キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/03/04(土) 00:12:29 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1477741789/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!

しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
合流した反町一行の助力もあり、ブラジルサッカーの登竜門・リオカップの二回戦、サントスとの戦いに勝利した。

快進撃を続ける鈴仙達の次の相手は優勝候補の名門・フラメンゴ!
「アーサー」に対し謎の執着を見せるカルロスを筆頭とした強豪チームを相手に、
アルゼンチンでの修行を終えた佳歩達の合流があっても苦戦し、前半を1−2の劣勢で終える。
後半戦はてゐの本気、つかさの気合、そして佳歩の知略によって戦況は同点に押し返したものの、
フラメンゴの知将・サンタマリアが奥の手を発揮して……?
そして、カルロスとコリンチャンスのとあるメンバーとの間に隠された大きな秘密の正体は……?

401 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/05(水) 23:45:36 ID:x31yx7A+

ネイ「サトルステギ達もどーせ来てるんだろ? 全く。『あの日』から今日まで、
   結局俺達は毎日夜遅くから早朝まで練習を繰り返してたワケか。
   俺が言うのも何だけど、ホント真面目だよな。俺らって。キャプテン様の影響かな?」

トニーニョ「どうだろうな。ただ一つ言える事は、今日まで俺を……いや、恐らく俺達を突き動かしたのは、
       あのサンパウロFCとの練習試合だった」

そう言ってトニーニョを始めとする一同は、つい数か月前に行われた悪夢の試合を思い出す。
翼、ストラット、アマラウ、ドトール、バビントン、マウリシオ、新田、石崎……そして妖夢。
数多の強豪選手が揃ったサンパウロFCに、パルメイラスは0−8で大敗した。
相手チームのエースストライカーの不調があったにも関わらず、である。

オルヘス「……あの時の俺達はサイテーだったよな。モリサキがいなくなり、
      チームもバラバラで……。でも、アレがあったから、立ち直る事ができたんだ」

ゲレーロ「そうだ。俺達はもう、今までの俺達ではない」

しかし、その日を境にしてパルメイラスのメンバーは奮起した。
その結果は表面上ハッキリとしたものでは無かったため、リオカップ開始前の彼らは酷評されていたものの。
彼らの評判は日を追うごとに、地味ながらも少しずつ変わっていった。


402 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/05(水) 23:47:24 ID:x31yx7A+
アレクセイ「相手チームが軒並み弱かった事もあった。しかし、俺達は順当に実力を発揮できていた」

リンコン「ああ。タレント選手の目立ち具合ではフラメンゴに負けてたかもしれねえが、
      きっとチーム全体の総合力では、俺達が一番の筈だぜ!!」

その結果を招いたのは間違いなく、彼らの努力である。
宿敵サンパウロとの歴史的大敗をバネに、彼らは順当にその実力を伸ばしていった。

トニーニョ「ああ。……本当に、ここまでやって来れたのは奇跡だ。まるで――」

――まるで、モリサキが今もまだここに居るようだ。トニーニョはそれを言いかけて止めた。
パルメイラスのメンバーにとって、かつての奇跡的なチームメイトにしてキャプテンの消失は、
今でも尚、彼らにとって複雑な感情を残していたからだ。
……ただし、トニーニョの発言には半分間違いがあるため、ここは訂正する必要がある。

タッ……。

サトルステギ「おおっ! やっぱネイも来てたかー、メンドクサイとか言いつつ、
         オメーが毎日自主練してるの知ってるんだぜ!」

キーガン「……力を求める意思。それはお前も俺達と同じだからな」

トニーニョ「サトルステギ、そしてキーガン……。お前達はまだトレーニングしていたのか。
       休憩する時間も大事だと言った筈だぞ」

キーガン「すまん。しかし、もうすぐ俺達が、更なる高みに登れると思うと気分が高揚してな……」

サトルステギ「俺は純粋に体力が余ってただけだぜ!!」

――モリサキは、今もまだここに居る『ようだ』。と、トニーニョは言ったが、それは正確ではない。
彼は間違いなく、今もまだここに居るのだ。そしてそれ故に、彼らは奇跡の復活を遂げたのだ。
それは、今大会までで最も成長した、キーガンの言葉にも如実に現れている。

403 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/05(水) 23:50:42 ID:x31yx7A+
キーガン「……モリサキだったら、この程度のオーバーワークでは壊れない。
       いや、仮に壊れたとしても死ぬまで動き続けるさ。それがアイツなんだからな。
       だったら、俺がもっと努力しないでどうする?」

トニーニョ「(……キーガン。あいつは中立派で、モリサキの信者という訳では決してなかった。
        しかし、あいつの力を求める意思と勇気は、モリサキの考えともっとも近しかった。
        そしてその結果――モリサキが不在となった後、あいつは俺達の精神的支柱となり、
        自身を始め、周囲を大きく成長させる事に役立った)」

日本から世界のサッカーを変えた男・森崎有三。
彼の加護を受けたDFである彼は今や、ディウセウに次ぎアマラウ・ドトールに並ぶ代表クラスDFとして、
ブラジル中にその名を轟かせていた。

ネイ「相変わらずだよなー、キーガンさんは」

キーガン「さん付けするな。普通に名前で良い。……ところで、サルサノは?」

しかし驚くべき事に、キーガンの他にもう一人。『モリサキ』の毒が色濃く宿っている者がいた。
それは他の誰もが聞くと耳を疑う者だった。それはネイでも無ければトニーニョでもない。
サトルステギでも無ければ、オルヘスでもない(森崎に近しかった彼は、他のメンバーよりも成長していたが)。

サルサノ「……戻ったぞ」

トニーニョ「随分と長いシャワーだったな。まあ良い……ネイが合流した以上、俺とネイ。
       ……そして、サトルステギは『あのシュート』の練習をしようと思うんだが。
       お前も、付き合ってくれるな」


404 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/05(水) 23:51:42 ID:x31yx7A+
サトルステギ「おっ、それ助かる! お前、あの『ブースターシュート』だって、3回に1回は止めちゃうしなー」

サルサノ「――ああ、勿論だ。『がんばって』、何でも止めてみせる……!」

どんな逆境でも諦めない。才能の無さに絶望しない。勝利を求め走り続ける。
――それは、自分には程遠い概念だと思っていた。
自分では腕っぷしでも実力でも敵わない、雲の上の奴の特権だと思っていた。
しかし不幸な事件を機に、彼は嫌が応にもそうしないと行けなくなった。
翼が無いのに空を飛べ。そう言われているような感覚を覚えながら、彼は努力を重ねた。


サルサノ「(もしもモリサキが居たならば。俺はきっと、この場所に居なかった。
       その意味を……俺は、次の試合で知る事が出来るだろうか?)」


……サルサノは明日のコリンチャンス戦。森崎有三の『代役』として舞台に立つ。
誰よりも近い位置で森崎の影を感じ、滑稽に足掻き続けた者の末路がどうなるのか。
――それは、まだ誰も知らない。

405 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/05(水) 23:56:34 ID:x31yx7A+
すみません、>>404で『明日の』コリンチャンス戦と書いてしまいましたが、
そうすると鈴仙の基礎練習フェイズが不在となるので、
『明後日の』コリンチャンス戦と脳内保管して頂ければ幸いです(汗)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
<<<鈴仙の章C・基礎練習フェイズその2>>>

鈴仙「あー、夕べは大変だったわ。でも明日はいよいよ準決勝!
    さとりさんとお燐がまだ来てないのが気になるけど……ま、大丈夫でしょ」

今回重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(55)  とても上がりにくい
B:パス(54)    上がりにくい
C:シュート(55)  とても上がりにくい
D:タックル(52)  上がりにくい
E:パスカット(52) 上がりにくい
F:ブロック(47)  上がりやすい
G:せりあい(53)  上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)

所持中のフラグ:ドリブル(15/20)、低シュート(18/20)、タックル(10/20)、
           スキル・アリスさん操作(特殊)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


*日付を跨いだ場合でも、再投票はしないこととします。

406 :森崎名無しさん:2017/07/06(木) 00:03:05 ID:u922SoI2
H

407 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/06(木) 00:21:30 ID:YxjxOFPE
0時40分までに投票が無い場合、今日の更新はここまでにします。

また、ここでフラグについて再投票をすると更に時間がかかるので、
Hが選ばれた場合は、低シュートフラグに関する練習を行うものとみなして進行したいと思います。
(もし>>406さん及び別の方が別の意図(ドリブルフラグを回収したかった、等)で投票された場合は、その旨お申し付けください。)

408 :森崎名無しさん:2017/07/06(木) 00:26:50 ID:u922SoI2
シュートのフラグの予定だったのでそれで大丈夫です

409 :森崎名無しさん:2017/07/06(木) 02:21:20 ID:revy92aY
H
乙でした

410 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/06(木) 23:05:35 ID:YxjxOFPE
更新再開します。
>>408
ご返答ありがとうございます!次は早速フラグ回収の判定から入ります。
>>409
乙と投票ありがとうございます。助かります。

411 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/06(木) 23:12:54 ID:YxjxOFPE

H:フラグの開発をする。→低シュートフラグの開発をする。

鈴仙「(昨日一回だけやった、何も考えずに蹴るって方法。もうちょっとだけやってみよう……!)」

ネイとのデートの別れ際に放った一発の感覚を思い出すように、
鈴仙は無心にボールを蹴り続けた。


先着1名様で、

★鈴仙の低シュート練習→! dice★

と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在18ポイント)

*合計点が20ポイントを超えた場合、鈴仙はフラグを回収します。

412 :森崎名無しさん:2017/07/06(木) 23:13:27 ID:???
★鈴仙の低シュート練習→ 4

413 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/07(金) 00:36:56 ID:R2TkDkm2
★鈴仙の低シュート練習→ 4 ★
→4ポイント獲得!

