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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】
[745]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:47:29 ID:???
〜モリヤスタジアム・控室〜
ウサギD「人間が……妖怪が多すぎて怖いよぉ…」
慧音「大丈夫、怖がる事はないさ(とは言うものの…幻想郷中の人妖がここまで一同に会するのは、私も経験が無いな)」
――大会1日目の午前は、丸々開会式及び組み合わせ抽選が行われる事となっている。
そのため、我らが永遠亭ルナティックスメンバーもまたその「ほぼ」全員が集まり、控室で入場の時を待っていたのだが……。
省60
[746]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:48:33 ID:???
鈴仙「(……何はともあれ、いよいよ来た。 私が真価を出すべき大会の――そのピッチ上へ)」
――――――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
実況「さあ〜〜〜!! 今大会の優勝候補の1つ、永遠亭ルナティックスが入場してきました!!
天才・八意永琳の支配力は勿論の事! ここ最近では鈴仙選手の決定力や輝夜選手の守備力も磨かれて、
決して天才のワンマンチームとは言い難くなった、今大会屈指の好チームが、優勝争いにどこまで食い込むか注目です!」
省71
[747]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:51:17 ID:???
鈴仙は凛と行進を続けながらも――その心中はどよめきをもはや隠さぬ観客達と全く同じだった。
本日の朝、寝ぼけながらも開会式に向かう道中にて、永琳より告げられたショッキングな事実。
鈴仙はその事実を聞き、そこから時間を置いてもなお、動揺を収めきれていなかった。
鈴仙「(突然――『大会の初戦には出場出来ない』って言われても。 私……いや、私達、困りますよぉ…!?」
キャプテン森崎 外伝
省8
[748]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:52:29 ID:???
〜回想シーン〜
大会初日の早朝。
鈴仙達ルナティックスメンバー一行は、永遠亭内の会議室にて簡単な作戦会議を行っていた。
永琳「――それで、このペーパーは……これまでの練習を見てきた私が作った、貴方達選手の評価表よ」
その会議を仕切るのは永琳。 彼女は事前に数枚の書類を作成しており、
名無しウサギを含むルナティックスの選手達に手渡しをしていた。
そしてその書類には――現時点での、ルナティックスの選手達の評価が記されていた。
省69
[749]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:53:29 ID:???
――評価の内訳に、鈴仙を始めとするチームメイトは様々な反応を示しながらも、
しかし期待半分、不安半分にその書類に目を落とす。 そこに記載してあったのは、以下の内容だった。
(FW)
鈴仙・U・イナバ
突破力:B 得点力:S ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:A
てゐが居ない場合の得点力はA相当。随分と頼れるFWと成長したが、突破力か前線の守備力は更に発展の余地あり。
狂気の瞳の撹乱も充分に役立つが、それに頼り過ぎていては後々足元を掬われる恐れがある。
省51
[750]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:54:29 ID:???
(MF)
八意 永琳
突破力:S 得点力:A ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:S
守備における大技があれば完全無欠の選手になれるかもしれないが、現時点では博麗霊夢には及ばない。
豊富なスタミナを活かしたリベロとして配置するのも悪くないか。
因幡 てゐ
突破力:B 得点力:C ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:D
パスの威力は折り紙つきなので、他の分野についてももうひと押しが欲しいが、本気を考えれば現状でも充分。
省48
[751]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:55:44 ID:???
(DF)
上白沢 慧音
突破力:C 得点力:E ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:B
全体的に能力は向上したが、未だ器用貧乏の域を抜けていない。
ブロックにもうひと伸びがあれば、それだけで充分頼れる壁となれるのだが。
藤原 妹紅
突破力:C 得点力:A ボールカット:B ゴール前:A スタミナ:S
SBとして及第点のドリブル力とタックル力を身に付けたが、彼女の真価が活かされるのはクリアとシュート。
省53
[752]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:57:05 ID:???
(GK)
蓬莱山 輝夜
セーブ力:A 一対一:C 飛び出し:B
セーブ力については一流の域に達しつつあると言わざるを得ない。
一対一には貧弱なイメージもあるが、元のフィジカルが結構頑丈なので雑魚には負けない。
ウサギK
セーブ力:D 一対一:E 飛び出し:E
新進気鋭の新メンバーだが、セーブ力以外には見れたものは少ない。
ただでさえ姫は負傷しないので、そもそも出番があるかどうか……。
省15
[753]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:58:05 ID:???
永琳「……評価については、あくまで今の時点だから。
これからの練習や実戦での活躍次第で、評価については大きく変動する可能性があるわ。
――特に、名無しウサギ達については、全員が底知れぬポテンシャルを秘めていると思うから」
鈴仙「(――でも、強豪チームとの試合だったらウサギ達はあまり活躍できないかもだから。
大会中でも優勢な場合とかは、積極的に名無しウサギ達にボールを運ぶのもアリかも。
省57
[754]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 23:05:33 ID:89V9Lkd2
――少し体調が悪いから仕事を休む……といった軽い雰囲気で永琳はチームメイトに告げた。
鈴仙「はえ〜、そうなんですか。 流石師匠ですね……って、なにィ!?」
佳歩「ほ、ホントですかそれって!?」
パスカル「(というか、そんな簡単に外界と行き来が出来るのか、エイリンさんは……?)」
輝夜「……………(ま、私は先に聞いてたけどね)」
永琳「訳あって、詳しくは言えないけれど……。 少し、急な用事が出来てしまって。
省73
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0ch BBS 2007-01-24