キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 01:02:08 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1452408627/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止める者は、
これまでの経験で混沌たる狂気を溜め込み成長した鈴仙以外に居ない。
だからこそ、鈴仙は次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、
その狂気をもって純狐を倒し、世界を救って欲しい……と。
鈴仙は最初は戸惑いつつも、中山により自身の成長と覚悟を悟り、最後には永琳の願いを受け入れる。
そして、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』にて
編成された新チーム・リトルウイングスの一員として、大会に優勝することを誓った。
そして、大会前の鈴仙に課せられた第一の使命は、サッカー王国・ブラジルでの修行。
しかし、リオカップの優勝を目標に意気揚々と新天地に乗り込んだ鈴仙を待ち受けていたのは、
凋落した名門チーム・コリンチャンスでの甚だ雑な扱いだった。
日々を生きる為のバイトに手一杯で、当初の情熱を失いかけている中、
鈴仙は自分よりも先にブラジルに渡り、華々しい活躍を遂げていた親友・妖夢と再開し……?
25 :
森崎名無しさん
:2016/02/20(土) 18:59:07 ID:pkRJcDXQ
C
26 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 22:53:23 ID:oyRCAZgs
C:フェアプレイ精神フラグを開発する。(19/20)
鈴仙「(……昨日瞑想して浮かんだ、『フェアプレイ精神』を実現する為の理念。
これを実践に取り入れる事が出来れば……!)」
鈴仙はそう考えて、空いた自主練習の時間を、
接触プレイ時におけるフェアプレイの実践に注ぎ込んだ。
以前、寅丸星を始めとする命蓮寺の僧侶達から理念と体系を学んでいた事もあり、
その訓練は予想以上に効率よく進み――。
鈴仙「……よし。これできっと、これからの私は反則知らずね!」
果たして、鈴仙は心技体共に、フェアプレーの精神を兼ね備えた選手へと成長した。
*鈴仙がフェアプレイ精神のフラグを回収!
スキル・フェアプレイ精神(鈴仙は反則を犯さず、代わりに反則の条件を満たした場合−3のペナを負う)を習得しました。
27 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 22:54:52 ID:oyRCAZgs
<<<11月2週 イベントフェイズ〜>>>
【運命の邂逅】
〜サンパウロFC・ホームスタジアム〜
鈴仙「え〜、ビールいかがっすか〜。 可愛いバニーさんの淹れるビールですよ〜」
鈴仙がブラジル・コリンチャンスに所属して早2週間。
日夜市内での地域奉仕活動(バイト)とクラブハウスでの交流業務(バニーガール勤務)に
明け暮れる鈴仙だったが、今日の任務は一味違っていた。
*****
〜コリンチャンス・クラブハウス(と言う名の場末のバー)〜
コーチ「今日はお前に、特別潜入任務をやってもらうゾイ。グヒヒ……」
鈴仙「は、はぁ……」
今日の朝、コーチは鈴仙に呼びつけられてこう説明を受けた。
正直、嫌な予感しかしなかったのだが、その後彼が、
蜘蛛の巣の張ったクラブハウス兼バーの奥から古びた直方体の箱を引っ張って来た時、
その予感は更に強まった。
コーチ「エエか。ワシが街のゴミ箱から見つけた新聞情報によると、
今日はサンパウロFCとSEパルメイラスのユースチームの試合がある日じゃ。
そこに! お前さんが潜入し、敵チームの情報を把握することで!
次のリオカップも優位に戦える可能性が高いという事じゃよ。
グヒヒ……。今の世の中、情報社会じゃからの。イット革命じゃ! グヒヒ……」
28 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 22:57:45 ID:oyRCAZgs
恐らくこの老人はIT革命の事を言いたいのだろうが、
幻想郷以上に情報技術という概念から程遠いコリンチャンスで、
こんな事を言われても寝言にしか聞こえない。まさしくそれレボリューションである。
鈴仙「……とはいえ。敵チームの情報を収集するって事はやぶさかじゃないですけど。
――で、その直方体の箱は何ですか? まさか、それで電波を受信するとか?」
コーチ「電波って何じゃ? グヒ、グヒヒ……」
鈴仙「(駄目だこりゃ……でも。何だろこれ)」
コーチのあまりに前時代的思考力に鈴仙は辟易しつつも、
その立方体の箱の形状について改めて確認すると、
そこにはバーでの業務で良く見たビールのロゴがデザインされており、
後ろには紐がついて背負えるような恰好になっている。
そして何よりも特徴的なのは、箱から繋がれた長いホースだった。
先端にノズルがついており、片手で操作が出来るようになっているこの箱は――。
コーチ「持ち運び用のビールサーバーじゃ。今日はコレでスタジアムのお客さんに
ビールを売りつつ、試合の様子を観察して来るんじゃぞ。……グヒヒ。
あ。勿論恰好はいつものバニースーツで頼むゾイ。グヒ、グヒ、グヒヒヒヒ……」
29 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 22:59:53 ID:oyRCAZgs
*****
鈴仙「……(一味違う気がしてたけど。こうやって思い出してみると、
結局、いつものバイトじゃないの……。場所がたまたま、サッカースタジアムなだけで)」
ブラジルにおける11月は夏入り間近という事で昼は暑く、
(本人は気付いていないが)鈴仙のバニー衣装も男性客に受けていた事もあり、
幸いにもビールの売れ行きは順調だったが、鈴仙は人知れず溜息を吐いていた。
鈴仙「――でも。すっごい観客ねぇ。私達なんて、そもそもスタジアムが無いってのに……」
しかし、それにしても観客が多かった。
元々本来のプロチームでは無い、いわばプロ候補生で集められたユース部門の試合であれば、
客入りもそこまででは無いだろう……と、思っていたのだが。
現実として、ここモルンビースタジアムには、ワールドカップの決勝戦もさながらの数の観客が、
今日の試合を心待ちにしていた。
鈴仙「確かに、サンパウロとパルメイラスはライバル同士で、
ダービーマッチの時はしばしば熱くなっちゃうって聞いてたけど。
そんなにまで、熱くなっちゃうモンかしら……?
――あ、生中3つっすね。はーい、お待ちくださーい!」
スタジアムの観客席を回りビールを販売するという業態は、
少なくともブラジルサッカー界においては恐らく画期的らしく、
他に同じ事をやっている者は居なかったため、鈴仙は大忙し。
……そして、大忙しだったために、試合開始前のアナウンスなど聞き逃してしまい。
30 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 23:01:08 ID:oyRCAZgs
観客「おーい、バニーの姉ちゃん! こっちにもビールだ!」
鈴仙「あっ、はーい。毎度ありですー」
プラスチック製のコップを観客に差し出し、ノズルに勢いよく金色の液体を注ぐ中、
審判のホイッスルがけたけましく鳴り響いて、ふとフィールド上を見てから鈴仙は気付いた。
鈴仙「――ん。あ、あの銀色の髪した女の子って……――!?」
シャーッ……。
観客「! あ、おい! どこよそ見してるんだ! ビールが零れちまったじゃないか!」
そして気付いた以上、鈴仙はその少女の姿に釘付けとなってしまった。
ビールを零しても、観客に怒鳴られても鈴仙は眼を話す事が出来なかった。
何故なら、そのフィールドに凛とした表情で佇む、孤独な銀髪の少女を、
鈴仙は良く知っていたからだ。そう、彼女は――。
鈴仙「……! 妖夢。なんで。どうして貴女がここに居るの……!?」
――試合は始まっていた。妖夢の姿はすぐに銀色の閃光となって鈴仙から消えた。
31 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 23:03:34 ID:oyRCAZgs
*****
――ピッ、ピッ。ピィィイイイイイイイイイッ!!
そして、鈴仙の主観としては一瞬で。一瞬で試合が終わった。
しかしその一瞬の中から、鈴仙は瞳に強い感情の揺らぎを吸い込んでいた。
『狂気』とも評すべき、絶対的に矛盾した感情の波長を胸に秘めた鈴仙は、
その想いの大きさに思わずふらつきそうになる。
鈴仙「(――行かなくちゃ。妖夢の所に……!)」
ダッ!
観客「お前よくも75分間ぶっ通しでビールぶっかけやがったな!
