キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜

1 :銀シュナ ◆DWysPbgK.. :2011/03/14(月) 01:35:59 ID:NEkOkC7U
 人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。

そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。

金髪碧眼の若者である彼はついに子爵位の内定を手にし、爵位を持つ門閥貴族の道を歩む事になる。

彼の先にあるのは門閥貴族の筆頭として自由惑星同盟の叛徒達を滅する未来か、それとも…

今はまだ若き青年である彼の未来、それを知る者は未だいない。


                              銀河の歴史がまた1ページ…

前スレ
銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1298468514/

過去スレ
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296506795/
銀河シュナイダー伝説2 〜青雲篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1294392924/
銀河シュナイダー伝説1 〜黎明篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291283308/

114 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 01:12:59 ID:???
いや、森崎はサウザーで……「女などいらぬ!」

115 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 01:15:26 ID:???
じゃあ中山さんは仁星だな…目がヤバいぞw

116 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/23(土) 01:31:15 ID:xNl6Clao
>>113
それを決めるのは皆様でございますw

>>114
おお!意外としっくりくるかも!

>>115
なるほど。卓越した足技も共通してますねw

B.仲間を探すために旅にでる。

中山(…それにしても昔の仲間と全然連絡がつかない…皆は無事なのか?)

盟友森崎をはじめこの静岡地区には昔の仲間が多かったはずだ。自分とほぼ同様の力を持つ
仲間がそう簡単に誰かに殺される事などあるはずはなく…

中山(よし!この体育館無いの子供を守るにも、この世界を無秩序な状態から脱却させるにも仲間が必要だ!)

そう結論付けるとザックに数日分の食料と水を入れる。

中山「数日間旅に出る。決してドアを開けないように!」

そう皆に伝えると振り返ることも無く一歩を踏み出すのだった。

117 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/23(土) 01:32:39 ID:xNl6Clao
             世紀末英雄伝 〜中山の拳〜

道なき道を歩む中山。アスファルトは核熱によって溶けてしまい、荒野となったそれは歩くには
不向きであったが、卓越した足腰をもつ中山にとってそれは苦労というにはほど遠く、難なく歩いていた。

中山(さて…あの時、南葛市にいたのは……)

埃避け外套を纏う中山は核の炎に包まれる直前、南葛市にいた人物を思い浮かべる。

誰を探しますか?
A.森崎
B.翼
C.中里
D.浦辺
E.新田
F.来生
G.滝
H.井沢
I.石崎
J.その他

先に1票入ったものを選択します。

118 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 01:33:10 ID:EPJZuIdA
H

119 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/23(土) 02:02:07 ID:xNl6Clao
H.井沢

色々な人物を思い浮かべる中山。

しかし、運命とは奇なるもの。今までいくら探しても見つからなかったものがふとしか
きっかけからみつかることもある。

…それが予想と大きく外れる結果だとしても…

バン!!!

背後から強烈な勢いのボールが飛んでくる。…しかもそれは普通のボールではなく、剣山のように
無数の刃によって凶悪な凶器と化したサッカーボールだった。

中山「ちい!だれだ!!」

持ち前の危機察知能力によりブロックではなく回避でそれを避けた中山がみたものは…

中山「……い、井沢…。井沢か!?」

小学校の時のチームメイト。中学では別々だったが、ワールドユースなどで再び同じチームとなった
事もある男を見つける。

井沢「ち。外したか……って、なんで俺の名前を?」

死角からの攻撃が外れたことに驚き、こちらの名前を知っていたことに更に驚く男。あの美丈夫な姿は
過剰なまでに化粧がされており、それが奇妙さを際立てているのだが、中山はその姿に隠された
仲間の顔を見逃す事無く指し示していた。

120 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/23(土) 02:03:18 ID:xNl6Clao
中山「やっぱり…なぜだ?なぜお前ほどの男がこんな卑怯な事を!?」

凶悪なボールを尻目にそう叫ぶ中山。

井沢「俺ほど?……俺ほどだと!?貴様に俺の何がわかる!!翼に負け、貴様に負け、
代表のレギュラーにすらなれなかった俺の何がわかる!!!!」

まるで血塗られたように紅く染め上げられた髪を逆立てながらそう逆上する。

井沢「食らえ!南斗紅鶴拳奥義!伝衝烈波!!」

キュイン!!

怒りのままに井沢の腕が腰の位置から頭上に上げられた瞬間、目には見えない衝撃波が地面を抉りながら
中山の目の前へと向ってくる!!

どうなった?
A.回避成功!同時に風林火陰山雷奥義が一、疾風斬で反撃!
B.回避成功!そしてそのまま会話を続ける。
C.掠ってしまったが、肉を切らせて疾風斬で反撃!
D.掠ってしまい小出血。しかし会話を続ける。
E.被弾!大きく体勢を崩す!
F.クリティカルヒット!!大地に臥してしまう!
G.その他

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121 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:06:17 ID:u3PYuLyg


122 :銀シュナ:2011/04/23(土) 02:10:11 ID:???
では会話の道を選んだところで今日はここまで!おやすみなさいませ。

123 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:18:49 ID:1EXcJzDo


124 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:23:00 ID:???
井沢ユダwwwww

125 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:24:01 ID:???
乙でした〜
本編再開も楽しみにしております!

126 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 00:07:40 ID:yS0XLc96
>>124
ほとんどの外伝では嫉妬マスクですからねぇw

>>126
ありがとうございます。外伝は速ければ2.3日で終わらせるつもりなので本伝でもよろしくお願いします。

ということで、短いですが続きです。


D.掠ってしまい小出血。しかし会話を続ける。

シュン!

まるで見えない刃物が飛んできたかのような衝撃がほんの一瞬前まで中山がいた場所を襲う。

中山(ちぃ!衝撃波の一種か!)

