「うん(確かナポレオンはフランスに途中で合流をしていた筈だしな。 まだ知らなくて当然だよね)」

その後、2人は握手を交わし、それぞれのホテルへと戻って行った。
本編でも原作でも地味であり、イマイチ活躍の場に恵まれなかったロブソン。
そんなロブソンと会話を交わし、あまつさえそれなりに性格などを掴めた板野は、ホクホク顔でホテルへと帰って行った。

鉄壁とも言える守りを有するイングランド。
彼らと全日本が激突をするのは、遠い未来の話である。

254 :森末(仮):2015/01/29(木) 21:55:42 ID:???
そして明くる日、全日本Jrユースはこのフランスで現地調整をする事となった。
午前中は軽く流し、午後からはみっちり基礎的な能力の向上に取り組む。
大会前にメンバー全員の能力の底上げをしようという狙いである。

見上「そして、今日から新たに加わる全日本の代表選手を紹介する」
岬「岬太郎です。よろしく!」
松山「岬、久しぶりだな!」
石崎「元気だったか岬!?」
早田「ああ、コイツが噂の岬太郎か」
次藤「俺達は始めてタイ」

また、この日、とうとう全日本Jrユース最後のメンバーが合流をした。岬太郎である。
彼が見上に紹介されながら挨拶をすると、すぐさま松山や石崎ら交流のある者は囲いながら談笑。
逆に岬を知らない者達は、遠巻きに彼を見ながらその実力の程はどうなのかと懐疑的な目を送る。

板野「(ああ……とうとう出たか、岬。 どうやって付き合って行ったらいいのかわからないなぁ)」

そのどちらにも属さなかったのが板野であった。
彼は岬を知っているが知らない――この世界で彼に出会った事は無かったが、読み物として彼の性格をよく知っていた。
それだけに、大いに悩んでいたのだ。

岬太郎という人物は、表面上は人当りがよく優しく温厚、周囲に敵を作らず味方が多い博愛主義者と言うべき性格をしていた。
だが、それはあくまでも表面上である。
内面では狡い程に計算高く、常に利害などを考えながら動く現実主義者。
板野はその岬の性格自体を嫌っていた訳ではないのだが、どうやって彼と関係を結べばいいのかイマイチ距離感が掴めなかったのだ。

板野「(こちらに害をなす事はなくても、内心何を思ってるかわからないのって怖いもんな。
    どうしよう? 俺も岬に何か挨拶しておこうか?)」

255 :森末(仮):2015/01/29(木) 21:56:44 ID:???
A.「やあ岬、俺はキャプテンの板野。 よろしくな!」 キャプテンである事をアピールしておこう
B.「君の話は聞いてるよ。 俺は板野、よろしくな!」 無難に挨拶しておこう
C.「なあ松山、俺の事も紹介してくれよ」 松山を介して岬に紹介してもらおう
D.「みんな、離れろ! そいつからは嘘の匂いがプンプンするぜ!」 岬の詐欺師の仮面を暴いておこう
E.「みんな、話は後だ。 今は練習に集中しよう!」 会話を打ち切り練習を開始する
F.「(やめておこう。 触らぬ神に祟りなし)」 ここはマグナムスルーだ!
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>246 >>251
マレーシアはグループCに属していますね。
本編でも原作でもやられ役になってしまっていましたが。

>>248
岬とピエールは、実は既に会っています。
描写をしていないだけで、岬が翼と出会う前に会っていました。

256 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:57:49 ID:+DM3udRc
B

257 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:57:53 ID:O7OGTSoM
A ミサキーヌ!

258 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 21:58:38 ID:lmOqIFq+


259 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 22:05:47 ID:???
本編では若島津のファールを誘ったり、
考えてることは悪いことでも
やってること自体に悪印象はないんだよなあ

260 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 22:51:13 ID:???
あ、すまん。ひょっとしてBは地雷だったかもしれない
岬のこと全然聞いていなかったかもしれない

261 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 22:52:45 ID:???
合宿で同部屋の松山と石崎が話していたから大丈夫では

262 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 22:53:57 ID:???
すまん、心配しすぎだった

263 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:01:24 ID:???
君の話は聞いているよ
なんでも相当稼いでるようだね?

