キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】
1 :
小田ジュニア
◆P6f1cIsEKQ
:2010/05/19(水) 15:59:29 ID:bcJSLERU
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。
ここまでのあらすじ
小田猛少年もついに5年生。そして大本命の大会である全日本小学生サッカー大会が開催されました。
難なく突破できると思われた地区予選でしたが、地区大会決勝、今まで雌伏のときを過ごしていた
クラブチームNIKEがついに牙をむきます。激闘につぐ激闘、延長後半戦のこり0分で
ついにクラブチームNIKEの最強大技が火を吹き、まさかの予選敗退を喫してしまいました。
これにより南葛市小学サッカー界のパワーバランスは一気に崩れ、月星美津乃主導による再編計画が
持ち上がります。外の敵、内の敵、それにジュニアの知るところ以外での敵。
ジュニアはこれらの中から何を選ぶのか…決断の時はもうすぐそこまできているのかもしれません。
現在
決勝戦での敗北も癒えない7月初週。ジュニアはおじゃ魔女の1人である瀬川おんぷに『クラブ活動を
している場合じゃない』と考えている事を見抜かれてしまいます。そして、何が一番重要であるかを
改めて考えさせるつもりなのか、友情を犠牲にクラブ活動の足かせから解き放ってくれました。
しかし、ジュニアの本心はどこにあるのか…
ジュニアの小さく、そして大きな決断の時は続きます。
542 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 21:00:34 ID:wpPrn0no
B
543 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 21:02:02 ID:???
>>541
和製ファンタジーの基礎ではあるけどそれ自体は良く知られてないんですよ。
SWが人気あるのにD&Dが不人気みたいに…。
544 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 21:46:49 ID:mCsz6ozQ
>>541
そうですね、中の人も少し意外です。でも中の人も上の4つの分岐の中で一番疎いのがケルトなので
人のことは言えないかも…。テレビゲームでケルトが題材になったのって天使の詩くらいしか知りませんし…
有名同人誌?…中の人はもうその辺はさっぱりわからないので本気でわかりませんorz
>>543
それをいったらT&Tはどうなる!(ドン!)…という冗談はさておき(涙)
そうですね。ケルトがなければトールキンも指輪物語の執筆をしなかったでしょうし、そうなると
エルフをはじめオークやその他、一般的なロープレ要素はことごとくなくなるのですが…
今のエルフはロードス島のディードが基本形ですし、レンジャーが馳男と訳されたりで今では
逆に意味がわからなくなってる指輪物語ではありますが…
B.誰か助けて〜!木の上によじ登り助けを呼ぶ。
小「なぁ、一応念のために聞くけど…2.3ターン以内で倒せなかったらどうなるんだ?」
ティル「際限なく援軍がやってきて最終的には2.30匹を倒さなければいけないでしょう」
小「ティルって全体攻撃魔法持ってたっけ?」
ティル「残念ですが…。春菜姫様は水流檄という全体攻撃魔法持ってますが…」
小「じゃ、結論は一つだな」
ティル「はい!」
545 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 21:48:21 ID:mCsz6ozQ
その言葉を合図にジュニアは手短にある木に登ろうとする。イヌ科の狼ならば自分の身長の倍の距離でも
高さを取ればとりあえずは安心だろう。
ジュニア木登り!→21+! card
狼の追撃!→29+! dice
お1人様で! dice! cardのスペースを抜きコピペってください。
ジュニア−狼が0以上であればノーダメージで切り抜けます。
−1以下であればその数×4のダメージを受けます。
30以上のダメージを食らうと木から落ちます。
546 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 21:53:58 ID:???
ジュニア木登り!→21+
クラブ3
狼の追撃!→29+
4
547 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 21:54:04 ID:???
ジュニア木登り!→21+
ハート2
狼の追撃!→29+
1
548 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 22:21:11 ID:mCsz6ozQ
ジュニア木登り!→21+ハート2=23
狼の追撃!→29+1=30
23−30=7
7×4=28 28ダメージ!!
本来狼の主な攻撃法はその獰猛な牙であり、足にある爪はネコ科の動物のそれに比べれば取るに足りない
地面を蹴るだけのものである。…いや、そうだと思い込んでいた。
小「このタイミングなら!!」
ギリギリのタイミングで手ごろな枝葉のついている木に飛びつき上へと向かう!
狼「ガウ!!!!」
しかし。狼はその行動を確認するや否や牙ではなく射程の僅かに長いその爪で大きく斜めに薙ぎ払う!!
ぎしゃーん!
猛の一張羅は鮮血に舞い、ずたずたの布切れに変わる。
549 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 22:22:13 ID:mCsz6ozQ
小「…っっぐ!!」
ティル「マスター!!!」
いち早くその背中の翅で舞い上がり上から手助けしているティルが叫ぶ!
小「だ、だいじょう…ぶ…いま落ちたら一貫の終わりだ…だい…じょうぶ…」
まるで自分に言い聞かせるように答えるジュニア。背中からは赤い雫がこぼれ、狼はそれに興奮したように
遠吠えを繰り返す。
小(…ってぇ!つ、次レベルが上がったら絶対にペインコントロールを覚えてやる…)
ティルの必至な手助けで第2撃が来る前に何とか射程距離から外れる事に成功する。
小「まずいな…あの遠吠え…完全に仲間を呼んでいる」
ティル「はい。どうしましょう?」
小「ここで叫んだら誰か助けてくれるかな?」
ティル「見たところ小屋や焚き火のや煙突の煙は見えませんし、木こりかマタギ、冒険者が
いることを願いましょう。それで駄目なら。私が浮遊でいけるところまでマスターを連れて行きます」
550 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 22:23:28 ID:mCsz6ozQ
小「すまない…おれがいきなり妖精の穴なんかに飛び込んだせいで…」
ティル「それを止められなかった私の落ち度です。マスターは少しでも出血を止めないと…」
小(…そういえば包帯を持っていたな…これ以上の出血はヤバイし…ここで使おうか?)
ずっと以前、去年の運動会の準備期間に保健の先生から貰った包帯があるのを思いだすジュニア。
どうしますか?
A.とにかく助けだ!大声で助けを呼ぶ!
B.よく考えたらティルのフェアリーアローは遠距離魔法だよな。フェアリーアローで追い払う。
C.B+俺の旧式エアガンで援護(弾数のこり僅か。うまくいけばある程度回収できます)
D.それよりまずは包帯で止血。(現在出血状態でターン毎に最大HPの5%ダメージを受けます)
E.ここまできたら根競べ。狼が諦めるまで待つ。
F.その他
先に1票入ったものをせんたくします。
551 :
小田ジュニア
:2010/05/26(水) 22:25:35 ID:mCsz6ozQ
おっとミスりました。すみません上の文は破棄でお願いします……
552 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 22:30:26 ID:???
C
553 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 23:20:28 ID:mCsz6ozQ
ジュニア木登り!→21+クラブ3=24
狼の追撃!→29+4=33
24−33=9
9×4=36 36ダメージ!!
※30ダメージを超えたので木から落ちます!!!
ジュニアは致命的なミスをする。こういう野生の肉食動物にしてはいけないこと…それは安易に背後を
向けることである。そして、ジュニアが背中を見せ木に登ろうとした瞬間、狼はその圧倒的な瞬発力で
距離を詰める!!!
小「くそ!!でもこのタイミングなら!!」
ギリギリのタイミングで手ごろな枝葉のついている木に飛びつき上へと向かおうとするジュニア!
554 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 23:21:32 ID:mCsz6ozQ
狼「GAUUUUR!!!!」
しかし!狼はその行動を確認するや否や射程の短い牙ではなく僅かに長いその爪で大きく斜めに薙ぎ払う!!
ぎしゃーん!
猛の一張羅は鮮血に舞い、ずたずたの布切れに変わる。
小「…っっぐ!!」
ティル「マスター!!!」
いち早くその背中の翅で舞い上がり上から手助けしているティルが悲痛な声で叫ぶ!
小「だ、だいじょう…ぶ…いま落ちたら一貫の終わり…だい……」
まるで自分に言い聞かせるように答えるジュニア。背中からは赤い雫がダクダクとこぼれる!
狼「AOOOOOONNNNNNN!!!」
一匹の狼が遠吠えをし、それは仲間を呼ぶ声に聞こえたのだが…
小(遠吠えが…一つ…!?)
555 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 23:23:10 ID:mCsz6ozQ
グオン!!!
2匹いたうちのもう一匹いた狼はなんと射程外のジュニアの背後を幹を蹴った三角とびで
ジュニアに体当たりをし、その瞬間ジュニアの指先にあった木の枝とティルの柔らかな指の感覚が消える!!
