キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】

1 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/06/13(日) 23:03:44 ID:???

キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。




前スレ

【地の底から】キャプテン松山23【翔ぶが如く】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1273739053



登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。


801 :森崎名無しさん:2010/07/17(土) 22:28:27 ID:???
松山だから…フラグ立てても

ここでクラブが出張れば……って所で、ピンポイントに
クラブA「ここで私が来れば、さぞショックであろうなァ〜〜〜〜。
図星だろう?ズバリ当たってしまったか……
な ァ ー ー ー ー ッ !?」

となる予感もする。

802 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/17(土) 23:05:45 ID:???

僕達は皆忘れていた彼女のこと →  ダイヤ3
ダイヤ→ 霊夢「ふ〜ん……」シャンハイ「(あ、頬緩んでますね)」



確認を、でなければ好い反応を期待した松山だったが。
霊夢はただ、チラリと松山の顔を一瞬見、「ふ〜ん……」と気のない相槌だけして、食事に戻った。

松山「(素っ気無いな……やっぱり俺の勘違いだったのか?
    空耳で片付けた時も思ったが、観客席から声援送るなんて……どう考えても霊夢さんのキャラじゃないしなぁ)」

そういった方面、人との関係に傾ける情熱は、霊夢からは皆無といっていい程感じたことはない。
それでも。 鮮烈な印象を与えてくる巫女の声を聞き違えたなどと、それはないと心のどこかで松山は確信をしてる。
だが、それも……あくまで自分の内面であり、実際の霊夢がこうも普段通りでさばさばした対応取られるとあっては。

松山「(自意識過剰な思い込みてやつか……? くっ、浮ついた期待で誰かに勝手なイメージを塗り重ねるなんて……)」

質実剛健とは程遠い。 気の弛みを痛烈に罵倒して、松山は視線を床の足先に一度落とす。
そこで控えめに、間隔を置きながらシャンハイが右の頬をツン、ツン……と軽く突いてきた。
沈んだ目と、パッチリ開いた目とが合わさると……。
早くグッドニュースを届けたいというシャンハイが、気持ちをダイレクトに言語化して伝えてくれた。

シャンハイ「(ガッカリすることありません光様。 霊夢様……内心すごく喜んでます♪)」

背を向ける一瞬前に垣間見えた霊夢の横顔。
松山には気付けるゆとりはなかったが、霊夢が頬を緩めて快晴の笑顔を浮かべる直前を、シャンハイは確かに見ていた。
その顔を見られるのを面映ゆいと考えたかは、預かり知るは本人のみだが、僅かに赤い耳のまま霊夢は食事に戻った。


*霊夢の評価値が上がりました。好感度が大きく上がりました。


803 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/17(土) 23:08:02 ID:???

それから、何が急激に変わるかといえばそういうことはなく。
すっかり元通りに、世は全てこともなしと接する霊夢に、シャンハイの言葉を真に受けた松山はペースを乱された。

松山「……あのさ」
霊夢「何? 食事中だから他に用があるなら手早く。
    にしたって、お日様がないところでも食べられる物は出るのねぇ」

目は料理に向けたままでの発言に、松山は目を遠くしてシャンハイについつい確認した。

松山「わ、悪い。(なぁシャンハイ。ほんとに霊夢さん喜んでるのか?)」
シャンハイ「ハイ♪ (上手に誤魔化してますけど、箸が鼻歌のリズムに揺れたりしてますもの)」
松山「(皆目わからない……まぁ機嫌良くなってくれたのに、こっちが妙な態度取るのも変だな。さて……)」


804 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/17(土) 23:09:15 ID:???



どうしますか?


A 雛や射命丸のことを訊いてみる
B もっとだ! もっと料理を食うんだ!
C いつから地底に来ていたのか訊ねる
D 地上の阿求達がどうしてたか訊ねる
E 話をしたそうだしシャンハイに話させてみる
F アイテムをプレゼントする
G 明後日の試合について相談する
H その他 霊夢に対しての発言や行動を併記してください。


*食事でのガッツ100回復は、1/4で暴食発動し無効になります。
*現在の時刻は21時20分です。22時まで行動可能です。

*後1回まで選択できます。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


>>797-801
まさかダイヤが出るとは思わなかったどす……パルパルパル


805 :森崎名無しさん:2010/07/17(土) 23:12:32 ID:F2l0/JPc

パルパルパルパル・・

806 :森崎名無しさん:2010/07/17(土) 23:13:28 ID:Kt8qi3yw
H抱き締める

807 :森崎名無しさん:2010/07/17(土) 23:16:12 ID:Ge2fJZvA
G

808 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/17(土) 23:46:14 ID:???

>>806
「もうやめて!とっくに中の人のライフはゼロよ!」


G 明後日の試合について相談する


松山「(そうだな。 試合について、霊夢さんと色々と相談しておこう。
   食事を楽しんでる時に、固い話するのは配慮に欠けるかもしれんが……)」

しかし見ると、霊夢の食べていた海鮮丼も、残りは甘えびの尻尾が器の底にちょんと置かれてるだけ。
食後の作法から少し待つと、地底の食事に満足した様子な霊夢が、まだ場に居残ってる松山に話しかけてきた。

霊夢「突っ立って待ってたの? 暇ねあんたら……。それとも話が残ってるの?」
松山「ああ。試合のことで……そうだ。試合の日は明後日に決まった。
   さとりさんが途中で席を外し……(ていうか病退?)したから、時間はわかってないんだが」
霊夢「時間なら、そうね……多分ナイトゲームになるわよ。ただの勘だけどね」
松山「(夜間……? 根拠はないみたいだけど、もしそうなら時間的余裕は増えるか?)」

そのまま松山は、霊夢の気が削がれてしまう前に、試合のあれこれを話し合うことにした。
シャンハイは食後のお茶を淹れてきますと言い、とりあえず松山も上質な拵えの椅子に座ることにした。

松山「(試合について他にか……今はスタメンも不定なままだからな。
    猶予な明日一日の使い方で話し合うべきか? 今の内に霊夢さんに何かスキルアップの本を渡す?)」


809 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/17(土) 23:47:14 ID:???

どうしますか?


A 残りのメンバーについて心当たりないか訊く
B GKを誰に任せるかで相談する
C 明日一日での、練習の約束を取り付ける
D 明日一日での、勧誘の約束を取り付ける
E アイテムをプレゼントする 
F 地霊殿メンバーの寸評と対策について話をする
G その他


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。



今日はここまで。
痩せ細った中の人は秘密の手段でライフ補給して参ります。
お疲れ様でしたー。


810 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 00:50:28 ID:nIlx6+cA
A

811 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 02:02:30 ID:0oJfTLXM
A

812 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/18(日) 22:49:12 ID:???

A 残りのメンバーについて心当たりないか訊く



松山「(目下一番の問題点は……やっぱり層の薄さ、だな)」

松山は、対戦相手となる地霊殿のメンバーを、現時点で手に入れてる情報だけで構成してみることに。

相手FWの最も苦手とするセービング技を使えるGK古明地さとり。
核エネルギーからくる無類の競り合い強さを備え、屈強なブロッカーとしても働けるセンターバック霊烏路空。
サイドの片方には、ヒー君という突破力に優れたウインガー。
ギズモにマッキー、ギードも侮れる選手ではなく……もしかすれば松山が知らない有力なペットが出てくるかもしれない

松山「(地霊殿は……これだけの豪華メンバーを揃えてくる。
    堂々と、幻想郷の一勢力を名乗りをあげておかしくないレベルだ。
    比べて、こちらは中盤に俺と霊夢さん、GKかDFに萃香さん……。
    質では負けてなくとも、手の届かない要所要所で押し込まれたら萃香さんの体力も保たないかもしれない……)」

やはり少しでも補強をし、各個の負担を減らさなければあっという間に飲み込まれると、松山は確信した。
霊夢に包み隠さずその懸念を話し、薄いメンバー層について意見を求めるが……。

霊夢「まぁね。確かに今日の試合で見たぶんだと厳しいわね。
    だけど、地底で頑張ってたのはあんたでしょ? そこをどうにかするのも腕の見せどころと思うけど?」
松山「それは……その通りだ。
    たが……次の試合じゃ、俺が知ってる地底の有力選手がほとんど相手側に回るんだ。
    やってきたばかりの霊夢さんだが、それでも聞きたい。 誰か頼れそうな心当たりはいないか?」
霊夢「そうねぇアテか……」


813 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/18(日) 22:51:02 ID:???

