キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】

1 :小田ジュニア ◆P6f1cIsEKQ :2010/05/19(水) 15:59:29 ID:bcJSLERU
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。

ここまでのあらすじ
小田猛少年もついに5年生。そして大本命の大会である全日本小学生サッカー大会が開催されました。
難なく突破できると思われた地区予選でしたが、地区大会決勝、今まで雌伏のときを過ごしていた
クラブチームNIKEがついに牙をむきます。激闘につぐ激闘、延長後半戦のこり0分で
ついにクラブチームNIKEの最強大技が火を吹き、まさかの予選敗退を喫してしまいました。
これにより南葛市小学サッカー界のパワーバランスは一気に崩れ、月星美津乃主導による再編計画が
持ち上がります。外の敵、内の敵、それにジュニアの知るところ以外での敵。
ジュニアはこれらの中から何を選ぶのか…決断の時はもうすぐそこまできているのかもしれません。

現在
決勝戦での敗北も癒えない7月初週。ジュニアはおじゃ魔女の1人である瀬川おんぷに『クラブ活動を
している場合じゃない』と考えている事を見抜かれてしまいます。そして、何が一番重要であるかを
改めて考えさせるつもりなのか、友情を犠牲にクラブ活動の足かせから解き放ってくれました。
しかし、ジュニアの本心はどこにあるのか…
ジュニアの小さく、そして大きな決断の時は続きます。

642 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 02:36:59 ID:sBT0Ekbg
小「つまりこの世界では俺の方が異物なのか…」

なんとなく疎外感にさいなまれるジュニア。しかし、それから数分間意識的に瞳の力を使い続けていると
極稀にだが確かに人間のようなものを発見し安心するのだった。

〜〜〜

そんなこんなではづきの時計で12時を過ぎた頃、ようやくグリーニのいる鍛冶屋を見つける。

小「彫金師と言ってたのにここは鍛冶屋だよな?」

ティル「弟子…という話ですから、グリーニは関係ないのでは?」

そんな会話をしながら中へと入っていくと…

グリーニ「わりいな、お客さん。今日は店じ…なんだ。お前らもう来たのか?」

目をやられないように分厚いゴーグルをつけていたグリーニがジュニアを発見するとゴーグルと
グローブをはずしながらカウンターの方へとやってくる。

643 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 02:38:22 ID:sBT0Ekbg
グリーニ「おい!ラシェン!ちょいと早いが昼休みだ!ちょっと出かけてくるぜ!」

グリーニは親方の貫禄なのか、先ほどまで一緒に鉄の棒を叩いていた弟子?にそう声をかけると
返事も待たずにジュニアを連れ出し、近くの定食屋へと誘う。

グリーニ「で、なんのようだ?昼飯をタカリにきただけか?」

ドワーフ特有のその赤ら顔でエールを一気に飲み干し、彼はいい気分になっているようだ。

小「仕事中だろ?いきなりアルコールなんていいの?」

グリーニ「な〜に構わんさ。逆に少しくらい血にアルコールが入ってた方が作品に味が出るってもんだ」

小「そ、そうなのか?」

最低でもマリーさんやルネが錬金中に酒を飲んでいるところを見たことのないジュニアは
半信半疑に答える。


644 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 02:39:54 ID:sBT0Ekbg
グリーニ「まぁな。俺は彫金師だ。今回の指導もああいう一見大雑把な中に細かい技術があることを
教え込みにきてるんだけどな」

先ほどの灼熱色に輝く鉄の棒をひたすらに叩く作業にこそその奥義があるのだと熱く語るグリーニ。

小(………)

どんな話をしますか?
A.マレーネ・ウォルフについて詳しく聞く。
B.星読みの塔の詳しい場所を聞く。
C.人間界に来てマリーさんの手伝いをしてもらえないかスカウトする。
D.鍛冶の奥義書みたいなものはないのか聞いてみる。
E.お金が足りないので2ユーロコインも換金する。
F.ここでの主な生活の仕方(金の稼ぎ方)を聞く。
G.鍛冶のアルバイトが出来ないか聞く。

先に1票入ったものを選択します。
※最大3回話せます。状況により途中で打ち切られることもあります

645 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 02:49:25 ID:O1MCGdB+
F

646 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:20:58 ID:sBT0Ekbg
F.ここでの主な生活の仕方(金の稼ぎ方)を聞く。

小「それでここでの生活なんですけど…」

ジュニアは熱心に語るグリーニの言葉を切りが良さそうなところで遮る。

グリーニ「を!?…お前帰るんじゃないのか?星見の塔へなら俺の渡した銀貨で十分到達可能
だぞ?俺はてっきり別れをいいに来たんだと…」

まるで冷水をかけられたようにどんぐりまなこをしぱたかせるひげもじゃ。

小「いやぁ。ちょっと珍しいところに来たんで買い物したら…ね…」

ぽりぽりと頭を掻いてごまかすジュニア。

グリーニ「それにしては何ももってないようだし…もしかしてボッタくられたか?なんなら口利きしても…」

小「いや、買ったのはこれなんだ…」

そういいながら体が羽根のように軽くなったウイングシューズを見せる。


647 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:23:37 ID:sBT0Ekbg
グリーニ「……ああ、そりゃ結構な値段がするもんだからな。それなら仕方ないか…」

永続魔法がかかっているのものでは壊れやすいためなのか、かなり安い部類に入るものとはいえ
普通に鍛冶をしては決して作る事の出来ない魔法のアイテムである。その分値段が張るのは
当たり前でありそういう意味でのプロでもあるグリーニも納得顔である。

小「それでしばらく居続けることになるかもしれないから、ここで金を稼ぐ方法を教えてもらおうと
思ってね」

自分はサッカー選手でありこの買い物に対して大正解であったと信じるジュニアは特に悪びれる
事もなくなはす。

グリーニ「そうだなぁ…手っ取り早く金を稼ぐならギルドに入って地味に依頼をこなす事だが…
ギルドに入る手付金なんて持ってるはずないし…宝飾や鍛冶ギルドなら俺からの口添えで
報酬天引き方式で入れないこともないが…鋼の精錬とか…出来るわけないか。…となると、」

648 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:25:47 ID:sBT0Ekbg
基本的に人がいいのか、どうやら困っている人を放っておくことが出来ない性格らしいグリーには
う〜ん…と首を捻り…

グリーニ「ま、一番いい方法は『狩り』だな。たとえば昨日の狼。あいつらを倒してその屍を
ギルドに持っていけばそれなりの金になる。牙も皮も服飾ギルドではいくらあっても困る
モノじゃないしな。お前さんに捌く技術があれば皮をはいで牙を抜いて肉を自分の飯にして
皮を『ニカワ』でなめして毛皮にすればギルドでももっと色をつけて買い取ってくれるだろうよ。
ま、ガキにそこまでしろとはいわん。金になるかわからんが『採取』という手もある。どこかで
薬草になる草や鬘を採取すれば魔法屋でそこそこの金で買い取ってくれるはずだ。珍しい食材
とかもたまに手に入るからそういう時は料理屋や、自分の贔屓にしている宿に渡してもいい。
宿に渡せばただで泊めてくれるかもしれないしな。あと、これはシロウトには一番難しいが
採掘…石切り作業というのもあるぞ。ここでは良質の石が取れる場所が何箇所かある。この地では
石は建物や家具の一部だからな。重いし重労働だし石切りに失敗したら目も当てられなくなるが
成功した時の報酬はかなりのものだ。なにより狩りや採取と違って命の危険が少ない。人が多いから
滅多にモンスターも現れないしな。他にも伐採とかもあるにはあるが、…あの森には厄介な
奴が居るから命が欲しけりゃ森には近づかない事だ」

649 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:26:48 ID:sBT0Ekbg
小「あの森の厄介なもの?」

グリーニ「ああ。基本的に向こうも不干渉を決め込んでるから、森で焚き火をしたり木を切ろうと
しない限り害はないがな。どうも俺らは奴らが生理的に気に食わん」

小「へぇ…。ありがとう。つまり、狩り、採取、採掘がいいんだな?」

グリーニ「まあな。本当はもっと手っ取り早く金に困らなくなる方法もあるんだが…まだガキには早い。」

このドワーフの瞳が一瞬ティルの方を覗き込んだのは気のせいなのだろうか?

