キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/06(金) 23:57:19 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【悩むな】鈴仙奮闘記25【斬れば分かる】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1420820255/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
選抜大会で活躍し、全幻想郷代表の一員となる事を目標として来た鈴仙はある日、
自身が『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補に選ばれている事を知る。
それは霊夢や紫達幻想郷に敵対し、以て幻想郷の価値観を覆すという壮大な計画。
全幻想郷の一員として戦うか、それとも幻想郷を敵に回すか。 大会後の鈴仙には今、二つの選択肢が設けられていた。
全幻想郷代表選抜大会予選リーグ第3回戦・西行寺亡霊連合との試合を2−0で勝利した永遠亭ルナティックス。
予選リーグを全勝で終え、決勝トーナメントの一位通過が確定した鈴仙達だったが、鈴仙の表情は苦い。
鈴仙の友人にして西行寺亡霊連合のFW・魂魄妖夢の迷いと決意を知ってしまったからだ。
「ただ、強くなりたい」。それだけを願って、野心溢れる政治家・豊聡耳神子の軍門に入ろうとする妖夢の道は、
果たして本当に正しかったのか。鈴仙にも、妖夢本人にも分からぬ問いへの答えは見つからない。
――しかし、鈴仙には立ち止まって友を顧みる猶予すら与えられない。
鈴仙の成長による幻想郷の崩壊を怯える境界の妖怪。その式が今、主の命令を超えて、鈴仙に接触しようとしていた。
721 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:05:26 ID:???
〜大会12日目・午前・固定イベント〜
【決勝トーナメント・一回戦第一試合】
−妖怪の山・モリヤスタジアム−
*******************
<決勝トーナメント スケジュール>
午 前 午 後
11日目 休 み 休 み
12日目 聖徳×妖精 永遠×守矢
13日目 紅魔×妖怪 地霊×博麗
14日目 …………… ……………
―――――――――――――――――――
鈴仙「……予感通りというか、案の定と言うか。私達の一回戦の対戦相手って、守矢みらくるずなのね」
ウサギB「まあ、リーグと通過順位で大体決まっていますから」
鈴仙達ルナティックスは大会12日目の朝、既に決勝トーナメントの会場に入っていた。
ルナティックスの試合は今日の午後からであるが、さりとて今日の午前の試合も見逃す訳には行かない。
佳歩「――あっ、出てきましたよ。聖徳ホウリューズのメンバー! それに妖精さん達も……」
パスカル「さて、どっちが勝つかな。準決勝は、出来るだけ楽な方が来てくれれば良いが」
何故なら、今から行われる試合――Aブロック1位の聖徳ホウリューズ対Bブロック2位の妖精大連合――の勝者は、
それ即ち、鈴仙達永遠亭ルナティックスの準決勝戦の相手となるのだから。
人が零れ落ちそうな程の満員、耳が張り裂けそうな歓声の中、両チームはフィールドへと出て行く。
どうやら、もう間もなく試合開始のようだ。
722 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:07:00 ID:???
永琳「一点特化の選手達を、豊聡耳神子の指導力と集団戦術で巧みに操作し、岬太郎がそれを補佐する。
それが聖徳ホウリューズの強みでしょうけど……」
慧音「だが、光るタレントでいえば、妖精大連合だって負けてはいない。
あの来生という少年のドリブルは間違いなく幻想郷でもトップクラスだ。
それに――ほら、今日のGKは最近幻想入りしたジノ・ヘルナンデスという少年。
彼のセービング能力は姫君にも並ぶ。聖徳ホウリューズが得点するのは楽では無いぞ」
永琳と慧音に限らず、スタジアムに押し寄せる人妖はそれぞれがそれぞれに勝敗を予想していた。
聖徳ホウリューズが勝つと信じる人間に、妖精大連合がまた奇跡を見せてくれると信じる妖怪。
混沌とした感情の渦は、まるで誰かに踊らされているかのように容易く熱を帯びてくる。
輝夜「……今日も「いる」みたいね。政治家さんの遊撃舞台。観客席の12人目」
輝夜は「今日も良い天気ね」という感じの口調で鈴仙に耳打ちしてきた。
鈴仙「確かに、あの感情を操るらしいお面の妖怪――秦こころが居たら、また厄介ですよね。
もしも暴動が起きたら、……姫様。その時は壁になって下さい」
輝夜「常識的に考えて逆でしょうが! 姫が壁役のゲームとか見た事無いわ!?
肉壁はモコシア君にでも任せとけばいいのよ!!」
鈴仙「じょ、冗談ですよっ(モコシア君になって、さらばサッカーされたら一番困るのは姫様でしょうに……)」
と、鈴仙と輝夜はそんな会話を交わしていたが。
――結論から言えば、この試合では暴動は起こりそうで……結局、起こらなかった。
723 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:08:01 ID:???
――ピィィィィィィィィィィィィィィィィッ!
バシッ……バシッ……バシッ……。
リリーW「い、いきなりパス回しですか〜!?」
リリーB「馬鹿にしてるのかしら……?」
サニー「手抜きなんてズルいわよ! 全力で点取って勝ちにいきなさいよー!!」
神子「――まさか。私は君たちを尊敬していないし、手を抜いてもいない。
全力で君たちに勝とうとしている、ただそれだけさ。 ……それ、岬君!」
バシュウッ! ……パシッ。
岬「――すまないね。僕も本当はこうしたくはないのだけれど」
キックオフ後、ボールを得た聖徳ホウリューズはその組織力を攻撃に活かさず、完全に中盤でのパス回しにのみ利用した。
パスにおいて幻想郷トップクラスの水準を誇る神子と岬。
そして、万が一の零れ球には彼女達流のトータルフットボール――『和を以て貴しとなす』が発動し、決して隙を見せない。
――このまま、パス回しで試合が終わるのではないか。
観客の誰かがそう思い始めた前半26分。試合は幸運と策略が交錯し、思わぬ方向に大きく動く事となる。
一回だけ、トップ下の大妖精が得意の『スパイラルパスカット』で、岬の『グリーンカットパス』を完全に奪い取り、
来生へとパスを繋ぐ事に成功し。
724 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:09:17 ID:???
来生「そりゃっ! マントの姉ちゃん、そのヘンな髪型直した方が良いぜ〜!」
ダッ、ピョ〜〜〜〜ンッ!! ……スタッ!
神子「……流石だね、来生君。 ――でも、君に髪型の事は言われたくないかな」
来生「ハッハァ! それほどでも無いぜ!!」
――来生はそのまま、前方にいた神子のプレスを『クリップジャンプ』で完全に回避する。
このプレーは少なくない観客に、先の妖怪の山FC戦で見せた来生劇場の開幕を期待させた。
しかし。このプレーは結果として、来生や妖精大連合にとって、悪い方向に動いてしまった。
神子「……(――来生哲兵は、より多くの人数を抜けば抜くほど調子を増していく。ならば……)
……皆! それ事は独り断むべからず! 人数を掛けてPAを固めろ!!」
ホウリューズメンバー「「「「はっ!!」」」」」
バッ……バババッ………。
来生「あ……なんだあ?」
チームメンバーは神子の号令に従うと、トータルフットボールらしい流れる動きを一斉に放棄しPAに向かう。
十人の声を同時に聞き取る能力を持つ彼女は、人間の欲や気質すら読み取る。
古明地さとりの読心能力にも近い能力を持つ神子は、この時点で来生の能力と特性を完全に把握していた。
――だが、神子達の勝利に賭ける悪辣さはこれだけに留まらない。
彼女はこの策を保険とし、それ以上に卑怯で汚い作戦を考えていたのだ。
725 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:10:20 ID:???
