キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【女難】ファイアーモリブレム11【僧難】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/10/05(月) 23:32:59 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
このスレの物語やキャラの性格は原作とは少し違うところがございます。閲覧する際はご注意を。

〜これまでのお話〜
ワーレンカップの激闘をPK戦で制した森崎たち。その後闘技場のジェネラルから
『大盾』を教えてもらう森崎たちの下へマケドニアの使者であるカチュアが訪れる。
ミネルバ王女の反旗を翻す手助けをしてほしいというものだった。彼女の妹のマリアを救出した暁には
マケドニアの一部隊とともに仲間になってくれるという。その言葉を信じ、
森崎たちは海を渡りディール要塞へと向かうことに。道中でカインがまさかの戦死を遂げるなど
様々な不幸が森崎たちを襲う。果たして、無事にマリア王女を救出しミネルバ王女を仲間にすることができるのだろうか…?

そして、森崎の知らぬところで…全日本のメンバーたちが不自然な研修を繰り返していたのだった…


☆前スレ

【傭兵怖い】ファイアーモリブレム10【女も怖い】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1247746064/l50

登場人物、戦闘の計算式などテンプレは>>2からになります。

701 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 17:49:45 ID:O5wuFTVI
ハルバード

ウイングアクス

702 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 17:56:07 ID:???
大分集まりましたね。ありがとうございます!

Aフォレストアクス
Bオグマ
Cがんばりアクス
D森崎の斧
Eハロベルト
Fハルバード
Gウイングアクス
Hその他

Hに賛同するときはアンカーなどをつけてください
3票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

703 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 17:59:20 ID:Hnp3wGtw


704 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 18:06:33 ID:rnLJB6kA
A

705 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 18:07:46 ID:o6eK4HLM
C

706 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 18:10:00 ID:Hd2unpX2
A

707 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 18:16:07 ID:jQb/Mep+
C

708 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 18:30:50 ID:???
>Cがんばりアクス

今まで森崎と一緒に数々の苦難を『がんばって』乗り越えてきた鋼の斧。
【がんばりアクス】それがこの新しく生まれ変わった鋼の斧の名前である。

がんばりアクス 
威力12 命中3 重さ9 武器レベル2 重騎士・ナイト系特効
を入手しました!

ダニエル「うんうん。これからもがんばってくれよ!俺たちは君たちを応援しているからね」

森崎「おう!ありがとうなダニエルさん!」

ダニエル「さて、ほかにすることはあるかい?といっても名称変更ぐらいしかすることがないけど…」


☆どうしますか?


A名称の変更
B店を出る
============
1手斧
2銀の槍
3がんばりアクス

※アルファベットと数字を組み合わせて行動を選択してください

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

709 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 18:31:15 ID:rnLJB6kA
B

710 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 18:37:00 ID:OTDHEJxQ


711 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 18:44:12 ID:???
>B店を出る

森崎「俺の用事はもう済んだ。あとはゴードンと…ナバールの好きにすればいい」

ナバールのほうは見ないようにして、森崎は後ろの二人に順番を回す。

ゴードン「じゃあ、次は僕の武器をお願いします」

ゴードンは鋼の弓をダニエルに渡すと強化の希望を伝える。


ゴードンの鋼の弓→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→威力を上げてください
ハート→命中を上げてください
スペード→軽くしてください
クラブ→必殺補正をつけてください
JOKER→上の奴全部お願いします!

712 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 18:46:26 ID:???
ゴードンの鋼の弓→  クラブ6

713 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 18:53:28 ID:???
>ゴードンの鋼の弓→  クラブ6

ゴードン「ナバールさんのキルソードみたいに必殺補正がつけば敵を倒しやすくなる。
     それにザガロさんが残してくれた『双鰻』のことを考えれば必殺武器との相性はばっちしだ」

ダニエル「なるほどね。弦を少し強く張ってみて…それと矢の方も少しカスタマイズしてみようか」

ゴードン「お願いします」

ダニエル「OKOK、今日はなんだか調子も良いからね。任せておくれよ!」

ゴードン「(さっきの仕事振りを見てたら期待しても良さそうだな)」


目指せ!キラーボウ!→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K→必殺補正+10
Q〜J→必殺補正+7
10〜8→必殺補正+5
7〜4→必殺補正+2
3〜2→失敗!
A→おめでとう!鋼の弓は壊れた弓に進化した!
JOKER→ダニエルの神業!必殺補正+20!

714 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 18:55:03 ID:???
目指せ!キラーボウ!→  クラブ9

715 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 19:04:26 ID:???
目指せ!キラーボウ!→  クラブ9
>10〜8→必殺補正+5

ダニエル「よしっ…ここの先っちょを削ってっと…」

丁寧に、しかしその手の動きは決して緩やかなものでは無い。
ゴードンの鋼の弓はより強く弦を引けるように無骨な形を見事に変えていく。

ダニエル「矢のほうは手の負担がかからない程度に重くしておいた。
     これで鎧を貫通できる確率もぐんと伸びたはずだ」

ゴードン「うわぁ…すごいや!見ただけで立派な武器に生まれかわったと分かりますよ!」

ダニエル「喜んでくれて何よりだ。こっちもがんばった甲斐があるってもんだよ」

※ゴードンの鋼の弓に必殺+5が追加されました!

ダニエル「で、どうする?折角だから武器の名前も変えていくかい?
     他にも鋼の弓を使う人もいるかもしれないし、区別するって意味でもね」

ゴードン「え?そうですね。それじゃあ…」


派我音の由美→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→じゃあ森崎、君が名付け親になってくれよ(評価がアップします)
ハート→無難に『ゴードンの弓』で。
スペード・クラブ→『鋼の強弓』なんてどうですか?
JOKER→じゃあ『ライアン』で…

716 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 19:06:10 ID:???
派我音の由美→  ハート10


717 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/27(金) 19:06:19 ID:???
派我音の由美→  ダイヤ10

718 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 19:14:40 ID:???
派我音の由美→  ハート10
>ハート→無難に『ゴードンの弓』で。

ゴードン「自分が作った弓には自分の名前を付ける。昔聞いたことがある弓職人の本にそう書いてありました。
     …といってもこの弓はダニエルさんが作ってくれたものなんですけどね」

ダニエル「いや、この鋼の弓をこうして俺のいる工房まで運んでくれなきゃこの弓は出来上がらなかった。
     そういう意味でもこの弓を作ったのは君のおかげでもあるんだよ」

ゴードン「…ダニエルさんって、本当に武器を作るのがすきなんですね。ちょっと尊敬しちゃいます」

ダニエル「ははっ、今度機会があれば簡単な弓の作り方なら教えてあげるよ。
     さて、と…お次はそこの剣士さんかい?」

ナバール「…………強化してほしい」

ナバールが一言だけ添えて手渡したキルソードを見てダニエルが唸りを上げる。

ダニエル「こいつはいい品だな…二刀流に特化したサイズのキルソードか。
     こりゃあ強化のし甲斐がある一品って奴だな。任されちゃって良いのかい?」

ナバール「…頼む」

ダニエル「元がキルソードだけに必殺補正を底上げするのは難しいな。成功率はガクッと落ちちまう。
     それでも構わないって言うんならやってみてもいいが…何処を鍛えてほしいんだ?」

719 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 19:15:42 ID:???
ナバールのキルソード→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→威力を上げてくれ
ハート→命中を上げてくれ
スペード→軽くしてくれ
クラブ→必殺補正を強化してくれ
JOKER→遠近両用…できるか?