グリーニ「え〜と…そういえば名前知らなかったな?お前さんたち」

小「ん?あれリャハーンから聞かなかった?俺は猛。こっちはティル。新ためてよろしく」

グリーニ「ああそうか、覚えておくよ。それはそうと…俺からも変なこと聞いていいか?そこの妖精…
ほとんど成長していない中級妖精なんて珍しいんだが…なにか思うところがあるのか?」

650 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:28:02 ID:sBT0Ekbg
小「???」

グリーニ「いや、なんでもない。忘れてくれ。…さて、意外と喋ったな。あ、あとこれはあまり
薦めないが酒場の親父が仕事を斡旋している場合もある。だがこれはギルドが仲立ちしてないから
報酬の割にものすごく危険だったり、最悪依頼者が雲隠れ…という事もある。あんまり美味しそうな話には
飛びつくんじゃないぞ?だが、たとえばネコ探しやちょっとしたアイテムが欲しい。といった場合は
ギルドに仲介料が発生するのを嫌がった一般人が依頼することもおおいから請け負うのもいい。
要は危険かどうか、そして信用できそうな話かを見極めるのが大事だという事だ」

小「わかった。」

ぴこーん!
コマンドに狩りにいく。
採取作業に向かう。
石切り場に向かう。
が加わりました。(ただし、採取作業には『何らかの本』を持っていないとほとんど効果がないでしょう)

651 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:29:02 ID:sBT0Ekbg
〜〜〜

グリーニ「結構長話したな。余り時間もないが…何か聞き残した事はあるか?」

どんな話をしますか?
A.マレーネ・ウォルフについて詳しく聞く。
B.星読みの塔の詳しい場所を聞く。
C.人間界に来てマリーさんの手伝いをしてもらえないかスカウトする。
D.鍛冶の奥義書みたいなものはないのか聞いてみる。
E.お金が足りないので2ユーロコインも換金する。
F.金をくれ!単刀直入にお願いする。
G.鍛冶のアルバイトが出来ないか聞く。
H.もう帰ろう。

先に1票入ったものを選択します。
話せる回数は最後です。


652 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 12:52:03 ID:O1MCGdB+
G
小田…寿司から鍛冶へ

653 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 13:30:19 ID:sBT0Ekbg
G.鍛冶のアルバイトが出来ないか聞く。

小「他にも…たとえば鍛冶でアルバイトとかは出来ないのか?」

少しだけ距離感が縮まったことを感じたジュニアは思い切って尋ねる。

グリーニ「ん?さっきの話聞かなかったか?ギルドに入らないと鍛冶は出来ない。」

小「いや。そうじゃなくてたとえばグリーニの個人的な手伝いとか、そういった形だけど」

グリーニ「つまり徒弟になりたいのか?そういうことなら可能だが…俺は基本的にこの街には
さっきの奴の指導にきただけだからな。三日後にはこの地から他の場所に行く事になる。
しかも俺の住むレンティス鉱山はマレーネ・ウォルフの星見の塔から逆とまでは
いわないがかなり離れたところにある。つまり、本当にこの地に長居する事になるぞ?
それでもいいなら一から仕込んでやるが…レンティス鉱はニンゲンやフェアリーにはつらいぞ?」

小「…そうか。考えてみたらグリーニはこの街に住んでるわけじゃないからな。わかった。
変なこと聞いてごめん」


654 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 13:31:23 ID:sBT0Ekbg
グリーニ「いいって事よ。もうそろそろ時間だ。ここの払いくらいはしておいてやるよ」

そういいながらジュニアの食べたよくわからないものの肉炒めと、ティルの食べた何かの
ホワイトソースの代金も一緒にはらってくれるのだった」

〜〜〜

そして別れ際…

ぱさ…

グリーニは帰ろうとするジュニアに何か投げよこしてくる。

小「これは?」

グリーニ「あれからまだ外套着たままって事は下の服はボロボロのままなんだろ?
俺からの今度こそ最後の餞別だ。着ていっとけ」

渡されたものは厚手の服であった。

ぴこーん!
厚手の服(守備力+4)を手に入れました。


655 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 13:32:30 ID:sBT0Ekbg
小「さてっと、もう午後も過ぎたし、どこかいくなら早めにしておいた方がいいな」

ティル「採取作業に行くなら目的にあった本を探した方がいいですよ?」

どこにいきますか?
A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。
B.もう少し武器か防具が要るな。やっぱり買い足そう
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.狩りも兼ねて近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.レンティス鉱山か。もう元の世界に戻るのも面倒だし、グリーニのところで徒弟になろう。
G.採取作業には『本』がいるんだよな。本屋へ。
H.本はないけど採取作業へ向かおう!
I.重労働らしいけど…石切り場に向かおう
J.きょうはもう宿屋に戻るか…(どの宿屋に行くか分岐します)
K.その他

先に1票入ったものを選択します。
銀貨7枚 銅貨2枚

656 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 13:47:21 ID:???


657 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 16:39:16 ID:sBT0Ekbg
G.採取作業には『本』がいるんだよな。本屋へ。

小「それじゃ本屋にでもいって見ようか?」

この世界の地図を手に入れるにしても採取作業をするにも、その世界の知識を得ることも出来るもの
といえば古今東西『本』と相場が決まっていた。といっても活版技術が発達していないほどの昔、
さらに、紙すらまともにない時代であれば竹簡であったり、更に時をさかのぼるのであれば石版だった
石碑…さらに文字がない時代までいくとアルタミラ洞窟のように壁画にまでさかのぼるのだが…
運が良い事にこの世界では紙という概念は既に存在するようであった。

小「高!!」

ジュニアは武器の値段から銅貨数枚で買えるものだと思っていたのだが、薄っぺらい本ですら
銀貨が必要であることに驚く。

ティル「こちらの世界では機械化が全く進んでいませんからね。活版印刷どころか版画による
生産すらしておらず、基本的に手書きの写本ですから。…といっても魔法人形による自動書記ですから
極端に高いというわけでもありませんが」

小「なんて魔法の無駄遣い…」

ティル「しかしこれでうまく世界が回るのですから、そういうようなものなのでしょう。コロンブスの卵
というやつでしょうか?」


658 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 16:40:37 ID:sBT0Ekbg
小「ま、いいや。流石に金貨が必要という事はなさそうだし…必要そうなものだけ選ぶか…
…むーこういう時携帯電話もってたら写真でぽちっと出来るんだけどな…」

ティル「それは犯罪です」

何を買いますか?
A.世界地図 銀貨1枚 (全体の地名が書いてますが大まか過ぎてよくわかりません)
B.シャハーン地方地図 銀貨1枚 (シャハーン周辺、星見の塔やレンティス鉱山にもいけるようになります)
C.魔法調合用野草便覧 銀貨2枚 (基本的に魔法屋に売ることの出来る野草が書いてあります)
D.すぐ使える!魔法草一覧 銀貨3枚 (基本的に薬草や毒消しなど単体で使えるものが書いてます)
E.おいしい食材(野菜、木の実編) 銀貨1枚(基本的に宿屋や料亭に売ったり、自分で食べれるもの)
F.その他(こんなのが欲しいというコメントも併記ください)
G.もう帰る

銀貨7枚の範囲内で1票選ばれたものを順次購入します。(複数回答可)

659 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 16:54:06 ID:uLeQoUQ+
ACE
Bもほしいけど、それは稼いでからで。

660 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 17:02:59 ID:???
自活できんと話にならんしね、鍛冶のアルバイトは相当きつそうだし。
魔法草一覧も欲しいとこだけど。
それにしてもRPGしてるなw