核の炎に包まれた世界を生き抜いてき、様々な経験をした中山だったがそれでもこの見えない攻撃を
完全に回避することは出来ず、太股の一箇所に裂傷をおい真紅の噴水をあげる。

127 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 00:09:30 ID:yS0XLc96
中山「ウグ!」

井沢「流石だな中山!初見でこの技を回避できるとはその運動性能が俺にもあれば!」

中山「それは違う!それは違うんだ井沢!!俺もお前と同じだ!中学の時選手生命を絶たれた
俺はお前のように思ったさ!存分に動ける体が欲しい。先を行く森崎と共に歩めるだけの力が欲しい。
だからわかる!力を持っていたものが…肩を並べていたものが先を歩き、自分はその背中しか眺める
ことしか出来ない悔しさを、もどかしさを、そして恨みを!!」

足を負傷し追撃が来れば避ける事は出来ない状況になりながらも中山は戦う事を選ばずに対話を求める。

井沢「だったら何故だ!?数年をリハビリに費やし、ブランクも長い貴様が何故俺の前を行く!?」

中山「……俺は別に井沢の前をいっているつもりはない。俺は…確かに最初は森崎に追いつきたかった。
だけど違ったんだよ。本当は俺は俺のためにサッカーをしていたんだ!だから、誰かを追うのではなく
井沢は井沢として生きていけばいいんだ!だからこそもう一度尋ねる!井沢!!お前は今、何をしている!」

128 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 00:10:31 ID:yS0XLc96
井沢「………」

井沢の回答
A.俺は…間違っていたのか?攻撃の手を休める。
B.だがもう遅い!今更この業を払えるものか!!再び攻撃を開始!
C.それは結局勝利したものの理論だ!生まれながらの勝者に俺の気持ちはわからない!再び攻撃開始!
D.俺は俺の意志でこの乱世の覇権を目指す!そのために消えろ!再び攻撃開始!
E.ならば俺の同志となれ!中山を勧誘してきた。
F.その他

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129 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 00:10:57 ID:gw4vhR8A
B

130 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 00:11:57 ID:???
ここは義星に乱入してほしいが、誰だろうなあ

131 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 00:35:03 ID:yS0XLc96
>>130
誰でしょうね?さすがに森崎ではないと思いますがw

B.だがもう遅い!今更この業を払えるものか!!再び攻撃を開始!

確かに中山のその言葉は井沢の胸を貫いた。

…そして貫いたからこそ…井沢はその業の深さを…自身の罪深さ故に攻撃を止める事は出来なかった。

井沢「ならば…だからこそ、俺は今までの俺を無かった事にすることなどできるはずがあるものか!
今更この業の深さを払うには代償が大きすぎる!!」

シュバン!!!

今度は左手を腰の位置から一気に紅く染め上げられた頭上へ上げ再び衝撃波を放つ!

中山「グワ!!」

機動力の要である足を負傷した中山にそれを回避する手段は無く、衝撃波をもろに受けてしまい、
埃避けの外套は引き裂かれ、自身も吹き飛ばされてしまう。

井沢「……立て、中山。お前は俺が何をしたのか、そして何をしているのかを見届ける義務がある。
ただそうして地面に伏するのがお前の望みではないはずだ!」

言葉はそう命令しているが、それはまるで、何かを懇願するような…まるで自らの業を贖罪するための
殉教者のような声であった。

132 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 00:36:05 ID:yS0XLc96
中山「そうか…それが、お前の…望みなのだな?」

よたよたと立ち上がる中山。

井沢「………もう、これ以上の問答は無用だ…」

失ったものを最後に少しでも取り返そうと…そしてそれは同時に生き恥を晒すつもりも無い
彼の覚悟の言葉だった…

決着!?
A.二人の男が拳を交じ併せ、妖星が堕ちた。
B.中山の拳が井沢の罪を洗い流した。
C.二人が戦おうとした時、乱入者が!!
D.その他

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133 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 00:45:50 ID:bicEAFLo
C
南斗の将同士が潰しあうなァーッ!

134 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 01:06:37 ID:yS0XLc96
C.二人が戦おうとした時、乱入者が!!

立ち上がった中山にはもう迷いが無かった。

中山「俺はお前を殺さない。その怨念を殺す!」

井沢「ふっ、今の俺は怨念だけの男だよ。」

闘気による筋肉の圧縮により自然と太股の出血が止まり、同時に2人の周りには気の結界とも言うべき
エリアが形成される。

中山「風林火陰山雷が火の奥義が一…」

井沢「南斗紅鶴拳最終秘奥義…」

一見遠距離主体のように見える井沢の必殺技は実は近距離において最も力を発揮するためお互いの距離が
徐々に近づくのだが…

???「ちょっとまったーーーー!!!」

お互いに一撃必殺の距離までほんの僅かなところ…お互いの緊張感がピークに達する寸前、その声によって
結界は消え去る。

乱入者?闖入者?
A.空気を読まない来生がやってきた。
B.何気に性格のまともな滝がやってきた。
C.ニンジャマスター中里推参!
D.あまりやってきても意味のなさそうな高杉がやってきた!
E.その他

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135 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 01:10:44 ID:bicEAFLo
E 義星ポジションの誰か

136 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 01:18:04 ID:???
井沢と実質相討ち……山森?

137 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 01:28:27 ID:yS0XLc96
>>136
世紀末伝説自体イレギュラーなので正直な話全く考えていません。
正確には今回選ばれた人物が義星になる予定でした。なので今回はそのままですね。

E.義星ポジションの誰か

???「ちょっとまったー!」

そう声をかけてきたのは…

義星ポジションの誰か「お前達が戦う意味などあるはずがない!」

シャキーーン!!