鈴仙「(私はこれまで、悩んで、考えて、……そして、強くなって来た。
    だけど、それだけじゃあ切り開けない道もある!)」

鈴仙はネイという、これまでに会った事の無いタイプの外の人間に出会い、
初めて中山やパスカルと会った時のように強く影響を受けていた。

鈴仙「(もちろん、これだけが正解じゃあないけれど。でも、この新しい在り方はきっと。
     私にとって新たな力を得る助けになる!)――こうだわっ!」

バシュッ! シュルルルル………! ――バァァァッ!

鈴仙は無意識に低いボールを上方へと蹴り上げて間を作る。
そして、そのボールに対して強烈にインパクトを行う。
これは比較的早い時期に習得し、以後長く鈴仙の窮地を救って来た必殺シュート、
『マインドスターマイン』の動きと等しい。
これを感覚的に行えるのは、彼女がこの技を完全に自らの物にしている事の証左だった。
しかし、鈴仙はこれだけで飽き足らない。

414 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/07(金) 00:38:00 ID:R2TkDkm2
ブンッ……!

鈴仙「(右脚でインパクトを行う時、わざと外し、相手の体勢崩しを狙う!
     でもそれだけじゃない! その時、地面に付けた左脚を軸にして、
     上半身のバランス感覚も利用して大きく身体を回す!そして――)でぇぇぇいいっ!」

グッ……グルンッ!……グワァァァァッ! ――シュンッ!

これまでの動きに、月の軍人として鍛え上げた全身の筋肉を利用した大旋回を加える。
そして最後に、かつての鈴仙が雲の上の存在として仰ぎ見た永琳が得意とするシュート
――『前転シュート』の如く体を前向きに倒し、不格好なローリングオーバーヘッドのような形を取る。

キランッ! ギュウウウウウウウウウンッ……ズバァァァァァッ!

……一連の動きは一見、全てが理不尽で整合性が取れず、雑然としている。
しかし、鈴仙がこれまで無意識に血肉とした動きの全ては彼女の中で完成されていた。
故に、このシュートは無心ながらも全心。考えて成長した鈴仙が考えずに放った一陣の閃光には、
これまでにない荒々しさと……そして、原初的な純粋さが兼ね備わっていた。

鈴仙「(出来た……と、思う。少なくとも、私の中で『出来た』という実感が生まれたと思う。
    これが……私の新たな光。私の心の底に輝く閃光……!!)」

それは静かに。しかし確かに、鈴仙・優曇華院・イナバという選手を一歩上のステージへと導く標となった。


*鈴仙は低シュートフラグを回収。
 『マインドスパークルマイン(低シュート+6、1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))300消費』を習得しました。

415 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/07(金) 01:04:29 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
明日は漸く、パルメイラス戦のフォーメーション決めに入れると思います。
……が、それに先立って一点バランス調整させていただきたい項目があります。


○さとりの所有スキル・覚妖怪について、これまで、
 ・PA内のシュートについてセーブ・とびだし・一対一+5、読み違え発生しない
 としていましたが、これを、
 ・PA内のシュートについてセーブ・とびだし+5、一対一+【3】、読み違え発生しない
 に変更させてください。

 理由としては、私が読み違えが発生しない=常に読み当て補正+2が入る事を失念していたのと、
 実際それで一対一が実質+7されると、流石に強すぎるからです。
 そのため、さとりの一対一については、読み当て補正込みで+5、という取り扱いとしたいです。

 (なお、この下方修正を受けてもさとりの一対一値(補正込)は63であり、
  本スレ換算すると(63+才レベル差19=82)、
  ラストフォート持ちの若林・ヘルナンデスの一対一値(補正込)80を超える程の超高値であると分かります。
  当スレは本スレよりもややインフレ傾向にする予定ですが、それでも一対一でさとりを超えるGKは現れないと思います。)


もしもこのバランス調整内容についてご意見ありましたら、コメント等頂ければ幸いです。
それでは、本日もお疲れ様でした。

416 :森崎名無しさん:2017/07/07(金) 01:28:19 ID:???
乙なのです
調整は良いと思いますよ

417 :森崎名無しさん:2017/07/07(金) 10:23:01 ID:???
確かに+7は凶悪すぎるな……

418 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:33:07 ID:n3MpE6JA
更新再開します。(金曜は寝落ちしてました……)
>>416
乙とコメントありがとうございます。
基本的に私がやりやすいようにバランスは適宜調整させて頂いていますが、
不公平感なく皆で楽しめるよう、極力先々を見据えて考えていきたいと負っています。
>>417
+7だともう、ファンタジスタ付きのドリブラーでも抜けなくなるので(NTLv3のディアスで互角くらい?)…
ただ、『さとりが居れば今後はヌルゲー』にはならないとも思っています。
 ・必殺技については本編よりもインフレ傾向のため、PA内でも決して無敵では無い
 ・さとりの通常セーブ(PA外)は本スレ若島津に毛が生えた程度
   →ミドルシュートに弱いのはキャプ翼&キャプ森的に考えて致命的
 ・想起セービングは可能だが、技の仕様上不安定&燃費が悪い

という要素があり、幾らPA内に強くても欠点が目立つため、それを埋める手段が求められると思います。

419 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:34:19 ID:n3MpE6JA
〜マラカナンスタジアム・控室〜


そして、Jr.ユース世代から上がって間もないジュニオール世代が、その頂点を目指し競いあうリオカップ。
 ※今更ですが、時間軸の関係上リオカップ等の立ち位置や年齢区分等は、
  本スレ・原作・リアルと比べて変わっていますが、ご了承ください。
その準決勝戦であるパルメイラスとの試合の日がやって来た!

さとり「――遅くなってすみません。そっちのお燐が死体損壊罪で留置所に送られていまして」

お燐「全く、酷い国ですよねっ。あたいはただ自分の好きな事を、好きな風にしようと思っただけなのに。
    はぁーあ。ねぇさとり様、自由が縛られた中での豊かさに、一体何の意味があるんでしょうか……」

さとり「それは大事な問題ね。でもあんたはもう少しは縛られた方が良いと思います」

反町「(なんか当たり前のように俺達と合流して、当たり前のように漫才を始めたぞ……)」

――そしてこの日は奇しくも、新チーム・リトルウイングズの仕掛け人でもある魅魔の命令で
イギリスへとサッカー留学をしていた古明地さとりと火焔猫燐――通称お燐の二人が、
鈴仙達コリンチャンスへと合流する日でもあった。

鈴仙「……ここで貴女達が合流してくれたのは本当に助かるわ。これからよろしくね」

さとり「こちらこそ。……ですが勘違いしないでください。私達が戦うのは貴女達の為ではありません。
    私は、かつてその手に掴みながらも、未熟さ故に零してしまった光を再び掴む為。
    貴方達と不必要に馴れ合うつもりはございませんので、ご了承を」

つかさ「(古明地さとり。地霊殿の主にして、先の全幻想郷大会では『地底のSGGK』とも呼ばれ、一定の評価を得ていた。
      そしてその実力はイギリスに行って更に増した……と、いう所かしら)」

佳歩「(一応仲間ですけど、油断のならない感じです!)」


420 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:36:02 ID:n3MpE6JA

イギリスでの決意を形にしたシルバーネックレスを新たなトレードマークとした彼女は、
優雅かつ温和に、しかし卑屈になる事なく孤高を演じる。
既に眩しすぎる鈴仙達と違い、闇の世界に生きるさとりにそうした馴れ合いは不要の為だ。

お燐「あ、すみませんね皆さん。さとり様、イギリスに行った辺りから中二病発症しちゃってて。
    元カレの影響というか何というか。あ、さとり様! 専用の指ぬきキーパーグローブの準備はOKっすか?
    やっぱアレが無いと中二病とは言えませんからねぇ」

さとり「勝手に私のキーパーグローブに穴を開けないで下さい。というか、指がむき出しって、普通に危ないじゃないの」

てゐ「……あんたら。後でつかさと佳歩ちゃんに謝んな。真面目に考察してたのがアホっぽいじゃない」

……もっとも、その傍でさとりを弄り続けるお燐が居るせいで、大分台無し感は否めないのだが。


*さとりとお燐がコリンチャンスに加入しました。


421 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:37:55 ID:n3MpE6JA
コーチ「ほほう、君たちが新しい派遣選手か。我らが名門・コリンチャンスの名に恥じぬ活躍を期待しておるよ
     (紫パーマのチビちゃんはともかく、赤毛おさげっ子はスレンダーだけど意外に出るトコは出てそうじゃの。
      グフフ……1点&8点ってトコかの。8点ちゃんは後でセクハラしよっと)」

さとり「……(あの老人はこいしへのお土産にしましょう。地霊殿のエントランスに飾るには醜すぎますが、
    拷問ごっこをするには丁度良い木偶になるでしょうし)」

コーチ「(あ、あれ? 珍しく真面目キャラを装った割には反応が悪いゾイ……)」

鈴仙「(どーせ、内心ではロクでも無い事考えてたからでしょ……)」

二人の自己紹介が終わると、コリンチャンスの老コーチ兼監督はゴホンと咳払いの後、話し始める。
(さとりのお蔭か、若干やりずらそうにしていたが)

コーチ「さて。準決勝のパルメイラスについてじゃが……地味ながらも全体的にハイレベルで纏まっている、
     非常に安定したチームと言えよう。多くの観衆は、数か月にサンパウロFCにボロ負けした印象に引っ張られ、
     その安定感を地味と形容してしまっているが、それは誤りじゃ。――彼らは、間違いなくレベルアップしておる。
     確かに、エースのトニーニョとネイは、前に戦ったカルロス・サンターナと比べると一段落ちる選手ではあるが。
     しかし、チーム全体の総合力で言えばフラメンゴとほぼ互角――いや、もしかしたらパルメイラスの方が上かもしれん」