661 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 18:10:24 ID:sBT0Ekbg
Gはまだ選ばれていませんが、お金少ないのでもう帰ることになると思うのでとりあえずの処理をします。

>>659
たしかにいつかはBを買った方がいいですよ。この周辺の暗黒地帯が一気に吹き飛ぶので。

>>660
そうですね。中の人的にはちょっといい武防具買って夜具と地図買ったらすぐに元の世界に戻る
旅に出るかな?っと思っていたので少し意外です。
 あと今更ですが謝っておきます。実はこのイベントケルト伝承とはほとんどの関係がありません。最初は
復活した女神ダヌをめぐる4国間の争奪戦にしようと思っていたのですが、ケルト知らない人には
本当にチンプンカンプンな内容になってしまったので、アンケートの結果から
急遽JOKER用のRPGシステムを流用した帰還劇に変更しました。
なので、いままでいつツッコミがくるのかびくびくしてましたORZ


662 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 18:11:24 ID:sBT0Ekbg
A.世界地図 銀貨1枚 (全体の地名が書いてますが大まか過ぎてよくわかりません)
C.魔法調合用野草便覧 銀貨2枚 (基本的に魔法屋に売ることの出来る野草が書いてあります)
E.おいしい食材(野菜、木の実編) 銀貨1枚(基本的に宿屋や料亭に売ったり、自分で食べれるもの)

小「とりあえず採取用の本を2冊と……一応これも買っておくか」

ジュニアが見つけたものは防水加工のためなのだろう、皮革に書かれた一枚の地図のようなものだった。

小「なんだか丁寧に皮ひもでくるめるようになってるし…マンガで見るスクロールみたいなもの?」

ティル「それはこの世界の地図ですね。恐らくここが今いるシャハーン。…なるほど西方の
交易都市との名は伊達じゃないですね。中央、北方、南方からの街道が丁度重なる位置に
この街があります。」

小「ああ、なんだか気持ち悪いけど俺にもわかる。読めない文字…しかも文法そのものが違うのに
読めてしまうのは結構気持ち悪いな」

663 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 18:12:27 ID:sBT0Ekbg
ジュニアの脳内に直接焼き付けられた知識のようなものが湯水のごとく溢れてきており、今、
自分は一体何語で考えているのか?それすらわからなくなっていた。

ティル「すみません。マスターの人格に関係ない部分に私の知識の一部を書き込んだので…
流石に言葉がわからない、文字が読めない、ではこの世界は辛すぎるので…」

深々と謝るティル。

小「いや、ティルは悪くない。一々解読技能や翻訳技能が要らないのはものすごく助かる。」

そう自分にも言い聞かせながらジュニアは買い物を済ませる。

小「…ふむ…ざっと見たところこの世界は5つの地方に分かれているようだな。西の交易都市シャハーン
そこから更に西方に向かうと西方の最大都市ムリアス。さらにそこから幾つかの街道があって、
幾つかの街が広がってるのか…北方最大都市はファリアス、南方最大都市はフィンジアス、
東方最大都市がゴリアス…中央は…あれ?ほとんど情報がないな…アイランドって名前と
ダヌって都がぽつんとあるだけだ。」


664 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 18:13:27 ID:sBT0Ekbg
あまり真面目に見ていては時間がかかりすぎるため大きな文字で書かれているものだけを拾い上げるジュニア。

ティル「これの縮尺はよくわかりませんがこれで一応今いる西方だけでなく全方向に何が
あるかわかりましたね。」

小「ああ、だけど、西方最大の都市はここから更に西なのか…星見の塔は東側だから逆方向だな。」

ティル「はい。ですが持っていればきっと役立つでしょう。もしかしたら星見の塔だけでは話が
進まない場合可能性もありますし…」

小「そうだな。…でもこの地図じゃ星見の塔の事なにも書いてないぞ?南方に大きな山の形が
あるからこれがレンティス鉱山かな?」

ティル「流石にこれだけで判断するのは難しいですね。旅をするには街道沿いを歩けばいいことが
わかっただけでもかなりの収穫だと思います」

ぴこーん!
西方最大都市『ムリアス』にその気になればいけるようになりました。
南方の街道をずっと行けば南の玄関口、『クロンウェル』にいけるようになりました。
北方の街道を行けば雪の絶海『シャーネット海の漁村』にいけるようになりました。
(ただし、どのルートを行くにも徒歩では数日かかります)

〜〜〜


665 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 18:14:51 ID:sBT0Ekbg
小「さて、そろそろ時間にすると2時か…まだ活動する事は出来るけど…」

どうしよう?
どこにいきますか?
A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。
B.もう少し武器か防具が要るな。やっぱり買い足そう
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.狩りも兼ねて近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.レンティス鉱山か。もう元の世界に戻るのも面倒だし、グリーニのところで徒弟になろう。
G.なにか買い忘れたのもがあったような…本屋へ戻る。
H.本を手に入れたことだし、残り時間短いけど採取作業へ向かおう!
I.重労働らしいけど…石切り場に向かおう
J.きょうはもう宿屋に戻るか…(どの宿屋に行くか分岐します)
K.その他

先に1票入ったものを選択します。
銀貨3枚 銅貨2枚
※夜具を持たない状態での遠出は自殺行為なので外の町へは行けません。

666 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 18:18:43 ID:???


667 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 18:23:49 ID:uLeQoUQ+


そらー、このスレは冒険者が多いからRPGパートが現れたら全力で突貫するよw
あと、ケルト色がさっくり消えたのはケルトがわかった人には普通にわかってて、
言うのも野暮だと思ったから何も言わなかっただけだと思うよ?
個人的には最初の遭遇がケルトの英雄とか出なくドワーフエルフだった時点でそう思った。
まあ、ケルトの英雄が出てきたらティルを見初められないように気をつける必要があったけどw

668 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 19:08:31 ID:sBT0Ekbg
>>667
ですよねぇorz。たまに急遽設定をちゃぶ台返しする事があるので、そのときは生暖かい目で
見てもらえるとありがたいです。ティルは…まさに危険すぎです

H.本を手に入れたことだし、残り時間短いけど採取作業へ向かおう!

小「それじゃ早速本を見ながら採取作業に向かおうか?」

ジュニアは本を眺めながらこの西方に自生する野草の欄を確認していく。

小「お!この千年草の苗とか凄いな!草なのにレア度Aだって!」

ティル「ですがそういったものが近くにあるのならとっくに採取されているかと?」

小「…それもそうか。森の中とかなら少しはレア度の高いものを見つけられそうだけど
往復だけで数時間かかるから近くの草原でいいや」

そんな事を思いながら開け放たれている城壁扉を潜る。

衛兵「見ない顔だけど…通行書を持たない人物には夕暮れには閉めてしまうからな。その前に戻ってこいよ?」

徒歩で街の外に行く人物が珍しいのだろう、衛兵の兄ちゃんは少し心配そうに話しかけてくる。


669 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 19:09:45 ID:sBT0Ekbg
小(夕暮れか…念のために5時くらいには切り上げて戻ってこないと…)

そんな事を思いながら早速近くの平原を漁る。

ぴこーん!ルールです。
ジュニアは一時間ごとに発見判定をします。(その際、最大体力、ガッツの5%が消費されます)
場所によって危険度と採取されるアイテムの種類、発見率が異なり、危険なところの方が当然
良いものを見つけやすいです。※今回はティルがいるので草原でも多少発見しやすいです。
またお弁当を持っていけば自動的にお昼に(4回行動した時に)体力とガッツが20%回復します。
(逆に持っていかなければ2時の判定で更にガッツが10%消費されます。
前もって宿屋で選択しておけば銅貨2枚で自動的に作ってくれます。銀貨一枚以上の宿では
ガッツが追加で10%回復できるもっと豪華な料理を作ってもらう事も可能銅貨+1枚)


670 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 19:10:47 ID:sBT0Ekbg
小「ということで夕暮れから考えて残り3時間。グリーニに昼飯奢ってもらったから
体力も万端だから敵が出てきても怖くないぞ!」

