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【SSです】幻想でない軽業師


[318]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/27(火) 23:51:37 ID:???
……無論、それだけが八雲紫の目的ではない事も神奈子はわかっている。
かといって、この留学に己のチームの選手たちを行かせる事は出来ない。
何せ3年間である。これだけの選手がいれば、まず間違いなく幻想郷で天下を取れるというメンバーだ。
3年間、常勝無敗でいる事が出来れば――神奈子たちが得られる信仰はとてつもないものとなるだろう。

何より、そもそもの話である。
この留学話に行かせてやれる選手自体、守矢フルーツズにはいない。 省57

[319]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/27(火) 23:53:34 ID:???
守矢神社に直接所属をしている訳ではない。
とはいえ、八坂神奈子が妖怪の山上層部を通じて命じるには丁度いい人材。
妖怪の山という社会に属する鴉天狗としては、上からの命令には絶対服従。
元々妖怪の山自体、守矢フルーツズのサッカーに対して協力的な姿勢を取っていた為にこの指名も既定路線である。

呼び出され、説明を受けた時点で、文自身もある程度上の方での色々面倒ないざこざというのがあったんだろう、
という事も察していた。 省56

[320]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/27(火) 23:55:00 ID:???
まず第一に文が思いついたのは、同じ天狗仲間である犬走椛や、河童のにとりといった組織の一員。
文が声をかければ、嫌な顔はするだろうがそれでも渋々と従っていた筈である。昔なら。
ただ、今の2人はそれぞれ妖怪の山から離れ――それぞれ別チームの選手として活動をしていた。
無論、それでも行かせるだけなら問題は無いのかもしれないが、
かといって守矢フルーツズと敵対をしているチームの者が留学に行って力をつけて戻ってきた場合、責任の所在は文にあるという事になる。 省68

[321]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/27(火) 23:56:27 ID:???
今はまだ自宅に話を持ち帰ってじっくり考えてくれと言われただけであるが、
しばらくすれば嫌でも留学に向かう選手として、正式に決定してしまうだろう。
社会において考えておいてくれという言葉は、放っておけば了承を示したものと受け止められてしまうのである。

文「(誰か他に適当な、サッカーが出来る者……妖怪の山にいて、それでいてフリーで……。
   って、そんな珍しい選手はもう大体いないか。 省90

[322]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/27(火) 23:58:31 ID:???
短いですが一旦ここまで。
幻想のポイズン内で出てこなかった新しい東方キャラは、今回の彼女含めて3名を予定してます。

[323]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/28(水) 22:59:03 ID:???
本日は更新をお休みさせていただきます。
次回あたりから、佐野くんがどこに留学に行くかの発表とかが出来ると思います。
それでは。

[324]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/01(木) 21:23:24 ID:???
本日も更新はお休みさせていただきます。土曜日あたりに更新出来ればと思います。

[325]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/03(土) 22:58:41 ID:???
申し訳ないですが本日も更新はお休みさせていただきます。
明日まで、明日までお待ちください(ガレリ並感

[326]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/05(月) 00:48:43 ID:???
そして数日が過ぎた。
当初八雲紫がサッカー留学の話を出してから、日数にして数週間。
この頃になると、ようやくほぼ全ての組織からサッカー留学に向かわせる選手の目途が立ち。
また、人員が不足をしている組織からもその最高責任者が他に適任と思しき選手を補填としてスカウトする事も出来ていた。

紅魔館、白玉楼、マヨヒガ、永遠亭、守矢神社、地霊殿、命蓮寺、地獄――。
それぞれ8つの勢力からの留学選手。 省60

[327]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/05(月) 00:49:54 ID:???
ムラサ「……真面目で機転が利き要領がいい性格だったんだけどなぁ、あの子も」
佐野「おっ、キャプテン。 ……イチさんが真面目なのはわかるけど、間違いなく要領とかそういうのはよくなさそうじゃね?」
ムラサ「聖が関わらなければいい子なのよ、ホント」
佐野「そりゃわかるけど……(そーいやなんで皆が白蓮さんの事慕ってるかとか、そーいう理由も俺詳しくしらねーなぁ)」

佐野の言葉に困ったように相槌を打つのは、その一輪の盟友――村紗水蜜である。 省56

[328]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/05(月) 00:51:58 ID:???
魔理沙「よう!」
佐野「あ、魔理沙だ」
魔理沙「……だから『さん』をつけろって何度言えばわかんだ? あぁん?」

佐野の姉弟子にあたる霧雨魔理沙――彼女の姿もその中には見受けられた。

魅魔「準備は終わったかい、佐野?」
佐野「おうよ。 まぁ、つっても荷物なんて大して無いんだけどな」

相変わらずあまり仲がいいとは言えない佐野と魔理沙が言い争いをする前に、
魅魔が佐野に問いかけると佐野はグッと右手を掲げながら準備は万端であると宣言する。 省55


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