鈴仙「(パルメイラス……か。あの半ばストーカーなネイ君や鬼監督の印象が強いけれど、
     元はと言えば、あの森崎君が所属していたチームだものね。一筋縄ではいかないのも納得、か)」

しかし、そのどこか腑抜けた導入とは打って変わって、彼の語る口調は重かった。
パルメイラスは決して雑魚ではない。むしろ優勝候補筆頭チームの一つであるフラメンゴを上回るかもしれない。
元セレソンにして名軍師でもあったコーチの分析は、鈴仙を僅かに震わせた。

422 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:39:37 ID:n3MpE6JA
アリスさん「そこについては、私もコーチさんに同意ね。(ここよ、ここで人気者になるのよ!!)
       ――実は私、これまでのパルメイラスの対戦を(一人で)観戦して、分析データを作成したのだけれど」

――そして、ここでアリスさんが動いた。
現時点でチームの誰よりも頭の良い彼女は、パルメイラスが脅威となる事をいち早く察知しており、
実際の対戦に備えて人知れずデータを作成していたのだ。

佳歩「ええっ、分析データですか!」

穣子「アリスさんすご〜い! なんかもう、チームのブレインって感じだね!!」

つかさ「本当に助かるわ。霞ちゃんが居なくなって、情報の大切さをより一層痛感していたもの」

アリスさん「(あ……なんかきた……頭の中がこう……温かくなる感じ。……あー、これ。この居場所感。
        自分がここに存在する事を許されてると知った時の万能感?
       母親に抱かれた赤ちゃんのような感覚……あったけぇ…………)」

勿論、こうした作業は簡単にできるものではない。だからこそ周囲のメンバーはアリスさんを褒め称える。
幼い頃から承認欲求に飢えていたアリスさんはこの時、これまでの人生でもトップクラスの幸福感を享受するが
――この世界はアリスさんに優しくない。


お燐「……ほい、ほい、ほいっとな」

パサリ……。

静葉「これは……パルメイラスの分析データ!」

てゐ「ほへー、死体を漁りながら私達への手土産に情報収集もしてたのか。やるのぉ、おぬし」

さとり「分析は私がしました。……英国での探偵業が、情報に対する分析眼を磨いてくれまして」

423 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:40:52 ID:n3MpE6JA

アリスさん「さぁ〜、皆。私が徹夜で作ったレポートを見……あ、アレ? 何かもう皆紙持ってる??
       あれ? さっきまでの皆の評価は? 私の居場所は?????
       普通に生まれて居れば当然享受できたはずの、普通の友人、普通の生活、普通の人生はどこ……???」

反町「(余計な時間が無い中で、即座に手渡された情報に意識が行くのは仕方ないにしても。少し不憫だ……)」

――アリスさんが多幸感に酔いしれている間に、チームメンバーの興味はお燐とさとりが共同で作成した、
完成度の高い敵情分析資料へと移ってしまっていた。この大一番では情報が重要である事は、
アリスさん以外の者も充分承知しており、そして、お燐とさとりが有能だったが故に起きた悲劇である。

鈴仙「(アリスさんがまた変な被害妄想に陥ってそうなのが不安だけど……ま、いっか)」

そろそろアリスさんのメッセージを受ける事に疲れて来た鈴仙は、
特段の異議を挟めることなく、お燐とさとりが調査・分析したファイルに目を通すことにした。


424 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:43:16 ID:n3MpE6JA
−評価基準−
☆=S級選手。とてつもなく強い。真正面から当たるより、避ける方法を考えた方が良い。
◎=A級選手。かなり強い。エース級の人材を当てるか、戦略で上手く立ち回る事を意識したい。
〇=B級選手。強い。高い能力でゴリ押しするか、弱点を突く事が出来れば優位に立てる。
・=C級選手。そこそこ。名無しレベルに近いが、特筆すべき能力を持った選手を紹介。

−パルメイラス 要注意選手リスト−
◎トニーニョ
 カルロス程ではないが全体的に高水準で纏まった実力者。
 元来ドライブシュートを得意としていたが、今大会を前に様々な派生技を身に着けた。
 加えて、相方のネイとの連携技を幾つか習得済みであり、こちらも要注意。
 守備意識が高く、下がり目の位置でのブロックやクリアも中々上手い。

◎ネイ
 トニーニョと互角の総合力を持つ、かなりの実力者。
 アヤソフィアに比肩する強力なドリブラーである上、ダイレクトや一対一での必殺シュートも持つ。
 守備能力は若干低めだが、トニーニョとの連携タックルや、素早い身のこなしからのパスカットは油断できない。
 最近は随所で神がかり的なプレーを見せるようになっており、能力値以上に脅威かも?

○サトルステギ
 アルゼンチン出身の点取り屋。頭は弱いが、高い浮き球からのダイレクトシュートは強い。
 サンパウロ戦での敗北をバネに、生まれつき高かった浮き球センスを更に伸ばし、
 クリアやポストプレイ等、シュート以外にもゴール前でできる事を増やした。…が、怖いのはゴール前だけ。

○キーガン
 最近急成長が著しいパルメイラスのCB。ブロック力だけはあのディウセウすら凌駕する!
 それ以外の守備能力についても、ブラジル代表クラスのDFとして最低限の物を持つ。
 突破力については平凡のため、攻撃参加等の脅威はない。

・オルヘス
 キーガンに次いで成長著しいパルメイラスのFWだが、その成長度には雲泥の差がある。
 とはいえ、ドリブル、パス、シュート全てにおいて必殺技を持ち、パルメイラスの攻撃パターンを広げている。

425 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:46:13 ID:n3MpE6JA
・ゲレーロ
 SMFとしてそこそこ高い突破力とタックル力を持ち、そこそこ高い総合力を持つ。
 相手を吹き飛ばす『パワータックル』には少しだけ要注意。

・リンコン
 『強引なドリブル』と『ピンポイントパス』を併せ持つSMF。突破面では要注意だが、
 守備力については低いので問題無い。

・アレクセイ
 トニーニョを信望しているCB。キーガンと比べると大きく見劣りするものの、そこそこ強力なブロッカー。
 ブロック以外は名無しと互角かうぶ毛が生えた程度。

・ブランコ
 SB。一応必殺ブロックを持っているため油断ならない。必殺クリアもあるが、そこまで強くない。

・ミラ
 SB。タックルについては少しだけ脅威…かもしれない。他に特筆すべき事はない。

・サルサノ
 本来はクビになる予定だったが、森崎の蒸発により呼び戻された。
 セービングはごく平凡だが、稀に良い動きを見せる場合がある? 

426 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:47:45 ID:n3MpE6JA
アリスさん「(これって……私が皆に配ろうとしていた内容とほぼ同じじゃない!
        どうして……どうして世界はかくも執拗に、私から居場所を奪おうとしてるのぉ……)」

さとり「(この方、瞳の奥に闇を感じます。私と同じ地獄を見たのでしょうね……)」

さとりがアリスさんに謎のシンパシーを抱きながらも、戦略会議は続く。

静葉「何の特技も持たない選手は存在せず、全員が何等かの一芸を持つ、という訳ね……」

穣子「ええっと、フォーメーションはこれ、どうなるんだろう。4−4−2?」

佳歩「いや、ネイさんがWGになった、4−3−1−2型の形なのでは?」

コーチ「結論からしてどっちもあり得る。この辺り、監督が有能でのう。
     色んな布陣でも動けるよう、連携練習は重ねてきておるようで、
     具体的にコレ、と決まってはおらんようじゃ」

お燐「まー、FWは、サトルなんちゃらくんとオルヘスくんの2人。
    MFは、トニーニョくんとネイくんとリンコンくんとゲレーロくんの4人。
    そんでDFは、キーガンさんとアレクセイくんとミラくんとブランコくんの4人。
    ……って感じの布陣が多いかな。んで、トニーニョとネイくんは近くに置いてるね」

反町「(コンビプレイをやり易くするためだな)」


427 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:50:19 ID:n3MpE6JA

てゐ「成程ねぇ。……んで、これを受けてウチらはどんなフォーメーションにするか、
    って話になってくるっぽいね」

コーチ「うむ。それについてはワシが考えてきておる」

鈴仙「(普段よりやる気ね、コーチ……やっぱり、相手の監督がエベルトンさんだから……かな?)」

普段には無い彼の行動の理由を、鈴仙は何となく知っていた。
老人のように見えるコーチはその実意外と若く、エベルトンやロベルトと同年代のセレソンであった事。
とりわけエベルトンとは深い因縁があり、互いに切っても切れない関係であるという事を。

コーチ「現在、我がチームではタレント選手は10人と膨れ上がった。
     それを全員活躍させる為の布陣の一案は――これじゃ」

コリンチャンス 4−4−2
−H−J− H鈴仙 J佳歩
−−−−−
−−I−− Iアリスさん 
F−−−G Fライア G反町
−−E−− Eてゐ
B−−−C Bお燐 C静葉
−A−D− Aつかさ D穣子
−−@−− @さとり
控え:クラウディ(FW)、ゲーノス(FW)、ナバイロ(MF)、マギッシ(MF)、ビベス(DF)
    ミャージ(DF)、ニータ(DF)
備考:ライアは必殺パス、ミャージは必殺タックル、ニータは必殺ブロック持ち



428 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:52:26 ID:n3MpE6JA
つかさ「4−4ー2のダイヤモンド型……ですか」

