キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/03/04(土) 00:12:29 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1477741789/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!

しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
合流した反町一行の助力もあり、ブラジルサッカーの登竜門・リオカップの二回戦、サントスとの戦いに勝利した。

快進撃を続ける鈴仙達の次の相手は優勝候補の名門・フラメンゴ!
「アーサー」に対し謎の執着を見せるカルロスを筆頭とした強豪チームを相手に、
アルゼンチンでの修行を終えた佳歩達の合流があっても苦戦し、前半を1−2の劣勢で終える。
後半戦はてゐの本気、つかさの気合、そして佳歩の知略によって戦況は同点に押し返したものの、
フラメンゴの知将・サンタマリアが奥の手を発揮して……?
そして、カルロスとコリンチャンスのとあるメンバーとの間に隠された大きな秘密の正体は……?

601 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/14(金) 00:54:51 ID:xnEgQH2+
★ネイ→ゴールデンコンビ 58 ( スペードK )( 4 + 4 )=
 トニーニョ→ゴールデンコンビ 58 ( クラブ10 )( 6 + 6 )=70★
★鈴仙→パスカット 52 ( JOKER )(*JOKERよりダイヤ15)+(人数補正+2)=69
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてオルヘスがフォロー

バシイッ、バシイイッ……!

トニーニョ「(ネイの奴。本当にレイセンが好きなのかヤケにモチベーションが高いが。
        ……それでも、暴走せずにしっかりと高水準のプレーを保てている。
        最近やった中でも、一、二を争う程の良いプレーだ)」

トニーニョがそう自賛してもおかしくない位、彼らの連携は優れていた。
ただ単に実力の高い者同士のワンツーではない、互いの癖や弱点を見抜いた上での黄金のコンビプレイ。
これは何の問題も無くコリンチャンスの中盤を抜き去り、そしてシュートチャンスへと一気に導いてくれるものと、
観客席に居る誰もが信じ込んでいた。

カルロス(観客席)「(ネイとトニーニョ……あいつらの連携はブラジルの同世代では最高クラスだ。
             もしもアルツールが元気だったら、俺も負けてはいない自信はあったが……)」

妖夢(観客席)「――無理だ。アリスさんクラスのパスカットの名手ならともかく、
          鈴仙にはあのパスを奪う事はおろか、弾く事もできない。
          諦めて仲間のサポートに回るのが賢明だろうに……」

――しかし、それでも諦めない者もいる。

鈴仙「(悔しいけれど、今の私じゃあこんな連携はできない。でも――それでも、諦めたくない!)」

バッ! ババッ!


602 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/14(金) 00:55:56 ID:xnEgQH2+
女子三日会わざれば刮目して見よ。
諦め癖と逃げ癖のついた気弱な少女は数多くの挫折と成功。困難と安息。
そして多くの仲間達の意思の力を得て、いつしか最高に諦めの悪い少女になっていた。

実況「ああ〜っと、鈴仙選手、必死になってネイ選手とトニーニョの選手に食い下がっています!
    一度カットに失敗しても、何度も何度もジャンプしてボールを弾こうとして……あ! 転んだ!」

鈴仙「アイタタ……。ここまで頑張る理由なんて無いけど……この連携に勝てないと、
    私は自分が誇りにして来た連携プレーまで馬鹿にされるような気がするのよ!」

翼(観客席)「(あの無様だけど胸騒ぎがするプレイ、どこかで見た事がある気がする。どこだったっけな……?)」

ネイ「(これだよ、レイセン。これこそがまさに、俺がキミに惚れた本当の理由さ)」

ボールを受けるネイは気付いていた。次の彼女のプレーで、恐らく自分達のワンツーは崩されると。
しかし、それにも関わらず彼は、泥に塗れながらも必死の形相でボールに食らいつく鈴仙の顔を見て、恍惚とした表情を浮かべていた。
可憐さとも美しさとも程通い、泥臭くぐしゃぐしゃな形相こそが、ネイが最も愛する鈴仙の表情だったからだ。


鈴仙「(分身パスカット――「アキュラースペクトル」じゃあ、スピードが足りない。
     だったら、この場でボールを奪い返すには。激しいワンツーに押されず、ボールを押し返すには。)……これよっ!」

   ――バ ァ ァ ッ !



603 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/14(金) 00:58:10 ID:xnEgQH2+
実況「鈴仙選手、ここで体を思い切りかがめて大ジャンプ! しかしこれはパスコースから離れているが……!?」

鈴仙「――見たら狂うぞ、『ディスオーダーアイ』ッ!」

ブウウンッ! ―――シュパァァァァッァァッ……!!

佳歩「鈴仙さま……!? い、今のパスカットは……!?」

てゐ「……ふーむ(これが鈴仙のスゴい所だよねぇ。FWでキャプテンとして目立っちゃいるけど、
    能力的には言っちゃ悪いが平凡だ。あいつよりも凄いヤツはこのチーム内にもたくさんいる。
    でも……なんか、鈴仙がキャプテンじゃないとしっくりこない『何か』ってのがあるんだよねぇ)」

アヤソフィア(記者席)「(サッカーによって生まれる熱狂を。狂気の感情を受け止めて、試合の場で更なる成長をしている。
               ――やはり、私の見込みは間違っていませんでしたか。少し残念です)」

鈴仙は飛んだ。フェイントを含めてまるで分身したかのように見せる「アキュラースペクトル」の動きを交えながら。
しかし、今回の飛翔には普段の「アキュラースペクトル」と比べて大きく違う点がある。
――鈴仙はこの時、誰よりも速かった。

鈴仙「(「アキュラースペクトル」と比べるとテクニカル面では劣るかもしれない。
     でも、スピードを要求される実戦の中ではきっと、今の方が有利な筈!)――お願い、届いて!」

604 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/14(金) 01:01:32 ID:xnEgQH2+
猛進する鈴仙の願いが届いたのか。ボールは鈴仙のつま先に少しずつ近づき、そして――。

パシッ。……ポーン、コロコロ……。

トニーニョ「なにィ!?」

ネイ「ヒューッ、最ッ高にクール&ビューティーだぜ、レイセン!」

冷静なトニーニョらしからぬ、明らかに動揺を見せた狼狽。
全力のプレーで敗れたにも関わらず、クールでもビューティーでも無い泥まみれの鈴仙にラブコールを送るネイ。
この時鈴仙は、仲間達は、敵達は、観客は気付いた。――パルメイラスのゴールデンコンビが破られたと。

実況「す、凄い気迫あるプレーを見せてくれました、鈴仙選手! 素晴らしい!
    自らが最前線に立ち、ネイ選手のパスを高速分身ハイジャンプカットで防いで見せました!
    あまりの早業に、視力を失ったと錯覚させる鈴仙選手のパスカット、『ディスオーダーアイ』がさく裂だ〜〜!」

妖夢(観客席)「な、なんで……なんでそうなるの! なんで鈴仙だけ、いつもこうなるの!?
          私は鈴仙とは比べ物にならないくらい、頑張っているのに。
          努力だけじゃない。実力でも、鈴仙とは比べ物にならない程の差があるのに……!」

新田(観客席)「(姉御……やっぱりまだ辛いんだろうな。前の試合で満足なプレーが出来なかった事……)」


*鈴仙がパスカットフラグを習得&回収。「ディスオーダーアイ(1/4でパスカット+3)」
 を習得しました。(「アキュラースペクトル」の発動率は1/2→1/4になります)

605 :森崎名無しさん:2017/07/14(金) 01:01:38 ID:???
あれ、技発動するから71では?
ジョーカーって技とかダイヤ扱いじゃなかったでしたっけ?

606 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/14(金) 01:05:28 ID:xnEgQH2+

ポーンッ、……パシッ。

オルヘス「ま、まだだ……俺だって居るんだ。ここでボールキープに成功さえすれば……!」

静葉「――残念ながら、鈴仙のパスカットのお蔭で中盤の皆がフォローに動きを切り替えてるわ。
    貴方は今、四面楚歌の状態よ」

実況「中盤の比較的浅い位置でパスワークを防がれたパルメイラス!
    ボールは一応ウイングのオルヘス選手がフォローしましたが、サイドバックの静葉選手に早速プレスを掛けられます!
    攻めの大駒であるネイ選手達がワンツー失敗で即座に動けない中、彼一人での攻撃は少し荷が重いでしょうか!?」

オルヘス「うるさい! パルメイラスはネイやトニーニョだけのチームじゃないんだぞ!」

ダダダダッ!

