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【井の中の虎】キャプテン森崎34【大海を知らず】
[344]339:2009/12/12(土) 16:18:53 ID:zQdgWg6z
>>341
なんとなく誤解を与える書き方だった気がするので確認なんですが
>>339
はドリブル練習をネイとやっていたのに締めを三杉にしたら「芸術的なドリブル」
逆なら「消えるフェイント」になるのかという意味でした
でもその回答からすると
三杉だから「芸術的なドリブル」になるという考え自体が
省2
[345]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/12(土) 19:15:32 ID:4qH0JKba
>>344
選んだ相手によって覚えるドリブル技が異なる…と言うのは無いです。
一度開発を始めた技を放り出して他の技を身につけると言うのも非現実的ですし、
なにより森崎の身体能力やセンスなどの問題で覚えられるドリブル技も変わってきますから。
例を上げるとすれば、日向の「猛虎の暴走」や「強引なドリブル」などは
パワータイプではない森崎にはまず身につけられないでしょう。
[346]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/12(土) 19:17:56 ID:4qH0JKba
>B 開発中の必殺技はあるか聞く。
森崎「(よし、ここは先輩らしい所を見せるか)なあ、葵」
葵「あ、はい。なんでしょう?」
森崎に話しかけられた葵は読んでいた週間少年ジャ○ブを放り出し慌てて向き直った。
森崎「この三日間で俺は確信を持った事がある。お前はほぼ間違いなくスタメンで起用されるだろう」
葵「ええーっ!ホントですかあ!」
森崎「ああ。だがそのまま不動のレギュラーになる為には継続的な努力が不可欠だ。
省31
[347]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/12(土) 19:18:12 ID:4qH0JKba
ここで森崎は一旦言葉を切り、葵が顔に疑問符を浮かべるのを待ってから続けた。
森崎「お前のドリブルは今のチームではかなり飛びぬけているだろうな。だがブラジルで戦ってきた俺に言わせれば
世界トップクラスとは言えん。リオカップではギリギリベスト10に入るか入らないかと言った所だろう」
葵「う…」
森崎「その差はやはりこれだと言う必殺のドリブル技だな。スーパーテクニックがあれば
省75
[348]創る名無しに見る名無し:2009/12/12(土) 19:36:42 ID:zQdgWg6z
>>345
理解しました
ありがとうございます
[349]創る名無しに見る名無し:2009/12/13(日) 01:02:54 ID:wLHezErI
いつ聞いても直角斬りを思い出すネーミングだ
[350]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/13(日) 09:47:01 ID:7VUZCYmR
>B 「それじゃただ単にスピードに頼っているだけだな。もう一ひねり欲しいぞ」批評する。
葵「えっ…もう一ひねり、ですか」
森崎「ああ。スピーディな直角の動きってのは確かに相手をかわしやすいだろうが、
相手のDFにもそれに対応できるスピードがあったらあまり意味は無い」
葵「ん〜〜〜…」
ここでようやく葵は僅かに不快感を表情に滲ませた。自分が苦労しながら考え、
省39
[351]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/13(日) 09:47:20 ID:7VUZCYmR
その頃三杉はホテルに備え付けのジムの中でゆっくりとストレッチをしていた。
森崎が施すハードなトレーニングを100%活かしきるには
体に疲れを残さず怪我のリスクを極力減らす事が最優先だと判断したのである。
三杉「(ふう…これ位で良いかな。心臓が丈夫になっても、体が自動的に丈夫になる訳じゃない。
分かってはいたけれど、難儀な物だね。彼らが羨ましい物だ)」
一段落ついて三杉は汗を拭きながらジムの反対側を見る。彼の視線の先では
省39
[352]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/13(日) 09:47:40 ID:7VUZCYmR
石崎「高杉よぉ〜…良いのかこのままで?」
高杉「仕方ないだろ。少なくともジャパンカップの間は森崎がキャプテンになるのはもう防げない。
岬はキャプテンを目指す気は無いってハッキリ言ったんだし、頼みの綱の中山も…」
タッタッタッタッタッ…
中山「ハアッ、ハアッ、ハアッ…!」
石崎「とても声をかけられないな…」
高杉「あいつは実力を見てから判断したいって言っていた。もう結論は出たんだろう」
省19
[353]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/13(日) 09:47:53 ID:7VUZCYmR
合宿4日目の午前練習は3日目のメニューと全く同じだった。
違う所は昨日は見守るだけだった見上が次々とダメ出しを行い、競争を煽るかの如く頻繁にメンバー交代を指示した事。
選手達が昨日より更に殺気立った雰囲気で練習に励み、交代させられて休憩中の時も忙しなく動き続けていた事。
そして昨日のウルグアイユース乱入事件で失望したのか練習を見に来たギャラリーの数が明らかに減っていた事だった。
見上「住友くん、どうだったかね?」
省43
[354]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/13(日) 09:48:32 ID:7VUZCYmR
だが誰もが彼らを、正確には森崎を避けていた訳でもない。
森崎「(全くどいつもこいつもピリピリしやがって。メシが不味いったらありゃしねえ)」
葵「(森崎さんまで不機嫌そうだなあ。皆どうしたんだろう?)」
三杉「(うん?早田が近づいてきたな)」
ポンポン。
森崎「ング?」
早田「あー、森崎ちょっと良いか?」
三杉「(遂に来たか。約束はちゃんと守ってもらうよ、森崎)」
省64
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