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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[704]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/19(木) 01:18:13 ID:???
説教は数分の後に終わった。
永琳も鈴仙も、何だか釈然としない表情で会話を再開しようとするが、何だかしまらない。
今までの永琳の謝罪が嘘だったかのように、場の雰囲気は和らいでいた。
それは、今までの何気ない、普段通りの日常は、永琳にとって何よりも換え難い救いであった事を示していた。

永琳「……ありがとう、ウドンゲ」

鈴仙「――えっ? し、師匠? 今何か仰いましたか……?」

永琳「何でもないわ。……それより、話を進めましょう」
省50

[705]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/19(木) 01:20:53 ID:???
永琳の説明を聞いて、鈴仙はスタジアム入口での早苗との話を思い出していた。
――彼女が言うには、今回の正体不明の爆発は、世界の新生の際には必ず起こり得る災害である。
古くはノアの大洪水。最近では外界でも起きた大地震と同じような出来事が、この幻想郷でも起こっているのだと。
永琳が言う価値エネルギーの暴走とは、早苗が言う新生<リーインカーネイション>の事を指すのだろうか。
永琳は早苗の説明を補足するかのように続ける。
省72

[706]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/19(木) 01:27:21 ID:???
永琳「生憎と、冗談じゃないわ。私は的確に『それ』を表現しているだけ。
――前に現れたのがもう数千年前だったし。
綿月姉妹を始めとする、信頼のおける月の民にも監視させていたから、安心しきっていたのだけれど
……ウドンゲ達が生んでくれた大きなエネルギーと。
そのエネルギーを激しく憎んだ、とある女性の想いに反応して――『彼女』は、この地に降臨してしまった」

永琳はここで一旦話を切って、周囲を見渡した。
省57

[707]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/19(木) 01:32:14 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

[708]森崎名無しさん:2015/11/19(木) 10:34:55 ID:???
乙でした
なるほど……つまり答えは「ロベルト本郷」ですね?

[709]森崎名無しさん:2015/11/19(木) 23:18:44 ID:???
そうか・・・「ロベルト本郷」とは・・・!

[710]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/20(金) 01:34:06 ID:???
こんばんは、ほんの少しだけ更新したかったのですが、
仕事が忙しかったので、明日にブラッシュアップして更新したいです。
ただ、明日の夜は飲み会で、土日は旅行なので、場合によっては暫く更新できないかもです(泣)
>>708
乙ありがとうございます。BADENDまっしぐらですねw
>>709
残尿の妖精か何かじゃないですかね…

[711]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/23(月) 00:25:03 ID:???
こんばんは、旅行から帰って来たので少しですが更新再開します。
最近更新が空いていたので、これまでの状況を三行でまとめました。
・鈴仙率いるルナティックスが霊夢率いる博麗連合を破り、全幻想郷大会に優勝
・しかし、大会後紫の様子が激変。それと同時に結界が破れ災害が発生
・その夜、これまでの展開は永琳が原因で、永琳すら看破できぬ存在が居る事が発覚。その正体は…と、いう時に藍が乱入

[712]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/23(月) 00:28:03 ID:???
鈴仙「ど――どうして、貴女がここに。それに、そのスキマ……」

藍「……話せば長くなる。私はただ、月の賢者の知恵を借りに来た。それだけさ」

あくまで平静を装って、藍は小さくかぶりを振って答えた。
鈴仙にとって、藍は単なる顔見知りではない。
全幻想郷選抜大会の予選リーグ最終戦の終了後。
鈴仙は藍に呼び出され、そこで彼女の想いを聞いていたからだ。
藍はその場で、鈴仙にこう請願していた。
省58

[713]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/23(月) 00:29:20 ID:???
永琳の冷たい視線に臆することなく、藍は力強く頷く。
その永琳もまた、何を考えているのか読み取れない表情を僅かに暗くして頷き返した。

鈴仙「――え。八雲紫が、八雲紫じゃないって。どういう事ですか……?
大会後に広場に降り立っていましたけど、あの胡散臭い少女は間違い無く、八雲紫でしたよ」

そしてこうなると、八雲紫を詳しく知らない鈴仙は途端に話題に入り辛くなった。
紫が鈴仙の成長や、プロジェクト・カウンターハクレイ――幻想郷の秩序を変える事を目的とする計画 省60

[714]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/23(月) 00:49:10 ID:???
鈴仙は永琳に対して半分詰め寄るよう、こう切り込んだ。
そこで永琳は漸く、先ほど話しかけたイレギュラーについて語り始めた。

永琳「――『それ』は、地上の民の言葉では『憎しみ』を意味するわ。……いや、あるいは『絶望』かしら」

鈴仙「『憎しみ』や『絶望』……? 八雲紫は、そんな曖昧な物に影響されたとか。そういう話なんですか?」

藍「いや、それは在り得ない。私の知る紫様は、そんな陳腐な概念に惑わされなどしない!」
省46


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