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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[445]森崎名無しさん:2014/11/25(火) 20:46:06 ID:???
>★彼の物の名は→ クラブA ★
ブレイブリーネタ?

[446]森崎名無しさん:2014/11/25(火) 20:49:55 ID:???
中山が旅に出たのは日本最高のプレイヤー旅人からとったのかしら?
中山さんもいつか日本最高のプレイヤーになりますように、と期待をこめて

[447]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:31:02 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>439
正直、失念していました(無念)
>>441
乙ありがとうございます。
永琳は冷静に分析したらそんな感じですが、ジンクスを乗り越えた…という風に描写しました。
>>442
鈴仙乙ありがとうございます。
>>443
地霊殿が負けたのは鈴仙のせいで間違いないですね。
>>444
藤沢妖精ネタが思いつかず、ふつうのマイナスイベントを設けようかとも思ったのですが、 省21

[448]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:32:10 ID:???
★彼の物の名は→ クラブA ★
クラブ→さとり「……今日は、対戦をありがとう。 ――完敗でした」さとりだった。

鈴仙「えっ。 さ、さとりさん……? ――てっきり、師匠の所に行っているものかと」

さとり「……この試合、実質的に指揮を執っていたのは、どうやら貴女のようだったから。
――キャプテンとして、挨拶に来ました」

鈴仙に声を掛けて来たのは、つい先程まで地霊殿のゴールで気丈にチームを指揮していた地霊殿の令嬢、古明地さとりだった。 省58

[449]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:33:56 ID:???
鈴仙「ちょっと失礼、動きすぎで汗が垂れて来ちゃって……」

さとり「(――心を読めるとわかっていても、心に無い社交辞令を欠かさないのは染みついた習性かしら。
外界では社交辞令が大事とは言うけれども。 幻想郷では珍しい習性を持っているわね、この子……)」


鈴仙は堪らず、冷や汗を拭き取ろうとスカートのポケットに手を突っ込ませる。
さとりが呆れたような表情で鈴仙を見つめていたが、敢えて気にしない事にした。 省45

[450]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:35:03 ID:???

さとり「……ハチマキですか。 そういえば、あの松山君――最初は矢車君でしたか。
彼も最初、無縁塚で倒れていた時も、その右手に布の切れ端を堅く握りしめていたのだけれど。
――それはひょっとして、ハチマキだったのかしら……なんてね」

鈴仙「……さとり、さん?」

さとり「ああ、いえ。 こっちの話ですよ」

――意外にも、さとりがハチマキに対して食いついて来た。 省50

[451]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:37:01 ID:???
さとり「――松山君っ!? どうしたんですか!?」

放送「あっ、とぉお〜〜っ? 松山選手、再びフィールドに倒れ込んでいます!
試合中を見る限り、彼の体力にはまだ余裕があったような気がしたのですが……一体どうしたのでしょうか!?
身体をくの字に曲げて、呼吸を荒げて苦しんでいます! 救護班も今松山選手に向かった〜〜!?」

鈴仙「えっ……!? まさか、急激な運動による心臓発作とか……!?」
省57

[452]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:38:09 ID:???
彼の体は一回り大きくなり老けて、短い白髪は少し伸び、何故か着ている服まで丈長の黒コートに変わり行く。
その姿はもはや松山では無く、彼が試合前に採っていた姿――即ち、矢車想のそれだった。

永琳「(極度の解離性同一性障害者は、人格の交代を機にその姿までも変貌すると月の科学書には書いてあったけれど、
私も地上に降りてからだと、実際に見たのは初めてね……。 省52

[453]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:39:18 ID:???
さとり「……私ならば、彼の心を開かせる事が出来る――そう思ったのですが、今の私ではまだ駄目だったようです。
ええ、外傷ではありません。 ですが、ええ、可能ならば河童の診療所で検査をして下されば――」

救護班「そうですねー。 念の為に痛い栄養注射位は撃っておく位は……(ゲシィイイッ!)――って、ひゅいぃっ!?」

ゴロゴロゴロゴロ! ……ドガッ!

矢車「治療は不要だ。 ――それに、言っておきたい事がある」
省24

[454]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:40:27 ID:???

ヤマメ「えっ!? 何ソレ!? 告白!? キャ〜ッ! カッコ良いー……って、アイテテ」

キスメ「ヤマメは大やけどしたんだから。大人しくしてなきゃダメだよ……」(←桶修理中)

矢車「……………この人は、俺の相棒を守ってくれた。
だから、俺が――この人を守らなくてはいけない。 同じ、地獄の住民として」

不思議に浮ついた雰囲気になりかけた周囲を、矢車はそう静かに語る事でぴしゃりと収めた。 省30

[455]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:41:33 ID:???

さとり「――勇儀さん、ボディに一発入れといてください」

勇儀「うっし! 了解だ古明地!」

ガシッ、ボガァァァァアアアアアアアアアアッ!!

矢車「うわぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

ギューーーーーーーーーーーーーン、ドガーーーンッ!!

放送「矢車選手、吹っ飛ばされた〜〜〜!! 等速直線運動の如く真っ直ぐ平行に空を飛び!
先程救護係の青髪の河童が転がるフェンスに激突!」
省28


0ch BBS 2007-01-24