コーチ「うむ。相手は恐らく、特定の選手に偏らせずにバランス良く攻撃陣を展開していく。
     その際には、相手がどんな風に攻めて来ても、手広く構える陣形が必要となるじゃろう。
     逆に、こちらが攻撃する際は、鈴仙、佳歩、そしてアリスさんの3人を軸に、
     少数精鋭で切り込んで行くのじゃ! 何、攻撃陣と比べてあちらの守備陣は些か心許ないからの。
     この時、反町は上がり目で、シャドウストライカーの場所に来てくれても構わぬが、可能な限り、
     オータムスカイラブの土台にもなれるよう、後方の面倒も見てやってくれ」

鈴仙「(あの口を開けばセクハラの事しか言わないコーチが、
     こんなに真面目かつ的確な意見を述べられるなんて……)」

初めてコリンチャンスに来た時からコーチの事を知っている鈴仙としては、
彼が往年の名監督として復活した姿を見れたのは感慨深かった。

鈴仙「(とはいえ。これに満足せず検討を深める必要があるわね……)」

目に浮かぶ涙を拭いながら、鈴仙はこの布陣について検討を深めるが、
色々と考えているのは決して鈴仙だけではない。


429 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:53:45 ID:n3MpE6JA

お燐「ふーむふむ。ねぇねぇコーチのおじさん。さとり様ってPA内ではメッチャ強いからさ。
    4バックも要らないかもしれないよ? 3バックくらいにしてさ、その代わりに中盤の支配力を上げようよ。
    さとり様もココ来る前のバスで、『ネオファイヤーは私が必ずとめる!』って豪語してましたし」

さとり「止められずに二番手GKと交代するような、不吉な捏造をしないでください。
    ……ですが、ええ。その代わりミドルシュートは撃たせる前に止めて欲しいのですが。
    ネイ君とトニーニョ君という強力な中盤に対抗するため、3−5−2にする戦法もアリとは思います」

鈴仙「(お燐とさとりさんの提案――『4−4−2ではなく、3−5−2』……確かに一理あるかも。
    この場合、DFからMFになって貰うのは、ボランチも出来る静葉さんになるかな)」

てゐ「中盤を強くってのは私も賛成だね。でも、3バックだと手薄で、フリーでミドルを打たせちゃうかもしんない。
   だったらさ、中盤にタレントを集めるってのはどうかな? 具体的には私がボランチからサイドハーフに、
   静葉ちゃんがサイドハーフからボランチになるって策。
   んで、空いた4バックの4人目は、ミドルシュート対策で、ブロックのできるニータくんを入れる」

静葉「私は反対しないわ。私もてゐ程ではないけど、パスやボールキープも出来るし。
    穣子か反町君と協力できれば、『オータムスカイラブ』で中盤底の守備力は確保できると思う」

鈴仙「(てゐと静葉さんからの提案――『てゐをSMF、静葉さんをボランチ、DFにニータ君』……これも悪くないわね。
     この場合、てゐは前線へのロングパスよりも、ドリブルでの切り込み役が増えるかしら?
     でもその方が、イチかバチかの『インビジブルデューパー』や『真実の友情』も使いやすくなりそう)」

430 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:55:00 ID:n3MpE6JA
反町「キャプテン、ちょっと良いかな? 考えたんだが……俺とアリスさんとの位置を交代するってのは……」

アリスさん「……そうね。確かにトップ下としての能力であれば、私の方が優れている自信はあるけれど。
       けれど反町君も攻撃的MFとして申し分ない能力を持っているし、何より、私はドリブルで切り込む事が出来る。
       そのためには比較的手薄なウイングに回る事もやぶさかではないけれど……(私は守る。私の居場所を……!
       世界の悪意になんか、負けられない……! 私は、チームのブレイン役という居場所を、守る………!!!)」

鈴仙「(反町君とアリスさんからの提案――『反町君をトップ下、アリスさんをウイングハーフ』。
     ……この時は4−4ー2と言いつつ、実際は4−3−1−2的な陣形で戦う事になるかしら?
     つまりは、アリスさんの突破力の高さを最大限に発揮する事を主眼に置くわけね。
     これもいい案だけど……アリスさんの上手いパスカットは、中盤でこそ活かしたい気もする。
     それと、反町君の場所が静葉さん達から離れてしまって、反町君が『オータムスカイラブ』の土台に
     なれなくなっちゃうという欠点もあるかしら? その欠点を補って余りある程、アリスさんのドリブル突破は魅力的だけど)」

他にも戦略について色々と話し合っている者もいるが、鈴仙が聞き取れ、
かつ、具体的に取り入れられそうなのはこの位だった。



431 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 11:00:39 ID:n3MpE6JA
鈴仙「(さて……どうしようかな。個人的には、コーチの提案そのままでキックオフも、
     決して悪くはない選択肢だと思うけれど。……何か、提案してみようかな?)」

A:3−5−2の陣形を提案。静葉をSBからボランチに移動する。
B:てゐをボランチから左SMFに上げ、静葉をSBからボランチに移動する。
  空いたSBにはブロックが得意なニータを配置する。
C:反町とアリスさんの位置を交換し、反町をトップ下、アリスさんをウイングハーフとして運用する。
D:コーチが考えてくれた陣形で問題ない。
E:「色々意見が出ていますけど、コーチはどう思いますか?」コーチの意見を聞く(更に判定)
F:その他 A+Cなどもこちらで 他にもフォーメーション等考えて下されば幸いです。


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


*鈴仙達の能力値は>>2-7、さとりとお燐の能力値は>>321を参考にして下さい。
 (フラグ回収等もあるため、現能力値と完全なイコールではありません)
*外出するので一旦ここまで。続きは夕方〜更新します。

432 :森崎名無しさん:2017/07/08(土) 11:21:39 ID:oCZyqIHs
C

433 :森崎名無しさん:2017/07/08(土) 13:04:55 ID:UM23ibYc
C

434 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 23:08:34 ID:n3MpE6JA
C:反町とアリスさんの位置を交換し、反町をトップ下、アリスさんをウイングハーフとして運用する。

鈴仙「コーチ。反町君とアリスさんの位置を交換するのは如何でしょうか」

コーチ「……ふうむ」

鈴仙の意見に対し、コーチはもじゃもじゃになった髭をいじりながら考えて。

コーチ「――それは、やや危険な布陣じゃ。
     攻撃失敗時は、恐らく上がりがちとなるであろう、アリスさんの居る右サイドを付け込まれるじゃろう。
     また、反町がトップ下じゃと、ネイとトニーニョによる中央突破には少し弱いかもしれぬ。
     ……が。逆に言えば、攻撃時は中央のネイとトニーニョを避けながら、強力なドリブラーによる圧力を
     常にかけ続ける事ができる。手薄なサイド攻撃を仕掛けても良いし、ネイ達が中央に寄って来たら、
     反町が中央を貫くパスで前線にボールを供給するか、あるいは自分で撃っても良い。
     失敗時のリスク以上に、メリットの多い布陣であると言えるの。……分かった、そうするが良いゾイ」

鈴仙「はい、ありがとうございます(配置を交換したい、の一言だけで、その背後にある意図や戦術を
    完璧に見抜いた上で、そのリスクとリターンの比重を正確に計算している……。
    ――この人、その気になったら何時でも、ブラジル代表監督にでもなれるんじゃ……!?)」

鈴仙達の提案は、特段の異議も無く承諾され、フォーメーション図は以下のように書き換わった。

435 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 23:09:58 ID:n3MpE6JA
コリンチャンス 4−4−2
−H−J− H鈴仙 J佳歩
−−−−−
−−I−G I反町 Gアリスさん 
F−−−− Fライア
−−E−− Eてゐ
B−−−C Bお燐 C静葉
−A−D− Aつかさ D穣子
−−@−− @さとり
控え:クラウディ(FW)、ゲーノス(FW)、ナバイロ(MF)、マギッシ(MF)、ビベス(DF)
    ミャージ(DF)、ニータ(DF)
備考:ライアは必殺パス、ミャージは必殺タックル、ニータは必殺ブロック持ち

436 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 23:11:12 ID:n3MpE6JA

ミーティングはこれで一旦打ち切られ、選手達は各々試合開始に向けて最後の休息を取る中。

コーチ「……鈴仙や」

鈴仙「……はい、何でしょう」

コーチ「勝って来い、など厚かましい事を言う権利は私にはない。しかし、出来る事ならば――」

今しがた卓越した監督能力の片鱗を見せた老人は、弱弱しく、しかし真剣味を帯びた表情で、
鈴仙に一つだけお願いをした。

コーチ「――胸を張って、戦ってほしい。例え勝つにしても、負けるにしても。
     そして私の代わりに示して欲しい。我が若き日の想いは今も尚、失せてはいなかった……と」

それは、これまで我儘とセクハラと無茶ぶりだらけだったコーチにしては、些か簡単すぎる要求。
しかし、鈴仙の純粋な瞳に惹かれて炎を取り戻した彼は、こうする事で旧友に伝えたかったのだ。

コーチ「(エベルトン……やはり私は、今でも諦めきれないよ。サッカーで、世界を平和にする事をさ)」

――自分は。自分の過去の志は。過去のしがらみを越えてもなお、今もまだ生き続けているという事を。
そして……。


437 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 23:12:28 ID:n3MpE6JA
〜マラカナンスタジアム・フィールド〜

ワァァァァァァァァアアアアアアアアアアアッツ!!