720 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 19:16:38 ID:???
ナバールのキルソード→  ダイヤ4

721 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 19:24:41 ID:???
ナバールのキルソード→  ダイヤ4
>ダイヤ→威力を上げてくれ

ダニエル「まぁそいつが無難な選択だな。あんたほどの剣士なら
     今更命中や重量なんて気にするほどのもんじゃないだろうしな」

そう言うとダニエルはキルソードを持って工房に入っていく。

ナバール「(オグマのいない今…この軍を安心して任せられる存在は少ない。
      このキルソードを強化できても…あの男の穴は埋められないかもしれんが)」


キルソード肉体改造計画→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜Q→威力+2
J〜5→威力+1
4〜2→失敗!
A→キルソードは粉々に砕け散った!
JOKER→ダニエルさんぱねえっす!威力+4!

722 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/27(金) 19:25:19 ID:???
キルソード肉体改造計画→  クラブ7

723 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 19:59:09 ID:???
キルソード肉体改造計画→  クラブ7
>J〜5→威力+1

ナバール「…仕事が速いな。感謝する」

ダニエル「こちらこそ感謝するぜ。本当はララベルさんみたいに店として開業したいところなんだがな…
     実際に商売にするには人手や材料費がどうしても足りなくてな。
     そこが改善されるまではこうして知る人ぞ知る秘密の工房ってところさ」

森崎「これだけ腕がいい職人なら他の武器屋とかでもすぐに雇ってもらえるんだろう?」

ダニエル「はっはっは、誉められても何もでないぜ?
     いいんだよ。俺は今のこの状況が気に入ってるんだ。ララベルさんや
     ムストンの旦那、それにジョージ。気の合う仲間たちとこうして旅をする方が性にあってるさ」

森崎「気の合う仲間ねぇ…」

周りを見回す森崎。ゴードンは…まぁ最初はあまり関わりがなかったからか
そこまで親しくはなかった。だが何度も同じ部隊で戦うことで今ではなくてはならない存在だ。
それに対してナバール。初対面の印象は決して悪くは無い。むしろサッカーの特訓や
ワーレンの闘技大会で勝利したことで印象は良い傾向にあったはずだ。それが…
たった一度の行き違いでこうも気まずくなってしまうとは。人の心とは全く分からないものである。

森崎「(南葛や全日本にいたころも人心を掌握するのに四苦八苦したっけ…)」

決して相容れることは無い若林や翼、日向を除けばまさに仲間の取り合い、せめぎ合いの連続だった。
今この部隊には森崎の存在を脅かすような存在はいない。
マルスもいまやライバルと言うよりは自分を信頼して起用してくれる監督と言うポジションの印象だ。

森崎「(まぁ、今はそこまで仲間集めに執着することもないかな…)」

724 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 20:03:14 ID:???
良く言えば心地よい。悪く言えばぬるい。そんな環境につかる森崎に向かって誰かが話し掛けてきた。


話し掛けてきたのは誰?→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→ゴードン
スペード・クラブ→ナバール
JOKER→ダニエル

725 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 20:06:23 ID:???
話し掛けてきたのは誰?→  クラブ9

726 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 20:16:27 ID:???
話し掛けてきたのは誰?→  クラブ9
>スペード・クラブ→ナバール

ゴードン「(そうだ。すっかり忘れてたけど森崎に何か道具を買ってあげなくちゃ)」

ゴードンが森崎に何かほしいものがあるか聞こうとしたとき、ナバールが音もなく森崎の前に出る。

ゴードン「え…?」

森崎「うっ…」

この状況。緊張するなと言う方が無理がある。ダニエルも嫌な気配を感じたか、だが我関せずと言う顔で二人を見守る。


無口な人は損をする?→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→「一つ聞きたい。オグマを倒した男は…どうした?」
スペード・クラブ→「何故無視をする…?」
JOKER→「この間は…その、悪かった」

727 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 20:17:57 ID:???
無口な人は損をする?→  スペードJ

728 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 20:33:18 ID:???
無口な人は損をする?→  スペードJ
>スペード・クラブ→「何故無視をする…?」

ナバールが呟いた言葉に森崎は思わず怒鳴りたくなった。

こっちはわざわざ空気を呼んで無視をすると決め込んでいると言うのに。
さっきの道具屋のカウンターでもこの鍛冶屋の前でもだ。
下手に揉め事を起こして騒動にもなればその責任を取らされるのは騒ぎを起こした本人なのだ。
自分から周りの評価を下げようとする愚か者などこの世にいない。それを、この男は…

☆どうしますか?

A何を言われようが気にしない。無視だ。店を出よう
B「場の空気を考えろよ。あそこで騒ぎを起こしてほしかったのか?」
C「お前のそのしかめっ面が怖いからだよ」
D「…後ろめたい俺の気持ちがお前には分からないのか?」
E「さァな。ゴードン、お前分かるか?」

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

729 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 20:36:24 ID:JnLfD7VM


730 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 20:37:08 ID:Hnp3wGtw
A

地雷は踏まないぜ

731 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 20:38:49 ID:VR9gBiE6
D

732 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 21:44:49 ID:???
>D「…後ろめたい俺の気持ちがお前には分からないのか?」

森崎「やめてくれよ…俺にこれ以上何をしてほしいんだよ!」

たまらず怒鳴る森崎。ナバールは表情を全く変えず次の言葉を待つ。

森崎「俺のせいでオグマは死んだ!ああ、そうさ!だから俺はお前に殴らせたんだ!全力で!
   俺は仲間を無駄に死なせた愚かな指揮官さ。お前に合わす顔がないんだよ!俺のこの気持ちが…
   この後ろめたい俺の気持ちがお前には分からないのか?」

一気にまくし立てる森崎の言葉にナバールは溜息をついて目を瞑る。

ナバール「分からんな」

森崎「な…なにィ!?」

ナバール「…俺は、あのときの拳の一発で全てを許した…つもりだった。
     お前には俺のその気持ちがわかっていたか?」

森崎は言われてはじめて気がついた。なぜナバールが道具屋にいたのかを。
何故鍛冶屋までついてきてくれたのかを。

ナバール「お前と親しい仲の…たとえばそこの弓兵ならばお前の気持ちを汲んでくれるのだろうな。
     だが、俺にはそんな器用なことはできん。お前もそうなのだろう?」

ナバールは既に許してくれていたのだ。森崎は後悔した。自ら仲直りのきっかけを潰していたと言うことに。

森崎「あ…そ、それは…」

ナバール「お前が…そういう態度ならば、俺もそれに合わせよう。それがお前の希望なのだろう?」

違う。

733 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 21:46:05 ID:???
ナバール「お前を後ろめたくさせるのなら俺はもうお前には近づかん」

違う。そう言いたいのに森崎の口も、体も動かない。

ナバール「…………」

スッ…

ナバールは風のように鍛冶屋を後にした。後悔の念を森崎の心に大量に残して。

※ナバール→(無視)→森崎になりました

ゴードン「ねぇ森崎…口で言わないと人の心って物はなかなか伝わらないんだよ。
     それは多分…女の子も、男の人も一緒だと思う」

今まで静観していたゴードンが固まる森崎の肩を叩いて呟く。

森崎「ゴードン…」

ゴードン「僕もね、タリスやオレルアンにいた頃は君のことが良く分からなかった。
     だけど、君と同じ部隊で何度も戦って…ようやく実感できたんだよ。
     僕でさえそうなんだ。あのナバールさんには体全体で気持ちを表現してあげないと…
     きっと分かってくれないと思う。自分の気持ちをわかってほしいって思うのは誰でも一緒だしね」

森崎「……」

ゴードン「悪意をぶつけられるよりも…無視されるほうが辛いんだよね。
     取り返しがつかなくなる前に何とかした方が良いかもね。…僕も協力するからさ」

森崎「ゴードン…お前って奴は…」

ダニエル「果たして、そううまくいくかな?」

734 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 21:47:37 ID:???
ところが立ち直りかけた森崎とゴードンの間にダニエルが水をさしてくる。

