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1- レス

屁理屈推理合戦withキャプ森


[205]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/10(火) 22:53:17 ID:LKwyGoHo


反町「――はぁ。一体俺は何を考えているんだ……!」

しかし同時に、反町は聡明な少年であった。黒い妄想を抱きこそすれど、決して実行には移さない。
それどころか、こうした妄想が何も生まないという事すらも知っていた。

反町「喉が渇いた。自動販売機で、ドリンクバーでも買って来ようかな……。
    って、何言ってるんだ俺。自販機でドリンクバーなんて買える訳ないだろ。
    はぁ……疲れてるのかな、俺。独り言ばかりは増えるし……」
省45

[206]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/10(火) 22:54:44 ID:LKwyGoHo
反町「よし。今日はこいつと……こいつと……こいつだ」

アリの巣をほじくって、適当な働きアリを3匹ほど見繕うと、
机の上にティッシュを敷いて、アリを乗せる。こうするとアリの身体が良く見えるのだ。
しっかりと3匹ともに区別できるよう、細心の注意を払った上で、こう呼びかける。

反町「よし。お前の名前は、『日向小次郎』。真ん中のお前は『若島津健』。
    それでフラフラしてるお前は、『吉良耕三』だ。良いな、分かったな」

アリ達「「「…………」」」
省54

[207]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/10(火) 22:56:45 ID:???
アリ達「「「…………」」」

アリ達がティッシュの檻を抜け出し自分の腕を駆け上がろうとしている。
彼らを日向と見立てている反町にとって、これは反抗されたように思えて腹が立った。

反町「くそっ! アリまで俺の事を馬鹿にするのかっ! ……死ねぇえっ!」

ブンッ! ……ブチンッ!

アリ達「「………」」

――反町はアリの内一匹を握りこぶしで潰す。これは日向と名付けたアリだったか。
そして間髪入れずに、

アリ達「「………」」
省32

[208]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/10(火) 23:03:09 ID:???
反町「……はぁ。虚しい」

……そして、吉良耕三を潰してから僅か数秒で陶酔感は消え、死にたくなるほどの絶望感が襲ってくる。
当たり前だ。こんな事をしたところで何も変わらない。
日向は先程ヘリで東京のヒューガー本社に向かい、今は恐らく会議中だろうし、
若島津は人間離れした機動力で、どこかの山奥で熊でも相手に修行中だろう。
吉良は……あの飲んだくれだ。どうせ大会会場の辺りの安居酒屋で引っかけているに違いない。 省60

[209]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/10(火) 23:07:48 ID:???
『反町一樹が自室で殺害した日向小次郎、若島津健、吉良耕三とは彼がそう名付けたペットのアリの事を指す。
 反町は人間の日向、若島津、吉良には一切関与していない為、彼らの生存は当然の事である』
……と、言ったところで一旦ここまでです。

[210]森崎名無しさん:2017/01/11(水) 12:25:16 ID:???
ソリマチ卿は最初のインパクトが凄まじかったからね
そりゃ信徒が出現しますわ

では、我らが偉大なる毒々しいソリマチ卿を崇めるのだ乙

[211]森崎名無しさん:2017/01/11(水) 13:16:30 ID:???
我らが偉大なる毒々しいソリマチ卿よ永遠なれ乙
次も期待してます

[212]森崎名無しさん:2017/01/11(水) 20:48:11 ID:???
勝負には勝ったけど
信徒を獲得したソリマチ卿にある意味負けたか

[213]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/12(木) 00:56:07 ID:qD5desek
>>210
ソリマチ乙ありがとうございます。これだけ崇められたらもはや魔法ですね…
普段の言いたい事を言えない感とのギャップが良いのでしょうかw
>>211
ソリマチ乙ありがとうございます。
次回は少し難解な謎&ミステリー寄りなトリックに挑戦したいと思っています。
ただ、ちょっと難解なのでもう少し時間がかかりそうです(汗)
他にも、『ベアトリーチェの密室定義』について解説したいと思っているので、
気長に待って頂ければ幸いです。
>>212 省7

[214]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/12(木) 01:02:59 ID:???
ベアトリーチェ「……勝ったな」

森崎「ああ。何とかな」

既に周囲の魔力は消え去り。反町が宿舎に空けた大穴も、何もかもが元通りになっていた。
戦いの内に夜は明けて、白みがかった空が森崎と魔女を優しく照らす。
第二の魔女のゲームにおいても、森崎は勝利した。

森崎「魔法の散り際に、幸薄そうな奴がアリを踏みつけて楽しんでる姿が見えたけど……。
    ――あれが、この事件の『真相』って奴だったのか?」
省53


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