後でクリーニング代を弁償……って、おい! 逃げるなって!」
背中にビールサーバーを担いだまま。
そしてビールを注いだ格好のまま硬直された事により被害を受けた客の罵声に応じぬまま、
鈴仙はサンパウロFCの控室へと駆け出していた。
鈴仙「妖夢、妖夢! どこに居るの!?」
自分自身、今の妖夢の事をどう思っているのか良く分からない。
謝りたいのか、喜びたいのか、怒りたいのか良く分からない。
しかし、鈴仙は永らく姿を消した旧友に対してとにかく会いたかった。
その一心で、スタッフの制止を振り切りサンパウロFCの控室がある廊下へと向かったが……。
鈴仙「……居ない。もう、行っちゃったのかな」
32 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 23:05:21 ID:oyRCAZgs
そこには既に、妖夢は居なかった。
実はこの時、ブラジルへと来訪していた鈴仙の仲間・パチュリーが、
先に妖夢を待ち伏せして捕まえていたのだが……。
そうした事情を知らぬ鈴仙は途方に暮れていた。
ガチャリ。
――そして、そんな時に控室のドアが開き、中から一人の人物が現れた。
その人物は狭い廊下で巨大なビールサーバーを背負い、
息を切らしている鈴仙を見て、……こう声を掛けた。
先着1名様で、
★サンパウロメンバーとの邂逅→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→レナートファン「ポストの方がまだマシね! 私なら(えーりんが)とれたな!」レナート「なにィ」
鈴仙「(あのファンの人、どこかで見た事あるような……)」
ダイヤ→新田「なああんた。……姉御――じゃない。魂魄妖夢を見なかったか?」
ハート→バビントン「おや、迷子……と、言うには大人なのかな」
スペード→翼「あれ? 君はバイトさんかな? こっちは立ち入り禁止だよ」
クラブ→ストラット「……おい。関係者以外立入禁止の文字が見えなかったのか?」
クラブA→ロベルト(全裸)「ヒャッホーーー! プライベート位全裸で何が悪いーー!」
鈴仙「ぎゃーーっ、何か居るーー!?」
33 :
森崎名無しさん
:2016/02/20(土) 23:06:19 ID:???
よく75分も移動しなかったなこの観客w
34 :
森崎名無しさん
:2016/02/20(土) 23:07:19 ID:???
★サンパウロメンバーとの邂逅→
ダイヤA
★
35 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/21(日) 00:38:54 ID:FYsDbR8E
★サンパウロメンバーとの邂逅→ ダイヤA ★
ダイヤ→新田「なああんた。……姉御――じゃない。魂魄妖夢を見なかったか?」
ドアから出て来たのは、幼さを残した溌剌とした少年だった。
少年は慌てた様子できょろきょろと周囲を見渡していたが、
やがて意を決したように鈴仙に近づき、
新田「なああんた。……姉御――じゃない。魂魄妖夢を見なかったか?」
鈴仙「……!(……この子は確か。さっきの試合にも出てた新田瞬ってMFね)」
ぶっきらぼうな様子で、彼は鈴仙にこう尋ねた。
鈴仙「私は知らないわ。なんせ、今こっちに来たばかりだもの」
新田「ちぇっ。ま、そうだよな……」
そして鈴仙の返答は望む内容で無かったらしく、新田はがっくりと項垂れる。
やや礼節に欠ける所がある印象も受けるが、その辺りは年齢故に仕方無い所だろうか。
鈴仙「(というか中山さんにしろパスカル君にしろ。
私の周囲に居た少年達が皆大人過ぎただけで、この位が普通なんだろうなぁ)」
36 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/21(日) 00:40:16 ID:FYsDbR8E
鈴仙が頼りないと見るや、新田は再び周囲をきょろきょろと見渡して、
どこへ妖夢を探しに行こうか、考えを馳せている様子だった。
そんな軽率ながらも向こう見ずな少年を見て、鈴仙は何とも言えない既視感を覚えつつあった。
鈴仙「(……何だか、佳歩に似ているかも。プレースタイルもそうだし。
直情的な感じとか、幼い感じとか。……さっき、妖夢の事を『姉御』って言いかけてたけど。
ひょっとしたら彼は、妖夢にとっての佳歩みたいな存在なのかもしれないわね……)」
今は離れてここにいない、自分を慕ってくれ、自分と共に成長してくれた相棒の姿を思い出す。
その為か、鈴仙には目もくれずにこの場を去ろうとしていた新田に対し、
鈴仙「……どうか。妖夢を宜しくね」
新田「……え?」
――と、気付かずにそう呟いていた。彼ならば、妖夢の狂気を和らげ守ってくれると信じて。
当の新田は、鈴仙の言葉に対して始め首をかしげていたが。
新田「(今の変なビールサーバーの人。もしかして姉御の昔の……?)」
鈴仙の浮世離れした不思議な雰囲気に、彼の尊敬する少女との共通点を感じたのか。
新田「(――もしそうなら、また会えないかな。昔の姉御の事とか、聞いてみたいし……)」
――そう、鈴仙への興味を密かに高めていた。
*鈴仙と新田に繋がりが出来ました。
37 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/21(日) 00:44:04 ID:FYsDbR8E
*****
鈴仙「――妖夢。あんたもここで……色々と、頑張って、いたんだね」
――そして、新田と別れて鈴仙は何げなく、スタジアムの観客席へと戻っていた。
観客達は帰途に就き、残されたのは今や鈴仙のみだった。
鈴仙「……これからは、私も、頑張らなくっちゃ」
こうして妖夢と会うまで、鈴仙の心には暗澹とした思いが支配していた。
自分の選択はこれで良かったのか。このまま、鬱屈したコリンチャンスでの生活を続けても良いのか。
しかし。今はそう迷う暇すら無いのだと言う事を、鈴仙はここにして理解した。
鈴仙「(コリンチャンスが良いか悪いか、私の選択が正しかったか間違ってたかだなんて関係ない。
私は兎に角、妖夢とあのフィールドで再開しなくちゃいけないのよ……!)」
――魂魄妖夢の物語をその足掛かりとして。
鈴仙・優曇華院・イナバの新たな物語は、今ここに動き出した。
38 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/21(日) 00:46:05 ID:FYsDbR8E
ポン……。
コーチ「グヒヒ。どうやら、エエ試合だったようじゃな。目が違っておる」
そして。そんな彼女の肩を叩き声を掛けたのは、すっかりバーで飲んだくれているものと思っていた、
コリンチャンスのコーチ兼監督を務める謎の老人だった。
彼はまるでこの結果を見越していたかのように、鈴仙をここで待ち受けていたようだった。
鈴仙「コーチ。――貴方は、もしかして最初から私をやる気にさせる為に……」
コーチ「……………」
鈴仙の推測に、コーチはグヒグヒ虚ろな目をして笑って答えない。
しかし、笑った後に彼は、鈴仙に対して一枚の紙を差し出した。
コーチ「グヒヒヒ……なんじゃぁ、このクリーニング代の請求書は。
悪いが、請求費
280
00円は、お前さんが自腹切るんじゃゾイ……グヒ、グフホヒ」
鈴仙「(し、しまった……そういや、今日のビールって。
殆ど一人の観客さんにぶっかけて終わっちゃったんだった!?)」
……それは請求書だった。
鈴仙は結局この日、稼いだ儲けの殆どをクリーニング代で使い果たした。
39 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/21(日) 00:48:58 ID:FYsDbR8E
〜11月3週・基礎練習フェイズ〜
鈴仙「……妖夢。――私は絶対、あんたに会いに行くからね!
今日こそ本腰入れて練習よ! さあ、何をしようかしら!」
今週重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。
A:ドリブル(53) 上がりにくい
B:パス(53) 上がりにくい
C:シュート(54) 上がりにくい
D:タックル(51) 普通
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47) 上がりやすい
G:せりあい(52) 上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)
所持中のフラグ:スルー(15/20)、オフサイドトラップ(18/20)、パスカット(10/20)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
40 :
森崎名無しさん
:2016/02/21(日) 00:50:15 ID:96R/G4Z6
D
41 :
森崎名無しさん
:2016/02/21(日) 00:51:51 ID:MZZUOB6Q
D
42 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/21(日) 00:58:25 ID:FYsDbR8E
D:タックル(51) 普通
鈴仙「今日は基礎力の向上に努めるわよ! まずは前線のボールカット力を高めましょうか!」
スラム街の荒くれ共の力を借りて、鈴仙はタックル力を高める訓練を行った。
先着1名様で、
★鈴仙のタックル練習→! card★
と書き込んでください。数値・マークで分岐します。
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
13→+2!
2〜12→+1!
1→効果が無かった。
43 :
森崎名無しさん
:2016/02/21(日) 01:00:47 ID:???
★鈴仙のタックル練習→
ダイヤA
★
44 :
森崎名無しさん
:2016/02/21(日) 01:03:28 ID:???
そういやうどんちゃんは練習運はとことん悪かったな……(A引いといて責任転嫁)
45 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/21(日) 01:12:07 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
>>33
鈴仙が邪魔で動けなかったのでしょう(特に考えてなかった)
>>44
ピンポイントでAを引く辺り流石ですね…。
まあ練習については多少巻き返せるようになっている(予定)ので…
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
46 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:05:57 ID:???
★鈴仙のタックル練習→ ダイヤA ★
1→効果が無かった。
鈴仙「うーん。意気込んでた割にはあまり効果が無かった気が……。
――練習環境の悪さを言い訳にするのは簡単だけど、ちょっと空回りすぎちゃったかな?」
*特に効果はありませんでした。
47 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:07:39 ID:???
<<<11月3週・イベントフェイズ>>>
【リオカップ説明編、そして…?】
〜コリンチャンス・クラブハウス(と言う名の場末のバー)〜
鈴仙「……ところで、リオカップって一体どんな大会なんですか?」
ある日の深夜。バーの業務が一区切りした所で、鈴仙はふと思い立ってコーチに対してこう切り出した。
コーチ「グヒグヒ……ワシはLカップのお姉ちゃんが好みじゃゾイ」
鈴仙「いや、誰もコーチの奇乳趣味なんて聞きたくないですし、そもそも知りたく無かったし……。
――そうじゃなくって。私はリオカップの優勝を目指してはいますけど、
正直、具体的にどんな規模の大会だとか、そもそも基本的なルールとかも分からないんですよ。
……だって、魅魔さん、その辺りの説明を省いて私をここに置いて行ったし」
コーチ「………グヒ」
バサッ……。
穴だらけのソファにどっかりと座りながら酒を飲んでいるコーチは、
鈴仙の訴えに対して答える代わりに、零れた酒や料理や吐物にまみれた床に落ちていた、
一冊の古雑誌を鈴仙に投げつけた。そこには、こう書いてあった。
鈴仙「リオ州から厳選! 20代の若妻があなたのお家に参ります!
