キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【目覚めるか】スターリベリオ.W3【鼻の趣味】

1 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/03/14(月) 19:36:23 ID:7J5Wn+DQ
当スレはキャプテン森崎のスピンアウト作品です。
マリオシリーズとクロスしており、他にちなんだキャラクター達も出てきます。

リベリオ君を主人公にして、キャプテン森崎のキャラクター達がマリオの世界を冒険したりサッカーしたりして楽しんでいきます。
基本的に本編と同様で、カードを引いてもらったり選択肢を選んでもらったりして進んでいきます。雑談、質問・意見はどうぞご自由に。
変な行動取っても割りと平気です。扱いが変な人になるだけでサッカーや冒険自体には影響ありません
しかし、キャプテンなどの公の立場としてはマイナスかも?
キャラブレイクは起きます。起きました。

<前回のあらすじ>
マリオの誘いに乗って対抗戦に挑む。
1アシストと敵の攻撃を潰し続ける活躍を見せ、2-1で前半戦を追えた。
失点は無闇に飛び出したマリオのせい。

313 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/09/26(月) 01:29:34 ID:???
>Aそこの黒いのは本当にお前らの仲間なのか!?

ただ黙っていることを良しとせず、しかしどういったシュートが飛んでくるか分からない以上、
相手側、ノコブロスに働きかけることにした。せめてものあがきだ、と、声を出した。

リベリオ「(いけるか? これで……)」

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★黒いを曲解してみる→! card★
JOKER:実は皆入れ替わっていた。何の為の試合なのかはもう忘れよう。
ダイヤ:黒いのが戸惑っている。だが……
クラブ〜ハート:特に何も起きなかった。が……
クラブA:ノコブロス(ジャマイカからやってきた)「Yah-man,オレ達は兄弟だぜBoy.!!」

314 :森崎名無しさん:2016/09/26(月) 01:43:53 ID:???
★黒いを曲解してみる→ ダイヤ9

315 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/09/28(水) 00:35:23 ID:???
泉ちゃん結構声かわいいんだなあ……マー ナカノヒト ウタニ センネンスルッテ ハナシ デスケド
フナQだって声変わりしたんだから別に五決のアニメ化も平気だな!!
(他の千里山メンバーは大丈夫そうだけどネ タブン)

実写版咲を見る前に、実写版デビルマンを見て感覚を壊そうと思います。
それでは更新します。

316 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/09/28(水) 00:38:29 ID:???
★黒いを曲解してみる→ ダイヤ9 ★
>ダイヤ:黒いのが戸惑っている。だが……

ノコブロス(黒?)「(バレた!? しかもバラされた!!)」

自身が扮しているノコブロス含め、まだ他の者に自分がノコブロスでないことは悟られていない。
連携も、アドリブを多いながらもこなしていた。
何より、ここへ来てからは一様にノコノコとして扱われていた。
ちょっと変わってると言われることはあれど、やはり変わりは無い。
そもそも自分の正体を知っているものは限りある。

ノコブロス(黒?)「(あいつまさか!?)」

ハッと何かに気付いたように、リベリオを睨みつける。しかし、狙い通り効果を発したか明らかに出遅れていた。
その時、急ぎ戻っていたサトルステギがたまたま合間に入り込み、間に合わなくなった。

リベリオ「(黒い奴しか戸惑ってねえ!!
つーかなんかあいつらおかしいぞ、聞いているのか!?)」

実際、ノコブロス達は一心不乱であった。聞こえていない訳では無いが、何よりもシュートにこだわっていた。
むしろ、ここにおいては全て不備を込みで動いていたかのように見えた。

ノコブロス(赤)「(ブラックが遅れているのか?
仕方無い。負担は増えるがこのまま撃つ!!)」

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★今回はスーパーヒーロー発動→! card★
JOKER:マリオ「総員かかれー!!」「「「「ウォォオオオオーーーーーーーー!!!!」」」」
ダイヤ:マリオ「ブラフだ! 他の警戒に当たれ!」 なにィ?
ハート・スペード・クラブ:マリオ「ブロックは最低限でいい! フォローを頼む!!」

317 :森崎名無しさん:2016/09/28(水) 01:16:41 ID:???
★今回はスーパーヒーロー発動→ JOKER

318 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/09/28(水) 01:35:35 ID:???
────────────────────────────────────────
.          : :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : :_:: :: :-‐: :''ニ¨ ̄ ̄`:: :.
.          : :: : x==ミ___;; :. -‐<´: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
.          _ .ァ =x }ニニニ7    /\ : :: :: ::_::_::_:_____: ::
..________ニニ{i  う 1ニニコ ト、 {  { `アァ=z-‐':::::::了ニア _∧,、____________
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ニニぃ{ |ニフ {ニ\    ー∧‐ュ:::::::>ニ¨ニ= 、  ̄V`´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.          ニニニヽ.__ノa  {ニニニヾー一'  ー一'
.          寸ニニニニ    `¨ヽニニ≧x             }
.           〈厂{ ∧      ゝニニニ≧x        /
.          /: :: :∨ ∧        `ー-ニニニ\      /
────────────────────────────────────────

忘れた頃に出てくるなぁJOKER……
と、言うことでノコブロスの狙いを見破って、スッカスカの相手陣地に向かってカウンターです。
ついでにマリオの判断力も上がりました。 ヤット カツヤク シテクレタ
お相手ありがとうございました。

319 :森崎名無しさん:2016/09/28(水) 06:23:06 ID:???
このヒゲ・・・おいしいところをかっさらっていくぞ!(結果はまだ出ていない)

320 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/02(日) 01:11:16 ID:???
改めて考えるとこれ>>311を当てるのエスパーか何かじゃないと当てられませんわ……
(よく見たらヒントがヒントになってない)
展開次第では不利になっていた可能性もあるので、本当に申し訳無いです。

と言うことで……
★詫びコイン→! card★
カードの数値分だけリベリオ君のコインが増えます。

Z:焼き土下座案件ですよこれは
Y:次はアイテムもつけないかんな^^
X:カード枚数が足りない、倍プッシュだ

321 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/02(日) 02:52:17 ID:???
★今回はスーパーヒーロー発動→ JOKER ★
>JOKER:マリオ「総員かかれー!!」「「「「ウォォオオオオーーーーーーーー!!!!」」」」

マリオの本能か、それとも積み重ねられた経験か、“危険な”シュートであることを察知した。
それと同時に、なぜそのシュートを今まで撃つ素振りすら見せなかったのかが気になった。

マリオ「(ノコノコを知ってる奴なら、どう考えてもこの行動はブラフ。
たが、多分、そうじゃない)」

マリオの視界には、明らかに焦っているリベリオの姿が見えた。
そして、確信を持った。何かしら方法でこの場を切り抜けないと、勝ちへの道が遠ざかると。

マリオ「(この短い時間で推理は無理だ。俺だけだと限界がある。それなら───)」

その場で出した指示は、「全員ノコブロスに当たれ、方法は任せる」であった。
言ってみれば他人任せな指示である。場当たり的な指示でうまくいく保証もなかった。
ただ、DFの達の能力と判断に賭けるという、暴挙にも近いものであった。

ノコブロス(赤)「な、なななな、なっ!!??」

リベリオ「?」

何とか体勢を立て直そうとしているリベリオの横を、後ろから通り過ぎる集団があった。
自チームのゴールを守っていた者達である。

実況「上がっています! DF達が全員上がっています!!
DF同士の直接対決と言わんばかりに走り上がっています!!!!」

322 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/02(日) 02:53:19 ID:???
松山「(無茶苦茶なのは分かってる。けれど、ただ待ってるだけがDFじゃないんだ!!)」

ドトール「(あのオッサン、やることなすこと無茶苦茶だが理屈がないわけじゃねえ。
やる意味はある。ヤバいときこそ大きく賭けねえとな)」

バド「(ありえねぇ判断。それくらいオレにも分かる。でも、うまくいきそうなんだよな)」

アマラウ「(何にせよ、撃たせずに済むならそれがいい。逃げ場なんてねえぜ)」

ピエール「(ここまでくれば返って清々しい。もう理屈はいらない。取らせてもらう)」

マリオの言葉が皆を動かした。
疑問はあれど、少なくともそこにネガティブな感情は持ち合わせていなかった。
ピンチなのかもしれない、しかしこのチャンスを手にするという感情が動いていた。

ノコブロス(赤)「くそ……クソォー!!」

急げや急げとノコブロスはトーテムポールのように重なり合うと、回転してタックルようにボールへ向かう。
危険を察してすぐに戻したボールのせいか、山なりでポンポンと跳ねており、スピードは出ていなかった。
恐らく、ボールに到着するのはほぼ同時である。

松山はオーバーヘッドで最上段にいるノコブロスを、
ドトールはスライディングタックルで最下段にいるノコブロスを、
バドは松山のサポートしつつもショルダータックルで中段のノコブロスに当たった。

最初に松山が弾き返された。同時に最上段のノコブロスも落ちる。
次にドトールがあらぬ方向へ滑り出された。下段ノコブロスが止まり、中段にいたノコブロスが滑空する。
その先にはちょうどボールがあった。
バドが首を固定して、頭突きのようにボールを叩きつける。
バドは後ろへ倒されたが、ノコブロスの軌道は大きく反れ、ボールは高く打ち上げられた。

323 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/02(日) 02:59:19 ID:???
っと、半端ですが今回はここまでです。

>>319
残念ながら(残念ではありませんけど)、今回マリオはやらかしません。
ピンチの時はちゃんとヒーローやってくれるみたいです。(危機感知が高いともいえますが)


ん? 判断力が上がったせいで準一流ぐらいにパワーアップしてる……
だいたいB+〜A-ぐらい。あれ? これだとドンキーの出番が……あ……れ…………?

324 :森崎名無しさん:2016/10/02(日) 04:32:54 ID:???
ああそうか!マリオストーリーのあれか!

325 :森崎名無しさん:2016/10/02(日) 07:09:27 ID:???
★詫びコイン→ スペード7

326 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/04(火) 03:30:33 ID:???
>>324
お察しの通り「スクリューアタック」です。
数値上ではかなりの威力を誇りますが、実際の性能はロマン技です。

★詫びコイン→ スペード7 ★
リベリオのコイン:18 → 25

Q:何で重なって回転タックルするだけで強力なシュートになるのですか?
A:スピード × 体重 × 回転 = シュート力

Q:松山やドトールが思いっ切り蹴ってるように思えるのですが……
A:甲羅はスパイク、悪くない!!

