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1- レス

【目指せ】ミサト監督の挑戦3【J2】


[959]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2014/07/21(月) 22:17:43 ID:VHDVWJgk
★由乃の判断 クラブA ★
クラブA…BAD END

由乃「良ちんにつく害虫は、手早く始末しないと♪」

翌日…
克夫「うおおおお…!華織……!」
華子「何故…どうして…!」
変わり果てた娘と再会した花澤夫婦は、世を悲観して命を絶った。
これにより、花澤不動産ホールディングスは崩壊し…
資金繰りが悪化したアルバトロスも、赤字に転落し、借金苦にミサトとリツコは泡に堕ちたのであった…。

BAD END 1 『鮮血の結末』

書けるかゴルァー!

『2』票にて。 省10

[960]森崎名無しさん:2014/07/21(月) 22:19:35 ID:+ECGAmpk
C

[961]森崎名無しさん:2014/07/21(月) 22:41:38 ID:VvzbgLBk
E ゴリックス戦の前夜、雑談混じりの恋愛話で盛り上がる大人組の選手達

重いのが続いたので、軽めで

[962]森崎名無しさん:2014/07/21(月) 22:41:43 ID:xvU/3/8M


[963]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2014/07/21(月) 23:35:34 ID:???
C ペトレスクの過去

*鬱展開はもう嫌ですので、判定少なめに綺麗に書いていきます。
…まぁ過去ですので、多少の苦さはあるでしょうが。

埼玉から東京に来ても、桜の美しさは変わらないようだ。
クラブハウス兼選手寮が廃校だけに、校庭には桜が咲き誇っている。
ペトレスク「やあ、レイ。桜の手入れか?」
綾波は頷くと桜の枝を切っている。
ペトレスク「……」
切り口をそのままにし、去って行く綾波にペトレスクは声をかけた。 省31

[964]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2014/07/21(月) 23:55:50 ID:???
ペトレスクは、日本に特別な関心は無かった。
日本といえば、オランダ軍がインドネシアで日本軍から手痛い目に遭わされた、という位の認識だった。
それでもその自分が、まさか日本に留学する事になろうとは考えもしていなかった事である。

大学生活は楽しかった。

白人というだけでそれなりにモテたし、そうした軽薄な女性と関係する事は、ペトレスクの男としての満足もあった。 省45

[965]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2014/07/22(火) 00:07:35 ID:???
木工用ボンドを買いに行かされ、木の補修をさせられ…
何故こんな田舎娘に良いようにこき使われなければならないのか。と憤慨したものだ。
「桜は弱い木なんだよ!」
と言われ
「ばい菌で枯れたら、あなたが植え直すの?!」
と怒られ…。

後に仲良くなった時に聞いたが…この子も怖かったという話を聞き、思わず噴き出したものだ。

学内で顔を合わせる機会があり、それまで付き合いのあった女性と異質な彼女が自分の気を引いた。 省26

[966]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2014/07/22(火) 00:22:18 ID:???
大学を卒業し、就職しようとしていたら、たまたま埼玉で新チームを作るという事になり、そこに入団した。
それが埼玉ガラパゴスだった。

当時の自分としては、好きなサッカーでメシを喰えるというだけだったが…
今考えると、彼女を口説く為に結果を残そうと努力をしてきた結果だった。そう思う。
ガラパゴス入団を彼女に伝えると、彼女はとても喜んでくれた。
またあの公園で花見をしないか、と言ったところ、了承され…気持ちが浮き立った事をよく覚えている。 省41

[967]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2014/07/22(火) 00:43:06 ID:???
男「春の日に咲く、桜については坂口安吾と同意見だ。桜についてはあまり良いイメージがない。」
男も女も、どこにでもいるような二人だ。楽しそうに会話する二人。
男「それだって花見をしちまうんだからな。人間なんて不思議なもんだ。」
女「桜の染料って何から採れるか知っている?」
男は首を振る。
女「桜の木の皮よ。」
男「……へぇ。」
冬の寒い間に耐え、桜は樹皮に桜色を蓄える。寒梅のような凛々しさではないが、花を咲かす為に耐えているという見方も出来る。 省37

[968]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2014/07/22(火) 01:01:56 ID:???
ペトレスクの回想を破ったのは、綾波だった。
綾波「…教えてほしい。」
綾波はボンドを出すとペトレスクを見る。
ペトレスク「これはな、こうして…」
ボンドを消毒した枝の切り口に貼り、桜が舞い散る。

淡いピンクの喝采の中、ペトレスクは再び回想の海に身を浸した。

ペトレスク「(…それから、サッカーを死ぬ程頑張ったな。)」
あの時が自分の立志だったのだろう。
桜が連れて来た男が、桜を好きになった彼女の自慢になってやろう、と。 省30


0ch BBS 2007-01-24