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1- レス

異邦人モリサキ


[63]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:28:01 ID:???
*D26.4
フレーバーテキスト

◎プロキア=ドルファン戦役

・プロキア公国
南欧の火種、プロキアに平時なし。
他国からそう揶揄されるのが、南欧トルキア半島の中央に位置するプロキア公国である。

大トルキア帝国よりの独立以来二百年、国号を改めること実に十ニ回。
地方を治める領主の力が強く、中央集権体制を確立できなかったこの国家は、建国当初より
幾多の離合集散を繰り返してきた。 省58

[64]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:29:41 ID:???
・ダナン占領
ドルファン歴デュラン二十六年(以下D26年)、三月二十五日。
プロキア軍の侵攻によりドルファン王国北部の国境都市、ダナンが占領される。
王国の北方防衛拠点であるこの堅牢な都市の陥落はドルファンに衝撃を与えたが、
同時に不可解な噂が一部流通商人を通じて王都を駆け巡った。
ダナンは、無血開城したというのである。

ダナンという都市、そしてその周辺地域はドルファン王家の直轄領ではない。 省67

[65]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:30:52 ID:???
・プロキア内乱
D26年3月。
プロキア公国盟主としてドルファン王国に宣戦を布告したのはフィンセン公アーツである。
欧州最強と噂される傭兵集団ヴァルファバラハリアンとの契約を成立させ、これまでプロキア軍が
幾度もその出鼻をくじかれてきた頑強な国境都市ダナンを陥落させたフィンセン公の手腕は
あるいは高く評価されるべきだったかもしれない―――ヘルシオ公の反乱さえ起こらなければ。

三月二十八日、ドルファン出征に騎士団の多くを南方へ移動させたフィンセン公領を急襲したのは 省43

[66]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:32:00 ID:???
・プロキア賠償問題
前盟主であるフィンセン公を亡命させプロキアの政権を奪ったヘルシオ公であったが、
ドルファンとの講和は足踏みを続けていた。
休戦条件を巡って交渉は平行線を辿っていたのである。
いまだヴァルファバラハリアンの占領下にあるダナンの返還は勿論のこととして、
主な争点となっていたのは多額の賠償金であった。
近年のプロキアの外征失敗に対する諸国との講和に際して支払われてきた賠償額の、
およそニ倍近い金額をD26年四月頃のドルファン側は提示していた。 省17

[67]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:33:01 ID:???
***


★システムメッセージ★

システムルールで説明している通り、本来はフレーバーテキストの後に訓練選択を行う手順ですが、
今月は初回ターンのため、メインイベントを前後編に分けてお送りいたします。
訓練選択はメインイベント前編が終了した後で行います。


***

[68]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:34:02 ID:???
*D26.4
メインイベント
『少女の騎士(前編)』


夕暮れの港を歩く男がいる。
流浪の傭兵、森崎有三である。

「ふうむ……今ここにいるから、兵舎は……あの倉庫の裏手か?」

すっかり人気のなくなった倉庫街を歩きながらぶつぶつと呟く森崎の手には、女性事務官から渡された
ドルファン首都城塞の地図があった。
地図を右に回し、左に回しながら悪戦苦闘する森崎を見かねてか、ピコが身を乗り出してくる。

『ね、あたしにもちょっと地図、見せてよ』 省32

[69]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:35:24 ID:???
女性、それも年若い少女の声だ。

『ね、キミ、これって……』
「……」

言いかけたピコと目を見交わすや一つ頷くと、森崎が駆け出す。
薄暗く人気のない倉庫街を走り抜け、角を曲がった先で森崎の眼前に展開されていたのは、
どの国、どの街でも変わらぬありふれた光景である。

「……やめてください! 離して!」
「そう邪険にするもんじゃねえよ、お嬢ちゃん。ちょっと俺たちの酒に付き合えってだけじゃねえか」
省44

[70]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:36:43 ID:???
『あの子……学生さんかな?』
「学生? スィーズランドならともかく、こんな田舎でか」
『でも、あれって制服じゃない?』

ピコが指差すのは少女の纏う、白いシャツと濃紅色のベスト、チェックのスカートという服装である。
森崎がかつて旅の中で見聞してきた中にも、確かに同じようなデザインの服があった。

「むむ……確かにそれっぽいが……。っと、まあそれは後回しだ」
『あ、ようやく気付かれたみたいだね』
省33

[71]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:37:52 ID:???
「こ、この黒髪野郎! 誰がコッココッコ鳴いて毎朝卵温めてるってんだコルァ!?」
「そこまで言ってねえけど……」
「畜生……アラブ人、ボルキア人ときて、今度は東洋人まで俺をバカにすんのかよ!
 テメェらのせいで俺らは仕事もなくして飲んだくれるしかねえってのによ……!
 ウゼえんだよ! ガイジンはこの国から出ていきやがれ!」

男が怒りに衝き動かされるように口走る。
柄の悪い風体の通り、感情の制御が効かない類の人間のようだった。

『アラブ人? 何のこと?』 省19

[72]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:41:26 ID:+mpTJ9gk
*選択
A「その子、困ってるじゃねえか。ナンパなら他所でやんな」
 (→礼法、モラルが上がります)

B「おいニワトリ野郎、お前にひとつ、礼儀を教えてやる」 振りかかる火の粉は拳で払う
 (→礼法が下がります。モラルは変動しません)

C「……あっしには関わりのねえこってござんす」 面倒だ。無視する。
 (→モラルが下がります。礼法は変動しません)

D「面倒だな……斬るか」 振りかかる火の粉をずんばらりんと真っ二つ 省13


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