キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/03/26(土) 12:24:01 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1455897713/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止める者は、
これまでの経験で混沌たる狂気を溜め込み成長した鈴仙以外に居ない。
だからこそ、鈴仙は次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、
その狂気をもって純狐を倒し、世界を救って欲しい……と。
鈴仙は最初は戸惑いつつも、中山により自身の成長と覚悟を悟り、最後には永琳の願いを受け入れる。
そして、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』にて
編成された新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
そして修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
ブラジルサッカーの登竜門・リオカップで華々しい初勝利を挙げた。
一方その頃、鈴仙と志を同じくして新チームに入った、
元妖怪の山FC所属の反町と秋姉妹は、フランスのサッカースクールにて個人技の開発に努めていた。
フランスユースのメンバー達やアリスさん、そして謎の転校生(予定)を交えた学園生活の行方は……!?
192 :
森崎名無しさん
:2016/04/20(水) 23:51:11 ID:???
★アリスのタックル特訓→
4
+
5
=★
193 :
森崎名無しさん
:2016/04/20(水) 23:51:14 ID:???
★アリスのタックル特訓→
5
+
5
=★
194 :
森崎名無しさん
:2016/04/20(水) 23:52:32 ID:???
★アリスのシュート特訓→
4
+
3
=★
195 :
森崎名無しさん
:2016/04/20(水) 23:53:33 ID:???
★アリスの特殊スキル特訓→
4
+
3
=★
196 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/21(木) 00:10:49 ID:W+YghEEg
★アリスのドリブル特訓→ 4 + 2 =6★
→5以上でドリブル+2、ドリブルフラグ習得
★アリスのタックル特訓→ 4 + 5 =9★
→5以上でタックル+1、更に「テクニカルタックル」習得
★アリスのシュート特訓→ 4 + 3 =7★
→5以上でシュート+1、更にシュートフラグ習得
★アリスの特殊スキル特訓→ 4 + 3 =7★
→5以上でスキル・ファンタジスタのフラグのフラグを習得
アリス「そうか……! サッカーはボールを持ったら何をしても良い!
サッカーは自由なのね……! ヒャッホーーーーー!!」
ボールとトモダチになる事で、アリスさんはこれまで自身に秘めていたポテンシャルを一気に解放した。
ピエール「(良ければ一緒に練習を、と誘おうかと思ったが。
申し訳ないが、今の彼女とは、そうそうお近づきになりたくないな……)」
しかし一方、物陰で練習?光景を見ていたピエールはドン引きしていた。
ボールくんとの友情の代償として、アリスさんは大切な物を(得る前から)失ってしまった。
*アリスのドリブルが+2されました。53→55
*アリスがドリブルフラグを習得しました。
*アリスのタックルが+1されました。51→52
*アリスがタックルフラグを回収し、「トリップワイヤー(1/4でタックル+2)」を習得しました。
※名前を変えましたが、性能は当初想定と同じです。
*アリスのシュートが+1されました。49→50
*アリスがシュートフラグを習得しました。
*アリスがスキル・ファンタジスタのフラグのフラグを習得しました。
(能力値には表示されず、次回練習時のフラグ習得率をアップさせます)
197 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/21(木) 00:14:40 ID:W+YghEEg
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
明日はイベントパートその3に入ります。
目標は、今週中に練習その4とイベントパートその4を書ききり、試合に入る事です。
……が、あくまで目標なので、また気長にお付き合い頂ければ幸いです(汗)
それでは、本日もお疲れ様でした。
198 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/22(金) 00:34:57 ID:nH9TTqY+
〜イベントフェイズ・その3〜
【出会い華やぐ秋】
――そして、文化祭の日はあっと言う間にやって来た。
穣子「いらっしゃーい、いらっしゃーい! おいしいおいしいさつまバターだよ〜!」
静葉「宜しければ、おひとつどうぞ、如何ですか?」
穣子主導で開かれた「じゃがバター屋さん」は、
何時の間にか、オマケ商品の筈だったさつまバターが多くのウエートを占めるようになっていた。
これが当初からの作戦なのか、単に季節柄さつま芋が安価で仕入れられたのかは、
まさしく神様のみぞ知るところではあるが、兎も角穣子はかなり張り切っていた。
他クラスの生徒A「へぇー、さつまバターだって、珍しい」
他クラスの生徒B「売り子さんも素朴で可愛いし、一つ買わない?」
穣子「うわーっ、やったよお姉ちゃん! はいはーい! さつま二丁、入りまーす!!」
溌剌としたな笑顔を一杯振りまく穣子の愛らしさは勿論のこと、
その横でたおやかに微笑む静葉の儚げな美しさ。
そして勿論、商品である芋類の美味しさに、朝から客足はどんどん増え、いよいよ出店は繁盛していく。
199 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/22(金) 00:38:22 ID:nH9TTqY+
反町「…………」
そんな中、反町はどんな任務を任されていたかと言うと。
早苗「すみませんリーダー! さつま芋が後10個で品切れです!
ちょっくら最寄りのスーパーまで買い出しに行ってきますか!?」
アモロ「ど、ドリンクも足りないよ〜! お客さん、沢山待たせちゃってる……!
どうしよう、どうしよう、リーダー!?」
ルスト「どっしり奥で構えるのは良いが、リーダーらしく、きちんと指示を出してくれよ?」
――反町はなんと、出店のリーダーとして、裏方スタッフや売り子への指示を、
一身に任されてしまっているのだった。
反町「(こんな事なら、役割決めの時『リーダーはやりたくない』って、先に言っておくんだった……)」
無論、これは反町本人が申し出た役回りでは無い。
本当は会計でもやりたかったところ、他にも何人かが会計に立候補してしまい、
言いたい事を言えないでいる内にチャンスを逃し。
その後、残されたリーダーという面倒な役柄を決める為のジャンケンで負けた結果、
今彼はこうして出店の最奥に佇んでいるのだ。
穣子「あーっ。ごめん、一樹君! お芋さん、一個割っちゃった。捨てるの勿体ないし、
半額にして売っちゃっても良いかなぁ!?」
反町「え、ええっと……」
様々な立場のクラスメートが反町に指示を仰いで来る。
少年サッカーチームにてキャプテンをこなした事は数あれど、
これまで日向に追従し、幻想入りしてからも妖怪の山の秩序に組み込まれていた反町は、
この久しい感覚に戸惑っていた事は事実だった。
200 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/22(金) 00:39:56 ID:nH9TTqY+
反町「(俺の当番は午前中……。午前中さえ乗り切れば、午後はピエールに任せられる。
俺のポテンシャルが今どうなのか、俺自身にも分からないけど……何とかしてみせる!)」
文化祭を行う生徒達は、午前と午後に別れて店側と客側とを両方体験する。
午後の優雅な文化祭巡りを夢想しつつ、反町はマネージメント能力を発揮し、その結果……?
先着1名様で、
★反町のマネージメントテクニック→! card★
と書き込んでください。数値で分岐します。
JOKER→13+反町、雑用としての天賦の才に覚醒。スキル・気配り上手を習得!
13→反町、さつまバターを1時間で1000個売り切って皆の人気者に!
9〜12→反町、ここでリーダーシップに開眼! 穣子「キャ〜っ! 一樹君、ワイルドでカッコ良〜〜い!!」
5〜8→丁寧に皆を纏め上げ、中々の好感触。早苗「反町君、素敵です! できる男って感じです!」
1〜4→言いたい事が言えず、おどおどしてしまう。静葉「良いのよ、反町君。貴方は自分らしくやれば良い」
クラブA→失敗続きで皆から総スカン! アリス「反町君……最低は最高なのよ……」
201 :
森崎名無しさん
:2016/04/22(金) 00:41:12 ID:???
★反町のマネージメントテクニック→
クラブ3
★
202 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/22(金) 00:42:27 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はこれだけにします。
明日は文化祭イベント後編に入っていきます。
それでは、本日もお疲れ様でした。
203 :
森崎名無しさん
:2016/04/22(金) 00:45:19 ID:???
乙でした
アリスさんの好感度上昇分岐(?)がクラブA扱いで笑ったw
204 :
森崎名無しさん
:2016/04/22(金) 15:09:02 ID:???
ファンタジスタってもうここでしか取るチャンスないのかな?
もしそうなら無理してでも狙っていきたいと思うけど
205 :
森崎名無しさん
:2016/04/22(金) 23:19:57 ID:???
パスが反町以下になるのはちょっと…と思ったけど、パスカットが上がってBを選びにくいな
元々強いしパチュリーもいるし、役割分担して前線でヒャッホーしてた方がいいかもしれん
206 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/24(日) 01:22:53 ID:k94Iq2AA
こんばんは、少しだけになってしまいましたが、更新します。
>>203
乙ありがとうございます。
クラブAが出た場合はアリスさんと潔く添い遂げてほしかったです。
>>204
通常の覚醒や今後の練習、イベント判定でも入手可能ですが、
この章での育成パートでの習得が一番楽になると思います。
>>205
現状でも必殺パスがあるので、MFとしてそこそこ強いです。
後はどう成長させていくかですね。
207 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/24(日) 01:24:14 ID:k94Iq2AA
★反町のマネージメントテクニック→ クラブ3 ★
1〜4→言いたい事が言えず、おどおどしてしまう。静葉「良いのよ、反町君。貴方は自分らしくやれば良い」
反町「(ここはまず、さつま芋を買いに行かせて……。
でも、そうなると人員が減っちゃうし……後、ドリンクの買い出しは……)」
ボッシ「おいおい、早く決めてくれよ! お客さんがクレームつけてるぜ!」
穣子「お、お芋が! お芋さんがどんどん割れちゃってるよ〜!?」
――反町は人並み以上に聡明だったし、判断力もあった。
しかし、言いたい事を中々言えないその人柄は、
プレーで意思を示せば良いサッカーとは違う文化祭の場において、マイナスに働いてしまった。
クラスメートや客から噴き上がる声の一つひとつに対し、反町は明確な答えを返す事ができず、
場は次第に混乱してしまう。
ピエール「……む。大丈夫か、皆!」
アモロ「ぴ、ピエ〜ル〜! 助かったよ〜!」
……そして、この狂騒は反町の後釜であるピエールがやって来るまで解決しなかった。
サッカーは勿論貴族として社交界でも若きリーダーとして期待されている彼は、
高いリーダーシップとマネジメント能力をもって、店の営業を建てなおして見せた。
208 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/24(日) 01:25:32 ID:k94Iq2AA
反町「(――やっぱり、俺じゃあ人の上に立つのは難しいのかな……)」
クラスメートは反町を非難する事はなかった。
しかし、こうして一人のリーダーにより集団が大きく変わる姿を見て、
少なくとも反町自身は情けなさや劣等感を抱かずにはいられなかった。
静葉「……反町君、お疲れ様」
反町「えっ……?」
――そんな中、しょんぼりしていた反町の肩をポンと叩いてくれたのは静葉だった。
差し入れと言って、甘いさつまバターと飲み物を用意してくれた彼女は、
いつも通りの穏やかながらも凛とした声で、優しく反町を包み込んでくれる。
静葉「……誰かのようになんて、ならなくても良いのよ。あなたは、自分らしくやれば良いのだからね」
他のクラスメートには無い大人っぽい静葉の雰囲気は、
多くを語らずただそこに居るだけで、反町の子どもっぽい心の傷を理解し、癒してくれる。
お蔭で反町は、午後の自由行動に向けて、爽やかに気持ちを入れ替える事ができた。
*静葉の好感度が上がりました。
209 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/24(日) 01:27:05 ID:k94Iq2AA
ピエール「――午前組はご苦労だった。後は俺達午後組に任せてくれ」
アリス「(今こそ遂行しなくちゃ。さっき校舎裏で教えて貰った、トモダチの儀式を……!)」
――そして、業務は無事午前組から午後組へと引き継がれた。
ピエールやアリスさんを中心とする午後組は、
これまで必死にじゃがバターやさつまバター等を売ってくれた午前組の仲間達に敬意を表してから、
楽しい自由行動へと送り出してくれた。
ボッシ「ようし! 自由時間だ! なあルスト、今から女の子ナンパしようぜ!」
ルスト「お前に着いて来てくれる女子なんていないだろ。観念して男同士で回ろうぜ」
アモロ「僕、
たい焼き
の店とか
真似
店とか回ってみたいなぁ」
早苗「……ねぇ、反町君」
反町「……?」
早苗「あの……ね。良ければ、私と一緒に文化祭、回りませんか?」
210 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/24(日) 01:28:35 ID:k94Iq2AA
だが、男子メンバーが平和に文化祭を楽しもうとする中、反町だけは違った。
これまで一緒に裏方を切り盛りしてくれた早苗が、
午後の自由行動への同行を申し出たのだった。
反町「え……ど、どうして俺……?」
反町としては、穣子や静葉というガールフレンドが居るにも拘わらず、
ある意味では「ぽっと出」に近い早苗と同行するには抵抗が強い。
しかし、そんな反町の気持ちを読み取っていたらしい早苗は先手を打つ。
早苗「静葉さんは喧噪に疲れたから、暫く一人になりたいって言ってました。
穣子さんは、じゃがバター用の芋掘って来るって言ってました。
……ですから。たまにはあのお二人とご一緒で無くても別に、良いじゃないですかっ」
反町「(……う〜ん)」
しかし、それでも何となく気が引ける。
確かに早苗の話が本当なら、このまま早苗と同行しても、静葉達は気を悪くはしないだろうが。
だが、そういう話では無いとも思う。具体的にどういう話かは説明できないが、
真面目な反町にとっては、何となく不義理なような気もしてしまうのだ。
211 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/24(日) 01:32:41 ID:k94Iq2AA
反町「(早苗さんは決して悪い子じゃない……むしろ、魅力を感じる時だってある事を否定できない。
だけど、穣子さんと静葉さんの様子も気になる。どうしようかな……)」
A:早苗と一緒に文化祭を回る。
B:穣子の様子を見に行く。
C:静葉の様子を見に行く。
D:いや、ここは敢えてアリスさんの様子を見に行く。
E:その他 一人で回りたい場合等はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
212 :
森崎名無しさん
:2016/04/24(日) 01:43:46 ID:aK/C/cjw
B
213 :
森崎名無しさん
:2016/04/24(日) 01:46:42 ID:XJV4Tmv+
B
214 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/24(日) 01:46:48 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。
皆さん、本日もお疲れ様でした。
215 :
森崎名無しさん
:2016/04/24(日) 01:49:35 ID:???
乙でした
>アモロ「僕、 たい焼き の店とか 真似 店とか回ってみたいな」
真似屋と聞いてクロノ・トリガーのベッケラーの実験小屋思い出した
216 :
森崎名無しさん
:2016/04/24(日) 15:55:58 ID:???
正妻つえー
それともこの三角関係に参加者が何か思うところがあるのかな?(棒
217 :
森崎名無しさん
:2016/04/24(日) 17:13:34 ID:???
あそこでは正妻は早苗さんでしたね……
218 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/25(月) 00:29:03 ID:FAWAw2+Y
>>215
乙ありがとうございます。
今後反町が消滅した際に復活のキーを握ってそうですね…>真似店
>>216-217
AやDを選んでも大丈夫な風にしたつもりでしたが、それでもBが人気でしたね…。
早苗さんがここに出て来てる時点で色々とアレな所もありますが、
純粋に妻にしたいキャラを選んで頂ければ助かります。
すみません、今日も昼から今まで長時間付き合いがあり、
文章も中々書きあがらないので更新はお休みしますが、
更新の円滑化のため、また事前に選択肢だけ選んで貰いたいと思います。
内容としては、これから早苗の誘いを断り、穣子と文化祭を回る事になるのですが、
その際、1か所だけ回るアトラクションを選択しようとするものです。
なので、以下の選択肢から穣子と一緒に回りたいアトラクションを一つだけ、選んでください。
A:お化け屋敷に行ってみよう。
B:出店を回って買い食いしよう。
C:ゲーム大会に出てみよう。
D:ライブ演奏を聞いてみよう。
E:絵や写真の展覧会に行ってみよう。
F:ベストカップル選手権…とやらに出てみよう!
G:その他 文化祭と言えばコレ! …的なものがあればこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
219 :
森崎名無しさん
:2016/04/25(月) 00:59:58 ID:J4kPYdpU
D
220 :
森崎名無しさん
:2016/04/25(月) 04:56:46 ID:k20ikmkQ
F
221 :
森崎名無しさん
:2016/04/25(月) 06:52:34 ID:QsH8h3UU
D
222 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/26(火) 00:35:21 ID:givKRj2E
B:穣子の様子を見に行く。
反町「申し訳ないけど。俺、やっぱり穣子さんの様子が気になるから……」
早苗「そうですか……」
反町がそう言うと、早苗は一瞬だけ目を伏せて悲しそうに俯くも――。
早苗「――って、あー。いえいえ! 別に良いんです! 私も突然誘っちゃってごめんなさい!
反町君も、迷惑でしたよね?」
すぐに表情をいつもの爽やかな笑顔に戻して全力でかぶりを振ってみせる。
そんな目に見える必死さが痛々しくもあったが、しかしだからと言って、反町には強い意思があった。
反町「……本当に申し訳ない。だけど……何と言うか。俺、穣子さんの事を放っておけないっていうか。
ハハ……自分でも神様を相手に、なんと烏滸がましい事を言ってるのか、とは思うけれど」
それは反町の本音だった。穣子は秋の実りを司る神様だと知ってはいながら、
一方で明るくて純朴で、子犬のように素直な彼女を、どうしても一人にしたくはなかった。
早苗が如何に魅力的な少女であろうが、穣子を一人に出来る正当な理由があろうが、
反町にとって、そこだけは揺るがなかった。
早苗「いえ。……私だって、分かりますよ。穣子さんって、神様にしてはフランク……っていうか。
むしろあまりに清貧すぎて、逆に守ってあげたくなるというか……。
はっ! もしやこれは新たな信仰のブーム!? これは一考の余地がありそうですね!
反町君! そんな訳で私は、新たな信仰を得る為の旅に出るのでご心配なく!」
早苗はもう、全く悲しそうでは無かった。むしろ新たな研究題材を見つけた学者のように、
目をキラキラと光らせて、思考をもう一歩先の方向へと向けていた。
そして、どんな訳かは分からなかったが、早苗はどこかへと走り去っていった。
223 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/26(火) 00:36:51 ID:givKRj2E
反町「……俺も、穣子さんの所に急がなくちゃ」
そんな彼女の背中を見つめながら、反町も早苗とは反対方向に向かう事にした。
***
穣子「あれ? 一樹君、どうしたの?」
……穣子は本当に芋を掘っていた。
校舎外れの植物庭園の一角で、ずっと前から穣子は芋を育てていたらしい。
当然これは事前に学校側の許可を得ているため、校則違反では無いが、
折角のお祭りの日に泥まみれのまま、いつもと同じように芋をいじらなくても良いのにと反町は思った。
反町「……ちょっと、手伝おうと思って」
穣子「うええっ!? そ、そんなぁ! 別にいいよ!
私、こうして畑とかいじるの大好きだから、全然辛くないし!」
穣子は着飾らない本音からそう言っているようだった。しかし、それでは反町が困る。
反町「だけど……一人でやったら時間がかかるじゃないですか。
二人でやれば、半分の時間で終わる。そして、残った時間で、その……」
穣子「焼き芋するの?」
反町「違いますって。一緒に、文化祭を見て回りたいな……って。そう、思って」
反町は言いたい事を言った。できれば、この少女の芋を掘ったり焼いたりするだけでなく、
色んな一面を見たい。そう願ったからこそ、そう言い切る事ができた。
そして最初はとぼけて返した穣子も、そんな彼の強い胸の内を察して――。
224 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/26(火) 00:39:08 ID:givKRj2E
穣子「……私なんかで、良いのかな。本当に」
反町「……貴女じゃないと、駄目なんです」
穣子「うん。……ありがと」
一瞬は躊躇しつつも、安心したようにうなずいてくれた。
そして、二人は約束通り、出店の材料用の芋を掘り終わり仲間達に差し入れたすぐ後、
色々なイベントをやっている校舎内へと入っていき――。
反町「……ライブ演奏が、今からあるんだってさ」
……二人が最初に目に止めたのが、講堂で行うこれから予定のバンドステージだった。
穣子「らいぶ? それって新しいお芋さんの品種?」
反町「違うって。……ギターとかベースとかドラムとか。楽器をステージで生演奏するんです。
CDとかで聞くのと違って、こう……胸に直接、楽器が響くのが良いって言うか」
反町も日向の気まぐれでドラムを叩いた記憶があるが、
それはリズムを打ち間違えた自分に対する、若島津からの鉄拳制裁だったかもしれない。
黒い過去を忘却の彼方においやりながら、反町は呆気に取られている穣子にそう説明した。
穣子「うん。いいよ! 行ってみようよ! 私も賑やかな音楽なら大好きだし!」
そして基本的にお祭り好きな穣子が、こうした場に興味を示さない訳がなかった。
反町の提案に彼女は二つ返事で頷き、そのまま暗幕が張られた講堂へと入っていく。
MC「えー。それではこれが、本日最後のステージとなりました」
225 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/26(火) 00:40:54 ID:givKRj2E
どうやら、反町達は文化祭最後のステージに滑りこめたようだった。
MCの案内もあり、数人のバンドマンが緊張半分にステージへと上がり紹介を受ける。
そこで始まった曲目は――。
先着1名様で、
★文化祭最後の曲目→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→俺の青春だった。
ダイヤ→短調ながらも爽快感あるロックだった。
ハート→兎に角ノリだけは最高なヘビメタだった。
スペード→キュートな感じのポップスだった。
クラブ→しっとりとした大人な?バラードだった。
クラブA→ロベルトはだかサンバだった。
――――――
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。
本日もお疲れ様でした。
226 :
森崎名無しさん
:2016/04/26(火) 01:02:26 ID:???
★文化祭最後の曲目→
ダイヤ10
★
227 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/27(水) 00:52:13 ID:xKZrdIDw
★文化祭最後の曲目→ ダイヤ10 ★
ダイヤ→短調ながらも爽快感あるロックだった。
反町「(ギターに、ドラムにベース……うん。良くある学生バンドって感じだな)」
穣子「うわぁー! なんかよくわかんない機械がたっくさん! 外の世界の人間は凄いなぁ」
反町がしみじみとし、穣子がとりあえずハイテンションでいる中――。
♪〜
ハイテンションなギターのイントロが始まった。
短調の切ない響きを8ビートのアップテンポなリズムで刻み、
ベースも地味ながら一部では素早く低音階を移動している。
やがて女子学生のボーカルが始まった頃には、
反町達観衆はそのバンドの世界観にのめり込んでいた。
――私ついていくよ、どんな辛い世界の闇の中でさえ〜♪
反町「(……上手いな)」
当初は所詮学生バンド、と若干斜に構える見方をしていた反町も、
ボーカルがサビの旋律を歌い出した頃には純粋に感動していた。
穣子「は、はわわ……これが都会さんのお祭り音楽なんだねぇ……」
穣子の感動は別なベクトルに向いている気もしたが、
少なくとも反町や他の観衆と同様に、この曲が放つメッセージに圧倒されているようだった。
228 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/27(水) 00:53:20 ID:xKZrdIDw
*****
学生「――ありがとうございましたーっ!」
ワアアアアアアアアアアアアアアッ! パチパチパチパチ!
反町「……いやぁ、良い演奏だったなぁ」
穣子「うんうん、そうだよねぇ〜。私も良く分からないけど、凄くドキドキしちゃった!
一樹君、こんなに素敵な演奏会に連れてってくれて、ありがとね!」
反町「(……穣子さん、喜んでくれたみたいだ。本当に良かったなぁ)」
音楽の波に溶け込もうとする内に、何時の間にか手を繋ぎ合っていた二人。
興奮して汗ばんだ穣子の柔らかい手が、反町にはとても愛しく思えた。
*穣子の評価値が上がりました。
229 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/27(水) 00:55:55 ID:???
…と、言ったところで短いですが、次まで行くと分量が多いので、今日の更新はここまでにします。
次回はアリスさんが活躍(意味深)します。
それでは、本日もお疲れ様でした。
230 :
森崎名無しさん
:2016/04/27(水) 09:19:33 ID:???
乙でした
God knows...懐かしいな、とか思ってたら自分が老けたのを実感しました
231 :
森崎名無しさん
:2016/04/27(水) 21:26:25 ID:???
今年でハルヒ1期放送から10年という衝撃よ
232 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/28(木) 01:15:51 ID:???
>>230
乙ありがとうございます。
神様っぽくて秋姉妹っぽいかなと思ってました。
>>231
私もハルヒ出た当時は恥ずかしいくらいハマってましたね…。10年間色々ありました。
233 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/28(木) 01:17:04 ID:???
ざわざわ……ざわざわ……
――そして自由時間が全て終了し、残すは後片付けのみとなり、
反町と穣子が自分達の出店に戻ると、そこには一波乱が起きていた。
ピエール「――一体なぜ、こんな事をしようとしたのか。理由を言ってみろ」
アリス「……………」
野次馬と化したクラスメート達の輪に入って様子を見てみると、
この騒ぎの中心はピエールと……アリスさんだと言う事が分かった。
反町「(なぜここでアリスさんが……? 普段は休み時間でも基本机に突っ伏して、
他人とコミュニケーションを取る事のない彼女が、どうして……?)」
いぶかる反町だったが、周囲のひそひそ話を聞いていると大よその筋が分かってきた。
ピエール「……一体何故、皆で頑張って稼いだ売り上げを盗んだ?」
アリス「そ、それは……?」
穣子「えっ、ええっ? アリスさんが売り上げ泥棒?
あんなにしっかりして賢いアリスさんが泥棒なんて、絶対あり得ないよぉ!」
ルスト「――いや、申し訳ないが。彼女は間違い無くクロだ」
反町の隣で話を聞いていた穣子は野次馬ながらアリスさんを擁護するも、
そうした擁護は的外れだと、クラスメイトのルストは教えてくれた。
234 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/28(木) 01:19:07 ID:???
ルスト「犯行の一部始終を見られていた。本人はトモダチの儀式がどうこう言ってて、気付いてなかったみたいだがな」
反町「それは確かなのか?」
ルスト「複数の目撃証言がある。そう簡単には覆らないだろうさ」
穣子「そ、そんなぁ……」
ルストは嘘をつくような奴ではない。恐らく彼がこう言い切るならば、アリスさんのクロは間違い無いのだろう。
反町と穣子は暫く、一時昼食を共にしたクラスメイトの非行に嘆く事しかできないでいたが――。
不良A「ククク……」
スッ……。
穣子「か、一樹君、アレ!」
反町「(あれは……不良だ!)」
クラスメートを中心とする野次馬の中に数名、この場には相応しくない恰好の連中が居る事に穣子は気付いた。
不良B「クク……」
スッ……。
不良達は叱責されるアリスさんを一瞥すると、スッとクラスメート集団から離れて、
彼らのアジトがあるとされる校舎裏へと逃げていく。
統率の取れた彼らの行動に不可解さを感じた穣子は、
穣子「……追いかけようよ。あのひとたち、アリスさんの事について、何か手がかりを握っているかも!」
タッ!
235 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/28(木) 01:20:57 ID:???
反町「あっ……! み、穣子さん!?」
反町を置いて、単身不良達が逃げた校舎裏へと走り去ってしまう。
勿論反町も、ワンテンポ遅れてではあるが穣子を追いかけるも、
最近のハードワーク特訓で鍛えられた穣子の足腰は意外と強い。
やがて反町は穣子の姿を一旦は見失ってしまい――。
穣子「きゃ、きゃあ〜〜っ!?」
反町「み、穣子さん!?」
――そして、反町は校舎裏から響く、穣子の悲鳴を聞く事となってしまった。
***
ナポレオン「……へぇ。良い女を見つけたと思ったら、お利口さんのコレだったとはな。
意外……って訳でもねえな。如何にも無垢な坊ちゃんが好きそうな、芋臭い女だ」
穣子「い、芋臭いって失礼だよ! これでも毎日、スイートポテトの匂いがする香水つけてるもん!」
反町「……み、穣子さん!?(スイートポテトって、まさに芋じゃないか……!?)」
校舎裏では、いつか聞いた噂通り、フランスユースのエースストライカー・ナポレオンを中心とする不良集団が、
穣子を捕らえて反町を待ち構えていた。
穣子は手下の不良に縛られてぎゃあぎゃあ抵抗してはいるが、威勢に反し、拘束が解ける様子はない。
236 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/28(木) 01:30:30 ID:???
反町「一体どうして……。どうして、こんな事を!?」
ナポレオン「この女を捕まえたのは見せしめの為さ。別に誰でも良かった。
ただ、文化祭をメチャクチャにしてやりたかっただけだ。
――臭い色恋沙汰、臭いクラス友情。そんなモンをぶっ壊すのが、俺達の最終目標だからな」
反町「くっ……何て奴だ! もしかして、アリスさんの売上金盗難騒動も……!?」
ナポレオン「当たり前だ。俺達不良グループが仕掛けた。アイツ、お金を盗んだらトモダチになってやるって言うと、
目を輝かせてウキウキしてたぜ。ま、それは良いけど、あんな簡単に捕まるとは予想外だ。
あれじゃ、ゲーセンでゲーム出来ないじゃねぇかよ!」
ナポレオンに合わせて周囲の不良達が小役人染みた笑いを漏らす。
反町は言いたい事を言わずにいたが、それでも穣子の窮状やアリスさんの無念に想いを馳せると、
得体の知れない怒りが否が応にもふつふつとこみ上げて来る。
しかし不良達はそんな反町を気にも留めず、彼らの周囲に転がっていたボールを転がしながら嘲笑する。
コロコロ……
ナポレオン「それも傑作だったぜ。あのアリスさんとか言う女が『トモダチ』って言って抱えてたんだ。
ボールはトモダチぃ? それがこのスクールの教えって言うなら、ちゃんちゃらおかしいぜ!」
ポーン! コロコロ……
反町「……!」
ボールは反町の方に転がって来た。反町はそれを見て――思わず、普段の彼ならば絶対に取らない行動に出た。
タッ! グワァァァッ!
穣子「か、一樹君!?」
237 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/28(木) 01:36:50 ID:???
反町は片手を床に付けたまま上体を浮かし、低くバウンドするボールに動きを合わせた。
狙いは決まっている、あの不良達のリーダーの頭だ……!
ナポレオン「ああん? 単なるマジメ君だと思ってたが、意外とやるじゃねぇか、面白い!」
そんな反町に対し、ナポレオンは初めて心から楽しそうな表情を見せた。
そして彼はいつも退屈を紛らわせるのと同じように、反町のシュートに対して自分もシュートで返す事にした。
ナポレオン「丁度良い。今ここで証明してやるぜ! 俺達の真剣と、テメエらのぬるま湯のどっちが上かをなッ!」
バァッ! グワアアアアアアアアアアアアアッ!
不良C「こ、これは……ボスの『ノートラップキャノン』だッ!
フランスジュニアユース選手権以降、全く見せないでいた事の大技がここで見れるなんて。
ボスは間違い無く、このソリマチというヒョロい少年に対して本気で挑んでいる……!」
不良D「ボスのダイレクトシュートはフランス一だ! 日本人の、しかも冴えないFW風情に負けるか!!」
穣子「(……ううん。そんな事は無い。一樹君の『ポイゾナスオーバー』の方が、
技術が完成されてる分、威力は上。そして一樹君の制空能力はナポレオン君を上回ってる。
だから、勝負はきっと……!)――一樹く〜〜ん! 頑張れ〜〜!!」
周囲では不良達と穣子が互いの信じる者を応援する中。
反町「うおおおおおおおおおおおおおっ!」
ナポレオン「くたばれぇぇぇぇえええええっ!!」
……なし崩し的に秀才は、眼前の不良と全力で衝突する羽目となった。
238 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/28(木) 01:38:54 ID:+kgSeyN2
先着2名様で、
★反町→ポイゾナスオーバー 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ナポレオン→ノートラップキャノン 61 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧2→反町の勝ち! ナポレオンは一歩後ずさる。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。勝負は引き分けに。
≦−2→ナポレオンの勝ち! 反町はナポレオンに競り負ける。
【補足・補正・備考】
反町の「ポイゾナスオーバー」には吹飛係数5が存在します。
ナポレオンの「ノートラップキャノン」には吹飛係数3が存在します。
反町はスキル・秋ジスタによりダイスの合計が2の場合12に、3の場合11になります。
――――
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
本日もお疲れ様でした。
239 :
森崎名無しさん
:2016/04/28(木) 01:40:10 ID:???
★反町→ポイゾナスオーバー 62 (
クラブJ
)(
5
+
6
)=★
今こそGTO時代の杵柄を見せるときだ!
240 :
森崎名無しさん
:2016/04/28(木) 01:49:27 ID:???
★ナポレオン→ノートラップキャノン 61 (
スペード10
)(
3
+
2
)=★
241 :
森崎名無しさん
:2016/04/28(木) 01:55:01 ID:???
言いたいことは言えなくても殺る時は殺る
242 :
森崎名無しさん
:2016/04/28(木) 04:07:22 ID:???
これは愛の力ですね・・・間違いない
243 :
森崎名無しさん
:2016/04/28(木) 10:13:15 ID:???
ナポレオンはなにも知らぬ無知なる者を自分の利益だけのために利用するっていう
昨今あまり見ない正しい使い方での吐き気を催す邪悪だな
正直言って人として越えちゃいけない一線越えちゃってるなコイツ
244 :
森崎名無しさん
:2016/04/30(土) 00:46:05 ID:???
これで覚醒してシュート値が本編換算で73、フラグも回収して更には浮き球も上がる()予定
現時点で空中戦、シュートよりの器用貧乏な能力ならシュート魔王より活躍するかも?
245 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/30(土) 02:19:27 ID:Hnbr4Qk+
更新再開します。
>>239
この引きはGTSですね…
>>241-242
主人公力高いですね、反町…
>>243
すみません、そこまで考えず適当にワルっぽくしただけです(汗)
ラブコメによくある展開的な感じで、あまり肩肘張らずに読んで頂ければ幸いです。
>>244
現状ドリブルとパスがやや低めですが、54くらいまで上げると中々活躍すると思います。
246 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/30(土) 02:21:04 ID:Hnbr4Qk+
★反町→ポイゾナスオーバー 62 ( クラブJ )( 5 + 6 )=73★
★ナポレオン→ノートラップキャノン 61 ( スペード10 )( 3 + 2 )=66★*吹き飛び!
≧2→反町の勝ち! ナポレオンは一歩後ずさる。
グワァァァァァッ……!
――バッ、ギイイイイイイイイイイイイイイインッ!!
二人は空中で激しくぶつかり合った。
反町は大地から天空へと突き上げるように低空オーバーヘッドに向かい、
一方ナポレオンは地面へと打ち下ろすようにボレーシュートに向かい、
二つの脚がボールを挟み激突する事で、大きな轟音が鳴り響く。
穣子「か、一樹君……!」
これはもはやサッカーではない。互いの命と矜持を賭けた決闘だ。
二人は一歩も譲る事なくボールを前方へと押し出そうと全身に力を込める。
……そして、その勝負は大勢にとって意外な結末を見せた。
反町「(――これは俺だけの戦いじゃない。必死にトモダチを作ろうとしたアリスさんの。
そして何より、こんな状況でも一途に俺を信じてくれている穣子さんの戦いでもあるんだ……!
絶対に、負けられないぞ……!!)う、うおおおおおおっ!」
グッ、ググググッ……!
ナポレオン「な、何だと。俺がコイツに、パワーで、押し負けている……!?」
反町とナポレオンでは、ナポレオンの方が大柄で体格もがっしりとしている。
またサッカーでのプレースタイルにしても、反町はあくまで技巧派のストライカーであり、
パワフルなプレーではナポレオンには大きく劣るとみなされていた。
……にも関わらず、この眼前において反町は、真正面からナポレオンを圧倒しつつある。
不良グループ達もここで漸く異変に気付き、にわかに色めきたつが……この時点で決着は既についていた。
247 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/30(土) 02:23:29 ID:Hnbr4Qk+
反町「……はぁぁぁぁぁっ!」
グググッ……ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
ナポレオン「ぐ、グオオオオオッ……!」
ナポレオンは宙を舞っていた。そして反町は何の抵抗も無く、ボールを美しく蹴りだしていた。
それはつまり、反町がフランスのエースストライカーを完膚なきまでに叩き伏せた事の証明だった。
穣子「(一樹君。……私、信じてたよ。今のあなたの力なら、きっと、勝てるって)」
そしてこの結果に驚かなかったのは、主を失い統率を欠いた不良集団の中で気丈に立つ、穣子のみだった。
***
そして――。
反町「一体どうして、こんな事をしたんだ……?」
ナポレオン「……フン」
穣子を先にクラスメートの下へと帰した反町は、ナポレオンを問いただしていた。
普段ならばそそくさと穣子の手を引いて危険から遠ざかるような彼がこうした行動に出るのは、
ここまでのナポレオンの態度に、ある違和感を覚えていた為である。
248 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/30(土) 02:25:36 ID:Hnbr4Qk+
反町「俺が知る――と言っても人づての話ばかりだけど――ルイ・ナポレオンは乱暴な人物ではあっても、
こうして秩序に刃向い、悪意を振りまく事を好むような奴じゃあ無かった筈だ。
……さっきは文化祭をメチャクチャにしてやりたいと言っていたが、何故、学校を敵視する?」
ナポレオン「――言ったろ。俺はそういう枠に嵌った奴らが嫌いなんだ。
教科書通りの技術、教科書通りの戦術、教科書通りのサッカー……。
なのに国は、俺達若者全員に、その枠を当てはめる事を強制している。
そんな国の態度が、そんな国の態度に追従する先公やマジメ生徒が、気に入らねえだけさ」
反町「……そうか(選手の画一集中的な育成という意味では、日向が関与する前の東邦学園に似てるな。
まぁ、それを国ぐるみでやってのけるフランスは、やっぱりサッカー先進国なんだろうけど)」
ナポレオンの非行の理由については筋が通っていた。
現体制への不満から来る抗議活動。無論、その方法は短絡的かつ稚拙と謗る事は簡単だったが、
反町はまだ納得できないでいた。
反町「……分かったよ。でも、……何と言うか……」
ナポレオン「あんだよ。何かあるならさっさと言えよ。ったく、これだからマジメ君は……」
反町「(誰がマジメ君だ……)――分かったよ。じゃあ、言うけれど。
――ナポレオン。お前、まだ他にも何か、知っているんじゃないか?」
ナポレオン「……あん?」
日向程では無いが粗雑な態度のナポレオンに対する嫌悪感を隠しつつ、反町は彼を更に問い詰めた。
249 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/30(土) 02:27:16 ID:Hnbr4Qk+
反町「……何と言うか。単に国や学校に文句を言いたいだけにしては、活動が遠回しな気がするんだ。
お前は乱暴だけど、不良を従える程の高いリーダーシップや、筋の通った話が出来る程の論理性がある。
そんな奴が、文化祭の売り上げ金泥棒のような、しょうもない事をさせるだろうか?
あれだけ不良の仲間達が居たんだ。乱暴に行くにしても、学生デモとか、もっと不満を的確に訴える方法があった筈だ」
ナポレオン「……」
反町の問いかけに、ナポレオンは値踏みをしている様子で彼を見つめ返した。そして暫く経って、
ナポレオン「……そうだな。お前は俺に勝ち、力を見せてくれた。
俺は力を貴び、強い者に対しては敬意を払うべきだろうな」
そう呟いてから、反町の方へと歩み寄る。そして彼は反町の耳元でこう囁いた。
ナポレオン「……いいか。一回だけしか言わねえ。それと、この事は絶対に他言無用だ」
反町は頷いて、彼の意志に応える。ナポレオンは僅かの逡巡の後、反町にこう告げた。
ナポレオン「エル・シド・ピエールに気を付けろ。奴の家は金持ちで、このスクールの経営にも深く関与している。
――そして、そのスクールの経営とやらには……お前等が思っているのとは別の、裏の顔がある」
反町「……!(裏の顔、だって……!? この平和なスクールに……!?)」
*穣子の好感度が上がりました。
*ついでにアリスさんの好感度も上がりました。
*反町がシュートフラグを回収。新シュート技を習得します。(※どの分野を習得するかは別途投票します)
*ナポレオンに勝利したので、ボーナスでシュート力が+1されます。53→54
(フラグ回収による能力値+1は、今回はナシとします(普通の練習時のフラグ回収でも、能力値+1してないのと同じ風にします))
250 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/30(土) 02:37:34 ID:Hnbr4Qk+
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
反町のシュートフラグ回収内容については、投票で決めようと思います。
ただし、低空シュートについては直近でポイゾナスオーバーを覚えた為、ナシとします。
A:スコーピオンドライブ(仮)(シュート+8、250消費、ポスト無効(枠外はあり))
×:低空シュート(今回は習得不可とします)
C:ネオポイズンヘッド(仮)(高シュート+6、250消費)
D:コブラバイト(仮)(近シュート+5、120消費)
先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
※技名について、良い案があれば追加で書き込み頂ければ嬉しいです。
(技名については回収内容決定後、別途投票をして決定とします。(案が無ければ作者が決めます))
251 :
森崎名無しさん
:2016/04/30(土) 02:49:32 ID:D5RL/onY
A
アディクションドライブ
252 :
森崎名無しさん
:2016/04/30(土) 06:24:20 ID:FN8dscrQ
A
オータムドライブ
253 :
森崎名無しさん
:2016/04/30(土) 07:05:39 ID:Bzq9cExU
A
254 :
森崎名無しさん
:2016/04/30(土) 08:41:43 ID:gdYlL9uQ
A
255 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/04/30(土) 11:26:08 ID:Hnbr4Qk+
こんにちは。更新はまだできないですが、今のうちに名前案について投票で決定します。
反町君の新地上シュートの名前について、以下の案から選んでください。
A:スコーピオンドライブ
B:アディクションドライブ
C:オータムドライブ
D:その他(要3票)
技の性能:地上シュート+8、250消費、ポスト無効(枠外はあり)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
256 :
森崎名無しさん
:2016/04/30(土) 11:29:53 ID:nV2PJuC2
A
257 :
森崎名無しさん
:2016/04/30(土) 11:47:39 ID:kMzSnC4M
B
258 :
森崎名無しさん
:2016/04/30(土) 12:08:56 ID:F2NAP/Mk
A
259 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 01:13:29 ID:???
こんばんは、今日は練習パートその4を更新していきたかったのですが、
リアルが色々と立て込んでいたため、更新はまた明日にします。
なお、反町の新シュートについては、A:スコーピオンドライブに決定しましたので、
これについては、今日の練習パートで習得の描写をしようと思います。
260 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 14:32:20 ID:7fDS+1P+
〜練習フェイズC〜
−反町のターン−
……ナポレオンとの一騒動があった文化祭から一週間。
そこで彼が語った数々の気がかりな情報――「エル・シド・ピエールに気を付けろ」、
「このスクールの経営には、裏の顔がある」――について、反町は思い馳せながらも、
一方で言いたい事を言えずに、何もできないでいた。
反町「(……だって、仕方が無いだろう。俺は単なる学生だ。
例えば、穣子さんが不良に絡まれてたら、助けられるかもしれない。
……だけど、それだけだ。経営の裏の顔とか、俺の家は金持ちだとか言われても、
どうする事もできないじゃないか……!)」
反町は穣子や静葉を守りたい。そう思って、魅魔の誘う新チームの門を叩いた。
だが――それだけだ。幻想郷の秩序だとか、月に封じられた仙霊だとか、
後になって聞いた話には興味が無い。持ちようが無い。
自分はただ、自分のできる事をやりたいと思っているだけなのだ。
反町「(もしも日向だったら、今頃全てを支配して解決してるんだろうが。
皆が皆、そんな暴君になれる訳がない。なるべきじゃないんだ……!)」
そして反町は、ある意味では小市民的な自分の考えの方が正しいと信じていた。
――正確には、そう信じることで、不安を抱きつつも行動に移せない自分自身を正当化していた。
261 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 14:33:51 ID:7fDS+1P+
反町「(さあ、気を取り直して今日の練習だ!)」
〜反町の能力値〜
選手名 ド .パ シ タ カ .ブ せ 総 高/低 ガッツ フラグ
反町 52 53 54 51 49 48 52 359 3 / 3 790 ドリブル、タックル、特殊(スカイラブ)
反町
毒々しいドリブル(1/4でドリブル+2)
トリカブトパス(パス+2)60消費
オオゼリパス(パス+3)80消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
強烈なシュート/ヘディング/ボレー(1/2でシュート+2)
アキュラシーシュート(シュート+4、ポスト無効)120消費
スコーピオンドライブ(シュート+8、ポスト無効)250消費
ポイズンヘッド(高シュート+4)
トクシックインパクト(低シュート+4)200消費
ポイゾナスオーバー(低シュート+6、吹飛5)250消費
ポイゾナスタックル(1/2でタックル力+2)
スキル・秋ジスタ(9月〜11月限定でスキル・ファンタジスタを得る)
反町「(この間の文化祭。俺はナポレオンに打ち勝って自信がついた。
だからきっと間違い無く俺のシュート力は伸び、新しい技を覚えるに違いない。
……という訳で、事前にシュートフラグは回収して新技を覚えさせて、
ついでにシュート力を+1しておいた。
だから今日の目標としては、この状態から、最後にどの分野の能力を上積みするかだけど。
【シュート力については充分上がったから、少し伸びが悪くなった】かもしれないな……)」
262 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 14:35:45 ID:7fDS+1P+
☆反町の第4回目の練習コースを選んでください。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:アキュラシーフォワードコース
コース概要:生来のキックコントロールを伸ばし、正確な地上シュートを撃てるようにします。
また、パスやドリブルなど、キックを活かしたゲームメイク技術についても同時に磨きます。
半面、タックルやクリアなど、フィジカル面での育成は疎かとなります。
主な上昇能力:☆パス、ドリブル、△シュート
B:パワフルフォワードコース
コース概要:エースストライカーをめざし、前線で戦う為のシュート、タックル、フィジカルを鍛え上げます。
相手を吹き飛ばすような、強力なダイレクトシュート技を習得する事ができます。
一方で、パスやボールキープなどは磨かれないため、前線で孤立しがちです。
主な上昇能力:シュート、タックル、競り合い
C:ディフェンシブフォワードコース
コース概要:通常FWでは磨かれないブロックやパスカット等DF能力を伸ばし、一人一芸を身に付けます。
FW能力もある程度は磨かれるため、ボランチやSB等でも活躍できる万能選手になれます。
当然、器用貧乏で何も出来ない選手となってしまう危険性もあります。
主な上昇能力:☆ブロック、タックル、パスカット、△シュート、ドリブル
D:内助の功フォワードコース
コース概要:秋姉妹のパートナーとして、とことん尽くせるFWとなります。
具体的には、フィジカルやガッツを鍛え、最終的にはスカイラブの土台となる事を目指します。
同時に、彼女達と近いポジションであるMF・DFとしての能力を鍛えますが……これってFWか?
主な上昇能力:☆最大ガッツ、競り合い、タックル、パスカット、特殊スキル
※「☆ドリブル」など、能力分野の頭にある☆印は、特に伸びやすい能力です。
※「△シュート」など、能力分野の頭にある△印は、そのキャラの目標値に達したため、少し伸びづらくなった能力です。
※「主な上昇能力」に記載の無い能力も、稀に上昇する事があります。
263 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 14:42:31 ID:???
…と、言ったところで外出するので一旦ここまでにします。
264 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 15:39:07 ID:cXVBEv7U
D
265 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 15:56:53 ID:v6jGjJ16
B
266 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 16:09:25 ID:KXzGiVmQ
D
267 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 16:09:28 ID:bY1xOOTs
D
268 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 21:39:28 ID:7fDS+1P+
D:内助の功フォワードコース
反町「……FWとしての決定力は充分磨けた。
後は、一人一芸。新チームでは俺しかできないであろう、「アレ」を会得してみせる……!」
先着5名様で、
★反町の最大ガッツ特訓→ ! dice + ! dice =★
★反町の競り合い特訓→ ! dice + ! dice =★
★反町のタックル特訓→ ! dice + ! dice =★
★反町のパスカット特訓→ ! dice + ! dice =★
★反町の特殊スキル特訓→ ! dice + ! dice =★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
最大ガッツ特訓→10以上で最大ガッツ+80
5以上で最大ガッツ+50
2以上で最大ガッツ+30
競り合い特訓→10以上で競り合い+2、更に競り合いフラグ習得
5以上で競り合い+1、更に競り合いフラグ習得
2以上で競り合い+1
タックル特訓→10以上でタックル+2、更に「ネオポイゾナスタックル」習得(フラグ消滅)
5以上でタックル+1、更に「ネオポイゾナスタックル」習得(フラグ消滅)
2以上でタックル+1
パスカット特訓→10以上でパスカット+2、更に「アディクションカット」習得(フラグ消滅)
5以上でパスカット+1、更に「アディクションカット」習得(フラグ消滅)
2以上でパスカット+1
特殊スキル特訓→10以上でスキル・スカイラブ習得、更にスキル・Wスカイラブのフラグ習得
5以上でスキル・スカイラブ習得
269 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 21:40:10 ID:???
★反町の最大ガッツ特訓→
2
+
2
=★
270 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 21:44:22 ID:???
★反町の競り合い特訓→
2
+
2
=★
271 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 21:45:41 ID:???
★反町のタックル特訓→
6
+
2
=★
272 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 21:49:08 ID:???
★反町の特殊スキル特訓→
4
+
3
=★
273 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 21:50:59 ID:???
>>272
はパスカットの前の判定なので、すみませんが無効とします。
お手数ですが、パスカット特訓の判定と合わせてもう一度引いて頂ければ幸いです。
274 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 21:52:57 ID:???
★反町のパスカット特訓→
1
+
2
=★
275 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 21:53:05 ID:???
★反町のパスカット特訓→
3
+
1
=★
276 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 21:54:20 ID:???
★反町の特殊スキル特訓→
4
+
3
=★
277 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 21:55:07 ID:???