実況「さあ〜! 間もなく始まります、若手サッカー選手の登竜門・リオカップの準決勝戦!
    本日のカードはSEパルメイラス対SCコリンチャンス!
    ベスト4のうちサンパウロのクラブが3チームを占める中、いよいよこの両雄がぶつかります!
    勝つのは由緒正しき名門チーム・パルメイラスか!
    それとも過去の没落を乗り越え、不死鳥の如き復活を遂げつつあるコリンチャンスか!
    この勝負、決して見逃す事はできません!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「キャーッ、ネイくーん!」「抱いてー!」
   「レイセーン! アレアレオー!」「トニーニョー! テメーちゃんと勝てよ!」「サルサ ノサル サノサ ルサノ(悪戦苦闘)」

ネイ「ちぇっ、全くうるさい女性ファンだよ。それより早く、レイセンの鈴のような可愛い声が聞きたいぜ」

トニーニョ「(女性ファンに一瞥もくれぬネイか……天変地異だ)」

サトルステギ「あれー? 俺への声援はー?!」

キーガン「全く無い訳ではないだろうが……サトルステギはモテるタイプじゃないからなァ」

サルサノ「(足がガクガクする……失点が怖い……どうしてモリサキは、あんなに堂々としていられたんだ?)」

エベルトン「オラァ豚ども! 腐れホームレスの腐れチームなんかに負けたら容赦しねぇぞォ!
       (……大ドトールさんよ。俺達が勝つから、テメエは大人しく隠居してな)」


438 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 23:13:45 ID:n3MpE6JA
鈴仙「ねぇ、アレアレオー……って、どういう意味?」

アリスさん「ああ、それはf反町「フランス語ですよ。allezと綴って、行け行けー、って言う意味で使われるんです」

アリスさん「(何で普段は喋らない反町くんが、この場面で上手く私に被せてくるのぉ……?
        これはきっと陰謀よ。ギフハブによる私への思考盗聴行為が原因よぉ……???)」

さとり「(元来の繊細さが災いして、適応障害を起こしているようですね……。今度、精神分析治療を施してあげなくては)」

お燐「うっひゃー。やっぱ人多いなぁ。沢山人がいるって事は、沢山人が死んでるんだろうなぁ。羨ましいなぁ」

佳歩「(何が羨ましいんだろう。お燐さんって気さくで楽しい人だけど、なんか怖いよ……)」

つかさ「どんどん大きなステージになっていくけれど。何があっても戦い抜く……!」

てゐ「(なんかあのネイくんとトニーニョくんって、親近感湧くなぁ)」

穣子「何だか私達の信仰も、じわりじわりと増してる感があるよね、お姉ちゃん!」

静葉「そうね。後は大会時期が4月から6月くらいだと良かったのだけど……南半球的に考えて」

コーチ「ふおっふぉ。ウチのチームにもカワイイオナゴが増えたのぉ〜。眼福眼福
     (エベルトン……私はいつでも奔放な君が羨ましい。しかし私も、大人しくは引き下がらないよ)」

439 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 23:15:00 ID:n3MpE6JA
実況「両チームの選手ともに、緊張しながらも自信を帯びた表情でフィールドへと入場しています。
   これこそまさに、次代のブラジルサッカーを担うにふさわしい、堂々たる態度と言えるでしょう!」

カルロス(観客席)「(パルメイラス……今大会の成績的には地味だが、俺はあいつらの心の強さを知っている。
            個々の選手の実力で言えば、コリンチャンスも強いだろうが……果たして、どうなるかな)」

アヤソフィア(記者席)「私が居なくなっても元気そうですねぇ、鈴仙さんは。
              ……ま。それはさておいて。まずはお手並み拝見と行きましょうかな」

翼(観客席)「このどっちかが、次に俺達と当たるのかァ。パルメイラスは前に指導済みだから、
        次はコリンチャンスが良いかな? 俺は一刻も早く、世界中の人をサッカーに染め上げる義務があるからね」

妖夢(観客席)「(やはり勝ちあがって来たか……鈴仙。でも、貴女の実力は未だ私に遠く及ばない。
          それで勝てるというならば、どうやって勝って見せるのか。今日、私に見せて頂戴)」

多くの観客が鈴仙達コリンチャンスに、そしてパルメイラスに様々な種類の歓声を投げかけ、
好敵手たちがその動向を見守っている。
これまでの試合とは明らかに違う熱量に圧倒されながらも、鈴仙はキャプテンとしてセンターサークルに向かう。

トニーニョ「……やあ。君がレイセンだね。ネイから耳にタコができる程話を聞いているよ。
       あいつが迷惑をかけているようで、申し訳ない」

パルメイラスのキャプテンであるトニーニョは、ネイとは正反対に、質実剛健を絵に描いたような人物だった。
鈴仙に対して挨拶や挑発よりも先に、ネイの素行に対する謝罪から入る所が、彼の生真面目な性格を顕著に物語っている。

鈴仙「(なんか色々と苦労してそうな顔のキャプテンね……。でも、だからと言って手心を加える訳にはいかないし、
    あっちだって謝りつつも試合では全力で行くんだろうけど……どうしよう、何て返せば良いか困るわね)」


440 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 23:17:17 ID:n3MpE6JA

どちらかと言えば付き合いやすいタイプのキャプテンに鈴仙は安心しながらも、
彼の謝罪に対してどのように切り返すべきかを考えて――。


A:「お気遣いありがと。試合の場ではお互いに恨みっこ無しでいきましょ」優等生に返す。
B:「申し訳無いと思うなら、勝ちを譲ってくれれば助かるわ」やや強気に返す。
C:「ネイ君に伝えておいて。あなたのお蔭で新しい道が見えたってね」余裕を見せる。
D:「――森崎君が遺した意思がどれ程なのか、この試合で見せてもらうわ」森崎の名を挙げる。
E:「……良いんです。だって私とネイくんって付き合ってるし♪」ここよ、ここでトニーニョ君を動揺させるのよ!
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

441 :森崎名無しさん:2017/07/08(土) 23:24:17 ID:DGjPe9CA


442 :森崎名無しさん:2017/07/08(土) 23:37:36 ID:HsvqY6/6
地雷だろうけど俺の右手が選べと叫ぶ!
E

443 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 00:14:34 ID:idOdTVEk


444 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 00:26:47 ID:fXONWBR2
A:「お気遣いありがと。試合の場ではお互いに恨みっこ無しでいきましょ」優等生に返す。

鈴仙「……お気遣いありがと。試合の場ではお互いに恨みっこ無しでいきましょ」

トニーニョ「そう言って貰えると助かるよ。もっとも、仮に君がネイを恨んでいたとしても、
       俺達は決して手抜かりはしないがな」

鈴仙「ええ、その位は分かってますよ(ただの気弱な優等生、って訳でも無い感じ。
    ネイ君以上に油断ならない存在かもしれないわね……)」

丁寧な物腰の中に秘められた熱い闘志を感じながら、鈴仙は審判に促されてコイントスに向かう。
その結果は……。


先着1名様で、

★コイントスの結果→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→コリンチャンスボール
スペード・クラブ→パルメイラスボール
JOKER・クラブA→その時、ロベルト(全裸)の 強烈なシュート が炸裂!

445 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 00:29:54 ID:???
★コイントスの結果→ ハートK


446 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 00:59:50 ID:fXONWBR2

★コイントスの結果→ ハートK ★
ダイヤ・ハート→コリンチャンスボール

実況「さあ、コイントスの結果が出たようです。結果は……コリンチャンスの先攻!
    今大会では大活躍の鈴仙選手の必殺シュートが、早速炸裂するのか!
    それともパルメイラスが守り切るのか! いきなり激しい展開となりそうです!」

実況の無責任な煽りを受けて、スタジアムの熱狂が更に一段増しとなる。
狂気的とまで言える波長の渦に眩暈を覚えながらも、鈴仙は眼前を見据え。

鈴仙「(――森崎君の強い力を感じる。けれど……私だって中山さんやパスカル君。
     チームの皆やコーチとか、いろんな人の力を得て来た。私だって、条件は同じよ……!)
    勝負よパルメイラス。私の――私達の力に溺れるが良いわ!!」

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

――目の前に聳える『がんばり』の精神が築き上げたチームに対して、宣戦布告を行った。

447 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 01:01:04 ID:fXONWBR2
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨッチャン「半年ぶりのヒント神・ヨッチャンです。今回は鈴仙の章その4・リオカップ準決勝、パルメイラス戦を紹介します。
       今回対戦のパルメイラスは、本編の主人公チームという訳あって、
       他のチームよりも本スレからの強化度合いが高くなっています。そのコンセプトとはズバリ、
       『もしも本スレでパルメイラスがサンパウロに勝利していたら?
        ジャパンカップまでパルメイラスメンバーが活躍・成長していたら?』
       そう言いながらも捏造超強化されてるキーガンさんとかも居るのでアレですが、
       if的な側面でも、彼らの成長について思いを馳せて頂ければ幸いです!

