キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/20(土) 01:02:08 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1452408627/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!

しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止める者は、
これまでの経験で混沌たる狂気を溜め込み成長した鈴仙以外に居ない。
だからこそ、鈴仙は次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、
その狂気をもって純狐を倒し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は最初は戸惑いつつも、中山により自身の成長と覚悟を悟り、最後には永琳の願いを受け入れる。
そして、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』にて
編成された新チーム・リトルウイングスの一員として、大会に優勝することを誓った。

そして、大会前の鈴仙に課せられた第一の使命は、サッカー王国・ブラジルでの修行。
しかし、リオカップの優勝を目標に意気揚々と新天地に乗り込んだ鈴仙を待ち受けていたのは、
凋落した名門チーム・コリンチャンスでの甚だ雑な扱いだった。
日々を生きる為のバイトに手一杯で、当初の情熱を失いかけている中、
鈴仙は自分よりも先にブラジルに渡り、華々しい活躍を遂げていた親友・妖夢と再開し……?

266 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 18:18:17 ID:???
まぁまぁ、気持ちは痛いほど分かるけどね。ここは結果に従いましょうよ。

267 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:24:45 ID:pDNX8uuY
更新再開します。
>>265-266
私としては、彼女のようなキャラがチームに居た方が、ストーリーや会話にスパイスが利いて面白いかなと思って書いています。
ですが、具体的に何故雇いたくないとか、どうした展開があったら良いかなどコメント頂ければ、
私がやりたい・やれる範囲内でではありますが、今後の描写や選択肢を増やす等で、ある程度はご要望に沿えると思います。
……ただ、強い言葉で言われると、結構メンタルが弱いので傷つきます(汗) なので我儘ですが、建設的な風に言って下さると助かります。

268 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:26:50 ID:pDNX8uuY
A:アヤソフィアに助っ人として、試合に出て貰う。

鈴仙「……言っとくけどね。私は、あんたを信用していないの」

アヤソフィア「――でしょうな」

鈴仙の前置きに、どこかで見た女記者は肩を竦めながらおどける。
それに構わず鈴仙は続けた。

鈴仙「だけど。……現状の私達のチームに、強力な選手が居て欲しいという気持ちは、私もコーチと同じよ。
    もしも本当にその力を見せてくれると言うならば――アヤソフィア・シェマリー。
    私が、あんたの助っ人としての加入を拒む理由は無いわ」

その結論を出すのに、鈴仙は忸怩たる思いだった。
アヤソフィアの内心は全く見通せず、怪しい。その上、慇懃無礼な態度の奥には、鈴仙に対する敵意すら感じる。
それにも関わらず、今回彼女を選手として採用せざるを得ないと思い至ったのは、
彼女の純粋な実力の高さに対する信頼もあったが、近しくなる事で、その真意を突き止めたいという気持ちもあった。

鈴仙「勘違いしないでよね。私の方こそ、あんたを見張っておきたい気持ちがあるの。
    あんたの企みが悪い物だったとしても、私は止めてみせるから」

そう言って気丈に自身を睨みつけている鈴仙の態度に、
アヤソフィアは目を丸くしていたが……。

アヤソフィア「――ブラヴォー! 流石鈴仙さんです。おみそれしました、まさしく主役の貫禄ですね」

ぱちぱちと手を叩いて、彼女は鈴仙の選択を歓迎した。勿論これは、鈴仙の神経を逆撫でするのに充分だった。

鈴仙「――また、そんなふざけた態度をして」

アヤソフィア「申し訳無い。ただ、これは私の性分なものでして。これをもって不信を煽る気はさらさら無いのですね。
        ……だけど、そうですね。少しでも信頼して頂く為に、こうしたものを用意しました。どうでしょう」

269 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:27:52 ID:pDNX8uuY

ピラリ……。

こんな展開を予想していたらしいアヤソフィアは、ポケットから一枚の紙切れを取り出す。
それを見たコーチは少しだけ目を丸くして、

コーチ「……ふむ。これは辞表か。大手新聞社に勤務されとったのに、ケッタイな事じゃのう」

アヤソフィア「私の貯金だけじゃ、リオカップ期間中、貴方がたの金銭的フォローを行うのは困難でしたから。
        勤務1年未満の自己都合退職で貰える額なんてたかが知れていますが、それでも追加の金が必要でした」

鈴仙「そんな事言われても。記者なんてフリーでも幾らでも食っていけるじゃない。
    私には、単なるパフォーマンスにしか見えないわ」

アヤソフィア「……まぁ。私だってこの位で信じて貰おうだなんて思っていません。
        私は鈴仙さんから当面の信頼を得るべく、加えてこんなものを用意しました」

アヤソフィアは今度は別の紙切れを鈴仙に見せた。
無意味な数値が羅列しているだけのメモに見えた、この紙は……。

鈴仙「――こ、これは。次に対戦するグレミオに関する詳細なデータメモ……!
    メオンが得意とするシュートコースや、ダ・シルバのドリブル突破率まで、
    一つひとつの項目が、凄く丁寧に作られてる……!!」

アヤソフィア「ご希望とあらば、次のサントス戦でもお作りしますよ。
        これでもデータやら数字には、そこそこ造形があるものでして」

鈴仙「(データやら数字って聞くと、霞……永遠亭のデータマンを思い出すわね。
    でも、考えてみればあの子が憧れてたのって、このブン屋なんだっけ)」

アヤソフィア「で。これだけじゃあアンタの内心の本気度が伝わらない!
        ――とか、言われそうだったので。こんなものも用意しておきました。どうぞ」

270 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:29:27 ID:???
現状、別勢力のスパイで面倒見てくれたら裏切って協力しようか、って感じなんかな
初期から割と活躍してたし素直じゃないから、こっちから手を差し伸べてもいいけど
そこまで手が回らないし、何よりそれなら最初で選んでたしなあ

271 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:29:36 ID:pDNX8uuY
少しだけ永遠亭での生活を思い出している鈴仙を尻目に、
アヤソフィアは追い打ちと言わんばかりに第三の紙を提示して来た。
これは今まで彼女が示したメモと違って、やや格式ばった書式でこう書かれていた。

鈴仙「契約書。――私、アヤソフィア・シェマリーは、コリンチャンススタッフとして就任するにあたり、
    以下の事項を必ず遵守します。
    一、コーチ、監督及びキャプテンの指示には必ず敬意を持って従います。
    一、コーチ、監督及びキャプテンの指示が無い場合であっても、チームの利益を最優先した行動を取るよう努めます……?」

アヤソフィア「簡単ですが、契約書です。私は、試合やチーム運営について、
        鈴仙さん達にとって最高の味方たるよう動き、裏切る意図は全くない事を示す為に書きました。
        もしもこれに反した場合は、裁判所なり私刑なり、好きなようにして下さって構いませんよ」

最後にそう断言して見せる彼女は、確かに少なくとも「コリンチャンスの一員として活躍する」という点においては、
信頼が出来そうだった。

アヤソフィア「ここまで長々と話して私が伝えたかった事は一つ。私は、少なくとも今は、貴女の敵では無いという事です。
        いや、むしろ逆に。私は、少なくとも今は、貴女の味方で居たいのです。
        金やデータやプライドを捨ててでも、私は貴女のプレーを間近で見たかった」

鈴仙「……だったら、理由を教えてよ。単に私に興味がある意外にも、しっかりとした理由があるからこそ、
    あんたはそこまでするんじゃないの?」

アヤソフィア「……そこを突かれると痛いですね。真意も分からん奴なぞ信頼できるかという意見はごもっともですし。
         ただ、少なくとも私と鈴仙さんは利害関係が一致しています。
         詳細はまた後日お話しますが、私は貴女とサッカーをして、リオカップに勝ちたいという明確な目的があるのですよ」