高杉「(神子さまがしゃくを振りかざした! これは俺の出番だ!)――やい来生! 俺の事を覚えているか? 覚えてないだろうなァ」
来生「当たり前だ!」
神子は自身の配下の高杉に、ちょっとした仕掛けを仕込んでいた。
高杉は神子の指示に従い、バイタルエリアでボールを持つ来生の注意を惹きつける。
高杉は自分の顔を完全に忘れていた来生に対して、こう野次を飛ばした。
高杉「あーあ、妖精達は本当にズルいよなァ」
来生「……何だって?」
来生は調子に乗った顔を僅かにひきつらせて、ボールを持ちながら高杉に近づいた。
丁度審判や他の妖精大連合の選手に声が聞こえない程度の位置に来生が来た時、高杉は内心でほくそ笑んだ。
高杉「(……来生は何があっても自信を喪失しない。それは少しでもコイツと付き合っていれば分かる事だ。
だが、俺はこう見えてもこいつと長く付き合って来たんだ。だから分かるぞ、コイツの心理的な弱点が)」
高杉は来生のミドルシュート――どうせ撃つ筈が無いのだが――を警戒する振りをして、更に来生へと近づいた。
そして、完全に誰にも声が聞こえず更には口を動かしている事も分からない位置を何故か把握して……彼は一気にこう告げた。
高杉「妖精達は最悪の奴らだよ。
お前やヘルナンデスみたいな馬鹿や変態を、魔法や色香で誤魔化して、そうやって勝ちを掴もうとするんだ。
なあ、知らなかったか? お前がここに来たのも実は、妖精達が八雲紫に土下座してさ、
「ラクして勝ちたいから最高の点取り屋を下さい」って言ったからなんだぜ?
――まあ、可愛い顔して打算たっぷりなアイツらが、バカ正直なお前に本当の事を言う訳が無いけどな。
そうだよ来生。お前は悪く無い。でもな、世界は皆お前と違って打算と裏切りに満ち溢れているんだ。
俺だってそうさ。森崎如きにやられて使えない若林さん……いや若林よりも神子様が素晴らしいと思って裏切った。
妖精達も一緒だぜ? 今でこそお前を慕っているが、もっと強い奴――ディアスあたりが来たら乗り換えるだろうなァ」
726 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:11:52 ID:???
来生「なんだと……?」
来生が高杉の言葉の何割を理解出来ただろうか。しかし、これだけは理解出来た。
来生は彼らしからぬ静かな怒りを秘めて呟いた。
来生「お前、チルノや大ちゃん達の事、馬鹿にしてるのか……!」
高杉「(やっぱり思った通り――来生は、こう見えて仲間との情に弱い!
自分を幾らけなされてもケロリとしているが、こうして仲間をバカにされると、元が感情的だからすぐに火が付く筈だ!)
違う違う、お前を憐れんでいるのさ。折角才能に恵まれているのに、相方や仲間に恵まれてない。
――だってそうさ、滝と井沢も今頃、お前の代わりを見つけて外の世界でヨロシクやってるぜ?
お前の仲間はさ、来生。 みーんな他力本願でへりくだり上手の、無能ばっかりって事だよ」
――そして、高杉が最後の総括を言い終わるか終わらぬかの内に、来生は吼えた。
来生「……どこの誰とも知らないお前が、チルノの理想を語るな。滝と井沢を……バカにするな!」
ダッ! ダダダダダダダダダダダダダッ!!
神子「(思い通り!)」
岬「な、なんてむごい作戦をするんだ……彼女達は(――と、呟いておかないと、イザという時の逃げ場が無くなっちゃうからね)」
727 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:13:08 ID:???
――来生は高杉に向かって単純に突っ込んだ。
自慢のクリップジャンプでも、得意のマルセイユルーレットでも、我流のキスギステップでも無く、ただの直線的なドリブル。
来生は高杉の腹をけ破るつもりで、猛然とPAへと突っ込んでいき――。
高杉「(これで終わりだ! 精々修哲トリオに俺を入れて、修哲カルテットにしようと思わなかった自分を恨むんだな!)
――う、うわあああああああああああああああっ!!」
ドッ、バッタァァァァアン!!
―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
タッ、タッ、タッ………。 ――サッ!
来生「……あんだよ。まだゴールしてないぞ」
妖精の点取り屋・来生哲兵は、審判が翳した赤札と後ろに大きく仰け反った高杉とを見比べて、
――これ以上点を取れない事を知ると、無念そうに溜息を吐いた。
728 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:15:28 ID:???
チルノ「え? 何が起こったの!? なんでキスギが退場してるの!?」
大妖精「……来生さん、間違って高杉さんをPAで吹っ飛ばしてケガさせちゃったみたい。
それで、審判さんがレッドカードを出したんだよ」
チルノ「たかがカードの一枚がどーした! ふーいんされしえぐぞでぃあは五枚集めないと勝てないのよ!」
状況をイマイチ掴みきれていない妖精達は、来生の退場を知っても尚どこか浮き足立った様子。
「NO! 俺は言わない! こいつが勝手に突っ込んだんだ」と慌てて言い訳をする、
高杉のふてぶてしい顔を見ても、彼女達は怒りよりも前にどこか呆けていた。
ヘルナンデス「(……キスギは馬鹿だがそう早急に反則を取られる……奴かもしれないが。
――それでも、今の反則は少し怪しい気がする。 ……しかし、これは参ったな――)」
ただ一人、ゴールを任されたヘルナンデスのみが、この局面のまずさを良く理解していた。
そして妖精達も、これから嫌でも知る事となるだろう。
――点取り屋を喪った事による、損失の大きさを。
729 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:16:59 ID:???
ポーン、ポーン、ポーン……
スター「でりゃ〜〜!! ――だ、駄目だったわ……」
――後半35分。
試合はロスタイムしか残されていないにも関わらず、得点は0−0のままだった。
しかし、額面とは違い、試合の趨勢は大きく聖徳ホウリューズに傾いていた。
点取り屋不在の妖精大連合は果敢にボールを奪おうとし、
また実際に二度か三度、ボールを奪ってみせた事もあったが、そこから先が決まらない。
来生という点取り屋の不在は、現実として妖精大連合にとって大きな痛手だった。
ヘルナンデス「立てるかい、チルノちゃん」
チルノ「馬鹿にするな……大ちゃんから聞いたんだぞ……。
お前は、大人の女の人に強い劣等感を抱いているから、こうしてあたい達みたいな子としかお喋りできないんだ、って……!」
ヘルナンデス「――そこは否定はしないが。君の体力はもう危ない、後は俺に任せるんだ」
チルノ「お前だって、あのとじなんとかに『おーごんの右腕』を使いすぎたせいでボロボロでしょ?
あたいはキャプテンだから、チームメンバーの体調くらい、分かって当然なのよ……」
ヘルナンデス「……! ――そうか、済まない。そう言えば、君も立派なレディだったな」
チルノ「あたいはレティじゃなくてチルノだよ?」
ヘルナンデス「……何でもない、忘れてくれ」
730 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:18:08 ID:???