−−@−− @サルサノ
−−C−− Cキーガン
−BDA− Bブランコ Dアレクセイ Aミラ
−−−−−  
F−−−E Fゲレーロ Eリンコン 
−G−I− Gネイ Iトニーニョ
−−−−J Jオルヘス
−−H−− Hサトルステギ
パルメイラス 4−4−2
コリンチャンス 4−4−2
−H−J− H鈴仙 J佳歩
−−−−−
−−I−G I反町 Gアリスさん 
F−−−− Fライア
−−E−− Eてゐ
B−−−C Bお燐 C静葉
−A−D− Aつかさ D穣子
−−@−− @さとり

448 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 01:02:16 ID:fXONWBR2
ヨッチャン「要注意選手についての情報は、何度かお伝えしておりますのでここでは手短に。
       ネイ君、トニーニョ君については多くの技を先取りして習得済みの上、
       『ゴールデンコンビ』『ブースターシュート』を始めとした、様々な連携技をマスター済みです!
       単体の総合力ではカルロス君やディウセウ君に劣りますが、かなり強いですのでご注意を。

       サトルステギ君もゴール前での汎用性をかなり高めていますが……。
       PA内で滅法強い古明地さとりが仲間になったため、彼の活躍の機会は無い……かもしれません。
       キーガンさんは当時の雰囲気を受けて超強化しちゃいました。
       とはいえ、選手としての総合的な格はアマラウ君ドトール君クラスだと思うので、対処不可能ではありません。

       その他の選手も、本スレの描写やテンプレのキャラ紹介、残りは想像力でいくつか能力を
       成長させています。全体として、総合力で勝負するストロングスタイルの良いチームになった
       ……と、思います。サルサノ君の守備力に若干不安がありますが。

        最後に一点。【この試合は、負けた場合はゲームオーバーでリセット】となります。
       特に数値的なペナは設けないですが、緊張感を持って戦えるよう描写等は工夫したいと思いますので、
       時には気楽に、時には真剣にゲームに参加して頂ければ嬉しいです!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 01:10:07 ID:fXONWBR2
実況「コリンチャンスのキックオフで試合開始です。まずは鈴仙選手がボールをフォローしました」

鈴仙「さて、まずは……」

ドドドドドドッ!

サトルステギ「おらおらーっ! ボールを寄越せーっ!」

実況「……と。おーっと! ここでサトルステギ選手が間髪入れずに単身で突撃だ〜!
    鈴仙選手、いきなりボールキープを強いられます!」

鈴仙「『こういう系』のヤツらって、なんでいつも一つ覚えみたいに開幕タックルしてくるのよ〜!?
    (幸いに、基礎的な実力だったら私の方が上。ここは冷静に……!!)」

450 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 01:12:19 ID:fXONWBR2
タッ……!

実況「鈴仙選手はじっと動かず、ボールをキープしながら様子を伺います!
    この戦いの吉凶を占う第一戦! 早速目が離せません!」


先着2名様で、

★鈴仙→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★サトルステギ→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(反町がフォロー)(オルヘスがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで「ルナティックブラスト(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「ラビットスターター(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
サトルステギのマークがダイヤ・ハートの時、「エクスプローシブタックル(+2、吹飛4)」が発動します。

451 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 01:13:09 ID:???
★鈴仙→ドリブル 55 ( スペード5 )( 3 + 6 )=★


452 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 01:14:56 ID:???
★サトルステギ→タックル 53 ( ハート7 )( 6 + 5 )=★

453 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 01:14:59 ID:???
★サトルステギ→タックル 53 ( ダイヤ10 )( 3 + 2 )=★


454 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 01:51:34 ID:fXONWBR2
★鈴仙→ドリブル 55 ( スペード5 )( 3 + 6 )=64★
★サトルステギ→タックル 53 ( ハート7 )( 6 + 5 )+(エクスプローシブタックル+2)=66★
≦−2→パルメイラスボールに。

――この時鈴仙には二つの誤算があった。

サトルステギ「(絶対に俺達は決勝に出る! そして、あんのムカつくサンパウロに逆襲してやるんだ!)」

ズシャズシャーッ!

まず一つに、サトルステギを始めとするパルメイラスメンバーは非常に高いモチベーションで準決勝戦に臨んでおり、
実力以上のプレーが試合直後に飛んで来ても全くおかしくは無かった。

鈴仙「(う、ウソッ!? どうしよう、やっぱりここは後ろの反町君にバックパスをした方が……!?)」

そしてもう一つ。

サトルステギ「隙アリーっ!」

グワァァッ! ドシイィィィンッ!

鈴仙「どっひゃーっ!?」

コロコロコロ……パシッ。

サトルステギ「へっへー! いっちょ上がり!」

鈴仙はこの時、ネイやトニーニョへの対処に気を取られて失念していた。
サトルステギには妖夢をも吹き飛ばしてみせた、必殺のタックルを隠し持っていた事を。

455 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 01:52:48 ID:fXONWBR2
実況「出た! サトルステギ選手の『エクスプローシブタックル』!!
    地面に足を叩き付け爆発を起こすこのタックルの強さは折り紙付き!
    鈴仙選手は吹き飛びこそしなかったものの、バランスを崩してボールを奪われてしまいました!」

ネイ「ナーイス、サトルステギ! 後は俺に任せな、前線まで運んどいてやるぜ!」

サトルステギ「サンキュー、そんじゃいっちょお願いしますよ……っと!」

バシッ……!

実況「あ〜〜!! そしてサトルステギ選手はバックパスで、
    (コリンチャンス側)左サイドに広がっていたネイ選手にボールを繋げます!
    同世代屈指のドリブラーでもあるネイ選手の猛攻を、コリンチャンスは防げるのか〜!?」

観客「キャァァァァァッ!」「ネイー! またこっち向いて手を振ってー!」
   「消えるフェイントで、あの今にも消えそうなトップ下なんて抜いちゃうのよー!!」

反町「(今にも消えそうなトップ下、か。……その言葉、プレーをもって訂正させてみせる!)」

ライア「俺も居るぞ!」

ダダダッ!

実況「ネイ選手のドリブル突破に向かえるのは、反町選手とライア選手の二人です!
    今、二人がタックルでネイ選手に向かいました〜!!」

ネイ「本当はレイセンと勝負したかったんだけど……まあ、いい準備運動だな!」

シュンッ!



456 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 01:54:30 ID:fXONWBR2

先着2名様で、

★ネイ→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★反町→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ライア→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ネイ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パルメイラスのスローイン)(サトルステギがフォロー)(てゐがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
ネイのマークがクラブ以外で「消えるフェイント(+4)」が発動します。
ネイはスキル・ファンタジスタにより、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
反町のマークがダイヤで「ネオポイゾナスタックル(+3)」が発動します。
反町のマークがハートで「ポイゾナスタックル(+2)」が発動します。

457 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 01:55:53 ID:???
★ネイ→ドリブル 56 ( スペード4 )( 3 + 2 )=★

458 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 01:59:06 ID:???
…と、言ったところで本日はここまでにします。
>>442
選ばれてた場合は高確率でトニーニョに動揺ペナが付き、ネイとの関係は更に面倒になってましたね。

それでは、本日もお疲れ様でした。

459 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 04:03:38 ID:???
★反町→タックル 53 (! card)( 6 + 3 )+(人数補正+1)=
 ライア→タックル 51 ( ハート4 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=★

460 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 04:05:08 ID:???
★反町→タックル 53 ( クラブ5 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=
 ライア→タックル 51 ( スペードK )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

461 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 06:45:36 ID:???
乙でしたー
サルサノくん良い味出してるなぁ、逆境で足掻き続けるキャラは好きだぜ

462 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 13:06:33 ID:???
★ネイ→ドリブル 56 ( スペード4 )( 3 + 2 )+(消えるフェイント+4)=65★
★反町→タックル 53 ( クラブ5 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=56
 ライア→タックル 51 ( スペードK )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=63★
≧2→ネイ、ドリブル突破。

ネイ「そ〜、れっと!」

シュバババババ………シュウンッ!

反町「き、消えた……!?」

ネイが得意とする『消えるフェイント』は、その実ネイ自身が消滅する訳ではない。
多種多彩なフェイントテクニックを同時展開し、敵選手の視線を逸らす事により、
対戦相手側からは『消えた』ように見えるだけである。
しかし、その理屈を知っていることと、実際にそれを防げることとの間には大きな隔たりがある。

反町「(信じられない……! ヤツのドリブルテクニックについては事前に知っていた筈なのに。
    それなのに、全く分からなかった。あいつは間違いなく、消えていた……!)」

超一流の手品師は、例えそのタネが割れていようとも、卓越した動きで人々を幻惑させる。
そうした意味ではネイはまさしく、超一流のトリックスターであると言えた。

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 13:07:47 ID:???

ライア「(まだだ! 確かにアイツのフェイントは見切れないが、フェイントを終えた瞬間に一瞬の猶予が
     出て来る筈だ。それを付けば……!)――そこだっ!」

ズシャシャーーーッ!

その中でも諦めず、僅かなタイミングを掴もうとするライアの闘志は賞賛すべきだった。
彼は会心のタックルであと僅かな所まで肉薄するも――あと一歩が届かない。

ネイ「あらよっと」

クルンッ……シュパッ!

ライア「くそっ……!」

実況「ネイ選手、まずは堂々の二人抜き〜〜! 消えるフェイントを駆使して、
    中盤の反町選手とライア選手を抜き去ってしまいました〜〜!
    ネイ選手はそのまま、左サイドを爆走! 早速1点目が決まってしまうのか〜!?」

鈴仙「そ、そんなァ……折角こっちのボールで試合開始だったのに!
    ネイ君のドリブルもかなりヤバいし……このままじゃ、決められちゃう!」

てゐ「鈴仙、落ち着きな! まだ慌てるような時間じゃない。手段はいくらでもあるよ!」

464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 13:10:27 ID:???
鈴仙は、試合開始早々にボールを奪われた事もあり、パルメイラスの速攻に対し動揺していたが、
てゐの一喝によって落ち着きを取り戻し――そして短時間で思考を巡らせる。

鈴仙「てゐ……(そ、そうね。一回の失敗で悲観的になっちゃいけないわ!
    ここで出来る事は、大きく分けて二つ。
    『ネイ君が仕掛けてくる前に止める』か『ネイ君が仕掛けて来た後の態勢を整える』か……。
    
    『仕掛けてくる前に止める』には、サイド突破をタックルで止めるか、
    あるいはトニーニョ君とかオルヘス君とか、別の選手へのパスをカットするかの二択。
    パスを警戒しつつ、タックルにも行けるようにするってのが当然無難ではあるけれど、
    相手の様子を伺う必要がある分、ラインを押し上げられちゃう欠点があるわね。

