キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】

1 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/08/01(日) 01:03:13 ID:???

キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。




前スレ

【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1276437824



登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。


301 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 15:27:30 ID:kbFc5Aig
うーん…
Dでお願いします

間違ってたらごめん

302 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:45:04 ID:???

>>285-286
>>281の時点で補足しておくべきでしたね。 申し訳ありません。
東方サッカープレイ済み基礎知識が必要な選択肢は極力避けてるのですが、今回ばかりはそうともいかなく。
>>287-291
あくまで私の解釈ですが、人間の魔理沙は八卦炉の真火が必要ですが……
種族・魔法使いには不要でシャンハイはそれに準じてる扱いにしてます。当然威力は魔理沙の方が上になります。
>>292
はい。東方シリーズではなく東方サッカーのオリジナルです。
>>294-296
Aを選んだ場合でも、【マスター夢想スパーク封印】が使えるようになりました。
が、【ドライブタイガー】互換ではなく威力もそう高くありません。
(これ名前の語呂が良すぎたので霧雨さんのところからつい拝借してしまったもの、改めてすみませんー)
>>297
大正解です!>>298ご安心を。
>>300
シャンハイが魔法詠唱担当して、松山が撃つことでガッツ消費の軽減も出来る事は出来ましたが。
>>275でポイント得られなかったので、今回の試合ではそうした改良自体が行えません。


303 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:51:25 ID:???

D ひとまず棚上げして、シャンハイに【賢者の石-Replica-】の進展を訊く


一度始めたからには、噛り付いてでも答えを明らかにしようと松山は脳力を全力で使い考える。
が、幻想郷に来る前は、当然ながらサッカーに明け暮れて、指輪や空想の物語などろくすっぽ読んだ試しもなく。
魔法が普通に存在する幻想郷へ来てからも、魔法について薫陶を受けた訳でもない松山に発想を求めるのは酷だった。

松山「(……………………駄目だ! 分からん!
俺のオツムがあまり良くないのもあるんだろうけど、子供に学術書渡して学説立てろとかと同じだろ!?)」

顎に拳を当てながらで困窮極まった松山は、楽しそうにお喋りをする二人の声に気付き、そっと横目で見る。

霊夢「でね、連れて来られる前に里行ったんだけど、他と雰囲気の違う茶店見つけたのよ。
    咲夜がレミリアに用意しそうな西洋のタルトとか〜そういうのメニューに沢山並んでたわよ」
シャンハイ「わぁっ、いいですね。 え、そのお店でアリス様に似たウェイトレスさんを……?」
霊夢「声かけようとしたらさ〜っと逃げたけどね。
    他にも……金髪で妙に履いてるスカート気にしてて、客と余り視線合わそうとしない不自然な店員もいたわ」

どうやた人里にオープンした喫茶店と、そこのケーキについて話してるらしく、これまた松山には縁遠い話だった。

松山「(割り込みにくいし、話の最中悪いけど……やっぱり餅は餅屋だ。
    そうだ魔法といえば、紅魔館のスパイメイドさんから譲ってもらったアレ、どうなってるかな)」

テーブル中央の辺にお行儀よく正座して霊夢と話してるシャンハイに声をかけると、快活に返事をされる。

松山「話してるとこ、ごめんなシャンハイ。 ちょっと気になってさ。ほら、あのメイドさんから貰ったあの石の事」
シャンハイ「あ、ハイ賢者の石ですね。 ここにあります。 恐らく今晩中には……ッハイ!?」

不意に、ガチャンと少し強めに、地霊殿でよく使われてるティーカップを下ろした霊夢がシャンハイを凝視していた。
夢に出てきた物が、現実で転がり出てきたのを見たような……。
霊夢はそんな面持ちで、シャンハイが出した賢者の石をまじまじと見る。


304 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:52:31 ID:???

霊夢「これ、何……まさか……いや確かに賢者の石って言ってたわね」
松山「ど、どうしたんだよ霊夢さん」

様子がただならぬと見て、松山が声をかけるが霊夢は無言。
何か考えをすり合せるかの様に、時折ぶつぶつ小声で呟いてから……。

霊夢「――シャンハイ。 あんた光の人形て言っても、アリスに作られたことは変わんないのよね?」
シャンハイ「えっ!? ハ、ハイ。 私もこの上海も……アリス様の手がけた」
霊夢「他にも人形があるのね!? で、その賢者の石てのは……。
    成る程ね、つまり単体で魔法を編んでくれるオプションな訳だ。
   シャンハイに【上海人形】、パチュリーの【賢者の石-Replica-】、魔理沙の【マスタースパーク】……!
    何だ……ここまで揃ってるなら、"アレ"が使えるじゃない!!!」

難局を切り崩せる強力な切り札が見つかったと、そんな興奮を露わにして霊夢が椅子から立ち上がった。
唖然とする松山達を残し、壁に掛けられた時計を確かめる。時刻はもう間もなく22時を回る頃だった。

霊夢「残る問題は時間ね……。試合が明日の夜までなら、後はシャンハイの頑張り次第でどうにか……」
松山「ち、ちょっと! 一体何だってんだよ霊夢さん! シャンハイに何かさせるつもりなのか!?」

続け様に"アレ"とは何かと、松山が問い質すと、霊夢は真剣味ある表情で向き直ってきた。


305 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:54:26 ID:???

霊夢「そっか。光は知らなくて当然よね。
    ねぇ光。あんたは、魔理沙がパワー重視で幻想郷でも最強クラスのストライカーと言われて……
    レミリアやその妹と並び称される……それにしてはシュートがイマイチ弱めと思ったことはない?」
松山「えっ!? (魔理沙さんが最強を名乗るにはイマイチ?
   そう言われてみれば……魔理沙さんが見せた【マスタースパーク】に【ドラゴンメテオ】。
    見るから派手で強力なシュート……だが【マスターオブレッドサン】や最後のオーバーヘッドと比べると……。
   【ファイナルスパーク】は? あれだって、天候が霧雨の時しか使えないと限定され過ぎるしな……)」

魔理沙はFWとして必要な能力を隙無く備えているが、確かに……肝心なシュートの威力がそう強いという訳ではない。
同じだけ豊富な技を揃え、ゲームメイカーもこなせる器用さを持つ紅魔館主人のレミリア・スカーレット。
その妹で、霊夢の結界すら容易く越えた、特異な羽を生やした金髪の少女と、得点力で肩を並べるには疑問を感じた。
松山の無言を肯定と取り、少し懐かしむ口調で霊夢が話を続ける。

霊夢「まーあんたは当時のことなんて全然知らないでしょうが、私が博麗連合を率いてた頃。
    魔理沙はアリス、パチュリーと一緒に、ある必殺シュートを武器に得点を量産してた時期があったのよ」
松山「! (当時のこと……霊夢さんの資料で幾らかは知ってるが、そんな情報は初耳だぞ!?)」
霊夢「シュートの名前は【マスターブレード】。威力は軽く見積もって【マスタースパーク】の3倍に届くわ。
    正直言って、今の今まで忘れてたし、使えるとも思ってなかったけど……」

霊夢が言葉を切り、シャンハイを見る。
察しが及んだのか、緊張の顔でシャンハイもその視線を受けながら無言でいると、霊夢は決まり悪そうに付け足した。


306 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:56:01 ID:???