――ボールを奪えない、ボールを奪っても決める事が出来ない。
これが行き着く果ては――圧倒的なボール支配率から繰り出される、圧倒的なシュートの暴力だった。
最後の壁であるチルノとヘルナンデスは互いに体力の殆どを消耗しており、もはや充分なプレーは出来ない。
むしろ、ここまでを無失点に抑えているのは奇跡だった。
神子「そして、君たち妖精がここまで上がってこれた奇跡ももうおしまいだ」
バイタルエリアには神子が立っていた。チルノにはもう『顔面アイシクルフォール』をぶちかますやる気がない。
ヘルナンデスの『黄金の右腕』は錆びつきかけている。ルナは何もしてないのに転んだ。
後半戦のロスタイム。
岬の渾身のマリーシアにより、神子はフリーキックの権利を得た。
神子はレミリアを撃ち殺したアキュートシュート――『詔を承けては必ず慎め』を放とうとしている。
神子は妖精達を――そして、もしかしたらここには居ない来生に向けて、最後にこう言い放った。
神子「――友人なんてのは、弱き者が縋りつく幻影に過ぎない。
この世にあるのは全て利害関係と、そうでなければ神経症的な錯乱だけ。
生ける伝説となる私には、そんなもの不要だ!」
グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
神子「――来生哲兵。チルノ。そしてジノ・ヘルナンデス! そなたらは、我の聖徳伝説の礎となるが良い!!」
……バッギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
731 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:19:39 ID:???
――ドゴン! バギバギッ……!! バシュンッ! ――ピピィィィィィィイイイイイイイイイッ!!
ピッ、ピッ。ピピィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイッ……!!
ヘルナンデス「(――終わった……、か)」
神子のシュートが弾け、ヘルナンデスの耳には様々な音が流れ込んで来た。
仲間達があっけなく吹き飛ばされる音、自分の右腕が砕ける音、シュートがネットを突き破った音。
ゴールと、試合終了を告げる残酷なホイッスルの音。
そんな中、ゴールを守れなかったヘルナンデスは。
ヘルナンデス「(友人とは、弱き者が縋りつく幻影に過ぎない……か。
俺も前までそう思っていたけれど、本当にそうなのかなぁ……。なぁ、キスギ……皆)」
――と、右腕にじんじんと疼く痛みのせいか、そんな場違いな事を、ふと思うのだった。
聖徳ホウリューズ 1 − 0 妖精大連合 試合終了!
732 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:20:47 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
9ゴール レミリア
8ゴール 鈴仙
7ゴール 勇儀
6ゴール フランドール、来生、射命丸
5ゴール 魔理沙、屠自古、星
4ゴール 諏訪子、森崎、神子
3ゴール 早苗、霊夢、反町、謎の向日葵仮面
2ゴール 神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子
影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、岬
大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
5アシスト 霊夢
4アシスト てゐ、パチュリー、神子
3アシスト 早苗、ピエール、小町、小悪魔、マミゾウ
2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐
1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、アリス、レミリア
衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ
733 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:22:38 ID:???
――と、言った所で今日の更新はここまでにします。
この先は、試合後のエピソードをちょっと書いてから守矢戦ミーティング&自由行動。
そして守矢チームのイベントを挟んでから、試合に入って行こうと思います。
皆さま、本日もお疲れ様でした。
734 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 00:25:19 ID:???
守矢のスパイ作戦2ってどうなったんでしたっけ
735 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/27(金) 00:32:07 ID:???
>>734
すみません、最初やると書いてたかもですが、カットさせて頂きます。
現状でも殆どホームタウンディシジョンは排除できますし、
やってもリターンの割にはテンポが悪くなるだけかなと思いましたので…。
736 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 00:32:54 ID:???
わっかりましたー乙ロット!
737 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 12:10:10 ID:???
決勝トーナメントへの観戦を固定イベントになって残り行動数6だから
さすがに才レベルは大会終了まであがらないかな?
738 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 12:49:47 ID:???
高杉が働いてる外伝を初めて見た気がする。
739 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 13:03:54 ID:???
高杉は外伝でも基本的にどうしようもないからな
740 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 15:30:43 ID:???
というより基礎能力が低くて能力限界が低いから必然的にロングスローでしか...
741 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 16:39:40 ID:???
フォーメーション組むのに大事な要素は大体はつかめたけど
結局、中山は出てくるのかしら
742 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 17:14:57 ID:???
なんか調子に乗り始めた悪い子岬くんはいつか本当に悪い大人の格好の餌食になりそう
というか既に太子の餌食になってるのか
743 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 17:17:00 ID:???
そんな岬くんでも地獄兄弟はいつでも受け入れてくれるから
地獄の金庫番 ミサキーヌ
744 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 17:28:13 ID:???
地獄の金庫番ミサキーヌにスカウトされた妖夢が訪れたのは地獄兄弟でしたとさ
だったら岬も妖夢も地獄ハッピーENDで解決なのになあw
745 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 17:35:43 ID:???
しかし現実は非情
太子「なあ岬の坊っちゃん。岬父に教わらなかったのかい? なぜ悪い子に育っちゃいけないかその理由を!
嘘つき、卑怯者、そういう悪い子供こそホントに悪い大人の格好の餌食になるからさ!」
ああでもこのルートなら最終的に妖夢がロードみょんに進化して太子を壁ドン(物理)してくれるのか
746 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 18:10:29 ID:???
>>744
しかし声で間違えてなぜか牙王と一緒に行動する模様、蛇もいるよ!
乙です
そりゃ予定に妖星じゃなく太子様率いる聖徳ホウリューズが勝つと書いてあったからね
ところで妖夢君、ここに果物があるんだがいかがかね?
747 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 20:26:01 ID:???
とりあえず、うちの病院でナンデスさんを治療しておやり
ついでにファミコンジャンプモードに魔改造しておこう(ニヤリ)
748 :
森崎名無しさん
:2015/02/27(金) 22:52:18 ID:???
今回は前回とは逆にミドルシューターが多い、特に1対1対策が重要
守備は地上戦重視だから妹紅はDFにいらないと見てFWに置いてパスカルをMFでなくDFに置くのもあり
敵に有効な横の揺さぶりを重視するならドリブルパスの上手いパスカルを普通にサイドハーフ起用でもよさそうだけど
749 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 01:32:26 ID:???
こんばんは。
今日も更新……したかったのですが、帰りが遅くなったので、今日はコメント返しのみさせて頂きます。
>>736
乙ロットありがとうございます!
>>737
才レベルについては、決勝トーナメント準決勝(VS聖徳)から上げようと考えています。
行動回数が少なくなった事に対する補充は、
決勝前に予定している、チーム特訓イベントの効果を高める事などで行いたいと考えています。
作中で正式にアナウンスを行います。
>>738-740
高杉は聖徳ホウリューズの一般メンバー内では優秀な部類ですので、結構強いと思います。
>>741
中山さんはそろそろ復帰しますが、とりあえずは中山さん抜きで考えた方が良いと思います。
>>742-745
知略だったら岬も優秀でしょうが、それでもやっぱり神子>>>岬になりそうですね。
盤外戦術についても、もっと面白くできればと思っています。
>>746
乙ありがとうございます。
決勝の相手をぼかしている以外は、基本的に勝ち負けは分かり易くなってます。
>>747
ヘルナンデスの全盛期ですね…w
>>748
戦略考えて下さりありがとうございます。
また試合前ミーティングで、もうすこし詳細な情報も出していければと思います。
それでは、皆さま、また明日よろしくお願いいたします。
750 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 02:29:32 ID:???