Q:その理屈だと、さっきのプレイは目の前に立ってるだけでノコブロス達の反則になりませんか?
A:……君のように勘のいい人は嫌いだよ。

夜中ですが起きてしまったので更新します。

327 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/04(火) 03:32:43 ID:???
そのボールを収めたのはアマラウだった。ピエールの近くに落とす。

実況「と、止めたァーーーーーッ!!!!
ノコブロス君たちの合体シュートを思わしきものを、止めました!!
さらにピエール君がフォローします! こ、これは……!」

空の陣地、そこはオフサイドが存在しない空間であった。
既にビクトリーノは走っている、ただ放ればそれで良かった。

ノコブロス(黒?)「俺がいる!!」

一気にピエールまで詰め寄った。出遅れたことが幸か不幸か、失敗を予見し、フォローができた。

ピエール「……いや、君の相手は彼だ」

斜め前に、リベリオのいるサイドの方向にパスを出した。
即座に反応し、反転して追いかけた。

リベリオ「(反転でこのスピードか! トップスピードまでが速い! 半端な揺さぶりじゃ意味ないな。
……まあいい。これでノコブロスじゃないって皆も分かるだろ)」

しかし、リベリオは勝負する気はなかった。
なんとかバランスを立て直して走り込み、まっすぐボールを蹴った。
横の回転をかけ、ビクトリーノへ届くようにパスを出した。
最大限の警戒を払い、ビクトリーノの脚力期待して遠めを狙う。

ノコブロス(黒?)「あんなところ誰も……ああ!」

ビクトリーノ「おーおー、こんなパス出しちまって……GKがアレじゃなけりゃ落第点だな」

328 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/04(火) 03:37:41 ID:???
予想通り、ハリボテクッパはゴール前に鎮座しており飛び出す気配は無かった。
進行方向とパス先はちょうどかち合い、ドリブルでゴール前まで進む。

実況「忍者軍団、絶体絶命のピーーーンチ!!
ビクトリーノ君を止める選手は誰一人としていなぁーいっ!!」

先着二名様で、!とcard、numnumの間の空白を消して書き込んでください。
★ビクトリーノ ドリブル:00〜19 / シュート:20〜99 判断→(! numnum)
ドリブル:54 / クイックショット:58 (! card+! card)★
★ハリボテクッパ 読み当て率:× 判断→(×)
そなえる:?? (! card+! card)(整備不良-2)★
【攻撃側最大】−【守備側最大】
≧2 GKを抜いてゴール!!
=1、0、-1 ボールはこぼれ球に。左から順へ
(ビクトリーノが自らフォロー、再度1体1へ)(ビクトリーノが自らフォロー、シュートだ)(ラインを割った、コーナーキックだ)
≦-2 ボールを収めた!! ……と思いきやこぼれ球になりラインを割った。

【備考】
ビクトリーノ(ドリブル時):
 親カードがダイヤで「高速ドリブル+4」が発動します。
 親カードがハートで「強引なドリブル+2、吹っ飛び係数2」が発動します。
ハリボテクッパは行動を繰り返すと、だんだん調子を悪くしていきます。
(20以上数値の差をつけて吹っ飛ばすと……?)

329 :森崎名無しさん:2016/10/04(火) 04:04:42 ID:???
★ビクトリーノ ドリブル:00〜19 / シュート:20〜99 判断→( 09 )
ドリブル:54 / クイックショット:58 ( クラブ6 + クラブ9 )★

330 :森崎名無しさん:2016/10/04(火) 07:19:09 ID:???
★ハリボテクッパ 読み当て率:× 判断→(×)
そなえる:?? ( スペード5 + ダイヤK )(整備不良-2)★

331 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/08(土) 00:20:25 ID:???
★ビクトリーノ ドリブル:00〜19 / シュート:20〜99 判断→( 09 )
ドリブル:54 / クイックショット:58 ( クラブ6 + クラブ9 )★
★ハリボテクッパ 読み当て率:× 判断→(×)
そなえる:?? ( スペード5 + ダイヤK )(整備不良-2)★
ビクトリーノ ドリブル 54( クラブ6 + クラブ9 )=69
ハリボテクッパ そなえる ??( スペード5 + ダイヤK )(整備不良-2)=×
【攻撃側最大】−【守備側最大】
≧2 GKを抜いてゴール!!

ビクトリーノ「(決まってる! シュートだ!!)」

確実性を取るために、消耗は多いと言えどシュートを選んだ。
後はタイミングを図って撃つだけである。
その時、鈍い金属音がビクトリーノの耳に響いた。
破裂音に似た音が聞こえる共に、大きな塊が視界の外から襲ってきた。
ハリボテクッパの拳である。

ビクトリーノ「うおぉ!?」

咄嗟の回避であった。恐らくボールを狙ったのだろうが、ビクトリーノの足に攻撃してきたようにも見えた。
シュートを撃たずジャンプして回避するが、ボールを引っ掛けて跳び上がる。
ボールは手放してしまい、体はその勢いのままゴールの中に飛び込んだ。

ボールとゴールポストが当たった音が聞こえ、ビクトリーノの身が強張る。
すぐに振り返ろうとするが、間髪を容れずに背中に軽い衝撃があった。
確認する間もなく、ホイッスルが鳴り響く。

332 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/08(土) 00:23:43 ID:???





──────ピィィイイイイーーーーーーーー!!!!





     【赤ヒゲ連合】 3 − 2 【忍者軍団】





経過時間:19分
ゴール:トーテム忍者(2)、ビクトリーノ(2)、サトルステギ(1)
アシスト:蛇の目忍者(2)、バビントン(1)、リベリオ(1)

333 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/08(土) 01:44:18 ID:???
……と、そんな訳でゴールが決まりました。ビクトリーノの親子カードはクラブ一致ですが
【GKと1対1の際、親子カードがクラブ一致でもドリブル選択であればポストになりません】
ですからちゃんとゴールになってますので、安心してくださいね。

鍔迫り合いは制したのは赤ヒゲ連合という所で今回はここまでです。
今月はちょっぴりしか更新できないかもしれないです。

334 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/14(金) 23:35:24 ID:???
実況「ゴール! ゴォーーーーール!!!
ビクトリーノ君見事な回避! 寸での所でゴールを収めました!!」

沸き上がる歓声の中でもどこか信じられられず、呆然としていた。
ころころとボールがゴールの中を転がっており、ようやく確信した確信を持った。

ビクトリーノ「……ったーく、変にビビっちまったぜ」

ハリボテクッパの拳を足蹴に乗り越えて、拳を突き上げてゆっくりに歩きながら戻ってくる。
リベリオ達は歓迎しようとする。観客からは歓声だけではなくどよめきが次第に締めていくようになった。

実況「ビクトリーノ君がゆっくりと戻り、チームメイト暖かく迎え入れます!
単なる得点というよりも、よりよいムードを掴み込んだことを方が──────え?
……会場の皆様、少々お待ちください」

歓迎ムードが消え失せ、様子うかがい始める。一体何が起きたんだと。

実況「……どうやら、先ほどのノコブロス君達と松山君、バド君、ドトール君との接触プレイが反則ではないか、
と抗議が上がった模様です。ただいま確認に向かっています」

マリオ「は、反則? 抗議?」

これは、ここでの試合経験の多いマリオにとっても予想外であった。
ノコノコとの接触プレイに例外は多くあるが、贔屓目に見てもファウルになる要素はほぼなかった。

335 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/14(金) 23:37:41 ID:???
ドトール「ダメならリベリオの時に笛鳴ってる。ムード壊すつもりでやったんだろ。
この程度で調子崩すほどヤワなつもりはねえけどな」

バド「イタチっペって奴か。無理もねぇ、あんだけのこと止めてんだからよ」

ビクトリーノ「やーれやれ。何考えてんだか、考えてねえんだか。
あのバルカンパンチのほうをどうかしてるって話だろ」

バビントン「……逆に何でもしてくる、何してくるか分からない、っていうのも心配だけど。
どう? 予想付く?」

リベリオ「俺の方見るのか。それだったら……多分、心配はいらないんじゃないか?」

視線の先は、忍者軍団は特に抗議を続けず、集まって話し合っているようだった。
恐らく作戦会議でり、ただの時間稼ぎが目的だと予想できた。

バド「……にゃろう、こっすい真似しやがって」

バビントン「多分反則にならないって分かっただけでもいいかな。
早くこっちも作戦会議に入ろう」

リベリオ「(一応、ノコブロスの一人が違うって事もあるが、
だからといっても特段攻め方が変わるわけでもないしな……
とりあえず、今は19分。残りは16分とロスタイム。今必要なことは……)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:「黒いノコブロスは特別強い。さっきの動きはマグレじゃないぞ」注意喚起する
B:「フォーメーションやポジションを変えよう。相手がこっちの動きに対応でき始めている」変えるぞー
C:「松山、ボサッとしてるみたいだがどうしたんだ?」悩んでるー?
D:「その前に確認だ。皆は体力残っているか?」確認だー
E:何も言わない。様子を見よう。
F:その他

336 :森崎名無しさん:2016/10/15(土) 00:01:30 ID:6aXDygHA
3

337 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/15(土) 00:11:35 ID:???
oh......投票はアルファベットでお願いしマース!
先に違う人が投票したらその方が優先デース!

338 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/15(土) 00:55:02 ID:???
ライディングデュエル……アクションデュエル……マリオカート……ふむふむ。
なんか魔改造的な何かが思いついた所で今回はここまでです。

おそらく>>336さんはCのことをいっているのかと思いますが、確定できないため無効票となります。
(文字化けか何かでこうなってしまったのか分かりませんが)

339 :森崎名無しさん:2016/10/15(土) 01:00:40 ID:vW12gDQU


340 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/19(水) 00:39:18 ID:???
>C:「松山、ボサッとしてるみたいだがどうしたんだ?」悩んでるー?