爆乳Iカップ美女、夜のカーニバルへのお問合せはこちら……」
コーチ「あ、間違った。これじゃった」
バサッ……。
鈴仙「――風俗の紹介雑誌とか、投げつけないで下さいよ……。私だって一応、女子なんですから。
……えーと、これですね。『来年1月開幕までカウントダウン! リオカップ大胆優勝予想!』」
48 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:08:54 ID:???
コーチの更なる性癖が発覚するよりも先に、
鈴仙は続けて投げつけられた、健全なサッカー雑誌の内容を読み上げることにした。
その内容は以下のとおりだった。
――開幕まで2か月を切った、ブラジルサッカー界の若手の登竜門・リオカップ!
ブラジル中のユース選手が一堂に会し、覇権を争うこの大会の盛り上がりと注目度は、
ブラジル全国選手権にすら匹敵しているが、今年はそれ以上の熱気を見せている。
あるスカウト関係筋が、「今年の若手は近年稀に見る大豊作だ。多くのチームに
ユース部門とは思えない程の実力者が揃っており、いつトップチームに合流してもおかしく無い」
と語るとおり、今年のリオカップに出場する名門チームの戦力の充実ぶりが、その理由と言えるだろう。
今回本誌では、優勝候補である5チームの近況と戦力分析を行い、
その上で優勝チームを大胆に予想してみる事にした。
次ページより、本誌が選んだ5チームについて解説を行う。
49 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:10:47 ID:???
★サンパウロFC
――優勝はほぼ確定。他チームの躍進をどこまで食い止められるかが鍵
まず第一に紹介すべきは、先日も練習試合で華々しい勝利を飾ったサンパウロFCだ。
このチームの特徴は、何といってもその圧倒的な攻撃力だろう。
日本の幻想郷地方から突如現れた彗星・魂魄妖夢選手は勿論のこと、
先日の試合でハットトリックを挙げたチェザーレ・ストラット選手にも目が離せない。
中盤の支配力も圧巻である。妖夢選手よりも先に日本からやって来た、
大空翼選手の天才的なセンスは今も尚全く色褪せないし、
ボランチを務めるエセキエル・バビントン選手の渋いプレーも光っている。
守備においても、地上のボールを刈り尽くすドトール選手、
空中のボールを撃ち落とし尽くすアマラウ選手のコンビが強く隙は無い。
弱点を挙げるとしたら、中盤サイドハーフを務める若手選手の経験不足と、
シュートブロックに対してやや脆い所がある点だろうか。
鈴仙「(妖夢が所属しているチームね。……こことは、決勝戦で戦う事になりそうかしら)」
50 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:12:59 ID:???
★SEパルメイラス
――ジュニアユース世代では強豪だったチーム。現在は失速気味か?
次に紹介するのは、前述のサンパウロに先日屈辱的な大敗を喫したパルメイラス。
彼らは1年前のジュニアユース世代ではファビオ・デルネイ・フロレンシオ(ネイ)選手及び、
アントニオ・コンセイソン(トニーニョ)選手を中心に有力視されていたが、
半年程前の選手失踪事件を機に低迷。凋落したコリンチャンスからサトルステギ選手を引き込み、
戦力補強を図るも、その効果は如実には表れていない。
チームとしては、トップ下のトニーニョ選手が堅実かつ大胆なゲームメイクを行い、
MFかFWを務めるネイ選手が切り込み、最後はサトルステギ選手が決める……。
という形は出来上がっているが、逆に言えば攻撃に関する選択肢がやや乏しい。
中盤以降の守備面においては壊滅的である。先の試合ではサルサノ選手が神通力を見せ、
一部カルトファンに注目されたものの、それ以外に特筆すべき点は無い。
DFリーダーを務めるキーガン選手にはポテンシャルがある、と主張する者は居るが、現状においては眉唾レベルである。
トニーニョ選手とネイ選手が復調し、サトルステギ選手が活躍すれば優勝候補だが、今のままでは厳しい。
鈴仙「(妖夢のチームにコテンパンにされたチームね。……選手の失踪とは、穏やかじゃないけれど)」
51 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:14:08 ID:???
★CRフラメンゴ
――カルロス、サンタマリア、ジェトーリオに加え、アマゾンからの新戦力が優勝の鍵か?
ブラジル出身選手では間違い無くナンバーワンと称されるカルロス・サンターナが率いるチームが、
当然に優勝候補筆頭とならない所が、今大会のスケールの大きさを物語っている。
カルロス選手の圧倒的な突破力、決定力については言うべくもないし、
それを補佐するリカルド・サンタマリア選手の卓越した指揮能力や、
オーバーラップからダーティディフェンスまで幅広くこなすSB、
ジョゼ・トゥーリオ(ジェトーリオ)選手も、世代屈指レベルの実力者である。
また、一部の関係筋によるとフラメンゴはアマゾンの奥地で拾った、
出自も本名も一切謎の、天才プレーヤーを隠し持っているという噂がある。
『ナトゥレーザ』というコードネームで呼ばれる彼の正体は、部外者には一切明かされておらず、
一名では無く複数名であるとか、アマゾネスの末裔の少女であるとか、様々な噂が囁かれている。
鈴仙「(カルロス・サンターナ……! 私もチラリと噂を聞いた事もあるけど、凄い選手らしいわね。
でも、後半の下りは一気に胡散臭くなったわねぇ。文々。新聞のデタラメ記事が懐かしくなるわ)」
52 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:15:57 ID:???
★サントスFC
――スウェーデンから技術と戦力を取り入れた新進気鋭のチーム
大会のダークホースとして、最近注目度が高まっているのがこのサントスFCだ。
少し前までは旧態依然とした伝統あるチームだったが、オーナーが交代してからは方針を一転。
スウェーデンの現代的な科学トレーニングを積極的に取り入れ、選手交流を行うなど、
チーム環境を一転させた事により、チームは急成長。優勝候補へと登り詰めた。
注目選手はオーナーと選手を兼任するマルシオ・パッソス・ザガロ選手と、
ザガロ選手の補佐役及びチームキャプテンを務める大型CB、
ディエゴ・デ・オリヴェイラ・セウジーニョ(ディウセウ)選手。
サトルステギ選手と同じくコリンチャンスから引き抜かれたジョゼ・パウロ・リベリオ選手も悪くない。
また、情報筋によると、科学トレーニングをスウェーデンから輸入した際、
数人の有力選手をリオカップ限定の助っ人として呼び寄せる手筈を整えたらしく、
この情報が真実であれば、サントスはサンパウロFCに次ぐレベルの選手層を誇る事となる。
いずれにしても、このチームの動向については眼を離せないだろう。
鈴仙「(最初私が入れるって期待したチームよね。スウェーデンって聞くと嫌な予感しかしないのは、どうしてだろう……)」
53 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:17:11 ID:???
★グレミオFBPA
――ダ・シルバが攻めメオンが守る正統派チーム。優勝候補とするには力不足?
優勝候補とするには若干小粒だが、ここで古豪・グレミオの現状についても紹介したい。
全体的な総合力において、グレミオは前述の4チームに劣るが、
ウルグアイから来た情熱的ドリブラー・フェルナンド・ダ・シルバ選手や、
今大会ナンバーワンゴールキーパーの呼び声高い、クラウディオ・メオン選手の存在は大きい。
得に、メオン選手は『ドライブシュートが通用しない』とさえ言われる程、
地上シュートについて高い守備力を誇り、彼の鉄壁を崩すのは難しいと思われる。
ダ・シルバ選手についてはドリブル一芸であるが、彼の突破により、多くのチームのGKが崩されている。
ただし、現状のままではどうしても、総合力的な面においてグレミオが劣る可能性は高い。
ダークホースとしても、最近躍進したサントスに注目を奪われており、
このチームが活躍出来るかどうかは、メオン選手の真価に掛かっているだろう。
鈴仙「(ちょっと頼り無さげな印象のチームね。……メオン君か。一体どんな奴なのかしら?)」
54 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:20:03 ID:???
コーチ「ホッホ。これで大体のブラジルサッカー情勢が分かったじゃろ。
じゃが、おもろいのはこの次のページじゃぞ……グヒヒ」
一通りの紙面を読み終えた鈴仙に対し、コーチはそう促した。
確かに、この記事はまだ終わっていない。鈴仙は気になって次のページを開くと……。
鈴仙「奇跡! Oカップ熟女が揉み放題! 3000レアルポッキリ!」
コーチ「あ。それワシがしおり代わりに挟んどいた風俗のチラシじゃ」
鈴仙「どんだけ巨大な乳房が好きなんですか……。Oカップって、その人には悪いけど、化け物でしょ」
コーチ「グヒヒ……お嬢ちゃんはBカップじゃからのう。そりゃ嫉妬もするわ」
鈴仙「ち、違いますっ!?(たぶん……)」
――コーチのセクハラにもめげずに、鈴仙は静かに次のページを捲った。
そこには、優勝チームの予想について、こんな事が書かれていた。
55 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:24:17 ID:???
