キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/05(日) 20:32:29 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1500215667/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
イギリスで闇を乗り越えたさとり達の活躍もあり、リオカップの準決勝・パルメイラスに見事勝利した。

またその頃、イタリアではパチュリーと慧音が、互いにハイレベルな選手を目指すべく研磨を重ねていたが、
些細な事で対立。その時、慧音は一時ではあるが、豊聡耳神子の計画『ハイパーカンピオーネ』の一端に触れ、そして気付く。
これまで第三局として表だった対立を避けていた彼女達の陰謀が、今や決して無視できない物になっていると。
――そうした不安を抱きながらも、鈴仙達はいよいよリオカップの決勝戦、サンパウロとの対決に挑む。
サンパウロを牛耳る選手は、壊れた精神をサッカーで埋め合わせて蘇った怪物・大空翼と、
力を求め続け、ついには鈴仙とは真逆の道を進む事となったかつての親友・魂魄妖夢。
彼らの熾烈な攻撃を掻い潜り、コリンチャンスは前半戦途中で1−0のリードを得ており、一旦優勢ではあるが……?

73 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/07(火) 23:37:03 ID:0q19D/7Y
C:てゐの左サイドアタックに期待する。

鈴仙「(……サンパウロの布陣を思い出すのよ)」

鈴仙は脳内に、試合開始時に発表された両チームのフォーメーション図を思い出す。

−−@−− @レナート
B−C−A B石崎 Cアマラウ Aリマ
−−D−− Dドトール
−−G−− Gバビントン
E−−−F Eマウリシオ F新田
−−I−− I翼
−−−J− J妖夢
−H−−− Hストラット
サンパウロ 4−3−3
コリンチャンス 4−4−2
−H−J− H鈴仙 J佳歩
−−−−−
−−I−− Iパチュリー
G−−−F Gてゐ F反町
−−E−− Eアリスさん
BA−DC Bお燐 A慧音 D穣子 C静葉
−−−−− 
−−@−− @さとり

鈴仙「(……サンパウロは、ストラット君を前に上げて妖夢をシャドウストライカーの位置に置いている。
     そしてその結果、ストラット君から翼君。その後ろのSHのマウリシオ君との間。
     左サイド側にスペースが空いている。これを利用して、私達が滑りこむ事が出来れば……!)」

74 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/07(火) 23:38:19 ID:0q19D/7Y

鈴仙は豊富なスペースを利用した、左サイドアタックを考える。
ストラットという壁はあるものの、それを越えてしまえば、
鈴仙やパチュリーは広く攻勢に出る事ができ、結果として攻撃の幅が広がるだろう。
幸いにも鈴仙達には、その起点となるべき頼れる選手を知っている。
彼女の力があれば――更に言えば、彼女と鈴仙との連携技さえあれば、
コリンチャンスは充分に二度目のリードを狙う事は容易だ。
鈴仙は内心で彼女の――因幡てゐの名前を呼ぶ。

鈴仙「(次の攻撃の起点は……てゐよ。あいつのドリブルなら、ストラットは避けられる。
    あいつのパスがあれば、大空翼も怖くない。……よし)」

……そこまで考え、鈴仙は彼女に声を掛けようとして――


てゐ「……次は私かな、鈴仙」

鈴仙「――てゐ……!」

――言わずもがな、と言った様子でてゐが振り返って応じた。

鈴仙「良く分かったわね。私の考えてる事がわかるなんて、さとりさんに弟子入りでもしたのかしら?」

てゐ「それも面白そうだけど、別に。そんな事しなくても、鈴仙ったらずっと難しい顔で私を見てたからなァ。
    ――ま。期待されてんなら、やるっきゃないよね。それがワザ師の仕事ってヤツだしさ」

二人のやりとりは一見すると素っ気ない。
しかし知る者が見ると、二人の間には強固な絆があり、気の利いた言葉など不要である事が伺える。
長年の戦友にして悪友にして、親友。そんな呼び方が、二人には相応しかった。


75 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/07(火) 23:39:53 ID:0q19D/7Y
てゐ「最初は正直怖いしイヤだったけど。でも、お蔭で踏ん切りがついた。
    ……ここであいつらにビビったまま負けるなんて最悪だ。勝とうよ、鈴仙」

鈴仙「――ええ。……勿論よ」

てゐはクールに持ち場に戻り、鈴仙は親友への確かな信頼感を心の支えに、気持ちを整える。
ストラットの脅威は少しずつ消え去り、次への道筋が視えつつあった。そして――。



―――ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

実況「さあ! 前半13分、コリンチャンスのキックオフで試合再開となります!
    先程はもう少しで2点差という場面から追いつかれ、同点ゴールを許してしまいました彼らですが、
    少しずつその闘志の炎は戻りつつあります。鈴仙選手、まずはボールをパチュリー選手に戻し……。
    パチュリー選手は、左サイドに軽いスルーパス。すると……」

てゐ「――さあ行くよ。シロウサギドリブル、出発だい!」

スタッ。タッ……ダダダダダダダッ!

実況「これに対して、てゐ選手が猛スピードでボールをキャッチし、左サイドアタックだ〜〜〜!
    これまで紳士的で穏やかなプレーを見せるてゐ選手でしたが、
    ここに来て野性味あふれるプレーへと切り替えていきます!!」

ストラット「フン、気合いだけでボールが運べるか! もう一度奪って、逆転ゴールを決めてやるぜ!」

ダッ、ズザアアアアアアアアアッ!

実況「それに対して前線で打って出るのはストラット選手です!
    単身飛び出し、てゐ選手から強引にボールを奪い取ろうとスライディングタックルだ!」


76 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/07(火) 23:41:08 ID:0q19D/7Y

てゐ「……負けんよ、お前なんかにゃ!(そう。私は負けない。例えどんな手を使ってでも、ね……!)」

ビュンッ! ダッ!

実況「てゐ選手、突っ込んだ〜〜!!」

先着2名様で、

★てゐ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ストラット→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(パチュリーと翼で競り合い)(妖夢がフォロー)
≦−2→サンパウロボールに。
【補足・補正・備考】
てゐのマークがクラブ以外で「シロウサギドリブル(+3、吹飛2)」が発動します。
てゐがクラブで敗北した場合、スキル・マリーシアが発動し相手の反則になります。
(ただし、5以上の差で負けた場合はマリーシアが発覚します)
ストラットのマークがダイヤで「メガロタックル(+3、吹飛2)」が発動します。

77 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/07(火) 23:42:23 ID:0q19D/7Y
すみません、ストラットの人数補正はミスです。無視して判定してください。
(人数補正を消してあっても消してなくても、先着のレスにある判定を有効とします。)

78 :森崎名無しさん:2017/11/07(火) 23:42:34 ID:???
★てゐ→ドリブル 55 ( ハートJ )( 3 + 5 )=★

79 :森崎名無しさん:2017/11/07(火) 23:43:25 ID:???
★ストラット→タックル 54 ( ダイヤ2 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

80 :森崎名無しさん:2017/11/07(火) 23:43:39 ID:???
★ストラット→タックル 54 ( ダイヤ2 )( 4 + 4 )+(人数補正+1)=★

そのままにしておきます

81 :森崎名無しさん:2017/11/07(火) 23:44:34 ID:???
先生、ストラット君はどうやら456賽を隠し持ってるみたいです

82 :森崎名無しさん:2017/11/07(火) 23:47:51 ID:???
★ストラット→タックル 54 ( クラブ10 )( 4 + 6 )=★

83 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/08(水) 00:08:53 ID:wgNHFzFs
★てゐ→ドリブル 55 ( ハートJ )( 3 + 5 )+(シロウサギドリブル+3)=66★
★ストラット→タックル 54 ( ダイヤ2 )( 4 + 6 )+(メガロタックル+3)=67★
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして妖夢がフォロー

てゐ「どきなっ! 今の私に近寄るんじゃないよ! 『シロウサギドリブル』だッ!」

ストラット「奪い尽くせ、俺の右脚――『メガロタックル』だ!」

ドドドドドッ! ゴゴゴゴゴッ! ―――ガギイイイイイイイイインッ!

実況「てゐ選手のパワーとストラット選手のパワーが、左サイド付近で正面衝突〜〜!!
    ボールは火花を上げながら二人の脚の間で絡み合い、そして……!!」

ストラット「押し込む。押し込んで呑み込む!(接触プレーに怯えていた昔の俺はもう居ない。
       見てるか、バンビーノ。俺は、約束通り、強く、なったぞ……………!)」

てゐ「う、うぐううっ……!(――か、カッコ悪い。私カッコ悪いぞ……! 何やってんだよ、動けよぉ……!)」

――ガシイッ、ポロンッ……!