松山「あ、ああ、そのことなんだけど……」

ためらいつつも、集まる視線の中考えていたことを話す。

松山「蛇の目忍者の動きだけど、どこかで見たことあるんだ。
もしそれが分かれば何か対策できるかも、と思うんだけど……でも確証は何もない。
ちょっと作戦には───」

バド「入れるにはためらうってか。
あいつを一回でも止められればいいとオレは思うんだけどよお」

バドの言葉もあってか、これから蛇の目忍者対策に時間を割くか全体が揺れ始める。
本来であれば、その不確定な事項に話し合う時間を割くことは無かった。
しかし、蛇の目忍者はほぼ確実に突破してくる上に、得点に絡んでくる。
ほっておける存在では無かった。

マリオ「……賭けになるな。ものになるかどうかも」

ピエール「攻撃の中心は“奴”だ。賭けてみる価値がある」

ドトール「壁厚くすればどうにかなるってもんでもねえな」

バビントン「小手先が通用するとも思えないしね」

リベリオ「ラストパスはほぼあいつだな」

アマラウ「他に方法も思いつかん」

マリオ「……他の皆もそれでいいか?」

341 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/19(水) 00:40:47 ID:???
ビクトリーノ「構わねえぜ。守りについては元よりまかせるつもりだった」

ヨッシー「どっちにしたって、あのサイドアタック止めなきゃいけないもんね」

サトルステギ「もしもとなってもまた点取ってくりゃいいんだろ?
攻撃できてんだからへーきへーき」

反対意見は出なかったため、ポツリポツリと松山は話し出す。
思い出しながら、キーワードをつぶやきだした。
ドラムロール、スポットライト、見ててハラハラした、その言葉を聞き最初に推理したのは───

サトルステギ「サーカス?」

松山「それだ!!
綱渡り、綱渡りの動きなんだ!」

バド「ってーことは、どういうことだ?」

サトルステギ「サッカーボールで玉乗りでセグウェイ?」

見事な推理を見せたサトルステギにある程度の尊敬の意を現した一同だが、すぐに呆れてしまった。
なんでそうなるんだ、と。さっき見せた鋭さは一体なんだったんだ、と。

リベリオ「(こいつ鋭いのかボケてんのか……)あー……バランス感覚はいいってことは間違いないな。
最初から期待してなかったが、精神的な揺さぶりも効かないだろ。肝が座ってる」

ピエール「サーカス自体の講演は多種多様ある。曲芸に目が行きがちだがピエロも有名だ。
ピンチの演技することもあるかもしれない。
曲芸めいたプレイは実際にやっていない以上、その点に考える必要はないだろう」

バビントン「動物の扱いに心得があるかも。
どっちかって言うとリベリオに近いタイプかもしれないよ」

342 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/19(水) 00:42:36 ID:???
ビクトリーノ「……で、対策のほうはどーにかなりそうかい?」

先着一名様で、!とnumnumの間の空白を消して書き込んでください。
★流石のマリオもサーカスは未経験だったはず→! numnum★
99:マリオ「セグウェイだ、セグウェイで来る!」サトルステギ「セグウェイ!」
51〜98:何も思いつかない
21〜50:もっと動きを見れば対策が思いつくかも?
01〜20:松山「ちょっと試してみたいことがある」
00:松山「そっちが玉乗りならこっちは雪だるまだ!」なんと松山君が技を覚えた!
ゾロ目:一旦ドトールと松山のポジションを交換

343 :森崎名無しさん:2016/10/19(水) 00:46:04 ID:???
★流石のマリオもサーカスは未経験だったはず→ 82

344 :森崎名無しさん:2016/10/19(水) 01:09:30 ID:???
マリオギャラリーか何かでありそうな予感

345 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/23(日) 01:42:49 ID:???
>>334 ありそうでない、みたいです(自信ない)。でもなんかやってそうですよね。

あれ? マリオって今はおもちゃの社長であってたっけ……?

346 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/27(木) 01:10:19 ID:???
★流石のマリオもサーカスは未経験だったはず→ 82 ★
51〜98:何も思いつかない

しばらく話し合ったり、蛇の目忍者のプレイをおさらいをしたりと、様々な観点から考え続けた。
いくつかの提案も出たが、有効打となりえるものではなく、時間が過ぎて行く。

松山「……いや、正直どうしていいのかすら。どうやって技術を転用してるのか全く……
そうだ、リベリオが最初に取ったけどあの時はどんな感じだった?」

リベリオ「俺もはっきり言うと取れたのが不思議なくらいだ。
実際アレ以来あいつにやられっぱなしだ。ドトールに投げようかと思ってたところだ」

ドトール「お、やるか? やるか?」

マリオ「一番に止めたいのはストライカーだからやめてくれ。
グラウンダーシュートがないなんて保証は無いんだ」

ドトール「撃つどころか、ゴール手前以外でボールが渡る節すら見せねえけど。
連携する様子すらもねえんだけど」

リベリオ「(確かに、トーテム忍者がボール運びに参加する様子がない以上、
ドトールと松山のポジションを交換するのもありだな。
ただ、向こうのサイドには中の里忍者もいる。松山が突破され1対1を仕掛けられる可能性も高くなる)」

事実、ドトールを遊ばせておくにはもったいない状況であり、
ドトールが離れれば俊足を誇る中の里忍者の自由を許すことになる。
そして、その補填を話し合う時間も考える時間もない。

347 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/10/27(木) 01:15:02 ID:???
リベリオ「(もうそろそろ時間だな。
大きな変更はできないだろうけど、少しの変更なら大丈夫だろう。
何か言っておくべき事はあるか?)」

一票決です。IDが表示されるように書き込んでください。
A:「先生、やっぱり松山とドトールを交換しましょう。あいつを止めることが先決です」 ポジション交換しよう
B:「あの黒いノコブロスのことなんだが……」 ちゃんと情報共有だ
C:その他(大きな変更はできません)
D:「(何も言う必要はない)」

348 :森崎名無しさん:2016/10/27(木) 09:51:00 ID:v6T6Kk5U
B

349 :森崎名無しさん:2016/10/27(木) 10:05:18 ID:AjeI4vnw
B

350 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/05(土) 03:43:33 ID:???
>B:「あの黒いノコブロスのことなんだが……」 ちゃんと情報共有だ

リベリオ「ああ、そうだ。あの黒いノコブロスの事なんだが―――」

ビクトリーノ「ん? そういやさっきあいつの事叫んでたな」

リベリオ「細かい話は省くが、あの黒いノコブロスは他ののノコブロスより一回りも二回りも実力が上だ。
空中戦も安牌とは言えない。連携も……問題なくやってくるだろうな。
特にどうしろってことじゃないが、あいつを普通のノコノコと思わないよう注意してくれ。そのレベルにいない」

何にしても変更できることは少なく、あくまで注意喚起だけに務めた。
ノコブロスでないことも、ノコノコでないことも見抜いていたが、あくまでただ能力が高いということに留めた。

サトルステギ「え〜と……どうすりゃいいの?」

ノコブロスが空中戦ができる、ということに大きく影響するのはサトルステギであった。
空中戦に優れるミスターLを可能な限り避け続けていたが、これからは真正面から打ち破らなければならない。

リベリオ「油断しなければいい。ただ、お前にボールが行くにくくなったからこの際好き勝手動くのも手だ。
時々サイドに行ったり、低めところでパスをもらおうとしたり、今までとは違う動き方をしてくれ。
ただ、シュートから遠ざかるくらいだったら動きを変えなくていい
(こいつは真正面から打ち破る。裏をかくのは俺達の仕事。ただ、今のまま漫然としてもらっても困る)」

サトルステギ「おう?」

ビクトリーノ「好きに動いてもいいけど、
最後はお前にパス出すんだからその時はゴール前にいろってだけだ」

サトルステギ「あ、あーなるほど」

リベリオ「(妙に手馴れてる気がする)そういうことだ。相手を困らせてやれ」

351 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/05(土) 03:45:45 ID:???
サトルステギ「オッケオッケ了解!」

リベリオ「(全体的な喚起のはずがほとんどサトルステギの指示になったな……)
一応、DFの皆も注意してくれ。おそらくシュートも来る。
トーテム忍者ほど強力じゃないと思うが……フリーで撃たれたら流石にマズイ」

必要以上の情報に「こいつ何言ってるんだ?」といった視線が向けられていた。
ヨッシーやバビントン、サトルステギ、そしてバビントンの言葉で察した者以外は、リベリオの確信が一体何なのかうろたえていた。

ヨッシー「……ああ、リベリオはノコノコとかヨッシーとかに詳しいんだ。
あんまりそんなにビックリしないであげてね」

松山「そ、そうか。確かに動きはいいなと思ったけど……」

ピエール「……シュートまで分かるのか?」

ヨッシー「何でこんなに分かるのか分かんないけど、正しいから大丈夫だよ」

バビントン「初めて聞くと訳分かんないけど、本当に合ってるんだ。これだけは無条件に信頼してほしいかな。
とりあえずあの黒いノコブロスだけは手強いって点だけでもいいよ」

リベリオ「(フォローがフォローになってない……)」

可能な限り情報共有を図ろうとしたが、プレイ内容の少なさにも関わらずリベリオの出した情報は多すぎた。
そのせいか、返って困惑も広がったがヨッシー達のフォローで事なきことを得る。

リベリオ「(……皆いない時は注意しておこう)

352 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/05(土) 03:50:49 ID:???
メドリ「───以上のように、前例の含めファウル裁定となったことはありません。
理由も同じく装備のカチ合い、スパイク同士の当たり合いとなります。
そのためお互いファウルになるという事はありません。以上です。
両チーム、共にキックオフの準備をお願いします」

マリオ「……時間だな。特に変更は無し。このままがんばってくれ」



────────────────────────────────────────



───【忍者軍団サイド】───


蛇の目忍者「で? どういうことだ?」

ノコブロス(赤)「ただの時間の稼ぎだ。作戦会議をしたかった」

蛇の目忍者「ほーほー。で、秘策でもあるのかい?」

ノコブロス(赤)「無い。だから少しでも時間が欲しかった。
少しでも動揺してくれればそれでもいい」

蛇の目忍者「どーだかね。最初は面食らったみたいだが、今は普通に作戦会議してるぜ。
やっこさん達が話す事は限られてる。時間稼ぎだとしても悪手だったんじゃないか?」

ミスターL「そこまでだ。無駄話をいつまでも続けてんじゃねえ。次の手を考えるぞ。
(あーあー……機嫌悪くしちゃったよ……全くもう)」

353 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/05(土) 03:52:47 ID:???
蛇の目忍者は“飢えて”いた。だからこそ、水を差されたようで気を害していた。

ノコブロス(赤)「(茶化しているようで、一番協力的な姿勢を見せていたため安心したが、
オレ達以上にこの試合に思い入れがあるような節を度々見せている。存外、扱い辛い)
まずはこの一点をどうするかだが……」