264 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:02:18 ID:???
G ミサキーヌ!一緒に地獄の兄弟になろうよ!
レッツ勧誘

265 :森末(仮):2015/01/29(木) 23:44:59 ID:???
>B.「君の話は聞いてるよ。 俺は板野、よろしくな!」 無難に挨拶しておこう
================================================================================
岬「うん、よろしくね!」ニコッ
板野「(……笑ってる。 笑ってるんだけど、笑ってるのかなぁ? 怖いよー)」

板野が挨拶をすると、岬は実に爽やかな笑顔で応対をした。
一見すれば本当に"良い人"が挨拶に応えてくれたのだと思う所だが、板野としては複雑な心境である。

岬「(話を聞いてると、彼は中心人物みたいだし……何よりキャプテンのようだ。
   仲良くしておかないとね。 僕としては松山か若島津がキャプテンの方がやりやすかったんだけどなぁ)」

言うまでもない事だが、板野の考える通り、岬は実に利己的な思いで板野の事を見ていたという。

その後、全日本メンバーは住友コーチ指導の下練習に精を出した。
いきなり練習に参加をした岬が、果たして大会までにチームになじみ連携を上手く出来るのかという懸念もあったが、
彼は持ち前の技術と他者を観察する眼でよく周囲に合わせ、溶け込んでゆく。

見上「ふむ、これならばスタメンとして使っても問題は無さそうだな」
三杉「MFは松山を除けばどんぐりの背比べでしたからね。 それに比べれば岬くんは頭一つ抜けている」
見上「(問題は練習で動けていても試合で同様の動きが出来るかどうかだな。
    若林はGKだからまだいいとしても、フィールダーともなればそうはいかん……初戦のアルゼンチン戦は考えねばならんか)
   ところで三杉くん、改めてベストメンバーは考えてきてくれたかね?」
三杉「ええ……かなり迷いましたが、一応」

練習風景を見ながら、大会に向けての対策を練っていく見上と三杉。
岬が加入をした事で貧弱な中盤は大いに改善をされたと言ってよかったが、それでもまだまだ悩みは尽きない。

266 :森末(仮):2015/01/29(木) 23:46:20 ID:???
前夜に予め現段階でのベストメンバーを決めてくるように言われた三杉は、
ポケットに入れていたメモを見上へと渡してから私見を述べ始めた。

−J−F− J政夫 F和夫
−−H−− H板野
−−−−−
G−I−E G小池 I松山 E岬
−−−−−
D−B−C D早田 B中山 C中里
−−A−− A次籐
−−@−− @若島津

三杉「DFはすんなり決める事が出来ました。 突出した実力者が4人固まっていましたからね」
見上「うむ。 そしてFWは立花兄弟と板野……MFは3人で、小池を入れたか」
三杉「板野の相方を誰にするかは難しかったですが、やはり実力的には立花兄弟が1番かと。
   フォーメーション次第では、新田などを入れてもいいかもしれませんが。
   MFについては松山、岬くんとで固定されていますから後1人を誰にするだけかの問題でした」
見上「(そこで小池か。 ……まあ、左SHをやらせるとなったら奴か沢田かの二択だろうからな)」
三杉「(この合宿で思った以上には伸びなかったんだけど、大会で急成長する可能性もあるからな……)」

FWについてもMFについても、見上から見てみて違和感と呼べるものはなかった。
強いて言うならば小池の起用くらいなものだが、実際MF陣は五十歩百歩である為に誰が宛がわれても難しいと言った所だろう。
見上が注目をしたのは、GKである。

見上「若島津、か……」
三杉「ええ……正直、かなり迷いました。 ですが、若林よりは若島津の方が起用の価値があるかと」
見上「理由を聞かせてもらおうか」
三杉「あれを見てください」

267 :森末(仮):2015/01/29(木) 23:47:28 ID:???
若林と若島津。
西ドイツで修行をした天才キーパーと、国内最強の称号を得たキーパー。
彼らの内どちらを正GKとして起用するかはメンバー達の中でも両論が出る程の議題であったのだが、
三杉は若島津を起用した方がよいと判断をした。
理由を問う見上に対して、三杉はゴール前で練習をする若島津に視線を向けるよう促す。

バッ ガギィィンッ! バシュウウウウウウウウウウウウウッ!!

若島津「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」

バチィッ!!