ダニエル「砕け散った剣や槍を元通りに修復することはほぼ不可能だ。
     普通の奴なら諦めて新しい武器を買うしかないだろうな」

ダニエルが言いたいのは、壊れたナバールとの関係を諦めて別の人と交流しろと言うことだろう。

ゴードン「ちょ…そんなこと言わないでくださいよ!せっかく…」

ダニエル「だから『普通の奴なら』って言っただろ?
     ま、ドツボにはまらないようにな。人間関係ほど難しい問題は無いからねぇ」

森崎「(それは、俺自身が一番分かってるさ。今までどれだけ苦労して
    あの個性的な連中をまとめてきたと思ってるんだ)」

言い返したい気持ちを必死でこらえ、とりあえず森崎は鍛冶屋を後にする。

ゴードン「(うーん、困ったなぁ…なにか二人の関係を修復できそうなきっかけをさがさないとなぁ…)」


〜道具屋〜

道具屋に残ったアベル、シーザ、ウェンデルはララベルが用意した品物とにらめっこしていた。

アベル「普通の回復薬や魔道書の他にどんなものがあるんですか?」

ララベル「うふふふ…今回の目玉はなんといってもこれよ!なんとどんなに険悪な仲も一発解消!
     好感度を一気に上げることができる『ほれ薬』!興味があったらぜひ手にとって見てね〜」

ウェンデル「なんと!?そ、そんなものがあるとは…ほし…い、いや!け、けしからんのう」

シーザ「ゴクリ…(その薬を使えばミネルバ王女やシスターレナもコロリとほれてしまうのだろうか?)」

735 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/27(金) 21:49:09 ID:???
先着3名さまで

アベルの買い物→ ! card
ウェンデルの買い物→ ! card
シーザの買い物→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→特効薬
ハート→ほれ薬
スペード
K〜10→サンダーの書
9〜6→ブリザーの書
5〜A→ファイヤーの書
クラブ
K〜7→扉のカギ
6〜A→傷薬
JOKER→秘密の店のレアアイテム!

736 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 21:51:20 ID:???
アベルの買い物→  スペード3

737 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 22:11:23 ID:???
アベルの買い物→  ハート10

738 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 22:12:30 ID:???
ウェンデルの買い物→  ハート10

739 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 22:13:33 ID:???
変なフラグたちそうだなあ・・・

740 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 22:15:13 ID:???
シーザの買い物→  スペード6


741 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 16:36:04 ID:???
アベルの買い物→  スペード3 5〜A→ファイヤーの書
ウェンデルの買い物→  ハート10 ハート→ほれ薬
シーザの買い物→  スペード6 9〜6→ブリザーの書
================================
アベルがファイヤーの書を
ウェンデルがほれ薬を
シーザがブリザーの書を入手しました!
================================
ウェンデルは魔道書を買おうとしているアベルとシーザを見て首をかしげた。
魔法の力を書物としてまとめており、魔法を放つ際協力してくれる精霊の
加護の力を封じ込めているのが魔道書の基本的な形である。
その力を解放するには魔導士や司祭としての精霊を使役できる能力が不可欠。
ソシアルナイトのアベルや傭兵のシーザではいくらがんばっても魔道書から魔法を放つことができないのだ。

ウェンデル「お前さんがた、一体その魔道書をどうするつもりなのじゃ?」

ウェンデルの問いに対してアベルとシーザはこう応えた。

アベル「魔法の力を何か別のことに利用できないかなって思ったんですよ。
    サッカーのときに、仲間にブースト効果を与えるまでには行かなくても
    なにか特別な効果を生み出せると思ったんです」

ウェンデル「ふむ、森崎殿が言っていた話では炎を纏ったシュートを放つ男もいたそうじゃな」

シーザ「それと、合成の素材として使えば遠近両用の魔法剣が作れたりとか」

ウェンデル「なるほど…重騎士など直接攻撃が効き難い相手に対して
      魔法攻撃ができれば確かに便利じゃな」

シーザ「そういうウェンデル司祭こそ、そんな効果も定かじゃない怪しい薬を買っちゃってどうするつもりなんです?」

切り返しに質問されたウェンデルは明らかにうろたえている。

742 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 16:39:51 ID:???
ウェンデル「むむむ…わ、私の事はどうでも良いじゃろうて」

アベル「えー?そんなこと言わずに教えてくださいよ?誰か気になる人でもいるんですか?」

ギィィィ…

にやにやしながらウェンデルの方に手を回していたアベルは、鍛冶屋から戻ってきた森崎とゴードンに気がつく。

アベル「お、どうだった?無事に武器は強化できたか?」

ゴードン「んー…武器は強化できたけどちょっと別のものが壊れちゃったりで…」

アベル「は?」

ゴードン「いや、なんでもないです」

アベル「まぁいいか。それより本来の用事に移るぞ。森崎、さっきも言ったと思うが
    お前の好きなものを俺たちが一つ買ってやる」

ゴードン「この中から好きなものを選んでね。あ、でもあんまり高いものは買えないかも…」

森崎「(まったく、いらない気を使いやがって…ま、好意は受け取っておくか。
    さて、なにを買ってもらおうかな…?)」

743 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 16:43:02 ID:???
☆どの道具を買ってもらいますか?

A特効薬(1/2で買ってもらえます)
Bほれ薬(3/4で買ってもらえます)
Cサンダーの書
Dブリザーの書
Eファイヤーの書
F扉のカギ
G傷薬
H買わない

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

744 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 16:44:25 ID:GHG7FQpk
B

745 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 16:45:30 ID:TLyWDdO6


746 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 16:54:30 ID:???
>Bほれ薬(3/4で買ってもらえます)

森崎「じゃあ…これを」

森崎が指を刺したのはピンク色のラベルに包まれた小さな薬品のビン。
さきほどウェンデルが恥を忍んで購入した『ほれ薬』である。

アベル「な、な、な、なんだってぇーーーっ!?」

ゴードン「(まさか、森崎の奴ナバールさんに使おうとしているのかな?)」

事情を知らないアベルは驚愕のポーズをとり、逆に事情を知るゴードンは納得したように頷いている。

シーザ「ふふふ…若いな、森崎。薬に頼りたいほど誰かに恋焦がれているのかい?」

ウェンデル「ほっほっほ…青春じゃなぁ」

生暖かい視線とにやにおやした笑いを浴びせられることに、さすがの森崎も恥ずかしさを覚える。

森崎「う、うるせぇっ!いいから早くこいつを買いやがれっての!」

アベル「はいはい。青春真っ只中の少年のためお兄さんたちが援助してあげましょうねー」

相変わらずのにやけ顔のアベルは財布の紐を開いて中身を確認する。

747 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 16:55:50 ID:???
クスリちょうだい→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード→森崎が『ほれ薬』を入手
クラブ→お金が足りず別のものを買うことに…
JOKER→ただいまサービス中でこの場にいる全員に『ほれ薬』をプレゼント!

748 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 17:03:13 ID:???
クスリちょうだい→  ダイヤ3

749 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 17:50:11 ID:???
クスリちょうだい→  ダイヤ3
ダイヤ・ハート・スペード→森崎が『ほれ薬』を入手

※森崎が『ほれ薬』(確率で好感度を上昇させる)を入手しました!
============================
ララベル「はい、それじゃあこれお釣りね」

アベル「どーも。ほれ、森崎。受け取りな」

アベルから手渡された小さなビン。
この薬があれば、悪い印象をもたれてしまった人ともきっと好感度を取り戻せるだろう。

アベル「でー。その薬を誰に使おうとしているのかお兄さんに教えてくれないかなー?」

ずしっ!