――さて。ここまで一般的に優勝候補と呼ばれる5チームの紹介を行った。
その上で、本誌は……SCコリンチャンス・パウリスタが次のリオカップにて栄冠を勝ち取ると予想する。
過去に起きた騒動から、実質解体状態となったコリンチャンス。
このチームを再建すべく、一人の少女が日本から、選手として送られてきたという。
本誌の当該記事を編集した私は何故か、この少女が、既に暴風吹き荒れるブラジルユースサッカーに、
更なる新風を巻き起こすに違い無いと考えているからだ。
……もっとも、現在クラブハウスと称される飲み屋のみが残り、
スタジアムはおろか、練習設備もチームメンバーも何もかもが揃わぬ現状、
この予想は他のどの記事よりもトンデモであると断言せざるを得ないだろう。
だが、折角のサッカーの祭典なのだ。ここは、奇跡中の奇跡が起こる事を期待したい。
鈴仙「これは……! わ、私達が取り上げられてますよ!」
鈴仙は腰を抜かしそうになった。雑誌に掲載された喜びでは無く、
この記事を書いた記者のトンデモっぷりに驚いたためである。
そして珍しい事に、コーチも同意見だったらしく、いつも通りグヒヒと鳴いてから、
コーチ「ワシのバーに、まともな情報媒体が集まると思うか?
……情報は、自分の脚で集めなきゃならん。……でないと、後悔するからの。
グヒヒ、ウヒ。グヒハヘフホ……ゴホ、ゴホゴホ」
56 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:25:56 ID:???
――そのまま咳き込んだかと思いきや、五月蠅いいびきが聞こえた。
コーチはまた例によって、酔いつぶれてしまったようだ。
鈴仙ははあと溜息を吐きながらも、雑誌類を含めた後片付けを始めた。
鈴仙「(……でも。トンデモとは言いつつも。この雑誌の記者は、
どうやって私がコリンチャンスに送られた選手であると知ってたんだろう。
これまでなんて、ほぼバイト位しかしてなかったのに……)」
もしかして、このバーに来る誰かが書いた記事なのだろうか。
鈴仙は脳裏に浮かんだ違和感にそう結論付けて、以降顧みる事は無かった。
……これから遠くない将来、この記者が鈴仙を如何に翻弄するかを知らずに。
*リオカップの出場チーム(有力チーム)の概要が判明しました。
57 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:27:21 ID:keQoJ4EU
<<<11月4週・基礎練習フェイズ>>>
鈴仙「11月も今日で終わり。明日からは……本格的に夏ってのが、何だか慣れないわね。
――まあ、熱中症にならない程度に練習、頑張りましょ」
今週重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。
A:ドリブル(53) 上がりにくい
B:パス(53) 上がりにくい
C:シュート(54) 上がりにくい
D:タックル(51) 普通
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47) 上がりやすい
G:せりあい(52) 上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)
所持中のフラグ:スルー(15/20)、オフサイドトラップ(18/20)、パスカット(10/20)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
58 :
森崎名無しさん
:2016/02/22(月) 00:29:42 ID:FAnpvdTY
D
59 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 00:36:03 ID:???
……と、言ったところで短いですが、今日の更新はここまでにします。
本日もお疲れ様でした。
60 :
森崎名無しさん
:2016/02/22(月) 01:19:01 ID:3WFEMnaA
D
61 :
森崎名無しさん
:2016/02/22(月) 01:24:25 ID:???
随時仲間が合流とか言ってたけど、人数足りるのかな?
下手すりゃ、選手○人スカウトせよ! とかミッション追加されそうな予感
62 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 22:24:42 ID:keQoJ4EU
>>61
仲間が加入する前のメンバーについては、テクモ版3のコリンチャンスメンバーで補われる予定です。
(鈴仙の周囲に居ないけど、スラム街でたむろったり出稼ぎに行ってたりする設定です)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
D:タックル(51) 普通
鈴仙「昨日は上手く行かなかったけど。今日こそはもう一回タックルにトライよ!」
昨日のモヤモヤを晴らす為、鈴仙は全力でタックル練習に取り組んだ。
先着1名様で、
★鈴仙のタックル練習→! card★
と書き込んでください。数値・マークで分岐します。
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
13→+2!
2〜12→+1!
1→効果が無かった。
63 :
森崎名無しさん
:2016/02/22(月) 22:26:17 ID:???
★鈴仙のタックル練習→
ハート5
★
64 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 23:43:48 ID:keQoJ4EU
★鈴仙のタックル練習→ ハート5 ★
→タックル+1!
……タッ、ズザアアアアアアアアアアッ!
鈴仙「――よしよし。まあそれなりの成果は得られた……かな?」
先日の分を取り返すまでは行かずとも、鈴仙はタックルの基礎技術を磨く事に成功した。
*鈴仙のタックルが+1されました。51→52
65 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 23:45:12 ID:keQoJ4EU
<<<11月4週・イベントフェイズ>>>
【鈴仙、取材を受ける】
〜サンパウロ・スラム街〜
ワイワイ、ガヤガヤ……。
鈴仙「あれ。何か騒がしいわね……」
鈴仙がタックル練習を終えた昼下がり、夜の仕事の準備の為に
コリンチャンスのクラブハウスに戻ると、入口には人だかりが出来ていた。
鈴仙「もしかして、いよいよあのセクハラコーチが逮捕されたとか……?
あの人、過去に何やっててもおかしく無さそうだし」
そんな一抹の不安と期待を抱きながら、鈴仙が人ごみを割って進むと、そこには――。
コーチ「おおー。戻ってきたか」
??「Oh! ようやく今日の取材の主役さんが登場ですね!」
鈴仙「――へ?」
そこでは、片手にメモを持った若い女性が、いつも通り薄汚いコーチの傍らに立っていた。
鈴仙と同じぐらいにも見える彼女の恰好は決して派手と言う訳では無い。
ただ、その女性は薄手のジャケットとワイシャツを見事に着こなしていたため、
鈴仙は一瞬、女性誌のファッションモデルか何かかと思ってしまった。
66 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 23:46:32 ID:keQoJ4EU
女性「貴女が、ジャポーンから来た、鈴仙・優曇華院・イナバさんですね?
ああ、いえ! お話はこの素敵なジェントルマンから聞いておりますゆえ」
コーチ「グヒヒ……ワシ、素敵かのう?」
鈴仙「(ちょっとおだてられた位で、照れてんじゃないわよ……)」
しかし、その女性の目的が違う事はすぐにわかった。
キャスケット帽から覗かせるショートボブの黒髪を少しだけ揺らし、
彼女は鈴仙に対してずかずかと近寄った。
女性「わたくし、こう言った者でして」
女性は鈴仙に対して名刺を差し出した。名刺にはこう書かれていた。
鈴仙「サッカー派ルポライター、アヤソフィア・シェマリー……?」
アヤソフィア「イエース! 私、日系記者のアヤソフィアと言います。鈴仙さん、どうぞお見知りおきを」
鈴仙「…………」
ここで漸く、鈍い鈴仙でも気付いた。
鈴仙「(――私、この人、見た事ある……)」
アヤソフィアと名乗る女性は確かに美人であり、どうやらスラム街の荒くれがかくも集まっているのも、
ひとえに彼女の外見に惹かれた為である事は容易に想像できた。
そして、鈴仙はこうしてまじまじと近くで彼女の顔を見れた事で、胸中に抱いた疑問を速やかに確信へと変える事が出来た。
鈴仙「――あんた。もしかしてブン屋の射命丸じゃ……」
67 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 23:48:28 ID:keQoJ4EU
アヤソフィア「あ、あ、あやややや……。だ、だだだ、誰でしょうかね!
そのシャメイマルとか言うのは。私、そんな下品な名前のヒト、知りませーん!」
鈴仙「(カタコトになってるのが余計に怪しい……)」
アヤソフィア「――だ、大体。私が以前どこで何をしていたかなんて。そんなの、貴女には関係ないでしょう。
袖振り合うも他生の縁。ここは、今日の私達の出会いを大事にしましょうよ! ね?」
鈴仙「無理矢理だなぁ……」
そして実際、アヤソフィアはかなり怪しかったが……。
あまりに白々しい様子に、更なる追求をするのも馬鹿らしくなった鈴仙は、
仕方なしにこの記者のペースに付き合ってやる事にした。
アヤソフィア「先週の『リオサッカー』、読みました? あれのリオカップ特集記事、私が書いたんですけど。
どうにも最後の結論部分で、読者の皆さまからの反響が凄くて。
私も編集長に怒られて、こうして直々に追加にやって来た次第なんですよ」
鈴仙「……『リオサッカー』って、あの雑誌のタイトルの事?