★反町の特殊スキル特訓→
1
+
5
=★
278 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 22:38:23 ID:7fDS+1P+
★反町の最大ガッツ特訓→ 2 + 2 =4★
★反町の競り合い特訓→ 2 + 2 =4★
★反町のタックル特訓→ 6 + 2 =8★
★反町のパスカット特訓→ 1 + 2 =3★
★反町の特殊スキル特訓→ 4 + 3 =7★
反町「――はぁ、はぁ、はぁ……!」
反町は指導教官のアドバイスのもと、体力づくりに励んだ。
その結果、サッカーに関する基礎技術については伸び悩んだものの――。
穣子「え、えーっと。……本当に、やっても良いのかなぁ?」
反町「……大丈夫だ。お願いします」
穣子「うん、わかったよ。……それぇぇぇっ!」
ガシイッ! バアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
静葉「と、飛んだ……! 穣子が飛んだ! 反町君、これは成功よ!」
反町「……!(――やった。俺にもできた……! これで、もっと二人の役に立てる!!)」
指導教官「(秋姉妹のコンビプレイ――オータムスカイラブは強力だが、
ここで反町も土台となる事が出来れば、彼女達をより幅広く使えるようになるな。
そしてそれは、単独では器用貧乏になりかねない自身に、強烈な個性を付与した結果にもなる。
……彼はきっと、面白い選手になるぞ)」
279 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 22:39:58 ID:7fDS+1P+
また、加えて反町は元来得意としていた正確なキック精度からなるシュート
――『アキュラシーシュート』の発展にも成功していた。
ドライブシュートにおいても、同じように正確なキックコントロールで撃ち抜く事に成功したのだ。
相手を吹き飛ばす程の推進力犠牲とし、代わりに正確さを磨き上げたそれは、
地味ながらも間違いなくFW・反町一樹の切り札たりえるシュートと言えた。
反町「(……俺は成長した。これなら、きっと穣子さんと静葉さんを守れる。俺は――成長した!)」
*反町の最大ガッツが+30されました。790→820
*反町のパスカットが+1されました。49→50
*反町のタックルが+1されました。51→52
*反町がタックルフラグを回収。「ネオポイゾナスタックル(1/4でタックル+3)」を習得しました。
(ポイゾナスタックルの発動率は1/2から1/4となります)
*反町のせりあいが+1されました。49→50
*反町がせりあいフラグを回収し、スキル・せりあい+2を習得しました。50→52
*反町がスキル・スカイラブ(スカイラブの土台になれる)を習得しました。
280 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 22:43:40 ID:7fDS+1P+
−穣子のターン−
穣子「確か、今日がカリキュラム上は最後の特訓チャンスだったよね。後悔しないようにしなくっちゃ……!」
〜現在の能力値〜
選手名 ド .パ シ タ カ .ブ せ 総 高/低 ガッツ フラグ
穣子 49 47 45 53 52 53 49 347 2 / 2 830 ブロック、競り合い
穣子
山神キープ(1/4でドリブル+3)
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
ウォームカラーハーベスト(1/2でタックル+2)
オヲトシハーベスター(1/4でパスカット+2)
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
スイートポテトルーム(1/4でブロック+6)150消費
ポテトルーム(1/4でブロック+4)100消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
281 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 22:45:56 ID:7fDS+1P+
☆穣子の第4回目の練習コースを選んでください。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:お芋さんディフェンダーコース
コース概要:お芋の如くカタくてアツいDFを目指すよ!
必殺ブロックを磨きに磨いて、鉄壁センターバックになっちゃう!
……でも、お芋さんみたくどっしり太って動けなくなっちゃうとイヤだなぁ。
主な上昇能力:☆ブロック、タックル、競り合い
B:収穫祭ハードワーカーコース
コース概要:秋と言えばお祭りだから、夜通し遊んでも疲れないガッツウーマンになるよ!
ついでにボールも奪えるよう、タックルやパスカットも磨いちゃえ!
……え? ブロック? うーん。遊んでばかりだと、どっしり構えるのは苦手になっちゃうかも。
主な上昇能力:☆最大ガッツ、タックル、パスカット、ドリブル
C:秋空スカイラブコース
コース概要:やっぱり私達と言えばお姉ちゃんとのコンビプレイだよ!
『オータムスカイラブ』を際立たせるべく、色んな能力を手広く鍛えちゃおう!
……シュートや浮き球補正は要らない? いるよ、いるってば! だって、じゃないと目立てないじゃん!
主な上昇能力:☆シュート、タックル、パスカット、ブロック、競り合い、最大ガッツ、浮き球補正
(※多くの能力値が伸びる分、一つひとつの上昇量はやや少なめです)
282 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 22:52:20 ID:qNtmKmGc
A
283 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 22:53:58 ID:HwUsirHM
A
284 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 23:06:52 ID:7fDS+1P+
A:お芋さんディフェンダーコース
穣子「やっぱ最後はAコースだよね。ブロックはDFとして最重要項目だもん! 頑張って仕上げしちゃうよ!」
先着3名様で、
★穣子のブロック特訓→ ! dice + ! dice =★
★穣子のタックル特訓→ ! dice + ! dice =★
★穣子の競り合い特訓→ ! dice + ! dice =★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
ブロック特訓→10以上でブロック+2、「ロイヤルスイートポテトルーム」習得
5以上でブロック+2、「ロイヤルスイートポテトルーム」習得
2以上でブロック+1
タックル特訓→10以上でタックル+2、更にタックルフラグ習得
5以上でタックル+1、更にタックルフラグ習得
2以上でタックル+1
競り合い特訓→10以上で競り合い+2、更にスキル・せりあい+2習得(フラグ消滅)
5以上で競り合い+1、更にスキル・せりあい+2習得(フラグ消滅)
2以上で競り合い+1
285 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:09:10 ID:???
★穣子のブロック特訓→
4
+
4
=★
286 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:09:50 ID:???
★穣子のタックル特訓→
2
+
5
=★
287 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:11:19 ID:???
★穣子の競り合い特訓→
2
+
2
=★
288 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 23:25:34 ID:7fDS+1P+
★穣子のブロック特訓→ 4 + 4 =8★
★穣子のタックル特訓→ 2 + 5 =7★
★穣子の競り合い特訓→ 2 + 2 =4★
穣子「ようううっし! 燃えてきたー! ロイヤル……スイートポテトるーーーむっ!」
バアアアアアアッ! バシッ……!
指導教官「(……現役を引いたとは言え、ユースレベルでは一線級クラスであろう私のシュートを、
こうもアッサリと止めるとは……! 少なくともブロッカーとしては、彼女は世界でも有数クラスだろうな。
タックルやパスカットも筋は悪くないし、こちらは更なる成長の見込みがある……!」
穣子「やった、やったよお姉ちゃん! 私、すんごいDFさんになっちゃったよー!」
指導教官「……」
スッ……バシッ。
穣子「――って、あ、アレ!? 折角取った私のボールがまた取られちゃってる〜!? そんなぁ〜!?」
指導教官「……後は、突破力が心もとない所くらいか」
*穣子のブロックが+2されました。53→55
*穣子がブロックフラグを回収、「ロイヤルスイートポテトルーム(1/4でブロック+8)」を習得しました。
*穣子のブロック覚醒が限界に達しました。
*穣子のタックルが+1されました。53→54
*穣子がタックルフラグを習得しました。
*穣子の競り合いが+1されました。49→50
*能力値の調整で、穣子のパスが+1、シュートが+2上昇します。47→48、45→47
289 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 23:31:18 ID:7fDS+1P+
−静葉のターン−
静葉「(――今日は第4回目の練習。ここを逃せば当分、飛躍的な成長は見込めない。
ここは、慎重に選択肢を検討したいところだわ)」
〜現在の能力値〜
選手名 ド .パ シ タ カ .ブ せ 総 高/低 ガッツ フラグ
静葉 53 52 49 53 52 48 48 356 2 / 2 800 シュート、タックル、パスカット
静葉
落葉ターン(1/4でドリブル+4)
ダスクフォーリンパス(パス+3)80消費
フォーリンパス(パス+2)60消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
落葉シュート(シュート+5)160消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
ロストウインドロウ(1/4でタックル+2)
フォールカット(1/4でパスカット+2)
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
静葉「(現状でもそこそこ成長できたという実感はあるけれど。
それでも、単独では一流選手を相手取るには難しいレベル……、と言ったところかしら。
もう少し基礎力を上げるべきか、それとも、独自性のあるスキルの習得を目指すか。
どちらの道が、より良いのか……難しい選択ね)」
290 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 23:32:40 ID:7fDS+1P+
☆静葉の第4回目の練習コースを選んでください。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:陰のゲームメーカーコース
コース概要:絶対的なトップ下を補佐して、中盤で戦える選手を目指します。
前線で戦える攻撃力と、ボランチとしても動けるパス力・守備力の両方を身に付けます。
どうしても、強力な選手の劣化版になりかねないのが欠点です。
主な上昇能力:☆パス、ドリブル、シュート、パスカット
B:静かのサイドハーフコース
コース概要:サイド際に立ち、ボールを運んだり、サイドアタックを阻止できる選手になります。
中盤に必要な能力を万遍なく鍛えられるので、無駄が無いコースです。
ただ、こればかり選んでいても、地味な選手になりがちです。
主な上昇能力:☆ドリブル、パス、タックル、パスカット
C:終焉のダイナモコース
コース概要:ひたすら体力をつけ、試合開始から試合終了まで動ける選手を目指します。
マーカーとして敵に張り付く、奥の手のシューターとなる等、ニッチながら活躍シーンは多いです。
個性的な選手になれますが、活躍しどころが限られた選手になる危険もあります。
主な上昇能力:☆最大ガッツ、タックル、シュート、特殊スキル(ダイナモ)等
291 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:33:42 ID:bY1xOOTs
C
292 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:36:07 ID:qNtmKmGc
C
293 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/01(日) 23:48:09 ID:7fDS+1P+
C:終焉のダイナモコース
静葉「(決めたわ。第1回の特訓時に掴めなかった、ダイナモとしての感覚。
これをもう一度磨き直す事で、私は独自性を高める!)」
先着4名様で、
★静葉の最大ガッツ特訓→ ! dice + ! dice =★
★静葉のタックル特訓→ ! dice + ! dice =★
★静葉のシュート特訓→ ! dice + ! dice =★
★静葉の特殊スキル特訓→ ! dice + ! dice =★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
最大ガッツ特訓→10以上で最大ガッツ+80
5以上で最大ガッツ+50
2以上で最大ガッツ+30
タックル特訓→10以上でタックル+2、更に「ロストウインドロウ」の発動率上昇(フラグ消滅)
5以上でタックル+1、更に「ロストウインドロウ」の発動率上昇(フラグ消滅)
2以上でタックル+1
シュート特訓→10以上でシュート+2、更に「無回転落葉シュート」習得(フラグ消滅)
5以上でシュート+1、更に「無回転落葉シュート」習得(フラグ消滅)
2以上でシュート+1
特殊スキル特訓→10以上でスキル・ダイナモ取得
5以上でスキル・ダイナモのフラグを習得
294 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:49:54 ID:???
★静葉の最大ガッツ特訓→
2
+
2
=★
295 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:50:00 ID:???
★静葉の最大ガッツ特訓→
3
+
3
=★
296 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:50:09 ID:???
★静葉の最大ガッツ特訓→
5
+
5
=★
297 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:56:46 ID:???
★静葉のタックル特訓→
5
+
1
=★
298 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:57:59 ID:???
★静葉のシュート特訓→
6
+
3
=★
299 :
森崎名無しさん
:2016/05/01(日) 23:58:38 ID:???
★静葉の特殊スキル特訓→
1
+
6
=★
300 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/02(月) 00:06:13 ID:rqPKKyN6
★静葉の最大ガッツ特訓→ 2 + 2 =★
★静葉のタックル特訓→ 5 + 1 =★
★静葉のシュート特訓→ 6 + 3 =★
★静葉の特殊スキル特訓→ 1 + 6 =★
静葉「(……感覚は掴んだけれど、まだまだ実戦には程遠いわ。
後は、もう……試合経験を積むしかないかしら、「ダイナモ」と呼ばれる選手になる為には)」
指導教官「(ハードワーカーとしての完成、とまでは言えないだろうが。
それでも現状として、彼女のタックル力は中々の物だ。
これならば、少なくともSHもしくはSBとして、充分単独でも役に立てそうだ。
彼女もまた、これからに期待だな)」
*静葉の最大ガッツが+30されました。800→830
*静葉のタックルが+1されました。53→54
*静葉がタックルフラグを回収し、「ロストウインドロウ」の発動率が1/4から1/2に上昇しました。
*静葉のシュートが+1されました。49→50
*静葉がシュートフラグを回収し、「無回転落葉シュート(シュート+7)200消費」を習得しました。
*静葉がスキル・ダイナモのフラグのフラグを習得しました。
(能力値には表示されず、次回練習時のフラグ習得率をアップさせます)
*能力値の調整で、静葉のブロック、せりあいが+1ずつ上昇します。48→49、48→49
301 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/02(月) 00:13:53 ID:rqPKKyN6
−アリスさんのターン−
指導教官「それでは、私が貴女に教えるのは、そのー。えー、最後になりますな。
そのー、えー……。セリスさん」
アリス「帝国の常勝将軍じゃありません。私はアリスです……」
アリスさんはボケが入った指導教官の下、今日も健気に練習に取り組んでいた。
ちなみに文化祭で起きたアリスさんの売上金泥棒未遂事件については、
アリスさんの裏にナポレオン率いる不良グループが居た事が反町の手により明らかとなったため、
事態はあれから沈静化している。
アリス「(べ、別にありがとうだなんて思ってないんだからね!)」
ちなみにアリスさんはあれから脳内で反町へと感謝の意を伝えているが、
一向に本人へと伝わる様子が無く、内心やきもきしていたらしいが、
脳内電波が他人に伝わらないのは当たり前である。
アリス「(……ま、まあいいわ。取りあえず、今の私の能力値は……っと)」
選手名 ド .パ シ タ カ .ブ せ 総 高/低 ガッツ フラグ
アリス 55 53 .50 52 55 51 49 .365 3 / 3 800 ドリブル、シュート、ブロック
アリス
都会派なドリブル(1/2でドリブル+3)
アーティクルサクリファイス(パス+2)60消費
ドールミラセティ(パス+2の連続ワンツー、要上海or蓬莱)80×2消費
ひとりドールミラセティ(パス+2の連続ひとりワンツー)160消費
ドールズ・ウォー(低シュート+5)250消費
トリップワイヤー(1/4でタックル+2)
ムーンサルト上海(1/4でパスカット+4)
上海人形カット(1/4でパスカット+3)
302 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/02(月) 00:16:49 ID:rqPKKyN6
アリス「(結構強くなった自負はあるけれど、総合力的にはもうワンランク上に行けそうな自信はあるわね。
ドリブルとパスカットは中々の水準だと思うけれど、その辺りをもう少し伸ばすか、
それとも他の分野の底上げを目指すか、それとも……)」
☆アリスさんの第4回目の練習コースを選んでください。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:都雅のパリコース
コース概要:オシャレな女の子=人気者はもはや常識です。そしてオシャレの発信地と言えばパリ!
サッカーにおいてもオシャレなパリ風の個人技を磨いて、一目置かれる存在になりませんか?
(個人技を磨きすぎて、友達を見捨てた場合の責任は負いません)
主な上昇能力:☆パスカット、ドリブル、タックル、ブロック
B:魔光彩の上海コース
コース概要:上海は多様な文化と人種が交じり合う都市。
そんな街で個性を纏め上げる協力的なパスサッカーが出来れば、友達百人請け合いです!
(時にドリブルで切り込めない友情関係は、案外脆いです)
主な上昇能力:☆パス、パスカット、特殊スキル(ファストブレイク、なだれ攻撃)
C:爽やか狂気の南葛市コース
コース概要:全ての伝説はここから生まれた――。スーパーサッカー発祥の地・南葛市が今アツい!
ボールとトモダチになるための交信術さえ磨けば、貴女も明日からファンタジスタだ!
(ボール以外のトモダチを無くす恐れがあります。注意しましょう)
主な上昇能力:☆ドリブル、シュート、タックル、特殊スキル(ファンタジスタ)
303 :
森崎名無しさん
:2016/05/02(月) 00:17:57 ID:GkUaI+xA
C
304 :
森崎名無しさん
:2016/05/02(月) 00:18:27 ID:hJR4cks2
C
305 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/02(月) 00:27:17 ID:rqPKKyN6
C:爽やか狂気の南葛市コース
アリス「本当にどうしようかしら。私一人だったら練習できる内容も限られてくるし……」
文化祭の一件については水に流れたものの、それでアリスさんに友達が出来た訳ではない。
本来やりたい練習メニューは色々あるにも関わらず、その多くは多人数を前提とするが故にできない。
アリスさんは次第に泣き顔になってしまうのだが……。
ボールくん「アリス ボクトイッショニ レンシュウシヨウヨ」
アリス「……ええ。ボール君、私にはあなたしか居ないわ……!」
――アリスさんはもう一人では無かった。彼女にはトモダチがいた。
そんな訳でアリスさんは登下校の最中及び授業中は勿論、
食事やトイレの時までずっとボール君をドリブルキープし続けたのだった。
306 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/02(月) 00:34:30 ID:rqPKKyN6
先着4名様で、
★アリスのドリブル特訓→ ! dice + ! dice =★
★アリスのタックル特訓→ ! dice + ! dice =★
★アリスのシュート特訓→ ! dice + ! dice =★
★アリスの特殊スキル特訓→ ! dice + ! dice =★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
ドリブル特訓→10以上でドリブル+2、「アリスさんターン(仮)」習得(フラグ継続)
5以上でドリブル+2、「アリスさんターン(仮)」習得(フラグ消滅)
2以上でドリブル+1
タックル特訓→10以上でタックル+2、更にタックルフラグ習得
5以上でタックル+1、更にタックルフラグ習得
2以上でタックル+1
シュート特訓→10以上でシュート+2、更に「アーティフルドライブ」習得
5以上でシュート+1、更に「アーティフルドライブ」習得
2以上でシュート+1
特殊スキル特訓→12でスキル・ファンタジスタ取得
5以上でスキル・ファンタジスタのフラグを習得
307 :
森崎名無しさん
:2016/05/02(月) 00:35:28 ID:???
★アリスのドリブル特訓→
5
+
4
=★
308 :
森崎名無しさん
:2016/05/02(月) 00:36:49 ID:???
★アリスのタックル特訓→
5
+
1
=★
309 :
森崎名無しさん
:2016/05/02(月) 00:41:05 ID:???
★アリスのシュート特訓→
2
+
6
=★
310 :
森崎名無しさん
:2016/05/02(月) 00:42:00 ID:???
★アリスの特殊スキル特訓→
2
+
1
=★
311 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/02(月) 00:42:15 ID:rqPKKyN6
すみません、今日反町に適用した、「各キャラごとに設定した目標値を越えた場合、成長が鈍る」
ルールについて、アリスさんのドリブルについても適用されるのを漏らしていました。
具体的には、正しい判定表を、
ドリブル特訓→10以上でドリブル+2、「アリスさんターン(仮)」習得(フラグ継続)
5以上でドリブル+1、「アリスさんターン(仮)」習得(フラグ消滅)
2以上でドリブル+1
にする筈が、普通の判定表でやってしまってました。
そのため、後出しで大変申し訳ないのですが、アリスのドリブル成長については正しい判定表により、
【ドリブル+1及びドリブルフラグ回収(フラグ消滅)】と、いう風にさせて頂こうと思います。
大変失礼しました。
(ちなみに目標値は、原則として、開始当初の能力+3で設定しています)
今日の更新はここまでにします。本日もお疲れ様でした。
312 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/03(火) 01:16:08 ID:clUMLb3+
★アリスのドリブル特訓→ 5 + 4 =★
★アリスのタックル特訓→ 5 + 1 =★
★アリスのシュート特訓→ 2 + 6 =★
★アリスの特殊スキル特訓→ 2 + 1 =★
アリス「む〜ん。ボールくん。我が声に応えなさい……」
アリスさんは呪術的なアプローチなども交えながらボールとの交信術を学んだ。
そして――。
アリス「それっ!」
バッ! クルッ! クルクルッ!
指導教官「お、お見事!」
アリス「まだまだこれから! ……それっ、これが私流のドライブシュート。
――『アーティフルドライブ』よっ!」
グワァァァァッ! バシュウウウウウウウウッ! ギュンッ! ――ズバァァッ!
――アリスさんは短時間で攻撃的トップ下として多くの技術を身に着けた。
アリス「はぁ、はぁ……。でも、まだ駄目よ……。まだボールくんは私と一つになれていない。
もっと、もっとボールとトモダチにならなくっちゃ……!」
しかし、アリスさんは同時に物足りなさを感じてもいた。
これまでの上達はあくまで自身の理論的なサッカーセンスがフランスという場で開花しただけに過ぎず、
決してボールとトモダチになれたからでは無い事を、直観的に理解していたからだ。
313 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/03(火) 01:17:52 ID:???
アリス「ボールはトモダチ、ボールはトモダチ……」ブツブツ
通りすがりの生徒「うわっ、アリスさんボールに向かって話してるよ……無視しよっと」
――自分はもっともっと、ボールとトモダチになれる。もっとうまくなれる。
そう真摯に願うアリスさんの純粋な想いとは裏腹に、彼女は順調に人間のトモダチ候補を減らしていった……。
*アリスのドリブルが+1されました。55→56
*アリスがドリブルフラグを回収し、「アリスさんターン(仮)(1/4でドリブル+4)」を習得しました。
*アリスのタックルが+1されました。52→53
*アリスがタックルフラグを習得しました。
*アリスのシュートが+1されました。50→51
*アリスがシュートフラグを回収し、「アーティフルドライブ(シュート+8、250消費)」を習得しました。
314 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/03(火) 01:21:00 ID:???
今日の更新は短いですがこれだけにします。
明日は時間をとって、イベントパートその4及び試合への導入を書いていければと思っています。
また、アリスさんの新ドリブル技について、良い名前案があれば書き込みして頂ければ幸いです。
それでは、本日もお疲れ様でした。
315 :
森崎名無しさん
:2016/05/03(火) 12:39:35 ID:???
アリスさんがボールに名前をつけるならどんな名前にするんだろう?
316 :
森崎名無しさん
:2016/05/03(火) 16:28:22 ID:???
乙なのです
ドリブル案
プリズムターン
シャルウィダンス
317 :
森崎名無しさん
:2016/05/03(火) 19:12:55 ID:???
>>113
で
アリスがドリブルフラグを回収し、「頭脳的なドリブル(1/4でドリブル+3)」を習得しました。
とありますが、
>>301
では頭脳的なドリブルがのっていません
今回のドリブル技習得で頭脳的なドリブルはオミットされたことになったのでしょうか?
318 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/03(火) 20:03:30 ID:clUMLb3+
こんばんは、今日も更新に先立ってアリスさんの新ドリブル技について、技名を投票で決めようと思います。
A:アリスさんターン
B:プリズムターン
C:シャルウィダンス
D:その他(要3票)
技の性能:1/4でドリブル力+4
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
>>317
すみません、修正漏れです。頭脳的なドリブルを習得していないと勘違いしていました。
頭脳的なドリブルは習得したままとして、スート順で、
(4,3,3,0)(1/4=アリスさんターン(仮)、1/4=頭脳的なドリブル、1/4=都会派なドリブル)
という発動率にしたいと思います。
319 :
森崎名無しさん
:2016/05/03(火) 20:05:17 ID:meBEqpSI
B
320 :
森崎名無しさん
:2016/05/03(火) 20:13:51 ID:???
仏蘭西人形ターン
折角のスレタイだし
321 :
森崎名無しさん
:2016/05/03(火) 20:29:57 ID:9x3HCXQ+
B
322 :
森崎名無しさん
:2016/05/03(火) 23:31:45 ID:???
もしかしてなんだけどアリスさんってドリブルとパスカット超強くね?
323 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/04(水) 01:34:49 ID:CE7B1vVk
こんばんは、イベントその4について、書いたところまで更新します。
>>316
乙と技名の提案ありがとうございます。先程はコメント返さず申し訳ないです。
>>322
現時点では基礎力的にも技的にもまだまだ上が居ます。(パスカットは現状でも世界屈指ですが)
ただ、章終了時にもクリアボーナスが付与されたり、今後も練習・覚醒の機会があったりするので、
最終的には超強くなると思います。
※アリスさんの新ドリブル技については、
B:「プリズムターン」になりました。ご協力ありがとうございました。
324 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/04(水) 01:36:35 ID:CE7B1vVk
〜イベントフェイズ・その4〜
【出会い散りゆく秋】
――文化祭から数週間、反町は何の変哲も無い学生生活を送っていた。
穣子「一樹くん! 朝だよ起きてっ!」
反町「う、う〜ん……」
朝は穣子が窓から忍び込んで起こしに来てくれて。
キーン、コーン、カーン、コーン……
静葉「ねぇ反町君。さっきの授業で教官が言ってた理論についてだけど……」
反町「ああ、あれですね。俺としては、あの理論は……」
授業の合間には静葉と穏やかながらも白熱したサッカー議論を重ね。
早苗「皆さーん! 今日も屋上で集合ですよー!
私、今日は
トマト
を手作りしたので皆さんにもお分けしますね! 勿論自信作ですよー!」
昼休みはすっかり恒例となった、女子4名との昼食会を楽しんで。
アリス「……ウフフ……今日も一緒に練習しましょうね、ボールくん……?」
練習を経て放課後は最近キャラが変わった気がするアリスさんを眺めて楽しむ。
反町「(……魅魔さんから示された留学カリキュラムも後僅かだけど。
まだまだ終わって欲しくないとさえ思ってしまうな……)」
325 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/04(水) 01:37:49 ID:CE7B1vVk
――そんな平穏な日々は、反町一樹にとってまさしく理想郷だった。
東邦学園での詰め込み教育でも無い、日向による恐怖政治でも無い、
森崎による極端な競争社会でも無い、自由で独立した学生生活。
フランスの自由で合理的な気風は、反町に非常にマッチしていた。
穣子「どうしたの〜、一樹君? そんなにニヤニヤしちゃって」
反町「……あ、ああ。うん。良かったなぁと思って、フランスに来れて」
ある日の放課後、誰も居なくなった教室で、反町は穣子と二人きりで話をしていた。
反町「自由だけど秩序を大事にしている気風も良かったし、
サッカーの練習設備もしっかりしているし、それに……自分に自信を付ける事ができた、気がするし」
穣子「自信ってもしかして、文化祭でナポレオン君に勝っちゃった時の事がきっかけ?
あのときの一樹君、とってもカッコ良かったよ〜。一樹君、まるで騎士様みたいだったもん」
反町「あはは……。まあ、そうだけど。穣子さんを守りたいという一心で、何時の間にか運よく勝ってたというか……」
穣子「……あれは運じゃない。一樹君の、強さだったよ。自分を信じる強さ。
それが強かったからこそ、一樹君は持てる力の全てを発揮できた。
――人間は、信じる力があれば、変わる事ができるんだよ」
反町「穣子さん……」
反町はふと隣に座る穣子の顔を見る。
いつも通りの元気で明るくて、何もかもを受け入れてくれそうな、温かな笑み。
普段は当たり前のように見ているそんな笑顔は、とても尊いものだと反町は気付く。
326 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/04(水) 01:39:54 ID:???
反町「……穣子さん、俺……!」
穣子「……うん」
……反町は言いたい事を言いたかった。
いつも自分の隣にいてくれて、自分の為に喜び泣いてくれる彼女に対して、何か言葉を告げたかった。
反町「あの、その。……俺、やっぱり穣子さんが、一番、……」
穣子「……うん」
穣子は顔を赤らめながら、普段とは違って淑やかに頷いた。
ふと見せる彼女の儚さと可憐さにどぎまぎしながらも、
反町は言いかけた言葉を最後まで紡ごうとして―――。
――ピーン、ポーン、パーン、ポーン……。
穣子「……あれ、校内放送だ」
その言葉は、機械的なチャイム音に掻き消された。
校内放送「……只今より、全校集会を開催します。
寮に戻った学生、自主練習中の学生を含め全員、1階の大講堂に集合してください。
繰り返します……」
反町「こんな時間に珍しいな。何かあったんだろうか」
穣子「……とりあえず、行ってみようよ」
反町と穣子は脳裏に一抹の不安を抱きつつ講堂へと向かうと、
そこでは同様に困惑した様子の学生達が無秩序な群れを作っていた。
327 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/04(水) 01:42:28 ID:???
ボッシ「一体何が始まるんだ?」
アモロ「ピエールなら何か知っているかな。……でも、人がごちゃごちゃし過ぎて、良く分からないよ」
ルスト「ちょくちょくクラスメートが見えねえな。どこで油を売ってるんだか」
静葉「そうね……。――あ、反町君、穣子も」
反町「静葉さん……。一体、どういう状況なんでしょうか」
穣子「なんか、物々しい感じがするよぉ……」
反町達は首尾よく、静葉を始めとするクラスメート集団に合流できたが、クラス全員がそこに居る訳では無かった。
お世辞にもあまり広いとは言えないこの講堂のどこかに居るのか、サボっているだけなのか、それとも……。
早苗「…………」
スッ……。
反町「(あれは……)」
そんな折、講堂へと入っていく多くの生徒達の流れに反し、
単身講堂を離れようとする早苗の姿が目に入った。
反町「――あの、早苗さん……!」
反町が慌てて声を掛けると、早苗は深刻そうな表情を覗かせたまま振り返る。
しかし、そこから彼女は俯いて、
早苗「反町君、ごめんなさい……」
328 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/04(水) 01:48:47 ID:???
とだけ言い残すと、反町達に合流する事なくこの場を離れていく。
追いかけるかどうか迷う反町だったが、間髪を入れずして講堂の演台に学長が立ち、
演説が始まった事により、思考は中断された。
学長「えー、みなさん。突然お呼びして、大変申し訳ない」
学長は存在感の薄い老人だった。昔は欧州のサッカー協会でそこそこの地位に居た人物らしいが、
現在は名誉職的な学長というポジションに甘んじ、悠々自適の生活を送っていると聞く。
そんな老人は、普段通りのしゃがれた声で、淡々と語り始めた。
学長「――当学校は、本日この時をもって、フランス共和国から日本国の所管となりました。
それに伴い、当学の経営陣及び教育方針が大きく変わる事となります。
えーと、その概要については……生徒会長、頼めるかな」
反町「……!?」
その内容は、講堂の雑然さや学長の暢気な語り口とは裏腹に、非常に重大なものだった。
反町がそのメッセージを受け取り狼狽える中、講堂からは一人の生徒が出てきた。
反町「(あれは……ピエール!)」
長身で長髪、女性的な柔和な顔立ちにしっかりと鍛えられた全身。
まさしくサッカー選手として模範とも言うべき少年――エル・シド・ピエールは、
学級委員長にして生徒会長という高い立場から、厳かに反町達全校生徒の前に立って。
ピエール「……生徒諸君。我々の自立性は、本日限りを持って終わりとなる。
明日からの我々は、機械となる。フランスサッカーを盛り立てる為の機械として、
一切の質問や疑問の余地のない、緻密で充実した教育が行われる。――楽しみにするように」
反町「な、なんだよ、それ……!?」
――彼は、これまでの学生生活の全てをひっくり返すような発言を放ってみせた。
329 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/04(水) 02:00:30 ID:???
…と、言った所で今日はここまでにします。
330 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/05(木) 01:11:44 ID:???
すみません、今日は所用の為更新をおやすみします。
331 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/06(金) 00:49:54 ID:???
すみません、今日は更新したかったですが、
どうにも文章を書きあぐねているので更新をお休みします。
色々書きたい事はあるのですが、更新できるようにするため思い切ってかなり短くしたいとか考えています。
332 :
森崎名無しさん
:2016/05/06(金) 04:48:06 ID:???
連日更新ありがとうございます、いつも楽しませて貰っています
描き続ければ詰まることもありますでしょうし、気楽にやっていきましょ!
333 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 02:51:28 ID:???
***
……それから先の記憶は曖昧だった。
一瞬の沈黙の後、ピエールの発言に騒然とする講堂。
ボッシ「は……? フランスのサッカースクールが、日本に買収?」
ルスト「そんなのはどうでも良い! それよりも、どういう事だ!?
俺達が、フランスサッカーの為の機械だって……!?」
マルセル「そんなの、認められるか! 今のままで良いじゃないか!」
それらは当然にして、彼の発言を否定する方向へと収束していく。
自由な校風を否定され、挙句の果てには人を機械扱いされたのだから、それは当然だった。
そして、今や壇上でかつての仲間達を否定するピエールにとっても、全く想定通りの反応だった。
ピエール「……突然にこうした事を言われても納得いかないのは分かる。
だから、我々は君たちにこうした提案をしたい」
スッ……。 ――ザッ、ザッ……
ピエールがそう言って右手を挙げたのを合図に、壇上に数名の生徒が現れた。
ピエール「先に紹介しよう。諸君たちのクラスとは別に、日本の新体制は既に生徒を育成している。
その結果が彼ら――『フランスユース・ヌーヴォー』だ」
カイエ「……」
ネール「……」
フェルベール「……」
334 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 02:52:48 ID:???
彼らは揃って機械のような冷たい視線で、講堂で慌てふためく生徒たちを見下している。
ピエール「彼らは新体制の正当性を示す為に造られた戦士達。
これまでのフランスユース候補生よりも高い身体能力・判断能力を持つ精鋭たちだ。
国は、特に問題が無ければ、彼らを新たなユースメンバーにしようと考えている。
……さて、そこで本題に入ろう」
ピエールはここで一旦切って間を置いた。
初めそれは自身の発言に注目させる為の手法かと思われたが、それは違った。
ザッ、ザッ……。
反町「(あれは……!?)」
彼が押し黙る間に、更に数名の生徒が壇上へと上がっていく。ピエールはそれを待っていたのだ。
やがて今度こそ全員が整列を終えると、満を持してピエールはこう投げかけた。
ピエール「先程紹介した『フランスユース・ヌーヴォー』に加えて、
新しい教育方針に賛同した俺を含む有志生徒。それに買収元の日本から来た派遣選手を含めた、
チーム・生徒会。君たちの中の有志11名がこのチームに挑戦し、そして勝利出来れば、
従来の自由な教育方針についても一定の理解を示そう」
ざわっ……!
壇上を見上げる生徒たちは一斉に騒めいた。それは悪しき新体制を潰そうという気概からか、
それとも彼らが放つ威圧感に早くも気圧された為かは判別できない。
反町「(な、なんて事だ……)」
一方反町は、そのどちらの感想を抱く事も無く、新たに壇上に並んだ選手に対して純粋に驚いていた。
335 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 02:56:36 ID:???
中西「ほーん。これがおフランスの学校かァ。なんや、日本と対して変わらへんな」
岬「言葉遣いに気を付けて、中西。……僕達は今まさに、最大のビジネスチャンスの渦中に居るんだ」
買収元の日本から来た派遣選手は、全日本ユースの主力選手――大柄な相撲GK・中西太一と、
かつてはフランスで個人技を磨き、幻想郷においても豊聡耳神子の忠臣として活動したMF・岬太郎。
日本サッカー協会の拡大事業担当者でもある彼らは、旧友たる反町を気に留める事なく、
虎視眈々と眼前にある商機について思いを馳せていた。
――しかし、反町が驚いた対象はこの二人では無かった。
反町の視線はピエールと中西達サッカー協会組、その後ろに立つ鮮やかな緑髪の少女へと向いていた。
早苗「……」
反町「(どうして……。どうして、早苗さんまで……。あの、自由闊達な早苗さんが、
あのピエールと一緒に、壇上に並んでいるんだ……!?)」
――早苗は、毅然とした覚悟を秘めた表情で、凛と反町達を見下ろしていた。
かつては密かな憧れと淡い感情を抱いた事もあった彼女と相対している現状に、
反町は完全に絶句していた。
336 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 03:03:06 ID:???
…と、いったところで今日の更新はこれだけです。
>>332
応援して頂きありがとうございます。
最近仕事はそこまで忙しくはないのですが、どうにも色々考えてしまい、ストーリーや描写が進まなくなってました。
今こそ初心に返って、即座に何でも書いていければと思っています。
337 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:21:34 ID:???
***
穣子「……くん。一樹くぅん……!」
反町「…………。あ、あれ……いつの間に眠って……?」
穣子「! 良かった、気が付いたぁ! わたし、一樹君が死んじゃったかと……!」
静葉「穣子、そんな簡単に人間は死なないわ。……でも、本当に良かった」
気付くと、反町は保健室のベッドで寝かされていた。
視界には目を赤くした穣子と、涼し気な表情を絶やしてはいないが、心労の色が消えない静葉がいた。
静葉「反町君。あなた、講堂で起きた出来事に大きくショックを受けたみたいで、倒れていたのよ。
あれからもう……3時間程は経ったかしら」
反町「3時間も……? ――そ、そういえば! あれから講堂はどうなったんですか!?
ピエールが学校を改革するって言って、日本サッカー協会の手の者が出て来て、
フランスユース・ヌーヴォーとかが出て来て。それに、早苗さんが……!?」
反町はがばりと起き上がり、平静を欠いた風にそう詰め寄る。
先程まで言葉に出来ず渦巻いていた疑問や驚きが、一気に吹き出していた。
そんな反町を静葉は優しく窘めつつも、これまでの経緯を簡単に説明してくれた。
静葉「……ピエール君や日本サッカー協会の者が提唱した新体制に反対する者は、当然ながら多かった。
しかし一方で、お上に気に入られて重用されたいと思う者もある程度いた。
だから、彼らは中々団結しなかった。けれど……それを無理やり、ナポレオン君が纏め上げた。
勿論、ピエール君達新体制と戦う方向でね」
338 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:22:44 ID:???
反町「あいつが……(――あいつが学校に反抗していたのも、いずれこうなる事を見越していたから、なのか……?)」
ナポレオンの傲慢な笑い顔を思い出す。
文化祭の時は憎らしく思えたそれも、こうした局面においては頼もしく思えた。
静葉「……そして。ナポレオン君と、旧ジュニアユース代表メンバーを中心とした、
私達のクラスメート率いる旧体制代表――レジスタンスは、つい2時間程前に早速、新体制との試合を申し出た。
新体制代表――チーム生徒会は、これを喜んで受け入れた」
反町「なるほど……」
それで、大まかな状況は飲み込めた。
反町のクラスメートは、ピエールや早苗達が与する新体制に従わず、ナポレオンを中心に立ち上がった。
そして、彼らは試合を申し出て、これまでの自由な校風を守るべく戦いに、向かって……
反町「――あれ?」
ここまで考えて漸く、反町はごく当然とも言えるべき疑問を呈した。
反町「新体制との試合を申し出たのは分かったけれど。それで……試合は、いつなんですか?
明日、明後日? 皆が戦うんだったら、俺も……!」
静葉「……………」
しかし、反町のごく当然な疑問に対して、静葉は押し黙っていた。
反町が訝んでいると、おずおずと穣子が声を上げた。
339 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:24:12 ID:???
穣子「……………あのね? 一樹君……。試合は、もう……始まっちゃってるの。
2時間前に、レジスタンスは試合を申し込んだって言ってたでしょ?
それでね。生徒会は、その申し出に応じたって言ってたでしょ。
それってつまり……その。――今すぐ申し出に応じて、今すぐ試合を始めた、って事なんだ」
反町「――な、何だって?」
静葉「……私達は、倒れてしまった反町君がどうしても心配だった。
試合に出て戦力になりたいという気持ち以上に、今にも消えてしまいそうなあなたの事が、心配だった。
……だから。私達は、我儘を言って――反町君の傍でずっと、看病を続けていたの」
穣子「一樹君は、自分の為にクラスの皆に迷惑をかけさせる訳にはいかないって。
そう思うだろうから、私達だけでも試合に行った方が良いと思った。
だから、これは本当に、私達の我儘なの」
反町「そ、そんな……! 二人とも、俺なんかの為に……!」
反町は起き上がった。長く倒れていた影響か眩暈がしたが、そうは言ってられなかった。
反町「今からでも、行こう、試合に……!」
タッ……!
静葉「駄目よ反町君。急に起き上がっては……!」
反町「……俺は今日まで、本当に楽しい学校生活を送らせて貰った。
それを、俺のせいで……潰す訳にはいかないんだ……!」
穣子「一樹くん……ごめんね……」
穣子達が思う以上に、反町はこの学校に対して強い恩義を感じていた。
日向にも森崎にも縛られない、秩序と安定、そして自由のある学校を守りたかった。
340 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:27:08 ID:???
静葉「……非常に冷たい言い方をするけれど。私達はあくまで、プロジェクト・カウンターハクレイの一環として、
この学校には一時期の間、短期留学をしているに過ぎない。そしてそのカリキュラムももうすぐ終わる。
言ってしまえば、彼らが勝っても負けても、私達への処遇は殆ど変わらない。
そのまま、ブラジルに鈴仙達と合流してしまえば良い。――あなたが、無理をしてまで戦う必要は無いのよ……?」
穣子「一樹君が何もできなくて辛いのは分かるよ? でも……無理はしちゃ嫌だよぉ……!」
静葉の発言はフランスの多くの生徒たちにとって残酷だったが、同時に本音でもあった。
彼女は反町を愛している。フランス人の生徒の教育の行く末よりも、反町を守りたかった。
だからこそ、彼女は試合よりも反町の看病を選んだ。
――実際は、「試合は俺達が頑張る。だからお前らはソリマチを頼む!」
……と言ってくれたクラスメイト達の後押しが一番大きかったのだが。
反町「……」
そんな彼女達に対し、反町には言いたい事が山ほどあった。
しかし残念ながら、彼は不器用で優しすぎた。だから、言葉にするよりも先に行動に移した。
反町「――う、うおおおおおおっ!」
ダッ! ガシッ!
静葉「きゃっ……!」
穣子「う、うひゃっ!?」
反町は制止する穣子と静葉を押し倒した。
そしてそのまま持ち上げて、静葉を背中に、穣子を腕の中に抱えて走り出した。
反町「(……二人の気持ちは分かった。だけど、俺は……いつまでも守られたくない。
俺は守りたい。穣子さんを……静葉さんを……そして、俺を受け入れてくれたこの学校を!)」
341 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:28:15 ID:???
自分一人が戦っても、この局面が良くなるとは到底思えない。
そうした意味では、反町は依然現実主義者だった。
しかし一方で、大切な物を守る為ならばここまで身体が動くのだと、反町は驚いていた。
反町「(何が自分一人ではどうしようも無い、自分には関係ない……だ!
こんなのは、単なる逃げだ。どうしようも無かろうが、関係なかろうが、嫌だったら……戦わなくちゃいけないんだ!)」
穣子「……一樹君、強くなったね……」
反町のしっかりとした腕に包まれながら、穣子は瞳を潤ませてそう呟いた。
342 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:29:36 ID:???
*****
〜学校・サッカーコート〜
反町が目を覚ましたのと同じ頃、レジスタンスと生徒会との戦いは前半戦も終盤に差し掛かっていた。
反町、静葉、穣子の不在により、レジスタンスは劣勢を強いられていた事は間違いないが、
一方で彼らについても、その想いにおいて反町には負けていなかった。
アリス「うおおおおおおおおおお来いよおおおおっ! 私とボール君との友情舐めるなぁぁぁぁぁっ!」
ダダダダダダダダダダッ!
岬「な、なんだ彼女は!? さっき僕が少し、彼女が持つボールが汚いと言っただけで、こうも豹変するとは……!?」
アリス「アンタみたいな八方美人でトモダチ沢山そうな奴には分からないでしょうけどねぇ!
この学校で私は大切なトモダチを得たのよ! そして分かったの、トモダチってのが何かってね!
それは……! 互いに辛い時、無条件で互いを守り合えるような関係の事を指すのよ!
そしてそれは、対象がニンゲンだろうとボールだろうと、全く一緒なのよおおおおおおおっ!!!」
岬「い、いや! でも対象はニンゲンじゃないと……せめて生物じゃないと、ちょっとおかしいだろう!?」
アリス「あああん!? 何か言ったかしらぁあぁぁあああああぁぁぁぁ!?」
ダダダダッ! バシュン! シュピッ!
岬「ひ、ひいいいっ!?」
実況「あ、アリス選手! 凄いドリブルで岬選手を子どものようにいなしてみせた〜!?」
343 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:30:58 ID:???
アリス「さあナポレオン! 私のボールくんでゴールを決めてやりなさい!」
バシイッ!
ナポレオン「へっ! わざわざ指図されなくても分かってるっての!」
グワアアアアアアアアアッ!
中西「ルイ・ナポレオン! 協会調べでは精々奴はB級……反町のヤツとどっこいどっこいなレベルのFWや!
お前さん位、ワイでも楽勝やで!」
ナポレオン「ほお……じゃあ試してみるか? この俺が本当にB級かどうかを!」
グワアアアアアアアッ! バリバリバリッ!
実況「ナポレオン選手、自慢の『キャノンシュート』……では無い!
それ以上に足を大きく上げて、溜めを長時間取っております! これは……!?」
ナポレオン「――食らいやがれ。これが俺の新技……『メガキャノンシュート』だ!!」
バッ、ギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!
中西「な、なぁぁっ!? メガ……キャノンシュートやてぇ!? ぐおおおおっ!?」
バギイイイイッ!
――――――――――ズバァァァッ! ピピイイイイイイイイイイイッ!
344 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:34:16 ID:???
ピエール「ナポレオンが決めたか。だが、こっちも今一度決めてみせる! いくぞ『スライダーシュート』!」
グワァァァッ! バシュウウウウウウウウウウウウッ!
アモロ「ひ、ひいい!?」
ルスト「慌てるなアモロ! ピエールが居なければ、俺が『アレ』をやってやる! ……それっ!」
アモロ「る、ルスト……! うん、ありがとう。――それっ!」
スッ……バッ!
――バチイイイッ!
実況「アモロ選手止めた〜〜〜! ルスト選手のサインに合わせて飛んだ、ファインチームプレー!
レジスタンスもここに来て調子を伸ばしています!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「アモロ! アモロ! アモロ! アモロ! アモロ! アモロ! ドミニク・アモロ!」
――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
実況「そしてここで前半戦終了! 試合は1−1で折り返しを迎えます!
最初からピエール選手を中心に、圧倒的な手数で攻める生徒会に対し、
レジスタンスはチームプレ―で立ち向かい、互角の勝負を見せました!
しかし一方で、レジスタンス側には早くも疲れが見えており、
後半戦も同じように戦えるかどうかは疑問です! 大丈夫でしょうか〜〜!?」
ボッシ「皆! 負けるんじゃないぞ! 俺達は最後まであきらめない。自由の為に、戦うんだ!」
レジスタンス「「「「おう!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」
345 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:41:10 ID:???
――と、いったところで外出するので一旦ここまでです。
最近の更新速度と、話の本筋はあくまで鈴仙ルートである事等を踏まえて、
反町達を始め仲間キャラルートでの試合は前後半のいずれかのみ、という形を取ろうと思います。
長く試合をしたいと言う方も居るとは思いますが、ご理解頂ければ幸いです。
レジスタンスチームは反町+秋姉妹、アリスさん、ナポレオン、ボッシ、ルスト、アモロ、その他フランスJr.ユースメンバー、
敵の生徒会チームはピエール、早苗、岬、中西、美鈴、その他フランスユースメンバー(Jr.ユースメンバーより強)で構成しています。
※美鈴については、34スレのレミリアによる海外派遣ネタが伏線で、この次の更新で加入描写をします。
次の更新では、具体的なオーダー等に入っていきたいと思っています。
346 :
森崎名無しさん
:2016/05/08(日) 00:57:20 ID:???
乙でした、どいつもこいつもカッコいいぜ……
反町達にはぜひ鈴仙の章でも存分に活躍してもらいたいな
347 :
森崎名無しさん
:2016/05/08(日) 01:47:12 ID:???
熱い展開だ!燃えてくるね!
348 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 02:07:08 ID:???
すみません、帰りが遅くなったので今夜は更新をお休みします。
明日もまた外出しなくてはいけないので、明日の午前中に今日本来の分をやりたいですが、予定は未定です(汗)
>>346
乙ありがとうございます。
仲間キャラにも充分な愛着と思い入れを持ってほしくて作った仲間の章なので、そう言って頂ければ大変ありがたいです。
349 :
森崎名無しさん
:2016/05/08(日) 04:04:22 ID:???
大体味方ガッツ30%くらいで敵ほぼ満タンの状態で敵追加されて試合再開って感じかな?
350 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:03:52 ID:???
こんにちは、外出まで少しだけですが更新します。
>>347
ありがとうございます。
良い意味で分かり易い展開にしたかったので良かったです。
>>349
ガッツについては計算が面倒なので、全員ガッツ満タンで始めようと思っています。
351 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:05:01 ID:???
〜レジスタンス・控室〜
タタタタタッ…バタン!
反町「ナポレオン、皆! ……遅くなってすまない!」
ナポレオン「――ケッ。漸く主人公様のお出ましか。両手に女を抱えながらお昼寝とは、良いご身分だぜ」
反町達は首尾よく、ハーフタイムを迎えていたレジスタンスの控室へと潜り込む事が出来た。
ナポレオンの粗暴ながらも冗談の混じった挨拶を受けながら、反町はチームメイトの中心に立った。
反町「さっきは倒れてしまっていて悪かった。でも、今はもう大丈夫だ。
だから、俺もこのレジスタンスに入れてくれないか! 役に立てるかは分からない。
でも、俺は皆に、この素晴らしい学園生活を送らせてくれた、恩返しをしたいんだ!」
ナポレオン「恩返し……ねぇ。いかにもマジメ君が思いつきそうな、陳腐で下らねぇ動機だ」
ボッシ「お、おい。ナポレオン。こんな時にまで対立している場合じゃ……!」
反町の真摯な願いに対し、ナポレオンは強い侮蔑と猜疑の視線を向けている。
それはこれまでの不良生徒との対立を想起したボッシは、思わず仲裁に入ろうとするも――。
352 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:06:36 ID:???