政夫「うっ……」
和夫「お、俺達のデルタツインがキャッチされただって?」

そこではポストを蹴って飛んだ反動で高く飛びながら放つツインシュート――デルタツインを相手に、
自身も同じくゴールバーを蹴って飛びあがりながら強引にボールをキャッチする若島津の姿があった。

三杉「今までの若島津には浴びせ蹴りでの競り合いくらいでしか若林に勝る部分は無かったと言えます。
   ですが、あのセービング――三角飛び・改は若林のセービングを上回っている。
   競り合い、セービングと一歩抜き出た事があるのならば彼を起用するのがいいと判断しました」
見上「確かにな……だが、あれもかなりの体力を消耗するようだが」
三杉「仰る通りです。 ……ですから、先ほどのメモには立花兄弟と若島津の同時期用をしていましたが、
   状況によっては若林を使う事も考えた方がいいかもしれません。
   酷いケースなら、彼ら3人だけで交代枠を全て使う計算になってしまうかもしれませんからね」
見上「万一の負傷などを考えても、交代枠を全て使うというのは出来る限りやめておきたい所だからな」

こうして見上達が見守る中、全日本メンバーは大会が始まるまで、基礎的な練習を繰り返した。
ハンブルグとの闘い、そこで知った世界の壁、その差を埋めるべく各々が考えて行った修練。
それらはやがて実を結び、彼らに世界と戦うだけの力を与えるのであった。

※全日本メンバーの全能力が+3されました。

268 :森末(仮):2015/01/29(木) 23:48:29 ID:???
しかし、それだけで満足する者はいなかった。
板野である。

板野「若島津……いきなりめちゃめちゃ強くなってたな……あれじゃ、マグナムシュートじゃアッサリ取られる」

今日の全体練習で見た、若島津の新セービング――三角飛び・改。
若島津は立花兄弟のデルタツインだけでは飽き足らず、松山の北国シュートに新田のジャンピング隼ボレー。
その他の全日本の必殺シュートと言える必殺シュートを、問答無用で止めていた。
それらの光景を見ただけで、板野にはわかった。 今の若島津には、自分のマグナムシュートすらも通用をしないと。

板野「その為にも、早く新必殺技を俺も開発しないと……!」

若島津の新たな力を見ていよいよ焦りを抱いた板野は、この日も夜間になって特訓に精を出していた。
既にある程度新必殺シュートの片鱗は見えてきており、しかし後一歩が足りない。
マグナムシュートに"ノビ"というアクセントをつける事は出来たのだが、
そこから更にHOP−UPさせる事に板野は苦心をしていたのだ。

板野「とにかく練習、練習だ! もう一発!」

それでも板野は諦めず、練習を繰り返した。
全ては全日本優勝の為、まだ見ぬ強敵たちからゴールネットを揺らす為である。
そして、もう何度目か数えるのもウンザリする程のシュートを放とうとするのだが……。

森末「おーい、板野〜」
板野「ふぇっ!?」

グギッ!

瞬間、不意に物陰から飛び出してきた森末に声をかけられ大いに動揺をしてしまう板野。
体勢を崩し、シュートフォームも崩れ、足は軽く地面を擦ってしまいその反動で板野は思わず痛みを感じてしまうのだが、
一度振り下ろした足はそのままボールを捉えて思い切りよく放たれる。

269 :森末(仮):2015/01/29(木) 23:50:08 ID:???
バギュッ……バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ! ブオオオオオオオンッ!!

板野「たたた……あれっ!?」
森末「……ワオ」

そして、信じられない事が起きた。
明らかに不自然な形から放たれたとしか思えないシュートは、確かに威力自体はマグナムシュートに数段劣るものだった。
体勢を崩している中でいつも通りの力が発揮できる筈が無い為、それは必然と言えるだろう。
だが、それと同時に――シュートはある一定の距離を進んだ後、突如浮き上がったのである。
それは正しく板野が目指していたHOP−UPの軌道であり、今までのシュートでは決して為しえなかった動きであった。

板野「ま、まさか……これって……」

その動きを見た瞬間、板野はピンと閃いた。
自身が先ほどのシュートを打った状況、それからの動き。
それらはかつて板野が見知っていた特定のシュートに酷似していたのだ。

森末「ど、どうしたんだい板野?」
板野「森末、ちょっとごめんね。 試したい事があるんだ。
  (あまり強くし過ぎると怪我の恐れもあるしシュートの威力も殺される。 深くならないように……)」

ブオンッ! チィイイイイッ!!