小(そんな…ばかな…こ、こんなところで…)
急速な落下の感覚の中に流れるのは走馬灯…自分の住む世界ではないこの未渓の地で一瞬死を覚悟する
ジュニア。
ドサン!!
落ちた衝撃で肺の中の空気がすべて無くなっていったかのように思う。一瞬目の前がブラックアウトするが
意識を失う事は死を意味する。猛はありったけの気合で意識を取り戻すとその眼前には血まみれの爪を
誇らしげに見せ付ける狼と、牙から不潔なよだれをたらしている狼の2匹!
ティル「マスター!!!避けてください!!!」
556 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 23:24:21 ID:mCsz6ozQ
その頭上、狼達から死角になる位置で大きく叫ぶジュニアの僕…いやもう1人の保護者!両手には
不思議な文様の描かれたヘキサグラムが展開されている!
ティル フェアリーレイ 魔力18+20+! card
狼1 野生の勘→! card
狼2 ジュニアへの攻撃26+! dice
ジュニア 回避→! dice
上2行下2行のお二人様で! card! diceのスペースを抜きコピペってください。
ティルのフェアリーレイが狼1の野生の勘と数字が一致した場合、狼は回避に成功します。
狼2のダイスとジュニアの回避が一致した場合、ジュニアは回避に成功します。
ジュニア体力 68/104 ガッツ510/570
ティル体力 130/130 ガッツ300/300
狼能力不明
557 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 23:25:15 ID:???
ティル フェアリーレイ 魔力18+20+
ハート10
狼1 野生の勘→
ハート9
558 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 23:35:26 ID:???
狼2 ジュニアへの攻撃26+
5
ジュニア 回避→
6
559 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 00:12:31 ID:KsMBlP0M
ティル フェアリーレイ 魔力18+20+ハート10=48
狼1 野生の勘→ハート9
狼2 ジュニアへの攻撃26+5
ジュニア 回避→6
ティルのフェアリーレイ
ヒット!!
狼1に48のダメージ!!!
狼2の攻撃!
ヒット!!
31−2/(ジュニア防御力22+服の防御力2)=19
ジュニアは19のダメージ!!!
ティルは大声でジュニアへの意識を逸らせようとするのだが野生の狼は目の前の餌に貪欲であり
構わずに息の根を止めようと気管をその獰猛な牙で押さえ込もうと首の根に牙を突きたてようとする!!
560 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 00:13:42 ID:KsMBlP0M
ティル「お退きなさい!!!」
不思議な文様のヘキサグラムから放たれた光の帯がティルから放たれそれは狼のうちの一匹に照射され…
狼1「KYAAN!!」
二匹のうちの一匹を特大ダメージと共にジュニアから引き離す事に成功させるのだが…
もう一匹はそれに怯む事無くジュニアの首筋に牙を突きたて気道に空気が行かないように振り回す!
小「ボ…くぅ…」
既に地面にたたきつけられた衝撃で空気が肺から抜けた状態でのこの狼の行動に対抗する術など限られ、
ギリギリの意識化の中、ジュニアは最後の力を振り絞り自分の体格とほぼ同等な狼から立ち上がろうともがく。
ティル「マスター!!!」
ティルは重力のままに飛び降り無理やりマスターと狼を引き剥がすのだが、その衝撃でジュニアの
首筋から更に鮮血があふれ出る。
561 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 00:16:15 ID:KsMBlP0M
小「…た、助かった…」
ジュニアの肺に新鮮な…しかし焼け付くような鉄の匂いのする酸素が入ってくる。もし後一歩遅ければ、
そして、引き剥がし方が不味かったならば首筋の動脈を切られ致命傷となっていただろう。
しかし、今回はかろうじて間に合い…
狼1の反応→! card
狼2の反応→! card
おひとりさまで! cardのスペースを抜きコピペってください。
狼1のカードがダイヤ、ハートで逃げます。
狼2は狼1のカードがダイヤハートの時に尚且つダイヤだった場合逃げます。
また狼1.2のどちらか、もしくは両方がクラブで遠吠えをし仲間を呼びます。
562 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 00:22:41 ID:???
狼1の反応→
ダイヤ2
狼2の反応→
ハートQ
死に賭けでござる
563 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 00:46:08 ID:KsMBlP0M
>>562
本当に死に賭けですね。…まだ10歳の少年が何度死地を渡ってるのでしょうか?
狼1の反応→ダイヤ2
狼2の反応→ハートQ
狼1敗走!!
狼2戦意維持!!
ティルのフェアリーレイは渾身の一撃であり体力の半分以上を削られた狼1はその生存本能に
赴くまま暗がりの茂みの中へと身を隠す。しかし完全に逃亡したわけでなく、もしジュニアが
今夜の御馳走になった時には御相伴に預かろうと思っているのだろう。その茂みで体を
休ませているだけのようだ。
そしてもう一匹の狼は斥候の誇りとしてジュニアをこの場にとどめておく必要があり…
狼2「GURRRR…」
威嚇のように喉を鳴らしながらジュニアと、そして危険人物上位においたティルの様子を伺う。
ティル「ふぅ…一匹はどうにか追い払えたようですが……マスター!?」
ジュニアはいきなり大ダメージを受けすぎた事、そして背中の出血と首筋から溢れる血の匂いに
完全に酔っていた。
564 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 00:47:26 ID:KsMBlP0M
小「………」
ティル「…どうするべきでしょうか?」
既に斥候の狼と1ターン以上の時間対峙している。恐らくこのターン以内にもう一匹の狼を
倒す事が出来なければ援軍が続々と湧いてくるだろう…
どうしますか?
A.ジュニアを背負ってスキル浮遊飛ぶ!(ガッツ100消費)
B.フェアリーレイで追い払う!(ジュニアもペナ付きで戦闘に加入します)
C.大声で助けを呼ぶ!
D.テンプレにこっそり追加されている新技ファントムで自分と猛の姿を消す(ガッツ80×2)
E.その他
先に1票入ったものを選択します。
ぴこーん!
出血により最大体力の5%を消費しました。(まだギリギリ通常出血判定です)
現在体力44/104 ガッツ510/570
ティル体力 130/130 ガッツ250/300
565 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 01:22:10 ID:???
A
566 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 01:34:56 ID:KsMBlP0M
A.ジュニアを背負ってスキル浮遊飛ぶ!(ガッツ100消費)
ティル(…今はとにかく出血を止めなければ…!!)
ジュニアの思考力が極端に低下している今、安易に危険に晒すわけにはいかないと考えたティルは
素早くジュニアを背負い、翅の力ではなく生まれ持った魔法の才能で浮き上がろうとする!
狼2「GYANN!!」
当然今晩のおかずを持っていかれることを良しとしない狼はその素早い跳躍でティルの足に
齧り付こうと今までジュニアの首を絞めていた大口を開ける!!
ティル 浮遊回避!→素早さ32+ジュニアもちペナ−6+! dice
狼2 俺様…お前…まる齧り!→29+! dice
お1人様で! diceのスペースを抜きコピペってください。
ティル−狼が0以上であればノーダメージで切り抜けます。
−1以下であればその数×4のダメージを受けます。
ダメージを20以上受けた場合、狼2はティルの足に噛み付き離そうとしません!
567 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 01:47:27 ID:???
ティル 浮遊回避!→素早さ32+ジュニアもちペナ−6+
2
狼2 俺様…お前…まる齧り!→29+
2
568 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 03:11:02 ID:KsMBlP0M
ティル 浮遊回避!→素早さ32+ジュニアもちペナ−6+2=28
狼2 俺様…お前…まる齧り!→29+2=31
28−31=3
3×4=12
12ダメージ!!
普段であれば妖精種族その最大の特性の華麗なステップで自然界にも住む狼などに素早さで
後れを取る事などけっしてなかっただろう。しかし、10歳の少年とはいえティルにとっては決して
軽いとはいえないジュニアを抱えての浮遊には限界がある。
避けようとするティルより早く彼女の足首は狼の爪で軽く引き裂かれてしまう。
ティル「っく!」
それでも今は反撃に出る暇などあるはずもない。ティルはそのまま最大速度で浮き上がると
安全地帯と思える木の上にまで移動する。
569 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 03:12:03 ID:KsMBlP0M
ティル「せめて春菜姫様がいれば回復魔法を使ってもらうのですが…」
そんな事を思いながら勝手にジュニアのバッグをあさると、包帯を見つけ出しジュニアの一般的な知識を
フル稼働させみようみまねで止血をする。
ぴこーん!
