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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[666]森崎名無しさん:2015/08/15(土) 18:50:36 ID:???
一人だけ別世界に足を突っ込んでた状態だったからなぁ・・・

[667]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 01:59:30 ID:???
更新を再開します。
>>665-666
流石にJr.ユースそのままだったら無理ゲーですので、
あれよりは弱くなってますが、それでもこれまでのGKと比べて規格外な強さになってます。

[668]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 02:01:44 ID:???
ワッ……ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!?

観客席から戸惑いも籠った絶叫が鳴り響く。しかし、これも無理のある事では無かった。
――燃え盛る太陽のシュートは、森崎の掌中に完全に収まっていたからだ。
森崎有三は、幻想郷最高のストライカーであるレミリア・スカーレットに対し……完勝した。

実況「……す、凄い……! これは夢でも見ているのでしょうか!
確かに、確かに森崎選手は前の試合でも星熊勇儀選手が即席で生み出した 省73

[669]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 02:03:04 ID:???
レミリア「――サッカーは強い者が勝つんじゃなくて、勝った者が強い。
だから、お前の勝利は偶然じゃなくて運命なんだろう。 ……忌々しいけどね」

森崎「(……こいつ。『アイツ』と同じような事を言ってやがる)――へっ、負け惜しみはそれだけか?」

レミリア「もし私の作戦が嵌ってたら勝ってた。私はダイレクトよりもバイシクルの方が上手い。
運が悪けりゃあんたが普通に負けてた。さっきのシュートはちょっと調子が悪かった。 省44

[670]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 02:04:35 ID:???
森崎「(くそっ。腰が痛むな……。ま、化けモンクラスのシュートを防いだんだから、しょうがねぇか。
――敵さんはまだまだイケイケだしな。今無理する事でもないだろ)……ほら、天子。やるよ、このボール」

シュッ……。

天子「――フッ……。ここで中里じゃなくて私に来るあたり、天人と忍者のチーム信頼度は違いすぎたみたいね。
いいでしょう。この私の実力、とくと眼に焼き付けておきなさい! 私100メートル走で15秒とか普通に出すし!」

ダダダダダダダダダッ!
省46

[671]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 02:06:27 ID:???
実況「森崎選手からボールを受け取った博麗連合の天人サイドバック、
比那名居天子選手は誰にもボールを渡さず、暴力的なドリブルでサイドを抉っていきます!
何という自分勝手で利己的なプレーなのでしょうか! しかしこのスタンドプレーは上手く場に刺さっている〜〜!」

咲夜「……お嬢様にパチュリー様。そして妹様が上がり切った現状、我々の中盤はガラ空きです。
恐らくはそれを狙った、大胆なオーバーラップのようだけど……!」
省56

[672]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 02:08:25 ID:???
実況「お〜っと! ですがここはディフェンスリーダーの十六夜咲夜選手が活躍!
必殺ブロック・『プライベートスクウェア』で天子選手のシュートを完封! 陸選手までボールを運ばせません!」

天子「あ、あんですってぇ〜〜〜! この私のシュートが、キーパーまで届かないだなんて。
荒鷲如きが、貴様の遥か高みに住まう天人様の覇道を邪魔するとは生意気過ぎるわ……!」

ギリッ、ギリギリッ……!

天子「フ……フフ。これで勝ったと思わない事ね……!」

ダッ!
省45

[673]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 02:09:39 ID:???
ボールを奪い取った咲夜はボランチの小悪魔へとショートパス。
少数精鋭の攻撃陣と、タレント不足を数で補う守備陣という、
敢えてアンバランスな布陣を敷いたスカーレットムーンズにとって、
ボランチとして守備と攻撃の楔を果たす小悪魔のポジションは重要である。

小悪魔「(ドリブルも教えて貰ったけれど、あれはほんの付け焼刃。
私にはやっぱりパス一芸しかない。それにしたってパチュリー様にも劣る。 省50

[674]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 02:15:13 ID:???
霊夢「――ええい、ややこしい軌道ね。こうなったら……勘で行こうかしら」

バァァァッ! ブウウウ……ッン! ――バチィイッ!

霊夢「――って、あらら。外しちゃった。『ホーミングパスカット』で行けば良かったかしら」

小悪魔「……っ!(――後、少しだったのに……!)」

霊夢は天性の勘で小悪魔のパスの行く先を予想し、結果として初速の遅れのため完全に奪えないでいたが、
それでもボールを再び前方へと零す事に成功していた。
省42

[675]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/16(日) 02:16:40 ID:???
……と、言ったところで今日はここまでです。
明日には前半を終わらせ、ハーフタイムに突入できると思っています。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

[676]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/17(月) 00:34:45 ID:???

ポーンッ、……パシッ。

小悪魔「――き、来た。もう一度、チャンスが」

パチュリー「……時間が無い。そのまま前に出しなさい、小悪魔。
『オフサイドトラップ』の危険はあるけれど、成功率は五分と五分。
私が成功しそうなギリギリの位置をレクチャーするから、そこを狙って」

小悪魔「わ、分かりました。……パチュリー様を信じます!」

グワァァァァァァッ……バシュウウウウウウウウッ!
ギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ!
省23


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