それはほんの一瞬の事だった。

井沢「え!?」

次の瞬間、井沢は体を真っ二つにされ息絶えた。

義星ポジションの誰か「ふう、マミヤ…これで思い残す事はない…」

ドサ…

そして、義星ポジションの誰かはまるで大きな何かを成し遂げた漢のような顔で倒れこむと
彼もまた息絶えるのだった…


138 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 01:29:30 ID:yS0XLc96
中山「…え!?」

訳もわからないうちに昔のチームメイトを失い、その怒りをぶつけようにもその相手まで何かを
する前に息絶えてしまった事に中山は井沢を丁重に葬ると…

どうしますか?
A.再び仲間を探すために旅をする。
B.仲間などいらん!覇権を握るために東(キング)へ向う。
C.仲間などいらん!覇権を握るために西(拳王)へと向う。
D.とりあえず日が沈まないうちにアジトへ戻る。
E.その他

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139 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 01:32:25 ID:???
えっ!?

140 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 01:36:26 ID:6B6fBT0o
A

141 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 17:37:44 ID:yS0XLc96
A.再び仲間を探すために旅をする。

中山「この荒廃した世界が人の心を蝕んでいく…井沢…少しの間だけ休んでいろ…
俺ももうすぐそっちにいく。」

穴を掘って埋め墓標をたてただけの簡易的な墓を目の前に軽く黙祷し、他の旧友がどうなったか
探すための旅を再開することにする。

誰を探しますか?
A.森崎
B.翼
C.中里
D.浦辺
E.新田
F.来生
G.滝
I.石崎
J.その他

先に1票入ったものを選択します。

142 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 17:39:30 ID:AWzHZpIA


143 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 17:39:35 ID:???


144 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 17:39:51 ID:Bi5RWA0Y


145 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 18:08:19 ID:yS0XLc96
C.中里

シュン!!

黙祷している中山の背後に一瞬だけ風が巻き起こる。

???「ッく…間に合わなかったでござるか…スマヌ…」

中山「その声は…中里か…」

背後から突然聞こえた声。幾多の修羅場を超え人の気配を鋭敏にかぎ分ける能力を持つ中山ですら
何時この距離まで近づいたのかわからないほどの穏業と身のこなし。それは諜報、暗殺を生業とする
人物のそれであった。

しかし、ワールドカップ以降、彼…中里がニンジャでありその新しい形、所謂スポーツニンジャ
の嚆矢であるとの説明を受けたことがあり、中山は今の時代、彼がニンジャに戻っていた事は
容易に予想がついていた。それ故に驚く事無く振り返ることも無く乾いた口調で返事をする。

中里「スマヌ…中山殿。拙者が間に合っていれば彼の命は…」

影に生きる彼は中山に姿を見せる事無く背後から声をかける。

中山「………何故だ?何故、彼は兇気に走ったんだ?」

中里「…時代でござるよ。暴力と恐怖が支配するこの時代において、中山殿のように自分だけでなく、
他人まで守れる御仁は少ない。元々は井沢殿も皆を守るために南斗の力を手に入れたのでござったが…
ある人物の甘言によってそれを己の欲望のために乱用するようになったのでござる。我が主は
それを気にやみ拙者を遣わしたのだが、間に合わなんだ。」

146 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 18:09:30 ID:yS0XLc96
中山「そうか…それで、中里の主というのはやはり森崎か?」

中里「………」

中山「忍びが雇い主のことを話すわけは無いか。では質問を変える。」

井沢を狂気に走らせたのは?
A.森崎
B.翼
C.日向
D.若林
E.三杉
F.その他

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147 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 18:12:07 ID:uwRjxQMc


148 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 18:26:48 ID:yS0XLc96
D.若林

中里「……若林殿でござるよ…」

抑揚のない声で答えるニンジャマスター。

中山「なんだと!?井沢は若林の幼馴染で親しい間柄だったはず!それがどうして!?」

中里「だからでござるよ。あの火の7日間戦争によって若林コンツェルンは崩壊。若林殿の土台を
支えるものが無くなり、彼は狂ったのでござる。元々軍事産業には手をつけていなかった若林家は、
なけなしの資産を失われた拳法や武術の再生に力を注ぎ…そして軍事施設の全てが失われた今…
北に暴力による自身の王国を作ってしまったのでござる。井沢殿はその人柱のようなもの。
彼の友情すら実験道具にしてしまう男…それが今の若林でござるよ」

中山「…それを真実と見るか奸言と見るかはおれ次第だな」

どうする?
A.真実を確かめに北へ向う。
B.中里の主に会いに向う。
C.キングがいるという東の地へ向う。
D.拳王がいるという西の地へ向かう。
E.中里に一緒に行動しないかたずねてみる。
F.その他

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149 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 18:28:35 ID:KWuhV7L6
B

150 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 18:58:48 ID:yS0XLc96
B.中里の主に会いに向う。

中山「それにしても…もし間に合っていたら井沢をどうするつもりだったんだ?」

中里「当然我が主の前まで連れて行くつもりでござったが…時に中山殿、そなたも主殿の下へ
こぬか?さすれば先ほどの質問の答えにもなると思うのでござるが」

中山「…そうだな。若林も気になるが、今は手短なところから向うか…」

中里「了解した。我が主は拳王と呼ばれる御仁。西へ向えばいずれ到着するであろう」

そう答えると結局顔を見せる事無く一陣の風と共に気配が消え去る。

中山(拳王…だと!?)

