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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[539]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/04(火) 00:58:02 ID:???
輝夜「ぶっちゃけえーりんに任せたら、この程度の妖怪なんとかなりそうだけどね!」

永琳「――そうね。何とかするだけなら……ね」

妹紅「どうしたのさ。そんな渋った言い方をして」

慧音「……恐らく、薬師殿はこう言いたいのだろう。自分が妖怪を駆逐するのは簡単だ。
しかし、そうしたら今度は、自分達が新たな脅威となるのが恐ろしいのだろう」

てゐ「人間ってのは、自分より強いヤツが大嫌いだからねぇ。
この場を解決できても、次はお師匠様が畏怖の対象になっちゃう」
省57

[540]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/04(火) 01:06:31 ID:???
そんな時中山は、一つの仮説を立てた。
果たして彼の宣言通り、慌てふためく聖徳ホウリューズメンバーの中で、
豊聡耳神子だけは帯刀した七星剣の鞘を抜いて、強力な一つ目の妖怪を一閃で斬り伏せていた。

神子「――さあ、人間達よ! ここは我らに任せて逃げるんだ!」

鈴仙「……確かに、途端に生き生きしてるわね、アイツ」

中山「先ほど永琳さんが恐れた、力への恐怖が自分に向く事への不安。
彼女――豊聡耳神子には、そうした不安が一切無いのだろう。 省58

[541]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/04(火) 01:10:30 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。
この唐突なNPCシーンを明日くらいまで挟んで、
明後日くらいにはウサギBの命名イベントをしたいと思っていますので、
名前案を考えて下されば幸いです。

<現在出ている名前案>(>>421さんより)
・因幡 霞(かすみ)
・因幡 椿(つばき)
・因幡 風音(かざね)
・因幡 鈴音(すずね)

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

[542]森崎名無しさん:2015/08/04(火) 01:15:03 ID:???
>神子「――さあ、人間達よ! ここは我らに任せて逃げるんだ!」
なんという死亡フラグ・・・
これぶっちゃけここで死ぬなり退場してくれた方が人にあがめられる英雄とかになれるんじゃね?

身を挺して人を守って死んだ英雄・・・うん!生き残って悪事ばれるよりもはるかにマシなラストじゃないか!(外道)

[543]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:35:35 ID:???
こんばんは、今日も無判定ですが更新していきます。
>>542
割と現金な感じになってしまいましたねw
ただ、これも多分考えあっての行動……だと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
鈴仙「私達の……結束……?」

中山「そうだ」

中山は力強く頷いた。

中山「一人の力には限界がある。それが、例えどんなに凄い人物であってもだ。
一方、仲間達が結束すると、それぞれの力は……まさしく無限大になる。 省50

[544]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:37:36 ID:???
……そして。

鈴仙「――撃ち抜け夢幻の弾丸、『マインドエクスプロージョン』!」

バギュウンッ!

上級妖怪A「グワーーーーッ!」

布都「はーっはっは! 括目するが良い、我の風水の力! 炎符・『太乙真火』ッ!」

ゴオオオッ……!

上級妖怪B「……ググ……!」

カグヤファンB「お前が戦う意志を魅せなければ、俺はこのスタジアムを破壊し尽すだけだぁ!」

ギュピピッ! デデーンッ!

上級妖怪C「もうだめだぁ……おしまいだぁ……!」
省17

[545]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:40:37 ID:t0A8o8nc
鈴仙が狂気の瞳で周囲をかく乱しつつ、空を飛ぶ妖怪を銃撃で迎え撃ち、
布都が自慢の風水で数多の雑魚妖怪を焼き払う。
その中、有志で現れた腹筋の強い少年が腹筋パワーで敵にトドメを刺していくなど、
彼らの連携は急造とは思えない程に発達していた。

鈴仙「……うーん。やっぱり中山さんが居ると安心しちゃうなぁ。
パスカル君と比べると話しづらいイメージだけど。何というか、頼れるリーダーっぽいっていうか……」
省30

[546]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:41:56 ID:t0A8o8nc

永琳「……これだけ居れば、私も有志として混ざれるかしら」

神子「――おや。私を気遣って来ていただけるとは有り難い。
だが残念な事に前線は私一人で間に合っている。貴殿は是非、目立たない裏方で後方支援を――」

永琳「――良く言うわ。貴女が仕掛けたんでしょうが、この騒ぎ」

神子「……さて。どうかな」



大丸「う、うおおおっ! 神子様ばんざー……うわっ、何をする、離せい!!」
省14

[547]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:42:58 ID:t0A8o8nc
ウサギB「次、右側頭部に攻撃が来る可能性78%! 左に避け……」

来生「やだぷーっ♪」

タッ! ……スカッ。

ウサギB「ま、またデータから外れちゃったぁ! 一体何なの、この人!?」

来生「シュレッダーの三毛猫ってあるだろ。つまり俺がルールって事さ!」

ウサギB「三種類も毛を生やさなくっても良いし、それ以前に色々違ってるってば!
……もーう。世の中にはCちゃん以上におかしい子が居るものなのね……」


省21

[548]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:44:58 ID:???
――鈴仙だけが、理想的な部隊を形成出来ている訳では無かった。
全ての人妖(神子本人は微妙だが)が、種族、立場、感情などの垣根が無いかの如く理想的に動いていた。
つまり、中山指揮下の軍隊は、圧倒的劣勢ながらも、非常に高い士気を持続させていたのだ。

鈴仙「――さあ。追い詰めたわよ鬼人正邪! 嘘を吐き人妖を騙し、
そうやって今のようなクーデターまがいのテロを成し遂げた!」

正邪「ケッ、そうだよ! 全ては下剋上の為に仕込んだのさ!!」
省49


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