ティル「今回は強制的に平原ですが、午前中までに選択されれば、川辺や林、森、が選べます」

ジュニア採取作業1時間目→! card

ジュニア採取作業2時間目→! card

ジュニア採取作業3時間目→! card

おひとりさま1つづつ! cardのスペースを抜いてコピペってください。

カードがダイヤで6以上なら調合系薬草発見
カードがハートで6もしくは絵札で単品系薬草発見
カードがスペードで6以上なら食材発見
カードが全て種類のAで2匹、2で1匹、モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

ランクは6で最低限なもの。7でその1ランク上、8で6のものが2個、9で2ランクアップ…
といった風になります。

671 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 19:13:43 ID:???
ジュニア採取作業1時間目→ クラブ5

672 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 19:14:08 ID:???
ジュニア採取作業2時間目→ ダイヤ4

673 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 19:15:31 ID:???
ジュニア採取作業3時間目→ ダイヤQ

674 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 19:47:06 ID:???
本当に腰を据えて滞在しても元の時間に戻れるのか不安だ…

675 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 20:11:10 ID:sBT0Ekbg
>>674
あまりに長いスパンでなければ大丈夫ですよ。空間跳躍と時間跳躍は軸線上の移動が実数であるか
虚数であるかの違いでしかないので…


ジュニア採取作業1時間目→クラブ5=みつからず。
ジュニア採取作業2時間目→ダイヤ4=みずからず。
ジュニア採取作業3時間目→ダイヤQ=発見!!

小「まぁはじめは本の内容を覚えないとな。」

ジュニアは最初の数時間をあえて捨て本の中身を熟読していた。

ティル「いいのですか?少しくらい動き回らないと…」

小「大丈夫大丈夫…へぇ…中には食料にも調合用にも被っている薬草もあるんだな…」

そんな事を呟きながら平原で寝転んで本を読んでいると…


676 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 20:12:26 ID:sBT0Ekbg
小「こっちの世界でも4つ葉のクローバーは結構レア度の高いアイテムみたいだな。
単に幸運を呼ぶ…というわけでなく、調合の材料としてだけど…」

なんとなくそんな事を呟く。

ティル「…あの…差し出がましいようですが…マスターの寝転んでいる脇に生えている草って、
その四つ葉のクローバーに見えるんですが…」

小「は?…ホントだ。しかも2つあるじゃないか?」

早速丹念に根からそれを引っぬくジュニア。

小「これ単品じゃそれほどの効果はないけど、この本を見る限り結構な値で取引
してくれるらしい。どうせ俺には調合のスキルないからあのバーさんのところでうっぱらうか?」

ティル「そうですね。最初なんでたいしたものは発見できないと思っていただけに
かなりの成果ですね」

小「ああ、これは幸先いい。それじゃもどろうか?」

ティル「ハイ」

〜〜〜


677 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 20:13:27 ID:sBT0Ekbg
そして夕暮れよりの数十分前にシャハーンの扉を潜る事が出来たジュニアはその足で四葉の
クローバーを売りにいくのだった。

老婆「…いつでも来いといったのは確かじゃが…まさかもう来るとはな。」

小「ああ、ちょっと採取作業したんで買い取ってもらえないかと思って」

老婆「…ふむ…よかろう。して、なんじゃ?」

小「ほら、これだ!」

そういいながら四つ葉のクローバーをふたつ見せ付ける。


678 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 20:14:29 ID:sBT0Ekbg
老婆「…ほう。中々のものを見つけてきたな。そうじゃな…一つ銅貨5枚。合わせて銀貨1枚
ってところじゃな。」

小「もう一声!」

老婆「ばかもん!銀貨1枚といえば食事つきのいいところの宿代と同じじゃぞ!これでも
十分すぎる価格じゃ!」

小「…う〜ん。いわれてみれば昨日の宿も2人で銀貨1枚だもんな。確かにお徳か…わかった。」

ジュニアはそういえば生きてるボールの回復代すら銅貨3枚だった事を思い出しこの場は引き下がる。

老婆「わかればよろしい。ではほれ、こうかんじゃ!」

ぴこーん!
銀貨1枚を手に入れました。

〜〜〜


679 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 20:15:57 ID:sBT0Ekbg
小「3時間で銀貨1枚か。結構ぼろい商売かもな?」

ティル「それでは今夜はどこにしますか?リャハーンがお勧めしていった宿はこの4つですが…」

どうしますか?
A.体をじっくり休める宿に泊まる。銀貨2枚消費(完全回復します。お昼のお弁当つき)
B.普通の宿に泊まる。銀貨1枚消費(体力50%、精神力80%回復します)
C.昼弁当付きで普通の宿に泊まる。銀貨1枚、銅貨2枚消費(体力50%、精神力80%回復します)
D.安い宿に泊まる。銅貨5枚消費(体力30%、精神力50%回復します)
E.昼弁当付きで安い宿に泊まる。銅貨7枚消費(体力30%、精神力50%回復します)
F.安い宿&皿洗いのバイト。銅貨2枚消費(体力15%、精神力30%回復)※ティルはウェイトレスです
G.昼弁当付きで安い宿&皿洗いのバイト。銅貨4枚消費(体力15%、精神力30%回復)
E.野宿。(ジュニアのみ体力30%、精神力50%回復します)
※冒険7つ道具から食料を1つ消費します。(のこり3つ)
※かなり危険です。
F.その他(豪華な弁当を用意して欲しい時はこちらからどうぞ)

先に1票入ったものを選択します。
銀貨4枚 銅貨2枚
現在体力89/104 ガッツ485/570
ティル体力 110/130 ガッツ245/300

680 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 20:21:10 ID:???


681 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 20:41:38 ID:???
採取して装備整えてレベル上げて金稼いで遠征の準備してと
5日〜7日は町に滞在しそうだな

682 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 21:19:49 ID:sBT0Ekbg
>>681
そうですね。順調に行けばそれくらいのイベントになると思います。

B.普通の宿に泊まる。銀貨1枚消費(体力50%、精神力80%回復します)

小(俺はともかく…ティルはなぁ…)

なんとなくティルを見上げるジュニア。こちらの世界では人間とほぼ同等な大きさでありながら
蝶のような鱗翅を身に纏う事無く、その独特な空気を撒き散らし風に揺れている。しかもその姿は
異界の中でもひときわ異質な純白なワンピースであるため、ひときわ目立ち…そして美しい。

小(………い、いかん。見惚れてた。そんなことより安い宿はやっぱりギリギリまで
止めておこう。何があるかわからないし…それに…)

なんとなく背徳的な背中の痺れを感じながらジュニアは今夜も昨日と同じ宿にすることにする。

〜〜〜


683 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 21:20:49 ID:sBT0Ekbg
マスター「ん?少年。今日もここの止まるのかい?」

初老の男は特に嫌な顔をすることなく対応する。通常の冒険者というのはツケで飲み食いしていることが
多いのだが、ジュニアにはそうする習慣がなく現金とっぱらいであるため信用だけはされているようだ。

小「ああ。もう日も暮れたけど部屋空いてます?」

マスター「もちろん。今日と同じ部屋でいいかい?」

小「はい。それで今日も晩飯は部屋で食べたいんですけど…」

マスター「わかってるよ。リャハーンから話は聞いているからね。それくらいのサービスなら
お安い御用さ」

小「たすかります。」

そしてジュニアはティルを連れてティル・ナ・ノーグでの2日目を終了させるのだった。

ぴこーん!
銀貨3枚 銅貨2枚
現在体力104/104 ガッツ570/570
ティル体力 130/130 ガッツ300/300

〜〜〜


684 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 21:21:50 ID:sBT0Ekbg
小(ふぁぁ…ふっくらなベッドはいいよな…)

ふにょ…

ジュニアはふと、自分の体が温かいものに包まれている事に気づく。

小(…………やわらかぐっすりだ…)

