キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/25(火) 00:37:30 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

正騎士昇格試験に挑む第七小隊と森崎たち。ロディとセシルが配属された第1部隊と
クリスとカタリナが配属された第3部隊は順調に試験をパスし、見事正騎士の称号を得る。
しかし、ルークとライアンが配属された第2部隊はまさかの途中リタイア。
これまでの成績が優秀だったルークは辛うじて合格するものの、ライアンは落第してしまう。

ここで転機が訪れる。日本サッカー協会と共同で行われる親善大会『アリティアカップ』で
チームの代表入りを果たすことが出来ればライアンの正騎士昇格が認められるという。
第七小隊は全員が一緒に昇格することでマルスの近衛騎士として認められることになっており、このチャンスに奮起するが
森崎は『破滅のツボ』による体力の虚弱化の改善を最優先し、ライアンのフォローを放棄してしまう。
これによりクリスたちとの関係が崩壊しかけるが、森崎は自身の弱さを正直にさらけ出すことで失いかけた絆を取り戻す。

そしていよいよ開催された第二回アリティアカップ!見事全員代表入りした第七小隊の面々と共に
森崎たちは前回の大会の汚名を晴らすべく、南武フースバルとのオープニングゲームに臨むのだった。

☆前スレ
【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1314356943/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html
上記のページの『過去ログ』内からどうぞ。

301 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/24(木) 23:17:03 ID:???
先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。

マルス→! card+ シュート39+(エクスカリバー+6)=
============
早田→! card+ ブロック36=
============
土屋→! card+ パンチング33=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
≦−2→ブロック成功。ボールを奪った!すかさず早田はシュートを狙う!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→マルスのシュートがフースバルのゴールに突き刺さる!試合終了!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
≦−2→土屋がパンチング。ボールは新田が確保しシュートを狙う!

【補足・補正】
早田のカードがダイヤで『スネークブロック』で+6(消費240 減衰範囲-2 減衰効果+2)
その他は>>13を参照してください。

302 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 23:17:17 ID:???
マルス→ JOKER + シュート39+(エクスカリバー+6)=

303 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 23:17:25 ID:???
マルス→ クラブ2 + シュート39+(エクスカリバー+6)=

304 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 23:17:41 ID:???
早田→ ダイヤ4 + ブロック36=
格差社会は健在なり

305 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 23:17:54 ID:???
さすが主役や!

早田→ ダイヤ9 + ブロック36=

306 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 23:18:18 ID:???
土屋→ スペード4 + パンチング33=

307 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/24(木) 23:21:27 ID:???
マルス→ JOKER + シュート39+(エクスカリバー+6)=☆

早田→ ダイヤ4 + ブロック36+(スネークブロック+6)=46

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ

マルス→ JOKER + シュート39+(エクスカリバー+6)=☆

土屋→ スペード4 + パンチング33=37

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→マルスのシュートがフースバルのゴールに突き刺さる!試合終了!
※マルスに50の経験値が入ります
※マルスのレベルが5に上がりました
※マルスがJOKERを出したので覚醒します
============
先着『1名』様で一気に判定をお願いします。

マルス ロード レベル5
     成長率
H 24 90+! numnum=
力 8 50+! numnum=
技 10 70+! numnum=
速 11 60+! numnum=
運 11 70+! numnum=
武 9 40+! numnum=
守 9 30+! numnum=
魔 0 3+! numnum=

※合計が100を超えれば1アップです。

308 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 23:23:06 ID:???
マルス ロード レベル5
     成長率
H 24 90+ 38 =
力 8 50+ 27 =
技 10 70+ 00 =
速 11 60+ 60 =
運 11 70+ 05 =
武 9 40+ 91 =
守 9 30+ 56 =
魔 0 3+ 52 =

309 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 00:54:43 ID:???
やっぱり原作主人公ってのは持っているんだなぁ

310 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 08:39:58 ID:???
そして森崎も原作同様にザルキーパーとして持っているのがここの特徴。
どんなに能力があっても引きが駄目だったり、敵と同じ数字をピンポイントで引くとか
破滅のつぼの件以外でも陽一神の加護(呪い?)がありそう。

311 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 10:11:03 ID:C9N938Kk
こらこらマルス様

312 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/27(日) 16:56:00 ID:???
>>309
後半からの出場で2覚醒。同点の危機を救い、しかも得点まで決めてしまうだなんて…
>>310
栗栖のトルネードを止めたりと十分な仕事はしてるんですけどね。
判定が多い分、悪い印象が強くなってしまうだけだと思いたいのですが…
>>311
これがスターロードの力だとでもいうのかぁ!?
============
マルス ロード レベル5
     成長率
H 24 90+ 38 =128→+1
力 8 50+ 27 =77
技 10 75+ 00 =75
速 11 60+ 60 =120→+1
運 11 70+ 05 =75
武 9 40+ 91 =131→+1
守 9 30+ 56 =86
魔 0 3+ 52 =55

マルス    ロード  レベル5 EXP0 0戦0勝0敗
        成長率
HP25/25     90
力  8       50
技 10      75
速 12       60
運 11      70
武 10      40
守  9      30
魔  0       3

以上のようになりました

313 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/27(日) 16:57:45 ID:???
マルスシュート覚醒→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→力+2/技+2
ハート→力成長+10/技成長+10
スペード→力・技+1/力・技成長+5
クラブ→シュート+3→5
JOKER→力・技+2 力・技成長+10 シュート+3→5
※左側が奇数、右側が偶数の結果です。
※どの結果でも
『伍色の光』 通常行動時(必殺技が発動しない時)数字が奇数で+5 習得

314 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 16:58:41 ID:???
マルスシュート覚醒→ ハート10

315 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 16:58:47 ID:???
マルスシュート覚醒→ ハート7

316 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/27(日) 17:32:35 ID:???
マルスシュート覚醒→ ハート10
ハート→技成長+10
※マルスの技成長率が75→85に上がりました。
※マルスが『伍色の光』通常行動時に奇数で+5 を習得しました
============
マルス「(ブロッカーは一人。だけどキーパーとの呼吸を合わせてシュートコースを塞いできている)」

早田「(来るなら来やがれ。俺のブロックは『しつこい』ぜ?)」

早田のブロックは本人の体格もあるのだが、シュートを直接止めるといったパワフルなプレイには向いていない。
だが、彼のマンマークで鍛えた目の良さでシュートコースを制限させて威力を抑えることが出来るのだ。

マルス「(…だが、何処かに突破口があるはずだ。マリクのブーストもあるんだ。自分の判断を信じろ!)」

バンッ!!

早田「(へっ、丁寧にゴール隅を突いてきた見てぇだがその分シュートの威力は……なにィ!?)」

その時早田は自分の目を疑った。マルスの蹴り込んだボールがまばゆい光を放ったのだ。
一瞬だが激しい、青、赤、緑、黄、黒の伍色に輝くボールに早田の綿密な守備への意識が途切れる。
そしてその不思議な錯覚は後ろの土屋にも同じように訪れていた。

土屋「(だ、だめだ。このシュートは……取れない)」

頑張って手を伸ばせば届きそうな気もする。だが、それを諦めさせるような何かがあのボールにはあった。
自分がどれだけ試行錯誤を繰り返し、早田と協力してもあのシュートを止めることは不可能だと本能が悟っていた。

ストラット「!!」

317 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/27(日) 17:34:02 ID:???
観客にて試合を観戦していたストラットも、眼の前で起こったことが信じられないという顔をしていた。
シュートが放たれた瞬間、これは絶対にゴールが決まるという思考がこの距離でも全身を駆け巡る。
それによりサッカー選手としての本能が命令を下すのだ。このボールに触れてはいけないと危険信号が目を通して伝わってくる。
精神的なものから来る錯覚といってしまえばそれまでだが、確かにマルスのシュートからは眩い光が見えた。
そしてその光は、彼が知る中で最も優れた選手のプレイと非常に似て非なるものでもあった。

ストラット「馬鹿な…何故、何故あの選手が……ファンベルグさんのプレイを……!!」

ズバッ!!ピピイィィィィィッ!!