先着で


紅白人材センター → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→ 霊夢「ん〜、そうね。明日の朝一番追いかければ間に合うかもね」
ハート→ 霊夢「紫がなんて言おうが、立ってるものは天狗でも使え、よ」
スペード→ 霊夢「病気祓いの札用意しとくから土蜘蛛でも勧誘したら?」
クラブ→ ???「パルパル……パルパル!」霊夢「テーブルから顔だけ出して、親指の爪噛んで見てるの、知り合い?」
ダイヤ10以上・JOKER→ ???「失礼します〜。 お茶をお持ちしました」霊夢「そうそう、あんたいたのよね」


814 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:51:45 ID:???
紅白人材センター →  クラブ3

815 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:52:07 ID:???
紅白人材センター →  ダイヤ7
あちゃ、ここでダイヤでないと間に合わないレベルなのか、雛。

816 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:53:11 ID:???
パルパルとクラブのハーモニーや〜♪

817 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/18(日) 23:29:31 ID:???

紅白人材センター →  クラブ3
クラブ→ ???「パルパル……パルパル!」霊夢「テーブルから顔だけ出して、親指の爪噛んで見てるの、知り合い?」


霊夢「(……)」
松山「(沈黙が長いな……。
    当たり前か。多分今日連れてこられたばかりな霊夢さんには初顔だらけだしな……)」

松山にしても、まさか地底でこうして霊夢と顔を合わせるなどとは予想もしなかった位だ。
無言でいるその間にシャンハイが、ティーポットに紅茶を注いでくれる。
紅茶を含み気分を落ち着かせた松山は、無理難題過ぎたとして霊夢に、やはり自分でなんとかすると申し出ようとする。
しかし不意に、明確な意思を持って動いた霊夢の視線が、松山の後方のある一点で停止した。

松山「何だ? 何を見て―――……?」

ズゥゥゥゥゥゥゥゥォォォオオオオオオオオオオンンンンンンンンン……!!!

パルスィ「パルパル……パルパルゥ……!
      妬ましい……あぁ何て妬ましいの……!
      地の底で再会した人間の男女が二人、時間を忘れて楽しげに語らうのが近年稀に妬ましいぃぃぃ……!!!」

後ろを振り向いた松山の首から上が凝固した。     」
体を隠すようにしゃがみ、テーブルから鬼気迫る表情で……。
嫉妬のオーラで髪を波打たせて、睨みつけてきてるのは紛れもなく、旧都までの道すがら出遭った水橋パルスィ。
カタン、と正面から誰か立ち上がる音を聞いて、金縛りが和らいだ松山が前を向くと、目を合わせた霊夢が言った。

霊夢「あのうっとうしい妖怪も知り合いか何か? そうでないなら、澱でも伝染されない内に封印してくるけど」
松山「(……まずい。 目が笑ってなくて一気に氷点下だ。 どう答えるべきか……?)」


818 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/18(日) 23:30:45 ID:???

どうしますか?


A 「そうなんだ知り合い! チームに勧誘するつもりなんだ!」
B 「先生、お願いします!」
C 「話をしてくるから早まらず待っててくれ」
D 「ここだ! ここで同調だ! ああ○○が妬ましい!」(*妬む対象の名前を併記してください)
E その他


*先に「3」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


819 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/18(日) 23:41:49 ID:???
>>815-816
パルスィも良い選手です。 勧誘するのも悪くないです。
明日の朝から急げば間に合いますが、ここで雛の宿泊先を霊夢から聞けなかったので難易度アップします。

820 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 23:42:57 ID:rZOyupL+
C

821 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 23:45:39 ID:nIlx6+cA
A

822 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 23:49:03 ID:Q36p+ckE
A

823 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 23:55:41 ID:rZOyupL+
Aに変更します

824 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/19(月) 00:48:25 ID:???

>>823
変更了解しました。


A 「そうなんだ知り合い! チームに勧誘するつもりなんだ!」


松山の顔を見て、一瞬後に彼の口から出る言葉を先に読み取った霊夢は、へいへいと嘆息した。
案の定、勧誘してくるとの言葉を耳にし、巫女は頭を巡らせる。

霊夢「(チームね……明日の試合のチームなのか、トラウム・アドラーズのこと言ってんのかどっちかしら)
    あ、そこのテーブルの2m以内には足入れるんじゃない!」

慌てて、妖祓いの結界呪の範囲外から踏み出そうとする松山を制止してから、霊夢はもう一度パルスィを見た。
爛々と緑色に輝く恨みがましい目つきは、松山の接近につれ警戒心がブレンドされて……松山の笑顔を忌む様に歪む。
霊夢一人ならば、こうした手合いの妖怪とは目と目が合った次の瞬間、0.1秒で札の雨を降らすだろう。

霊夢「(見たとこ妖力は、まー封印されてた妖怪つってもチルノで太刀打ちできる程度ね。
   シャンハイがいれば大事にはならない……まぁそれより光の誘いは……何故か断りにくいとこあるしね)」
松山「やぁっ! こんなところで久しぶりだな水橋さん!
    その節は迷惑もかけたし、良かったら色々話さないか?
    単刀直入に言うけど、実は地霊殿との試合で、水橋さんには俺達のチームに入ってほしいと思ってるんだ」
パルスィ「パ、パル? (何こいつの素っとぼけた屈託の無さは。私をチームにですって?)」


825 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/19(月) 00:49:27 ID:???

先着2名様で


松山の勧誘 + (地獄の交渉人+1) + → ! card
パルパル!? + (嫉妬魂! dice) + → ! card


*松山の数値≧パルスィの数値で交渉成功になります。
*松山と相手側どちらかでJOKERが出た場合、無条件成功になります。



今日はここまで。 お疲れ様でした。
最近になり、今の展開やあれこれについて悩んでることあるんで、明日までには解消できる様に努めます。


826 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 00:51:28 ID:???
松山の勧誘 + (地獄の交渉人+1) + →  スペード2

827 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 00:52:16 ID:???
パルパル!? + (嫉妬魂 3 ) + →  ダイヤ5
かなり厳しいですのう…

828 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 00:52:20 ID:???
パルパル!? + (嫉妬魂 4 ) + →  クラブ5

乙でした

829 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 00:55:11 ID:???
代わりにいz…マスクマンとか仲間にならんかなー

830 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 01:07:48 ID:???
858 :森崎名無しさん:2010/05/07(金) 23:54:26 ID:???
乙でした
ピルロ、サッカーに興味を示すか!?→  ハート2
535 :森崎名無しさん:2010/07/04(日) 22:16:57 ID:???
交渉と聞いて
厄神様の通る道は→  クラブ5
597 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 21:08:59 ID:???
また何引いても勝てる!
ピルロの返答→  スペード6
827 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 00:52:16 ID:???
パルパル!? + (嫉妬魂 3 ) + →  ダイヤ5
かなり厳しいですのう…

最近の交渉相手はダイスばかり

831 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/19(月) 22:44:32 ID:???

