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異邦人モリサキ
[754]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 01:10:18 ID:???
※ガッツが20減少。
剣術が32上がりました。
現在のガッツ:130
剣術:68 馬術:10 体術:62 魅力:78
ATK:78 DEF:130 SPD:72 ini:14
******
※称号が『気のいい見習い剣士』になりました。
スキル『スマッシュ』を獲得しました。
種別:アクティブ
消費ガッツ:10
効果:攻撃の最終ダメージを150%として計算する。
******
[755]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 01:11:27 ID:???
//複合スキル取得
「あの噂、聞いてるか? モリサキ」
ネイがそんな風に切り出したのは、出征も近づいてきたある日のことである。
「……? 何だよ、噂って」
「聞いてないのかよ! 仕方ねえなあ……ここだけの話だぜ?」
「へいへい」
勿論、折を見て広めろという意味である。
適当に頷いた森崎に、ネイがぐっと身を寄せる。
どうしても秘密の話という体を装いたいらしかった。
省37
[756]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 01:12:51 ID:???
「名前が挙がってんのは、トニーニョと……お前だよ、モリサキ!」
「なにィ!?」
「そう驚くことでもねえさ。ここの連中の半分はただの力自慢や喧嘩が強いってだけの荒くれ者ども、
実際のいくさは初陣ってのがゴロゴロしてる。まずそいつらには任せらんねえだろ?」
「まあ……な」
「で、まあ残った古強者の中で……」
「そんな大したもんでもねえだろ。これまでたまたま生き残れたってだけで」
大袈裟な言いように思わず口を挟んでしまう森崎に、ネイが渋い顔でその額を小突く。
省47
[757]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 01:13:52 ID:???
「ま、俺としちゃ言いたいことは一つだ。トニーニョにせよお前にせよ、部隊長に選ばれた暁には
このネイさんのこともしっかり引き立ててくれよ?」
「ケッ、そういう話かよ」
呆れたように言う森崎だが、顔は笑っている。
「事前の根回しは円滑な人間関係のキホンってね。……ま、よろしく頼むよ。『切り込み隊長』さん!」
「調子のいいやつだぜ……まったく」
******
※称号が『気のいい切り込み隊長』になりました。
スキル『鼓舞』を獲得しました。
省5
[758]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 01:14:56 ID:???
//休憩
『ねえ、今朝はこんなにゆっくりしてていいの?』
ピコが言うのへ、森崎が新聞から目を離して窓の外を見る。
日はすっかり城壁の上に顔を出し、爽やかな朝の訪れを告げていた。
常ならば早朝の走り込みや素振りに勤しむ頃合いである。
「来週にはここを発つ。いくさの本番を前に身体を休めるのも鍛錬の内さ」
『もう……休んでなんていられるかー! って、こないだは暴れてたくせに』
ピコの白眼視を無視して、森崎は新聞に目を戻す。
省17
[759]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 01:16:57 ID:???
といったところで、またもや選択まで届きませんで申し訳ないのですが、
本日の更新はこれまでとさせていただきます。
夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。
戦争前最後の選択については明日の比較的早い時間に更新し、
少し長めに期限を取らせていただこうかと思っております。
それではまた、次回更新にて。
[760]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 09:41:28 ID:???
******
*D26.7
訓練所イベント
東洋圏の傭兵部隊シンラギククルフォンの参戦により、ヴァルファ麾下の兵団が
大幅に再編成されるのを見て取ったドルファン王室会議が王都騎士団第二、第四大隊、
および外国人傭兵大隊に出撃準備の命を下したのは、七月十日のことである。
「―――整列、点呼!」
大音声に応じるように隊列が組まれ、数を数える声が山びこのように谺していく。
省31
[761]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 09:42:30 ID:???
「何だそりゃ? 俺たちゃ騎士様の尻ぬぐいでもしてろってことか?」
「第四大隊つったら、あの自由騎士どもで水増しされてる隊だって話だぜ」
「うへえ、あいつらがわんさかいるのかよ……」
「つか、トロサ騎士団って何だ?」
「この国の西の方にある都市だってよ。何でもわざわざそこの領主が私兵を出すって話だ」
「へえ……主君の求めに応じるなんざ、今時できた忠義心じゃねえか」
「いや、王室会議は別に招集かけてねえって話だぜ。勝手に押しかけてくるらしい」
省34
[762]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 09:43:31 ID:???
「なにィ!?」
「あのイカレ東洋人かよ!」
「コンセイソンじゃないのか……」
「いや、俺は最初ッからモリサキを推してたぜ」
「嘘つけ、この野郎!」
再び喧騒に満たされようとした曇天の下を、どん、と鈍い音が駆け抜けた。
無言で、しかし地を割るような勢いで足を踏み鳴らしたのは、勿論ヤングである。
ただの一挙動で静粛を強制すると、ヤングがぎろりと傭兵たちを見回す。
「これは決定事項だ。反論は許さん。辞退もなしだ」
省29
[763]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 09:44:32 ID:???
「トニーニョ……」
遮るもののなくなった二人の間に、濡れたような風が吹く。
雨が近いのかも知れなかった。
「ネイが侮辱されたあの時、真っ先に飛び出したのはモリサキ、お前だった。
本当なら、俺がやらなきゃいけないことだったのにな」
その頬に僅かに浮かんでいたのは、自嘲の笑みだろうか。
「俺は躊躇ったんだ。一瞬、考えてしまった。貴族と俺たちの身分の差や、立場の違いや、
この先のことや、そういう、本当に大切なことに比べたらどうでもいい何かを、な」
省34
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0ch BBS 2007-01-24