ティルが勝手に包帯を使いました。出血状態が解除されました。
〜〜〜
どれくらい意識を失っていたのだろう。ジュニアはようやく意識を取り戻すとそこには心配そうに
覗き込むティルの姿があった。
小「…どれくらい意識を失っていた?」
ティル「そうですね、多分10分くらいでしょうか?」
マスターであるジュニアの死はティルの死に直結するため…
(といっても本当はティルは不思議な木の加護により生き続ける事は可能なのだが)
珍しく憔悴しているティルが物憂げに答える。
570 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 03:13:03 ID:KsMBlP0M
小「……ありがとう。1人じゃ完全に死んでいた。ここじゃ秋津姫の加護もないからな…本当に
走馬灯が流れたよ」
力なく笑うジュニア。多少は痛みにも慣れたとはいえ、たった2発で生きていくための体力の
半分以上をもっていかれたのだ。その衝撃たるや一般人が知るにはあまりにも大きすぎるものである。
小「…ああ、体が震えてるな…痛みでよくわからないけど…寒いのかな…」
自由に動く自分の指先を見るとガタガタと震えているのがわかる。死への恐怖故なのだろうか?
ティル「大丈夫です。随分と血を流してしまいましたから…体の体温が下がってしまっているのです。」
そういうティルをよく見るとジュニアの体を暖めるべく体を密着させていた。
小「なんだか恥ずかしいな。大きいティルの姿でこういうのは…」
恐怖を忘れたいためか、軽口を叩くジュニア。
ティル「何を言っているのです。今は少しでも体を温めないと…ここでは向こうの世界のように
簡単に治療や輸血は受けられないのですよ?」
まるで駄々っ子を戒める母のような口調のティル。このときばかりは完全に立場は逆転している。
571 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 03:14:30 ID:KsMBlP0M
小「それで…狼達はどうしたんだ?」
ティル「大丈夫です。射程ギリギリから魔法で一方的に攻撃したので皆逃げていきました。お陰で
私もしばらくまともに動けそうにありませんが。ただ運がいい事にここの世界と空気が合うのか
存在し続けても、それだけで精神力を消費してしまうという事はありません。きっと私に
名づけた名前がよかったのですね。」
軽く笑うその姿は黒目がちな瞳と薄く輝く肌によく似合い、ジュニアは思わずそっぽを向いてしまう。
そうしないと貧血で真っ青になっているはずの自分の顔が真っ赤になっているのではないかと思ってしまうのだ。
ティル「それではどうしましょう?あたりは煙突や焚き火ののろしは見えないようですが…」
どうしますか?
A.地上に降りて話が出来る人を探す。
B.ティルに妖精形態になってもらい近くを探索してもらう。(今日はもう人間形態になれなくなります)
C.大きな声で助けを呼ぶ。
D.その前に薬草を使おう!(体力30回復)
E.魔法のアイテムである祝福のジュースをティルに飲んでもらう(ガッツ150回復)
F.今日はこの場で一泊。(体力を30%回復&ガッツ50%回復)
※探検7つ道具のうちから携帯食を1食消費(のこり3食あります)
G.その他。
先に1票入ったものを選択します。
※DとEは他の選択肢と複合できます。
ヘーベル湖の水はティルに効果ありません。(不思議な木に直接使えば効果あり)
現在体力44/104 ガッツ510/570
ティル体力 118/130 ガッツ30/300
572 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 05:14:29 ID:???
D
手元の資料を調べたら「ティルナノグは二種類ある」とか書いてあってビックリ。
地中と海の向こうにあるんだそうな。ここはどっちかな?
573 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 05:15:36 ID:cOD/9NlY
D
しくじったのであらためて
574 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 11:20:10 ID:cTkhrHBI
イザークにある
と別のスレの人が言ってた
D
575 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 12:36:56 ID:KsMBlP0M
>>572
一応なかの人は海の向こう説を信じてますが、今回は異説の一つである世界の狭間説を採ってます。
(人間界と魔界と妖精界の緩衝地帯。故にどの世界からも住人が来る可能性もある世界です。
多少ネタバレですがこうする事で多少はとっつきやすくなると思うので…)
>>574
それは聖戦の系譜です(ビシ!!)って、調べるまでディスティニーな銀髪おかっぱしか
思い浮かべられなかった中の人ですが…
D.その前に薬草を使おう!(体力30回復)
小(そういえばマリーさんから薬草をただで貰ったから余ってるんだよな…使うか…)
そう思ったジュニアはティルにバッグの中から薬草を取り出してもらうとマリーさん謹製、
ほうれん草によく似た薬草をばりばりとかじるのだった。
小(マリーさんの薬草は経口タイプだから助かったな。塗り薬なら折角巻いた包帯が
無駄になるところだったぜ…)
そんな事を考えていると体中に力が回復するのがわかる。体内で血が大量に生産され循環され
傷口がふさがるような…そんな感じだった。
ぴこーん!
現在体力74/104 ガッツ510/570
ティル体力 118/130 ガッツ50/300
となりました。
576 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 12:38:15 ID:KsMBlP0M
小「はぁ、随分と楽になったな。ありがとうティル」
ティル「いいえ。それよりも結構時間がたってるのでまた狼がやってくるかもしれません。
そろそろ次の行動を考えないと…」
小「そうだな…それじゃ…」
どうしますか?
A.地上に降りて話が出来る人を探す。
B.ティルに妖精形態になってもらい近くを探索してもらう。(今日はもう人間形態になれなくなります)
C.大きな声で助けを呼ぶ。
D.最後の薬草も使っちゃおう!(体力30回復)
E.魔法のアイテムである祝福のジュースをティルに飲んでもらう(ガッツ150回復)
F.今日はこの場で一泊。(体力を30%回復&ガッツ50%回復)
※探検7つ道具のうちから携帯食を1食消費(のこり3食あります)
G.その他。
先に1票入ったものを選択します。
※DとEは他の選択肢と複合できます。
577 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 13:29:30 ID:???
A
578 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 13:54:12 ID:KsMBlP0M
A.地上に降りて話が出来る人を探す。
小「狼は去ったんだよな」
少しだけ元気になったジュニアは木の上の大きな枝葉に寄りかかりそんな言葉を呟く。
ティル「はい。ああいった獣は余程腹をすかせていない限り、痛めつけられた存在に纏わりつくことは
ありません。私がいる限りそうかんたんに近づく事はないでしょう。斥候がつかず離れず様子を
見続けてあわよくば…というのはあるかもしれませんが…」
小「…要は隙を見せなきゃ大丈夫なのか…ここにいても仕方ないし、一旦地上?に下りて
探索しようか?」
ティル「はい。それしかないと思います」
そういいながら木の上から下りる2人。
地面はジュニアの血の痕が生々しく残っており、よく自分は生きていたものだと変な感心をする。
ティル「では急ぎましょう。血のにおいを嗅ぎつけたほかの生き物が来るかもしれませんし」
579 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 13:56:13 ID:KsMBlP0M
そういいながら何かから守るように警戒し、足を速める。
ジュニア謎の林を探検→! card
おひとりさまで! cardのスペースを抜きコピペってください。
ダイヤ 如何にも旅馴れていそうなフードを被った冒険者風の人物と出会う。
ハート この近くの木こりらしき人物に出会う。
スペード 誰も見つけることは出来なかったが街道にらしき道を見つける。
クラブ またもや敵出現!(数字により強さが変わります低い方が強敵!)
となります。
580 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 13:58:01 ID:???
ジュニア謎の林を探検→
ダイヤ4
ジュニア謎のバヤシを探検
581 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 14:41:54 ID:KsMBlP0M
ΩΩΩ<<な、なんだってぇ!!
ジュニア謎の林を探検→ダイヤ4
ダイヤ 如何にも旅馴れていそうなフードを被った冒険者風の人物と出会う。
体がボロボロのジュニアと精神がボロボロのティルがお互いを助け合うように誰かいないと
助けをさがす。もしこの草原とも森ともつかないまばらに木々がおおう世界に、人間に類するものが
いない場合、それは自殺行為のなにものでもないのだが、ティルの言葉によるとここは常若の国。
正邪光闇混濁の世界であり、なにものかに出会うことは決して難しくないという事だ。
そしてそれはやがて現実のものとして目の前に現れる。
???「ん??狼の遠吠えがするから様子を見にきたら…これは子供と…中位妖精?
珍しい組み合わせだな…」
フードを被っており声もくぐもっていてよくはわからないがその物腰からしてただの人間…
というわけではないようだ。
582 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 14:43:03 ID:KsMBlP0M
始まりの冒険者→! card
おひとりさまで! cardのスペースを抜きコピペってください。
ダイヤ 眉目秀麗のエルフだった。
ハート がっしりした体形のドワーフだった。
スペード ジュニアと同じ人間だった。
クラブ やけに小さなおじさん…ハーフリング(ホビット)だった。
となります。
※ドワーフ以外でカードが絵札の場合のみ女性となります。
※容姿は別に判定するため絵札だから美人という事はりません。
583 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 14:45:23 ID:???
始まりの冒険者→
ハートJ
スペードはチーフだな、と言ってみる
584 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 14:46:16 ID:???