アンナ「き…決まったァ!!ゴ〜〜〜〜ル!!後半ロスタイム、躍起になるフースバルの守備網を華麗にかいくぐり
    試合を決定づける追加点を決めたのは我らがアリティアの光の王子、マルスくんだァ!!」

ニーナ「ラスト5分間、このフィールドは完全に彼の支配下にありましたね。
    マリク選手がマルス選手にボールを託した瞬間、既に試合が決まっていたのでしょう」

マルス「…よしっ!決まった!みんな、決めたぞォ!!」

マリク「やりましたねマルス様!お見事です!」

シーダ「キャー!キャー!マルス様〜〜!!」

アベル「…大した御人だ。まるで相手を子供扱いにしている。
    どれだけ優れた感覚を持ってしても、アレだけのプレイはそうそうできるものではないだろうに」

アリティア選抜の仲間たちは歓喜に湧き踊る。この男がいる限り自分たちは負けはしない。
暗黒戦争を勝利へと導いた英雄王、スターロード・マルスがいる限り、と。
そしてこの得点が決まった瞬間、ロスタイムも消費されつくし――

ピッピッピイイ〜〜〜〜〜ッ!!

318 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/27(日) 17:35:04 ID:???
アンナ「ここで試合終了!!第2回アリティアカップのオープニングゲームは
    アリティア選抜が3対1で南武フースバルを下し快勝を収めました!」

ニーナ「前半は拮抗した展開が続きましたが、アリティアは後半一気に動きが良くなりましたね。
    アベル選手、そしてマルス選手。今後も彼らを中心に悲願の優勝目指して戦っていくことになるのでしょう」




アリティア  3 - 1  フースバル

前37 トーマス   後42 新田
   (シーダ)

後24 シーダ
   (アベル)

後48 マルス
   (マリク)

319 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/27(日) 17:36:31 ID:???
森崎「……勝ったのか」

極度の疲労から来る気だるさなのか、それともそれ以外の何かだろうか。
今の森崎は非常に疲れきっていた。だが、折角の機会ということもある。
なによりこの大会は両大陸のサッカーの発展を願う親善大会なのだ。
こういう時でなければ交流できない相手ばかりであることは間違いない。

森崎「さて、どうしようかな」

A フースバルの選手たちに話しかけに行く
B アリティアの選手たちに話しかけに行く
C 今は少しでも休んでおきたい。一足先に控え室に戻る。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

320 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 17:49:30 ID:v1OZnUH+
B

321 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 17:51:29 ID:00cw7PoU
A

322 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 18:19:51 ID:mBmjLnfM
B

323 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 18:21:14 ID:E/9Pm+eA


324 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/28(月) 21:21:46 ID:???
>B アリティアの選手たちに話しかけに行く




☆アリティア選抜

【マルス・マリク・アベル・ライアン・シーダ
 ロディ・カタリナ・クリス・セシル・ルーク
 オグマ・ジョルジュ・エリス・トーマス・カイン・ジェイガン】


※上記の中から『1人』話しかけたい仲間をお選びください。
※チームを問わず他の選手達が会話に混ざってくることもあります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

325 :森崎名無しさん:2011/11/28(月) 21:22:18 ID:BTtQzT6I
ライアン

326 :森崎名無しさん:2011/11/28(月) 21:26:48 ID:D4HrrI2U
ロディ

327 :森崎名無しさん:2011/11/28(月) 21:45:11 ID:Eom0Bg2M
ライアン

328 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 11:39:35 ID:???
>ライアン


森崎「(よし、まずはライアンに話しかけに行こうか)」

大会前、ライアンは一流の選手には育たないと判断し、森崎は教官の立場でありながら
自身の不調を言い訳にし、放置するという態度をとってしまう。
ジェイガンから指導を任されていたのにもかかわらずの非情な行動を今更ながら後悔していた。
だが、この数日間で彼は人知れず努力を重ねていた。そしてその努力は形となり、このフースバル戦でも要所要所で見事な活躍を収めていた。
ライアンは栄光をつかみとったのだ。かつての森崎と同じように、必死の努力の積み重ねにより確固たる立場を得たのだ。

森崎「(たいした奴だよあいつは。自分の境遇から決して目を逸らさずに前に向かって歩き続けたんだからな…)」


努力の弓兵ライアン→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→トーマス、ジョルジュと一緒に喜びを分かち合っていた
ハート→何度か対決した早田と語り合っていた
スペード・クラブ→一人で試合の勝利の余韻に浸っていた
JOKER→うれしそうな顔で森崎の方に駆け寄ってきた

329 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 11:40:55 ID:???
努力の弓兵ライアン→ クラブ10

330 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 11:55:59 ID:???
努力の弓兵ライアン→ クラブ10
>スペード・クラブ→一人で試合の勝利の余韻に浸っていた


ライアン「(試合が終わった。そして僕たちは勝った。大会前はメンバーに選ばれるかどうかも微妙だったはずなのに)」

試合が終わったのにもかかわらず、ライアンの胸中は炎のように燃え上がっていた。
アリティア選抜の一員として戦い抜き、勝利に貢献できていたという現実が彼の脆弱な自信を強固にしていく。

ライアン「(兄さん、見ていてくれましたか。僕は……ようやく一人前のアリティア騎士として歩いていけそうです)」

志半ばにて倒れた兄の遺志を継ぎ、王宮騎士になると誓ったあの頃から数年。
幼い少年はようやく自らの意思で前に歩く決心を固めようとしていた。

森崎「ライアン、お疲れさん」

ライアン「も、森崎さん……」

後ろから話しかけられ、ライアンは少し緊張した面持ちで振り返る。
森崎の告白を受けて互いの事情を受け入れはしたが、やはりまだ何処か気まずい所があるのだろうか。

☆どうしますか?

A「よく頑張った。これでお前はもう立派な正騎士だな」(ライアンの活躍を称える)
B「この程度で満足するな。お前はもっと上にいけるはずだ」(ライアンの気を引き締めさせる)
C「お前を見捨てようとしたこと、もう一度謝らせてくれ!」(改めて以前の行動を謝る)
D「お前の目から見て、今日の俺はどうだった?」(森崎の活躍度合いを聞いてみる)
E「このあとの試合、一緒に観戦しないか?」(試合観戦に誘う)
F その他(好きな台詞、行動をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

331 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 11:56:46 ID:1U2qK1wo
A

332 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 12:51:59 ID:qeQwZx76
A

333 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 15:22:52 ID:???
>A「よく頑張った。これでお前はもう立派な正騎士だな」(ライアンの活躍を称える)


森崎「いい顔になったじゃないかライアン。よく頑張ったな」

森崎は素直にライアンの努力と活躍を褒めた。
過去の自分のように、不遇にめげずに努力を重ねて結果を出した姿に心を打たれるものがあったのだろう。

ライアン「森崎さん…」

森崎「これでお前はもう立派な正騎士だ。お前ならきっとマルスの近衛騎士としてやっていけるだろう」

ライアン「……はい。ようやく、ようやく僕は夢を叶えることが出来ました。これも森崎さんの指導のおかげです」

確かに一度は見捨てられもした。だが、それまで自分を鍛えてくれたことは変わらぬ事実。
今の自分の実力は、確かに森崎の指導のおかげでもあるとライアンは理解していた。

森崎「……俺はこの大会が終わったらまた自分の国に戻る予定だ。今度は俺自身の夢を叶えるためにな」

ライアン「ドイツという国でプロ選手になると聞いてます。とても厳しい場所だとも」

ライアンは心配そうな表情で森崎を見上げてきた。
森崎は『破滅のツボ』に苦しみ、虚弱化していく体に苦しんでいるという。
ブンデスリーガという一流リーグの中で、今の森崎が生き残れるのか憂いでいるのだろう。

森崎「お前の姿を見て、俺も初心に戻れたよ。どれだけ辛くとも努力を止めなければ――
   諦めない精神で頑張り続ければ、必ず結果は出る。夢はかなうものなんだってな」

ライアン「森崎さん……」

334 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 15:24:13 ID:???
森崎「ありがとうなライアン。お前には忘れかけたことを色々と思い出させてもらったよ。
   この大会、絶対に優勝しようぜ。最高の結果を残して、俺はお前たちとお別れをしたいんだ」

ライアン「は、はい!力の限り頑張ります!」

ガシッ!

