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【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】
[172]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:05:59 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!
ジョン「あ……あっ……ああああああああああああああああああああああああっとぉ!?
こ、これは……これは、これは凄いッ!! これは凄ォォォォいィィイッ!!
し、四季映姫選手、ナポレオン選手のパワーシュートを、なんと跳ね返してしまったァァァアアッ!?
さっ、流石は幻想郷きっての名DFと称される四季映姫選手!
省38
[173]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:07:04 ID:???
反町「カ……カウンター……シュート……!?」
パチュリー「【浄玻璃審判】――当人曰く、相手が重ねてきた罪に見合うだけの罰を跳ね返す、四季映姫の一番得意とする技。
まあ罪だとか罰だとかはさておき……時折失敗する事はあれど……概ね1/2であらゆるシュートは跳ね返されるわ。
アレがある以上、簡単にシュートを狙うのは上策とは言えなくなるわね」
輝夜「反町君のオータムドライブが跳ね返されたら……とんでもない事になっちゃうもんねぇ……」
省31
[174]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:08:27 ID:???
ヘルナンデス「ナイスブロック&シュート、エイキ。 助かったよ」
映姫「いえ、私もいい加減白黒ハッキリつかない同点状態はやめにしたいと思っていましたから。
1−0……いいですね、やはり勝敗ハッキリわかれている方がいい」
諏訪子「あーうー……本当、相変わらずとんでもない威力だね……」
フラン「練習じゃ私のドッカーンも逆にバッカーンしちゃうんだもんなー」
映姫「それだけ貴方の罪もまた重いという事です。 ですが罪は償う事が出来ます。
省76
[175]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:10:04 ID:???
その後、試合は再びフランスのキックオフで開始され……。
結果から言えば、フランスは同点に追いつく事も出来なかった。
既にストライカーであるナポレオンは2度のシュートで体力が危険域へと入りかけており使えず。
また、ピエールが上がろうとも、そう何度も突破を許す程イタリアの守備陣は甘くない。
そのまま時間は流れ、10分程が過ぎた所で……。
ピッピッピィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
省33
[176]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:11:10 ID:???
反町「……スコア上は1−0だけど」
穣子「実際の所は2−0ね。 それに、その2点を決めたのはDFの映姫……。
(得点力のあるDFか……いいわねぇ……私も最初はFW志望だったのに)」
美鈴「今日はノーゴールでしたけど、フランドール様だってボールが渡ればレミリアお嬢様以上のシュートを撃ってきますし……」
静葉「諏訪子様の高い打点からのヘディングは、やはり怖い……。
それに、またポストプレイでフランドールに渡されでもしたら……」
省41
[177]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:12:49 ID:???
さとり「(……初戦から、敗北。
しかも、2点も奪われて……なんて……なんてザマですか……道化にも程がある……)」
そして、フィールド上では……整列を終えた両チームの選手たちが、それぞれ控室へと戻り始めていた。
そんな中でこの試合に挑むにあたり、当初は無失点で切り抜ける事を目標としていた古明地さとりはといえば……。
あまりにも無様な今日の試合の出来を考えて、思わず涙ぐみながら通路を歩く。
省76
[178]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:13:59 ID:???
こいし「どうしてみんな……練習通りにやってくれないの!?」
ボッシ「コ、コイシ…………」
こいしの絶叫が通路にこだまし、それを聞いて一同は体をびくりと震わせた。
練習通りに何故しないのか――どうして、練習のように動いてくれないのか。
こいしが悲しみ、悔しがっていたのは、ボッシ達のようなフランスの主柱と呼ばれる選手以外の選手が、
今日の試合でまるで練習の成果を見せる事が出来なかった事に対してだったのである。
こいし「イッチーはドリブルばっかりするし!」
省60
[179]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:15:26 ID:???
しかし、今日の試合ではどうだったか……全員が全員、まるで活躍が出来ていなかった。
というよりも、活躍をしてやるという闘志そのものが欠けていたと言っていいだろう。
その何よりも顕著な例が、後半最後のシュートチャンス――ヘルナンデスが零した球をフォローした後のボッシの対応である。
もしもあの時ボッシがナポレオンに渡さず強引にねじ込みに行っていれば、映姫は間に合わなかったに違いない。
そうすれば、少なくとも、失点をする事は無かっただろう。
省58
[180]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:16:42 ID:???
ボッシ「……ごめんよ、コイシ」
ベルジェル「(……ピエールもナポレオンも、誰も俺たちを責めなかったのに……コイシ……)」
ボッシ達への叱責は、つまる所は彼らへの期待の裏返しである。
凶暴ですぐ頭に血が上る事に定評のあるナポレオンが、彼らに叱責をしない事のは、即ち彼らにそこまで過大な期待はしていないから。
だが、こいしだけは違った――こいしだけは、彼らを信頼し、期待していた。
省39
[181]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:18:03 ID:???
そして、さとりはそんなこいしを見て、自らの振る舞いなどを恥じ入る。
確かに自分はこの試合、無失点を目指し――しかし、事実上の2失点をしてしまった。
その事実を恨み、落ち込み、やはり自分では駄目なのかと自らのか細い肉体を呪いもした。
だが……こいしの姿を見て、さとりはそのような事ではやはり駄目なのだと、頭を振る。
失点をしないキーパーはいない――そう、どれだけ優れたキーパーでも、いつかは失点をする日が来るのだから。
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0ch BBS 2007-01-24