ゲルマン忍者「どうにもこうにも、攻撃が通じていると言えるのは、蛇の目忍者、トーテム忍者、ミスターLだけだ。
もう……サイドアタックは読めれている。対策もされるはずだ。違う方法で点を取る必要がある。最低二点だ」

ミスターL「……延長戦を視野に入れた上で戦え、と言ったはずだ。まずは一点だけ考えろ」

決して穏やかな作戦会議とは言えなかった。
終始冷ややかな態度を取っていた蛇の目忍者は熱くなっており、ゲルマン忍者は冷静さを欠き始めていた。

トーテム忍者「……どんな距離でもいい、さっさとパスを通せ」

中の里忍者「しかしトーテム殿、あの珍妙なトカゲのブロックも侮れないでござる。
まだ見ておらぬが、体格を見る限りバド殿のブロックもおそらく高い。
ピエールを含めて考えれば、これらの壁を避けない限りGKに届く可能性もそう高くない也」

忍者軍団にとって、ヨッシーの新しいブロック技とバドの存在は想定外であった。
当初に想定していた遠距離シュートで押し込む作戦の成功率は低くなっていた。
多少強い守備能力を持つ者がいる、その程度あれば充分押し切れるが、両者共に満遍なく守備力が高い。
他の作戦も成功の目途がつかない。

ミスターL「(とは言っても、点数自体は想定内なんだけど……)」

どの作戦も成功率は高くないのは事実だが、決して低いわけでもない。うまく相手の隙を突ければ充分な勝算があった。
しかし、この場においてはどれも特効薬とならず、現状蛇の目忍者のサイドアタックしか成功していない。

354 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/05(土) 03:59:21 ID:???
ミスターL「(どうしようかな。とりあえず何か話さないと)
落ち着け。何もオレ達のサッカーが通じてねえわけじゃねえ。少しは頭を冷やせガキ共。
あと一歩のところまで進んでいるんだ、まずはそのことを考えろ」

蛇の目忍者「まあそうだな。もう少しってところまで進むがが、結局失敗したら意味ないがね」

ミスターL「要するに詰めの段階じゃねえか。そこだけ出す抜くことを考えろと言っているんだ」

ゲルマン忍者「確かに……」

土竜忍者「まあ……」

トーテム忍者「……勝手にしやがれ」

極端な暴論であった。それでも一定以上落ち着かせ、戦意を再燃させることに成功した。
全員がミスターLの顔を見、指示を待っている。

中の里忍者「(ふむ……)」

ミスターL「さて、相手の4バック……5バックにも見えるあのDF陣、あの隙を突く方法だ。
まずは―――」

中の里忍者「(数奇な男と思いきや、なかなかどうして曲者をまとめ上げられる)」

状況が状況であったためか、ミスターLの作戦は難なくと聞き入れられていく。
明らかに苛立ちを見せていたトーテム忍者や蛇の目忍者が、次第に落ち着いていく姿も見えた。

ミスターL「―――と、いう方法を取る。難しいがビビんじゃねえぞ」

蛇の目忍者「そうかい。それじゃもうひと踏ん張りといきますか」

ゲルマン忍者「……確かに、その作戦なら一点をもぎ取れそうだ」

355 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/05(土) 04:21:01 ID:???
まだまだ途中ですが、さすがに間が空きすぎたのでちょっとだけ投稿です。
(そして設定だけ積んでいくルイージ編、まあこいつは別の機会でもええやろ)

あと、どうでもいいですが現在ヨースター島にGBが複数個あるため、
なんやかんやでドッキングさせてなんやかんやで2DSにします。
これお年玉アイテムにしました(現在11月)。


これリベリオ達の視点だと、月一でゲームやらお小遣いやらくれる族長になってますね。
うわあ、まるで甥姪にねだられてついつい甘やかしてる叔父叔母みたいだあ。
一人っ子が多い中、私と同じ立場にいる兄貴姉貴達がどうしているのか気になります。

356 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/20(日) 01:35:27 ID:???
────────────────────────────────────────


実況「えー……今まで特に問題視しておりませんでしたが、確かにスレスレのプレイではありました。
ただ、過去においても特に問題視されたことなかったはずですが……」

クリオ「……そうだね。今までこういうファウル裁定揉めたことはなかったかな。
そもそもノコブロス達の方にキツイ裁定が下りやすいはずなのに何でだろう」

実況「そうなんですか?」

クリオ「うん。そもそも危険なプレイをしているのはノコブロス達の方なんだ。
細かい話は抜きにするけど、ノコノコ達がああいう甲羅を使うのはラフプレイ。
相手側が例えその甲羅を蹴っ飛ばしてもぶん殴っても技術なんだ」

実況「え、ええ!?」

クリオ「最初それ聞くとビックリするんだけど、逆に言えば殴ったり蹴ったりした後に起きる結果は自己責任なんだ。
さっきのプレイ見てて分かったと思うけど、誰一人としてあのタックルに打ち勝ってないんだ。
リベリオは上空に飛ばされてるし(利用したともいえるけど)、他の皆も軌道を逸らしたぐらいで、その反動で吹っ飛ばされてる」

実況「あの甲羅からのタックルはそれほど強力なのでしょうか?」

クリオ「スピードに乗った自転車くらいのタックルくらいはあるかも。
可能なら掴んでブン投げてもお咎め無しだよ」

実況「それは流石に……無理というか無茶というか」

クリオ「うん。そもそもそんなこと素手では無理だし、無茶苦茶な裁定になるからね。
実際目の当りにしたら皆どうしようか迷っちゃうんじゃないかな」

357 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/20(日) 01:36:44 ID:???
実況「なんともまあ……でもビクトリーノ君は吹っ飛ばしてましたが、アレは?」

クリオ「アレは単純威力不足だね。小さなボールを狙って手中に収めようとしたんだから、
ボールを吹っ飛ばすことを目的としたシュートよりもパワーの面では劣る。
その分しっかり追尾してくるから対処の面でどっちが難しいかは分からないけど、その分パワーで押し返したんだね。
最初から対策を考えてたのかな? どちらにしても噂以上だね」

実況「突如現れたサラサのクロヒョウの噂ですね。
いきなりで突拍子も無かった噂でしたが、二得点ということを考えると間違いなさそうですね。
他にも、データの無い選手達もなかなかです。クリオ君でもないのに一体どうやって探し当てたのかと」

クリオ「意外とチマチマした作業はマリオ得意だから、地道に聞き込みしながら探したんじゃないかな。
(もしかしたらオイラみたいな能力持ってる人がいるのかもしれないけど)」

実況「それは意外でした。本当に勝てる人材を揃えてきたのですね」

クリオ「うん。はっきり言ってとても寄せ集めとは思えないぐらい強いメンバーだよ。
(半分はどこにも所属してないのが気になるけど)どこにいてもレギュラーになれるんじゃないかな」

実況「しかも厳選したと―――そろそろ再開するようです」


────────────────────────────────────────

358 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/20(日) 01:38:04 ID:???
────────────────────────────────────────


リベリオ「おお……」

バビントン「また随分な……」

ヨッシー「極端だねえ」

忍者軍団が最初に見せてきたのは、フォーメーションチェンジである。それは異様に、攻撃的であった。

ビクトリーノ「4、いや6トップか? 随分と旧式なフォーメーションじゃねーか」

リベリオ「アメフトかって思うぐらいだが……ポジションも変わってるな」

ドトール「ラストパスは誰に来るかは大よそ予想つくんだから、ただ前のめりになっただけじゃねえか?
フォローしやすいっつーのはあるけど……どういう狙いだ?」


【忍者軍団:フォーメーション】
−−○−− ハリボテクッパ
−−−−− 
○−○−○ ノコブロス(黄) ノコブロス(赤) ノコブロス(緑)
−−○−− ノコブロス(黒)
−−−−−
−○−○− 中の里忍者 ミスターL
○−−−○ ゲルマン忍者 蛇の目忍者
−○−○− 土竜忍者 トーテム忍者


実況「おーっと!! 忍者軍団、ここで大きく攻勢と出ました。
何が何でもこの一点を取るという表れでしょうか!?」

359 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/20(日) 01:39:46 ID:???
バド「むしろヤケクソじゃねえかアレ?」

マリオ「(……ヤケクソにも見えるが、そんなことはない。ルイージはそんな作戦は取らない)」

ピエール「どうだろうな。こっちは相手の戦力をつかみ切れていない。
防いでいるとはいえ、多彩な攻撃に振り回されている現状もある。
……奴のサイドアタックだけ注意することもできないんだ」

マリオ「(分かることは、すぐには攻めてこない。
もし、すぐに攻め込んできたなら“ルイージは絶対撃たない”はずだ。
……アレを撃つつもりなのそうするはずだ)」

松山「こっちもコンパクトにして対応した方がいいんじゃないか?」

マリオ「(撃たれる前に止めるのが一番いいんだが、ダイレクトでも撃ってくるものどうしたものか。
仮に最高状態でも失点する確率の方が高いな……)」

アマラウ「全員攻撃よりはマシだ。それでもこっちに分がある。
……今度こそハジき落としてやる!」

マリオ「(だが、撃って同点で終えるなら、お前の負けだ)」


────────────────────────────────────────

360 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/20(日) 01:43:07 ID:???
―――次回予告―――
鍔迫り合いを制し、三点目をもぎ取った赤ヒゲ連合。
対して忍者軍団はついに三つ目のフォーメーションを敷き始めた。
その作戦の中心にいるのはミスターL、彼のたくらみとはいったい?
マリオが危険視するシュートとは!?
次回! 【  炸裂 ルイージサイクロン  】
マリオ「ちなみにもう一人サイクロンの使い手がいるぞ」


次回予告は盛大にネタバレをする場だってばっちゃが言ってた。(ちなみにマリオではない)
ちなみに、ネタを仕入れるために5D'sを見てました。最初普通に楽しんでしまってまた見直すことになりました。
自身のやり方に問題があるのか、メモってA4用紙ぐらいないとキツイです。(よく図解を書くから)
大体がデュエル内容なんすけどね……
あと、GXのユベルが凄いと聞いて見ました。凄かったです。コメントできねえ。

361 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/24(木) 03:47:05 ID:???
【いまさらアナウンス】
とうスレにおけるキャラクター再現度は

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|   なにを お探しかね?    
|                    
\                       
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
         ____
         |  /ノ`-,
 l        lノヾソノミ|
 l         lノ,-) ̄ミ
 l_       t__了「l l
 l─k_      |_/i ヽ)
 l___|      j -//ヽ
 l___|___/ヘ//   ヾ ___
 l         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 l ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|
 l  l  l.  l  l  l.  l  l  l.  l  l  l  l
 l  l  l.  l  l  l.  l  l  l.  l  l  l  l