霊夢「もう分かったと思うけど、今のシャンハイにはその【マスターブレード】を撃てる条件が揃ってるのよ。
    ただねぇ……。
    魔理沙、アリス、パチュリーの三人が揃って初めて行使できる技を、シャンハイ単独でやるんだから……」
松山「! 何か危険でもあるのか!? そんな事なら……!」
霊夢「話は最後まで聞きなさいって! (とと、手が出るとこだったわ)
    多分だけど、石と人形のバックアップ込みでも、シャンハイが貯蔵してる魔力は一度で枯渇するわね。
    どうなのかしらその辺? シャンハイ、あんたはそれでも使う覚悟ある?」
シャンハイ「…………」

シャンハイは即答はしなかった。謹直な姿勢から、僅かに顔の向きを変えて松山を見つめてくる。
その意味するところは、鈍感な松山にでもすぐ理解が及んだ。

松山「(……俺に、決めてほしいのか? シャンハイ?
    確か……シャンハイは、貯蔵魔力が底を尽きても、俺の活力だか何だかを分けてあげれば回復できると……。
    難しいところは分からないがアリスさんはそう言ってた。
    だが、俺も試合で体力を使うし、シャンハイの回復が遅れたら、地底から地上に戻るのは困難だ……)」
霊夢「あー悩んでるとこ悪いんだけどね。
    誰も今すぐ決めろなんつってないでしょ。 向こうのさとりは、最初のシュートではまず失点するそうだし。
    遅くても試合後半の状況次第で使うか指示すればいいんじゃない?」
松山「! そ、そうだな。 (だけど……シャンハイに何時でも撃てるように準備させるかどうかは、今言わないと。
   どうする、シャンハイを頼っていいのか? 俺は…………)」


307 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:57:14 ID:???

どうしますか?


A シャンハイに【マスターブレード】を習得させる!
B そんな危険なシュート許しませんよ!?
C その他 


*Aを選んだ場合、【マスタースパーク】指南書は失います。
*先に「3」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


308 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 20:59:51 ID:3Xr9AQ3w

頼ってあげるのも優しさだよ、松山。
本当のチームプレーはそこからしか始まらないんだ

309 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 21:01:17 ID:/PwB0DvQ


310 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 21:08:24 ID:9qxZKsaA


311 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 22:58:15 ID:???

A シャンハイに【マスターブレード】を習得させる!



霊夢が存在を明かし、シャンハイに習得ができると伝えた……かつての最強FWが操った最強のシュート。
しかしながらそのシュート……【マスターブレード】は、三人の魔女が力を束ねて初めて撃てるシュートであり。
それを一体で使う事になるシャンハイ。大事に想う余り、制止の言葉が喉から出かけたが、松山はすんでで嚥下した。

松山「(違う……! 違うぞ松山光!
    ここでシャンハイを頼ることこそ信頼の証!
    過度に庇って気遣って……それで満足できるのは俺だけだ! そんなもん――甘さという名の毒だ……!)」

全国優勝旗を掲げるのを夢見て、一人息巻いて、独り分かってる顔をして、チームメイトの本音に気付かなかった。
自分を良く思わない周囲の感情など、最初からないと決めつけて探ろうともしなかった。
だからこそ切り離された。 その末に……辿り着いた中学三年末期の暗黒時代。
そんな過去を持つ松山には、こうして誰かを頼る行為に怖れさえある。だが――――。

松山「シャンハイ。 【マスタースパーク】を身につけてくれ。
    次の試合は勝ちたい! 勝たなきゃならない! 俺にはシャンハイの力が必要なんだ!!
    シャンハイが動けなくなったら、俺の体力が出し尽くせる限り分けてやる! だから……!」

それ以上は言葉にならない。
松山の誠心を込めた、命令ではなく頼みに、シャンハイの労わる優しい声が返ってくる。


312 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:03:07 ID:???

シャンハイ「光様、左様な心配は無用です。
私は……貴方の従者として命を吹き込まれたんです。
       そんな私の力が、光様の進む道の助けになるなら、何も惜しみはしません」
松山「シャンハイ……」

小さい体を精一杯張り、松山に向けて親愛と忠義の言葉で誓うシャンハイ。
その言葉に松山は胸を暖かくしながら……。
主従が、互いの目を正面から見つめて、誰も侵犯できない世界が束の間築かれる。
紅白の巫女が、その様子を間近で見ながら……目を伏せ後頭のリボンを軽く摩る。

霊夢「(あ〜、も〜……いいなぁ。何でうちの池に住んでるのはあんなになっちゃったのやら。
    真面目に咲夜かシャンハイの爪の垢流し込もうかしら。味道楽狂いも治るかもしれないし)」

己の主人が地底に攫われる当日にも、里の料亭に出かけ放蕩してる有様な不忠亀を思い出し、霊夢は苦虫を噛み潰す。
何はともあれ、地霊殿との試合で苦境を跳ね返しうる切り札を握るか否か――その合意は成されたと判断する。

霊夢「話まとまったわね。
    じゃあシャンハイ。あんたは今夜から明日の試合までに、マスタースパークと賢者の石を扱える様にしといて。
    一夜漬けになるし、実技を見せられたら良いんだけどそんな物ないしね。 しっかり頼むわよ?」
シャンハイ「ハイ。 全力を尽くします。 ……霊夢様」
霊夢「ん、何?」


313 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:04:18 ID:???

松山と会話してた時の柔和さは変わらずに、シャンハイは霊夢に何事かあるようで話しかけた。
その態度に、少し戸惑いながら……何かと、霊夢が聞き返す。すると。

シャンハイ「私が動けなくなったら、どうか光様のこと助けてあげてください。お願いします」
霊夢「ぁ、――はぁ。……ほんと徹底してるわね。 呆れるわ全く。
    ……考えとくわ。 それじゃ長居したし私はもう行く!」

シャンハイの言葉を耳にした直後。
霊夢は、隠すようにプイと顔を背け、松山達と顔を合わさないまま部屋から出て行こうとする。
その勢いの良さに松山が慌てて呼び止めようとするが。

松山「あっ、ま、待った! 霊夢さんも俺達に話があるって言ってなかったか!?」
霊夢「もういいわよ。 その話する必要もなくなったから。 何とも気も殺がれたし……。
    お休み光、シャンハイ。 明日は……それなりに頑張るとするわ」

松山「さて……霊夢さんも出ていっちゃったな。
   (しかし思わぬ形で、過去の魔理沙さんの事がわかったな。それに【マスターブレード】か)」

まるで刀剣を示す名前だが、どんな技なのか松山にはまるでピンとこない。
魔理沙が最強と目された時代に、猛威を振るったとされる必殺のシュート。
偶然の重なり合いで、それが明日見られるかもしれないと思うと、シャンハイの負担もあるのに心が躍ってしまう。
一方シャンハイは……一秒でも惜しいとばかり、松山との会話に大きく発奮もして、賢者の石と同調を試みていた。

松山「頑張ってるな、シャンハイ。
    さてと残り時間は……まだ少しあるな。 寝るまで後は何するか……」


314 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:05:34 ID:???

どうしますか?


A そうだ必殺技の名前を考えよう!
B 霊夢の資料を調べてみる
C 夜食でもつまみに行こう
D 気持ちが昂ぶってしょうがない筋トレをするぞ!
E その他(*たいした行動は取れません)


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


315 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:07:20 ID:cC9BeDDQ
E 気持ちが昂ぶってしょうがない金トレをするぞ!

316 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:07:59 ID:3Xr9AQ3w


317 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:10:38 ID:IPgoC84+
B

318 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:23:41 ID:???

B 霊夢の資料を調べてみる


松山「スカイドライブもそろそろ使い慣れてきたし……名前……。
   さっき頭を使ったからか、上手い名前が浮かばないし後回しにするか」

さりとて何かしたい事も見つからず、試合を控えて筋肉トレーニングに熱中する訳にもいかず。
亡霊姫の様にふらふらと夜食をすまむのも気が引けて……結局松山はシャンハイの頑張る横顔を見ながら椅子に座る。
目の前のテーブルには、霊夢が出て行った時そのままに、マスタースパーク指南書が置かれている。

松山「どれどれ……本当見たこともない文字でびっしりだ。
    魔法に精通してる人しか解読できない暗号になってるんだろうな……おや?」

頁の余白に、滲んではいるが二文字の人の名前が記されてる様に見えたが、松山は錯覚で片付けた。

松山「すること、できることか……そうだ!」

松山は、壷に手をかけ(一瞬霊夢が戻ってくるのではと周囲を確認し)資料を取り出す。
マスターブレードの様に、まだ自分の知らぬ未知の情報をまた引き出す事が出来るかもしれない。
そう思い、松山は残りの時間は資料を紐解くことに決めた。

松山「さて……資料も大半は読み終えたけれど、今回どんなことを調べてみるか……?」


319 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:25:00 ID:???

