キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【激神】幻想のポイズン14【フリーザ】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/05(月) 20:59:48 ID:???
全日本ジュニアユースのFW(?)、反町一樹が
幻想郷のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
あらすじ。
八雲紫に拉致られた反町は、突然幻想郷のサッカー界に混乱を巻き起こせと言われる。
混乱・自己嫌悪をしながらも秋静葉・穣子と知り合った反町は、静葉の活躍によって8人の仲間を得る事に成功する。
11人が集まったところでチーム名を"オータムスカイズ"と決め、キャプテンに就任した反町一樹。
練習を重ねながら、オータムスカイズは小さな大会に出場。一回戦には勝利をしたものの、決勝戦では惜しくも敗退。
その後更に力をつけた後、再び大会に出場し、一回戦、決勝と順調に勝ち進んで若葉杯を制覇したオータムスカイズ。
次の目標を普通の大会に定め、反町はチームメイトを勧誘・練習・散策をして情報を新たに得るなどをして日常を過ごす。
その後、サモナイト石を手に入れたり紅魔館の門番と魔女と知り合ったりした反町はついに。
普通の大会――蒲公英杯に出場する事になる。
初戦の地霊アンダーグラウンド戦を4−2で勝利。
続く西行寺会食の会、歴史と半獣人里の会にも勝利し決勝へと駒を進める。
決勝の相手は、幻想郷トップクラスのゴールキーパーとして名高い伊吹萃香が所属する緋想萃夢格闘一派。
意気込むオータムスカイズであったが、やはり萃香の守るゴールは厚く0−2で敗退――惜しくも準優勝となる。
その後、表彰式で阿求が宣言をした三大大会の廃止と蒲公英杯主要選手でのオールスター戦。
反町は秋姉妹、慧音らを率いて天子チームと戦う事になり、ハットトリックを遂げて3−1で勝利。
更に酒商店ベジータの賭けサッカーに向けて色々と人脈を頼りにして助っ人を探すのだった。
953 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 19:39:34 ID:???
ナッパ→
ハート3
セービング 48 +(カードの数値)=
954 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 19:47:17 ID:???
マークさえ・・・
955 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 19:59:37 ID:???
ナッパいてもいなくても関係ないレベルだな、これ
956 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 20:01:05 ID:???
一応せりあいはそれなりに高いから競り合いでは使えるはず
957 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 20:02:38 ID:???
側近達頑張り過ぎw
958 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 20:13:42 ID:???
>ドドリア→ スペードQ ヘルドロップ 58 +(カードの数値)+(距離ペナ-1)=69
>妹紅→ クラブ2 ブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=51
>にとり→ スペードQ ブロック 54 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=67
>ナッパ→ ハート3 セービング 48 +(カードの数値)+(ブロック補正+1)+(パンチング+2)=54
>≧2→シュート成功! ボールはベジータ百貨店のゴールに突き刺さる
=======================================================================================
ドドリア「あんた達……地獄に落としてやるわ!!」
ドドリアの打ち放ったシュートは、轟音をかきたてながらゴールへと近づいてゆく。
その威力はやはり彼の体格から見て取れるように強力。
力任せにただ打ち付けるだけのシュートだが、だからこそ止める事は難しい。
ブロックが苦手と言っていた妹紅も軽々と吹き飛んでしまい。
にとりもまた、リュックを開く間もなくボールが飛んできた為にその身一つでブロックに行き惜しくも飛ばされる。
ドドリアと同じく巨漢のナッパだけは吹き飛ばされる事も無いかと思われたが……。
ナッパ「ず……があああああああああっ!!?」
懸命に伸ばした拳は呆気なくボールに弾かれてしまい。
無常にもボールはゴールネットを突き破ってフェンスへと突き刺さる。
ピピィーッ!!
得点を告げる審判の笛が鳴り響くと同時に、ドドリアとザーボンは揃ってハイタッチをし。
自分の失態のせいでピンチを招きかけたバータはほっと安堵の溜息をつく。
フリーザもまた、機嫌が幾ばくかは回復したのか笑みから刺々しさは消え……。
そっと拍手を送り、健闘したザーボン、ドドリアの二人を労うのだった。
ベジータ酒商店1−1フリーザ百貨店
959 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 20:14:06 ID:???