おおよそご覧の通りでございます。

あ、書き忘れてましたが、>>316の判定でJOKERを出したためマリオの判断力が上がりました。
不利な状況になる確率が減り、有利な状況になる確率が増えます。

362 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/24(木) 03:49:12 ID:???
ミスターL「(本当のことを言えば、同点のまま終えたくない。だから、どうしても二点欲しい。
だけど二点は厳しい。一点目も二点目も、本当はめったに起きる展開じゃなかった。
一点くらいならこの子達でももぎ取れる。でももう一点は……
もし、このシュートを撃つことになるなら延長も満足に動けるかも怪しい。
でも……兄さんだけだ。これに警戒してるのは。
それなら兄さんだけでも騙せるだけでもいい)」

ホイッスルが鳴ると共に、ボールはやや後方にいる蛇の目忍者の預けられた。

ミスターL「(兄さんの、裏をかけるかな)」

すぐに攻め込まず、ゆっくりと歩いている。
誘っているか、何かを待っているのか、その予想はつかなかった。

実況「忍者軍団、最大の突破力を誇る蛇の目忍者君にボールを渡しますが、
ゆっくり攻めるようです。連携して確実につないでいくのでしょうか?」

リベリオ「(ただ突っ込んでも無駄だな……連携して詰め寄るか、それとも待ち構えるか。
焦る必要はないが、このまま見過ごしててもいいのか?)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:嫌な予感がするから詰め寄るぜ。何もさせるつもりはない。
B:焦る必要はないし待ちかまえよう。罠かもしれない。
C:その他

363 :森崎名無しさん:2016/11/24(木) 09:38:50 ID:Ie7/k5Cg
A

364 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/11/30(水) 05:03:32 ID:???
A:詰め寄るぜ。何もさせるつもりはない。

リベリオ「(今までも、ずっとあいつが起点だった。このまま見過ごすのは恐らくマズイ。
この状況で何もしないハズがないんだ。
何が必要だ? どうすればいい? 取り囲むだけじゃあいつから奪えないぞ)」

恐らく集団で取り囲んでも強引に突破される可能性が高いと算段を立てた。
隙間もないくらいに、とも考えたが時間的・人員的に足りないと思い直す。

リベリオ「(……サイドから追い出すのは?)」

ここでクリオの情報を思い出した。蛇の目忍者はサイドのドリブルに特化していたことだ。
もし、そのサイドから離れさせるのならば―――
達した結論は、一度目のタックルでサイドから離れさせ、次のタックル奪い取るというものであった。
これならば時間差でも問題はなく、仮にドリブル以外でも攻め込まれてもリカバリーはいくらか早い。

リベリオ「(囲むほど人は必要ないが、DFの誰かに上がってもらう必要がある。
それでも奪えるかどうか微妙だが……何やったってこの状態は賭けになるな)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:おちつけ、最低限しよう。誰か一人だけ上げてもらおう
B:二人いれば奪い取れるはずだ。可能な限りここで止めるぜ。
C:その他

365 :森崎名無しさん:2016/11/30(水) 12:59:09 ID:uijHE6ec
B

366 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/07(水) 23:39:43 ID:???
>B:二人いれば奪い取れるはずだ。可能な限りここで止めるぜ。

リベリオ「(上がれるとすればピエールと松山。ドトールは……だめだ、距離がある)」

リベリオ「(俺とバビントンでサイドから追い出す。次、そこで奪い取れるかどうか……
よしんば弾いたとしても、その後誰がフォローする? サトルステギか? 空中戦ならいいがキープはとてもじゃないが無理だ。
ピエール? あいつにはタックルに向かってもらいたい。松山にもだ。
必ず味方がフォローするとも限らない。
ならあらゆる場面に対応できる奴がいい……ヨッシーがいる。
そうと決めれば上げるのは二人! ここで止める!!)」

サインをを送る。合図と共に、二人中央に走り上がれという指示であった。

ピエール「(……オーバーラップ? 二人もか?)」

松山「(行くなら俺とピエールだけど……)」

二人はマリオに指示を仰ぐと、GOサインを出していた。
あとは走り上がる合図を待つだけである。それとなくコンパクトにするような素振りでDFラインを上げ、準備を整える。

マリオ「(これでもギリギリだがな。あいつは経験が浅いから気づかないだろうが、
それでもそうそう取れるもんじゃないぞ)」

リベリオを追い抜くようにバビントンが走る。同時に合図を送る。
サイドから追い出すための細工であったが、まだ気づく様子を見せない。

蛇の目忍者「(おーおーやっぱりおいでなすったか。そりゃ当然……見送るはずがない)」

バビントン「(狙いは分かった! だったら、君から一つの武器を奪い取る!)」

リベリオ「(逃げないな……よし、何としても成功させないと」

367 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/07(水) 23:42:23 ID:???
先着二名様で、!とcard・diceの間の空白を消して書き込んでください。
★蛇の目忍者 ドリブル 55(! card+! card)(サイド補正+! dice)★
★バビントン タックル 51(! card+! card)(人数補正+1)
リベリオ タックル 54(! card+! card)(人数補正+1)★
【攻撃側の最大値】−【守備側の最大値】
≧10 サイドから追い出せない! そのまま突き進む!
=2〜9 サイドから追い出した! 松山とピエールがタックルへ向かうぞ!!
=1,0,-1 ボールをこぼした! 左から順に
(ミスターLのフォロー)(土竜忍者のフォロー)(ヨッシーのフォロー)
≦-2 ボールを奪った!

【備考】
蛇の目忍者のサイド補正はドリブル時のみです。

368 :森崎名無しさん:2016/12/07(水) 23:47:06 ID:???
★蛇の目忍者 ドリブル 55( ダイヤ3 + クラブ6 )(サイド補正+ 6 )★

369 :森崎名無しさん:2016/12/08(木) 19:18:51 ID:???
★バビントン タックル 51( スペード10 + クラブ7 )(人数補正+1)
リベリオ タックル 54( スペードA + ダイヤA )(人数補正+1)★

370 :森崎名無しさん:2016/12/08(木) 19:37:46 ID:???
主人公どうした

371 :森崎名無しさん:2016/12/08(木) 20:00:46 ID:???
むしろ蛇の目忍者がどうしたw
反則したせいで赤ヒゲ連合にボール献上しちゃったんだからw

372 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/11(日) 06:16:24 ID:???
あ、備考欄にリベリオのタックル技を忘れてました。
【リベリオの親カードがダイヤ時「ナナハンタックル+3(吹っ飛び係数3)が発動します】


>>370 リベリオ「さ、サイドから追い出そうとしたからだし……」
>>371 判定回数が回数なだけあって、そろそろ出る頃合いだと思った矢先でした。
     ただ、例に漏れず「ドリブラーに頼るチームはファウルでチャンスを失う」ってパターンでもありますね。


★蛇の目忍者 ドリブル 55( ダイヤ3 + クラブ6 )(サイド補正+ 6 )=70 ※ファウル★
★バビントン タックル 51( スペード10 + クラブ7 )(人数補正+1)=69 ※被ファウル
リベリオ タックル 54( スペードA + ダイヤA )(人数補正+1)=57★
【攻撃側の最大値】−【守備側の最大値】
=1ミスターLのフォローのはずがファウル発生


蛇の目忍者が何より警戒していたのはリベリオだった。
現時点で彼からボールを奪うことに成功したのはリベリオのみ、スープの効果があったと言えど、何より警戒すべき相手であった。
しかし、その警戒すべき相手は、ここに来ておかしな挙動を見せている。
後方にいた選手が走り上がって先に仕掛けに来た時点で何か狙っていたのは分かっていたが、そのピースがつながり始めた。

蛇の目忍者「(こいつもぴったりくっついて来やがる)」

動く方向を制限すること自体、蛇の目忍者には有効打にならない。そのことを読めない二人ではないのは分かっていた。
そうした上で、何か違う狙いがあり、さらには自身からもボールを奪い取る方法があるということになる。

蛇の目忍者「(ほぉなるほど、ここから追い出すつもりか)」

本来、仕掛けてもいいタイミングでリベリオからタックルが未だに来ないことで、確信をもった。
慎重になり過ぎており、奪うという選択肢が抜けた行動となっている。それは脅威でないことを意味した。

373 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/11(日) 06:20:53 ID:???
バビントン「(まずい、詰め過ぎてる……)」

一方でバビントンもラフプレイ一歩手前であることに気づき、僅かであるが距離を調整する。
その隙間、ほんの僅かな隙間であるが、それは蛇の目忍者にとって一筋の光にも見えた。

ミスターL「! そっちはダメだ!」

だが、それ以上に蛇の目忍者は焦っていた。冷静になれば気づけた可能性を見逃した。



――――――ピィィイイイイーーーーーーーー!!!!



先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★バトれるようになったメドリさんです→! card★
JOKER:出たらどうしよう
7〜K:お咎め無し
3〜6:注意
2〜3:厳重注意
A:イエローカード
クラブA:レッドカード

374 :森崎名無しさん:2016/12/11(日) 08:06:26 ID:???
★バトれるようになったメドリさんです→ ダイヤ8

375 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/20(火) 23:45:37 ID:???
★バトれるようになったメドリさんです→ ダイヤ8 ★
7〜K:お咎め無し

無理やり通ろうとする、ファウルの可能性である。少しかけ違えばバビントンのファウルもあり得る微妙な判定であった。
幸い怪我もなく、下りてきたメドリは蛇の目忍者に何か言うわけでもなく、
ファウルの宣言とフリーキックの指示のみであった。

その傍ら、リベリオのが手を差し伸べると、力強く握りしめ返され軽やかに立ち上がる。
どこかを痛めた様子もなく、体を確かめるように動かし、怪我していないアピールをしていた。

リベリオ「……大丈夫そうだな」

バビントン「まあね。何がともあれチャンス、かな」

事故とはいえ、怪我する事態もあり得た。出場する以上承知の上とはいえ、作戦を立案したリベリオにとっては気が気でない。
気が知れた仲とはいえ、このことは軽視できない。
そして、同じ作戦は通用しにくいこと。具体的な手応えもなく、修正案や違う手を考えなければならない。
これから、また攻撃手段を考えなければならない。