どうしますか?


A マスターブレードについて調べる
B 博麗連合についてもっと深く調べる
C 新たな必殺技の参考になる記事を探す
D 在りし日の幻想郷他勢力を調べてみる
E ここだ! ここで誰かの名前を書き込んでみる!
F その他


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


>>315
金トレってなんぞや!?


軽い頭痛がするので今日はここまで。
お疲れ様でした。


320 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:26:32 ID:3Xr9AQ3w


321 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:33:43 ID:IPgoC84+
A
お大事にですー


>金トレってなんぞや!?
金トレード、つまり両替のことだよきっと

322 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:50:34 ID:???

>>321
ありがとうございます。
成る程つまり……忍者な金○さんやマリーシアな金○君をトレードのできる革新的な試みのことなのですね!
折角だからうちからは金ではなく亀さんなんていかがなものかと。


A マスターブレードについて調べる


資料を前に、やはり気になったのは霊夢から見聞きした、魔理沙の【マスターブレード】についてだった。
気が逸って読み飛ばさないよう注意しながら、やがて……頁をめくる指先が止まる。

松山「ん! ……あった。
    間違いない。 博麗連合所属時代の魔理沙さんだ……こ、これは!!?」

資料の中に納まっていた当時の写真を目にして、松山は驚きの余り絶句した。
魔理沙を魔理沙たらしめるアイテムの一つである魔女の箒を、聖剣か魔剣の様に天に掲げて、その背には金色の翼。
魔女三人の魔力の結晶である刃をボールめがけ垂直に叩きつけ、更に横に薙いでボールを両断する勢いの、正に必殺。

松山「シュート? これシュート? ……………………こ、これでどうしてボール無事ナンデス?
    いかん! ちょっと特殊な性癖っぽい語尾にしてしまった動転するな素数を数えて落ち着くんだ……!
    ん、よく見ると……ブレードに向かって立ってるの、これは……風見幽香か!?
    誰かもう一人横にいるみたいだが……光に隠れて見えないな……」


323 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:51:36 ID:???

別のスコアブックでも探して、対戦チームの記録を見ると、今昔幻想郷という名のチームが相手だったと分かる。
やはり風見幽香の名前があったが、それよりもメンバーの中で(意図的に?)黒く塗り潰された名前が気にかかった。

松山「どんな技か分かったのは良いが……不透明な部分が残されたまんまだなこれだと。
    それに記事に、この魔理沙さんを天使のようだって書いてあるけど、上から斜線引かれてるのは何でだ?
    ふぁ……これ以上考えに耽っていられないか。 オーイ、シャンハイ!」
シャンハイ「ハイ、何でしょうか?」
松山「ああ邪魔してすまん。
    実はマスターブレードがどんな技か調べようと思ってな。
    写真で見つけたから、ほらこれ……シャンハイのイメージの役に立つかと思ってさ」

そう言って、該当の記事を開いたままな資料をシャンハイに渡すと、松山は堪えきれず欠伸をする。

松山「もう寝るか……。練習の他に色々やって疲れたしな」
シャンハイ「明日は試合です。 後のことは任せてお体を休めてください」

主人がもたらしてくれた情報に感謝しながら、シャンハイは「明日には必ず間に合わせます」と言って指南書を開く。
頑張ってくれてるシャンハイを残して先に休むのに抵抗は感じたが、その通り松山には明日大事な試合が待っている。
着替えてベッドにもぐり込み、寝付く前の思索の時間は、松山には微かな不安と戦う時間となった。

松山「(今日が終わる……終わっちまう。
    守矢を出て、彷徨って、傷ついて地底に来て……やれること、全て、手を尽くせただろうか……?
    俺は明日、勝てるのか? 幻想郷の一勢力を相手に勝てる……そんな器も力も、俺にあるのか?
    ………………………………ぐぅ)」


324 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:53:54 ID:???

場所が変わり、幻想郷でも外の世界でもないスキマの異空間内。
そこに並んで浮かぶ二つの影の一つが、遠隔支援端末から読み取った外の情報を、傍らの小さな影に伝える。

紫「松山君より少し早く霊夢も寝たみたいよ。
  やはり頼みとするのは……霊夢の運かしら。 それにしても【マスターブレード】とはねぇ。
  過去の遺物には違いないけれど、よくもまぁ大層な物を引っ張り出せたものだわ」
萃香「"運"か。 確かに、光は総じて不運に見えるけど、幻想郷最大の幸運者を味方につけることはできてる。
   願わくばこのまま、強風に遭っても挫けず前に進んでほしいもんだよ」

まるで我が子の身を案ずるような鬼娘の物言い。それを耳にした紫は不満げに鼻を鳴らした。

紫「……全く、誰も彼も松山君の生真面目が伝染したのか面白味がないこと。
  萃香……貴女も無理に自分を見守る側に置くのは止めなさいな」
萃香「はぁ? 何言ってんだい?」
紫「今ここで紡がれてる物語は今ここにしかないのよ?
あくまで年長者ぶって黒子に徹するの? 貴女にはまだチャンスが残されてるというのに」
萃香「またそれかい……あんたさ、面白がってるだろう」

目を眇めて糾弾に近い言葉を萃香は吐いたが、紫は一切悪びれず「えぇとっても」とにこやか〜に返す。
効果は抜群で、たちまち萃香を仏頂面に変えた。

萃香「私らから見りゃ光も霊夢も子供だろう。 年甲斐も無いって言葉辞書に載ってる?」
紫「子供ねぇ。士別れて三日なれば刮目して相待すべし。
  特に男の子なんてあっという間に大きくなる。 後になって後悔したって知らないわよ〜?」

そこで、からかいに付き合うのが飽いたとばかりに、ざぁっと萃香の体が解けて解れた。
やむなく紫が開いた細いスキマの通り道に、百鬼夜行の霧が群がりやがて消えていく様をじっと見つめて、紫が呟く。

紫「さぁて松山君……今度の試練はまたまた厳しいわよ〜。
  鬼に地獄鴉もさることながら……あの覚妖怪は私の技すら自在に操ってのけるのだから。
  貴方の肩には様々な物が乗っかってる。 でも負けて手心なんて加えてあげないんだから、ね」


325 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:56:08 ID:???

【地霊殿・七月二十六日・早朝】〜水曜日〜


松山「ん……何……キラキラ眩しい……って部屋の中が!? 地底なのに眩しい!?」
シャンハイ「あっ……ご、ごめんなさい! 起こしちゃいましたか!?」

部屋内に、瞼の奥にさえ届く発光を感じて、異変か何かとがばと起きた松山の耳に、シャンハイのおろおろ声が。
声の方角から察せる、シャンハイのいるところに目を向けると……。

松山「し、シャンハイ? それ……は」
シャンハイ「はい、そのぅ……賢者の石とリンクに成功したんですが、そしたら……」

シャンハイの周囲を、色鮮やかな五色の光が周回している。
賢者の石から供給され始めた、五元素の魔力……そうシャンハイは話すが、松山にはちんぷんかんぷんだった。

松山「まぁとにかくシャンハイが【賢者の石-Replica-】を扱えるようになった……でいいんだよな?」
シャンハイ「ハイ♪ でも……あの、私これから魔理沙さんの指南書解読に取り掛からないとならないんです。
       そっ、それで、光様……!」

シャンハイが珍しく語気を強めて、松山に何か願う様に切々と訴える言葉を発した。
先日のように、一人で旧都に向かうのだけはお止めくださいとの、懇願の言葉だった。

松山「え、ああー……うん気をつける!
    (心配してくれるのは嬉しいんだけど……色々アイテムもあるしそんな頼りないのか俺って?
    でも今日は試合なんだし、軽挙は慎むべきなのは確かだな。 さて、朝は何をして過ごすか?)」


326 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:57:09 ID:???

