※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[30]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/20(土) 23:01:08 ID:oyRCAZgs

観客「おーい、バニーの姉ちゃん! こっちにもビールだ!」

鈴仙「あっ、はーい。毎度ありですー」

プラスチック製のコップを観客に差し出し、ノズルに勢いよく金色の液体を注ぐ中、
審判のホイッスルがけたけましく鳴り響いて、ふとフィールド上を見てから鈴仙は気付いた。

鈴仙「――ん。あ、あの銀色の髪した女の子って……――!?」

シャーッ……。

観客「! あ、おい! どこよそ見してるんだ! ビールが零れちまったじゃないか!」
省21

[31]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/20(土) 23:03:34 ID:oyRCAZgs
*****


――ピッ、ピッ。ピィィイイイイイイイイイッ!!

そして、鈴仙の主観としては一瞬で。一瞬で試合が終わった。
しかしその一瞬の中から、鈴仙は瞳に強い感情の揺らぎを吸い込んでいた。
『狂気』とも評すべき、絶対的に矛盾した感情の波長を胸に秘めた鈴仙は、
その想いの大きさに思わずふらつきそうになる。

鈴仙「(――行かなくちゃ。妖夢の所に……!)」

ダッ!

観客「お前よくも75分間ぶっ通しでビールぶっかけやがったな! 省31

[32]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/20(土) 23:05:21 ID:oyRCAZgs
そこには既に、妖夢は居なかった。
実はこの時、ブラジルへと来訪していた鈴仙の仲間・パチュリーが、
先に妖夢を待ち伏せして捕まえていたのだが……。
そうした事情を知らぬ鈴仙は途方に暮れていた。

ガチャリ。

――そして、そんな時に控室のドアが開き、中から一人の人物が現れた。
その人物は狭い廊下で巨大なビールサーバーを背負い、
息を切らしている鈴仙を見て、……こう声を掛けた。

先着1名様で、

★サンパウロメンバーとの邂逅→! card★
省33

[33]森崎名無しさん:2016/02/20(土) 23:06:19 ID:???
よく75分も移動しなかったなこの観客w

[34]森崎名無しさん:2016/02/20(土) 23:07:19 ID:???
★サンパウロメンバーとの邂逅→ ダイヤA

[35]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/21(日) 00:38:54 ID:FYsDbR8E
★サンパウロメンバーとの邂逅→ ダイヤA ★
ダイヤ→新田「なああんた。……姉御――じゃない。魂魄妖夢を見なかったか?」

ドアから出て来たのは、幼さを残した溌剌とした少年だった。
少年は慌てた様子できょろきょろと周囲を見渡していたが、
やがて意を決したように鈴仙に近づき、

新田「なああんた。……姉御――じゃない。魂魄妖夢を見なかったか?」

鈴仙「……!(……この子は確か。さっきの試合にも出てた新田瞬ってMFね)」
省22

[36]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/21(日) 00:40:16 ID:FYsDbR8E
鈴仙が頼りないと見るや、新田は再び周囲をきょろきょろと見渡して、
どこへ妖夢を探しに行こうか、考えを馳せている様子だった。
そんな軽率ながらも向こう見ずな少年を見て、鈴仙は何とも言えない既視感を覚えつつあった。

鈴仙「(……何だか、佳歩に似ているかも。プレースタイルもそうだし。
    直情的な感じとか、幼い感じとか。……さっき、妖夢の事を『姉御』って言いかけてたけど。
    ひょっとしたら彼は、妖夢にとっての佳歩みたいな存在なのかもしれないわね……)」
省36

[37]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/21(日) 00:44:04 ID:FYsDbR8E
*****


鈴仙「――妖夢。あんたもここで……色々と、頑張って、いたんだね」

――そして、新田と別れて鈴仙は何げなく、スタジアムの観客席へと戻っていた。
観客達は帰途に就き、残されたのは今や鈴仙のみだった。

鈴仙「……これからは、私も、頑張らなくっちゃ」

こうして妖夢と会うまで、鈴仙の心には暗澹とした思いが支配していた。
自分の選択はこれで良かったのか。このまま、鬱屈したコリンチャンスでの生活を続けても良いのか。 省18

[38]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/21(日) 00:46:05 ID:FYsDbR8E

ポン……。

コーチ「グヒヒ。どうやら、エエ試合だったようじゃな。目が違っておる」

そして。そんな彼女の肩を叩き声を掛けたのは、すっかりバーで飲んだくれているものと思っていた、
コリンチャンスのコーチ兼監督を務める謎の老人だった。
彼はまるでこの結果を見越していたかのように、鈴仙をここで待ち受けていたようだった。

鈴仙「コーチ。――貴方は、もしかして最初から私をやる気にさせる為に……」

コーチ「……………」
省26

[39]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/21(日) 00:48:58 ID:FYsDbR8E
〜11月3週・基礎練習フェイズ〜

鈴仙「……妖夢。――私は絶対、あんたに会いに行くからね!
    今日こそ本腰入れて練習よ! さあ、何をしようかしら!」

今週重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(53)  上がりにくい
B:パス(53)    上がりにくい
C:シュート(54)  上がりにくい
D:タックル(51)  普通
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47)  上がりやすい 省13

[40]森崎名無しさん:2016/02/21(日) 00:50:15 ID:96R/G4Z6



名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24