困惑する森末を尻目に、板野は再びボールを足元に置くとシュートフォームを取り、その右足を大きく振り下ろした。
先ほどとは違い、ダルビッシュに教わった通りの理想的なシュートフォーム。
先ほどと同様なのは――その足が、軽く地面を擦った事である。

板野「いっ……けええええええええええええええっ!!」

バギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

270 :森末(仮):2015/01/29(木) 23:51:41 ID:???
これまでに培ってきたボールに"ノビ"を伝わらせる技術を駆使し、放たれたボール。
深くではなく、軽く擦っただけの為に最後までボールを蹴りぬけた為にそのシュートはマグナムシュート並――。
否、"ノビ"も加わっている為にいつも以上の速度と威力で突き進み……。

ギュバアアアッ!! バゴォンッ!!

やがて板野の読み通り、"HOP−UP"をして木に激突をするのだった。

板野「で、出来た……! ついに新必殺シュート――"バーストマグナム"完成だ!」

それを見た瞬間、板野は疲れていた体を大きく飛び跳ねさせて喜びを表現した。
彼が考えていたもの――それは本来ならばこの世界にはおらず、
しかし何故か存在し……現在は森末と板野の家にて"抜け殻"のような状態となっている日向が会得をした技。
地面を蹴る事による反動によって浮き上がらせる性能を持った、"雷獣シュート"であった。

無論、板野とてそれを安易に出来るとは思っていなかったし、やろうとも思わなかった。
彼は自身の足腰の強さにはそれなりの自信を持っていたが、
それでも地面を蹴る事で怪我をする恐れなどがあるとも考えていたのである。

だが、森末が飛び出してきて"運良く"軽く地面を擦ってボールを打ったとしても、
そのキック力自体が高ければ実戦で使っても問題が無いレベルで球が浮き上がる事を発見したのだ。
実際の"雷獣シュート"に比較をすれば、恐らく威力もノビもHOP−UPも落ちるのだろうが、
マグナムシュートの改良という目的は達成したといっても過言ではないだろう。

271 :森末(仮):2015/01/29(木) 23:53:09 ID:???
森末「おめでとう板野。 本当にあんなに浮き上がるシュートを習得出来たんだね。 たまげたなぁ……」
板野「森末のお陰だよ! ありがとう、森末!」

しばらくそうして喜んでいた板野であったが、やがて森末が祝福をしてくると、
トコトコと歩いてきた森末を持ち上げて感謝の言葉を述べる。
偶然とはいえ、森末が話しかけた事で板野の集中が切れ、バランスを崩した事で完成をしたシュートである。
板野が感謝をすると森末は照れくさそうにしながらも、コホンと咳払いをしてから地面に飛び降り、
改めて板野へと向き直ると手を上げてその口を開いた。

森末「いよいよ国際大会も始まるけど、準備はいいかい?」
板野「なんとか新シュートも完成したしね! ドンと来いだよ!」
森末「うん、その意気だ。 翼も森崎も日向もいない。 ……いやまあ、日向はいるけど、いない全日本。
   イタリアも強化されているというのに、それだけの強い気持ちが持てるのは君の長所だね」
板野「もう負けたくないからね。 誰が相手でも関係ないさ」
森末「そこで僕も君の手助けになるかと思って、ちょっとアイテムを持ってきたんだ。
   受け取って貰えるかい?」

ここまで管理者でありながら、イタリアの強化やアルゼンチンの弱体化などなど、
思っていた以上に変化をし始めている世界に困惑し板野に迷惑をかけていると感じていた森末。
彼はせめてもの板野の助けになればと思い、何やら板野にとって役立つアイテムを持ってきたのだという。

板野「え、何をくれるの!?」
森末「君はストライカーにしてはちょっとガッツが心配だろう?
   マグナムシュートを覚えたくらいなら丁度よかったけど、これからは多分300消費をガンガン使っていく事になる。
   それで現状のままだと厳しいと思ってね。 こいつを持ってきた」

言いながら森末が取り出したのは、透明な瓶に入った無色の液体。
森末の話によると、これを飲めば体力がつき今までよりも疲れにくくなるというのだが……。

272 :森末(仮):2015/01/29(木) 23:54:14 ID:???
板野「え、なんか苦そうだなぁ……何のラベルも貼ってないっていうのも怪しいし……」
森末「大丈夫大丈夫、へーきへーき、へーきだから。 ほら、ぐびっと飲んで」
板野「もがもが」

少しためらう板野に、森末は強引にその液体を飲ませた。

先着1名様で、

★森末の栄養ドリンク→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

出た数値×10、板野の最大ガッツが上昇します。

※板野が「バーストマグナム」を習得しました!