乙でした。気候も安定しないのであまり無理しないでください。
それと高杉、センターバックのお前がどうやって「FWの二人とMF一人のトリオ」と連携を取るつもりなんだ。
おバカさんめ、だから変な宗教にハマっちまうんだ……
いきなり仕事ほっぽり出す1/4人前がいたり、
後戻りできない事に気付いてない腹黒がいたり、
ゴール前を放棄する気満々のセンターバックがいたり、
問題児しかいねえ!
この太子、もしかしなくても縛りプレイを好き?
それとも天然でそうするタイプ?
751 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 08:43:00 ID:???
才レベルが上がるのが準決勝からか。個人的には才レベルがあがって
シュート値をあげてから鉢巻を渡したいんだよな。
森崎を打ち破るためにはぎりぎりまでシュート値を上げたかったがさすがに厳しいかな。
752 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 10:04:25 ID:???
乙です。
中山さんは成長限界まで行ってるみたいだし、たしかに頼るとウサギさん達の成長が阻害されるかもしれないね
負けたら元も子もないけど
今試合前に鉢巻渡して、決勝前にドイツ戦に勝って能力値あげる選択肢もあるかな?
もっともこれはドイツ戦で勝利&狂気値管理を求められるやり方だけど
三章からは狂気値なくなる可能性もあるみたいだし
紫洗脳が考えにあるなら、特訓狙いもありか
対象はウサギBちゃんかつかささんかな
その場合狂気値に余裕があれば浮き玉も上げられるかも
印象操作はフェアプレイ精神を覚えれば必要ないかな
一応マリーシア対策になるかもしれないけど、限定的すぎる
レベル3まで上げれるならともかく
三章以降のウサギさん達の出番の可能性はどれくらいかな?
いいこと思い付いた。
ウサギCちゃんを来生のところに修行に出そう
ドリブル大王になって帰ってくるかも
753 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 11:01:39 ID:???
狂気値しだいだけどドイツ戦して勝利した時、全能力+1ってあるけど、
一定値超えていたらあがらない数字とかあるのかな?
754 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 16:16:42 ID:???
ドイツJr.ユースと勝負したい思ってるけど、チーム全員の全能力+1
いくら強いからって、これ程のボーナスもらっていいのだろうか
主人公の全能力+1とモブウサギの全能力+1位で十分なような
755 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 16:46:15 ID:???
布都ももちゃん手駒にしてる辺り太子の見る目と仲間運のなさはお察し
756 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 17:56:13 ID:???
>神子「――友人なんてのは、弱き者が縋りつく幻影に過ぎない。
この世にあるのは全て利害関係と、そうでなければ神経症的な錯乱だけ。
生ける伝説となる私には、そんなもの不要だ!」
こんなことを言うのは仲間や友人と焼き肉でも言って自分の育てていた肉を根こそぎ奪われた
からに違いない
俺も正直家族や友人や仲間が邪魔になる時あるもん
おまけにあいつらホルモン類嫌いなせいで俺頼めないし
757 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 18:30:21 ID:???
太子、その内アプサラスでも作り始めそうだな
758 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:09:53 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>750
乙ありがとうございます。
神子の配下が心元ないのは、自分さえいれば問題無いという自信もあるでしょうが、
多分に人的・財的資源に乏しいという事もありますね。
>>752
乙ありがとうございます。
二部以降も名無しウサギが出て来れるかどうかは、愛次第かもですね。
>>755
布都は実は割と真面目で優秀じゃないかと信じてます…
>ドイツ戦の勝利ボーナスについて
ドイツ戦は裏ボス的な強さを想定していまして、勝利はかなり困難です。
……ですが、全選手の全能力値+1というボーナスは、全選手の能力値が低かった当時を反映しての事でもあったので、
ここは少し見直した方が良いかもしれませんね。
次回テンプレにて正式に修正を加えようと思いますが、ドイツ戦での勝利ボーナスは、
【鈴仙の全能力値+1(53が上限)】位にしようと思います。
名無しウサギの能力値についてはかなり難しい判断ですが、この際一律に上昇は無しとさせて頂きます。
その代わり、今後実施予定の仲間の固定強化イベントにて、名無しウサギの成長は優遇すると思います。
(他の仲間は運良くてフラグ回収のみの所を、ウサギはフラグ回収+全能力上昇、みたいな)
意見を聞いての急遽変更となり申し訳ございませんが、ゲームの円滑な進行のため、ご了承願います。
759 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:11:40 ID:???
実況「試合終了! 決勝トーナメントの第一回戦は、聖徳ホウリューズが1−0で妖精大連合を下しました!
これまで妖精達の根性と、来生選手とヘルナンデス選手のスーパープレイで快進撃を続けたこのチームも、
やはり豊聡耳神子選手を中心とした、完璧な組織力には敵いませんでした!」
ワアアアアアアアアアアアアッ……パチパチパチパチ……。
実況が普段通りのハイテンションで、試合の総括を行っている。確かにその内容には誤りは無い。
来生の退場というアクシデントは確かに痛手だったが、彼女達の敗因の多くは、基礎的な総合力の不足による所が大きい。
そのため、1−0で聖徳ホウリューズが勝ったという結果も、一見そこまで特筆すべき事では無いように思えるが。
しかし、この場には圧倒的な違和感があると鈴仙は思った。
鈴仙「(――確かに、試合結果そのものはそこまで面白くは無かったかもしれない。
だけど……来生君がDFを吹っ飛ばして退場になったり、最後に神子がフリーキックが決勝点を挙げたり、
そこそこ目立つシーンや面白いシーン。腹立たしいシーンもあった筈なのに。……なのに)」
鈴仙はふと観客席から立ち上がり、ルナティックスメンバーを離れた周囲の人妖の様子を観察する。
思い思いに試合の感想を模範的に語る彼ら彼女らは、至極正常だった。
――つまり、感情の激しいうねりが生じる筈のこのサッカースタジアムにおいて、彼ら彼女らは全て「異常」だった。
鈴仙の周囲の人妖の多くは、感情が無いのに感情がある振りをしている哲学的ゾンビの如く、
思い思いに、それぞれの波長を全く動かさずに行動していた。
輝夜「――感情を操られているわね、こいつら。
自分達のアヤシイプレーを印象に残らなくするために、感情を亡くすよう、仕向けられているんだわ」
輝夜は観客席の反対側を見ながら、直球にそう言った。鈴仙は輝夜の視線を追いかけた。
サッ、サッ……!
こころ「――私って、なんでこんなことしてるんだっけー」
760 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:12:51 ID:???
すると、そこには――希薄な感情をしたパステルカラーの少女が、やはりいつかと同じように舞を踊っていた。
周囲には神子の弟子らしい仙人見習いが取り巻いており、簡単に妨害は出来ないようになっている。
鈴仙「秦こころ……。また、あの少女が神子や聖徳ホウリューズの行動をサポートしていたのね。
今度は支持者を増やす為では無く、不支持者を極力出さないように!」
パスカル「……ご立派そうな事をする時は、必要以上に場を盛り上げて、大手を振って行うこと。
やましい事をする時は、ヘタに場を盛り上げず、こっそり行うこと。
――サッカーをパフォーマンスとしてしか見ていない、功利主義の政治家らしい手法だな」
鈴仙の隣に座っていたパスカルもまた、苦言を呈したい様子だった。
サッカーの試合内での実力や策略では無い、いわゆる盤外戦術をも駆使してまで、
徹底的に勝利に固執する聖徳ホウリューズの手法は、
プロの汚い面を知っているパスカルにとってもあまり快い物では無かったらしい。
鈴仙「――やっぱり、聖徳ホウリューズは間違いなく、その実力以上に厄介な相手となりそうね……」
鈴仙はそうポツリとこの試合の総括を呟いてから、ジュースでも飲みに行こうと暢気に立ち上がるが。
その時、鈴仙を呼び止める者が居た。
永琳「……待ちなさい、ウドンゲ。貴女、少し勘違いをしているのでは無くて?」
鈴仙「か、勘違い……?」
それはパスカルでも輝夜でも無く、永琳だった。
761 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:14:44 ID:???