リベリオ「(また何もつかめずか……)」

この状況を喜べずにいた。

リベリオ「(こっちのボールになったのはいいが、怪我がなかったのはただ幸運なだけだ。
ああいう強引なプレイに出ないと踏んでいたが……読み違えた)」

タックルの名手が多いこの試合では、リベリオにとってバビントンはアキレス腱という認識であった。
戦略に置いても痛い損失である。
今のところ、怪我を押してまで参加させるつもりはなかった。

376 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/20(火) 23:47:28 ID:???
ヨッシー「一度にいろいろ考えすぎだよ」

不意な言葉で我に返る。既に松山とピエールは集まっており、バビントンと話していることに気づく。
残るメンバーもこっちへ向かって来ている。

リベリオ「……ああ、そうだな」

大きく深呼吸して、少しずつ思考を切り替えていく。
辺りを見回して、状況を整理し攻撃の算段を付け始めた。

リベリオ「(まずは誰に蹴らせるかだな)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:バビントンに蹴らせよう、ここからならどこでも狙えるだろう。
B:いや、バビントンに中継させる。蹴るのは違うやつだ。
C:展開を見守ってみよう。何か提案が出るかもしれない。
D:その他

【備考】
フリーキック位置:ハーフライン近く右サイド
マリオからの指示:特になし

377 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/21(水) 00:09:25 ID:???
いろいろとお待たせいたしました。
気を付けていましたが、今年も風邪をやらかしました。

ちなみに甥姪の無茶ぶり「おい、三輪車でライディングテュエルしろよ(意訳)」に応えようとして、
頑張った結果やっぱり転んで眼鏡折って買いなおすのにかなり苦労したここと、
更新頻度は関係ありません。ありませんったらありません。

皆! 子守りに遊戯王5D'sのアニメは向かないから気をつけようね!
あと無茶ぶりはちゃんと断ろう!

378 :森崎名無しさん:2016/12/21(水) 18:42:53 ID:89HRSoaA


379 :森崎名無しさん:2016/12/22(木) 00:11:15 ID:???
乙でした
やっぱり冬はランニングデュエルに限りますよね

380 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/25(日) 00:11:28 ID:???
>>379
さびれた公園で三輪車に乗った僕と握手!
(想像すると自分がパステルしんさんのように思える不思議。
さらに言えばなんで出ィ銭ィという安パイを思いつかなかったのか自分に不思議)


あ、そいえばクリスマス……
イベント、やる?
※ 女の子は増えてません

Z:それでもやろうや
Y:無理やろ、更新が先や
X:逆に考えるんだ、このクリスマスイベントで女の子を増やせばいいって考えるんだ
(ageる必要はないです)

381 :森崎名無しさん:2016/12/25(日) 00:26:59 ID:xFZeqQeA
XYZドラゴンを特殊召喚!

X
十六夜アキさん出そうぜ!
もっと巨乳とかさ!

382 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/25(日) 00:49:27 ID:???
>>381
遊星さんからアキさんを寝取る話……だと………!?
……でもイケメンのヒロインはありかな。
あ、ちなみにモナは巨乳です。


とりあえず、今回の分を更新します。
クリスマスネタは……ちょっとだけ時間ください。


>A:バビントンに蹴らせよう、ここからならどこでも狙えるだろう。

ドトール「無事みてえだな」

バビントン「まあね」

元々チームメイトであり一番遠くいたドトールが無事を確認すると、作戦会議をする移り始める。
そこでリベリオが提案すると、反論は出ず受け入れられた。

リベリオ「(間違ってないのは分かる。うまくいくって保証がないのは承知の上。
……何も、ファウル一回にそこまで怯える必要はない。落ち着いて、無暗に判断を崩すんじゃない)」

もう一度、自分の考えを反芻する。

リベリオ「(どこで取られるとマズイか、前線だからそこでミスれない。
シュートを撃てている以上、ゴール前での警戒は今以上に必要はない。
ノコブロス達も現状は突破できてる。だったらこのフリーキックはバビントンだ。
……それに間違いはないはず。反対意見も出ていない)」

もう一度、大きく深呼吸をする。

383 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/25(日) 00:51:19 ID:???
リベリオ「(いかんな。これぐらいで弱気になってちゃ)」

バビントン「……それじゃあ、松山が空いたスペースに入って。あとはいつも通りの配置。
相手がどう守備陣を引くか分からないから、準備しておいて」

サトルステギ「おう! 強く当たってあとは流れでいくぜ!!」

ビクトリーノ「……いつも通りってことだな」

リベリオ「(ある意味であってるからツッコミ辛いな)」


────────────────────────────────────────


蛇の目忍者「悪い、しくった」

ミスターL「……いいから反撃に備えておけ。次は俺もフォローに入る」

覚悟していた、予想できた結果であったが、最後の砦が崩されたようなものであった。
さりとて蛇の目忍者を責める気もなく、何より気になるのが守備である。

ミスターL「(難しいなあ。下げ過ぎたらあっという間に攻め込まれるし、上げ過ぎると裏を取られる。
どの辺がベストなんだろう。たくさん壁は作れるけど……)」

攻撃手段が読めない以上、守備を固める選択肢はある。ただ、それはGKがまともに機能する場合に限る。
何よりも現状では守りきること自体が難しい。
相手にシュートを撃てる者は多く、波状攻撃や隙を突かれることはゴールを許す可能性は高い。

ミスターL「(どうしよう。あのメカにボールを触らせること自体、ピンチだけど……)」

短い時間の思考であるが、ミスターLの出した結論は―――

384 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/25(日) 00:54:59 ID:???
先着一名様で、!とnumnumの間の空白を消して書き込んでください。
★GKに難の多い試合→! numnum★
99:僕にはネガティブゾーンがある! これで動きを止めるんだ!!
81〜98:カウンターを多く残している!?
61〜80:とにかく下げた。ゴール前に密集している。
11〜60:最低限攻撃を残して守備に下げた。
01〜10:守備陣営をきっちり敷いた。どんな攻撃でも対応できるぞ!
00:そうだ、僕がGKをやればいいじゃないか!

385 :森崎名無しさん:2016/12/25(日) 00:55:19 ID:???
★GKに難の多い試合→ 06

386 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/25(日) 01:42:46 ID:???
これはまさか本当に緑の風が来る? と、いうところで今回はここまでです。
冗談抜きでクリスマスの事を忘れていたので、まったく何も考えていませんでした。
もし、出してほしい女の子キャラがいたら思い思いに書いてください。
ついでにそのキャラへの想い熱く語ってくれても結構です。
>>1が知らなかったらごめんね)


別に男でも全然構わないやで^^

387 :森崎名無しさん:2016/12/25(日) 17:54:57 ID:???
かわいくって人懐っこくて純粋、駆逐艦の優しいお姉ちゃんの阿武隈さん!(艦隊これくしょん)

乙なのです

388 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/26(月) 02:30:55 ID:???
阿武ちゃんが来るのは予想外でしたが、なかなかいいキャラを持ってきたと正直思います。
ただ、>>1は史実についてかなり疎いのでそこら辺の知識は期待しないようお願いします。
(そういえばここでhttp://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1421560195/84
阿武ちゃんの判定が出てたわ……うまいこといけば本当に嫁艦?)

と、いうことで今回のヒロインは艦隊これくしょんから阿武隈です。
アキさんは遊星さんがいるので……でもおっぱいに対する情熱は受け取りました。


休みがもうちょっと先なので、今日明日は更新できないかもしれませんが、
クリスマスイベントは年末までに終わらせられるよう頑張りますー。

どうでもいいですがあぶちゃんで検索かけたら、虻川美穂子さんとデットラ3のロンダさんが出てきました。
いや、似てるけどさ。

389 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/29(木) 00:49:39 ID:???
前回のクリスマスイベントもクリスマス感なかったのに今更気づいたけどスレ更新はーじまるよー。
今回のレギュレーションは先駆者住民に従ってキャラブレ可、同主人公パラレルチャートです。
緑のおじさんは既にいろんなキャラとフラグを立てているため、今回は不向きの判断し採用を見送りました。
王女、寒がり、魔法使いと満遍なく手を付けている節操のなさにほんとお兄さんも驚いていますよ(予定)
それではヨースター島からスタートです。


ヨッシーの族長は悩んでいた。海に急増しているゲッソーの対処である。
撃退自体は問題ないが、それにかかる費用が問題であった。
護衛に人数を割くことができず、フルーツの運搬に問題を抱えている。

長ヨッシー「戦えて荷物たくさん運べて燃費も抑えられる船なんてないよねー」

リベリオ「あ、知ってます」

長ヨッシー「えー!?」

ブッキータワー事件と呼ばれている、図らずとものそれに手助けをし、知り合った艦娘であった。

長ヨッシー「もしかして、市長もグルになってあのブッキーが追い出されたやつー?」

リベリオ「そうです。ぶっちゃけ艦娘がいてくれた方がいいって理由で。
……今考えてもやっぱり無茶苦茶ですけど。あのおっさん特に悪いことしてないのに」

長ヨッシー「なんの貢献もしてなかったみたいだけどねー、あははー。
なんだかんだでそれなりの金と一軒家もらって静かに暮らしてるみたいだからいいじゃないー。
それよりも、誰の事推薦してるのかなー」

リベリオ「現場にいた身としては、ほんと気の毒でしたけど……。
えっと、この人です。ここの―――」

長ヨッシー「うん……うん…………」

390 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2016/12/29(木) 00:51:56 ID:???
基本的な性能、可能な装備を確認する。
リベリオは完全に理解していないことを自覚しているが、実戦を見ている。
一方族長は機械類に詳しい。門外漢であってもリベリオよりは理解している。
具体的な実戦は想像できないが、運搬に問題ないことは分かった。

長ヨッシー「それでいってみようかー。リベリオ君は連絡取れる―?」

リベリオ「はい。その件でいろいろと縁ができたので、多分足蹴にされないと思います」

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★大体はキャラブレイク→! card★
JOKER:「がんばれ〜!! 負けんな〜! 力の限り生きてやれ〜……」 何かが起きてる
ダイヤ:無事につながりました
ハート:本人につながりました
クラブ・スペード:吹雪「残念だったな。私だ」

391 :森崎名無しさん:2016/12/29(木) 01:06:07 ID:???
★大体はキャラブレイク→ ハート6

392 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/01/12(木) 23:32:45 ID:???
今更ですが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年末までに終わらせると言いましたが、御覧のありさまです。