静葉「(確かに上手い。けれど……)――私も、ここでみすみすと通す訳にいかないわ!」


607 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/14(金) 01:07:36 ID:xnEgQH2+
>>605
あ、すみません技の発動忘れてました!
オルヘスじゃなくてライアがフォローですね。描写的に>>601-604は有効、
>>606は無効にして、判定まで書いていきます。もう少しお待ちください。

608 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/14(金) 01:14:48 ID:xnEgQH2+
バシッ、コロコロ……パシッ。

実況「鈴仙選手が弾いたボールは左サイドのMF、ライア選手の足元へ!」

ライア「(ここは空いたスペース……佳歩に即座に渡すぞ)――ピンポイントパスだ!」

ゲレーロ「させん」

バッ!

実況「ライア選手、ドリブル突破ではなく得意のパスを選択。トニーニョ選手とネイ選手、
    そしてフォロワーとしてオルヘス選手とサトルステギ選手が上がり手薄となったFW近辺。
    センターサークル前に居る佳歩選手の方までボールを戻します!
    ゲレーロ選手はこれに対して追いすがりますが……!?」

先着2名様で、

★ライア→ピンポイントパス 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ゲレーロ→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→佳歩、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(てゐがフォロー。一旦試合は落ち着く。)(お燐がフォロー)(サトルステギがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
なし。

609 :森崎名無しさん:2017/07/14(金) 01:15:52 ID:???
★ライア→ピンポイントパス 54 ( ハートK )( 5 + 6 )=★

610 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/14(金) 01:19:13 ID:???
――と、言ったところで本日の更新はここまでにします。
本日もお疲れ様でした。
>>597
謎のチャラ男仮面が牙を剥いて来そうですね…
>>598
能力値は決して高くはないですが、鈴仙にはこれからも主人公として
メンテリティ面や成長度面での存在感を見せて欲しいですね。
>>599
もうすぐネインゲツインが解放されますね(うそ)
>>600
鈴仙「勝手に人の貞操を危機に陥らせるのはやめろォ!?」

611 :森崎名無しさん:2017/07/14(金) 01:33:57 ID:???
★ゲレーロ→パスカット 52 ( スペード7 )( 5 + 5 )=★

612 :森崎名無しさん:2017/07/14(金) 05:57:15 ID:???
ライアがすっかり頼れる存在になっているな
こうなったら最後まで出してやりたい

613 :森崎名無しさん:2017/07/14(金) 10:21:20 ID:???
ライア君は初期メンバーで唯一のスタメンだからね

長く苦労を共にしただけ思い入れもあるさね

614 :森崎名無しさん:2017/07/14(金) 11:23:56 ID:???
しかし、理由は知っているが鈴仙のブラジル来てから成長率悪いからJokerでも能力上がらないのがキツいなぁ
この先、そんなに成長機会あんのかなぁ……正直、Jokerでくらい1上がってほしいっすw

615 :◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 00:13:36 ID:???
今日は職場の付き合いがあったため、更新をお休みします。
コメントについても、明日お返しします。

616 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 09:05:49 ID:???
夕べ更新できなかったので、早い時間ですが少しだけ更新します。
>>612-613
ピンポイントパスの安定感は大きいですね。
コリンチャンスのモブメンバーについては敢えて掘り下げをしない予定でしたが、
もう少し描写を深めてみようかと思います。
>>614
とりあえずサンパウロ戦前に特訓イベントが1回ある予定です。
加えて、鈴仙の練習機会については、当初の予定では決勝前2回、最終章前に12回あるため、
大丈夫とは思ってますが、仲間の成長要素も含めると微妙かもしれないので、ちょっと調整を考えています。
鈴仙も最終的には、絶対最強とまではいかないですが、今より大分強くなると思います。

617 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 09:07:54 ID:???
★ライア→ピンポイントパス 54 ( ハートK )( 5 + 6 )=65★*フラグ回収!
★ゲレーロ→パスカット 52 ( スペード7 )( 5 + 5 )=62★
≧2→佳歩、パスキャッチ。

ライア「(サッカークラブの試験を受ける為の金さえ用意できず、貧民街で物盗りをしていた俺だったが、
     コーチが才能を見出して、俺をコリンチャンスのメンバーにしてくれた。
     今こそ、この恩義に報いる時だ!)――通すッ!」

グワァァッ、バシュウウウウッ!

ゲレーロ「!!(……何という精度のパスだ!)」

実況「ライア選手、ここでキレのある完璧なパス! ゲレーロ選手を寄せ付けません!
    ボールはすんなりと佳歩選手に渡りました!」

ライア「よし……!」

鈴仙「(ライア君も……いや、彼だけじゃない。元からのコリンチャンスメンバーもきっと、頑張って来た。
    自分の居場所を掴む為に。そうじゃないと、あんな凄いプレーはできないわ!)」

会心のパスに対して静かにガッツポーズを取るライアの横顔を見て、
鈴仙は彼もまた、幻想郷での仲間達と同じような想いを持ち、
同じような闘志を抱いて戦ってくれている事を再認識した。

*ライアがパスフラグを回収。スキル・パス+2を習得しました。

618 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 09:09:43 ID:q4DCjWuQ


佳歩「(鈴仙さま――どうしますか? 今は全体的に引き気味で守備をしていたので、
    すぐに攻撃に向かえるのは私だけかもしれません。
    ですが、ドリブルでもう少し上がってミドルシュート――『ラビットテイル』を撃つくらいならできます!)」

鈴仙「(佳歩のサイン……ここは攻めるか、引くかの判断ね。反町君が戻っていない今はピンチであると同時に、
     ネイ君達が連続ワンツーで上がって、中盤がガラ空きの今はチャンスでもある。
     とはいえ、私やアリスさんもパスカットに向かったせいで下がり目だから、攻撃できるのは佳歩位しか居ないんだけど。
     ――さて、ここはどうしようかしら?)」


A:「佳歩、そのままドリブルで上がって!」
B:「ここは反町君が戻るまで、一旦試合を落ち着かせて!」
C:その他 自由選択枠


鈴仙のガッツ:930/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


619 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 09:16:31 ID:B7jktsK6


620 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 09:20:33 ID:23MIMZQQ


621 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 10:15:32 ID:q4DCjWuQ
B:「ここは反町君が戻るまで、一旦試合を落ち着かせて!」

鈴仙「(こっちの方がリードしているんだし、無理に攻める必要は無いわね)
    ――佳歩、バックパスをお願い!」

佳歩「了解です、鈴仙さま!」

バシュッ……!

実況「佳歩選手。ここは無理に攻めずにボールを自陣に戻します。
    攻撃に失敗したパルメイラスが焦る中、コリンチャンスはパスワークを続けます。
    そして前半21分……」

反町「(俺はまだ戦える!)」

タッ!

実況「負傷していたコリンチャンスの10番、反町選手がフィールドに戻りました!
    これでコリンチャンスは、前半中の2点目も射程圏内に入って来たか〜〜!?」

ネイ「ちぇっ、こりゃあちょっとマズいか。……トニーニョ!」

トニーニョ「分かっている!」

ダッ!

実況「ネイ選手とトニーニョ選手は早速反町選手にプレスを掛けます!
    ですが反町選手は何も語らず静かに足を挙げ―――!」

反町「(ボールキープだと俺が不利。だったらここは、必殺の『オオゼリパス』だ!)」

グワァァァッ、パシュウウッ……!

