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1- レス

【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[197]森末(仮):2014/03/10(月) 00:23:53 ID:???
いつもは常に冷静であり、感情というものをあまり表へと出さない若島津。
そんな彼でも、やはりこの優勝という事実は何よりも渇望し、誰よりも喜んでいたものであった。

小池「俺達がNo.1だー!! ぃよっしゃああああああ!!」
東邦メンバー「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
小池「応援団に挨拶いくぞ!! 優勝したチーム様の凱旋だー!! このキャプテン小池についてこーい!!」
省28

[198]森末(仮):2014/03/10(月) 00:24:55 ID:???
井沢「く……くそぉっ……俺達が……負けるだなんて……」
滝「……それだけ東邦が強かったって事さ」

こうして東邦学園の選手たちが歓喜の渦の中心にいた頃。
敗北をした南葛のメンバーは誰もが沈痛な面持ちで苦い敗北の味を噛み締めていた。
特にショックを受けていたのは、キャプテンである井沢守である。
これまで築き上げてきた不敗神話、
全国制覇V3という夢が自分の代で終わってしまうという事実は彼の小さな背中で背負うにはあまりにも巨大なものであり、 省42

[199]森末(仮):2014/03/10(月) 00:25:56 ID:???
高杉「あーあぁ、若林さんがいてくれさえすればなぁ……」

ここで修哲トリオの輪に入ってきたのは、同じ修哲出身でありながらイマイチ彼らとは一括りにされないDFの高杉である。
彼の第一声はここにはいないかつての天才GK――若林源三の不在を嘆く声。
実際に彼がいたのならば結果は恐らく違っていたのだろうが、あまりにも情けないその言葉に井沢は眉を顰める。

井沢「言っても仕方ない事だろ、確かに若林さんがいればもっと思い切って攻める事が出来ただろうし……勝てたかもしれないさ。 省63

[200]森末(仮):2014/03/10(月) 00:27:15 ID:???
中里「ゼェ……ゼェ……ハァ……ハァ……せ、拙者たちは……負けてしまったのでゴザルか……」
石崎「大丈夫かよぉ、中里ぉ……」

そして南葛ゴール前では、もはや疲労困憊といった様子の中里の周囲に、
石崎を中心とした南葛メンバーらが集まっていた。
今日の試合守備に攻撃にと活躍し、その真の実力を見せつけた中里。
しかし彼の奮闘を持ってしても東邦学園は破れなかった。
人間としては――しかも中学生としてはありえない程の身体能力を持つ中里正人。 省63

[201]森末(仮):2014/03/10(月) 00:28:18 ID:???
長野は己の空中戦での強さに誇りを持っている。
滝のサイドアタックから長野に上げ、それを落とすかそのまま決めるかという南葛の黄金パターン。
攻撃の要として機能をしている自身に、少なからずプライドを持っていた。
しかし、今日の試合――若島津に対してそれが無謀であるという事を知ると、彼は後方に下がり守備参加に意欲を出した。
中里が体力切れを起こした後はいつも通りの攻撃をするしかなかった為に再び上がったものの、 省72

[202]森末(仮):2014/03/10(月) 00:29:36 ID:???
石崎「なんだなんだ、何が書いてんだ? ……ってうわ、なんだこりゃ!?」
山森「(達筆過ぎてまるで読めない……)」
中里「ふむふむ……な、なんと!?」
岩見「どうしたんだ、中里? なんて書いてあるんだ?」
中里「そ、それが……」

巻物の中身――中里の父親が書いていたものは、そのものズバリ中里の敗北を叱責する手厳しいものだった。
忍として、その術を使って一般人に負けるだけではなく、あろうことか60分走り回っただけで簡単にヘバるというのは言語道断。 省73

[203]森末(仮):2014/03/10(月) 00:30:39 ID:???
その後、一段落をした所で優勝をした東邦学園に優勝旗が渡るセレモニーが行われた。
キャプテンである小池は堂々とした面持ちで優勝旗を大会委員長から受け取ると、
それを振り回して応援団の声援に応えるというハプニングもあったが、それは置いておこう。
とにもかくにも一連のセレモニーは終わり、これよりいよいよ今大会の成績発表。
並びに優秀選手、大会MVPの発表となる。

松山「優秀選手か……一体誰が選ばれるんだろうな(ウチからは何人選ばれるだろう)」 省41

[204]森末(仮):2014/03/10(月) 00:31:50 ID:???
〜大会得点王ランキング〜

13得点 板野
11得点 来生
9得点 反町
6得点 政夫
5得点 和夫、松山
3得点 山森、小池
2得点 沢田、佐野
1得点 井沢、滝

〜大会アシスト王ランキング〜

5アシスト 和夫
4アシスト 政夫
3アシスト 井沢、滝、山森
2アシスト 松山、小池、山室
1アシスト 沢田、小田、若松、金田

[205]森末(仮):2014/03/10(月) 00:33:05 ID:???
板野「えっ……あっ、俺が得点王!?」
松山「なんだよ、気づいてなかったのか? 昨日の時点でお前、単独トップだったんだぞ」
三杉「来生がハットトリックを若島津相手に決められるとは思えないし、君の得点王はほぼ予想通りだよ」

中里の能力の高さに気を取られていた板野は自分が得点王として呼ばれた事に驚きを隠せないが、
松山と三杉は今更何を言っているのかと言わんばかりの表情。
どこかバツの悪くなった板野は頬をかきつつ、次にアナウンスされる優秀選手の名に耳を傾ける。
省51

[206]森末(仮):2014/03/10(月) 00:34:13 ID:???
こうして大会優秀選手の発表も終わり、残すところは大会MVPを決めるだけである。
選ばれる可能性があると考える者は、ごくりと唾を飲み……。
そうでない者は一体誰が選ばれるのか、と期待を込めつつ耳を澄ませる。

若島津「(あの1点は余分だったが……これだけの結果を残して選ばれない筈がない)」
板野「(……ベスト4止まりだけど、得点王だし。 望みはあるよね?)」
松山「(MVPかぁ……誰が選ばれるのかな。 やっぱり若島津か?)」

先着3名様で、
省50


0ch BBS 2007-01-24