>>827
真っ正直に嫉妬のモンスターを御しきるのは無理ありましたね。
>>828
乙感謝です。
>>829
マスクマン「俺を雇う? ならブツを用意してもらおうか」
>>830
地獄は地獄でもダイス地獄……?


まだあれこれ悩んでる段階な為、本日(もしかすれば明日も)更新を控えさせてください。
ご質問や何か不明な点でもあれば、この機会にお願いします。
お疲れ様でした。


832 :森崎名無しさん:2010/07/21(水) 16:00:09 ID:???
お疲れ様です
あんまり思いつめないでね

833 :森崎名無しさん:2010/07/21(水) 16:52:52 ID:???
霊夢さんがでれいむになるにはあとどれくらいの好感度が必要ですか?

834 :森崎名無しさん:2010/07/21(水) 16:56:44 ID:???
1:このスレでもばっちり嫌われ者になった白黒さんはどのチームにいくんでしょう。
2:このスレにおける時間経過は今が「地霊殿」の真っ最中だと思うんですが、このあと船の連中が出てきたりはするんでしょうか。

835 :森崎名無しさん:2010/07/21(水) 18:38:54 ID:???
俺は白黒さん嫌いじゃないよ
否定する人の声の方が大きくなりがちだけど
他にも別に嫌ってないって人はいるんじゃなかろうか
や、わからんけどさ

836 :834:2010/07/21(水) 18:44:34 ID:???
あー、うん、そりゃ確かにそうだね。
言葉がきつすぎたようだ。ファンに申し訳ない。謝罪します。

837 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/21(水) 22:27:44 ID:???

>>832
どうもすみません。
心身ちょっと疲れてはいますが……無理せず、でも更新頑張ります。
>>833
回答「ダイヤが、4個分ぐらいかな」兎詐欺「同業の匂いがしたウサ!」
>>834
1:トラウム移籍の可能性が断たれた以上、白黒さん入るとすれば二つだけです。(ともかく守矢ではないです)
  白黒さんの三人のパートナーが、片方ずつ所属してるチーム。 そのどちらかに行くことになります。
2:まだ季節は夏なので、そもそも本来の地霊殿の真っ最中ではないんです。
  だから星の人達も、繰り上げで何処かのタイミングで介入してくる可能性あります。お寺の場所も決まってます。
>>835-836
そうですね……。
作り手にせよキャラにせよ、不満が集中されるのは辛いと思います。


838 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/21(水) 23:52:16 ID:???

松山の勧誘 + (地獄の交渉人+1) + →  スペード2 = 3
パルパル!? + (嫉妬魂 3 ) + →  ダイヤ5 = 8



勧誘をした松山だが、やはり尋常にはいかなかった。
今回の勧誘対象は、地底の中でも厄介がられる、女の情念の中でも強い"嫉妬"そのものと言える妖怪。橋姫なのだ。
牛の刻参りをするような狂おしい眼光一歩手前で、松山が固唾を飲んだのを契機に、パルスィが言い放った。

パルスィ「お前さん……あれだけ幸せそうにでれでれとした空気を振りまいて。
      別の女と甘食を楽しんだり、また別の女と仲睦まじげに語らう姿を見せといて。
      この橋姫によくも誘いをかけられるものだわね……!」

いかにも、見ていたと言いたげなパルスィの言葉は、松山の心を激しく揺さぶった。
僅かに事実を認めながらも、大半は否定的にだ。

松山「んなっ!? ……ちょっと待て!!
    誰が女とでれでれと……ハッピー満喫してるって!?(いや、このパーティーではそう見えたかしれんが!)」

地底での、さとりのテストをクリアしたことで、松山は負担なく幻想郷に来る前の日々を思い出す事が出来た。
疎んじられ、教室中の視線が痛く感じて、窓の外の景色ばかり見ていた……真綿で首を絞められ続けるかのような日々。
幻想郷でも、松山の行くところ苦難は続き、断じて嫉妬の対象に置かれる道のりと思わない。
そんな反発の意思が先んじる余り……。


839 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/21(水) 23:53:36 ID:???

松山「俺がこれまで女絡みでどんな境遇に遭ったか! そもそも幻想郷に来る前だって! 俺はなぁ――――!!、?」

そこまで口にしたところで周囲を取り巻いてる空気の違いに気付いた。
正面。パルスィの表情と関心が、別の方向に向けられてる気がする。
すぐ近く。シャンハイがずずいと危機的状況をも忘れて耳を寄せてきている。
真後ろ。 ばっと振り返ると、ささっと霊夢が視線を逸らした。
酒盛りの席。鬼二人はそのまま呑み続けてるかに見えるが、杯が動いてなく耳がぴくぴく動いている。
天狗にいたっては、堂々と手帖を広げ、ペンを手に万全の体勢で赤裸々に語れと全身で表現している。

松山「……ウォッホン!!! 俺の過去話なんてしたってしょうがないし、どうでもいいだろ!!? それよりサッ……」
パルスィ「パルパルゥ!?
      ここまで聞く耳もたせといて、開き直れてそんな物言いができる傲然さが妬ましい!!!」
松山「もはや言いがかりになってるよなそれ!!!?」

お互いが、お互いの発言に食ってかかる形になるが、冷静さを取り戻したのは松山が先だった。
嫉妬の感情に引っ張られてる場合ではない。 あくまで優先目的は、次の試合に勝てるようメンバーを集めること。

松山「……っ(耐えろ俺! 我慢強いぞ俺!)
い、いや、な、パルスィさん? そもそもこんな話したかったんじゃないんだ。 俺と一緒にサッカーを……」
パルスィ「パルパルパルパルパルパルパルパル!!! 妬魂(ねたましい)!!!!!
 お断りよ! 口で言ってもわからないみたいだからもっとハッキリ伝えてあげるわ!!!」
松山「!?」


840 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/21(水) 23:55:54 ID:???

激昂したパルスィがとうとう攻撃姿勢に移った。シャンハイも松山の肩を離れて迎撃に構える。
人間と侮ってるのか、妖力を引き絞った弾丸だが一発だけが飛来し、目先に張られた霊夢の簡易結界と障壁に食い込む。
2秒もせぬ内に壁を越えると、シャンハイが庇うその前に……高速で何かが風を切って先んじた。

ヒュゥン! ガカッ!! バジュウウウゥゥゥゥゥ!!!!

咄嗟に顔を庇った松山の目の前で、お札が弾とぶつかり、余韻を残しながら対消滅した。

霊夢「やれやれ……もういいでしょ。 ほらタッチ交代」

かったるそうに首を揺らして、松山の横を通り過ぎた霊夢がパルスィと対峙した。視線は逸らさぬまま問いかけてくる。

霊夢「あの妖怪……ここまで来る途中遭ったらしいけど、退治はしたの?」
松山「え? それは……」

言われて道中を良く思い出すと、ヤマメは先行した魔理沙に退治され、萃香に追い討ちをかけられた。
だがパルスィとは……成し崩し的に橋を修理させられることになり、ピルロを(人身御供に)置いて先を急いだのだ。
紫が唱えたルール。妖怪は一度は人間に退治される必要があるなら、パルスィはその例から漏れている。


841 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/21(水) 23:57:05 ID:???