273 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:54:35 ID:???
★森末の栄養ドリンク→( 5 + 5 )=★

274 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:54:50 ID:???
グッド!

275 :森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:54:52 ID:???
★森末の栄養ドリンク→( 2 + 4 )=★
バリアン式ダイスロール

276 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 00:00:27 ID:???
超イタノじゃないのか

277 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 00:00:47 ID:???
ここでも若林は基本第二キーパーとかかわいそう

278 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 00:01:37 ID:???
相性的にアルゼンチン戦は若林がスタメンのはずだから…(震え声)

279 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 00:01:54 ID:???
中西ェ……

280 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 00:04:32 ID:???
ディアスの情報ないんだよな

281 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 00:33:18 ID:???
フランス戦は本編も翼、日向はいなかったなあ
日向は後半途中から出てるけど

282 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:23:38 ID:???
>★森末の栄養ドリンク→( 5 + 5 )=最大ガッツ+100!★
==================================================================
ぐび……ぐび……

森末に顔を押さえつけられ、強引に謎の液体を飲まされる板野。
苦いどころかその液体は無味無臭であり、そのくせやたらとドロッとしており、有体に言ってしまえば気持ちの悪い飲み物だった。
全てを飲み終えた所で森末から解放された板野はオエーと声を出すのだが……。

板野「……あれ? なんだかずいぶん体が軽くなった感じがするなぁ」

先ほどまで練習に次ぐ練習で疲弊しきっていた体は、やけに軽く感じ、
まだまだ動けそうな程に体力が残っている事を板野は実感する。

森末「ふふふ、どうだい? なんだか体力がついた感じがしない?」
板野「う、うん! 今なら試合でどれだけ動き回っても平気な気がするよ!」

実際には超火力のシュート――バーストマグナムを打つ事などを考えれば、
あまり他の行動に体力を割けないかもしれないが……。
それでも以前に比較をすれば格段に向上をした体力に、板野は満面の笑みを浮かべながらもう一度森末に感謝をした。

森末「僕に出来るのはこういった手助けだけさ。 試合に勝てるか……大会で勝ち上がって行けるかは、板野!
   君と、君たちにかかってるよ」
板野「うん!」
森末「僕も影ながら応援してるからね。 頑張って!」
板野「森末に格好いいところ、見せてあげるからね! 任せてよ!」

その後、2人は笑顔で別れ、公園を去って行った。
板野にとって森末はこの世界で唯一の自分がこの世界ではない事を知る者であり、
森末にとって板野は自分の力不足のせいで本来あるべき世界に返す事が出来ない"プレイヤー"。
大会中に会う機会は少なくなろうとも、彼らの間には確かな信頼という名の絆が出来上がっていた為、
離れる事も決して怖くは無かった。

283 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:24:39 ID:???
こうして全日本Jrユースが大会に向けて最終調整をしていた頃。
他の国もまた練習を行い、大会に向けた調整を行っていた。

シュナイダー「そこだっ!!」

ギュウンッ! ドガァッ!!

カルツ「ぐわあああっ!?」

フランス、パリの一角にある練習場では西ドイツJrユースの面々が練習を行っていた。
対全日本戦ではハットトリックを遂げたものの、前評判のような強烈なインパクトを与える事が出来なかったシュナイダー。
彼はその突破力に更なる磨きをかけ、確実にシュートチャンスを作れるだけの下地を作り上げていた。

カルツ「おー、いてて。 シュナイダーちゃん、勘弁してくれよ。 大会前に怪我しちゃたまんねーぜ」
シュナイダー「フッ、その程度で怪我をする程ヤワじゃないだろう?」
シェスター「なんとまあ、大した足腰だことで」
マーガス「反則スレスレだな。 下手すりゃカードが出るプレイだぜ」