始まりの冒険者→
ダイヤ9
エルフ!エルフ!
585 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 14:52:49 ID:???
>
>>584
美人なドワーフさんだよやったね!
イキロ
586 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 15:15:03 ID:KsMBlP0M
>>583
プレシャスあるところに俺はいつもいるぞ!!!
>>584
ごく普通にエルフのいる世界ですからぼちぼち移動すればいつかは見れますよ。
>>585
最近のゲームでは比較的ドワーフの女性というのもいますよね。自分が遊んでいた頃はドワーフといったら
男限定の種族だったのですが…
(女性だろうが髭が生えてがっちりしているため見栄えが非常に悪いという話でした)
始まりの冒険者→ハートJ
ハート がっしりした体形のドワーフだった。
その男は不審な目で見られていることに気づいたのか、そのフードを取り少しでも安心させようと
こころみたようだ。
ぱさり…
フードをとった姿はジュニアより拳半分大きいだけなのだが、その見事に蓄えられた髭や
もじゃもじゃの髪の毛、それに鉤鼻は人間のそれに近いものだとしても、あまりにもがっしりした体躯、
一瞬の油断も見逃さないような鋭い目つきは人間にあるものではなく、ジュニアを安心させるには
あまりにも異質だった。
587 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 15:16:04 ID:KsMBlP0M
小「………」
???「おっと、いかんいかん。森はやつらのテリトリーだからな。集中を切るのを忘れれていた」
ぱんぱん!と両の頬をたたくと、そこには先ほどと変わらない顔っだが、くりりとしたまなこに
赤ら顔のユニークな顔立ちをしたおじさんに変貌していた。
小「あ、あなたは?」
多少とっつきよくなったその人物になんと声をかければいいのかとジュニアはよくわからずに
とりあえず名前を聞くことにする。
???「お、おれかい?俺はグリーニ。彫金師兼戦士だな。レンティス鉱山のグリーニといった方が
わかりやすいか?」
小「???」
グリーニ「あれ?し、知らない?あのグリーニだぞ?……おかしいな…この辺一体では結構有名人
のつもりなんだが…」
ジュニアの対応が不満なのか頭を捻るひげもじゃの男。
588 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 15:18:01 ID:KsMBlP0M
小「あ、ああ、すみません。俺この地に来たの初めてなんで」
ここで気分を害されて踵を返されてはたまらないため、ジュニアは正直に答える。
グリーニ「この地に来たのが初めてでなんで街道から外れたところにいるんだ?いや、それ以前に
お前人間だよな?人間でその身長…やっぱり子供だよなぁ…この妖精のお嬢ちゃんは保護者か?」
考えれば考えるほど疑問の尽きないグリーニと自称する小柄ながらがっしりした男は、ジュニアに対して
質問攻めをする。
どうしますか?
A.ここではない世界から妖精の穴に落ちてきたのだと説明する。
B.いや、気がついたらここにいたのでよくわからないという。
C.とりあえずティルが保護者ではなく自分が主人だという。
D.…すっかり忘れてたけどシュガーはどこ行った?探してみる。
E.おっさんに用はない!街道への道だけを聞いて去る。
F.その他
先に1票入ったものを選択します。
589 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 15:58:52 ID:???
B
590 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 16:35:17 ID:KsMBlP0M
B.いや、気がついたらここにいたのでよくわからないという。
小「いや、気がついたらここにいたんだ。何がなんだかさっぱりわからん」
ジュニアは自分から妖精の穴に入って自分で危機を呼び込んだというのを流石にまずかったと
思ったのか、本心を隠してそう答える。
因みに、ジュニアはティルと接触しているためなのか、この地方の言葉についてはなんの問題もなく
意思疎通できるようだった。
グリーニ「……そうか。という事は迷子なんだな。こんなところにいつまでもいると狼やゴブリン
ならまだしも人攫いや夜盗のカモだぞ?どうだ、街道沿いに俺の仲間と馬車がある。次の街までなら
タダで乗せていってやるぞ?」
渡りに船とはこのことだろう。ジュニアは他の選択などないとばかりにうんうんと頷く。
591 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 16:36:25 ID:KsMBlP0M
グリーニ(…ま、いっか。隠したいならそれなりのなにかがあるんだろう)
この髭もじゃのドワーフ。実は歴戦の戦士であるためジュニアの嘘など簡単に見抜いたのだが、
所詮は子供。対したこともでもなさそうだし、変なことに首を突っ込んでまた本業の彫金以外の
事に精をださなければいけない状況になるのはごめんとばかりに、嘘を受け入れる。
ティル「…あの…グリーニ様はドワーフなのですよね?」
街道まで歩き、幾人かの仲間の待つ馬車まで到着したところでようやく口を開けるティル。
グリーニ「様なんてたいそうなもんじゃね〜よ。俺の事はグリーニでいい」
なんとなくこっぱずかしそうにする、がっしりした体躯の男はようやく妖精の方の緊張も取れた事に
安堵し、気軽にこたえる。
???「もしくはグリ坊、ぐりちゃんでいいわよ!」
そういいながら馬車で待っていたのはグリーニより更に小さな少年。しかし、その顔は少年というには
あまりに経験を帯びており、ジュニアの目でも人間でない事がわかる。
592 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 16:37:45 ID:KsMBlP0M
ティル「では、グリーニ。ここは…常若の国…ですよね?」
おそるおそるとばかりに尋ねるティル。
グリーニ「ん?一々その名でたずねるという事は、お前達は異邦人か風来坊…渡る者なのか?」
この世界では異界からの訪問者というのはそこまで珍しくないのか驚く事無く答える。おそらく
たいした装備もなしにあの森にいる時点で多少のめぼしはつけていたのだろう。
ティル「いいえ。そういうわけではないのですが、ただ念のため確認を取りたかったので」
ジュニアが妖精の穴の事をいわなかった事であまり突っ込んだ質問の出来ないティルは考えあぐねる。
???「まぁまぁ。とにかく!、今から行くところは西の自治都市領の中でも中々に大きい交易都市だから
そこにいけば大丈夫よ。ぐりちゃんが助けたって事は悪い子じゃなさそうだし、宿の手配くらいは…
って、貴方達、お金はもってるよわよね?」
先ほどからこちらに興味津々の小さなおっさん…いや口調からして実は女の子かもしれない人物は
色々と世話をする気マンマンだ。
593 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 16:39:06 ID:KsMBlP0M
小「お金?え〜と、こっちの世界でも金は使えるのかな?」
そういいながら財布の中からお金を取り出すジュニア。
ジュニアのお財布3040円也→! card
おひとりさまで! cardのスペースを抜きコピペってください。
ダイヤ ユーロ硬貨がじゃらじゃらと出てきた。
ハート お札が2枚と500円硬貨、それに100円玉3枚に50円玉1枚10円玉18枚1円玉10枚
スペード お札が2枚と500円硬貨、それに100円玉硬貨5枚に10円玉3枚5円玉1枚、1円玉5枚
クラブ お札が3枚と10円玉4枚
となります。
594 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 16:54:53 ID:???
ジュニアのお財布3040円也→
ダイヤ6
595 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 17:21:48 ID:KsMBlP0M
ジュニアのお財布3040円也→ダイヤ6
ダイヤ ユーロ硬貨がじゃらじゃらと出てきた。
小(ああ、そういえばこっちに来る途中両替したんだよな。なんだか珍しい硬貨が多かったから
札じゃなくいろんな種類の硬貨にしたんだけど…これならある程度はこっちでも通用するかも!?)
そう思いながらジュニアは馬車の中で対面していたグリーニに今もっているお金を見せる。
グリーニ「これはめずらしい硬貨だな。ほとんど銅貨ばかりだが…なんじゃこりゃ?二つの金属を
張り合わせてなんてめんどくさい鋳造しとるんだ!?…ふむふむ…まぁ、純粋な銅貨ではないが
ま、俺が換金してやるよ。なんだが妙な異物やメッキがしてあるから普通の商店じゃ使えないかも
知れないからな。それでいいか?」
小「う〜ん…いま俺がもってる硬貨でどれくらいの価値がありますか?」
グリーニ「まぁ、これだけのものならざっと見積もってシャハーン銀貨15枚。一般的に使用する
シャハーン銅貨換算で150枚になるな。もっといえば一番各下の縄貨なら150束、
お前さんとそこの妖精が食事つきの宿に泊まるとして30日は普通に生活できる」
まるでこの世界を知らない人間に話すように説明口調なグリーニ。
小(う〜ん…騙されているとは…思えないし、恐らく銀貨で保持していれば元の世界に戻った時に
コレクターにはそれ以上の価値で引き取ってもらえそうだな…)
596 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 17:23:03 ID:KsMBlP0M
グリーニ「一応いっておくが俺はドワーフの彫金師だ。金属の鑑定に関して俺以上の人物は
そうはいないし、しかも今回は商売抜きの鑑定だ。袖する中も他生の縁。これだけおまけするのは
今回だけだぞ?」
どうしますか?