それなら確かに、私達コリンチャンスが優勝するなんて予想は、ちょっと大胆だったと思いましたけど」
アヤソフィア「いやー。読者は意外性を求めるモンかな? って思ってたけど。
あまりに意外過ぎても場が白けるだけでしたね。これは失敗でした」
あやや、ともはや隠す様子も無く朗らかに笑うアヤソフィア。
もしかしたら、先程の大袈裟なまでの分かり易さも、不要なツッコミを減らす為の手段だったのかもしれない。
そう思いながらも鈴仙は暫く、アヤソフィアの身の上話――彼女はどうやら、これでも大手出版社の有望な若手社員らしい
――などを聞いていると、不意に彼女がこう口火を切った。
アヤソフィア「……ま。そんな訳で本題に戻りますけど。私は貴女を取材に来たんです。受けて下さいますね?」
68 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/22(月) 23:52:03 ID:keQoJ4EU
彼女の目が鋭く光った。野次馬の奇異の目が迫っているのもあり、鈴仙は断り切れなかった。
鈴仙の無言を肯定と解したのか、アヤソフィアはまずこう切り出した。
アヤソフィア「じゃあまず質問です。鈴仙さん、貴女はどうして遥々日本からブラジルに来て。
それも、こんなろくでも無いチーム未満の烏合の衆の一員として頑張ってるんですか?」
鈴仙「(ろくでも無いチーム未満の烏合の衆って。事実だけど、他人に言われると何か腹立つわね……。
――でも、なんて答えようかな? アヤソフィアの素性はともかくも、一応、これって取材な訳だし。
熱血な印象とか、真面目な印象とかを持って貰ったら、後で何か反響のファンレターが届くかも……?)」
取材に対して、実は案外まんざらでもなかった鈴仙は少し考えて――質問に対してこう答えた。
A:「サッカーで世界を救うためです!」
B:「自分より強い選手と戦いたいからです」
C:「コリンチャンスというチームに、昔から憧れてたからです!!」
D:「む、無理やり連れてこられたからです……ううっ」
E:「ブラジルサッカーの歴史を凌辱する為です」
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*ここから2、3の選択肢の傾向によって、イベント後に入るボーナス(少し)が変動します。
ですが本当に少しですし、明確なハズレは無いので、基本的にノリで入れて下されば幸いです。
*通常日を跨いだ場合は再投票ですが、進行を優先して、今回は日を跨いでも再投票は無しとします。
69 :
森崎名無しさん
:2016/02/22(月) 23:56:39 ID:FAnpvdTY
B
70 :
森崎名無しさん
:2016/02/22(月) 23:59:12 ID:2lfjoRWM
E
71 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 00:06:39 ID:09gDUxh6
B
72 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/23(火) 00:10:13 ID:yopkbzrE
B:「自分より強い選手と戦いたいからです」
アヤソフィア「ふむふむ。……成程、中々マゾヒスティックですねぇ。
――では次の質問。貴女は今後、キャプテンとしてどのようなチームを作りたいですか?
あ。和を大事にする……とかみたいな理念じゃなくて。
攻めとか守りとか、そんな戦術面的な意味でお願いします」
鈴仙「(――いきなり踏み込んだ質問になったわね。さて、どう答えたモンかしら……。
この辺りは、単純に自分の好みで選んでも良いような気がするけど……)」
A:「最後の1秒までシュートを目指すような、ひたすら攻めるチームを目指したいです」
B:「皆で結束して決して攻めさせない。そんな守りのチームを目指したいです」
C:「組織による統率力を大事にしたいですね。中盤を大事にしたチームを目指したいです」
D:「どれが良いとも、一概には言えませんね。強いて言えば攻守のバランスが取れたチームが良いです」
E:「むしろ全員一芸特化のチームとか憧れますね。究極のチームワークだと思います」
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
73 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 00:15:31 ID:ATS1T1JY
C
74 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 00:22:28 ID:09gDUxh6
A
75 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 00:24:05 ID:qVzbbnko
C
76 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/23(火) 00:27:59 ID:yopkbzrE
C:「組織による統率力を大事にしたいですね。中盤を大事にしたチームを目指したいです」
アヤソフィア「ふむふむ。組織による統率力ですな。けだし、私も昔はこう説教してたもんです。
組織に属するというのは、自分の意思だけでは動けなくなる事である……と。いやはや、名言ですねぇ。
――さあ。これで質問は最後ですよ。もちろん鈴仙さんは、次のリオカップでは優勝を目指すでしょうが。
この身の丈をですね。是非! この私に語ってくれないでしょうか!?」
鈴仙「(最後に一言! ……って、テレビとかじゃ良くあるけれど、無茶ぶり感が否めないわね……。
――うーん。一言かぁ。無難に言って終わりだと楽だけど。どうしようかなぁ)」
A:「リオカップ、絶対に優勝します! ファンの皆さん、応援しててください!」
B:「妖夢、見てるか! あんたの鼻、真っ赤っかに明かしてやるんだからね!」
C:「師匠、姫様、皆! ……落ち込んだりもしたけれど、私は元気です」
D:「正直、今の私は胸を張って何かを言える気がしません。なので、コメントは優勝時にとっておきます」
E:「リオカップでは全試合50点差を目指します!!!!!!」
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
77 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 00:34:14 ID:09gDUxh6
B
78 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 00:36:15 ID:ATS1T1JY
F 試してみたいんですよ。私と妖夢……どっちが上なのか!
79 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/23(火) 00:55:51 ID:yopkbzrE
……と、言ったところで時間が時間なので今日の更新はここまでにします。
選択肢後の展開については、共通部分は書き溜めてあるので、
投票が入り次第、比較的すぐに更新できると思います。明日は5ターン目の更新に入っていきたいです。
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
80 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 01:01:08 ID:QXDSqj+g
C
81 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/23(火) 01:01:34 ID:???
ちなみに射命丸らしき女性記者の名前については、
某アナカン様のアイデアを丸パク…リスペクトさせて頂きました(汗)
82 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 01:07:18 ID:JPEAQwBA
F
これよりコリンチャンスの苦難の歴史は終わり、
未来への希望にあふれたチームとなります!
……そして、私の故郷も、いつか……
アナカンスレは結局アヤソフィアさんの出番が殆どないまま終わったから、
ここでの活躍に期待だ。
83 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 01:36:22 ID:1Axv/B/2
E
84 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 03:23:26 ID:qVzbbnko
A
85 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 10:35:22 ID:7NDyc1sE
A
86 :
森崎名無しさん
:2016/02/23(火) 20:34:31 ID:???
ナトゥレーザは原作の通りかはたまた別のキャラだろうか?
大穴で野生化した橙と予測しておくぜ
87 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/23(火) 23:58:13 ID:yopkbzrE
こんばんは、今日は帰りが遅くなりましたが少しでも更新します。
>>82
アナカンスレでも東方キャラが色々気になる形で出てましたよね。
射命丸ことアヤソフィアさんはブラジル編では結構見せ場を作りたいと思っています。(見せ場があるとはry)
>>86
先にネタバレですが、原作の彼では無いですね。
野生化した橙は藍のリボンがあれば仲間になります。
88 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/23(火) 23:59:40 ID:yopkbzrE
A:「リオカップ、絶対に優勝します! ファンの皆さん、応援しててください!」
アヤソフィア「はいはい……成程。面白味の欠片もありませんな。いや、実に貴女らしい」
鈴仙「そういうあんたは、デリカシーの欠片も無いけどね。……ていうか、本当に隠す気無いわね、アンタ」
出来れば鈴仙は生意気な射命丸……では無く。
アヤソフィア・シェマリーと名乗る謎の女性記者に飛び掛かりたかったが、
周囲に出来ていたギャラリーもあって、歯ぎしりしながら抑える。
やがてアヤソフィアはパタリと手元のメモを閉じて、
アヤソフィア「さてと、じゃぁ、今日は顔見せという事で……取材は終了にしますか。
――それじゃ、次の記事を楽しみにしといてくださいね〜」
タタタタッ……。
鈴仙「はぁ……一体何だったのかしら、アレって」
まるで台風のように、どこかで見た事のある少女は去っていった。(流石に空は飛ばなかった)
去り際に呟いた『顔見せ』という単語が少しだけ鈴仙に引っかかる。
鈴仙「(……天狗社会での政争に負け、外界へと『追放』になった射命丸。
今ここで取材をしていた、アヤソフィア・シェマリーという射命丸似の謎の女性。
この二人が同一人物だとしたら……彼女は、一体何故、こうも露骨に私に接触を?)」
鈴仙と射命丸は、幻想郷において決して友好であるとは言えなかった。
しかし、あのアヤソフィアが射命丸と同一人物として、彼女は積極的に鈴仙に接触をして来た。
この行動には何か意味があるのではないか……?