反町「大丈夫か、にとり!? 妹紅さん、ナッパさんも……」
妹紅「あー……私はそれほどやわな体してないよ。 大丈夫大丈夫」
ナッパ「ちっくしょおおおおおおおお! ちっくしょおおおおおおおおお!!!」
にとり「ひゅい……ん、まあ、ちょいと疲れちゃいるがまだ大丈夫さ。
それより、守れなくて悪いねぇ」
ベジータ「奴のシュート力は異常に高い……仕方が無い」
ドドリアのシュートによって吹き飛ばされた三人の下に、酒商店ベジータの一同は素早く集まり。
吹き飛ばされた者達の無事を確認する。
不幸中の幸いとも言うべきか、妹紅は吹き飛ばされたとはいえまだまだ余裕があるらしく。
ナッパもまた、その外見通り異様にタフな為にこの程度ではまだまだ疲弊はしていないようだ。
しかし、にとりだけは試合開始早々に見せた競り合いなどでそれなりに疲労しているらしい。
まだ余力は残っている為すぐに倒れるという事は無いだろうが、あまり無理もさせられないのが正直なところだ。
悟空「なぁに、でぇじょうぶさ! もう一点取って突き放せばいいんだ。速攻で点を取った方がいいぞ!」
文「あややや、でしたら私にお任せを。 私のドリブルで素早くゴール前まで運んで差し上げますよ」
ルナサ「いや……少しこの流れはよくない。 まずは落ち着いて流れを取り戻すのが一番だと思うが」
アリス「そうね……焦って失敗した時のカウンターが怖いわ。 まだ慌てるような時間でもないのだし」
ベジータ「…………」
前半20分。ここにきて同点にされてしまった、酒商店ベジータ。
今後の戦い方を論議する一同だったが……キャプテンであるベジータはそれらに対して何を言うでもなく。
ただじっと話を聞いて考え事をしている様子である。
反町(……どうしよう、俺も何か進言しようかな?)
960 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 20:14:11 ID:???
A.「速攻で行きましょう。早い内にもう一度点を取れば、流れを引き戻せます」 速攻を勧める
B.「落ち着いて攻めていきましょう。まずは流れをこっちに戻すのが重要です」 遅攻を勧める
C.「ドドリアさんにマークをつけてみては?」 ドドリアにマークをつけるよう促す
D.「フォーメーションを変えましょう」
E.「作戦を変えましょう」
F.「メンバーを変えましょう」
G.何も言わない。なりゆきに任せる。
H.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
961 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 20:24:02 ID:/wuPlVzw
A
962 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 20:33:27 ID:g87pmqSs
A
963 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 20:36:50 ID:U6Vg4keo
C
964 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 20:53:08 ID:12OZnpgo
A
965 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 21:18:14 ID:???
>A.「速攻で行きましょう。早い内にもう一度点を取れば、流れを引き戻せます」 速攻を勧める
=========================================================================================
文のドリブルならば右サイドの突破はほぼ余裕だろう。
ここは速攻でもう一度突き放したいところだと反町はベジータに進言。
それを聞いてベジータも気持ちが固まったか、次は速攻で攻撃をすると方針を取り決める。
アリスとルナサはやはりカウンターを危惧していたが、キャプテンの意向ならと渋々その指示に納得。
一方でボール運びを任された文、速攻を提案した悟空は喜色ばんだ笑みを浮かべ喜ぶ。
文「それでは私にお任せを! ボールは必ず上げますので、お二人が是非是非決めて下さい」
反町「はい」
ベジータ「言われるまでもない!」
そして、こちらは先ほどようやく同点にする事の出来たフリーザ百貨店の面々。
ここでは華麗なドリブルとタックルでチャンスを作り出したザーボン。
豪快なシュートで貴重な1点をもぎ取ったドドリアがフリーザの寵愛を受けていた。
フリーザ「よくやってくれましたね、ザーボンさん。 ドドリアさん」
ザーボン「はっ……ありがとうございます」
ドドリア(これで地獄に落ちなくてすみそうね……)
機嫌が良くなったフリーザの言葉に、愛想笑いを浮かべながら頷くザーボンとドドリア。
正に獅子奮迅の活躍をする二人であったが……そんな中。
ザーボンは自身が既にかなり疲弊している事に気づいていた。
ザーボン(体力は……今のところ、半分といったところか。
……これ以上全力でプレイをすれば前半でガス欠してしまいそうだが)
966 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 21:18:47 ID:???