その言葉に一抹の不安を抱きながらも中山はその言葉どおり西へと向うのだった。

〜〜〜

西へ向い歩く事数日。その間数人の暴漢に襲われたり物乞いに纏わりつかれながらも無事に西の中心地、
拳王の領土へと入ることに成功する中山。

中山(…暴力に支配されているのは間違いないが…無法地帯というわけではなさそうだ)

あちこちにモヒカンやマッチョが闊歩しており、一般市民はそれを恐れてはいるが何も無ければ
乱暴をするということは無く、逆に食い逃げや盗人などの犯罪者を捕まえるような動きをしていた。

151 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 19:00:31 ID:yS0XLc96
中山(なるほど。全くの無頼漢というわけでもないのか)

そんなことを思いながら闊歩しているとたどり着いたのは鉄の塊で出来た大きな城。

圧倒的な威圧感と滑稽さを持ち合わせたその城は拳王の城である事は明白であり、
前もって中里から連絡があったようで名前を出しただけで大広間…所謂謁見の間に
たどり着く事が出来た。

拳王は誰?
A.森崎
B.翼
C.日向
E.三杉
F.その他

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152 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 19:01:00 ID:mYn8ZP9c
Fメッツァ

153 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 19:11:41 ID:yS0XLc96
F.メッツァ

それは意外な人物だった。

中山「…お前は……誰だっけ?」

どこかで見たような顔なのだが、日本人ではない顔の見分けというのは日本人には意外とつけにくい。

もし彼が彼らの中でも目立つ存在であれば覚えていただろうが、ニンジャかぶれのシェスターや
圧倒的なシュナイダー、ミューラーなどに隠れている人物を…しかも、ジュニアユース時代は
怪我療養中で対戦した事のない彼を覚えていなくとも仕方の無いことなのだろう。

メッツァ「誰とは失敬だな。我が名はメッツァ。遥かゲルマンの地からやってきた救世主だよ」

中山(救世主?侵略者の間違いじゃないのか?)

日本のことに外国人が関わる事に違和感を覚えた中山は…

どうする?
A.拳王の首を取りに向う!
B.とりあえず話だけでも聞く。
C.何も言わず去る。
D.その他

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154 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 19:13:06 ID:jzifdHc6


155 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 19:24:10 ID:yS0XLc96
B.とりあえず話だけでも聞く。

数日間の旅の果てが無収穫では意味がないと黙って話を聞くことにする中山。

メッツァ「ふん、今度はだんまりか。まあいい。今、世界中がここと同じようになっている事は
知っているな?」

中山「確たる情報が無いから断定は出来ないが、支援復興の兆しすらない故に予想はついていた」

メッツァ「どうやら馬鹿ではないようだ。安心した。そこでだ。俺はこの世界を秩序ある世界に
戻したいんだ。それをなすには世界の端から直していった方がいい。攻めるに易く、守るに堅いからな。
だから私の部下になれ。俺の目標は日本の秩序の回復などといった小さなものでない。
この世界の秩序の回復だ。世界を復権させた後にはこの日本くらいはくれてやっても良い。
どうだ?悪い話ではないと思うが?」

中山「………」

どうしますか?
A.拳王の配下になる。
B.拳王の配下にはならない。
C.ここで拳王を討つ!
D.その他

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156 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 19:27:07 ID:mYn8ZP9c


157 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 19:41:06 ID:yS0XLc96
A.拳王の配下になる。

話としてはわからないでもない。結局のところ誰かがこの劣悪な状況から脱するための一手を打たなければ
いけないのだ。そういう意味では先ほどのメッツァの言葉が本心であれ建前であれ、行う事は日本の統一。
それを実行する礎となるのならば誰が頭だとしても…たとえそれが日本人の手ではなくとも
問題はないと思うのだった。

中山「わかった。これからは拳王様の剣となろう」

メッツァ「そうか…では、早速任務を与える。兵を1師団与える。それで関東圏を押さえている
キング一派を潰して来い。」

中山「ハ!」

配下になった途端大上段に構えたメッツァそう命令するのだった。

〜〜〜

それから一週間後、緩衝地帯となっている静岡を超え、旧神奈川に陣を敷く中山。

中里「中山殿…して、いかなる戦略を?」

斥候として情報収集していた中里が状況を説明しながらそんな事をたずねてくる。

どうしますか?
A.全兵力を投入して総力戦!
B.少数精鋭で一気にキングの首をいただく。
C.その他

先に1票入ったものを選択します。

158 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 19:45:27 ID:lC8sNzRk


159 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 19:59:05 ID:yS0XLc96
B.少数精鋭で一気にキングの首をいただく。

中山「ここで全兵力を投下したところで総兵力の差がありありと出るだけだ。ならば彼らを
囮に少数で一気に敵大将の首をいただく」

中里「なるほど。理に適ってるでござるな。して、少数精鋭とは?」

中山「当然俺、そして俺の見張りも兼ねている中里、そして副官の…」

副官は誰?
A.岸田
B.岩見
C.小田
D.長野
E.その他

先に1票入ったものを選択します。

160 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 20:06:05 ID:AWzHZpIA


161 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 20:06:08 ID:bicEAFLo
E フライハイト

162 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 20:44:38 ID:yS0XLc96
D.長野

中山「副官の長野だな」

そういいながらそばに控えていた長身の男に話しかける。

長野「了解した」

中山(それにしても、中里だけでなく長野まで…)

大友中出身の中山からすればあまり記憶にはないのだが彼もまた南葛中の1人だったと記憶している。
そして、それが示す事はあの拳王は中里以外に複数の南葛関係者を掌握しているという可能性である。

中山(全員中里がスカウトしてきたのだろうか?それとも中里も誰かに…)

そんなことを考えてみるが。ここで長考したところでまだ完全には信用されていない自分への
不信感に繋がるかもと思いなおし、皆に作戦を説明する。

中山「箱根の山は険しい。この地ならば総力戦にはなりづらいからとにかく時間を稼ぐのが野郎どもの
仕事だ」

野郎ども「「「おう!」」」

中山「その隙に俺たちは関東圏内に入り一気にキングの首を取る。シンプルかつ最も勝率の高い作戦だ。
誰か質問は?」

163 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 20:45:39 ID:yS0XLc96
野郎ども「負けそうになったら逃げてもいいんですかい?」