89 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:01:51 ID:3KeHMs6o
鈴仙「(……ま、ただの嫌がらせな気もするけどね)」
……と、考えた所で。心身ともにヘトヘトな鈴仙は、ここで思考を打ち切る事にしたのだが――。
鈴仙が最後に抱いた感想も、あながち間違いでは無かった。
コーチ「グヒヒ……鈴仙。お前さんの記事が載っとるゾイ」
鈴仙「え、ホントですか!」
後日、鈴仙が『リオサッカー』――アヤソフィアが記事を掲載している雑誌だ――を読むと、
そこには、こんな事が書かれていた。
90 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:02:53 ID:3KeHMs6o
〜少女Uを直撃!「命がけで来てんでしょ?」「あんた、顔を名前、覚えたわよ」〜
――『自分より強い奴と戦いたい』
場末のバーのバニーガールは、赤い目をぎらつかせながら記者にこう語った。
彼女の名は鈴仙・優曇華院・イナバ。
最近日本の隔離地区からここブラジルへと密入国して来た少女は、
現在は悪名高いチンピラ軍団・SEコリンチャンスの一員として、
怪しげな薬品を吸引するなどの『仕事』を行っているらしい。
『組織による統率力を大事にしたいですね。中盤を大事にしたチームを目指したいです』
大勢の荒くれやならず者共が記者の周囲を取り囲う中、彼女はこう語る。
自分より強い奴とは、組織によって多数対一でボコリたいのだろうか。
ロールプレイングゲームの世界では、正しき姿である。
記者は正義感から、少女Uに対して説得を図るも、彼女は最後に
『リオカップ、絶対に優勝します! ファンの皆さん、応援しててください!』
と、とって付けたような世辞を付けて、そそくさと務め先である夜の店へと入って行った。
彼女は終始、記者と知り合いであるかのような馴れ馴れしい態度で話していたが、
この兎耳の少女が今後、リオカップを騒がす事となるのは間違いないと記者は確信した。
(A.Shemary)
91 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:04:47 ID:3KeHMs6o
鈴仙「……ひ、酷い。ひどすぎるわよ、こんなん!? やっぱり嫌がらせじゃないの!?」
コーチ「まぁま。そう泣いちゃいかん。お前さんの取材を聞いとった荒くれ共には、
あの取材でファンになったって奴も結構居たゾイ? ……ほれ、これは餞別じゃ」
鈴仙「こ、これは……ドリブルに必要な脚力を鍛える為のタイヤ!
そして、パス時におけるトーキックの精度を高める為のハイヒール!
そしてそして! これも……パス精度を高める為には必須な、カラーコーンじゃないの!?」
コーチ「……ま。餞別は餞別として貰っといて。それよりも、お嬢ちゃん。
覚えとけェ。ブラジルのマスコミの怖さは、こんな学級新聞レベルのもんじゃないゾイ。
……あのアヤソフィアちゃんとは、学級新聞ごっこで遊びたかったけどのお……グヒヒ」
鈴仙「学級新聞ごっこって何ですか!? なんでも○○ごっこって付ければエロくなるって思ってたら、それは甘えですよ!」
――結果としては大事にはならなかったものの。
先日の取材の目的には、鈴仙に対する嫌がらせが多分に含まれていたようだった。
***
アヤソフィア「鈴仙さん。あんたは良いですよねぇ。貴女は本当に何時でも素敵で……綺麗です。
――そして。――私はやっぱり、どうしても貴女にはなれないみたいです」
それと時を同じくして、アヤソフィアは勤務先である出版者のデスクでそう呟く。
その言葉は決して誰にも聞かれる事は無かったが。
――そこには、単なる嫌がらせではなく。鈴仙に対する明確な敵意と悪意が見え隠れていた。
*荒くれから貰った練習グッズの効果により、
次回の練習時限定で、鈴仙がシュート練習をする際にカードの数値に+2。パス練習をする際にカードの数値に+4されます。
92 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:16:49 ID:3KeHMs6o
<<<12月1週・基礎練習フェイズ>>>
鈴仙「暑いっ…! ブラジルの夏は、日本で言う7月どころじゃないわね。
風が通るダンボールハウスに、よもや感謝する日が来るとは思わなかったわ」
今週重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。
A:ドリブル(53) 上がりにくい
B:パス(53) 上がりにくい
C:シュート(54) 上がりにくい
D:タックル(52) 普通
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47) 上がりやすい
G:せりあい(52) 上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)
所持中のフラグ:スルー(15/20)、オフサイドトラップ(18/20)、パスカット(10/20)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
93 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:18:21 ID:3KeHMs6o
補足忘れましたが、今回練習に限り、
鈴仙がパス練習をする時はカードの数値に+4。シュート練習をする時はカードの数値に+2が入ります。
94 :
森崎名無しさん
:2016/02/24(水) 00:22:59 ID:F1AaJRd2
C
95 :
森崎名無しさん
:2016/02/24(水) 00:23:10 ID:NZvInx7s
B
すみませんが、タックルとせりあいで上がりにくさが違うのは、仕様ですか?
96 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:28:16 ID:3KeHMs6o
>>95
すみません。数値だけ直して上がり易さの修正を忘れていました。
正しくは、
A:ドリブル(53) 上がりにくい
B:パス(53) 上がりにくい
C:シュート(54) 上がりにくい
D:タックル(52) 上がりにくい
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47) 上がりやすい
G:せりあい(52) 上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)
となります。
ついでに本文も一部修正します。
>鈴仙「……ドリブルに必要な脚力を鍛える為のタイヤ!
とありましたが、これは間違いで、
>鈴仙「……シュート練習には欠かせないブラックボール!」
と脳内で修正してください。
別な選択肢を一旦想定して書き溜めていた文章について、直すのを忘れてました。
97 :
森崎名無しさん
:2016/02/24(水) 00:30:11 ID:FI/TTUVg
C
98 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:36:00 ID:3KeHMs6o
C:シュート(54) 上がりにくい
鈴仙「……よし。折角差し入れも貰った事だし。今日はこのブラックボールで練習するわよ!」
鈴仙はずっしりと重い鉄球を使って、何度もシュートを打ち込んだ。
先着1名様で、
★鈴仙のシュート練習→! card+(ボーナス補正+2)★
と書き込んでください。数値・マークで分岐します。
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
7〜13→+1!
1〜6→効果が無かった。
*補正値を合計した数値が13を超えた場合は、13として扱います。(JOKER扱いにはなりません)
99 :
森崎名無しさん
:2016/02/24(水) 00:39:52 ID:???
★鈴仙のシュート練習→
ダイヤ2
+(ボーナス補正+2)★
100 :
森崎名無しさん
:2016/02/24(水) 00:41:05 ID:???
ダメな引きが続くね。
101 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:45:07 ID:???
★鈴仙のシュート練習→ ダイヤ2 +(ボーナス補正+2)★
1〜6→効果が無かった。
鈴仙「どおっせええええいっ!」
グワァァァッ……バギイイッ!
鈴仙「痛ーーーい! ば、ばっかじゃないの! シュート練習で鉄のボールなんて使ったって、
単に足首の骨が折れるだけに決まってるのにーーー!?」
現実と虚構の区別がつかない鈴仙は、見事に足首を痛めた。
*何も起こりませんでした。
102 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 00:48:03 ID:???
…と、言ったところで短いですが、今日の更新はここまでにします。
>>100
これでもグレミオ相手には充分勝てると思いますが、
暫くの間は、今後加入する仲間達に頼るのも大事になるかもしれませんね。
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
103 :
森崎名無しさん
:2016/02/24(水) 23:04:53 ID:???
乙なのです
?「幻想郷選抜大会まではトップクラスのストライカーでありながら没落した凡手……お前、俺の妹になれ」
?「あやや、私がなにかするまでもなかったですかね」
鈴仙「おいこらそこ」
ゲーム的にはカードの引きのせいだけど、境遇的には練習相手も設備も指導者もないせいで伸び悩んでいるように見えてしまう
104 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 23:54:54 ID:???
>>103
乙ありがとうございます。
実は今でも狂気の瞳やら必殺シュートの性能のお蔭で、並以上のストライカーだったりします。>鈴仙
現状のコリンチャンスの設備は最悪ですが、一応それに対するフォロー及び、
そのフォローによる鈴仙の強化イベントも固定である予定です。
105 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 23:57:01 ID:???
<<<12月1週・イベントフェイズ>>>
【鈴仙、海水浴場に行く】
鈴仙「暑いっ……! このままじゃあ干しウサギになっちゃうよお……」
サンパウロで12月を迎えた今もなお、鈴仙の生活は好転しなかった。
毎朝ボロボロのバーの脇にあるダンボールハウスで雨露をしのぎ、
昼は色々なバイトで生活費を稼ぎ、夜はクラブハウスという名前のバーで健気にバニーガール業をこなす。
鈴仙「リオカップまで後きっかし1カ月なのに。バイトばかりでロクに練習できてないし。」
そして、今日も大枠としては全く変わらない一日が始まろうとしていた。
うだるような暑さで目を覚ました鈴仙は、寝不足で瞼を擦りながらバーに入ると、
良く分からない雑誌を見ながらニヤニヤしているコーチが居る為声をかける。
すると彼の口からは、思いもがけない言葉が飛び出した。
コーチ「――鈴仙よ。今日が何の日か分かるか」
鈴仙「――えっ?」
深刻そうな表情でコーチはそう呼びかけた。
もしかして、何かのスイッチが入って、この変質者がいよいよ本気を見せるのではないか……。
そんな期待も込めて鈴仙は、
鈴仙「……はい! 今日はリオカップ開幕一カ月前です!」
――と、確かな熱意を見せつつオーバーリアクションで頷き、コーチにこう答えると。
コーチ「……んー? ……おお。……おーおー。リオカップ……って、何じゃったっけ?」
鈴仙「そこからですかっ!?」
106 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/24(水) 23:59:35 ID:???