鈴仙「……もう、あんたが何を言ったって信じがたいわ。
    ――だから、分かった、敵じゃないって言うなら、一旦はその言葉を信じてあげる。
    その必死さに免じてね。今はここで、あんたを諮問している場合じゃないもの」

アヤソフィア「……助かります」

272 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:35:41 ID:pDNX8uuY
コーチ「そうじゃの。……今は、試合に関する最後の整理をすべきじゃ」

アヤソフィアの言葉に鈴仙も最終的には折れ、彼女の加入に関する適否にかかる議論は一旦延期となる。
そのきっかけを作ったのは鈴仙のコーチ兼監督だった。

コーチ「オホン。二人が議論をしている間、わしの方で布陣案を作ってみた。
     アヤソフィアさんが入って、FW4名、MF3名、DF4名、GK1名の12名となったコリンチャンスから、
     少しでもバランスの良さげな布陣を……と、考えた結果、こうなった」

熟練の将軍でもある彼は、鈴仙がアヤソフィアを取り調べている間にも、
ミーティングの準備をぬかりなく進めていた。
控え室のホワイトボードには、選手を示すマグネットがこのように記されていた。

コリンチャンス:4−3−3
−H−J− H鈴仙 990/990 Jゲーノス 700/700
F−−−− Fアヤソフィア 800/800
−−I−− Iナバイロ 700/700
G−−−F Gライア 700/700 Fマギッシ 700/700
−−−−−
C−D−B Cデ・ラーダ 700/700  Dミャージ 700/700 Bビベス 700/700
−−A−− Aニータ 700/700
−−@−− @ピュジェ 700/700
控え:クラウディ(FW)
備考:ライアは必殺パス、ミャージは必殺タックル、ニータは必殺ブロック持ち

273 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:36:42 ID:???
色々言われてるけど、実は自分は文が好きなのでこの展開は嬉しいです。
チーム集めでは難易度がきつかったのとFWが過多だったので選べなかったけど…。
好意の反対は無関心というし、アヤソフィアさんの敵意がどうなるのかすごく楽しみです。

274 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:37:13 ID:pDNX8uuY
コーチ「対戦相手はグレミオ。もう何度も言ったが、GKメオンの守備力と、
     MFダ・シルバの突破力が怖いチームじゃ。
     じゃが、メオンの守備力は鈴仙の全力のシュートの前では脆く、
     ダ・シルバの突破力はアヤソフィアさんのそれと比べては劣る。
     また、その他の無名選手についても、わしらの無名選手の方が総合的に優れておる。
     ……結論としては、余程運か戦略が悪くない限りは、苦戦する事は無いと思われるチームじゃろうな」

アヤソフィア「私のデータによれば、メオン君のセーブ力がMAXで61ポイント程度。
        その一方、鈴仙さんの『マインドエクスプロージョン』の威力は、同基準で言えば64ポイント程度です。
        ……ふむふむ、成程。確かにコーチさんの情報とも合致してますな」

コーチが概論を話す中、すっかりチームに溶け込んだしたり顔のアヤソフィアが各論を話してくれる
ミーティングは、悔しいながらも鈴仙にとって充実していた。

アヤソフィア「ダ・シルバ君のドリブル力は、若干ではありますが、私に劣ります。
        ――が。決して油断せず、多人数で防ぎに行ける体制を作るべきでしょうね。
        そうなると、コーチさんのこの布陣は概ね妥当でしょうか」

鈴仙「そうね……(強いて言うなら、MFが3人でタレント不在って点は不安だけど。
     私もあいつもFWだし、MFの替えは他にも居ないし、しょうがない所もある……のかな。
     勿論、少し工夫をすればもっと良くする事も出来そうだけど……)」

275 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:40:01 ID:pDNX8uuY
そのため、鈴仙はこの案をベースとして、集中して布陣案を考える事ができ。
暫くの思考の後、コーチやアヤソフィア、そして並み居るコリンチャンスの選手に対して、こう意見を述べた。

A:このコーチ案の陣形で問題無い。キックオフだ!
B:鈴仙をトップ下に持って行き、中盤のゲームメイクもできるようにする。
C:鈴仙をCBに持って行き、リベロとして攻守両面で活躍できるようにする。
D:アヤソフィアをSHに持って行き、中盤の守備でも動けるようにする。
E:アヤソフィアをFWに持って行き、前線の攻撃力を高める。
F:その他 思いついた布陣があれば書き込んで頂いても良いですし、B+Dと言ったものもOKです。
  (B+Cなど、同じ選手を二つの位置に動かすことは出来ません)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

276 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:47:04 ID:+HUYt+7w
A

277 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:48:44 ID:iz6Sw93c


278 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:52:53 ID:pDNX8uuY
…と、言った所で短いですが今日の更新はここまでにします。
明日からグレミオ戦に入っていけると思います。
>>270
すみません、確かにスパイっぽくも見えましたが、
この辺りは描写不足でしたので補足しますと、アヤソフィアは別勢力のスパイではありません。
完全に個人的な思惑のために活動しています。
>>273
鈴仙には無いスレた所のある(?)キャラとして、彼女を助っ人で出したかった気持ちがありました。
ただ、射命丸は新チームや各勢力とは別の、個人的な思惑があるという設定でいたため、
勧誘難易度は高めにしていました。(もしも勧誘に成功してたら、その辺りは変更の可能性がありました)
この個人的な思惑の内容については、今後のストーリーで明かせられればと思っています。

それでは、本日もお疲れ様でした。

279 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 02:27:12 ID:???
乙です
スパイに見えた、というよりもっともらしい理由を付けて面倒見て貰って
結局力が欲しい、当事者になる事自体が目的なのでは、と考えてました。

しかし勧誘難易度が高く、何か目的があっても個人行動ではたかが知れてるので、
それなら各勢力の間で蝙蝠でいるのでは、と行き着きました。あくまで個人の目的ならどっちでもいい感じで

280 :265:2016/03/10(木) 07:39:59 ID:???
>267
>91で
>――そこには、単なる嫌がらせではなく。鈴仙に対する明確な敵意と悪意が見え隠れていた
と書いてるからです

敵意と悪意を持っていて、しかもそれを表に出さず友好的な態度と笑顔で近づいてくるような人物と、
少なくとも俺はかかわり合いにもなりたくないし、人生で大きなイベントを始める本番で仲間になってほしくもありませんでした


なるべく言葉を選んだつもりだったのですが、まだキツい言い回しになってしまったでしょうか?
もしそうなら申し訳ありません。

281 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 15:17:26 ID:???
ネイ「トニーニョ、早く行くぞ。俺は勝ってあの子にプロポーズするんだ」

やべえよ…こんなこと+13に知られたらネイが生皮剥がされてワニのえさにされちまうよ…

282 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 22:41:20 ID:???
乙なのです

+13で誰かわかってしまう(笑)
まあ彼女は鈴仙だけが+13の理由じゃないから……

まあ文はやっぱFW過多と勧誘難易度がネックでしたよねえ……どちらか片方だったら挑戦してたかも
もちろん今のチームメイトに不満はないです
正直多少ネジ曲がっても仕方ない境遇ではあるし、なんとも
鈴仙にとってはほぼ関係ないから、とばっちりではあるけど

ここからカタルシスを得られる展開になりそうではあるし、
ギスギスした展開があまり好きじゃない私でも、
これくらいなら個人的には全然大丈夫です。

お忙しそうですが、これからも更新を楽しみにしています。

283 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:23:34 ID:Y0HL/bwY
こんばんは、遅い時間ですみませんが、少しだけ更新再開します。
>>279
乙ありがとうございます。
すみませんそうですね、スパイで無いにせよ、鈴仙の味方では無い(=新チームメンバーではない)以上、
結果的には同じようなものかもしれません。
ただ、現状では胡散臭い奴ですが、最終的には良きライバル的な存在にはなれると思います。
>>280
コメントありがとうございます。
成程確かに、GMとしては、ストーリーに起伏やドラマ性を設けたいが為に、一癖あるキャラを入れたいと思うのですが、
鈴仙=PCとしては、そのせいでPCのストレスが増える場合は、ストーリーを曲げてでも避けたいと思うのは道理だと思います。
この辺りはストーリーとロールプレイとの兼ね合いもありますので、最終的には私の好みにさせて頂きますが、
出来る限り納得の行くような展開や描写を考えたいと思います。