松山「そういえば……パルスィさんは、ピルロに橋ごと爆破はされたけど、魔理沙さんに特に退治はされてないな」
霊夢「はぁっやれやれ。つまりま〜た魔理沙の後始末なわけね。 後で懲らしめてやらないと」

ぶつくさと、ここにはいない長年の友人に悪態をつきながら、霊夢は抜き手も見せずにお札を両の手に取った。

霊夢「んじゃ、後はこっちの領分みたいね。 あの程度の妖怪なら……ん、一発グレイズでまぁ問題なしと。
    面倒なことさせられるぶん、退治したあとは、迷惑料で扱き使ってあげる」
パルスィ「パルパル……その目出度い服と頭と、驕り高ぶりが妬ましい……!」
松山「……」

松山は状況の変化について思考を働かせた。
霊夢は恐らく、いや弾幕ごっこなら必ず勝つだろう。この状況下についてで、松山は紫のもう一つの言葉を思い出した。
霊夢に退治を任せた場合、その妖怪は霊夢には一目置くようになり、松山を軽視し従わなくなる公算が大きい。

松山「(しかし……俺からの勧誘は断られている。
    霊夢さんに退治してもらうと、一時的ならパルスィさんを試合に出せるようになるかもしれない。
    当然の帰結として、俺の指示を聞かなくなるし、あくまでその場限りだろう。……どうする?)」


842 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/21(水) 23:58:18 ID:???

どうしますか?


A 弾幕ごっこで退治してもらおう!
B いやサッカーで勝負をつけよう!
C 周りに賭けをもちかける!
D 体を張って二人を止める!
E その他


*先に「3」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。
たいして進められずごめんなさい……。
お疲れ様でした。


843 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 00:04:15 ID:???
8スレのBADEND10な選択肢が見えるぜ乙でした

844 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 00:44:38 ID:???
Bやると多分この後の時間が削られるのかな…
さて、どうすんべか

845 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 00:48:17 ID:HtfDPKRI
A
パルスィはトラウムの戦力としてはいらないかな、という。

846 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 00:56:14 ID:v67Qq3aU

ここでパルスィ獲得しても、地霊殿の皆さんに霊夢に懐かれたら本末転倒だしな
この後の時間は次の試合に向けての準備にあてんと

847 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 09:07:55 ID:yt9/alWU
A

848 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 00:09:10 ID:???

>>843
乙感謝です!
怪物や医師仮面に×されるよりは、美人二人(の弾幕)にサンドイッチだし男冥利につきるのではないでしょうか!
>>844
Bの場合、パルスィが地霊殿チームに加入して、サッカーで退治という流れになる予定でした。
もっとも、松山と鬼の試合で進化しまくったペット達の中で、パルスィが試合に出れるか難しいとこでした。
>>845
数日後、>>845さんの郵便ポストに、奇妙な覆面とメッセージカードが……。
>>846
弾幕ごっこで退治されたからといって、松山がこれまで地底で行ってきた行動が全てもってかれる訳ではありません。
ただしパルスィの様に、交流を殆どしなかった相手からは信任を預かることは至難になります。

別の場所に誤爆してしまいました……ちょっと8スレ目いってきます。


849 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 00:56:31 ID:???

A 弾幕ごっこで退治してもらおう!



松山「……わかった。
    この件では、もう俺の出る幕は終わっていそうだ。 霊夢さんの思うようにやってくれ」
霊夢「話まとまったとこで……腹ごなしにちゃっちゃと行くわよ」

GOサインを得て、今度こそ霊夢は、最も得意とする弾幕戦にとりかかろうとした。
だが、場所を変えないと悟った松山が血相を変えた。

松山「ま、待った! この中でやるつもりなのか!? 守矢神社の時みたいに外で……!」
霊夢「んな必要ないでしょ。ここには身を守れない人もいないし、夕食も食べ尽くしたみたいだし。
    光? シャンハイがいれば流れ弾位捌けるでしょ。
    それに流れ弾が延々飛び交う面倒にならないから。 即戦即決で片付けるわよ」
シャンハイ「大丈夫御安心下さい! 光様に向かってくる弾は、私がぜ〜んぶ受け止めますから!」
松山「あ、はは、頼む……。(頼もしいと思うべきやら、荒事の中で守られるばかりと不甲斐なく思うべきやら……。
    いや、まぁ、ここでの荒事の基準が常識越え過ぎてるんだが……)」

霊力、妖力の光弾幕が交錯し、かと思えばレーザーや爆弾が空に紅蓮の華を咲かせる弾幕ごっこ。
それにより数々の異変を解決してきた博麗の巫女と、相手となる嫉妬の妖怪との間では、前哨の舌戦すら必要なかった。
いきり立ったパルスィが襲い掛かる。 それでもどこかで律してるのかルールに則り、カードの宣言をする。

パルスィ「パルゥ! 恐怖された地底の妖怪を前に、人間風情がよくもそこまで甞めた口を叩いたわね!

      舌切雀『謙虚なる富者への片恨』!!!!!!!!

      封じた筈の恐怖の妖怪。今一度味わうと良い!」


850 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 00:59:09 ID:???

〜数分後〜


結論を言って、霊夢の宣言通りに勝負は僅かな時間で決し、周りへの損害もほとんど無かった。
変幻自在に宙を舞う霊夢の体さばきと弾幕を前に、パルスィは二枚目のスペカ宣言すらできずに、勝負はついた。
アンチ妖怪のお札を大量に貼り付けられて、体を揺する事すら億劫そうなパルスィが、霊夢に不可解な視線を投げる。

パルスィ「う、うう……何者よあんたは」
霊夢「幻想郷の巫女よ。 さて、狼藉働いて負けたんだし、勝ったこっちの言う事きりきり聞いてもらおうじゃない」
パルスィ「……」

パルスィの恨みがましげな表情は1ミクロンたりとも変わっていないが、眼差しには強い者への礼意が現れていた。
折り合いをつけたか、睨む視線を少し下げてからパルスィは自分を退治した巫女に、渋々口を開いた。

パルスィ「何が望みよ……」
松山「(そうだ……霊夢さんは、水橋さんに何を言いつけるつもりなんだ?)」


851 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 01:00:09 ID:???

先着で


橋姫に望むこと → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ・ハート→ 霊夢「次の試合、あんたも出なさい。いいわね?」
スペード・クラブ6以上→ 霊夢「あんた入れると面倒そうだし、他にサッカーできる知り合い居ない?」」
クラブ5以下→ 霊夢「嫉妬妖怪と貸し借りぞっとしないし帰って寝ていいわ」
JOKER→ パルスィ「わかったわ私と……」マスクマン「この俺が助っ人となろう!」


852 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 01:01:11 ID:???
橋姫に望むこと →  ハート9
いざ…マスクマン!

853 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 01:03:52 ID:???
とりあえず戦力1ゲット。あとは雛とピルロがどうなるか。
それから、前回の試合の敵連中はどうすれば集められるのか。鬼さんに頼めばいいのかな?

854 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 01:08:44 ID:???
ふと思ったんだけど、鬼さんの力って特定の誰かを呼び寄せるってできないのかな?
あくまで不特定多数をあつめることしかできないのかな?

855 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 01:46:29 ID:???
特定を集められるなら便利すぎるし、そこまで都合よくないと思うぜ
雛とピルロ、二人を試合に参加させられる時間が残ってっかな…

856 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 01:50:46 ID:???