622 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 10:17:14 ID:q4DCjWuQ
先着2名様で、

★反町→オオゼリパス 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ネイ→パスカット 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ポイゾナスセンス-1)=
 トニーニョ→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ポイゾナスセンス-1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(アリスさんとリンコンで競り合い)(オルヘスがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
反町のスキル・ポイゾナスセンスにより、パス時に敵の人数補正が−1されます。
ネイのマークがダイヤ・ハートで「シャドウパスカット(+3)」が発動します。
ネイはスキル・ファンタジスタにより、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。

623 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 10:19:11 ID:???
★反町→オオゼリパス 58 ( スペード5 )( 2 + 3 )=★

624 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 10:21:20 ID:???
★ネイ→パスカット 54 ( クラブQ )( 6 + 3 )+(人数補正+1)+(ポイゾナスセンス-1)=
 トニーニョ→パスカット 53 ( ハート5 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)+(ポイゾナスセンス-1)=★

625 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 10:21:32 ID:???
すみません。反町の(軽傷治療済-1)を補正するのを忘れていました。
結果にて修正するので、そのままお引きください。

626 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 10:32:07 ID:q4DCjWuQ
★反町→オオゼリパス 58 ( スペード5 )( 2 + 3 )+(軽傷治療済-1)=62★
★ネイ→パスカット 54 ( クラブQ )( 6 + 3 )+(人数補正+1)+(ポイゾナスセンス-1)=63
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そしてオルヘスがフォロー

シュルルルル……

ネイ「良いパスコースだけど……俺達を舐めるなよ。遅すぎるぜ!」

バッ! ――バチイイッ!

反町「(しまった! 負傷のせいか、強く蹴れなかった……!)」

実況「反町選手の前線へのパスはネイ選手のパスカットにより阻まれる!
    ボールは右サイドへと流れていき、FWのオルヘス選手がフォローしました!」

オルヘス「ネイとトニーニョがダメなら、俺が行くしかない……! 俺が突破するんだ!」

ダッ!

実況「オルヘス選手、ここはFWとして突破を選択! SBの静葉選手が居ますがお構いなしに、
    ボールをバイタルエリアへと運んでいきます!」

静葉「――させないわ!」


627 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 10:33:14 ID:q4DCjWuQ

先着2名様で、

★オルヘス→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★静葉→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→オルヘス、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(トニーニョがフォロー)(穣子がフォロー)(てゐがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
オルヘスのマークがダイヤ・ハートで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
静葉のマークがダイヤ・ハートで「ロストウインドロウ(+2)」が発動します。

628 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 10:37:45 ID:???
★オルヘス→ドリブル 54 ( ダイヤ4 )( 5 + 6 )=★

629 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 10:39:12 ID:???
★静葉→タックル 55 ( JOKER )( 2 + 1 )=★

630 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 10:41:14 ID:???
完全に止めるにはJOKERしかないと思っていたがまさか本当に出るとは。

631 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 11:52:49 ID:q4DCjWuQ
★オルヘス→ドリブル 54 ( ダイヤ4 )( 5 + 6 )+(華麗なドリブル+3)=68★
★静葉→タックル 55 (JOKERよりダイヤ15)+(ロストウインドロウ+2)=72★
≦−2→コリンチャンスボールに。

〜回想シーン〜

森崎「オルヘス、お前はドリブラーになれ!」

オルヘス「ド…ドリブラー!?ネイに勝てって言うのか?トニーニョだっているのに…」

森崎「……まあ、あの二人に勝つのは難しいかもな。
    だが、あいつらは二人とも中央寄りのMFだ。FWのお前と違ってそう頻繁にサイドアタックを
    仕掛ける訳にはいかん。サイドアタックを得意とするウイング……お前ならそこに存在感を示せると思うぞ」

オルヘス「……ウィングか。よし、目指してみるか」

〜回想シーン終了〜

オルヘス「(――モリサキは、伸び悩む俺に道を示してくれた。そして今。
       俺はネイやトニーニョに追いつけないまでも、その見込み通りウイングとして一定の評価を得られるようになった。
       今はもう、アイツはいないが……あのフザけてる程の傲慢さとドリブルは、今も俺の中で生きている!)」

ダッ! クッ……シュンッ!

実況「オルヘス選手、これは素晴らしい! 様々なテクニックを混ぜ込んだ『華麗なドリブル』で、
    静葉選手を翻弄していきます! このまま静葉選手を振り切れれば、パルメイラスは得点のチャンスだ!」

632 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 11:54:07 ID:q4DCjWuQ
静葉「(彼は私以上の想いと、私以上の努力と、そして私以上の技術をもって、ドリブル突破を図ろうとしている)」

オルヘスの渾身のドリブルはまさしく会心の出来と言え、相対する静葉もまた、彼の洗練された技術に目を瞠った。
自分のタックルでは到底ボールを奪えないという確信を抱きながら、彼女は当初、満足に動けなかった。
しかし――同時に静葉は思う。

静葉「(――だけど。私もまた、サッカーを通して様々な想いを抱いて来た。
     終末と破滅を望み、腕にカッターナイフをあてがう日々もあったけれど。
     自分の素直な恋情を、ぶつけられずに苦しむ日々もあったけれど。
     それすらも自分の糧として乗り越え、私はここに立っているのよ!)」

オルヘスが彼なりの事情で成長して来たのと同じく、
自分もまた、自分なりの苦しみを抱きながらもここまで成長して来た。
ならば――自分とて、負ける理由はないのだ、と。

静葉「(私が自慢できる所は、紅葉を散らして秋を終わらせる為の脚力だけ。
    でも――その脚力があれば、彼の柔のドリブルすらも防げるはずよ!)――止める!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ――バシッ!

静葉は相手への一切の躊躇を止め、全力でタックルに向かう事が出来た。
それには奇しくも、先ほどドリブルにおいて見せた美技と同じく、彼女の辛抱強さと潜在的な美意識が現れていた。

オルヘス「な、なんでだよ……!」

静葉「(――静かに、美しく。しかし決然と、力強く。これが私のサッカーよ……!)」

実況「静葉選手、この試合2度目のファインプレー! 美しく激しいタックルで、
    オルヘス選手の完璧なドリブルを制して見せました〜〜〜!!」


633 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 11:55:38 ID:q4DCjWuQ
鈴仙「(この試合、静葉さんの調子がかなり良いわね……! だけどこれは僥倖よ。
     同点を防ぐどころか、2点目のチャンスも得る事ができた。
     ……まあ。サトルステギ君やらトニーニョ君がまだ居るから、
     ヘタを打てば同点になっちゃうかもだけど。ただ、それでも選択肢が増えた事は事実。

     一旦時間を稼ぐためにボールをクリアするか。
     静葉さんやお燐と言った、SBの攻撃参加で畳みかけるか。
     あるいは中盤の底のてゐを起点に、私達前線の選手での速攻を仕掛けるか。
     
     さあ。前半ももう24分(※当スレでは、リオカップも30分ハーフで進行)で残り少ないけれど。
     ここは、どうやって攻めようかなぁ……!?)」


A:「ここは一旦前に蹴りだして!」(更に判定)
B:「静葉さん! このままドリブルで、右サイドをオーバーラップよ!」
C:「静葉さん! ここから必殺パスで、左サイドのお燐にサイドチェンジよ!」
D:「てゐに渡して。 てゐにボールキープさせてから、速攻で攻めるわ!」
E:その他 穣子とワンツーさせたい方、さとりにオーバーラップさせたい方はこちらで

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*静葉がタックルフラグを習得&回収。「ロストウインドロウ」の発動率が3/4になりました。
*静葉のタックル値は充分高いため、これ以上上がりません。
 (明文化してませんでしたが、今の才レベル換算で能力値が55〜のキャラについては、
  フラグ回収での能力値アップは無いこととします。(第一部と同じ制限です。))

634 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 11:58:01 ID:hhTxBfAg
D

635 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 12:00:34 ID:dAwb5WSM


636 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 12:00:38 ID:???
…と、言ったところで一旦ここまでにします。
続きは夕方〜夜に更新します。
>>630
ここで2本目のシュートが来ると思いましたが、凌ぎ合いが激しい試合ですね…
それにしても静葉さん、この試合2回目のJOKERとはびっくりです(汗)

637 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 12:07:55 ID:B7Y2CDUk
D

638 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 21:23:35 ID:P+yJKXjQ
D:「てゐに渡して。 てゐにボールキープさせてから、速攻で攻めるわ!」

鈴仙「(静葉さんやお燐のドリブルも効果的だけど、私も佳歩もまだまだ元気だし、
     アリスさんも上がってくれている。だったら――)てゐに渡して。
    てゐにボールキープさせて溜めを作ってから、一気に前線にボールを運んで速攻よ!」

静葉「了解したわ。それっ!」

バシッ……

実況「静葉選手、サイドから中央へグラウンダーのパス。これはボランチのてゐ選手へのパスです!」

てゐ「おっ、私かぁ。ってことはまた『エンシェントデューパー』で……」

トニーニョ「させるか!」

ズザアアアアアアアアアッ!