フリーザが動かない以上、まさか栽培マンにボールを運ばせる訳にもいかず。
必然的にザーボンが一人でボール運びをしなければならない。
ザーボン(……"アレ"をすれば体力は回復するが……しかし……)
ちらり、とザーボンが見たのはこの試合で出来た女性ファン達。
ザーボンは残り半分となった体力を回復する術を持っているものの。
その女性ファン達がいる為に、その術を使う事を躊躇う。
ザーボン(美しい私が"アレ"をする訳にはいかないが……。
しかし、フリーザ様にお叱りを受けるのも……くっ、ここは……)
先着1名様で、
美しき悩み→! card=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→???「どうやらパープルレインと呼ばれた俺の出番のようだな」
ダイヤ・ハート・スペード→まだ余裕はある、今はまだ"アレ"を使わないでおこう
クラブ→やはりフリーザ様は怖い。"アレ"をするしか……!
※悟空、文の評価値が上がりました。
※ルナサ、アリスの評価値が下がりました。
967 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 21:19:46 ID:???
美しき悩み→
クラブ7
=
968 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 21:54:55 ID:???
ずっとザーボンのターンだな
969 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 22:01:02 ID:???
>美しき悩み→ クラブ7 =やはりフリーザ様は怖い。"アレ"をするしか……!
=================================================================================
ザーボン(そうだ……もう二度とフリーザ様の機嫌を損ねる訳にはいかない。
ここは全力を尽くさなければならないのだ……その為には……!!)
一人悩んでいたザーボンだったが、結局の所自身の"美"よりもフリーザの方が恐ろしいだろうと判断。
黄色い声援を送る一般女性達に背を向け……突如、何やら踏ん張るようにして自身の体に力を込め始める。
それを見てフリーザ、そしてドドリアといった者達は一瞬目を丸くするが……。
すぐさまフリーザは頷きつつザーボンの決断を喜んでいる様子だった。
反町「……? ザーボンさんの様子が……」
ベジータ「奴め……まさか、あの噂は本当だったのか……!?」
一方、ザーボンの様子がおかしい事に気づいたベジータ酒商店の一同も一体何事かとザーボンに注視をする。
そんな中、唯一、ベジータだけはその額に脂汗を流して小さく震えていた。
どうしたのだろうかと思っている反町だったが……ベジータの呟きを聞いてそういえば、と思い出す。
反町(試合前に言っていたな、ザーボンさんとフリーザさんは変身が出来るって。
……も、もしかして……!?)
脳裏を過ぎるのは、蒲公英杯で慧音が見せた変身。
まさかザーボンもそれと同じように変身をするのだろうかと再びザーボンへと目を向けると……。
ボンッ!!
反町「うわっ!?」
文「あやっ!?」
970 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 22:01:12 ID:???
何かが膨張するかのような音が聞こえると同時に。
均整が取れていた体格は突如として筋肉の量が増強され、一気にドドリアのような巨漢へと変貌する。
美しくすべすべだった肌にはぼつぼつとこちらもドドリアのような突起が現れ始め。
端正な顔立ちは、潰れた蛙のような姿へと変形していた。
ザーボン「……はぁぁぁぁ」
変身をしたザーボンは、大きく息を吐きながらキッと反町達に視線を向ける。
先ほどまで黄色い声援を送っていた女性ファン達は絶句をしており……。
ザーボンはあくまでそちらを見ないようにと注意をしているようだ。
やはり今の自分がどれだけ醜い容姿をしているのか、しっかりと理解をしているらしい。
反町(……慧音さんの衝撃もあったからそれほど驚きはしなかったけど……。
普通に予備知識が無く見てたら、多分俺もあの女の子達と同じように絶句してたんだろうな。
それはそれとして、醜くなる事を承知で変身をした……って事は。
つまりそれだけのメリットが変身にあったって事だよな。
より一層手強くなったみたいだけど……)
A.こちらも最善を尽くすだけだ。さぁ、試合を再開しよう
B.ナルシストな彼の事。醜いと連呼すれば元の形態に戻るんじゃ?挑発してみよう
C.挑発はするけど、誰かを誘って挑発をしよう
D.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
971 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:01:37 ID:???
強くなるけど自己嫌悪補正つきそうだな。
972 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:03:01 ID:PlVE3BAk
C
973 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:03:20 ID:U6Vg4keo
A
974 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:03:48 ID:G72D+D6I
B
975 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:04:03 ID:g87pmqSs
A
976 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2009/10/13(火) 22:04:05 ID:sY+UazUI
A
977 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:05:44 ID:???
随分と男前にばったじゃぁねえかって台詞が
親父と変身後のザーボンが闘うと対戦前の掛け合いで親父がそういって挑発してきた
978 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:14:15 ID:???
