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【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】
[745]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:37:55 ID:???
雪村「でもこの前、監督に『ダイヤグラム・サッカー』の録画頼んだら、間違って他局の深夜番組撮ってきてたよね」
大前「ああ、あの時には部室が凍りついたよな……」
菱野「……ええ。凄かったですわ」
やす子「こらこら! 関係の無いこと言わないの! それより、折角貴重な練習時間を割いてるんだから、ちゃんと視る!
全国での最大の敵、その真価の一端が見れる大事な試合なんだからね!」
末松「は~い……」
飯地に注意を促されて、改めて画面に目を向ける。
省23
[746]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:38:55 ID:???
実況「この試合の話題のひとつに両校の決勝進出の原動力となった両チームの選手、
南葛の守備の要・森崎くん、大友中の攻撃の要・新田くんが共に同じサッカー少年団・南葛SC出身という事が挙げられています。
御存知の通り、森崎くんは第6回全日本少年サッカー大会優勝時の正GK。また、新田くんも第7回優勝時のキャプテンでもあるのです」
水守(TV観戦中)「あれ? 珍しく大空さんの名前を挙げてませんね」
省68
[747]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:40:02 ID:???
大前(TV観戦中)「何にせよ、一瞬たりとも見逃せないカードだな……」
丁度そこで、カメラはゴールマウスに着く森崎の姿を映す。
森崎(へへ……楽しみだぜ、中山。あえて俺たちと袂を分かったお前が、どうやって俺を倒す気か?
どんな手でも使って、掛かって来やがれ! 今の俺の力、存分に見せつけてやるよ!)
中山(練習試合での大敗で俺たちは全国トップクラスとの差を知り、また一から鍛え直してきた……。
省31
[748]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:41:06 ID:???
実況「まずはMF出場の中山くんが、足元にボールを収めます。この大会、彼がチームの司令塔として試合を動かしてきました!
だが、中山くんの好きにはさせじと南葛も早速動いたーっ!」
翼「行くぞ、中山っ!(まずは作戦に従っておく! 見せ場を得るのは、その後だ!)」
実況「南葛の司令塔である翼くん、自らが中山くんのマークに行った! 最大の戦力で完全に大友の攻守の紐帯を断ちに行く!
省47
[749]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:42:12 ID:???
井沢「しまった! 新田へのコースを警戒していたのが、裏目った!」
岩見「落ち付け、井沢! DFのみんななら、止められる!」
浦辺「頼むぜ、デコー。この前の試合みたいに、途中で睡眠状態に入るとかは勘弁だぜ?」
デコー「だからそれは君のエネルギーの問題だと……まあ、その前に勝負を決めれる様に心がけたまえ」
何やらブツブツと呟きつつも、ボールはしっかりとキープして南葛陣内を攻め上がる浦辺。
それに対し、森崎の対応は迅速だった。
省37
[750]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:43:46 ID:???
石崎「なにィ!? ……ぎゃあ!?」
高杉「ぐへぇ!?」
小田「うわぁああああああぁぁぁっっ!!」
ボーリングのピンの様に弾かれ、宙を舞う南葛守備陣。
実況「石崎くんたちが吹っ飛んだァ!? 浦辺くん、凄まじい突破力だ! この決勝まで見せなかったド派手なプレイ!
これは強烈な奇襲攻撃です! 大友中、ストライカーに全てを託した堅守のチームかと思いきや、意外な攻めを見せます!」
省51
[751]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:44:52 ID:???
森崎「――って、一応驚いて見せたが、これで満足かァ!?」
浦辺「なにィ!?」
森崎は、すぐさま動揺を収めると鋭いパンチングを見舞、ボールを完全に弾き返した。
実況「防いだァ! 森崎くん、独特のホップ軌道で目を眩ます浦辺くんのシュートを、パンチングで呆気なくセービングぅ!
やはり彼の守るゴールは堅いぞ! 流石は全国V2チームのキャプテンにして正GKだァ!」
省53
[752]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:46:13 ID:???
中尾「(『いつもより前に出せ』、か。少し早いが、そうだな……この分だと岸田さんのヘッドじゃ頼りないし)……オーケーっ!」
実況「大友中、ゴール前のスペースに入れて来たっ! これは新田くんにノートラップでダイレクトに決めさせる気か!?
しかし、そのプレイは二年生にとって難易度が高過ぎるぞーっ!」
新田「パスを受けていたら、間に合わないんだ! でりゃ~~~~~~~っ!!」
中里「おおうっ!?(重りがあるとはいえ、拙者を振り切りに来た!? しかし――)」
省48
[753]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:47:16 ID:???
実況「――が、駄目っ! 森崎くん、キャッチこそ敵いませんでしたが巧みに捌いてゴールを守る!
大友中、立て続けに大技を放ちますが先取点はならずっ!」
新田「くっ、惜しい! ポストだったか……」
初めて実戦でお披露目した新技が決まらなかったことに、苛立たしげに芝を叩く新田。
その様子を、憐憫の色を込めて中里がちらりと見る。
中里(ポスト『だった』のではなく『された』のでゴザルよ……認めるには、まだ若過ぎるか)
省50
[754]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:48:23 ID:???
小田「ナイッセーっ! 森崎! ……それっ!」
実況「こぼれ球は先程の接触から立ち直った小田くんがクリアーします。さあ、ここから南葛中の反撃です!」
小田が大きく前線に蹴り出したボールを、井沢がフォローする。
井沢「ナイスパス、小田!(翼は中山のマーク、翼は中山のマーク、翼は中山のマーク! つまり! この試合のゲームメイクは俺だァ!)」
実況「ボールを持ったのはもう一人の司令塔、井沢くん! 翼くんを守備に割いた今、彼が南葛の攻撃を組み立てます!」
省29
[755]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:49:26 ID:???
雪村(TV観戦中)「やるねえ、彼も。去年は長池さんに完全に押さえられていたけど……」
宇津木(TV観戦中)「だが、その経験が試合賢者の第一ぴを踏み出すリアルの苦しみの味。それを理解している雪村さんは格が違った」
達也(TV観戦中)「確かにかなり凄い突破力だけど……『風のジャンパー』?」
女性観客「きゃー♪ 井沢くん、かっこいー♪」「がんばってーっ♪」「いっざわくんっ♪ いっざわくんっ♪」
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0ch BBS 2007-01-24