永琳「そう、勘違い。貴女は聖徳ホウリューズを警戒しているようだけど。
ルナティックスが優勝を目指すにあたり、それ以上に警戒すべき相手が居るのを忘れている。
その相手とはまさしく――今回対戦する、守矢みらくるずよ」
鈴仙「えっ……!」
永琳は鷹のように鋭い目線でフィールドを外れて、中央にあるVIP席を睨んでいる。
彼女はこの試合の最初から、フィールドの神子達でも無く、観客席のこころでも無く、全く別の人物を警戒していた。
鈴仙を一瞥だにせず、永琳はこう言い放った。
永琳「予言するわ、ウドンゲ。
私達永遠亭ルナティックスは――このままでは、準決勝に駒を進める事すらなく、守矢みらくるずに敗北するでしょうね」
永琳が警戒した人物は、高い位置にあるVIP席から観客を見下していた。
天のように蒼いショートヘアを微動だに動かさず、椅子の上で胡坐をかく長身の女性。
彼女の名は八坂神奈子。乾を操り武を好む日本古来の大神にして、幻想郷最強のDFとしても知られている。
永琳「守矢の毒蛇には精々気を付けなさい、ウドンゲ。あの蛇は――三枚舌よ」
永琳は静かに、しかし彼女らしからぬ物々しさを帯びた声で、鈴仙にそう警告しながら。
永琳「――そう、このままでは……ね」
神子も神奈子も居ない、ただ観客達が固まっている別の方向を向き直して、そう呟いた。
762 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:15:46 ID:???
〜12日目午後・固定イベント〜
【決勝トーナメント第1回戦! VS守矢みらくるず】
−守矢スタジアム・ロッカールーム−
――鈴仙の心に若干の不安を残しつつも、ルナティックスの第一回戦の開始時刻が迫りつつあった。
ウサギBから貰っていた、守矢みらくるずの主要選手のデータ表片手に怖々プレゼンを行う鈴仙だが、永琳はあれきり口を開かない。
内心から溢れる不安を少しだけ隠して、鈴仙がホワイトボードに書いた内容はこうだった。
○守矢みらくるず 主要選手データ
洩矢 諏訪子
突破力:A 得点力:A ボールカット:C ゴール前:D スタミナ:A
ドリブル・パス・シュート全てに技を持っている。負傷させたら後が怖い?
東風谷 早苗
突破力:A 得点力:B ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:A
奇跡を起こす能力があるが、総合力は西行寺の藍や地霊殿の松山に劣る。ミドルシュートが少し厄介かも。
エル・シド・ピエール
突破力:S 得点力:B ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:S
守矢のテクノロジーで幻想入り?全方面において優秀なDMF。ブロックまでできる。
八坂 神奈子
突破力:C 得点力:B ボールカット:A ゴール前:S スタミナ:S
今大会最強DF!?タックル・ブロック・クリアは勿論、距離減衰の無い必殺シュートも恐ろしい。
若島津 健
セーブ力:A 一対一:A 飛び出し:S
仙人の下で修業し、修羅として生まれ変わった。多彩な必殺技を持つが、肝心のサッカーの実力は……?
※注意※
守矢チームにはこれ以外にも、『ホームタウンディシジョン』を1〜2回程度発動させる危険性アリ。
763 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:16:52 ID:???
○守矢みらくるずの予想スタメン布陣
−−@−− @若島津
−B−A−
C−D−E D神奈子
−−E−− Eピエール
J−−−G
−−I−− I早苗
−−−−−
−−H−− H諏訪子
守矢みらくるず:5−4−1
鈴仙「――と、いう風に。
守矢みらくるずはそのタレントの数こそ5人と、これまで戦って来たどのチームよりも少ないです。
だけどその代わり、一人ひとりの実力が高く、GKからCFまで、きれいな縦のラインが繋がっています。
後は……GKの若島津君を除いて、どの選手も何かしらミドルシュートを持っているのは特徴でしょうか。
それで、えっと、この局面はですね……」
永琳「…………」
永琳は何かを知っているようで、しかし何も語らない。
いつものように横やりすら入れず、鈴仙の話を静かに聞き入っている。
普段は永琳の指摘をやりづらいと思う鈴仙だったが、何も言われないは言われないで結構怖い。
鈴仙「――そ、そんな訳でして。まずは陣形を決めましょう!」
764 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:18:19 ID:HdPM3pCk
鈴仙はまず、陣形を決めるにあたり自分の意見をプレゼンする事にした。
たぶんいつもだったら、ここで永琳なりパスカルなりが意見を言ってくれる筈だろう……と、
そんな期待を籠めながら、鈴仙は試合の陣形についてこう提案した。
A:「4−4−2で、バランス良く人を配置して、手広く備えましょう!」
B:「4−3−3で、攻め手を増やして、敵の守備陣を翻弄しましょう!」
C:「5−3−2で、DFに人数を掛けて、敵の一対一とミドルシュートを防ぐのよ!」
D:「5−4−1で、守備と中盤を固めて、確実に決定機を狙っていくのよ!」
E:「3−5−2で、敵の弱点であるタレントの数不足を、中盤の人数で攻略するのよ!」
F:「4−6−0のゼロトップよ! 敵の出方を見つつ遅攻しながら、隙を突いて攻めるのよ!」
G:その他 自由選択枠 人数構成だけでなく、具体的なフォーメーション案がありましたらどうぞ。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*永琳が何か意味ありげにしていますが、守矢チームのスタメン・主要選手は今
>>762-763
で示したもので間違いありません。
その前提で、フォーメーション等考えて下されば幸いです。
765 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:18:45 ID:52V1CJsI
G4−4−2
−−−−−
−H−J− H鈴仙 J妹紅
−−−−−
G−−−F Gてゐ F佳歩
−E−I− EウサギB I永琳
−ACB− AウサギD C慧音 Bパスカル
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜
守矢の特徴は縦のラインがとにかく強い。推定55〜58位のミドル持ちが4人。
予選3チームより火力は低い。1対1狙いの展開がきっと多くなるはず。
基本的な対策は敵の中央攻撃、特に1対1が怖いから守備は地上戦最重視。
逆に攻撃はサイド重視で中央をなるべく避けていくのが吉。中央というかピエールを避けやすく。
DFは地上戦重視だから今回は妹紅はお役御免、チーム1のストッパー・パスカルの出番。
SMFは突破力重視で比較的守備軽視にできる部分だから妹紅より佳歩。
766 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:27:26 ID:Dr5bUCgM
左サイドのタレントがいないのが気になるのでそこをドリブルやシュートでついていくならこれ
罠かもしれんが右サイドにやや選手を片寄らせてみた
1VS1が怖いので師匠とパスカルを守備的な行動に
G5−3−2
F−H−− H鈴仙 F佳歩
−−−−−
−J−−G J妹紅 Gてゐ
−−−−−
−−I−J I永琳 Jパスカル
−D−E− DウサギB EウサギC
−B−C− Bつかさ C慧音
−−@−− @輝夜
767 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:28:17 ID:YHDiP9qc
G
>>765
768 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:29:23 ID:???