A.グリーニの言葉を信じ両替してもらう。
B.やっぱり信用できない。ユーロ硬貨のまま使用する。
C.その他
先に1票入ったものを選択します。
597 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 17:23:48 ID:cTkhrHBI
C ユーロ硬貨を一枚だけ残してあと換金
598 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 18:43:06 ID:KsMBlP0M
C ユーロ硬貨を1枚だけ残してあと換金
小(なんだか鑑定の目は間違いなさそうだけど…そうなるときっとコレクターとしての価値であって
額面の価値じゃないよな?…となると、2ユーロコインと1セントコインの違いもわかってないのかも…)
そう思ったジュニアは、ユーロ硬貨の中でもっとも価値のある2ユーロコインを一枚引きぬき
残りを換金する事にする。
グリーニ「ん?なんか一枚抜いたな。しかも一番手の込んでいるコインか。まあいい。それじゃ
その分引いてシャハーン銀貨14枚と銅貨5枚を渡そう。それでいいか?」
ジュニアの引き抜いたユーロ硬貨は確かに他の硬貨よりも一回り大きく、そして銀に輝く白銅の周りを
金色に輝く黄銅によって囲まれたこちらの技術ではかなり難しいものであった。
小「ああ。これは一応俺のこっちと向こうを繋ぐ短い糸だから全部はちょっと…ね」
そういいながら換金に応じるのだった。
ぴこーん!
2ユーロ(約220円)を残し残りをシャハーン銀貨と銅貨に両替しました。
現在銀貨14枚、銅貨5枚。
〜〜〜
599 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 18:44:11 ID:KsMBlP0M
こっちの世界でもはづきからもらった懐中時計はきちんと機能するようで時間を正確に刻んでいる。
馬車に揺られる事約1時間。街道沿いを目的地に向かっていく一行は特に何事もなく人通りの多い
街にたどり着く。そこは所謂中世風の家構え。金属やコンクリの家などどこにもなくほとんどが石または
レンガ、木に何かの薬品を染み込ませ色を変色させた家に住んでいた。
???「ようこそ、西の交易都市シャハーンへ!ここならキミと妖精さんが暮らすだけなら困る事は
ないと思うよ。…って、これだけ一緒にいたのに私の名前一度も聞かなかった…というより私、
貴方達の名前も知らないね…てへっ!で、貴方達の名前は?」
そういってくるのはジュニアに纏わりつく小さいおっさん。もしかしたら本当に女なのかもしれない。
小「ああ、俺の名前は小田猛。猛とよんでくれ。で、こっちはティル。」
???「へえ、タケシなんて珍しい名前ね。で、ティル…うん。いい名前。私はリャハーン。
ま、本名じゃないけどね」
600 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 18:45:14 ID:KsMBlP0M
小「へぇ。で、ここまでつれてきてもらったのはいいけど…」
リャハーン「なにいってるのよ。貴方達の目的は知らないけど、今は宿さがしでしょ?それとも
このまま物乞いにでもなるつもり?」
小「いや、それより帰らないと…」
グリーニ「なんだ。やっぱり自分の意志で来たんじゃなくてどっからか迷い込んだのか。
それなら…そうだな…ここから更に東に数日行ったところに星見の塔といった場所がある。そこの
マレーネ・ウォルフは偏屈だがこの世界の全ての事象を認識できるって話だ。そこにいけば恐らく
帰る方法も教えてくれるだろうよ。あとこれは選別だ。いつまでも血なまぐさい服でウロウロ
してると憲兵に捕まえるぜ?」
そういいながら馬車の奥においていた外套を一枚投げ渡してくれる。もともとグリーニのものだったの
だろう、背丈は何とか格好がつくのだが幅はものすごく余っており、外套というよりポンチョ
状態である。
601 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 18:46:26 ID:KsMBlP0M
小「なにからなにまでありがとう。」
グリーニ「ああ、それともし俺に用があるなら職人街でグリーニはどこだと聞けば大抵の奴は
教えてくれるはずだ。しばらくはこっちで弟子の修行に付き合ってやらないといかんのでな。
少しくらいは手助けしてやるよ」
そういうと、1人で馬車から降りるとどんどんと離れていく。
???「それじゃ…俺も…帰る…」
今まで御者をしていたせいで話す機会のなかった大男もグリーニと同じ方向へ向かい、残ったのは
小さいおっさん事リャハーンとジュニアとティルだけになる。
リャハーン「それで、何か希望ある?食事つきなのは確定としても、兄弟でもないなら別の部屋がいい?
それとも一緒の部屋でいい?少しくらい汚かったり、1階がごろつきの溜まり場でも…ああ、これは
お姉さんがいるからやめた方がいいよね。でも安い宿で短期の宿泊だと結構絞られちゃうんだよね。
逆にお金を使ってもいいならいくらでもあるよ?沐浴したいならものすごく気持ちいい水の流れる
場所もあるし、美味しいワインがあるところも…って、こっちは少年がいるか…他にも
ああ、そういえば皿洗いを募集してるところなら宿代を負けてくれるかも!?」
602 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 18:47:57 ID:KsMBlP0M
更に言葉を続けようとするリャハーンを何とか制しジュニアは口を挟む。
小「いや。そんなことより本当に帰りたいんだ。マレーネ・ウォルフにいくなら…」
リャハーン「さっきグリちゃんがいってたでしょ。あそこにいくなら数日はかかるし、そのためには
今あるお金でどんな旅支度をしなきゃいけないか考えなくちゃいけない。もし腕に自信がないなら
信用が置けそうな冒険者を雇った方がいいし、どうせならここで自身の鍛錬をするのもいいかもしれない。
異邦人なら知ってると思うけどここと他の場所は時間の流れが違うからあんまり慌ててもムダよ。
世界の流れが違うという事は、早くする事も出来るけど逆もまた真なり。ってね」
小「…つまり、こっちで1週間かけても向こうじゃ一日ってこともありえるのか?」
リャハーン「ほんとうに何も知らずに来たのね。半分正解。ま、その辺はマレーネが詳しいから
そこで聞いちゃってよ」
小(……つまりものは考えようって事か。どうやらウラシマ効果とかそういったものとは
別次元で時間の流れが異なるらしい。という事はここで訓練しまくって元の世界に戻るって方法もあるな)
無理やりポジティブシンキングに切り替えるジュニア。手元にある金で普通に生活するだけなら
一ヶ月近くは可能らしい。アルバイトや、今もっているこちらの世界では珍しそうなものを売り払えば
もう少しいつづけることも出来るだろう。もし時間の流れを遅くする事が出来なくても学校が
開始されるまでにはまだ1ヶ月近くある。もう少しだけここで観光がてら冒険するのもいいかもしれない。
603 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 18:49:39 ID:KsMBlP0M
小(となると重要なのは宿からだな。念のためにすぐに帰りたいなら状態を万全にしたいから高めの宿で
じっくりと体を休めたい。逆にしばらくい続けるなら安い宿で節約するに越した事はない。
因みに子供1人だと危険だからにティルは戻るつもりは全くないようだ)
どうしますか?