ジョルジュ「(上を目指すことに気を取られすぎて、人は足元を見ることを忘れてしまう。
      壁に阻まれ、躓き、倒れた時。その足元に転がる障害を取り除けずにいる者は多い。
      ……ライアン、森崎。お互いにいい勉強になったな)」

どんな困難に囚われようとも絶対に諦めない精神を、ライアンは森崎から教わった。
そしてまた、森崎もライアンから絶対に諦めない精神を思い出させてもらった。
お互いの足りないところをカバーしあう、良い関係を取り戻せたようだとジョルジュは静かに笑った。


※ライアンの評価が上がりました!
※森崎とライアンに相互支援(1)が発生しました!

335 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 15:25:27 ID:???
小豆沢「……負けたか」

チーム力に差があることは予想していたが、まさかここまでのものとは思っていなかったショックは大きい。
特に、もっと自分が中盤をコントロールできていれば得点を期待できていただけに悔しいものがあった。

早田「ちいっ…また負けちまった!(ちくしょう…どうして俺は最後のあのシュートを止められなかったんだ…!)」

石崎「もう少しで追いつけると思ったんだがなぁ。そんなに甘くはなかったか〜」

新田「(森崎さんからゴールを奪えた。だけど、試合に勝たなくちゃこの得点の価値もまったく意味が無い。
   ……俺にはまだ力が足りない。シュートだけじゃない。エースストライカーとして、
   シュートに持って行くまでの道筋を立てられるFWとしてのもっと高い実力が足りないんだ!)」

栗栖「(負けた……俺の力は通用しなかった。これがjrユースで天狗になっていた俺とプロを目指す人達との差なのか…)」

終始総合力の差で押されっぱなしだった感のあるフースバルは、敗戦の悔しさを静かに噛み締めていた。
しかし、そんな湿った空気を吹き飛ばすように陽子は手を鳴らしながら声を出す。

陽子「はいはい、終わった試合をいつまでも悔しがってちゃ前に進めないわよー。
   まだ大会は始まったばかり。残り2試合もあるじゃない。まだ落ち込むには早いわよ!」

栗栖「か、監督……」

石崎「そ、そうっすよ!残り2試合をいただけばまだ優勝の可能性だってあるんだぜ!」

小豆沢「元気を出せ栗栖。一回負けたらそれで終わりの大会ばかりを経験していたお前には
    心の切り替えをうまくすることも大事になってくるな。今後のプロ人生において、な」

栗栖「キャプテン……」

336 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 15:26:46 ID:???
新田「森崎さんに止められたお前のシュート、まだまだ改良の余地がありそうだよな。
   次の試合に備えて、しっかり仕上げようぜ。俺も協力するからさ」

早田「さーて、それじゃあさっさと引き上げようぜ。南葛と東邦、
   プロに舞台を移した因縁の対決をしっかり観戦して対策を練らないといけないからな!」

栗栖「は……はいっ!」

勝者と敗者の差は大きい。だが、どちらも決して後退することはないのだ。
この敗戦を糧にして、もっともっと強くなってみせる。若きストライカー、栗栖はそう誓うのだった。



※アリティア選抜に80の経験値が入ります

カタリナ「今回、レベルアップした人がこれだけいるわ!」

マリク アベル ライアン ロディ カタリナ
ルーク オグマ エリス トーマス カイン

カタリナ「みなさんよく頑張りましたね!」

337 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 15:27:48 ID:???
先着『5名』様でブロックごとに判定をお願いします
!と cardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

マリク 魔道士 レベル15
H 27 80+! numnum= 力  7 20+! numnum=
技  7 50+! numnum= 速 12 50+! numnum=
運  8 50+! numnum= 武 13 80+! numnum=
守 10 20+! numnum= 魔  3 3+! numnum=

アベル パラディン レベル2
H 32 70+! numnum= 力 15 40+! numnum=
技 17 50+! numnum= 速 17 50+! numnum=
運  9 40+! numnum= 武 13 70+! numnum=
守 16 20+! numnum= 魔  6 3+! numnum=
============
ライアン アーチャー レベル9
H 23 85+! numnum= 力  7 50+! numnum=
技 10 80+! numnum= 速  6 50+! numnum=
運  5 30+! numnum= 武  8 40+! numnum=
守  7 25+! numnum= 魔  0 3+! numnum=

ロディ ソシアルナイト レベル8
H 29 75+! numnum= 力  8 40+! numnum=
技  7 55+! numnum= 速 10 50+! numnum=
運  9 40+! numnum= 武  8 60+! numnum=
守  6 30+! numnum= 魔  0 3+! numnum=

338 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 15:29:02 ID:???
カタリナ 魔道士 レベル8
H 23 80+! numnum= 力  6 40+! numnum=
技 10 70+! numnum= 速 11 75+! numnum=
運  8 75+! numnum= 武 11 70+! numnum=
守  5 20+! numnum= 魔  4 3+! numnum=

ルーク ソシアルナイト レベル10
H 26 90+! numnum= 力 13 60+! numnum=
技  7 35+! numnum= 速  9 40+! numnum=
運  6 20+! numnum= 武 11 40+! numnum=
守 11 40+! numnum= 魔  0 3+! numnum=
============
オグマ 傭兵 レベル8
H 25 80+! numnum= 力  8 40+! numnum=
技 14 30+! numnum= 速 14 30+! numnum=
運  5 40+! numnum= 武  9 70+! numnum=
守  8 30+! numnum= 魔  0 3+! numnum=

エリス 司祭 レベル6
H 26 60+! numnum= 力  7 50+! numnum=
技  7 65+! numnum= 速  7 70+! numnum=
運  7 80+! numnum= 武 16 90+! numnum=
守  5 20+! numnum= 魔 10 3+! numnum=

339 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 15:30:03 ID:???
トーマス アーチャー レベル9
H 22 60+! numnum= 力 12 60+! numnum=
技  8 30+! numnum= 速  8 50+! numnum=
運  6 20+! numnum= 武 12 70+! numnum=
守  7 20+! numnum= 魔  1 3+! numnum=

カイン ソシアルナイト レベル13
H 29 80+! numnum= 力 13 60+! numnum=
技  9 40+! numnum= 速 11 40+! numnum=
運  7 40+! numnum= 武 12 60+! numnum=
守 11 30+! numnum= 魔  0 3+! numnum=


340 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 15:30:21 ID:???
マリク 魔道士 レベル15
H 27 80+ 54 = 力  7 20+ 29 =
技  7 50+ 24 = 速 12 50+ 81 =
運  8 50+ 91 = 武 13 80+ 86 =
守 10 20+ 13 = 魔  3 3+ 65 =

アベル パラディン レベル2
H 32 70+ 76 = 力 15 40+ 05 =
技 17 50+ 93 = 速 17 50+ 70 =
運  9 40+ 51 = 武 13 70+ 11 =
守 16 20+ 89 = 魔  6 3+ 33 =

341 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 15:37:51 ID:???
ライアン アーチャー レベル9
H 23 85+ 41 = 力  7 50+ 52 =
技 10 80+ 41 = 速  6 50+ 69 =
運  5 30+ 41 = 武  8 40+ 35 =
守  7 25+ 74 = 魔  0 3+ 06 =

ロディ ソシアルナイト レベル8
H 29 75+ 48 = 力  8 40+ 50 =
技  7 55+ 45 = 速 10 50+ 36 =
運  9 40+ 84 = 武  8 60+ 95 =
守  6 30+ 65 = 魔  0 3+ 53 =


342 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 15:39:49 ID:???
カタリナ 魔道士 レベル8
H 23 80+ 02 = 力  6 40+ 66 =
技 10 70+ 59 = 速 11 75+ 32 =
運  8 75+ 25 = 武 11 70+ 85 =
守  5 20+ 62 = 魔  4 3+ 24 =

ルーク ソシアルナイト レベル10
H 26 90+ 46 = 力 13 60+ 86 =
技  7 35+ 64 = 速  9 40+ 56 =
運  6 20+ 72 = 武 11 40+ 51 =
守 11 40+ 24 = 魔  0 3+ 70 =