あまりに優しく甘い感覚にしばらくの間まどろむように意識を混濁させていたのだが、

ティル「マスター起きてしまいしたか?」

その甘く…そして少しだけ切ない甘美な一声に跳ね起きる。

小「おおおおお、お、おはよう…おれ…何か…変なことしてたか?」

自分が何をしていたのか…記憶はないのだが…体が変にふにふにしている。まるでたった
いままで何か柔らかいもの…それは決してベッドのそれでは味わう事の出来ない…なにかに
身を預けていた事の証明のようだった。

685 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 21:23:18 ID:sBT0Ekbg
ティル「…いいえ。なにも変なことはありませんでしたよ?」

しかし、本当に何もなかったかのように優しく微笑むティル。

小「そ、そうか…それなら…いいんだけど……ぎにゃっす!」

あわてて飛び起きたジュニアは先日と全く同じミスをしてしまう。ティルは体を休ませるために
いつの間にか召還していた服を消していたのだ。いくら一年以上からその姿を見ているといっても
大きさが全く違う。かろうじてシーツに巻かれていたのでいろいろと見ることはなかったのだが、
ジュニアが感じたあのふにゃっとした感覚は…

小「だ、駄目だ!考えるな!!そ、そうだ。こういうときは素数を数えるんだ!…1.2.3.4.5.6…
って、素数ってなんだ!?」

あまりのテンパリ具合に心の中の叫びが声になっている事にすら気づかないジュニア。

ティル「素数というのは1とその数以外では割り切れない数字の事ですよ?」

早く起きて精神的に余裕を持っている女性の強みか昨日とは大きく異なりまるで
悪戯しているかのように微笑む。

小「………え〜と…ティルさん?よろしければ服を着てもらえませんか?」

寝起きで混乱していたジュニアがかろうじてそれだけいうとカミカミで素数を数えていくのだった。


686 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 21:24:20 ID:sBT0Ekbg
〜〜〜

小「やっぱりいい宿はいいよな。ご飯も美味しいし、お風呂も最高。もうここに住んでもいいかもな」

ティル「そうなるとずっと2人きりですね」

小「そうか…ママンや紫乃、春菜姫はどうしてるかな…」

今日はどうしますか?
A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。
B.もう少し武器か防具が要るな。買い足そう
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.狩りも兼ねて近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.昼飯をタカリにグリーニのところへ行こう。
G.なにか買い忘れたのもがあったような…本屋へ戻る。
H.今日から本格的に採取作業へ向かおう!
I.重労働らしいけど…石切り場に向かおう
J.少し街の中を探検するか。
K.銅貨2枚で弁当×2を買っとくか。
L.その他

先に1票入ったものを選択します。
銀貨3枚 銅貨2枚

687 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 21:31:41 ID:???


688 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 21:47:36 ID:sBT0Ekbg
H.今日から本格的に採取作業へ向かおう!

小「それじゃ本格的に採取作業へ向かおうか」

ティル「そうですね。…でもお弁当は買わなくていいのですか?」

小「…ま、根性で乗り切れば大丈夫だろう?」

そういいながら朝9時。早速シャハーンの扉から外の世界へと歩き出すのだった。

どこに向かいますか?
A.草原(発見率は比較的低めで安定してます。敵が出る可能性小)
B.川辺(移動に往復1時間かかります発見率調合系薬草がやや高め。敵が出る確率中)
C.林(移動に往復1時間かかります発見率食料系がやや高め。敵が出る確率中)
D.森(移動に往復2時間。全体的に発見率高め。敵の出る確率大)
E.山(今は選べません)

先に1票入ったものを選択します。

689 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 21:53:15 ID:???


690 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 22:02:32 ID:sBT0Ekbg
B.川辺(移動に往復1時間かかります発見率調合系薬草がやや高め。敵が出る確率中)

小「それじゃ今回はあの小川の近くを中心に探そう。気が向いたら釣りでもするか」

ティル「釣竿やその他いろいろがありません」

小「そうか。今度道具屋で探してみよう」

そんな事をいいながら川辺へと向かう。

川辺に移動途中→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ絵札 なんか発見!
クラブ 敵出現!(数字が低いほど強敵です)
それ以外 何の問題もなく移動。

691 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 22:06:47 ID:???
川辺に移動途中→ スペード5

692 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 22:12:15 ID:sBT0Ekbg
川辺に移動途中→スペード5

それ以外 何の問題もなく移動。

そこは特に大きな小川ではないのだが、両岸にはかなり広い範囲で河川敷になっており大雨の時には
きっと別の顔を見せる事を予想される様相だった。

小「それじゃ早速探そうか」

本を片手に採取作業にいそしむジュニア

ジュニア10時の採取→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

カードがダイヤで4以上なら調合系薬草発見
カードがハートで6もしくは絵札で単品系薬草発見
カードがスペードで6以上なら食料系発見
カードが全てのAで2匹、2で強めの敵が1匹、3で1匹モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

693 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 22:13:18 ID:???
ジュニア10時の採取→ ハートQ

694 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 22:21:34 ID:sBT0Ekbg
ジュニア10時の採取→ハートQ

カードがハートで6もしくは絵札で単品系薬草発見

小「……ん?これは…」

見覚えはないのだがなんとなくジュニアのいた世界でヨモギに似たそれの葉を見つける。

小「これって…どっかで見たな…」

う〜んと首をかしげるのだが見覚えはない。それでもなんとなく役に立ちそうなものだと直感し
それをしまうのだった。

ぴこーん!
未鑑定品(薬草)を見つけました。
現在体力99/104 ガッツ541/570
ティル体力 123/130 ガッツ285/300

695 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 22:22:47 ID:sBT0Ekbg
小「まだまだ探す余力あるな」

そういいながら再度探し始めるジュニア。

ジュニア11時の採取→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

カードがダイヤで4以上なら調合系薬草発見
カードがハートで6もしくは絵札で単品系薬草発見
カードがスペードで6以上なら食料系発見
カードが全てのAで2匹、2で強めの敵が1匹、3で1匹モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

となります。

696 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 22:26:15 ID:???
ジュニア11時の採取→ クラブK

697 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 22:35:38 ID:sBT0Ekbg
ジュニア11時の採取→クラブK

何も見つからない。

小「う〜ん…なにかあると思うんだけどな…」

川原の石をひっくり返したり川辺の花を探してみるがなにも見つからなかった。

現在体力99/104 ガッツ513/570
ティル体力118/130 ガッツ270/300


698 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 22:36:39 ID:sBT0Ekbg
小「そろそろ腹減らないか?」

ティル「私は大丈夫です」

ジュニア12時の採取→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

カードがダイヤで4以上なら調合系薬草発見
カードがハートで6もしくは絵札で単品系薬草発見
カードがスペードで6以上なら食料系発見
カードが全てのAで2匹、2で強めの敵が1匹、3で1匹モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

となります。

699 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 22:38:40 ID:???
ジュニア12時の採取→ ハート5

700 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 22:51:09 ID:sBT0Ekbg
ジュニア12時の採取→ハート5

発見できず。

小「う〜ん…川辺は失敗か?」

ティル「この本を見る限りそんな事はないと思うのですが…」

そう簡単にと何も発見できないものだと考えを改めようかと思うジュニア。

現在体力88/104 ガッツ484/570
ティル体力110/130 ガッツ255/300

〜〜〜


701 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 22:52:18 ID:sBT0Ekbg
そして正午はすぎ…

小「ヤバイな。そろそろ腹減ったぜ…」

ティル「一度帰りますか?」

小「いや。せめてあと一時間は探そう」

ジュニア1時の採取→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

カードがダイヤで4以上なら調合系薬草発見
カードがハートで6もしくは絵札で単品系薬草発見
カードがスペードで6以上なら食料系発見
カードが全てのAで2匹、2で強めの敵が1匹、3で1匹モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

となります。

702 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 22:52:55 ID:???
ジュニア1時の採取→ クラブ6

703 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 22:53:08 ID:???
ジュニア1時の採取→ ダイヤ4
ジョーカー!こい!