森崎「どわっ!?い、言うわけないだろう!そんなこと!」

気持ち悪いくらいににやにやしながら森崎に薬の用途を聞いてくるアベル。
彼なりに元気付けてくれているのは分かっているのだが、さすがに煩わしくなってくる。

ゴードン「まぁまぁ、アベルさん。それはまた今度にしましょうよ。
     そろそろ戻らないと、進撃準備が間に合わなくなっちゃいますよ」

ゴードンの助け舟に、なんとか森崎はアベルの抱擁から開放される。

アベル「お、それもそうか。次のノルダとパレス戦は連戦になりそうだからな。
    よし、それじゃあ戻るか、森崎、ゴードン」

森崎「(さて…この薬は貴重品だぞ。誰に使うか真剣に見極めないといけないな…)」

750 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 17:51:35 ID:???
〜会話&サッカー特訓〜

バシィーン!ボコッ!ズザザァー!ダダッ!

マルス「行くぞバーツ!」

バーツ「抜かせませんよ!マルス王子!」

ザシャシャーッ!

ディール要塞の北の平原で、マルスとバーツがサッカーボールを懸命に追いかけている。
それを遠くで見守っているのはシーダとマジの二人だった。
二人はマルスとバーツの練習を見守りながら、深刻そうな顔で話していた。
オグマを失ったことで、マルスとバーツの様子が昨日と比べて何かおかしいらしいのだ。

シーダ「マルス様…どこか無理してるような気がするの。オグマの戦死の責任を
    自分ひとりで抱え込んでいるような…そんな気がして」

マジ「…逆にバーツはオグマ隊長がいなくなって清々した。今度こそ俺がタリス傭兵団のトップだってはしゃいでましたよ…」

シーダ「今更こんなことを言うのもあれだけど…せめて、オグマがいなくなる前に二人を和解させたかったわね」

マジ「俺もバーツも先の戦いじゃ出番がありませんでしたからね…なんだか後味が悪すぎます」

シーダ「そうね…」

愁いを帯びたシーダの横顔を見て、マジは心配になってくる。
タリスにいた頃からシーダ姫はややお転婆ながらも責任感が強く鮮明な王女だった。
オグマとバーツが仲違いしたまま死別してしまったことを悔いているシーダを見て
何とかしてやりたいとマジは思う。それは信頼していたオグマが亡くなったのにもかかわらず
嬉々として喜ぶバーツに対しての心配の感情があったからかもしれない。

751 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 17:52:59 ID:???
マジ「今は、俺たちが見守っていくしかないですよ」

シーダ「え…?」

マジ「マルス王子も、バーツも、思いは違えどオグマ隊長の遺志を託されたと思っています。
   王子はこの軍の責任の重圧を。バーツはタリス傭兵団の団長の座を。
   俺たちはそんな彼らを支えて上げられるようにこうして近い場所で見守っているしかないんですよ」

シーダ「うん…」

マジ「マルス王子やバーツがオグマ隊長みたいに倒れてしまわないように。
   俺やシーダ姫が全力で彼らをサポートしてやらなきゃ駄目なんですよ。ね?」

シーダ「マジ…うん。そのとおりだと思うわ。ありがとう。今この時間、マジと話せて本当に良かった。
    おかげで、私がマルス様やバーツにできることが分かった気がするの」

マジ「い、いえいえ…俺みたいな一端の木こりであればいつでもシーダ姫の話し相手になりますよ」

シーダ「うふふ、楽しみにしておくわね。マジ!」

※シーダのマジに対する評価が上がりました!
※マジのシーダに対する評価が上がりました!

マジ「あ、二人の練習が一段楽したみたいですよ」

シーダ「マルス様ー!バーツ!お疲れ様、こっちに飲み物を用意してるわよー!」

シーダとマジはタオルと詰めたい飲み物を持って、木陰にマルスとバーツを呼び込む。

マルス「ふ〜っ。バーツの当たりは激しいな。バランスを崩さないようにするのが精一杯だよ」

752 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 17:54:43 ID:???
バーツ「へへっ。今の俺はパワーだけじゃないっすよ。このスピードリングのおかげで
    王子の俊敏な動きにもばっちりついていけますしね」

シーダから受け取ったタオルで汗を拭きながら、マルスとバーツはサッカー談義に熱を出す。

バーツ「今度はもっと専門的な練習をしましょうよ。その方がはかどると思うんす」

マルス「そうだね…じゃあ僕はこの練習をすることにするよ」
================================
先着2名さまで

マルスの練習→ ! card
バーツの練習→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート
K〜J→ドリブル
10〜8→パス
7〜5→シュート
4〜2→タックル

スペード・クラブ
K〜J→ブロック
10〜8→パスカット
7〜5→セーブ力
4〜2→競り合い

全てのA→スルー

※同じ練習を選択すると成功率が上がり、コンビ技も習得できます

753 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 17:55:35 ID:???
マルスの練習→  スペードA

754 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 18:01:03 ID:???
バーツの練習→  ダイヤ10

755 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/28(土) 18:15:19 ID:???
マルスの練習→  スペードA 全てのA→スルー
バーツの練習→  ダイヤ10 10〜8→パス
========================
バーツ「それじゃあ俺がセンタリングを上げるんで王子はその後の処理をお願いします」

マルス「森崎のような強固なキーパーを破るためには真っ向勝負ばかりじゃ駄目だ。
    僕自身が囮になることで、味方のフォロー率を上げることに専念してみよう」

バーツ「それじゃあ、さっそく行きますよ!それぇ!」

ボコォン!ギュアワァ!

シュートと見紛う強烈な威力のセンタリングがマルスのズ頭上に上げられる。

マルス「よし!このタイミングだ!それぇ!」
============================
先着2名さまで

マルスのスルー練習→ ! card
バーツのパス練習→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K→必殺技習得 数値アップ
Q〜9→数値アップ
8〜6→必殺技習得
5〜3→失敗
2〜A→数値ダウン
JOKER→Kの効果に大幅補正

756 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 18:28:05 ID:???
マルスのスルー練習→  ハート5

757 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 18:30:34 ID:???
バーツのパス練習→  ハート2


758 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/29(日) 19:54:54 ID:???
マルスのスルー練習→  ハート5 5〜3→失敗
バーツのパス練習→  ハート2 2〜A→数値ダウン
=========================
グアアッ!…ブンッ!スカッ!

マルスはバーツにあわせられたボールに足を合わせようと高く振り上げる。
ボールに叩きつける瞬間自分でその足を掴み、スルーを仕掛ける。

マルス「むっ…うーん、これじゃ駄目だ。腕で止めようとする動作でばれてしまう。
    かといって最初から空振ろうと飛べばタイミングで察知されてしまうしなぁ…」

森崎ほどのキーパーを翻弄するほどのスルーテクニック。
なかなかいい案が浮かばずに腕を組んで悩むマルス。

マルス「バーツ、君ならどうする…ってええっ!?」

マルスがバーツのほうを向いて意見を聞こうとしたそのときである。
バーツが足を抑えながら苦しそうにうずくまっているのだ。

マルス「ど、どうしたバーツ!?」

バーツ「わ、わかんねぇ…た、ただ、急に足の腿あたりがズキって…痛み出して…」

マジ「足でもつったのか…?バーツ、お前ちゃんと準備運動とかしたのか?」

シーダ「と、とにかく応急処置をしなくちゃ!」

異変を聞き、慌ててマジとシーダもバーツの治療に当たる。患部を急いで冷却し高い位置へと持っていく。

マジ「シ、シーダ姫。バーツは大丈夫なんですかね…?」

心配そうに呟くマジを見てシーダが放った言葉とは…

759 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/29(日) 19:57:29 ID:???
ペガサスナースの診断結果→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→「大丈夫。軽症よ」技-1
ハート→「軽い肉離れみたいね」 技-1 速さ-1
スペード→「ちょっと酷い肉離れね…」 技-2 速さ-1
クラブ→「これは…完璧に断裂してるかも…」次の戦いで出撃できず 技-2 速さ-3 技の成長率が○→△に
JOKER→奇跡的に腿の筋肉が柔らかくなった!技の成長率が○→◎に