実況「あっ、いえ……! これに対してはてゐ選手の近い位置に居たトニーニョ選手が走る!
    トニーニョ選手は、必殺のパスを出される前に止める方針です!」

てゐ「ちいっ……ま、そうカンタンには攻めさせてはくれないか。まあ良いさ、来な!」

639 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 21:24:54 ID:P+yJKXjQ

先着2名様で、

★てゐ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★トニーニョ→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(お燐がフォロー)(つかさがフォロー)(サトルステギがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
てゐのマークがダイヤ・ハートで「シロウサギドリブル(+3、吹飛2)」が発動します。

640 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 21:26:18 ID:???
★てゐ→ドリブル 55 ( ハート4 )( 2 + 4 )=★

641 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 21:26:42 ID:???
★てゐ→ドリブル 55 ( スペード5 )( 1 + 1 )=★
押し通る!

642 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 21:28:22 ID:???
★トニーニョ→タックル 54 ( ハート8 )( 3 + 5 )=★
押し通る!(ピンゾロ)

643 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 21:43:52 ID:P+yJKXjQ
★てゐ→ドリブル 55 ( ハート4 )( 2 + 4 )+(シロウサギドリブル+3)=64★
★トニーニョ→タックル 54 ( ハート8 )( 3 + 5 )=62★*吹き飛び!
≧2→てゐ、ボールキープ成功。

てゐ「どきなっ! 今の私に近寄るんじゃないよ!」

トニーニョ「そう言われて近寄らない奴がいるか!」

ズザアアアアアアッ!

実況「トニーニョ選手、堅実ながら鋭いタックルです!
    パスやパスカットでは素晴らしい身のこなしを見せているてゐ選手ですが、
    真正面からのフィジカル勝負ではやや不利でしょうか!?」

てゐ「――ふふん。油断してると痛い目みるよ!」

ダッ! ドドドドドドドッ!

トニーニョ「(む。この動きは……!?)」

てゐ「――『シロウサギドリブル』だッ!」

――ガシイッ、ドゴオオオオッ!!

トニーニョ「し、しまった……!」

実況「これは……てゐ選手、スピードをパワーに転換してトニーニョ選手にぶつかる、
    必殺の『シロウサギドリブル』だ〜〜〜! 因幡の素兎は触ると痛いぞ〜〜!」

644 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 21:45:11 ID:P+yJKXjQ
てゐ「今のは序の口。こっからが私の面目躍如だよ! ……とりあえず蹴っとくか〜〜!!」

グワッァッ! バシュウウウッ! ギュン、ギュンギュンギュン!

実況「そして間髪入れず放たれる必殺の『エンシェントデューパー』!
    多大な体力の消費と引き換えに、意味不明な起動を描くロングパスを、
    パルメイラスは果たして止められる事ができるのか〜〜!?」

ネイ「あーあ。トリックスターは俺の役目なんだけどなァ」

ゲレーロ「(このパスを止めるのは物理的に不可能だ。出来るとしたら恐らく、ネイが時折見せる、
       人智を超えた神業をもってのみ。だが、俺でもパスコースを防ぐ位ならば……!)」

バッ! ババッ!

実況「てゐ選手のパスには、ネイ選手とゲレーロ選手の二人が飛んだ!!」

先着2名様で、

★てゐ→エンシェントデューパー 62 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ネイ→パスカット 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ゲレーロ→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(反町がフォロー)(ライアがフォロー)(リンコンがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
ネイのマークがダイヤ・ハートで「シャドウパスカット(+3)」が発動します。
ネイはスキル・ファンタジスタにより、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。

645 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 21:47:27 ID:???
★てゐ→エンシェントデューパー 62 ( ダイヤ8 )( 6 + 5 )=★

646 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 21:49:14 ID:???
★ネイ→パスカット 54 ( ダイヤQ )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=
 ゲレーロ→パスカット 52 ( ダイヤK )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=★

647 :641:2017/07/15(土) 21:51:47 ID:???
>>642
門前払いされて正解でしたね(白目)

648 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 22:37:04 ID:P+yJKXjQ
★てゐ→エンシェントデューパー 62 ( ダイヤ8 )( 6 + 5 )=73★
★ネイ→パスカット 54 ( ダイヤQ )( 2 + 5 )+(人数補正+1)+(シャドウパスカット+3)=65
 ゲレーロ→パスカット 52 ( ダイヤK )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=63★
≧2→鈴仙、パスキャッチ。

てゐ「――ここは折角だ。エンシェントデューパーよりもスゴい、『最後の切り札』で通させてもらうよっ!」

ネイ「へぇ。そりゃあ楽しみだな?」

鈴仙「(てゐ、あんた何唐突にそんな事言ってんのよ……。
    そんな切り札、今まで見せた事なんて無いでしょうに)」

てゐがそう豪語した時、ネイは挑発的に笑い、鈴仙は呆れかえっていた。
てゐの『エンシェントデューパー』は今でさえ切り札級の威力を持っているのに、
それを超える切り札というのはあり得ないし、そもそもそんな切り札、鈴仙すら見た事が無いのである。

ギュンギュンギュン……バシッ。

ゲレーロ「(……ミスキックか? 途中でバウンドしたぞ……)」

ネイ「(……!)成程。確かに君は、トリックスターだ」


649 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 22:38:34 ID:P+yJKXjQ
――しかし、てゐのパスが途中で失速して、鈴仙に届くよりも先に地面に落ちた時、
ネイの飄々とした表情は一瞬驚きに変わり、その後笑みを漏らした。嘲笑では無く、畏怖の念を込めた笑みを。

バシッ。……ギュルルルルルル……! ポーンッ、ポーンッ! ギュンギュン!

ゲレーロ「こ、これは……!?

鈴仙「う、ウソでしょ……? ボールが、生き物みたいに自分でチョコマカ動いてる……!?」

てゐが出したパスは、明らかにファンタジー染みていた。
これまでの『エンシェントデューパー』は、単にジグザグした動きを伴うパスだったが、
まだどこか機械的な動きであり、一流のパスカット力を持つ選手が集まれば奪える余地はあった。
しかし、今のこのパスは違う。このパスは、明らかに自分の意思を持ち、地面をバウンドしたり空中で揺れたりしながら、
相手を避けるような動きで前方へと這っていく。
到底、人間――いや、この世のあらゆる生物の叡智を持ってしても、止める事が不可能に思える。

てゐ「ニンゲンは、地球で初めて、相手を騙すという事を始めた生き物だ。
   そしてこのパスが、ニンゲンと同じ知性を持ってるとしたら。……このパスはまさしく、原初の詐欺師。
   ――『オリジンデューパー』であると言ってもおかしくないよね?」

当初より、こと『パス』に掛けては他者の追随を許さなかった因幡てゐ。
その彼女が編み出したパスの最終段階こそが、今の『オリジンデューパー』。
――このパスは、放たれれば最後。もはや誰にも止める事ができない。

てゐ「(まあ……。例によって、私への負担がメチャクチャ激しいんだけどね。
    楽勝試合か交代前提でも無けりゃ、次に日の目を浴びる日は遠そうだよ……)」

……もっとも、基礎的なパス力ですら世界トップクラスのてゐが、
この大艦巨砲主義を具現化したようなパスに頼る日が来るのかについては、議論の余地はあるが。

*てゐがパスフラグを回収。「オリジンデューパー(パス+8、300消費)」を習得しました。
*てゐのパス値は充分高いため、これ以上上がりません。

650 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 22:40:38 ID:P+yJKXjQ
バシュルルルル……パシッ!