いや、どちらかのサイドじゃなくて中央だけなのが今回の相手
769 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:32:22 ID:???
新聞だと若島津の1対1はBのはずだったんだけどつよくなってルー
770 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:33:15 ID:???
もう決まったんだけど
中央をわざわざ相手にするのは防御の時
攻撃時はできるだけ中央を避けたいけど右サイドに寄せたのは左によってきた守備陣を
左→下→右という∇みたいなパス回しで回避していくため
771 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:34:01 ID:???
パスカルとウサギBが逆のほうがよさそうな気もするが、どうかな?
772 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:36:46 ID:???
今回はゴール前のタックルが守備の最重要ポイントだから
代わりに中山がゴール前にでもいない限りはパスカルをDFから外すのはかなり危険だと思うの
773 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 20:38:17 ID:???
>>769
すみません、S〜E評価は数値を基に私の主観で決めているため、同値でも若干ブレます(汗)強くなってはいません。
中西と若島津の一対一は実は同値なのですが、中西をAにしていた…という事情もあります。
出来る限り統一出来るよう今後気を付けます。
774 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:38:24 ID:???
ウサギBとDにしたけど、これでよかったかな?
ぶっちゃけると大差ないからDとCが入れ替えても殆ど影響ないけど
775 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 20:43:27 ID:???
DFは審判買収が怖いから敵の突撃はPAの外でなるべく迎え撃つ
妹紅への縦ポンはCBの高いクリアに加えてオフサイドトラップにも注意
776 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 21:14:47 ID:???
守矢は後半から誰をよぶんでしょうね?きれいなナポレオン?w
777 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 22:00:40 ID:???
G
>>765
鈴仙「……こんな陣形はどうかしら」
鈴仙はふと思い立って、陣形とともにそこに当てはまるメンバーの名前をホワイトボードに書く事にした。
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−−−−−
−H−J− H鈴仙 J妹紅
−−−−−
G−−−F Gてゐ F佳歩
−E−I− EウサギB I永琳
−ACB− AウサギD C慧音 Bパスカル
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜
メンバーは相変わらず静かに鈴仙の采配を見守っていたが、
妹紅をFWに、パスカルをCB寄りの位置に並べた時は数人が声を漏らしていた。
それを敢えて無視して、鈴仙は陣形の説明を始めた。
鈴仙「まず、攻撃面から説明します。
守矢みらくるずはタレントが一直線にある以上、横のゆさぶりにどうしても弱い。
ですから、てゐと佳歩をそれぞれ上がり目のSHに置く事で、ドリブル突破は勿論、一対一やシュートも狙えるようにする。
それと、守矢の中盤は、早苗と外界出身のピエール君の二人の存在が大きい。
だから競り勝つ事での中盤省略ができ、かつシュート力の高い妹紅をFWにする事で、少しでも回避できる事を狙います」
佳歩「な、なるほど……(やっぱり、シュートやドリブルだけじゃなくって、フィジカルもFWには大事だもんね……)」
鈴仙とのツートップを密かに望んでいた佳歩だけは、少しだけ残念そうにしていたが、それ以上の反論は無い。
鈴仙は話を続ける。
778 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 22:01:59 ID:???
鈴仙「それで、次は守備面。
Bちゃんから貰ったデータを見る限り、守矢みらくるずはミドルシュートの連発か、一対一で攻めて来る事が予測されます」
輝夜「どっちも私がニガテ目な分野ねぇ……」
鈴仙「――ですが、どっちも撃たせる前、あるいは一対一になる前に止めてしまえば問題ありません。
具体的には、パスカル君の強烈なタックルを利用します」
パスカル「……確かに、俺のタックルは今だったらエイリンさんにも負けない自信はある」
慧音「――私も、拙いながらもタックルは出来る。
無論、30メートル程距離を離して、止められる前に撃って来る場合もあるだろうが……」
輝夜「ま、その位だったら私のパンチングで何とかなるでしょうね。……うん、いいんじゃない、これで」
鈴仙「は、はい。 ありがとうございます……!」
殆どのチームメイトは、鈴仙の説明を聞いて大方納得してくれているようだった。
一方で、気になる永琳の方も……。
永琳「……ご苦労様。ええ――多分、前半だったら、それで充分戦えると思うわ」
鈴仙「は、はい! 頑張ります!(よ、よかった〜。これで怒られてたらどうしようかと思った……。
――でも、前半だったら……? やっぱり師匠、何か知ってるような気がするんだけど……)」
――と、言葉を濁しつつではあるが、特段不満も無く鈴仙の提案を受け入れてくれるのだった。
779 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 22:04:57 ID:HdPM3pCk
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−−−−−
−H−J− H鈴仙 910/910 J妹紅 910/910
−−−−−
G−−−F Gてゐ 680/680 F佳歩 800/800
−E−I− EウサギB 540/540 I永琳 900/900
−ACB− AウサギD 510/510 C慧音 750/750 Bパスカル 840/840
−−D−− Dつかさ 660/660
−−@−− @輝夜 730/730
それからミーティングは早々に終わり、鈴仙は残り少なくなった試合までの時間を持て余す。
鈴仙「(――さて。もうちょっと時間があるけれど。何をしてようかしら……?
姫様や師匠に財宝を渡したり、試合中のマークについて話したりは充分出来ると思うけれど……)」
A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*あと3回まで行動できます。
*自発的に考えて、筋の通ったフォーメーションを発案した事で、永琳印象値が上がります。45→46
(永琳印象値も高めになって来たので、上昇幅は前より少なめ)
780 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 22:06:31 ID:52V1CJsI
A 輝夜
781 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 22:08:20 ID:JOpLc1Is
A 輝夜
782 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 22:21:52 ID:???
鉢巻渡すつもりかな?
783 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 22:24:23 ID:HdPM3pCk
A 輝夜
輝夜「何かしらイナバ! 言っとくけど私今デイリーの消化で忙しいから!」
鈴仙「(ゲームなのに、毎日やらなくちゃいけない日課を課されるってどうなんだろ。
それって、殆ど仕事と変わりないんじゃ……)」
輝夜はまた例の薄い板を使って、良く分からないゲームをしていた。
ゲームに課されたイベントをこなす事に精一杯になっているのは、
ゲームを遊んでいるというよりゲームに遊ばされているようで、何となく本末転倒な気がする。
――が、折角楽しんでいる人にそんな事を言うのは野暮である。鈴仙は余計な事を言わないようにした。
鈴仙「(――まあ、何か面白そうな話題を振ったら、何かしらリアクションしてくれると思うし。
ここはあまり気にせず、何を話すか考えておきましょうかね)」
鈴仙は輝夜がゲームの結果に一喜一憂する様子を楽しみながら、良い話題を考えた。
その内容は……。
A:「いえ、まあ。特に良い話題なんて無いんですけど」雑談だった。
B:「今日の試合後、一緒に練習しませんか?」練習の誘いだった。
C:「――何のゲームやってるんですか、一体……」ゲームについてだった。
D:「今日の試合、どうなると思います……?」今日の対戦についてだった。
E:「そういえば、手に入れましたよ、あの『バイキングの財宝』!」クエストの報告だった。
F:その他 自由選択枠 ブリッツボールに勧誘したい場合等はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
784 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 22:25:25 ID:52V1CJsI
E
785 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 22:30:58 ID:TgpqLM6U
E
786 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 22:31:39 ID:DAKFH3xc
D
まだ鉢巻は早いかな。
787 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 22:31:54 ID:???