【ザーボンさん】幻想のポイズン15【無双】
979 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 22:19:53 ID:???
>A.こちらも最善を尽くすだけだ。さぁ、試合を再開しよう
====================================================================
反町(相手がパワーアップしたとしても、どうしようもない。
こちらも最善を尽くすだけだな)
そう判断した反町は特に何を言うでもなく、ベジータと並んでセンターサークルに立つ。
サイドでザーボンの真正面に位置する文は大口を開けて思わず「パンチ効いてるなぁ…」と呟き。
他の者達も怖いもの見たさ、のような雰囲気でザーボンに視線を集めている。
しかし、あくまでもザーボンはその全ての視線を無視し……。
ただ自分がすべき使命をこなそうと、試合に集中をしていた。
ジョン「さあ、前半21分。 同点に追いつかれてしまったベジータ酒商店。
果たして今一度、突き放す事が出来るか!?
間もなく試合再開です!」
ピイイイイイイイイッ!
ベジータ「よし、行くぞ反町!」
反町「はい!」
TO BE CONTINUED
980 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 22:20:07 ID:???
それではそろそろ1000も近いので埋めネタに参ります。
先着1名様で、
今回の外伝の主役→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→大魔王の章
ダイヤ→藍の章
ハート→魔理沙の章
スペード→風見幽香の章
クラブ→パルスィの章
981 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:20:35 ID:???
今回の外伝の主役→
ダイヤ7
大魔王!
982 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:20:36 ID:R0VW6tGs
今回の外伝の主役→
ダイヤ7
983 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:27:43 ID:???
これが分身ドリブルか
984 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 22:42:11 ID:???
>今回の外伝の主役→ ダイヤ7 =藍の章
========================================================================
反町達が賭けサッカーに興じている頃、とある場所に佇む八雲邸。
ここではこの家に住まう八雲藍が、少し遅めの昼食を取っていた。
というのも、今日は午前から色々と紫が残した用事があった為それを消化するのに忙しく。
それにも一区切りをつけ、ようやく食事を取る時間だけをなんとか作ったのである。
藍「〜〜♪」
特製のきつねうどん(どこら辺が特製かというと、お揚げさんが5つ入ってる)を至福の表情で噛み締めつつ。
さて午後も一頑張りしなければ……と思っていると。
紫「あら? おいしそうね、ら……」
藍「そぉぉぉぉぉぉい!!!」
突如襖を開けて出てきたのは、藍の主人である八雲紫である。
昼食を取る藍に向けて笑みを見せる紫に対し、しかし藍は何がどうしたのか思わずそのきつねうどんの丼を紫に投げつけてしまい。
中身の汁やらうどんやら揚げさんが紫の服やら顔やらにぴたりと張り付く。
紫「…………」
藍「…………」
ぽたりぽたりと服からうどんつゆが垂れる中、気まずい空気が流れる。
ここは何とかしなければ、と意を決し……藍は言う。
藍「……急に紫様が来たので」
傘で殴られました。
985 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 22:43:42 ID:???
基本的に一日の大半を睡眠する事で過ごし、昼過ぎに起きる事なんて滅多にない紫。
思わずそれに驚いた藍は気が動転してしまいうどんを投げつけるという愚行をしてしまったのだが。
それでもやはり粗相は粗相。お仕置きは当然受ける。
大きく出来たたんこぶを摩る藍に、スキマでささっと着替えを済ませた紫は冷ややかな視線を送る。
少しだけしゅんと尻尾と耳をタレ下げつつ……藍はともかく空気を変えようと口を開く。
藍「……それで紫様、一体どうされたのです? こんな時間に起きられるなんて」
紫「ちょっと色々とね……大会について話をする事があったのよ」
藍「大会……では、いよいよ始るわけですか?」
紫が提案した各勢力が主催をする新大会。
オールスター戦が終わってから着々と水面下で準備が進んでいたようだが。
どうやら今日この日、ようやくその第一回大会の目処が立ったらしい。
藍「それで、一体どこが主催する大会になるのです?」
紫「それは……」
先着1名様で、
第一回大会の主催→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→八雲紫・白玉楼主催
ダイヤ→永遠亭・人里主催
ハート→地霊殿主催
スペード→紅魔館主催
クラブ→妖怪の山・守矢神社の共同主催
986 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:45:32 ID:???
第一回大会の主催→
ダイヤ10
987 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 22:45:33 ID:???
第一回大会の主催→
ダイヤ4
988 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 23:05:01 ID:???