誤解させてしまったなら申し訳ないですが、私は>>265のコメントの言葉がキツい、とは言っていません。
今後、要望と称して心ない言葉等が出たら嫌だな…と思っただけです。
>>281
森崎を圧倒した鈴仙=ストラットとしたら、てゐはミアータポジションですね…
>>282
乙ありがとうございます。
私も鈴仙のチームについてはギスギスした展開にはしたく無いので、
恐らくご希望に添える塩梅になるかと思っています。
更新楽しみにして頂いて嬉しいです。基本やりたいようにやっていますが、
その支えになるのが、今頂いたような励ましのコメントだと実感しています。
最近忙しいですが、マイペースに楽しく書いていきたいと思っていますので、また宜しくお願いします。

284 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:25:14 ID:Y0HL/bwY
A:このコーチ案の陣形で問題無い。キックオフだ!

鈴仙「……いえ。このコーチ案の陣形で問題無いと思います」

コーチ「ふーむ。そうか。それならば、>>272の陣形で行くとするか。
     即ち、FWに鈴仙、ゲーノス、WGにはアヤソフィアさん。
     MFにはナバイロ、ライア、マギッシ。
     DFにはデ・ラーダ、ミャージ、ビベス、ニータ。
     そしてGKはピュジェ。これで良いかね、皆」

コーチの呼びかけに対して反論は無かった。それを確認して彼は満足気に頷き、

コーチ「……では、間もなくコリンチャンスの記念すべき、今大会初キックオフじゃ。
     皆、焦らず怒らず、冷静かつ大胆に戦うんじゃぞ」

コリンチャンスメンバー「「「「「はい!!」」」」」

――そして、息を揃えて円陣を組むメンバーを見て、満足気にピッチへと向かっていった。

アヤソフィア「いやー。いよいよ始まりますね、鈴仙さんのブラジル初舞台が」

鈴仙「何なのよ、その馴れ馴れしい態度は……」

そんな彼らを尻目に、アヤソフィアは普段通りの軽薄さで鈴仙をそう茶化している。
鈴仙は頬を膨らませながらも、彼女はにっこりと笑って恥ずかしげも無く、

アヤソフィア「――別に。ただ嬉しいんですよ、私は。
        あの鈴仙さんと一緒に、こんな大舞台で戦えるんですからね」

285 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:27:01 ID:Y0HL/bwY

そう言って、可愛らしく駆けながら鈴仙を残して先に行ってしまった。
残された鈴仙は、はあと溜息をついて、

鈴仙「……私だって。自分の実力がブラジルのサッカー選手に通じるか心配で、一杯一杯なんだから。もうっ……」

すごすごと歩いて、戦場へと足を踏み入れて行くしかなかった。
そして――。

*****

〜マラカナンスタジアム・フィールド〜

実況「……フラメンゴ対スポルチの最終スコアは4−0! 
   カルロス選手のハットトリックに、補佐のサンタマリア選手も1ゴール2アシスト。
   フラメンゴは巷で囁かれる秘密兵器を使わずとも、スポルチを圧倒してみせました!
   そして第二試合が始まります。第二試合は……コリンチャンス対グレミオ!」

ワァァァァァァッ……!

鈴仙「――あ、あれ!? なんか開幕時と比べて歓声が微妙じゃないですか!?」

コーチ「そりゃあ、お前さん。誰が好き好んで草サッカー上がりのボロチームの試合を見たがる。
     そんな時間の無駄をする位なら、飯でも食いに行った方が余程有意義じゃろ」

アヤソフィア「そーいえば、コリンチャンスの当たるカードのチケットだけ、ピンポイントで激安でしたねぇ。
        それこそ、チケットの札束で漸くパン一枚が買えるかどうか程度の安さでしたよ」

鈴仙「そんな、敗戦国のインフレ経済じゃないんだから……」

アヤソフィア「まぁま。そこから這い上がる事に、我々のストーリーの意義があるのですぞ。
         捻くれずにもっと熱くなりましょうよ。イッツルナティックタイムです」

286 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:30:39 ID:Y0HL/bwY
鈴仙「むう……」

ダ・シルバ「そうだぜ、バニーちゃん。サッカーは何事もパッションだ。
       気合が無いサッカーなぞ、技術はあっても単なるお遊戯さ」

鈴仙「! ……あんたは!」

――そんな鈴仙達の間に割って入ったのは二人の少年だった。
一人はまさしく熱血漢の好青年を体現したような褐色の少年であり、
その後ろで根性悪い笑みを浮かべる青髪白肌の少年とは対照的だった。

アヤソフィア「む。その無個性なのか個性的なのかよくわからない微妙なツンツン頭は、
         フェルナンド・ダ・シルバ君ですね! 私、サッカー記者のアヤソフィアです。宜しく」

メオン「ククク……とことん笑わせてくれるチームだ、コリンチャンス」

アヤソフィアの挨拶に対し、青髪の少年――クラウディオ・メオンは傲慢な笑みを浮かべている。
性格の悪いヤツ、というのが鈴仙にとっての彼の第一印象だった。
彼はダ・シルバを押しのけて鈴仙達の前に上がると、意地悪く唇を歪めてこう言い放った。

メオン「フン。ボケ老人の監督に、場末のバーのバニーガール風情がキャプテンか。
    初勝利を飾るのがこんな冗談みたいなチームなのが口惜しいが、精々足掻くがいいさ。
    ま、お前達に足掻ける元気があればの話だがな。ククク……ハッハッハ」

鈴仙「……ヤケに偉そうで挑発的な態度ね、コイツ。よっぽど腕に自信があるのかしら?」

アヤソフィア「ポルト・アレグレ――彼の故郷にして、グレミオの本拠地ですね――では、
        神童扱いされる程度には強いですよ。もっとも、井の中の蛙感がマックスですが」

そして鈴仙の第一印象には狂いが無く、メオンは明らかに横柄で傲慢だった。
自分の実力の高さに増長しきった少年を見て、鈴仙は内心で肩を竦める。
流石の鈴仙も、子ども染みた挑発には簡単に乗る気はさらさらなかった。

287 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:32:04 ID:Y0HL/bwY
鈴仙「(ま。でも、……面倒そうな奴だし、無難に挨拶しといた方が良いかしらね。
     でも、アイツったら、私らが女老人だと思って舐め切った態度だし。
     ちょっと位は厳しく言っても良いと思うけれど……)」

A:「キャプテンの鈴仙よ。今日は宜しくお願いするわね」
B:「今日はとっても楽しみなの。あんたのその鼻を明かしてやることがね!」
C:「あんたがナンバーワンGKなら、私はナンバーワンFWよ!」
D:「そっちこそ、冗談みたいな髪型してる癖に……」
E:「(……黙って相手の出方を見守りましょう)」
F:「あんたって……姫様ファンのならず者の一員じゃなかったっけ?」
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

288 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:34:20 ID:Y0HL/bwY
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
皆さん、本日もお疲れ様でした。


289 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 01:34:29 ID:SqafMEXw
A

ものすごくFを選びたい

290 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 01:35:37 ID:vDvNuhS+
G
スッとメオンの顔に掌を(鼻息がかかるぐらい)近づけ、戻した後で
軽く手についた匂いを嗅ぐしぐさをした後に

鈴仙「臭い息をさらすのは、そのくらいにしなさい」

と挑発する。

291 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 01:43:03 ID:EFlagc6g
A

292 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 15:12:21 ID:???
G 
よく考えたら昔の自分にすごい似てることに気がついて勝手に落ち込み思わず死にたくなる