ポンッ。
ナポレオン「……だが。かつての文化祭で、お前は俺に勝ってみせた。
だったら、強い者の言う事を聞いてやるのが不良の筋だ。例え、そいつが相容れない奴だったとしてもな」
反町「ナポレオン……」
結果として、ボッシ達周囲のメンバーの不安は杞憂に終わった。
ナポレオン「……勘違いするな。お前は俺よりも強いと思った。だから言う事を聞いてやるだけだ。
もしも試合中でふざけた態度を取りやがったら、その時は別だからな」
ナポレオンは反町の肩を力強く叩き、ぶっきらぼうにそれだけ告げると、それ以上何も言わなかった。
彼もまた、文化祭の一幕で自分を打ち負かした反町に対して、ある程度の敬意を抱いていた。
反町「それは分かってる。俺だって、足手纏いになりにここまで来た訳じゃない」
そんなナポレオンの期待に恥じず、反町も力強く頷く。場はこれで一旦収まった。
ルスト「……さて。落ち着いた所で、ソリマチ達も来てくれた事だ。
もう一度敵情の確認と、後半戦の作戦について検討しようじゃないか。
――アリスさん、アレもう一回見せてくれよ」
アリス「え、ええ! 分かったわ!」
ルストは不意にアリスさんを呼ぶと、彼女は持っていたカバンから一冊の大学ノートを取り出した。
反町「これは……?」
アモロ「あ、えっとね。アリスさんって実は、人形を使って敵の戦力や僕達の能力を、いち早く分析していたんだってさ。
前半戦はこれを使って、僕達と相手との戦力差を分析した上で試合してたんだ」
353 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:08:09 ID:???
ボッシ「正直、このノートが無ければ俺達は詰んでた。
俺達が1−1で持ちこたえられたのは、半分はナポレオンのリーダーシップと言っても良いが。
もう半分は間違い無く、このアリスさんのノートのお蔭だぜ」
アリス「ふ、ふん。当然よ! 人間ごときの単純な戦術を見抜く事くらい、
この七色の脳細胞を持つ私にとっては児戯に等しいもの!」
穣子「うわぁ〜。アリスさん凄いにやけちゃってるね」
アリス「べ、別に人間のトモダチが出来るチャンスだとか、思ってないんだからねっ!」
嬉しそうなアリスさんを尻目に、反町はそのノートを開いてみた。
ノートは大まかに2つのパートに分かれていた。
一つは、自分達レジスタンスのチームメンバー及びメンバーの能力値・必殺技の一覧。
もう一つは、敵となる生徒会のチームメンバーに関する概略だった。
354 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:09:36 ID:???
○レジスタンスチームメンバー 能力値・スキル等一覧
選手名 ド .パ シ タ カ .ブ せ 総 高/低 ガッツ フラグ
反町 52 53 54 52 50 48 52 361 3 / 3 820 ドリブル
静葉 53 52 50 54 52 49 49 359 2 / 2 830 パスカット、(特殊スキル)
穣子 49 48 47 54 52 55 50 353 2 / 2 830 タックル、競り合い
アリス 56 53 .51 53 55 51 49 .368 3 / 3 800 タックル、ブロック
(FW)
ナポレオン.52 53 .54 53 51 53 51 .367 2 / 2 850
ボッシ 52 52 .52 50 51 49 50. 368 1 / 1 700
(MF)
ジョルジュ51 50 .48 49 48 48 48. 342 1 / 1 700
マルセル 50 51 .48 48 48 48 47. 341 1 / 1 700
フェレーリ.50 51 .48 48 48 48 47. 341 1 / 1 700
(DF)
ルスト 50 49 .49 51 49 51 51. 368 1 / 1 700
ブラボー 49 50 .48 50 48 48 48. 341 1 / 1 700
ドゴール 49 50 .48 50 48 48 48. 341 1 / 1 700
ベルジェル49 48 .48 50 48 49 49. 341 1 / 1 700
アモロ 52. --- 1 / 1 700 パンチ57、キャッチ55
ジュスト 49. --- 1 / 1 700 パンチ54、キャッチ52
355 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:10:48 ID:???
反町
毒々しいドリブル(1/4でドリブル+2)
トリカブトパス(パス+2)60消費
オオゼリパス(パス+3)80消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
強烈なシュート/ヘディング/ボレー(1/2でシュート+2)
アキュラシーシュート(シュート+4、ポスト無効)120消費
スコーピオンドライブ(シュート+8、ポスト無効)250消費
ポイズンヘッド(高シュート+4)
トクシックインパクト(低シュート+4)200消費
ポイゾナスオーバー(低シュート+6、吹飛5)250消費
ネオポイゾナスタックル(1/4でタックル力+3)
ポイゾナスタックル(1/4でタックル力+2)
スキル・秋ジスタ(9月〜11月限定でスキル・ファンタジスタを得る)
スキル・スカイラブ(スカイラブの土台になれる)
静葉
落葉ターン(1/4でドリブル+4)
ダスクフォーリンパス(パス+3)80消費
フォーリンパス(パス+2)60消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
落葉シュート(シュート+5)160消費
無回転落葉シュート(シュート+7)200消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
ロストウインドロウ(1/2でタックル+2)
フォールカット(1/4でパスカット+2)
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
356 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:11:56 ID:???
穣子
山神キープ(1/4でドリブル+3)
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
ウォームカラーハーベスト(1/2でタックル+2)
オヲトシハーベスター(1/4でパスカット+2)
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
ロイヤルスイートポテトルーム(1/4でブロック+8)250消費
スイートポテトルーム(1/4でブロック+6)150消費
ポテトルーム(1/4でブロック+4)100消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
アリス
プリズムターン(1/4でドリブル+4)
都会派なドリブル(1/4でドリブル+3)
頭脳的なドリブル(1/4でドリブル+3)
アーティクルサクリファイス(パス+2)60消費
ドールミラセティ(パス+2の連続ワンツー、要上海or蓬莱)80×2消費
ひとりドールミラセティ(パス+2の連続ひとりワンツー)160消費
アーティフルドライブ(シュート+8)250消費
ドールズ・ウォー(低シュート+5)250消費
トリップワイヤー(1/4でタックル+2)
ムーンサルト上海(1/4でパスカット+4)
上海人形カット(1/4でパスカット+3)
357 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:13:02 ID:???
ナポレオン
強引なドリブル(1/2でドリブル+2、吹飛2)
華麗なドリブル(1/4でドリブル+3)
エッフェル攻撃(パス+2の連続ワンツー、要ピエール)80×2消費
キャノンシュート(シュート+6、吹飛係数3)200消費
メガキャノンシュート(シュート+10、吹飛係数2)300消費※未完成の為1/4で失敗
スライダーキャノン(シュート+11、吹飛係数3)250×2消費、要ピエール
ノートラップキャノン(低シュート+5、吹飛係数3)250消費
パワーチャージ(1/2でタックル+2、吹飛係数4)
ボッシ
サーブルノワール(シュート+5)150消費
ネオサーブルノワール(シュート+7)200消費
ルスト
ダイビングブロック(1/4でブロック+4)100消費
アモロ
パンチング57、キャッチ55
たすけてルスト!(パンチ力+6、要ルスト)200消費
スキル・一対一+2
358 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:27:15 ID:???
○生徒会チーム 主要メンバー概略
・ピエール
全能力がケタ違いに高く、ナポレオンよりも更に一回り強い。
真正面から当たる事を避けるか、オータムスカイラブを活用するのが吉。
・岬
ピエール程では無いが全能力が高く、アリスさんと互角くらい。
聖徳ホウリューズ時代に鍛え上げられたパスカットと戦術眼は健在。
・早苗
全体的に総合力が底上げされ、ピエール、岬に次ぐ基礎力を持つ。
技の数も増えており、新必殺シュートの威力はかなり強力。
・美鈴※後半から出場予定か
サッカースクールに編入学の予定だったが、学力テストで落とされ途方に暮れていたのを、
新体制陣に拾われた形で加入。高い競り合いと必殺シュートに要注意。
・中西
相撲を活かした高いセーブ力を誇るも、実力としては中の上クラス。
威力の高い必殺シュートを撃ち続ければ点は入る。一対一に強いので要注意。
・フランスユース・ヌーヴォーの選手達
ジュニアユースメンバーの一般選手と比べ総合力が高く、ボッシやルストをも上回る。
とはいえ他に特徴や大技も無いので、タレント選手であれば充分対処可能。
359 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:31:24 ID:???
反町「(流石に敵の詳細に関する情報は少ないけれど。確かにこれだけあれば充分対策は練れそうだな)」
アリスさんの努力に関心しながら、反町は次にホワイトボードにあるフォーメーションに視線を向ける。
そこには前半戦のフォーメーションが纏められていた。
−−@−− @中西
−−A−− Aフェルベール
B−D−C Bボルン Dマルシャン Cアンギーユ
−−−−−
−G−E− Gネール Dモーリス
F−I−J F早苗 Iピエール J岬
−−−−−
−−H−− Hカイエ
生徒会(前半):4−5−1(※)
レジスタンス:4−3−3
H−J−F Hナポレオン J反町 Fボッシ
−−−−−
−−I−− Iアリス
G−−−F G静葉 Fジョルジュ
−−−−−
C−D−B Cドゴール D穣子 Bブラボー
−−A−− Aルスト
−−@−− @アモロ
(※)後半戦に新体制側が獲得した中国人選手が参加の見込み。
ポジションについてはアンギーユに代わって、DFかFWのいずれかに入る見込み。
反町「(敵チームにはまだ追加の助っ人が入る、って事か。
それは良いとして、レジスタンス側のメンバー表には、もう俺の名前が入っているな……。
皆も、俺が協力してくれると思ってくれてたのかな)」
360 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:36:28 ID:Ax3L33KI
反町「(……恐らく、このまま何も言わないでいたら、後半戦はこの布陣でスタートになるんだろうな。
だけど、本当にこれで良いか。それとも他に検討の余地があるか、一度考えてみようかな)」
クラスメイトからの無言の信頼を受けたような気がする反町は、
折角だからと、このフォーメーションについて検討してみることにした。
その結果――。
A:反町はこの布陣で良いと思った。(このまま後半戦が始まります)
B:布陣について、良い変更案が思いついた。
(部分的な入れ替えや全体のフォーメーション案など、自由に書いてください。)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
―――――
…と、いった所で外出するのでここまでです。
夜帰れたら更新したいですが、どうなるかは分かりません。
お詫び:
>>354
の能力値公開に数点ミスがありました。すみません。(他にもあったらすみません…)
・アリスさんの競り合いは49ではなく50でした。
・ボッシとルストの総合力が368となっていますが、正しくはボッシ351、ルスト350でした。
361 :
森崎名無しさん
:2016/05/08(日) 14:43:25 ID:aMjn3fc6
A
362 :
森崎名無しさん
:2016/05/08(日) 15:35:32 ID:u5rLyMZQ
A
363 :
森崎名無しさん
:2016/05/08(日) 16:40:20 ID:???
ハーフしかないし出し惜しみせずにどんどんスカイラブ使ってくのが吉かな
364 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 23:54:56 ID:???
すみません、帰りが遅くなったので今日の夜の更新はお休みします。
ところで、PS4版東方深秘録で鈴仙が自機化するみたいです(超びっくり)
鈴仙以外にも新規キャラが増えるらしいので、サグメ様とかも自機化したら良いなと思います。
今日の例大祭では新作CDも出た事ですし、合わせて入手していきたいですね。
365 :
森崎名無しさん
:2016/05/09(月) 01:03:06 ID:???
B そうだ、岬をマリーシアとかダーテイディフェンス誘発させて退場させよう
366 :
森崎名無しさん
:2016/05/09(月) 21:48:13 ID:???
B
ナポレオン「イイこと思いついた。ソリマチ、オレと一緒にピエールの顔面にシュートしようぜ」
確か(顔面含め)ブロック技持ちだから、ガッツ削りには有効な気もする
367 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/10(火) 00:24:54 ID:???
更新再開します。
>>363
敵もガッツを気にせずガンガン攻めてくるので、こちらも出し惜しみしない方が良いかもですね。
368 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/10(火) 00:26:37 ID:???
A:反町はこの布陣で良いと思った。(このまま後半戦が始まります)
反町「(……いや、これで良いかな。それに、敵の陣形を見てから微調整する時間位はあると思うし)」
反町は何も言い出さずに試合開始を待つ事にした。
そして――。
*****
実況「間もなく後半戦が始まります!
フランスサッカースクールの新たなる秩序を担うべく立ち上がった生徒会チーム対、
これまでの体制の維持を図るチーム・レジスタンス!
勝った方の教育方針が採用される事となった今、この対決は単なるサッカー勝負を越えた、
フランスサッカー界の命運が懸かった勝負と言っても良いでしょう!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「ピエール! ピエール!」「アモロ アモロ アモロ アモロ(原点回帰)」
反町「(なんで学内の試合なのに、実況や観客がいるんだろう……)」
穣子「それだけ多くの人が、フランスサッカーの将来を考えてるって事だよ!」
静葉「……そして、敗者に対する見せしめも兼ねているのでしょうね。
新体制での教育が、旧体制でのそれよりも優れていると、より多くの人達に思わせる為に」
アリス「相手が何を考えていようと問題無いわ。私とボールくんとの友情があれば無敵よ!」
ボッシ「(アリスさんってこんなキャラだっけ……)」
実況「レジスタンスチームは後半戦から反町選手及び秋姉妹の静葉選手、穣子選手の3名が追加!
反町選手はその堅実さが、秋姉妹の二人は大胆なプレーが売りの名選手であり、
これらのメンバーが生徒会チームにどう風穴を空けるかが見物です!」
369 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/10(火) 00:28:43 ID:l4+uUy/6
早苗「……まさか、裏通りで賭けサッカーやってる滅法強い中国人が美鈴さんだったなんて。驚きです」
美鈴「私だって驚きですよ。いやー、スクールの編入試験で居眠りして不合格だった時はどうしようかと思ったけど、
こんな所で同郷の士に会えるなんて! 人生、まだまだ捨てたもんじゃないですねぇ。
――ところで、これって私がスクールに編入する為のテスト試合……で、良かったんですよね?」
ピエール「――そうだ。貴女は余計な事を考えず、独力で身に着けたシノワズリサッカーを見せてくれれば良い」
美鈴「おお! 上手い事言ってくれますね! そう言われちゃったら、本気出しちゃうしかないか〜」
岬「(善良というか、お人好しというか、間抜けというか……。こんな人を騙すのは、僕の役割だったのにね。
でも、しょうがないか。僕達以上にピエールも、この試合には負けられない筈なんだから)」
中西「フフフ……見とれいフランス人どもめ。何故大相撲300年の歴史の中で横綱が68人しか居ないのか。
その理由を教えたるわ!」
実況「一方、レジスタンスチームを迎え撃つチーム生徒会の士気も万全!
後半戦より新たに助っ人外国人・紅美鈴選手を加え、1−1で終わってしまった前半戦からの巻き返しを図ります!
DFアンギーユ選手に代わって美鈴選手を加えたチーム生徒会、後半の布陣は……」
先着1名様で、
★生徒会チームの布陣→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→アンギーユ「代えは要らん。俺一人で充分だ」アンギーユさんの本気が光る!※モブ能力です
ダイヤ・ハート→美鈴はFWで出場。4−4−2の布陣だ!
スペード・クラブ→美鈴はDFで出場。4−3−3の布陣だ!
370 :
森崎名無しさん
:2016/05/10(火) 00:33:31 ID:???
★生徒会チームの布陣→
ハート6
★
371 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/10(火) 00:44:43 ID:l4+uUy/6
すみません。元の生徒会チームの布陣を見比べると、ダイヤ・ハートでの4−4−2はおかしいので、
勝手ですが、元の布陣(4−5−1)から、DFを1名減らしFWを1名増やした3−5−2の布陣、という事にします。
(今見てみると、スペード・クラブの4−3−3もおかしいですね…。4−5−1と書きたかったんだと思います)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★生徒会チームの布陣→ ハート6 ★
ダイヤ・ハート→美鈴はFWで出場。3−5−2の布陣だ!
ピエール「今日の試合、君はFWとして出て貰う。良いね?」
美鈴「あ、はい。大丈夫です! 私、新必殺シュートとかも身に付けちゃいましたし!」
実況「チーム生徒会は、美鈴選手をFWに置いた、4−4−2の布陣で後半戦に臨むようです。
4−3−3の布陣で臨むレジスタンスチーム共々、試合再開前に、それぞれの配置へと着いていきます!」
ピエール「……もうすぐ、試合が始まるな」
反町「…………」
試合開始直前、ピエールはすれ違いざまに反町に対してそう呟いた。
ごく当たり前で何の感情も無いその呟きは、淡々と反乱分子を粛清する無慈悲さからではなく、
何らかの迷いと苦悩を抱えているように、反町は思った。
反町「(ピエール……。お前にもお前なりの、事情があるって言うのか……?)」
372 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/10(火) 00:47:42 ID:l4+uUy/6
――そしてそう思うと、反町の中で彼に対して何かを投げかけたい衝動に囚われた。
試合開始までの数秒の猶予で、反町はピエールに対し……。
A:「……………」言いたい事を言わないでおく。
B:「一体何故、こんな事に……」ピエールを問いただそうとする。
C:「俺は早苗さんを信じてます」早苗の方に向かって話す。
D:「俺達の愛の力、受けてみろ!」かっこよく決める。
E:「私のシュート力は67です」ハッタリで相手を威圧する。
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
373 :
森崎名無しさん
:2016/05/10(火) 00:50:45 ID:Hh8peDv2
B
374 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/10(火) 00:51:05 ID:l4+uUy/6
――と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
投票と一緒に、後半戦のボールを決める以下の判定についてもご協力をお願いします。
先着1名様で、
★後半のボール→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→謎の姫様系アモロファン「その試合ちょっと待った! アモロ君なんかにGKは任せられん。私が出る!」
ダイヤ・ハート→レジスタンスボール
スペード・クラブ→生徒会ボール
クラブA→伝説の超アモロファン「アモロットォ……まずはお前から血祭りにあげてやるぅ……」
375 :
森崎名無しさん
:2016/05/10(火) 00:52:54 ID:uZSmCBgI
C
376 :
森崎名無しさん
:2016/05/10(火) 07:11:37 ID:???
★後半のボール→
ダイヤ7
★
377 :
森崎名無しさん
:2016/05/10(火) 07:41:22 ID:gGt8DWUU
F
「言いたいことが言えない事情があるのか…?」
なんとなくシンパシーを感じてみる
378 :
森崎名無しさん
:2016/05/10(火) 11:07:27 ID:+JefMdPw
B
379 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/11(水) 00:30:07 ID:6C+B0Fig
B:「一体何故、こんな事に……」ピエールを問いただそうとする。
反町「……いったい何故、こんな事になったんだ……?」
ピエール「――」
反町は口を開いた。ピエールは無表情でちらりと反町の方を見て、
そのまま立ち去ろうとしたが――ふと何かを思い立ったのか、こう訊き返した。
ピエール「……その理由を語れば、お前はこの試合に負けてくれるか?」
反町「……それとこれとは話が別だ。俺達は、全力でお前を倒す」
ピエール「全力で倒す、か。……フフ、なんとも自由と活力に溢れた、素晴らしい言葉だ」
ピエールは反町の言葉を反芻し、薄く憫笑すると、
今度こそ反町を背にして自身のポジションへと戻って行く。
反町「あっ、おい。結局、お前が強権的な学校運営に加担する理由ってのは一体……!?」
結局求める答えを聞けなかった反町は、ピエールを呼び止めようとしたが、
試合開始までの時間がもう無かった事と、去り際に彼が呟いた言葉に気を取られ、
それ以上問い詰める事ができなかった。……ピエールは確か、こんな事を言っていた。
ピエール「俺の家は金持ちだ。――ソリマチ。金持ちは……必ずしも、いいことばかりじゃあないぞ」
380 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/11(水) 00:31:43 ID:6C+B0Fig
★後半のボール→ ダイヤ7 ★
ダイヤ・ハート→レジスタンスボール
ワアアアアアアアアアアア……!
実況「さあ、間もなく試合開始です! 後半戦はレジスタンスボールから試合再開となっており、
トップ下のアリスさんがセンターサークルへと駆け込みました。
そして、審判がホイッスルを口に咥えて……!」
――ピィィーーーーーーッ!
反町「(この試合、絶対に負けないぞ……!)」
実況「レジスタンスのキックオフで、試合再開だ〜〜!!」
381 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/11(水) 00:34:19 ID:6C+B0Fig
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨッチャン「2か月振りになってしまいました。ヒント神・ヨッチャンです!
今回は仲間の章その1・反町の章のクライマックス。対生徒会チーム戦です!
僅か30分だけの試合とはなりますが、レイセンとは勝手が違う部分もあると思うので、
新鮮な気持ちで、決して油断せずに戦って下さればと思います!」
−−@−− @中西
−−−−−
B−A−C Bボルン Dマルシャン Cフェルベール
−−−−−
−G−D− Gネール Dモーリス
E−I−J E早苗 Iピエール J岬
−−−−−
−F−H− F美鈴 Hカイエ
生徒会:3−5−2
レジスタンス:4−3−3
H−J−F Hナポレオン J反町 Fボッシ
−−−−−
−−I−− Iアリス
G−−−F G静葉 Fジョルジュ
−−−−−
C−D−B Cドゴール D穣子 Bブラボー
−−A−− Aルスト
−−@−− @アモロ
382 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/11(水) 00:42:50 ID:6C+B0Fig
ヨッチャン「敵戦力の紹介は、
>>358
にも記載があるのでごくごく簡単にしますが。
敵は総合力において、私達レジスタンスを上回っています!
ですので、真正面からぶつかるだけでは、恐らく地力の差でジリ貧になる事でしょう。
私達は能力値はともかく、オータムスカイラブなど一部の技では相手よりも優れていますので、
こうした大技を活かして、是非とも勝利をもぎとって頂ければと思います。
最後に一点。【この試合は、負けた場合はゲームオーバーでリセット】となります。
総合力的には不利とは書きましたが、諸理由から、難易度が高い試合では無いと思いますので、
ある程度は緊張しつつ、しかし熱くなりすぎない程度にゲームを楽しんで下されば幸いです」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
***
反町「(……さて。試合開始だな! 現状は後半戦開始直後で、得点は1−1の同点。
敵味方とも全員、ガッツには支障が無い状態みたいだ。
――俺は3トップの真ん中に居て、ボールはその後ろのアリスさんが持っている状況だけど。
どうしようか。詳細な指示は出来ないにしても、ボールを貰えるよう要求してみようかな?)」
A:アリスさんからボールを貰い、中央をドリブル突破する。
B:ここは動かず、アリスさんのゲームメイクに任せる。
C:B+大きく下がって、静葉や穣子と連携を取れるようにする。
D:その他 キックオフシュートをしたい場合はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
383 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/11(水) 00:44:08 ID:???
……と、言った所で今日の更新はここまでにします。
384 :
森崎名無しさん
:2016/05/11(水) 00:48:44 ID:r3rtoenc
A
385 :
森崎名無しさん
:2016/05/11(水) 01:45:13 ID:8KAkAODc
B
386 :
森崎名無しさん
:2016/05/11(水) 08:15:24 ID:DbIPpHcQ
B
387 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/12(木) 00:02:49 ID:???
B:ここは動かず、アリスさんのゲームメイクに任せる。
反町「(いや、ここは俺がでしゃばる必要もない。ここはアリスさんの判断に任せよう)」
反町はポジションをキープしながら、中央下でボールをキープしているアリスさんの動向を伺うことにした。
アリス「(――敵のFWは美鈴と無名選手1名か。恐らく、ここを突破する事自体は容易いでしょうけど、
後に控えるピエール君にどう対処するかがポイントとなりそうね。
そういった点を踏まえると、ここは……!)」
先着1名様で、
★アリスさんの判断→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→アリスさん「見える……未来が見えるわ!!!」アリスさん、ニュータイプに目覚めそうになる。
ダイヤ→アリス「ナポレオン君に渡して、左サイドを大きく使って貰おうかしら」
ハート・スペード→アリス「今こそ私とボールくんとの友情を見せる時……! ドリブル突破よ!」
クラブ→アリス「反町君、私との必殺友情ワンツーで突破よ!」反町「(そんなワンツー、いつ覚えたっけ……?)」
388 :
森崎名無しさん
:2016/05/12(木) 00:03:23 ID:???
★アリスさんの判断→
スペード7
★
389 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/12(木) 00:11:52 ID:???
★アリスさんの判断→ スペード7 ★
ハート・スペード→アリス「今こそ私とボールくんとの友情を見せる時……! ドリブル突破よ!」
アリス「(そうね。ここは……!)――うおおおおっ! 今こそ私とボールくんとの友情を見せる時よ〜!?」
タッ、ダダダダダッ!
実況「アリス選手ここは思い切ったドリブル突破! 生徒会チームの前線を真正面から奪いにいきます!」
カイエ「……そんな勢いだけのドリブル、通して堪るか!」
美鈴「そ、そうです! ホアチョ〜〜!(……ところでアリスさんって、昔からあんなキャラだったっけ?)」
タッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
先着2名様で、
★アリス→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★カイエ→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
美鈴→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(反町とピエールで競り合い)(早苗がフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
アリスのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
美鈴のマークがダイヤ・ハートで「奇蹟脚蹴(+2、吹飛3)」が発動します。
390 :
森崎名無しさん
:2016/05/12(木) 00:16:15 ID:???
★アリス→ドリブル 56 (
クラブK
)(
2
+
4
)=★
391 :
森崎名無しさん
:2016/05/12(木) 00:18:00 ID:???
★カイエ→タックル 50 (
クラブQ
)(
3
+
4
)+(人数補正+1)=
美鈴→タックル 52 (
ダイヤ7
)(
2
+
1
)+(人数補正+1)=★
392 :
森崎名無しさん
:2016/05/12(木) 00:40:48 ID:???
アリスさんがいきなり削られた!
393 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/12(木) 00:48:29 ID:D+ANbp8k
★アリス→ドリブル 56 ( クラブK )( 2 + 4 )=62★
★カイエ→タックル 50 ( クラブQ )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=58
美鈴→タックル 52 ( ダイヤ7 )( 2 + 1 )+(人数補正+1)+(奇跡脚蹴+2)=58★
アリス「うおおおおおおおおおおっ!」
ドドドドドドッ!
カイエ「こ、こんなの止められ……うおっ!」
ガチイッ!
実況「おっと、ここでカイエ選手。アリス選手の勢いに気を奪われて脚をひっかけてしまいますが……!
――審判、ここは笛を吹かない。アドバンテージを取りました!
そしてアリス選手は前線を突破し、中盤へと向かっていきます!」
美鈴「ここは通しません! アチョ〜、『ミラクルキーック』!! ……って、アレ? もう通されてた?」
早苗「アリスさん! ここから先は通しませんよ!」
ピエール「君の個人技は本物だ。だが、残念ながら世界一では無い」
タッ、ズザアアアアアアッ!
実況「さあ、さっそく中盤の要、早苗選手とピエール選手の2名がこれ以上の突破を阻むべく、
果敢にタックルで攻めに向かいました。アリス選手、ここでも華麗なドリブルを見せるの、か……!?」
アリス「(――ここまで惹きつければ、充分ね)……ナポレオン君、後は任せたわ!」
グワァッ、バシュルルルルルルルルルッ!
394 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/12(木) 00:50:02 ID:D+ANbp8k
早苗「ふえっ? あ、あの勢いで来てパスなんですか!?」
ピエール「……直前まで止まる様子は全く無かった。
つまり、ギリギリまで俺達を惹きつける自信と覚悟があった訳か。――中々の策士じゃないか」
アリス「ふふん! サッカーはブレイン。常識よ!」
実況「アリス選手、ここは華麗なフェイント! ドリブル突破と見せかけた前線へのロングパスで、
あのピエール選手をも欺いてしまいます! 早苗選手も釣られてしまった以上、
このままナポレオン選手まで、あっさりとパスが通ってしまうのか!?」
岬「(予測通りだ)――とるっ!」
タタタタタッ、バアアアアアアッ!
実況「いや……違う! このパスに反応できた選手が一人だけ居た!
パスの方向とは正反対を守るSH、岬選手だけはこのパスを読み切って、
アリス選手が放ったパスコースに追いつき、そのまま大きく跳躍しました!!」
アリス「……!(岬太郎。……前半に引き続き、また私の動きを読み切った動きをしてきたわね。
これはつまり……彼は、私とトモダチになりたいって事かしら)」※違います
395 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/12(木) 00:51:43 ID:D+ANbp8k
先着2名様で、
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★岬→パスカット 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ナポレオン、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がフォロー)(早苗がフォロー)(ピエールがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
岬のマークがダイヤ・ハートで「ムーンサルトパスカット(+3)」が発動します。
―――――――――
と、言った所で今日の更新はここまでにします。
カイエの反則については、アリスさんが勝利しており、
試合開始直後かつ負傷もない事から、アドバンテージとして処理を省略しました。
それでは、本日もお疲れ様でした。
396 :
森崎名無しさん
:2016/05/12(木) 00:52:34 ID:???
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 (
ダイヤ9
)(
2
+
6
)=★
397 :
森崎名無しさん
:2016/05/12(木) 00:56:16 ID:???
★岬→パスカット 56 (
ダイヤ8
)(
2
+
3
)=★
乙なのです
398 :
森崎名無しさん
:2016/05/12(木) 15:26:49 ID:???
なぜアリスさんのパスが通らなかったかと言うと
アリスさんとボールくんの友情がまだまだ足りないからだ
399 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/13(金) 01:03:41 ID:Yo34WQWU
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 ( ダイヤ9 )( 2 + 6 )=63★
★岬→パスカット 56 ( ダイヤ8 )( 2 + 3 )+(ムーンサルトパスカット+3)=64★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてピエールがフォロー
真正面から打ち克つのではなく、相手を欺き出し抜く事を主眼としている点において、アリスさんと岬のプレーの根底は似通っている。
そして、これまで様々な騙し合いの場数をこなして来た岬の技術は、アリスさんのそれよりも優れていた。
バシュルルル……
岬「それっ!」
クルンッ! シュン、バチイッ……!
アリス「くうっ! 後ちょっとだったのに……!」
しかし一方で、アリスさんもまたフランスで正々堂々とした個人技を学んでいた。
そのため勝負は決して一方的な勝利では無く、岬も後僅かでボールをトラップし切る事に失敗した。
実況「あ〜っと! 相手の虚を突いたアリスさんのパスでしたが、
岬選手による機転の利いたプレーによって、惜しくも零れ球になりました!
そして、その零れたボールは……!?」
反町「……うっ!(まずい、その方向は……!)」
ポーン、パシッ。
ピエール「――ミサキ、良くやってくれた。……この恩は返す!」
ダダダダッ!
実況「ああ〜〜! ボールはなんと生徒会チームの大エース、ピエール選手の下に!
ピエール選手は敵に体勢を整えられる前に、まずは前線の敵FWを突破にかかります!」
400 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/13(金) 01:04:41 ID:Yo34WQWU
反町「くそっ。やるしか、ないのか……!」
ナポレオン「ビビるんじゃねぇ、ソリマチ。男ならツッパれや!」
ダッ、ズザアアアアアアアアアアアアアッ!
先着2名様で、
★ピエール→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ナポレオン→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
反町→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ピエール、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(早苗がフォロー)(美鈴と静葉で競り合い)(ボッシがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
ピエールのマークがダイヤで、「芸術的なドリブル(+5)」が発動します。
ピエールのマークがハートで、「マルセイユルーレット(+3)」が発動します。
ピエールのマークがスペードで、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
反町のマークがダイヤで「ネオポイゾナスタックル(+3)」が発動します。
反町のマークがハートで「ポイゾナスタックル(+2)」が発動します。
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。
ナポレオンのマークがダイヤ・ハートで「パワーチャージ(+2、吹飛4)」が発動します。
401 :
森崎名無しさん
:2016/05/13(金) 01:05:58 ID:???
★ピエール→ドリブル 56 (
ダイヤ8
)(
3
+
6
)=★
402 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/13(金) 01:07:05 ID:???
…と、言ったところで短いですが、今日の更新はここまでにします。
>>397
乙ありがとうございます。
>>398
アリスさんはまだファンタジスタじゃないですからね。今後に期待です(意味深)
403 :
森崎名無しさん
:2016/05/13(金) 01:24:11 ID:???
★ナポレオン→タックル 53 (
クラブ3
)(
6
+
2
)+(人数補正+1)=
反町→タックル 52 (
クラブA
)(
5
+
5
)+(人数補正+1)=★
404 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/13(金) 23:56:23 ID:Yo34WQWU
★ピエール→ドリブル 56 ( ダイヤ8 )( 3 + 6 )+(芸術的なドリブル+5)=70★
★ナポレオン→タックル 53 ( クラブ3 )( 6 + 2 )+(人数補正+1)=62
反町→タックル 52 ( クラブA )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=63★
≧2→ピエール、ドリブル突破。
ピエール「邪魔だ!」
タッ! ビュバッ! ……シュパァァッ!
ナポレオン「チイッ! 相変わらず気持ち悪い位洗練された動きだぜ!」
反町「(これがエル・シド・ピエールの『芸術的なドリブル』……! 間近で見ると、改めて凄い!)」
実況「ピエール選手、レジスタンスの前線を一瞬で突破!
そしてそのまま、ドリブル突破で前に出たアリスさんが戻らない内に、中盤を突破しにかかります!」
穣子「お姉ちゃん! 私、土台になる。だからここは……『オータムスカイラブタックル』だよ!!」
静葉「穣子……!(――私単身のタックルでは、ピエール君に対抗するのは厳しい。
そう言った意味では、後半戦開始早々と言えど、飛ぶしかないのかしら……)」
反町「(……静葉さんと穣子さんが逡巡している。
恐らく、『オータムスカイラブタックル』を出すか否かを検討しているんだろう。
でも、二人が悩むのも無理はない。
なぜって単純な威力で言えば、今すぐオータムスカイラブを放つのが得策だけど。
あの技は体力の消耗が大きい上に、土台になった穣子さんの動きが封じられるデメリットがある。
だから万一合体タックルに失敗した場合、DFの要である穣子さんが不在なるのは厳しい。
それなら、まずは静葉さん単身で当たらせて時間を稼ぎ、その後DF陣総出で守備に向かうのだって、
決して悪くない方法の筈だからな……」
405 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/13(金) 23:58:11 ID:Yo34WQWU
反町「(――さて。色々考えてみたけれど、どうしようか。ここは思い切って、二人に声を掛けてみようか?)」
A:静葉には、穣子を土台に「オータムスカイラブタックル」で迎撃して貰う!
B:静葉には、普通にタックルに行ってもらう。
C:その他 静葉を土台にしたい場合、うごかない場合等はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
406 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 00:04:34 ID:mqA5xs1I
B
407 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 00:10:07 ID:lNzTNtac
B
408 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/14(土) 00:30:24 ID:Z3R+9e9w
B:静葉には、普通にタックルに行ってもらう。
反町「(そうだな。ここは……)静葉さん! ここは温存で行きましょう!」
静葉「反町君……そうね。穣子、貴女はDF陣の指揮を頼むわ! 私はやっぱり、単独で行く!」
穣子「う、うん! 気を付けてね、お姉ちゃん!」
実況「静葉選手と穣子選手はつかず離れずの距離でしたが、
やがて静葉選手は左サイドから中央に寄ってピエール選手にプレスをかけていきます!」
ピエール「来たか。だが、君の儚げなプレーで果たして俺を止められるか!」
静葉「――貴方は勘違いをしているわ。終焉とは必ずしも、儚く虚しいものとは限らないのよ」
タッ、ズザアアアアアアアアアアアアッ!
409 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/14(土) 00:32:54 ID:Z3R+9e9w
先着2名様で、
★ピエール→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★静葉→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ピエール、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(美鈴がフォロー)(カイエと穣子で競り合い)(ジョルジュがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
ピエールのマークがダイヤで、「芸術的なドリブル(+5)」が発動します。
ピエールのマークがハートで、「マルセイユルーレット(+3)」が発動します。
ピエールのマークがスペードで、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
静葉のマークがダイヤ・ハートで「ロストウインドロウ(+2)」が発動します。
410 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 00:34:13 ID:???
★ピエール→ドリブル 56 (
ダイヤK
)(
5
+
1
)=★
411 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 00:36:34 ID:???
★静葉→タックル 54 (
スペード2
)(
2
+
4
)=★
412 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/14(土) 00:54:51 ID:Z3R+9e9w
★ピエール→ドリブル 56 ( ダイヤK )( 5 + 1 )+(芸術的なドリブル+5)=67★
★静葉→タックル 54 ( スペード2 )( 2 + 4 )=60★
ピエール「ハッ!」
バシュンッ! パシイィッ、――ポーンッ! ……ポムッ。
静葉「(コンマ数秒での切り替えしからのヒールリフト! 一体、どれだけの練習をすればこんなプレーが出来るっていうの。
――悔しいけれど、勝てる気がしないわ……!)」
実況「本日のピエール選手は絶好調! レジスタンスチームで最高峰のタックル力を誇る、
静葉選手の追撃をも諸共せず、そのままバイタルエリアへと突撃していきます!
生徒会チーム、後半開始早々に得点チャンスに突入だ〜〜〜!!」
美鈴「えっ!? これってもしかして、私の出番来ちゃいますか!? うわぁ、頑張ろう。ビッグになろう……!」
早苗「……!!」
ピエール「(ミサキはまだ前線に上がれていない。だから、必殺シュートで決められるのは、
俺とメイリンさん、そしてサナエを含めて3人か。さて、ここはどう攻めるべきか……」
先着1名様で、
★生徒会チームのシュート→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→カイエ「こい! おれに もってこい!」バリバリハリッ?ピエール「カイエ…!よし、そのやる気買ったぞ!」
ダイヤ→ピエール「俺がこのまま決める。『スライダーシュート』だ!」
ハート・スペード→ピエール「メイリン! 君のシノワズリサッカーを見せて貰うぞ!」
クラブ→早苗「ピエールさん、私に下さい。私の必殺シュートで、一点を挙げてみせます……!」
413 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 01:02:17 ID:???
★生徒会チームのシュート→
スペードJ
★
414 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/14(土) 01:18:04 ID:Z3R+9e9w
★生徒会チームのシュート→ スペードJ ★
ハート・スペード→ピエール「メイリン! 君のシノワズリサッカーを見せて貰うぞ!」
ピエール「(ここは不要に体力を消耗したくない。ならば……)メイリン! 君の実力、見せて貰う!」
タタタタッ……バシイッ!
実況「ピエール選手、タックルに向かわれる前にセンタリング!
これは……どうやら美鈴選手に対する高い浮き球のようです!」
美鈴「はい! 頑張ります! ホワチャ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
バッ! バババババババッ!
アモロ「ひ、ひいいっ! あの人、なんか跳びながら空中で蹴りを繰り返してるよ〜!?」
穣子「アモロ君、ビビっちゃダメ! 大丈夫。皆で協力すれば、きっと止まるんだから〜!」
ルスト「そうだ。特にアモロ。お前は先のジュニアユース大会から大きく実力を伸ばしている。
それでも一人じゃあ、そこらのアジアのキーパーにも負ける程度には厳しいが……。
お前には俺達が居る! ピエールはいないが安心して俺達に任せてくれ!」
美鈴「御託はそこまでです! さあさ、行きますよ新技ァ!
お嬢様の『バイシクルレッドサン』よろしく、空中で打ち下ろす『緋龍拳』。
――名づけて、『過頂緋龍拳』! 喰らってください!!」
ババババッ! グルンッ。―――バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
実況「美鈴選手、ピエール選手からの高い浮き球をシューーーート!!
『過頂緋龍拳』が、フランスDF陣4名とゴールキーパーのアモロ選手にぶつかっていく〜〜〜!!」
415 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/14(土) 01:19:09 ID:Z3R+9e9w
☆どのセービングをしてもらいますか?
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:たすけてルスト!(セーブ力に固定で+10されます)200消費
必殺パンチングです。ガッツを多く消費する分威力は高いです。
B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アモロセーブ力:53
美鈴の『過頂緋龍拳』の威力:62
アモロのガッツ:700/700
416 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 01:25:55 ID:AYsExO0Q
A
417 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 01:31:47 ID:lNzTNtac
A
418 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/14(土) 02:03:17 ID:Z3R+9e9w
A:たすけてルスト!(セーブ力に固定で+10されます)200消費
先着4名様で、
★美鈴→過頂緋龍拳 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ブラボー→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
ドゴール→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★穣子→ブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
ルスト→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★アモロ→たすけてルスト! 63 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カイエがねじ込み)(早苗がフォロー)(ジョルジュがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→美鈴の『過頂緋龍拳』がレジスタンスゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カイエがねじ込み)(生徒会のコーナーキック)(ジョルジュがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
美鈴の「過頂緋龍拳」には吹飛係数3があります。
穣子のマークがダイヤで、「ロイヤルスイートポテトルーム(+8、250消費)」が発動します。
穣子のマークがハートで、「スイートポテトルーム(+6、150消費)」が発動します。
穣子のマークがダイヤで「ポテトルーム(+4、100消費)」が発動します。
ルストのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
419 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 02:05:01 ID:???
★美鈴→過頂緋龍拳 62 (
スペード6
)(
5
+
4
)=★
420 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 02:10:04 ID:???
★ブラボー→ブロック 48 (
クラブA
)(
6
+
6
)+(人数補正+2)=
ドゴール→ブロック 48 (
クラブ7
)(
4
+
6
)+(人数補正+2)=★
421 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/14(土) 02:12:21 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにします。
明日は遠出して帰りが遅くなるので、多分更新できないと思います。
皆さん、本日も遅くまでお疲れ様でした。
422 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 05:42:16 ID:???
★穣子→ブロック 55 (
スペード4
)(
5
+
3
)+(人数補正+2)=
ルスト→ブロック 51 (
クラブ2
)(
1
+
1
)+(人数補正+2)=★
423 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 05:58:26 ID:???
★アモロ→たすけてルスト! 63 (
ダイヤJ
)(
2
+
3
)=★
424 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 08:10:33 ID:???
なす術もなく失点って感じ
こっからの反撃策はドリブルの方がいいかな?パス中心がいいかな?
425 :
森崎名無しさん
:2016/05/14(土) 18:39:39 ID:???
なにより岬のパスカットがやばい。
他はともかく岬にはドリブルで対向した方がいいかも。
426 :
森崎名無しさん
:2016/05/15(日) 01:05:06 ID:???
アリスを岬サイドに、空いた中央はスカイラブ+モブで防ぐ
奪ったら反町に空中戦、相手DFとの勝敗次第でFW達で刈り取るかそのままシュートってのはどうかな
427 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/16(月) 01:18:00 ID:???
すみません、今日は私用が立て込んでいたため、更新できないです(汗)
>>424-426
考えて下さりありがとうございます。
次の更新では、陣形案や簡単な作戦についての選択肢を設けますので、また検討して頂ければ幸いです。
428 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/16(月) 23:44:58 ID:???
★美鈴→過頂緋龍拳 62 ( スペード6 )( 5 + 4 )=71★
★ブラボー→ブロック 48 ( クラブA )( 6 + 6 )+(人数補正+2)=62*吹き飛び!
ドゴール→ブロック 48 ( クラブ7 )( 4 + 6 )+(人数補正+2)=60★*吹き飛び!
★穣子→ブロック 55 ( スペード4 )( 5 + 3 )+(人数補正+2)+(ポテトルーム+4)=69*減衰!
ルスト→ブロック 51 ( クラブ2 )( 1 + 1 )+(人数補正+2)=55★*吹き飛び!
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★美鈴→過頂緋龍拳 62 ( スペード6 )( 5 + 4 )+(減衰-1)=70★
★アモロ→たすけてルスト! 63 ( ダイヤJ )( 2 + 3 )=68★
≧2→美鈴の『過頂緋龍拳』がレジスタンスゴールを突き破る!
美鈴「私だって省かてれたけど! フランス流のテクを色々身に着けてたんですよ! 省かれてたけど!」
ドゴオオオオオッ!
ブラボー「ぶ、ブラボーーっ!?」
ドゴール「ぐはぁぁっ!?」
穣子「ま、負けないっ! ……ああっ!? だ、だめだったよ!?」
ルスト「俺達は、所詮この程度か……!?」
美鈴の執念溢れる連続オーバーヘッドキックはレジスタンスの守備陣をこじ開けた。
世界でも一線級……とまでは言い難いが、それでも充分勝負になる程度の威力を持ったシュートは、
穣子の技をもってしても止める事はできない。
アモロ「く、くっそおおおおおっ!」
バァァッ!
429 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/16(月) 23:46:25 ID:???
それに対してアモロが反応できたのは、当然ルストによるサインプレーによるものが大きかったが、
彼自身、この状況を自分の手で止めてやりたいという想いもあったからだった。
しかし、鍛えたとはいえど未だに世界二流に一歩届かない彼の右手は、あと僅かのところでボールを掠めてしまい――。
――バシュンッ!
……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
実況「決まった〜! ゴール! 美鈴選手の『過頂緋龍拳』が、レジスタンスのゴールを突き破ったァ〜〜!!」
美鈴「や、やったぁ!? 決まった、決まっちゃったぁ! お嬢様ー! バンザーイ!」
反町「(……そ。そんな! まだ後半戦が始まって、5分も経っていないのに……!)」
生徒会チームにとっては天国のような。
反町達レジスタンスにとっては地獄のような1点が決まってしまった。
生徒会チーム 2 − 1 レジスタンス
430 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/16(月) 23:48:52 ID:???
ボッシ「やっぱり、ピエールはすげえ……格が違いすぎる……!」
ナポレオン「ふざけてんじゃねぇ! 今回はたまたま運が悪かっただけだ。
今の布陣でもきちんと対応すれば、必ずヤツも防げる筈だ!」
ルスト「……だが、どちらにせよ。今の布陣についてはもう一度見直す必要があるな」
静葉「――そうね。私としては、ピエール君に隠れているけれど、早苗と岬君。
この二人のMFの存在が気になるわ。
二人ともそれぞれ、攻撃面と守備面において、底知れぬ存在感を醸し出しているもの」
穣子「岬くんはアリスさんの不意打ちパスを読み切った上で防いでたし、
早苗は、ピエール君のラストパスの時、FWさながらに上がっていたのが気になったよねぇ。
確かに、お姉ちゃんの言う通りかも!」
アリス「とはいえ、それで肝心のピエール君対策が疎かになってはいけないわ。
ここは単純に、MFの人数を増やす事で対応を厚くする、という方法も無くはないんじゃない?」
アモロ「あっ。それじゃあいっそ、穣子さんをボランチに置いちゃってさ。
『オータムスカイラブ』で、撃たせる前に取りまくるって作戦はどうかなぁ」
ドゴール「それ、お前が吹っ飛びたくないだけだろう!
ミノリコさんが居なけりゃ、ルストには悪いが俺達DF陣はカカシ同然だぜ?」
アモロ「う、うう〜ん。そっかぁ……」
ブラボー「(これでアモロに納得されるのも悔しい……)」
431 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/16(月) 23:50:48 ID:uoMeMncw
反町「(……皆、色々な意見が出ているな。今の布陣でもう一度ぶつかるか。
岬や早苗さんといった、ピエール以外の戦力にも警戒を割くか。
中盤の数を増やして、単純に数で勝負しようとするか。
あるいはいっそ、攻め方、守り方を根本から変えてしまうか。
どの意見も、決して間違いでは無いと思うけれど……)」
反町は一人押し黙って、皆の意見の内どれがいいかを吟味していた。その結果、反町が良いと思った戦術は……
A:作戦自体にミスはない筈だ。今のままで行く。
B:アリスを右サイド、静葉をトップ下に置き、右サイドからの攻撃に備える。
C:反町をMFにして布陣を4−4−2にし、中盤の支配力を高める。
D:穣子をボランチにして布陣を3−4−3にし、撃たせる前に取れるようにする。
E:その他 何か良い作戦があればこちらで
(参考:現在のフォーメーション)
−−@−− @中西
−−−−−
B−A−C Bボルン Dマルシャン Cフェルベール
−−−−−
−G−D− Gネール Dモーリス
E−I−J E早苗 Iピエール J岬
−−−−−
−F−H− F美鈴 Hカイエ
生徒会:3−5−2
レジスタンス:4−3−3
H−J−F Hナポレオン J反町 Fボッシ
−−−−−
−−I−− Iアリス
G−−−F G静葉 Fジョルジュ
−−−−−
C−D−B Cドゴール D穣子 Bブラボー
−−A−− Aルスト
−−@−− @アモロ
432 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:03:02 ID:DYyqqgzU
C
433 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:04:34 ID:T2wajElw
B
434 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:13:23 ID:eJeQAiS+
B
435 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/17(火) 00:28:40 ID:+Ozd9QOY
B:アリスを右サイド、静葉をトップ下に置き、右サイドからの攻撃に備える。
反町「(ここは、アリスさんを右サイドに置くのも面白そうかな……)」
――と。そう考えた反町の意識に皆が左右されたのか、
レジスタンスのメンバーは話し合いの結果、まさしく反町が思い描いた通りの布陣となった。
レジスタンス:4−3−3
H−J−F Hナポレオン J反町 Fボッシ
−−−−−
−−I−− I静葉
G−−−F Gジョルジュ Fアリス
−−−−−
C−D−B Cドゴール D穣子 Bブラボー
−−A−− Aルスト
−−@−− @アモロ
そして――。
……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
実況「さあ! 試合再開です! 後半も5分となり、残り25分とロスタイムで2点を得る必要があるレジスタンス!
