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【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】
[264]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/19(金) 17:40:48 ID:HXIYP/AF
その時超モリサキの腰は限界を訴えた。今までに無い程鋭い痛みが一瞬にして
全身を走り、すぐに止む筈の痛みが断続的に後を引く。
超モリサキ「(い…いてえ!さ、最後なんだ…堪えろ!我慢しやがれ!大丈夫だ!)」
超モリサキは必死に自分の心と体に訴えた。これが最後なんだ、もう痛んでも良い。
後は休ませてやれる。だからここで俺を裏切るな、ボールを離すなと。
スタッ…
超モリサキの足が地についた時、ボールは彼の手の中のままだった。
省24
[265]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/19(金) 17:41:09 ID:HXIYP/AF
放送「森崎くんキャッチ成功!サンパウロ戦で決勝ゴールとなったカルツくんのロビングシュートを
素晴らしい反応でジャンピングキャッチ!両チームのキャプテンの意地の張り合いは
最終的に森崎くんが勝利を収めました!正に日本の、いや、東洋の守護神!森崎有三!!」
ゥゥゥゥゥウウォワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
観客「やった!防いだぞ!」「今度は自分の力で防いだんだ!」「やっぱり森崎は頼りになるぜ!」
省45
[266]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/19(金) 17:41:26 ID:HXIYP/AF
オワイラン「この試合を見た事は僕達に取ってかけがえの無い経験だ。自分で日本に来て良かった」
バルカン「打倒全日本ユースの為の情報を山ほど得られたな!」
フライハイト「満足できたか?シュナイダー」
シュナイダー「…ある程度はな。カルツの振る舞いとプレイに不満は無い。だが…」
フライハイト「だが?」
シュナイダー「やはりモリサキとは、そして全日本ユースとは自分で戦いたい。見ているだけなのは拷問だ」
省31
[267]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/19(金) 17:42:05 ID:HXIYP/AF
*ドラマチックなタイミングで1対1のピンチを防いだ為中山、石崎、次藤、赤井の感情値が1上がりました。
超モリサキチーム内支持率:54→56
-------------------------------------------
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
名前 || 森崎 || 大空 || 若林 || 日向
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
政夫 || − 2 || + 3 || + 1 || − 2
和夫 || − 2 || + 3 || + 1 || − 2
省63
[268]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/19(金) 17:43:56 ID:HXIYP/AF
いったんここまで。
もう勝利は確定しているので、後は試合終了のシーンになります。
[269]創る名無しに見る名無し:2010/03/19(金) 21:49:48 ID:K4oTmGad
>琴音「(あー流石森崎くんねー。はーもーどうでもいーわー)」だらだら
なんというデジャヴ
[270]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 09:12:14 ID:pfL6302H
ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
放送「試合終了〜〜〜!!4分間もあったロスタイムも何事もなく終わり
全日本ユースが3−1でハンブルガーSVを下しました!3年半前のフランス国際Jrユース大会で
まさかの優勝を成し遂げ世界を驚かせた黄金世代は今尚も健在です!
ウルグアイユース、サンパウロFC、ハンブルガーSVと言った堂々たる強豪チームを抑えて
優勝したこの結果は日本の初のワールドユース出場に向けた大きな自信となるでしょう!」
省59
[271]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 09:12:45 ID:pfL6302H
激戦続きの大会でファンの期待に応える結果を出した全日本ユースとそのメンバーに惜しみない賞賛が降り注ぐ。
疲れと痛みを飲み込んで戦い続けた森崎にとって嫌な光景の筈が無い。
シュゥウウウ…
ズキッ!
森崎「(ぐっ、まだ時々痛むな…だがもう終わったんだ。次の試合までに治せば良い。
さ〜て、これで俺の全日本ユース正GKとキャプテンの座はほぼ安泰だ。負け犬さんでもからかってやるとするかね)」
省46
[272]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 09:13:05 ID:pfL6302H
森崎「よう、お疲れさん」
若林「…何故だ」
森崎「何がだ?」
若林「何故俺はお前に勝てん!何故お前が俺に負けんのだ!」
若林の声は喉の奥から搾り出してきた様な重く低い声であり、
その瞳はこの世の全てを拒絶せんばかりに暗い暗い色になっていた。
若林も分かっていた。彼の呪詛は森崎への勝利のファンファーレであり、
彼の怨念は森崎にとって勝利の美酒にしかなり得ない。
省60
[273]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 17:32:40 ID:pfL6302H
>B 「おい、ここを見てみろよ。それからお前の腕を見てみろ」自分のキャプテンマークを誇示する。
森崎「おい、ここを見てみろよ」
若林「………?」
森崎「それからお前の腕を見てみろ」
森崎は自分の右腕に巻かれた腕章を指差し、それから訝しむ若林の腕を指差した。
無論そこにカルツの腕に巻かれているキャプテンマークなどある筈が無い。
だが若林には森崎の意図が伝わらなかったらしく彼の顔は苛立ちと混乱に覆われる。
省43
[274]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 17:33:48 ID:pfL6302H
ザッザッザッザッ…
やがて若林は帽子を目が隠れる程深く被り直し無言で去っていった。
その大柄な筈の後姿は森崎にはやけに小さく見えた。
森崎「フン…あいつと言いポブルセンと言い、負けた途端に尻尾を巻いて逃げるのかよ。
もっとみっともなく負け犬の遠吠えでもしてみせろってんだ」
カルツ「…お前さんも大概だのう」
森崎「ほっとけ。お前こそ自分のチームのGKをわざと落ち込ませる様な事言って良いのか?」
省47
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0ch BBS 2007-01-24