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【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】
[275]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 17:34:05 ID:pfL6302H
森崎がカルツ、若林、ポブルセンと言ったハンブルグの主力たちを相手にしている時
彼らとは少し離れた場所でカペロマンは独自に全日本の選手達数人と交流していた。
カペロマン「やれやれ…まさかここまで試合から消されるとはな。
サッカー後進国と侮っていたが、お前らやるじゃないか」
中山「俺も人の事は言えん出来だったが、随分態度がでかいじゃないか」
早田「フン。シュートだけの奴なんか撃たせなければ良いだけの話だ」
省49
[276]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 17:34:26 ID:pfL6302H
中里「彼奴め、敗者の態度ではなかったのう」
岬「まあ、チームメイトが彼を活かせていなかったのも事実だけどね」
石崎「それにしてもあいつと言いポブルセンと言い、ハンブルグって変な奴ばっかだな!」
松山「確かに。あのチームでキャプテンをやっているカルツは苦労しているだろうなあ」
フィールドの更に別所では山森が新田から労われていた。
二人の表情はお世辞にも明るい物ではなかった。
新田「ほら、タオルだ」
省31
[277]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 17:34:40 ID:pfL6302H
葵「山森く〜ん!お疲れ様!」
赤井「おい待て!俺用のタオルだろうがそれ!」
葵「あ、ゴメンゴメン。赤井もお疲れ様」
赤井「ついでみたいに言いやがって…」
そこに彼らにとって眩しく羨ましい存在である同年代の二人、葵と赤井がやってくる。
二人ともこの大会の主役とは言えないまでも今後のスタメンが高確率で期待出来るプレイを見せていた。
期待の年下組と言う立ち位置を奪われた山森と新田は心中穏やかでは居られない。
省31
[278]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 17:34:52 ID:pfL6302H
だが成長を促す事は出来ても、それが原因で計算外の行動に出ようとしている者も居た。
他者との輪に入らず一人でベンチに戻ろうとしていた日向である。
日向「………ダメだ」
日向は万感の思いを込め小さく呟いた。彼は今、人生で初めて誰にも促される事無く自らを否定していた。
日向「(どうやら俺も甘かったらしい。このままじゃ世界なんか絶対に獲れやしねえ…
もっと力が必要だ。どんなGKも捻じ伏せられるシュートが。世界を俺の前に屈服させる力が!)」
省53
[279]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 17:37:44 ID:pfL6302H
いったんここまで。
ここからは判定・選択無しのシーンが多くなります。
[280]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 18:26:30 ID:pfL6302H
十数分後、森崎は表彰台の上に立っていた。
満員の観客の前で優勝トロフィーを受け取り、それを観客席に向かって掲げ上げる。
実に森崎好みのシチュエーションである。
観客「カッコ良いぞ森崎ー!」「この調子でアジア予選なんかか〜るく突破しちゃってくれよ!」
「お前が活躍すればする程日本サッカーが盛り上がるんだ!」「森崎くん素敵ー!こっち向いてー!」
『もっりさき!もっりさき!もっりさき!もっりさき!もっりさき!もっりさき!もっりさき!』
省60
[281]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 18:26:52 ID:pfL6302H
グッギィイイイイイイイイイイン………
森崎「(あれ…なんだ今の音。なんか腰が凄く痛えぞ…
でもなんか変だな。ズキズキするんじゃなくて燃えて溶けていくみたいだ…
あれ?なんだか周りまでおかしくなってるぞ。なんか…世界が回っていないか?
省35
[282]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 18:41:51 ID:pfL6302H
〜静岡県南葛市、大空家〜
その時翼は一人で何も映っていないテレビとそのリモコンを交互にぼんやりと眺めていた。
彼の母と弟は買い物に行っておりここには居ない。父は何時もの様に何処かの海の上なのだろう。
翼「…そろそろ終わったかな…」
やがて衝動に耐え切れなくなった翼はのろのろとリモコンに手を伸ばしテレビの電源を入れた。
ちょうどスポーツ番組のチャンネルに合わせてあったテレビはすぐに表彰式の様子を映し出した。
省62
[283]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/20(土) 18:46:04 ID:pfL6302H
急展開を盛大にぶちかました所で今日はここまで。また明日お会いしましょう。
あらかじめ宣言しておきますが、森崎の引退も能力の強制ダウンもありません。
また不可避イベントだったので「あの選択肢を選んでいれば」等と悔やむ必要はありません。
あくまで物語のアップ&ダウンの為のイベントであって、
プレイヤーのやる気を削ぐ危険性があるシステム処理では無いのでご安心を。
[284]創る名無しに見る名無し:2010/03/20(土) 18:50:08 ID:4RXusC97
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0ch BBS 2007-01-24