橋姫に望むこと →  ハート9
ダイヤ・ハート→ 霊夢「次の試合、あんたも出なさい。いいわね?」


霊夢の要求は当然、パルスィを次の試合での戦力に加えるというものだった。
主導権を預けた松山は、意に沿う結果にとりあえずほっとし……パルスィも、やはり渋い顔だが受け入れてくれた。
ふと、そこで……松山は、同じ光景をどこかで見た、そんな奇妙な感覚に見舞われ、すぐに答えに辿り着く。

松山「(そうか。資料だ。
    博麗連合を率いてた頃の霊夢さんが、味方を掻き集めてた頃を彷彿とさせるんだ)」

異変以外ではぐーたら過ごす霊夢が、その持てる本来の実力とキャプテンシーを前面に押し出し活躍してた頃。
資料の中でしか存在しない風景の1コマが、ひとつ目にできたと、松山はそんな気にさせられた。

松山「(もしかして……こうやって霊夢さんに仕事を任せると、以前の姿を取り戻していくのかもしれない?
    だが……キャプテンは俺なんだ。 霊夢さんが本来の実力を発揮するの、見てみたいとは思うが……)」
霊夢「ん? 何よまじまじと」
松山「いや……なんでもない。ごめんじっと見て」

とりあえず松山はその場の回答を避けて、パルスィという新戦力を得た結果だけで満足した。
そして……これだけの騒ぎになったからには注目を集めており、当然鬼二人も霊夢とパルスィの弾幕戦を肴にしていた。


857 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 01:52:18 ID:???

勇儀「ほーう……パルスィの奴を相手に。妖怪退治が堂に入って見事なもんだ。
    あの巫女が、萃香が気に入ってるっていう人間の片割れかい?」
萃香「そうそう。 んでもね。 光や霊夢の他にも地上には面白い人間がわんさかいるよ。
    勇儀に会わせるつもりだった魔法使いとか、時間を止めたり吸血鬼に使えてる極めつけの変り種とかさ。
    サッカーだけでも、ボールに蛇でも乗り移らせたようなシューターとか、雨天で大化けする独逸人がいるよ」

酒の席での友人との語らいは、萃香をひたすら饒舌にした。
地上に戻った萃香が見聞きしたこと、刺激的な話が進むにつれ勇儀の目も好奇と意欲で満ちてくる。

勇儀「血気盛んな妖怪連中だけじゃなく、私と力比べさえできそうな魔法使いに、特異な人間達に神様もか。
    聞けば聞くほどそそられるねぇ。 ああ、私もいつまでも地底でのんびり構えちゃられんか」
萃香「…………あのさぁ、勇儀」
勇儀「それ以上はやめときな萃香。 気持ちを定めたのに、ほじくり返すのは野暮ってもんさ」
萃香「……ん」

友人の意図を把握しながらも、未練を断ち切る様に勇儀はやんわり遮った。
それ以上は萃香も言及せず、沈黙が満ちると、発見されて以来ずっと付き合わされてた射命丸が記者モードで質問する。


858 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 01:53:33 ID:???

射命丸「ほうほう。 では勇儀さんもいずれ地上に出るおつもりなんですね?
     有難いことに……いやいや。 私らとは別なチームに行くおつもりで?」
勇儀「ふん……まぁ先のことはわからんがそうなるだろうね。
    それより萃香。 お前は今のままでいいのかい?
    あの試合は引き分けで、坊主はお前に勝った訳じゃないんだよ」

苦さを酒の味で中和させつつ、勇儀は聞いたが、萃香はそれは承知だよと笑顔を曇らせず返答した。

萃香「そだけど、私はあれでよかったと思ってるよ。
    味方として対等の立場で、光がどこまでやれるか見届けることができるしさ」
勇儀「(対等ねぇ……)」
射命丸「(ふむ……なかなかに複雑な心境が見え隠れしてますね。
     上手く立ち回るにはこうした情報をコツコツ集めていきませんと。
     あ、あー……! 松山さん、巫女のテーブルから離れる!? そんなぁ私の話題出してくださいよ……)」

他所で自分の名が出されたのを、鬼二人の酒盛りから脱出するとっかかりにする予定だった射命丸が項垂れた。
これも当然ながら、そんな遠くから知らず寄せられてた期待に松山光が気付くことは一切なかった。

松山「よし、他のとこいくか。そうだ今晩霊夢さんは?」
霊夢「この館で一泊するわ。 どうも落ち着かない作りなんだけどね。レミリアのとこよりはマシか」
松山「(紅魔館……今は懐かしいな。それに他にも人里で知り合った人達、元気かな。
    俺の家だって新築間もないのに掃除とかしてないし、帰ったら大変そうだ……さてと)」


859 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 01:56:30 ID:???

どうしますか?


A こいしともう一度話に行く
B 霊夢とまだ話を続ける
C ペット達は全員さとりの見舞いに行った!(*選べません)
D 酒臭いスペースに突撃してみる
E さとりが心配なので見舞いに行く
F もりもりと嫌な予感するんで自室へ戻る!
G そろそろピルロが気になるので話しかける
H その他


*現在の時刻は21時30分です。22時まで行動可能です。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。



今日はここまで。
雛はともかく、実はピルロは……。
時間的に見て、次の試合での即戦力としてアテにするのは苦しいと思います。
霧雨さん、厄っぽいBADについてだとかで誤爆すみません。
お疲れ様でしたー。


860 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/23(金) 02:09:39 ID:???
追記
*射命丸の評価値と好感度が下がりました。

861 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 02:16:47 ID:B7+PTnxw
D
なんにせよ挨拶は必要だし。

862 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 02:41:41 ID:xu7aTC+Q


863 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/24(土) 00:28:39 ID:???

D 酒臭いスペースに突撃してみる


松山「食事もしたし、会話も切り上げて休む時間だが……」

松山が去った後、霊夢とパルスィは一言、二言会話してから、扉を開けてそれぞれ退出した。
他に見回すと、食事会を催したさとりが急に体調を崩したとあって……。
一番賑やかしてたペット達もいなくなり、がらんとした印象がある。
そんなことはおかまいなしに、酒盛りで旧交を暖めて活気があるのは、もう萃香たちの居る場所だけだ。
てんでばらばら。一部違う者もいるが、これから一緒のチームとなるにしては意思の疎通が余りに杜撰に思えた。

松山「(これまでも思ったけど、基本自由に振舞いすぎて、チームとしてまとまりができる環境じゃないんだよな。
    雪崩攻撃……幻想郷では数回使う機会があったが、本領を発揮するには戦術練習が必須なんだが……)」

幻想郷の住人とは、選手としての個人運動能力は優れていても、個性強くチームとして連動して動くのに難がある。
トラウム・アドラーズも例外ではない。 第一、地上と地底のメンバー同士はまだ初顔合わせすら済ませてないのだ。
その点においても、専用の練習施設を敷地内に持つ各勢力の優位性は、弱小チームに大きな壁となる。

松山「(地霊殿も勢力には違いないだろうけど、さとりさんの方針からか、紅魔館や永遠亭みたいにはいきそうにない。
    俺の身一つでどうにかなる問題でもない……良い打開案はないかな?)」
萃香「えへららら〜〜〜。 おー光? 本物? よーし本物てんなら歌でも歌うか踊ってみせなぁ!」
勇儀「よしない素人の演舞見たってしょうがないだろ。 坊主も困ってるし、ねえ?」
松山「あ、ああ。そんな心得ないし。(しまった考えにのめりこみすぎてたか)」

接近してた松山に、先に声をかけた萃香はそろそろ酔いが深く回ってるようだった。
勇儀は聞き手に回ってたからか、まだ理性的。 射命丸はとりあえずは大人しくして、推移を見守るつもりのようだ。

松山「(何を話すかな)」


864 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/24(土) 00:30:20 ID:???

どうしますか?