実況「ボールは……零れ球になった〜〜! ぶつかり合いはストラット選手が優勢でしたが、
    てゐ選手も最後の最後で意地を見せた格好です! ボールはコリンチャンス側やや右サイドに転がりますが……!」

シュンッ、バシッ!

妖夢「――繋ぐッ!」

シュンッ!



84 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/08(水) 00:10:07 ID:wgNHFzFs
実況「風のように颯爽と、妖夢選手がボールを奪い突撃していく〜〜!
    サンパウロ、妖夢選手による中央突破だ!」

妖夢「……!(パチュリー・ノーレッジ。かつての幻想郷三大フィールダーの一人とまで呼ばれたもやしの貴公女。
     だけど、今は私の方が強い。強くなくては、ならないんだ……!)」

パチュリー「…………(実戦で彼女と当たるのは初めて、か。
        先のパルメイラスとの練習試合で見せた危うさは、今も残っているのか。
        それとも、弱さを克服し、完全無欠のストライカーとして生まれ変われたのか。
        私が、この眼で確かめてあげるわ……)」

反町「(パチュリーさんは確か、イタリアでの修行に移る前に、妖夢さんの試合を見ていたんだったな。
     それがどんな試合だったかは分からないけど。さしものパチュリーさんも、彼女の圧倒的な実力に
     驚いていたに違いない。……だけど、そんなの俺には関係無い。俺は黙って静かに、自分の仕事をこなすまでだ!)」

タッ、ズザアアアアアアアアアアッ!

実況「妖夢選手には、トップ下のパチュリー選手。そして右のサイドハーフの反町選手が付きました!
    妖夢選手はこれまでも圧倒的なドリブル力で猛威を振るってきましたが、果たして今回はどうなるのか〜〜!?」

妖夢「抜くッ!」

ビュンッ!

85 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/08(水) 00:12:43 ID:wgNHFzFs

先着2名様で、

★妖夢→ドリブル 57 (! card)(! dice + ! dice)=★
★パチュリー→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 反町→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→妖夢、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(翼がフォロー)(新田がフォロー)(佳歩がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
妖夢のマークがダイヤで「芸術的なドリブル(+5)」が発動します。
妖夢のマークがハートで「高速ドリブル(+4)」が発動します。
妖夢のマークがスペードで「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
パチュリーのマークがダイヤ・ハートの時、「アグニシャイン(+2)」が発動します。
パチュリーはスキル・フォトシンセシスにより−3の差で敗北した場合必ず吹き飛びます。
反町のマークがダイヤ・ハートの時、「ネオポイゾナスタックル(+3)」が発動します。
※反町のテンプレの能力値が古い状態になってました。今回の判定値が正しいです。
 (反町のタックル値は54で、ネオポイゾナスは1/2発動です)

86 :森崎名無しさん:2017/11/08(水) 00:13:32 ID:???
★妖夢→ドリブル 57 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=★

87 :森崎名無しさん:2017/11/08(水) 00:14:08 ID:???
★パチュリー→タックル 54 ( ダイヤ10 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=
 反町→タックル 54 ( ハートA )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

88 :森崎名無しさん:2017/11/08(水) 00:17:32 ID:???
ストラットだけ引きが別次元なのな。

89 :森崎名無しさん:2017/11/08(水) 00:18:22 ID:???
Nice poison

90 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/08(水) 00:20:35 ID:???
妖夢が芸術的ドリブルでパチュリーを圧倒するも、
反町の大活躍で零れ球に! ボールは新田と佳歩で奪い合いだ!
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。

>>81
有効じゃない判定まで全部4以上ですね…(白目)
>>88
反町の引きも何気に良い感じですね。
>>89
これは女性(園児)に大人気な毒の魔術師ソリマチ卿ですね。

それでは、本日もお疲れ様でした。

91 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/08(水) 23:57:09 ID:???
今日の更新はお休みします。明日は更新できると思います。

92 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 22:21:13 ID:???
★妖夢→ドリブル 57 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )+(芸術的なドリブル+5)=69★
★パチュリー→タックル 54 ( ダイヤ10 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)+(アグニシャイン+2)=61
 反町→タックル 54 ( ハートA )( 5 + 6 )+(人数補正+1)+(ネオポイゾナスタックル+3)=69★*フラグ習得!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして新田がフォロー

妖夢「行きます……!」

ギュンッ、シュパパパッ、クイッ……!

パチュリー「…………!(かくも上手に『芸術的なドリブル』を使いこなすなんて……!
        これでは、ドリブルスピードの分、私よりも彼女が格上と認めざるを得ないわね……)」

妖夢が繰り出した超絶的な技巧に。そしてそれが付け焼刃でなく、
彼女の才能と努力によって裏打ちされた確かなものであるという事実を前に、
パチュリーは無意識で、『このドリブルは抜けない』と諦めてしまっていた。

反町「(な、なんだこれは……! 雲の上の存在過ぎる……!)」

世界トップクラスのプレイヤーであるパチュリーでさえもそうなる以上、
パチュリーよりも一段格が落ちる反町が途方に暮れるのも仕方なかった。
オールラウンドなFWである彼はタックルの腕も決して悪くは無い――むしろチームでも上位には入るが、
その程度の腕前で、今の妖夢のプレーを止める事は不可能と思いさえした。
――しかし、それは最初の一瞬だけだった。

反町「(いや……そんなんじゃダメだ! 決めたじゃないか。穣子さんや静葉さんを守れるような、
    そんな力を持つ強い男になってやるって、フランスでの戦いを通して決意した筈じゃないか!
    だいいち、俺が怖いのは日向だけだ。日向以上の天才が現れたとしても、そいつは少なくとも、
    俺にとっては―――怖くない!)――うおおおおおっ!」


93 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 22:23:13 ID:???

カッ! ゴオオオオオオオッ! ――シュバァァァァァァンッ!

幻想を通して守るべきものを得た反町は、もう、かつての弱気な少年では無かった。
(未だに若干後ろ向きな部分もあるが)、前向きに眼前の敵と戦うに際して、彼はもう恐れてはいなかった。
だから彼は、全力のタックルに向かう事ができ。

妖夢「(パチュリーさんを抜いた。後はパッとしない雑魚を抜きさえすれば……)――って、え?」

――シュバァァァッ……バチイッ!!

逆に、パチュリー・ノーレッジという壁への恐怖を振り払うようなドリブルに出た妖夢は、
その反動で、反町への警戒心を落としてしまっていた。その結果――ボールは、妖夢の足元から零れる。

実況「――こ、これは……反町選手、ファインプレーだ〜〜〜〜!!
    妖夢選手の芸術的ドリブルを前にひるまず、真っ直ぐボールを見切って、後方へと掻き出しました!
    これは繊細なテクニカルプレーヤーではできない、大胆さの入り混じった動き!
    かつては目立たない控えFWだった反町選手はどうやら、幻想郷やフランスでの修行で、一皮も二皮も剥けたようです!」

穣子「いよっしゃぁぁっ! さっすが私達の一樹くんだよ!」

静葉「……見事ね、反町君」

反町「(……今ので、もっと大胆なプレーの間隔が掴めた気がする。もしかしたら、できるかもしれない。
     『ネオポイゾナスタックル』を更に超える、俺流の最強タックルが……)」

*反町がタックルフラグを習得。次に11以上で勝利した場合、フラグを回収します。


94 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 22:24:30 ID:raUQx49s
ポーンッ、ポムッ。

新田「(姉御がやられた! でも、まだ大丈夫だ。俺がこのままフォローしてボールを運べば……!)」

佳歩「(ここです。ここでボールを奪えば、2点目に繋げられる……!!)」

タッ、タタタタタッ……!