主に年末年始ぎっしり仕事が入っていたのが原因です。ゲームも買ったけど俺は悪くねえ!!
時間かかる系のシミュレーションだったのに、絵がかわいいのがいけないんだ!!
あと、東方サッカーも買おうと思ったのですが「windows10の環境じゃムリ」という情報もあり、今のところ手を付けてない状態です。
買うだけ買っといて、古いPCでやるって方法もなくなないで無駄にはなりませんが、ううむ。


それでは、半端なところまでしかできていませんが再開します。

393 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/01/12(木) 23:34:25 ID:???
★大体はキャラブレイク→ ハート6 ★
ハート:本人につながりました

リベリオ「あれ?」

ヨッシー「どしたのー?」

リベリオ「いや、どうもつながらないみたいで。んー……どうしようかな?」

本拠地が移動された故に電話番号が変わってしまっていた。
離島のヨースター島には情報が大きく遅れてやってくる。
重要なものほど速く仕入れるが、一介の組織の移動でしかない上にヨースター島とはほぼ無関係であった。

リベリオ「仕方ないので、一旦本人にかけてみます」

長ヨッシー「(行く先々で女の子の連絡先手に入れてるちゃっかりさはなんだろう)」


────────────────────────────────────────

394 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/01/12(木) 23:36:27 ID:???
────────────────────────────────────────

―――とある縮小移転した鎮守府の明け方―――

役割をほとんど終え、最低限の機能を残し縮小された鎮守府があった。
今では残った者の方が少なくなっており、これからもさらに減る予定であった。

潮「阿武隈さん? 今日非番じゃ?」

阿武隈「慣れないからかな? 目が覚めちゃって。潮ちゃんは今帰り?」

潮「はい。もうちょっと時間がかかる予定だったんですけど、思ったよりも何もなくて」

じゃあお茶を入れてあげると、雑談をしながら給湯室へ向かい歩き始める。
やっぱり暇になったね、お土産もらったので食べましょう、と、一時期と比べれば考えられない会話であった。

潮「金剛さんたちにも持っていきましょう。きっとですけど……」

阿武隈「……徹夜ね。あの二人、最近ちゃんと寝てるのかしら」

自分も似たようなものか、と思いながら新しく水を入れたヤカンを沸かし始める。
紅茶は確か温度が高い方がいいんだっけか、ティーポットどこにあるだろう、この際急須でもいいかな、
そもそも紅茶どこだっけ、と、移転したばかりで慣れない環境に辟易し始める。
横から潮の「ほかのお菓子は上の棚にありますよ」と全く期待していないアドバイスがあった。

阿武隈「……あった」

見つけると同時にお湯が沸き、一度お湯を通し食器を温める。
聞きかじりの知識がどこまで正しいか分からないが、おそらくマズくはならないだろうと早々持っていく。
潮もお菓子を足して着いて来ており、山盛りに持っていくがこれ以上突っ込まず、
とりあえず金剛と大淀のいる執務室へ向かった。

395 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/01/12(木) 23:40:01 ID:???
金剛「……PARTYでもするの?」

入った瞬間、真っ先に飛んできた言葉だった。

潮「差し入れです!」

金剛「OH! BREAKFASTもまだネー。お菓子の食べ過ぎはNOだヨー」

疲れていたのか、それとも潮に気を取られていたのか、紅茶をスルーしていた。
机に置いてようやく気付き、THANKSというと作業を止めた。

阿武隈「こっちに来てからあまり寝てないような気がするんですけど」

金剛「HAHAHA! 夜戦バカがいて眠れなかったこと考えればどっこいどっこいデース。
ん……GOOD!!」

何となく覇気のないように見え、やはり疲れているのか、それとも環境が慣れないのか、ふと一言聞いてしまう。

阿武隈「吹雪さん、戻すわけにはいかないんですか?」

金剛「私ために骨を折ってくれたブッキーにこれ以上迷惑かけられないヨ……」

内心しまったと思いつつも、現状顧みるに連れ戻す選択肢が上がる。
しかし、一番気心の知れている金剛が渋っており、頻繁に連絡を取っている姿を見る限りでは二人に何かあった訳でないのは窺える。
金剛が口に出さない以上、大淀も出さない。
続く言葉を言おうとするが、タイミング悪く阿武隈の電話が鳴り響いた。

396 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/01/12(木) 23:43:11 ID:???
阿武隈「え、えと、リベリオ君? なにもこんなときに連絡しなくたって……」

(リベリオ「こんなとき?」)

(リベリオ「ああ酒蔵だな。今の時期俺らもやってる」)

阿武隈「違うよぉ……」

金剛「(BOY FRIENDかしら?)」

(リベリオ「ダメだったら仕方ないんだけど、実は阿武隈さんに頼みたいことがあってさ」)

阿武隈「あたしなの?」

(リベリオ「実はヨースター島の近くにゲッソーが大量発生して、荷物の運搬に困ってるんだ。
ゲッソーって、水中だけじゃなく空を飛んだりするし、対空や対潜のできる人を考えたんだ。
もしかするとなんだけど、でかいゲッソーもいるかもしれないからドデカイ一撃必要になるかもしれなくて。
あと、荷物をたくさん運べる人ってなったら……」)

阿武隈「……あたしが必要なの?」

(リベリオ「そうなんだ。俺たちだけだと手に負えなくなってきてる。
手練れが欲しい。手数は足りてるんだけど……」)

阿武隈「(最近静かだったのに……)」

阿武隈「(非番と言っても、実質待機と同じだからいけなくもないけど)」

数こそは少ないが前例はある。
作業を続けながらも大淀が手を伸ばし、電話を受け取ろうとしている。
あとは大淀の判断に委ね、結論も待つことにした。

397 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/01/12(木) 23:46:02 ID:???
金剛「誰からの電話ネー?」

阿武隈「ヨースター島にいる、リベリオって子です」

潮「ああ、あの人ですね。吹雪さんを止めるときに一緒にいた……」

金剛「WAW! 随分なハリキリBOYネー」

阿武隈「……あまり巻き込みたくなかったけど、成り行きで仕方なく。
私のそばにいさせたほうが安全だったから」

金剛「OH!」

何となく、金剛がせわしないよう見える阿武隈であった。
気が付くと大淀は話し終えてより、伝令は「行ってきなさい」である。
電話を受け取るとまだ繋がっており、そっちに向かうと伝えた。
想像以上に話が早く驚くが、指示に異論はなくそそくさと準備に取り掛かった。


────────────────────────────────────────

398 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/01/12(木) 23:48:09 ID:???
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リベリオ「……なんだか、すごく早く終わりました」

長ヨッシー「早く済むのいいんだけど、元々向こうでも問題視されてて事前調査は済んでたのかなー?
本当ならこんなすぐに纏まるわけないはずだけどー、こっちが協力するならやっぱりそういうことなのかなー」

リベリオ「元々秘密裏に進めるつもりだったけど、俺達が頼めば公に動けるって訳ですか。
今のご時世わりと当たり強いから、こそこそとやってるのでしょうか」

ヨッシー「キノピオみたいのばっかでも仕方ないのにねー」

リベリオ「俺達みたいなのにはまだまだ必要ですね」


────────────────────────────────────────

399 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/01/13(金) 00:17:05 ID:???
と、一旦ここまでです。クリスマスと年末年始って何だっけなイベントですが、
お察しの通りサンタのサの字もなくプロットを書き終えてしまいました。
一昨年からしてこんな感じなので安定のガバっぷりに思うところはあるでしょうが、
クリスマスを忘れかけるほどのガバ脳の自分にはいろいろ無理でした。
(甥姪の催促でようやく思い出したほど)

次の更新は多分来週あたりですー。

400 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:29:32 ID:???
────────────────────────────────────────

阿武隈「対潜対空、雷撃に輸送……どう考えても手が足りない」

潮「どうしても取捨選択は仕方ありません。向こうの方には協力してもらえるんです。
対空か対潜のどちらか向こうの方々にお願いしてもらった方がいいのではないでしょうか」

阿武隈「一人ってそういうことよね。装備だけ持ってって、後で考えればいいか
……あとは航路をどうするのか考えものね」
潮「……実は当てがあるんです。
ゲッソーって、あまり大きく飛べません。空からなら安全にいけます。
空を飛ぶ人力機械を持ってる人がいます。阿武隈さんも面識ある人です。その人なら―――」

阿武隈「あの人か……分かった。頼ってみる。それと、二人には少しでも寝とくように言っておいてね」


────────────────────────────────────────


阿武隈「ハァー……ッ! ハァー……ッ!」

『これ以上の高度の低下はゲッソーの警戒網に引っかかる可能性があります。
上昇してください』

阿武隈「あーー! もうッ!!」

『進行方向がヨースター島とズレております。右に15度旋回してください」

阿武隈「そこまで……! 分かるなら……!! 自動で旋回してよぉっ!!!」

401 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:30:47 ID:???
吹雪を止めるための協力者の一人である人物に頼った結果、人力風起こしたる機械をもらった。
その名の通りプロペラを人力で回しているが、どういうわけか空を飛ぶまでに至っている。
作った本人曰く“魔法の仕組み”があるためらしい。
ある程度身体能力があれば飛行はでき、体力が続く限りそのまま飛び続けることができる。
ただ、安定して空を飛ぶためにいろいろと改造したため明らかに人間の力だけで飛べるものではなくなっていた。
現に艦娘の阿武隈もこうして苦労している。
他の装置で補助ができるのならば良かったのだが、ここで作るのを飽きたそうだ。

阿武隈「着いたー!!」

案内の通りに従い、着地自体は難なく行えた。

族長「最近のお客さんは空から落ちてくるのがトレンドかなー?」

既にその事態は当然のようにヨースター島に知れ渡り、なんだなんだとヨッシー達が集まっている。
リベリオが以前見たことあると発言したため、攻撃されることは防げたのだ。
異様な雰囲気に包まれつつも、はっきりと自分の身分を伝え、到着しましたと話すと歓迎されることになった。

族長「あれー? 一人だけ―?」

阿武隈「いや、あたしも一人で充分って聞いてて……」

リベリオ「(確かに、一人いるだけでも違うが……)」

この場にいる全員が「らしくない判断」と取っていた。
阿武隈には一人で出撃させた大淀の判断が、
リベリオには慎重な阿武隈が一人で来たことが、
族長には誰一人としてサポートがいないことが。

402 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:32:10 ID:???
リベリオ「まあ……別に壊滅させがら進めってわけじゃないから。
荷物を向こう岸に届ければそれでいいんだ。それに俺達も戦うし。
別に無茶するつもりもさせるつもりもないから安心してくれ」