343 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 15:46:48 ID:???
オグマ 傭兵 レベル8
H 25 80+ 54 = 力  8 40+ 01 =
技 14 30+ 53 = 速 14 30+ 30 =
運  5 40+ 77 = 武  9 70+ 12 =
守  8 30+ 30 = 魔  0 3+ 49 =

エリス 司祭 レベル6
H 26 60+ 26 = 力  7 50+ 14 =
技  7 65+ 60 = 速  7 70+ 23 =
運  7 80+ 67 = 武 16 90+ 59 =
守  5 20+ 70 = 魔 10 3+ 43 =


344 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 15:49:16 ID:???
トーマス アーチャー レベル9
H 22 60+ 77 = 力 12 60+ 29 =
技  8 30+ 83 = 速  8 50+ 79 =
運  6 20+ 31 = 武 12 70+ 11 =
守  7 20+ 01 = 魔  1 3+ 51 =

カイン ソシアルナイト レベル13
H 29 80+ 78 = 力 13 60+ 14 =
技  9 40+ 03 = 速 11 40+ 63 =
運  7 40+ 54 = 武 12 60+ 36 =
守 11 30+ 11 = 魔  0 3+ 98 =

345 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 16:08:09 ID:???
マリク 魔道士 レベル15
H 27 80+ 54 =134→+1 力  7 20+ 29 =49
技  7 50+ 24 =74    速 12 50+ 81 =131→+1
運  8 50+ 91 =141→+1 武 13 80+ 86 =166→+1
守 10 20+ 13 =33    魔  3 3+ 65 =68
マリク   魔道士 レベル15 EXP30 0戦0勝0敗
     成長率
HP28/28  80
力  7    20
技  7   50
速 13    50
運  9   50
武 14   80
守 10   20
魔  3    3

アベル パラディン レベル2
H 32 70+ 76 =146→+1 力 15 40+ 05 =45
技 17 50+ 93 =143→+1 速 17 50+ 70 =120→+1
運  9 40+ 51 =91    武 13 70+ 11 =81
守 16 20+ 89 =109→+1 魔  6 3+ 33 =36
アベル  パラディン レベル2 EXP10 0戦0勝0敗
        成長率
HP33/33     70
力 15       40
技 18      50
速 18       50
運  9      40
武 13      70
守 17      20
魔  6       3

346 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 16:09:20 ID:???
ライアン アーチャー レベル9
H 23 85+ 41 =126→+1 力  7 50+ 52 =102→+1
技 10 80+ 41 =121→+1 速  6 50+ 69 =119→+1
運  5 30+ 41 =71    武  8 40+ 35 =75
守  7 25+ 74 =99    魔  0 3+ 06 =9
ライアン   アーチャー  レベル9 EXP60 0戦0勝0敗
        成長率
HP24/24     85
力  8       50
技 11      80
速  7       50
運  5      30
武  8      40
守  7      25
魔  0       3

ロディ ソシアルナイト レベル8
H 29 75+ 48 =123→+1 力  8 40+ 50 =90
技  7 55+ 45 =100→+1 速 10 50+ 36 =86
運  9 40+ 84 =124→+1 武  8 60+ 95 =135→+1
守  6 30+ 65 =95    魔  0 3+ 53 =56
ロディ    ソシアルナイト  レベル8 EXP50 0戦0勝0敗
        成長率
HP30/30    75
力  8       40
技  8      55
速 10       50
運 10      40
武  9      60
守  6      30
魔  0       3

347 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 16:10:25 ID:???
カタリナ 魔道士 レベル8
H 23 80+ 02 =82    力  6 40+ 66 =106→+1
技 10 70+ 59 =129→+1 速 11 75+ 32 =107→+1
運  8 75+ 25 =100→+1 武 11 70+ 85 =165→+1
守  5 20+ 62 =82    魔  4 3+ 24 =27
カタリナ 魔道士 レベル8 EXP0 0戦0勝0敗
        成長率
HP23/23     80
力  7       40
技 11      70
速 12       75
運  9      75
武 12      70
守  5      20
魔  4       3

ルーク ソシアルナイト レベル10
H 26 90+ 46 =136→+1 力 13 60+ 86 =146→+1
技  7 35+ 64 =99    速  9 40+ 56 =96
運  6 20+ 72 =92    武 11 40+ 51 =91
守 11 40+ 24 =64    魔  0 3+ 70 =73
ルーク   ソシアルナイト レベル10 EXP0 0戦0勝0敗
        成長率
HP27/27     90
力 14       60
技  7      35
速  9       40
運  6      20
武 11      40
守 11      40
魔  0       3

348 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 16:11:44 ID:???
オグマ 傭兵 レベル8
H 25 80+ 54 =134→+1 力  8 40+ 01 =41
技 14 30+ 53 =83    速 14 30+ 30 =60
運  5 40+ 77 =117→+1 武  9 70+ 12 =82
守  8 30+ 30 =60    魔  0 3+ 49 =52
オグマ   傭兵  レベル8 EXP60 0戦0勝0敗
        成長率
HP26/26     80
力  8       40
技 14      30
速 14       30
運  6      40
武  9      70
守  8      30
魔  0       3

エリス 司祭 レベル6
H 26 60+ 26 =86    力  7 50+ 14 =64
技  7 65+ 60 =125→+1 速  7 70+ 23 =93
運  7 80+ 67 =147→+1 武 16 90+ 59 =149→+1
守  5 20+ 70 =90    魔 10 3+ 43 =46
エリス  司祭 レベル6 EXP0 0戦0勝0敗
        成長率
HP26/26     60
力  7       50
技  8      65
速  7       70
運  8      80
武 17      90
守 5      20
魔 10       3

349 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 16:12:48 ID:???
トーマス アーチャー レベル9
H 22 60+ 77 =137→+1 力 12 60+ 29 =89
技  8 30+ 83 =113→+1 速  8 50+ 79 =129→+1
運  6 20+ 31 =51    武 12 70+ 11 =81
守  7 20+ 01 =21    魔  1 3+ 51 =54
トーマス  アーチャー  レベル9 EXP50 0戦0勝0敗
        成長率
HP23/23     60
力 12       60
技  9      30
速  9       50
運  6      20
武 12      70
守  7      20
魔  1       3

カイン ソシアルナイト レベル13
H 29 80+ 78 =158→+1 力 13 60+ 14 =74
技  9 40+ 03 =43    速 11 40+ 63 =103→+1
運  7 40+ 54 =94    武 12 60+ 36 =96
守 11 30+ 11 =41    魔  0 3+ 98 =101→+1
カイン ソシアルナイト レベル13 EXP60 0戦0勝0敗
        成長率
HP30/30     80
力 13       60
技  9      40
速 12       40
運  7      40
武 12      60
守 11      30
魔  1       3

350 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 16:14:55 ID:???
バビントン「ただいま、二人とも〜」

イスラス「…どうやら試合は終わったみたいだな」

オグマたちの行動が今後の自分たちの任務を行うのに気がかりだと周囲を探索していたバビントンとイスラスが戻ってくる。

ストラット「大丈夫だ。しっかり偽崎のデータはとっておいたぜ。
      フースバルの連中は苦戦していたみたいだが、俺達ならそれほど苦労はしなさそうだぞ」

イスラス「…所詮は偽物といったところなのか」

バビントン「下手に強いよりよっぽどいいよ。僕達が自分たちの世界に無事に戻るためにもね」

中山「本物の森崎だったら無失点で間違いなく終えていたところだよ。
   …ところでそっちは特になにか変わったことはなかったのかい?」

中山の問いかけに、一瞬表情を曇らせるバビントン。
森崎が自分たちのためとは言え、アリティア選抜に対して妨害工作をしようとしているのを立ち聞きしていたからだ。
隣にいるイスラスは氷のように表情を変えずに、こう返す。


アイスなイスラス→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→森崎とガーネフの意図を明かし、止めるように提案する。
ハート→森崎とガーネフの意図を明かし、止めるように提案するが中山に反対される
スペード・クラブ→特に変わったことはない。自分たちの任務に支障はないと答える。
JOKER→森崎とガーネフの意図を明かし、一刻も早く彼らと縁をきるようにと説得する

351 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 16:18:56 ID:???
アイスなイスラス→ ハート2

