キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/25(火) 00:37:30 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

正騎士昇格試験に挑む第七小隊と森崎たち。ロディとセシルが配属された第1部隊と
クリスとカタリナが配属された第3部隊は順調に試験をパスし、見事正騎士の称号を得る。
しかし、ルークとライアンが配属された第2部隊はまさかの途中リタイア。
これまでの成績が優秀だったルークは辛うじて合格するものの、ライアンは落第してしまう。

ここで転機が訪れる。日本サッカー協会と共同で行われる親善大会『アリティアカップ』で
チームの代表入りを果たすことが出来ればライアンの正騎士昇格が認められるという。
第七小隊は全員が一緒に昇格することでマルスの近衛騎士として認められることになっており、このチャンスに奮起するが
森崎は『破滅のツボ』による体力の虚弱化の改善を最優先し、ライアンのフォローを放棄してしまう。
これによりクリスたちとの関係が崩壊しかけるが、森崎は自身の弱さを正直にさらけ出すことで失いかけた絆を取り戻す。

そしていよいよ開催された第二回アリティアカップ!見事全員代表入りした第七小隊の面々と共に
森崎たちは前回の大会の汚名を晴らすべく、南武フースバルとのオープニングゲームに臨むのだった。

☆前スレ
【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1314356943/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html
上記のページの『過去ログ』内からどうぞ。

31 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/25(火) 11:08:20 ID:???
新スレおめでとうございます。 まずは一言・・・
名監督かと思ったら迷監督・・・かと思えば名軍師でした!のジェイガンさんスゲェッ!

さて第二回アリティアカップが遂に始まり、新田達との再戦wktkですが、
今の所はフィールダーの活躍で森崎の出番無し・・・いや、サッカーとしては頼もしいですが。
でも挫折したライアンが何度も活躍しているのは本当に胸が透く思いです。泣いてまうやろ。
今後もライアンにぜひ頑張ってほしいと思ってますw


32 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/10/25(火) 12:49:24 ID:???
新スレ乙です。

○○「……争いの無い、愛と希望に満ち溢れた世界へ」

小豆沢さん達との好試合にまさかの爆弾騒ぎで一気に緊迫感が増しましたね。
カインタイプが爆弾処理にあたってたら若干死亡フラグかな〜と思うので試合に出てて良かったです。
こう来ればジェイガンさんの次なるステップは名探偵? それとも知的で渋い警部役?
フィールドの内外どう決着するのか、ワクワクしつつ楽しみにしておりますー

33 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 22:43:27 ID:???
>この後反撃の指示を出すときに簡単なポジションチェンジの指示も出せますので、
>カインの対策時はそこをご利用ください。それでは次回の更新でお会いしましょう〜

森崎から見たら、
とりあえずボールを外に出してカインを交代させ………ってベンチに監督しかいねェ!?
だよな。

34 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/26(水) 02:23:40 ID:???
>>28
ブレーメンチームに実力を証明するためにも一度はセービングをしておきたいですね。
>>29-30
現代的なタイマー式の爆弾というよりは火薬の詰まった樽やツボみたいなものでしょうね。
原作ではこれを使って派手に自爆をした人もいたりしました…
>>31
アナカンさんありがとうございます!新しく生まれるアリティアサッカーの未来はジェイガンの手の中にある!?
ライアンとの確執イベントは書いてる方もハラハラしましたwうまくまとめることが出来てよかったです。
森崎はHP以外の成長が順調なのですが、そのHPがなかなか伸びてくれないのがもどかしいですね。
自分の成長を優先するか、仲間との絆を深めていくか。第2部は能力と信頼関係の板挟みに苦しみそうです。
アナカンさんの方のプロリーグ設立への苦難の道程は本当に考えさせられます。続き、楽しみにしていますね!
>>32
松山さん乙感謝です!争いといっても純粋な競争なのか憎しみあう抗争なのかで大分環境は変わってきますよね。
選手交代縛りというハンデを負ってしまいましたが、なんとか切り抜けてもらいたいところです。
爆弾処理といえばやはり想像してしまうのはスリリングな刑事モノや探偵モノですよね。
そんなジェイガンさんは正に『デカ長』のポジションにぴったりですw
松山さんのスレの主人公は相変わらずの女難と言うか、女性ばかりのあの世界じゃ仕方ないのかもしれませんが頑張って欲しいです!
>>33
森崎自身は外の事情は全く知らないので、仰るとおり交代を無理やり迫ることも可能です。
ただ、交代要員がその場にいないことは変わりないので事態がややこしくなること請け合いなのであまりオススメはしません。