293 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 22:13:34 ID:???
G
試してみたいんですよ、あなたとレナートどちらがナンバーワンザルキーパーにふさわしいか

294 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 00:56:38 ID:MrcKanMQ
>>289
メオンファンの一般姫系女性が黙ってないですね…
>>290
スラム街生活でたくましくなった鈴仙だったら、この位やっても良いかもですね。
>>292
特に意識せず書いてましたが、言われてみたらそうですね…
>>293
能力的にメオン君はそこまでザルじゃない…と言いかけて能力値スレで調べましたが、
才レベル5相当でパンチ80、一対一76しかないんですね…。カノーバさんよりも一回り弱いです。
モブGKよりはマシと言えば、それは褒め言葉になるのか、それとも…

295 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 00:58:06 ID:MrcKanMQ
A:「キャプテンの鈴仙よ。今日は宜しくお願いするわね」

メオン「ククク……まあ、精々少しは楽しませてくれ給えよ。俺は紳士だから、弱い者いじめは好きじゃないんだ」

鈴仙が無難に挨拶をし、握手を求めて手を指し伸ばしたのにも応じず、
メオンは傲慢に腕を組んだままそう答えた。

鈴仙「……本当に腹立たしい奴ね。自分の才能に絶対の自信を持ってるって言うか」

アヤソフィア「……いやー、弱い犬程良く吠えるを地で行くお方ですねぇ、ホント。
        ――鈴仙さん。こんな奴に負けちゃダメですよ」

鈴仙「分かってるわよ。あんたも、あれだけ言っといて案外大したこと無かったりしたら、はっ倒してやるんだから」

審判「……選手代表、キックオフを」

そして、そんな小競り合いと陰口が飛び交う中、審判は苛立たしげに、
両チームのキャプテン――鈴仙とメオンに対し、コイントスを求めた。
その結果は……。


先着1名様で、

★コイントスの結果→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→コリンチャンスボール
スペード・クラブ→グレミオボール
JOKER→そのとき、ロベルト本郷(全裸)の 変わり身の術 がメオンの顔面に直撃!!

296 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:02:35 ID:???
★コイントスの結果→ クラブQ

297 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 01:33:31 ID:MrcKanMQ
★コイントスの結果→ クラブQ ★
スペード・クラブ→グレミオボール

メオン「……おや、幸先が良いな。ならば俺は、このまま先攻権を貰おうか。
    一度もボールに触れずに負けてしまっても、泣き言は言わないでくれよ」

メオンは絶対の勝利を確信した表情で、自身の守るべきゴールへと去って行った。
残された鈴仙も、流石にここまで舐められては堪らないと闘志を燃やし、
そんな彼の後ろ姿をじいっと睨みつけて、

鈴仙「――メオン。私は絶対、あんたからゴールを奪ってみせる……!」

小声ではあるがそう力強く、そう宣言してみせた。
そして――。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

実況「――グレミオのキックオフで試合開始です!」

コーチ「(――始まった、か……漸く)」

鈴仙のブラジルでの初戦、グレミオとの戦いは今ここに幕を開けた。

298 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 01:34:41 ID:MrcKanMQ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨッチャン「1か月と少し振りですね、ヒント神・ヨッチャンです!
       長くなってしまいましたが、漸くリオカップが始まって試合が始まります!
       さて、本日の対戦相手はグレミオ。本スレにおいても初戦の相手として選ばれ、そして圧勝していますが、
       このスレにおいても、初戦の相手に相応しい適度な弱さになっていると思います。
       さあ、それではまずは両チームの陣形から見ていきましょう」

−−@−− @メオン
−−−−−
B−C−A Bジーオ Cタキーハ Fコクラン
−−−−−
−G−D− Gクリムト Dジャスマ
F−I−E Fファリア Iダ・シルバ Eタピエス
−−−−−
−H−J− Hスピノザ Jマデーロ
グレミオ 3−5−2
コリンチャンス:4−3−3
−H−J− H鈴仙 990/990 Jゲーノス 700/700
F−−−− Fアヤソフィア 800/800
−−I−− Iナバイロ 700/700
G−−−F Gライア 700/700 Fマギッシ 700/700
−−−−−
C−D−B Cデ・ラーダ 700/700  Dミャージ 700/700 Bビベス 700/700
−−A−− Aニータ 700/700
−−@−− @ピュジェ 700/700

299 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 01:38:46 ID:MrcKanMQ
ヨッチャン「敵GKのメオン君は散々言っていますが、これでもブラジルナンバーワンGKを自称するだけあって、
       中々の実力者です。決して油断せず、レイセンやアヤソフィアなど、
       実力ある選手を惜しみなく使い、全力をもって叩いてあげましょう!

       また、何となく影が薄いですが、ダ・シルバ君も決して雑魚ではありません。
       むしろ、そのドリブル力は現在のレイセンを始め、コリンチャンスを圧倒する事請け負いです。
       彼を自由にさせ、一対一で突破されまくって敗北……という展開だけは避けましょう!        
       
       最後に一点。【この試合は、負けた場合はゲームオーバーでリセット】となります。
       負ける事はまず無いと信じていますが……それでも、ダイスの神様がどんな悪戯をするかは分かりません。
       最後まで気を緩めずにゲームを楽しんで下されば幸いです!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

300 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 01:43:06 ID:MrcKanMQ

実況「……キックオフのボールは、グレミオのトップ下。I番のダ・シルバ選手に渡りました!」

ダ・シルバ「さーて、まずは小手調べだ! 俺の情熱に焼かれるなよ!」

ダッ! ダダダダダダダダダッ!

実況「そしてダ・シルバ選手は脇目もふらず、フィールド中央をドリブル一直線〜〜!
    ウルグアイが誇る情熱の暴走列車が、コリンチャンスのオンボロ屋台をぶち壊しに急発進だ〜〜!」

ダ・シルバ「さあ来な、バニーちゃん! 男らしくサシで勝負だ!」

鈴仙「私は男じゃないっての!(でも――早いだけじゃない。こいつ……上手いわね。
    今の私のタックルじゃあ、殆ど勝負にならない程度には!
    とは言え、私には狂気の瞳もあるし、仲間との連携も出来る。
    無理してあいつの口車に乗る必要は無いわけだけど、さて、どうしたら……)」

A:ダ・シルバにサシでタックル勝負を挑む。(鈴仙のタックル:52)
B:FWのゲーノスと協力して、二人でタックルに向かう。
C:FWのゲーノスを単身タックルに向かわせ、自分はフォローに備える。
D:ここは二人とも動かず、中盤選手のタックルに任せる。
E:ここは単身大きく下がって、中盤選手と一緒に4人でタックルに行く。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:990/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

301 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:45:56 ID:pcYjUqDg
A

302 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:48:25 ID:gqHQQ0M+


303 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:57:20 ID:7EAsfRq6
B

304 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 02:06:16 ID:MrcKanMQ
B:FWのゲーノスと協力して、二人でタックルに向かう。

鈴仙「……生憎と私はそこまで男らしくはなくってよ。
    女の子らしく、仲間と一緒に攻めさせて貰うわ! ――ゲーノス君、お願い!」

ゲーノス「ああ、分かった!」

タッ! タタタタッ……ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!

実況「ダ・シルバ選手の挑発にも動じず、鈴仙選手は同じFWのゲーノス選手と共に、
    二人がかりでタックルに向かいました!」

ダ・シルバ「ちぇっ、つれないな。でも、二人で来られた方が好都合だぜ!
       邪魔な選手を、一気に抜き去ってやる事が出来るからな!」

ダッ! ダダダダダダッ!