>第一回大会の主催→ ダイヤ10 =永遠亭・人里主催
==================================================================
藍「永遠亭……それに、人里ですか」
紫「ええ」
迷いの竹林に居を構える永遠亭。
この幻想郷でも屈指の実力を持つ天才・八意永琳を有する勢力である。
基本的には人里とはあまり関係を持たない勢力でもあるが……。
それでも、他の勢力――地霊殿や紅魔館に比べれば遥かに友好的である。
紫「まだ色々と煮詰めている状態なのだけど、紅魔館や守矢神社、地霊殿も参加をするらしいわ」
藍「なるほど。 それで、紫様は?」
紫「私は観戦」
藍「……はぁ」
重鎮はどっしり構えなきゃね、と言う紫に溜息を吐く藍。
この八雲紫。面白い事が好きではあるが、基本的には自分はあまり動かないタイプの妖怪なのである。
紫「でもまあ、私が参加しないは当然として」
藍「当然なのですか……」
紫「あなたはどこかのチームに入れて貰って参加しなさい。 そっちの方が盛り上がるわ」
名の有る選手が参加した方が、当然ながら試合も大会も盛り上がる。
紫の発言は尤もなのだが、自分で動かず自分の式に命じる辺りがやはりズボラだ。
無論、そう思っても藍は口出しできない訳だが……。
989 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 23:05:19 ID:???
紫「という訳で、行ってらっしゃい♪」
藍「はぁ!? ってぬわー!!」
溜息を吐く藍に紫は笑顔で手を振りながら……スキマを作り出して藍をその中へと放り込んだ。
奇声を上げてスキマに吸い込まれた藍は、尻から落ちて……しかしそのふかふかの尻尾がクッションになったか。
幸いにして特に怪我をする事もなく、無事に着地をする。
藍「これが無事と言えたらの話なのだがな……ふぅ、さて……」
何はともあれ、紫に命令された以上はそれに従わない訳にはいかない。
紫は主人で、藍は式。
どのような命令であろうと、式である藍はそれに逆らう事が出来ないのだ。
もう一度溜息を吐きつつ、とにかく藍は自分を入れてくれるチームを探そうと地面から起き上がりながら考える。
藍「幽々子様を頼るのは……紫様の性格から考えて、恐らく無理だな。
ワンパターンなどと言われてお叱りを受けるかもしれない。
となると、私があまり接した事のない場所がいいのかもしれんが……さて、私を入れてくれるチームがあったかな」
先着1名様で、
藍様のチーム探し→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→仕方が無い……ここはオータムスカイズを頼ろう
ダイヤ→紫様の友人である萃香様を頼ってみよう……しかしどこにいるのか
ハート→あまり気は進まないが守矢神社を頼るか。背に腹は変えられない
スペード→あそこは中盤の選手が足りなかった筈だ。紅魔館へ出向こう
クラブ→パルスィ「話は聞かせてもらった! チームをお探しのようね!」
990 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/13(火) 23:06:05 ID:???
藍様のチーム探し→
クラブ8
991 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/13(火) 23:06:31 ID:???
厄を撒いてしまったのか……
992 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 23:09:18 ID:???
またかwww
993 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 23:12:10 ID:???
埋めネタはこれがあるから嫌なんだ…
妖夢やアリスもいつかきっと解放されるよね
994 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 23:17:18 ID:???
自分が気に食わないからってわざわざ声に出して愚痴るな
995 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 23:18:57 ID:???
まーまー
しかしすさまじい補強と躍進振りだなもうこっちが妬ましい!
996 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 23:24:58 ID:???
再登場が楽しみだなパルパルズ、しかし苦労人ばかり引き寄せられるのは一体…
997 :
森崎名無しさん
:2009/10/13(火) 23:27:52 ID:???
松山さんの厄神としての安定感は異常
998 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 23:42:22 ID:???