35 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/26(水) 02:24:55 ID:???
ロディ「(私にはルークのようなパワーやセシルのようなスピード、ライアンのようなテクニックすら足りていない。
    だが、そんな私でも彼らに負けない……誇れるものがある!)」

セシル「(そうよロディ。あなたらしさを見せるのよ。そのピカイチな『ガッツ』があなたの最大の武器じゃない!)」

前々からサッカーの試合中に使われている魔法ブーストとは、本来相手を傷つけるための呪文の術式を変換し、
その魔法が生み出す熱や冷気、気圧などから生まれるエネルギーを対象者の体内からブースト(増大)させることで
普段の数倍の能力を引き出させるものである。ただ、普段使われていない潜在的な能力を使うことで当然体への負担は大きくなる。

ロディ「(そうだ。私は『体力』ならば第七小隊の誰にも負けない自信がある。どんな負荷でさえ耐えてみせるさ!)」

マリク「自信をもつんだ!人間ヤル気になれば大抵のことは乗り越えられるんだ!」

マリクの応援が魔法に乗り背中へと伝わってくる。それと同時にロディの体が風の様に軽くなった。
もちろんそれはエクスカリバーのブーストの恩恵なのだが、ロディ自身の精神的負担が軽くなったこともあるだろう。

ロディ「はああぁぁぁっ!!」

ズザザザーーーッ!!バシッ!

小豆沢「……ば、馬鹿な」

栗栖「そ、そんなァ!小豆沢さんがこうもボールを奪われるなんて!」

新田「(くっ…どうする。このままじゃ本当に何も出来ずに負けてしまう。一体どうすれば…!)」

アンナ「ここでロディくんの疾風のようなタックルが決まった!名手小豆沢くんから素早くボールを奪い取る!」

36 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/26(水) 02:26:12 ID:???
ビクトリーノ「ほーう。アレだけスピードに乗ったタックルが繰り出せるとはなかなかやるじゃねぇか」

マーガス「カルツの言ってた『魔法ブースト』とやらの存在は敵にまわすと厄介だな」

シェスター「あれこそ正に俺が追い求めていた『ニンジュツ』だな。ちょっと習ってみたりして……ん?」

魔法ブーストの魅力に取り憑かれかけたシェスターだったが、ふと気がつくと先ほどまで側にいたミディアたちの姿が見えない。

シェスター「おやぁ?あのお姉さん方はいったいどこへ行ってしまったんだ?」

マーガス「ハーフタイムが終わる頃には戻っていたはずなんだがな。まぁ何か用事でもできたんじゃないのか?」

ビクトリーノ「俺らは引き続き森崎の実力チェックだ。フースバルの連中にはもう少し頑張ってもらいたいねぇ」

森崎「よしっ!やれば出来るじゃないかロディ!さーて、ここはどう反撃の指示を出しておくかな?」


☆どうしますか?

A カインが心配だ。一旦ボールを出して今一度監督に選手交代を進言しよう
B カインの位置をシーダにカバーしてもらうように指示を出す
C カインの位置をトーマスにカバーしてもらうように指示を出す
D そのままロディを上がらせてカインとポジションチェンジさせる
E マリクを上がらせてカインとポジションチェンジさせる
F トーマスにロビングを上げて競り合わせろ
G ライアン経由でシーダにサイドアタックさせるんだ 
H 来い!俺に持って来い!オーバーラップだ!

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

37 :森崎名無しさん:2011/10/26(水) 02:32:17 ID:8JnvEF+Q


38 :森崎名無しさん:2011/10/26(水) 02:32:51 ID:gWApRo1s
B

39 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/27(木) 23:39:15 ID:???
>B カインの位置をシーダにカバーしてもらうように指示を出す



森崎「(……この状況でも監督に動く気配は無し、か)」

監督に選手交代の意思がない以上、カインにはフィールドに立ってもらわなければならない。
森崎はスリートップの形をツートップに崩す形でシーダを中央寄りの位置へと移るよう指示を出す。