760 :森崎名無しさん:2009/11/29(日) 20:00:25 ID:???
ペガサスナースの診断結果→  スペード6

761 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:07:53 ID:???
ペガサスナースの診断結果→  スペード6
>スペード→「ちょっと酷い肉離れね…」 技-2 速さ-1
==========================
※バーツの技が9→7 速さが20→19 になってしまいました

シーダは眉を八の字にしながらもなるべくショックを与えないようにゆっくりと口を開く。

シーダ「腿の筋肉が肉離れを起こしているみたい…今からライブの杖で治癒すれば
    なんとか出撃は出来そうだけど…後遺症は若干残ってしまうわね」

マルス「な!?後遺症って…」

バーツ「おいおい…そんなに心配することもないっての。
    俺を誰だと思っていやがる?タリス傭兵団の団長バーツ様だ…あってて…!」

ケガをした本人はたいした事のないよう振舞う。が、痛みですぐにその表情は崩れてしまう

マジ「…そこまで口が回るなら心配要らないな。姫、ありがとうございます。
   さっ、宿舎まで肩を貸してやる。掴まれバーツ。出撃の時間までゆっくり休むんだ」

マジはそう言うと体勢を低くしてバーツに肩を貸そうとする。

バーツ「よ、よせやい。一人で歩けらあ。それに暑苦しいっての!」

マジ「怪我人は黙ってろ。それに俺とお前のたった二人で何が傭兵団だ?」

バーツ「むっ…」

マジ「……お前が強いのは俺が一番知っている。だから無理するなよ」

お前までいなくなったら、この傭兵団は俺一人になっちまうんだよ。

762 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:09:22 ID:???
喉まで出かかった一番言いたかった言葉をマジは飲み込んで、バーツを引き連れて宿舎へ戻る。

マルス「…僕たちも戻ろうか。シーダ」

練習相手もいなくなり中断せざるを得なくなったマルスも宿舎へと戻ろうとする。

シーダ「マルス様!」

マルス「なんだい?シーダ」

相変わらず爽やかな笑顔を向けてくるマルス。この軍の全ての人間に等しく向けるその笑顔を
たまに独り占めしたくなってしまう。そんな愚かな考えを素早く頭の中から消去してシーダは応える。

シーダ「マルス様も…どうかご無理なさらずに。マルス様に何かあれば私は…」

マルス「心配性だなシーダは。大丈夫さ。僕は負けない。次の戦いも必ず勝利して
    まずはアカネイアパレスを取り戻す。そして…祖国、アリティアもね!」

シーダ「はい。シーダはいつまでもマルス様と共に」

建前ではあくまで一天馬騎士として。本音ではあくまで一人の人間として。
シーダは笑顔のマルスと共に戦いつづけることを強く誓うのだった。

〜アンナさんのお手伝い〜

アカネイア同盟軍が駐屯しているとりで近くの宿舎の一部屋。
そこに一人腰を落ち着けているのはマムクートの老人バヌトゥ。

バヌトゥ「ふぅ…ここまで共に旅を続けてきたもののチキの手がかりは一向に掴めぬのう。
     戦場に出てみれば少しは違うと思うのじゃが…火竜石のない今、足手まといにしかならんからのう…」

最近独り言が増えた。自分でも老いたと自覚はあるものの、あのころは愛すべき孫のような少女が側にいたのだ。

763 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:10:52 ID:???
バヌトゥ「せめて火竜石があれば…」

アンナ「あら、バヌトゥさん。こんにちは」

バヌトゥ「おや?これはこれは…こんな枯れかけた男に若い娘が何の御用かな?」

陽気に笑うバヌトゥに、アンナも優しく微笑みかけながら部屋へと入っていく。

アンナ「うふふ、先ほど船の倉庫の整理を手伝ってくれたじゃないですか。
    その御礼をしようと、こうしてはせ参じてきたわけです」

ディール要塞での戦いの最中、出番のなかったバヌトゥは船番がてらアンナが管理している
倉庫の整理を手伝っていたのだ。といっても荷物を運ぶ重労働ではなく、リストと道具の照合を任されていた。

アンナ「道具表の中には見慣れないものがあったから、きっと誰かの落し物だと思うんだけど…
    誰も心当たりがないらしいの。バヌトゥさんはどうかしら?」

バヌトゥ「はて?どうかのぅ…」

アンナの言葉と共に差し出された『珍しいもの』をバヌトゥは受け取る。その正体とは…
==================================
倉庫の中に眠る宝→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→火竜石と スキル『赤の波動』の書
ハート→火竜石
スペード→スキル『赤の波動』の書
クラブ→赤の宝玉
JOKER→これは…炎の魔道書?どこか懐かしいのぅ…

764 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 15:14:28 ID:???
倉庫の中に眠る宝→  ハートK
引くッ!

765 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 15:14:53 ID:???
倉庫の中に眠る宝→  スペード9

766 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:31:35 ID:???
>>764
これでようやくバヌトゥが戦えます!GJ!
=========================
倉庫の中に眠る宝→  ハートK
>ハート→火竜石

キラッ…

その深淵の炎のようなゆらめきをもつルビーのような宝玉は
バヌトゥが肌身はなさず持っていたものと全く同じものであった。

バヌトゥ「お…おおお!こ、これはまさしく火竜石!」

アンナ「よかった…やっぱりバヌトゥさんのものだったのね。はい、今度は無くさないようにしてくださいね」

バヌトゥ「うむ。おお…まるで五感が研ぎ澄まされていくような…ようやく体に魂が戻ってきたような感覚じゃわい」

活気が戻り若返ったかのようにはしゃぐバヌトゥを見て、アンナは笑顔で部屋を後にした。

※バヌトゥが『火竜石』を手に入れました!戦闘中1ターン消費し『火竜』に変身できます。
 その後1ターンごとに変身解除の判定を行います。(幸運が高いほど解除されにくいです)

バヌトゥ「よし…これでなんとか力は取り戻すことが出来た。先ほどの
     船上の戦いでドルーア帝国に肩を貸す愚かなマムクートも多くいることを知った…
     チキを見つけ出すこともそうじゃが…道を誤った同胞たちを救い出すことも…わしの役目じゃからのう」

ゆらり…

傾きかけた日の光がバヌトゥの影をゆっくりと映し出す。壁に描かれたそれはもはや老人の細々しい影ではなかった。

767 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:33:15 ID:???
モロドフ「今回イベントが起こらなかったメンバーに経験値が入るぞ。
     それによりレベルアップしたものを伝える」

ジェイガン リフ ジュリアン レナ ミネルバ レナ

モロドフ「以上じゃ。他のものもがんばるように」



ジェイガン パラディン レベル10 EXP20 9戦6勝0敗
        成長率
HP22/22     ×
力  8       ×
技 11      ×
速  8       ×
運  1       ×
武 12      ×
守  9       ×
魔  6       ×

768 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:34:30 ID:???
ジェイガン
成長判定H→! card
成長判定力→! card
成長判定技→! card
成長判定速→! card
成長判定運→! card
成長判定武→! card
成長判定守→! card
成長判定魔→! card