実況「しかしダ・シルバ選手は全く動じず! 鈴仙選手とゲーノス選手を吹き飛ばさん勢いで、
    真っ直ぐにタックルへと対抗していきます! 果たして、どうなるのか〜〜!?」

305 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 02:07:42 ID:MrcKanMQ
先着2名様で、

★ダ・シルバ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ダ・シルバ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(マデーロがフォロー)(スピノザがフォロー)(アヤソフィアがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ダ・シルバのマークがダイヤ・ハートで「パッションスタンピード(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤ・ハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。


―――――――――――――――――――――――
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

306 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 02:09:02 ID:???
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( クラブA )( 5 + 4 )=★

307 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 02:13:16 ID:???

★鈴仙→タックル 52 ( JOKER )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=
ゲーノス→タックル 51 ( ハートA )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

308 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 09:10:38 ID:???
なにぃ!?あの引きは・・・!まさしく主人公!

309 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 10:33:51 ID:???
皮肉って新タックルの名前にパッションって入れてやろうかね

310 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 17:52:48 ID:???
本編では大したことない上に退場したからなぁ

311 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 19:52:59 ID:???
練習の時は酷い引きだったのにな。

312 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 22:15:29 ID:MrcKanMQ
>>308
一発目の引きでJOKERとは思いませんでしたw
>>309
技名はこっちで考えていましたが、希望がありそうなので少し投票をしてみようと思います。
>>310
クラブAだったので、原作踏襲になるかと踏んでましたが…w
>>311
試合でJOKERを出し続ければ練習で成長しなくても問題ないですね(白目)


すみません、今から書き始めるゆえ更新までにまだ時間がかかりそうなので、
簡単にではありますが、今のうちに鈴仙が今回のフラグ習得&回収で習得する、
タックル技の名前を募集しようと思います。

性能は1/4でタックル+3です。(従来の「アイドリングウェーブ」の発動確率は1/4になります。
ダイヤで+3、ハートで+2、スペード・クラブで発動無しということです)
私の案はアイドリングウェーブの進化形ということで、「マインドストッパー」を考えていますが、
他にも案がありましたら、投票を頂ければ幸いです。

A:マインドストッパー
B:自由投票枠 お好きな技名をお書きください

先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

313 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:18:51 ID:pcYjUqDg
A

314 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:23:00 ID:brCUpGq+
A

315 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:45:22 ID:???
A

>>試合でJOKERを出し続ければ練習で成長しなくても問題ないですね(白目)

鈴仙は覚醒で基礎能力値上がらないので、それだけじゃダメです(白目)


316 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:46:59 ID:gqHQQ0M+
A

sageてました、すみません

317 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:05:20 ID:???
基礎能力値上がらなかった?

318 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:23:30 ID:???
フラグ回収時の能力アップはないね、ルールにも書かれてる

319 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:40:57 ID:MrcKanMQ
>>315
覚醒で基礎能力上がらなくても、常にダイヤで15出せたら2〜3の数値差なんて誤差と化しますし……
>>316-317
フラグ回収はあるけど、基礎能力は上がらないで正しいです。
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( クラブA )( 5 + 4 )=64★
★鈴仙→タックル 52 ( JOKER )( 6 + 1 )+(人数補正+1)(*JOKERよりダイヤ15)+(アイドリングウェーブ+2)=77
≦−2→コリンチャンスボールに。

〜マラカナンスタジアム・観客席〜

ネイ「ほら、監督! もっと前、もっと前に行きましょうって!」

エベルトン「うるせえ、俺だって行きてえけどこのイモ洗い状態だ、進めねえよ!
       というか俺に指図するな!」

――閑古鳥と言っても、それは前のフラメンゴの試合と比べての話で、
マラカナンスタジアムには今も尚常識的には考え難い程の観客がひしめき合っていた。
そしてその中には、リオカップ優勝候補チームの一つである、
パルメイラスの監督及び有力選手一名も含まれていた。

ネイ「トニーニョが呆れてましたよ。コリンチャンスもグレミオも恐れるに足るチームで無い。
   そう言っていたのは、監督ご本人だろう……って」

エベルトン「あんの根暗お利口ちゃんは、そんな陰口叩いてたのかよ。
       こちとら眠れる獅子が目覚めたと思って、内心ビクついてるって言うのに」

ネイ「ビクついてるって言うなら、俺もですよ。
   彼女を一目見た時から感じた、デウスの雷に打たれたかのようなあの衝撃。
   あれをもう一度感じたいという気持ちと、畏れ故に避けたい気持ち。
   この二つに揺れ動くのは、もう本当に――」

エベルトン「……テメエのノロケ話は聞いてねえよ」

320 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:42:03 ID:MrcKanMQ

もっとも、その目的は統一されていなかった。
エベルトンは旧友たるコリンチャンスコーチの采配が鈍っていない事を確認する為で、
ネイはもっと単純に自身の想い人がピッチ上で活躍する姿を見たいが為だった。

ネイ「……あ! 監督、この辺りなら見れそうですよ、試合!」

エベルトン「おっ、少しは気が利くじゃねえか。さーて、先生の現役復帰初オペの状況はどうだ?
       ……って。――な、なんだとォ?!」

――そして、この二人の目的は、試合開始5秒で早くも達成された。



〜フィールド上〜

ざわ、ざわざわ……

ダ・シルバ「………あん?」

メオン「……なん……だと?」

実況「こ、こ……これは! これはどういう事でしょう。私は悪夢でも見ているのでしょうか……!?」

鈴仙「え、ど、……どういう事?」

アヤソフィア「あやや……。これは凄い」

――その時、観客席は、フィールド上の選手達は。
そして……当の鈴仙自体も、今目の前で起こった事について、巨大な疑問符を浮かべていた。

321 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:43:15 ID:MrcKanMQ
鈴仙「(足が……勝手に動いていた。視線が……勝手に動いていた。
    その上で、完璧な……? ううん、完璧なんかじゃない。
    だってこれは、私が知ってる完璧って次元を遥かに上回った、まるで別人のようなタックル。
    そして相手も明らかにおかしい。だって……だって相手は………!?)」

コーチ「(……私の育成理論は、間違っていなかったな)」

その中で唯一平静を保っているのは、あのぼけた風体の老人――
鈴仙のコーチ兼コリンチャンス監督のドトール氏だけだった。

コーチ「(これまで私は、アルバイトの内容をスケジューリングしつつ、
     その中で彼女が取り得る動き、筋肉や骨の成長を予測してきた。
     そして、その予測と現実との穴を埋めるべく、夜のバーでの業務内容を調整した。
     ……それを踏まえた詰めの練習は少し失敗したが――問題無い。これならば。
     彼女の全筋肉及び全神経は――これからも彼女の望むままに、進化し続ける!)」

全ての展開は彼の想像の範疇だった。無論、それを知る者は彼以外の誰も居ないのだが。
しかしそれも無理はない。浮浪者然とした彼の風体もそうだが、それ以上に、
今眼前で起こった事は、多くの想像からかけ離れていたからだ。
つまり。

――ポムッ。

鈴仙「……私は、何の労苦も無く、自分よりも格上であるダ・シルバ君から。
   完全にボールを奪ってみせた……!?」

実況「ダ・シルバ選手、ドリブル突破に失敗。鈴仙選手が、ボールを取りました………!?」

――う、ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?