苦しい戦いが想像されますが、ここはまず最初にトップ下となった静葉選手がボールをキープした!」
436 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/17(火) 00:29:53 ID:+Ozd9QOY
静葉「(……さて。ここからの攻めの組み立て方が肝心ね。中央突破か、サイドアタックか。
あるいはドリブルで押し進むか、パスやワンツーで組み立てていくか。
技術は勿論、戦術面においても優れたピエール君を突破するのは困難でしょうけど、ここは冷静に考えるのよ……)」
A:反町にパス。そのままドリブルで中央を突破する!(反町のドリブル:52)
B:ナポレオンにパス。そのまま左サイドをドリブルで突破してもらう。
C:アリスさんにパス。中盤から右サイドをドリブルで駆け上がって貰う。
D:静葉が中盤でボールキープし、反町までスルーパス。一気に前線へと繋ぐ。
E:静葉とアリスさんでワンツーをし、速攻でボールを前へと繋ぐ。
F:その他 自由選択枠 ボッシ君を使いたい人はこちらで
反町のガッツ:780/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
437 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:36:31 ID:cc72rESo
B
438 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:39:20 ID:DYyqqgzU
C
439 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:46:07 ID:eJeQAiS+
B
440 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/17(火) 00:52:27 ID:+Ozd9QOY
B:ナポレオンにパス。そのまま左サイドをドリブルで突破してもらう。
静葉「(アリスさんの突破力は相当だけど……)――ナポレオン君!
貴方のドリブル力も相当以上のものがある筈。ここは貴方が自分で局面を切り開くのよ」
バシュウッ!
ナポレオン「自分で局面を切り開けだァ? そんなん、最初っからやってるぜ!」
ドドドドドドドドッ!
実況「静葉選手からボールを受けたナポレオン選手! 猛牛の如し勢いで左サイドをえぐっていきます!」
美鈴「と、通させません!」
ダダダッ…!
実況「これにタックルへと向かえるのは、左のFWである美鈴選手ただ一人!
紅魔館の門番は、生徒会チームの前線という扉を守り切れるのか〜〜〜!?」
441 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/17(火) 00:54:01 ID:+Ozd9QOY
先着2名様で、
★ナポレオン→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★美鈴→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ナポレオン、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がフォロー)(カイエがフォロー)(早苗がフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
ナポレオンのマークがダイヤで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
ナポレオンのマークがハート・スペードで「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
美鈴のマークがダイヤ・ハートで「奇蹟脚蹴(+2、吹飛3)」が発動します。
442 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/17(火) 00:55:07 ID:???
今日の更新はここまでにします。
443 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:56:54 ID:???
★ナポレオン→ドリブル 52 (
ダイヤK
)(
3
+
6
)=★
乙です
444 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:57:07 ID:???
★ナポレオン→ドリブル 52 (
スペード2
)(
1
+
2
)=★
445 :
森崎名無しさん
:2016/05/17(火) 00:58:07 ID:???
★美鈴→タックル 52 (
クラブ3
)(
4
+
6
)=★
446 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/18(水) 00:02:23 ID:???
★ナポレオン→ドリブル 52 ( ダイヤK )( 3 + 6 )+(華麗なドリブル+3)=64★
★美鈴→タックル 52 ( クラブ3 )( 4 + 6 )=62★
≧2→ナポレオン、ドリブル突破。
美鈴「こ、こんな乱暴なだけのドリブル! 私の柔と剛の合わさった武術に勝てる訳が……」
シュンッ、クルンッ!
美鈴「へ?」
ナポレオン「誰が乱暴なだけの猪だって? もう一度言ってみろ、あん?」
実況「ナポレオン選手、美鈴選手の烈しいタックルを華麗なフェイントで見事に突破!
単に強引なだけでは無い、その裏に紳士的かつ技巧的なテクニックが隠されているのが、
彼、ルイ・ナポレオン選手の魅力です!」
早苗「成程。中々やるようですね! ですが美鈴さんは私達四天王の中では最弱っ!
この私の技巧についていけますか!?」
タッ……!
ナポレオン「そうだな。テメエ如き、この俺一人で何とかしてやるぜ! ――とでも、言いたい所だが」
バッ、バシュウッ……。
実況「そして続いてプレスに向かう生徒会チームの左サイドハーフの早苗選手に対し、
ナポレオン選手はすかさず中央へとパスを出して……!」
反町「(……これは、もしや)――返すぞ、ナポレオンッ!」
ダダダダッ、バシュウウウウウウウウウウウッ!
447 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/18(水) 00:05:13 ID:pYJtxyBU
実況「おっとこれはワンツー・リターン! ナポレオン選手、CFWの反町選手と協力しての突破を目指します!」
ナポレオン「騎士道精神なんてクソ食らえ。俺は不良だ、勝つ為に最適な手段を取らせて貰うぜ!」
先着2名様で、
★ナポレオン→ワンツー 53 (! card)(! dice + ! dice)=
反町→ワンツー 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★早苗→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ナポレオンと反町、ワンツーで中盤を突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(静葉がフォロー)(レジスタンスのスローイン)(生徒会チームのスローイン)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
早苗のマークがダイヤ・ハートで「ミラクルフルーツ(+3)」が発動します。
448 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 00:06:34 ID:???
★ナポレオン→ワンツー 53 (
ダイヤ8
)(
4
+
4
)=
反町→ワンツー 53 (
スペードK
)(
6
+
6
)=★
449 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 00:08:48 ID:???
★早苗→パスカット 52 (
クラブJ
)(
4
+
3
)=★
450 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/18(水) 00:37:02 ID:pYJtxyBU
★ナポレオン→ワンツー 53 ( ダイヤ8 )( 4 + 4 )=
反町→ワンツー 53 ( スペードK )( 6 + 6 )=65★*フラグ習得!
★早苗→パスカット 52 ( クラブJ )( 4 + 3 )=59★
反町「……早苗さん」
早苗「――反町、くん……!」
溌剌とパスカットに躍り出た早苗の表情が、反町に接近すると同時に僅かに曇った。
反町はその表情の真意を掴み取りたく、言葉を開きかけるが……。
反町「(……止めだ。言葉で伝えるなんて、俺らしくもない!)……早苗さん。これが、止められるか!」
――タッ、バシュンッ!
早苗「えっ……! は、早い!」
反町は言葉ではなく、行動で示す事にした。
右脚のトーキックを思わせてから、左脚を大きく突き出してアウトサイドで左サイドへと蹴り戻す。
素早く激しい一連の動作の中に、反町は早苗への複雑な感情を剥きだした。
実況「反町選手、素晴らしいリターン! ボールは早苗選手とボランチのネール選手の間を抜けて、
ナポレオン選手の下へと戻りました! そしてここで、レジスタンスは得点のチャンスだ!!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「後半8分で漸くシュートか」「ここで決めて2−2の同点。厳しいな」「どすこーい!」
451 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/18(水) 00:38:53 ID:pYJtxyBU
反町「(俺……中西のデータはあまり持っていないんだよな。
単純なセーブ力は若島津以下だけど、相撲を活かした一対一は中々のものとは聞いているけれど。
ここはどうするべきか? 警戒されているが、強力な必殺シュートのある俺やナポレオンで行くか。
それとも奇襲や相手の油断を期待して、やや実力で劣るボッシに任せてみようか……?)」
A:低い浮き球を貰い、「ポイゾナスオーバー」で決める!(威力:63)250消費
B:グラウンダーで、「スコーピオンドライブ」を撃つ!(威力:62、ポスト無効)250消費
C:ナポレオンに「メガキャノンシュート」を撃って貰う。(威力:64、1/4で失敗)
D:ボッシに、「ネオサーブルノワール」を撃って貰う。(威力:59)
E:このままナポレオンにドリブル突破させ、一対一を狙って貰う。
F:このままバイタルエリアでボールキープ。アリスさんや静葉が上がるのを待つ。
G:その他 強烈なシュートや静葉のロングシュートを狙いたい方はこちらで
反町のガッツ:760/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*反町がパスフラグを習得しました。次に11以上で勝利した場合、フラグを回収します。
452 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 00:48:29 ID:A8uPkVh6
A
453 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 00:54:53 ID:WvZZXWPk
A
454 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/18(水) 01:04:32 ID:pYJtxyBU
Aが選ばれた!…と、言った所で今日の更新はここまでにしますが、
また更新の円滑化の為、事前に判定表を引いて頂ければ幸いです。
先着4名様で、
★反町→ポイゾナスオーバー 63 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ネール→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
ボルン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★マルシャン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
フェルベール→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★中西→パンチング 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがねじ込み)(ボッシがねじ込み)(モーリスがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→反町の『ポイゾナスオーバー』が生徒会ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがねじ込み)(ボッシがねじ込み)(モーリスがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
反町の「ポイゾナスオーバー」には吹飛係数5があります。
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)
中西のマークがダイヤ・ハートで「突っ張りディフェンス(+3)」が発動します。
>>443
乙ありがとうございます。
最近中々時間が取れませんが、限られた時間でもメリハリのある面白い展開に出来ればと思っています。
455 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 01:13:19 ID:???
★反町→ポイゾナスオーバー 63 (
クラブJ
)(
6
+
2
)=★
456 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 01:23:36 ID:???
★ネール→ブロック 50 (
クラブJ
)(
3
+
3
)+(人数補正+2)=
ボルン→ブロック 52 (
ダイヤA
)(
2
+
1
)+(人数補正+2)=★
457 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 03:22:50 ID:???
★マルシャン→ブロック 52 (
ハート7
)(
4
+
2
)+(人数補正+2)=
フェルベール→ブロック 52 (
ダイヤ7
)(
1
+
3
)+(人数補正+2)=★
458 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 03:24:40 ID:???
★中西→パンチング 59 (!をcard)(
5
+
5
)=★
459 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 03:25:42 ID:???
★中西→パンチング 59 (
クラブ3
)(
4
+
2
)=★
460 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 19:15:14 ID:???
妖夢「こっちにおいでよ……」
461 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 19:34:54 ID:???
サルサノ「(俺はゲシュマイディッヒ・パンツァーをシンクロ召喚しているけど…)」
サルサノ「(何で、ナカニシはウドンのドンブリをシンクロ召喚しているんだ?)」
462 :
森崎名無しさん
:2016/05/18(水) 22:34:21 ID:???
妖夢病
463 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/19(木) 00:50:40 ID:wg+wNH9o
A:低い浮き球を貰い、「ポイゾナスオーバー」で決める!(威力:63)250消費
反町「(……いや。ここは行くしかない!)……ナポレオン、頼む! 俺に低い浮き球を……!」
ナポレオン「まずは自分から、ってか! 気に入らねえが、まあいいさ、決めて来い!」
バシュウッ…!
実況「反町選手、ナポレオン選手とのワンツーでペナルティエリアに切り込む!
そしてブロックに備えるDF陣を尻目に、低い浮き球にボールを合わせて……!」
反町「くらえ生徒会チーム! これが俺の『ポイゾナスオーバー』だ!」
★反町→ポイゾナスオーバー 63 ( クラブJ )( 6 + 2 )=71★
★ネール→ブロック 50 ( クラブJ )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=*吹き飛び!
ボルン→ブロック 52 ( ダイヤA )( 2 + 1 )+(人数補正+2)=★*吹き飛び!
★マルシャン→ブロック 52 ( ハート7 )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=*吹き飛び!
フェルベール→ブロック 52 ( ダイヤ7 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=★*吹き飛び!
★中西→パンチング 59 ( クラブ3 )( 4 + 2 )=65★*吹き飛び!
※シューターとキーパーの数字の和が14かつマーク一致の為、シュートは枠外になります。
グルンッ、バシュウウウウッ! ……ドガドガドガァァッ!
生徒会チームDF陣「ぐ、ぐわああっ……!」
中西「な、なんやコレ……! 何が反町はB級や。まるっきり、データとは違うやないか!」
実況「反町選手、勢いある低空オーバーヘッドでゴールを射抜く〜〜!
生徒会チームの精鋭DF達は、これに全く太刀打ちできず、残された壁は中西選手のみ!!」
464 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/19(木) 00:52:16 ID:wg+wNH9o
中西「ぐ、ぐおおおおっ!(だ、ダメ……か……!?)」
バアアッ……! ドゴオオッ! ――ピイイッ!
中西「……って、あん?」
反町「(し、しまった! 少し力み過ぎたか……!)」
実況「そして反町選手……ここで痛恨のミス! 生徒会チーム最後の扉・中西選手を吹き飛ばしつつも、
シュートコースを高め過ぎてしまい、そのまま枠外へ!
後少しでしたが、レジスタンスの攻勢はもう終わり。生徒会チームの反撃が続きます!」
中西「フウ〜ッ、間一髪やったな。さァて……もう一発、来てみさらせ!」
グワァァァッ、バゴオオオオッ!
実況「ゴールキーック! 中西選手がボールを大きく蹴りだしました!!
グングンと前線へと伸びていく、このフィードの受取先は……!?」
先着1名様で、
★ゴールキックの行方→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→中西「うっ、持病の糖尿病が!」その時、中西倒れる! 選手交代、ジュスト!
ダイヤ→中盤センターサークル付近で、アリスさんがフォロー。しかし傍にはピエールが迫る!
ハート→中盤やや深めの位置で、カイエがフォロー
スペード→中盤センターサークル付近で、岬がフォロー
クラブ→中盤やや深めの位置で、美鈴がフォロー
465 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/19(木) 00:54:02 ID:???
…と、言った所で短くて恐縮ですが、今日の更新はここまでにします。
>>460
,
>>462
ま、まだ妖夢さんの境地には至ってないから…
>>461
一瞬中西がうどんちゃんを召喚したのかと思いましたw
本日もお疲れ様でした。
466 :
森崎名無しさん
:2016/05/19(木) 01:02:43 ID:???
DFもキーパーも触っているというのに、おのれ腐乱ス審判!!
467 :
森崎名無しさん
:2016/05/19(木) 01:03:43 ID:???
★ゴールキックの行方→
ハート10
★
468 :
森崎名無しさん
:2016/05/19(木) 19:52:11 ID:???
本編なら枠外の場合コーナーキックですよ
ウルグアイ戦火野の倍速トルネードシュート参照
469 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/21(土) 02:25:48 ID:???
>>466
すみません、選手が吹き飛んでる(=ボールに触れてる)場合は常識的に考えてコーナーキックでした(汗)
>>464
の描写と判定はなかった事にして、コーナーキックの選択肢を出します。
>>468
情報提供ありがとうございます。
他にもハンブルグ戦でカルツがロビングシュートを枠外にした時はゴールキックだったので、
本編はしっかりその辺りを考えた上で描写されているようです。
470 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/21(土) 02:27:28 ID:DAzxbZyQ
(
>>463
のシュートの判定後から再開します)
グルンッ、バシュウウウウッ! ……ドガドガドガァァッ!
生徒会チームDF陣「ぐ、ぐわああっ……!」
中西「な、なんやコレ……! 何が反町はB級や。まるっきり、データとは違うやないか!」
実況「反町選手、勢いある低空オーバーヘッドでゴールを射抜く〜〜!
生徒会チームの精鋭DF達は、これに全く太刀打ちできず、残された壁は中西選手のみ!!」
中西「ぐ、ぐおおおおっ!(だ、ダメ……か……!?)」
バアアッ……! ドゴオオッ! ――ピイイッ!
中西「……って、あん?」
反町「(し、しまった! 少し力み過ぎたか……!)」
実況「そして反町選手……ここで痛恨のミス! 生徒会チーム最後の扉・中西選手を吹き飛ばしつつも、
シュートコースを高め過ぎてしまい、そのまま枠外、レジスタンスのコーナーキックです!」
中西「……フン。首の皮一つ繋がった感じか」
471 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/21(土) 02:29:05 ID:DAzxbZyQ
ボッシ「……おい、どうするんだ? このコーナーキック」
ナポレオン「状況は良くねぇな。ピエールの奴が守備に戻って来てやがる。
あいつはブロッカーとしてもフランスでは一流。生半可なシュートじゃ、防がれちまうぞ」
静葉「――でも、幾らピエール君が天才と言えど、彼は一人よ。
生徒会チームもMF、DFほぼ総出で守りに出るようだけど、必ずどこに警戒の穴がある筈。そこを狙えば……」
アリス「(どうしよう……私の台詞取られちゃった……。しかもこの文脈じゃあ、
「私の『アーティフルドライブ』だったら直接狙えるかも!」……とか言えないじゃないのよぉ……)」
反町「(――単純に火力だけを考えれば、俺の「ポイゾナスオーバー」が一番だという自信はある。
だけど、もう一回アレを撃てば、確実に今後のパフォーマンスに響くだろうな……。
そう言った意味では、威力はやや劣るけどそれでも充分なナポレオンの『ノートラップキャノン』や、
警戒の薄そうなボッシの『ネオサーブルノワール』も選択肢としては悪くない。
他には……そうだ。これだけシューターが居るんだから、スルーやポストプレイも有効かもしれないな。
さて、ここはどうするべきか……)」
A:もう一度「ポイゾナスオーバー」で決める!(威力:63)250消費
B:ナポレオンに「ノートラップキャノン」を撃って貰う。(威力:61)
C:警戒の薄そうなボッシに「ネオサーブルノワール」を撃って貰う。(威力:59)
D:アリスさんに直接「アーティフルドライブ」を撃って貰う。(威力:59+2)
E:もう一度「ポイゾナスオーバー」…と見せかけてスルー。ナポレオンかボッシに渡す。(反町のスルー:57)
F:もう一度「ポイゾナスオーバー」…と見せかけてポストプレイ。※渡したい相手を更に選択(反町のポストプレイ:56)
G:その他 静葉さんにシュートを撃って貰いたい場合等はこちらで
反町のガッツ:510/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
472 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/21(土) 02:31:37 ID:???
今日の更新はここまでです。
473 :
森崎名無しさん
:2016/05/21(土) 02:33:32 ID:O5ZsVVbQ
F
474 :
森崎名無しさん
:2016/05/21(土) 03:48:29 ID:7ulaAtaA
D
475 :
森崎名無しさん
:2016/05/21(土) 05:35:30 ID:uHTrEHBs
F
476 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/21(土) 12:34:21 ID:DAzxbZyQ
Fに決まったので、ポストプレイの渡し先だけ先に投票します。
F:もう一度「ポイゾナスオーバー」…と見せかけてポストプレイ。※渡したい相手を更に選択(反町のポストプレイ:56)
A:ナポレオンに渡す。
B:ボッシに渡す。
C:アリスさんに渡す。
D:静葉に渡す。
E:その他 ジョルジュ君に渡したい方はこちらで
反町のガッツ:510/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
477 :
森崎名無しさん
:2016/05/21(土) 12:41:33 ID:eZ4X6XcQ
B
478 :
森崎名無しさん
:2016/05/21(土) 13:42:44 ID:N1hQ394Q
C
つーか習得タイミング的にアリスさんが必殺シュート出来るって誰も知らないと思うんだ
479 :
森崎名無しさん
:2016/05/21(土) 13:48:52 ID:SWHVLTjg
C
480 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/22(日) 01:31:37 ID:74DEkucw
C:アリスさんに渡す。
アリス「じ〜っ……」
反町「あのー、アリスさんが何かを言いたげにしているような気が……」
会話に入りたくても入れない負のオーラを感じた反町が、
軽い親切心からアリスさんの発言を促すと。
アリス「……べ、別に発言のタイミングを伺ってた訳じゃないんだからね!
あの、でもね? もしアレなら、私にボールを渡してくれても良いかなーって……」
ナポレオン「――どういう事だ。話してみやがれ」
アリス「え、ええ! つまりは、私も最近ミドルシュートを身に付けたんだけど、
それを上手く使えば、相手に奇襲を掛ける事が出来るんじゃないかと思うのよ」
ボッシ「奇襲……。コーナーから直接狙うとかか?」
アリス「それだと、ピエール含め、敵のDF陣の一斉ブロックに阻まれてしまうわ。
だから、その守備陣の警戒を分散させる事で、より安全にシュートへと持って行くの」
静葉「警戒を分散と言うと、……FWによるポストプレイかしら?」
自分が他者と円滑にコミュニケーションを取れている事に満足し、アリスは得意げに頷いた。
アリス「ええ。具体的には、安定して強力なシュートを持つ反町君にやって貰うの。
彼、空中戦にもそこそこ強そうだから、ピエールが飛んでこない限りはまず通せると思うし……」
反町「……ピエールがクリアに向かった場合でも、最低あいつをブロックに向かわせない程度の効果はある。
分かりました。俺、やってみます」
481 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/22(日) 01:33:32 ID:74DEkucw
ナポレオン「お前に任せきりというのが俺としては気に食わんが、実力面からして順当だ。
オイ、まっすぐ行けば勝てんだからな。ヘマするんじゃねえぞ」
そして最終的にアリスさんの案が通り。
反町はナポレオンから評価されているのかどうか良く分からないゲキを入れられて――。
ピィィィッ!!
実況「さあ! 今は後半9分でレジスタンスのコーナーキック。
キッカーはボッシ選手で、ホイッスルと共に生徒会チームのボランチ及びDF。
そしてピエール選手が入り込むペナルティエリアへとボールを放り込み……!」
反町「いくぞ……!」
グワァァァァッ……!
実況「きた〜〜! ボールは再び反町選手の足元へ! 先程は手痛い枠外と終わりましたが反町選手!
これは二度目の正直を狙っているのか〜〜〜!?」
ピエール「(ここは……!)」
先着1名様で、
★敵の動向→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→全員反応できず、アリスさんにフリーでボールが渡る!
ダイヤ・ハート→ネールとモーリスがクリアに向かう!
スペード・クラブ→ピエールが単身クリアに向かう!
482 :
森崎名無しさん
:2016/05/22(日) 01:38:33 ID:???
★敵の動向→
ダイヤ9
★
483 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/22(日) 01:44:51 ID:74DEkucw
★敵の動向→ ダイヤ9 ★
ダイヤ・ハート→ネールとモーリスがクリアに向かう!
ピエール「(ソリマチが撃ってくるか。だとしたら、俺はブロックに備えるべき……!?)」
反町「ピエール。……シュートを撃つだけが、FWの仕事じゃないんだぞ!」
グワァァァッ……バシュウッ!
実況「あ〜っと、反町選手これはシュートに見せかけた低いパス!
右脚を振り抜かず、スペースの空いたペナルティエリア前へと器用にボールをはたき込みます!」
ネール「く、くそっ!」
モーリス「させるか!」
実況「それに対してクリアへと向かうのは、生徒会チームのボランチ二人!
ですが空中戦では反町選手に一定の分がある! 果たして勝てるのでしょうか〜!?」
484 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/22(日) 01:46:45 ID:74DEkucw
先着2名様で、
★反町→低いポストプレイ 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★モーリス→低いクリア 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ネール→低いクリア 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町、ポストプレイ成功。アリスさんにボールが渡る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(ボッシがフォロー)(ピエールがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)
485 :
森崎名無しさん
:2016/05/22(日) 01:47:57 ID:???
★反町→低いポストプレイ 56 (
ハート2
)(
3
+
3
)=★
486 :
森崎名無しさん
:2016/05/22(日) 01:56:00 ID:???
★モーリス→低いクリア 51 (
ダイヤQ
)(
3
+
1
)+(人数補正+1)=
ネール→低いクリア 51 (
ダイヤ3
)(
6
+
6
)+(人数補正+1)=★
487 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/22(日) 02:04:13 ID:74DEkucw
★反町→低いポストプレイ 56 ( ハート2 )( 3 + 3 )=62★
★モーリス→低いクリア 51 ( ダイヤQ )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=56
ネール→低いクリア 51 ( ダイヤ3 )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=64★
ネール「我らフランスユース・ヌーヴォーの実力を舐めて貰うな!」
バァァッ! ガシイイイッ。ポーーーーンッ!
反町「な、なにィ!?」
実況「あ〜〜っと! 反町選手上手いポストプレイでしたが、ここはネール選手の健闘に阻まれる!
生徒会チームはクリアに成功し、ボールは中盤へとグングン伸びていきます。これをフォローするのは……!?」
先着1名様で、
★クリアの行先→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→敵チームはボール追いつけず、穣子がフォロー。
ダイヤ・ハート→左サイドの早苗がフォロー。静葉がタックルに!
スペード・クラブ→右サイドの岬がフォロー。ジョルジュがパスカットに!
488 :
森崎名無しさん
:2016/05/22(日) 02:18:41 ID:???
★クリアの行先→
ハートQ
★
489 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/22(日) 02:34:59 ID:74DEkucw
★クリアの行先→ ハートQ ★
ダイヤ・ハート→左サイドの早苗がフォロー。静葉がタックルに!
パシッ。
早苗「……さて。追加点を狙いに行きますよ!」
ダダダダダッ!
実況「ボールをフォローしたのは、守備に下がったピエール選手にトップ下寄りの位置についた、
生徒会チームの早苗選手! それに対してタックルに向かえる選手はただ一人!
攻めに上がったアリス選手に代わり中盤を支配する静葉選手のみです!」
静葉「(ここで早苗に上がられたら、3点目のリスクが非常に高まる。
後半も残り20分を切った中、2点の差をひっくり返すのは非常に難しいから、
ここは何としてもボールを取っておきたい。
でも、穣子の力を借りて『オータムスカイラブタックル』をしては、万一の時のブロッカーが不在となる。
どうすれば良いの……!?)」
A:穣子を土台に「オータムスカイラブタックル」で迎撃する!(威力:59)150消費
B:普通にタックルに行ってもらう。(威力:54)
C:その他 静葉を土台にしたい場合、うごかない場合等はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
490 :
森崎名無しさん
:2016/05/22(日) 08:37:09 ID:Pj/Pd/rk
A
491 :
森崎名無しさん
:2016/05/22(日) 08:42:03 ID:sVnolMZ+
A
492 :
森崎名無しさん
:2016/05/22(日) 09:06:22 ID:y9puCxRE
A
493 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/23(月) 00:55:24 ID:CwQtiOg6
A:穣子を土台に「オータムスカイラブタックル」で迎撃する!(威力:59)150消費
静葉「(……ここはもう検討の余地は無い。あらゆる手を使ってでも、止める!)――穣子!」
穣子「……! うん、お姉ちゃん! 飛んで!」
タタタタッ……ガッ、シィィィィィン!
静葉「秋も近づく八十八夜〜〜〜〜!!」
実況「早苗選手が接近する中、レジスタンスは切り札を切った〜〜〜!
静葉選手、DFの穣子選手のオーバーラップによる協力も得て、合体プレーで空を飛ぶ!
これが秋姉妹名物のオリジナル曲芸サッカー、『オータムスカイラブタックル』だ〜〜〜!」
早苗「な、なーにがオリジナルですかっ。サッカーで人が空を飛ぶ位、外の世界でも常識です!
この位……私だって、負けないんだからっ!」
494 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/23(月) 00:58:53 ID:CwQtiOg6
先着2名様で、
★早苗→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★静葉→オータムスカイラブタックル 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→早苗、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(美鈴がフォロー)(カイエと穣子で競り合い)(ドゴールがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
早苗のマークがダイヤ・ハートで、「グレイソーマタージ(+4)」が発動します。
早苗のマークがスペードで、「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
495 :
森崎名無しさん
:2016/05/23(月) 01:07:00 ID:???
★早苗→ドリブル 54 (
スペードA
)(
5
+
6
)=★
496 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/23(月) 01:21:12 ID:???
すみません、今日の更新はこれだけです(汗)
497 :
森崎名無しさん
:2016/05/23(月) 01:37:23 ID:???
★静葉→オータムスカイラブタックル 59 (
ハートQ
)(
4
+
4
)=★
498 :
森崎名無しさん
:2016/05/23(月) 16:13:56 ID:???
きついわ
499 :
森崎名無しさん
:2016/05/23(月) 20:02:04 ID:???
ダイスが腐って負けたときはペナルティ軽めにお願い出来ませんかね出来ませんかそうですよね……
500 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/24(火) 01:31:55 ID:???
>敗北時のペナルティについて
敗北時は
>>382
で書いたようにゲームオーバーでリセットになります。(再開箇所は本スレ風に指定可能とします)
数値的なペナルティはありません。リセットなので、これまでの時間と所得したフラグは無効となりますが…
ゲームオーバーの目安としては、後半残り半分を切って2点差の状況くらいでしょうか。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★早苗→ドリブル 54 ( スペードA )( 5 + 6 )+(華麗なドリブル+3)=68★
★静葉→オータムスカイラブタックル 59 ( ハートQ )( 4 + 4 )=67★
静葉「ハァァァーーーーッ!」
早苗「(凄いスピード。それだけじゃない、あんなにメチャクチャなタックルなのに、狙いも正確!)
……だけど。それがどうしたって言うんですかぁ!」
タッ! シュパッ! シュンッ!
弾丸の如く迅速かつ緻密にボールを狙う静葉に、早苗は自身が取り得る最高の『華麗なドリブル』で応えた。
早苗の技は静葉と穣子の合体技に遠く及んでいなかったが、しかしそこには強い意思の力があった。
――バチイイイッ!
静葉「そ、そんな。私達のオータムスカイラブが……!?」
早苗「静葉さん、そして穣子さんも。……私は、貴女達には絶対に負けない!」
――一体何が早苗をここまで推し進めるのか、その理由を静葉達は知らない。
しかし、早苗は間違い無く強い精神力を持って静葉達に真正面から挑み、
――その結果、ボールを前方へと零させる事に成功した。そして……。
501 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/24(火) 01:34:15 ID:p5uDJ3bM
美鈴「あれっ!? 穣子さんが前に出ている今。これってシュートチャンスじゃ!?
ようし! さっきは大技で行ったし、今度は定番の地上シュートで……!」
グワァァァァッ……!!
実況「ああ〜〜〜! 美鈴選手ここでシュートの構え!
これは恐らく、美鈴選手が得意とする連続弾丸シュート『緋龍拳』!
先程レジスタンスゴールを奪ってみせたオーバーヘッド版と比べて威力は劣りますが、
それでもFWとして充分及第点の威力を持った大技です! これをどう防ぐのか〜!?」
ルスト「まずいな。ここを防がないとやられる!」
ブラボー「ブロックにいけるのは俺とルスト。ブラボーは……フォロー役にでもなって貰った方がマシか。
アモロ、後は任せたぞ!」
アモロ「そ、そんなァ!?」
観客「アモロ アモロ アモロ アモロ」
美鈴「いきますよ! ひりゅうのけん改め『緋龍拳』! 緋き力にひれ伏しなさい!」
――バシッ、バシッ、バシッ、バシッ……ドゴオオオオオオオオオオッ!
502 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/24(火) 01:36:02 ID:p5uDJ3bM
☆どのセービングをしてもらいますか?
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:たすけてルスト!(セーブ力に固定で+10されます)200消費
必殺パンチングです。ガッツを多く消費する分威力は高いです。
B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アモロセーブ力:53
美鈴の『緋龍拳』の威力:59
アモロのガッツ:540/700
503 :
森崎名無しさん
:2016/05/24(火) 01:55:44 ID:ydzppuFk
A
504 :
森崎名無しさん
:2016/05/24(火) 02:40:29 ID:EuhZEzjk
A
505 :
森崎名無しさん
:2016/05/24(火) 14:27:56 ID:???
この悪い流れ、それでもアモロなら……アモロならきっと何とかしてくれる……!!
506 :
森崎名無しさん
:2016/05/24(火) 21:05:20 ID:???
アモロ アモロ アモロ アモロ アモロ アモロ
507 :
森崎名無しさん
:2016/05/24(火) 21:09:56 ID:???
アモロ「まだあわてるような点差じゃない」
508 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/25(水) 01:42:02 ID:Ez1PFeWk
A:たすけてルスト!(セーブ力に固定で+10されます)200消費
先着4名様で、
★美鈴→緋龍拳 59 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ブラボー→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ルスト→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★アモロ→たすけてルスト! 63 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カイエがねじ込み)(ドゴールがフォロー)(ジョルジュがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→美鈴の『過頂緋龍拳』がレジスタンスゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カイエがねじ込み)(生徒会のコーナーキック)(ドゴールがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
美鈴の「緋龍拳」には吹飛係数4があります。
ルストのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
509 :
森崎名無しさん
:2016/05/25(水) 01:48:35 ID:???
★美鈴→緋龍拳 59 (
スペード5
)(
6
+
6
)=★
510 :
森崎名無しさん
:2016/05/25(水) 01:55:01 ID:???
★ブラボー→ブロック 48 (
ダイヤA
)(
5
+
3
)+(人数補正+1)=
ルスト→ブロック 51 (
ハート7
)(
3
+
4
)+(人数補正+1)=★
あかん
511 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/25(水) 02:13:05 ID:???
今日の更新はこれだけにします(汗)
ここで美鈴がゴールを決めても、逆転の芽はある的なイベントを挟んでもう少し続行とします。
ただそれでもダイスに愛されないような場合は、ゲームオーバーでリセットにしようと思います。
>>505
本スレよりも超強化してるので、たすけてセービングを使ったアモロ君はそこそこは堅いんですが…
>>506
全てはこのコールから始まったんですよね(違)
>>507
アモロとかブルノさんとかじゃなかったらまだ何とかなりますね>2点差
512 :
森崎名無しさん
:2016/05/25(水) 02:13:54 ID:???
★アモロ→たすけてルスト! 63 (
スペードQ
)(
1
+
4
)=★
513 :
森崎名無しさん
:2016/05/25(水) 05:28:29 ID:???
いわばこれはリオカップのようなものだから様式美と言えるのではないだろうか(錯乱)
514 :
森崎名無しさん
:2016/05/25(水) 14:37:24 ID:???
オールスター並みのダイスの偏りが見える
515 :
森崎名無しさん
:2016/05/25(水) 15:20:01 ID:???
最初から流れをもってこれなかったけどシュート外してから本当にひどい
つまり妖夢が悪い
516 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/26(木) 01:03:49 ID:???
>>513
リオカップの合間の遠征編なんで誤差の範囲内ですね。テクモ版3的に考えて。
>>514
オールスター戦はまさしく悲劇でしたね…
>>515
反町は妖夢だった……?
517 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/26(木) 01:05:16 ID:???
★美鈴→緋龍拳 59 ( スペード5 )( 6 + 6 )=71★
★ブラボー→ブロック 48 ( ダイヤA )( 5 + 3 )+(人数補正+1)=57*吹き飛び!
ルスト→ブロック 51 ( ハート7 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=59★*吹き飛び!
★アモロ→たすけてルスト! 63 ( スペードQ )( 1 + 4 )=68★
ゴオオオオオ……ッ!
美鈴「(き、決まった……! 完璧に決まった!
パチュリー様じゃないけど、完璧すぎて裏がありそうな位に決まったわ……!?)」
美鈴はボールを蹴り切った後、恍惚染みた達成感に取り憑かれる。
それ程までに、今の自身のシュートが完璧だったという自信があり――その自信は程無く確信に変わった。
ブラボー「ま、またか……!?」
ルスト「くそっ! 決して御しきれないボールじゃないのに……!」
ドゴオオオオオオッ!
まず、ブラボーとルストはシュートの威力に耐え切れず吹き飛んだ。
ただし、これは美鈴が会心のシュートを放たずともある程度は予想できる事だった。
アモロ「(……駄目だ。このままじゃあ負ける! 僕が、僕が頑張らないと……!)」
グッ……。
彼女のシュートの素晴らしさを証明したのは皮肉にもアモロだった。
跳躍のタイミングは既にルストが示してくれていて、後は飛び出すだけとなった状態で、
アモロは力強く拳を握り、普段の気弱な彼らしからぬ覚悟を決めていた。
518 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/26(木) 01:06:34 ID:???
アモロ「(……学校には、嫌な思い出もあった。ナポレオンにイジメられたり、先生から補修で叱られたり……。
だけど、それ以上に楽しい思い出も多かった。皆と食べるお弁当、文化祭、そしてサッカーの練習!
今まで僕は皆に守られてきたけれど、それじゃあ駄目なんだ。僕が……守る!)
――う、うおおおおっ!」
バァァァァッ!!
アモロは思い切って飛んだ。ザルキーパーの蔑称が付いて回る彼だが、
フランス代表として選ばれるだけあって、その身体能力は決して劣等ではない。
気弱すぎる性格が邪魔しているだけであり、完全に本気を出したアモロのパンチングは、
カメルーンのマハラチーニを上回り、ポーランドのジャイッチの全力セーブにも匹敵する。
それが果たして本当に凄いのか、と問われれば微妙だが、
少なくとも美鈴の全力でないシュートではあれば、まず問題無く防げる程度の実力はある筈なのだ。
しかし――。
バチイイイイッ……!
アモロは吹き飛ばされはしなかった。その前に全身を使ってボールを抑え込んだ。
キャッチできなくても良い。最悪、弾くだけでも良い。
そんな思いでのダイビングは一瞬報われるかと思われたが――。
しかし、ここで美鈴のシュートが会心の出来であった事が影響してしまう。
グッ、ググッ……ギュンッ!
アモロ「あ、そ、そんな……!? 僕のボールが……!」
519 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/26(木) 01:09:04 ID:???
美鈴のシュートはアモロの身体をも飛び出して、ゴールへと推進していく。
アモロは決死の覚悟を嘲笑われた事に対して狼狽するも、それ以上に身体が動かない。
ボールはコロコロとゴールネットへと吸い寄せられて行き――。
パサッ……。
――ピピィィィィィィイイイイイイイイイイイイイッ!!
レジスタンス 1 − 3 生徒会チーム
実況「呆気なく決まってしまいました。これで試合は1−3!
生徒会チームが、後半15分を目の前にして、決定的な3点目を挙げてしまいました!
ゴールしたのはこの試合2得点目の美鈴選手! これは素晴らしい活躍です!
そしてレジスタンスは一気に厳しくなりました。確かにナポレオン選手、反町選手はまだ余力を残していますが、
これから15分以内に、ピエール選手や早苗選手、岬選手の網の目を潜り抜けて3点以上を上げる事が、
どれだけ厳しい事であるかはお分かりでしょう! レジスタンス、敗色濃厚だがどうする〜〜!?」
観客「ワアアアアアアアアアアア!!」「やはりフランスサッカーを支えるのはピエールだな」「ですよねー」
反町「(……一体どうしてこうなったんだ。俺がシュートを外したから……?
静葉さん達がタックルに失敗したから……? アモロの成長以上に、美鈴さんのシュートの調子が良かったから……?)」
――反町は頭を抱えていた。自分達の作戦や行動が失敗だったとは思わない。
ただ、それ以上に相手の動きが自分達の想像を上回っていた。その要因は必然かそれとも偶然か。
いずれにせよ、これらの事実は反町の精神を大きく蝕み――やがて、心の奥底に封印したある感情が、
自分に代わって答えを導き出そうとしていた。
反町「(……やっぱり、ピエールのような。日向や森崎のような奴が居ないと駄目なんだ。
俺のような小市民ではどうしようも無い、良く分からない『何か』ってあるんだなぁ。
何やってたんだろ、俺。試合開始前、穣子さん達を抱いてここまで駆けて来たのが嘘みたいだ)ハハハ……」
520 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/26(木) 01:18:53 ID:???
ナポレオン「……おいソリマチ。何笑ってやがる」
FWとして近くに居たナポレオンは、反町が乾いた笑いを漏らすのを見逃さなかった。
彼は反町の襟首を掴みあげて不良さながらの剣幕を飛ばすも、反町の反応は変わらない。
反町「(……いや。ナポレオンはまだマシかな。俺と違って不良のリーダーだし、皆を纏め上げる力もありそうだ。
日向程じゃないにしても、後はコイツに任せるのが一番良いんじゃないのか……?)」
反町の瞳からは、試合開始前にあった煌めきが失われていた。
諦観と従属の意志のみが残るその濁った瞳は、彼がかつて日向の支配する東邦学園に居た時のものと同じだった。
ボッシ「お、おい。ここまで来て喧嘩は止めろよ!」
ボッシが慌てて二人を止めに入るも、その成果は虚しい。
あまりに報われぬ展開に過去を想起し、恐怖という枷に囚われて動けない反町と、
あまりに報われぬ展開を受けても尚立ち上がろうとするも、肝心な立ち上がり方が分からず苛立つナポレオン。
彼らが互いにもがき苦しむ中、ボッシの言葉はあまりにも軽かった。
早苗「反町君……」
そんな様子を敵陣から見守る早苗は、反町に声をかけてあげたかった。
そして同時に、彼とクラスメートを裏切った自分には声をかける資格がない事に気づき項垂れた。
しかも彼女は知っている。反町の傍には自分なんかよりもずっと適任な女性が居るという事実を。
521 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/26(木) 01:26:13 ID:???
ぱちんっ。
早苗がそう思い至った時、「彼女」は既に行動に移していた。
彼女は反町に歩み寄ると可愛らしく、しかし確かな強さで彼の頬を叩いていた。
顔に涙を湛え、その素朴な表情をくしゃっと歪め、虚ろな反町に呼びかける彼女は――。
穣子「一樹君……違うよ。一樹君が言いたいのは、そんな事じゃない。私には……私だから、分かるもん」
反町「……みのりこ、さん……」
幻想郷で誰よりも最初に彼の事が好きになり、それからずっとその甘ったるい素直さと愛らしさで
反町を支え続けて来た豊穣を司る神にして一人の少女は……、強い瞳で反町を射抜いていた。
522 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/26(木) 01:27:45 ID:???
すみません、今日の更新はここまでです。明日は愛の力で反町君が覚醒します。(恐らく)
523 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 02:49:53 ID:???
仕事とか外出で期間が空いてしまいましたが更新します。
私事ですが、今日漸く秘封新作の燕石博物誌を入手しました。
ピュアヒューリーズや凍り付いた永遠の都など最近お気に入りな曲がアレンジされてて、私的にはかなりツボな曲集でした。
オリジナル曲はブックレットの文がちょっと怖かったのもあり、禁忌の膜壁が印象に残ってます。
同人ショップで750円程度で買えるので、軽い気持ちで買ってみても良いと思います(宣伝)
524 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 02:51:42 ID:???
穣子「違うよ……一樹君は、そんな事。本当は思ってない」
穣子は虚ろな反町に対してそう断言した。
穣子「一樹君はずっと私達の事を想ってくれていた。でも、それだけじゃない……!」
反町「…………」
反町は泣きながら必死になって何かを伝えようとする穣子の綺麗な顔を静かに見つめていた。見つめる事しかできなかった。
穣子「……一樹君は、本当は自分も輝きたいって思ってる。日向くんや森崎くんや翼くん。ピエールくんみたいに、
私達だけじゃなく、みんなを守れるような強い男になりたいって思ってる。
でも、一樹君は賢いから、自分がそんな事を言うのはおこがましいってハッキリ認識しちゃってる。
だから、今みたいにすぐに諦めちゃうの。言いたい事を誤魔化して、これが自分の意思だって言い聞かせて……」
反町「それは……」
違う、とは言えなかった。その理由が何かを思いつかないでいる間に、穣子は不意にこう切り出した。
穣子「――あのね、一樹君。神様と、普通の人間とか妖怪との違いって、何だと思う?」
突然の質問に対し、反町は過去に彼女から同じような質問を受けていた事を思い出しながら答える。
反町「……人間や妖怪は、肉体もしくは精神的な『自身』さえあれば成り立つ。だけど、神はそうじゃない。
自分以外の誰かからの『信仰』があって初めて、神は神たりえる……」
かつて反町は信仰を失い、自らを失いかけた秋姉妹の境遇を見て来た。それは、愛情等を抜きにしても間違いなく、
反町が彼女達を救いたい、守りたいと思ったきっかけだった。そして、それは今も変わっていない。
だが、穣子が反町の答えを聞くと僅かに首を振り、少しだけ訂正を加えた。
525 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 02:54:41 ID:???
穣子「うん。それで大体あってるけれど、正確には違うんだ。神様と、そうじゃない人間や妖怪達。
この二つの違いはね……本当は、そんなに変わらないの。
肉体を持った人間だって、他者からの信仰を受ければ現人神になれるし、
精神に依拠する妖怪も、強い信仰によって仏神になったりもする。
――だから、要するに。神様ってのは、私やお姉ちゃんだけじゃなくって……」
穣子は反町の手を握る。その手はすべすべとして柔らかい――文化祭で握った時と同じだった。
そして、彼女は反町に対して自分が伝えたい事を言いきった。
穣子「一樹君は、私にとっての神様なの。私に、神様として生きる勇気と希望を与えてくれた……!
私は、一樹君の事を信じてるの。――だから……私の信仰に答えて。
今みたいな絶望的な状況の中でも、私達を、皆を守ってみせるって、言いたい事を、言ってみせて……!!」
反町「……俺、は……!」
ここまで言われて、はっきりと分かった。
――反町は言いたい事を言えないのみに留まらず、自分が言いたい事が何であるかすらを、
心の底に封じ込めて分からないようにしていたのだ。
反町「(――俺は。本当は日向に憧れていたのかもしれない……)」
そして、反町の心は初めて自分自身に対して素直になった。
これまでの自分を回顧し、今自分にできる事が何かを謙虚に模索し続ける。
反町「(……いや。憧れていたのは、日向だけじゃない。穣子さんの言う通り、森崎や翼やピエールみたいな、
いつも皆の中心であるような、そんな選手達に対して、強い憧れと、劣等感を持っていた……。
自分もこうなりたかった、でもなれなかった。そんな想いが、ずっとあった……)
でも……だからって。俺は今すぐ、ピエールにはなれない」
穣子「……分かってるよ。だけど――一樹君には。ううん。私達と一樹君にしかできない事って、きっとある筈だよ」
反町「俺と、穣子さん達でしか、できない事……?」
526 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 02:57:11 ID:???
反町は最初、自分にしかできない事など何もないと、途方に暮れる気持ちだった。
自分は日向のようには勿論、森崎や翼のようにも、ピエールのようにも、強い意思と力でチームメイトを従える事はできない。
また、幻想郷で出会い、共に戦う事となった少女――鈴仙のようにもなれないと思った。
鈴仙は確かに強い意思や力は無いが、その弱さを素直に認め、それを埋めてくれる多くの仲間達に恵まれている。
……しかし、自分には鈴仙程自分の弱さに対し素直になれないし、仲間の数も多くない。
――が、ここまで考えて気付いた。反町の仲間の数は、確かに鈴仙よりは多くないかもしれない。
だが――その絆の深さを考えれば?
反町「分かった……! 分かったよ、穣子さん。……俺には、君たちとの絆がある」
穣子「一樹君。そうだよ……! 一樹君が私達を信仰してくれるのと同じように、私達も一樹君を信仰している。
互いに互いを信じる気持ちが高まれば、きっとどんな敵にだって勝てる筈だよ!」
反町「そうだ……。ごめん、ありがとう。穣子さん! 俺……いつも、君に助けられてばっかりだ」
穣子「そ、そそそっ! そんな事ないよ。一樹君だって、この前の文化祭で助けて貰ってたし。お互いさまだよ!」
反町が答えに気付くと、場の緊張はそれだけで緩和した。……いや、もしかしたら緊張していたのは自分のせいかもしれない。
とにかく、2点差を抱えながらも士気が戻ったフィールドで、反町と穣子は違いに抱き合いながら笑っていた。
表情には若干の若々しい照れが残るが、しかし同時に、次のキックオフに向けた決意が示されていた。
静葉「(これで良いの。これで、穣子が幸せになってくれるなら……)」
――そんな仲睦まじい姿を寂し気に見守るのは、静葉だった。
彼女もまた、次のキックオフにおける重要人物である事は間違いない。
しかし、自分だけには無い、それ以上の意味を反町と穣子が見出しつつある事は明白だった。
静葉は自らの頬に流れる涙の意味を無理やりに誤魔化して、静かにキックオフに備え……。
527 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 02:58:44 ID:???
――ピィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
静葉「……一樹君、穣子! 一気に行くのよ!」
バッ! ――バシュウッ、バシュウッ!
実況「静葉選手、ここでワンツー……! いや、これはただのワンツーではありません!」
早苗「あれは……連続ワンツー! 相手はきっと、穣子さんと、そして……!」
反町「(……俺にしかない武器。それは穣子さんと、そして静葉さんとの愛の力だ!)――行くぞ、ピエール!」
バッ! バシュウウッ!
穣子「一樹君。……お姉ちゃん。負け……ない……!!」
ピエール「……!(三人でのパスワークだと……!? くっ、厳しいが……やるしかない!)」
実況「静葉選手、穣子選手、そして反町選手! 三人連続のワンツーで中盤を突破に向かいます!
まさしく『乙女心と毒の空』とも言わんばかりのこの光景、対する生徒会チームはどう打って出るのか〜!?」
528 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 03:00:35 ID:NrRK9Vh2
先着2名様で、
★反町→毒の空と乙女の心 55 (! card)(! dice + ! dice)=
穣子→毒の空と乙女の心 50 (! card)(! dice + ! dice)=
静葉→毒の空と乙女の心 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★早苗→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ピエール→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町と秋姉妹、中盤を楽々突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(アリスがフォロー)(カイエがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
早苗のマークがダイヤ・ハートで「ミラクルフルーツ(+3)」が発動します。
早苗はスキル・奇跡を起こす程度の能力により、カードの数値が7の場合15となります。
ピエールのマークがダイヤ・ハートで「サイレントカット(+2)」が発動します。
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)
529 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 03:01:40 ID:???
★反町→毒の空と乙女の心 55 (
ダイヤ10
)(
3
+
1
)=
穣子→毒の空と乙女の心 50 (
ハート5
)(
6
+
5
)=
静葉→毒の空と乙女の心 54 (
ハート3
)(
5
+
1
)=★
530 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 04:40:46 ID:???
★早苗→パスカット 52 (
ハート3
)(
4
+
1
)+(人数補正+1)=
ピエール→パスカット 53 (
ダイヤ8
)(
2
+
5
)+(人数補正+1)=★
くらえイケメン!
531 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 07:09:35 ID:???
精神的に来るものがある
532 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 07:47:36 ID:???
ボールキープされても三点目入れられても勝ち目ないしゲームオーバーかなこれで
533 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 09:40:08 ID:NrRK9Vh2
★反町→毒の空と乙女の心 55 ( ダイヤ10 )( 3 + 1 )=59
穣子→毒の空と乙女の心 50 ( ハート5 )( 6 + 5 )=61○
静葉→毒の空と乙女の心 54 ( ハート3 )( 5 + 1 )=60★
★早苗→パスカット 52 ( ハート3 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)+(ミラクルフルーツ+3)=61
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてアリスがフォロー
反町「それっ!」
バシュウウッ!
静葉「ハッ!」
バシュウウッ……!
穣子「え、えいいっ……!」
バシッ……!