技を完成させ、小さく笑みを浮かべるシュナイダーの周囲には自然とチームの選手たちが集まっていた。
ハンブルグの頃からの友人であるヘルマン=カルツに、ブレーメンのフランツ=シェスターとマンフレート=マーガス。
彼ら4人が西ドイツの主力選手であり、その中でも別格であるシュナイダーには誰もが敬意を持って接している。
カリスマ性と妹に対する愛情を除けば常識人であるシュナイダーを、誰もがキャプテンであると認めていたのだ。

シェスター「ところでカルツ、シュナイダー。 ニホンにニンジャはいたのか?」
マーガス「(またはじまったよ、シェスターのニンジャマニア……)」
シュナイダー「……俊足と言える者達はいたが、ニンジャかどうかはわからん。
       やたらとデカい男を土台にして飛ぶ双子もいたが……」
シェスター「ムムッ! それは恐らくスモウレスラーだな……。
      スモウレスラーは実力者程ドヒョウではなく空中で戦うと聞いた事があるぞ!」
カルツ「(本当かよ……)」

284 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:25:44 ID:???
そんな常識人たちで固まっていた西ドイツであったが、シュナイダーの妹愛同様に弱点を抱える者もいた。
やたらとニンジャに固執をするシェスターである。
彼はハンブルグが全日本と戦い、自身が所属するブレーメンが練習試合を取りやめた事で残念がっていたのだが、
この合宿中で何度も繰り返しシュナイダー達に日本の事について問いかけてきていたのだ。

シェスター「他には? 他にはいないのか!?」
シュナイダー「……そうだな。 GKで、飛び出しの時に手でなく足でクリアーに来た奴がいたぞ。
       『キエー』とか奇声を発しながらな」
シェスター「何!? それは……恐らく、ジゲンリューのサムライだな! ニンジャいる所にサムライあり!
      やはりニホンにはニンジャが存在していたのか……!」
シュナイダー「(サムライか……確かに、俺達と引き分けに終わりながらも満足のいっていなかったあの様子。
        そして、1点目の後に俺に言い返してきたキャプテンに、最後のシュートを止めたキーパー。
        ……いずれも気迫にあふれていたな。 あれは正しくサムライのそれだった)」

熱心に聞いてくるシェスターをあしらいながら、追憶に耽るシュナイダー。
特に彼の気がかりとなっていたのは、自身のシュート――本気のダイレクトファイヤーを弾き飛ばし、
見事防いで見せた若島津の事であった。

285 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:26:50 ID:???
シュナイダー「(……大会では逆のブロックだったな。 会えるとすれば、決勝か)」
マーガス「……なぁカルツ、GKなのに足でクリアーって本当か?」
カルツ「これが本当なんだな。 ちなみに……そいつぁシュナイダーちゃんのファイヤーショットを止めよったぜ」
マーガス「なにィ!?」
カルツ「同じ空中戦を戦場とするお前さんは特に気を付けとけ、場合によっちゃ無力化されるぜ」

マーガスにとって、空中戦は自身にとって唯一とも言える長所である。
その空中戦で、自身と同じ程の実力者でもあるシュナイダーが止められたと聞き、マーガスは気を引き締め、
カルツは尚も興奮をしているシェスターを見て肩を竦める。

カルツ「(なんだかのう……これだけの盛り上がりをしてちゃ、ニホンと当たりそうな気がしてきたわい。
     ……しかもなーんか嫌な予感がするぜよ)」

本編において全日本と最多の対戦回数を重ねてきたカルツ。
彼の嫌な予感が当たるか否かは、数日後に判明するであろう。

286 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:28:14 ID:???
バッ! ポーンッ! ワーワー!

ストラット「バンビーノ、こっちだ! 俺に持って来い!」
バンビーノ「オッケー!(と、見せかけて……)」
ジェンティーレ「ふん、そう簡単に通すと思うなよ!」
ヘルナンデス「待て、ジェンティーレ! ストラットはおとりだ! このパスは……」
ランピオン「俺へのボールだ! それっ!」

一方、イタリアJrユースの面々もまた紅白戦を行い大会に向けて練習をしていた。
本来の歴史からは考えられない程に充実をしたフィールダーに、いい雰囲気の練習ムード。
誰の間にも確執が無く、伸び伸びとプレイをする彼らを監督であるカルシスは満足げに見つめていた。