鈴仙「(手元に近づくと、軌道が大人しくなった。……本当に化け物になっちゃったわね、てゐのパス)」

実況「さあ〜! 前半も間もなくクライマックスという所で、バイタルエリア付近の鈴仙選手にボールが渡りました〜〜!
    コリンチャンスは他にも佳歩選手、反町選手、アリスさん選手が上がって来ており、攻撃の幅が広くなっている一方!
    パルメイラスは先程とは違い、全体的に上がり目で攻めていた反動で、守備は手薄となっています!」

キーガン「(リンコンも、今出来るのはフォロー位か)――慌てるな。DF4人とGKで堅実に守るぞ!」

アレクセイ「お、おう!」

ミラ「(さっきの挽回をしたいけど、焦ってはダメだ!)」

ブランコ「ブランコの如きブロックで、ゴールを守る!」

サルサノ「(次はたぶん、PKじゃない。誰の責任でもなく、俺が守らなくては……!)」

反町「(DF陣の結束は固いが、人数的には今の方が有利だ。さっきと違って、
    ここからシュートでも押し切れる気はするが。キャプテンはどう考える……!?)」

佳歩「鈴仙さま。私ならサイドに切り込んでセンタリングを上げる事も出来ます。どうしますか……!」

アリスさん「(大丈夫……私の存在感はまだ死んでない……)」

リンコン「(こいつにボールが渡ったら(色んな意味で)危ないからマークしてるが……なんだ?
      彼女から発せられるこの陰のオーラは……?)」


651 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 22:42:16 ID:P+yJKXjQ

鈴仙「(反町くんと佳歩が、ここからの攻めをどうするか、心配そうにしているわね。
     あと、アリスさんもリンコン君のマークを受けながらも、上がり目の位置に来てくれている。
     だからアリスさんのドリブル強行突破も、さっきよりは分がありそう。
     
     他には……うん。DF陣はペナルティエリア内に寄っているから、ワンツーからのセンタリングでも、
     妨害に入られる心配は無さそうね。浮き球シュートやポストプレイも生かせる事ができそう。
     キーガンさんの守備力は怖いけれど、強力なシュートを叩きこめば決まるかもしれない。
     ――さあ、どうする!? ここは決断の時よ、鈴仙!)」

A:今こそ、『マインドエクスプロージョン』で決める!(威力:64+1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))250消費
B:今こそ、PA内をドリブル突破する!(鈴仙のドリブル:55)
C:ワンツーから、新技・『マインドスパークルマイン』だ!(威力:65+1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))300消費
D:ワンツーから、佳歩に低い浮き球。大技『ラビットダイブ』だ!(威力:67)
E:自分(鈴仙)のポストプレイで佳歩に落とし、一対一で切り込んで貰う!(鈴仙のポストプレイ:57)
F:反町にパス。『ソリマチドライブ』を打って貰う。(威力:64、ポスト・枠外無効)
G:アリスさんにパス。ドリブル突破をして貰う。
H:その他 玉兎スルーをしたい方はこちらで

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


652 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 22:45:23 ID:o5tHnE5Y
A

653 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 22:46:02 ID:B7Y2CDUk
E

654 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 22:47:08 ID:OW3rJUpE
A

655 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 23:00:43 ID:P+yJKXjQ
A:今こそ、『マインドエクスプロージョン』で決める!(威力:64+1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))250消費

鈴仙「(ダイレクトシュートは反則や負傷のリスクがある。ここはキーガンさんやサルサノ君の実力を図る意味でも……!)
   ――行くわよパルメイラス! これが私の感情の爆発。『マインドエクスプロージョン』よ……!!」

バッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
ギュン……ギュンギュンギュン……!!

鈴仙「決まれぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

実況「あ〜〜っと、鈴仙選手、この好機を利用していきなりシュート!
    これはどんどん加速しながら勢いと威力を増していく鈴仙選手の大技。
    『マインドエクスプロージョン』がさく裂だ〜〜!」

キーガン「来たか! ……アレクセイは俺と同時にブロックを。
      ミラとブランコは相手のねじ込みに備えてくれ!」

アレクセイ「ここで止めなきゃ、トニーニョに申し訳が立たないぜ!」

バッ!

656 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 23:02:00 ID:P+yJKXjQ
実況「これに対してキーガン選手はブロックに向かいます! そして、サルサノ選手は〜〜〜!?」

サルサノ「(……来た。来た……来た! だったら、俺が出来る事は……!)」

グイッ……! ――バァァァァァァァァァァンッ!

サルサノ「うわぁぁぁぁぁ〜〜〜っ!!」

反町「(あの全身の力をバネにしたセービングは……!?)」

佳歩「(同じです。私達が戦った、あの森崎さんと……!!)」

実況「サルサノ選手も飛んだ! 全力の『がんばりセービング』で、ゴールを守ります!!」

サルサノ「身体の、どこかに当たってくれ〜〜〜〜ッ!!」

657 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 23:03:37 ID:P+yJKXjQ
先着3名様で、

★鈴仙→マインドエクスプロージョン 64 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★アレクセイ→ブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 キーガン→ブロック 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★サルサノ→がんばりセービング 63 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(反町がねじ込み)(ミラがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙の「マインドエクスプロージョン」がパルメイラスゴールに爆発する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)(ブランコがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで敵GKに転倒ペナ(−4)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
アレクセイのマークがダイヤで「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
アレクセイのマークがハートで「頭突きブロック(+4、100消費)」が発動します。
キーガンのマークがダイヤで「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
キーガンのマークがハートで「反転ブロック(+6、150消費)」が発動します。
キーガンのマークがスペードで「ダイビングブロックブロック(+4、100消費)」が発動します。

658 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 23:04:10 ID:???
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 64 ( スペード3 )( 3 + 2 )=★

659 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 23:05:34 ID:???
★アレクセイ→ブロック 55 ( ダイヤ2 )( 1 + 5 )+(人数補正+1)=
 キーガン→ブロック 57 ( ハート8 )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=★

660 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 23:06:46 ID:???
★サルサノ→がんばりセービング 63 ( ダイヤA )( 6 + 2 )=★

661 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 23:21:15 ID:P+yJKXjQ
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 64 ( スペード3 )( 3 + 2 )=69★
★アレクセイ→ブロック 55 ( ダイヤ2 )( 1 + 5 )+(人数補正+1)+(顔面ブロック+6)=68
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして佳歩がねじ込み

鈴仙「でりゃぁぁぁぁぁっ!」

アレクセイ「ずおおおおっ!!」

ドゴオオオオンッ!

実況「あ〜っと、鈴仙選手のシュートにアレクセイ選手、顔面からぶつかる!!
    まるでバズーカ砲が直撃したような途轍もない爆音が鳴り響く中、
    ボールは零れ球となり、低い軌道を描いて落ちていきます!」

鈴仙「し、しまったわ……!」

佳歩「大丈夫です、鈴仙さま。まだ私が居ます!」

タタタタッ、バァァァッ!

実況「いや……これには佳歩選手が食いつく! バイタルエリアからペナルティエリアへと、
    物凄い勢いで飛び込んでいきます! これは純粋な威力ならばコリンチャンス最強とも言える、
    佳歩選手が誇る大砲、『ラビットダイブ』の構えです!!」

キーガン「(アレクセイが持ち堪えてくれたお蔭で、辛うじてブロックには行けるか……!?)
      ――ブランコ、頼む! お前のブランコのようなクリアーで、ボールを……!」

ブランコ「ああ、分かった!」

ピョンッ! ブラーンッ! ポーーーンッ!


662 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/15(土) 23:22:24 ID:P+yJKXjQ
実況「これに対してはまず、ブランコ選手がクリアに向かった!
    キーガン選手はその時間を利用して、ブロックに必要な体勢を整えています。
    ここで決まればコリンチャンスは前半終了を前に2点差! 果たしてどうなるでしょうか〜〜!?」

          佳歩「食らって。これが私の――『ラビットダイブ』よッ!!」

               ギュンッ! ドゴオオオオオオオオオオオオッ!