先着『1名』で!とcardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

成長判定について
☆…各マークのA以外で1上がる
◎…ダイヤ、ハート、スペードで1上がる
○…ダイヤ、ハートで1上がる
△…ダイヤで1上がる
×…各マークのKのみで1上がる
JOKERが出たら必ず1上がります。
JOKERが出た項目は次回のレベルアップの際一段階だけ上昇補正が働きます

769 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 15:38:04 ID:???
ジェイガン
成長判定H→ クラブ2
成長判定力→ スペード3
成長判定技→ ハート5
成長判定速→ ダイヤ9
成長判定運→ ダイヤ7
成長判定武→ スペードJ
成長判定守→ クラブ5
成長判定魔→ クラブ10

770 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:46:37 ID:???
>>767
おっと、レベルアップした人の重複しているレナさんはマリアの間違いです。
決して忍者の末裔だとかガトー顔のレナとかではありませんのであしからず。
==============================
ジェイガン
成長判定H→ クラブ2
成長判定力→ スペード3
成長判定技→ ハート5
成長判定速→ ダイヤ9
成長判定運→ ダイヤ7
成長判定武→ スペードJ
成長判定守→ クラブ5
成長判定魔→ クラブ10

ジェイガン パラディン レベル10 EXP20 9戦6勝0敗
        成長率
HP22/22     ×
力  8       ×
技 11      ×
速  8       ×
運  1       ×
武 12      ×
守  9       ×
魔  6       ×

以上のようになりました

771 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:47:52 ID:???
リフ     僧侶 レベル4 EXP0  0戦0勝0敗
        成長率
HP17/17     △
力  1       ×
技  5       ×
速  7       ×
運  1       ×
武  3       △
守  3       ×
魔  6       ×

リフ
成長判定H→! card
成長判定力→! card
成長判定技→! card
成長判定速→! card
成長判定運→! card
成長判定武→! card
成長判定守→! card
成長判定魔→! card

先着『1名』で!とcardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

成長判定について
☆…各マークのA以外で1上がる
◎…ダイヤ、ハート、スペードで1上がる
○…ダイヤ、ハートで1上がる
△…ダイヤで1上がる
×…各マークのKのみで1上がる
JOKERが出たら必ず1上がります。
JOKERが出た項目は次回のレベルアップの際一段階だけ上昇補正が働きます

772 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 15:49:55 ID:???
リフ
成長判定H→ ハート5
成長判定力→ スペード6
成長判定技→ スペード10
成長判定速→ クラブQ
成長判定運→ ハート7
成長判定武→ ダイヤ6
成長判定守→ ダイヤ4
成長判定魔→ ダイヤ9

773 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:52:31 ID:???
リフ
成長判定H→ ハート5
成長判定力→ スペード6
成長判定技→ スペード10
成長判定速→ クラブQ
成長判定運→ ハート7
成長判定武→ ダイヤ6→1上がった!
成長判定守→ ダイヤ4
成長判定魔→ ダイヤ9

リフ     僧侶 レベル4 EXP0  0戦0勝0敗
        成長率
HP17/17     △
力  1       ×
技  5       ×
速  7       ×
運  1       ×
武  4       △
守  3       ×
魔  6       ×

以上のようになりました

774 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:54:00 ID:???
ジュリアン   盗賊 レベル6 EXP70  5戦2勝0敗
        成長率
HP19/19     ◎
力  5       ◎
技  7       ○
速 13       ○
運  9       ◎
武  3       ○
守  4       △
魔  0       ×

ジュリアン
成長判定H→! card
成長判定力→! card
成長判定技→! card
成長判定速→! card
成長判定運→! card
成長判定武→! card
成長判定守→! card
成長判定魔→! card

先着『1名』で!とcardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

成長判定について
☆…各マークのA以外で1上がる
◎…ダイヤ、ハート、スペードで1上がる
○…ダイヤ、ハートで1上がる
△…ダイヤで1上がる
×…各マークのKのみで1上がる
JOKERが出たら必ず1上がります。
JOKERが出た項目は次回のレベルアップの際一段階だけ上昇補正が働きます

775 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 16:03:28 ID:???
ジュリアン
成長判定H→ スペードQ
成長判定力→ ハート2
成長判定技→ ハート4
成長判定速→ ダイヤK
成長判定運→ ハート4
成長判定武→ スペード10
成長判定守→ スペードJ
成長判定魔→ ハート8

776 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:06:33 ID:???
ジュリアン
成長判定H→ スペードQ→1上がった!
成長判定力→ ハート2→1上がった!
成長判定技→ ハート4→1上がった!
成長判定速→ ダイヤK→1上がった!
成長判定運→ ハート4→1上がった!
成長判定武→ スペード10
成長判定守→ スペードJ
成長判定魔→ ハート8

ジュリアン   盗賊 レベル6 EXP70  5戦2勝0敗
        成長率
HP20/20     ◎
力  6       ◎
技  8       ○
速 14       ○
運 10      ◎
武  3       ○
守  4       △
魔  0       ×

以上のようになりました

777 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:07:33 ID:???
レナ     シスター レベル8 EXP80  1戦0勝1敗
        成長率
HP17/17     ×
力  7       △
技  9       ○
速 10       △
運 11      ◎
武 10      ○
守  3       ×
魔  5       ×

レナ
成長判定H→! card
成長判定力→! card
成長判定技→! card
成長判定速→! card
成長判定運→! card
成長判定武→! card
成長判定守→! card
成長判定魔→! card

先着『1名』で!とcardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

成長判定について
☆…各マークのA以外で1上がる
◎…ダイヤ、ハート、スペードで1上がる
○…ダイヤ、ハートで1上がる
△…ダイヤで1上がる
×…各マークのKのみで1上がる
JOKERが出たら必ず1上がります。
JOKERが出た項目は次回のレベルアップの際一段階だけ上昇補正が働きます

778 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 16:08:36 ID:???
レナ
成長判定H→ ハート2
成長判定力→ クラブK
成長判定技→ ダイヤ3
成長判定速→ スペード10
成長判定運→ スペード9
成長判定武→ ハート3
成長判定守→ ダイヤ7
成長判定魔→ ハート4

779 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:10:28 ID:???
レナ
成長判定H→ ハート2
成長判定力→ クラブK
成長判定技→ ダイヤ3→1上がった!
成長判定速→ スペード10
成長判定運→ スペード9→1上がった!
成長判定武→ ハート3→1上がった!
成長判定守→ ダイヤ7
成長判定魔→ ハート4

レナ     シスター レベル8 EXP80  1戦0勝1敗
        成長率
HP17/17     ×
力  7       △
技 10      ○
速 10       △
運 12      ◎
武 11      ○
守  3       ×
魔  5       ×

以上のようになりました

780 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:11:32 ID:???
ミネルバ   ドラゴンナイト  レベル2 EXP80 0戦0勝0敗
        成長率
HP22/22     ○
力  9       △
技  6       ○
速 13       ○
運  6       ○
武 10       ◎
守 12       △
魔  0       ×

ミネルバ
成長判定H→! card
成長判定力→! card
成長判定技→! card
成長判定速→! card
成長判定運→! card
成長判定武→! card
成長判定守→! card
成長判定魔→! card

先着『1名』で!とcardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

成長判定について
☆…各マークのA以外で1上がる
◎…ダイヤ、ハート、スペードで1上がる
○…ダイヤ、ハートで1上がる
△…ダイヤで1上がる
×…各マークのKのみで1上がる
JOKERが出たら必ず1上がります。
JOKERが出た項目は次回のレベルアップの際一段階だけ上昇補正が働きます