朝の行動を選択してください。


A 地霊殿の外に出る(*シャンハイは連れていけません)
B 誰かの部屋に行く
C 体を休める(*来客の可能性があります)
D 個人練習をする
E アイテムを使ってみよう
F シャンハイとお喋りしよう
G その他 したい行動を併記してください


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


*松山のガッツ (900/900)


327 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:58:11 ID:???

>>324の後にこちら抜けていました。


7月25日終了。


*地霊殿の鉱山の場所が判明しました。
*霊夢と、博麗神社の参拝客を集める約束をしました。
*シャンハイが【マスターブレード】を習得しました。使用可能となるのは地霊殿との試合のミーティングからです。
*7月26日は地霊殿との試合が予定されています。 18:00からキックオフとなります。
*松山のガッツが回復しました。 (500/900) → (900/900)


328 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 22:00:57 ID:5+tk/vwU

suicaなら短期間で新メンバーを呼び出せる可能性があるかも・・
とにかく戦力が足りん。

329 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 22:01:48 ID:KdbOdVUg
B

>>322
まさかのギード放出か(違)

330 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 22:03:00 ID:???
さとりやべええええ

331 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 22:06:26 ID:???
さとりの【想起????】って一度スキャンした相手は試合が終わっても記憶したままなんかな

332 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 22:07:14 ID:???
うーん、さとりん自体はそんなに怖くないよ。
最初の一発は今はなき「悟り2」みたいなもんだから、
複数人で持ち回りで撃てばそれなりの点は取れる、はず。

やばいのはお空のポストプレイ、ヒーくんの突破力、
そして最強(笑)鬼さんの火力といったあたり。
今のチーム力だと、正直かなり厳しいと思う。


333 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 23:04:45 ID:???

>>328
いくら萃香でも当日で補充は行えません。 控えまで揃ってますので。(質はともかく)
>>329
池の亀「計画通り!」
>>330-332
さとりの【テリブルスーヴニール】で引き出した技はその試合中限定です。
決死結界の特性上、誰であっても一度目は与し易いGKです。
ただし至近距離でシュート〜撃ち回しできるかまでは、カードを引いてみませんと。


今回のfoodとdrinkは後に影響しません。今回のfoodとdrinkは後に影響しません。



B 誰かの部屋に行く


この日の朝食は、昨晩のゾンビフェアリーとは別の給仕担当により届けられた。
とある事情から牛乳だけで済ませた空腹感を、 牡蠣鍋メロンソーダ で埋めた松山は、残り時間を確かめる。

松山「(まだ時間は残ってる。
    シャンハイの邪魔しちゃ悪いし、心配もかけたくない……誰かと話でもしに行くか)」

できる事は限られてるが、少しでも勝利の確率を引き上げたいなら、座して待つより動くが肝要。
練習に誘うでも、ウォーミングアップ程度なら乗ってくれる者もいるだろう。

松山「誰の部屋へ行こうかな」


334 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 23:06:35 ID:???

どの部屋に行きますか?


A さとりの部屋へ行く
B こいしの部屋へ行く
C 萃香の部屋へ行く
D ペット達の部屋へ行く
E お空の部屋へ行く
F 霊夢の部屋へ行く
G 射命丸の部屋へ行く
I. その他


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。 お疲れ様でした。


335 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 23:08:36 ID:???
というか・・あれ? 天狗ってもう味方に引き入れてるんだっけ?
それとも、今回は味方にできないんだっけ? 思い出せない

336 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 23:12:29 ID:???
>>335
射命丸のことでしたら、霊夢に勧誘されてトラウム・アドラーズには加入しています。
ですが(ちとややこしいですが)次の試合の助っ人には萃香を選んだので暇してるだけですね。
松山が出向いたら、喜び勇んで対応してくれるやも。

今度こそ、ここまで。
少し気になること。地の文多すぎると参加者さんも疲れてしまうでしょうか?
それについてで、ご意見あればお願いします。

337 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 23:14:32 ID:???
乙です
疲れる人いないと思いますよw

338 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 23:16:56 ID:???
自分的には地の文多ければ多いほど描写が厚くなるので嬉しいけどなー 
会話文ばっかだと薄っぺらい印象になる

339 :森崎名無しさん:2010/09/15(水) 23:26:39 ID:???
薄っぺらいとかじゃなくてスレごとの個性・・かな?
説明しづらい・・・

340 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 08:29:26 ID:???
>>334
まだ1票も入っていないよね

341 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 08:54:30 ID:T79yvjnE
G

342 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 11:46:16 ID:???
>>337
乙ありがとうございますー。 これからも程良いバランス調節できるといいな。
>>338-339
ですね。
軽快なテンポで楽しませてくれるスレ主さんも
描写と更新速度を両立できるスレ主さんも、本当に凄いと思います。
>>340
ありがとうございます。 現在Gに1票ですね。


本編準拠松山はkyという意見見て、一つ考えてみました。 もし好評ならこの路線もいいかなと。


松山と会話してた時の柔和さは変わらずに、シャンハイは霊夢に何事かあるようで話しかけた。
その態度に、少し戸惑いながら……何かと、霊夢が聞き返す。すると。

シャンハイ「私が動けなくなったら、どうか光様のこと助けてあげてください。お願い……」
松山「うおぉぉぉおおおお!! シャンハイ――! なんていい子なんだあああ!!!
    俺の目からなだれ攻撃が感動でっどぅううううぅぅぅ!!! おぶ!!?」
霊夢「――はぁ。……ほんと徹底してるわね。 呆れるわ全く」


続きは後ほど。

343 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 13:57:28 ID:9gdihwjE

疲れはしないけど、書き込み過ぎて更新速度落ちてるように見えるのが痛し痒し、かな

344 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 19:01:37 ID:???
紫が萃香まで焚きつける理由は分からないが
やっぱし恋愛相手に妖怪は嫌だw

345 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 19:40:20 ID:???

>>343
すみません……更新速度に関しては、今ぐらいが丁度いいかなと考えてました。
試合になればペース上げたいですが、急くと不利益も出てしまうかなと思って。
>>344
妖怪はお嫌と……。
水木し○るさん世界に肩まで浸かると変わりますよ!?


346 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 19:41:57 ID:???

G 射命丸の部屋へ行く


松山「そういえば……射命丸さんのこと全然見かけてないな」

夕食の時、守矢神社の情報を提供してもらってから杳として知れない。
早朝、旧都に向かった時にも、練習の時にも顔を見せなかったし……。
夕食は運ばれてくるし、シャワー室も取り付けられてる為、部屋の中にいた松山は射命丸文の顔すら見ていなかった。

松山「まぁ、でも……部屋どこだか判んないし、第一地霊殿にいるかさえ……?」

コツンッコツン……!

松山「……ヒー君、じゃない鴉? どこから飛んできたんだ?」

窓硝子を嘴で突付いてる鴉に気付いて近付くと、手がかかった時に飛び去ってしまうが、縁に何か残っていた。
風に揺らぐこともせずに、丸められた紙きれで、ぎこちなく広げると……。

松山「……どこよりも速く! 取れたて鮮度の情報をお茶の間へお届けします。
    地霊殿……客館……210号室。 清く正しく熱烈歓迎……文々。新聞」

[>どうぐ

[>ぶんぶんまるめっせえじ

[>すてる

まつやまは ぶんぶんまるめっせえじ をなげすてた。


347 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 19:48:35 ID:???