先着3名様で、

★佳歩→ラビットダイブ 67 ( ! card )( ! dice + ! dice )=
★ブランコ→ブランコクリア 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 キーガン→ブロック 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★サルサノ→がんばりセービング 63 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(ミラがフォロー)(リンコンがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→佳歩の「ラビットダイブ」がパルメイラスゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)(リンコンがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
キーガンのマークがダイヤで「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
キーガンのマークがハートで「反転ブロック(+6、150消費)」が発動します。
キーガンのマークがスペードで「ダイビングブロックブロック(+4、100消費)」が発動します。

663 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 23:23:13 ID:???
★佳歩→ラビットダイブ 67 ( スペード8 )( 3 + 6 )=

664 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 23:25:35 ID:???
★ブランコ→ブランコクリア 57 ( クラブ10 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=
 キーガン→ブロック 57 ( クラブA )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=★

665 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 23:28:15 ID:???
★サルサノ→がんばりセービング 63 ( ダイヤK )( 6 + 1 )=★

666 :森崎名無しさん:2017/07/15(土) 23:30:51 ID:???
立ちこぎからの大ジャンプとか昔よくやったなあ

667 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 00:13:59 ID:mxpWWSlA
★佳歩→ラビットダイブ 67 ( スペード8 )( 3 + 6 )=76
★ブランコ→ブランコクリア 57 ( クラブ10 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=65
 キーガン→ブロック 57 ( クラブA )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=65★
★サルサノ→がんばりセービング 63 ( ダイヤK )( 6 + 1 )=70★
≧2→佳歩の「ラビットダイブ」がパルメイラスゴールを突き破る!

佳歩「 で り ゃ ぁ ぁ ぁ ぁ っ !」

ゴオオオオオッ……!

ブランコ「(す、凄い速さだ……! ボールが見えんぞ!?)」

佳歩がアルゼンチンでの修行で編み出した渾身のシュートは、
ブランコの独特なクリアに触れる事すらなく。

――ォォォォ……!

キーガン「(出遅れた! 彼女の実力がこれ程とは……!)」

キーガンにはブロックを行う事すらも許さず。


668 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 00:15:18 ID:mxpWWSlA

サルサノ「(止まる止まる止まる止める止まれ止まらない)」

全力で飛んだにも関わらず尚シュートの速度に追いつけないという事実で、
サルサノの表情を悲痛に歪ませ。

――ズバシュウッ!
 ……ピッ、ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

前半27分。佳歩の渾身の『ラビットダイブ』は、光の如き速度で、
パルメイラスのゴールネットを突き破ってみせた。


コリンチャンス 2 − 0 パルメイラス



669 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 00:17:05 ID:mxpWWSlA

実況「決まった〜〜! ゴ〜〜〜ル!
    コリンチャンス、いいタイミングで貴重な2点目を挙げる事が出来ました!!
    パルメイラスの守備の要に真正面から対決し、勝ち得た1点は大きい!
    窮地に立たされたパルメイラスの逆転劇にも目が離せません!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
   「なんだ今のシュート!?」「ストラットの『メガロオーバー』並か……?」「ですよねー」

妖夢(観客席)「(今のシュートは強力だが……でも。私の『真・待宵反射衛星斬』の方が強い。
          私の力は、鈴仙にも、鈴仙なんかを慕う人達にも負けていないんだ……!)」

翼(観客席)「あれだけ上手いダイブシュートが出来るなんて、凄いなァ(ま、空中センスは俺の方が上だけどね)」

新田(観客席)「(あの技……俺でも練習すれば、出来るか……?)」

アヤソフィア(記者席)「はぁーあ。もう2点差ですか。なんか、つまらない試合になっちゃいましたねぇ」

カルロス(観客席)「(――一見するとコリンチャンスが優位だが、まだ分からない。
             ネイとトニーニョの調子は決して悪くない筈だし。
             何よりあいつらはまだ、何枚か隠し玉を抱えている筈だ……)」

エベルトン「チッ、キーガンのバカ野郎。この大舞台で腰が引けてやがらァ」

コーチ「(因幡佳歩……彼女のシュートは強力だが、一方で、威力的にはこれが彼女の限界でもあるように感じる。
     一方で、鈴仙のシュートは失敗こそしたが、まだまだポテンシャルが数多く残されているな……)」

670 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 00:18:27 ID:mxpWWSlA
佳歩「えへへ……やりましたよ、鈴仙さま!」

鈴仙「ええ。ホントにでかしたわ、佳歩!」

思いっきりダイブしてみせた佳歩は、汚れた身体を払いながら真っ先に鈴仙の方へと向かう。
素直さと純粋さを残しつつも、自らの仕事を全力で果たすその横顔はまさしく一流の点取り屋。
彼女はこそまさしく、鈴仙と肩を並べられるFWと言えた。

鈴仙「(佳歩の決定力は本当に凄くなったわ。昔はセカンドストライカーが主だったのに……。
    ――と。いつまでも感慨に浸っている場合じゃないわね。
    キャプテンたるもの、こういうシーンで一言言っとくのが大事なんだし)」

――それはそれとして、鈴仙には周囲の士気を高めつつ、次のキックオフに向けての指針を下すという、
キャプテンとしての大事な仕事があるのを忘れていなかった。
鈴仙はこの場面で投げかけるべき一言を考えて……。

A:「佳歩、この1点で満足しちゃ駄目よ。FWは貪欲じゃなきゃね!」無難に佳歩を励まして終わる。
B:「皆も佳歩に続くのよ! 前半で3点差が目標ね」佳歩を褒めつつ、攻撃意識を高める。
C:「てゐ。さっきのパスは本当に凄かったわ。これはあんたが持って来た1点よ」てゐを褒めてみる。
D:「今のは私のナイスアシストだったわね……うん。頑張ってた、私」自画自賛する。
E:その他 挑発したい、50点差を狙いたい場合はこちらで

鈴仙のガッツ:700/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

671 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 00:20:13 ID:wdxiT/bM
C

672 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 00:20:44 ID:FoY8gaEo


673 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 00:32:39 ID:mxpWWSlA
C:「てゐ。さっきのパスは本当に凄かったわ。これはあんたが持って来た1点よ」てゐを褒めてみる。

鈴仙には佳歩の鮮やかなシュートと同じくらい、いや、ある意味ではそれ以上に褒め讃えたい選手がいた。

鈴仙「……てゐ。さっきのパスは本当に凄かったわ。これはあんたが持って来た1点よ」

てゐ「えっ、私? 今鈴仙、私の事褒めてる?」

鈴仙「褒めてるよ。そりゃ確かに、普段はぞんざいに扱ってるかもしんないけどさ。
    ……あんたのプレーに助けられてるのはしょっちゅうだし」

その選手――鈴仙の悪友であるてゐは心底意外そうにおどけているが、
鈴仙はこのゴール……いや、これまでの前半戦通して、てゐが多くの役割を果たしている事を知っていた。

佳歩「確かに、てゐ様は凄いです。今日もボランチとして、ネイさんのパスを防いだり、
    パワフルなボールキープを見せたり、そしてあの凄いパス……! 大活躍でしたよ!」

てゐ「ちょ、佳歩ちゃんまで? 冗談きっついなぁ……」

今しがたゴールを挙げた佳歩すらも、鈴仙に続いててゐの功績を褒め称えるのだから、
普段は素直になれないてゐも少しは照れくさそうに困惑する。
果たして、このいぶし銀のパートナーは結局、鈴仙の声掛けに対してどう答えたかと言うと……。


674 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 00:33:51 ID:mxpWWSlA
先着1名様で、

★てゐの反応→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→てゐ「そういえば『オリジンデューパー』があれば、『インビジブルデューパー』ももっと強くなるんじゃ…」
ダイヤ・ハート→てゐ「…………」黙ってガッツポーズ。てゐとのコンビプレイ経験値が+5!
スペード・クラブ→てゐ「分かってないなぁ、鈴仙ちゃん。私は別に裏方で良いのさ」謙遜?している!
クラブA→ねゐ「ヒャッホー! レイセンに褒められたー! うーれしー!」(※人違いです)

675 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 00:34:59 ID:???
★てゐの反応→ クラブ2

676 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 00:43:03 ID:???
危ねぇw惜しい気もするけど

677 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:10:58 ID:mxpWWSlA
★てゐの反応→ クラブ2 ★
スペード・クラブ→てゐ「分かってないなぁ、鈴仙ちゃん。私は別に裏方で良いのさ」謙遜?している!