実況「ボールをフォローしたのは、妖夢選手の後方を走る、サンパウロ右SHの新田選手!
    ですがそこには、近い位置のコリンチャンス右FWの佳歩選手が詰め寄ります!
    新田選手、ここで粘れるか! 佳歩選手、ここで奪えるか!?」

新田「(これまでの試合を見る限り、この子のタックルは軽い。だからきちんと、いつも通りのプレーさえできれば……!)」

佳歩「(これまでの試合を見る限り、あの人のドリブル力は高い。だから今こそ、全力以上のプレーをしなくては……!)」

先着2名様で、

★新田→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★佳歩→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→新田、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(翼がフォロー)(バビントンがフォロー)(鈴仙がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
新田のマークがダイヤで「高速ドリブル(+4)」が発動します。
新田のマークがハートで「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
佳歩のマークがダイヤで「野兎タックル(+2)」が発動します。

95 :森崎名無しさん:2017/11/09(木) 22:25:50 ID:???
★新田→ドリブル 55 ( クラブ4 )( 1 + 5 )=★

96 :森崎名無しさん:2017/11/09(木) 22:26:32 ID:???
★佳歩→タックル 50 ( スペード8 )( 4 + 1 )=★

97 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 23:10:19 ID:raUQx49s
★新田→ドリブル 55 ( クラブ4 )( 1 + 5 )=61★
★佳歩→タックル 50 ( スペード8 )( 4 + 1 )=55★
≧2→新田、ドリブル突破。

タタタッ……!
  ――ズザアアアアッ!

ここで奪われては(通しては)いけない。
そう力んだ二人は、共に従来の実力を出し切る事が出来なかった。

――グッ。……スパァッ!

佳歩「……くっ!」

新田「よし。抜いたぞ……!」

よって、勝負は地力の高い方が――すなわち新田が順当に勝利した。

実況「新田選手、緊張が見える力んだ動きでしたが、それでも佳歩選手のタックルを躱しきる!
    反町選手とパチュリー選手が妖夢選手への対応に向かった結果、
    右サイドにスペースが空いている今、サンパウロは攻撃のチャンス!
    新田選手は当然、そのまま右サイドを突き進みます!」

穣子「お、お姉ちゃん。私が土台になるから、『オータムスカイラブタックル』の準備を……!」

静葉「――いえ、待ちなさい穣子。……どうやら、『彼』が動くわ」

静葉は穣子を制しながら、フィールドの中央を指し示す。
彼女の言う通り、『彼』は、大きく羽ばたくようにダッシュを始めると――。

98 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 23:11:42 ID:raUQx49s
翼「―――こい! おれに もってこい!!」

バリッ、バリバリバリッ………!!

周囲を点滅させんばかりの勢いで、そう力強く宣言した。

新田「――は、はいっ!」

バシイッ……!

新田は、彼の号令には無条件で従わざるを得なかった。
そしてその光景は極めて自然的だった。弱者は、強者の命令に従わなくてはならない。
そんな自然界の掟に則るがごとく、ボールは新田から翼へと渡される。

翼「――さて。ストラットをあまり消耗させてはいけないし、魂魄さんは失敗しちゃったし。
   ここは俺が決めに行こうかな?」

タッ! ゴオオオオオオオオオオッ!!

ボールを得た瞬間、翼の闘志と殺気は爆発する。
先の鈴仙との対決では、彼は未だ全力を出していなかったのだ。
自由に。鳥が自らの翼で空を飛ぶように、彼は全エネルギーを放出しながら、
コリンチャンスのバイタルエリアへと向かっていく。


99 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 23:12:59 ID:raUQx49s

アリスさん「な、何よ……そんな余裕ぶっこいちゃって。
       そんな態度してると、トモダチ無くすわよ! この私のように!!」

それに対抗できるのは、ボランチの位置に立つアリスさん。そして――。

慧音「(ここで彼に、ミドルシュートを撃たせてはならない! 次こそは守り抜く!)」

試合前の打ち合わせ通り、ラインを上げてディフェンスに向かっていた慧音の二人。
(穣子は静葉との連携に備え、また、新田のドリブルを警戒していた為、やや出遅れていた)

翼「うん。相手に不足はないね。――全力で行くよ!」

ド ン ッ !

彼女達二人は、改めてサッカーの怪物と対峙する。


100 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 23:15:34 ID:raUQx49s

先着2名様で、

★翼→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アリスさん→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)=
 慧音→タックル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→翼、ドリブル突破。そして……!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ストラットがフォロー)(慧音がフォロー)(静葉がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
翼はスキル・ファンタグラジスタにより、
 @ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とする
 A接触行動時、必殺技以外の自分に対する不利な補正(自分のマイナス補正、敵のプラス補正)を無効化する
   ※効果により、アリスさん達の人数補正が無効化されています。
 B全ての接触行動に吹飛係数2
 Cプレイ不能になるまで負傷ペナが発生しない     を持ちます。
翼のマークがダイヤで「クリップジャンプ(+5)」が発動します。
翼のマークがハートで「ヒールリフト(+4)」が発動します。
翼のマークがスペードで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
慧音のマークがダイヤ・ハートで「草薙の剣(+3、吹飛4)」が発動します。
アリスさんのマークがダイヤで「トリップワイヤー(+2)」が発動します。

101 :森崎名無しさん:2017/11/09(木) 23:16:33 ID:???
★翼→ドリブル 56 ( クラブ10 )( 5 + 1 )=★

102 :森崎名無しさん:2017/11/09(木) 23:16:46 ID:???
★翼→ドリブル 56 ( ダイヤ10 )( 1 + 6 )=★

103 :森崎名無しさん:2017/11/09(木) 23:18:20 ID:???
★アリスさん→タックル 54 ( クラブ5 )( 5 + 1 )=
 慧音→タックル 56 ( ハートK )( 6 + 5 )=★

104 :森崎名無しさん:2017/11/09(木) 23:20:03 ID:???
アリスさん……

105 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 23:42:56 ID:raUQx49s
すみません、フォロワーが少しおかしい事になってますね(汗)
慧音がフォローは、穣子がフォローに読み替えてください。
そしてアリスさん…残念ながら当スレでは地上プレーは上から判定制度を取っているため、
アリスさんが翼を負傷させ(ペナ無効ですが)、慧音の覚醒は判定されません(泣)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★翼→ドリブル 56 ( クラブ10 )( 5 + 1 )=62★*反則受&負傷!
★アリスさん→タックル 54 ( クラブ5 )( 5 + 1 )=60*反則!
≦−2→コリンチャンスボールに。…と思いきやアリスさんの反則で翼が負傷!?

翼「トモダチ……? そんなの、サッカーがあれば要らないじゃないか!
  人類は、サッカーを通して統一思考を獲得でき、個人と集団の区別は無くなる。
  地球幼年期の終わりは、サッカーによって齎されるのさ!」

ダッ!

アリスさん「サッカーで思考を統一する事が出来れば、私が集団からの孤独に苛まれる事も無くなる。
       全てがサッカーになれば、被害妄想と猜疑心による苦痛を産み続ける、私の自我という呪縛から解放される……?」

同じファンタジスタの素養を持つ者同士の習性か、アリスさんは翼の思想に若干の理解を見せていた。

フラッ……!

慧音「(! アリスさんの動きにブレが生じた! そしてそこは……)危ない、アリスさーーん!」

そして、アリスさんが動揺を見せた時。その事故は起こった。

フラリ……グワッシャアアアアアアアアンッ!!
 ――ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


106 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 23:44:42 ID:raUQx49s
アリスさんは朦朧とした中で、誤って翼の左脚を思いっきり削ってしまっていた。
審判は慌てて笛を吹くも、スパイクの突起が足の骨にまで到達せんレベルまで貫通しており、
どう考えてもプレイ続行は不能――下手をすれば今後の選手生命にすら関わる可能性すら予想される。

実況「あ、ああ……! これは、反則です! アリスさん選手、バイタルエリア手前。
    ゴールからおよそ30メートルの距離にて、翼選手に大けがを負わせてしまいました!
    今、救急隊がベンチから出てきました! 担架を運んできています!!」

アリスさん「し、しまったわ……!?」

やがて、慌てた表情の審判がアリスさんに駆け寄って来た。
翼の負傷の手当ての前に、簡単に裁定を告げておこうと考えたのか。
彼はポケットにあるカードを確認し。そして――。

先着1名様で、

★アリスさんの運命→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER→審判のパルスィ「あんたの正体は、私のスペカで出てくる分身だったのよ」アリスさん「貴女は私、私は貴女……!?」
J〜K→お咎め無し
7〜10→厳重注意
2〜6→イエローカードが出た!
1→レッドカード!? さよならアリスさん…

107 :森崎名無しさん:2017/11/09(木) 23:46:12 ID:???
★アリスさんの運命→ ハート2

108 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 23:48:02 ID:???
アリスさんは辛うじて生き延びるも、得意のドリブル突破に制約が……!?
――と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
次回更新は、(たぶん)妖夢のミドルシュートが飛んで来るところからになります。
>>104
プレースタイルの関係もありますが、アリスさんって良く反則取られてる気がします。

それでは、本日もお疲れ様でした。

109 :森崎名無しさん:2017/11/09(木) 23:50:47 ID:???
乙でした
サルサノ神、どうか僕らに力を……

110 :森崎名無しさん:2017/11/10(金) 09:16:45 ID:???
乙でした
翼はここで交代かな?