シャンハイ「光様? お顔の色が……」
松山「だ、大丈夫だシャンハイは気にせず解読頑張ってくれ!
    (壁とか障子どころじゃないな……本気で……誰かに撃退できる防備でも頼んでみようか……)」

心配するシャンハイに説明して、なんとなく後が怖く感じた松山は(地上の情報も気掛かりになり)行ってみることに。

松山「えーと、ここだな。 とにかくまずはノックと……」

射命丸「やあやあようこそおいでくださいました!
     嬉しそうですってそりゃもう! 草も木も陰気で辺鄙で退屈な地底でつまらない思いをしてまして。
     取材に赴きたくとも、鬼が暮らす旧都とあっては天狗の身。 足を運ぶにも慎重を期すが当然というもの。
     あやや素っ首洗って自分からほいほい出向こうとした方を前に失礼しましたぺこり」

部屋前に立ってノックするや、待たせず勢い良く出てきた射命丸はいつになく饒舌だった。
彼女のトークを聞くにつれて、両頬が痙攣してしまう松山だが、辛うじて自制に成功する。

松山「(射命丸さん悪気はないんだ根が正直で率直過ぎるだけなんだそう思わないとやってられない)
    て、俺が旧都へ向かうところ、見てて気がついてたんですか!?」    
射命丸「これは異な事を。 当然でしょう。
     キャプテンに関しては目立った動きは取れませんが、新聞のネタは何時何処に転がってるか分かりませんし。
     え、止めろって……事件が起こるまで放っとくに決まってるじゃないですか」
松山「……」
射命丸「おっとここまで来て帰るだなんて冗談はよしこさんですよ! ささ、どうぞ中へ!」

振り払う気力の萎えた松山は、部屋の中へと案内された。
滞在してより日も経たず短い筈が、射命丸にあてがわれた部屋には硯と墨の匂いが染み込んでおり……。
作成された資料が棚の間から溢れそうだった。(何が記されてるのか気になったが手に取る気迄は起こらなかった)

射命丸「いやあ仕事とプライベートは分けたいものです。ですが私とキャプテンの間柄なら問題ないですね。
     不服申し立てるにも、こちらの主人は好き好んで顔合わせたい手合いじゃありませんしね。
     ここにいらした理由は、私に相談事でも? ネタになりそうなものからお願いしますね」


348 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 19:49:38 ID:???

どうしますか?


A 役立ちそうな情報を要求する
B 変装して試合に出てくれないか持ちかける
C 「俺……地上に戻れたら、文々。新聞をとるんだ……」
D どうしてトラウム・アドラーズに移籍決めたか訊く
E アイテムをプレゼントする
F 「軽い練習に付き合ってもらえないか?」
G その他 射命丸に対しての発言や行動を併記してください


*後2回まで選択できます。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


349 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 19:53:15 ID:???
C選びてえww

350 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 19:53:54 ID:TjzS0lLQ


351 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:14:34 ID:mY/0Zrxk
A

352 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:16:16 ID:dSPVb1vg


353 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:16:35 ID:vinsEDCI


354 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 21:01:03 ID:???

>>349
文「いつでもウェルカムですよ!」


A 役立ちそうな情報を要求する


松山「(ここまで来たんだ……借りを作るの怖い人だが、思い切って……!)」

地霊殿の部屋の装いは西洋風で、それは射命丸の部屋も変わらず、両者共椅子に腰掛ける。
喉が渇く思いをしてる松山だが、一度決めるや気後れはせず、射命丸に情報を要求した。

射命丸「情報の用意でしたらいつでも。 ただし……」
松山「(やっぱりくるか) ただし?」
射命丸「スキマ妖怪も巫女も伊吹鬼さんも冷たいものでして、貴方が地底でどんな足跡を辿ったか。
     いかなる経緯を経て、地霊殿の協力を勝ち得たか……私にはその辺がさっぱりなんです。
     ぶっちゃけ、腹立たしいし口惜しいです。 そこで……情報交換と参りませんか?」

射命丸にその気あるのかは知れないが、天狗の好奇心を封じられてきたことで抑圧を感じていたのか気配が鋭くなる。
それを肌で感じながら、松山は交換という形なら、まずは自分が欲する情報は何かと胸の裡で問い質す。

松山「(俺に今必要な情報は……)」


355 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 21:02:04 ID:???

どうしますか?


A 幻想郷(地上)の各勢力の情報(*どの勢力かは後で選べます)
B 今日の試合でこちら側に加われる妖怪はいないか?
C 鍵山雛さんが何処にいるか知らないか?
D 地霊殿のスタメン、フォーメーションの情報を教えてくれ
E 誰かの個人情報でも……。
F 誰かのゴシップ情報でも……。
G 情報交換を打ち切る。
H その他 得たい情報を併記してください(*却下される場合もあります)


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


356 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:03:56 ID:jMB3X3HI

急かす権利は参加者(のうちたった一人)である俺にはないけど、
やっぱ(ちょっと内容が今より薄くなっても)
テンポが速いほうが読んでいて楽しいと思ってるやつもいる、というだけのことです。
もちろん、今みたいな濃さを維持してほしい、という人もいると思いますよ。

357 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:16:51 ID:1RwTbalg
B

358 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 21:30:39 ID:???

>>356
うーん……なるほど。
>>102のケースもあって、私としては、説明描写や読む時間がないと拙いかと考えてました。
そういうことでしたら、少々修正考えてみます。

今日は恐らくここまでに。 お疲れ様でしたー。


359 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 22:18:23 ID:???
確かにテンポが速いのは楽しいけど、そのために文章を削るのは違う気がします
やはり読み物としては長い方が嬉しいです

360 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 23:30:41 ID:???

>>359
ご意見感謝です。上記に付け加えますと……。
選択を誤らないよう、時間を緩やかにして良い考え浮かぶ暇があって、そんな自然な流れ出来ないかと考えてます。


B 今日の試合でこちら側に加われる妖怪はいないか?


暫く得たい情報を選別して……松山は切り出す。
やはり欲するのは、今日の試合に勝つ為の情報。
北海の荒鷲が最後の頼みの綱と見込んだのは――鴉天狗にして幻想ブン屋・射命丸文の情報網だった。

射命丸「むむむ。やはりその線ですか。
     しかしながら地霊殿が相手となれば、腰が引けたり日和る妖怪も多いのですよ。
     何せさとりは他者の心を読み、怨霊も怖れ怯むと言われて……おっと話が脱線しました。
     とにかく当日になってでは遅きに失する……そこで私の情報お役立ちという訳ですか」
松山「(どうして、こう……逆撫でするみたいな回りくどい言い方するんだ……)」

しかし射命丸の情報を喉から手が出る程欲してるのは、彼女の言う通りで……。
松山は口を挟まず、ぺらりぺらりと、手帖を捲りはじめた射命丸の唇から語られる情報をじっと待つ。

松山「(転がり出てくるのは、金の卵か? それとも……)」

射命丸「では……私から提供するのは、こんなところで」


361 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/16(木) 23:32:04 ID:???

先着で


文々。丸秘情報 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→ 「私自ら、地底の自称ドリブラー共に最速の足魅せ付けてあげましょう!」
ハート→ 「洞窟の明るい網……戦力の足しにはなりますね」
スペード→ 「旧都の外れで見つかった桶……守備の足しにはなりますね」
クラブ→「紹介できるのも、適当な名無しが関の山ですね」
JOKER→「こちらゴーグ○マークUさんです」「変装バッチリ! の私が仲間入りってことで」


362 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 23:33:41 ID:???
文々。丸秘情報 →  ダイヤ4

363 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 23:39:14 ID:???
おお、大当たり。代償はデカいだろうが
(多分、明日には松山のトラウマが新聞に乗ってる)
それだけの価値はある。これは光明も見えてきたか?

364 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 00:05:14 ID:???