>藍様のチーム探し→ クラブ8 =パルスィ「話は聞かせてもらった! チームをお探しのようね!」
========================================================================================
藍「む……何奴!?」
突如響き渡るパルパルパル!という声と共に颯爽と登場したのは……。
何だか外伝で出てくるのは久しぶりな感じがする水橋パルスィ。
その背後からは謎のマスクマンに、苦笑を浮かべた黒谷ヤマメとそれに抱えられているキスメ。
そして……今にも泣きそうな顔をしている、魂魄妖夢の5人である。
一体どうしたのだろうかと首を傾げる藍だったが……そんな藍はお構いなしに、パルスィは更に言う。
パルスィ「チームを探してるみたいね! それなら私達のチームに入る事を勧めるわ」
藍「ふむ……私達、というと……まさか妖夢もそちらのチームにいるのか?」
妖夢「……はい」
残念ながら……と思わず続けそうになる妖夢だったが、それを言うと何をされるかわからないのであえて言わず。
藍はその回答を聞いてどこか感心をしたかのように頷く。
藍「妖夢が入る程のチーム、という事か?」
パルスィ「パルパルパル! 妖夢だけじゃないわ、あのアリスも私達のチームメイトよ」
藍「なんと……! あの魔法の森のアリスまでか」
あまり他者とは深く関わらない存在である、アリス・マーガトロイド。
その実力は藍以上であり、そんな人物まで加入をしていると聞いて驚く藍。
ヤマメ「……まあ強引に引き込んだだけなんだけどね」
しっとマスク「強引だろうと何だろうと、引き込んだもの勝ちだ!」
藍「ふむ……何れにせよ、加入している事は真実なのだな」
999 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 23:42:36 ID:???
名門クラスのアリスと強豪の妖夢。
どのような手段だろうと、二人を勧誘したパルスィの手腕は大したものだと舌を巻く藍。
パルスィ「あなたも私と一緒に打倒オータムスカイズを目指しましょう! 妬ましい……妬ましいわ!!」
藍「オータムスカイズか……ふむ」
更によくよく聞いてみればパルスィ達(というかパルスィとしっとマスク、あと妖夢くらい)はオータムスカイズ打倒を目指しており。
日夜練習にも励んでいるのだというのだ。
以前の試合で辛酸を舐めさせられた結果となった藍としては、その目標もかなり魅力的ではある。
どうせ行く宛もない身。
アリス・妖夢という確かな能力を持った選手がいるならこのチームに入るのも悪くないだろう。
藍「いいだろう……否、むしろこちらからお願いしたいくらいだ。 お前のチームに入らせてくれ」
ヤマメ「え!?」
キスメ「!?」
パルスィ「ぱ……パルッ!?」
妖夢「ちょっ、藍さん!?」
まさか誰も藍からチームの加入を希望するとは思っていなかったのだろう。
ヤマメにキスメ、妖夢は当然のように驚き。
パルスィでさえその目を丸くして藍の事を何故か二度見してしまう。
そんな一同の気持ちを知ってか知らずか、藍はいやぁいいチームに出会えたとご満悦だ。
妖夢「い、いいんですか藍さん!? 本当に!」
藍「いいも悪いも、どうせ身寄りの無い身……むしろ入れてくれるならありがたい。
それにオータムスカイズを打倒というのなら、このチームが私にとってのベストだと判断する」
パルスィ「パルパル……! か、歓迎するわよ八雲藍! 我が妬ましパルパルズはあなたを歓迎する!」
1000 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/13(火) 23:42:49 ID:???
ぎゅっとその両手を使っての握手に、藍はにこやかに笑いながら答える。
ヤマメとキスメは思わず顔を見合わせて、本当にオータムスカイズに勝てるかもしれないと言い合い。
しっとマスクはただただ頷き、嬉しそうなパルスィを見守っている。
唯一、妖夢は藍の言っていた言葉を自身の中で繰り返しながら……自問自答をしている。
妖夢(確かに……上昇志向のあるチームという意味では、悪くないかもしれないけど……けど……)
しっとマスク「おっぱい大きい姉ちゃんが入ってくれて嬉しいのう」
妖夢(こいつが嫌なんですよー!!)
藍の胸元を見ながらむふふと笑うしっとマスクに対し、心の中で叫び声をあげる妖夢。
しかし、その叫びは当然ながら藍には届かず……。
こうして、八雲藍は無事妬ましパルパルズに加入する事が決定した。
パルスィ「妬ましい……実に妬ましいオータムスカイズ! 絶対に倒すのよ!」
藍「うむ、その意気だ。 私もこれから修練だな」
ヤマメ「あのシュートを止められる自信ないけど……やるしかないかな」
しっとマスク「もっとおっぱい大きい姉ちゃん募集中!」
妖夢「……やっぱり嫌だこのチーム」
【八雲 藍の章】
もとい
【水橋 パルスィの章】 終わり
●現在の妬ましパルパルズ戦力
水橋パルスィ、しっとマスク、黒谷ヤマメ、キスメ、アリス・マーガトロイド、魂魄妖夢、八雲藍←New
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