森崎「うまくカインをフォローしてやってくれ!」

シーダ「分かったわ。任せて森崎くん!」

アンナ「フースバルの大黒柱小豆沢くんにまったく仕事をさせず再び主導権を握ったアリティア選抜。
    このまま前半同様中盤を支配し続けることが出来るのでしょうか」

観客「うおおー!いいぞ新人共〜!この調子でもう一点取っちまえ〜!!」
観客「アリティアアリティアアリティア〜!」
観客「もう2年前の初心者の寄せ集めじゃないんだ。今度こそ優勝だァ!」

順調な試合運びを続けるアリティア選抜を応援する声が観客席から山のように溢れてくる。
前大会での苦戦続きだったあの頃からの躍進に、喜びの感情が隠せないのだろう。
そんな波のように盛り上がるアリティアサイドの観客の端のほうで、
黒いローブに身を包んだやや場違いな二人組が嘲笑するように息を吐いていた。

????「ふぇふぇふぇ……単純なものよのう。たった1点のリードにここまで歓喜の声を上げるとは」

?????「それだけ前の大会の結果に不満が溜まっていたんだろうさ。
      下手糞な奴らほどちょっと活躍したくらいで周囲から褒めちぎられる。……ムカツクほどにな」

40 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/27(木) 23:40:59 ID:???
彼らこそアカネイア大陸の征服を目論む闇の司祭ガーネフ。
そして彼の魔力によって仮初の肉体を与えられた『超モリサキ』ことラムカーネである。
彼らが言う分の『森崎の偽物』から力を取り戻す機会を伺うべく、密かにアリティアを訪れているのだ。

ガーネフ「……ところで例の爆弾での脅迫のことなのじゃが。現物を用意しなくてもよかったのかのう?
     遠慮なんかせんでもよかろうに。お主と儂の仲ではないか。ふぇっふぇっふぇ」

ラムカーネ「分かってねぇなガーネフさんよ。騒ぎが大きくなりすぎて大会が中止になっちまったら本末転倒だ」

ガーネフ「それもそうじゃな。しかしお主も考えたのう。嘘の情報でアリティアを不利に貶める。
     そして森崎の奴を試合で敗北させ、サッカーに対する熱意や希望を削いでいく、と」

現在『森崎』の体と『ラムカーネ』の体とで二分されている命の源エーギル。
元々森崎の体に寄生するような形で存在していたラムカーネは
森崎の意思で追い出されたことでガーネフが創りだした肉体の中で生きながらえている状況だ。
魔法で創りだした不完全な肉体ではラムカーネの超人的な精神力を維持することは難しく、
時間にして40分。それをすぎれば肉体維持のために力を徐々にセーブしていかなければならない状況だ。
ガーネフはそんなラムカーネを助けるべく、闇のオーブで虜にした配下たちで森崎を負けさせるべく行動しているのだ。

ガーネフ「奴の夢…欲望と呼ぶべきか。生きる意欲であるサッカーに対する希望を絶望の黒に塗りつぶし
     それをお主の肉体へと捧げる。ふぇふぇふぇ……実にお主らしい考えじゃて」

ラムカーネ「は?別にそこまで深く考えちゃいねぇよ。今回の件は」

ガーネフ「ほう?では何故わざわざあの小娘を通じてまで脅迫文を届けるなど……」

ラムカーネはゴールマウスから大声で前線に指示を送っている森崎を見下ろしながら愉快そうに呟いた。

ラムカーネ「そんなの決まってるじゃねぇか。奴らが気に食わないからさ。適当なこと言って慌てふためく姿が見たいからだよ」

ガーネフ「…………そのためだけの随分大層な嫌がらせか。ふぉっふぉっふぉ、つくづくお主という男は面白い奴じゃ」

41 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/27(木) 23:42:46 ID:???
ラムカーネ「だろ?あんな自分の不始末で突いた『破滅のツボ』を言い訳に後輩たちに弱音を吐いちまうような
      情けねぇ雑魚そのものみたいな奴よりよっぽどいい男だろ?
      それじゃあもうしばらく奴らの醜態を見物と行きますかぁ。うけけけ……」

爆弾など何処にも仕掛けてはいない。ただデタラメを真に受ける善人面した滑稽な奴らを踊らせたいだけ。
ラムカーネとガーネフは卑下じみた笑顔を黒いローブの下に隠してアリティアのベンチへと向けるのだった。