    『仕掛けて来た後の態勢を整える』と、ネイ君がドリブル突破で一対一を狙って来た時や、
    ネイ君がサトルステギ君にセンタリングして来た時に、DF4人掛かりで止められる事が出来る。
    勿論、そこまでの間は敵に自由に動かれるという欠点があるけれど。
    ここで正確に止められたら、すぐにこちらのカウンターに繋げられるし、決して悪手ではない筈よ)」

試合はまだ前半1分。チームメンバーの士気の為にも試合開始早々の失点は極力避けたい。
そんな中で鈴仙が考えた策は――。

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 13:12:17 ID:fXONWBR2

A:てゐはネイのパスに、お燐はネイのサイド突破に警戒させ、手広く守る!
B:てゐとお燐にはプレスを掛けて貰い、少しでも高い位置でネイのサイド突破を止める!
C:DF陣にはPA内を固めて貰い、ダイレクトシュートや一対一を防ぐ!
D:C+静葉と穣子には『オータムスカイラブ』の準備をして貰う。(ガッツ150×2消費)
E:ここは自分が指示を出すべきでは無い。仲間達の様子を伺おう。
F:「キャーッ、スカートが破裂しちゃった!?」お色気攻撃(?)でネイの油断を誘う!
G:その他 自由選択枠 さとりにオーバーラップさせたい場合はこちらで

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

466 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 13:15:46 ID:???
…と、言ったところで外出するので一旦ここまでにします。
続きは夕方〜夜に更新したいです。
>>461
乙ありがとうございます。
サルサノ君はパルメイラスの選手達の中で唯一、本来は存在していない筈の選手です。
ifを描いたキャプ森二次創作として実力面はともかく、ストーリー面では何等かの意味は持たせたいですね。

467 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 13:37:56 ID:mwhGyDg6


468 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 13:49:36 ID:UeoIBN/Q
A

469 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 17:40:29 ID:fXONWBR2
途中ゆっくりペースになるかもしれませんが、更新していきます。
――――――――――――――――――――――――――――――――
A:てゐはネイのパスに、お燐はネイのサイド突破に警戒させ、手広く守る!

鈴仙「(トニーニョ君は下がり目の位置に居るけれど、オルヘス君はネイ君に少し遅れて、
     (鈴仙側から見て)右サイドに上がっている。もしかしたら、サイドチェンジもあるかもしれない!
     となると……)――てゐ、あんたは中盤底でパスを警戒して。お燐、サイドの守りは任せたわ!」

てゐ「(うんうん、ちゃんと落ち着いてるね)オッケーだよ、鈴仙!」

お燐「おおっと、こりゃあ早速あたいの活躍の出番かね!?」

ダッ!

鈴仙の指示を受けて、ボランチのてゐと左サイドバックのお燐はそれぞれ動き出す。

ネイ「(さーてと、ここは……)」

これに対してネイは――。

470 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 17:42:04 ID:fXONWBR2
先着1名様で、

★ネイの判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ネイ「レイセーン、君に愛のボールをプレゼントだ!」鈴仙「(えっ、私にパス!?)」
ダイヤ→「(ここで、オルヘスにサイドチェンジだ!)」
ハート・スペード・クラブ→「(俺がサイドを抉ってから、サトルステギにパスだ!)」
クラブA→ネイ「さーて、ここで俺の新技ミドルシュートのお披露目だッ!」

471 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 17:42:42 ID:???
★ネイの判断→ ダイヤ3

472 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 17:50:52 ID:fXONWBR2
★ネイの判断→ ダイヤ3 ★
ダイヤ→「(ここで、オルヘスにサイドチェンジだ!)」

ネイ「(……そうだ。折角だからアイツにも動いて貰おうっと)オルヘス!」

グワァッ、バシュウウウッ!

実況「ここでネイ選手、左サイドから右サイドへのロングパス!
    これは、右サイドのウインガーとして上がっているオルヘス選手へのサイドチェンジです!」

てゐ「ようし、これなら取りに行けるね!」

バッ!

実況「しかしこのパスをてゐ選手は読んでいた〜! 兎の如き素早い動きで、パスコースへと割り込んでいきます!」

てゐ「如きじゃなくて、ホントに兎なんだけどねぇ。ま、いっか〜(さっきのドリブルと比べりゃ大分マシだ。
    これなら……油断さえしなければ、取れる!)」

473 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 17:52:55 ID:fXONWBR2
先着2名様で、

★ネイ→パス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★てゐ→パスカット 54 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→オルヘス、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サトルステギがフォロー)(静葉がフォロー)(お燐がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ネイはスキル・ファンタジスタにより、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
てゐのマークがクラブ以外で「フラスターエスケープ(+3)」が発動します。

474 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 18:08:42 ID:???
★ネイ→パス 55 ( ダイヤ6 )( 6 + 4 )=★

475 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 18:09:22 ID:???
★てゐ→パスカット 54 ( ダイヤA )( 6 + 5 )=★

476 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 18:24:39 ID:fXONWBR2
★ネイ→パス 55 ( ダイヤ6 )( 6 + 4 )=65★
★てゐ→パスカット 54 ( ダイヤA )( 6 + 5 )+(フラスターエスケープ+3)=68★
≦−2→コリンチャンスボールに。

ギュウウン……!

てゐ「良いパスだ。だけど――無意味だよッ!」

ビュンッ! ビュンビュンッ! ――バシイイッ!

ネイ「なにィ!?」

実況「てゐ選手、急加速からの三段ジャンプパスカット!
    脱兎のごとく跳ねまわる『フラスターエスケープ』で、ボールを奪い返しました!」

てゐ「この程度のパスしか出せないヤツに、ウチの鈴仙はあげないよ。
    さあ、反撃だ! ……えーっと、アリスさん!」

バシュッ!

実況「コリンチャンスの反撃開始! てゐ選手はボールを中央から右サイド、
    オルヘス選手の後ろのアリスさん選手にボールを渡しました!」

アリスさん「私の居場所を守る為の犠牲になって貰うわ、パルメイラス!」

ビュンッ!

477 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 18:27:02 ID:fXONWBR2
トニーニョ「(不安定だが、高水準で纏まったドリブルだ)――気を抜くなよ、リンコン!」

リンコン「当然だ」

ダダッ!

実況「コリンチャンス側から見て、右サイドを駆け上がるアリスさん選手に、
    パルメイラスのMF・トニーニョ選手とリンコン選手がついた〜〜〜!!」

先着2名様で、

★アリスさん→ドリブル 57 (! card)(! dice + ! dice)=★
★トニーニョ→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 リンコン→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、右サイドを突破!
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(反町がフォロー)(キーガンがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
アリスさんのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスさんのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスさんのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。


*てゐがパスカットフラグを習得しました。次に11以上で勝利する事でフラグを回収します。

478 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 18:28:06 ID:???
★アリスさん→ドリブル 57 ( ハート8 )( 4 + 2 )=★

479 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 18:34:16 ID:???
★トニーニョ→タックル 54 ( ダイヤ7 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=
 リンコン→タックル 52 ( スペード6 )( 1 + 5 )+(人数補正+1)=★

480 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 19:00:06 ID:fXONWBR2
★アリスさん→ドリブル 57 ( ハート8 )( 4 + 2 )+(都会派なドリブル+3)=66★
★トニーニョ→タックル 54 ( ダイヤ7 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=65
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして佳歩がフォロー

アリスさん「ブラジルの首都・サンパウロ仕込みのドリブルを食らいなさい!」

ギュン!

トニーニョ「良く勘違いされるが、ブラジルの首都はサンパウロではなくブラジリアだ!」

ダダダッ……バチイイイッ!!

アリスさん「そんな。ブレイン役である私のアイデンティティが……!?」

実況「アリスさん選手、トニーニョ選手の気迫あるタックルに押されて突破失敗!
    ですがボールはまだ生きています! 右サイドから中央に逸れたボールは……!」

佳歩「アリスさん、気にしないでください! 私も勘違いしてました!!」

実況「バイタルエリアから少し手前で、佳歩選手が暖かい言葉とともにフォロー!
    これはコリンチャンスにとって前半最初の大チャンスですが……!?」

キーガン「ミラ、飛び出してタックルに行ってくれ! 俺とアレクセイはPA内でブロックに備える。
      そしてブランコはフォローとドリブル突破からの一対一に備えて待機だ!」

ミラ「おう、分かった!」

アレクセイ「ここで守って、トニーニョに繋げるんだ!」

ブランコ「ブランコの如き守りを見せてやるぜ!」

ダッ! ダダダッ!

481 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 19:01:15 ID:fXONWBR2
実況「パルメイラスはここ最近の有望株・キーガン選手を中心に守備を固めます!
    佳歩選手に対してもミラ選手がタックルに向かっており、
    そう簡単には攻めさせないという強い意思が感じられます!!」

ミラ「鏡の如き『ミラータックル』で、俺はお前からボールを奪う!!」

佳歩「(ここでボールキープに成功すれば、一気に有利になります! 落ち着いて、落ち着いて……!)」

先着2名様で、

★佳歩→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ミラ→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→佳歩、ボールキープ成功。攻撃チャンスに!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(アレクセイがフォロー)(キーガンがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。

【補足・補正・備考】
佳歩のマークがダイヤで、「情熱的なドリブル(+4、吹飛2)」が発動します。
佳歩のマークがハートで、「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
佳歩のマークがスペードで、「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
ミラのマークがダイヤ・ハートで「ミラータックル(+2)」が発動します。

482 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 19:02:47 ID:???
★佳歩→ドリブル 56 ( ハート6 )( 2 + 1 )=★

483 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 19:10:45 ID:???
★ミラ→タックル 54 ( クラブQ )( 3 + 6 )=★

484 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 19:32:46 ID:???
どうにも引きが偏るなぁw

485 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 19:51:53 ID:fXONWBR2
★佳歩→ドリブル 56 ( ハート6 )( 2 + 1 )+(頭脳的なドリブル+3)=62★
★ミラ→タックル 54 ( クラブQ )( 3 + 6 )=63★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてキーガンがフォロー

佳歩「(ここは相手の動きのクセを分析して……)」

ミラ「おっと、遅いぜッ!」

ズザアアアッ、バシイイッ! ……ポロンッ!