既にダ・シルバの実力の高さを知る多くの観客達は、実況の声を引き金に、
漸くそう悲鳴染みた絶叫を上げる事が出来た。

322 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:47:32 ID:MrcKanMQ
ダ・シルバ「――どんなマジックを使った。
       この俺が、お前のタックルを前にして、全く動けなかっただなんて……!?」

ボールを奪われたダ・シルバは思わず立ち尽くしていた。
目の前で起きた事もそうだが、それに対し自分が何も出来なかった事について、彼は驚愕していた。

アヤソフィア「……急激に自身の動きを止める、鈴仙さんお得意のフェイントタックル、「アイドリングウェーブ」。
        加えて彼女は無意識に、その絶妙な間と視線、そしてタイミングをもって、敵の動きをも止めていました。
        精神を操り、自身に限らず周囲の者を停滞させる、鈴仙さんのテクニカルタックルの真骨頂。
        これを名乗るとしたら……そう。『懶惰「生神停止(マインドストッパー)」』とでも言うところでしょうか」

驚きの解けたアヤソフィアは、一歩引いた目線で鈴仙の技を評価する。
そして改めて内心で驚き直す。名コーチの仕込みがあったとは言え、かくも短時間でここまでの技を閃く事は無い。
この尋常ならざる成長は間違い無く、鈴仙が挫折の結果漸く得た、努力の結晶に違いないと確信した。

アヤソフィア「――良いですね。そうこなくっちゃですよ、鈴仙さん……!」

そのままボールを押し出し前へと上がっていく鈴仙を追いながら、
新聞記者は彼女の才能にほくそ笑み。

エベルトン「……おい。帰ったらトニーニョに伝えろ。
       コリンチャンスは、下手したらサンパウロ以上の脅威だ。今の内にデータを集めておけとな」

ネイ「ああ……何て凛々しい横顔なんだ、レイセン。まるでギリシア神話に出て来る美の女神のようだ……」

エベルトン「……こいつもコイツで使えねえな。まだ前みたいなナンパ野郎の方がマシだったぜ」

観客でその活躍を見ていた者達は、彼らが以前より持っていた感情を、
良くも悪くも更に増幅させることとなった。

*鈴仙が新タックル技「マインドストッパー(1/4でタックル+3)」を習得しました。
 (従来の「アイドリングウェーブ」の発動確率は1/4になります)

323 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:50:21 ID:MrcKanMQ

クリムト「ダ、ダ・シルバがあんなにアッサリ……」

ファリア「諦めるな! 攻撃面は大した事が無いかもしれないだろう!」

ジャスマ「そ、そうだ……俺達残りのMF衆で取り囲めば怖くないぞ!」

タピエス「4人に勝てる訳ないだろ!」

タッ、タタタタタッ……!

鈴仙「……身体が軽い。もう何も怖くない! ――と、いう訳には行かなさそうね」

実況「さあ〜! ダ・シルバ選手を止めて前へと上がった鈴仙選手ですが、
    彼女の前には、グレミオのMF4人衆が中央に寄って立ちふさがります!
    先程は眼が冴える守備を見せてくれましたが、
    3−5−2と中盤重視のグレミオの中盤を一人で突破する事は難しいかもしれません!」

鈴仙「(簡単に見た感じ、彼らの実力は……ゲーノス君達コリンチャンスの選手にも少し劣る。
    そして私のドリブル力は、先のダ・シルバ君程で無いにせよ、悪くはない。
    だから、突破も可能そうだけど……)」

アヤソフィア「鈴仙さーん! 私も居ますよー!」

鈴仙「(……折角だから、アイツの実力を確かめてみるのも悪くないかもしんないわね。
    他にもやれる手はあるかもだけど。ここは……)」

324 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:52:00 ID:MrcKanMQ
鈴仙は少し考えて、中盤を突破する方法を検討した。
そして――。

A:自分で突破する。(鈴仙のドリブル:54)
B:ウインガーのアヤソフィアに突破して貰う。
C:一旦後ろにボールを戻し、遅攻を試みる。
D:この距離でも問題無い。40メートル超ロングシュートだ!(更に選択)
E:その他 自由選択枠 ゲーノスやナバイロを使いたい方はこちらで

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。



325 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:53:22 ID:pcYjUqDg
B

326 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:53:59 ID:brCUpGq+
B

327 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:54:03 ID:gqHQQ0M+


328 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:05:37 ID:TAPWeiOw
B:ウインガーのアヤソフィアに突破して貰う。

鈴仙「(まあ。折角だし、敵も中央に集まっているから……)――アヤソフィア、任せたわ!」

グワァッ、バシュウッ!

アヤソフィア「やったぁ。鈴仙さんから頼られるなんて、感無量ですよ、私」

鈴仙「ヘラヘラ無駄口叩いてないで、さっさと突破してよ!」

アヤソフィア「はいはい。分かっていますってば。……そーれっ!」

ダッ! ビュウウウウウウウウウウンッ!

実況「鈴仙選手、ここでサイドへとボールをはたき……フォローしたのは謎の女性選手!
    どうやら元サンパウロの大手新聞社の記者との噂ですが、彼女もまた、
    鈴仙選手のように秘められた実力を持っているのでしょうか!」

クリムト「く、くそっ……! レイセンの突破を恐れ、真ん中に寄せすぎたか。
     ファリア、SHのお前が単身タックルに向かってくれ!」

ファリア「分かった。なーに、俺達はダ・シルバのドリブルを見慣れてるんだ。
     このボインな黒髪姉ちゃんが多少上手くたって、そうそうビビらないさ」

アヤソフィア「ふむふむ。ならばビビらせてあげましょうか。
        ……地獄を見て、そこから這い上がった。この私のドリブルでね!」

シュンッ、タタタッ。――ゴオオオオッ!

329 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:06:46 ID:TAPWeiOw
先着2名様で、

★アヤソフィア→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ファリア→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アヤソフィア、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(クリムトがフォロー)(スピノザがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
アヤソフィアのマークがクラブ以外で「高速ドリブル(+4)」が発動します。

330 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 00:07:59 ID:???
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ハート6 )( 5 + 4 )=★

331 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 00:08:36 ID:???
★ファリア→タックル 50 ( スペードK )( 6 + 4 )=★

332 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:22:45 ID:TAPWeiOw
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ハート6 )( 5 + 4 )+(高速ドリブル+4)=69★
★ファリア→タックル 50 ( スペードK )( 6 + 4 )=60★
≧2→アヤソフィア、ドリブル突破。

アヤソフィア「ざーんねん。私のドリブルは多少どころじゃ済みませんよ。――それーーーっ!」

ダダダダッ! シュンッ! シュババババババッ!

ファリア「は、早い! 早すぎる……!」

アヤソフィア「早いだけじゃないです。足元の技術だって一流ですよ、私は!」

鈴仙「(……す、凄い! まさか、前に見た時よりも上手くなってるなんて……!?)」

実況「アヤソフィア選手……、彼女もまた一流の実力者だった〜〜!
   超高速のフェイントドリブルに、サイドハーフのファリア選手は全く身動きできず!
   そのまま、残るMF陣も引き離し早々にバイタルエリアへと到達します!
   そして……鈴仙選手もまた、バイタルエリアに到達!
   前半1分にして、得点チャンスを得たのはグレミオでは無く、コリンチャンスだ〜〜!」

メオン「……フン。使えん雑魚どもめ。だが、ここで俺が止めればジ・エンドだ。
    俺に、ドライブシュートは通用せん!!」

カッ! バリバリバリッ!

鈴仙「――いや。そんなに目力出されても、私、ドライブシュート使いじゃないし……」
   (メオン君を信頼してるのか、それとも目立つのが怖いのか。
    DF陣は揃ってペナルティエリアに引き籠っているわね。
    ここは早速決めて、試合を有利に進めたいところだけど……)」

333 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:24:57 ID:TAPWeiOw
鈴仙は左サイドでボールを持っているアヤソフィア。
そして一応ねじ込みに備えて上がっているゲーノスに軽く目くばせしながら、
ここからの動きについて考えた。そして、鈴仙が取った行動は……。

A:グラウンダーのパスを要求。『マインドエクスプロージョン』で決める!(威力:64+1/4でGKに転倒ペナ(−4))250消費
B:センタリングを要求。『マインドスターマイン』で決める!(威力:63+1/4でGKにバランス崩しペナ(−2))200消費
C:このままアヤソフィアにドリブルゴールさせる。
D:その他 ゲーノス君に撃たせたい場合、『マインドブローイング』で決めたい場合等はこちらで

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

334 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 00:27:57 ID:/MQNvJr6


335 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 00:41:43 ID:lwl8iJ82
B

336 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:58:08 ID:TAPWeiOw
B:センタリングを要求。『マインドスターマイン』で決める!(威力:63+1/4でGKにバランス崩しペナ(−2))200消費

鈴仙「(……まずは小手調べよ!)――アヤソフィア、低いセンタリングを頂戴!」

アヤソフィア「なるほど、「そっち」ですね! 了解です!」

バシュウッ!