>>363
大事なところで良い引きしましたね!
突破力高く、地上空中シュートもある射命丸の参戦は戦力的に大きいです。


文々。丸秘情報 →  ダイヤ4
ダイヤ→ 「私自ら、地底の自称ドリブラー共に最速の足魅せ付けてあげましょう!」


てっきり地底の妖怪を紹介してもらえると考えていた松山は、大きな驚きと衝撃を受けた。
まさかの射命丸文参戦――。その瞳に嘘など混じっていない。
先日の試合、鳥類のヒーバードがドリブル突破で観客を沸かしたことに矜持を揺さぶられたのか……。
松山の戸惑い知らず、射命丸は乗りに乗り気で、明日の試合、対地霊殿に堂々参加を表明した。

松山「……………………」
射命丸「……あやや? 私の参戦、てっきり舞い上がって嬉しがるものと思いましたが」
松山「い、いやっ、気が動転してるだけ!
   (守矢時代で知ってるし、頼もしいっちゃ頼もしい……んだがヒー君とぶつからせて折衝起こさないとも……)」

悪気のないからこそ、明るい笑顔で躊躇なく吐く射命丸の毒舌は、感受性高い者程強く受け取ってしまうだろう。
これから先、あの成長振りを見るにヒーバードも、守矢カップを戦う上での貴重な戦力に数えられる。
ましてや射命丸もチームメイト。 不和を抱えることになりはしないかと、松山は危惧するが……。


365 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 00:06:58 ID:???

松山「(とはいえ背に腹は変えられない。先の事に気を回してられる状況でもない!)よろしく頼む射命丸さん!」
射命丸「微妙に空いた間が気に入りませんが、ま、いいでしょう。
     私は私の目的の為、試合では地底の妖怪共をきりきり舞わせてご覧にいれます」

大言は自信の裏返しか。
最速の座に就き、まさにドリブルに置いて他の追随を許さぬ鴉天狗の助力が、決戦の日の朝に決まった。

松山「(これで攻撃もワンパターンにならずに済む……。
    こちらに突破力がある選手が複数いるなら、相手に与えるプレッシャーも倍増しになる。
    フォローの仕方は……想定できる限り考えておくべきだが、有り難く思わないと。さて……)」
射命丸「ささ次は私が受け取る番ですよ。
     言っておきますが、私の目的は先に申し上げた通りです。
     キャプテンが地底に来て、何を見て、どんな経験をして、地底の妖怪と交流を築いてきたか……。
     取捨選択はそちらに任せますが、差し障りのない話で誤魔化そうとはしないでほしいですね」
松山「……」


366 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 00:08:32 ID:???

どうしますか?


A さとりに課せられた試練について話す
B ピルロという正体不明の剣士について話す
C ダンボールかぶってヤマメの能力回避した件を話す
D リュカという温厚な青年の、重婚問題について話す
E 魔理沙がドラゴンの杖もって遁走した事を話す
F 紅魔館のスパイメイドが侵入してたことを話す
G その他


*どれを選んでも、射命丸が満足するか否か判定が入ります。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


367 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 00:12:26 ID:KQvwxszM


368 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 00:14:33 ID:GXKLaQP6
C
魔理沙に喧嘩売るのも面倒だし

369 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 00:24:26 ID:???
鳥類大激突実現なるかというところで今日はここまで。
ただし射命丸の参戦はまだ確定しきったわけではありません。
松山が提示する情報が、満足いくものかどうか……カード神の微笑むか次第?

お疲れ様でしたー。

370 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 00:26:56 ID:GXKLaQP6
判定次第かぁ…
Aに変更します

371 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 00:43:36 ID:KQvwxszM
・・全力でいこうか。この魚を逃したら戦えん。
A変更でおねがいします

372 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 09:10:06 ID:???
ところで意外と東方サッカーしたことない人多いみたいだから勝手に蛇足的補足。
マスターブレードはメインシナリオの途中で覚える新シュート。
理由は忘れたけど確か対戦相手が魅魔だったからだかなんだかで、
新しい力が欲しいって時にパチェさんとアリスさんが力を貸してくれるって言い出してくれて覚える。
ちなみに初披露したのは魅魔と幽香の合体シュート「トリニティスパーク」に対してのカウンターシュートとして放った。
>322はちょうどそのときのシーンのことじゃないかな。今昔幻想郷って魅魔と幽香のチームだし。

373 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 13:24:53 ID:???

>>370-371
変更了解ですー。
>>372
補足ありがとうございます!
細かいところを更に付け加えますと、魅魔と幽香がコンビを組んだ今昔幻想郷は、フランス互換。
トリニティスパークはスライダーキャノン互換です。


A さとりに課せられた試練について話す



射命丸は、目をつけていた外来人の、知りえない空白期の情報を強く望んだ。
一方で松山としては、ここで最速天狗の参戦は決して逃せない。互いの利益が一致した以上、話すことは一つだった。

松山「俺が地霊殿の力を借りられたのは……主人のさとりさんのテストをクリアできたからなんだ」

聞いた射命丸は早速手帖にペンを走らせる。 紙面に目を落としたままで。

射命丸「テスト、ですか。 ではその内容をお聞かせ願えます?」
松山「……」

予想できた要求だが、そこで松山は口ごもった。
さとりの試練について包み隠さず話す――ということは、松山のトラウマと藤沢美子に触れるということ。
仕掛け人であり居合わせた覚姉妹は仕方がないものの……。
自分の口から全てを誰かに明かすという行為には……松山自身が驚く程、彼の心が強い抵抗を示した。


374 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 13:26:17 ID:???

松山「(思惑はどうあれ、力を貸してくれるなら筋は通したい。 だけど、あれは……)」

松山の精神の奥深く――そのまた底に無意識の内に封じてあった、もう手が届くことのない淡い願望。
もし刺繍に気付けていたらーもし藤沢に空港で追いつけてたらーそもそも三年間の間に彼女の思慕に気付けていたら。
押し寄せる後悔の念の余り、思い描いた幾多のif。それだけに……。
さとりが形に結んだ空港での一幕は、責め苛むトラウマよりも更に上、取り外せない一点の絵画の様に飾られていた。
過去でもない幻想に過ぎないのだが……もはや松山本人でも遠くから眺めるしか出来ない、不可侵の理想像だ。

松山「……さとりさんのテスト内容は……俺が理想としていた強い自分を乗り越えることだったんだ。
   その勝負に勝って、俺は晴れて地霊殿と契約を――…………」
射命丸「……………………それだけ、ですか?」

記者の勘が働き、射命丸はぎょろりと射竦める眼差しを送る。 しかし松山も歯を食いしばって真正面から向き合う。

射命丸「(虚偽はなくとも全ては語らず――ね。
     込み入った事情のお有りの様子。 この人間の子は直情系だし、後ろには怖〜い人達いますし。
     ここを落としどころにしてもいいんだけど……散々規制かけられといてまた我慢になるかしら、ん〜)」


375 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 13:27:19 ID:???

先着で


天狗さんは満足いく? → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ・ハート・スペード・クラブ6以上→ 「その辺で手を打ちますか(記事内容なんていくらでも捏造できるしね)」
クラブ5以下→「端折られたのでは交渉になりません(きっぱり)」
JOKER→「いや〜【特ダネ】です! 私のやる気が最速で高まってきましたよ!」なんと射命丸がパワーアップ!


376 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 13:31:05 ID:???
天狗さんは満足いく? →  クラブ8

377 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 13:31:39 ID:???
あぶねw

378 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 13:46:47 ID:???
ギリギリでござるw

379 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 13:54:17 ID:???

>>377-378
クラブ3に見えてリアルで硬直しました。 いやよかったよかった。


天狗さんは満足いく? →  クラブ8
ダイヤ・ハート・スペード・クラブ6以上→ 「その辺で手を打ちますか(記事内容なんていくらでも捏造できるしね)」


松山が固唾を飲み込む中で、射命丸は何か諦観も伺える顔つきで交渉成立と口にした。

射命丸「少しばかり釈然としませんが、下手に藪を突付くのもおっかないです。
     貴方の事情に踏み入るつもりもありませんし、今の話だけでも記事のネタには困りませんしね」
松山「(……助かったか。 でもどんな書かれ方するのか心配だな……)」

安堵と危惧が同時に発生するという珍しい心理状態でいる松山をよそに、射命丸はさっそく草稿を考え始めていた。

射命丸「(勝負方式は、普通にサッカーでは面白味が足りないわ。私がちょろっと手を加えるべきね。
     ボールは鋼鉄製のトゲトゲ、精神世界なら何とでもなるしステージは地底火山がいいかしら。
     噴火で飛んでくる岩塊を避けて除けてと。 待たされた分、派手に誇張させてもらいましょう)」
松山「(と て も い や な よ か ん)」


380 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 13:55:21 ID:???