佳歩「そ、そんなァ……!」

実況「ミラ選手するどいタックル! 佳歩選手からボールを零してしまいます!
    零れ球をフォローしたキーガン選手は……!」

キーガン「でかした、ミラ! 後は任せろ!」

グワァァッ、バゴオオオオオオオッ!

実況「そのままボールを前方にフィード! ボールは中盤に転がり、そのまま奪い合いに!」

トニーニョ「一旦の窮地は脱したか。しかし、戦いはこれからだ!」

鈴仙「くっ……! もう少しで勝てたのに……!」

486 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 19:58:41 ID:fXONWBR2
結果としては互いに点を奪えなかった、いわば引き分けとなった序盤戦。
しかし先攻であったにも関わらずボールを奪われ、敵側のチャンスは回避できたものの、
その後の攻撃が繋がらなかったコリンチャンスは心理的に追い込まれてしまう。
一方のパルメイラスはチーム全体で高いモチベーションを維持したまま、
中盤での奪い合いに際しても高い総合力と組織力をもってコリンチャンスを追い詰めていく。

反町「(流石は南米のプロ下位チームだ。一切の隙も油断もない!)」

アリスさん「(だけど、私達だって負けてはいない。隙が無いなら相手がそれを見せるのを伺うのみよ!)」

とはいえ、コリンチャンスの仲間達も決して諦めはしない。
それぞれ異なる事情を抱えながらも、共通する強い闘志をバネにして、
虎視眈々と逆襲の時を狙い続ける。

――そして、試合が次に大きく動いたのは前半10分の時だった。

487 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 20:00:14 ID:fXONWBR2
先着2名様で、

★コリンチャンス フィールダー総合力 3657+(! numnum)=
 パルメイラス フィールダー総合力 3684+(! numnum)=★
★ボールの行方→! card★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

コリンチャンス/パルメイラスの勝ちでカードが
JOKER→鈴仙がPA内に完全フリーで駆け込む!/トニーニョがバイタルエリア手前で完全フリーで駆け込む!
ダイヤ→ネイが敵陣深くでボールをフォロー!/佳歩が敵陣深くでボールをフォロー!
ハート→トニーニョが中盤でボールをフォロー。/反町が中盤でボールをフォロー。
スペード→リンコンが自陣右サイドでボールをフォロー。/お燐が自陣左サイドでボールをフォロー。
クラブ→キーガンが自陣深くでボールをフォロー。/つかさが自陣深くでボールをフォロー。

488 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 20:01:02 ID:???
★コリンチャンス フィールダー総合力 3657+( 02 )=
 パルメイラス フィールダー総合力 3684+( 95 )=★

489 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 20:01:32 ID:???
★コリンチャンス フィールダー総合力 3657+( 58 )=


490 :森崎名無しさん:2017/07/09(日) 20:02:17 ID:???
★ボールの行方→ ハート6

491 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/09(日) 20:04:17 ID:fXONWBR2
……と、言ったところでちょっと外出するので暫く時間が空きますが、もう少しは更新したいと思っています。
それと、判定表が間違ってJOKER以外逆になっていました。正しくはこうです。

コリンチャンス/パルメイラスの勝ちでカードが
JOKER→鈴仙がPA内に完全フリーで駆け込む!/トニーニョがバイタルエリア手前で完全フリーで駆け込む!
ダイヤ→佳歩が敵陣深くでボールをフォロー!/ネイが敵陣深くでボールをフォロー!
ハート→反町が中盤でボールをフォロー。/トニーニョが中盤でボールをフォロー。
スペード→お燐が自陣左サイドでボールをフォロー。/リンコンが自陣右サイドでボールをフォロー。
クラブ→つかさが自陣深くでボールをフォロー。/キーガンが自陣深くでボールをフォロー。

>>484
パルメイラス側の引きが中々強いですねw
総合力的にはパルメイラスも強いですが、必殺技とかスキル込みではコリンチャンスもかなり強いので、
そこそこ苦戦しつつも勝ってくれれば良いなぁ…と思っています。

492 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/10(月) 00:20:34 ID:7JgFkUSY
ちょっと外出のつもりが遠出になってしまいました(汗)
もう1判定〜できれば選択肢まで更新したいので再開します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★コリンチャンス フィールダー総合力 3657+( 02 )=3659
 パルメイラス フィールダー総合力 3684+( 95 )=3779★
★ボールの行方→ ハート6 ★
ハート→トニーニョが中盤でボールをフォロー

実況「キーガン選手がボールをフィードしてから、中盤では激しい小競り合いが続いています。
    ボールを奪っては奪われの繰り返しで試合が膠着する中、打開の為に一歩先んじた選手は……!?」

トニーニョ「ハッ!」

ババババッ!

反町「(しまった!)」

実況「お〜っと、前半10分! トニーニョ選手がボールキープに成功!
    これまで長時間のボールキープを阻止して来たコリンチャンスでしたが、
    今しがたタックルを躱された反町選手を最後に動ける者がいない!
    トニーニョ選手、しっかりと狙いを定めて……!」

トニーニョ「(中央のサトルステギ……は危険だ。ネイのパスをカットしたボランチ(てゐ)がいる。
        左サイドへのロングパスは尚更。ならば――)オルヘス! お前が決めろ!」

グワァァッ……バシュウウッ!

トニーニョ「――『ドライブパス』だ!」

実況「ネイ選手、右サイド前方へと大きく切り出す『ドライブパス』! これに対抗できるのは……!」

493 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/10(月) 00:21:50 ID:7JgFkUSY
アリスさん「私一人か……! ここで防げばきっと、トモダチができるわ!」

バァァ!

実況「この試合右のウイングハーフとして出場のアリスさん選手です!
    得意の高い身のこなしとポジショニングを活かして、大きくカットに向かった〜〜〜!!」

先着2名様で、

★トニーニョ→ドライブパス 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アリスさん→パスカット 56 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→オルヘス、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サトルステギがフォロー)(リンコンがフォロー)(静葉がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。

【補足・補正・備考】
アリスさんのマークがダイヤで「ムーンサルト上海(+4)」が発動します。
アリスさんのマークがハートで「上海人形カット(+3)」が発動します。

494 :森崎名無しさん:2017/07/10(月) 00:32:04 ID:???
★トニーニョ→ドライブパス 58 ( ダイヤ5 )( 4 + 5 )=★

495 :森崎名無しさん:2017/07/10(月) 00:38:44 ID:???
★アリスさん→パスカット 56 ( ダイヤ7 )( 4 + 4 )=★


496 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/10(月) 00:50:52 ID:7JgFkUSY
★トニーニョ→ドライブパス 58 ( ダイヤ5 )( 4 + 5 )=67★
★アリスさん→パスカット 56 ( ダイヤ7 )( 4 + 4 )+(ムーンサルト上海+4)=68★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして静葉がフォロー

ギュルルルルルル……ッ!

元々ドライブシュートを得意としていたトニーニョが、今大会に向けて編み出した多くの武器の一つ。
それが中盤の要としてボールを前線に繋ぐための『ドライブパス』だった。
彼の絶え間ない努力に裏打ちされたキラーパスは、期待通りの威力を秘めて前方へと運ばれるが……。

アリスさん「その程度でボールくんとトモダチになれたと思わない事ね!
       喰らいなさい、これが私の――『ムーンサルト上海』パスカットよ!」

バァァァッ! クルンッ! ……バチイイッ!

実況「あ〜っと! トニーニョ選手のパスはアリスさん選手に阻まれ零れ球に!
    ボールはコリンチャンスのPA側に転がっていきます!」

トニーニョ「……!!(まさか、これを弾くとは……! 彼女のパスカット能力を、過小評価していたな)」

――トニーニョが高みを目指して己を磨き続けたのと同じく、
アリスさんも自らの居場所を脅かす見えない敵と戦う為に、自己研磨を続けて来た。
故にその勝負は互角であり――今回においては、アリスさんに軍配が挙がった。

コロコロ……ポムッ。

静葉「よしっと。後は、これを遠くに運びさえすれば……!」

オルヘス「まだだ! 俺がここで奪えば一緒だ!」

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/10(月) 00:53:14 ID:7JgFkUSY

実況「アリスさん選手が弾いたボールは、右のSBの静葉選手がフォロー。
    しかし……そこには同じく(コリンチャンス側から見て)右サイドのWG、オルヘス選手がいます!
    オルヘス選手、チャンスを継続すべくタックルに向かった〜〜〜!!」

先着2名様で、

★静葉→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★オルヘス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→静葉、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(てゐがフォロー)(つかさがフォロー)(サトルステギがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
静葉のマークがダイヤで「落葉ターン(+4)」が発動します。

498 :森崎名無しさん:2017/07/10(月) 00:56:43 ID:???
★静葉→ドリブル 54 ( JOKER )( 4 + 2 )=★

499 :森崎名無しさん:2017/07/10(月) 01:00:23 ID:???
★オルヘス→タックル 51 ( クラブ9 )( 1 + 6 )=★

500 :森崎名無しさん:2017/07/10(月) 01:07:25 ID:???
よし、これで静葉さんのドリブル突破も安定して運用できるようになるな

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