中山「…好きにしろ。どちらにしろこの作戦で数日以上何も起こらなければ俺達の生存率はほぼ0だ。
逃げて拳王様に処分されるのも、共に地獄を歩むのも…それくらいの自由は与える」

野郎ども「………」

〜〜〜

そんなこんなで作戦は開始される。

中山「決して敵の挑発に乗ったり下手な作戦を思いつくな。時間稼ぎできればそれでいい」

そういい残すとニンジャ装束の中里と長身の長野を引きつれ獣道を走る中山。残った者たちも
士気は高くないが拳王の恐怖という壁が退却を封じ、無事作戦通りに消極的な戦闘を開始していた。

中里「では拙者は一足先に向かうでござる!」

シュン!!

道なき道を歩むスピードならば日本でも5指に入るであろう彼は次の瞬間には消え去り、先の方で
梢の揺れる音だけが連続して彼の高速移動を証明している。

〜〜〜

164 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 20:48:01 ID:yS0XLc96
そして長野と共に関東入りした中山。

この数年で城塞都市と化した中心部の更に中心にキングの城があるのだが、ここに来るまでに
中里がルートを確保しており難なく城の内部に侵入することが出来た。

中山「…誰もいないな…」

長野「いや、殺気を感じる。最上階だ!」

中里「直接戦闘は貴君らに任せるでござるよ」

ダダダと走り最上階に向うとそこには…

キングの正体は?
A.森崎
B.翼
C.日向
E.三杉
F.その他

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165 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 20:48:25 ID:fqr9qqDo


166 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 20:48:33 ID:mYn8ZP9c
Fカタリーナ・カレン

167 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 21:16:46 ID:yS0XLc96
A.森崎

中山「お、お前は…」

キングの城の最上階。見晴らしの良いように横方向に吹き抜けになっている空間。その空間に
唯一存在する玉座に彼は座っていた。

森崎「久しいな中山。そして中里。それに長野も」

玉座の腕掛けに不遜に肘を突き、そこに頭を乗せていた森崎はゆっくりと立ち上がる。
高高度ゆえの強風のたなびく純白のマントが彼の威風をより強調しており、顔立ちこそ
忘れもしない彼ではあったが本当に彼が森崎有三であるのか?と確認が必要なくらいであった。

中里「は!ただいま戻りました」

すぐさま脇に控え片膝をつく中里。

中山「…どういうことだ森崎?」

森崎「見たままだよ。大体おかしいと思わなかったか?ここに来るまでに何の障害も無く来る事が
出来る事が。中里には二重スパイを行ってもらっている。そして、お前を連れてくるように仕向けた。」

中山「何故そんな事を?」

森崎「もちろん拳王を倒すためだ。既に拳王配下のものの多数に俺の部下がまぎれている。たとえば
そこの長野のようにな」

長野「は!」

森崎の言葉に平伏する長野。

168 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 21:18:26 ID:yS0XLc96
中山(ちぃ!そういうことか!?)

先ほどの疑問が一気に氷解する中山。しかし、それを口にするより速く…

森崎「中山も我が手足として働け。それがこの世界のためでもある」

慇懃ではなく無礼。だが、その言葉には真実があるようにも思えるのは森崎の格なのだろうか?

どうする?
A.拳王の命令どおり森崎を討つ!
B.森崎側に寝返る。
C.ここで森崎を打ち倒し、自分がキングとなる。
D.その他

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169 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 21:19:00 ID:???


170 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 21:40:05 ID:yS0XLc96
B.森崎側に寝返る。

一度忠誠を誓った相手を舌の根も乾かないうちに裏切る。それは決して褒められるものではないが
たった一度会った相手と数十年来の盟友である。どちらの言に乗るかなど考えるまでも無いだろう。

中山「わかった。俺が役に立つというのならば存分に使え。俺が俺として森崎を認めている間は
役に立って見せるさ」

森崎「おもしろい!俺が王の器ではなければ背中から刺すと明言するか!良かろう、それでこそ
中山政男、炎のバーニングファイターだ。」

久しぶりに面白い笑劇を見たかのような笑みを浮かべると、様々なところに隠しておいた配下たちを
下げさせるのだった。

〜〜〜

中山「それで、どうしてキングなどになっているんだ?」

森崎「それは…」

久しぶりの再開に共に酒瓶を開けようとしたとき…

???「ホワターーー!!」

ビシ!……ドクドクドク…あべしーーーー!!

最上階の一つ下の回が騒がしくなっていた。

171 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 21:41:55 ID:yS0XLc96
森崎「来たか…」

中山「きた?誰がだ?」

森崎「俺の天敵…仇敵、忌敵……お前とは別ベクトルの腐れ縁…」

とそんな会話を続けていると下の階が静かになり、トントン…と階段を上る音が響く。

森崎のライバルとは?
A.翼
B.日向
C.三杉

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172 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 21:43:32 ID:mYn8ZP9c


173 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 21:43:50 ID:c321H0Qw


174 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 22:16:32 ID:yS0XLc96
C.三杉

三杉「くっくっく…天敵とは言葉が悪いな。僕はただ関東は僕のものだって事を証明したいだけさ」

そこに現れたのはガラスの貴公子とも呼ばれた天才、三杉淳だった。

森崎「三杉…」

中山(確かに三杉は武蔵FC出身…つまり東京が彼のホーム。わからないでもないが…何故だ?)

中山の目から見て森崎と三杉は手を取り合っていたはずだ。自分の知らない空白の期間に自分の知らない
何かがあったのだろうか?