単純な戦力で言えば、一人の駆逐艦よりもヨッシー軍団の方が強い。
リベリオも族長も、当の阿武隈も理解している。ただ、阿武隈には軍人でないことの一点だけが引っかかっている。

阿武隈「一応聞くけど戦闘経験は?」

リベリオ「ゲッソーに限って言えばほぼ毎日。
この前はデカいのが表れて積み荷を放棄して帰ることになったから、正直言えばそいつさえどうにかなればいい」

恐らく今日は仕切り直しになるかもしれないと思いつつも、現状の戦力でも打破できる可能性は高い。

阿武隈「……分かった。離脱指示には必ず従って」

長ヨッシー「ありがとー阿武隈ちゃん。おかげで助かるよー」

阿武隈「任せてください。ぜーんぶ、あたしの十八番ですから」


────────────────────────────────────────

403 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:34:07 ID:???
────────────────────────────────────────

長ヨッシー「それじゃーいつも通り準備してー」

族長の掛け声とともに、ヨッシー達は一斉に海へ飛び出していく。
あるヨッシーはヘリに、あるヨッシーは潜水艦に、あるヨッシーは船に変形し、輸送船を守るように陣形を取る。

阿武隈「あたしたちも相当だけど、あなたたちも大概よね」

リベリオ「そうかな。別に普段陸にいる生物が海に潜ったり空飛んだりするのは大して珍しくないだろ」

阿武隈「そうじゃなくてね」

404 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:38:37 ID:???
                     -rttォ-
                    _}‐‐‐}‐
           ┼           v勹二ケ。
           |         ─‐}‐rrrrrr.}
         _|_          弋辷辷7
.          /|゚。          T7¨¨77
       ∠l|__',   r‐‐、   ..厂:|‐‐‐‐}]
         rf | :l   .l ̄¨|    {--|‐‐‐└,                            .|
      _Y二二L .r| r┴ュ   マ‐{──┴─-、━━o                      ,:|
        \|──r'__|:|二|二|ttttt,| |┐__|___}┬‐‐‐━━o            _/_|__
    ━r‐十━≦_|_..|__}━≦___}_/ ̄_‘,‐‐_/---- ̄ ̄────==ニ   ̄(ゞ')  /
 廴━r‐┴┴─┴┴┴≦=ニて ̄=ニて ̄=ニて     。o<                ,'
..{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄、、、、、、、、、、、、.........., -‐''´´´``丶.{__
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄: : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :




     阿武隈「なんなのこれ!!」

405 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:41:46 ID:???
長ヨッシー「ちゃんと船橋の再現までこだわったんだよー、すごいでしょー」

阿武隈「凄いけど!」

リベリオ「この前は族長がいなかった。今回は阿武隈さんもいる。これならうまくいくさ」

阿武隈「もう! そういうことじゃないの!」

長ヨッシー「君たちは阿武隈ちゃんの指示に従って動いてねー。
君たちは遊撃的に動いてー。でもデカいゲッソーが来たらそっち優先だよー」

リベリオ「よし、今回は荷物の守りを多めにしておいた。偵察を重視して動いてくれ。
何よりデカいのだ。そいつが来たら真っ先に合図をくれ」

阿武隈「(多分、生き残りってことはないだろうけど不安ね)」

一番警戒すべきは巨大ゲッソーであり、あとは既存の戦力でもどうにかなる、という認識であった。
この一回で撃退させるつもりはなく、何度か情報を仕入れてから本格的に部隊を形成するのだろうか、
と、頭の片隅に考えながら装備を整えた。

阿武隈「……なんで今になって、こんな急ぎでなに運ぶつもりなの?」

リベリオ「ん? 主に酒だよ。フルーツもあるけど。急に品切れになったんだと。
どうしたもんだが、泣きつくような勢いでさ、とにかく急ぎ追加って言うんだ。
おかげで前にダメになった分の補填どころかお釣りもぐらいさ」

阿武隈「今日クリスマスだっていうのに、なにしてるのかしら」

リベリオ「……あ、そうだった。だから急ぎで運ぼうとしてたんだった」

阿武隈「ワーカーホリックがここにもいたか……」

406 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:43:40 ID:???
リベリオ「そういえば前もプレゼント配ってたっけなあ」

阿武隈「なにそれ」

ストイックなのか、それとも行事に興味を示さないのか、いまいちリベリオの性格を掴めぬまま出発する。

リベリオ「そろそろだな」

阿武隈「反応でもあった?」

リベリオ「いや、このレーダーは動いてるのしか反応しない。
逆にほとんど反応してないんだ。多分だけど待ち伏せされてる。
前の時と同じなんだ」

阿武隈「情報が漏れてるってこと?」

リベリオ「そういうわけじゃない。通さないように満遍なく布陣を敷いてるんだ。
デカいゲッソーが来るまで他のゲッソーで時間を稼ぐつもりだろう。
実際、船に張り付かれて速度が落ちてたからな。運が良ければデカいのが来る前に逃げられるんだが」

その大きいゲッソーも一体だけとも限らないかもしれない、と言葉を続けた。
二体、もしかしたら三体を相手にしなければならない可能性がある。

阿武隈「(潮ちゃんも連れてくればよかった)」


────────────────────────────────────────

407 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:45:16 ID:???
────────────────────────────────────────


金剛「それにしてもアブも隅に置けないネー。
しっかりBOY FRIENDもいるなんて、正直予想外デース」

潮「え?」

大淀「ああいう子は男の子の方がほっておきませんよ。
阿武隈さんはしっかりしてる子なので、つまらないトラブルに巻き込まれることも無いと思います」

潮「え、え?」

金剛「潮は気をつけるネー。ちゃんとNO! って断ることも必要だヨー」

潮「あの」

大淀「何かあったらすぐ言いなさい。守るべき人々も決して善人とは限りませんから」

潮「そうでなくて」

金剛「HAHAHAHAHA! 大淀頼りになりマース」

潮「阿武隈さんは」

408 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:47:04 ID:???
潮「阿武隈さんは」

大淀「ふふ、ただやられっぱなしというが嫌いなだけですよ」

潮「武器もって出撃しました」

金剛「OH! 淀やっぱ……WHAT?」

潮「あと、寝てくださいって」

金剛「……潮、ONCE AGAIN」

潮「寝てください」

金剛「その前ネー」

潮「武器もって出撃しました」

大淀「……誰が」

潮「阿武隈さんです」

金剛「OH MY GOD......」


────────────────────────────────────────

409 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:48:44 ID:???
────────────────────────────────────────

長ヨッシー「出なかったねー」

リベリオ「出ないなら出ないでいいんですけど、この場でどうかしたかったのは本音ですね。
可能な限り最大の戦力を集められたのですけど、流石に喧嘩売っては来ませんでしたね」

阿武隈「やめたってことは本当にあるかも。もしやる気なら、今度は少数を装って戦いましょう」

リベリオ「そーすっか。帰りも油断しないよう気を付けましょう。
輸送船壊されたらシャレにならないし」

長ヨッシー「そーだねー。でも帰るのはちょっと休んでからにしよー。
皆が久しぶりの街で浮かれてるみたいだよー」

リベリオ「最近行き来するだけでも一苦労でしたし、やっぱり皆ここに来たかったのでしょうか」

長ヨッシー「別に土管通れば良かったのにねー。リベリオ君も好きにするといいよー」

リベリオ「そうします。族長はどうするんですか?」

長ヨッシー「こっちのことはいいんだってばーもー。
それじゃーねー」

そう言うと族長はそそくさと去っていく。族長としての仕事はあったのだが、リベリオにそれを言うと必ずついてくる。
事情が違えばそれでもいいのだが、今回は良しとしなかった理由があった。

410 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/08(水) 23:52:08 ID:???
リベリオ「……やっぱ分からないなあの人」

阿武隈「ああいう人、うちにもいるよ。悪い人じゃないの分かってるんだけど」

リベリオ「ああやってすーってどっか行っちゃうんだよなあ。
こっちも手空いてんのに、全然何もこっちに話さないし」

阿武隈「(金剛さんたち、ちゃんと寝てくれるといいんだけど)」

少し間話し、とりあえずどこかで休もうと比較的地理に詳しいリベリオが店へ案内する。
リベリオ「んー、今残ってるの俺ぐらいだなー。帰った奴だけじゃなくて、向こうに行った奴もいるけど。
そういえば、そろそろまた行き来できるころだ」

阿武隈「……どうするの? 帰るの?」

リベリオ「……どうすっかな」

────────────────────────────────────────

半端ですがおまけなのでここまでです。
いろいろ(病気急用環境の変化)とありまして、長らく報告もなくほっといて申し訳ありませんでした。

ちなみに金剛さんたちのいる鎮守府の提督は小須田提督といいます。
ジャングルや紛争地帯、高山や深海などで偉業を成し遂げ、ピンク色のペンギンを見つけて、
今はゴロツキタウンで無事ギャングスタ―となりました。
黄色い耳あての中年男性を見つけたら彼です。同じおじさんを見つけても別人です。

【アナウンス】
ブッキータワー攻略時のパートナーは阿武隈で固定されました。
他のキャラを連れていくことも可能なので、安心してください。
次回から試合に戻ります。

411 :森崎名無しさん:2017/02/09(木) 01:06:18 ID:???
>単純な戦力で言えば、一人の駆逐艦よりもヨッシー軍団の方が強い。
阿武隈「んん、違います!」

乙なのです

412 :森崎名無しさん:2017/02/11(土) 10:54:54 ID:???
あぶぅ強いのにこの板では見かけないよね
森崎板で目立ってる艦娘って言うと蒼龍、加賀、大和あたり?

413 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2017/02/11(土) 20:43:54 ID:???
>>411
戦いは数だよ、兄貴!
(決してガバ設定を隠すための言葉ではない)
でも、正直のところ艦娘たちの強さってどんなものなんでしょうね。
ゴジラに勝てるかどうかぐらいは知りたいです。

>>412
阿武ちゃん結構ちゃんとヒロインしそうなんですけど、なんとも機会に恵まれないのが。
ここで翔鶴や金剛が出てこないのはあの二人は殿堂入りだからでしょうか。
霧島押し提督は多そうな気はします。

あとはみんなが自分に正直になって好きな艦娘の名前を叫べばいい。


ちなみにバレンタインイベントはやれません。
せ、せめてペニーやファイブワットさんが出てきてからじゃないと……
どうでもいいですがファイブワットさん、9歳の子持ちなのに超若い。

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