早苗「(……大丈夫。取れる。この三人のパスの欠点は穣子さんです。反町君と静葉さんのパスは無視して、
穣子さんが出した緩いコースのパスを全力で取れば私達の勝ち。チェックメイトです!)」
反町達のプレーをよく見ていた早苗は、この必殺ワンツーにおける穴を見抜いていた。
彼らを裏切った形となる自分が、その穴を攻める事は正直に言って気分が良くない。
しかし、早苗もまた勝ちたいと思っていた。勝つ為には、そんな甘い事を言ってられない。
そう思って穣子への動きに絞ってパスカットへと備えていた。
穣子「(二人とも、凄いパスの精度。私じゃあ、とても追いつけない……でも。……一樹君にあれだけ言っちゃったもん。
私だって、最初っから諦めずに、追いつけるように、追い越せるようにしなくっちゃ……!!)えーいっ!」
……ダダダダダダッ! バッ! ――バシュウッ!
534 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 09:42:12 ID:NrRK9Vh2
そして、そんな早苗の思惑は、穴自身である穣子本人は良く分かっていた。事実だと思っていた。
だけど、それで二人に迷惑をかける事を良しとしてはいけない。
穣子は全力を越えた全力で、静葉と反町のパスワークに動きを合わせていた。
早苗「(えっ!? 思ったよりも、動きが早い……!?)――あっ!?」
バシッ……ポン、コロコロ……。
そのため、早苗は完全にそのパスをカットする事はできなかった。
ボールは右サイドへと流れていき、一旦決まりかけた勝負は再び仕切り直しに――。
岬「……仕切り直しには、させないよ。早苗さんやピエールに代わって、僕がチェックメイトだ」
タッ。
反町「(ああ……! 岬にボールが渡る! これでピエールに即ボールをリターンされれば、もう終わりだ。
このままボールをキープされ続けるか、それとも4点目を決められるか。
……俺達は、……俺達は、失敗した……!)」
早苗が零したボールには、既に岬が肉薄していた。彼にボールが渡ればどうなるかは、反町でなくとも簡単に分かる。
……完全なる敗北だ。自分達の絆の力は、結局、生徒会チームの強力な個人技に敵わなかったのだ。
反町の視界は真っ黒になりかけていた。だから、反町はこの時気付かなかった。
――うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……
ダダダダダダダダダダ……。
535 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 09:43:38 ID:NrRK9Vh2
岬「……?」
岬も最初、視界に映りながらも、それが何であるか理解できなかった。
けたけましい叫び声を上げながら、人間離れしたスピードでボールへと向かう金色の彗星。その正体は……。
アリス「――あああああああああっ! もう! またあんた達はこうやって私を除け者にして!
さっきから黙って聞いてれば、なーにが三人だけの愛の絆よ!
『悪いなアリス。このゲーム、3人用なんだ』って言われるのには慣れてるけどねぇ!! でも言わせて貰うわ!
勝手にさぁ、そうやって自分達だけの世界に閉じこもるの、止めてくれないかしら!?
――だって、反町君さぁ! あんた、トモダチだって言ってくれたじゃない! お昼に私を誘ってくれたじゃない!
そこまでしといてイザとなったら『俺達三人は〜』って、何様のつもりよ! 反町君の癖に、生意気よ!!」
岬「……!?(な、なんだ。こいつは……!? 怒っているのか……!?)」
アリス「べ、別に私もその三人の輪の中に加えて欲しいって訳じゃないけど! 私は孤高の魔法使いですけど!!
でも! 孤高の魔法使いだって……折角ここで出来た、大事なトモダチを蔑ろにする訳には、……行かないのよぉ……!!」
岬「(今度は泣いてるし……。会った最初は僕と似たタイプのプレーヤーだと思ったのに。とんだ変人じゃないか……!)」
岬は全速力でボールへと突っ込むアリスさんを見て、一瞬ではあるがたじろいでしまった。
そしてその一瞬の隙を付き、アリスさんは岬に先んじてボールを奪い、そのまま全く減速せずにゴールへと突っ込もうとする。
岬はここで漸く我に帰った。
岬「い、いや……! 僕達は少し勘違いをしていたぞ! このチームの主戦力は反町や秋姉妹じゃない。
この顔中涙と汗と鼻水でぐしゃぐしゃになった自称知性派魔法使い……アリス・マーガトロイドだったじゃないか!」
岬達は――後ついでに反町達レジスンタンスも――失念していた。このチームで最も総合力において優れた選手の存在を。
そして彼女が一度覚醒すると、手も付けられない『ファンタジスタ』としての才能を萌芽させつつある事を――。
アリス「うおおおおおおっ、来いよぉぉぉぉぉぉっ!!」
実況「アリス選手、ボールを奪取したや否や! キャラを崩壊させながらそのまま直線上にいる岬選手へと突っ込んだ〜〜!!」
536 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 09:47:29 ID:NrRK9Vh2
岬「来いよって。来てるのはそっちじゃないか!?(……くそっ。タックル勝負は不利!
とは言え安易に『ダーティディフェンス』に頼るのは、今後の展開を悪化させるリスクがある!
それにそもそも、この至近距離で反則を仕掛ける余裕すらない! 真っ直ぐ行くしかないのか……!?)」
先着2名様で、
★アリス→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★岬→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(反町とピエールで競り合い)(モーリスがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。※こうなったら流石にゲームオーバーとします。
【補足・補正・備考】
アリスのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
岬のマークがクラブの場合、反則が発覚します。
537 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 09:49:14 ID:NrRK9Vh2
すみません、結果表についてですがキャラの位置等を考慮し以下のように修正します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがフォロー)(ナポレオンとピエールで競り合い)(モーリスがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。※こうなったら流石にゲームオーバーとします。
538 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 09:50:57 ID:???
更にすみません、「岬のマークがクラブの場合、反則が発覚します」というのも記載ミスなので無視して下さい(汗)
539 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 10:28:03 ID:???
★アリス→ドリブル 56 (
スペード2
)(
1
+
5
)=★
540 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 10:37:36 ID:???
★岬→タックル 51 (
スペード6
)(
3
+
4
)=★
541 :
532
:2016/05/29(日) 11:48:13 ID:???
ピエールがカット成功したものと勘違いしてしまいました
申し訳ありませんでした
542 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 12:35:16 ID:NrRK9Vh2
>>541
本スレルールでしたらピエールカット成功ですが、このスレでは上から判定を採用しているので、
今回は早苗の判定結果が優先された形ですね。
★アリス→ドリブル 56 ( スペード2 )( 1 + 5 )+(頭脳的なドリブル+3)=65★
★岬→タックル 51 ( スペード6 )( 3 + 4 )=58★
≧2→アリスさん、ドリブル突破。
アリス「……それっ!」
タッ……シュンッ!
岬「!?(直線的ドリブルに行くと見せかけて……フェイント!? 理性を失った訳ではなかったのか!?)」
実況「アリス選手、岬選手にギリギリまで詰め寄って、そのまま強引に突破する……と思いきやここで頭脳的なドリブル!
アリス選手! 冷静さは捨てても、サッカーはブレインの信条だけは捨ててはいなかった〜!!」
反町「……まだ、試合は終わっていない……?」
ナポレオン「そうだ! テメーはやっぱり骨のある女だぜ、アリス!」
アリス「(反町君は……まだ少し正気を失っている様子。ナポレオン君は元気そうだけど、ピエール君が傍についている。
秋姉妹のうち、静葉はバイタルエリア付近にいるからゴールを狙えそうだけど、敵の中西君はそこそこの強敵。
となれば……私が突破するしかない!)……物足りない。ものたりないわァ!!」
ダッ!
実況「そしてアリス選手、そのままゴールへとドリブルで突っ込む〜〜〜! これはもしや、ドリブルゴールが狙いでしょうか!?」
モーリス「ま、マズい!」
フェルベール「ここで突破されては、盤石でなくなる……!」
543 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 12:36:52 ID:NrRK9Vh2
アリス「良いわよね。この位、活躍させて貰っても! だって、私だって……あんた達の仲間なのよ!」
先着3名様で、
★アリス→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★モーリス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
フェルベール→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ボルン→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
マルシャン→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ドリブル突破。中西と一対一に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(反町がフォロー)(ボッシがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
アリスのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
544 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 12:41:40 ID:???
★アリス→ドリブル 56 (
ダイヤ2
)(
6
+
4
)=★
545 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 12:43:05 ID:???
★モーリス→タックル 51 (
ダイヤ7
)(
2
+
5
)+(人数補正+2)=
フェルベール→タックル 52 (
ダイヤ7
)(
1
+
6
)+(人数補正+2)=★
スーパーアリスさんタイムだな
546 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 12:47:29 ID:???
★ボルン→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
マルシャン→タックル 52 (
ダイヤ4
)(
1
+
5
)+(人数補正+2)=★
547 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 12:49:14 ID:???
★ボルン→タックル 52 (
スペード5
)(
3
+
3
)+(人数補正+2)=
マルシャン→タックル 52 (
クラブ6
)(
6
+
5
)+(人数補正+2)=★
548 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 15:17:17 ID:NrRK9Vh2
★アリス→ドリブル 56 ( ダイヤ2 )( 6 + 4 )+(プリズムターン+4)=70★
★モーリス→タックル 51 ( ダイヤ7 )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=60
フェルベール→タックル 52 ( ダイヤ7 )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=61★
★ボルン→タックル 52 ( スペード5 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=60
マルシャン→タックル 52 ( クラブ6 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=65★
≧2→アリスさん、ドリブル突破。中西と一対一に!
アリス「うりゃあああああっ!」
ババッ! クルン! クルクルクルッ!
ボルン「す、凄いメチャクチャなターンだ!」
マルシャン「こいつ……天才か!?」
実況「アリス選手、超人的な360度ターン! 『プリズムターン』で生徒会チームの守備陣を圧倒!
あっという間に残す壁を中西選手ただ一人としてしまいます!」
アリス「さあ! ここでゴールを決めて仕切り直しよ!(バレバレでも良い。ここはドリブルで突くしかない!)」
中西「(きっとこいつはドリブラー。シュートに大技は持っとらん筈や! そこを突けば……!)」
バァァッ!
549 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/29(日) 15:19:44 ID:NrRK9Vh2
先着3名様で、
★アリスの選択→ドリブル
中西の選択→! card ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★
★アリス ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中西 そなえる 57 (! card)(! dice + ! dice) =★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリス、貴重な2点目を決める! 試合は2−3に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがねじ込み)(反町がねじ込み)(ボッシがねじ込み)
≦−2→中西、ゴールを守る。
読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。
【補足・補正・備考】
アリスのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
550 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 15:22:24 ID:???
★アリスの選択→ドリブル
中西の選択→
ハートQ
ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★
551 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 15:22:47 ID:???
★アリスの選択→ドリブル
中西の選択→
クラブA
ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★
その黄金の右足!ワイがもろた
552 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 15:23:39 ID:???
★アリス ドリブル 56 (
ダイヤ3
)(
3
+
5
)=★
553 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 15:23:43 ID:???
★アリス ドリブル 56 (
クラブ2
)(
2
+
1
)=★
554 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 15:25:26 ID:???
★中西 そなえる 57 (
クラブ6
)(
2
+
2
) =★
555 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 15:35:23 ID:???
ボール君「アリスガ、タダシイヨ! サスガ、ボクノシンユウダ!」
ボール君「…デ、ナカニシッテ、ダレ?」
556 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 16:20:51 ID:???
アリスさんが全部持ってったか……本当にファンタジスタっぽいことしちゃったよ
557 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 17:45:32 ID:???
ありのまま起こったことを話すぜ!
反町が奮い立ち愛の力でなんとかしようとしたらアリスさんが6人抜いてドリブルゴールを決めていた
何を言っているかわからねーと思うが(ry
558 :
森崎名無しさん
:2016/05/29(日) 20:48:33 ID:???
まあピエールや岬相手でDFがモブだけならサイドをドリブルでゴリ押しするのが目に見えて効率だし
結果は不運が続いて伴わなかったが、反町は前線でマーガスしてたら普通に勝ててた試合だ
559 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/30(月) 00:33:31 ID:KieukLVM
少しだけ更新再開します。
>アリスさん大活躍について
まだ返すべき点差はあるので、反町にはそっちで活躍して貰えば良いかなって思い、
アリスさんにもスポットライトを当てました。(ボールの状況ではナポレオンが活躍してました)
愛ってのは恋愛だけじゃなくて仲間愛も含まれるので問題無いです。
>>558
今回はアリスさんの頑張りや相手の油断もありましたが、
何度も同じ戦法は通用しない風にしたいと思っています(戦力上、どうしても穴は発生してきますが)
560 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/30(月) 00:36:03 ID:KieukLVM
実況「決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ッル! レジスタンスのトップ下・アリス選手が6人抜きのドリブルゴール!
反町選手達の中央突破失敗を見事にフォローした、個人技の天才。フィールドのアーティストとも言えるプレーです!
これで試合は残り12分で点差は1! 試合の雲行きはまだまだどうなるか分かりません!!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
アリス「……ほら、決めたわよ。だからいい加減、気を取り直して」
反町「アリス、さん……? どうして……?」
アリス「……前の文化祭。私に掛けられた売上金泥棒の疑いを、あんたは晴らしてくれた。
私の事をトモダチだって、認めて受け入れてくれた。
――それなのに、あんたは『自分には秋姉妹の二人しかいない』って思いつめてたから。
それでちょっとムカついて、……気付いたら、ゴール決めてたわ」
アリスは照れながらぶっきらぼうに反町に話しかける。
その口調こそは冷静であるものの、言葉の節々からは強い『トモダチ』への愛を感じる。
アリス「あのね。私だけじゃないわ。ナポレオン君やボッシ君、ルスト君にアモロ君や他の皆も、
反町君の仲間なの。友愛で結ばれたトモダチなのよ。その事を忘れて、恋愛感情にだけ閉じこもるなんて。
……そんな事は、許さないんだからねっ」
それだけ言うと、アリスさんはぷいと不機嫌そうに持ち場へと戻っていった。
……これで、反町は思い至った。自分の長所は決して、穣子や静葉との愛だけではない。
反町「(そうだった。俺は穣子さん達だけじゃない。レジスタンスの皆が居るじゃないか。
それを忘れて、俺はまた自分の力を過小評価していた。……俺は、まだ頑張れる)」
言いたい事を言えない気質は確かにリーダーには向かないかもしれない。
しかしそれは決して、友人が少ない事とイコールには結びつかない。
無言によって生まれる連帯の空気を創り出す事。それこそが、反町一樹の本質だった。
561 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/30(月) 00:37:51 ID:KieukLVM
ピエール「(……敵チームの士気が再び向上して来た。柳のようにしなやかで細いが、決して折れない意思の力を感じる。
――俺達大木は、彼らが吹き起こす風に耐えられるだろうか……)」
傍目から見ては、試合は依然生徒会チームが1点差をつけ有利。
しかし、今のゴールが、今の状況が大局に影響を与えた事をピエールは感じ取っていた。
――ピィィィィィッ!
ピエール「(――俺達のキックオフで試合再開。ここで俺達がすべきは……)」
先着1名様で、
★試合の展開→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→色々あって反町がフリーでシュート!
ダイヤ→美鈴のパスを反町がカットに向かう!
ハート→早苗のパスを静葉がカットに向かう!(スカイラブを使うか更に選択)
スペード→ピエールのパスをアリスがカットに向かう!
クラブ→岬のパスをボッシがカットに向かう!
*アリスさんがスキル・ファンタジスタのフラグを習得しました。
562 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/30(月) 00:41:21 ID:???
今日の更新はここまでにします。
563 :
森崎名無しさん
:2016/05/30(月) 00:47:58 ID:???
★試合の展開→
ダイヤ2
★
564 :
森崎名無しさん
:2016/05/30(月) 00:48:33 ID:???
★試合の展開→
スペードK
★
565 :
森崎名無しさん
:2016/05/30(月) 10:13:36 ID:???
名無しレベルが何人かかってもファンタジスタ的ドリブルでぶち抜いてくる
じゃあってんでPA内固めてフリーにすると59+2のシュート飛ばしてくる
他の選手のマーク外して名有りが止めに行くとパスでマーク外れた選手にボール供給する
やっとボール奪っても生っちょろいパス出すと世代最強レベルのパスカットで奪われる
うわアリスさんつよい
566 :
森崎名無しさん
:2016/05/30(月) 12:08:02 ID:???
やはり天才…!
567 :
森崎名無しさん
:2016/05/30(月) 12:15:43 ID:???
ファンタジスタは勢いに乗ると手がつけられなくなるからな
アリスが味方でよかった
568 :
森崎名無しさん
:2016/05/30(月) 18:10:48 ID:???
ところで>560の前に1レス分描写抜けてない?
具体的に言うと数値の結果発表と中西抜くアリスさんの描写
569 :
森崎名無しさん
:2016/05/31(火) 00:01:30 ID:???
活躍シーンもキング・クリムゾンされるのがアリスさんだよ
570 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/31(火) 00:28:00 ID:cQZ2SkH+
更新再開します。
>>565
総合力では最強格に一段だけ落ちますが、トップ下として必要な能力は兼ね備えてますね。
>>566-567
まさかアリスがファン・アリスさんになるとは、最初全く思ってませんでした。
>>568
すみません、確かに描写してたのですが何故か抜けてますね(汗)
今書き直してもテンポが悪そうなので、アリスさんの活躍は後々誰かの手によって描写される方式を取ります。
>>569
大体いつも作者のミスのせいでアリスさんが不遇な目にあってしまってますね……これは申し訳ないです。
571 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/31(火) 00:29:29 ID:cQZ2SkH+
★試合の展開→ ダイヤ2 ★
ダイヤ→美鈴のパスを反町がカットに向かう!
ピエール「(……ここは無理に攻める局面では無い。しかし同時に、中央にボールを寄せていてはカウンターが怖い。
ならば遅攻だ。ゆっくりとで良いから、ボールを前へと押し上げていく!)……頼む、メイリン!」
バシュッ……。
美鈴「(ここはパスワークでゆっくり攻めろ、のサインですね! だったら……)――カイエ君、一緒に上がりましょう!」
バシュウウウッ!
実況「ピエール選手を起点に、生徒会チームはFWの美鈴選手とカイエ選手という前線の選手を中心に、
パスワークで少しずつ前へと上がっていきます! 残る1点差を一刻も早く覆したいレジスタンスにとって、
この攻め方は非常にストレスが溜まります!」
反町「(――と、言われると非常に良い所どりの優等生な戦術に見えるけど……これは誤りだ。
何故って、敵は強力な中盤を敢えて使わず、実力で一歩劣るFW主体のパスワークを取り入れた!
これなら、積極的にカットに向かっても、決して焦り過ぎにはならない! ……ボッシ、俺は行く。力を貸してくれ!)」
バァァッ!
ボッシ「(力を貸してくれ、か。ソリマチ。お前の言いたい事がその背中を通して伝わってくるぜ……!)――あいよ!」
バァァァッ!
実況「レジスタンスのFWは、美鈴選手のパスを防ごうと速攻でパスカットに向かった〜!」
572 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/31(火) 00:30:37 ID:cQZ2SkH+
先着2名様で、
★美鈴→パス 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★反町→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ボッシ→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カイエ、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(早苗がフォロー)(静葉がフォロー)(ナポレオンがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)
573 :
森崎名無しさん
:2016/05/31(火) 00:36:52 ID:???
★美鈴→パス 50 (
ハート7
)(
3
+
3
)=★
574 :
森崎名無しさん
:2016/05/31(火) 00:44:19 ID:???
★反町→パスカット 50 (
スペードJ
)(
3
+
6
)+(人数補正+1)=
ボッシ→パスカット 48 (
クラブK
)(
5
+
6
)+(人数補正+1)=★
575 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/31(火) 01:02:08 ID:cQZ2SkH+
★美鈴→パス 50 ( ハート7 )( 3 + 3 )=56★
★反町→パスカット 50 ( スペードJ )( 3 + 6 )+(人数補正+1)=60
≦−2→レジスタンスボールに。
反町「それっ!」
タタタッ……パシッ!
美鈴「あ、あれぇッ!?」
実況「美鈴選手、このパスは若干甘かったか! 走り込んで来た反町選手によりカットされてしまいます!」
ピエール「……くっ!(甘かったのは俺だ。勝ちを前にどっちつかずな、ひよった判断をしてしまった……。
だが、後悔している暇はない。今すぐ奪い返す!)」
ダダダダダ……。
576 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/05/31(火) 01:05:17 ID:cQZ2SkH+
反町「(そして中盤の要、ピエールが俺に向かって走り出す……か。このままドリブルでぶつかっても俺には勝ち目が無いから、
何か案を考える必要があるけれど……どうするべきだろうか?
ナポレオンまで距離があるから、必殺パスを出してもピエールや早苗さんの邪魔が入る可能性が高い。やるなら確実性が必要だ。
アリスさんにもう一度任せてみるという手もあるが……あれは、敵がピエール以外だったから勝てた。今も勝てるとは限らない。
ピエールの支配が及ばないサイドを攻撃する事が理想な気もするが……その為には、後方の静葉さんに渡すというロスが生じる。
そのロスがあれば、ピエールも手薄なサイドに寄る事ができる。これじゃあ、本末転倒だ。
どの攻撃にもリスクとリターンがある。ここは落ち着いて考えなくては……!)」
A:ピエールが相手でも怖くない。ドリブルで正面突破だ!(反町のドリブル:52)
B:ピエールをギリギリまで惹きつけてから、ナポレオンに「オオゼリパス」で渡す!(反町の必殺パス:56)80消費
C:左サイド後方の静葉にパス。ドリブルで早苗達を突破して貰う。
D:左サイド後方の静葉にパス。溜めを作って前線へとロングパスして貰う。
E:すぐ近くのアリスさんにパス。ドリブルでピエールを真正面から攻略して貰う。
F:すぐ近くのアリスさんにパス。ワンツーリターンでピエールを突破する!(反町のワンツー:53)
G:その他 ボッシ君を使いたい場合はこちらで
反町のガッツ:390/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
―――――――――――――――――――――――――――
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
577 :
森崎名無しさん
:2016/05/31(火) 09:19:48 ID:RuVgvGWQ
D
578 :
森崎名無しさん
:2016/05/31(火) 10:08:54 ID:7WarjcJA
D
579 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/01(水) 00:41:22 ID:dYW8SVqs
D:左サイド後方の静葉にパス。溜めを作って前線へとロングパスして貰う。
反町「(……サイドに渡してピエールに詰めて来られても、決して不利な事ばかりじゃない。
上手く突破出来れば即得点チャンスだし、少なくともピエールをサイドにおびきよせる事で、
アリスさんのいる中央にスペースを開ける事が出来る! となると、ここは……)静葉さん、パスをお願いします!」
バシッ……。
実況「反町選手、左サイドにボールをはたき込む。これは静葉選手へのバックパスだ!」
静葉「そういう事ね、反町君。だとしたら、全力でやらせて貰うわ!」
グワァァァッ……!
静葉「――秋の宵闇と終焉を味わいなさい。『ダスク・フォーリンパス』よ!」
バシュッ。フワァァァァ……ッ!
早苗「くっ……!(まずいわ。私一人ではこのパス、扱いきれない……!)」
ピエール「……サナエ! 俺も手を貸そう!」
ダダダッ、バァァッ!
実況「ボールを受け取った静葉選手は、反町選手とナポレオン選手が上がり切ったのを見てからパス!
それに対抗するのは生徒会チームの早苗選手、そしてピエール選手の2名!
これが通ればレジスタンスは再び得点チャンスですが……さあ、どうなるでしょうか〜!」
580 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/01(水) 00:43:08 ID:dYW8SVqs
先着2名様で、
★静葉→ダスクフォーリンパス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★早苗→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ピエール→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(アリスさんがフォロー)(ネールがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
早苗のマークがダイヤ・ハートで「ミラクルフルーツ(+3)」が発動します。
早苗はスキル・奇跡を起こす程度の能力により、カードの数値が7の場合15となります。
ピエールのマークがダイヤ・ハートで「サイレントカット(+2)」が発動します。
581 :
森崎名無しさん
:2016/06/01(水) 00:50:27 ID:???
★静葉→ダスクフォーリンパス 55 (
クラブ2
)(
2
+
2
)=★
582 :
森崎名無しさん
:2016/06/01(水) 01:01:07 ID:???
★早苗→パスカット 52 (
ハート3
)(
2
+
4
)+(人数補正+1)=
ピエール→パスカット 53 (
クラブ7
)(
2
+
2
)+(人数補正+1)=★
583 :
森崎名無しさん
:2016/06/01(水) 01:01:11 ID:???
★早苗→パスカット 52 (
スペード6
)(
5
+
4
)+(人数補正+1)=
ピエール→パスカット 53 (
ダイヤQ
)(
6
+
6
)+(人数補正+1)=★
584 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/02(木) 00:19:34 ID:ilc8FiJo
★静葉→ダスクフォーリンパス 55 ( クラブ2 )( 2 + 2 )=59★
★早苗→パスカット 52 ( ハート3 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)+(ミラクルフルーツ+3)=62
≦−2→生徒会ボールに。
早苗「……それっ!」
――パシッ。
静葉「……ッ!」
実況「早苗選手、鮮やかな動きでパスカット成功! そしてそこから……!」
早苗「(……パスワークで時間を稼ぐのは容易い。だけど、アリスさんやナポレオン君も詰めて来ている。
だったら、ハイリスクではあってもいっそ……!)――ピエール君、攻めましょう!」
バシュウッ!
ピエール「ああ、分かった!」
実況「早苗選手、近くのピエール選手とワンツー・リターンで一気に中央突破!
後半も間もなく20分という所で、2点差というセーフティリードを確保したい狙いでしょうか!」
ナポレオン「フン。隙を見せたな。ここで刈り取ってやるぜ!」
アリス「ここで守らないと、さっきの私の活躍が何だって事になるわよねぇ! 取るわっ!」
585 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/02(木) 00:25:15 ID:ilc8FiJo
先着2名様で、
★早苗→ワンツー 54 (! card)(! dice + ! dice)=
ピエール→ワンツー 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ナポレオン→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
アリス→パスカット 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岬、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ネールがフォロー)(ボッシがフォロー)(ナポレオンがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
アリスさんのマークがダイヤで「ムーンサルト上海(+4)」が発動します。
アリスさんのマークがハートで「上海人形カット(+3)」が発動します。
早苗はスキル・奇跡を起こす程度の能力により、カードの数値が7の場合15となります。
―――――――――――――――――――――――――――
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
586 :
森崎名無しさん
:2016/06/02(木) 00:26:48 ID:???
★早苗→ワンツー 54 (
ダイヤ3
)(
5
+
1
)=
ピエール→ワンツー 54 (
ダイヤ3
)(
4
+
5
)=★
587 :
森崎名無しさん
:2016/06/02(木) 00:28:28 ID:???
★ナポレオン→パスカット 51 (
ダイヤ2
)(
3
+
3
)+(人数補正+1)=
アリス→パスカット 55 (
ハート7
)(
3
+
5
)+(人数補正+1)=★
588 :
森崎名無しさん
:2016/06/02(木) 10:11:39 ID:???
>やっとボール奪っても生っちょろいパス出すと世代最強レベルのパスカットで奪われる
生っちょろいパス(パス値54のワンツー)
589 :
森崎名無しさん
:2016/06/02(木) 17:38:42 ID:???
ダイス分追加で言うと60と63の生っちょろいワンツーやな
590 :
森崎名無しさん
:2016/06/02(木) 22:17:13 ID:???
生っちょろいとはいったい……ウゴゴゴ
591 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/03(金) 01:20:11 ID:hpelRHzI
>>588-590
アリスさんのパスカットはまだ伸びる余地があるので、鍛えれば世界最強にもなれますね。
ピエールと早苗さんのワンツーは本スレ換算で大体73〜74位なので、アルシオンとかと比べると生っちょろいです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★早苗→ワンツー 54 ( ダイヤ3 )( 5 + 1 )=60
ピエール→ワンツー 54 ( ダイヤ3 )( 4 + 5 )=63★
★ナポレオン→パスカット 51 ( ダイヤ2 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=58
アリス→パスカット 55 ( ハート7 )( 3 + 5 )+(人数補正+1)+(上海人形カット+3)=67★
≦−2→レジスタンスボールに。
バシュウッ、バシュウウウウウッ!
早苗「(ピエール君のリターンも完璧! ナポレオン君も振り切った。あと少しで……!)」
過去に守矢みらくるずで共にプレーをした縁もあり、早苗とピエールのコンビネーションは完璧に近かった。
二人の個人技が絶妙に交じり合い、ボールは無事に前線へと運ばれる……かと思ったが、
空気を読んでか読まずか、その想定を見事にぶち壊しにする存在が二人の前に現れた。
アリス「駄目ね……ああ、全然駄目駄目ね!」
バァァッ! ……パシュンッ! ―――スタッ。
実況「あ〜っと! ここでアリスさん選手の絶技が光る! 人形じみた奇怪な動きで、
早苗選手達のワンツーを見事に封殺! レジスタンスの攻撃はまだ続く!」
早苗「あ、あんた一体何なんですかさっきから!?」
アリス「フフフ……。さすらいのサッカーウーマン……とでも名乗っておこうかしら?
良かったら、トモダチになってあげても良いわよ」
早苗「いや、別に名前は知ってますし、そーいう住所不定的なトモダチも結構ですし……。
――って、そんな事言ってる場合じゃないわ! 早く止めないと……」
592 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/03(金) 01:23:02 ID:hpelRHzI
アリス「もう遅ーい! でもドリブル突破は今回はしないわ。ここは……それっ、反町!」
グワァッ、バシュウウウウウウウウウウ!
実況「そしてアリス選手は間髪入れずにパス! 岬選手が入って来れない左サイド側に縦パスです!
ピエール選手が動けない今、パスに入れるのは生徒会チームのMF、ネール選手とモーリス選手の2名のみ!
これが通れば、反町選手にボールが渡り得点チャンスです!」
ネール「くそっ、あんなイカれた女に負けるか!」
モーリス「ファンタジスタのまがい物位、俺達でも……!」
バッ! ババッ!
アリス「幾ら私がまがい物でも、私とボールくんとの友情は真実。これが私の――私達の『アーティクルサクリファイス』よッ!!」
先着2名様で、
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ネール→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
モーリス→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがフォロー)(ジョルジュがフォロー)(岬がフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
なし。
593 :
森崎名無しさん
:2016/06/03(金) 01:34:30 ID:???
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 (
ダイヤ3
)(
3
+
5
)=★
594 :
森崎名無しさん
:2016/06/03(金) 01:35:36 ID:???
★ネール→パスカット 51 (
ハート10
)(
3
+
4
)+(人数補正+1)=
モーリス→パスカット 51 (
ダイヤA
)(
2
+
3
)+(人数補正+1)=★
595 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/03(金) 01:44:25 ID:hpelRHzI
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 ( ダイヤ3 )( 3 + 5 )=63★
★ネール→パスカット 51 ( ハート10 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=59
モーリス→パスカット 51 ( ダイヤA )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=57★
≧2→反町、パスキャッチ。
バシュウルルルルルッ……パァンッ!
ネール「ボールが浮き上がった!」
モーリス「凄い技術だ。あいつ、ただのドリブラーじゃなかったのか!?」
アリス「私を見くびって貰っては困るわね。友情には燃えても、クールな知性と完璧な技術は疎かにしないと決めてるの」
実況「アリスさん選手、冷静と情熱を兼ね備えた見事なパスで、当初の目的通りにボールを反町選手へと繋ぎます!
そしてこれは即ち、レジスタンス側にとって同点のチャンス! 試合は後半21分、点を取るなら今しかないぞ、レジスタンス〜!」
反町「(漸くここまで来た! 後はどう決めるか、だな。ナポレオンはまだ上がり切れていないけど、
零れ球のフォロー位はできる位置にいる。攻めの駒が俺とボッシと……後は少し後ろの静葉さんになるか。
ボッシへの警戒は俺よりも低いが、それでも完全にフリーとまでは行かなさそうかな。
――さて。どうする反町一樹。ここは正念場だぞ……!)」
A:低い浮き球を貰い、「ポイゾナスオーバー」で決める!(威力:63)250消費
B:グラウンダーで、「スコーピオンドライブ」を撃つ!(威力:62、ポスト無効)250消費
C:ボッシに、「ネオサーブルノワール」を撃って貰う。(威力:59)
D:静葉に「無回転落葉シュート」を売って貰う。(威力:57)
E:このままバイタルエリアでボールキープ。ナポレオンや静葉が上がるのを待つ。
F:その他 ドリブル突破で一対一を狙いたい場合や、ボールキープでナポレオンを待つ場合はこちらで
反町のガッツ:410/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
596 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/03(金) 01:45:43 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにします。
597 :
森崎名無しさん
:2016/06/03(金) 05:30:40 ID:ATeVqDiQ
B
598 :
森崎名無しさん
:2016/06/03(金) 09:32:38 ID:Ofm/otCs
B
乙でした
599 :
森崎名無しさん
:2016/06/03(金) 15:14:52 ID:???
>アリス「フフフ……。さすらいのサッカーウーマン……とでも名乗っておこうかしら?
> 良かったら、トモダチになってあげても良いわよ」
どうしようちょっとカッコいいと思ってしまった
600 :
森崎名無しさん
:2016/06/03(金) 17:18:01 ID:???
アリスさんは元からかっこよくて、人里で人形劇とかもやっちゃう優しいお姉さんデスヨ?
601 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/04(土) 03:50:57 ID:???
気付いたらこんな時間でした(汗)ちょっとだけ更新します。
>>599
アリスさんが人気者になれて良かったです。
>>600
つまり今のアリスさんは原作に忠実…?
602 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/04(土) 03:52:09 ID:???
B:グラウンダーで、「スコーピオンドライブ」を撃つ!(威力:62、ポスト無効)250消費
反町「(単純なパワーで言えば『ポイゾナスオーバー』が確実だけど……)
――ここは、絶対に決めてやる……!!」
ウワアアアアアアアッ……!
実況「なんと反町選手、この得点タンスに対し直接グラウンダーシュートで対抗する気だ!」
中西「ちいいっ。そんな簡単にゴールが決まる程、ワシらの仕事は甘くないわ!」
バババッ!
反町「(……いくぞ――『スコーピオンドライブ』!)」
バッ、シィィィン! ――ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ!
603 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/04(土) 03:53:25 ID:lzE9dL0k
先着3名様で、
★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★マルシャン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがねじ込み)(ナポレオンがねじ込み)(モーリスがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→反町の『ポイゾナスオーバー』が生徒会ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがねじ込み)(ナポレオンがねじ込み)(レジスタンスのコーナーキック)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)
中西のマークがダイヤ・ハートで「突っ張りディフェンス(+3)」が発動します。
604 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 04:38:10 ID:???
★反町→スコーピオンドライブ 62 (
ハート5
)(
2
+
4
)=★
605 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 06:32:23 ID:???
★マルシャン→ブロック 52 (
ダイヤ9
)(
3
+
2
)+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 (
ダイヤJ
)(
6
+
5
)+(人数補正+1)=★
606 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 06:42:56 ID:???
★中西→パンチング 59 (
ハートQ
)(
4
+
3
)=★
607 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 11:06:37 ID:???
うーん
608 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 11:27:56 ID:???
終わってみれば反町が一人で試合壊してたな。
気絶して前半働かないで、
決まるはずのシュート外して、
成功して当たり前のポストプレイしくじって、
励まして貰って出したワンツーは通せず、
最後のチャンスのシュートは普通に力負け。
俺だったら恥ずかしくて明日から町歩けねえわコレ。
609 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 13:55:57 ID:???
Mレベルに換算して3位かな
610 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 15:17:52 ID:???
「強烈な〜」って必殺シュートには乗らないんだっけ。
611 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 15:19:19 ID:???
あの熱い描写からのこの敗北は悔しいけど仕方ない、切り替えてこう
覚醒する機会が増えたと思えばいいさ
612 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 16:22:04 ID:???
誰も実況のセリフの得点タンスに触れてない件
613 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 18:00:01 ID:???
熱い展開だったしアリスさんのファンタジスタフラグ勿体ないから負けたままストーリー進まないかなぁって無い物ねだり
614 :
森崎名無しさん
:2016/06/04(土) 21:38:30 ID:???
穣子はもう前に配置しちゃっていいよね
もしスカイラブでポストプレイ出来るならそれでアリスさんかナポレオンに落とす
あるいは多分ノーマークというところをNERATTE秋の大三角を打つももいいかも
615 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 01:41:10 ID:xzJA8fMk
>試合について
点差は1点差になってますし、まだ逆転の芽はあるので続行します。
ただ、ここで更に失点し2点差になった場合はゲームオーバーにしようかと思います。(再開地点は投票で決定)
ゲームオーバーにする際は、なるべく判定時にその旨書き入れるようにします。
>>610
本スレでもトクシックインパクトに強烈なシュート補正は付いてなかったので、
必殺シュートには乗らないこととします。
>>612
これは恥ずかしい……得点チャンスでしたね(汗)
>>614
スカイラブでできるのはタックル、パスカット、ブロック、クリアですね。
616 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 01:42:34 ID:xzJA8fMk
★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ハート5 )( 2 + 4 )=68★
★マルシャン→ブロック 52 ( ダイヤ9 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=58
フェルベール→ブロック 52 ( ダイヤJ )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=64★*減衰!
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ハート5 )( 2 + 4 )+(減衰-1)=67★
★中西→パンチング 59 ( ハートQ )( 4 + 3 )+(突っ張りディフェンス+3)=69★
≦−2→生徒会ボールに。
バシュルルルル……ッ!
反町「(しまった! 狙いを定め過ぎて力が入り切らなかった……!)」
反町は蹴り終わった直後、シュートの失敗を自覚した。
先程決まる筈だったシュートを枠外にしてしまった事実は、彼を必要以上に臆病にしていた。
狙いを定める事を意識しすぎて、パワーとシュートコースの鋭さが疎かになっていたのだ。
フェルベール「確かに精度は凄いが……これではシュートではなく、パスだ!」
バッ! ……バチイイッ!
中西「ようしナイスや! これなら……そらァ!」
ドンッ、バチイイイン!!
反町「くっ……!」
それ故、反町のドライブシュートは軌道を読まれたフェルベールによって、その残された威力すらも減衰され。
ゴール前に仁王立ちした中西の突っ張りによって、完全に防がれてしまう結果となった。
ボルン「ヘヘッ、残念だったな。……それっ、ミサキ!」
バシュウウウッ!
617 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 01:44:50 ID:xzJA8fMk
実況「ボールをフォローしたボルン選手、そのまま前方へとボールをクリア!
これには先程のワンツーにより陣形を乱したピエール選手、早苗選手に代わって、
比較的手の空いていた岬選手がフォローに向かいます!」
岬「……僕はかつて、自分の知恵や立ち回りが馬鹿らしく思える位に優秀な人物の下で働いて来た。
そこでは色々な経験をした。煮え湯を飲まされた時もあって、考え方を改めた事も多かった。
だけど、それでも決して変える気が無い考え方が一つある。それは……」
静葉「――『人間の感情とは即ち、損得勘定の上に成り立っているに過ぎない……』かしら?
それなら、ここまでの貴方の一連のプレーを見ていて理解出来たわ」
岬に並んでボールカットへと向かうのは、先ほどの得点チャンス時に、やや後ろ目の地点で待機していた静葉だった。
ふと独り言ちた岬の言葉に応じながら、彼女は最後の可能性を捨てずに走っていた。
岬「正解さ。……ただ、ひとつ誤解をしないで貰いたいのは、決して僕は人の感情を軽視している訳じゃない。
僕は君たちの怒り、悲しみ、そして『愛』とやらが厄介な代物であると理解しているし、それを馬鹿にする気持ちも一切ない。
あくまで、その感情っていうのは、皆が思う程そんなに綺麗な物じゃないと言いたいだけさ」
静葉「……私を揺さぶっているつもりかしら?」
岬「まあね。君達が言う反町君への『愛』やら『信仰』とやらも、きっとそうなんじゃないかと思って。
結局は、自分を良い気分にさせてくれる。自分の神格を確固たるものにしてくれる……。
そうした即物的な利益のやり取りこそが、愛や信仰の真実の姿じゃないかってさ。
――ねえ君。正直に言ってごらん。……二回もゴールを外した反町君の動きを見て、君。ガッカリしたんじゃないかなぁ」
静葉「……!」
618 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 01:48:09 ID:xzJA8fMk
静葉は理知的で冷静な神だった。それに加えて元々の信仰不足も相まって、
彼女は無意識的にも意識的にも、物事について打算的な考えを持っていなかっただろうか。
例えば、反町が自分を好いてくれれば、自分への信仰が困る事は無い。
更には、そんな反町が活躍してくれれば、自分への信仰はもっと集まるのではないか……と。
その仮定の上で言えば、反町の不振を見た静葉は、彼に対して失望の念を抱いてしまい――。
穣子「一樹くーーーーーん! チャンスはまだまだこれからだよーーーーっ!」
静葉「(――あの何も疑う事を知らないような純朴な声は……穣子!)」
――そんな時に、岬に向かって必死に駆けていく穣子の姿が見え、静葉の黒い思考は中断された。
オータムスカイラブをするには、距離が離れすぎているが、単身カットに行く事ならできる。
そう思ったらしい彼女は持ち場を離れ、岬の放つパスコースに遠くから割り込もうとしていた。
そして同時に、静葉は理解した。何故反町が、この妹に対して惹かれているのか、その理由を。
静葉「……私達の感情が、損得勘定で揺り動かされるようなものであるならば。
それは決して、感情とは呼べない。貴方が恐れる必要のある、怒りとか悲しみは起こり得ない。
当然、それを貴方みたいな第三者が分析して、その正体が損得勘定であると解釈する事はできる。
――だけど、それはあくまで筋の通った解釈に過ぎない。真実とは限らない。
今、私が――私達がこうして動いている事の全てを証明できるとは、限らない……!」
バッ!
静葉は黒い感情を覚えてしまった自分への後悔を胸に、大きく飛んだ。
妹には負けてしまうだろうが、今からでも負けたくないと思った。
穣子「私達だって、一樹君だって、他の皆だって全知全能の神様なんかじゃない。
悪い所は沢山あるし、困ってしまう事だって沢山ある。
だけど、互いの悪い所は認め合って、決して否定なんてしちゃいけない。
互いに困っている時は、手を取り合わなくちゃいけない。
――それが愛なんだよ。互いを信じあう、本当の信仰の心なんだよ……!」
619 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 01:49:30 ID:xzJA8fMk
穣子はやはり、静葉よりも大きく飛んでいた。そして何より美しかった。
――岬はあの姿を見てもまだ、彼女の愛を損得勘定の織りなす幻想と嘲笑うだろうか。
だとしたら……彼は本当に可哀想だと静葉は思った。最もらしい理屈に埋もれ、本質を見誤っていると思った。
ジョルジュ「勝手に熱くなってる中悪いが。俺達もいるぜ!」
ブラボー「所詮数合わせにしかならねぇだろうが、俺達の気持ちだって本物だって事、分かってくれよな!」
何時の間にかフランスで得た仲間達が加勢に来てくれた。
これで岬が前線の美鈴にまでパスを出すには、合計4人のパスカットを越えなくてはならない。
岬はこれ以上の言葉は不要と、その内心を悟られぬようなポーカーフェイスのままで――。
岬「……決めるよ。『グリーンカットパス』だ!」
グワァァッ、バシュウウウウッ!
――彼なりの信念を籠めたパスをもって、静葉達の言葉に応じてみせた。
620 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 01:51:18 ID:xzJA8fMk
先着3名様で、
★岬→グリーンカットパス 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★静葉→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
ジョルジュ→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ブラボー→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
穣子→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→美鈴、パスキャッチ。しかしまだ終わらない!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ピエールがフォロー)(カイエがフォロー)(ボッシがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
静葉のマークがダイヤで「フォールカット(+2)」が発動します。
穣子のマークがダイヤで「オヲトシハーベスター(+2)」が発動します。
621 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 01:54:10 ID:???
★岬→グリーンカットパス 56 (
ダイヤ8
)(
5
+
3
)=★
622 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 02:05:42 ID:???
★静葉→パスカット 52 (
スペード9
)(
4
+
3
)+(人数補正+2)=
ジョルジュ→パスカット 48 (
クラブ9
)(
5
+
5
)+(人数補正+2)=★
623 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 02:12:02 ID:???
★ブラボー→パスカット 48 (
ハート9
)(
5
+
6
)+(人数補正+2)=
穣子→パスカット 52 (
ハート6
)(
3
+
5
)+(人数補正+2)=★
624 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 02:36:20 ID:xzJA8fMk
★岬→グリーンカットパス 56 ( ダイヤ8 )( 5 + 3 )=64★
★静葉→パスカット 52 ( スペード9 )( 4 + 3 )+(人数補正+2)=61
ジョルジュ→パスカット 48 ( クラブ9 )( 5 + 5 )+(人数補正+2)=60★
★ブラボー→パスカット 48 ( ハート9 )( 5 + 6 )+(人数補正+2)=61
穣子→パスカット 52 ( ハート6 )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=62★
バシュルルルルッ、バシュッ……!
静葉は飛んだ。ジョルジュも、ブラボーも、そして穣子も……、
鋭く地面スレスレを飛び、その後芝の抵抗力を活かして思いがけぬバウンドを描くパスを目指して必死に飛んだ。
その動きはまさしく恐るべき執念に裏打ちされており、岬は最初、誰かが完全にカットしてしまうのではないかと内心焦っていた。
しかし――。
穣子「ダメ。後一歩で届かないよぉ……!」
スカッ。バシュルルル……パシッ。
美鈴「やった! 届きましたよ、ボール!」
岬「(――そうだ。やはり僕の信念の方が強かったんだ……!)」
――しかし、岬の方が技術において彼女達を上回っていた。
パスは誰にも触れられる事も無く美鈴の下へと届いた。
彼らの執念に心を揺り動かされかけていた岬は、想定通りの展開に胸を撫で下ろしつつ、その後の展開を見守った。
625 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 02:39:01 ID:xzJA8fMk
カイエ「メイリンさん、俺、高いボールを上げます!」
美鈴「えっ、良いんですか!? いやー、悪いなぁ。お願いしますね!」
敢えてなのか天然なのか、一人のどかな雰囲気でワンツー・リターンを行う美鈴を止める者はいない。
それはつまり、最期に残ったルスト、そしてアモロが生徒会チームの主砲の攻撃を受け止める事を意味していた。
ルスト「……アモロ。分かってるな。選択の余地はねぇぞ」
アモロ「ここで決められたら、間違いなく僕達は負ける。だから全力で……だよね」
ルスト「そうだ。そしてあいつらに教えてやるんだ。ソリマチの、皆の奮闘は決して無駄じゃないんだって。
たとえ一度敗北しようとも、仲間を信じる心が希望を生み、そして勝利へと繋がって行くんだって事を……!!」
アモロ「うんっ! 僕、頑張るよ!」
アモロとルストは互いに息を合わせ、これから放たれる生徒会チーム最後のシュートに対して構えた。
そして――。
美鈴「ホイチョ〜〜! 『過頂緋龍拳』! 二発目行きますよ〜〜!」
ババババッ! グルンッ。―――バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
実況「出た〜〜! 美鈴選手の強力無比なオーバーヘッド緋龍拳!
ルスト選手とアモロ選手が守る最後の砦へと容赦なく放たれました!
試合も間もなく後半23分を迎えクライマックスの今、生徒会チームがトドメに向かった〜〜!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「アモロ アモロ アモロ アモロ」
626 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 02:42:06 ID:xzJA8fMk
先着3名様で、
★美鈴→過頂緋龍拳 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ドゴール→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
ルスト→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★アモロ→たすけてルスト! 63 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カイエがねじ込み)(ピエールがフォロー)(アモロがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→美鈴の『過頂緋龍拳』がレジスタンスゴールを突き破る!※こうなったらゲームオーバーにしようと思います。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カイエがねじ込み)(生徒会のコーナーキック)(ピエールがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
美鈴の「過頂緋龍拳」には吹飛係数3があります。
ルストのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
627 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 02:47:36 ID:???
★美鈴→過頂緋龍拳 62 (
JOKER
)(
2
+
6
)=★
628 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 02:55:02 ID:???
★ドゴール→ブロック 48 (
クラブ3
)(
3
+
3
)+(人数補正+1)=★
ルスト→ブロック 51 (
スペードK
)(
2
+
5
)+(人数補正+1)=★
これは酷い
629 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 03:05:47 ID:???
★アモロ→たすけてルスト! 63 (
スペード5
)(
2
+
3
)=★
今だ!パワーをアモロに!!
630 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 03:23:16 ID:xzJA8fMk
美鈴がハットトリックを決め、試合は2−4に……と、言った所で今日の更新はここまでにします。
そして、試合時間が只今後半23分で、反町は必殺シュートを撃てない程度に疲労。
一応ナポレオンやアリスさん、秋姉妹は余力を残してはいるけれど……という状況で、
敵は美鈴はガス欠ですが、ピエール、早苗、岬のMF陣が未だ健在。
ここまで来たら、流石にゲームオーバーにしてリセットしようかと思っています。
なので描写の前に、事前に投票を行おうと思います。
ゲームオーバー後の再開地点として希望する場所を、以下の選択肢から選んでください。
A:
>>595
(後半21分で2−3、反町のシュート選択)からやり直す。
B:
>>561
(後半18分で2−3、アリスさんの得点後)からやり直す。
C:
>>502
(後半14分で1−2、美鈴の必殺シュート)からやり直す。※アリスさんのファンタジスタフラグが無効となります。
D:
>>451
(後半8分で1−2、反町のシュート選択)からやり直す。(無効となるフラグはCと同じです)
E:いや、このまま試合を続行したい!
先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
それでは、本日も遅くまでお疲れ様でした。
631 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 03:36:05 ID:jGZxYeuA
A
ぶっちゃけ入るまで何度もこのシーンやりなおせばいいだけだし
ここまでは流れ悪くなかったし
あとこの後の負けるシーンは描写ほどほどでお願いします……つーか無くてもいいくらい!