実況「アヤソフィア選手、左サイド奥から綺麗なセンタリング!
   DF陣はこれをカットに向かわず、あくまでブロックの体勢!
   鈴仙選手は低い浮き球に動きを合わせて〜〜!」

鈴仙「……爆ぜろ幻影。『マインドスターマイン』ッ!」

ダッ! ポーンッ……バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

メオン「……ダイレクトシュートか! 俺がかつて弱点としていた分野だが、今は克服した。
    その程度、完璧に止めてやろう!」

グッ……バァァァァァァッ!

337 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:59:45 ID:TAPWeiOw
先着3名様で、

★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★コクラン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 タキーハ→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ジーオ→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★メオン→パンチング 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲーノスがねじ込み)(ジャスマがフォロー)(クリムトがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙の「マインドスターマイン」が博麗連合ゴールに炸裂する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲーノスがねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)(ジャスマがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで敵GKにバランス崩しペナ(−2)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。

338 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 01:01:58 ID:TAPWeiOw
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
(判定表、鈴仙のゴールが博麗連合に突き刺さってますね…(汗))

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

339 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 01:02:32 ID:???
★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( ハート9 )( 3 + 4 )=★

340 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 01:03:52 ID:???
★コクラン→ブロック 52 ( ダイヤQ )( 2 + 1 )+(人数補正+1)=
 タキーハ→ブロック 52 ( ダイヤA )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=
 ジーオ→ブロック 52 ( ダイヤ6 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=★

341 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 01:14:47 ID:???
★メオン→パンチング 60 ( クラブK )( 3 + 1 )=★

342 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 08:33:01 ID:???
よし店の宣伝だ
勝つたびにこれをやれば商売繁盛だ
少なくともネイは来る

343 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 10:01:33 ID:???
妖夢になくて鈴仙にあるもの。それは、ここぞという時の勝負強さ。

344 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 10:17:53 ID:???
あっさり決めるのが最大の武器。

345 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 20:03:04 ID:???
妖夢「ふふふ……あの試合で私の決定率が悪かったのは、鈴仙の強化イベントを発生させない私の知略に基づいた結果よ!」

新田(いや、どう考えてもそんなキャラじゃないでしょう姉御……)

乙なのです

346 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:33:48 ID:TAPWeiOw
すみません、日中外出してて遅くなりましたが更新再開します。
>>342
店の宣伝も面白いですね。ネイ君は金を落としてくれそうです。
>>343
鈴仙にしても、過去にはピンゾロ地獄がありましたが、良くここまで成長したものです。
妖夢さんの勝負弱さは驚きでしたが…
>>344
一応3差なのでまあ入るかと思ってましたが、
6差とか9差でも決まらなかった場合がありましたからね…
>>345
乙ありがとうございます。
実際まさか妖夢がハットトリックしないと思って無かったので、あの時は頭を抱えましたね…w

347 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:35:12 ID:TAPWeiOw
★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( ハート9 )( 3 + 4 )=70★
★コクラン→ブロック 52 ( ダイヤQ )( 2 + 1 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=54
 タキーハ→ブロック 52 ( ダイヤA )( 3 + 4 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=58
 ジーオ→ブロック 52 ( ダイヤ6 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=58★
★メオン→パンチング 60 ( クラブK )( 3 + 1 )=64★
≧2→鈴仙の「マインドスターマイン」がグレミオゴールに炸裂する!


低い浮き球を一旦浮かせ、時間差を置いてからダイビングボレーを行う
鈴仙の『マインドスターマイン』は、爆発的な威力や大胆な変化はない。
しかし、高いキック精度に裏打ちされた技巧派のシュートは、
かつてはあの森崎有三からもゴールを奪った事さえある、間違い無く強力な必殺技だった。

メオン「……単なる時間差ボレーシュートで、この俺を出し抜けると思うな!」

バァァッ!

――そのため、まるで役に立たない味方DFに見切りをつけたメオンが、
鈴仙のこのシュートを単なる凡技として切って捨てたのは、
間違い無く彼の落ち度であり、また才能の限界であると言えた。

ギュウウウウウウウウウウウッ!

メオン「なにィ……!? と、届かん……!」

彼が自身の浅はかさを悔いた時にはもう遅かった。
シュートのスピードや向かうコースを、鈴仙により見事に幻惑させられている事に、
メオンはこの時まで気付かなかったのだ。

――ズバァァァァァァッ!

やがて、正確に狙いすまされたシュートは、何の苦労も無くゴールネットの右上へと突き刺さり。

348 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:36:32 ID:TAPWeiOw

……ピィィィィィィィィィィィィィィッ!

実況「決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!
    鈴仙選手の『マインドスターマイン』が、グレミオゴールにつきささりました〜〜!」

メオン「――こんな。こんな馬鹿な……!」

鈴仙「(……決まった。私のシュートが、ブラジルのGKにも通じたんだ……!)」

――鈴仙は、試合開始から僅か1分足らずで、記念すべき公式戦初ゴールを決める事に成功した。


コリンチャンス 1 − 0 グレミオ



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール  カルロス
1ゴール  鈴仙、サンタマリア

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア
1アシスト アヤソフィア

349 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:38:20 ID:TAPWeiOw
タタタタ……

アヤソフィア「あややーっ! 鈴仙さん、ナイスゴールでしたよ!
        ほら、ハイタッチしましょハイタッチ! ……いえーい!」

鈴仙のゴールに対し、アヤソフィアはテンション高く馴れ合って来る。
お人好しの鈴仙は一瞬そんな彼女のフレンドリーさに絆されそうになるも……。
しかし、当初はあれだけ警戒していた相手に、そんな簡単に心を許して良いものかと自問し、

鈴仙「……ま、まぁ。こんなもんよ」

――と、ハイタッチには応じつつも、少し照れながら不愛想に応える事にした。
そんな子供っぽい態度にアヤソフィアは苦笑いを浮かべ。

アヤソフィア「――まぁ。私なんぞにはそんな態度で充分ですが。
        すっかり熱くなってる観客さんにも、同じ風に返しちゃうんですか?」

そう言って手を掲げて周囲の観客の声を聞くよう、鈴仙に対して促した。

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
   「なんだあの選手!」「メオンが全く相手になってなかったぞ!」「コリンチャンスって強くね!?」
   「サンパウロのヨームと互角か!?」「いや、それは流石にないだろ」「ですよねー」「俺ならとれたな」

鈴仙「……凄い歓声ね! 幻想郷の大会とはまるで違う……!」

アヤソフィア「人口やら客層からして、全然違いますからね……っと、オホン!
        ――私が何故そんな日本の一地域のサッカーを知っているかはさておいて。
        鈴仙さん、観客に対してポーズを返してみてはいかがですかな?
        あるいは、敵さんへの挑発でもベターとは思いますが」

鈴仙「そうねぇ……」

350 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:39:59 ID:TAPWeiOw
屈託なく笑うアヤソフィアの提案に頷き、鈴仙はどう応じるかを考えた。
そして――。

A:「やった! ブラジル初ゴールだよ〜〜っ!」純粋に喜び駆け回る。
B:「見たかァ! 私が今大会ナンバーワンFW、鈴仙・優曇華院・イナバよ!」自分の名を売る。
C:「皆。敵のGKはザルよ。撃てば入るわ!」メオンを挑発する。
D:「ブン屋も中々やるじゃない。見直したわ!」アヤソフィアに礼を言う。
E:「みなさーん! こんな私がバニーさんやってる、スラム街のコリンチャンス・バーに来てねー!」ガッツリ宣伝する。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:750/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