352 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:20:47 ID:???
アイスなイスラス→ ハート2
>ハート→森崎とガーネフの意図を明かし、止めるように提案するが中山に反対される


イスラス「……お前たちに話しておきたいことがある」

イスラスは一度バビントンに視線を送り、彼がこくりと頷いたのを確認してから静かに語りだした。
アリティア選抜の選手たちが後半始まってすぐに辺りをうろついていたのは、
この会場内に爆弾をしかけたという脅迫文をジェイガンに送っていたという。

ストラット「ば、爆弾だとぉ!?」

中山「それなら彼らの妙に焦っていた謎の行動にも納得が行く。
   この大会は日本サッカー協会とアカネイア大陸の親睦を深める親善大会。
   出来ることならトラブルは排除しておきたいはずだ」

バビントン「…でもね、この脅迫文はただの脅しで、狂言だったんだよ。
      控えの選手たちを出場させないようにって、森崎とガーネフが妨害工作をしかけたんだ」

中山「なっ…?」

イスラス「アリティアが負ければ、それだけ偽崎のサッカーに対する夢や情熱は阻害される。
     それにより本物の森崎の失われていた力を取り戻せるということは知っての通りだが……」

バビントン「森崎くんとガーネフさんは僕達の任務を陰ながら助けようとしてるんだと思う。でも…」

ストラット「なるほどな。俺たちの実力を信用してないってわけか。気に入らねぇな」

イスラス「あの二人は、今後も大会中はアリティア選抜に対して様々な妨害を仕掛けるつもりだ。
     そこで相談なんだが。俺達の手で、あいつらの妨害を阻止してみないか?」

353 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:22:05 ID:???
バビントン「卑怯な手で勝っても嬉しくないよ。僕は……僕が正しいって思うことをやり遂げたいんだ」

ストラット「へぇ、面白そうじゃねぇか。そんなくだらん手段で価値を狙いに行く奴らの助けなんて借りる必要ねぇぜ。なぁ中山?」

自分たちのサッカーに大きな誇りを持っている。陰惨な妨害など必要ない。
自分たちはサッカーで自分の未来を勝ち取るためにここに来ているはずなのだ。
ストラットは当たり前のような顔で中山の方に首を向ける。
だが、彼ら3人と中山の間には大きな異なる部分があった。

スランプに苦しんでいた彼らを救うようにして現れたガーネフの闇のオーブによる助力。
だが、元々彼らにはそのスランプを乗り越えるだけの才能があった。
目の前にぶら下げられた甘い蜜に吸い寄せられてしまった彼らとは違い、
中山は闇のオーブの力がなければ一流の選手には絶対になれない圧倒的な才能の差があったのだ。

そして、中山はこの力を授けてくれたガーネフの持つ心の苦しみを理解できる人物でもあった。
どれだけ努力しても、どれだけ頑張っても覆すことのできない才能の差という絶対的な壁に苦しんできた。
それを埋めるために。自分の夢を叶えるため、自分の欲望を満たすため。
どんな手段を厭わずに戦ってきた、自分がこの世で最も信頼している親友。森崎有三。
彼に向けて破滅のツボを押し当ててしまった罪悪感がぬぐい去れない今、
中山には森崎とガーネフの行動を否定できるほどの勇気を持つことは出来なかった。

中山「(俺は……俺にはもう、あの人達の力を借りる事しかできない。
   森崎と一緒に一流の選手でしか見ることのできない景色を見る。
   森崎と一緒に世界一の栄光を勝ち取る。そのためには、もう――)」

彼らを裏切ることなど許されない。ストラットたちのような才能を持たない自分には、もうこの道しか残されていないのだから。

中山「……俺は反対だ」

ストラット「…は?」

354 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:23:14 ID:???
イスラス「どういうことか説明してもらおうか、中山」

中山「…俺は、森崎を助けたい。救ってやりたい。今の俺が一番に望むものはそれなんだ。
   アイツが必死に力を取り戻したい。その為なら手を汚すことすら構わないって言うのなら……
   俺はその手をとって助けてやりたいんだ。一緒に手を汚すことになっても構わないと言ってやりたいんだ」

バビントン「……中山。君ってば本当に森崎のことを……」

中山「卑怯な手段だというのは分かっている。だが、俺たちが元の世界に変えるためには一瞬の油断もしちゃいけないんじゃないのか?
   自分の持つ力、才能に溺れることなく、常に最善の手を考え、場合によっては卑怯な手段も選んでいく。
   ……そうしなければ勝てない相手がいる。上には上がいるというこの世界じゃ、そうやってでしか生きられない奴らもいるんだ!」

ストラット「中山……」

イスラス「…………」

中山の悲痛な叫びを聞き、沈黙する闇のオーブカルテット。と、そこへ彼らと同じ組織の一員である一人の少女と大柄な男が現れる。

????「面白い話をしているじゃない。アタシ達も混ぜてくれる?下等なゴミ虫さんたち」

????「ウキキ……仲良くケンカするのも悪くない」

中山「君は……クライネ」

この大陸に来たばかりで右も左も分からない自分たちの世話をしてくれた、高貴な雰囲気が漂う金髪の美少女。
その優雅な風貌とは裏腹に、容赦のない弓術で並み居る山賊を射殺していく姿は、中山の瞼に強烈に焼き付いていた。

クライネ「むっ、ゴミの分際で呼び捨てだなんて度胸があるじゃない」

中山「…気分を悪くさせたのなら謝る。ところで、何故君たちがここに?」

355 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:24:45 ID:???
ストラット「アンタらの任務は別のところだったはずじゃないか?」

クライネ「ええ、そうよ。アタシはサッカーなんてくだらない玉蹴りには参加しろって言われてもゴメンだわ。
     あなた達も知っているでしょう。アタシたちの組織の本分は」

イスラス「……暗殺組織、か」

バビントン「小さい頃はつくり話だけのものかと思ったけど、裏の仕事を受け持つ組織はどこの国にもあるんだよね…」

ローロー「お前たちはサッカー。俺たちはアンサツ。役割分担、これ大事。ウキキ」

クライネ「ま、一応忠告だけはしといてあげる。下手な気は起こさないほうがいいわ。
     おとなしく力あるものに従っておくことが、命を長らえさせることだと覚えておくべきね」

イスラス「…………」

バビントン「ううっ……」

クライネ「…力がないものは食われるのは何時の時代も当たり前のことだもの。
     あの御方も、それが分かっているからあなた達を助けようとしたんじゃないかしら?」

鮮やかな金髪をかきあげながら、クライネは中山へと顔を向ける。

クライネ「この世の中には二通りの人間しかいないの。人に使えることしかできない無能と、それを動かすことが出来る選ばれたもの。
     あなたは他の奴らと違って、そこらへんのところをよく理解しているようね。気に入ったわ」

品定めするような妖しい目線を投げかけるクライネに対し、中山は拳を固めて口を開く。

中山「忠告ありがとう。でも、1つだけ訂正させてもらっていいかな」

クライネ「……なにかしら?今回だけは特別に聞いてあげるわよ、ゴミ虫さん」

356 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:26:49 ID:???
僅かに口の端を持ち上げて、クライネは中山に顔を近づけていく。

中山「(うっ……か、顔が近い……良い匂いがする……って、そうじゃない!)
   サッカーはくだらない玉蹴りなんかじゃない。俺の、俺たちの生き様を貫ける立派な戦いの手段だ」

クライネ「……うっざ。なーに熱く語っちゃって。寒気がするわ」

中山「どう思われようともこれだけは譲れないよ。君が弓の撃ち方に対していつも真剣になっているようにね」

クライネ「!!  ……ふん、行くわよローロー。付き合ってられないわ。こんな熱血馬鹿さんたちには」

ローロー「ウキキ、分かった。…………中山、お前たちとの話、俺はおもしろかったぞ」

中山「え?」

ローロー「こんどはもっと話をしような。ウキキキ……」

不気味に笑う大男ローローはそう言うと、クライネの後ろをのそのそとついて行った。

ストラット「……で、どうするんだ?森崎たちの妨害の件は。しっかりと釘を刺されちまったわけだが」

イスラス「監視の目が行き届いている以上、下手な真似はできん。今回は中山の意思を尊重するさ」

バビントン「そ、そうだよね。ガーネフさんにもしもバレたらと思うと……この『仮面』も取り上げられちゃうかもしれないし」

ストラット「『闇』の力に心を支配されない制御装置も兼ねているんだ。今の俺達には必須の道具だ。大事にしなきゃな」

中山「そういうことだ。……とにかく今は自分の出来ることをするだけだ。
   森崎も、ガーネフさんも、そして俺たちも考えるべきことは一緒なはずなんだから」

偽物の森崎を滅ぼし、本物の森崎の力を取り戻す。中山たちは改めて誓いを立てるのだった。

357 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:29:17 ID:???
クライネ「ふんだ。なーにがサッカーはくだらない玉蹴りじゃない!さ。ばっかみたい」

