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1- レス

【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[493]見てる人 ◆S/MUyCtQBg :2012/09/13(木) 22:15:54 ID:???
A
裏切りだけど、同時に裏切られてもある。その点ではイーブンだね。
でもレズリーは努力して、相手の期待に応えようともしてる。優しい人だ。凄いよ。
ただ、たまには素直になることも大事。じゃないと疲れちゃうからね。
そーだ、たまには思いっきり悪人っぽいこともしちゃおうぜ。夜遊びとかさ。

[494]◆9OlIjdgJmY :2012/09/13(木) 22:18:57 ID:???
A 「そりゃあ勘違いする方が100%悪い。傭兵なら真っ先に死ぬタイプだな。」

まだ話の途中なので、軽い相槌程度に「お前は悪くない」と言いたいので。

[495]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:06:08 ID:???

皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、>>490の選択については……

>>492 さら ◆KYCgbi9lqI様の回答を採用させていただきます!
王道の返しながら、三行目、あえて印象を軽くするフォローが心憎いですね。
年上の機微、といった感じで今の森崎というキャラにぴったりハマります。
CP3を進呈いたします。


また今回は手段付記型選択肢、初の本格稼働ということで難しい部分もあったかと思いますが、 省5

[496]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:07:27 ID:???
>>491
今のレズリーは慣れない場の雰囲気に酔っているところがありますので、
関係が一気に進展してすぐにロリィとの仲が壊れるようなことは、まだないでしょう。
もし森崎が人物称号的にワル〜い男だったら、その限りではなかったでしょうが……。

こういった人間関係についての手段付記型選択肢では、選択自体にはあまり成功/失敗を
設定しないようにするつもりです(あからさまに見えている地雷を除いて、ですがw)。
それよりはやはり、内容が決め手になりますね。 省35

[497]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:08:28 ID:???
***

A 否定する。(>>492


「悪人……ねえ」
「何だよ、その言い方」

カウンターの向こう、店主の手元で磨かれるグラスをぼんやりと見ながら言う森崎に、
レズリーが目を細める。気にした風もなく、森崎が続けた。

「俺からすりゃ、そうは思えない、って話さ」
「……!」
「理想を壊して、裏切って……だから悪人、ってか」

気色ばむレズリーを宥めるように、殊更ゆっくりと森崎が言う。

「……そういう風に見られるのは、仕方ないだろ」
省14

[498]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:09:30 ID:???
「自分が悪いと言われて、仕方ないと思う。それはお前、悪人の考え方じゃねえよ」
「……」

レズリーは、顔を上げない。
ほとんど空になったグラスの縁を指で何度もなぞりながら、黙っている。

「どうしようもねえクズ、救いようのねえ悪党……その手の連中は、そんな風には考えねえ。
 手前ぇのやりたいようにやることが当たり前、やらねえヤツが馬鹿なんだと、こうだ」
「……」
「連中はな、だから自分が悪いなんてこれっぽっちも思ってねえ。気付きすら、しねえんだよ。 省29

[499]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:10:31 ID:???
「商売上の経験、ってやつさ。そうご大層なもんじゃねえよ」
「……」

いなされた感情の渦が、潮が引くように少女の瞳から消えていく。
それでも、視線だけは森崎の横顔から離れない。
じっと、見つめる。
森崎は、見返さない。

「……」
「……」

先に口を開いたのは、レズリーだった。

「―――ロリィの話だったね」

何かを振りきるように、視線を切って言う。
省24

[500]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:11:32 ID:???
「だから……」

と、そんな森崎に何を言うでもなく続けたレズリーの声音が、ふと変わる。
低く篭った、しかしどこか熱に浮かされたような、独白じみた声。

「だからこそアタシは、あの子を裏切っちゃいけない。期待に応えなくちゃいけない。
 あの子が本当のアタシを見てるなら、アタシは、もっと、もっと―――」

そこまでを呟いたレズリーが、はっとしたように顔を上げた。
目線だけで回りを見回すと、森崎と視線が絡まる。

「と、とにかく」
「……?」
省17

[501]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:12:35 ID:???

「それより、なんか面白いことないのかい」
「あんまりキョロキョロするなっての。ったく……仕方ねえな」

とん、とグラスを置いたレズリーが言う。
話題を変えてほしいと書いてあるその顔に、森崎が顎をしゃくってみせた。

「あっちの卓、見てみろ」

森崎の示した店の一角には、他とは違う雰囲気を漂わせる調度が並んでいる。
何か模様を書いた布が敷かれた大きめのテーブルや豪華な装飾を施された飾り椅子。 省37

[502]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:13:37 ID:???
歩き出したのは、カード卓の置かれた一角の方だった。
つい今しがた自分が口にしたことを忘れたように言い返すレズリーだったが、
しかし慌てて席を立つと森崎を追いかけてくる。

「遊ばせてもらえるかい」
「―――いらっしゃいませ。承ります」

卓のある一角には専任のディーラーが立っている。
とはいえ、あくまでバーの余興であり専業のカジノというわけではない。
卓ごとにディーラーがつくわけではなく、少なくともこの時間は一人で全体を回すようだった。 省32


0ch BBS 2007-01-24