351 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 23:40:46 ID:hRBdVDus
A

352 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 23:41:24 ID:YXp3u4/U
A

353 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:24:30 ID:knG/Yt0I
A:「やった! ブラジル初ゴールだよ〜〜っ!」純粋に喜び駆け回る。

鈴仙「やった! ブラジル初ゴールだよ〜〜っ!」

鈴仙はこれまで溜まっていた不安や焦燥から解放された心持ちで、
お腹の底から思いっきりそう叫んで駆け回った。
そんな謙虚な態度に観客達は反感を抱く事もなく、

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
   「何か知らんが頑張れー、コリンチャンス!」「レイセン! レイセン!」

――と、新たなヒーローの登場に胸をときめかせるのだった。

354 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:25:51 ID:knG/Yt0I
メオン「――俺は……あんなガキに……負けたのか?」

そして、対するグレミオは当初の想定とは大きく反する結果となり、大きく落胆していた。
ブラジルナンバーワンGKと囁かれたメオンの権威は、僅か1分30秒で地に堕ちかけ、
ダ・シルバを始めとするグレミオのフィールダー陣もまた、
コリンチャンスに対し為す術無くやられてしまった事もあり、大きくその士気を落としつつあった。

ダ・シルバ「……何点取られても、俺がその分取り返してやれば良いだろ!
       だーーーっ、もう、クヨクヨすんな! ほら、ボール貸せ!」

スピノザ「えっ……? ま、まさかまた中央突破する気なのか、ダ・シルバ!?
      もうちょっと、何か色々作戦を考えた方が……!」

ダ・シルバ「たった一回失敗した位で日和ってられっか!
       それに、俺のドリブルが止まったのもマグレだ。見てな、すぐに一点を返してやる……!」

ファリア「無茶だよ! メオン、止めてくれよ!」

メオン「………いや。ダ・シルバの発言にも一理ある。
    今のはきっとマグレだ。俺が、俺達が……あんなふざけた連中に負ける筈が無い……!」

――その結果、最後に彼らに残ったのは捨て鉢的な楽観主義のみだった。
試合はまだ始まったばかりであり、急ぐ必要は決してない。
しかし、そんな冷静な指摘は今のグレミオには入って来なかった。
それはダ・シルバの軽率さや熱くなりやすさが大きな要因ではあるが、
同時に、それを本来制御すべきメオンの、キャプテンとしての力量不足もまた関係していた。
そして――。


――ピピイイイイイイイイイイイイイイッ!



355 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:28:30 ID:knG/Yt0I

実況「試合再開です。グレミオのキックオフ!ボールはまず、ダ・シルバ選手に渡り……!」

ダ・シルバ「おらおらおらーーーっ! 情熱の炎で溶かし切ってやるぜーーっ!」

ダダダダダダダダダダッ!

鈴仙「ま、また中央突破!?」

アヤソフィア「――なんとかの一つ覚えですねぇ。鈴仙さん、私は離れてタックルに行けないので、
        さっきみたくもう一遍、何とかしちゃってください」

鈴仙「わ、分かってるわよ!(――全く同じ戦法で攻めてくるなんて、
    余程この攻め方に自信があるのか、それとも他に手が無いのか……。
    さて。さっきはゲーノス君と協力して、二人でタックルを止めに言ったところだけど。
    今回も同じで良い……のかな?)」

A:ダ・シルバにサシでタックル勝負を挑む。(鈴仙のタックル:52)
B:FWのゲーノスと協力して、再び二人でタックルに向かう。
C:FWのゲーノスを単身タックルに向かわせ、自分はフォローに備える。
D:ここは二人とも動かず、中盤選手のタックルに任せる。
E:ここは単身大きく下がって、中盤選手と一緒に4人でタックルに行く。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:750/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

356 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:37:01 ID:mqzfUtwo
B

357 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:47:18 ID:DCzGzJTs


358 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:55:03 ID:knG/Yt0I
B:FWのゲーノスと協力して、再び二人でタックルに向かう。

鈴仙「そっちが同じ手を使ってくるなら、こっちだってそうさせて貰うわ!
    何回だって止めてやるんだから! 行きましょ、ゲーノス君!

ゲーノス「ああ!」

タッ、ズザアアアアアアアアアアッ!!

実況「ダ・シルバ選手の特攻に対して、先ほどの試合開始時と同じように、
    コリンチャンスはFWの鈴仙選手とゲーノスの二名がタックルへと向かいました!
    先程は鈴仙選手の奇跡的なプレーが光りましたが、果たして今回はどうなるのか〜!?」

ネイ(観客席)「レイセンはまた止める。そうだろ、監督!?」

エベルトン(観客席)「さーて。どうかな(――奴の。レイセンの努力と才能は本物かもしれん。
             だが、それだけで勝ち抜ける程、ブラジルサッカーは甘くねぇぞ?)」

359 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:56:22 ID:knG/Yt0I
先着2名様で、

★ダ・シルバ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ダ・シルバ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(マデーロがフォロー)(スピノザがフォロー)(アヤソフィアがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ダ・シルバのマークがダイヤ・ハートで「パッションスタンピード(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤで「マインドストッパー(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。


―――――――――――――――――――――――
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

360 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:57:48 ID:???
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( ダイヤK )( 5 + 6 )=★

361 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:59:58 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( クラブQ )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 ( ダイヤ9 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=★

362 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 01:00:26 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( ハート7 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 ( ハート9 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

363 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 17:43:36 ID:???
すみませんネイさん
彼女こういうやつなんです
それでもいいなら愛してやってください

364 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 19:55:38 ID:???
勝てないと見るや最低値をだすとは負けどころがわかっているな。

365 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 21:55:10 ID:???
決めるときは決めて、外すときは盛大に外す主人公の鏡

366 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 00:37:55 ID:bc6M+ldc
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( ダイヤK )( 5 + 6 )+(パッションスタンピード+3)=69★
★鈴仙→タックル 52 ( クラブQ )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=55
 ゲーノス→タックル 51 ( ダイヤ9 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=62★
≧2→ダ・シルバ、ドリブル突破。

――フェルナンド・ダ・シルバ。
ウルグアイの攻撃的サッカーを象徴するような荒い気性と類まれな突破力を兼ね備えた彼は、
守備に走りがちなグレミオサッカーのカンフル剤として、多大なる歓迎と共にチームへと加入した。
しかし、その歓迎は長くは続かなかった。

ダ・シルバ「(ザガロ。ネイ。サンタマリア。トニーニョ。……そして、カルロス・サンターナ。
        ブラジルのFWやMFは、俺よりもずっと強い。……俺は、弱い)」

母国ウルグアイにて五指に入る選手だった彼は、
確かにブラジルにおいても凡百の選手とは比べ物にならない強さを見せた。
しかし、その強さはあくまで凡百の選手と比べての物にしか過ぎず、
ブラジル育ちの、同世代の若手選手達に対し、ダ・シルバは全く歯が立たなかった。

ダ・シルバ「(ブラジルに来て分かった。俺のサッカーは二流、いや三流だ……!)」

……彼は、狭い母国で五指に入る程度では、世界では勝負になっても到底勝てない事を思い知った。

ダ・シルバ「(――くそっ! 諦めて堪るか。俺はここで終わらねぇ。終わるとしても、真っ赤に燃え上がってから終わってやる!)」

しかし、彼は他の多くの「期待外れ」選手と違って、腐る事だけはしなかった。
得意分野であるドリブルを何度止められても、自分が戦犯となり敗北を重ねても、
彼は心の底に秘めた熱さだけを忘れないようにした。
そしてある日――彼は漸く自らの才能に目覚めた。

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