F 輝夜応援団の新入りをスカウトしましょうと提案する。w
788 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 22:32:40 ID:???
F 菱餅は3-3周回で出ますよ
789 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 23:10:24 ID:HdPM3pCk
E:「そういえば、手に入れましたよ、あの『バイキングの財宝』!」クエストの報告だった。
輝夜「えっ、マジで!」
輝夜はそう言うと薄い板をポンとベンチに置いて鈴仙に向き直った。
どうやらあのゲームは輝夜が何か操作しなくても、勝手にキャラが動いてくれるらしい。
鈴仙「……それで、とりあえず財宝をお渡ししたいんですが」
輝夜「うん。……何かでかい機械らしいけど、あんたのその発言をトリガーに、
私のお宝コレクション! 名付けて姫の財宝《ゲート・オブ・ルナロン》に収納されたから心配しないで!」
鈴仙「そ、そうですか。便利な能力ですね……」
輝夜「まあね! なんならイナバもコレクションに加えてやっても良いわよ!」
鈴仙「いえ、それは遠慮しときます(なんか他の財宝とかと一緒に砲台みたくブン投げられたりとか、
凄いようでいてわりかし雑な扱い受けそうだし……)」
輝夜「そ。――ま、それは良いけれど。 ……ハチマキはどうするの?
元々、このバイキングの財宝を渡した事をもって、ハチマキはあんたが持っていても良い
……って取り決めにはしたけれど、見せる時期までは決めてないから。
今見せるの? また後にするの? どっち?」
鈴仙「ああ、えっと……そうですね(――私は地霊殿の矢車に、いつか手に入れた、
『愛のハチマキ』を渡して欲しいと言われているけど、そのハチマキは難題として姫様にお渡ししようと思っていた。
――だけど、姫様は今渡した『バイキングの財宝』があれば、ハチマキは私が持っていれば良いと言っていた。
そんな話だったわよね。 だから要するに問題は、私がハチマキをいつ、姫様にお見せするかって話なんだけど……」
790 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 23:12:46 ID:HdPM3pCk
今バイキングの財宝を渡したついでに、輝夜に今ハチマキを見せておくか。
……更にいえば、今この場でシュート力+2、最大ガッツ+50というボーナスを享受するか否か。
鈴仙は少しだけ考えて――。
A:「はい。一緒にお見せします」首を縦に振った。(鈴仙のシュート力が+2、最大ガッツが+50され、ハチマキは残ります)
B:「いえ。それはまたの機会に…」首を横に振った。(ハチマキを見せるのは、また次の機会になります)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*輝夜に『バイキングの財宝』を渡しました。
791 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 23:13:47 ID:uxpsueMI
A
792 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 23:15:39 ID:DAKFH3xc
B
難しくてもシュート値54を目指したいな。
793 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 23:20:29 ID:52V1CJsI
A
794 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 23:20:38 ID:???
今渡す→才レベルが上がったあとにドイツに勝てば54になるんだよね?
795 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 23:35:07 ID:HdPM3pCk
A:「はい。一緒にお見せします」首を縦に振った。(鈴仙のシュート力が+2、最大ガッツが+50され、ハチマキは残ります)
鈴仙「……はい、一緒にお見せします」
輝夜「おっ、中々殊勝な心掛けじゃない。 ……うん、確かに見た。
でも刺繍が「I LIKE YOU」なのは頂けないわねぇ。
それって暗に、「アンタは良い人なんだけど対象外です」って言ってるみたいなモンよ?」
鈴仙「いやでも、LOVEとかにしてヘンな人に勘違いされたらマズいかなぁって」
輝夜「まー、確かに私が貰って『I LOVE YOU』って書いてあったらビリビリにした上で、
『輝夜→(NO THANK YOU)→鈴仙』みたいな関係になってたかもだけど」
ハチマキを見せると、この刺繍付きの布きれにやはり何か価値があるのだろうか、
輝夜はふんふんと頷きながら興味深そうにハチマキを覗き込んで……。
輝夜「ほい、あんがと。多分今あんたが感じた達成感で体力とかキック力とか、
色々なパワーが上がっている筈よ」
――と、適当に鈴仙に言ってのける。そんなバカな、と鈴仙は言おうとも思ったが……。
鈴仙「(――いや。でも本当に、あの灼熱地獄跡の経験が、私の足腰を鍛えてくれたような。
そんな感じはするわね……)」
輝夜の魔力か、それとも鈴仙が単純すぎるが故か。
自身の体力とシュート力について、確かな自信を感じてしまう鈴仙だった。
*鈴仙のシュート力が+2されました。51→53
*鈴仙のシュート力が、現在の才レベルでの限界に達しました。才レベルが上がるまで、これ以上は原則上昇しません。
*鈴仙の最大ガッツが+50されました。910→960
*鈴仙の最大ガッツが950を超えました。これ以上は原則上昇しません。
796 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/02/28(土) 23:36:25 ID:HdPM3pCk
鈴仙「(なんか今の私、かなり強くなった気がする……!
シュート力もそうだけど、今なら積極的に守備や突破に出て、必殺シュートを乱発しても大丈夫かも!
――さて! 試合まであとちょっとだけど、後は何をしてようかしら?)」
A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*あと2回まで行動できます。
797 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 23:37:57 ID:JOpLc1Is
A ウサギB
798 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 23:38:04 ID:52V1CJsI
B
799 :
森崎名無しさん
:2015/02/28(土) 23:41:57 ID:DAKFH3xc
A ウサギB
800 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 00:03:00 ID:k1G+Pwok
A ウサギB
鈴仙「――ねえねえ、Bちゃん……」
ウサギB「はい、なんですか鈴仙さま」
ウサギBは、いつも通り丁寧で真面目そうに鈴仙に振り返ってくれた。
鈴仙「(……うん。いつものBちゃんね。前の引くほど凄いデータを収集して来たBちゃんとは思えないわ)」
ウサギB「……? どうかしましたか、そんなに私の顔をマジマジと見て」
鈴仙「あ、ああ……いやいや。何でもないけど、ちょっとBちゃんとお喋りして時間を潰そうかと思って」
鈴仙はそう言って、あくまで自然体でウサギBと会話を楽しむ事に意識を集中させる。
……その時点で、既に自然体じゃ無いという指摘は置いといて。鈴仙が考えた話題はこうだった。
A:「別に。ちょっと雑談でもしようと思って」適当に雑談をする。
B:「今日の試合後、一緒に練習してみない?」練習に誘ってみる。
C:「そういえば、ホームタウンディシジョンについてだけど……」ホームタウンディシジョンについて相談してみる。
D:「そういえば新聞で読んだけど、妖怪の山が今大変みたいね……」世間話(?)をする。
E:その他 自由選択枠 ブリッツボールに勧誘したい場合等はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
801 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:04:32 ID:XLjeGSHE
B
802 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:08:41 ID:a82nXHo+
初心者用サッカーブックは自由行動でしか渡せないか
まあ試合前に渡されてもか
D
803 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:10:59 ID:jNRLOycw
C
804 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 00:12:44 ID:???