どうしますか?


A 倍プッシュして役立ちそうな情報を要求する
B 変装して試合に出てくれないか持ちかける
C 「俺……地上に戻れたら、文々。新聞をとるんだ……」
D どうしてトラウム・アドラーズに移籍決めたか訊く
E アイテムをプレゼントする
F 「軽い練習に付き合ってもらえないか?」
G その他 射命丸に対しての発言や行動を併記してください


*後1回まで選択できます。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


381 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 14:29:28 ID:???
Bは>>348とは違う意味があります。 (誘導ではありません)

出かけてきます。続きは後ほど。

382 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 15:46:19 ID:GXKLaQP6
D

383 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 16:26:26 ID:Nh+nxrA+
C
まあ、1人くらい選んでも平気よね

384 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 16:36:12 ID:JsWN/G82


385 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 17:23:51 ID:ZSdaACvA


386 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 21:01:28 ID:???

>>383>>385
射命丸「ほほほ本当ですか!? 朝夕号外一日も欠かさず配らせて……え、嘘?


    だましたんですね……



D どうしてトラウム・アドラーズに移籍決めたか訊



ここで松山には、射命丸に関して見過ごせない疑問があった。
守矢神社に所属して、妖怪の山の意向も無視できない筈の鴉天狗の射命丸文が、どうしてこの時期移籍などしたのか。

松山「(疑ってかかるのは悪いが……どう考えても素直に頷ける電撃移籍じゃない)」

同じ外来人として交流を築いた彼らを思い出す。
サッカー選手としても、コーチ、料理人としても手腕を発揮するフライハイト。
時折どの分野でも鋭さを発揮するカペロマン。
彼らも更なるレベルアップを遂げてる筈。他の者も、優勝を経験して自信を深める者、克己に燃える者もいる筈。
松山が地の底で力をつけて飛び立とうとも、まさに飛ぶ鷲を落とす勢いで守矢神社の面々は成長、進化してる筈。
疑問が疑念に変わる前に、松山は正直にぶつけてみることに。

松山「なぁ射命丸さん、どうして……押しも押されぬ優勝候補から離脱なんてしたんだ?
    卑下するんじゃないが……トラウム・アドラーズは大会に出場できるかの先行きすら定かでないんだぞ?」
射命丸「ん〜〜、それは……まぁ成り行きと言いますかぁ」


387 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 21:02:50 ID:???

射命丸「一言で言い表すならば、面白そう、それに尽きます。
     守矢神社は統制が取れ過ぎてるせいか、新風――可能性を感じないんですよ」
松山「だからトラウム・アドラーズに? それは思い切ったというか(行き当たりばったりというか)」
射命丸「えぇまぁ。 しかし決め手となったのは……霊夢に誘われたからですよ。
     茶飲みに誘うにも似たお気楽なものでしたが……。
     新しい大会が迫る時期、紅白の巫女が動くのならば中心は"ここ"って……どうしました目を丸くして」
松山「いや……。
    (射命丸さんが加入したのは、霊夢さんのおかげ……?
    じゃあつまり、射命丸さんが守矢を離れて自由に地底にやってきているのも。 今日の試合に参加するのも?
    それだけじゃない……マスターブレードだってそうだ。 ダンボールから、何から何まで……!)」

膝上の拳が固く握られた。
昨晩の感謝の念に偽りはなかったが、今になって上回る真正の謝意。
根本に新たな楔が打ち込まれ、奮い立つ気持ちが心身を満たしてくる。

松山「(――頑張らなくちゃ。状況に流されるんじゃなく自分の意思で。
    博麗神社に参拝客を、信仰を集めるのも。そしてスーパーシューティングプレイヤーに必ずなるのも!
    俺はもっともっと力をつけないと……地霊殿だろうと守矢だろうと、どんな相手だろうと必ず勝たないと!)」
射命丸「(何か熱血しちゃってるわね? 何か琴線を揺さぶったのかさっぱりだわ)
     さてと、私も試合に出場が決まった以上、支度に取り掛からないとなりません。
     お着替えしたり、カメラのセッティングポジションも確保しなければならないので、ささお引取りを」

軽い調子で筆記具を仕舞いつつ、言った射命丸の言葉で松山も我に返る……間もなく。
松山を中に連れ込んだ強引さが今度は押し出す形で発揮された。 控え室での集合には間に合わせますと扉越しに声。
吹き飛ばされたに近い体で、部屋外に出されてから。

松山「風ってか台風だなまるっきり……。
    一度部屋に戻るか。 シャンハイも心配してるだろうし、お昼も食べなくちゃな」


*射命丸の評価値が上がりました。


388 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 21:05:34 ID:???

松山が新たな決意を胸に燃やして。
正午を過ぎたことでひとまず自室へと引き上げたのと同時刻。
起爆剤となった巫女本人は緩みきって午睡の時間を過ごしていた。

霊夢「お茶も美味しいし、ベッドふかふかだし……地底も捨てたもんじゃないわね〜」

神社にいる時と同じく、掃除とお茶の時間を楽しんでからは昼寝していた霊夢の元へ、珍客が訪れていた。
にゅっと、開いた空間から首だけ出したスキマ妖怪が、小春日和気分を満喫中の巫女の姿を見てしみじみと嘆息した。

紫「試合当日というのに、だらだらして……地底に来てまで地に足が付いていないとは」
霊夢「ん〜? 何だ紫じゃない」

声に反応したというより、妖気を察知して微動もせず寝そべったまま霊夢は声を発した。
その横着に眉を顰め……半ば叱るような口調で紫が言葉を返す。

紫「まずは起きなさい。来客を前に作法がなってなくてよ」
霊夢「そういうのはノックして入ってくる正式な客にするもんでしょ。
    それよりなんか用? たいしたことじゃないなら寛いでたとこだし、後にしてほしいんだけど」

肩越しに視線だけ向けてはきたが、相変わらず寝惚け眼の霊夢に痺れを切らし。
紫は目を覚まさせる腹積もりで、早々に目的を知らせる事にした。


389 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 21:06:37 ID:???

紫「(はぁ……)この前の約束を果たしにきたのよ。
  今から試合までの間、私がたっぷりしごいてあげるわ。さっさと支度しなさい時間もないんだから」
霊夢「な!?」

これは聞き捨てならないと、寝耳にバケツ一杯の水をぶっかけられた顔で、霊夢が跳ね起きる。
信じられない発言を聞いたと、両の瞳一杯に見開いて、全身を露わにした紫に詰め寄った。

霊夢「何馬鹿言ってんの!? これから猛練習したら試合でろくに動けなくなるでしょ!」
紫「外から希少品を手に入れてるから、その辺は心配しないでよろしい。
  霊夢、貴女……守矢神社を離れてから練習したのは一度か二度でしょう?
  それもろくに成果も出せず鈍らもいいとこな筈。 違うかしら?」

厳粛に淡々と、事実だけを告げてくる紫の言葉に誤りはなく、霊夢は反論できず口を閉ざした。
それでも紫は舌鋒を緩めない。

紫「このまま松山君や萃香と一緒に試合に出場して、無様を晒してみなさい。
  貴女一人がちょっぴり悔しいな〜と思うだけで済まされないのよ?
  松山君とシャンハイから態度を裏返され、見損なわれ愛想尽かされて……それでも暢気に構えてるのかしら?」
霊夢「……それは面白くない」
紫「結構。ならきびきび支度しなさい。
  マヨヒガの特設練習場へスキマで直接送るから……霊夢?」
霊夢「……」


390 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 21:09:43 ID:???