ローロー「ウキキ…でも、案外やってみると楽しいぞ。アイネも楽しいって言ってたし」

クライネ「なっ……あ、あいつったら、任務のことを忘れて呆けてなんかいないでしょうね。
     はやく定期報告を済ませに行くわよ。いつまでもこんな騒がしい所に留まっていらんないわ」

ローロー「そうだな。急げ急げー」

クライネ「(……サッカー、か。ふん、くだらない……)」

ほんの一瞬、スタジアムの方を振り返るクライネ。フィールドでは本日の第2試合である
南葛ウイングスと東邦タイガースの試合が始まろうとしていた……。


森崎「さてと、次の試合に備えてバッチリデータを収集しなくてはな」

控え室を引き払い、アリティア選抜用の席に移動した森崎たちは
まもなく始まろうとしているウイングスとタイガースの試合を待っていた。
近くの席には先ほど戦ったフースバルの面々も座っている。

森崎「うーむ、せっかくの機会だから誰かを誘って観戦しようかな?」

☆どうしますか?

A フースバルの選手たちを誘ってみる
B アリティアの選手たちを誘ってみる
C 森崎有三は一人で観戦したい。誰も誘わない
D 観戦すら時間が惜しい。一人で自主トレーニングにいこう!

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

358 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 17:31:27 ID:w1/6WUQ+
A

359 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 17:56:27 ID:Y1kSy3RI


360 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 22:04:01 ID:???
中山さん…誤解が解けるのは遠い未来かと思うと悲しいのう…。

ところでレベルアップ判定なのですが、カタリナの力は34スレの496で
既に7に上がっていますので、今回で8ではないでしょうか。

361 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 22:33:32 ID:???
それにしても結果としてジェイガンは名采配だったね。
次回もジェイガンに任せるべきかな

362 :森崎名無しさん:2011/11/29(火) 22:52:09 ID:???
監督補正もつくしジェイガンを育てる意味でも次も監督まかせでいいと思うな。
今回みたいにマルスアベルがスタメンから外れてもビハインドになれば出さないまま終わることは無いと思うし

363 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/01(木) 09:42:53 ID:???
>>360
失礼しました!ステータスの方はしっかりと修正しておきました。
中山については、誤解となるか真実となってしまうかはこれからの森崎次第ですね。
>>361-362
これから先、相手チームには監督補正があるのがほぼ前提となってきますからね。
ただ、フースバル戦のように思わぬ苦戦をするリスクもあるので要注意です。
============
>A フースバルの選手たちを誘ってみる

☆南武フースバル

【栗栖・小豆沢・新田・大森・小林・田中・輝林・石崎・木村・早田・土屋・陽子】


※上記の中から『1人』同行したい仲間をお選びください。
※チームを問わず他の選手達が同行してくることもあります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

364 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 10:25:47 ID:JtyDegpo
早田

365 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 10:46:58 ID:OTSv9yVw
新田

366 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 10:54:35 ID:loctz42M
小豆沢

367 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 10:55:34 ID:cmAUIE2A
小豆沢

368 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/01(木) 11:46:05 ID:???
>小豆沢


森崎「(現全日本A代表の中心人物でもある小豆沢さん。あの人と仲良くしていて損はないはずだ)」

森崎たち黄金世代と呼ばれる選手たちは、同世代との切磋琢磨を繰り返してきたことにより
自分たちより年配の選手たちと触れ合うことが少なかった。
これからプロとして戦っていく中で、彼らのような年配の選手たちにしか分からないこともあるはず。
実力だけでなく知識も得ていかなければならないと考える森崎は、小豆沢の方へと近づいた。



あ〜ずきぃ→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→小豆沢と同年代であり、GKの土屋も一緒に観戦することに。
ハート・スペード→小豆沢と一緒に観戦することに。
クラブ→なにか思うことがあるのか、一緒の観戦を断られる…
JOKER→ダイヤ+現全日本A代表正GKの話題が出てくる。

369 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 11:48:26 ID:???
あ〜ずきぃ→ クラブA

370 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/01(木) 11:55:13 ID:???
あ〜ずきぃ→ クラブA
>クラブ→なにか思うことがあるのか、一緒の観戦を断られる…



森崎「あのー小豆沢さん、良かったら一緒に試合を観戦しませんか?色々聞きたいこととかあったり…」

あまり慣れない下手に出る話し方で小豆沢を誘う森崎。

小豆沢「済まないが、僕はちょっとやることがあるんだ。悪いけど別の人を誘ってくれないかい?」

そう言うと小豆沢は席を立ち、観客席から離れて行ってしまう。
ぽつんと取り残された森崎に、フースバルの選手たちの哀れみの視線が突き刺さる。

森崎「(うぎぎ……試合に負けたことを逆恨みでもしてるのか?思ったより器の小さい人かもしれないな)」

勝手な思い込みでフラれたショックを打ち消すと、仕方なくほかの選手を誘おうとする。



☆南武フースバル

【栗栖・新田・大森・小林・田中・輝林・石崎・木村・早田・土屋・陽子・やめる】


※上記の中から『1人』同行したい仲間をお選びください。
※チームを問わず他の選手達が同行してくることもあります。
※一人で観戦する場合は『やめる』を選択して下さい。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

371 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 11:58:38 ID:cmAUIE2A
新田
ほんじゃ成長株だ

372 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 12:16:32 ID:tkw2C7YU
新田

373 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 12:17:00 ID:C9xRETtk
新田

374 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 12:23:09 ID:3uKUHFDE
輝林

375 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/01(木) 12:28:39 ID:???
>新田


森崎「よーし新田!俺と一緒に観戦しないか!?」

過去に諍いがあったものの、ここ数年の交流で蟠りは無くなったと見られる新田を誘おうとする森崎。


にったった→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→栗栖が一緒についてくる
ハート→早田が一緒についてくる
スペード→石崎が一緒についてくる
クラブ→新田と一緒に観戦することに
JOKER→新田がいない。彼も何か大事な用事で席を外してるようだが…?

376 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 12:36:10 ID:???
にったった→ ハート4

377 :森崎名無しさん:2011/12/01(木) 21:39:28 ID:???
さすが小豆沢さんだ
クラブAと森崎を同時にスルーするなんて

378 :森崎名無しさん:2011/12/03(土) 09:08:28 ID:???
三周年おめでとうございます!

379 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 10:27:41 ID:???
>>377
特殊分岐が無かったのが幸いでしたねー。
>>378
ありがとうございます!3年も経てば色々と変わるものもありますね。
連載初期は森崎による同盟軍乗っ取りが主軸だったりと色々大変なことをやってましたねw
現在更新頻度がかなり落ち込んでいますが、頑張ってペースを取り戻していきたいので
これからもどうかファイアーモリブレムをよろしくお願い致しますね〜
============
にったった→ ハート4
>ハート→早田が一緒についてくる
============
新田「いいですよ。森崎さんの意見とか色々聞いてみたかったんです」

早田「お、面白そうだな。俺も混ぜろよ」

新田との観戦に便乗してきたのは森崎と魂の友情を交わしている早田だった。
アカネイア大陸での交流も多く、全日本ユースの中では中山と同じくらい森崎と仲の良い人物である。

森崎はフースバル陣営の観客席へと移動すると、早田と新田の間の席へと座り込む。

森崎「さーて、どっちが勝つのかね。俺達としては潰し合ってもらったほうが都合がいいんだがな」

早田「うーん…個人的には反町のいる東邦を応援してやりたいが、新田はどう思う?」

南葛高校の先輩たちが中心の布陣であるウイングス。
同期の仲間でありライバルでもある山森が所属しているタイガース。
新田にとってはどちらのチームにも気心の知れた仲間がいるのだ。
そのことがあってか、少し困った表情を浮かべて新田は呟く。

新田「はは……そういった感情は両方応援してあげたいですね。でも、戦力的なことを考えると…」

380 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 10:29:30 ID:???
早田「おっと、ストップ。せっかくだからここらで予想タイムと行こうぜ。
   どっちが勝つか昼飯でもかけて勝負しないか二人とも?」

ノリの良い早田らしい提案である。成人しても相変わらずのお気楽ぶりに森崎は苦笑しながら…


☆どうしますか?