A.体をじっくり休める宿に泊まる。銀貨2枚消費(完全回復します。お昼のお弁当つき)
B.普通の宿に泊まる。銀貨1枚消費(体力50%、精神力80%回復します)
C.安い宿に泊まる。銅貨5枚消費(体力30%、精神力50%回復します)
D.安い宿&皿洗いのバイト。銅貨2枚消費(体力15%、精神力35%回復)※ティルはウェイトレスです
E.野宿。(体力30%、精神力50%回復します)
※冒険7つ道具から食料を1つ消費します。(のこり3つ)
※ティルは回復しません。
※かなり危険です。
F.その他
先に1票入ったものをせんたくします。
604 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 19:15:02 ID:C2zloIrw
B
605 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 20:22:37 ID:KsMBlP0M
B.普通の宿に泊まる。銀貨1枚消費(体力50%、精神力80%回復します)
小「早くに元の世界に帰るにしてもじっくり腰をすえるにしても今日の疲れは半端じゃないし…
せめてベッドはきちんとセッティングしているところがいい」
自分の体に正直に答えるジュニア。いくら薬草と包帯のお陰である程度の行動はできるとはいえ
つい数時間前まで死を覚悟していたのである。いまだ体が癒されてはおらず、油断すると
全身に痛みという襲撃が襲い掛かる。
リャハーン「りょうかい。それじゃ、薬湯と美味しいワインで有名なところが丁度いいね。あそこなら
ベッドもきちんと毎回シーツ交換してくれてるし。傷ついた冒険者がちょっと回復させたい時や
いいことがあった時によく使われているところね」
そういいながらまるでハトバスの添乗員さんのように、こっちの店は安い薬草がうっているとか、
こっちの店の剣はすぐに刃こぼれするとか聞いてもいない説明をしながら一軒の宿に到着する。
606 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 20:23:40 ID:KsMBlP0M
小「へぇ。悪くない。というより風情があっていい。」
そこはこの街の宿屋としてはやや上級。一階の酒場で酒盛りしている冒険者達もごろつきのような
格好ではなく、比較的マンガやアニメで見るようなまともな格好をしている。(流石にプレートメイルや
バイキングメットのような重装をしている人物はいなかったが…)
リャハーン「あ、一階の酒場でご飯は出るんだけど…少年君はちょっと危険だから特別に部屋まで持って
来てもらえるように私から口ぞえしとくね」
もし、おっさんでなければきっとチャーミングであっただろう、ぱちりとウインクでリャハーンは
ジュニアに話しかける。
小「あ、ああ。ありがとう」
そして、リャハーンとこの店のマスターと思われる初老の品のよい人物が数分間話し込み…リャハーン
は満面の笑みと共に両腕で大きなまるを作ってこたえる。
〜〜〜〜
607 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 20:25:16 ID:KsMBlP0M
小「ふぅ…よくはわからんが助かった…。今日はもう…疲れたな。時間も夕暮れだし…、
今日は薬湯に浸かって寝るか…。ティルはどうする?元の世界に戻るか?」
ジュニアは前々から思っていたことを口にする。彼女は自分の水晶玉だけでなく、不思議な木とも
つながっている。そして不思議な木はジュニアの部屋に置きっぱなしなのだ。更にいえば、家には
えりるがいる。つまり、彼女がその気になればいつでもジュニアの本来の世界に戻り、そして
えりるに助けを呼ぶことが出来るのだ。
ティル「いいえ。私も同じことを考えましたが、マレーネ・ウォルフの存在を聞いたので
それをすることのデメリットが多いと判断します。私だけが元の世界に戻れば私がその時間を
固定する存在になってしまいます。そうなると時間をさかのぼり元の時間にたどり着くための
ファクターを自らの手で潰す事になると思います。」
小「全くわからん」
いつものように即答するジュニア。
ティル「つまりはこうです。今、マスターはここにいます。そして私も。」
小「ああ。そうだな。」
608 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 20:26:20 ID:KsMBlP0M
ティル「つまり私の存在確率とマスターの存在確率はここに集約しています。」
小「存在確率?」
ティル「はい。この辺は量子の確率展開につながるのでえりる様の方が詳しいのですが、私という存在が
2箇所に生まれれば存在確率は2箇所に分布される事になり、本来関係ないはずのマスターも
私という近い存在のためにその場所に集約されやすくなってしまいます」
小「でも…それならここからの出口が今の俺の部屋になる可能性が高くなるということじゃないのか?」
ティル「その通りです。そして、時間のスピードというのは一様ではありません。恐らく現在の
時間軸のままマスターの部屋に行けば…恐らく数年後のマスターの部屋にたどり着く可能性が
非常に高いです」
小「………」
ティル「つまり、私が『今』向こうの世界に行ってしまうとマスターの出口はほぼ数年後のマスターの
お部屋という事になります」
609 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 20:27:41 ID:KsMBlP0M
小「よくはわからないが、要は普通にこの世界から出るだけでは『詰み』なんだな?」
ティル「はい。常若の国ティル・ナ・ノーグとマスターの世界の時間の流れが異なるという事は
そういう意味です」
小「………つまり単に脱出する方法だけでなく、浦島太郎にならないように脱出しなきゃいけないのか…
とてもめんどくさいな」
ティル「すみません。妖精の穴に飛び込むより早くもっと詳しく説明するべきでした」
小「かまわんさ。第一危険だといわれて、尚且つティルの話を聞かずに飛び込んだのは俺だしな」
ティル「……ありがとうございます」
小「辛気臭い話はここまで。逆に言えばどんなに早く向こう側に行っても意味がないことが判ったんだ。
それだけでもティルの言葉を聴けてよかったよ。さあ。お風呂に入って寝よ。ティルもお風呂に入るか?」
ティル「はい。それではマスターの後に入らせてもらいます」
小「そっか。でも内風呂が薬湯なんて贅沢だよな。大きい姿のティルとこんなに長くいるのも
初めてだし、悪い事ばかりじゃないさ」
まるで自分にそう言い聞かせるようにジュニアはティル・ナ・ノーグでの初日を終わらせるのだった。
610 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 20:28:55 ID:KsMBlP0M
ぴこーん!
銀貨が1枚減りました。現在銀貨13枚、銅貨5枚。
体力が50%精神が80%回復しました。
現在体力104/104 ガッツ570/570
ティル体力 130/130 ガッツ290/300
ちゅんちゅんちゅん…
どうやらこっちの世界にも鳥はいるようで、すずめの声に似た鳥の鳴き声で起きるジュニア。
子供だけでも女性だけでも危険という理由でジュニアとティルは同じ部屋に泊まり、もしもの時のために
同じベッドで姉弟のように寄り添って眠る。
小(…ティル…まだ寝てるな…当たり前か。妖精といってもこっちでは肉体があって当然の
世界なんだもんな。狼戦ではかなり無茶させすぎたし、もう少しいたわらないと…その前に
俺自身が狼程度には負けない力を手に入れるのが先だけど…)
薬湯の効果なのか、ざっくりと切れたはずの背中の傷も、首筋に突き立てられた狼の牙も、痕は
大きく残っているが完全に傷がふさがっていた。
小(さすが不思議世界。本当なら入院モノの傷だって一日で回復だ)
実ははじめてみるティルの寝顔に少しどきどきしながら黄金に輝く美しい髪に触ってみる。
ティル(……すぅ…)
611 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 20:30:14 ID:KsMBlP0M
軽い寝息と共に僅かにムズがる女の子。年齢的にはまだ15〜16程度にしか見えないのだが、
すでにその美しさは比肩するものがなく、もしジュニアが美女に対する耐性がなかったのならば
一睡もすることが出来なかっただろう。
小(さて、それじゃ今日はどうしようかな?)
急いでマレーネの星見の塔にいく必要がなくなった今、ジュニアは自分が何をすべきかを考える。
どうしますか?
A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。
B.とにかく武器と防具が要るな。今のお金でどこまで買えるか微妙だけど武器防具屋へ!
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.マレーネのところにいくには力が足りない。近くの草原で腕試し。
E.生きてるボールがヘロヘロだ。完全に動かなくなる前にどうにかならないか魔法屋へ!
F.そういえば職人街に行ったんだよな。グリーニのところへ。
G.その他
先に1票入ったものを選択します。
612 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 20:44:01 ID:???
どれを選んでも一日経過する?
613 :
小田ジュニア
:2010/05/27(木) 20:48:18 ID:KsMBlP0M
>>612
いいえ。基本的に買い物系は時間が進みません。
イベントが起きた場合のみその範囲内で時間が進みます
614 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 20:52:59 ID:nfewwZno
E
ボール君だってジュニアの仲間なんだ!
615 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 21:27:59 ID:KsMBlP0M
>>614
ボール君もトモダチこわくない!ですね。
E.生きてるボールがヘロヘロだ。完全に動かなくなる前にどうにかならないか魔法屋へ!