鈴仙達の称賛について、普段の皮肉屋は受け入れ方が下手くそだった。

てゐ「分かってないなぁ、鈴仙ちゃん。私は別に裏方で良いのさ」

鈴仙「……む。折角人が褒めてるのに、素直じゃないわね」

てゐ「ふーんだ。1万年も生きてたら素直じゃなくなるに決まってんじゃん。
   それより鈴仙も頑張りなよ。このままだとFWとして佳歩ちゃんに負けちゃって、
   ダイビングヘッドからのねじ込みしか取り得がない、どっかのディフェンシブフォワードみたいになっちゃうよ〜?」

鈴仙「うぐぐ……ホントにムカつく奴なんだから!(……ま、これがてゐの味でもあるんだけどね。
    それと――気付いてるのか分かんないけど、顔若干赤くなってるし)」

反町「(なんだか不当に引き合いに出され、理不尽に悪口を言われたような気がする……)」

てゐはあまり嬉しそうでない風を装い、鈴仙に対してケチすらつけてくる。
勿論、これが本心からの拒絶で無いという事は鈴仙も分かっているので、
別に嫌な気分になる訳ではないのだが、……思う。

鈴仙「(てゐも、もうちょっと素直になってくれれば良いのに。
    でも……もしかしたら、私を慕ってくれる佳歩とかに遠慮して、わざと距離を置きたがってるとか……?
    ――いや、それはないか。だっててゐだし)」

子供っぽい外見の割に年長者を気取る少女は、鈴仙のそんな思いに対して敢えて無視するように、
ぷいと背中を向けて次のキックオフに備えていった。


*特に何もありませんでした。

678 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:12:07 ID:mxpWWSlA
――パルメイラスの方について、特段言及する事は少ない。
サルサノの失意も、キーガンの自身に対する静かな怒りも、誰もが想像できるものだったからだ。

トニーニョ「……前半終了直前だ。そこで1点を決める」

サトルステギ「おっ! となるといよいよ俺の『ダイナマ……」

ネイ「――悪いなサトル。次こそ『ブースターシュート』だ。お前はねじ込みに備えてくれ」

サトルステギ「ちぇーっ。ま、お前らのシュートの方が決定率は高いんだろうしなぁ。
         あの紫ちびっ子(さとり)にはリベンジしたくてたまんねーけど」

オルヘス「俺も。あの女性(静葉)にはもう負けられない……!」

キーガン「……勝負を大事にするのも良いが、感情に引きずられて正着を見失うようでは、プロ失格だ。
      俺は、トニーニョとネイのシュートに期待すべきだと思う」

次に取るべき手段について、感情的な側面から異論を放つ者こそ居れども、
彼らはサッカーに人生を捧げたプロ。中心たるべき選手が一喝をすると、それ以上のスタンドプレーには走らない。

679 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:13:17 ID:mxpWWSlA
トニーニョ「これで決まりだ。後半終了間際に俺が先に切り込む。『ブースターシュート』の性質上、
       俺の方がネイよりも高い位置に上がっておく必要があるからだ。
       そこも踏まえて、次はネイとのパスワークで攪乱する。
       そして――『ブースターシュート』を決める。オルヘス。リンコン。ゲレーロ。
       俺がしくじったら、お前達にフォローを任せる。……1点差で前半を終えるぞ」

トニーニョは静かに、しかし力強くそう宣言すると、選手達にポジションへと散るよう命じる。

トニーニョ「(諦めんといったら諦めん、か。……虚しい精神論などと馬鹿にして悪かった。
        今では俺も、それに縋りたい。――そして、勝ちたいよ。モリサキ)」

自身のキャプテンマークを撫でつけながら、トニーニョは決然と勝利へのビジョンを描き。
そして――。


ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!


実況「さあ〜! 恐らくは前半最後のキックオフとなるでしょうか!?
    パルメイラスのキックオフで試合再開です! パルメイラスはじっくりとボールを繋ぎ、
    攻め時を伺っており、後半に疲れを残したくないコリンチャンスも深追いしません!」

――前半戦の残り数分の多くは、両者互いの睨み合いで時間が過ぎた。
そのため、試合が動いたのは前半戦終了のまさしく直前。
前半29分30秒を超え、審判が1分と短いロスタイムを示したまさにその時だった。

トニーニョ「(今だ!)――いくぞっ!」

ダッ!



680 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:15:08 ID:mxpWWSlA
実況「おお〜〜! トニーニョ選手、ここで自分がドリブル突破に出た〜〜〜!
    これまでは後方でのパスが主体だった彼としては、珍しい方法での攻撃参加です!
    一体何を狙っているのでしょうか!?」

佳歩「鈴仙さま。私はタックルに行きます!」

ダッ!

鈴仙「(やはりというべきか、前半直前に仕掛けて来たわね!
    でも、上がって来たのはドリブラーのネイ君じゃなくてトニーニョ君か。
    これなら、まだ比較的ボールは奪いやすいと思うけど……佳歩と連携して、
    ボールを止めに、タックルに向かいうべきかしら?)」

A:佳歩と一緒にタックルに向かう!(鈴仙のタックル:52)
B:ここはフォローに備えて、動かない!
C:次の攻撃を見越して下がっておく。
D:「ドライブシュートで来なさい、トニーニョくん!」三歩歩いてドライブシュートに期待する。
E:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:720/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

681 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 01:17:14 ID:BAUeMswk
A

682 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 01:20:05 ID:/Y6P81Ik
A

683 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 01:26:00 ID:???
Dは原作ではやりそうw

684 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:30:07 ID:mxpWWSlA
A:佳歩と一緒にタックルに向かう!(鈴仙のタックル:52)

鈴仙「ここはなりふり構ってられないわね! 佳歩、私も行くわ!」

ダッ!

実況「トニーニョ選手のドリブル突破には、コリンチャンスの2トップが前で止めに行く!
    鈴仙選手と佳歩選手の二人がタックルに向かった!」

トニーニョ「(ここで失敗しては始まらない。何としても抜くぞ!)」

先着2名様で、

★トニーニョ→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★佳歩→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→トニーニョ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(オルヘスがフォロー)(反町とサトルステギで競り合い)(アリスさんがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。

【補足・補正・備考】
トニーニョのマークがダイヤ・ハートで、「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
トニーニョのマークがスペードで、「やや華麗なドリブル(+2)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤで「マインドストッパー(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
佳歩のマークがダイヤで「野兎タックル(+2)」が発動します。

685 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 01:33:17 ID:???
★トニーニョ→ドリブル 56 ( クラブA )( 4 + 6 )=★

686 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 01:35:48 ID:???
★佳歩→タックル 54 ( ダイヤQ )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=
 鈴仙→タックル 52 ( ハート10 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=★

687 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:35:52 ID:???
すみません、今まで見落としてましたが……
鈴仙はスキル・フェアプレイ精神により反則を犯さず、代わりに鈴仙が反則の条件を満たした場合−3のペナを負います。

が補足欄に必要でした。以後、きちんと記載するように努めます。



688 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:47:36 ID:???
★トニーニョ→ドリブル 56 ( クラブA )( 4 + 6 )=66★
★佳歩→タックル 54 ( ダイヤQ )( 3 + 3 )+(人数補正+1)+(野兎タックル+2)=63
 鈴仙→タックル 52 ( ハート10 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)+(アイドリングウェーブ+2)=62★

トニーニョ「抜くッ!」

ダダダダダッ!

佳歩「野兎タックルですっ! ――と、届かない……!」

鈴仙「だったら時間差タックル、『アイドリングウェーブ』も……駄目ね!」

実況「トニーニョ選手、気迫の籠った直線的ドリブルでコリンチャンスのFW陣を突破!
    普段の冷静なテクニシャンというイメージとは一味違う、力強い闘志が視られます!」

ネイ「ヒューッ、レイセンを泣かせるなんて承知しないぜ、トニーニョ!」

トニーニョ「俺がやらなければ、お前が泣かせていただろうさ。それより、行くぞ!」

バシュッ!

ネイ「はいよ、相棒!」

バシイッ!



