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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】


[60]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 22:48:10 ID:???
★鈴仙→補正合計 3 + ( ハート9 ) =12★
★永琳→補正合計 8  + ( ハート10 ) =18★
★佳歩→補正合計 2 + ( ハート2 ) =4★
★小悪魔→補正合計 3 + ( ダイヤ2 ) =5★
★レミリア→補正合計 8 + ( クラブ8 ) =16★
★パチュリー→補正合計 1 + ( クラブ10 )11★
→永琳がマンオブザマッチ!

実況「マンオブザマッチは……永琳選手です!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 省42

[61]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 22:57:39 ID:???
鈴仙「(おんなじね。 昔と……)」

そして鈴仙はやはり――その輪の中には入れなかった。

鈴仙「(私だって……頑張ってたのに。 師匠に褒められるように、皆に認められるように、頑張ってたのに)」

たとえ、昔では到底決める事の出来なかったような素晴らしいゴールを決めたとしても。
たとえ、昔よりもひたむきに一つの事に集中できるようになったとしても。
鈴仙の心は、どこかまだ空虚だった。そしてその空虚さは今のような時に。 省37

[62]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 22:58:43 ID:???
中山のようになりたい、永琳の隣に立ちたい。
そう思い続けて来た鈴仙は――中山のように強く、永琳のように冷静では無かった。
自分自身に自信を持ちきれず、他者の意見や感情に流されやすい。 
通常の人間や、良識派の妖怪として生き続けるならば、そう言った性格はむしろ美点だったかもしれない。
しかし、鈴仙が「一流の選手になりたい」という理想を追い求めるならば
――それは逆に、彼女の理想の成就を阻む障壁となって襲いかかる。 省57

[63]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 22:59:49 ID:???
――輝夜と妹紅が漫才を繰り広げながら、チームメイト達はそれぞれ身支度や帰り支度を済ませている。

佳歩「さ、帰りましょ鈴仙さま!」

てゐ「ぬわ〜ん、今日は久々に疲れたねぇ」

鈴仙「そうね……」

パスカル「? まだ疲れが抜けないかい、レイセン?」

鈴仙「うーん。 なんというかね。 なんか、今日の試合も不完全燃焼だったなぁ、って…」

鈴仙も始めはぼおっと、熱気がまだ消えない初秋の空を見上げてはいたが…。 省49

[64]森崎名無しさん:2014/02/25(火) 23:08:47 ID:???
……あ! 幻想卿で鮭はレアだった。レアなもの、珍しいもの、定番の三つになってる。
冷静に考えたら揃えたの凄いな。炭水化物が多いけど。

[65]森崎名無しさん:2014/02/25(火) 23:11:37 ID:???
メッコールとはまたおいしくないものを・・・鈴仙に回される可能性大だ

[66]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 23:30:55 ID:???

鈴仙「(私……やっぱりもう頑張るの、やめよっかな…。
私が居なくても、今はパスカル君や中山さんも居るし、佳歩やウサギ達も伸びて来たから…)」

心が折れた…と表現するのは少し違う。
鈴仙は――心が折れる前に、逃げ出したい気持ちになっていた。
努力が報われないという、決定的瞬間を迎えたくなかった。
しかし。

鈴仙「(でも――それで良いの……私?)」

鈴仙は、未だ弱い面も多くあったが……しかし、昔の鈴仙とは確実に違っていた。 省37

[67]森崎名無しさん:2014/02/25(火) 23:37:57 ID:???
うどんげは運が無いのが致命的だな
神社か寺にお賽銭でも入れにいくか

[68]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 23:39:49 ID:MxDiHSmE
〜9月1週・固定イベントフェイズ〜
【中山の決意・特別イベントver】

輝夜の主催した祝勝会は予想以上に盛り上がった。
慧音が鮭茶漬けを大事そうに啜りながら、妹紅と輝夜の漫才に近い掛け合いを眺めて微笑み。
(海の無い幻想郷でどうやって鮭を用意したのか、輝夜は教えてくれなかった)
佳歩と名無しウサギ達が、中山の取りだした「カップ麺」なる外界の食べ物に興味を示し。
パスカルとてゐと永琳の三名が、もそもそとあんぱんを齧る様子を盛りあがった、と評すのは困難ではあるが、 省27

[69]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 23:40:50 ID:MxDiHSmE

――中山の格好は、とても風変わりなものだった。

月の宝物が収められている蔵を掃除した際に出た金属片。それを固めた帷子を身に纏い。
頭には竹を加工した帽子を被り、右手にはてゐが中山の為に購入した博麗神社の札をはじめ、
どうやら手作りで作成したらしい妖気祓いの札を数枚握り、
背中には迷いの竹林の中でも大きい部類の竹を切り倒して作ったのであろう、巨大な竹槍を装備していた。

鈴仙「ど、どうしたの中山さん!? そんな重装備で――!? 省15


0ch BBS 2007-01-24