小(そういえばリャハーンがいろんな場所を紹介してたけどその中に魔法屋みたいなところが
あったよな…)
ジュニアは血が固まって既に服の様相を示さなくなった服をもう一度着込む。夜のうちに薬湯の中につけて
固まった血の一部を剥がし、匂いも消したため上から外套を羽織れば何とか自警団に危険分子
扱いされる事もないだろう。
ティル「むにゃ…おはようございます。マスター」
この世界では翅を隠す必要がないため油断したのか、伸びをするように全身をくるんでいた鱗翅を
展開させ…
小「ぶ!」
ジュニアは何とか彼女の大切な部分が見えてしまう前に背中を向けることに成功する。
616 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 21:30:14 ID:KsMBlP0M
ティル「は!…す、すみません…」
元々翅も彼女の一部であり、彼女にとっては鱗翅に身を包んでいようが包んでいまいが羞恥心としては
変わらないのだが…相手が恥ずかしそうにすると不思議なもので自分もはづかしくなるものである。
ティルは急いで以前にジュニアがプレゼントしてくれた小さなフィギュア用の服を大きくすると身に纏う。
小「…あれ?ティルも春菜姫みたいなことできるんだ…って、ああそうか、ティルも神さまの
力の一部を受け継いでるんだから当たり前か」
変なことに感心するジュニア。
小「それじゃ早速朝ごはん食べたらチェックアウトだ。毎日こんなところで休んでたらすぐに
お金が尽きちゃうしな」
そういいながら荷物を纏めていると…
とんとん…とん
そしてようやくジュニアの生きてるボールの動きが明らかにおかしい事に気づく。
617 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 21:31:15 ID:KsMBlP0M
小「マリーさん2ヶ月は持つといったのに…一ヶ月しかたってないのにもうヘロヘロだ…」
初めの頃こそ鬱陶しかったのだが、馴れてしまえば可愛いものである。実際このボールのお陰で
普段は上げにくい能力もぽこぽこ上がっているため今ではボール君となづけて半ペット状態である。
小「この世界に錬金術があればいいんだけど…」
ティル「でしたら早速参りましょう。人生の禍福は行動によって決まるのです。ここに来た事を
ボールさんの寿命延ばしだと思えば少しは楽になりますよ」
おそらく励ましているのだろう。ややあざとい表現であったが、それでも今のジュニアには
嬉しい話であり、さっそくその言葉どおり、魔法屋へと向かうのだった。
〜〜〜
618 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 21:32:22 ID:KsMBlP0M
〜〜〜
そこは如何にも魔法を扱ってます…といった雰囲気を醸し出す怪しいお店だった。店の小窓からは
なんともいえない不思議な匂いが立ちこめ、よく近所から苦情が来ないものだと変に感心する。
小「ごめんください」
老婆「なんじゃ、ガキか。わしはガキが嫌いじゃ、帰った帰った。」
真っ黒な三角帽を被ったしわくちゃな老婆は古木のように折れ曲がった指先でシッシと追い払う動作をする。
小「ガキなのは認めますが、俺は客ですよ。…このボールなんですけど…直せますか?」
ジュニアは生きてるサッカーボールの事を思い、怒りよりも先に用件を伝える。
老婆「こ、これは…サッカーボール!?お主…異邦人か?」
小(そういえばグリーニもそんなこといってたな…俺達の世界の人種の事をそういうのかな?)
やや不思議に思いながらも曖昧に答え、老婆の答えを聞く。
老婆「そうじゃな…ふむ…う〜む…なるほど…」
実際にわかっているのか、前から後ろから横から眺める老婆。そのたびに逃げようと足掻く
生きてるボールだが、老婆の鋭い爪が食い込んでおりなされるがままである。
619 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 21:33:39 ID:KsMBlP0M
老婆「なるほど…うむ。要は生体部品に再度活力を与えればよいのか…そうじゃな…銅貨3枚
といったところじゃ」
小「銅貨3枚…って、高いのか安いのかわからん…」
どうしますか?
A.直してもらう。
B.やっぱり止める。
C.その他
先に1票入ったものを選択します。
620 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 21:35:14 ID:cTkhrHBI
C 良い仕事を期待するならいくらだ?
621 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 21:52:15 ID:KsMBlP0M
C 良い仕事を期待するならいくらだ?
小(ふむ…今は金もあるし…どうせならもう少し欲張って見るか…)
そう思ったジュニアは、質問の内容を変えてみる。
小「良い仕事を期待するならいくらだ?」
老婆「良い仕事とな?…そうよな…貴様が望む良い仕事というのがどういうものかわからぬがワシに
3日ほど預けてみんか?結果はどうなるかわからぬが銀貨1枚で良い仕事をしようぞ?」
小「銀貨1枚。…今日一泊したところと同じ値段だな…」
老婆「それに最初に言っておくが結果がどうなるかはわからぬぞ?うまくいけば寿命が尽きなくなるやも
しれぬし、活きがよくなるやもしれぬ。しかし、最悪…そうよな…1/4の確率で戻って込ぬ。
そしてそうなってもそれはワシの知らぬところじゃ。なんせ専門外じゃからな。もちろん返金もせんぞ?」
小「つまり銀貨1枚使ってさらに賭けになるのか…ふむぅ…」
622 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 21:53:16 ID:KsMBlP0M
いまいちここのコインの価値がわからないジュニアにとって、値段そのものより賭けになる事が引っかかり…
どうしますか?
A.普通に銅貨3枚で直してもらう。
B.3日間預かってもらっていい仕事をしてもらう。(銀貨1枚)
C.やっぱり止める。
D.その他。
先に1票入ったものを選択します。
623 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 22:05:08 ID:???
A
624 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 22:12:42 ID:nfewwZno
A
専門家ではないのか
625 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 22:26:58 ID:KsMBlP0M
>>624
あくまで錬金術やサッカーの、と言う意味ですね。この老婆たぶんサッカーのルールすら
知らないでしょうし…
A.普通に銅貨3枚で直してもらう。
小「3日も離れるのは逆に言うと3日はこの世界から離れられないって事だからな。普通でいいや」
ジュニアの出した結果は安全策であった。
老婆「ま、それが良かろう。それでは$’&$$”&()*‘%%!!」
小「なんだ!?文字化け?」
ジュニアが慌てふためいた瞬間…ボールを中心に不思議な文様が青く輝く!!
老婆「……終わったぞ。それで擬似的生命活動は完全に復活した」
小「…あれ?ぷにぷに玉とかいらないのか?」
老婆「ぷにぷに玉?…ああ、これのコアのことか。わしが行ったのは交換ではなく干渉だからの。
媒介はいらぬぞ?」
小「へえ。よくわからないがわかった。それじゃありがとな」
老婆「ああ。また何かあればくればいいさ。茶はださんがな」
来た時とはうってかわってそこまで邪険ではなくなる老婆だった。
626 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/27(木) 22:28:08 ID:KsMBlP0M
ぴこーん!
生きてるボールの劣化値が回復しました(0/15)
銅貨が3枚減りました。現在銀貨13枚、銅貨2枚。
〜〜〜
小「それじゃ今度はどこに行こうかな?」
どうしますか?
A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。
B.とにかく武器と防具が要るな。今のお金でどこまで買えるか微妙だけど武器防具屋へ!
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.マレーネのところにいくには力が足りない。近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.そういえば職人街に行ったんだよな。グリーニのところへ。
G.その他
先に1票入ったものを選択します。
627 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 22:33:17 ID:nfewwZno
B
なぜ敵に苦戦するか
攻撃力が少ない
防御がない
なによりも速さが足りない
628 :
森崎名無しさん
:2010/05/27(木) 22:34:48 ID:???
兄貴乙
629 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 00:09:57 ID:sBT0Ekbg
B.とにかく武器と防具が要るな。今のお金でどこまで買えるか微妙だけど武器防具屋へ!
小「そういえばティルのその服って防御力あるのか?」
ティル「…いいえ。元が元なので紙より薄い防御力0です。というより破れたら悲しいので
戦闘になればこの服は消します」
小「そっか。ま。確かに匠のものとはいえ、実用的な服じゃないもんな」
へんな納得をしながら向かった先は所謂ゲームの中、もしくはコスプレショップや一部のマニア
でしかありえない武器、防具を扱う店であった。
親父「らっしゃい!おう坊主!とーちゃんの使いか?」
もう毎度の事であるが小学生であるジュニアが客だという認識は薄く、軽く流す店員。因みに
グリーニと同じドワーフと呼ばれる種のようである。
小「いや。俺が買いに来たんだけど…俺か彼女が買えそうなものないか?」
とりあえず喧嘩になれば100%敗北が決まっている相手に、変に突っかかっても仕方がないとばかりに
返事するジュニア。
630 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 00:11:05 ID:sBT0Ekbg
親父「坊主が?…念のために聞くが訓練所やギルドの経験は?」
小「そんなものはない。ちなみに俺はサッカーなら出来る」
親父「さっかぁ??なんだそりゃ?どこかの古武術か?」
小「…いや、なんでもない。気にしないでくれ」
親父「で、…となると通常サイズの剣の類は無理だよな。投擲武器に自信は?」
小「ない!蹴る武器とかはないのか?」
親父「となるとスリングや弓もむり…ん?そこのねーさん中級妖精だよな?なんだ、
だったらねぇさんには弓なんてどうだい?今ならなんとあの輝きの神弓が入荷したところだ!
姉さん美人だからシャハーン金貨50枚でどうだ?」
小「たか!!そんなの買えるか!!今の俺の全財産でこれだけだ!」
そういいながら銀貨を13枚見せる。
親父「ふ〜ん。という事は駆け出しか…それよりなんで中級妖精がこんな坊主のお守りしてるんだ?
いや、別に悪くはないが…その気になれば宮殿にだって上がれるだろうに…」
ぶつぶついいながらも初心者用の特に扱いに気をつける必要がなさそうな武器や防具を探し出す。
親父「坊主。よかったなぁ、駆け出しが中級妖精の加護を受けられるなんて奇跡だぜ」
そんな事をいいながらジュニアにも扱えそうな武防具をだしてくる。
631 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 00:12:09 ID:sBT0Ekbg
何か買いますか?