632 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 03:39:21 ID:9aUnYf5I
A
633 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 10:15:53 ID:ts9aMrOM
A
634 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 12:24:28 ID:???
よし みんなきけ。
そりまちと メイリンを トレードする。
635 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 13:46:56 ID:xzJA8fMk
>>631
今回はAで進行しますが、言われてみれば確かにそうなっちゃいますね。
あまり近くから再開だとペナルティ感が薄れますし、遠くから再開だとちょっとしんどいですし、
再開地点をどこからどこまでにするのは、今後考える必要があるかもです。
負けるシーンは描写したいようにさせて頂きますが、更新テンポもあるのでアッサリ目で進行したいです。
>>634
能力的には反町の方が上なのにおかしいですね…(汗)
まあその辺りは秋姉妹と同じく愛を持って見て頂ければ幸いです。
636 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 13:48:19 ID:xzJA8fMk
★美鈴→過頂緋龍拳 62 ( JOKER )( 2 + 6 )(*JOKERよりダイヤ15)=77★
★ドゴール→ブロック 48 ( クラブ3 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=55★
ルスト→ブロック 51 ( スペードK )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=59★
★アモロ→たすけてルスト! 63 ( スペード5 )( 2 + 3 )=68★
≧2→美鈴の『過頂緋龍拳』がレジスタンスゴールを突き破る!
ドガアアアアアアアアッ! ドゴオオッ、ドゴオオッ! ……バゴオオオオッ!
ドゴール「グワァァァッ!」
ルスト「そ、そんな。なんて威力だ……!?」
アモロ「ここで終わりなの……? そんなのって、ないよ……!?」
――ズバアッ、ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
実況「ドゴール選手、ルスト選手、アモロ選手! 今日絶好調の美鈴選手のシュートに手も足も出ない!
決まった、ゴール! 試合は2−4で、生徒会チームは再び2点差だ〜!」
美鈴「あ、アレ!? そろそろ防がれると思ったのに!?
もしかして私の実力、とうとうお嬢様を越えちゃったとか!?」
ピエール「(彼女の実力がどの程度であるかは据え置くにしても、
彼女が今日の試合絶好調である事は間違いない。
正直半信半疑だったが、まさかここまでやってくれるとは……)」
637 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 13:49:27 ID:xzJA8fMk
美鈴が無邪気にはしゃぐ中、ピエールは彼女の予想外の活躍に驚きつつもこの先の勝利を確信していた。
試合は残り数分で2点差。主力の反町は疲労困憊。これ以上攻めても点差を返す事は困難。
仮に1点を返されても、ピエール、早苗、岬を軸としたパスワークはそう簡単に破れない。
早苗「(これで、良かったのかな……)」
ピエールに誘われて生徒会チームに入った早苗は、勝利を目前としながら慙愧の念に思い悩みながらも――。
岬「――さあ、残りは消化試合だよ。急ごう」
早苗「……は、はい」
どこまでも冷徹で柔和な笑顔を絶やさぬ岬に手を引かれ、次のキックオフに備える事にする。
そして――。
ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイッ!!
レジスタンス 2 − 4 生徒会チーム 試合終了……
638 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 13:50:46 ID:xzJA8fMk
実況「ここでホイッスル! 試合終了! 試合は2−4で生徒会チームの勝利!
これで学校の運営は、徹底したエリート教育を重視する生徒会の方針に委ねられる事となりました!」
反町「(そ、そんな……!)」
ボッシ「くそっ、くそっ……!」
ナポレオン「……使えねぇ奴はただのゴミ。ソイツの代わりなんて沢山居る。
――それが、世の中の道理だ。力を示せなかった俺達に、言える言葉はねぇ。黙って去るだけだ」
反町達レジスタンスは返す言葉が無い。力を示すべく敵に立ち向かい、その結果、力を示せなかった。
ナポレオンの言葉に、誰も反論する事ができないでいた。
穣子「ううっ、ぐすっ……」
静葉「(私はあの時、疑ってしまっていた。信じるべき反町君を、岬君が言ったような、冷徹な視線から評価していた……。
それがこの結果と言うならば……間違っていたのは、この私と言うべきね)」
穣子と静葉は、ただ涙を流すしかできないでいた。
しかしその中でも、一時は打算的な思考を巡らせていた静葉は、強い後悔の念を抱かずにはいられなかった。
アリス「何言ってんのよ、皆ァ……! 試合はまだ終わってない! まだ試合終了のホイッスルが鳴っただけじゃないのよ!
私達はまだ戦える。戦いはまだ、始まったばかりなのよぉ……!」
アリスさんは熱血染みた事を言っていたが、日ごろの行いが祟り、不幸にも誰にも相手にされていなかった。
639 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 13:52:24 ID:xzJA8fMk
反町「(俺達の想いは決して間違っていない。ただ、俺のプレーが相手より劣っていて、
相手のプレーが俺よりも優れていただけだ。……それは分かっていても、後悔してしまうな。
ああ……俺は、何を一人粋がっていたんだろうか。もう、何も話したくない……)」
そして反町は、この試合において活躍できなかった事を悔いていた。
あの時、ゴールを決めていれば。パスを成功させていれば。……不可能なたらればが積み重なって消えない。
彼は再び、言いたい事を言えない臆病な少年へと逆戻りしていた。
*****
――そしてそれから、反町と秋姉妹の姿を見た者は誰も居ない。
信仰を失い消えてしまったか、それとも山に籠り今もサッカー修行を続けているのか。
アリスさん「……フフ。今となっては懐かしいわねぇ……」
その真実を知るのは、数百年後も魔法の森にてぼっちで人形作りに精を出す、アリスさんのみぞ知る事となった。
640 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 13:53:46 ID:xzJA8fMk
*****************************
ででんでんででででん♪←ゲーム版2の例の音楽
BAD END 8
「アリスさんの伝説」
*
>>595
(後半21分で2−3、反町のシュート選択)からやり直します。
641 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 13:54:49 ID:xzJA8fMk
――皆。ダメよ。まだ諦めないで!
――皆には私がついてる。私が、幾らでも皆を立ち上がらせてみせる。
それがどんなに狂気的な事であっても、私は厭わない。だから、何があっても、諦めないで……!!
実況「……アリスさん選手、…………当初の目的通りにボールを反町選手へと繋ぎます!
そしてこれは即ち、…………同点のチャンス! 試合は後半21分、点を取るなら……」
反町「――あ、れ……?」
――気付けば反町は、再びあのフィールドに立っていた。
誰かの声が聞こえたと思えば、今までの事が無かった事になっていた。
そして足元には再びボールが置かれている。反町は今、再び運命の分岐点に立たされていた。
反町「(――ナポレオンはまだ上がり切れていないけど、
零れ球のフォロー位はできる位置にいる。攻めの駒が俺とボッシと……後は少し後ろの静葉さんになるか。
ボッシへの警戒は俺よりも低いが、それでも完全にフリーとまでは行かなさそう。確か、そんな状況だった)」
反町はこの状況を知っている。この状況を打破できる選択肢が何であるかを覚えている。
どこかの少女が引き起こした狂気的な奇跡を前に、反町は再び動いた。
A:低い浮き球を貰い、「ポイゾナスオーバー」で決める!(威力:63)250消費
B:グラウンダーで、「スコーピオンドライブ」を撃つ!(威力:62、ポスト無効)250消費
C:ボッシに、「ネオサーブルノワール」を撃って貰う。(威力:59)
D:静葉に「無回転落葉シュート」を売って貰う。(威力:57)
E:このままバイタルエリアでボールキープ。ナポレオンや静葉が上がるのを待つ。
F:その他 ドリブル突破で一対一を狙いたい場合や、ボールキープでナポレオンを待つ場合はこちらで
反町のガッツ:410/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
642 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 13:57:01 ID:???
――と、いったところで外出するので一旦ここまでです。
643 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 14:02:55 ID:ts9aMrOM
A
一旦乙です。妖夢避けに盛り塩をしよう
醤油
644 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 14:18:13 ID:9aUnYf5I
A
645 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 14:19:34 ID:B8k0HRLg
A
646 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 21:36:41 ID:xzJA8fMk
B:グラウンダーで、「スコーピオンドライブ」を撃つ!(威力:62、ポスト無効)250消費
反町「(単純なパワーで言えば『ポイゾナスオーバー』が確実だけど……)
――ここは、絶対に決めてやる……!!」
ウワアアアアアアアッ……!
実況「なんと反町選手、この得点タンスに対し直接グラウンダーシュートで対抗する気だ!」
中西「ちいいっ。そんな簡単にゴールが決まる程、ワシらの仕事は甘くないわ!」
バババッ!
反町「(……いくぞ――『スコーピオンドライブ』!)」
バッ、シィィィン! ――ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ!
647 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 21:38:10 ID:xzJA8fMk
先着3名様で、
★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★マルシャン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがねじ込み)(ボッシがねじ込み)(モーリスがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→反町の『ポイゾナスオーバー』が生徒会ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがねじ込み)(ボッシがねじ込み)(レジスタンスのコーナーキック)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)
中西のマークがダイヤ・ハートで「突っ張りディフェンス(+3)」が発動します。
648 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 21:40:52 ID:???
すみません、BではなくAの「ポイゾナスオーバー」が選ばれています
649 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 21:41:07 ID:???
選択肢Aですよ
650 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 21:46:02 ID:???
>>648-649
すみません、勘違いしてました。
今から描写を書き直すので少々お待ちください。
651 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 21:56:55 ID:xzJA8fMk
A:低い浮き球を貰い、「ポイゾナスオーバー」で決める!(威力:63)250消費
反町「(ここは精度よりもパワーだ! 中西の巨体ごと、ゴールに押し込んでやる!)……ボッシ、俺に低い浮き球を頼む!」
バシッ!
ボッシ「お、おう!」
バシュウッ!
実況「ボッシ選手、反町選手からのパスを受け低いセンタリングを出した!
そして反町選手はペナルティエリアに向かって思いっきり飛びこみます!」
中西「ふん。粋がりおって。何度来ても同じや!」
実況「中西選手は飛び出さず、他のDF達と共に大上段に構えています!
反町選手の動きを止める者は誰もおらず、反町選手は低空オーバーヘッドの姿勢を取って……!」
反町「――『ポイゾナスオーバー』だ。これで決めてみせる……!」
グルンッ、バシュウウウウッ! ゴオオオオオオオオオオオオッ!
実況「出た〜〜! 反町選手の、『ポイゾナスオーバー』だ〜〜〜!!」
652 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 21:58:13 ID:xzJA8fMk
先着3名様で、
★反町→ポイゾナスオーバー 63 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★マルシャン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがねじ込み)(ボッシがねじ込み)(モーリスがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→反町の『ポイゾナスオーバー』が生徒会ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがねじ込み)(ボッシがねじ込み)(レジスタンスのコーナーキック)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
反町の『ポイゾナスオーバー』には吹飛係数5があります。
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)
中西のマークがダイヤ・ハートで「突っ張りディフェンス(+3)」が発動します。
653 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 21:58:49 ID:???
★反町→ポイゾナスオーバー 63 (
ハートK
)(
1
+
1
)=★
654 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 21:59:15 ID:???
★反町→ポイゾナスオーバー 63 (
クラブ8
)(
3
+
1
)=★
655 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 22:04:26 ID:???
★マルシャン→ブロック 52 (
クラブ4
)(
1
+
5
)+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 (
ダイヤ5
)(
4
+
6
)+(人数補正+1)=★
信仰大爆発
656 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 22:04:33 ID:???
★マルシャン→ブロック 52 (
クラブK
)(
6
+
1
)+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 (
ダイヤ8
)(
5
+
3
)+(人数補正+1)=★
657 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 22:08:24 ID:???
★中西→パンチング 59 (
スペード4
)(
2
+
3
)=★
外伝でピエールが絡むと大概碌な事が起こらない(げっそり)
大人しく異世界行ってゾーマ倒してきてくれ
658 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 22:36:02 ID:???
ピエールは敵にしても厄介だが味方にしても厄介だからね(ゲッソリ
659 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 23:12:09 ID:xzJA8fMk
★反町→ポイゾナスオーバー 63 ( ハートK )( 1 + 1 )(*秋ジスタにより12扱い)=75★
★マルシャン→ブロック 52 ( クラブ4 )( 1 + 5 )+(人数補正+1)=58
フェルベール→ブロック 52 ( ダイヤ5 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=63★
★中西→パンチング 59 ( スペード4 )( 2 + 3 )=64★
≧2→反町の『ポイゾナスオーバー』が生徒会ゴールに突き刺さる!
反町「……これは、ただのシュートじゃない」
ボールをインパクトする直前、反町の直観がそう囁いていた。
このシュートには、重みがある。そう感じていた。
反町「(……このシュートに至るまで、色んな悲しみがあった。多くの事を失敗して来て、
それでも諦めたくないと俺が、皆が願ったから。だから、俺はこうして『もう一度』、シュートに行けるんだ……!)」
体験しなかった過去のビジョンを反町は幻視していた。
シュートは不発。それを追う仲間達の奮闘も空回り、最期にはチームは敗北。
そして、自分達は全てを失って……。――それはとても、とても悲しい映像だった。
しかし、悲しい中にも一つ、反町は嬉しく思った事があった。
反町「(……俺は一人じゃない。俺が失敗しても、皆は支えてくれる。
それは損得勘定だの打算的な考えでも無い。ただ、そうするのが当たり前だからそうしてくれる。
――『愛』があった。あの時俺は、愛されていた……)」
その確信があったからこそ、反町はシュートに重みを感じてもなお、
安心してその右脚を思いっきり振り抜く事ができた。
大丈夫だ。絶対に決まる。心配しなくても良い。それは自己暗示だけではなく、
周囲の皆が自分に対し、そう言ってくれるような気がした。
660 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 23:13:32 ID:xzJA8fMk
バシュウウウウウウウッ! ギュウウウウウウウウウウウウーーーンッ!!
そしてその想いはシュートに現れた。
流星の如きスピードで、ボールは生徒会チームのDF陣を吹き飛ばしながらすり抜けていき。
中西「……なんや、こなくそーーーっ!」
グウウッ、バチイイイッ!! グ、グググ……ッ!
中西「――ぐ、ぐおおおおおおっ!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
ズバアアアアアアアアアアアアアアッ!
―――ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
反町「や、やった……やっと。やっと決まったぞ……!!」
『やっと』の言葉に強い感慨を籠めながら、握りこぶしを天に突き上げてみせる。
反町は漸く掴んだ自身の同点シュートを限りなく力いっぱいに宣言した。
レジスタンス 3 − 3 生徒会チーム
661 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 23:14:47 ID:xzJA8fMk
穣子「やった、やったね! 一樹君! 凄いシュートだったよ!
ううっ……ぐすっ。私、信じてたからぁ……!」
反町「み、穣子さん! そんな風に抱き着かないでくださいよ! 流石に恥ずかしいです!」
アリス「――それだけに、あんたのシュートが凄かったのよ。そこは誇りなさいな。
(自分のドリブルゴール自慢は控えて仲間を立てる。これぞトモダチ作りのコツよね!)」
シュートを決めた反町は、実況や観客の熱狂冷めやらぬ内に、仲間達(主に穣子)からの祝福を受けていた。
反町が感じたシュートへの重みや、そこに至るまでの物語は、自然と他の皆にも共有されていたようで、
彼らは単純にゴールが決まった事よりも、自分達の信念が間違っていなかった事について喜んでいるようにも見えた。
ルスト「――とはいえ、必死なのは敵さんも一緒だ。試合時間は残り10分を切って、
試合は再び同点で降りだし。しかし恐らく、この次に決めたチームが勝つだろう。
そうなった以上、次のキックオフ。ピエール達は正真正銘の全力で俺達を潰しにかかるだろうな」
アモロ「ひ、ひいっ。……僕も、もう後一回くらいしか全力のセービングに行けないよ……!」
ナポレオン「……先にパンチを命中させた方の勝ち。まさにいよいよ不良の喧嘩染みてきたじゃねぇか。
フン、面白ぇ。――ソリマチ。次は俺が決めてやるぜ」
ボッシ「FWだったら、俺だって居るんだけどな。……ま、それはおいといてさ。
次のキックオフに備えて、簡単に動きや陣形について打ち合わせておかないか?
そりゃあ一気にガラッと変えるのは難しいだろうが、FWの選手を一部MFに置いたりとか、
その程度の動きだったら、今の間でも出来そうだと思うんだが」
静葉「……そうね。泣いても笑っても、ここが恐らく最後の攻防になるでしょうし。
それをどのような形で受け入れるかは、充分に検討の余地があると思うわ」
662 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/05(日) 23:16:33 ID:xzJA8fMk
自然と話題は、反町への祝福から生徒会チームとの最後の戦いへと変化していった。
ピエールや早苗は、ここで恐らく自身の全力を賭して向かってくるだろう。
それに対して、自分達はどう迎えればいいのか。そして、その後自分達はどう敵に向かうべきか。
検討すべき課題は山積しているが、次のキックオフまでには時間もない。
反町「(とりあえず、今の陣形を継続するかどうか位は検討する必要があるか……?)」
反町も仲間達の発言を聞きながら、自分なりの意見を纏め上げてみる事にした。
そしてその結果……。
A:この布陣で問題ない。このまま敵を迎え入れる!
B:反町をOMFにして布陣を4−4−2にし、中盤の支配力を高める。
C:穣子をボランチにして布陣を3−4−3にし、撃たせる前に取れるようにする。
D:反町をOMF、穣子をボランチにして布陣を3−5−2にし、中盤の支配力・守備力を底上げする。
E:その他 何か良い作戦があればこちらで
反町のガッツ:160/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(参考:現在の自軍フォーメーション)
レジスタンス:4−3−3
H−J−F Hナポレオン J反町 Fボッシ
−−−−−
−−I−− I静葉
G−−−E Gジョルジュ Eアリス
−−−−−
C−D−B Cドゴール D穣子 Bブラボー
−−A−− Aルスト
−−@−− @アモロ
663 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 23:20:05 ID:7SmifpHw
D
664 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 23:20:34 ID:7QlKJWwE
C
665 :
森崎名無しさん
:2016/06/05(日) 23:39:29 ID:iZwmmzHI
D
666 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 00:58:39 ID:fG6/m9MU
D:反町をOMF、穣子をボランチにして布陣を3−5−2にし、中盤の支配力・守備力を底上げする。
反町「……俺はもう、シュートは撃てない。だったら、これから来るであろうピエールの猛攻に備えて、
中盤の数合わせになった方が効率的だ」
ナポレオン「おう、そうしろ。最後の4点目は俺とボッシの野郎に任せとけ」
ボッシ「(ナポレオン、何だかんだで俺の事、そこそこは信頼してくれてんのな……)」
穣子「あ、あの! だったら、私もMFになるよ。もうこうなったら、中盤で止めちゃった方が良いんでしょう?
それなら、私もパスカットとかタックルで力になりたいよ」
アリス「そうね。……それもアリかもしれないわ。どうせ後は1点勝負だと言うのなら、
少しでも布陣を前に置いておいた方が良い。攻撃は最大の防御とも言うしね」
ルスト「つーことは、俺達のラストフォーメーションはこうなるって訳か」
(自軍フォーメーション)
レジスタンス:3−5−2
−H−F− Hナポレオン Fボッシ
−−−−−
−I−J− I静葉 J反町
G−D−E Gジョルジュ D穣子 Eアリス
−−−−−
C−A−B Cドゴール Aルスト Bブラボー
−−−−−
−−@−− @アモロ
667 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 00:59:43 ID:fG6/m9MU
アモロ「ラストかぁ。……いよいよ、ここまで来たんだね」
ドゴール「俺達DF陣に出来る事は少ないかもしれん。だが、最期の一秒まで最善を尽くそう」
ブラボー「俺達だって、数合わせ位にはなるだろうしな、ハッハッハ」
ジョルジュ「何だってかまわない。俺達は確かに生徒会チームの面々と比べると劣等生かもしれない。
Jr.ユース大会だって、ピエールにおんぶだっこで何もやってこなかった。
だけど、俺達にだって、俺達でしか出来ない事が、きっとある筈なんだ!」
ナポレオン「その意気だテメエら! ピエールが何を血迷ってこんな対立を作ったのかは知らねぇが、
さあ武器を取れレジスタンスの野郎ども。隊列を組んで進め。生徒会共の穢れた血が、俺達のフィールドを満たすまでな!」
レジスタンス「「「「おう!!」」」」
反町「(いや、ちょっと流石に物騒じゃないか!? ……って思ったけどこれ、ラ・マルセイエーズのモジりか。
フランスって良い所だと思ってたけど、歴史的に考えると王侯貴族も農民たちも皆日向みたいな奴らばっかりじゃないのか……?)」
ナポレオンの荒っぽい演説にいよいよ士気を高めるレジスタンスチーム。(反町は若干引いていたが)
そんな中、穣子がくいと反町の袖を引っ張った。
穣子「あのね……一樹君」
反町「? どうしたんです、穣子さん?」
穣子は複雑な顔をして、反町の顔を覗き込んでいた。一体どうしたのか反町は不安に顔を顰めたが、
それを見た穣子は慌ててううんと首を振り、反町の言外の不安――負傷や疲労を否定し、こう言った。
668 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 01:01:04 ID:fG6/m9MU
穣子「あのね。この試合に私達が勝ったら、その夜。……少し、一緒に居て欲しいの」
反町「えっ……?」
突然の言葉に言葉を失う反町だったが、穣子は既にフィールドへと戻っていった。
そしてふと前を見ると、覚悟を決めた様子のピエール達生徒会チームが並んでいたため、
反町は結局穣子に話しかける事はできなかった。
*****
――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
実況「さあ! 恐らくはこの試合最後となるキックオフです!
生徒会チームの攻撃で始まって、ボールは早速ピエール選手からサイドの岬選手へ。
そして……!」
岬「(敵はMFを増やしてきたか。だったら、ここは分断を狙って――)いきなり行くよ、『グリーンカットパス』だ!」
グワァッ、バシュウウウウウウッ!
実況「岬選手、いきなり必殺のパスを中盤に向けて放ちます!
パスの落下点は丁度静葉選手・反町選手と穣子選手・アリス選手・ジョルジュ選手の中間地点!
そしてそこにはピエール選手が駆け込んできている! 生徒会チーム、ボリュームアップしたレジスタンスの中盤を、
丁寧に分割する事で崩しにかかりました〜〜!」
669 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 01:02:05 ID:fG6/m9MU
反町「(ピエールが単騎で突っ込むかと思ったけど、避けてきたな。でも、それも仕方ない。
俺達には『オータムスカイラブタックル』があるんだ。4人以上の人数差に加えて、
オータムスカイラブがあるとすれば、流石のピエールでも分が悪い)」
静葉「そしてだからこそ、オータムスカイラブを使われても良いように。
あるいは使えなくする為に、戦力を引き離しに来たわね。
成程確かに、私達がカットに出れば、穣子の『オータムスカイラブタックル』は封じられる。
そうすれば、ピエール君はどこまでもドリブルし放題。失点の危機よ」
ボッシ「くっ……! って事は俺達は下がって、ピエールの攻撃に一点集中して備えるしかないのか!?」
反町「(でも、俺達――俺と静葉さん。それとナポレオンよりは下がり目にいるボッシ。
この三人――がボールをカットしてしまえば、逆に大きなチャンスに繋がる。
そしてもしかしたら、相手は知らないか失念していて、勘違いをしているんじゃないか?
『オータムスカイラブ』を操れるのが、静葉さんと穣子さんだけだと……)」
――確かにピエール達生徒会チームは、ここに来てレジスタンスの強み――『オータムスカイラブ』を潰すべく、
用意周到に策を練ったプレーを仕掛けてきた。しかし同時に、彼らの作戦に弱点がある事を何となく察知していた。
後はその弱点を突くだけとは思うが――反町はここでも慎重に考える。
670 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 01:03:32 ID:fG6/m9MU
反町「(この選択は大事だ。俺達が考えた中には、明確な外れが一つあるように思える。
勝負は時の運だけど、勝てるものを逃しては勝負以前の問題だ。ここは……)」
A:自分が土台になり、静葉に『オータムスカイラブパスカット』に行って貰う!(威力:57)150×2消費
B:このまま静葉とボッシの三人でパスカットに向かう!(反町のパスカット:50-2)
C:ここは動かない。下がって、来るであろうピエールの突破に備える。
D:その他 自由選択枠
反町のガッツ:160/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
671 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 01:05:00 ID:fG6/m9MU
反町「(この選択は大事だ。俺達が考えた中には、明確な外れが一つあるように思える。
勝負は時の運だけど、勝てるものを逃しては勝負以前の問題だ。ここは……)」
A:自分が土台になり、静葉に『オータムスカイラブパスカット』に行って貰う!(威力:57)150×2消費
B:このまま静葉とボッシの三人でパスカットに向かう!(反町のパスカット:50-2)
C:ここは動かない。下がって、恐らく来るであろうピエールの突破に備える。
D:その他 自由選択枠
反町のガッツ:160/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
672 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 01:15:07 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
一つ明確なハズレ〜という事で難しそうにも見えるかもですが、
基本的には文章を素直に読んで頂ければ問題ないようにしているつもりです。
>>643
遅くなりましたが一旦乙ありがとうございます。
盛り醤油のお蔭かいい結果になりましたね。
それでは、本日もお疲れ様でした。
673 :
森崎名無しさん
:2016/06/06(月) 13:55:18 ID:6M0iGoiI
A
674 :
森崎名無しさん
:2016/06/06(月) 14:14:37 ID:tgM0aZ8Y
A
675 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 23:50:25 ID:fG6/m9MU
A:自分が土台になり、静葉に『オータムスカイラブパスカット』に行って貰う!(威力:57)150×2消費
反町「(下がってピエールに備えるのは駄目だ。高い突破力を持つ早苗さんに自由を与えてしまう!
だからここは動くしかないとして。行くとしたら……こうだっ!)――静葉さん、俺に乗ってください!」
静葉「反町君。……いよいよアレをやるのね。分かったわ!」
タタタタッ……。
実況「これはどういう事でしょうか! 単身パスカットに向かうボッシ選手を尻目に、
反町選手と静葉選手は互いに近寄って、一件無意味な動きをしている風に見えますが……!?」
反町「頼む。静葉さん!」
静葉「ええ。あなたのその信仰に応えて見せるわ!」
ガシイイッ、バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!
静葉「てりゃあああああああっ!」
実況「いや、……これは! これはオータムスカイラブです! 静葉選手が反町選手を土台に、ハイジャンプ!
岬選手の鋭いパスに向かって、まるで弾丸のように蹴りを放って来ました〜〜!!」
岬「(――なんだって。あの優等生肌な反町が、あの立花兄弟のプレーを……!?)――くそっ、通せッ!」
反町「(岬のあのポーカーフェイスが崩れている……! やっぱり今の手は、岬達には見抜かれていなかったんだ!
ようし。となるとここでパスカットに成功したら、一気に敵の布陣を崩せるぞ……!!)」
676 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/06(月) 23:52:52 ID:fG6/m9MU
先着2名様で、
★岬→グリーンカットパス 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ボッシ→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
静葉→オータムスカイラブパスカット 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ピエール、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(早苗がフォロー)(穣子がフォロー)(アリスがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
なし。
677 :
森崎名無しさん
:2016/06/06(月) 23:54:35 ID:???
★岬→グリーンカットパス 56 (
クラブ6
)(
1
+
6
)=★
678 :
森崎名無しさん
:2016/06/07(火) 00:04:40 ID:???
★ボッシ→パスカット 48 (
スペード6
)(
6
+
6
)+(人数補正+1)=
静葉→オータムスカイラブパスカット 57 (
クラブJ
)(
2
+
3
)+(人数補正+1)=★
679 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/07(火) 00:26:08 ID:cTCZrF9c
★岬→グリーンカットパス 56 ( クラブ6 )( 1 + 6 )=63★
★ボッシ→パスカット 48 ( スペード6 )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=61
静葉→オータムスカイラブパスカット 57 ( クラブJ )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=63★
ボッシ「く、くそ! やるなら全力……でも届かないなんてー!?」
静葉「でも、お蔭でコースが大分絞れたわ。後はそこを刈り取れば……あっ!?」
ギュンッ……バチイイッ!
岬「……今のは、少しだけ肝が冷えたよ(ボールを後方に零した……とはいえ、
ピエールか早苗さんのどちらかがボールをフォローするまでは安心できないけどね)」
実況「静葉選手、見事なパスカットでしたが……岬選手のパスコースもさるもの!
勝負は全くの互角となり、最終的には零れ球となりました!」
反町「はぁ、はぁ……(オータムスカイラブでも、完全に奪え切れないなんて。でも、まだ終わりじゃない……!)」
ピエール「さあ、ボールを返して貰うぞ!」
ダダダダダダ……。
穣子「う、うわぁぁっ!? ボールをフォローしたはいいけど、ピエール君が追いかけてくるよぉ……!?」
アリス「……仕方ないわね。ここは私が何とか持たせてみせるわ。だから、すぐ近くの私にボールを頂戴!」
穣子「アリスさん、分かったよ! えいっ……!」
バシュッ……パシッ。
680 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/07(火) 00:52:36 ID:cTCZrF9c
アリス「サンキュ、穣子。間違いなく、このボールは前線に送ってみせるわ!」
ピエール「……ならんっ。前線送りだけはまっぴらごめんだ! 俺の矜持に賭けて止める!」
実況「零れ球をフォローしたのは穣子選手……からのパスを受けたアリス選手です!
ピエール選手が獣の如き獰猛さでカットに向かう今、アリス選手はどのようなプレーを見せてくれるでしょうか!?」
アリス「ええええいいっ!」
ピエール「うりゃああああああああっ!?」
先着2名様で、
★アリス→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ピエール→タックル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(穣子がフォロー)(カイエがフォロー)(美鈴がフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
アリスのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
681 :
森崎名無しさん
:2016/06/07(火) 00:54:54 ID:???
★アリス→ドリブル 56 (
スペード9
)(
1
+
4
)=★
682 :
森崎名無しさん
:2016/06/07(火) 00:56:33 ID:???
★ピエール→タックル 56 (
スペード3
)(
6
+
5
)=★
683 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/07(火) 01:06:59 ID:???
ピエールがボールを奪った!? …と、言った所で今日の更新はここまでにします。
明日のアモロ君の守り次第では、再リセットもあるかもしれません(検討中)。
それでは、本日もお疲れ様でした。
684 :
森崎名無しさん
:2016/06/07(火) 07:43:46 ID:???
ピエールほんとお前いい加減自重しやがれ
乙でした
685 :
森崎名無しさん
:2016/06/07(火) 15:04:42 ID:???
愛も勇気も絆も信念もダイスの前にはすべてが無力というだけのこと。
686 :
森崎名無しさん
:2016/06/07(火) 16:48:56 ID:???
リア充は強いの法則とピエールは碌なことしないの法則が対消滅を起こした結果ピエールが勝ったわけですな。
687 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 00:23:45 ID:YDT9n722
★アリス→ドリブル 56 ( スペード9 )( 1 + 4 )+(頭脳的なドリブル+3)=64★
★ピエール→タックル 56 ( スペード3 )( 6 + 5 )=67★
≦−2→生徒会ボールに。
アリス「私のブレインがあなたに破れるかしら!?」
タタッ、シュパァァッ!
ピエール「ああ、破れるさ。……俺にも、負けられない事情があるんでな。
その程度で立ち止まっていられないんだ!」
バッ、ズザアアアアアアアアアアアアアッ、バチイイッ!
アリス「……えっ!? そ、そんな。フェイントが完全に入ったのに……!」
ピエール「――如何に完璧で頭脳的な技巧でも、野生の力の前には敵わないぞ!」
実況「ああ〜! アリス選手、素晴らしいドリブルでしたが、それもピエール選手の前に阻まれる!
ボールは再び生徒会チームの下へ! そして……!」
美鈴「そして、私ですね分かります! いやー、さっきも居眠りしてたらハットトリック達成した夢見ちゃって……」
早苗「――ピエール君、私です。私にボールを……お願いします!」
ピエール「(サナエ。……君はそうまでして、自らソリマチを傷つけたいと願うか)……分かった、これが最後だ。
――決めてくれ、サナエ!」
グワッ、バシュウウウウウウウウッ!
実況「そしてピエール選手……元々先行していた早苗選手に向かって、高いセンタリングを上げた〜〜!」
美鈴「……って、アレ?」
688 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 00:24:57 ID:YDT9n722
ルスト「(早苗、だと……? 彼女は確かにドリブル突破やパスは得意だったが、
シュートにおいては今相手した美鈴と比べても劣る筈じゃあ……?)」
ピエールは大方の予想を裏切り、この試合絶好調の美鈴では無く早苗へとセンタリングを上げた。
それは、早苗が単に勝利を決定付ける一点を欲していたからではない。
――ピエールは知っていた。彼女がこの試合に向け、あるいはライバルである同い年の少女に勝つ為、
新たな大技を磨いていた事を。
早苗「決めます……!」
――バアアアアアアアアアアアアアッ! グワァアアアアア……グルウウウウウウンッ!
ブラボー「なっ……! ま、まさか、これは……!?」
アモロ「(…………! す、凄いシュートだ……。でも、止めなくちゃいけないんだ!)」
美鈴「さ、早苗さんっ!? これって、まるで霊夢の『夢想封印・瞬』みたいなんですけど……!?」
早苗は空中で大きく飛び、そのまま体制を大きく一回転させた。
スラリと伸びた右脚を更にピンと伸ばして、鋭利な刃物の如くとしてボールに押し当てる。
ブラボーとアモロが言い淀み、美鈴が霊夢の技を引き合いに出して驚愕した早苗の大技は――。
早苗「喰らって。そして負けて……! ――これが私の新技、『ドライブサマーソルト』よ!」
――バッ、シィィィ……ン! バギュウウウウウウウウウウウッルルルルルルルルルルッ!
689 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 00:27:15 ID:YDT9n722
先着3名様で、
★早苗→ドライブサマーソルト 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ドゴール→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ルスト→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★アモロ→たすけてルスト! 63 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(美鈴がねじ込み)(カイエがねじ込み)(ブラボーがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→早苗の『ドライブサマーソルト』がレジスタンスゴールを突き破る!※こうなったらゲームオーバーにしようと思います。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(美鈴がねじ込み)(生徒会のコーナーキック)(ブラボーがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
早苗はスキル・奇跡を起こす程度の能力により、カードの数値が7の場合数値が15となります。
早苗の「ドライブサマーソルト」には吹飛係数5があります。
ルストのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
690 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 00:28:02 ID:???
★早苗→ドライブサマーソルト 62 (
スペードQ
)(
2
+
1
)=★
それ、ボッシ ボッシ ボッシ
691 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 00:34:50 ID:???
★ドゴール→ブロック 48 (
クラブ3
)(
1
+
4
)+(人数補正+1)=
ルスト→ブロック 51 (
スペードA
)(
3
+
1
)+(人数補正+1)=★
692 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 00:36:21 ID:???
★アモロ→たすけてルスト! 63 (
クラブ2
)(
4
+
5
)=★
693 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 00:36:47 ID:???
★アモロ→たすけてルスト! 63 (
ダイヤA
)(
5
+
1
)=★
694 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 00:44:31 ID:???
ポスト「呼ばれたかと思ったらアモロが取ってた」
695 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 00:59:09 ID:YDT9n722
★早苗→ドライブサマーソルト 62 ( スペードQ )( 2 + 1 )=65★
★ドゴール→ブロック 48 ( クラブ3 )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=54*吹き飛び!
ルスト→ブロック 51 ( スペードA )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=56★*吹き飛び!
★アモロ→たすけてルスト! 63 ( クラブ2 )( 4 + 5 )=72★
≦−2→レジスタンスボールに。
バシュルルルル……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
ドゴール「ぐはぁーーーっ!?」
ルスト「凄い威力だ……。こいつ本当にMFか? FWでも充分世界に通用するぞ!?」
早苗が放った必殺のシュートはまさに神風の如くドゴールやルストを吹き飛ばした。
しかし、それでもアモロは怯えなかった。彼はルストが吹き飛ぶ寸前に飛ばしたサインを見逃さなかった。
アモロ「(ここで失敗したら負ける。……でも、いやだ。負けたくない。
ナポレオンとボッシとルストと、それに反町君達と一緒にここまで来た勝負を、台無しにしたくない。
……始めてだ。ここまで負けたくない――いや、勝ちたいと思ったのは!)――!!!」
バッ! ――バシュッ!
早苗「そん、な……!?」
乾いた音が二度響いた。アモロが飛び、正確なパンチでボールを前にはじき出した音だった。
ルストのサインプレーを受け、そして、仲間と勝ちたいと願った彼のセーブ力は、並のGKを凌駕していた。
早苗のシュートは不発となり、ボールはフォローしたブラボーへと渡り……。
ブラボー「さあ皆! あと一息だぞ! 走れ走れ!」
グワァァッ、バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!
実況「ブラボー選手、アモロ選手が守ったボールを早速大きくクリア! ボールは中盤へと綺麗に飛んでいき……!」
696 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 01:00:19 ID:YDT9n722
ポーン、パシッ。
静葉「(アリスが下がり目の位置にいる今、ここは私が攻めるしかないわね。……穣子、反町君、皆。力を貸して!)」
タタタタタタタッ……!
実況「ボールはレジスタンストップ下の秋静葉選手へ!
そして静葉選手、決然とピエール選手、早苗選手不在の中央を進みます!」
岬「……やれやれ。僕が行くしかないみたいだね(――『ダーティディフェンス』をすれば、バレない限り、
僕は恐らく十中八九勝てる。だけど、ここは……)」
モーリス「俺もいるぞ!」
実況「静葉選手に立ちふさがるのは岬選手とモーリス選手の二人!
ここさえ抜ければレジスタンス、勝利へとグンと近づきますが……果たして、勝てるでしょうか〜!?」
静葉「――抜く!」
697 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 01:01:52 ID:YDT9n722
先着2名様で、
★静葉→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★岬→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
モーリス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→静葉、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(穣子がフォロー)(ネールがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
静葉のマークがダイヤで「落葉ターン(+4)」が発動します。
698 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 01:05:52 ID:???
★静葉→ドリブル 53 (
ハート2
)(
1
+
4
)=★
699 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 01:07:19 ID:???
★岬→タックル 51 (
スペード9
)(
4
+
3
)+(人数補正+1)=
モーリス→タックル 51 (
ダイヤ3
)(
4
+
2
)+(人数補正+1)=★
700 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 01:23:38 ID:YDT9n722
★静葉→ドリブル 53 ( ハート2 )( 1 + 4 )=58★
★岬→タックル 51 ( スペード9 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=59
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてネールがフォロー
静葉「そこっ!」
タッ!
岬「(意外に早いな……)――そこかっ!?」
バッ! ――バシイイイッ!
静葉「しまった……!」
実況「ああ〜っと! 静葉選手のドリブルは岬選手の技巧派タックルで零れ球に!
ボールは中盤のネール選手がフォローしました!」
ネール「よし、ここを切り抜けてピエールにパスだ!」
タッ!
穣子「ええっ! そ、そうはさせないんだから!」
タタタッ、ズザアアアアアアアアアアアアッ!
反町「(……身体が重い。体力の限界みたいだ。だけど、穣子さんや静葉さんばかりに、戦わせたくない。
俺も一緒に、限界の限界までは、戦いたい……!)はぁ、はぁ……! 穣子、さん。俺にも、手伝わせてくれ……!」
タッ……
穣子「か、一樹くんっ!? そんなにボロボロなのに……。――でも、ありがと。二人で行けば、きっと大丈夫だよ!」
701 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 01:28:45 ID:YDT9n722
実況「ボールをフォローしたネール選手に向かいますは、穣子選手と反町選手!
反町選手は大技の連発で疲労困憊の様子ですが、地道にネール選手のドリブルコースを削り、内助の功を図ります!
穣子選手は、静葉選手に反町選手の愛を受けて、ボールを刈り取る事に成功するでしょうか!?」
先着2名様で、
★ネール→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★穣子→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
反町→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ガッツ100未満ペナ-3)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ネール、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボルンがフォロー)(ジョルジュがフォロー)(ナポレオンがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
反町のマークがダイヤで「ネオポイゾナスタックル(+3)」が発動します。
反町のマークがハートで「ポイゾナスタックル(+2)」が発動します。
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。
穣子のマークがダイヤ・ハートで「ウォームカラーハーベスト(+2)」が発動します。
702 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 01:31:30 ID:???
★ネール→ドリブル 51 (
スペードJ
)(
4
+
6
)=★
703 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 01:31:34 ID:???
★ネール→ドリブル 51 (
クラブ7
)(
2
+
1
)=★
704 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/08(水) 01:31:35 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
>>684
乙ありがとうございます。ピエールはかなりノッてますね…
>>685
すべてが無力という絶望を受けて、それでも尚立ち上がれるかどうかが鍵となりますね。
>>686
ピエールも多分リア充ですから、その分加算が乗ったんでしょうか…
705 :
森崎名無しさん
:2016/06/08(水) 02:18:10 ID:???
★穣子→タックル 53 (
ハートK
)(
2
+
2
)+(人数補正+1)=
反町→タックル 52 (
クラブ8
)(
1
+
6
)+(人数補正+1)+(ガッツ100未満ペナ-3)=★
706 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/09(木) 00:50:59 ID:zohS66Ns
★ネール→ドリブル 51 ( スペードJ )( 4 + 6 )=61★
★穣子→タックル 53 ( ハートK )( 2 + 2 )+(人数補正+1)+(ウォームカラーハーベスト+2)=60
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。ナポレオンがフォロー
穣子「えーーいっ! 『ウォームカラーハーベスト』!」
ズザアアアアッ、バシュンッ!
ネール「中々やるな。だが、俺達フランスユース・ヌーヴォーを舐めるなよ!」
バッ! ――シュパッ! ――バチイッ!
実況「ネール選手、穣子選手と反町選手の二人三脚プレーにも負けず、懸命にボールキープ!
結果としてはボールは零れてしまいましたが、それを後方のDF・ボルン選手がフォローします!」
ボルン「(中盤は混戦状態だが、若干俺達が押している。ここを通せば勝てる!)」
グワァァッ、バシュウウウッ!
実況「そしてボルン選手パス! 目指すは勿論、中盤に戻ってきたピエール選手です!
パスカットに向かうのはフォロワーと徹していたジョルジュ選手! そして……」
ダダダダダッ、バァッ!
ナポレオン「……チイッ! 何やってるんだテメエら!」
実況「そして、ボールがDF側に来た事を幸いに、FWのナポレオン選手も積極的に守備参加!
乱暴に走りまくってボールに飛びついた〜!!」
707 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/09(木) 00:52:04 ID:zohS66Ns
先着2名様で、
★ボルン→パス 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ナポレオン→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ジョルジュ→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ピエール、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(岬がフォロー)(フェルベールがフォロー)(反町がフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
特になし。
708 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 00:53:26 ID:???
★ボルン→パス 51 (
クラブ8
)(
6
+
3
)=★
709 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/09(木) 01:01:35 ID:???
…と、言ったところで短いですが、今日の更新はここまでにします。
710 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 01:49:50 ID:???
★ナポレオン→タックル 51 (
ハートK
)(
1
+
3
)+(人数補正+1)=
ジョルジュ→パスカット 48 (
ダイヤ7
)(
2
+
2
)+(人数補正+1)=★
711 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 06:37:06 ID:???
パスにタックルで向かうようなやつに何やってんだとか言われたくないわい
712 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 10:19:04 ID:???
そしてこのダイスの格差よ
713 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 15:25:53 ID:???
サッカー上手くなりたいがサッカー漬けの学校生活は送りたくないって動機の反町チームと
(たぶん)実家のためにがんばってるピエール&早苗に、
ほとんど自業自得とはいえ自分の将来を誰よりも考えてあがいてる岬たちと比べると、
言ったらなんだけど動機としての格は後者の方が上だよね。
それがこのダイスの差なのかもしれんね。
714 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 16:18:12 ID:???
今は世界のユース世代はサッカー漬けにはさせないらしいよ。
日本の練習量の三分の一ぐらいで短期間に無茶苦茶ハードな練習させて、残りの時間は一般の学生と変わらないんだって。
715 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 16:24:58 ID:???
現代サッカーでは、ユース世代でのサッカー漬けは人格形成に悪影響が出ると、否定的なんだよね。だから、反町達の方が正しいんだよ。
716 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 16:32:02 ID:???
最近でも元ドイツ代表でW杯で得点王取った人が騙されて一文無しになったからね。
その人はバイエルンに助けて貰ったらしいけど。
717 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 16:43:28 ID:???
「気持ちの強さは関係ないでしょ」って台詞が某ジャンプ漫画にあってな
実力が拮抗してるなら勝負を左右するのは事前の準備と運
今回はピエの方に運があったって話ですな
718 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 20:47:58 ID:???
ユース時代はってことは大人になったらサッカー漬けの生活になるの?
719 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 21:04:59 ID:???
>>718
現代サッカーでは、練習のし過ぎはかえって良くないという考えが主流になっている。
オーバーワークによる疲労骨折が問題化したんだわ。
どこのクラブも、サッカー漬けを禁止しているよ。
サッカーはサッカー、プライベートはプライベートと、上手に切り替えなさいと指導されているはず。
720 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 21:24:16 ID:???
今は短時間で高負荷の練習が主流になって来ましたね。
721 :
森崎名無しさん
:2016/06/09(木) 22:11:03 ID:???
ふーむ
じゃあ俺もジムとか行ったら30分ぐらい超キツいトレーニングして家帰るとかがいいのかなぁ
722 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/10(金) 01:32:42 ID:vk8xGvJ6
★ボルン→パス 51 ( クラブ8 )( 6 + 3 )=60★
★ナポレオン→パスカット 51 ( ハートK )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=56
ジョルジュ→パスカット 48 ( ダイヤ7 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=53★
≧2→ピエール、パスキャッチ。
ボルン「学生生活を楽しみたい? 仲間と楽しくサッカーがしたい?
そんな戯言を叩くような奴らに、血のにじむような練習を重ねた俺達が負けるか!」
バシュルルルッ!
ナポレオン「グッ……」
ジョルジュ「……(奴らに対抗できない。これが、俺達の限界なのか……?)」
実況「ボルン選手が出したロングパスは見事に通りました! そしてそのパスをキャッチしたのは……」
ピエール「……終わりだ。今度こそ!」
ダッ!
実況「ここで漸くピエール選手が登場だ〜! 中盤でボールを受け取ったピエール選手、
混戦が終わったばかりでもつれ合う両軍MF陣を抜いて、ゴールへとドリブルで一直線です!」
アリス「(彼の真っ直ぐな視線。そして疲弊しきったアモロ君。早苗もややへばった様子で……パスカットに秀でた私が傍にいる。
これだけの状況があれば、誰でも分かる――ピエール君は、ここは自分で攻めてくる!
パスカットでボールを奪われる事を避け、得意のドリブルで敵陣に入り――そして、『スライダーシュート』で、
満身創痍のアモロ君に止めを刺す気ね! ……でも、そうはさせないわ。だって……)幾らでもバカにされようが、
甘かろうが何だろうが、ここは私の居場所なのよ! 居場所を守る為なら、容赦しないんだからッ!」
タッ、ズザアアアアアアッ!
ブラボー「……アリスさんの言う通りだ。俺も戦うぞ!」
723 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/10(金) 01:34:01 ID:vk8xGvJ6
ピエール「……ここまで絶望的な状況でも、まだ戦うか。愚かな」
スッ……。
実況「ピエール選手、中盤底でタックルに向かったアリス選手とブラボー選手に対峙!
普段ならこうした場面、パスに向かう事の多いピエール選手ですが……!」
ピエール「ならば――この俺が、今楽にしてやる!」
ダッ! ダダダダダッ!
実況「ピエール選手、ドリブルでレジスタンスの中盤底に突っ込んで行った〜〜!」
先着2名様で、
★ピエール→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アリス→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ブラボー→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ピエール、ドリブル突破。そしてシュートへ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(美鈴がフォロー)(岬がフォロー)(ルストがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
ピエールのマークがダイヤで、「芸術的なドリブル(+5)」が発動します。
ピエールのマークがハートで、「マルセイユルーレット(+3)」が発動します。
ピエールのマークがスペードで、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
アリスのマークがダイヤで「トリップワイヤー(+2)」が発動します。
724 :
森崎名無しさん
:2016/06/10(金) 01:34:56 ID:???
★ピエール→ドリブル 56 (
ダイヤ10
)(
1
+
4
)=★
725 :
森崎名無しさん
:2016/06/10(金) 01:36:14 ID:???
★アリス→タックル 53 (
ダイヤJ
)(
2
+
1
)+(人数補正+1)=
ブラボー→タックル 50 (
ダイヤ8
)(
1
+
3
)+(人数補正+1)=★
726 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/10(金) 01:54:30 ID:???
ピエールが突破し、レジスタンスはいよいよ風前の灯か!?…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
ただ、風前の灯とは書きましたが、ガッツを計算してみたらアモロ君はギリギリたすけてセーブ使用可だった為、
意外となんとかなるかもしれません。
>>711
すみません、これはナポレオンじゃなくて私のミスです(汗)
>両サイドの気持ちについて
反町達も一応自分達の居場所を守る為に戦ってはいますが、
それは相手も同じですし、どうしても反町側が甘いように見えますね。
でも、折角の物語なので、甘い連中の愛のパワーが現実に勝利しても良いんじゃないかと思います。
>サッカー練習について
私もそんなような話は聞いた事があります。
ただ、山ごもりして岩砕いてるミューラーが最強クラスのキーパーになってる世界ですし、
その辺りの考証については大らかに見て頂ければ幸いです。
727 :
森崎名無しさん
:2016/06/10(金) 15:22:58 ID:???
しかしダイスも無駄な抵抗をするもんだ。
どんだけ偏らせて何度敵に勝たせても、こっちはただ単に勝つまでやり直すだけなのに。
728 :
森崎名無しさん
:2016/06/10(金) 16:01:14 ID:???
リセットの力いいよね……
729 :
森崎名無しさん
:2016/06/10(金) 17:38:14 ID:???