111 :森崎名無しさん:2017/11/10(金) 09:32:23 ID:???
ペナ無いし続投だと思うよ

112 :森崎名無しさん:2017/11/10(金) 16:46:55 ID:???
翼ってそういえばこの試合クラブな気がする
このままクラブ活動してほしいな

ストラットは自重してね

113 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/10(金) 23:59:02 ID:???
更新再開します。
>>109
乙ありがとうございます。サトリ神も必殺技が出ればそこそこだから…(震え声)
>>110
乙ありがとうございます。翼は交代しないですね。
>>111
中核選手が負傷して退場だったら面白くないかな、
と思った上でのスキルでもあります>ファンタグラジスタ
>>112
折角なので翼にはもっと活躍して欲しいですね…
ストラット「ようし! 俺も自重してクラブ活動するぞ!(シュート判定で)」


114 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:00:07 ID:???
★アリスさんの運命→ ハート2 ★
2〜6→イエローカードが出た!

審判「……注意散漫な危険プレーは控えるべきだ!」

ピッ。 ――ざわっ……!

アリスさんに渡されたのは黄色の札。警告を意味するイエローカードだった。

実況「ああ〜っと! アリスさん選手、ここでイエローカードを貰ってしまいました!
    派手なドリブルでの突破力に定評のアリスさんにとって、これは痛い!」

アリスさん「くっ……! 世界はいつも私を拒絶する……!!」

慧音「(寺子屋にもこんな生徒が居るな……主語が常に無駄に大きいというか、被害者意識が強すぎるというか)」

アリスさんはいかにも悲劇のヒロインぶった風体で地面に倒れ伏す。
しかし残念ながら、今この場の注目を集めているのは彼女ではなかった。

翼「……………」

ボタ、ボタボタ……。

実況「救急隊が翼選手の負傷部位を確認しましたが……どうやら傷は深いようです!」

実況や観客が注目しているのは、あくまで先のプレイで大怪我を負った翼だった。
彼は仰向けになりながら、空に向かって虚ろな視線を投げかける他、何の反応も見せずに倒れている。

115 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:01:33 ID:???
観客「キャアアアアアアアアアアッ!」「マジかよ、ツバサ……」「これからだってのに……!」
   「この怪我はもうダメだ。アイツは引退だな」「むしろ命の危機だろ!?」「うわっ、血、出すぎ……」

実況「救急隊から情報が入りました! 大空翼選手は、下肢の神経に大きなダメージを負っているほか、
    大動脈からの出血も止まらないとの事であり、ただちの手術と緊急輸血が必要不可欠との事です!」

そして、そんな彼の様子を見て周囲の人間はますます騒ぎを大きくする。
フィールド上の誰もが、この負傷で大空翼の退場は確定。
下手をすれば将来にも影を落とすかもしれない。そう信じて疑っていなかった。

ストラット「やれやれ……運が悪かったなァ、翼」

バビントン「この分なら、交代は必要なさそうだね」

新田「何を皆慌てふためいているんだ。この程度の怪我で、あの魔物が死ぬわけないだろ」

妖夢「今の内に息を立て直すぞ、新田君(次のフリーキックは多分私。……決めないと)」

だからこそ、一部の冷静な観客達は気付き、思う。
――なぜ、サンパウロのメンバーはこの大怪我を前に、こうも楽観的なのだろうか?


116 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:02:40 ID:???

パチュリー「……鈴仙、分かってると思うけど」

鈴仙「え? ……あ、はい! 救命措置ですよね。私も医師の卵ですし。手伝える事もあると――」

パチュリー「はぁ……違うってば。――まぁ、百聞は一見に若かずとも言うし。見ておけば良いわ」

サンパウロメンバーを除いては、賢者として深い知識を持つパチュリーだけは完全に看破していた。

鈴仙「見る? 何をですか? スポーツ時に発生した大動脈解離の応急処置事例とか、そんな系な?」

パチュリー「違うわ。――今からあんたが見る事になるのは、そんな科学的なものじゃあない。
        今から見るのは、そうね。強いて言うなら……幻想的なモンスターの生態学、かしら」


実況「緑のフィールドが真っ赤に染まっていく地獄絵図の中、翼選手が今、担架に運ばれて退場です!
    サンパウロが代理選手として出すのは、バチスタ選手でしょうか、それともプラトン選、手……?!」

ガシッ。

アマラウ「(ちっ、お昼寝でもしてたか? 良いご身分だぜ)」

救急隊が地面に差し出した担架を、彼は確かに握り締めると。

グッ……。ズッ。ズズッ。

ドトール「(奴の生命力は、現代医学の見地では計り知れぬよ。全く)」

負傷した脚を庇う事なく、ごく自然に立ち上がり。


117 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:06:50 ID:???
グイッ。ズルッ……ギュッ。

負傷した箇所に出来た穴を、別の健康な部位から肉をほじり出して埋めてしまうと。

リマ「リ、リママ……! 今のでおしっこちびっちゃったリマ!!!!!」

スッ……キラキラキラッ!

翼「ふう。……今のは、ちょっと痛かったよ?」ニコッ

スクッ……シュンッ! クルクルクルッ、スパッ!

実況「な、何という事でしょう……! 翼選手、先程の負傷が何事も無かったかのように、
    全く錆びる事の無い動きで立ち上がり、再び走り出しました……!
    まるで痛覚が無い、ロボットやサイボーグを見ているようです……!!」

ざわっ……!!

観客席「う、うわあああああああああああ!?」「え? でも、さっき大けがだって……!?」「誤報じゃないのか?」

ジェトーリオ「うっひゃ〜無理しちゃって。でも、本気で痛くないのかな? 俺、人の演技を見破るのは上手いと思うんだけど」

サンタマリア「……恐らく、痛くないんだろうよ。どんな修行をしたのか知らないが、奴には通常の人間が持つべき恐怖心や恐れが無い。
        それこそまるで、戦いのみを至上とし、死ぬまで剣を振るい続けるグラディエーターのように……」

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:09:03 ID:???

翼「――次のフリーキックは、魂魄さんに任せるよ。俺はこれから5分位治療を受けて来たいし、
  ストラットは一回撃っちゃったし、新田じゃあアテにならないからね」

妖夢「……ああ、分かった」

石崎「(そうだよ。俺のヒーローは死なないんだ……! この位の負傷では死なない。
     殺すためには、心臓じゃあダメだ。脳味噌を、一瞬で握り潰さない限り、殺せないんだよぉ……!!)」

観客が明らかな恐怖を示すのを尻目に、翼は颯爽とベンチへと戻る。無論、一人で歩いてだ。
まるで少し足を捻ったかのように、彼は笑顔を見せながら、フィールドから一時消えた。
恐怖が消えた後、フィールドに残されたのは、悠然とした態度のサンパウロの選手達と、茫然と立ち尽くすコリンチャンスの選手達。
そして、アリスさんへのイエローカードと、サンパウロのゴール前30メートルでの、フリーキック権のみだった。


*翼が負傷したため、一時退場しました。5分後に復帰します。
 (スキル・ファンタグラジスタのため、負傷ペナ−2は発生しませんが、
  軽傷未治療の場合、負傷率が上がってしまう事を見越してのGM判断です)

119 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:22:07 ID:???
鈴仙「ば、化け物よ……! あんなケガをしたのに、平然としてるなんて……!」

てゐ「化け兎の私らが言うのも滑稽だけど。まあ、そうだよねぇ」

パチュリー「いえ。決して彼とて平気では無い筈よ。今治療に行ったのがその証拠。
        恐らく、精神が不死身でも、肉体がそれに追いついていないのでしょうね。
        だから、まあ。……何度かあのレベルのケガを負わせれば、勝てるわ」

反町「(もはやサッカーをしているのか、怪物退治をしているのか。良く分からなくなって来たぞ……?)」

慧音「それよりも……今は、次のフリーキックだ。――恐らく、サンパウロは狙いに来るだろう」

てゐ「だろうねぇ。嫌な話だけどさ」

現実離れした超人が去ると、彼女達も次第に現実的な考えを取り始める。
――即ち、次のフリーキックをどう対処するか、である。

静葉「私達は、『オータムスカイラブブロック』に出るべきかしら」

お燐「う〜ん。でもさ、それしちゃったらさ。DFが3人にならない?
    それはあたい的にも、是非とも避けたいと言いますか、吹っ飛びたくないと言いますか……」

さとり「自分の前に一人でも多くの壁を置いといて欲しいという、お燐の不純な動機は見え見えだけど。
    ――確かに、壁を何枚置くかは大事ですね」

鈴仙「そうねぇ……基本的には、壁は4人は居た方が良いと思うけど。
    そうなると、今の静葉さんをSBに置いた4バックでは、『オータムスカイラブブロック』が使い辛いのよね。
    方法としては、MFかFWの誰かにも壁になって貰うか、あるいはブロックが上手いつかさを交代させるか、
    そのどっちかかしら……」

120 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:24:45 ID:???