カルシス「(ヘルナンデスとジェンティーレのディフェンスは正にカティナチオだ。
      今大会、守備力ならば間違いなくウチがNo.1だろう。
      加えてストラット、ランピオンのFWも西ドイツのシュナイダー達に勝るとも劣らない。
      唯一中盤だけが懸念とも言えるが……フフフ、一気にカウンターを仕掛けて中盤をスキップしてもよいのだ。
      ウチと肩を並べる程の優勝候補と言える西ドイツは攻撃力は高いが守備に関してはあまりにもお粗末。
      前と後ろ、どちらも強固なこちらが有利なのは誰の目からも明らかだな)」

ヘルナンデス「ジェンティーレ、今のはお前の判断ミスだ。
       西ドイツにも主力と呼ばれるFWはシュナイダー以外にマーガスもいる。
       要注意人物がシュナイダーとはいえ、片方も無能ではないんだ。 決して疎かにするなよ」
ジェンティーレ「わかっている! さぁ、もう一本だ!」
ランピオン「(シュナイダーか……直接当たるポジションじゃないのに、恐怖を感じるのはなんでだろう)」
ストラット「(俺にはシュナイダー程の決定力がある訳じゃない……このままじゃいけないのはわかってるんだが……。
       ええい、練習に集中だ! 俺は俺! 例えストライカーとして現段階で劣っていたとしても、試合に勝てればいいんだ!)」

こうして一同は練習に明け暮れた。
今大会、西ドイツと並んで優勝候補の筆頭として挙げられる彼らに、油断の2文字は無かった。

287 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:29:17 ID:???
バゴォンッ!

ボッシ「ぐべっ!?」
フェレーリ「へぶりっ!?」
ナポレオン「オラオラ、どうした! お前らそんなんでよく代表が務まってやがるな!!」

そして地元フランスの練習場――ここでは札付きのワル、暴れん坊とすら揶揄される男。
ルイ=ナポレオンが暴虐の限りを尽くしていた。
無論、それが練習によってのものだというのは間違いないのだが、彼のプレイスタイルは板野同様パワーに任せたもの。
板野は流石に練習中はそれをセーブするものの、ナポレオンには手加減という概念がなかった。
当然、実力が圧倒的に下である他のフランス選手たちは為す術も無く吹き飛ばされてゆく。

バシィィイイイッ!!

ナポレオン「うおっ!?」
ピエール「……ラフプレイをするなとは言わん。 だが、もう少し考えてやるんだな。 大会前に欠員を多数抱えて棄権したいのか?」

唯一、このナポレオンに対抗を出来たのはキャプテンであるピエールであった。
粗野で乱暴なナポレオンとは対極に位置するような、温和で冷静とも言えるピエール。
強烈なキャプテンシーも併せ持つ彼を相手には、流石のナポレオンも何も言えないのか悪態をつく事もなく。
それでも悪びれた様子も無いまま、むしろ自身の突破を止めたピエールを拍手をして称賛する有様である。

ナポレオン「さっすがキャプテン、その調子で大会でも頑張ってくれよ」
ピエール「何?」
ナポレオン「攻撃は俺、守備はアンタ。 他の連中が役立たずな以上、役割分担は必要だろ?
      大丈夫大丈夫、パスを回してくれりゃ決めてやるって。 ハーッハッハッハ!!」
ピエール「(くっ……こんな奴に頼らねばならんとは……)」

余りのナポレオンの傍若無人さに苛立つピエールであったが、それでもフランスが彼に頼らねばならない事はわかっていた。
彼の言うように、ピエール以外の選手達は皆が皆まるで役立たず――ピエールも口にはしないが、実際にそうは思っていたからである。
その後もピエールがその都度注意をしても、ナポレオンの態度は終ぞ治らなかった。

288 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:30:19 ID:???
アルゼンチンメンバー「そらっパスが甘いぞ」「気を抜くな!」
ディアス「よォみんな、やってるな!」
アルゼンチンメンバー「えっ!?」「監督! それにディアス!」

フランス郊外の練習場――ここを貸しきり練習をしていたのは、アルゼンチンJrユースであった。
ヨーロッパ視察を終え、ようやく合流を果たしたディアスとバルバスが彼らに声をかけると、
一同はどこか不安そうに……それでもディアスが来てくれた事に安堵をしながら、彼の元へ駆け寄ってくる。