704 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 23:06:07 ID:sBT0Ekbg
ジュニア1時の採取→クラブ6

発見できず。

小「本当の本当に見つからんな…」

ティル「いくらこの世界では目利きの力が使えないといってもこれほど
何も無いとは…本当にないのかも…」

以心伝心な関係でもあるジュニアとティルは僅かに焦りの色が見えてくる。

現在体力83/104 ガッツ456/570
ティル体力104/130 ガッツ240/300

〜〜〜


705 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 23:07:11 ID:sBT0Ekbg
小「…ま、敵にもあってないからこのまま続行しても問題ないだろう」

ティル「そうですね。ただこの時間帯で見つからなければ一旦帰ることも考えた方がいいかもしれません」

小「確かに腹の虫が限界に…」

ジュニア2時の採取→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

カードがダイヤで4以上なら調合系薬草発見
カードがハートで6もしくは絵札で単品系薬草発見
カードがスペードで6以上なら食料系発見
カードが全てのAで2匹、2で強めの敵が1匹、3で1匹モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

となります。

706 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 23:07:51 ID:???
ジュニア2時の採取→ スペードA

707 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 23:12:04 ID:???
アッー

708 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 23:18:57 ID:???
ワロスw

709 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 23:35:35 ID:sBT0Ekbg
ジュニア2時の採取→スペードA

カードが全てのAで2匹、2で強めの敵が1匹、3で1匹モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

そこそこ強い敵が2匹!!

ジュニアは何も見つからない事にいらいらしていた。

小「あ〜。ほんとに何も起きないな…いっそ狩りにでも趣旨換えしようかな…」

その言葉を天が聞いたのかジュニアが適当に川原を動き回っているところに…

ざっぱーん!

大きな水しぶきの後にジュニアのすぐそばに現れる何かが2つ。一匹は体全体を緑の鱗に覆われた
ヤリを持った何か。そしてもう一匹は川べりから離れないものの、こちらの様子をぬるっと見ている。

小「……片方は簡単だな。セリリと同じ人魚だ。ま、見た目はセリリに遠く及ばないけど…」

ティル「そしてもう一匹はいわゆるマーマンという種族ですね。本来は海辺にいる種族なのですが…
恐らく海にすむ一族から追われたはぐれ者でしょう。こういった種は基本的に本家よりも
能力が落ちるのであえてレッサー種とでもいっときましょうか?」


710 :小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 23:36:42 ID:sBT0Ekbg
小「それにしてもなんでこんなに怒ってるんだ?油断したらすぐに襲ってきそうだぞ?」

ティル「恐らく単純に縄張りに入ったからだと思いますが…」

どうする?
A.レッサー種なら怖くない!戦う!
B.水辺の敵なら場所を移動すれば追いかけてこないはずだ!逃げる。
C.人間の姿をしてるなら話せるかも!?話して見る。
D.スキル目利きで能力を確認してみる。
E.その他

先に1票はいったものを選択します。

711 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 23:40:59 ID:/1bQ/BQ+

武具も整えてないのに二匹もやれるか!
おれは逃げるぞ!

712 :森崎名無しさん:2010/05/28(金) 23:42:31 ID:siI1ZMJI
B
駆け出しがそんなんと戦えるか!

713 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 00:01:08 ID:A1gAO98o
>>711
そして次の日…密室で新たな殺人事件が…

>>712
せめて一匹ならタコ殴りで何とかなったんですけどねぇ…

B.水辺の敵なら場所を移動すれば追いかけてこないはずだ!逃げる。

小「よし!腹も減ったし逃げよう!」

ティル「賢明な判断です」

ジュニアとティルは水辺からは基本的に動けない2体の敵に背後を見せる。


714 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 00:02:10 ID:A1gAO98o
人魚?「むにゃみゅにゃむにゃ…盟約にしたがい…」

背後から意外と美しい声が聞こえる。もしかしたら魅了の術も使えるのではないかとおもっていると…

人魚?「すぷらーーーーっしゅ!!」

ざっぱーん!!

突然ジュニアの頭上に大きな水の塊が出現し、ものすごい勢いで流される!

ぴこーん!
水属性防御力無効魔法「すぷらっしゅ」によって20ダメージを食らいました。

現在体力63/104 ガッツ456/570
ティル体力104/130 ガッツ240/300

〜〜〜〜


715 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 00:03:26 ID:A1gAO98o
小「ひ、ひどい目にあったけど…逃げ切ったな」

ティル「はい。それにしても…セリリ様と同じスプラッシュを使ってくるとは…
逃げて正解だったかもしれませんね」

どうしますか?
A.草原での採取に変更。(次のターン腹ヘリペナでガッツが更に10%下がります)
(発見率は比較的低めで安定してます。敵が出る可能性小)
B.林での採取に変更。(次のターン腹ヘリペナでガッツが更に10%下がります)
(移動に1時間かかります発見率食料系がやや高め。敵が出る確率中)
C.森での採取に変更。(次のターン腹ヘリペナでガッツが更に10%下がります)
(移動に2時間かかります。全体的に発見率高め。敵の出る確率大)
D.腹減ったし街に戻るか。
E.その他

先に1票入ったものを選択します。

716 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 00:53:49 ID:???
A

717 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 01:16:04 ID:A1gAO98o
A.草原での採取に変更。(次のターン腹ヘリペナでガッツが更に10%下がります)
(発見率は比較的低めで安定してます。敵が出る可能性小)

小「もう他の場所に行く暇はないよな。このまま近くの草原でもう少し粘るか…」

あまりにも成果の少ない今回の採取、このまま帰っても赤字になる事は間違いなく
お腹のなる音を我慢しながらさらに採取作業を続ける。

ジュニア午後3時の採取→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

カードがダイヤで6以上なら調合系薬草発見
カードがハートで6もしくは絵札で単品系薬草発見
カードがスペードで6以上なら食料系発見
カードが全てのAで2匹、2で1匹、モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

となります。

718 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 01:17:58 ID:???
ジュニア午後3時の採取→ ハート2

719 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 01:41:23 ID:A1gAO98o
ジュニア午後3時の採取→ハート2

カードが全てのAで2匹、2で1匹、モンスターが現れます!
(強さはダイヤ<ハート<スペード<クラブ)

普通程度の強さの敵が一匹!

運がいいのか悪いのか…ジュニアが見つけたものは一匹の狼であった。
しかも、恐らくまだ若い狼で群れを成す前の所謂本来の意味での『一匹狼』であった。

小「…うん。一匹なら勝てる」

ティル「今回は増援の心配もありませんしね」

腹が減っているのでガッツはかなり削られているのだが、一匹程度なら前回のフェアリーレイで
体力をざっくり削れる事を覚えており、ジュニア1人ならまだしも、ティルと一緒であるならば
負ける気は全くしない。

小(ここで春菜姫がいると絶対に戦いを避けるくらいの戦力差だもんな。)


720 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 01:42:26 ID:A1gAO98o
基本的に戦いが嫌いな春菜姫は力の差がありすぎると戦わずに追い払おうとする性質がある。
…まぁそのお陰でブラウニーのルネがマリーさんのアトリエに住む事になって、彼女が店番や
簡単な調合をすることでマリーのアトリエのお店レベルがガンガン上がってきたり、仲良くなったという
事実がある以上、ジュニアも春菜姫のすることに文句などないのだが…

小(さて、どうしようかな?)
A.当然倒す!
B.ティルにフェアリーレイを威嚇で使ってもらって追っ払って再度採取作業にうつる。
C.スキル目利きで敵の能力を確認する。(敵が先制攻撃をしてきます)
D.その他

現在体力58/104 ガッツ370/570
ティル体力97/130 ガッツ195/300

721 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 01:44:55 ID:aAmGqxG2
B

722 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 02:07:54 ID:A1gAO98o
B.ティルにフェアリーレイを威嚇で使ってもらって追っ払って再度採取作業にうつる。

小「ティル。疲れているとこすまないけど、追い払ってもらえるか?」

ティル「…そうですね。甘いということは良い事ばかりではありませんが…無用な殺生を嫌うというのは
私も同じです。」

そういいながらティルは青白いヘキサグラムを展開させ…

ティル「きちんと避けてください!」

パシュン!!!