三杉「弥生…こいつを倒して僕も…」

森崎「け!何時までも女々しいやつめ!俺が引導を渡してやるよ!」

中山との再会の興奮も覚めやらぬ中、森崎は立ち上がる。

いきなり決着!?
A.森崎勝利!
B.三杉勝利!
C.相打ち!
D.中山が手を貸し森崎勝利!
E.三杉勝利直前に中山が間に入る!
F.その他

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175 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 22:21:11 ID:mYn8ZP9c


176 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 22:21:16 ID:K1TVdL1o
D

177 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 22:57:09 ID:yS0XLc96
B.三杉勝利!

森崎「南斗獄屠拳!!」

三杉「アタタタタタタタターーーーホワッターーー!!」

両者の必殺技が交差する…

森崎「…フン!強くなりやがって……だが、俺は貴様の拳では死なん!!!
…中山!最後に再会できてよかった。さらばだ!!」

三杉の百烈拳をまともに受け、致命の傷を負った森崎はそういい残すと吹き抜けの最上階から、
中山が止める間もなく堕ちていく。

三杉「勝った…のか。だが弥生は…ぐふ」

強者との対決で無傷であるはずもない三杉。今ならば難なく止めを刺す事も出来るが…

どうしますか?
A.森崎の仇!!止めを刺す。
B.再び拳王の下へ帰る。
C.三杉を介抱する。
D.その他

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178 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 22:58:37 ID:bNhW46lk


179 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 22:58:40 ID:bicEAFLo
A
せめて安らかに死ぬが良い

180 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/24(日) 23:14:42 ID:yS0XLc96
A.森崎の仇!!止めを刺す。

中山「………理由は聞かない、せめて痛み無く消えろ。風林火陰山雷が雷の奥義が一、春雷吼月閃!!」

三杉「………」

雷光の致死撃を瀕死の三杉の首にあて一瞬で絶命させる中山。それは仲間を失った悲しみか、
自らの手で仲間を殺す事になる自身の業の深さをを知ったからか、深い悲しみに包まれていた。

中里「…主殿が倒されましたな」

常に影のように付き従う中里が不意に現れる。

中山「森崎は死にたがっていたのだろうか?」

中里「知らず。ただ、三杉殿との戦いに加勢は絶禁との言葉でござった」

中山「それで、中里はどうする?主のいなくなったこの東京が再び秩序を失うのも時間の問題だ。
ある意味において当初の目的は達せられた。拳王の下に帰るのもよし、森崎の…今はなんなのか
皆目見当もつかない目的を継承するもよし」

中里「拙者は影。光強きものの影に付き従うでござる」

中山「………」

どうしますか?
A.東京のキングとして君臨する。
B.拳王に目的達成の報告をする。
C.その他

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181 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 23:16:42 ID:gw4vhR8A
A

182 :銀シュナ:2011/04/24(日) 23:19:48 ID:???
ではいつのまにかサザンクロスの王になったところで今日はここまで。
早ければ明日には終わりますね。おやすみなさいませ。

183 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:46:05 ID:???
乙でしたおやすみなさいー

184 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 18:34:47 ID:tFf7nyDE
A.東京のキングとして君臨する。

中山「今となっては森崎が何を望み、何を願ってこの街を作ったのかわからないが…死に目を
見届けたものとして残ったものの行く末を見届ける。それが俺に出来る彼への最後の手向けだ。」

中里「忍」

そう決断すると後は早い。元々の森崎の配下は自分の知り合いが多く、尚且つ間謀にかけては
専門家である中里のバックアップによって数日で城塞都市東京を掌中に収め、拳王から派遣され、
関東境で小競り合いをしていた一個師団もこちら側に率いる事に成功させる。

中山「中里。今日本での勢力はどうなっている?」

中里「拙者の調べでは北陸周辺に根城を持つ聖帝若林殿。関西地方を中心にしている拳王メッツァ殿、
さらには九州には天帝軍を名乗る謎の一団。残りの勢力は3つでござる」

中山(さて…位置的に天帝軍にちょっかいは出せないな…ここはどうでるべきか?)

どうしますか?
A.まずは位置的に最も近い聖帝若林を倒す。
B.叛乱が露見する前に拳王メッツァを速攻で潰す。
C.こちらから打って出る必要はない。地盤を固める。
D.その他

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185 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:39:57 ID:5ND2e64A
B

186 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 19:18:04 ID:tFf7nyDE
B.叛乱が露見する前に拳王メッツァを速攻で潰す。

中山「中里、森崎は拳王を討つために下準備を整えていたと言ったな」

中里「然り。拙者がかの者の下についたのも長野殿が士官としてかなりの地位まで上れたのも
全て主殿の命であった。」

中山「それは今でも使えるのか?」

中里「然り。但し、拙者が謀反を起こしたことを知れば粛清の嵐が巻き起こると予想されるでござる。
誰が信用でき、誰を信用できないのか…疑心暗鬼の種とはそれだけで立派な計でござるよ。
放っておくだけであ奴の忠臣のかなりの数を労せず誅することもできるでござろう」

中山「だがそれ以上に森崎の配下が粛清される。それが森崎の計にあるとは思えない。今なら俺の
反逆も知られていないはずだ。あるいは簡単に拳王の首を取れるかもしれない」

中里「は。森崎殿を打ち取ったという報告をするのであれば拳王に接触するのは易いでござろう。
人数は少数にはなり申すが、最大の好機といえなくも無いでしょう」

中山「………」

どうしますか?
A.任務の成功を報告しに行くと見せかけ拳王の居城へ向う。
B.大兵力で攻め入る。
C.その他

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187 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:20:49 ID:JeEZ6KT6
A

188 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:21:32 ID:9VOqmL3+


189 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 19:39:57 ID:tFf7nyDE
A.任務の成功を報告しに行くと見せかけ拳王の居城へ向う。

中山「状況に沿った戦略こそ天の時。砂時計の一粒の欠片が血の一滴となる今、利用できるものは
全て利用する。」

中里「では、早速準備を…」

そういいキングの城の最上階から消え去る中里。

〜〜〜

そして数日後、一個師団で出陣した一行は僅か数名にまで数を減らしながらも勝利の凱旋を行っていた。

中山(流石に師団はつれてきた方が良かったんじゃないか?)