……鈴仙の期待は、全くの的外れである事が分かった。
では一体どうして、彼はそんなに畏まった口調で鈴仙に今日が何の日であるかを聞いたのか。
それは勿論、あの変態老人の中では、今日は確固たる特別な日だったからだ。
コーチ「……グヒヒ。今日は、サンパウロ海水浴場の海開きの日じゃろうが。
ワシは毎日海開きの日は海に行って、パイオツがカイデーのチャンネーをナンパするのが、
人生の数少ない生きがいなんじゃよ。……グホ、グホホ、グヒフホホ」
鈴仙「――はぁ……(期待じゃなくて、予想通りだったかぁ……)」
想定には入っていたその答えに対し、鈴仙はがっくり項垂れる。
しかしコーチは鈴仙に対してゴキゲンだったようで、こうも提案してくれた。
コーチ「そんな訳で、今日はワシも海に行くから、お主もバイト、休んでいいゾイ。
むしろ、ワシと一緒に海に行くか? お前さん用の良い水着があるゾイ……グヒヒ」
鈴仙「………溶ける水着とかだったら、マジで撃ち抜きますよ」
コーチ「グホ、グヒホホホ。ふ、普通のビキニゾイ!」
鈴仙「(あやしい……)」
その提案には多分に怪しい所もあり、最初鈴仙は当然の如く同行を断ろうとしたが――。
鈴仙「……いえ。やっぱり行きます。水着は着るか、分からないけどね」
コーチ「おお、行くかァ。楽しみじゃのう……グヒヒ」
鈴仙「(この人が何か犯罪を犯したら。私は責任を持ってこの人を裁くんだ……!)」
107 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/25(木) 00:09:31 ID:YwzlSRFY
暫く考えた結果、鈴仙はこの誘いに対して首を縦に振る。
そこには、大会を前にしてコリンチャンスの責任者(?)が、痴漢容疑で逮捕されるのを防ぐためが大きかったが。
鈴仙「(……コーチの考えてる事は相変わらず酷いけど。
外は暑いし、たまにはバイトを休みたかったし――ついて行くのも、悪くはないかなぁ)
……実は鈴仙自身も、この暑さを紛らわせたいという気持ちが、全くない訳ではなかった。
そして――。
*****
〜サンパウロ・市民海水浴場〜
鈴仙「うわぁ……。水が水平線の果てまで続いてる!」
コーチ「むほぉ! ズギミのチャンネーが一杯じゃのう! ムホ、ムホホ!」
鈴仙「(ズギミ……? ――ああ、水着ね。しかし、知り合いながらヤバい表情してるわね、この爺さん……)」
――鈴仙達コリンチャンス一行(2名)は、スラム街から歩いて30分の所にある海水浴場へとやってきた。
観光客向けと言うよりは市民の為に開かれたそこは、海の色も若干澱んでいるし、
パラソルとかリクライニングチェアのような気の利いたアイテムは無い。
しかし、それでもサンパウロ市民と思われる多くの人間達が集まり、泳ぎや日焼け、そしてサーフィングを楽しんでいた。
コーチ「そんじゃ、ワシは今からナンパして来るからこれで。
お前さんも夕方まで、自由に遊んでて良いゾイ。……グヒヒ」
鈴仙「遊ぶって。……私は、練習して上手くならなきゃいけないのに……」
108 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/25(木) 00:11:49 ID:YwzlSRFY
――そして目的地に着いた途端、鈴仙はコーチと別れて一人になった。
不要な付きあいの強要が無い点については、コリンチャンスの長所なのかもしれない。
鈴仙「(――って、言ってる場合じゃないわ。折角だから、海で出来る事を探しましょ。
知り合いと会って交流を深められたら、特訓に誘われたり新技術を効率良く学べるかもしれないし。
ひたすら特訓をしたら、最近遅れがちな基礎能力の向上に確実に繋がるだろうし。
海の家や出店に行って、一発逆転のアイテムを狙ってみても良いかもしれない。
他にも、……兎に角! 出来る事が限られてる今だからこそ、全力で取り組むのよ!)」
――全ての物には意味がある。いや、正確には。
全ての物に意味を見出せん奴は、何時まで経っても凡夫のままだよ。
……かつてそう鈴仙に語ったのは誰だったか。
そんな言葉を思い出しながら、鈴仙は海水浴場での行動を選択した。
A:知り合いに会えるかもしれない。海水浴場を練り歩く。
B:海と言えば特訓だ。脇目もふらず泳ぎまくる。
C:練習に役立つアイテムがあるかも。海の家に行く。
D:ファンを増やすチャンス! ここはサーフィンに挑戦だ!
E:その他 他に海でやりたい事があればどうぞ。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
109 :
森崎名無しさん
:2016/02/25(木) 00:12:42 ID:KqtQHVRU
A
110 :
森崎名無しさん
:2016/02/25(木) 00:19:09 ID:1xKkDEjo
A
111 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/25(木) 00:32:32 ID:YwzlSRFY
A:知り合いに会えるかもしれない。海水浴場を練り歩く。
鈴仙「(――私はまだ、ブラジルにおいてもコネが少ない。
ここは海沿いを散歩しつつ、交流関係を深めておくのも良いかもしれないわね……」
交友関係の深まり、広まりを目指した鈴仙は、ひたすらに海水浴場を練り歩いた。
先着1名様で、
★知り合いとの遭遇?→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→妖夢「……え? 鈴仙?」
ダイヤ→新田「あ、あんたは……この間のビール売り!」
ハート→ネイ「ヘーイ、ウサギ耳が可愛い君。俺と一緒に遊ばないかい?」
スペード→金髪の少年「ほらっ、俺と一緒に海水を掛けあって遊ぼう、アーサー!」ボール「…………」
クラブ→アヤソフィア「ハワイユー、鈴仙さん。 逆ナン中ですかな?」
クラブA→ロベルト(全裸)「ヒャッホーーー! 人間皆生まれて来た時は全裸だァーーーッ!」
112 :
森崎名無しさん
:2016/02/25(木) 00:33:31 ID:???
★知り合いとの遭遇?→
ハートJ
★
113 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/25(木) 00:35:52 ID:???
鈴仙がネイ君にナンパされた所で今日の更新はここまでにします。
明日は6ターン目(12月2週)の練習フェイズまで行きたいと思っています。
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
114 :
森崎名無しさん
:2016/02/25(木) 01:22:10 ID:???
乙です
インビジの元ネタ持ちだから、上手く話を繋げて勝手に習得される前にこっちから唾付けとくか
代わりにディレイドスピンのフラグが欲しいけど、アレ森崎が発破かけないと覚えないしどうなるか
115 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/26(金) 00:47:56 ID:DUr+KBLQ
こんばんは、今日は帰りが遅かったのでほんの少しだけ更新になります(泣)
>>114
乙ありがとうございます。
ブースターシュートについては、また鈴仙の話とも絡めていきたいですね。
116 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/26(金) 00:50:22 ID:DUr+KBLQ
★知り合いとの遭遇?→ ハートJ ★
ハート→ネイ「ヘーイ、ウサギ耳が可愛い君。俺と一緒に遊ばないかい?」
鈴仙「いやー。幾らブラジルとは言っても、海の水は冷たくて助かるわー」
コーチがくれた水着は怪しいので着ず、その代わり靴を脱ぎ、素足で水の冷たさを感じる事にした。
最初はコネクション作りを目的をしつつも、眼前に広がる海の大きさを肌で感じる内に、
鈴仙は純粋に浜辺の散歩を楽しむようになっていた。
??「(……おっ。丁度ナンパしようと思った矢先に、可愛い女の子発見)」
ところで。
――非常に今更ではあるが、鈴仙はこれでも外見的には美少女の部類に入る。
いや、入るどころか、下手なアイドルやモデルでは到底勝負にならない程度には可愛らしい。
目はくりっとしていて大きいし、顔立ちも人形のように整っており、
綺麗な銀色がかった藤色の長髪は、本人が醸し出す幸薄いオーラも相まって、
儚げで守ってあげたくなるような印象を男たちに抱かせる。
鈴仙「はぁ〜。最近のバイトがキツ過ぎたから、丁度良い息抜きだわ。
ナース服
着て
宿舎
で
心配
しろ! ……とか言われても、意味わかんないし」
――とはいえ、これまで近くに居た男達は森崎だのディアスだの、
それぞれ既に別な想い人(女性とは言っていない)が居た事もあって、
驚く位鈴仙にはノータッチだったため、目立たないでいたが。
……とにかく、鈴仙は、不埒な目的で若い男に声を掛けられてもおかしくない容姿をしていた。
117 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/26(金) 00:52:11 ID:DUr+KBLQ
??「ヘーイ、ウサギ耳が可愛い君。俺と一緒に遊ばないかい?」
――例えば、こんな風に。
鈴仙「……え!? ウサギって。わ、私ですかっ!?」
鈴仙の背中をポンと叩いてそう誘って来た小柄な美少年は、
勿論鈴仙とは友達でもなんでもない。互いに初対面である。
??「当然だよ、ハニー。俺はどうやら君を追って、狂気のワンダーランドに飛び込んでしまったらしい。
ああ、とんでも無い狂気さ。何故なら俺は、君の愛らしい瞳を見続けていないと、
寂しさと切なさで、すぐに消えたくなってしまうんだからさ」
鈴仙「ぇ……ぁ……。そ、その……」
少年はペラペラと思いつく限りの愛の口上を囁きながら、鈴仙との距離を詰めていく。
根が人見知りで生真面目な鈴仙にとって、こうした手負いは非常に苦手だ。
思わず思考がフリーズし、口からは言葉が詰まって出せなくなる。
そしてそれを内気な少女特有の照れと勘違いした少年は、
一層その軽薄さを増して鈴仙に纏わりついて来て……。
その辺りで、鈴仙はこの状況を逃れるべく、必死に思考を再起動させていく。
鈴仙「(……どどど。どうしよう。こんな軽薄そうな奴なんて、私のタイプじゃないってのに!