A 南葛ウイングスが勝つと予想する。
B 東邦タイガースが勝つと予想する。
C ここは引き分けになると予想する。
D サッカー賭博とはけしからん。断る。
E どうせ賭けるならもっと凄いものを賭けようぜ!勝負を大きくする。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

381 :森崎名無しさん:2011/12/06(火) 10:39:27 ID:zT6z81B2


382 :森崎名無しさん:2011/12/06(火) 10:43:15 ID:l8I3nFk6
D

383 :森崎名無しさん:2011/12/06(火) 10:55:19 ID:8Y/FI7Cs


384 :森崎名無しさん:2011/12/06(火) 11:11:09 ID:ZQy61CRU
B

385 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 11:28:03 ID:???
>B 東邦タイガースが勝つと予想する。


森崎「そうだな。俺は東邦が勝つと予想する」

早田「ほほう、その理由は?」

森崎「単純なチーム力の差さ。外国人選手で大量補強しているだけじゃなく
   東放学園のエリートたちが脇を固めているんだ。
   加えて反町、沢田、山森と元全日本ユースの選手たちも揃っているし」

新田「確かに東邦の戦力は凄まじいと思いますね。
   元ミランユースのドリブラー、バンビーノとアメリカサッカー界の期待の星と言われるミハエル。
   元コロンビア代表の名スイーパー、コルドバさんが守る完璧な布陣です」

早田「でも待てよ。南葛の方にもナポレオンやメクネスといった補強選手がいるじゃねぇか。
   キーパーに関しては間違いなくウイングスのほうが上っぽいぜ?」

森崎「そうだとしても東邦の攻撃力を全て防ぎ切ることはできないさ。
   ゴールはキーパー一人だけではとても守りきれるものじゃないからな」

今現在の自分の実力を省みたからなのか、森崎は昔では考えられないことを口にしたことに少し驚いていた。
DFなど自分の前に立つただの壁。自らの実力を誇示するための踏み台程度にしか考えられなかったのは過去のこと。
体力の劣る自分は、これからいかにしてDFたちと協力してスタミナを長持ちさせるかを常に頭に入れていかなければならないのだ。

森崎「(環境が人を変えるとはよく言ったものだぜ、まったくよ……)」

早田「なるほどね。なかなか理にかなった解説だことで」

森崎「ちなみにお前たちはどっちが勝つと予想してるんだ?」

386 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 11:31:13 ID:???
先着『1名』様で一気に判定をお願いします。

新田の予想→! card
早田の予想→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜9→南葛ウイングスが勝つと予想
8〜4→東邦タイガースが勝つと予想
3〜A・JOKER→引き分けになると予想

387 :森崎名無しさん:2011/12/06(火) 11:31:59 ID:???
新田の予想→ クラブ8
早田の予想→ クラブA

388 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 17:58:50 ID:???
新田の予想→ クラブ8→東邦タイガースが勝つと予想
早田の予想→ クラブA→引き分けになると予想
============
新田「俺も大体森崎さんと同じ考えでした。単純な戦力差では東邦に分があるでしょう。
   個々の実力では拮抗している部分もありますが、最終的には東邦が競り勝つと思います」

早田「あ、きったねーぞ新田!同じ予想じゃ賭け事にならねぇじゃねぇか!
   俺は引き分けになると予想するぜ。森崎の戦力分析は最もだが、東邦には欠けてるものがある」

森崎「キーパーの差か?それだったらさっき…」

早田「ちっちっち。お前さんも苦労した要素があるじゃねぇか。はっきりとな」

森崎「…もったいぶらずに早く言えよ」

早田「それはな。強力なミドルシューターの差さ。
   わざわざPA内まで切りこまなくても掴める得点チャンス。
   ミドルシューターがいればいるだけ、少ない時間で点を狙えることは分かるよな」

森崎「……まぁ、下手な鉄砲数撃ちゃはいるって言葉はあるけどよ」

新田「(さっきの試合の失点、結構気にしてたりするのかな?)」

早田「反町も山森もダイレクトシュートは得意だが、肝心のミドルがない。
   頼りの外人選手たちはどう見ても純粋なドリブラーだ。強力なシュートがあるとは思えない。
   対する南葛はナポレオンは周知の通り、井沢だってバナナシュートを得意としていたじゃないか」

森崎「(早田の話も一理あるが、マクロニソスの合宿で俺達に見せていない隠し玉があるかもしれん。
   あわよくばこの試合で見せてもらいたいものだがな)」

389 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:00:07 ID:???
前もって情報を得られれば、それに対する対抗策を予め練っておくことは出来る。
前回大会の雪辱を晴らすため、全勝優勝を狙っている森崎たちアリティア選抜にとっては既に次の試合は始まっているのかもしれない。

新田「あ、そろそろ試合が始まりそうですよ」

早田「へっ、まぁ見てなよ。俺の予想だと多分2-2くらいで引き分けだからな!」

森崎「賭けのこと忘れるなよ。きっちり二人分の昼飯をおごらせてやるぜ。新田、今のうちにメニューを決めておきな」

新田「え?あ、はい。そうですね。なににしよっかなー」

早田「(やれやれ。こいつら…数年前までとは打って変わって仲良しさんになりやがって…)」

だが、早田の表情は心境とは打って変わって晴れやかだった。
彼の悩みのタネの一つである森崎を始めとするのチーム内の不和が、数年前に比べてかなり薄まっていたからだ。
いくら実力が優れていようとも、チーム内の空気を乱すほどの暴挙の数々に、早田はjrユース時代から嫌気が指していた。
基本的にノリの良さを好む彼にとって、精神的苦痛を伴ってまでサッカーをしたいとは思えなかったのだ。
目の前に提示された現実が厳しくとも素直に受け入れるある種のドライさが、彼をこのような性格にしていたのだ。

早田「(…そうさ。スポーツってのは楽しんでナンボだろ。そうでなきゃ何が楽しくて俺は…)」

頼りになる仲間であり決して届かない壁でもある。信頼と畏怖の感情が同時に映る次藤洋という男。
彼の背中を追い続けることに、早田は少し疲れていた。何か理由を作ってその足を止めたいと思い始めていたのである。

390 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:01:29 ID:???
ピピイイィィィィィッ!!

アンナ「さァ、たったいまキックオフの笛が吹かれました!
    まずボールを持って攻めこむのは南葛ウイングスの滝くんだ!」

ニーナ「ウイングスというチーム名通り、ウイングの彼がこのチームの攻撃の起点となっているのでしょうか?」

滝「(そんな理由だったらどんなによかったか。残念ながら名前の由来は……)」

イタリアセリエAにて、プロ選手として見事成功を収めつつある同期の偉大にして完璧なる選手である大空翼。
ワールドユース大会でも幻のシュート『サイクロン』で大会を沸かした優勝の立役者の名前を、
チームオーナーである南葛市の市長はいたく気に入っていたのである。

滝「ま、なんならその由来ってやつを俺の手で解説通りに変えてみるってのも面白そうかもな!!」

ダダダダダダッ!!