佳歩「では、鈴仙さまがDFになると言うのはどうでしょうか。鈴仙さまの瞳の力があれば、
    シュートの威力も幾分か弱まるかもしれないですし」

パチュリー「……いえ。それには反対ね。理由は一つだけある。……即ち、次のキッカーとなる可能性が高い魂魄妖夢は。
       恐らく、鈴仙の『狂気の瞳』が通用しない可能性があるから」

反町「(キャプテンの能力が……通用しない?)」

穣子「なるほど。たしかに、ストラット君が次も来る! ……って可能性は低そうだよねぇ」

鈴仙「(う〜む。色々と細かい意見はあるみたいだけど。結局、どうすべきかしら……)」

――鈴仙も発言しながら、この局面をどう打破すべきか考える。
恐らくはミドルシュートが飛んで来る可能性が高い、次のフリーキック。
前半も間もなく半分という局面で点を取られたくないのは当然にしても、
妙案という妙案は思いつかない。

鈴仙「(……順当に行ったとしても、決してミスでは無いと思うけど。
     一応、色々な可能性を検討しておこうっと)」

121 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:26:03 ID:9R2+JxZ2

いつもの事ながら、地道にあらゆる可能性を検討する鈴仙。そんな彼女が選んだ守り方は……。

A:順当にお燐、慧音、穣子、静葉の4人にブロックして貰う。
B:穣子と静葉は『オータムスカイラブブロック』に出て貰う。(DFは3人)
C:B+4人目のDFとして誰かに下がって貰う。(壁となる選手を更に選択)
D:B+選手交代し、4人目のDFとしてつかさに下がって貰う。(交代選手を更に選択)
E:その他 さとり「壁は(ry」の方はこちらで

鈴仙のガッツ:970/990


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

122 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 00:37:53 ID:nHZvxnHI
A

123 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:00:53 ID:FGYJ7hBY
A

124 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:11:22 ID:9R2+JxZ2
A:順当にお燐、慧音、穣子、静葉の4人にブロックして貰う。

鈴仙「――やっぱり、フリーキックを止める為には大技よりも、
    如何に多くの人数を作って止めるかが大事よ。
    そして、試合はシュートを止めて終わりじゃない。
    止めて、次を狙わなくちゃいけない。……だから、」

慧音「――了解したよ、鈴仙。……私達DF4人が、守らせて貰おう」

穣子「妖夢ちゃんのシュートなんて、私の『ロイヤルスイートポテトルーム』にご宿泊させちゃうよ!」

静葉「私は、単なる人数稼ぎ程度にしかなれないでしょうけど。全力を尽くさせて貰うわ」

お燐「うにゃ〜、吹っ飛びたくない〜。……でも、行くしかないね。みんな、さとり様の弔い合戦だ!」

さとり「だから私は死んでないって……」

――妙案がない時は、順当な策こそが最善。
そう考えた鈴仙は、慧音を筆頭とするDF4人に対しブロックを依頼した。
そして――間もなく、ホイッスルが鳴る。


125 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:17:26 ID:9R2+JxZ2
ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ、試合開始はサンパウロのフリーキックからです! サンパウロのキッカーは……!」

先着1名様で、

★サンパウロのキッカー→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→リマ「リマが決めるリマーッ!」リマ、暴走!
ダイヤ・ハート・スペード・クラブ7以上→妖夢「翼君の言う通り。私が決める……!」
クラブ2〜6→ストラット「ここで撃つと俺の体力も厳しいが。全力で決めてやる……!」
クラブA→妖夢「翼君の言う通り。私が決める……」ストラット「(と、見せかけて……!)」

126 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:18:09 ID:???
★サンパウロのキッカー→ ハート2

127 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:38:46 ID:9R2+JxZ2
★サンパウロのキッカー→ ハート2 ★
ダイヤ・ハート・スペード・クラブ7以上→妖夢「翼君の言う通り。私が決める……!」

妖夢「(決める。決めて――私は、自らの強さを証明する!)」

タッ……!

実況「キッカーは……やはり順当に、サンパウロのストライカー・魂魄妖夢選手です!
    彗星のように現れた彼女でしたが、ストラット選手にも勝るとも劣らない活躍で、
    この大会においても、得点王の第一候補として挙げられています!!」

鈴仙「(出たわね、妖夢……!)」

――サンパウロのキッカーは翼が指名した通り、妖夢が出る。

反町「(妖夢さんか……。幻想郷では、西行寺亡霊連合のFWとして出場していた位の印象しか無いけれど。
     確かに、俺よりも更に格上の――日向にも比肩する程のストライカーって風格はあるな)」

パチュリー「(妖夢のミドルシュートの威力は、先のストラットの『インゲンスゾーンシュート』に比べては劣る。
        とはいえ、『メガロゾーンシュート』クラスの威力はあるでしょうね……)」

さとり「(ゴールから30メートル以上の距離はあるとは言え、私のパンチング力では心許ないでしょうね。
     ……だけど、私だってそう何度も吹っ飛ぶ気は無い。光を掴み取ります!)」

彼女が静かにボールの位置を確かめる姿を見て、コリンチャンスの仲間達は様々に思いを馳せる。
そして――。


128 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:40:50 ID:9R2+JxZ2
グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

妖夢「――この、『未来永劫斬・改』に。斬れぬゴールなど……!」

実況「妖夢選手がゆっくりと右脚を上げました! これはやはり必殺シュート!」

グンッ――!

妖夢「あんまり? ――否! 斬れぬゴールなど、全く! 無い……!!」

スヒンッ! ……ズバァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

慧音「来るぞッ!」

お燐「い、今スヒンって。ズバアッって音がしたー!? あれって単なる斬撃だよ。シュートじゃないよー!?」

静葉「……!(覚悟してはいたけれど。やはり私では追いつけない! 穣子、皆。頼んだわ……!)」

穣子「止めるよ。どんなシュートだって!」

バッ! バババッ!

さとり「……!!」


129 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:42:24 ID:9R2+JxZ2
先着4名様で、
★妖夢→未来永劫斬・改 65 (! card)(! dice + ! dice)+(フリー補正+2)=★
★穣子→ブロック 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 静葉→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2=★
★お燐→ブロック 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 慧音→ブロック 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2=★
★さとり→パンチング 61 (! card)(! dice + ! dice)+(30m補正+2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ストラットがねじ込み)(マウリシオがフォロー)(アリスさんがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→妖夢の『未来永劫斬・改』がコリンチャンスゴールを切り裂く!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ストラットがねじ込み)(サンパウロのコーナーキック)(アリスさんがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。

【補足・補正・備考】
穣子のマークがダイヤで、「ロイヤルスイートポテトルーム(+8、250消費)」が発動します。
穣子のマークがハートで、「スイートポテトルーム(+6、150消費)」が発動します。
穣子のマークがスペードで「ポテトルーム(+4、100消費)」が発動します。
穣子はスキル・丈夫な身体により必殺ブロック発動時、吹き飛び・負傷を無効化します。
お燐のマークがダイヤで、「ゴーストタウン(+6、150消費)」が発動します。
お燐のマークがハートで、「ゴーストブロック(+4、100消費)」が発動します。
慧音のマークがダイヤで、「八咫の鏡(+6、150消費)」が発動します。
慧音のマークがハートで、「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
さとりのマークがダイヤ・ハートで「光を掴みます!(+3)」が発動します。

130 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:43:10 ID:???
★妖夢→未来永劫斬・改 65 ( ダイヤA )( 6 + 2 )+(フリー補正+2)=★

131 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:43:13 ID:???
★妖夢→未来永劫斬・改 65 ( クラブ6 )( 4 + 4 )+(フリー補正+2)=★