A 射命丸がここにいる理由を訊ねる
B 射命丸に情報を教えてもらう
C 勇儀は次の試合に参加するのか訊く
D 萃香に明後日の試合について相談する
E 呑み比べ勝負をもちかける(*誰と勝負するかと、賭け内容も併記してください)
F アイテムをプレゼントする
G とりあえず歌う(か踊る)
H その他


*現在の時刻は21時40分です。22時まで行動可能です。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


865 :森崎名無しさん:2010/07/24(土) 00:31:41 ID:n49v/cpQ
A

866 :森崎名無しさん:2010/07/24(土) 00:32:07 ID:x2VoMNbs


867 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/24(土) 00:45:27 ID:???
すみません。 体調が本調子でない為、本日はここまで……。
お疲れ様でした。

868 :森崎名無しさん:2010/07/24(土) 01:03:23 ID:???
お疲れ様でした。お大事に

869 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/24(土) 21:57:34 ID:???

A 射命丸がここにいる理由を訊ねる


松山「(余り関わり合いたくない人だけど、ここに居るのが何でかは、やっぱり気になるな……。
    地底にいる俺にはピンと来ないけど、次の大会を主催するからには、守矢神社は優勝を義務としてる筈。
    射命丸さんを遊ばせとく筈ない……足を活かして情報収集に送り込……まさか無名なうちにそこまでは……)」

結局、本人に聞くより他なく、挨拶と前置きの後に訊ねると、射命丸のポーカーフェイスがころりと一転した。

射命丸「よくぞ聞いてくださいました! そうでしょそうでしょう!
     私を勧誘した貴方が、この最速の射命丸文が地底に居ることに関心をもたない訳ありませんよね!」

機をひたすら窺ってた射命丸は敏速に反応、松山の右肩に手を置き、半回転して、背中に回りこんだ。
見ようによっては、まるで松山が射命丸を鬼から庇ってるように……いや、松山が盾にされてる構図となった。

射命丸「では遅ればせながら、紹介とご挨拶と参ります。
     この度、キャプテンが地底を訪れてる間に、私射命丸文はトラウム・アドラーズに移籍しました。
     いやはや、地底もなかなかドリブル上手が揃ってるようで。まっ張り合う相手が私なのは不幸ですが」
松山「は……? あ、ああ。ヒー君のドリブルには俺も吃驚……。
    いやいやいやいや!? 待てそれおかしいだろうどう考えても!?」

松山は、射命丸の静かな口調に、堪らず喚き不信をぶつけた。
さっきも考えた通りに、守矢神社は前大会に優勝し、今大会を主催する優勝候補筆頭として乗り込んでくる立場。
それが間近に迫ったデリケートな時期、情報にも精通してる射命丸の移籍を認める等有り得ない。
勢力の優位性、まとまりのみならず、秘匿性を溝に捨てるに等しい愚を、ニ柱や早苗、フライハイトが冒すと思えない。

射命丸「ああそうですねぇ。私としては移籍前のチームがどうなろうとたいした感傷湧きませんが。
     やっぱり情を残してきたり? しがみついちゃったりしてます?」
松山「……っ!」
射命丸「おっと失礼、口が滑っちゃいました。
     安心してください。 所属チームのキャプテンの質問には真面目に答えます。 いま守矢神社はですねぇ……」


870 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/24(土) 21:58:46 ID:???

先着で


射命丸移籍の余波 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→ 射命丸「なんかぐっと一致団結して……失礼しちゃいますよ全く」
ハート→ 射命丸「とくにチームに乱れなし。結構な手腕です」
スペード→ 射命丸「風祝がすこぶる機嫌悪くしてました。練習にも影響しそうでしたね」
クラブ→ 射命丸(比那名居天子の声真似)『この時期移籍を許すなんて管理不行き届き!』
ダイヤ10以上→ 射命丸「妖怪の山から、私の代わりの烏天狗が派遣されたとかなんとか」
JOKER→ 射命丸「ここだけの話ですが守矢でラブロマンスが……」松山萃香勇儀『何ィ!?』


*守矢神社にとっての判定です。
*クラブの場合、10〜Kでカペロマンと比那名居天子が不仲に。5〜9で天子派閥発生。A〜4でチームに離脱者。
*射命丸の評価値と好感度が上がりました。


>>868
ありがとうございます。ほろり。


871 :森崎名無しさん:2010/07/24(土) 22:01:40 ID:???
射命丸移籍の余波 →  ハートQ
姫海棠

872 :森崎名無しさん:2010/07/24(土) 22:02:17 ID:???
射命丸移籍の余波 →  クラブ4

873 :森崎名無しさん:2010/07/24(土) 22:02:46 ID:???
惜しかったぜよ

874 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/24(土) 22:35:23 ID:???

>>871
北海道在住M君「ほたて……?」


射命丸移籍の余波 →  ハートQ
ハート→ 射命丸「とくにチームに乱れなし。結構な手腕です」


守矢からトラウムへ。移籍者自ら語る及ぼした影響とは、それほど大きくもないとのことだった。

松山「そ、そうか……。さすがだな、みん……守矢神社は」
射命丸「はい。守矢のニ柱が文字通り支柱となり、離脱のもたらす混乱を最小限に食い留め……。
     コーチとして手腕を発揮し信頼を得ている外来人の天才少年が、自信を植え付け掌握してます。
     風祝も細かな気配りをよくして……まさに磐石。 私が抜けても痛くないというのは癪に障りますがね」
松山「……そう、か。うん強敵だな……はは」
萃香「……」

何故か話を聞いてる内に、暗澹とした思いに沈む松山は、ともかく話題を変える前に言うべきことを口にした。

松山「話はわかった。またよろしく射命丸さん。
   もうすぐ厳しい大会が迫ってるて時期に、トラウム・アドラーズに加入してくれて、ありがとう」
射命丸「ふぅん……まぁ受け取っときます。礼を言う相手は他にいると思いますが」
松山「???」
射命丸「いやはや知らぬはキャプテンばかりなり。まぁ私から情報を引き出したい場合は……おぉっと」

松山を口車に乗せようとした射命丸だが、酔いに濡れた萃香の眼差しが厳しくなったのを察知し、松山の背に隠れた。
まだ射命丸移籍の……今日一日の激動ひっくるめて困惑するより他ない松山も身動きできない。

松山「(釈然としないところはあるが、正直願っても無い補強だ……!
    調子が上向いてきてるな。 さて、他に話すことは残ってるか?)」


875 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/24(土) 22:36:45 ID:???

どうしますか?


A 地霊殿について話をしてみる
B 射命丸に情報を教えてもらう
C 勇儀は次の試合に参加するのか訊く
D 萃香に明後日の試合について相談する
E 呑み比べ勝負をもちかける(*誰と勝負するかと、賭け内容も併記してください)
F アイテムをプレゼントする
G とりあえず歌う(か踊る)
H その他


*現在の時刻は21時50分です。22時まで行動可能です。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


申し訳ありません。 今日はここまで。
暑い中、体調管理気をつけて……お疲れ様でした。


876 :森崎名無しさん:2010/07/24(土) 23:13:32 ID:n49v/cpQ
A
お疲れ様です。お大事に

877 :森崎名無しさん:2010/07/24(土) 23:18:18 ID:0jua9iuo


878 :森崎名無しさん:2010/07/25(日) 00:33:28 ID:G0ZQ2qdE
D
日付変わったから未決定?

879 :森崎名無しさん:2010/07/25(日) 00:39:07 ID:???
日付変わっても有効になったから>>877=>>878でないならDで決定

880 :森崎名無しさん:2010/07/25(日) 06:23:07 ID:WlCPyP/E
D

881 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/26(月) 00:03:11 ID:???