若い狼の足元を狙い光の帯を放射する。

狼「キャインキャイン!!!」

しかし、ティルの予想に比べ遥かに反応が遅い…もしかしたら本当にまだ若く、独り立ちしたばかりなのかも
しいれないその狼は野生の勘で避ける事もせず足元に見事に当たってしまう。

723 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 02:09:31 ID:A1gAO98o
小「ティ…ティル!」

ティル「ス、スミマセン…まさかあの程度すら避けられないとは…」

平謝りに謝るティル。狼の方といえば完全に戦意喪失したのかその場で動けなくなっている。
もしかしたらはじめてみる魔法の力に腰が抜けたのかもしれない。

どうする?
A.こうなったら仕方がない…薬草で傷の手当てしてやろう。
B.こうなったら仕方がない…さっき拾った未確定の薬草で傷の手当てしてやろう。
C.これはもう…予後不良だな。安楽死させてやる。
D.生きるも死ぬもこいつしだい。放っておいて採取作業を続ける。

先に1票入ったものを選択します。

724 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 02:41:10 ID:???


725 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 04:05:40 ID:A1gAO98o
A.こうなったら仕方がない…薬草で傷の手当てしてやろう。

小「たしかまだ薬草が一個残ってたな…仕方がない。手当てしてやるか」

既に戦意を失っている狼相手に止めを刺すことに流石に気が引けるのかジュニアは最後に残った
薬草で狼の手当てをすることにする。

狼「がるるるる…」

腰を抜かしながらも最後の抵抗とばかりに威嚇で喉を鳴らす若い狼。しかし、ティルが普段の彼女とは
全く異なる冷たい視線を投げかけると「きゅーん…」と死を覚悟したようだ。

小「安心しろ…というのも変な話だが…お前が生きるために獲物を必要とするのはわかる。
でも相手はきっちり見極めろよ?」

726 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 04:07:27 ID:A1gAO98o
もしこの場面をどこかの冒険者に見られることになったらこれ以上ないほどに笑われるだろう。
街以外の世界では弱肉強食が基本である。同じヒューマノイドタイプ同士でも殺し合いをする
世界で、自分を食べに来た狼の手当てをするなんてお人よしを通り越して冒険者失格である。

しかし、運がいいことにジュニアは冒険者ではない。確かに冒険好きな少年であるがその本質は
普通の世界に住む普通の人物であり、自分が食う事意外での殺生をすることなど望んだ事はない。

小「はぁ…薬草の採取で薬草使うなんてドンだけ運がないんだよ…あ、ティルは悪くないぞ?
悪いのはこのドンくさいアホ犬のせいだからな?」

そんな事をいいながら狼の傷ついた足に薬草をすりつぶしたものを塗りこみ、既に一度使って
再利用する事が出来なくなっている包帯でくるんでやる。

狼「………」

傷に触られた時、反射的に噛み付こうとする狼だったが、それをジュニアよりも攻撃力の高い
ティルが口を両手で押さえ込むことでなんとか処理を終わらせ、そのまま数歩離れたところで
狼がこれからどうするか観察する事にする。

727 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 04:08:51 ID:A1gAO98o
小「それにしても腹減ったな。狼の肉ってうまいのかな?」

ティル「さあどうでしょう?基本的にこちらの世界以外ではご飯を食べる必要すらないので私には
わかりません。ただ一般論として肉食獣は美味しくなく草食獣は美味しいといわれてますね」

小「それじゃ、こいつはあんまり美味しくないのかな?」

実際に食べる気などさらさらないのだが、話のネタになんとなくティルと日常?会話をつづける。

狼「……ぺろぺろ」

狼の方は最初の方こそ常に警戒し、ジュニアの一挙手一投足に耳を動かしていたのだが、
10分ほどの観察で敵意がない事を確認すると、意識をジュニアから離し、自分の傷口にまかれた包帯
がむず痒いのか噛み千切ろうと必至になっていた。

小「血の流れを阻害しない程度にきっちり閉めたからな。そう簡単には取れないよ。ま、馴れろ」

どうせ言っても意味など全くわかっていないだろうが、やがて諦めたのか、まるで犬のように
わふんと顔を草の上に乗せ、じっと体の回復を待つ若い狼だった。

〜〜〜


728 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 04:10:22 ID:A1gAO98o
そして空の色が蒼天から茜色に変わる頃、ようやく体の傷も治ったのか狼はいちど『わふん』と
敵意が感じられない鳴き声でジュニアに挨拶(?)するとのろのろと立ち去っていく。

小「なんだ。こういうときは鶴や亀を見習って恩返しに来るもんじゃないのか?」

ティル「まぁ、そんなに気になるなら明日もここに来ればいいと思いますよ。狼というのは大神、
本来『格』の高い生き物ですからね。もしかしたら明日恩返しにくるかもしれません」

小「…そうだな。それに、別にわんわんに恩返しを期待したわけじゃないんだし、もともと
こっちの威嚇が当たってしまったツケだしな。まだ金には余裕あるんだし…たまにはこんな日が
あってもいいだろう」

そんな事を話しながらシャハーンの街に帰るジュニアはなんとなくいい事をしたと心が
晴れ晴れとするのだった。

〜〜〜


729 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 04:12:33 ID:A1gAO98o
ティル「それで、未確定だった薬草ですが…どうやら汎用的に使える毒消しだったのようですね。
麻痺毒や、猛毒、それに一部の特殊毒には使えませんが免疫系を阻害するもの、出血毒やカビ中毒等
かなり汎用性がひろいですね」

小「そうか。そういえば今まで運良く毒をもつ敵とはほとんどあわなかったけど…かなり危険だもんな。
実際問題、一番最初に狼にアレだけ引っ掻かれたり噛み付かれたのに破傷風や細菌から来る高熱に
やられなかったのは奇跡的だし。きっとあの宿屋の薬湯がきいたんだろ」

ティル「そうですね。それでは今日はどこに泊まりますか?」

どこに泊まろう?
A.体をじっくり休める宿に泊まる。銀貨2枚消費(完全回復します。お昼のお弁当つき)
B.普通の宿に泊まる。銀貨1枚消費(体力50%、精神力80%回復します)
C.昼弁当付きで普通の宿に泊まる。銀貨1枚、銅貨2枚消費(体力50%、精神力80%回復します)
D.安い宿に泊まる。銅貨5枚消費(体力30%、精神力50%回復します)
E.昼弁当付きで安い宿に泊まる。銅貨7枚消費(体力30%、精神力50%回復します)
F.安い宿&皿洗いのバイト。銅貨2枚消費(体力15%、精神力30%回復)※ティルはウェイトレスです
G.昼弁当付きで安い宿&皿洗いのバイト。銅貨4枚消費(体力15%、精神力30%回復)
E.野宿。(ジュニアのみ体力30%、精神力50%回復します)
※冒険7つ道具から食料を1つ消費します。(のこり3つ)
※かなり危険です。
F.その他(豪華な弁当を用意して欲しい時はこちらからどうぞ)

先に1票入ったものを選択します。
銀貨3枚 銅貨2枚
現在体力58/104 ガッツ370/570
ティル体力97/130 ガッツ195/300

730 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 06:18:37 ID:Q7pEuqNg
E かね〜
弁当の重要性を認識したでございます


731 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 14:25:24 ID:A1gAO98o
>>730
そうですね。成長期のジュニアは特に昼飯抜きは相当辛いでしょう。
(お弁当は銅貨2枚ですが街に戻れば銅貨1枚で食事可能です)

