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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[831]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/26(日) 18:50:16 ID:???
一旦ここまでです。
[832]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/27(月) 00:36:10 ID:???
*****
……気付けば反町は、ひらり、はらりと紅葉の舞う場所に立っていた。
どこかで見た事があるような、しかしどこにも無いような幻想的な空間に独り居るにも関わらず、
不思議と孤独感や不安感は覚えなかった。
??「――ねぇ。キミ、寒くないの?」
そこには気付けば、一人の少女が立っていた。
銀杏を落とした川のように、さらっとして綺麗な金色の髪。
大きな鳶色の瞳は瑞々しい果実で、すらりと伸びた手足は稲の穂のようにしなやかだった。
省42
[833]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/27(月) 00:39:23 ID:???
*****
ブロロロロ……
アリス「……フランス紀行も中々悪くなかったわね。
私としては都会派の象徴・パリに行けなかったのが心残りだけど」
早苗「パリは良いですよ! 何故ってロンドンはどんよりしてるけど、晴れたらパリですし!」
アリス「フフ……その程度の知識、私も知っているわ。カルメンは麺よりもパエリアが好きなのよね?」
早苗「おお、それを先に言われちゃうとは。アリスさんってやっぱり博識ですね! 私、尊敬しちゃいます!」
省27
[834]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/27(月) 00:40:45 ID:???
5人掛けのコンパートメントで、反町の隣に静葉は座っていた。
向こうには穣子がアリスさんと早苗の隣、反町とは斜め正面の位置で押し黙っている中。
――反町の『悩み事』を知る静葉は、穣子に悟られないような小さい声で、不意にこう囁いた。
静葉「この前の試合を思い出してみて。貴方は、貴方が思っている以上に力を持っている。
それを正しく認識して使う事が出来るなら。……だから、自分自身を信じて。一樹君」
反町「静葉、さん……?」
省39
[835]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/27(月) 00:48:49 ID:efozeoc6
すみません、後半部分を書き直していたら今日中に終わらなかったので、続きはまた今度にします。
ただ、次のパートで反町の章は終わりにして、鈴仙の章に戻る予定です。
また、容量が500kbを越えたので、スレタイも募集させて頂きます。
【】鈴仙奮闘記37【】
の形で書いて提案して頂ければ大変嬉しいです。
次スレは、鈴仙の章に戻って、ザガロ達一行+一部スウェーデンメンバー(ブローリン等)が加わった、
サントス戦が中心になると思います。
省2
[836]森崎名無しさん:2016/06/27(月) 01:01:17 ID:???
【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
【ブルーツ波】鈴仙奮闘記37【大放出】
【ポーピー】鈴仙奮闘記37【デデーン】
乙でした
[837]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:44:47 ID:g5cRU4+s
>>836
乙とスレタイ提案ありがとうございます!
反町の章が結構重い感じになっちゃったので、
鈴仙の章Aは割と軽いノリで行きたいと思ってます。
[838]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:46:08 ID:g5cRU4+s
早苗「さて……私は日本に向かいますので、ここで暫しのお別れですね。
皆さんは確か、これからブラジルに行って、鈴仙さんのリオカップに合流するんでしたっけ?」
静葉「ええ。大会スケジュール的には大体2回戦……サントス戦が始まる前には合流する感じかしらね」
早苗「そうですかぁ。私はこれからあの変なTシャツコーチの変な特訓を受けると思うと、気が重くなりますよ」
アリス「ラズリーと名乗る謎の女コーチだったわね。……今の全幻想郷代表の様子は随分と興味深いわ。
省49
[839]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:48:10 ID:???
律儀な早苗は、別れ際にメッセージを残してくれた。
早苗「アリスさん。貴女は不器用だけど、トモダチを想う心の熱さだけは本当に凄いと思いました。
皆で笑顔で幻想郷に帰れた後も、きっとトモダチになって下さいね?」
アリス「さ、さあ。どうかしら。考えてあげるわ(わ、私にもようやく、ボール君以外のトモダチができた……?
どうしよう。今まで散々トモダチ欲しいって言ってたけど、いざ本当にできそうだとちょっと怖い……)」
省35
[840]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/28(火) 00:54:20 ID:???
早苗は挨拶の代わりに、反町の頭をぺちんと叩いた。
本気で殴られた訳では無いので痛みはないが、それでも不意を突かれた事にびっくりして後ずさる。
そんな反町を見て、早苗は笑顔で、一言だけ言いたい事を言う事にした。
早苗「言いたい事を言わずとも、言葉は伝わる。貴方が教えてくれた事ですよ、反町君?」
早苗はこれまで反町の無言の言葉に感銘を受け、刺激され、そして教えられてきた。
神や妖怪では無く、同年代の少女だからこそ、早苗は反町に対して等身大のエールを送れた。
省46
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0ch BBS 2007-01-24