>>802
あっ、いえ。すみません。渡せます。
輝夜に財宝を渡せるのと同じ理屈で渡せるようにしたいと思っていたのを、選択肢に盛り込むのを忘れていました。
お手数ですが、Eの自由選択枠を利用して選択をお願いします。
805 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:12:45 ID:yHKdbFtk
C
806 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:13:30 ID:XLjeGSHE
Eで初心者用サッカーブックの使用に変更お願いします
807 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:14:47 ID:jNRLOycw
Eで初心者用サッカーブックの使用に変更お願いします
808 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 00:21:13 ID:k1G+Pwok
E:初心者用サッカーブックの使用
鈴仙「そう言えば、Bちゃん。 ちょっとこれを読んでみて欲しいんだけど……」
ウサギB「? 何ですか、この本?」
鈴仙「初心者用のサッカー教本よ。テスト前の詰め込みじゃないけど、ちょっとは役に立つかなって」
ウサギB「なるほど……。いえ、それでしたら折角なので読んでみます」
落ち着いて考えると、試合前に本をどかっと渡されても迷惑な気もしたが、
ウサギBは喜んで本を貰って、その上でロッカールームのベンチに広げて読んでくれた。
データ収集が好きな彼女は、むしろヘタな練習よりもこうした理論を知る方が楽しい……という趣向もあるのかもしれない。
そしてこの行為は、ウサギBの能力向上に少なからず役立っていた。具体的には……。
先着2名様で、
★ウサギBの成長1→ ! card★
★ウサギBの成長2→ ! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
○○の練習結果のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+10
JOKER→全能力+1+フラグ習得!(習得フラグについては判定)
*今回の練習結果について、現在の能力値が【48】以上の物は上がりません。
該当する能力の上昇となった場合、【最大ガッツ+10】とみなします。
*今回の練習で上がらない能力値は、ありません。
809 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:21:37 ID:???
★ウサギBの成長1→
クラブ9
★
810 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:22:33 ID:???
★ウサギBの成長2→
スペード8
★
811 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:24:13 ID:???
どこを目指す…
812 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 00:38:17 ID:k1G+Pwok
★ウサギBの成長1→ クラブ9 ★
→せりあい+1!
★ウサギBの成長2→ スペード8 ★
→ブロック+1!
一枚一枚ページを丁寧にめくって、ウサギBは本当に熱心に本を読んでくれていた。
そして暫くして、ウサギBは鈴仙に感想を報告してくれたのだが――。
ウサギB「読みました。特に今日は、DFとしての心構えの項をしっかり復習しました!」
鈴仙「あ、あらそう……(――Bちゃんは今日の試合ボランチだし、パスが得意だから、
パスに関する所を読んで欲しかったなー……って、言うのは流石に私のワガママかな。
Bちゃんを育てたいなら、今度、一緒に練習でもした方が効率的かもしれないわね……)」
当初の狙いよりもちょっとだけ外れた所に行ってしまったようであり、鈴仙は少しだけ残念な気持ちになった。
……が、ウサギBの純真な笑顔(と後からの社会的な報復)が怖くて、それ以上何も言えなかった。
*ウサギBのブロックとせりあいが+1されました。
813 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 00:41:22 ID:k1G+Pwok
鈴仙「さあ、試合開始まであと少し! 今のうちにやるべきことはしっかりやっといて、
くれぐれも後悔の無いようにしたいところだけど――そうやって効率を追い求めてると見失うモノもあるから、
世の中ってば中々難しいのよねぇ……」
妹紅「なーにお年寄りみたいな事言ってるのさ鈴仙。そういうのは、せめて私くらいの年になってからじゃないと」
鈴仙「あ、あれ、そうだったかな(妹紅の年が基準だったら、人間は死ぬまで絶対お年寄りみたいな事が言えないですが、それは……)」
A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*あと1回まで行動できます。
814 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:41:42 ID:XLjeGSHE
B 社会的な報復w
815 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:42:03 ID:hVFpCqmM
B
816 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:43:27 ID:jNRLOycw
A つかさ
ウサギBの好感はあがらないのかな?
817 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 00:55:41 ID:???
そういえば難題をクリアしたけど輝夜の評価値もあがっていないな。
818 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 01:00:27 ID:k1G+Pwok
>>816
アイテムを渡して能力値アップした上に評価値もアップ、だったらゲーム的なメリットが大きすぎるかと思いますし、
前にアイテムを渡した時も同様に処理していたので、今回は評価値アップは無しとします。
>>817
そちらはミスです(汗)輝夜の評価値は大きく上がっております。
難題システム自体のボーナスが、能力値上昇に加えて輝夜の評価値アップも含めているのが理由です。
ややこしい設定&ミスを連発して申し訳ございません。
819 :
森崎名無しさん
:2015/03/01(日) 01:01:28 ID:???
ハチマキを渡した時大幅上昇するけど、今回見せただけだしね
それとは別に評価が上がるかもしれないけど
820 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 01:02:48 ID:k1G+Pwok
B:観客席をうろついてみる。
鈴仙「……さて。やる事はやったし、先に観客席に行って、知り合いの顔が居ないか探してみようかな……」
鈴仙は一足先にロッカールームを出て、再び満員となったスタジアムの観客席を見回す。
この狭い幻想郷に一体どれだけ居たんだと言わんばかりの人、人、人。……妖怪かもしれないけど。
まさに幻想郷の全ての人妖がこのスタジアムに集まったのではないかと思うほど、スタジアムは人であふれていた。
鈴仙「サッカーというスポーツが、幻想郷にとって大きな存在になりつつある……という事かしら」
思うに、サッカーが流行するまでの幻想郷には、ここまで多くの人妖を取り込んだ娯楽は無かったように思える。
スペルカードルールを利用した弾幕ごっこが辛うじて近いのかもしれないが、
弾幕ごっこにしても、魔力や妖力で弾を大量に撃てないと始まらないし、遊ぶ者も少女しかいない。
いわば、選ばれた者のみのスポーツだった。
鈴仙「でも、サッカーは違う。サッカーはどんな価値観を持った人妖をも夢中にさせ、
どんな生まれや力に関わらず、ボールさえあれば誰でも楽しむ事が出来る……」
そう考えると、サッカーというスポーツは真に素晴らしく、そして恐ろしい。
この観客の熱狂を感じて、鈴仙は永琳や日向の狙い――サッカーで、幻想郷の支配体制に一石を投じる――が、
あながち馬鹿馬鹿しい物では無いと改めて思う。
821 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/03/01(日) 01:12:50 ID:k1G+Pwok
鈴仙「――と。色々考え混んでたけれど、あれは……ひょっとして知り合いね!」
鈴仙は観客席の中から知り合いを見つけ、そちらの方へと向かっていった。
その知り合いとは――。
先着1名様で、
★観客席より→ ! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
JOKER→藍「そうか分かったぞ! 皆が全裸になれば幻想郷が救われる!」チェンジ スッパテンコー
橙「うわああああああん! いつもの藍さま……かもしれないけど! うわああああああん!!」鈴仙「(知らない子ね…)」
ダイヤ→謎のサッカー少年「おや」鈴仙「――あ、貴方は……!!!」
ハート→霊夢「あら……鈴仙。今日はケガしないでね」鈴仙「あんた……私をバカにしてるでしょ」
スペード→華扇「さあ若島津よ、思い出すのです。この私との修行の日々を……」鈴仙「ヘンな人?が居る……」
クラブ→中西「…………(カリカリ)」鈴仙「あれは西行寺チームにいた中西ね。一人なのかしら……」
クラブA→きれいな謎の向日葵仮面「この試合、50点差は可哀想なので、49点差を目指して下さい!」鈴仙「」
*遅れましたが、
>>795
で難題イベントをクリアしているので、輝夜の評価値が大きく上がりました。
(ただし、輝夜に「渡して」はいないので、輝夜に渡す事による「愛のハチマキ」のボーナス効果は得られません)
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