いい……
730 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 13:40:10 ID:???
更新再開します。
>>727-729
敗北が重くのしかかり過ぎ、今後の描写等に悪影響を及ぼすのは当然辛いですが、
逆に敗北のペナルティが軽視され過ぎるのもGMとしては辛いものがありますね…
ただ単にやり直すだけ、とならないように(かつ詰まないように)する為の工夫が必要ですね。
今回ゲームオーバーになった時には、リセットにしつつも、少し対策を考えてみようと思います。
731 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 13:45:10 ID:???
★ピエール→ドリブル 56 ( ダイヤ10 )( 1 + 4 )+(芸術的なドリブル+5)=66★
★アリス→タックル 53 ( ダイヤJ )( 2 + 1 )+(人数補正+1)+(トリップワイヤー+2)=59
ブラボー→タックル 50 ( ダイヤ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=55★
ピエール「無駄だッ! 君たちの裏付けの無い理想は、俺達が提示する現実の前に敗れるんだ!」
バッ! シュンッ、シュパァッ! クルクルクルッ!
アリス「……一瞬で高度なフェイントを連発するなんて。まさに『芸術的なドリブル』ね!」
ブラボー「感心している場合じゃない! ピエールが……ピエールが、行ってしまったぞ……!?」
アリス「分かっているわ。……でも、過去は変える事ができない。後私達にできることは――仲間を、信じる事だけよ」
ブラボー「威勢よく向かって負けておいて、仲間を信じる、か……。都合が良すぎないかな?」
アリス「どうして? だって私、知ってるのよ。そういう勝った負けたみたいな詰まらない事に拘らず、
いつでも互いを信じあえる。互いを尊敬し合える関係。――それが、本当の『トモダチ』って意味なんでしょ?」
ブラボー「……まさか、教室でいつも独り寝たふりをしながら孤独に過ごしていたアリスさんから、そんな事を言われるなんてな。
――でも、そうだな。都合が良かろうが情けなかろうが、信じるしかないよな。俺達の『トモダチ』を」
732 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 13:47:11 ID:???
実況「ピエール選手、ドリブル突破成功! そして……!」
ピエール「(サナエは先のシュートでかなり疲労している。だから選択肢は必然的に一つだ!)
――メイリンさん。あなたはこの試合ずっと好調だ。それを保ったまま、ハットトリックを決めてくれ!」
バシュウウッ!
美鈴「(わ、私ってば、期待されてる……!? 私がお嬢様や妹様みたいな一流のストライカーとして、認められてる……!?)
――は、はいっ! 背水の陣で頑張ります!! ホイチョ〜〜!」
バァァァァァッ! ……グワァァアアアアアアアアアアアッ、グルンッ!
アモロ「はぁ、はぁ……どうしよう、もう体力の限界だよ……? もう、止められないよ……!」
ルスト「……諦めるな、アモロ。俺はお前を信じてサインを出す。だから、お前は俺を信じて……もう一度、飛んでくれ!」
観客「アモロ アモロ アモロ アモロ(←普段のそれではなく、純粋にアモロを応援したい気持ち)」
アモロ「……………(僕は人に頼らないとゴールも守れない、どうしようも無いダメキーパーだ。
だけど、皆はこんな僕を認めてくれる。こんな僕を応援してくれる。
もしも、ピエール達が勝って学校が変わったら、僕はきっと、切り捨てられる。
だったら、迷う必要なんてない。……例えこの身がバラバラになっても、やるしか、ないんだ……!!)」
グッ……。
――ルストと観客からの激励を受け、アモロが最後の闘志を振り絞ったのと。
美鈴「――これでトドメです! アチョ〜〜ッ、『過頂緋龍拳』!!」
――バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
この試合絶好調の美鈴が思いっきり振りかぶって、最後の多段オーバーヘッドキックに出たのは同時だった。
733 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 13:52:08 ID:rQFZpPLU
先着3名様で、
★美鈴→過頂緋龍拳 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ドゴール→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ルスト→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★アモロ→たすけてルスト! 63 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カイエがねじ込み)(早苗がフォロー)(ジョルジュがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→美鈴の『過頂緋龍拳』がレジスタンスゴールを突き破る!※こうなったらゲームオーバーにしようと思います。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カイエがねじ込み)(生徒会のコーナーキック)(ジョルジュがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
美鈴の「過頂緋龍拳」には吹飛係数3があります。
ルストのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
―――――――――――――――――――――――
…と、言った所で外出するので一旦ここまでです。
734 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 14:11:10 ID:QC3VtbJ2
★美鈴→過頂緋龍拳 62 (
クラブA
)(
5
+
2
)=★
へたれろー
735 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 14:12:40 ID:???
★ドゴール→ブロック 48 (
スペード10
)(
1
+
4
)+(人数補正+1)=
ルスト→ブロック 51 (
スペード6
)(
3
+
5
)+(人数補正+1)=★
736 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 14:14:32 ID:???
★アモロ→たすけてルスト! 63 (
クラブ2
)(
2
+
2
)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
カードだけへたれてもダメじゃん…。
737 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 14:29:16 ID:???
しかしあれだな、ここまで勝てないとむしろ燃えるな
738 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 18:06:30 ID:???
負けたらペナルティって言われても今回みたいに引きが偏ってるだけの戦いでペナルティくらうのは心情的につらいな……
こっちが致命的に作戦ミスして負けたならそりゃペナルティも当然かなって思うけれども
739 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 18:15:12 ID:???
まぁほどよい感じに仕上げてくれるさ!
今回は素直にピエールさんを誉めようや。
しかし美鈴の決定率がヤバい。これはエースストライカー。
740 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 19:25:29 ID:???
もう負けたまま進んでもいいのではないだろうか
反町組加入不可能にして
741 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 19:56:56 ID:???
反町と秋姉妹を外して、アリスと矢車兄貴加入でいいんじゃないかと。
アリスがいなかったら、この試合大敗していたぞ。
742 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 21:08:16 ID:???
加入不可能とか唐突な松山加入は本当に勘弁してくれ
引きの偏りは本当にどうしようもないんだから
743 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 21:14:52 ID:???
アリスさん以外の反町組加入不可能でいいんじゃね?
744 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 21:32:25 ID:???
こっちにペナルティ与えるんじゃなくて二回も勝利した向こうに報奨を与えればいいんじゃないかな
例えば今後の再戦したときに美鈴が絶対的なストライカーとしてたくましく成長しているとか
フレーバーで早苗とピエールの実家の状況が少し良くなるとか
……つーか美鈴さんは今回超頑張ってたから何か恩恵受けていいと思うのよマジで!
745 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 21:33:17 ID:???
これ以上は止めよう、反町組に思い入れがある人もいるだろうしGMさんもそうだと思うから。
GMさんと参加者の意識のズレで物語がビターエンドになるのはもうたくさんだ。
746 :
森崎名無しさん
:2016/06/12(日) 22:51:55 ID:???
GMさんが気持ちよくやれるのが一番だしね。
747 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:07:31 ID:rQFZpPLU
>今回のリセットについて
とりあえず、今回のリセットでは数値的、あるいは仲間的なペナルティは付与しません。
ほぼノーリスクなリセットがある事でゲームへの参加意欲が無くなるのは問題ですが、
だからと言って、どうしようも無い引きの悪さで負けた場合にペナルティを付与するのも嫌だと思いますし、
GMとしても、ペナルティが重なる事でゲームが詰んでしまう事を恐れています。
なので、リセット間隔を広くする、描写を工夫するという方法で、安易なリセットを生まないようにしようと思います。
(ただ、今回は流石にあんまりなので、ここもちょっと甘くしました)
ご意見頂いた『向こうに報奨を与える』等、物語的にもプラスになりそうな方法は取り入れていきたいです。
>当スレの進行について
コメントで頂いた意見については真摯に受け取り、問題だと思った点については随時検討しつつも、
最終的には私が面白いと感じられる方法で進めたいと思います。
私としては、反町達仲間キャラについても、単なる能力値が設定された駒ではなく、
それぞれ失敗する事や面倒臭い事もあるけれど、それでも使いたいような、
愛着のあるキャラクターとして描写していきたいと思っています。
748 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:09:10 ID:rQFZpPLU
★美鈴→過頂緋龍拳 62 ( クラブA )( 5 + 2 )=69★
★ドゴール→ブロック 48 ( スペード10 )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=54
ルスト→ブロック 51 ( スペード6 )( 3 + 5 )+(人数補正+1)=60★
★アモロ→たすけてルスト! 63 ( クラブ2 )( 2 + 2 )+(ガッツ300未満ペナ-1)=66★
≧2→美鈴の『過頂緋龍拳』がレジスタンスゴールを突き破る!※こうなったらゲームオーバーにしようと思います。
――アリスさんの祈りは届かなかった。
ドゴオオッ!
ドゴール「ぐっ……!?」
バギイイッ!
ルスト「(やはり俺では駄目か。頼むぞ、アモロ……!)」
ドゴールとルストは美鈴のシュートに耐え切れず大きく吹き飛ばされて。
アモロ「(……う、動けない。どうしてだよ、何で動かないんだよ! あんなに勇気を振り絞って決意したのに。
僕の精神は今頃、全てを犠牲にしてでもあのシュートを防ぎたいと思っているのに。
どうして、どうしてどうして身体が動いてくれないんだよーーーっ!?)」
アモロは累積した疲労が祟り、脳の指令が身体に伝わらない。
そうしている間にも、数回分のキックを籠めたシュートはアモロのどてっぱらを貫き――。
バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
――ズバアッ! ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
……試合は後半ロスタイムを残すのみにして、趨勢を決定付ける生徒会チームの4点目が決まってしまった。
749 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:10:28 ID:rQFZpPLU
美鈴「あ、アレ!? そろそろ防がれると思ったのに!? もしかして私の実力、とうとうお嬢様を越えちゃったとか!?」
ピエール「(彼女の実力がどの程度であるかは据え置くにしても、彼女が今日の試合絶好調だった事は間違いない。
正直半信半疑だったが、まさかここまでやってくれるとは……)」
美鈴が無邪気にはしゃぐ中、ピエールは彼女の予想外の活躍に驚きつつもこの先の勝利を確信していた。
試合は残りあと僅かで、主力の反町は疲労困憊。これ以上攻めても点差を返す事は困難。
ピエール、早苗、岬を軸とした中盤を乗り越え、相撲GK・中西の壁を超え……それを2回繰り返す事は物理的に不可能だ。
早苗「(これで、良かったのかな……)」
ピエールに誘われて生徒会チームに入った早苗は、勝利を目前としながら慙愧の念に思い悩みながらも――。
岬「――さあ、残りは消化試合だよ。急ごう」
早苗「……は、はい」
どこまでも冷徹で柔和な笑顔を絶やさぬ岬に手を引かれ、次のキックオフに備える事にする。
そして――。
ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイッ!!
レジスタンス 2 − 4 生徒会チーム 試合終了……
750 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:12:54 ID:rQFZpPLU
実況「ここでホイッスル! 試合終了! 試合は3−4で生徒会チームの勝利!
これで学校の運営は、徹底したエリート教育を重視する生徒会の方針に委ねられる事となりました!」
反町「(そ、そんな……!)」
ボッシ「くそっ、くそっ……!」
ナポレオン「……使えねぇ奴はただのゴミ。ソイツの代わりなんて沢山居る。
――それが、世の中の道理だ。力を示せなかった俺達に、言える言葉はねぇ。黙って去るだけだ」
反町達レジスタンスは返す言葉が無い。力を示すべく敵に立ち向かい、その結果、力を示せなかった。
ナポレオンの言葉に、誰も反論する事ができないでいた。
穣子「ううっ、ぐすっ……。ごめんなさい、ごめんなさい、一樹君。皆ァ……!」
静葉「(……もしもあの時、私がボールをキープできていれば。奪う事が出来ていれば。
――負けるにしても、こんな後悔が残る負け方だけは……したくなかったのに)」
窮地において力を発揮できなかった穣子と静葉は、ただ涙を流すしかできないでいた。
アリス「何言ってんのよ、皆ァ……! 試合はまだ終わってない! まだ試合終了のホイッスルが鳴っただけじゃないのよ!
私達はまだ戦える。戦いはまだ、始まったばかりなのよぉ……!」
アリスさんは熱血染みた事を言っていたが、日ごろの行いが祟り、不幸にも誰にも相手にされていなかった。
751 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:14:19 ID:rQFZpPLU
反町「(俺達の想いは決して間違っていない。ただ、俺達のプレーが相手より劣っていて、
相手のプレーが俺よりも優れていただけだ。……それは分かっていても、後悔してしまうな。
ああ……俺は、何を一人粋がっていたんだろうか。もう、何も話したくない……)」
そして反町は、この試合において穣子達を――フランスで出来た仲間達を守れなかった事を悔いていた。
彼は再び、言いたい事を言えない臆病な少年へと逆戻りしていた。
*****
――そしてそれから、反町と秋姉妹の姿を見た者は誰も居ない。
信仰を失い消えてしまったか、それとも山に籠り今もサッカー修行を続けているのか。
アリスさん「……フフ。今となっては懐かしいわねぇ……」
その真実を知るのは、数百年後も魔法の森にてぼっちで人形作りに精を出す、アリスさんのみぞ知る事となった。
752 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:15:32 ID:rQFZpPLU
*****************************
ででんでんででででん♪←ゲーム版2の例の音楽
BAD END 9
「アリスさんの伝説2」
*今回は引きの悪さが祟った結果なので、更新のテンポ等も考慮した上で、
反町が3点目を挙げた直後、
>>662
から再開にしようと思います。
753 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:16:32 ID:rQFZpPLU
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
――――――――――
―――
ナポレオン「……マチ。おい、ソリマチ! 疲れたのは分かるがしっかりしやがれ!」
反町「――あ、れ……?」
反町はナポレオンに肩を揺さぶられて目覚めた。
初めは場の状況が、何故自分がここにいるのかすら思いつかなったのだが、やがて認識する。
……そう。自分は今、『ポイゾナスオーバー』で中西からゴールを決めて……。
そして、皆から祝福されている中、ふと意識がぼんやりしていたのだと。
反町「(……また、夢を見ていた。俺達がどうしようも無く負ける夢だ)」
心配して声を掛けてくれたナポレオンに軽く礼を言いながら、反町は先程の事を思い出していた。
薄れた意識の中で見えたビジョンがあまりに現実味を帯びていた事を反町は思い出し、一人震える。
自分は『また』、運命に抗えずに敗北を喫してしまうのではないか……と。
そんな我ながら狂気的とも言える妄想を振り払いながら、反町は最後の打ち合わせを行う仲間達の声に耳を傾ける事にした。
754 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:17:56 ID:rQFZpPLU
ルスト「――――必死なのは敵さんも一緒だ。試合時間は残り10分を切って、
試合は再び同点で降りだし。しかし恐らく、この次に決めたチームが勝つだろう。
そうなった以上、次のキックオフ。ピエール達は正真正銘の全力で俺達を潰しにかかるだろうな」
アモロ「ひ、ひいっ。……僕も、もう後一回くらいしか全力のセービングに行けないよ……!」
ナポレオン「……先にパンチを命中させた方の勝ち。まさにいよいよ不良の喧嘩染みてきたじゃねぇか。
フン、面白ぇ。――ソリマチ。次は俺が決めてやるぜ」
ボッシ「FWだったら、俺だって居るんだけどな。……ま、それはおいといてさ。
次のキックオフに備えて、簡単に動きや陣形について打ち合わせておかないか?
そりゃあ一気にガラッと変えるのは難しいだろうが、FWの選手を一部MFに置いたりとか、
その程度の動きだったら、今の間でも出来そうだと思うんだが」
静葉「……そうね。泣いても笑っても、ここが恐らく最後の攻防になるでしょうし。
それをどのような形で受け入れるかは、充分に検討の余地があると思うわ」
755 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/12(日) 23:19:24 ID:rQFZpPLU
反町「(とりあえず、今の陣形を継続するかどうか位は検討する必要があるか。
――さっき見た夢では、俺達は下の選択肢にある、Dの案を採用していた気がするけれど……?)」
反町も仲間達の発言を聞きながら、先程見た夢の中身も考慮しつつ、自分なりの意見を纏め上げてみる事にした。
そしてその結果……。
A:この布陣で問題ない。このまま敵を迎え入れる!
B:反町をOMFにして布陣を4−4−2にし、中盤の支配力を高める。
C:穣子をボランチにして布陣を3−4−3にし、撃たせる前に取れるようにする。
D:反町をOMF、穣子をボランチにして布陣を3−5−2にし、中盤の支配力・守備力を底上げする。
E:その他 何か良い作戦があればこちらで
反町のガッツ:160/820
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(参考:現在の自軍フォーメーション)
レジスタンス:4−3−3
H−J−F Hナポレオン J反町 Fボッシ
−−−−−
−−I−− I静葉
G−−−E Gジョルジュ Eアリス
−−−−−
C−D−B Cドゴール D穣子 Bブラボー
−−A−− Aルスト
−−@−− @アモロ
756 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 00:06:33 ID:RR0tqo4+
D
757 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 00:15:03 ID:n6gtjlqk
D
758 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 00:28:27 ID:wCeLH0/M
D:反町をOMF、穣子をボランチにして布陣を3−5−2にし、中盤の支配力・守備力を底上げする。
反町「(……ここは、変える必要は無いだろう)――俺はもう、シュートは撃てない。
だったら、これから来るであろうピエールの猛攻に備えて、中盤の数合わせになった方が効率的だ」
ナポレオン「おう、そうしろ。最後の4点目は俺とボッシの野郎に任せとけ」
ボッシ「(ナポレオン、何だかんだで俺の事、そこそこは信頼してくれてんのな……)」
穣子「あ、あの! だったら、私もMFになるよ。もうこうなったら、中盤で止めちゃった方が良いんでしょう?
それなら、私もパスカットとかタックルで力になりたいよ」
アリス「そうね。……それもアリかもしれないわ。どうせ後は1点勝負だと言うのなら、
少しでも布陣を前に置いておいた方が良い。攻撃は最大の防御とも言うしね」
ルスト「つーことは、俺達のラストフォーメーションはこうなるって訳か」
(自軍フォーメーション)
レジスタンス:3−5−2
−H−F− Hナポレオン Fボッシ
−−−−−
−I−J− I静葉 J反町
G−D−E Gジョルジュ D穣子 Eアリス
−−−−−
C−A−B Cドゴール Aルスト Bブラボー
−−−−−
−−@−− @アモロ
759 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 00:30:31 ID:wCeLH0/M
アモロ「ラストかぁ。……いよいよ、ここまで来たんだね」
ドゴール「俺達DF陣に出来る事は少ないかもしれん。だが、最期の一秒まで最善を尽くそう」
ブラボー「俺達だって、数合わせ位にはなるだろうしな、ハッハッハ」
ジョルジュ「何だってかまわない。俺達は確かに生徒会チームの面々と比べると劣等生かもしれない。
Jr.ユース大会だって、ピエールにおんぶだっこで何もやってこなかった。
だけど、俺達にだって、俺達でしか出来ない事が、きっとある筈なんだ!」
ナポレオン「その意気だテメエら! ピエールが何を血迷ってこんな対立を作ったのかは知らねぇが、
さあ武器を取れレジスタンスの野郎ども。隊列を組んで進め。生徒会共の穢れた血が、俺達のフィールドを満たすまでな!」
レジスタンス「「「「おう!!」」」」
反町「(ラ・マルセイエーズか……。荒っぽくてこれを国歌にするのはどうかと思うけど。
今は、その位に強い気持ちを持っていた方が良い気がする。何度も繰り返す絶望に、終止符を打つ為にも……!)」
ナポレオンの荒っぽい演説にいよいよ士気を高めるレジスタンスチーム。
そんな中、穣子がくいと反町の袖を引っ張った。
穣子「あのね……一樹君」
反町「……穣子さん。どうしたんです?」
穣子は複雑な顔をして、反町の顔を覗き込んでいた。
反町は静かにそれに応じると、穣子は表情を決然としたものに変えて、こう続けた。
760 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 00:32:20 ID:wCeLH0/M
穣子「あのね。この試合に私達が勝ったら、その夜。……少し、一緒に居て欲しいの」
反町「……はい」
このやりとりに反町が既視感を覚える中、穣子は反町の返事を聞いて、自分のポジションへと戻っていった。
そしてふと前を見ると、覚悟を決めた様子のピエール達生徒会チームが並んでいる。
反町「(……今度こそ、勝とう。そして、約束通り、穣子さんの話を聞いてあげるんだ……!)」
穣子の気丈な後ろ姿を見て、反町は勝利への決意を再び固めた。
*****
――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
実況「さあ! 恐らくはこの試合最後となるキックオフです!
生徒会チームの攻撃で始まって、ボールは早速ピエール選手からサイドの岬選手へ。
そして……!」
岬「(敵はMFを増やしてきたか。だったら、ここは分断を狙って――)いきなり行くよ、『グリーンカットパス』だ!」
グワァッ、バシュウウウウウウッ!
実況「岬選手、いきなり必殺のパスを中盤に向けて放ちます!
パスの落下点は丁度静葉選手・反町選手と穣子選手・アリス選手・ジョルジュ選手の中間地点!
そしてそこにはピエール選手が駆け込んできている! 生徒会チーム、ボリュームアップしたレジスタンスの中盤を、
丁寧に分割する事で崩しにかかりました〜〜!」
761 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 00:34:53 ID:wCeLH0/M
反町「(ピエールが単騎で突っ込むかと思ったけど、避けてきたな。でも、それも仕方ない。
俺達には『オータムスカイラブタックル』があるんだ。4人以上の人数差に加えて、
オータムスカイラブがあるとすれば、流石のピエールでも分が悪い)」
静葉「そしてだからこそ、オータムスカイラブを使われても良いように。
あるいは使えなくする為に、戦力を引き離しに来たわね。
成程確かに、私達がカットに出れば、穣子の『オータムスカイラブタックル』は封じられる。
そうすれば、ピエール君はどこまでもドリブルし放題。失点の危機よ」
ボッシ「くっ……! って事は俺達は下がって、ピエールの攻撃に一点集中して備えるしかないのか!?」
反町「(でも、俺達――俺と静葉さん。それとナポレオンよりは下がり目にいるボッシ。
この三人――がボールをカットしてしまえば、逆に大きなチャンスに繋がる。
そしてもしかしたら、相手は知らないか失念していて、勘違いをしているんじゃないか?
『オータムスカイラブ』を操れるのが、静葉さんと穣子さんだけだと……)」
――確かにピエール達生徒会チームは、ここに来てレジスタンスの強み――『オータムスカイラブ』を潰すべく、
用意周到に策を練ったプレーを仕掛けてきた。しかし同時に、彼らの作戦に弱点がある事を何となく察知していた。
後はその弱点を突くだけとは思い、反町はここでも慎重に考えるが――すぐにその必要は無いと思い至った。
反町「(俺は……知っている。この場面での選択肢を。そして、何が正解であるかも……!)」
反町は意を決したように静葉の方を向いてサインを送る事にした。
静葉「――反町君。……いよいよアレをやるのね。分かったわ!」
タタタタッ……。
762 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 00:37:16 ID:wCeLH0/M
実況「これはどういう事でしょうか! 単身パスカットに向かうボッシ選手を尻目に、
反町選手と静葉選手は互いに近寄って、一件無意味な動きをしている風に見えますが……!?」
反町「頼む。静葉さん!」
静葉「ええ。あなたのその信仰に応えて見せるわ!」
ガシイイッ、バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!
静葉「てりゃあああああああっ!」
実況「いや、……これは! これはオータムスカイラブです! 静葉選手が反町選手を土台に、ハイジャンプ!
岬選手の鋭いパスに向かって、まるで弾丸のように蹴りを放って来ました〜〜!!」
岬「(――なんだって。あの優等生肌な反町が、あの立花兄弟のプレーを……!?)――くそっ、通せッ!」
反町「(岬のあのポーカーフェイスが崩れている……! よし、やはり今の手は、岬達には見抜かれていない。
――だけど油断するな。ここで成功させなければ意味が無い。――今度こそ、ボールを奪ってみせる!)」
763 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 00:40:36 ID:wCeLH0/M
先着2名様で、
★岬→グリーンカットパス 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ボッシ→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
静葉→オータムスカイラブパスカット 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ピエール、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(早苗がフォロー)(穣子がフォロー)(アリスがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
なし。
764 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 00:41:55 ID:???
★岬→グリーンカットパス 56 (
ダイヤJ
)(
4
+
2
)=★
765 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 00:49:29 ID:???
★ボッシ→パスカット 48 (
ダイヤ4
)(
6
+
4
)+(人数補正+1)=
静葉→オータムスカイラブパスカット 57 (
スペード7
)(
1
+
4
)+(人数補正+1)=★
766 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 01:06:26 ID:wCeLH0/M
★岬→グリーンカットパス 56 ( ダイヤJ )( 4 + 2 )=62★
★ボッシ→パスカット 48 ( ダイヤ4 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=59
静葉→オータムスカイラブパスカット 57 ( スペード7 )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=63★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてアリスがフォロー
静葉「私は――もう後悔したくない。全てを、ここで終わらせる!」
バァァァァッ! ガシイイッ! ――ポーンッ!
岬「くっ……!(ここで敵にボールが渡るのはまずいぞ……!?)」
実況「静葉選手、決死の合体パスカットで岬選手のパスを見事零れ球に!
そしてその零れ球は……アリス選手がフォロー! レジスタンス、見事な連携プレーです!」
アリス「(岬君とピエール君で中盤を分断し、フォロワー兼奇襲要員で早苗を使う生徒会チームの戦術。
一見隙の無い強力な布陣に見えるけれど――大前提となるこのパスさえつかんでしまえば攻略したも同然。何故なら……!)」
ネール「そ、そんなバカな……岬のパスがあんなに簡単に!?」
モーリス「こんなの、データに載って無かったぞ!?」
アリス「――さあ。ここから先はゴールまで一直線。観念するのよ、生徒会チーム!
(――何故なら、攻撃にタレント3枚全てを使い切っているんだもの。守備が相当脆くなってるわ!)」
グワァァッ!
アリス「私とボールくんとの友情に酔いしれなさい。『アーティクルサクリファイス』よ!」
――バッ、シュウウウウウウウウウウウウウウ……ッ!
実況「アリス選手、十八番の必殺パスで前線のナポレオン選手へとパスを出しました〜〜!!」
767 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 01:07:51 ID:wCeLH0/M
先着2名様で、
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★モーリス→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ネール→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ナポレオン、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ジョルジュがフォロー)(マルシャンがフォロー)(カイエがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
なし。
768 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 01:11:08 ID:???
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 (
スペード5
)(
6
+
3
)=★
769 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 01:11:20 ID:???
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 (
ダイヤ7
)(
3
+
4
)=★
そろそろサクッと勝って〜
770 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 01:13:19 ID:???
★モーリス→パスカット 51 (
スペード4
)(
5
+
3
)+(人数補正+1)=
ネール→パスカット 51 (
ハート7
)(
1
+
2
)+(人数補正+1)=★
771 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/13(月) 01:14:48 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
ここでアリスさんが勝てば、後はナポレオン君次第で勝利も見えますね。
最近仕事が忙しくて中々更新できず恐縮ですが、
応援して下さったり気遣って頂いてるコメントにつきましてはいつも感謝しています。
普段は言えないですが、暖かいお言葉は、忙しい中でも楽しく更新しようというモチベーションに繋がります。
それでは、本日も遅くまでお疲れ様でした。
772 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 20:05:26 ID:???
やっぱアリスさんって背番号10って感じだよな
773 :
森崎名無しさん
:2016/06/13(月) 20:11:04 ID:???
やっぱりアリスさんは、カッコイイよな♪
アリスさんファンクラブ会員より
774 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/14(火) 00:52:42 ID:5nX7YTe2
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 ( ダイヤ7 )( 3 + 4 )=62★
★モーリス→パスカット 51 ( スペード4 )( 5 + 3 )+(人数補正+1)=60
ネール→パスカット 51 ( ハート7 )( 1 + 2 )+(人数補正+1)=55★
≧2→ナポレオン、パスキャッチ。
バシュルルルルル……ポーンッ!
モーリス「くそっ、後少しだったのに!」
ネール「まずいぞ、この後ろにはナポレオンが……!?」
ナポレオン「もう遅いぜ! ここで終わらせてやる!」
バッ! パシッ。
実況「アリス選手の素晴らしいパスで、ボールはとうとうFW・ナポレオン選手の足元へ!
試合は間もなくロスタイムとなり、正真正銘のクライマックス!
ようやく、ようやくここまで来ましたレジスタンス! 2点差を追う苦しい展開から、
チームサッカーでこの絶好最後の大チャンスを掴みました!」
775 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/14(火) 00:53:44 ID:5nX7YTe2
ナポレオン「(『メガキャノンシュート』。この技はまだ未調整だが、威力では間違いなくこの試合最強だ。
――失敗なんて怖くねぇ。このシュートは絶対に決まる!)――うおおおおおおっ!!」
グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ナポレオン「くらえ、『メガキャノンシュート』!」
バギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
実況「ナポレオン選手、シュートを撃った〜〜〜!!」
ナポレオン「ぬおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
中西「……とうとう来なすったなァ。だが、ワイが防いでゲームセットや!」
反町「はぁ、はぁ……!(ナポレオン……! 俺は、お前を信じてるぞ……!!)」
ピエール「…………!!」
776 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/14(火) 00:55:21 ID:5nX7YTe2
先着3名様で、
★ナポレオン→メガキャノンシュート 64 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★マルシャン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがねじ込み)(ボルンがフォロー)(中西がフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→ナポレオンの『メガキャノンシュート』が生徒会ゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがねじ込み)(レジスタンスのコーナーキック)(ボルンがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
ナポレオンの『メガキャノンシュート』には吹飛係数2があります。
ナポレオンのマークがクラブの時、『メガキャノンシュート』は失敗し、ポストになります。(更に判定)
中西のマークがダイヤ・ハートで「突っ張りディフェンス(+3)」が発動します。
777 :
森崎名無しさん
:2016/06/14(火) 00:57:50 ID:???
★ナポレオン→メガキャノンシュート 64 (
スペード5
)(
6
+
6
)=★
778 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/14(火) 01:06:08 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
ここでゴールが入った場合は、残りの試合は時間も無いですし、描写のみとしたいと思います。
>>772-773
ここに来てアリスさんの株が急上昇してきましたね…
しかし落ち着いて考えてみて、頭は良いけど寂しがりやで不器用(?)、サッカーは上手くて10番気質となると、
アリスさんは潜在的に主人公力が高いような気がしてきました。
それでは、本日もお疲れ様でした。
779 :
森崎名無しさん
:2016/06/14(火) 02:13:13 ID:???
★マルシャン→ブロック 52 (
クラブ9
)(
5
+
6
)+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 (
ダイヤQ
)(
3
+
1
)+(人数補正+1)=★
780 :
森崎名無しさん
:2016/06/14(火) 02:15:09 ID:???
★中西→パンチング 59 (
クラブA
)(
2
+
6
)=★
781 :
森崎名無しさん
:2016/06/14(火) 10:14:24 ID:???
見ごたえあったね。
美鈴とナポレオンのストライカー対決。
782 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/15(水) 00:29:13 ID:???
★ナポレオン→メガキャノンシュート 64 ( スペード5 )( 6 + 6 )=76★
★マルシャン→ブロック 52 ( クラブ9 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=64
フェルベール→ブロック 52 ( ダイヤQ )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=57★
★中西→パンチング 59 ( クラブA )( 2 + 6 )=67★
≧2→ナポレオンの『メガキャノンシュート』が生徒会ゴールを突き破る!
ナポレオンは願った。自分のシュートで全ての因縁にケリを付ける事を。
それは決して、自分自身の為だけではなかった。
これまで不良を気取り、ナイフみたいに尖っては回りを傷つけていたばかりの彼はこの時初めて、
純粋に仲間の為にシュートを撃てた。
ゴオオオオオオッ……!
――だから、その軌道は変に穿たず真っ直ぐだった。
ゴールポストなど絶対にありえず、全ての選手を吹き飛ばして決めるのが当然と、
ナポレオンは確信をもって、この会心のシュートを振り抜いていた。
マルシャン「な、ナポレオンめ……!」
フェルベール「あの野郎、俺達エリートコースの誘いを蹴るだけじゃなく、牙を剥くなんて……!」
ゴオオオオオオオッ……!
ナポレオンのシュートは止まらない。螺旋状の回転を描いて真っ直ぐに突き進むシュートの殺傷力は高く、
マルシャンやフェルベールを弾き飛ばしても全く止まる気配はなかった。
ここでゴールを守る者が二流か三流であれば、間違い無く逃げ出すような、それだけのシュートだと言えた。
中西「な、なにがキャノンや! ワイは幻想郷で、GKが観客席まで吹っ飛ぶシュートや、
ゴール前にクレーターが出来るシュートを何度も見て来たんや! こんなただ早いだけのシュート……ッ!」
ガシイッ! グググッ、ググググググッ……!
783 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/15(水) 00:30:18 ID:???
中西はこのシュートに対して自信を持って真正面からがぶり寄った。
彼は決して二流や三流のゴールキーパーでは無かった――が、同じく一流では無かった。
このシュートの本質はただ早いだけでは無い。中西はそれを見誤っていた。
ナポレオン「ただ早いだとォ? 違うな。このシュートは早いだけじゃなくて……痛いぜ?」
中西「ア……ガッ……!?」
ナポレオンがそう言うと同時に、中西は思わずうめき声を漏らした。
言う通り、彼はこのシュートが中西の脂肪の壁を越えて内臓を傷つけている事に気付いた。
ナポレオン「ライフリングのついた銃弾の如く、このシュートは敵を抉り取る。
器用にコースを狙えやしねぇが、GKさえ吹き飛べば、ポストと枠外以外どこに撃ったって一緒だろ?」
生命の危機を訴える中西の全身を、中西の精神は無理やりに押さえつける。
それがこのシュートへの唯一の対処法だと気づいたは良いが、結果として、
中西の精神は所謂超一流の選手と比べて脆弱だった。
中西「もう……耐えれ……へん……!」
ゴオオッ……バタリッ。
――中西は最終的にその場に倒れ伏した。他のDFのように派手に吹き飛びはしなかったが、
ここで立ち上がれなかった中西は、命を賭してまでゴールを守れなかった自分自身の精神の弱さを恨み。
ズバアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
―――ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
784 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/15(水) 00:31:26 ID:???
実況「決まった〜〜! ゴ〜〜ッル! 後半29分! ナポレオン選手の『メガキャノンシュート』が、
生徒会チームのゴールを突き破りました〜〜〜!!
これで試合は4−3、4−3です! レジスタンスチーム、試合終了まで後僅かにして……逆転です!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
中西「(……やはり、ワイは勝てんのか。森崎有三。……アイツのようには、なれへんのか……!?)」
ナポレオン「(……決まった。ギリギリの勝負だったが、決めた。――いつもの喧嘩より、余程晴れやかな気分だぜ)」
反町「(――信じて、良かった。俺達が繋いだ勝ちの芽を、ナポレオンが。皆が、育ててくれた……!)」
ゴールを決めたレジスタンスの面々は、これまで絶望と悪夢の底に沈んでいた、
一欠片の希望を――漸く。本当に漸く、手に取る事に成功した。
レジスタンス 4 − 3 生徒会チーム
785 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/15(水) 00:42:26 ID:???
すみません、力尽きたので今日の更新はこれだけです(汗)
アナウンス通り、ここから先は描写のみで進行します。
>>781
秋ジスタを出した反町君の事も思い出してあげてください…
でも枠外とかの事は忘れてあげてください。
本日もお疲れ様でした。
786 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/16(木) 00:15:10 ID:???
ピエール「……俺の、負けだ」
早苗「――? 何を言ってるんです。勝負は最後まで、まだ……!」
ピエール「いや、負けだ」
今のシュートを食い入るように見つめていたピエールは、やがて決然と、
しかし吐き捨てるような口調でそう言い放った。
冷徹な彼の豹変ぶりに早苗は感情的になって詰め寄るが、彼の次の言葉には反論できなかった。
ピエール「奴らはナポレオンがゴールを決める事を信じた。
一方、俺はナカニシがゴールを守る事を信じられなかった。
――その差がある限り、俺達はいつか負ける。そう気づいたのさ」
個々人の実力ならば間違い無く自分達の方が上だ。
戦術と戦略が上手くかみ合えば、今からでも逆転は不可能ではない。
しかし、ピエールは既にこの時点で、自分達の勝利は無いと確信していた。
早苗「……でも、良いんですか。このまま負けたら、貴方の実家の面子は丸つぶれと聞いてますけど」
ピエール「日本資本の協力の下この学校を買って、スポーツ行政界での復権を目指そうとする没落貴族の事か?」
かつてのチームでの交流から、ピエールとの関係が深かった早苗は、この試合の裏事情を知っていた。
彼の実家が負債を抱えている事。『友人』の岬太郎の提案から、彼の実家が学校の買収に出た事。
そして、それに楯突く経営陣に対して
787 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/16(木) 00:37:29 ID:???
すみません、間違えて書いてる途中で送信してしまいました(汗)
更新はもう暫くお待ちください。
788 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/16(木) 01:05:06 ID:9jEN4p+g
ピエール「……俺の、負けだ」
早苗「――? 何を言ってるんです。勝負は最後まで、まだ……!」
ピエール「いや、負けだ」
今のシュートを食い入るように見つめていたピエールは、やがて決然と、
しかし吐き捨てるような口調でそう言い放った。
冷徹な彼の豹変ぶりに早苗は感情的になって詰め寄るが、彼の次の言葉には反論できなかった。
ピエール「奴らはナポレオンがゴールを決める事を信じた。
一方、俺はナカニシがゴールを守る事を信じられなかった。
――その差がある限り、俺達はいつか負ける。そう気づいたのさ」
個々人の実力ならば間違い無く自分達の方が上だ。
戦術と戦略が上手くかみ合えば、今からでも逆転は不可能ではない。
しかし、ピエールは既にこの時点で、自分達の勝利は無いと確信していた。
早苗「……でも、良いんですか。このまま負けたら、貴方の実家の面子は丸つぶれと聞いてますけど」
ピエール「日本資本の協力の下この学校を買って、社交界での復権を目指そうとする没落貴族の事か?」
かつてのチームでの交流から、ピエールとの関係が深かった早苗は、この試合の裏事情を知っていた。
彼の実家が負債を抱えている事。『友人』の岬太郎の提案から、彼の実家が学校の買収に出た事。
そして、それに楯突く経営陣に対して何らかの『見せしめ』を行う必要があり、一連の騒動を起こした事を。
――しかし、ピエールは早苗の言葉に首を横に振り、真意を初めて零した。
789 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/16(木) 01:06:19 ID:9jEN4p+g
ピエール「……確かに、この結果に新経営陣は納得しないだろうな。
だけど、そもそも――見せしめを行うにしても、こんな試合を開いたのは、俺の独断だった。
大人たちは、もう少し穏便な方法での問題解決を意図していたんだ」
早苗「……そうだったんですか。私は、てっきり貴方が大人たちの操り人形になっていたのかと」
ピエール「それは間違ってはいない。事実、大人たちは俺達の勝利を疑っていなかったし、
勝利すれば、大きな見返りを得る事ができた。
ノーリスク、とは言えないが、ローリスクハイリターンの次善策として、彼らも支持してくれていた。
だが……今にして思えば。この時点で俺は、今のような展開になる事を、望んでいたのかもしれない」
早苗「今のような展開――って、つまり。仲間達が信じあって、強大な敵を打ち倒す……みたいな展開のことです?
私達が強大な敵側なのが、なんだか寂しい気もしますけど」
ピエール「……ああ」
おどけるような早苗の相槌に、ピエールは静かに頷いた。
ピエール「俺は常日頃感じていた。Jr.ユースで一緒に戦った仲間達は、本当に、仲間なのだろうかと。
心を許し合ったようでいて、単なる打算と利害関係で付き合うだけの、そんな空虚な関係なのではないかと。
俺を尊敬し、一緒に笑いあってくれる仲間達との関係が深まる程、そうした疑念が膨れ上がって来た。
だから――俺は一度、試してみたかったのかもしれない。
俺の仲間達は、何があっても本当に仲間同士信じあえるのか。あの時の笑顔は、涙は。本物なのだろうかと」
790 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/16(木) 01:17:56 ID:9jEN4p+g
早苗「……そんなの、どうやっても分かりっこないですよ。人の本心なんて、さとり妖怪でも無い限り分かりません。
あるのはただ、仲間同士が互いを信じあえるという、そんな信仰があるだけです。
知ってますか? 信仰ってのは、決して神様に対してするものだけじゃあ無いんですよ。
いや、むしろ、空気みたいに常識すぎて、誰も意識していない位だと思います」
ピエール「信仰という行為を神聖化せず、普遍的に捉えるのか、君は。
――だったら教えて欲しい。俺は、どうやって彼らを信仰すれば良かった?
どうすれば俺は、こんな試合を通さずとも、皆を信じられるようになれた?」
早苗は、思い悩むピエールの姿を見て、明るくそう応えた。
かつて幻想郷において、信仰の在り方に思い悩む早苗を支えようとしたピエールは、
今度は逆に、正しき信仰を見つけた少女に助けを求めていた。
早苗「……信仰だなんて言っちゃうと、語弊があるかもしれないですね。
そうね。仲間同士に生じる、互いに互いを信じあう為の信仰を得る為には……」
そう前置きした上で、早苗はシンプルな答えを導き出した。
早苗「――ピエール君が、フランスの皆ともう一度、『トモダチ』になる事だと思います!」
ピエール「フッ……ハハハ。そうか、そうだったな。社交界の権力だの、利害関係の維持だの、
そんなどうでも良い事ばかりを並べ立てて。俺は、一番肝心な事を忘れていたみたいだったな……」
ピエールは、初めて年相応の少年らしい笑みを零した。
――今回、フランスのサッカースクールで起きた学園紛争。
それは、少年の人知れぬ孤立が引き起こした、滑稽かつ悲劇的。矮小かつ遠大な信仰の儀式だった。
791 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/16(木) 01:22:24 ID:9jEN4p+g
ピエール「――俺は全て話した。だから、と言う訳では無いが教えて欲しい。
……サナエ。君は何故、俺に手を貸してくれた? 君はソリマチの事が……」
最後にピエールは、そう早苗に問いかけた。
実は、ピエールは彼女が何故レジスタンスでは無く、自分達に加担してくれたのか。その真なる理由を知らなかった。
彼女はいつも通りの明るさを保ちながら、そうした当然の疑問を拒絶し続けていたからだ。
早苗「それは……幾らピエール君でも、言えません。だって、それだけ色々考えてたピエール君と違って、
私がここに参戦した理由なんて、めちゃくちゃショボイし、しかも色々とアレな理由だし」
それは今になっても同じだった。彼女は照れくさそうに指を合わせながら、もじもじと言葉を渋る。
そして、ピエールは少女の秘め事を根掘り葉掘り聞きたいようなタイプの男では無かったため、早苗の秘密は今も尚隠される。
早苗「さ! そんな詰まらない事よりも、私達のキックオフですよ!
色々語ってスッキリしたんだし、折角だから、この試合を最後まで楽しまないと!」
最後の最後まで自分の本心を隠し、明るく周囲を照らし続けようとする早苗の背中を見て、
ピエールはこうも付け足した。
ピエール「……仕方ないとは言え、彼女のような子を放っておくなんて。――ソリマチの奴は本当に罪な男だな」
その言葉の意図は、紳士的な観点からの感想なのか、あるいは反町に対する少年らしい嫉妬なのか。
――それを知るのはピエールの本心のみだった。
792 :
森崎名無しさん
:2016/06/16(木) 18:07:56 ID:???
実は真に孤独なのはアリスさんではなくピエールだった
そしてアリスさんは>112におけるピエールの友情論が
実は自分自身すら騙しきれていないうわべだけのものであるとアリスさんは本能で感じ取った!
だからアリスさんはピエールとは友達になれないと思ったんだよ!
結論!YAS!
793 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/17(金) 00:42:06 ID:???
すみません、早苗さんパートの文章を考えていたら思いのほか長くなりそうなので、更新をお休みします。
>>792
ピエールの動機については当初から考えてましたが、
>>112
は実はそこまで考えず書いてました(汗)
アリスさんとピエールは奇しくも対比的な感じになりましたね。
794 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/18(土) 01:37:19 ID:???
すみません、今日は更新をお休みします(汗)明日は更新したいです。
795 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:12:42 ID:dNkCd+7+
――ピィイイイイイッ!
早苗「さあさ、試合はまだ最後の一秒まで分かりません! 行きますよ、皆!」
タタタタタッ……ババババッ!
ナポレオン「――チイッ!(……ピエールの奴はすっかり戦意喪失気味だが、コイツは逆に生き生きとして来やがった!)」
実況「生徒会チームのキックオフと同時に、試合はいよいよロスタイム!
先程猛威を振るったピエール選手は足を休め、代わりに早苗選手が高いドリブル力で突き進みます!」
反町「早苗さん……最後に聞きたい。一体何故、ピエールに加担を……?」
静葉「――貴女の後ろには狡猾な神々が付いている。彼女達の差し金?」
早苗「違います。神奈子様達は確かに、目的の為ならば手段を選ばぬ所もありますが、
今回については無関係。『折角機会を得たサッカー留学だ、楽しんでおいで』以上には言われてません」
穣子「じゃあ、一体どうして……? 私達、一緒にご飯食べたり、遊んだりしたじゃん。トモダチじゃなかったの……?」
早苗「どうして? ……そんなの、決まってるじゃないですか」
実況「快速ドリブルでナポレオン選手を突破した早苗選手、次は反町選手と静葉選手、
そして穣子選手の三人と対峙し……」
早苗「(――中学時代からずっと、あなたに憧れてた。寡黙だけど紳士的なプレーを見せたあなたを。
……そして、理想を挫かれても尚、自分の信念を貫こうとしたあなたを……!)」
796 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:13:58 ID:???
〜回想シーン〜
ピィィィ……
実況「……あ。ホイッスルが……鳴りました。後半23分、明和東のキックオフで試合さいか――」
日向「くたばれ、雑魚が!」
バギイイッ! グシャッ!
英武「ひでぶっ!?」
観客「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」「も、もうやめてくれーー!!」「+‘#$%’#!?」
「血が……臓物が……」「ハハハ、脳ミソってプリンみたいだよなァ、めっちゃ可愛ェ、ハハハ」
実況「……前半に小松選手から交代した英武選手、日向選手の強引なタックルにより吹き飛ばされました。
全身が奇妙な飴細工のように捩れていますが、試合続行です。これは政府のお達しが理由です。
……あ! 日向選手の強引なドリブルに吹っ飛ばされた?仏選手が起き上がれません。
また背骨が折れでもしたのでしょうか。ですがこれはボール越しのプレーの為、反則ではありません」
反町「(……なんだ。なんだよ。この試合――いや。この文字通りの虐殺は……!)」
早苗(観客席)「外界最後の思い出にと、全国大会に来てみては良いものの……こりゃあ、非常識すぎますね」
――早苗は幻想入りする前、東邦学園の試合を観戦していた。
地元の宿敵・鳴門中学をアッサリと下したチームがどこまで行くのか、純粋な興味があったからだ。
また、幻想入り直前にして、早苗の存在は現実において虚ろだったため、
こうして無銭で試合を観戦するのは容易だったのも理由としてあった。
797 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:15:16 ID:???
早苗(観客席)「長野県最強GKの渡会君からアッサリゴールを決めちゃった、あの反町君って子も凄いと思ったけど。
……こうしてみると、彼ですら全国では最優じゃないのね」
そして、彼女はこの時、狂気的な殺戮現場を前に小市民然とした反町に対し、幾許かの失望を抱いていたのも事実だった。
自分達を打倒したチームを圧倒した、全国有数のチームのエースストライカー。
そんな反町ですら、日向小次郎という圧倒的才能を前にしては単なる雑魚に過ぎない。
現に、反町が堅実に稼いでいた大会5ゴールの記録に、日向は僅か1試合で既に並んでいた。
多くの屍の山と共に、彼は全てを蹂躙していた。そして――。
日向「ククク……次は貴様だっ!」
阿部士「ひ、ひぃぃぃッ!?」
実況「……日向選手、阿部士選手もドリブルで突破に向かいます。
しかし阿部士選手は先程のプレーで全身を負傷しており、これ以上の続行は危険。
恐らく、もう一度あの直線的ドリブルを受ければ内臓破裂は必至でしょう。
ですがそうした些細な事情など気にせず、日向選手は減速せずに、ボール越しで突破へと向かいます!」
早苗(観客席)「(――これは死にますね、あの阿部士って人……。しかし、サッカーで人が死ぬなんて。
幻想郷だったら、こうした出来事が日常茶飯事になるのかしら……)」
早苗の推察は正しく、堀に代わって明和東のボランチを務める阿部士はこの時死を確信していた。
幾度も無く暴力的プレーを受け、身体はもはや動かない。
しかし、自分に代わる選手はもう居らず、反則のホイッスルが鳴らない以上、
仮に死んだとしても、自分は日向に向かわなければならない。
阿部士はボロボロの全身を辛うじて立たせ、日向に向かってタックルをしようとして――。
798 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:16:33 ID:???
反町「(これ以上人が死ぬ所は見たくない。でも、日向に逆らって死にたくない。
だったら……俺にできる事は……)――くっ、頭がふらついて……」
グラッ……バターンッ! ……ドサッ。
阿部士「あべしっ!?」
ピィィィィィッ!
日向「――チッ。反町の馬鹿め。サッカーは格闘技だぞ。リング上で血が流れるのを見て倒れる奴がどこにいる」
実況「おっと、日向選手が阿部士選手を抜くと思いきや、反町選手の転倒によってホイッスルが鳴りました!