781 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 16:12:42 ID:???
ミネルバ
成長判定H→ クラブA
成長判定力→ ハートJ
成長判定技→ ダイヤ4
成長判定速→ ハート10
成長判定運→ ハートK
成長判定武→ スペードQ
成長判定守→ ダイヤ7
成長判定魔→ ダイヤ4

782 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:15:08 ID:???
ミネルバ
成長判定H→ クラブA
成長判定力→ ハートJ
成長判定技→ ダイヤ4→1上がった!
成長判定速→ ハート10→1上がった!
成長判定運→ ハートK→1上がった!
成長判定武→ スペードQ→1上がった!
成長判定守→ ダイヤ7→1上がった!
成長判定魔→ ダイヤ4

ミネルバ   ドラゴンナイト  レベル2 EXP80 0戦0勝0敗
        成長率
HP22/22     ○
力  9       △
技  7       ○
速 14       ○
運  7       ○
武 11       ◎
守 13       △
魔  0       ×

以上のようになりました

783 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:16:10 ID:???
マリア     シスター レベル4 EXP50  0戦0勝0敗
        成長率
HP17/17     ×
力  2       ×
技  2       ×
速  3       △
運  5       △
武  8       ◎
守  5       ×
魔  5       ×

マリア
成長判定H→! card
成長判定力→! card
成長判定技→! card
成長判定速→! card
成長判定運→! card
成長判定武→! card
成長判定守→! card
成長判定魔→! card

先着『1名』で!とcardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

成長判定について
☆…各マークのA以外で1上がる
◎…ダイヤ、ハート、スペードで1上がる
○…ダイヤ、ハートで1上がる
△…ダイヤで1上がる
×…各マークのKのみで1上がる
JOKERが出たら必ず1上がります。
JOKERが出た項目は次回のレベルアップの際一段階だけ上昇補正が働きます

784 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 16:17:02 ID:???
マリア
成長判定H→ ハートQ
成長判定力→ ダイヤ10
成長判定技→ ダイヤ3
成長判定速→ クラブ4
成長判定運→ ダイヤ3
成長判定武→ ダイヤ8
成長判定守→ クラブ6
成長判定魔→ スペード2

785 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:51:51 ID:???
マリア
成長判定H→ ハートQ
成長判定力→ ダイヤ10
成長判定技→ ダイヤ3
成長判定速→ クラブ4
成長判定運→ ダイヤ3→1上がった!
成長判定武→ ダイヤ8→1上がった!
成長判定守→ クラブ6
成長判定魔→ スペード2

マリア     シスター レベル4 EXP50  0戦0勝0敗
        成長率
HP17/17     ×
力  2       ×
技  2       ×
速  3       △
運  6       △
武  9       ◎
守  5       ×
魔  5       ×

以上のようになりました
================================
〜戦闘訓練〜

マリク「さて…これまで出一番の戦いがもうすぐそこまで迫ってきている。
    いよいよこの本を使うときが来たか」

マリクは一人、野営地の隅のほうに立っていた。手には古い装丁の本が握られている。

786 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:52:54 ID:???
〜回想〜

ディール要塞を落としてから既に一日が経過していた。
急ピッチで出撃準備が進められる中、後方の部隊の中にマリクはいた。
先ほどの戦いでは前線には出ずに、ニーナ王女の護衛の部隊へとついていたのである。

ニーナ「マリク、先ほどの戦いはご苦労様でした。お疲れでしょう」

マリク「いえ、私はまだ何も…前線の味方はどんどん傷つき倒れていると言うのに…
    せっかく授かったこの『エクスカリバー』の力も宝の持ち腐れですね…」

自嘲気味に笑うマリクを見て何か思うところがあったのかニーナは口を開く。

ニーナ「マリクはカダインの魔導士でしたね。それではアカネイアのミロア大司祭はご存知ですか?」

マリク「ええ。魔道を心得るものの中でその偉大な名を知らぬものはいないでしょう。
    このアカネイア大陸の三人の最高司祭。伝説の大賢者ガトー、闇の魔王ガーネフ。そして…大司教ミロア。
    中でもミロアは『オーラ』と呼ばれる強力な光魔法の使い手と聞いております。
    しかし…ドルーアに味方した魔王ガーネフと戦い命を落としたと…ウェンデル先生から聞いています」

魔導士の端くれとして、マリクはこの三人の司祭に崇拝にも近い憧れを抱いていた。
エリスの教えを守るために習い始めた魔道も、学べば学ぶほどその道にのめりこんでいき、
マリクもまた他の魔導士と同じようにこの三人の強大な力に憧れていた。
そんな彼らがこの戦争で争いあい、命を奪い合っていたことを知り心を痛めてもいるのである。

ニーナ「そう。確かにミロア司祭は亡くなりました。でも司祭様にはリンダと言う一人娘がいて
    その子が『オーラ』の魔道書を受け継いだらしいのです」

マリク「それは…初耳です。いくら大司祭の娘でも魔法を継承するには相応の力が必要なはず…」

787 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:54:42 ID:???
ニーナ「…彼女は才能を引き継いだのでしょう。そしてその強い遺志も…
    リンダは父親の敵をとる為に旅に出たと聞きましたが…その後行方不明になったそうなのです。
    噂では奴隷商人に売られてしまったとか…」

マリク「そういえばパレスの側にはノルダの市場がありましたね。この戦争がはじまってからはならず者がのさばり
    人身売買も平気で行われている…酷い話だ」

ニーナ「きっと悲しい目にあっていることでしょう。マリク、お願い。リンダをさがして!
    アカネイアのために倒れたミロア司祭様に代わって私が…あの子を守ってあげたいのです」

ああ、そうか…この王女は本当に国のことを、そして民のことを思っているのだ。
自分一人だけ生き延びてしまったこと悔いても仕方がない。この国のために散っていった人々の思いを裏切らないために
彼女は彼女なりの戦いを続けていたのだ。僕たちが戦っている間に。

マリク「…分かりました。ノルダの市場は丁度パレスへの通り道。
    僕からマルス様へと伝えておきます。ご安心を」

ニーナ「マリク…ありがとうございます。そうだ…もしよければこれを受け取って」

マリク「これは…なんです?」

ニーナ「アカネイアにあった技術書です。これを読めば項目ごとに能力を上げられるらしいのです」

マリク「そんな大事なものを…ありがとうございます。ありがたく使わせていただきますよ」

〜回想終了〜

マリク「さて、とりあえず流し読みしてみたけど僕一人で簡単に出来そうな項目はっと…」

788 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 16:56:08 ID:???
鍛える項目→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート
K〜J→HP
10〜8→力
7〜5→技
4〜2→速さ
A→ルックス

スペード・クラブ
K〜J→幸運
10〜8→武器レベル
7〜5→守備
4〜2→魔法防御
A→身長

JOKER→全部だ

789 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/30(月) 17:23:27 ID:???
鍛える項目→  ハートQ

790 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/12/03(木) 03:18:49 ID:???
鍛える項目→  ハートQ
>K〜J→HP

マリクは術を唱える際の体力の調整のしかたについての項目に目を止めた。
本来魔術師は体力が少ない部類に分けられる。だが、広い戦場を駆け巡るに当たって
いくら軽装で重量がない魔道書を武器にしているからといって、ある程度の持久力は必要だった。

マリク「(さっきのニーナ様の話じゃあのリンダとか言う娘は才能の塊だと言う。
     きっとこんな本に頼らなくてもいいような実力を持っているんだろうな)」

最高司祭の一人娘。本来であればその恵まれた家柄と才能に誰もが羨みの感情を向けるだろう。
だが、この男マリクは違った。もとよりアリティアの小さな貴族の生まれだったマリクは
春風のような穏やかな環境でのびのびと育ってきた。この状況でも『嫉妬』というものは彼の中には生まれない。
だがそれはあくまで『話を聞いただけ』の今の状況の話であって、実際に目の当たりにしたときにどうなるか定かの話では無いが。