>>876
ありがとうございます。
>>878-879
はい。再投票はなしにしてます。
でもよく考えてみたら、2票決定で再投票もなしの場合、一人で決まってしまう危険ありますね……。


D 萃香に明後日の試合について相談する


射命丸と会話してから、松山は、いつの間にか胸中で膨れ上がっていた重苦しい何かを意識した。
せり上がってきそうで、深く根を下ろしつつあるような……心を体ごと軋めるようなイメージ。

松山「(何だ……? これは一体何だ!?
    射命丸さんから守矢の話を聞いてから、気持ちが……落ち着かない!
    古巣への未練として残ってる? いやあり得ない。 最後は自分で決めて自分の意思で飛び出したんだ。
    だったら何故……今更ぐらつく……!?)」

理由も掴めず、多感な少年らしく突如湧いた暗雲に、松山はひたすら戸惑う。
守矢神社が上手くいってる……その事実のどこが自分を苛んでるのか、松山は現時点ではまるで判らず惑いが深まる。

松山「(まさかパルスィさんみたく、守矢を妬んでいる? いや、違うな。それとは……似てるようで違う。
    それより萃香さんと試合のことで話さなきゃ! さとりさん以外の外にいた皆には話伝わってるんだろうか?)」


882 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/26(月) 00:04:16 ID:???

次の試合を仕組んだ紫は、おっとり刀とはいえ数日前地底にやってきたそうだが、松山達にとっては余りに突飛。
スキマの中では、さとりが説明してくれてると紫は言ってたが、松山はそこを確認することにした。
それに、明日も松山は何かと忙しくなる予感がし、今度は一緒のチームで戦う萃香ときちんと相談する事に決めた。
予定について話す中で、後ろで律儀に頷きながら書き取る気配がしてるが、ノータッチで進めた。

萃香「それならさとりから聞いたよ! またすぐ試合があるんだってね。
    霊夢も災難な。 まっ、地上にいても、ぐてんとしてただけだろうし、良い刺激になるんじゃないか?
    地霊殿に二人だけで勝つのは、いくら二人でもなかなか難しいだろうが、応援するから気合……」
松山「いや、応援の必要はないんだ。実は……かくかくしかじかで」
萃香「……何だって!? 私も一緒に出られるの!? そっかぁ……紫の奴ぅ、たまには心憎いことしてくれるね!
    うん勿論参加OKさ! 言ったからね……あんたの後ろは守るって。 早速証明できるとは腕が鳴るってもんだ!」
勇儀「(ぴくっ)……」

松山の口から、今度は一緒にチームで試合すると知らされ、萃香は喜色を爆発させ、大いに意気込みを見せる。
それとは対照的に、勇儀は杯の中に移る自分の険しい表情を一瞥してから、煩わしげに目を伏せ、ぐいと酒を呷った。

松山「(さて、この際だ。 必勝の為に萃香さんに特別に頼んだり、渡したりしておく物はないか?)」


883 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/26(月) 00:05:18 ID:???

どうしますか?


A 萃香の能力で選手を萃められないか訊く
B 萃香の能力を詳しく教えてもらう
C 明日一日での、練習の約束を取り付ける
D 明日一日での、勧誘の約束を取り付ける
E アイテムをプレゼントする 
F 地霊殿メンバーの寸評と対策について話をする
G その他


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


ギリギリ更新できました……もっと余裕もちたいです。
今日はここまで。お疲れ様でした。


884 :森崎名無しさん:2010/07/26(月) 02:04:19 ID:lPou4PQg
D
お疲れ様です
無理はしないで下さいね

885 :森崎名無しさん:2010/07/26(月) 02:13:01 ID:O1O+GJ62

本来チームワーク主義者の松山としてはいろいろ思うところも
あるんだろうけど・・うーん、ぐらつきすぎじゃね、とは思うなあ。
この辺は【自分から出た】と思ってる松山と、
少なからず【追い出された】観のある参加者との、視点の違いなのかなあ。

886 :森崎名無しさん:2010/07/26(月) 07:17:12 ID:???
追い出されたと思ってる人ってそんなにいるかな
俺は単に寂しいんだろなと思った
ふらのの最後があんなんだったし

887 :森崎名無しさん:2010/07/26(月) 13:31:03 ID:g47cTBeI
A

888 :森崎名無しさん:2010/07/26(月) 13:39:20 ID:???
さとりさんの性質上一点は多分取れるし、前の試合と違って松山が無理に攻めなくてもいい。

遊戯王にリベンジできそうだぞ

889 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/26(月) 22:58:08 ID:???

>>884
どうもありがとうございます。 近頃、ペースダウンしてばかりですが、穴は開けずに進めたいです。
>>885-886
まだ守矢イーグルスを出奔してからそう経っていませんので。
目まぐるしい忙しさに埋もれてましたが、落ち着いた為、敵である守矢とどう向き合うか表面に出てきたところです。
松山のスタンスを、近々選択で取り入れる予定です。
>>888
今度は初めから攻撃も守備も任せられる人いますしね。
しかしペット覚醒大判振る舞いなぶん、前とは逆に手数で押さる可能性もあるので。
翌日の行動でどれだけ成果出せるか鍵です。


890 :森崎名無しさん:2010/07/26(月) 23:04:44 ID:???
つまり今後の選択で松山の守矢に対する
怒りや恨みみたいなマイナス感情が
はっきりと芽生える可能性があるということか…

891 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/26(月) 23:06:07 ID:???

A 萃香の能力で選手を萃められないか訊く



松山は地上に早く戻る必要があり、日数を多く割けないことから、勧誘に萃香の力を貸してもらうことにした。
一瞬、沈黙の間。
しかし萃香は、動きを止めたのは純粋に意表を突かれたからだけで、即答でOKと返した。

萃香「私の能力で選手萃めかぁ?
    くくっ、光は知らんだろうがさ。 実は前にさ、それやろうかと思って見送っちゃったんだよねぇ〜」

萃香は笑いつつ軽く過去を振り返り、神社での一幕、思い出話をした。
前回、トラウム・アドラーズ創成期のメンバーを萃めることは、当時は部外者だった萃香としては手を貸しにくく……。
霊夢の加入を見たことで、安直に手を貸すことをしなかった。
そんな当時の萃香の心境をここで知らされた松山は軽く驚きを得たが……しかし今回はその時と状況が異なる。

松山「だけど今は萃香さんは、トラウム・アドラーズのメンバーだ」
萃香「そうとも。 私も名を連ねてるチームの今後を占う一戦。 そいつが目の前とあっちゃあ力を惜しむ理由もない!
    そこいらの妖怪と違って、頼りになるとこ見せてあげるよ!」


892 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/26(月) 23:10:03 ID:???

>>890
可能性だけは、この物語のルートに進んでから常にありました。
松山自身の意思ではありますが、守矢を離れて壮絶な苦労を今までしてきましたからね。
松山側からもマイナス感情芽生えてしまうか、今後次第です。



先着で


密と疎を操る程度の能力 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→ 萃香「んじゃ橋姫以外で、地底にいる名有りを萃めるよ」
ハート→ 萃香「今日の試合でキレある動きを見せてた奴を萃めるよ」
スペード・クラブ→ 萃香「明日まで名無し萃めとくから、一日で鍛え上げよう!」
JOKER→ 萃香「私の力は地底から幻想郷まで遍く覆えるんだ! ご希望の選手を言いな!」


893 :森崎名無しさん:2010/07/26(月) 23:12:56 ID:???
密と疎を操る程度の能力 →  クラブ8

894 :森崎名無しさん:2010/07/26(月) 23:15:22 ID:???
名無し鍛えるより萃香のセーブ力上げないと勇儀と相性悪いのにな
負けていきなり約束破ることになっても萃香の責任だからどうなるんだろう

895 :森崎名無しさん:2010/07/27(火) 00:06:42 ID:???
勇儀は松山で抑えられないかな
攻撃は巫女さん任せで

896 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/27(火) 00:40:59 ID:???
>>894
夕食イベントも終了したので、勇儀は地霊殿側につく可能性濃厚ですね。(引き次第で……?)
試合に敗北した場合、程度は不明ですが、松山の行動に著しい制限がかかるやも。
>>895
現在の巫女さんでは、さとりやお空のディフェンスを破るのは難しいですね。
名無しの練習フェイズが差し込まれるので、霊夢に練習をさせることができれば……?
勧誘と、どちらが勝利によく結びつくか……?