これは反町選手の反則で、明和東にフリーキックが与えられた格好です!」
反町「(日向のボール越しの暴力行為が合法で、俺の転倒が反則を取られるのは少し理不尽な気がするけど……。
――でも兎に角、これで少しは彼の寿命が延びたと思えば……)」
――日向が人命までをも奪う事になる直前、反町はすんでの事で彼の命を救った。
偶然の立ちくらみが、安倍士を暴力の魔の手から助けだしていたのだ。
これには日向も機嫌悪そうに舌うちをしたが、流石に人名ともあると『後片付け』が大変だからか。
それとも、単なる気まぐれからか、それ以上の追及は無かった。
日向「……フン。どこかの馬鹿のせいで興が削がれた。おいタケシ、これから後は流すぞ」
沢田「ひゅ、ひゅいいいっ!? わ、分かりましたぁ!? ヒューガーバンザーイ!」
更にこれは思わぬ幸運だったが、反町の反則以降、興を削がれた様子の日向はこれ以上の暴行に走らなかった。
……無論、無数のけが人が今なおフィールドで苦悶の声を上げている現実は変わらないが、
少なくとも反町の行為は、結果としてここにいる11名の生命を守ったのだ。
799 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:18:11 ID:???
早苗(観客席)「(……今のって、もしかして。身を挺して彼の――阿部士君の命を救ったんじゃないかしら)」
そして、こうした反町のプレーに、早苗は興味を抱いていた。
早苗にとっては反町が、圧倒的な才能により、自分のこれまでの全てを否定され、
しかしそれにも関わらず、出来る限りの精一杯をやろうとしている風に映った。
早苗(観客席)「(私も、頑張らなくちゃ。自分達を倒したチームが全国の場でアッサリ敗北しようとも。
……私の才能が足りず、神奈子様と諏訪子様をこの現実の地に留められなくても。
それでも、できる限りの事をしなくちゃいけない。それが、私の役目である以上は)」
その姿は、自分の才能が井の中の蛙である事を感じていた早苗にとって、勇気付けられる物だった。
例え真実が偶然であったとしても構わない。反町は間違い無く、人の命を救ったのだから。
早苗(観客席)「(……会える事は二度と無いだろうけど。反町君に会えたら、お礼を言わなくちゃいけませんね)」
――試合は6−0で東邦学園が圧勝した。
この試合によって東京〜埼玉間に不仲が生じ、およそ8億もの経済損失が生じた事や、
ヒューガーが大手広告代理店やマスコミ、果ては政府を利用し、若き少年達への暴行をもみ消した事は、
これから日を待たずに幻想入りした早苗にとってはどうでも良かった。
ただ、華々しくも無いどころか反則を取られるような、そんなしょうもないプレーを通じて、
自分に勇気を与えてくれた少年に、一方的な感謝を伝えたかった。
そんな些細な未練を、早苗はこれまでずっと隠し持ち――。
……早苗はいつしか、彼に対し、単なる感謝以上の恋慕を抱いている事に気付いてしまった。
800 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:23:35 ID:???
……と、言った所で短いですが今日の更新はここまでにします。
(本当は18日土曜日中には更新したかったですが、外出や体調不良もあり更新できませんでした)
早苗さんの描写パートはもうちょっとだけさせて頂いて、その後試合終了+反町の章エンディングイベントをやって、
来週頃を目標に、久しぶりの鈴仙パートに戻る予定でいますが、案の条予定は未定です(汗)
本日もお疲れ様でした。
801 :
森崎名無しさん
:2016/06/20(月) 00:32:59 ID:???
乙なのです!
反町君は爆発し……いや、それ以外の不幸度考えればこれくらい報われてても釣り合い取れるのか?
802 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:32:48 ID:???
〜回想シーン終了〜
早苗「(……だけど、私は伝えられなかった。反町君への想いを伝える事が、迷惑だと思った。
なぜって、私が彼を知った頃にはもう、彼の傍には二人の想い人が居たから……)」
反町「早苗、さん……?」
実況「……早苗選手、ドリブルで突破かと思いきや、周囲を取り囲む反町選手と秋姉妹の二人の間合いを意識し動かない。
動的なプレーを好む彼女らしからぬ慎重さです!」
早苗「(……反町君が穣子さん達と支え合い、言いたい事をハッキリと言える少年に成長する姿を、
私はその傍で無関係らしく見守る事しかして来なかった。
何時の間にか、言いたい事を言えないのは反町君じゃなくて、私だけになっていた。
……私の中には、自分自身へのもどかしさと。それだけじゃない、穣子さん達への嫉妬の感情も生まれた。
そしていつしか私は――反町君に勝つ事で、彼を乗り越えたいと思うようになっていた。
滑稽な程に一方通行な関係。だけどそんな滑稽な想いが、私がここまでサッカーをやって来れた理由の一つでもある。
だから……)私は、貴方に勝つ!」
タッ、バッ! シュンッ! ククッ、スパァッ!
反町「(……凄いキレのドリブルだ! こんな実力で、長野県大会レベルに埋もれていたのか!?
――俺には彼女がどうしてこんなに強いのかが、分からない……!)」
静葉「早苗お得意の五段ステップフェイント――『グレイソーマタージ』ね!
『オータムスカイラブタックル』で行けば、奪えたかもしれないけれど……」
穣子「無理だったよ、お姉ちゃん。私達の体力もそろそろきつくなってるし……」
実況「早苗選手、試合も終盤にも関わらず、相変わらずの素晴らしい技巧派ドリブルで中盤を突破します!」
803 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:33:56 ID:???
アリス「まだよ! 私はあんたみたいな『リアルが充実している人』なんかに負けない!」
ダッ!
早苗「貴女に私のリアルの何が分かるんですかっ!」
バシュンッ! シュパッ!
アリス「『リアルが充実している人』には勝てなかったよ……」
実況「早苗選手、この試合大活躍のアリス選手をも突破しゴール前へ!
既に疲労困憊の美鈴選手を差し置いて、カイエ選手から高いセンタリングを貰い……!」
早苗「……決まれぇぇぇーーーっ!」
――バッ、シィィィ……ン! バギュウウウウウウウウウウウッルルルルルルルルルルッ!
ルスト「な……!? こ、これは……!」
ブラボー「『ドライブシュート』だ。『ドライブシュート』を……オーバーヘッドの体勢で撃っているぞ!」
ドゴール「『ドライブオーバーヘッド』! いや……彼女風に言えば、『ドライブサマーソルト』、と言った所か!」
早苗「(思えば私は、普段は明るく自由であろうとしているけれど。
その裏では色んな人に対して劣等感を抱いてた。
中学時代のライバルチームのキャプテンだったり、反町君だったり、霊夢さんだったり、
静葉さんや穣子さんだったり、ピエール君だったり……。でも、そうやって辛いと思って。
それでも上を目指そうと思い続けたからこそ、この技が出来た! この技で、もう一度振り出しに戻すんだ!)」
804 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:35:16 ID:???
早苗が振り出しに戻したかったのは、この試合の趨勢か、霊夢との10番対決か、
それとも――反町を巡る恋模様か。様々な想いが詰まった奇跡のシュートは、
通常のドライブシュートとは反対に、高く空へと舞い上がりながら、レジスタンスのDF達を吹き飛ばし――。
アモロ「君の想いがどれだけ強いか、僕は分からない。でも――僕達だって、君に負けない位苦しんだり悩んだりして、
この場所に立っているんだ。だから――そう簡単に譲れないんだーーーーーっ!!」
バァァアアアアアアアアアアッ! バギイイイイッ!
アモロ「うわぁぁぁぁぁぁっ……!」
決然と突っ込んだアモロをも吹き飛ばし、シュートはゴールに向かうかと思われたが、
DF達の奮闘、そして最後のアモロの決死の飛び出しにより、僅かに軌道が逸れた。そのため……。
ガッ、シィィィイイイイインッ! ポーンッ!
早苗「あ、あははは……。色々能書き垂れるには、やっぱちょっと早すぎましたかね……」
ボールは勢いよくポストにぶつかり、中盤へと再び零れていった。
ジョルジュが思いっきりボールをクリアするのを見届けた早苗が、恥ずかしそうに顔を赤らめながら頬をぽりぽりと掻く。
すると、これまでこのフィールドに漂っていた重苦しい空気が解けたような気がして――。
……ピッ、ピッ。ピィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
実況「試合終了〜〜〜〜! レジスタンスチーム! 生徒会チームを4−3で下しました〜〜〜!!」
それと同時にホイッスルが高らかに鳴り、実況が試合の終了を宣言した。
805 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:36:21 ID:???
反町「(……勝った。俺は……俺達は……この試合に、勝ったんだ……。
まるで何度も何度も負けた上で勝利を掴んだような。そんな達成感すら湧いてくる……。
それだけに、苦しい勝負だった……)」
ピエール「(……俺は負けた。――が、この結果にどこかホッとしている自分が居る。
俺が信じ切れなかった仲間との絆は、少なくとも俺以外の間では確かに存在している事が分かった)」
勝利したにも関わらず、反町は苦い顔でこの苦しい試合を乗り切ったという事実を噛みしめる事しかできなかった。
敗北したにも関わらず、ピエールはどこか重荷が外れたような、虚ろながらも爽やかな感情で居られた。
勝者も敗者も痛み分けで。全ての感情を吐き出し切るまで戦い続ける、少年期の喧嘩のような。
そんな、苦しいけれど爽やかな練習試合が――漸く終わったのだ。
レジスタンス 4 − 3 生徒会チーム 試合終了!
806 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:41:59 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
>>801
乙ありがとうございます。
もうちょっと爆発させれば良かったかな、とも思っています。
807 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 23:47:07 ID:5xxKxztU
反町「……」
反町は暫くぼうっとしたまま、立ち尽くしていた。
この試合が彼に与えた肉体的・精神的疲労はそれだけに耐えがたいものだった。
ピエール「………」
視界には、恐らくは自分と同じような面持ちで佇むピエールと。
早苗「はぁぁ……。負けちゃった。勝てると思ってたんですけど」
普段通りの様子であっけらかんとした風に見える早苗、そして……。
アリス「(これってユニフォームを交換する的な流れのアレよね……?
ユニフォーム交換を経て、私達は真のライバル(トモダチ)になるのよね……?)」ワキワキ
反町「(アリスさんは何か楽しそうで羨ましいなぁ……)」
いつでもどこでもユニフォームを脱ぐ準備をしているアリスさん位しか居なかった。
ちなみにこの試合にユニフォームは無いため、果たして彼女が何を交換する気でいるのか不明である。
この中で、反町が一番興味を抱いていたのは――今回の試合の元凶でもあるピエールだった。
反町「(俺は……何も知らない。この試合に隠された思惑も、それに巻き込まれた人の考えも……)」
反町は結局、彼がどんな目的で動き、目的を果たせず敗北した今、どんな事を思っているのかを未だ知らない。
試合前、金持ちは良くないと呟いた意外に、その思いを汲み取れる材料が無い。
だからこそ、彼と一度、話をしてみたいと思った。
808 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 23:48:54 ID:5xxKxztU
反町「(けれど、どんな風に話しかければ良いのか、戸惑ってしまうな……)」
そしてそこで、反町自身がピエールと深い付き合いをしていない事に気付く。
どんな風に声を掛けて、どんな事を話せば良いだろうか。
暫く考えたり、周囲の様子を見渡したりもした結果、反町が取った行動は――。
A:「どうだピエール。これが俺達の愛の勝利だ!」愛をアピールする。
B:「良かったら、俺達ともトモダチにならないか?」ピエールとトモダチになる。
C:「…………」敢えて言いたい事を語らない。それでピエールも分かってくれる筈だ。
D:ピエールも大事だが、それより早苗さんと話をしよう!
E:そんな事より、この試合大活躍のアリスさんを胴上げだ!
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
※円滑な進行のため、日を跨いで入った投票についてもカウントします。
809 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/22(水) 00:09:14 ID:???
今日はちょっと疲れたので、投票があっても更新はここまでにします。
810 :
森崎名無しさん
:2016/06/22(水) 00:23:27 ID:l5o6hXSw
C
811 :
森崎名無しさん
:2016/06/22(水) 00:56:20 ID:YujgJ59M
B
乙なのです!
今日からお前も友達だ!
812 :
森崎名無しさん
:2016/06/22(水) 02:11:59 ID:gV8fK69Y
E
見せつけてやるぜお前の見たがってた友情ってやつをよォ!
813 :
森崎名無しさん
:2016/06/22(水) 09:07:03 ID:CKCNlWlg
C
814 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/23(木) 00:47:51 ID:3ryHKINg
C:「…………」敢えて言いたい事を語らない。それでピエールも分かってくれる筈だ。
反町「(……いや。雄弁が必ずしも良いとは限らない。俺は、俺らしくいよう)」
反町は言いたい事を言わなかった。
反町「(普通の漫画とか小説の主人公だったら、ここで熱血に、ピエール横っ面を叩いてやったのかもしれない。
あるいは、仲間と一緒に和解を求めるのかもしれないし、説教をしてみせるのかもしれない。
――だけど、それを俺が今ここでやる必要は無い。誰かが、代わりにやってくれる)」
反町が至った境地は、一見してこれまでの小市民然とした事なかれ主義と変わらない。
しかし、その内心において大きく異なる。権力や周囲の雰囲気に萎縮し、やむなく言いたい言葉を封じるのではなく、
今の彼は、確固たる自信の下、言いたい事を敢えて言わない事を『選択』していた。
そして、そんな反町の選択は正しかった。
ナポレオン「テメェ、どの面下げて突っ立ってるんだ、ああん!?」
バシイッ!
ピエール「……ハハ。悪いな、ナポレオン。俺は少し、どうかしていたようだ」
ナポレオン「どうかしていただと? ふざけんなよオイ。お前がちょっと気を違えたくらいで、
意味不明な試合の片棒を担ぐなんてあり得ねえんだ。どういう事情かは敢えて訊かないでやるがよ。
もうちょっと仲間に相談でもしたらどうだったんだ!?」
ピエール「だったら。俺が相談していたら助けてくれてたかい、ナポレオン?」
ナポレオン「バーカ。誰がテメエなんて助けるか。悩みなら自分で解決しろ。それが不良の世界の常識だ。
――ま。暫く練習に付き合ってやる位なら、したかもしれねえがな」
815 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/23(木) 00:50:12 ID:???
ピエール「ナポレオン……、ありがとう」
ナポレオン「感謝される覚えなんてねぇ! ……が、まぁ。そのツラに免じて、今日の事は水に流してやるよ」
ナポレオンはピエールの横っ面を叩いて、不器用ながらも彼自身の寛大さを見せた。
アモロ「……ピエール、ごめんね。僕が気付いてあげられなかったばっかりに……」
ピエール「アモロ……それに、ボッシとルストも」
ボッシ「そうだ、悪いのはピエール、お前だぞ。せめてどうして、こんな試合を組んだのか。
その理由を説明してくれない事には納得できないな」
ルスト「ま、折角試合に勝てたんだ。教育方針もこれまで通りってなワケで。
……試合後はノーサイド。またトモダチやろうぜ、ピエール」
アモロとボッシ、そしてルストはピエールと近しい間柄から、揃って彼に和解を申し立てた。
アリス「そうよ皆! 全ての人がボールくんとトモダチになるべきなのよ!
そうすれば皆が仲良しになるの!! ハッ!? それで思いついたんだけど、
世界中の人が皆でサッカーをすれば争いは無くなり、世界が平和になるのでは……?
皆! サッカーしましょう! サッカーは自由よ! ヒャッホーーーーッ!!」
ピエール「アモロ、ボッシ、ルスト……皆。ありがとう。俺はこれから、皆に全てを話そうと思う。
俺の信頼できる、かけがえのないトモダチ、として(後ろの方で何か女性の叫び声が聞こえるな……誰だろうか)」
アリスさんは熱血的な説教を試みていたが若干ピントがずれていた上、
肝心のピエールが今仲間との和解の最中だったため、全く相手にしてくれなかった。
……が。彼女もまた、反町とは別の気付きをこの試合で得たようであり、その表情は何時になく充実していた。
反町「(――ほら。俺はここで、皆を見守っていればいよう。こうする事で、場はきっと柔らかくなる。
言いたい事を言うのは、また別の時で充分だ)」
816 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/23(木) 00:53:09 ID:???
……と、言った所で今日の更新はここまでにします。
>>811
乙ありがとうございます。最後は皆トモダチになります。
和を大事にするフランスユースの誕生ですね。
>>812
Eだったら分岐でアリスさんがスキル・絶対に自信を喪失しないを覚えていたかもしれませんね。
それでは、本日もお疲れ様でした。
817 :
森崎名無しさん
:2016/06/23(木) 09:07:11 ID:???
乙でした
今思えば
>>227
はこの試合がループすることを暗示したものだったのかもしれない……
818 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/24(金) 01:59:08 ID:???
すみません、今日は疲れたので更新をお休みします(汗)
>>817
乙ありがとうございます。8回ループにならなくて良かったです(真顔)
819 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 12:40:00 ID:???
こんにちは、金曜から色々書いてたら1イベントの分量が20kbを超える位の分量になったので、
分けて少しずつ更新します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中西「畜生、ここで勝ってれば出世間違い無しやったのに……」
岬「今の日本サッカー協会で出世したって、大した事ないさ」
かつてのフランスJr.ユースメンバーが和解へと向かう中、商機を狙っていた中西は口惜しそうに歯噛みする。
しかし、彼の相棒である岬は普段通りの平然とした様子で試合後のストレッチに取り組んでいた。
中西「ワイらの使命を忘れたのか! ワイらはここで学校事業を成功させて、
それで日本サッカー協会が抱える資金難を解決。そして、森崎が消えた穴を防ぐという事やったろうが」
岬「分かってるよ。僕達が今推し進めている『ツバサ・ヴァイキング計画』
――全日本Jr.ユースの有力〜中堅選手を多数、サッカー先進諸国へと留学させ、
総合力の底上げを図る次善策には、多額の資金が必要だ。
そしてそれは、君の興したうどんチェーン店の売り上げだけでは足りない事は明白だった。
だから、資金確保の為の第二の事業として、サッカースクールに目を付けた。……こういう経緯だったよね」
聖徳ホウリューズを抜け出し、再び全日本メンバーに合流した岬は、もはや素の狡猾で計算高い性格を隠してはいなかった。
笑顔のままに権力を得る彼の計画は、彼を捨てた豊聡耳神子の一派により既に暴露されており、今更取り繕う事は困難だった。
とはいえ、日本サッカー協会の重鎮は岬の素性を知ってなお、いや、ますます彼を参謀役として高く評価したため、
素性を明かして振る舞う事は完全なマイナスばかりでは無い。
現に、彼がこうして中西を部下に付け、フランスのサッカー教育事業に乗り出せたのも、上層部の岬に対する篤い信頼があってこそだった。
そして賢い彼は決して、この商機を逃す事はしない。
820 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 12:41:20 ID:???
岬「――だとしても、資金確保は既に成功しているよ。ほら、見てごらん」
岬は中西に一枚の通帳を渡してみせた。中西が訝りながらそれを開くと、たちまち目を見開いた。
中西「な……なんや。いつの間にか大量にカネが入っとるやないかい!? どうしたんや!?」
岬「詳しくは言わないけれど。僕はこの試合に敗北した時を見据えて色々手を回していた……とだけ言っておこうかな。
特に手を組んでいた某金持ちの家の当主さんからは、多額のキャッシュをむしり取る事が出来たよ。彼ら、親子そろってカモだね」
中西「色々って……。お前さん、やっぱりワルやな。ワイらの中でも群を抜いてワルや」
岬「そんな事無いさ。だって僕にお金を『寄付』してくれた人も、僕が彼の不法行為を口止めする事を約束したら、
泣いて喜んでくれたよ。そして僕達もこのお金で笑顔になれる。ついでに、ピエールやその仲間達も笑顔になれる。
……ほら。誰ひとり損はしていない。皆笑顔じゃないか。僕のスタンスはこれ。これだけは何も変わりはしないよ」
能面のような笑顔を見せ、岬は全く悪びれずにそう主張する。
所詮は一個の商売人に過ぎない中西は、かつて日本最古の政治家とも肩を並べた事すらある岬太郎の精神に、
ただただ戦慄する事しかできなかった。
821 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 12:42:46 ID:???
美鈴「(……ぽっと出の出番で負けちゃたけれど、ある程度は活躍する事ができた。
これまでは上にお嬢様とか咲夜さんとかが居たから、何となく萎縮しちゃってたけれど、
今日の試合のお蔭で、何となく自信がついたかも)」
他との交流が希薄だった美鈴だったが、彼女は彼女なりに、この試合において何かしらの実感を身に着けていた。
個人技が重視されるサッカーにおいて、スクールにすら所属せずあくまで身一つで技を磨いた彼女は、
ある意味ではシャンパンサッカーをこの場で最も体現している人物かもしれなかった。
美鈴「(ハッ!? まさかお嬢様は最初からこうなる事を見越して私をフランスに……!?
って、そりゃあないか。しかし、他の皆は大丈夫なのかなぁ。陸君とか咲夜さんは大丈夫そうだけど、
妹様がどう思っているか……)」
マイペースで何も持たない美鈴が、この試合においてそれ以上の深い思いを抱く事はない。
しかし、この試合における成功体験が彼女に大きな成長を促した事だけは確かだった。
822 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 12:44:06 ID:???
早苗「(……さようなら、反町君)」
――そして、早苗は一人残された。
彼女は反町への想いを告げる事なく、勝手に嫉妬し勝手に対立した自分自身を恥じていた。
仕方のない事情があったピエールとは違い、早苗は完全なる自分の意思で反町と対立した。
……そんな自分が、許される筈がない。
早苗「(――今日、この学校を出よう。そして何も変わらぬ笑顔で全幻想郷チームに合流すれば良い。
そうしたら、私はまたいつもの明るくて楽しい風祝の早苗に戻れる……)」
――この学校での思い出は、きっと無かった事なのだ。
自分は守矢神社に仕える風祝。全幻想郷においては霊夢を補佐する影のゲームメイカー。
それ以上でもそれ以下でも無く、普通の女子高生のような生活をする事など、あり得ない。
だから、早く幻想郷に帰って、いつも通りの自分に戻りたい。早苗はそう思って――。
ガシッ。
アリス「――ほら、あんたも私のブレインメディカルなサッカー理論に聞き惚れるのよ!
良いかしら? まずあんた、ボールくんは見える? ほら、ここに『いる』んだけど、見える?
まあ愛が無ければ見えないんだけどね。そもそも私とボールくんとの馴れ初めは……」
早苗「あの、えっと、アリスさん……?」
823 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 12:45:27 ID:???
長い学校生活を経てすっかりキャラ変してしまったアリスさんに捕まった。
早苗はしどろもどろになって捕まったその腕を振りほどこうとするが、アリスさんの瞳は至極真面目だった。
アリスさんは訳知り顔で頷いて、こう静かに言い切った。
アリス「……あんたは、毎日トイレでお弁当を食べてる私を屋上まで案内して、
ランチに誘ってくれたわ。その恩は、決して忘れるもんですか」
早苗「そ、そうっすか……」
――良い事を言ってるような気はするが、なんかこの場で早苗が求めてるのとは若干違う気がした。
が。……そんなアリスさんの態度に毒気を抜かれたのも確かで。
早苗「(……でも、そうよね。私の想いは結局何も無く終わっちゃったけれど。
ここには沢山のイイヒトがいる。あんなイイヒト達ばっかりだったら……なんか、私ですら許されちゃう気がするし)」
早苗は、もう暫くこの場所に立ち止まってみる事にした。
肩の力を抜いて見た秋の景色は、これまで以上に美しく見えた。
そして、反町は――。
824 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 12:47:01 ID:???
〜エンディング〜
【そして、秋はまた訪れる】
指導教官「えー。これまで皆と共に学んでいた反町君達に東風谷君だが、
兼ねてからの計画通り、留学を終えて母国に帰る事となった」
クラスメート「えーっ」「知ってはいたが、やっぱり寂しいよな」「俺達の事忘れるなよなー」
――あの激戦から早数日。平穏だが充実して貴重な日々を過ごした反町達は、
いよいよ留学期間を終え、その実力をそれぞれの場所で活かす事となった。
反町「…………」
穣子「やっぱり、皆とお別れするのは寂しいね……」
静葉「終わりがあるからこそ、新たな始まりが待ち遠しくなる。私は、この終わりを大事にしたいわね」
アリス「皆ー! また一緒にサッカーやりましょうねー! ボールは皆のトモダチよー!」
早苗「私は反町君達とは別の立場ですけど、本当にお世話になりました。ありがとうございます」
指導教官「彼らはわが校のカリキュラムをしっかりとこなし、また、自分自身の課題にしっかりと向き合い、
そして大きな成果を出してくれた。君たちも見習うようにな」
指導教官が月並みな激励を掛ける中、反町は一人思い出していた。
つい数日前、レジスタンス対生徒会チームとの試合が終わった夜の出来事を。
825 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 12:48:07 ID:???
*****
反町「あの……穣子さん」
穣子「一樹君。……ほんとに来てくれたんだね。良かった……」
――反町は試合終了間際に告げられた言葉に従い、夜の校舎で穣子と一緒に居た。
そよ風が木を撫でる音と虫の鳴き声以外に音が無く、
窓の外から覗かせる月と星以外に光が無い世界にたった二人で、他の人は消えてしまったように思えた。
穣子「今日、勝てて良かったね……」
反町「ええ。そりゃあもう。皆のお蔭だとしか言いようが無いです」
普段の素朴で元気な穣子とは違う様子に内心でどぎまぎしながら、
俺は盛大に外しちゃいましたけどね、と反町は苦笑いしながら答える。
穣子はそんな事ないよ1点決めたじゃん、と笑顔で応じてくれたが、やはりぎこちないと思えた。
反町「…………」
穣子「…………」
やがてやってくる沈黙。
反町がお喋りでない以上、穣子が口を閉ざしてしまったら何の会話も生まれない。
暫く二人は、風や虫の音に耳を澄ませるしかなかった。
が、そんな中で不意に穣子が決然と口を開いた。
穣子「……一樹君。やっぱり、あなたは……私達なんかと、一緒にいるべきじゃないよ」
826 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 12:49:58 ID:???
――と、言った所で一旦ここまでです。
827 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 18:02:36 ID:???
反町「そんな。どう、してそんな事言うんですか。俺達、今まで楽しくやって来たのに……」
だから反町は珍しく感情的になって問いただした。自分は勿論、穣子の事を大切に思っている。
そもそも反町が今ここで修行を続けているのも、穣子と静葉を守りたいという想いがあってこそだ。
だからこそ、反町はそんな自分の想いすら否定しようとする穣子の真意が知りたかった。
穣子「……これまでの学校生活とかさ。今日の試合とかさ、見てて思ったんだよ。
一樹君は、私達みたいな幻想の住人と一緒じゃなくても、普通の人間として、
外の世界の人達と仲良くなれる。一緒にサッカーを楽しめるって。
そして、……その方が、一樹君の人生にとっても良いに決まってるって」
穣子が言わんとする事を、反町は何となく理解できた。
いや、それは穣子が言わずとも反町自身が考えていた事だった。
考えていて、でも今の生活が楽しいから。それで、胸の奥底に閉じ込めていた事だった。
反町「――幻想郷は、現実世界から忘れられた、捨てられた妖怪や人間が住む場所。
だけど俺は、まだ完全に忘れ去られていない。全日本にも親しい奴がいたし、
ここフランスでも、多くの仲間に恵まれた。……だから、穣子さんは。
俺は今の一件が終わったら、外の世界に戻れば良いと。そう思うんですね」
穣子は静かに頷いた。
穣子「元々は私が悪いよ。私が、神様の癖して一樹君の事を好きになっちゃったのが駄目だったよ?
でも、その時はそれでも良いと思った。一樹君はひとりぼっちだったし、支えてあげたいって思った。
だけど――フランスに来てから確信したんだ。それは、私の都合の良い思い込みだったんだって。
一樹君は強いよ。だから、私達がいなくてももう、皆と上手くやっていけるんだって……」
反町「それは……」
828 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 18:03:39 ID:???
反町は穣子を否定できなかった。幻想郷で二人と暮らしている時は実感できなかったが、
彼は今まさに、世界から断絶されようとしているのだ。
幻想郷と外界との往来が激しい現状においてはピンと来ない問題ではあるが、
反町はかつて妖怪の山の天狗達から、現状がイレギュラーである事は再三聞かされている。
八雲紫の――あるいは彼女を利用しようとしている『純狐』の――計略や鈴仙の活躍により、
幻想郷の結界が希薄化・崩壊したため、今だけはこうして容易に幻想郷と外界を行き来できる。
しかし、自分が鈴仙達と共に戦い勝利した場合、結界の崩壊は間違い無く修復され、
幻想郷は再び、現実とは混じりようの無い世界へと戻ってしまうだろう。
もしそうなれば……反町が再び、この現実世界で暮らす事が出来るかは不明だ。
反町「……………」
穣子「――ごめんね。変な事言っちゃって。今すぐに決めて欲しい訳じゃないんだよ?
でもね。やっぱり一樹君には真面目に考えて欲しかったんだ……」
反町「……………はい」
反町はこれ以上答えられなかった。
何も言わずに彼女を抱き寄せられなかった自分は、臆病なのか賢明なのか。
それすらに分からぬまま、穣子とは何となく疎遠のままに数日が過ぎ――。
829 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 18:04:59 ID:???
*****
指導教官「……と、言う訳だ。間もなく彼らを送るバスが来るから、
それまで皆は、彼らとの最後の時間を過ごして欲しいと思う」
クラスメート「「「「はーい」」」」
反町「(……何時の間にか話が終わってる。結局、俺はあれから何も言えなかったな……)」
クラスメートの合唱を聞いて、反町は意識を現在に戻した。
あれから穣子とは殆ど口を聞けておらず、偶に話す事があっても、どこかよそよそしくぎこちない。
この事について誰かに相談する事も性格上できず、反町は一人思い悩んでいた。
反町「(――これまで忘れていたけれど、俺はやっぱり、恐れている。
皆と離れ離れになって、幻想郷で生涯を終える事を……)」
――仮にこのまま反町が新チームに合流し、皆で強敵に打ち勝ち、そしてその先は?
昔ならば、幻想郷で和を大切にするチームを作ってサッカーを楽しもうと。
そう無邪気に思えていたかもしれない。しかし、十年先、二十年先の自分はこの選択に後悔しないのだろうか。
830 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 18:49:02 ID:???
ピエール「ソリマチ、サナエ、秋姉妹の二人、そしてアリスさん。
俺は君たちに色々教えて貰ったような気がするよ。
だから、ここで改めて礼を言いたい」
アリス「(感謝されるのは嬉しいけれど、どうしてこの期に及んで私だけさん付けでよそよそしいのぉ……?)」
ルスト「俺は結局、最期まで足手纏いだったな。でも、次にある大会ではこうはいかないぞ?」
穣子「うん。楽しみにしてるね」
ボッシ「ソリマチに伝えてくれ。次に会った時はネオサーブルをも超えるファイナルノワールで、
お前達からゴールを奪ってみせるってな!」
静葉「分かったわ(最後の黒って、いよいよ意味が分からないわね……)」
アモロ「色々あったけど、僕も皆のお蔭で強くなれたと思うんだ。
それに、皆凄く仲良しにもなれたし。本当にありがとう。僕、今本当にサッカーが楽しいよ」
早苗「私は何もしてませんよ。ただ、皆さんが互いを信じあう気持ちが強かっただけです。
でもこれって、何気に凄い奇跡ですから。大事にしてくださいね?」
ナポレオン「ソリマチ。テメェは俺に勝ったんだ。新チームだかリトルウイングズだか知らんが、
そこで一流のストライカーになってねぇと承知しねえぞ」
反町「ああ……」
仲間達の暖かい言葉すらも、今の反町の心には響かない。
フランスという自由の国で得た仲間も、いつかは幻想の壁に隔絶されてしまうかもしれないと思うと。
また、彼らの絆を繋ぎとめるには愛する神と離別するしかないのだと思うと、全てが虚しく思えた。
そして、僅かばかりの惜別の時はすぐに終わり、反町一行に早苗を含めた五人は、
生徒達に見送られ、玄関に停まったバスに乗り、それぞれの目的地へと彼らを運ぶ空港へと向かう。
831 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 18:50:16 ID:???
一旦ここまでです。
832 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/27(月) 00:36:10 ID:???
*****
……気付けば反町は、ひらり、はらりと紅葉の舞う場所に立っていた。
どこかで見た事があるような、しかしどこにも無いような幻想的な空間に独り居るにも関わらず、
不思議と孤独感や不安感は覚えなかった。
??「――ねぇ。キミ、寒くないの?」
そこには気付けば、一人の少女が立っていた。
銀杏を落とした川のように、さらっとして綺麗な金色の髪。
大きな鳶色の瞳は瑞々しい果実で、すらりと伸びた手足は稲の穂のようにしなやかだった。
反町はその少女を知っていた。
反町「穣子さん。……俺は、本当に貴女の事が好きだったのでしょうか……?」
反町が幻想郷で一番最初に親しくなり、そしてそのまま恋仲まで発展した収穫と豊穣の神。
神にも関わらず素性はとても純朴で愛らしい穣子を、今や反町は直視できなかった。
穣子「……大丈夫。あなたは、昔からずうっと私を信じてくれました。
ありがとう。ずっと、ずっと……会いたかった」
――穣子は、優しく反町に語り掛けた。
普段の子どもっぽい口調とは違う、穏やかで大人びた佇まいは、
本物の女神のような(本物の女神なのだが)を想起させた。
反町「昔から……?」
穣子「ええ。だから、私達は巡り合えた。そして、きっとこれからも……」
穣子はそれだけを言い残すと、秋の色に解けていった。
――決して終わる事の無い紅葉の雨が降り注ぎ、永遠の豊穣を喜ぶ楽園の中。
反町は再び孤独に取り残された。
833 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/27(月) 00:39:23 ID:???
*****
ブロロロロ……
アリス「……フランス紀行も中々悪くなかったわね。
私としては都会派の象徴・パリに行けなかったのが心残りだけど」
早苗「パリは良いですよ! 何故ってロンドンはどんよりしてるけど、晴れたらパリですし!」
アリス「フフ……その程度の知識、私も知っているわ。カルメンは麺よりもパエリアが好きなのよね?」
早苗「おお、それを先に言われちゃうとは。アリスさんってやっぱり博識ですね! 私、尊敬しちゃいます!」
反町「――あれ。俺、夢を……?」
反町は目を覚ました頃には、空港へと向かう車内での会話は程ほどに盛り上がっていた。
集団生活という名の荒療治を経て、何だかんだで最低限のコミュニケーション能力を身に着けたアリスさんも、
今ではある程度は早苗と馴染んで雑談に興じていた。
静葉「……反町君。もうすぐ空港に着くそうよ」
反町「静葉さん。ありがとうございます。俺、結構眠って……」
静葉「ええ、グッスリと眠っていたわ。最近あまり、眠れていなかったんじゃないかしら?」
反町「はい。まあ……色々悩み事とか、ありまして」
834 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/27(月) 00:40:45 ID:???
5人掛けのコンパートメントで、反町の隣に静葉は座っていた。
向こうには穣子がアリスさんと早苗の隣、反町とは斜め正面の位置で押し黙っている中。
――反町の『悩み事』を知る静葉は、穣子に悟られないような小さい声で、不意にこう囁いた。
静葉「この前の試合を思い出してみて。貴方は、貴方が思っている以上に力を持っている。
それを正しく認識して使う事が出来るなら。……だから、自分自身を信じて。一樹君」
反町「静葉、さん……?」
静葉「――本当は、私に出る幕なんて無かったもの。貴方は優しいから色々と考えるでしょうけど、
今だけは考えなくても良い。……だから、フランスを発つまでに、あの子に答えを示してあげて」
反町「静葉さん、待ってください。俺はまだやっぱり分からない。答えって一体……!」
静葉「あ〜。楽しい学校生活ももう終わりかぁ。これからウン十年間も社会の歯車になるくらいなら、
もう人生終わりにしちゃおうかなぁ〜♪」チャキッ
穣子「え!? お姉ちゃんまた死んじゃうの!? いやー、死なないでぇー!?」
反町が静葉の真意を聞こうにも、これ以上は許さないとカッターナイフを振り回されて分からない。
ただ一つ確かなのは、静葉が反町と穣子との間に抱える問題を知り、理解した上で。
――自らの想いを押し殺してでも、二人が幸せになれる方法を考えてくれているという事だけだった。
835 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/27(月) 00:48:49 ID:efozeoc6
すみません、後半部分を書き直していたら今日中に終わらなかったので、続きはまた今度にします。
ただ、次のパートで反町の章は終わりにして、鈴仙の章に戻る予定です。
また、容量が500kbを越えたので、スレタイも募集させて頂きます。
【】鈴仙奮闘記37【】
の形で書いて提案して頂ければ大変嬉しいです。
次スレは、鈴仙の章に戻って、ザガロ達一行+一部スウェーデンメンバー(ブローリン等)が加わった、
サントス戦が中心になると思います。
それでは、本日も遅くまでお疲れ様でした。
836 :
森崎名無しさん
:2016/06/27(月) 01:01:17 ID:???
【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
【ブルーツ波】鈴仙奮闘記37【大放出】
【ポーピー】鈴仙奮闘記37【デデーン】
乙でした
837 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:44:47 ID:g5cRU4+s
>>836
乙とスレタイ提案ありがとうございます!
反町の章が結構重い感じになっちゃったので、
鈴仙の章Aは割と軽いノリで行きたいと思ってます。
838 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:46:08 ID:g5cRU4+s
早苗「さて……私は日本に向かいますので、ここで暫しのお別れですね。
皆さんは確か、これからブラジルに行って、鈴仙さんのリオカップに合流するんでしたっけ?」
静葉「ええ。大会スケジュール的には大体2回戦……サントス戦が始まる前には合流する感じかしらね」
早苗「そうですかぁ。私はこれからあの変なTシャツコーチの変な特訓を受けると思うと、気が重くなりますよ」
アリス「ラズリーと名乗る謎の女コーチだったわね。……今の全幻想郷代表の様子は随分と興味深いわ。
これまでには無い人物が暗躍して、これまでには無い陰謀が蠢いている。
――でも、良かったのかしら? 立場上は敵である私達に、色々と教えてくれたのは有り難いけれど」
早苗「――少しでも、この前の試合の罪滅ぼしになるかもしれないと思いまして。
……でも、まぁ。私なんてどうせあのそうそうたるメンバーだったらほんの端役ですし、
秘密主義の紫さんからはなーんにも情報は入ってこないし。
多分、この位しゃべっちゃっても全然大丈夫だと思います。……あ、私の飛行機、来ちゃいました」
――そして空港の搭乗口で、反町達一行と早苗は別れた。
待合室でこれからの事を少しだけ語り合い、暫く経って別々の飛行機へと乗る。
早苗は日本。反町達はブラジル。フランスの地で偶然出会った彼らは地球の反対側へと離別する。
早苗「皆さん。こんな私にもフランスで仲良くしてくれて、本当にありがとうございました。
お蔭で神奈子様達にも沢山、楽しい思い出話が出来ると思います。
ううん、楽しいだけじゃない。色々な事を、勉強する事が出来ました」
839 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:48:10 ID:???
律儀な早苗は、別れ際にメッセージを残してくれた。
早苗「アリスさん。貴女は不器用だけど、トモダチを想う心の熱さだけは本当に凄いと思いました。
皆で笑顔で幻想郷に帰れた後も、きっとトモダチになって下さいね?」
アリス「さ、さあ。どうかしら。考えてあげるわ(わ、私にもようやく、ボール君以外のトモダチができた……?
どうしよう。今まで散々トモダチ欲しいって言ってたけど、いざ本当にできそうだとちょっと怖い……)」
早苗「静葉さん。貴女とは妖怪の山の同郷ではあるけれど、ここで色んな側面を知る事が出来ました。
貴女の高い知識と緻密さは本当に頼りになりました。……主にペーパーテストの時に」
静葉「居眠りは関心しないわ。夜更かししないで、きちんと寝なくちゃ駄目よ?」
早苗「穣子さん。普段は元気一杯だけど、皆の事を沢山考えていますよね。
だけど、考えるだけで抱え込みすぎちゃあダメですよ?」
穣子「うん……ありがとね、早苗ちゃん」
早苗「反町君……」
反町「……………」
そして、最後に早苗は反町に向き合った。昔からずっと反町を見ていた早苗は、
反町に対して言いたい事が沢山あった。しかし、早苗はここで思わぬ行動を取った。
――ぺしっ。
反町「あいたっ」
840 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:54:20 ID:???
早苗は挨拶の代わりに、反町の頭をぺちんと叩いた。
本気で殴られた訳では無いので痛みはないが、それでも不意を突かれた事にびっくりして後ずさる。
そんな反町を見て、早苗は笑顔で、一言だけ言いたい事を言う事にした。
早苗「言いたい事を言わずとも、言葉は伝わる。貴方が教えてくれた事ですよ、反町君?」
早苗はこれまで反町の無言の言葉に感銘を受け、刺激され、そして教えられてきた。
神や妖怪では無く、同年代の少女だからこそ、早苗は反町に対して等身大のエールを送れた。
そして――ここで漸く、バス内での静葉の視線が、あの時から見ていた夢が、これまでの自分の人生が、
目の前に居る少女の淋しげな後ろ姿へと繋がった。
反町「……穣子さん」
穣子「一樹、君……」
だから、早苗が去ってからすぐに、反町は意を決して穣子に声を掛けた。
穣子は一瞬だけ目を見開くも、その後反町の意志を察して真剣な表情を作った。
静葉「(――分かってくれた)……アリスさん。私達ちょっと外しましょうか」
アリス「え? 何で?」
静葉「(この人、悪い人じゃないのは充分分かったけど、本当に空気が読めないのね……)
――良いから、行きましょう。フランスみやげで、
しゃぶしゃぶ
とか一緒に買いましょう」
アリス「え!? 一緒にお買い物!? それってあの、『リアルが充実している人』のみが体験できるという、
恍惚めいた神聖体験の事……!? 行く、是非行くわ!」
静葉「――そう、良かった(……『皆』ももうすぐ来る事でしょうし。頑張るのよ、反町君……)」
841 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:55:35 ID:???
早苗が去り、静葉とアリスさんが自然と反町から離れたため、待合室は暫くの間、反町と穣子の二人きりになった。
沈黙が場を支配する中、口火を切ったのは穣子だった。
穣子「考えてくれたんだよね。色々と……」
反町は何も言わなかった。しかし、その無言はこれまでのような嫌な無言ではない。
彼はフランスでの修行で、言いたい事を言わずとも自分の意思を伝えられる術を身に着けていたのを、
静葉や早苗のお蔭で思い出していた。
反町「――――」
ぎゅっ……。
穣子「ふ、ふええっ!?」
だから反町は、穣子の呼びかけに答える代わりに、彼女の手を握った。
手を握った事は初めてでは無いし、それ以上の事をした経験だってある。
反町「………!」
じっ……。
反町は次に、穣子の瞳をしっかりと見た。
絶対に離さない。だけど、絶対に後悔しない。後悔させない。
彼の無言のメッセージは、穣子にも確かに伝わっていた。
穣子「――無理だよ。私達、きっとずっとは幸せになれないよ……。
幻想の世界と現実の世界とは決して交じり合えないんだよ、やっぱり……」
842 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:56:42 ID:???
反町「……」
反町は首を横に振った。確かに、今の自分にはその為の方法は分からない。
だけど、自分達は一人じゃない。二人でも無い。
自分達には、一緒に悩んで、一緒に戦ってくれる仲間達がいる。
それを伝える為に、反町は続けて――。
反町「―――――」
スッ……。
穣子「え? 後ろ……?」
反町は、黙って後ろに向かって手を差し出した。その先には――。
ナポレオン「おいソリマチィ! さっさと抱いちまえー! 男だろー!」
ピエール「……サプライズで空港まで見送りに来たつもりが。これでは俺達が邪魔物みたいだな」
ボッシ「なに言ってるんだよピエール。ソリマチ達がそんな水臭い事言う訳ないって!」
ルスト「今は、どう見てもお取込み中ではあるがな……」
アモロ「ありがとう皆! 僕――僕達、絶対次の大会までに強くなるよ!!」
ジョルジュ「フランスユースのチームワークは世界一と。そう呼べるようになってやるぜ!」
ドゴール「俺達も、ピエールに頼り切りにならないDFを目指す!」
ブラボー「俺もだ! もうピエールにばかり負担を押し付けないぞ!」
843 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:58:37 ID:???
……自分達には、仲間が居る。それも一人では無く、沢山の『トモダチ』が。
そして、何があろうとも、『トモダチ』の絆は決して無駄にはならない。
反町はそれを、フランスでの学校生活で。文化祭で。サッカーの試合で。
充分に学んで来たのを思い出していた。
反町「…………」
穣子「……うん。ゴメンね。私、忘れちゃってた」
……俺だって、早苗さんに引っ叩かれるまでは気付かなかったさ。
そんな情けない本音を敢えて隠し、反町は穣子を優しく抱き留めた。
級友達の祝福やからかいの声をバックに、反町は無言で指を空へと向ける。
反町「(穣子さんが不安に思う気持ちは正しい。そして、仲間が居るから大丈夫と、
楽観的に考える俺は間違っているかもしれない。でも、それを考えるのは俺じゃなくても良い)」
静葉「(普段は明るくリードできる穣子。ふとした瞬間に無言で傍に居てくれる反町君。
……やっぱりお似合いね、あの二人)」
アリス「(え? 今どうしてこんなに盛り上がってるの……? 分からない。
皆の楽しいと、私の楽しいが一致しないよぉ……?)」
反町は言いたい事を言わない。その代わり、自分に出来る精一杯の仕事をこなす。
これまでもそうして来たし、これからも、そうしていき――自分を信頼してくれる仲間を増やす。
仲間が楽しく居られる空気を創る。その事できっと、理想論めいた大きな夢だって叶う筈だ。
反町はそう信じて、全てを自らの翼として飛び立つ事を誓った。
844 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 01:03:55 ID:???
穣子「……一樹君。ごめんね。……でも、ありがとうね。――ずっと、ずっと一緒だよ」
反町「…………」
泣きじゃくる穣子を、反町は力強く抱きしめた。
言いたい事を言わずとも、自分にはこの全身がある。魂がある。それだけで充分だと思った。
反町「(俺は……穣子さんが好きだ。でも、静葉さん、アリスさん、フランスで得た仲間、早苗さん。
これから出会う皆との絆も大事にしたい。だったら、俺は……それを繋ぎとめられるような。そんな存在になる。
そして、穣子さんと幸せになれて、皆が笑いあえる、和を大切にできる。
そんな素敵なチームを、この秋空(オータムスカイ)の下で作りたい。いや――作ってみせる。これが、俺の目標だ!)」
*****
ゴオオオオ……ッ。
早苗「(同じ場所に居れないのは残念だけど、私には分かりますよ、反町君。
……きっと、今の貴方は穣子さんだけじゃなく、多くの信頼できるトモダチに囲まれて、笑っているに決まってます)」
反町達よりも一足先に空高く飛んだ早苗もまた、彼らの幸せを心から願っていた。
そして――これから自分に待ち受ける暗雲に対しても、彼らのような明るい心を持ち続けたいと思った。
早苗「(私じゃあ魔理沙さんの代わりになれないのは分かってる。
でも、私だって、貴女に追いつきたいと思い続けたライバルの一人です。だから、待っててくださいね……霊夢さん)」
やがて、反町達も空に向かって旅立つだろう。それは自分には感知できぬ、全く新しい物語。
だが、その物語の事を、これまでと同様に愛したい。早苗はそう思って、窓から見える秋空を見送った。
845 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 01:06:21 ID:???
かくして、少年少女の愛と友情の物語は一旦の結末を迎えた。
無論、彼らの先に待ち受ける困難は、生易しい言葉で語れはしない。
だが、彼らは同時に、言葉以上に大事な物がある事を、この旅で学んだ。
――そして、物語は西欧の地を離れ、再び約束の地へと収束する。
無言の愛と友情を学んだ彼らは、『彼女』に対し一体何を齎すのか。
その全ては依然、この物語を司る女神に委ねられていた。
−反町の章 完−
846 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 01:08:30 ID:???
*反町の章クリアボーナスとして、主人公キャラの反町、静葉、穣子、アリスさんの全能力が+1されます。
*また、穣子との好感度ボーナスとして、反町と穣子の高低の浮き球が+1されます。
*更に、反町と穣子の最大ガッツが+50されます。
*更に、穣子と反町が判定時、季節は秋(=秋ジスタ発動可)になります。
*静葉との好感度ボーナスとして、静葉の高い浮き球が+1されます。
*アリスさんとの好感度ボーナスとして、アリスさんのファンタジスタフラグが進行した…かもしれません。
847 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 01:10:50 ID:g5cRU4+s
…と、言った所で今日の更新はここまでです。
次回から久しぶりの鈴仙パートに移りますが、容量も511kbとほぼいっぱいなので、次回は新スレで更新したいと思います。
スレタイ案がありましたら、引き続き募集しますので、
【】鈴仙奮闘記37【】
の形で書いて提案して頂ければ大変嬉しいです。
それでは、本日も遅くまでお疲れ様でした。
848 :
森崎名無しさん
:2016/06/28(火) 17:01:30 ID:???
【ウサギと】鈴仙奮闘記37【ウナギ】
849 :
森崎名無しさん
:2016/06/28(火) 18:24:08 ID:???
【かばやきは】鈴仙奮闘記37【おいしい】
850 :
森崎名無しさん
:2016/06/28(火) 20:02:53 ID:???
【フランス組】鈴仙奮闘記37【参戦】
851 :
森崎名無しさん
:2016/06/28(火) 22:13:59 ID:???
【秋空と】鈴仙奮闘記37【土用の鰻】
852 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/09/19(月) 01:23:44 ID:xfnCvXu6
落ちていない気がするので、新スレのURLを貼りつけます。
【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1467125220/
これからも拙作を宜しくお願いします。
853 :
森崎名無しさん
:2016/09/19(月) 19:40:55 ID:???
うめ
854 :
森崎名無しさん
:2016/09/19(月) 19:41:56 ID:???
梅
855 :
森崎名無しさん
:2016/09/21(水) 20:33:57 ID:???
うめ
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