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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[764]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/27(金) 00:56:54 ID:???
鈴仙「――私には、大事な友人が居ました」

これまでの物語における、鈴仙にとっての一番の哀しみ。
それは、幻想郷という社会に呑まれ自らを見失い。
そして、幻想郷に留まる事が出来なくなった、大切な人の面影だった。

鈴仙「……私は、彼女の道を尊重する事が真の友情だと思っていましたし。
それは今でも同じです。だけど、できる事なら、彼女をそこまで悩ませたく無かった」

永琳「…………」

藍「……妖夢の事か」
省45

[765]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/27(金) 01:01:02 ID:???

鈴仙「私は、力っていうのは、それだけじゃないと思います。
ただ強い、一人で何でもできる、役に立つ。それだけじゃなくって。
例え弱くても、一人では何もできなくても、役立たずでも。
それでも、集まって努力すれば、何かを為す事ができるような。――そんな力があっても、別に良いと思ったんです」

永琳「……理想論よ。普通なら、甘すぎて却下されるわ」

鈴仙「分かってます。でも……その甘ったるい力のお蔭で私は、この大会に優勝出来たんです!」
省54

[766]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/27(金) 01:05:43 ID:???
*****



〜永遠亭・鈴仙の個室〜

鈴仙「(さっきはノリであんな事言っちゃったけど……だ、大丈夫だったのかなぁ……)」

――あれから小一時間後。
漸く解放された鈴仙は、今更ながら自身の発言を若干後悔し始めていた。

鈴仙「(私が頑張らないと、サッカーのせいで世界が滅びて、純狐が絶望で……。
――ううっ、今から師匠と対決する事を考えただけで、お腹が痛いよぉ……)」
省57

[767]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/27(金) 01:08:33 ID:???

鈴仙「(……私はまだ、師匠の計画の掌中に居るだけなの? それとも――)」

――それとも。これはやがて鈴仙の身に降りかかるであろう、純粋かつ大いなる厄災を暗示しているのだろうか。
鈴仙は一抹の不安に駆られたが……

――フラッ……バタリ。

鈴仙「……ぐぅ。つ、つかれたぁ……」

それよりも、今朝から大会決勝戦を経て、今に至るまで蓄積された疲労が押し寄せる方が早かった。 省41

[768]森崎名無しさん:2015/11/27(金) 01:26:20 ID:???
乙なのです

決勝終わったと思ったらまた急展開でわくわくします。

[769]森崎名無しさん:2015/11/27(金) 21:26:07 ID:???
いつもお疲れ様です。

それにしても、「博麗戦が終わったらスピーチ原稿は俺に任せろー」
などと思っていた私の姿はお笑いでしたw

毎日毎日どんな展開になるか、今森崎版で一番楽しみにしています。

[770]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 01:44:37 ID:???
こんばんは、更新しよう…と思ったのですが、今日は帰りが遅かったので、明日にしようと思います。
明日も夜から用事があるので、お昼から夕方まで更新出来たらな、と考えています。
>>768
乙ありがとうございます。
ストーリーがダレないよう色々考えていたつもりだったので、そう言って頂けると嬉しいです。
>>769
労って頂きありがとうございます。
優勝スピーチについては…すみません、すっとばしてしまいました(爆) 省11

[771]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:29:54 ID:lcTHLfNs
〜大会19日目・午前・固定イベント〜
【嵐の前の静けさ】

〜永遠亭・居間〜

鈴仙「……おはよう」

てゐ「おはよ、鈴仙。新聞見た? 何だか色々カオスってるよ、これ」

昨日あれだけの事がありながら、鈴仙は規則正しい時間に目覚めた。
習慣の恐ろしさに鈴仙は戦慄しつつも、てゐが魅せてくれた新聞に目を通す。
そこにはルナティックスの優勝と鈴仙のMVPを称える記事で埋め尽くされて…はおらず。
省39

[772]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:31:18 ID:lcTHLfNs
幻想郷はいよいよ本格的に、サッカーどころの騒ぎでは無くなっている様相だった。
今はまだ目に見えた実害は表れていないようだったが、
外界――今やそう呼べるかも疑問だが――の住人達が、この地の存在に気づくのは時間の問題に思えた。

鈴仙「……そう言えば、次の大会の話については?」

パスカル「いや。そこは間違い無く敢行されるようだ。
これより半年後、この幻想郷に世界中のサッカー選手を集めて、世界大会を開催する。 省61

[773]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/28(土) 15:32:58 ID:lcTHLfNs
〜大会19日目・午前・特別イベント〜
【鈴仙と秋姉妹。永遠の秋夢特訓!?】

??「すみませーん! 鈴仙さんいますか〜!?」

大会優勝後の朝でありながら、社会情勢の大きな変化もあり、どうにも盛り上がれない永遠亭の面々。
その重苦しい空気をぶち壊すかのように、カラっとした秋晴れのような声が鳴り響いた。

鈴仙「……え、私!?」

永琳「……行って来なさい、ウドンゲ」

永琳に促されて、鈴仙は玄関へと向かった。 省39


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