689 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:48:39 ID:???
実況「そして二度目の正直、パルメイラス『ゴールデンコンビ』!
    反町選手率いるコリンチャンスの中盤を真正面から突破にかかります!」

反町「(凄いパスワークだ。俺じゃあ、パスコースを防ぐのが精いっぱいか……!?)」

アリスさん「ここは私が守るわ! 皆は先に逃げて!(フフフ……自己犠牲の精神で、皆に友情アピールよ……)」

てゐ「(なんか死にそうなヤツが居る件)」

実況「勿論コリンチャンスの中盤はパスカットを選択。前半終了間際に1点は奪われたくありません!
    後はトニーニョ選手達の闘志と反町選手達の意思の強さの勝負です!
    さあ、ゴールチャンスか、それとも否か!? 緊張の対決の結果は〜〜!?」

先着2名様で、

★ネイ→ゴールデンコンビ 58 (! card)(! dice + ! dice)=
 トニーニョ→ゴールデンコンビ 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★反町→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 アリスさん→パスカット 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 てゐ→パスカット 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ネイとトニーニョ、ワンツー成功。そして……!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(オルヘスがフォロー)(サトルステギがフォロー)(ライアがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ネイはスキル・ファンタジスタにより、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
アリスさんのマークがダイヤで「ムーンサルト上海(+4)」が発動します。
アリスさんのマークがハートで「上海人形カット(+3)」が発動します。
てゐのマークがクラブ以外で「フラスターエスケープ(+3)」が発動します。

690 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:51:05 ID:mxpWWSlA
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
また、スレ容量が500kbを超えたことから、次スレのスレタイを募集したいです。
次スレはパルメイラス戦の後半戦と、仲間の章パート4(描写・練習判定主体)になると思います。

【】鈴仙奮闘記40【】

の形で書いて提案して頂ければ大変嬉しいです。
それでは、本日も遅くまでお疲れ様でした。

691 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 01:51:52 ID:???
★ネイ→ゴールデンコンビ 58 ( ハート7 )( 2 + 2 )=
 トニーニョ→ゴールデンコンビ 58 ( スペード2 )( 5 + 6 )=★

692 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 01:53:34 ID:???
★反町→パスカット 51 ( JOKER )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=
 アリスさん→パスカット 56 ( クラブ8 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=
 てゐ→パスカット 54 ( ハート7 )( 6 + 2 )+(人数補正+1)=★

693 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 01:56:55 ID:???
>>641-642
押し通らなくて良かったです…(白目)
>>666
そんな感じのイメージのクリアですね。
ブランと揺れてヒューンと滑空するようなクリアです(謎)
>>676
因幡ねゐは強そうですけど、てゐ以上にめんどくさそうですね…w
>>683
トニーニョ君がここまで冷静な強キャラなのもキャプ森ならではですよね。
正直、リアルタイムでプレーしてた時は忘れていました(汗)
カルロスとかリベリオとかザガロとかサトルステギは覚えていたのに…

694 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 06:11:39 ID:???
【そして輝く】鈴仙奮闘記40【モリサキソウル】
【アイツが】鈴仙奮闘記40【私にくれたもの】

ついでに技の漢字名
【心雷裂弾】(マインドスパークルマイン)

695 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 13:54:26 ID:???
【森崎が】鈴仙奮闘記40【残したもの】

696 :森崎名無しさん:2017/07/16(日) 14:30:40 ID:???
【てゐちゃんは】鈴仙奮闘記40【照れ屋さん】
【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
【二つの】鈴仙奮闘記40【ブースターシュート】

697 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/17(月) 01:28:39 ID:nlhgDxHE
新スレを立ててきました。
【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1500215667/

皆さん、スレタイを色々と考えて頂いてありがとうございます。
今回は>>696さんのスレタイを採用しましたが、今後とも色々と考えて下されば幸いです。
>>694
スレタイ提案ありがとうございました。
新技の漢字まで考えて頂きありがとうございます。そう言えばあまり考えていませんでした…
(マインドスターマインが幻爆「近眼花火」なので、sparkle=閃光を加えた、
 幻爆「近眼閃光花火」とかかなぁ…っていう程度のイメージでした)
>>695
スレタイ提案ありがとうございました。
森崎はやはり中山や鈴仙も含め全ての原点なので、今後も大きな存在になっていきますね。(予定)
>>696
スレタイ提案ありがとうございました。
「不屈の心」が、森崎を原点に中山→鈴仙やパルメイラスメンバーへと広がっているという
印象だったので、今回採用させて頂きました。


698 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/17(月) 01:29:43 ID:nlhgDxHE
*すみません、またも反町君の軽傷治療済ペナを記載忘れてました。結果にて修正しています。
★ネイ→ゴールデンコンビ 58 ( ハート7 )( 2 + 2 )=
 トニーニョ→ゴールデンコンビ 58 ( スペード2 )( 5 + 6 )=69★
★反町→パスカット 51 ( JOKER )(*JOKERよりダイヤ15)+(人数補正+1)+(軽傷治療済-1)=66
 アリスさん→パスカット 56 ( クラブ8 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=63
 てゐ→パスカット 54 ( ハート7 )( 6 + 2 )+(人数補正+1)+(フラスターエスケープ+3)=66★
≧2→ネイとトニーニョ、ワンツー成功。そして……!?

バシッ、バシイッ!

反町「はぁっ!」

実況「反町選手、ここに来てキレのあるパスカットで負傷を感じさせないプレー!
    ですが……届かない! 動きは完璧でしたが、FWが本職故に、
    パスワークへのセンスは本職MFに劣ってしまうか〜〜!?」

アリスさん「ここは私が守る! ……守れなかった……」

てゐ「(ヤバいね。ここに来てあの坊主頭(トニーニョ)のモチベーションが高い。
    私の全力パスカットでも僅かに届かないなんて……!)」

バシイッ……パシッ!

ネイ「スゲーよ、トニーニョ!」

トニーニョ「ゴールを決めるまで安心するな! 次はネイ、お前のキックの精度が大事だ。
       間違いなくやってくれ。そうしたら――しっかりと決めてやる!」

ネイ「あたぼうよ、それっ!」

バシュウウウウウウウウウウウッ!

699 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/17(月) 01:30:56 ID:nlhgDxHE
実況「そして……中盤を超えた所でネイ選手が一旦ボールをトラップし。
    ――んんっ、これはシュートでしょうか!?
    ネイ選手がゴール前30メートル地点でシュートを行いました!
    ですが、幾らなんでもこの程度のシュートが止まらない訳はありませんが……!」

鈴仙「……ん?(なんか、デジャブを感じるような……?)」

穣子「ええっ? これなら私、普通のブロックでも防げるけど……行った方が良い?」

つかさ「(これって、もしや――)……いや、駄目です穣子さん。これはただのシュートじゃありません!」

さとり「(成程。大方の推測はできましたが、これが本当だとしたら……)……つかささん、穣子さん。
    私はこのシュート、あまりお役に立てないかもしれないわ。貴女達のブロックが頼りです」

鮮烈なパスワークを見せつけたパルメイラスのゴールデンコンビは、次は奇策に出た。
ネイは単純にボールを蹴り出した時、コリンチャンスの一同の反応はバラバラだった。
ミスキックと考える者、違和感を覚える者。そして具体的な危機をと捉える者。

お燐「え? さとり様どうしちゃったの? 必殺技でも無い普通のシュートだったら、
    さとり様でもグーパンチでボール破裂させる位出来るじゃないですか……って、ええっ!?」

そして、三番目の反応。即ちこのシュートこそ脅威であると勘付いた者は
最も少数であったが――やがて嫌が応にも、コリンチャンスの一同は気付く事になった。

トニーニョ「うおおおおっ!」

バァァァァァァッ!

トニーニョがそのシュートに対して猛追しており、そして。


700 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/17(月) 01:32:50 ID:nlhgDxHE

       トニーニョ「確実に決める! これが俺達の真実の友情。『ブースターシュート』だッ!」


               ――タッ、グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

                            ギュンッ!
                           バシュウッ!

      ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!


静葉「こ、これは……!?(私とした事が。即座にタックルに行けて居ればまた違ったのに……!)」

トニーニョはシュートを更に蹴り出し、その軌道と速度をより加速させる。
そう、これはまさしく――。

鈴仙「……私達の技だ!!」(←開いた手を大きく前方に突き出しながら)

てゐ「――『インビジブルデューパー』と全く同じ原理のシュート。
   まさか、幻想郷の外にも使い手が居るなんてね……!!」

――全幻想郷選抜大会でも猛威を振るった『インビジブルデューパー』。
一流のゴールキーパーすらからも数多のボールを心強い武器が今、
味方ではなく敵として鈴仙の前に立ちはだかる事となった。


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