132 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:43:20 ID:???
★妖夢→未来永劫斬・改 65 ( スペード7 )( 1 + 6 )+(フリー補正+2)=★

133 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:45:03 ID:9R2+JxZ2
…と、いったところで今日の更新はここまでにします。
すみません、静葉と慧音の人数補正右の括弧”)”が消えていますが、このままお引き下さい。
(修正して頂いていても、そのままでも、通常通り先着順で受け付けます。)

それでは、本日もお疲れ様でした。

134 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:45:50 ID:???
★穣子→ブロック 56 ( クラブ5 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)=
 静葉→ブロック 50 ( クラブ8 )( 2 + 2 )+(人数補正+2=★

135 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:45:58 ID:???
★穣子→ブロック 56 ( スペード9 )( 1 + 5 )+(人数補正+2)=
 静葉→ブロック 50 ( スペード4 )( 2 + 3 )+(人数補正+2=★

136 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:47:35 ID:???
★お燐→ブロック 53 ( ダイヤ2 )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=
 慧音→ブロック 56 ( スペード2 )( 1 + 5 )+(人数補正+2=★

137 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:49:10 ID:???
★さとり→パンチング 61 ( ダイヤ6 )( 6 + 5 )+(30m補正+2)=★

138 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 07:15:52 ID:???
ブロッカー達の技が全然発動しなくて一瞬焦ったけど流石サトリ神
さあ反撃だ、乙でしたー

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 18:18:02 ID:9R2+JxZ2
※書き忘れていましたが、妖夢の『未来永劫斬・改』には吹き飛び係数2があるため、結果にて反映します。
★妖夢→未来永劫斬・改 65 ( ダイヤA )( 6 + 2 )+(フリー補正+2)=75★
★穣子→ブロック 56 ( クラブ5 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)=67*吹き飛び!
 静葉→ブロック 50 ( クラブ8 )( 2 + 2 )+(人数補正+2=56★*吹き飛び!
★お燐→ブロック 53 ( ダイヤ2 )( 4 + 2 )+(人数補正+2)+(ゴーストタウン+6)=67*吹き飛び!
 慧音→ブロック 56 ( スペード2 )( 1 + 5 )+(人数補正+2=64★*吹き飛び!
★さとり→パンチング 61 ( ダイヤ6 )( 6 + 5 )+(30m補正+2)+(光を掴みます!+3)=77★*フラグ回収!
≦−2→コリンチャンスボールに。

ギュイイイイイイイイイイイインッ!!

まるで剣の一閃を再現したような、鋭利で衰える事の無いシュートの軌道は、穣子達DFを圧倒した。

ズバアッ!

穣子「ほんぎゃっ!?」

ズヒインッ!

静葉「カッターナイフよりもずっと痛い!?」

シャキンッ!

お燐「あ、あたいはまだ死にたくないよー!?」

キイインッ!

慧音「ぐっ……見事だ……!」

シュートに向かって飛び込むDF陣を、切り傷を与えながら容易く吹き飛ばす。
その威力に全くの減衰は無く、そのままボールはGKをゴールごと切り裂かんと猛追する。

140 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 18:19:11 ID:9R2+JxZ2
――ギュウウウウウウウウウウンッ!

さとり「(……魂魄妖夢。彼女の瞳には深い闇が見える。私と同じ地獄を見たのでしょうね……)」

しかし、この時GKのさとりに芽生えた感情は、ゴールを奪われるという焦りや危機感ではなく。
あるいは守り切って見せるという自信や使命感でもなく――深い、『同情』の念だった。

さとり「(ペナルティエリアから近い位置からのシュートだからか、それとも
     このシュートにそれだけ強い想いが編まれているからか。それは分からないけれど。
     感じるわ。強い絶望と、苛立ちと、……そして、誰かに助けて欲しい、という声が)」

人の心を読む覚妖怪の特性故か、彼女は、妖夢のシュートに深い闇を感じていた。
妖夢は一見すると強いが、その裏には無数の弱さが隠されているという事を、
さとりは理論では無く、感覚として理解しつつあった。
だからこそ――彼女は、『聞こえた』。いや、あるいには『見えた』。


――右下。右下の隅を狙う。このコースはきっと、苦手な筈……!


さとり「(これは…………彼女の。妖夢さんの思考! だとしたら……!)」

本来はペナルティエリア内でしか読めない筈の妖夢の思考が、さとりの脳内に入って来る。
思考の全てを見透かすには至らず、どちらかというとテレパシーのような、
そんな断片的な情報ではあったが――それで、充分だった。

141 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 18:20:17 ID:9R2+JxZ2
――ギュウウウウンンッ!

さとり「――ソコデスッ!」

――バッ! ―――ガシイイイイイイイイイイイイイイインッ!!

妖夢「……!? そ、そんな……馬鹿な……! 『未来永劫斬・改』が完全に入ったのに……!!」

さとりは自分から見て左下の方向へと大きく飛び出した。
そして、――読み取れた妖夢の思考と全く同じ位置に飛んで来たボールを、身体全体で受け止めた。
……彼女は守ったのだ。敵にリードを赦しかねない、危機的状況下でのフリーキックを。

実況「と、とめた〜〜〜〜〜! さとり選手、止めました!!
    ペナルティエリア内では無敵という評判の反面、苦手とされるペナルティエリア外でのシュートは苦手、
    とも評された彼女でしたが、そんな不安を吹き飛ばすような圧倒的なキャッチングで、
    妖夢選手の必殺シュート、『未来永劫斬・改』を、完璧に止めてしまいました〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
   「すげえ! ヨームのシュートを止めちまった!」「ペナルティエリア外でもメオン以上だな!」
   「Satori is GOD」「おねえちゃん…おねえちゃん…」「よし、このまま反撃だコリンチャンスー!」 

ダ・シルバ(観客席)「彼女、ネクラそうに見えて意外に熱いじゃないの。気に入った」

メオン(観客席)「(今のシュート。俺ならば精々弾くのが精一杯だったな……)」

サトルステギ(観客席)「やーいやーい、止められてやーんのー!」

トニーニョ(観客席)「そういうお前も、彼女には終始敵わなかったじゃないか……」

ネイ(観客席)「つーか、レイセンの出番はまだかよー! レーイセーン、アレアレオー!」ブンブン

142 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 18:22:09 ID:9R2+JxZ2
スタジアム中が今のさとりのプレーに熱狂する中、彼女もまた、自らの更なる力の覚醒を感じていた。
そして、ゆらりと立ち上がり、ボールを前方に投げ出して。――妖夢に、こう告げた。

さとり「――妖夢さん。私の妹になりなさい。案外良いもんですよ。地獄のどん底から見える真っ暗闇ってのも……フフフ」

妖夢「……!(な、何故……! 古明地さとりの弱点は、ペナルティエリア外のミドルシュートだった筈では……!?
    あと、妹とか地獄とか、良く分からないしちょっと気持ち悪い……)」

なお、妖夢は若干ドン引きしていた。


*さとりがセービングフラグを回収。『テレパシーキャッチ(キャッチ+3)120消費』を習得しました。
*さとりのセービングは、第二部における成長限界に達しました。

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 18:23:18 ID:9R2+JxZ2
ポーンッ。パシッ!

実況「さあ、さとり選手が投げ出したボールは、中盤やや下がり目の位置でアリスさん選手がフォロー!
    翼選手が負傷の治療で退場している中、サンパウロの中盤は脆い! 今こそ反撃のチャンスです!」

アリスさん「(本当はドリブル突破したいけど。カードを貰っているし……)――パチュリー、今からボールを渡すわ!
       『アーティクルサクリファイス』よ!」

グワァッ、バシュウウウウウウウウウンッ!

マウリシオ「くそっ……!(ツバサさんが居ない今、俺が行くしかない!)」

バアアッ!

実況「ボランチのアリスさん選手、ここはカードを貰ったが故か慎重にパスで攻めます!
    これに対してカットに行けるのは、左サイドハーフのマウリシオ選手だけ!
    サンパウロ、翼選手を欠いて劣勢の中、守り切れるか〜〜!?」

先着2名様で、

★アリスさん→アーティクルサクリファイス 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★マウリシオ→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パチュリー、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(てゐがフォロー)(反町がフォロー)(新田がフォロー)
≦−2→サンパウロボールに。
【補足・補正・備考】
なし。

144 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 18:24:34 ID:???
★アリスさん→アーティクルサクリファイス 56 ( クラブ6 )( 1 + 4 )=★
汚名返上DA!