E.野宿。(ジュニアのみ体力30%、精神力50%回復します)
※冒険7つ道具から食料を1つ消費します。(のこり3つ)
※かなり危険です。

ジュニアは昨日今日と比較的良い宿屋にいたことで認識が甘くなっていた。
この世界は自警団や衛兵がいたとしても日本やルリタニアの数十倍は危険がごろごろしている土地なのだ。
特に野宿などに関しては『人』のほとんどいない街の外の木の上の方がまだ安全といってもいいだろう。

小「よし、それじゃ今日は野宿だな」

ティル「……あまりお勧めはしませんが…」

小「一泊くらいなら大丈夫さ」

そういいながら特に夜具もなしに携帯食料を一食分取り出しぽりぽりと齧る。

小「異世界でたべるケロリーマイトもなかなか乙だな…ティルも食うか?」

ティル「では…一口だけ」

この世界で携帯食料がどの位の価値があるのかを知っているティルは自分の腹ヘリがほんのわずか
回復できる程度…ジュニアの回復を優先してほんの僅かだけたべる。

732 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 14:27:06 ID:A1gAO98o
小「よし、それじゃ寝ようか。…まいまったなぁどちらにしろ夜営具は必要なんだから寝袋くらい買ってれば
よかった…」

それでも人の住む町シャハーン。何とか夜具がなくとも眠る事が出来そうなところを
探し出すことに成功し眠りに…

眠りにつける?→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ 普通に眠る事が出来た。
ハート 衛兵のおじさんにめちゃくちゃ怒られた。(体力ガッツ回復半分)
スペード 物取りに道具を盗まれた。
クラブ ティルが誘拐された。

となります。

733 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 14:29:33 ID:???
眠りにつける?→ クラブ6


734 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 15:03:15 ID:???
うわ、大ピンチ! 空の塾はきついわ・・
ってあれ? Jrさん、Eが二つあるよ?
730氏は発言内容からして弁当付のほうを想定していたのでは?

735 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 15:15:58 ID:A1gAO98o
>>374
確かに…今まで逆から見てたので気づきませんでしたorz
ということでこれは破棄して…
お詫びにこんな可能性もあります…ということで可能性の世界を載せておきます。
逆に言えばこれだけ危険がいっぱいな世界だと認識していただければありがたいです。

眠りにつける?→クラブ6

クラブ ティルが誘拐された。
スペード、クラブは数字が低いほどひどい事に…

ガタ…

草木も眠る丑三つ時…

そのほんの小さな音に気づけたのは自らの眠りを非常に浅くし体力の回復を放棄したティルだけだった。

ティル(賊?)

ティルは素早く意識を表層に移し起き上がろうとするが…それよりも早く白刃が首筋に煌く。

賊(おっと、声をあげるな…ほんの僅かでも動けば…怪我するのはお前じゃなくあそこのガキだぜ?)


736 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 15:17:17 ID:A1gAO98o
聞こえるか聞こえないかの小さな声でティルの耳元でささやく。その息はヤニと酒と、あとクスリの
においで顔をしかめたくなるほど生理的に嫌悪するものだったが、すやすやと眠るジュニアは
そんなことも知らず、ただすやすやと眠っている。この世界では危険察知LV1など児戯に等しく、
この男達…最低でも4人はいる…彼らにとって野宿をする少年と美少女などカモ以外のなにものでもなかった。

賊(お前の魅了の力も俺達には効かない。諦めろ)

声は小さいがそれは凄みを利かせる必要など全くないこの状況ゆえであり、それがティルには
この賊たちが単なる酔っ払いではなくプロであると認識させるには十分だった。

賊(わかったらこの丸薬を飲め。そうしたらガキの命は保障するぜ。俺達の目的はガキのちんけな
道具袋じゃなくお前さんだけだからな)

その声に僅かに卑下た笑いが含まれているのはこれからの運命のきざはしだろうか?

ティル(………)

ここまで完璧な状態…しかもティル自身疲れが全く癒えておらず、八方塞の状態では他に方法は
なく…その丸薬を口にする…

丸薬の効能→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤハート 強力な睡眠薬だった。
スペード 強力な催淫薬だった。
クラブ 契約切りの魔珠だった。

と、なりません。これはあくまで一つの可能性です。

737 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 15:20:55 ID:???
危険すぎる
基本的にこのスレで森崎みたいな無茶して良いことは何もないな

738 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 15:21:17 ID:awKcpj3E
丸薬の効能→ ダイヤ5

うわ、おっかないのう…都会は恐ろしいところじゃわい。
とりあえず再投票するなら、私が弁当つきのほうの「E」に一票を入れます。

739 :森崎名無しさん:2010/05/29(土) 16:31:14 ID:???
先生怖いYO!
E安宿弁当付き←天国  /(^o^)\  地獄→E野宿野党付き

740 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 16:42:47 ID:A1gAO98o
>>737
リスクが大きければその分リターンが大きい事も結構ありますよ。この世界では危険=死に直結するので
お勧めはしませんが。

>>738
はい。この世界の都には盗賊(スカウト)ギルドだけでなく、アサシンギルドもあったりします。
普通に表通りだけをあるくぶんには全く問題ありませんが、下手したら街の外より中の方が
危険がいっぱいな世界です。

>>739
同じEでも雲泥の差。中の人の確認ミスがえらい事態を起こそうとしてしまいた。スミマセン。


E.昼弁当付きで安い宿に泊まる。銅貨7枚消費(体力30%、精神力50%回復します)

小(…なんかいまものすごい背筋が凍る感覚が…)

一瞬野宿という言葉が頭をよぎったのだが体中から冷や汗が吹き出るほどの謎の感覚に肝が冷え切り
ジュニアは大人しく宿をとることにする。

小「今日はあんまり金もないしな…安い宿にしとくか…」

ジュニアはそういいながら以前リャハーンに教えてもらった宿屋へ向かう。

〜〜〜


741 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 16:46:11 ID:A1gAO98o
〜〜〜

そこは初日、2日目に泊まった宿に比べれば随分見た目的にも雰囲気的にも劣るところだったが、
活気という意味では先の宿よりも勝っており、宿に入る前から一階の酒場からの大声がこだましていた。

小「ティルは念のため、う〜ん…俺のサッカーユニフォームを…いやそれは流石にむちゃか…」

美人というのも時には不便なものである。先ほどの嫌な予感がティルに関係しているように思えて
たまらないジュニアは何とかティルが目立たないように画策するのだが…

ティル「大丈夫ですよ。リャハーンさんの紹介してくれた宿ですからそこまで面倒な事にはならないと
思います」

人の心知らず…というわけではなく以心伝心な関係であるティルはジュニアがどれだけ自分の事を
心配しているのかを認識しており、それがなんとなく恥ずかしいので顔を見ることができずに
先陣を切って宿の両開きの扉を開け放つ。

小「ちょい。まってくれよ」

その後に続くちょっと可愛そうなジュニア。

742 :小田ジュニアの野望:2010/05/29(土) 16:47:18 ID:A1gAO98o
わー♪わーーー!わー♪

そこは幾つかの丸テーブルに冒険者達が思い思いに座り木製のジョッキいれられた酒をのみドンちゃん騒ぎ。
中には小さいおっさんと同じ種族であろう小人がアコーディオンのような楽器で音楽をかき鳴らしたり
なんだかとってもサムライに見える黒い着流しをきた銀髪長髪が目を瞑ってお猪口のようなもので
日本酒?のようなものを飲んでいたりと様々…そしてここにはなんと漫画でしか見たことのない
ネコ耳少女がウエイトレスをしていた。

小(ネコ耳?ツケ耳じゃないよな…実際に見るのは初めてだ)

そんな事を思いながらジュニアは、カウンターで楽しそうにしている冒険者を数少ないガラスのコップを
磨きながら眺めている親父…おそらくこの主人であろう人物に声をかける。

小「えっと、リャハーンの紹介でここに来たんだけど。部屋空いてますか?」

マスター「ん?ああ。そういえば2.3日前にリャハーンがそんな事いってたな…。一見さんは
少しテストするんだが本当なんだが、少年とあの娘なら問題ないだろう。別にいいぜ、好きなだけ
とまんな。」


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