中里(否。数が多いということは口が多いということ。僅か1人の裏切りが我々全員の死を呼び込む
この状況において不確定要素は限りなく0にすることこそ賢明。)

そう話すのは斥候兼中山のお目付け役の中里。彼としては出来うる最善の策としていたのだが…

この作戦は…
A.ばれずに拳王の間へ!
B.なんと筒抜け!

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190 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:41:41 ID:9VOqmL3+


191 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:45:31 ID:AuEbwZNk


192 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 19:52:28 ID:tFf7nyDE
B.なんと筒抜け!

凱旋のまま通されたのは拳王の城の一角。

中里「…まずいでござるよ」

そう耳打ちするニンジャマスター。

中山「まずい?無事に城までたどり着けたようにも見えるが…」

中里「否。この広間は謁見の間より遠く、尚且つ逃げ口が両端の大扉のみ。通気口すらござらん」

中山「!!!」

事の重大さに気付いた中山だったが次の行動に移すよりはやく…

???「はっはっは。策士、策におぼれるとはこのことだな」

唯一の出口である大扉から現れたのは大量の雑魚と…

現れたのは?
A.浦辺
B.新田
C.来生
D.滝
E.石崎
F.早田
G.中西
H.その他

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193 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:53:06 ID:BkQaYD3c


194 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:53:08 ID:9VOqmL3+
Hマリー・シュナイダー

195 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 20:14:05 ID:tFf7nyDE
C.来生

現れたのはこれまた見覚えのある顔だった。

中里「お主は、来生!?なぜそなたが…」

本来無表情であることを義務付けられていた忍者である彼だったが僅かに顔が歪む。

来生「いやぁ。俺もね、本当ならそっち側なんだが…何時までも誰かの手下というのも
俺らしくないだろ?だからね…」

中里「なんと!!若林殿の城から助けた恩も忘れるというか!」

来生「その恩は十分返しただろ。それになんたってその恩人はもういないんだから」

中山「何故それを!?」

来生「簡単なことさ。中山師団のなかに中里以外のスパイがいた。中里は流石にその危険性に気付いていた
みたいだが、だからといって全員を殺して口を封じようとはしなかっただろ?それが貴様達の
甘さだよ。いや、限界だと言い換えてもいい」

中里(くぅ…。その策は主殿ならば採用したやもしれぬ。されど、中山殿にそこまで非情になれる
気質はござらん。こうも速くその弱点をつかれるとは…)

196 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 20:15:44 ID:tFf7nyDE
中山「ちぃ!ならば仕方が無い!場内までたどり着けたのならば後は力ずくで行くしかない!」

グオン!!

己が内気を燃やし戦闘態勢に入る中山。しかし、

長野「ここは俺に任せろ。それより中山は埋伏していた仲間を助けるか急いで拳王を倒しに行け!」

と、沈黙を守っていた副官長野が一歩前へでる。

中里「拙者は肉弾戦は得意ではござらんが、己が不始末は自ら償うでござる。」

そして、中里も戦闘態勢に入り…

どうしますか?
A.この場に留まり全員ぶちのめす!
B.この場は中里と長野に任せ仲間を救出に向う。
C.この場は中里と長野に任せ拳王の首を取りに向う。
D.その他

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197 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:18:28 ID:9VOqmL3+


198 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 21:33:06 ID:tFf7nyDE
B.この場は中里と長野に任せ仲間を救出に向う。

当初の作戦は失敗した。ならばやることは一つ。1人でも多くの仲間を救うことである。

中山「死ぬなよ!」

中里「応!恐らく皆はまだ殺されてはおらず地下の牢獄にとらわれているはず!」

確かにスパイを捕まえました。殺しました。と簡単にカードを捨てるような敵ならばここまで
強大な勢力になりうるはずはない。見せしめならば効率的に殺す必要があるし、交渉のカードと
するならば生きてこそ意味があるのだ。

そういう意味では生存の可能性の高い事を信じ…

中山「風林火陰山雷、陰が歩法が一、影陰錯法!」

人の影を縫うように走り去ると、そのスピードについてこれる中里の援護もあり、僅かな隙を突いて
たった2箇所しかない出口から逃亡する事に成功する。

199 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 21:34:26 ID:tFf7nyDE
中山(急げ!極限まで神経を研ぎ済ませろ!!)

自身にそう言い聞かせながら下へ下へと向かい、数十人の屍を築き上げた先に…

地下牢で待っていた味方は?
A.翼
B.浦辺
C.新田
D.滝
E.石崎
F.早田
G.中西
H.全員惨殺されていた…
I.その他

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200 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 21:35:06 ID:BkQaYD3c


201 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 21:56:31 ID:tFf7nyDE
F.早田

中山(しずかなる事林のごとし。)

シュン!!