145 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 18:25:29 ID:???
★マウリシオ→パスカット 53 ( クラブ2 )( 4 + 3 )=★

146 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 18:25:51 ID:???
…と、行ったところで短いですが一旦ここまでにします。
続きはできれば深夜にやりたいです。
>>138
乙ありがとうございます。
正直穣子がクラブだった時点で、ここはもう決まったと思ってました。
さとり様がマジで神ってました。

147 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 18:54:31 ID:???
一旦乙です
凄いぜさとり様!あの精神状態ガタガタの妖夢を一瞬素に戻しやがった!

148 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 22:44:54 ID:9R2+JxZ2
★アリスさん→アーティクルサクリファイス 56 ( クラブ6 )( 1 + 4 )=61★
★マウリシオ→パスカット 53 ( クラブ2 )( 4 + 3 )=60★
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そしててゐがフォロー

アリスさん「それーっ!」

ギュルルルルルルッ、ポーンッ!

マウリシオ「中々技巧に富んだパスッすけど……受け手の気配りが足りませんね!」

バッ――バチイイッ!

実況「アリスさんのパスはマウリシオ選手に弾かれ、左サイドへと流れます!」

トトトッ……パシッ。

てゐ「全く。アリスさんってばアテにならないなァ。
   ――この私が、ホンモノのパスを見せてやるよ! 喰らいな、『バックスピン兎玉』!」

グワアァッ、バシュウッ!

実況「ボールをフォローしたのはてゐ選手。そして……てゐ選手!
    アリス選手に代わって、パチュリー選手へとボールを繋ぎます!」

ギュウウンッ! ギュルルルルル……!

バビントン「(彼女の全力のパス――『エンシェントデューパー』じゃないのか。
        でも。それでも凄い精度のパスだ! それこそ、世界トップを狙える程の……!)」

実況「カットに向かえるのは、ボランチのバビントン選手一人です!
    これが通ればコリンチャンスは大チャンスですが、どうなるでしょうか〜!?」

149 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 22:46:53 ID:9R2+JxZ2

先着2名様で、

★てゐ→バックスピン兎玉 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
★バビントン→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パチュリー、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(佳歩とドトールで競り合い)(アマラウがフォロー)
≦−2→サンパウロボールに。
【補足・補正・備考】
なし。

150 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 22:48:46 ID:???
★てゐ→バックスピン兎玉 59 ( クラブ9 )( 2 + 4 )=★

151 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 22:49:35 ID:???
★バビントン→パスカット 51 ( クラブ9 )( 1 + 3 )=★

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 22:50:39 ID:???
>>147
一旦乙ありがとうございました。
地獄兄弟ネタで場を和ますさとり特有の精神療法ですね(嘘)

153 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 23:16:42 ID:???
★てゐ→バックスピン兎玉 59 ( クラブ9 )( 2 + 4 )=65★
★バビントン→パスカット 51 ( クラブ9 )( 1 + 3 )=55★
≧2→パチュリー、パスキャッチ。

ギュルルルルンッ――!

バビントン「駄目だ。全く勝負にならない!」

実況「バビントン選手のカットは――だが届かない! そのままバイタルエリア手前のパチュリー選手へと通ります!」

パシッ……。

パチュリー「……凄いパスね。貴女、パスだけなら現時点でも世界一だと思うわ」

てゐ「そりゃどーも。んじゃ、後は頼んだよっ」

パチュリー「ええ。そうね(――この距離だと、浮き球を流して、FW二人にダイレクトを撃たせてもいい。
        鈴仙も佳歩も、相応に強力な必殺シュートを持っているから、決定率に不安は無い。だから――)」

―――ズズズズズズズッ!

パチュリー「来たわね。予想通りに」

シュンッ! クルンッ!

ドトール「……気付いたか。俺の接近を。FWへのマークを続けていると勘違いしてくれれば助かったのだが」

パチュリー「――貴方の得意分野はあくまでもタックル。ペナルティエリアに引き籠って、
       ブロックやクリアに専念する事も可能なのかもしれないけれど、それでは折角の長所が活かせないでしょ」

ドトール「そういう事だ。ここで刈り取る事が出来れば、クリアやブロックの手間も省けるしな」

154 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 23:18:42 ID:9R2+JxZ2
実況「そして、パチュリー選手の眼前には、鈴仙選手達へのマークを外したドトール選手が蛇のように迫る!
    パスに逃げられない至近距離に詰められたパチュリー選手は、彼の執拗なプレスを抜けられるのか〜!?」

パチュリー「……抜くわ。賢者の名に懸けて」

先着2名様で、

★パチュリー→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ドトール→タックル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パチュリー、ボールキープ成功。攻撃選択だ!
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(鈴仙とアマラウで競り合い)(石崎がフォロー)
≦−2→サンパウロボールに。
【補足・補正・備考】
パチュリーのマークがダイヤ・ハートで「芸術的なドリブル(+5)」が発動します。
パチュリーのマークがスペードで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
ドトールのマークがクラブ以外で「コブラタックル(+2)」が発動します。
パチュリーはスキル・フォトシンセシスにより、接触プレイ時3差以上で敗北した場合吹き飛びます。

155 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 23:20:35 ID:???
★パチュリー→ドリブル 56 ( スペード4 )( 2 + 2 )=★

156 :森崎名無しさん:2017/11/11(土) 23:21:52 ID:???
★ドトール→タックル 56 ( クラブQ )( 3 + 2 )=★

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 00:11:20 ID:yNX0xzSs
★パチュリー→ドリブル 56 ( スペード4 )( 2 + 2 )+(華麗なドリブル+3)=63★
★ドトール→タックル 56 ( クラブQ )( 3 + 2 )=61★
≧2→パチュリー、ボールキープ成功。攻撃選択だ!

ズズズズズッ……!

パチュリー「技量もそうだけど、プレッシャーの与え方が上手ね……」

ドトール「趣味で精神医学や神経内科学を齧っているのでね。その影響だと良いのだが」

パチュリー「へえ。ただの人間にしては中々語れそうな奴だけど……」

シュンッ、ギュンッ、クンッ! ――シュパァァァァァァァッ!!

パチュリー「私のような賢者に、人間の常識や化学は通用しないわ。
        ……実力の高さは、認めてあげなくもないけどね」

実況「パチュリー選手、辛うじてではありますが、見事にドリブル突破!
    そのままバイタルエリアへと辿りつき、コリンチャンスはここで2点目のチャンスを得ました!」

鈴仙「(ついに来たわね、攻撃チャンス……! ――とはいえ、決めるべき事は簡単。
    即ち。私が決めるか、佳歩が決めるか。あるいはパチュリーさんが決めるか。この程度よ!
    私は体力的に余裕がある。佳歩はドリブル突破をしてる分、少し疲れてそうだけど、それでもまだ元気そう。
    パチュリーさんも余裕はありそうだけど……、正直、直接決めて貰うよりも、
    アシストで活躍して貰った方が良いような気がするわね。イタリアでアシスト力を鍛えたようだし)」

実況や観客のムードが俄かに昂る中、鈴仙は冷静に考える。如何にして決めるかを。
石崎は相変わらずシュートブロックに、アマラウは空中プレーに備えているし、リマは良く分からない。
レナートは気迫だけは充分そうな顔をしているが、それはどのGKも一緒である。

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 00:12:30 ID:yNX0xzSs
鈴仙「よし。ここは――」

果たして、鈴仙の選択は――。

A:自分が決める。ミドルで『マインドエクスプロージョン』だ!(威力:65+1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))250消費
B:自分が決める。ダイレクトで『マインドスパークルマイン』だ!(威力:66+1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))300消費
C:自分が決める。ドリブル突破からの一対一だ!
D:自分が掻き乱す。ポストプレイやスルーを試みる!(更に選択)
E:佳歩に任せる。ミドルで『ラビットテイル』だ!(威力:63)
F:佳歩に任せる。ダイレクトで『ラビットダイブ』だ!(威力:67)
G:佳歩に任せる。ドリブル突破からの一対一だ!
H:パチュリーに任せる。ドリブル突破からの一対一だ!
I:その他 パチュリーに『賢者の石』(威力:65、ガッツ400消費)を使ってもらいたい場合はこちらで