それに。――こいつ、見覚えがある……!)」
鈴仙はその足掛かりとして、少年の事をジロリと睨み返した。
この小柄で長髪の優男について、鈴仙は記憶の片隅で覚えていたからだ。
そう、少なくとも鈴仙にとっては、決して彼は初対面では無かったのである。
少年「おや。今度は君が、俺の狂気に当てられたのかな? そんなにこっちの事をジロジロ見てさ。
(俺にマジに惚れちゃったか……それとももしや。彼女、俺の素性に気付いちゃったかな?
――だったら、折角だ。ちょっと驚かせてやろうっと)」
118 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/26(金) 00:53:20 ID:DUr+KBLQ
そして少年の方も鈴仙の睨みに別の意図を感じ、やみくもに愛の言葉を囁くのを止めて、
丁度足元に転がって来たビーチボールを足でトラップして、
少年「――ほら。俺と遊ぼうぜ? まずはサッカーだ。君は、このボールに触れられたら勝ちだ」
タッ……! シュパァッ!
少年「ほら。どうだ! 君にとっては、まるで魔法のようなドリブルだろう?
取れたら俺が、君に何でもしてあげるぜ!」
――鮮やかな足技を見せながら、少年は鈴仙に対し、
タックルへと向かうよう挑発をしてみせた。
……この一連の動きで、鈴仙は漸く思い出した。
鈴仙「(……思い出した。彼の名は――ネイ! 妖夢達サンパウロに負けたチーム。
パルメイラスの中核選手じゃない!)」
そして同時に、鈴仙を舐め切った様子の少年――ネイを見てこう思った。
鈴仙「(……突然声なんて掛けて私を驚かせた罰よ。
人を勝手にかよわい女の子扱いして、粋がっているようだけど。
――それを逆手にとって、驚かせてやるんだから!)……じゃあ、取りに行きますね」
タッ……
ネイ「ほらほら、取れるモンなら取ってみな〜(――おや。素人にしてはフォームが良いな。
――いや、単に良いってレベルじゃない。これじゃまるで、素人じゃなくて……!?)」
鈴仙「――私だって一応、あんたと同じプロ候補生なのよ! 負けてたまるモンですか!」
ダダダッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
119 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/26(金) 00:54:57 ID:DUr+KBLQ
――今の自分でも、充分勝てる。
そう思って鈴仙は、自分をか弱い少女と勘違いをし、手加減をしているネイに対して。
……全力のタックルをぶつけてやった。
先着2名様で、
★ネイ→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(手加減-3)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ネイ、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。
≦−2→鈴仙、ボールを奪う。
【補足・補正・備考】
ネイのマークがダイヤ・ハートで「消えるフェイント(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤ・ハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
今回の勝負で鈴仙が優勢であればある程、ネイが鈴仙に対して一目置くようになります。
また、今回の判定については、鈴仙についてのみフラグ習得・回収を有効とします。
120 :
森崎名無しさん
:2016/02/26(金) 00:56:02 ID:???
★ネイ→ドリブル 54 (
ダイヤ10
)(
3
+
3
)+(手加減-3)=★
121 :
森崎名無しさん
:2016/02/26(金) 00:56:41 ID:???
★鈴仙→タックル 52 (
クラブ8
)(
6
+
1
)=★
122 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/26(金) 00:56:43 ID:DUr+KBLQ
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
明日は出張で深夜まで帰って来れないので、更新をお休みします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。
123 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/28(日) 01:19:32 ID:ASx8Dvhc
★ネイ→ドリブル 54 ( ダイヤ10 )( 3 + 3 )+(手加減-3)+(消えるフェイント+4)=61★
★鈴仙→タックル 52 ( クラブ8 )( 6 + 1 )=59★
≧2→ネイ、ボールキープ成功。
ネイ「……それっ!」
タタタタッ……バババッ、シュッ!
ネイは何となくの直観と単純な自己顕示から、
遊びの場において自身の最高傑作を自負する高速フェイント
――『消えるフェイント』を惜しげも無く披露した。
鈴仙「(……右に視線を寄せておいて、実際は左!
……では無くて、その実際はヒールリフ……と、見せかけたルーレットからの右!
――な、なんてメチャクチャなフェイントなのよ!)」
真っ直ぐにスライディングタックルに向かった鈴仙は、
瞬時にかつ巧妙に繰り出される高難度のドリブルテクニックの連打に面喰うも。
――こうして、ネイの動きがどこに向かっているかを、しっかりと捉えていた。
なぜなら。
鈴仙「(……でも。そのタネはとっくに割れてんのよ!
私にとって、そのフェイントは。『消えるフェイント』は――中山さんの二番煎じにしか過ぎない!)」
鈴仙は、幻想郷で既にこのフェイントを何度も見て来た。
だからこそ、焦らずに鈴仙はネイが本来突破したい方向――右に一点集中してタックルを仕掛ける事ができた。
ズザアアアアアアアッ……!
ネイ「(迷いの無い動きだ……! こいつ、俺のドリブルを見切っている!)――くそっ!」
ダッ、ガシイッ! ……クルンッ!
124 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/28(日) 01:20:46 ID:ASx8Dvhc
そのため、ここで鈴仙がボールを奪いきれなかったのは、
ひとえにネイの基礎的な実力の高さと土壇場での判断力の高さであると言える。
彼は鈴仙が自身の動きを読み切った事を見越して、
最後にボールを両脚で抱えてわざと左によろめき、鈴仙のスライディングタックルを後少しで躱してみせた。
ネイ「――ハハ。面白かったよ、ハニー」
鈴仙「……誰があんたのハニーですか」
ネイはおどけたように笑っていたが、その笑みの意味が先程とは異なっていた。
尻軽女を射止める時のような社交的な笑みでは無く、
鈴仙という人物に対し、個人として純粋な興味を持ったそれだった。
ネイ「……君だったんだな。あのトンデモ雑誌に書いあった、
コリンチャンスのヒーローってのは」
ネイは軽薄そうな印象を薄めてそう鈴仙に尋ねた。
鈴仙「あのブン屋の書いた雑誌の事かしら。だとしたら、あまり覚えてて欲しく無かったけれど」
ネイ「とんでも無い。とても素敵なストーリーじゃないか!
俺はこう見えて、ロマンチストだからな。ああいう話は柄にも無く、感動しちゃうのさ」
鈴仙「ホントかしら……」
ネイ「ホントさ。何だったら教えてくれないか。君がこれまでに歩んで来たストーリーをさ」
鈴仙「……それ、ナンパの続き?」
ネイ「悪かったよ。でも、話を聞きたいのは本当だ。……それに、落ち着いて考えてみろよ。
こんな衆人環視のビーチで、人生賭けてサッカーしてる奴が、
一見いたいけに見える少女をどうこうしたりすると思うかい?」
125 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/02/28(日) 01:21:57 ID:ASx8Dvhc
鈴仙「まあ。それも……そうだけどさ」
ネイ「良し! じゃあ決まりだな」
――鈴仙は何時の間にか、この少年のペースに巻き込まれていった。
そして、彼に対して悪くない感情を抱き始めている事を、鈴仙は認めざるを得なかった。
場所をビーチパラソルに移し、鈴仙はネイに対し暫くの間語り合った。
自分の出自のこと、幻想郷のこと、永遠亭のこと、中山やパスカルとの出会いのこと、
八雲紫を取り込んだ純狐や、漁夫の利を狙う豊聡耳神子の企みのことや、
それに対抗する、自分達プロジェクト・カウンターハクレイのこと。
最後に、ブラジルに来てから今までの、紆余曲折ばかりの日々のこと……。
その多くは突拍子も無い話だったが、ネイは疑う事なく話を聞いてくれた。
ネイ「――そうか。……いや、やっぱり君に会えて良かったよ、レイセン」
鈴仙「えっ? そ、そう?」
ネイは爽やかな笑顔をこちらに向けてきた。
思わず照れくさくなってしまい、若干声が上ずってしまったのを鈴仙は恥じる。
ネイ「本当にありがとう。……いや、俺も今、少し悩んでいる事があってね。
だけど、今日の君の話で色々と、着想を得る所があった」
鈴仙「そ、そう……? そんな着想を得れるトコなんて、あったかしら」
ネイ「――あったさ。友達を信じる心が如何に大事か、とかね」
鈴仙「そんな当たり前の事。サッカーでどう役立てるって言うのよ」
ネイ「……うーん。それを『当たり前』と言ってのける君を褒めてあげたいんだけどな。」
そうなると、またナンパと誤解されてしまうからな。――そうだ」
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