マリク「まぁ、僕は僕なりにやっていくしかないんだけどね」

この飄々とした性格が気まぐれな風の精霊に見初められた大きな要員なのかもしれない。

マリク「ふむふむ。魔法の詠唱で体力の消耗を抑えることができればその分他のことに体力を使うことが出来る…
    そこは理解できたぞ。あとは実践あるのみだな」

限られた時間と魔力で今までどおりの魔法を唱える。魔力の分配を鍛えるのだ。

マリク「よし。いけぇ!」

手ごろなブリザーの魔道書を抱え、マリクは普段より少ない時間と魔力で詠唱を試みる。

791 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/12/03(木) 03:20:27 ID:???
マリクのHP特訓→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K→マリク覚醒!HP+3 スキル『治癒』(戦闘中毎ターン魔法防御の値分HP回復)習得
Q〜10→大成功!HP+2
9〜6→成功!HP+1
5〜4→効果なし
3〜2→失敗。最大HP-1
A→大失敗。魔力の暴発で最大HP-2 HPの成長率が◎→○に
JOKER→Kの効果に加えHP成長率が◎→☆に

792 :森崎名無しさん:2009/12/03(木) 03:24:37 ID:???
マリクのHP特訓→  スペード2

793 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/12/03(木) 21:07:38 ID:???
マリクのHP特訓→  スペード2
>3〜2→失敗。最大HP-1

※マリクの最大HPが25→24になってしまいました
==========================
ニーナに渡されたとおりに短時間、小魔力での詠唱の特訓を繰り返すマリク。
だが、しっかりと練っていない呪文は精霊の力をうまく借りることが出来ず立ち消えてしまう。

マリク「ぜー…ぜー…何度もやってるのにうまくいかないなぁ…無駄に体力と時間を浪費しちゃったよ…」

ハイペースな魔力消費でげっそりとやせ細ったマリクはフラフラになりながら本に八つ当たりした。

マリク「もう!こんな本で簡単に強くなれたら苦労しないっての!」

次の戦いに備えるためこれ以上魔力を使い込むわけには行かない。
投げ捨てた本をそのままにして、マリクはみんなが集まっている宿営へと戻っていった。


そして―――いよいよアカネイアパレスへと出陣する朝がきた!

マルス率いるアカネイア同盟軍は長い戦いの末に、ようやくニーナの祖国アカネイアに辿り着いた。。

『千年王宮』と呼ばれる黄金の都パレスはこの山の向こうにある。
奪われた、数々の宝物。そして囚われている多くの兵士たち。

森崎たちの長い旅も、ようやく一つの目的に達しようとしていた…が…


第9章『ノルダの奴隷市場に乗るだ』

794 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/12/03(木) 21:09:30 ID:???
森崎がパルメイラスを離れこのアカネイア大陸に来てから既に半年近くのときが流れていた。
最初の頃は特に気にしてもいなかった今後の身の振り方も、だんだん考えさせられるようになる頃である。

森崎「そもそもどうしてビクトリーノやカルツは自由に行き来できるんだ?
   俺もアンナさんに頼めば一時的にでも元の世界に帰ることが出来るんじゃないのか?」

今までなるべく考えないようにしてきた考えが森崎の脳を占領した。
流石にここまで介入してきた仲だ。今更全てをほっぽり出して帰るわけには行くまい。
それでも少しだけ故郷の匂いをかぎたい。慣れ親しんだ世界に戻りたい。そんな気持ちが高ぶってくる。

アカネイアパレスへの攻撃は念入りな作戦会議が積み重ねられていた。進軍まではまだもう少しだけ時間がある。

森崎「アンナさんは輸送隊のところで働いているらしいな。話をするのなら今しかないが…どうする?」


☆どうしますか?

Aアンナさんに会いに行くぞ!
Bいや、真面目に作戦会議に出よう。重要な話が聞けるかもしれない
Cいや、この時間はサッカーの練習に精を出そう
Dん?あんなところに古い装丁の本が落ちているぞ…?
Eこの空いた時間、早速『ほれ薬』を誰かに使ってみるか…?

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

795 :森崎名無しさん:2009/12/03(木) 21:14:11 ID:sWFFV/VI


796 :森崎名無しさん:2009/12/03(木) 21:15:04 ID:DjPefDe2


797 :森崎名無しさん:2009/12/03(木) 21:19:39 ID:btKZfLCI


798 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/12/03(木) 21:29:58 ID:???
>Dん?あんなところに古い装丁の本が落ちているぞ…?

森崎は頭の中に膨れ上がった考えに針を刺して弾け飛ばした。

森崎「一度でも元の世界に戻ったらもうこっちには戻ってくる気がなくなってしまうかもしれない…
   やめやめ。今の俺はこのチームになくてはならない存在。勝手に離脱するわけには行かないな」

思考を覆う霧が晴れると視界もくっきりと晴れやかになった気がする。
そんな森崎の目に止まったのは野ざらしにされた装丁の古い本であった。

森崎「なんだこりゃ。なになに…誰でも出来る!簡単体調管理トレーニングの方法?」

ぱらぱらと流し読みしてみるが、どうやら体力をうまく調整する方法が誰でもわかるように図式で説明されている本らしい。
何故こんな本がこんなところに?そんなことも考えたが、これだけ詳しく書いているとやってみたくなるのが人の性。

森崎「ちょっとやってみようかな。なになに?まずは軽くストレッチします…?」



捨てるマリクあれば拾う森崎あり→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K→森崎覚醒!HP+3 スキル『治癒』(戦闘中毎ターン魔法防御の値分HP回復)習得
Q〜10→大成功!HP+2
9〜6→成功!HP+1
5〜4→効果なし
3〜2→失敗。最大HP-1
A→大失敗。最大HP-2
JOKER→Kの効果に加えHP成長率が×→△に

799 :森崎名無しさん:2009/12/03(木) 21:30:37 ID:???
捨てるマリクあれば拾う森崎あり→  ダイヤA

800 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/12/03(木) 21:53:05 ID:???
………直前でマイナススキル習得を消しておいて良かった…

捨てるマリクあれば拾う森崎あり→  ダイヤA
>A→大失敗。最大HP-2

※森崎の最大HPが22→20になってしまいました
================================
森崎は図式の通りにストレッチを繰り返す。なんだか体が軋むような違和感を覚えるがそれでも解説通りにする。

森崎「これで準備OKか。えっと次は…深く息を吸い込み……ガボッ!?」

喉が詰まるような息苦しさ。次いで体を襲う不可解な痛み。森崎はたまらずしゃがみこんで咳き込む。

森崎「ぐはっ…ゲホッ!?な、なんだ…こりゃ…うげぇ…おg」

(自主規制)

森崎「ふぅ…今回は周りに誰もいなくて助かったぜ…」

以前サッカーのハーフタイム中で盛大にリバースしたことを思い出しながら、森崎は会議室へと向かっていった。



マルス「…と言うわけで、進軍の際には敵のシューターの射程範囲を確認しつつ…
    ん?森崎、どうしたんだ?ちょっと顔色が悪いようだけど」

森崎「な、なんでもねぇよ。いいから会議を続けてくれ」

森崎が会議室に戻った頃、すでに作戦会議は始められていた。どうやらまだ部隊決めは行われていないらしい。

マルス「…? そ、それじゃあ今回の前線に立つ3つの部隊を決める。まずは森崎。君の部隊を編成してくれ」

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0ch BBS 2007-01-24