アルゼンチンメンバー「ディアス、どうだったんだ?」「西ドイツ、ハンブルグは……」「イタリアは……」
ディアス「……いいから落ち着けよ皆。 そんな不安そうな顔するんじゃねぇ」
コーチ「バルバス監督……どうだったんですか?」
バルバス「……西ドイツ、イタリアは当然として、ハンブルグと引き分けに終わったニホン。 こちらも警戒が必要だ」

ざわ…… ざわ……

アルゼンチンメンバー「そ、そんな!」「ニホンはサッカー後進国じゃなかったのか?」「同じグループだったよな、確か……」

彼らの不安の種は、やはり大会で当たる各国の情報だった。
優勝候補と言われる西ドイツ。そして、同じグループに入ってしまったイタリア。
果たして自分たちに勝てるのか――頼れるものがディアスしかいない現状で、勝ち抜く事が出来るのか。
不安だった気持ちは、更に同組の全日本がハンブルグと引き分けたという情報を聞いて更に拡大する。
いよいよざわめきが大きくなった所で……1人の男がポツリとつぶやいた。

アルゼンチンメンバー「……あの4人がいてくれたら」
バルバス「! 言うな!」

瞬間、監督であるバルバスは厳しく叱責した。
あの"4人"がいてさえくれれば、優勝は間違いなしだというのに……という思い。
それは誰もが思っているからこそ、口にしてはならない言葉――。
バルバスの叱責を聞き、一同はシィンと静まり返る中……ディアスは小さくため息を吐いてから一同に口を開いた。

289 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:31:33 ID:???
ディアス「おいおい、お前たち何言ってんだよ? アルゼンチンにはこの俺、天才ファン=ディアス様がいるんだぜ?
     誰がいなくなろうと、優勝は間違いなしだって!」
アルゼンチンメンバー「あ、ああ……」「そうだ、よな」「ディアスがいるんだ!負ける筈はない!」

ディアスの陽気な一言を聞いて、ようやくアルゼンチンメンバーは元気を取り戻した。
不安要素があれど、それでも、ディアスはいる。
全国から選りすぐりのメンバーを集められたアルゼンチンメンバーの中でも、ディアスの存在感は圧倒的であり、
彼さえいてくれれば負ける筈が無いという気持ちもメンバー達の中にはあったのである。

ようやく暗い顔が鳴りを潜めた一同を見ながら、冷たい笑顔を浮かべるディアス。

ディアス「(そうさ、俺は天才ファン=ディアス。 予選で敗退なんて真似、許されないんだよ)」

孤独なファンタジスタは、無謀な戦いを前にしても決して一歩も退く気はなかった。
天才と呼ばれる者には、常に結果が求められるという事を彼は誰よりも知っていたのである。

290 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:32:42 ID:???
こうして各国が準備を進め、いよいよ大会が明日まで迫った頃。
板野は自室で明日に備えて早めに就寝する準備を整えていた。

板野「いよいよ明日が開幕か〜。 ドキドキするなぁ。
   さて、もう寝る準備は出来たけどこれからどうしよう?
   誰かの部屋に行ってみるのもいいかもしれないし、
   監督と明日のアルゼンチン戦について話してもいいかもしれないな」

A.このまま寝る
B.誰かの部屋に遊びに行く(更に分岐します)
C.見上の部屋に行く

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

291 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 01:33:27 ID:ESfNpoGk
C

292 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 01:33:31 ID:7lxZswFY
B

293 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 01:33:58 ID:iu2PpD0o
B

294 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 01:34:59 ID:???
スタメンはランダムでいくのか

295 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:38:50 ID:???
>B.誰かの部屋に遊びに行く(更に分岐します)
==================================================================
板野「そうだなぁ、誰かの部屋に行ってみようっと。
   問題は誰の部屋に行くかだけど……どうしようかな?」

※全日本Jrユース参加者の名前を「1名」記入してください。
 コーチとして参加している三杉、既に合流している若林も選択出来ます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

296 :森末(仮):2015/01/30(金) 01:39:52 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

297 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 01:41:24 ID:ESfNpoGk
三杉

298 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 01:59:49 ID:iu2PpD0o
三杉

299 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 02:21:28 ID:???
みんなの能力値を聞けるのなら聞きたいな

300 :森崎名無しさん:2015/01/30(金) 07:30:14 ID:???
あの四人
残り二人はサトルステギとバビントンかな?
そうでなければWYのアルゼンチンは手強そうだ。

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0ch BBS 2007-01-24