先着で


最もぐーたらなびっくり巫女玉 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ・ハート→ 霊夢「わかったわよ練習すればいいんでしょ!」紫「素直で良いことだわ」
スペード・クラブ→ 霊夢「それはそれ、これはこれ!」紫「ビキビキ」
JOKER→ 霊夢「この私も哀しみを背負うことができたわ」紫「何ィ!?」


391 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 21:11:58 ID:???
最もぐーたらなびっくり巫女玉 →  クラブ9


392 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 22:02:56 ID:???

最もぐーたらなびっくり巫女玉 →  クラブ9
スペード・クラブ→ 霊夢「それはそれ、これはこれ!」紫「ビキビキ」


唐突に現れた紫に練習の誘いを受けた霊夢は了承しかけ……直前、生来の怠け癖が顔を出し、翻意した。

霊夢「せっかくきたとこ悪いけどパス。 それはそれ、これはこれよ。
   私が今から練習しようとしまいと、大勢に影響なんてないわよきっと」
紫「この期に及んでも……全く貴女の練習嫌いは、驚天動地が起きてもそのままなのかしらね」

霊夢の努力嫌いは悪いことばかりではなく、幻想郷のパワーバランスその均衡を保つのに一役買ってるところがある。
が、締めるところを締める為の努力すら放棄する様では、一歩たりとも歩みを止めない者達に捨て置かれるは必定だ。
当然、勝利の為に今もどこかで頑張ってるであろう松山光、それに彼の従者も例外ではないと紫は再度説くが。

霊夢「そんな心配いらないわよ。 練習はしないけど試合で手を抜く気はないし、負ける気なんて更々ないもの」
紫「(魔理沙の甘えを指摘してたけど、貴女も大概だわ……)」

思えど指摘はせず、自分にはお手上げと察して、力なく萎れた微笑を返すと紫は、霊夢に手を出しなさいと言った。
疑問に思いつつもそれには素直に応じた霊夢の手のひらに、一口サイズの濃緑色した豆を一粒乗せられる。
霊夢の目には、ただならぬ神気、仙気だろうか? 一個の生命を凝縮して豆の形にした……そんな様に見えた。

霊夢「? 何よこれ。 空豆……に似てるけど絶対違うわね」
紫「私からの最後の贈り物よ。貴女の好きなように使いなさい。
  ――霊夢。 今後はもう私からお節介を焼くことはないわ。
  今日の試合でもし……貴女達が地霊殿を打倒し、覚妖怪らの助力を正式に受けたら立派な脅威となる。
  私は妖々夢のキャプテンとして、松山君を、貴女も萃香も全力で倒しにかかります」
霊夢「え、ちょ、紫!?」
紫「もう語らうことはないわ。 御機嫌よう霊夢。 じゃ〜ね」


*霊夢が【??】を手に入れました。


393 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 22:04:09 ID:???

【地霊殿・七月二十六日・昼】〜水曜日〜


部屋のドアを開いた松山を待っていたのは、白く眩い光の奔流だった。

松山「ただいまシャンハイ。 ――――!?」
シャンハイ「わっ光様!? わっ、わっ、曲がって!」

気兼ねせず扉を開けた松山は、両の掌をこちらに向けていたシャンハイの焦った声に身の危険を感じ飛び退いた。
一瞬後、一条のレーザーが、飛び退く前に松山の顔があった場所から少しずれたところに炸裂。

シャンハイ「はぁ、良かった……ごめんなさい魔力制御に集中する余り、光様の気配に気付きませんでした」
松山「ぁ、はは……今のマスタースパーク、だよな?
    (そうだった。サッカーでのみ考えてたけど、シャンハイに明確な攻撃手段持たせる事だったんだよな。
    う〜ん、そのことについてシャンハイか……アリスさんと一度相談しといた方がいいかもしれない)」

シャンハイの談によれば、修繕の利く木製ドアが一番試し撃ちに向いてたと判断したそうで部屋内に他に傷はなかった
昼食は松山が戻る前に届けられてたそうで、テーブルにある料理を遠慮なく頂いてから時計を見る。

松山「そろそろ13時か。 遅刻しないよう旧都へ向かってもいい時間だが、まだ何かしとくこと、あるかな?」


394 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 22:06:26 ID:???

昼の行動を選択してください。


A 地霊殿の外に出る
B 誰かの部屋に行く
C 体を休める(*来客の可能性があります)
D 個人練習をする
E アイテムを使ってみよう
F シャンハイとお喋りしよう
G その他 したい行動を併記してください


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


*松山のガッツ (900/900)


395 :キャプテン岩見:2010/09/17(金) 22:07:50 ID:8IND0kiU
F

396 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 22:08:05 ID:KQvwxszM

一か八かでゴーグルマークUでも召還してみるか

397 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 22:09:54 ID:KQvwxszM
すいません、F変更願います。
考えてみたら、マスターブレードの出来確認しないとだし、
下手すると試合出場のためのモード切替が必要な可能性もある。

398 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 22:29:07 ID:???

>>397
変更了解しました。
シャンハイは試合中でも松山の補助に回る為に、単独で試合に出す場合、会話しておく必要がありますが
今回は>>307の選択で選手として出場するのが決まってます。


F シャンハイとお喋りしよう


松山「(あまり時間もない……それに、どうも気持ちが昂ぶりすぎてる。
    ここはシャンハイと話をして和らげよう……)」
シャンハイ「光様、お茶お淹れしますね」
松山「あ、あぁありがと。(何話そうかな……)」



どうしますか?


A マスターブレードの完成度を訊いてみる
B トラウム・アドラーズメンバーの話をする(*後で個別に選択できます)
C 幻想郷の他勢力の話をする(*後で個別に選択できます・地霊殿メンバーも現在はこちら)
D シャンハイ自身の話をする(*後で内容選択できます)
E マスタースパークの使用制限について話し合う
F 愛でる! とにかく愛でる!(*ご希望あればどうぞ)
G その他 シャンハイに対する発言や行動を併記してください


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


399 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 22:30:13 ID:KQvwxszM


400 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 22:43:29 ID:DcI2WZlk
A

401 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/17(金) 23:47:42 ID:???

A マスターブレードの完成度を訊いてみる


松山の積み重ね、シャンハイの存在、霊夢の運気。
それらが上手く組み合わさり、幻想郷のシュートの中でも最高峰に位置するマスターブレードが復活しようとしている
松山は、ティーカップをトレイに乗せてふよふよ飛行してくるシャンハイを見た。
資料の一枚写真から、マスターブレードの壊滅的な威力は十二分に察しが及んだ。
あの力感と迫力と、このシャンハイの姿がどうしても結びつかず、更に霊夢の語る消耗の度合いが強い懸念となる。

松山「(やっぱり……本番でいきなり使わせるのは心配だ……。
    射命丸さんが戦力に加わったから、撃たせることないまま勝てればそれが最善なんだが)」

頼ると決めても、出来るならば撃たせたくない酷使させたくない気持ちもまた松山の真実。
習得は上手くいったのか、威力は、消耗は如何ほどなのかを確認したいと、松山は口にする。

シャンハイ「そうですね! 過不足なくパワーを発揮するには、充分な確認と事前備えが必要です!」
松山「……あれっ?」

奇妙な違和感を覚えて、松山は耳を疑い確認の言葉が口から吐いて出た。

松山「な、なぁシャンハイ。今パワーがどうとか……」
シャンハイ「えっ? ごめんなさい光様、
       美味しいお茶を淹れるのに、消極的に最も効率良くするにどうするか考えていて……」
松山「…………あれっ?」

奇妙な引っかかりが芽生えて、松山の全身をざわざわ震わせた。

シャンハイ「私の撃てる【マスターブレード】についてですね。
       私のブレインが導き出した答えですが……。
       やはり本家とは魔力総量が違う事で、出力も落ちる計算です。 そう見落とりする程ではないですが」
松山「……………………」


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