鈴仙のガッツ:970/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

159 :森崎名無しさん:2017/11/12(日) 00:21:43 ID:BmOtJcjo
A

160 :森崎名無しさん:2017/11/12(日) 00:22:16 ID:nrVCikPI

いずれはやらなきゃだし石崎削っとくか

161 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 01:03:21 ID:yNX0xzSs
A:自分が決める。ミドルで『マインドエクスプロージョン』だ!(威力:65+1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))250消費

鈴仙「……ここは、私が決めます!」

パチュリー「――鈴仙」

鈴仙の答えは一つだった。自分が今、ここで決めるしかない。

鈴仙「ダイレクトは、アマラウ君の強烈なクリアに阻まれる可能性があります。
    だったら、私がミドルシュートで決めます!」

ペナルティエリア近くで、鈴仙はパチュリーにパスを要求した。
パチュリーは一瞬の逡巡の後、「それが一番妥当かしら」と認めて、
そのままショートパスを送る。これに喰いつくサンパウロの選手は居ない
――皆、次に飛んで来るシュートへのブロックに備えていた。

実況「――ボールは……ここで、鈴仙選手に移りました〜〜〜!
    鈴仙選手は皆さんもご存じのとおり、このリオカップで決定的な得点を何度も重ねており、
    実力はともかく、その勝負強さとメンタリティでは大会随一とも称される人気選手です!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」「鈴仙ー! 決めろー!」
   「イシザキ! 死んでも止めろ!」「アマラウ様……!」「レナート レナート レナート レナート(一応)」


162 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 01:04:31 ID:yNX0xzSs

鈴仙「よし! 行くわよ!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

石崎「ちっくしょー! 次こそは止めてやる!」

アマラウ「俺のブロックだって、そう舐めたもんじゃあねえぜ!」

リマ「リマはフォローに回るリマ!」

レナート「とるっ!(取れるとは言ってない)」

妖夢「……!(――さっきの私は決められなかった。鈴仙も、同じように決められないのか、それとも……)」

鈴仙「(妖夢……見ていて。私の感情を。その爆発を。)喰らいなさいサンパウロ。これが私の……『マインドエクスプロージョン』よッ!」

バッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
ギュン、ギュンギュンギュンギュン………!!

実況「鈴仙選手の『マインドエクスプロージョン』!!」

鈴仙「いけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」


163 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 01:05:56 ID:yNX0xzSs
先着3名様で、

★鈴仙→マインドエクスプロージョン 65 ( ! card )(! dice + ! dice )=★
★石崎→ブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 アマラウ→ブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★レナート→パンチング 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(パチュリーがねじ込み)(リマがフォロー)
≦−2→サンパウロボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙の『マインドエクスプロージョン』がサンパウロゴールで爆発する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(パチュリーがねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)
≦−2→サンパウロボールに。

【補足・補正・備考】
石崎のマークがダイヤ・ハートで、「元祖顔面ブロック(+13、400消費、成功しても零れ球)」が発動します。
石崎のマークがスペードで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
アマラウのマークがダイヤ・ハートで、「コンドルブロック(+6、150消費)」が発動します。
レナートのマークがダイヤで「とるっ!(+3)」が発動します。

164 :森崎名無しさん:2017/11/12(日) 01:09:00 ID:???
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 65 ( スペード10 )( 1 + 3 )=★

165 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 01:10:55 ID:yNX0xzSs
すみません、鈴仙の補正が抜けてました。
鈴仙の「マインドエクスプロージョン」には吹飛係数2が存在します。
鈴仙のマークがダイヤで敵GKに転倒ペナ(−4)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。

…と、行ったところで今日の更新はここまでにします。
明日は更新したいですが、時間が飛び飛びになるかもしれません。
それでは、本日もお疲れ様でした。

166 :森崎名無しさん:2017/11/12(日) 01:13:45 ID:???
★石崎→ブロック 55 ( JOKER )( 2 + 1 )+(人数補正+1)=
 アマラウ→ブロック 55 ( ハート10 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

167 :森崎名無しさん:2017/11/12(日) 01:16:25 ID:???
★レナート→パンチング 60 ( スペード8 )( 1 + 5 )=★
まぁ、鈴仙のダイス腐り気味だったから決まる確率低かったしな
石崎を消耗させてこぼれ球になったと思えば悪くない

168 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 12:05:17 ID:yNX0xzSs
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 65 ( スペード10 )( 1 + 3 )=69★
★石崎→ブロック 55 ( JOKER )(*JOKERよりダイヤ15)+(人数補正+1)+(元祖顔面ブロック+13)=84

ギュン、ギュンギュン…………!

石崎「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

バァァァッ! ドゴン!

石崎「ふぐぅ!!」

実況「鈴仙選手のシュートは……石崎選手の顔面ブロックに阻まれる〜〜〜!?
    ボールはペナルティエリア内に高々と吹き飛ばされていきました!」

鈴仙「な、なんて無謀なブロックしてんのよ、アンタ……! ヘタをすれば頭蓋骨骨折とかで死んでたわよ!?」

石崎「ヘッ、こんな蹴り損じのシュート……全然、大したことねぇよ! ぐふっ……!」

パチュリー「(ただの顔面ブロックとは違い、体内の気力を最大解放する事によって、
        一時的にではあるが魔法的な障壁を生み出したか。
        生死の感覚が曖昧かつ、極度の無鉄砲な性格な氷精位にしか出来ない芸当だと思っていたけれど。
        成程。外の世界にも頭がおかしい奴も居たものね)」

リマ「そ、それよりさっさとクリアリマ! ボールはまだ死んでないリマーー!?」

アマラウ「たまにはまともな事も言うじゃねえか、リマ! ああそうだ、見ろ。
      敵のJ番(佳歩)はもうボールに喰らい付いて来てるし、
      I番(パチュリー)にしても、ペナルティエリアにしれっと飛び込んでやがる。
      このボールは全力で止めるぞ。お前も数合わせになれ!」

リマ「は、はいリマー!?」

169 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 12:07:55 ID:yNX0xzSs

実況「しかし、ボールは依然サンパウロのペナルティエリア内にあります!
    如何に石崎選手が死力を尽くそうとも、これをクリアできなければ徒花!
    果たして、ボールの行方は〜〜〜!?」

先着1名様で、

★零れ球の行方→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→石崎が弾いたボールはなんと、そのままサンパウロのゴールへ……!
ダイヤ→佳歩がねじ込みの『ラビットダイブ』に出る!
ハート→パチュリーがねじ込みの『サイレントセレナ』に出る!
スペード・クラブ→リマが順当にクリア。(更に判定)
クラブA→石崎が弾いたボールは突然復帰した翼がフォロー!?

170 :森崎名無しさん:2017/11/12(日) 12:12:45 ID:???
★零れ球の行方→ スペードQ

171 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 12:32:58 ID:yNX0xzSs
★零れ球の行方→ スペードQ ★
スペード・クラブ→リマが順当にクリア。(更に判定)

リマ「リマーーーーーッ!」

ビュンッ、バシイイイイッ!

実況「リマ選手、ここはファインプレイ! 佳歩選手やパチュリー選手が追いつくより早く、
    零れたボールを中盤へと掻き出しました!!」

アマラウ「ふう。アイツもこういう時は役に立つぜ」

佳歩「そ、そんなァ……! もうちょっとで、得点できたのに……!」

パチュリー「(サンパウロは、大空翼が戻ってくるまで、このまま少しでも時間を稼ぎたいでしょうね。
        だけど一方で、10人対11人という数の差は変わらない。
        上手く行けば、この零れ球を奪い返す事は充分可能な筈よ……)」

バビントン「(ツバサが居ない今こそ、僕が中盤の要としてゲームを作らなくては……!)」

新田「(ドリブルでのボールキープなら得意だ。ここでボールを取ってやる!)」

反町「(俺と同じサイドの新田がフォローに構えているな。ここで奪い取れれば!)」

172 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 12:35:44 ID:yNX0xzSs
先着1名様で、

★零れ球の行方→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→アリスさんが奇跡を起こし、GKと一対一に!?
ダイヤ→中盤右サイドで反町と新田が競り合いに!
ハート→中盤でバビントンがフォロー。
スペード→中盤右サイドで新田がフォロー。
クラブ→混戦状態の中、復帰した翼が中盤でボールをフォロー。

173 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/12(日) 12:40:26 ID:???
…と、行ったところで一旦ここまでにします。
続きは出来れば夕方〜夜に更新したいです。
>>167
石崎のJOKERが無ければこの出目でも決まってましたが、惜しかったですね。
元祖顔面は強力ですが、成功即ピンチ脱出では無い所が結構怖いと思います。

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