冷徹な瞳で地下牢の門番の首を一瞬で切り取ると、血柱が飛ぶよりも速く腰の鍵を引き抜きそのまま
重厚な扉を開ける。

中山「だれか!?だれかいるか!?」

まるで救いを求めるかのように叫ぶと薄暗い部屋の隅に…

早田「へっへっへ…ようやく助けが……」

片方の腕を鉄錠で固定され横になる事すら出来なくなっていたカミソリファイターが声をあげる。

中山「早田か!?遅くなってスマン!ほかに生きてるものは!?」

早田「…ああ、半分以上はワイが逃した。だが、最後の最後でしくじってこのザマさ」

中山「だが生きている。生きてさえいれば必ず再起できる。諦めない限りな!」

202 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/04/26(火) 21:57:36 ID:tFf7nyDE
早田「まるで森崎みたいな事を…いや、ちがうか。森崎は負けたことなど絶対に認めないよな。
……で、今のサザンクロスのキングは中山がしているのか?」

中山「ああ。だが反逆が露見してしまった。ここは…」

どうしますか?
A.拳王の間まで目と鼻の先。虎穴に入らずんば虎児を得ず、死中に活を見出す。
B.これ以上の深入りは身を滅ぼす。退却!
C.その他

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203 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 22:00:07 ID:/tahaPCs

シチューにカツ

204 :銀シュナ:2011/04/26(火) 22:32:45 ID:???
すみません、猛烈な睡魔に襲われてしまったので今日はここまでです。
おやすみなさいませ。

205 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 22:48:01 ID:???
乙でしたー


206 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/05/01(日) 16:15:27 ID:b+5fxgpg
…去年のGWが懐かしい…

ということで少し間を空けてしまいましたが再開します。

A.拳王の間まで目と鼻の先。虎穴に入らずんば虎児を得ず、死中に活を見出す。

中山「早田。動けるか?」

早田「まあな。その辺の雑魚相手なら遅れはとらない程度に…ってとこか」

中山「…よし、それならピンチはチャンスだ!このまま拳王の間まで一気に進撃する!
まさか拳王もこのタイミングで喉元を食いつかれるとは思わないはずだ」

早田「ふ、なんやわかった。ワイのカミソリの切れ味はまだ鈍っちゃいない。足手まといにはならん」

そう決断すると地下牢から一気に玉座のある拳王城最奥の間まで駆け上がる2人。

拳王の算段は?
A.ほぼ無防備!拳王1人が玉座に座っていた!
B.最後の行く手に中ボス登場!
C.それすらも拳王の罠だった!絶体絶命のピンチ!
D.その他

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207 :森崎名無しさん:2011/05/01(日) 16:17:10 ID:???
B

208 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/05/01(日) 16:28:35 ID:b+5fxgpg
B.最後の行く手に中ボス登場!

拳王は賢明も愚鈍でもなかった。ごく当たり前の配置に強力なゲートキーパーを…つまりこの場合では
最後の砦としての中ボスを配していたのだ。

???「しゃっしゃっしゃ。やはりこちらにも配備して正解だったようだな。
半死人と連戦の疲れの見える2人ならここでおしまいだー!」

中山「何!?」

そこは拳王の玉座の僅か手前。巨大な扉を守る門番のようだった。

門番は誰!?
A.浦辺
B.新田
C.滝
D.石崎
E.中西
F.その他

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209 :森崎名無しさん:2011/05/01(日) 16:34:56 ID:???
F カルツ

210 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/05/01(日) 16:52:31 ID:b+5fxgpg
F.カルツ

中山「お前は!?」

カルツ「しゃっしゃっしゃ、久しぶりじゃの?」

そこに現れたのは西欧人らしからぬ風貌の男だった。

早田「久しいのぉ。カルツ」

埋伏していたとはいえ一時は同じ軍にいた2人。それ故に驚く事無く話しかける早田。

カルツ「ああ、ニッポンジンはもう少し利口だとおもっとったんじゃがな」

早田「たわけ。日本を守るのは日本人の使命じゃ。他人がごちゃごちゃ言ったところで誰も
ついてはこねぇよ」

カルツ「…じゃろうな。だからこそ、ニッポンジンであるお前達を重用したのじゃが…
飼い犬に手を噛まれるとはこのことじゃ。やはり、この国は恐怖と暴力で支配するしかないようじゃ」

中山(やはり、彼らの使命は最初に話していたように日本ではなく世界の救済か。…それが悪いとは
思えないがだからといって、はいそうですかと統治権を渡すわけには行かないな)


211 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/05/01(日) 16:53:37 ID:b+5fxgpg
カルツ「さて…ごちゃごちゃ話したところで意味はなし。ワシ相手に満身創痍の2人でどう戦う
つもりじゃ?」

どうしますか?
A.2人でタコ殴り!
B.早田に任せて拳王の間へ!
C.逃げる!
D.その他

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212 :森崎名無しさん:2011/05/01(日) 16:54:11 ID:1gJ2h5Cc
B

213 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/05/01(日) 17:21:15 ID:b+5fxgpg
B.早田に任せて拳王の間へ!

中山(…どちらにしろ時間がない。モタモタしていれば幾千もの雑魚が大挙してきてしまう)

そう考えていると…

早田「け!お前なんぞワイ1人で十分!」

中山の思考を呼んだのか半死半生の早田が一歩前へと歩みでる。

カルツ「ワシも嘗められたものじゃ。だがまあ良かろう、その意気や良し。1人は素直に通して
やらんこともない」

そういいながら目の前の扉から脇にそれる。

中山「早田…死ぬなよ」

早田「あたぼう。負ける喧嘩はしない主義なんでね」

そういいながらほとんど動かない片腕をあえて盾とする死中の構えでカルツをけん制する。

214 :外伝〜世紀末中山伝〜:2011/05/01(日) 17:22:32 ID:b+5fxgpg
ダ!!

2人の戦闘音を合図に重厚で巨大な扉を開け放ち、ついに拳王の間へとたどり着いた中山。

そこに座っていたのは間違いなく以前であった拳王メッツァ。無言で重い鎧をゴトッと落とし
無言で構えを取る。

中山「………」

どうしますか?
A.先手必勝!遠距離攻撃が可能な疾風斬を叩き込む!
B.まずは相手の出かたを見守る。
C.その他

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