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1- レス

【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[499]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:10:31 ID:???
「商売上の経験、ってやつさ。そうご大層なもんじゃねえよ」
「……」

いなされた感情の渦が、潮が引くように少女の瞳から消えていく。
それでも、視線だけは森崎の横顔から離れない。
じっと、見つめる。
森崎は、見返さない。

「……」
「……」

先に口を開いたのは、レズリーだった。

「―――ロリィの話だったね」

何かを振りきるように、視線を切って言う。
省24

[500]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:11:32 ID:???
「だから……」

と、そんな森崎に何を言うでもなく続けたレズリーの声音が、ふと変わる。
低く篭った、しかしどこか熱に浮かされたような、独白じみた声。

「だからこそアタシは、あの子を裏切っちゃいけない。期待に応えなくちゃいけない。
 あの子が本当のアタシを見てるなら、アタシは、もっと、もっと―――」

そこまでを呟いたレズリーが、はっとしたように顔を上げた。
目線だけで回りを見回すと、森崎と視線が絡まる。

「と、とにかく」
「……?」
省17

[501]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:12:35 ID:???

「それより、なんか面白いことないのかい」
「あんまりキョロキョロするなっての。ったく……仕方ねえな」

とん、とグラスを置いたレズリーが言う。
話題を変えてほしいと書いてあるその顔に、森崎が顎をしゃくってみせた。

「あっちの卓、見てみろ」

森崎の示した店の一角には、他とは違う雰囲気を漂わせる調度が並んでいる。
何か模様を書いた布が敷かれた大きめのテーブルや豪華な装飾を施された飾り椅子。 省37

[502]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:13:37 ID:???
歩き出したのは、カード卓の置かれた一角の方だった。
つい今しがた自分が口にしたことを忘れたように言い返すレズリーだったが、
しかし慌てて席を立つと森崎を追いかけてくる。

「遊ばせてもらえるかい」
「―――いらっしゃいませ。承ります」

卓のある一角には専任のディーラーが立っている。
とはいえ、あくまでバーの余興であり専業のカジノというわけではない。
卓ごとにディーラーがつくわけではなく、少なくともこの時間は一人で全体を回すようだった。 省32

[503]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:16:49 ID:???
思い出すのはヤングの葬儀。
涙にくれていた寡婦が、そこにいた。

「……知り合い?」

重い空気にただならぬものを感じ取ったのか、レズリーがそんな風に訊ねてくる。
森崎の返答は―――


*選択

A 「……ちょっと、な」 言葉を濁す。

B 「前の隊長の……奥さんだ」 説明する。


森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『9/15 18:00』です。


****** 省10

[504]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:27:40 ID:qxkqhA8w
おっと、一応ageておきましょうか。

[505]◆W1prVEUMOs :2012/09/14(金) 21:51:59 ID:???

世話になった人の奥さんだし、きちんとした方が失礼がないかなと

[506]見てる人 ◆S/MUyCtQBg :2012/09/15(土) 00:42:52 ID:???
B
隠す理由がないからね。ヒロインはどっちだ、って話なのでw
ヒロインに隠し事は悪い印象与えそうだし。

[507]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/09/15(土) 08:00:26 ID:???
B ヤングは良い隊長でしたし、その奥さんをヒロインに紹介しつつ、奥さんと話してみたいです。

[508]傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/09/15(土) 08:04:34 ID:???
A
ヤングの死で森崎の受けたダメージってそんなに軽くないんじゃないかな、と。
突然目の前に現れたら、思わず関係性を隠してしまいそうな気がする。ショックが大きすぎて。


0ch BBS 2007-01-24