(ジュニア用)
A.ナイフ 銀貨1枚 (攻撃力+5)
B.ダガー 銀貨2枚 (攻撃力+7)
C.クリス 銀貨4枚 (攻撃力+10)
D.マンゴーシュ 銀貨6枚 (攻撃力+10、守備力+2)
※逆手に持つことで守備力+5の盾代わりにもなります。
E.ソードブレイカー 銀貨7枚 (攻撃力+12)
※相手が近接用の剣装備時に熟練度によりへし折ったり攻撃無効化をします。
F.シルバーナイフ 銀貨10枚 (攻撃力+12)
※銀製なので悪霊に特攻 ティルも装備可能です。
G.ショートソード 銀貨4枚 (攻撃力+10)
H.ハンドアックス 銀貨4枚 (攻撃力+12、素早さ−4)
J.冒険者の服 銀貨5枚 (守備力+7)
K.レザーアーマー 銀貨7枚 (守備力+10)
L.ブレストプレート(子供用) 銀貨10枚 (守備力+12)
M.リングメイル(子供用) 銀貨12枚 (守備力+14)
N.バックラー 銀貨3枚 (守備力+4)
O.ガントレット 銀貨4枚 (守備力+2、攻撃力+2)
P.安全靴 銀貨4枚 (守備力+4、素早さ−2))
※足元にかかる罠に対して特防効果
Q.ゴム長 銀貨1枚 (守備力+1)
※何故か雷系の技特防効果
R.ウイングシューズ 銀貨6枚 (素早さ+6)
※特殊な魔法がかかっており…
632 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 00:13:24 ID:sBT0Ekbg
(ティル用)
S.ショートボウ 銀貨3枚 (攻撃力+5)
T.ロングボウ 銀貨6枚 (攻撃力+10)
U.ボウガン 銀貨8枚 (攻撃力+12)
※ジュニアも2.3日練習すれば扱えるようになります。
V.銀のレイピア 銀貨15枚 (攻撃力+18)
※悪霊系に特攻
W.絹のローブ 銀貨5枚 (守備力+3.魔法防御+4)
X.銀糸のローブ 銀貨10枚 (守備力+6.魔法防御+6)
Y.祝福のローブ 銀貨15枚 (守備力+8.魔法防御+8)
Z.サークレット 銀貨8枚 (守備力+4.魔力+4)
※ナイフ系は投擲することで遠距離攻撃が出来ますが装甲の厚い敵に対しペナがかかる事があります。
※ローブ系はジュニアも装備可能です。
計銀貨13枚まで票が入った順に買い物をつづけます。複数回答可。
(買い物を止めたい場合は『帰る』とお書きください)
※まだ旅に必要な道具を買っていないので最低限の銀貨は残しておいた方がよいと思います。
※長居する事を決めるなら冒険者としてクエストを行うことでお金を貯める事も出来ます。
633 :
森崎名無しさん
:2010/05/28(金) 00:18:09 ID:O1MCGdB+
装備品はコツコツお金貯めて、一番良い装備買うスタイルなんだが
ウイングだけにR
634 :
小田ジュニア
:2010/05/28(金) 00:33:24 ID:sBT0Ekbg
まとめて処理するので引き続き投票くださいませ。
残り銀貨7枚
買わないときは『もう買わない』とお書き込みください
635 :
森崎名無しさん
:2010/05/28(金) 00:57:52 ID:???
もう買わない、と言うよりもう買えない。
636 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 01:14:54 ID:sBT0Ekbg
R.ウイングシューズ 銀貨6枚 (素早さ+6)
※特殊な魔法がかかっており…
小「このウイングシューズというのは?」
ジュニアが生粋のサッカー選手なのか数ある武器防具の中からシューズを見つけ出す。
親父「ん?珍しいな。武器屋でそっちが気にかかるのか?こいつは羽ばたくように足が軽くなる
シューズだ。ま、シューズだから結構簡単に壊れてしまうっていう欠点もあるけど、
こいつには特殊な魔法がかかってってな。」
小「特殊な魔法?」
親父「そう、どう考えても戦闘向きじゃないんだが…履いてみるか?」
小「…ああ、それなら…」
そういいながらぴったりとサイズの合うその靴を履いた瞬間!
637 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 01:15:55 ID:sBT0Ekbg
小(か、体が軽い!!本当に羽根がはえたみたいだ!…これなら俺の小田急ドリブルが
パワーアップするんじゃないか!?)
小「おやじ、とりあえずこれくれ!」
親父「ん?ああ、それはいいが…それだけなのか?見たところ武器や防具も全くないようだが…」
小「ああ、これで構わない。敵からは全部逃げる!」
親父「………ま、まいど…」
陽気なドワーフの親父の眉間に僅かに皺がよったのを見逃さなかったティルだったが、まぁ
逃げるのも策であることには違いないと思い直し何もいわずに武器屋を後にするのだった。
ぴこーん!
ウイングシューズを買いました。(自動的にスパイクと交換します)
ウイングシューズをはいている間は小田急ドリブルの発動条件がスペードのみから
ダイヤ、スペードになります。
銀貨の残りが7枚。銅貨2枚になりました。
〜〜〜
638 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 01:16:58 ID:sBT0Ekbg
小「はぁ俺はどこまでいってもサッカー選手なんだな…」
帰ったら早速えりるにウイングシューズをサッカーのピッチでも使えるように改良してもらおうと
思うジュニア。
どうしますか?
A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。
B.もう少し武器か防具が要るな。やっぱり買い足そう(上に書いている記号で買うものも併記ください)
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.マレーネのところにいくには力が足りない。近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.そういえば職人街に行ったんだよな。グリーニのところへ。
G.きょうはもう宿屋に戻るか…(どの宿屋に行くか分岐します)
H.その他
先に1票入ったものを選択します。
639 :
森崎名無しさん
:2010/05/28(金) 01:19:02 ID:O1MCGdB+
F
640 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 02:34:32 ID:sBT0Ekbg
F.そういえば職人街に行ったんだよな。グリーニのところへ。
小「さて、それじゃちょいとグリーニのところにでも行くか。そういえばお礼もしなかったしな。」
あまり深い意味はないのだが、その辺を漫然と歩くだけでは特に収穫がないと判断したジュニアは
グリーニの別れ際の言葉を思い出し職人街へと足を向ける。
〜〜〜
小「…どうでもいいけど結構この世界って人間が多くないか?」
ティル「???」
小「いや、だって、魔法屋の婆さんとか宿屋のマスターとか人間だろ?」
ティル「…いえ。彼らは妖精ですよ?」
小「へ?だって、背中に羽根はえてなかったぞ?」
641 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 02:35:57 ID:sBT0Ekbg
ティル「確かに彼らに羽根ははえていませんが彼らの祖はダーナ神族という神の末裔ですから…
羽根ははえていません。そもそも私とは根本から異なる存在です。」
小「なんだ…そうなんだ?」
ティル「はい。私はティターニア様やオベロン様の支配する『真夏の夜』の世界の住人です。昔も
いいましたが妖精と一口に言ってもブラウニーのルネのようなもの、雪使いのシュガーのようなもの…
といっても彼女が違う事は先日判明しましたが…他にも様々な種類がいます。広義でよければ
エルフもドワーフもノームもドリアードもスピリッツも全部纏めて妖精です。」
小「へぇ…あれ?それじゃ、この世界じゃ俺のこの瞳の効果が現れない?」
ジュニアはドロッセルマイヤーから貰った異物を発見する瞳の力をかざしてみる。
小「あ、普通すぎて気づかなかったけど…ティルにも反応してない…どういうことだ?」
ティル「それはたぶんですけど能力が『異物を発見する力』だからだとおもいます。きっと
鏡で自分の姿を見れば反応しますよ?」
642 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/28(金) 02:36:59 ID:sBT0Ekbg
小「つまりこの世界では俺の方が異物なのか…」
なんとなく疎外感にさいなまれるジュニア。しかし、それから数分間意識的に瞳の力を使い続けていると
極稀にだが確かに人間のようなものを発見し安心するのだった。
〜〜〜
そんなこんなではづきの時計で12時を過ぎた頃、ようやくグリーニのいる鍛冶屋を見つける。
小「彫金師と言ってたのにここは鍛冶屋だよな?」
ティル「弟子…という話ですから、グリーニは関係ないのでは?」
そんな会話をしながら中へと入っていくと…
グリーニ「わりいな、お客さん。今日は店じ…なんだ。お前らもう来たのか?」
目をやられないように分厚いゴーグルをつけていたグリーニがジュニアを発見するとゴーグルと
グローブをはずしながらカウンターの方へとやってくる。
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