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1- レス

【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】


[422]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 18:08:44 ID:rpfx2XZy
放送「あああ〜っとしかしここでリブタくんとディックくんが大胆にも二人がかりのオーバーラップ!
示し合わせたかの様なタイミングの二方向からのタックルで三杉くんを吹き飛ばしたァ!!」

弥生「キャアア〜〜〜!!(ご主人様〜!)」

観客「ああっ、三杉さんが〜〜〜!!」「な、なんでセンターバックが二人もあそこにいるんだよ!?」

森崎「あっちゃあ…やっぱりフィジカルが弱すぎるのを狙われ…ってなんでそれを知ってるんだ!? 省46

[423]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 18:09:11 ID:rpfx2XZy
リブタ「良く覚えておけ!ドリブルをより良くするのは…パスと言う選択肢だ!」

ポンッ。

早田「なあっ!?て、てめえええっ!!」

リブタが軽くボールを浮かせる様に前方に蹴り上げた時早田は何も出来なかった。

放送「そのままリブタくんが前方へのループパス!これにレンセンブリンクくんと次藤くんが飛びつく!」

次藤「こ、このっ…!」

レンセンブリンク「うすのろ」

バッコォン!
省26

[424]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 18:09:35 ID:rpfx2XZy
カイザーは走り出した。全日本ゴールに背を向けて。
カイザーはドリブルで向かった。ようやく立ち上がりゴール前の守りに参加しようとしていた三杉に。

三杉「な…なにィ!?」

カイザー「も一回空中遊泳を楽しみなァ!」

ドガアアッ!!

三杉「し…まった…ぐああっ!」

ドタッ!
ガキッ!

日向も舌を巻くであろう程の強引なドリブルで吹っ飛ばされた時三杉は理解した。 省23

[425]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 18:09:55 ID:rpfx2XZy
放送「こ、これは一体…?ゴール前に切り込むと思われたカイザーくんが突如逆走し、
三杉くんを突破した後ボールをこぼされました!一体何の作戦なのでしょうかこれは?」

観客「な、なんだァ?」「さっきの絶好の得点チャンスだったよな?」「それより三杉は大丈夫なのか?」

実況と観客は分かっていなかった。オランダが三杉の弱点を狙い彼を潰しにかかった事を。

見上「まさか…!?」

岬「(容赦無いな…恐ろしいチームだ、オランダユース)」
省48

[426]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 18:10:25 ID:rpfx2XZy
                           ダダダッ!
                        グワァアアアアアアアッ!!

                         三杉「………!?」

           足の痛みを残り少ない意志力で堪えながら起き上がろうとしていた三杉が見た物は
                  自分の目前で大きく足を振り上げるクライフォートの姿だった。 省59

[427]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 18:10:44 ID:rpfx2XZy
ギュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!
ドガアッ!ドガアッ!ドガアッ!

赤井「ぐわああっ!!」
石崎「ほげああっ!!」
次藤「ぬわーーーっ!!」

中山「(くそっ!ここで…ここで決めさせる訳には…!)」

バゴオオッ!ギュルルル…

中山「(決めさせる訳には…いかない…の、に…!)があああっ!!」

ルルル…ゴグワァアアッ!!
省17

[428]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 18:12:47 ID:rpfx2XZy
いったんここまで。

[429]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 22:41:44 ID:rpfx2XZy
放送「ゴ…ゴ…ゴーーーーーールゥウウウ!!!クライフォートくんが放ったミドルシュートが
見た目通りの威力を発揮して三杉くんだけでなくDF達をあっさりと一掃!
若島津くんの正拳ディフェンスさえも力づくで腕ごと弾いたのに飽き足らず、
ゴールネットまで突き破ってしまいました!前半43分、オランダが2−1で再び日本を突き放しました!
決めたのは今までシュートを狙いに来なかったクライフォートくんです!!」
省55

[430]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 22:42:10 ID:rpfx2XZy
松山「あ、あいつら…!監督!まさかオランダはわざと三杉を!」

見上「…そうだ。アップ無しですまんが出てもらうぞ松山。キャプテンもお前だ」

松山「…はいっ!くそっ、オランダめ!」

全日本ユースのベンチでは松山がオランダの戦い方に憤慨し、負傷した三杉の代わりに出ようとしていた。

岬「(代わりは松山か。敗戦処理を押し付けるにはうってつけの人材だね)」

滝「(つ、つぇええ…森崎も若林さんも居ないのにあんなの防げないだろ)」
省43

[431]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 22:42:26 ID:rpfx2XZy
石崎「ぐえええ…い、いてえ…」

赤井「だ、大丈夫ッスか皆さん…」

若島津「…俺はこの程度ではくたばらん」

次藤「ワシも平気ばい。ばってん三杉は…」

早田「三杉!」

そして今フィールドに居る全日本ユースの選手達は胸を抑えたまま苦しげに呻く三杉の周りに集まっていた。
中山に支え起こされても目を閉じ歯を食い縛ったままで、何も喋れそうにない。

中山「三杉、三杉…!」

三杉「ぐ、ううぅ…」
省31

[432]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/01(木) 22:42:41 ID:rpfx2XZy
松山は激昂していた。
彼がサッカーにおいて重要視するのは三つ。チームワーク、フェアプレイ、そして闘志である。
オランダユースがお世辞にもフェアとは言えない手段で相手の闘志を挫きに来た事、
そしてそれがつい先ほどまで彼を感銘させていた完成度の高い組織プレイで成された事実が許せなかった。

それに対しクライフォートは薄く笑っただけだった。

クライフォート「では問おう、トータルフットボールを持たない国の選手よ。お前達はどんな汚いマネを 省51


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0ch BBS 2007-01-24