申し訳ありません。 王子の扱いなど難産してるのもあり今日はここまで。
進められる時に一気に進めたいです。
お疲れ様でした。

897 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/28(水) 00:49:45 ID:???

密と疎を操る程度の能力 →  クラブ8
スペード・クラブ→ 萃香「明日まで名無し萃めとくから、一日で鍛え上げよう!」


萃香が密と疎を操る程度の能力で、萃めると豪語してくれたメンバー達とは……全て名無しらしかった。
しかし萃香は雛の存在は知らないのだし、手早くメンバーを揃えて練習で実力を高めるというのは実に的確でシンプル。

松山「(それに水橋さんを加えてるしな。
    鍵山さんの手も借りられたら借りたいが……ああやって再会約束したのに、追いかけて引っ張り戻すのも。
    名無しばかりといえ人数は揃うんだ。明日一日は、試合に支障が出ない程度に練習するべきかもな)」

今日の試合疲れで、松山自身はそう激しい練習はできないが、霊夢や萃香、名無したちと練習は良案な気がした。
不思議な種の恩恵や、読書による新技習得よりも、体を動かし実力を高めるのが原点。
萃香に感謝の気持ちを伝えつつ、松山は明日の練習メニューを組み立て始めてた自分に苦笑した。

松山「(まぁ、気が変わって勧誘したくなるかもしれないし、今日寝つくまでゆっくり考えればいいか)
    ……。 と、ところでさ射命丸さん?」
射命丸「ほほい? 何でしょうか」
松山「さっきさ、守矢の話が出たよな。
    そこでちょっとだけ聞きたいんだ。 今の……守矢ってどんなチームなんだ?」

何故か言葉を進めるにつれ、上擦り掠れる自分の声音を意識しつつ聞いた松山に、射命丸は一瞬値踏みする目をして。

射命丸「教えても構いませんが〜。記者にとってネタや情報は宝です。等価を払ってもらいませんと出せませんねぇ」
萃香「へえええ? 天狗風情がさっきの話を聞いてそう出るのかい。
    条件だ情報交換だ何だと……狡辛いこと言ってないで気持ち良く話してやんな」
射命丸「あ、あやややや……かな〜り微妙に本気で凄んでますね?
     むむむむ……し、仕方ありません。鬼と事を構えたくありませんし、ただし今回は特例、特例ですよ!?」


898 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/28(水) 00:52:00 ID:???

凄む萃香に、射命丸はへらへらとして(見ようによって表面上だけに見えるが)腰を低くする態度を取った。
手帖をペラリと開くと、射命丸は語り始めた。
さばけたもので、元・所属先の情報漏洩に痛痒は一切感じる気配がない。

射命丸「それでは私の曇りなき眼から見た守矢神社についてお話しします。
     前述しましたが、まず非常にチームの雰囲気もよく、纏まりの取れたチームです。
     その中心とはやはりニ柱と風祝、雨好きな外来人の少年。
     優勝時のメンバーがほぼ残ってるだけにモチベーションも高くコミュニケーションもよく取れており。
     練習ですが、組織だった戦術練習でも、誰一人不平不満零さず真剣に取り組んでいましたね。
     これは稀有なことです。幻想郷サッカーでこれだけ連携と団結に優れたチームとは史上初ではないですか?」

松山「……!」

射命丸「前線においては、風祝や外来人の子がボールを持てば、アタッカーが一斉に前へと走り出す。
     中盤においては、優秀な司令塔の元、プレッシングでボールホルダーを囲み、一瞬でボールを奪う。
     守備においては、洩矢の神に紅葉の神、冬の妖怪とにとりさんの指揮でラインは乱れる気配もありません。
     FW全員で攻め、MF全員で中盤を支配し、DFとGKら全員で守る。
     チーム全員が心を通わせてないと無理な芸当ですね。
     幻想郷であんなチームを作り上げるとは、彼らの手腕に恐れ入るってもので……あ、あら?」    


899 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/28(水) 00:53:01 ID:???

手帖に目を落としながら、手持ちの独占情報を公開するのが嬉しく熱心に語っていた射命丸。
そんな彼女が語るのを止めた時、既に目の前から肝心の松山の姿はなくなっていた。

射命丸「あややや!? もう何なんですか? せっかくの私の情報を……」
萃香「……そっとしとき。 にしても、話を聞いたらとんでもない化け物チームに仕上がりつつあるようじゃないか。
   どうだ勇儀? 地上に出るならこの天狗からもっと色々話を夜通しで聞くってのはさ」
射命丸「(じ、冗談じゃないわよ。 もうあのキャプテン自分だけとっとと逃げるなんて狡賢いわね……!)」
勇儀「……悪い萃香。 またにしよう。 私もちょっくらさとりに話があるんでね」

自分の杯を片付けて立ち上がった勇儀は、松山が消えた扉に向かって歩き出した。
置いてかれた形となった萃香と、結局最後まで居残る羽目となった射命丸。
射命丸が、「それじゃ私もこれで」と言い終えるより前に、萃香の怪力で首をがっちりロックされた。

萃香「ん……じゃ……しょうがないね。晩酌の相手としちゃ調子良い奴だけど、話は退屈しなさそうだし」
射命丸「せ、殺生な……あーんネタの宝箱が逃げていきますよ……」


900 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/28(水) 00:54:44 ID:???

【地霊殿・七月二十四日・夜】〜月曜日〜


シャンハイと一緒に地霊殿の部屋へと戻った松山は、何をする前に先に、ベッドに背中から倒れこんだ。
洋風の天井を見ながら、右手で前髪を強めにかき上げながら、痛みに耐える様にゆっくり目を閉じた。

松山「そういうことだったのか……」

射命丸のトラウム・アドラーズ電撃移籍から、少しだけ触れられた守矢の情報に、何故心がかき乱されたのか。
自分から要求した、現・守矢のチーム像を聞いたことで、その理由がはっきりと松山には解った。

松山「(射命丸さんは……自分が移籍しても、守矢神社には少しの痛手にもならないと言った。
   それは……他人事じゃない、他人事にしていい筈がない。
   同じなんだ。勝手な理由で脱退して……そして何よりも……)」

重く沈む気持ちは、さとりのテストの時に味わったのとよく似ていた。
射命丸がいなくとも、自分がいなくとも。守矢神社は全く揺らがない。
それどころか、守矢組やフライハイトの手で、チームワーク抜群の真の強豪に進化を遂げつつあるのだ。
じくりと。一滴の毒が広がるような、無力感と虚無感が思ってもみない形で生まれつつあった。

松山「……ぐっぅ」

かつての松山が理想とし、とうとう夢のままに終わったチーム作り。
中学三年時の周囲の冷たさに、自分達こそ一致団結を体現したチームとしてたのは、独りよがりの夢想と知らされた。
加速する他メンバーとの温度差の違い。 そこに松山だけが皆と外れて熱を上げて気付くことが出来なかった。


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