もう10年以上も繰り返し、積み上げてきたサイドライン上の際どく鋭いドリブルで攻撃を仕掛ける滝。
これに対しマークに付くのは元は南葛の選手でありながら、憧れの先輩である反町を追いかけて東京へと引っ越していった山森である。

山森「お久しぶりです滝先輩。こうしてプロとして勝負できるのを楽しみにしてました!」

滝「つってもまだ開催前なんだがな。ほら、遠慮はいらんぜ。止められるものなら止めてみなよ!」

391 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:03:00 ID:???
サイドの戦士→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→滝が華麗に抜き去っていく。早速南葛の得点チャンスに
ハート→滝が辛うじて抜き去る。東邦DF陣はコルドバの指示の下、素早くフォローに回る
スペード→ボールはこぼれ球に。序盤は互いに譲らず拮抗した展開に。
クラブ→山森がボールを奪う。沢田と反町のワンツーでカウンターアタックだ
JOKER→滝がとんでもない速度で山森を抜き去っていく。まるで水を得たビーバーのようだ!

392 :森崎名無しさん:2011/12/06(火) 18:04:51 ID:???
サイドの戦士→ ダイヤ3

393 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:18:29 ID:???
サイドの戦士→ ダイヤ3
>ダイヤ→滝が華麗に抜き去っていく。早速南葛の得点チャンスに
============
滝「悪いな。この場所は俺が最も得意とするところなんでね」

ヒュッ……シュタタタッ!!

山森「うっ…!」

僅かなフェイントの後、一気に速度を上げて山森のマークを振り切って行く滝。
ワールドユース大会ではあまり披露出来なかったが、確かな技術がそこにはあった。

早田「へぇ、なかなかやるじゃねぇか。刈り取りがいのあるドリブルをしやがる」

新田「滝先輩のライン際での強さは相変わらずですね」

森崎「何事も極めようとすればアレくらいの域にはもっていけるってことか」

アンナ「抜いたァ!滝くんの素早いサイドアタックが東邦の守備を切り裂いていきます。
    滝くんはそのままコーナー際まで走って行き、センタリングをあげようとしています!」

コルドバ「(予想以上に南葛の攻撃力は高い。得意分野がそれぞれはっきりしている分、作戦の立てやすいのだろうな。だが…)」

それ故に、戦術を予想するのは容易いことだ。コルドバはすぐにセンタリングに備えるように周囲に指示を出した。

コルドバ「散れっ!フリーで打たせるなよ!」

394 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:20:00 ID:???
佐藤「うっす!」

関口「ガッテン!」

山崎「シャーッ!」

後藤「(元フランスユースのストライカーであるナポレオンか、
   それとも長年修哲トリオの点取り屋を名乗ってきた来生か…
   シュート力があるのは圧倒的に前者だろうが、
   チーム合流したばかりのナポレオンとの連携がちゃんととれているかどうかだな)」

滝「そらっ、頼んだぜ!先制点決めてこい!」

バァン!!

アンナ「さァ、滝くんボールを蹴り込んだ!このセンタリングに飛び込むのは…!」



大砲と香車→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハートK〜4→ナポレオンだ!ノートラップでキャノンシュートに行く!先制点だ!
スペード・クラブK〜10→来生だ!スライディングシュートを放つ!先制点だ!
それ意外→東邦DFがピンチを凌ぐ!
JOKER→馬鹿な!?来生がナポレオンと呼吸を合わせてツインシュートに行こうとしている!?

395 :森崎名無しさん:2011/12/06(火) 18:23:40 ID:???
大砲と香車→ ハートJ


396 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:42:19 ID:???
大砲と香車→ ハートJ
>ダイヤ・ハートK〜4→ナポレオンだ!ノートラップでキャノンシュートに行く!先制点だ!
============
キャノン「来るなら来い!まとめて吹き飛ばしてやるゼェ!!」

ギュワァァァッ……ドッゴォォォォォォオオオン!!

佐藤「わああっ!!」

関口「ぐへぇ!」

山崎「ぎぃやぁ〜!」

後藤「そ、そんなぐふっ!!」

ズバァッ!!ブシュルルルルル……

その強大な脚力から放たれる弾丸シュート『キャノンシュート』をダイレクトで打つことで
さらに威力を高めた『ノートラップキャノン』は反応良く競り合いにむかった東邦DFたちを軽々と吹き飛ばした。

アンナ「決まったァ!前半6分、先制点を決めたのはフランスからの刺客、ナポレオンくんだァ!」

ナポレオン「はっ、見たか!これがつい最近まで『アマ』だったテメェらとの自力の差ってやつさ!」

コルドバ「(…なるほど。実力もさることながら素質の方も十分に備わっている。
     だが、試合早々そんな大技に頼って果たして最後までコンディションを保てるのかな?)」

どれだけ手痛く攻めこまれていようとも、最終的にリードしていればそれで良い。
得点を奪われたのなら奪い返すだけ。監督の吉良の指導がしっかりと行き渡っている東邦の選手たちの士気は高い。

397 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:43:36 ID:???
新田「(……俺がどれだけ頑張っても手に入れることのできない『威力のあるシュート』か……)」

早田「ちっ、奴のシュートも相当なものだな。ワールドユース大会じゃ大したことなかったように思えるが、
   この短期間でかなりレベルアップしてやがる。その要因はおそらく……」

そこまで言って、早田は座った目で森崎の顔を見つめてくる。

森崎「お、オレのせいだっていうのかよ!ただほんのちょっと尻でセービングしてやっただけだってのに」

早田「はは、そう悪く思うな。あれは今思い出しても傑作だったぜ。ま、お前のことだ。
   今度はもっと素晴らしいパフォーマンスをアイツにたたきつけてくれるんだろうな?期待しておくぜ」

森崎「(ぐぬぬ……さっきの敗戦を少なからず根に持ってやがるな。早田の奴め……)」

そうこうしている間に、試合は再開される。今度は東邦が抜群の攻撃力を披露する番だった。


反撃タイガー→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→アメリカからの刺客、ミハエルが奇妙なドリブルで上がっていく!
ハート→元ミランユースのエリート、バンビーノがドリブルで上がっていく!
スペード→沢田と反町のコンビプレイで速攻を仕掛ける!
クラブ→山森を中心とするパスワークで攻めこむ!
JOKER→センターサークルでしばらくボールを回した後……反町が勢い良く足を振りかぶる!?

398 :森崎名無しさん:2011/12/06(火) 18:46:52 ID:8Y/FI7Cs
反撃タイガー→ クラブ5



399 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:58:24 ID:???
反撃タイガー→ クラブ5
>クラブ→山森を中心とするパスワークで攻めこむ!
============
山森「みなさん、上がってください!」

本来コントロールタワーを任されている沢田ではなく、山森を中心として攻撃を組み立ていく東邦陣営。
この数年、なかなか能力が伸びず器用貧乏に陥っていた山森が自分がこれから先生き残っていくために見出したことがあった。
それは、パスである。体格も平凡であり、特別俊敏でもない自分では井沢のような高角度からのシュートも
新田のように相手の裏に回りこみボールを貰うことも難しくなっていた。
だが、このパスに関してだけは違う。相手の移動範囲を把握し、
しっかりと射程外へと蹴り込む知識と勇気があればまだまだ自分のプレイは通用する。
いや、通用させていかなければならないのだ。長年の夢であったプロ選手としてこれからも戦っていくためには。

アンナ「さァ、山森くんにボールを託して東邦の選手たちはするすると上がって行きます。
    対する南葛の選手たちもしっかりとマークに張り付きパスコースをつぶしにかかっていますね」

ニーナ「この守備を前にして躊躇し、ボールを後ろに戻すことは簡単ですが…ここはしっかりと通してもらいたいところですね」

山森「(才能がない。だから一流の選手にはなれない。それがなんだっていうんだ!
   俺は逃げない。自分の力を、この平凡だけども生まれてからずっと付き合ってきた体を信じ続けるんだ!!)」

どこかに楽な近道があるのかもしれない。だが、それは甘えであると山森は考えていた。
自分の才能の限界を認め、しかし決してそこで立ち止まろうとはしない強い精神が
平凡な彼の力を僅かではあるが強靭なものへと変化させているのである。

バンッ!!

400 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/06(火) 18:59:45 ID:???
勇気の一歩→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→反町へ繰り出される見事なスルーパス!東邦の得点チャンス!
スペード→南葛の守備の要である高杉が必死にカバー。ボールを奪い合う混戦に。
クラブ→不幸にも山森のプレイを熟知している南葛陣営。あっさりとボールを奪った!
JOKER→『キャー!山森くーん!』その時どこかから女性の声援が…?

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