その頃、ガーネフの願いを聞き届けるべくアリティア選抜の実力を図るため
観客席に紛れて偵察を行なっていた中山たちは、人の山を押しのけて何処か必死そうなマルスやアベルたちの姿を見つける。

中山「ん?アイツらは確か…」

バビントン「アリティア選抜の控えの人たちだよね。試合中だってのにどうしたんだろ」

イスラス「むっ、どうやらこっちにくるぞ」

ストラット「中山、バビ、お前たちは面が割れている。隠しとけ」

バビントン「あ、うん。分かった」

中山「(そういえばこの人達は偽物の森崎に騙されてるんだよな。…真実を話せば協力してくれるんじゃないかな)」

ストラットはマルスたちと面識がある二人に無骨な仮面を手渡す。しばらくすると何処か緊迫した表情の者に話しかけられた。

42 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/27(木) 23:43:49 ID:???
怪しい物を見かけませんでしたか→! num

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

0→マルス
1→アベル
2→オグマ
3→ジョルジュ
4→エリス
5→ミディア
6→リンダ
7→ホルス
8→ボア
9→マルス

43 :森崎名無しさん:2011/10/27(木) 23:44:34 ID:???
怪しい物を見かけませんでしたか→ 2

44 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:04:02 ID:???
怪しい物を見かけませんでしたか→ 2
>2→オグマ
============
オグマ「ちょっと失礼。この辺りになにか怪しい物は見かけなかったかな?」

左頬に痛々しい十字傷をつけた強面の男が凄みを聞かせてくるように問いかけてくる。

ストラット「さ、さぁ…別にそんなものは見てはいねぇけど。なぁイスラス」

イスラス「……ああ。何かあったんすか?」

オグマ「いや、別にそれほど重大なことじゃないんだが……」

なるべく騒ぎは大きくするなとのジェイガンの言葉を思い出し、
適当に言葉を取り繕ってその場を離れようとするオグマ。だが少し思いとどまる。

オグマ「(あの後ろの二人……なんでこんな所で仮面なんかつけてるんだ?)」

怪しい物は見つからなかったが怪しい者は見つかった。周囲の者は皆熱狂的に
フィールドの選手たちに声援を飛ばすものばかり。その中で中肉中背の平凡そうな若者が
さながら闘技場で戦う狂戦士のような無骨な仮面をつけているのだ。明らかに存在が浮いている。

オグマ「(もしやこいつらがドルーアの手先…?いや、さすがに決め付けるのは良くない。まずは……)」

オグマはできるだけ優しい表情と顔を心がけつつ、金髪と黒髪の青年の後ろに隠れるようにして座る二人の方へと回りこむ。

45 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:05:22 ID:???
オグマ捜査官→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ちょっと失礼。仮面を取ってもらえるかな?
ハート・スペード→ちょっと失礼。どうして君たちはこの暑苦しい日に仮面なんかしてるのかな?
クラブ→周囲に何か怪しい物とか見かけなかったかな?
JOKER→そのときオグマの視界に爆弾らしきものが飛び込んできた!?

46 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 00:05:56 ID:???
オグマ捜査官→ ダイヤ7

47 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:37:22 ID:???
オグマ捜査官→ ダイヤ7
>ダイヤ→ちょっと失礼。仮面を取ってもらえるかな?
============
オグマ「(うーむ、見るからにいかにも怪しい二人組。よし。ここはすこしばかり強引にでも…)」

オグマは素早く中山とバビントンの肩に手を回すと優しい口調で、だが明らかな警戒を抱きつつ語る。

オグマ「ちょっと失礼。その仮面取ってもらえないかな?」

バビントン「え?あ……」

中山「(まずい!今ここで俺たちの正体がバレる訳には…!)」


カポッ! カポッ!


二人の否定の言葉を待たずに、オグマは強引に仮面をはぎ取る。
その下には中性的な容姿の青年とごくごく平凡な容姿の青年が緊張した顔で見上げていた。

オグマ「…………」

バビントン「…………」

中山「…………」

48 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:38:22 ID:???
しばしの沈黙。あたりに漂う緊張感。だが、この場に居合わせたのがオグマだからこそその緊張はすぐに解かれた。
そう。もしもこれがマルスやアベルなど彼らと面識があろうものならこの事態は更に一歩進んだ展開へと運んだことだろう。
しかしこのオグマは前回のアリティアカップ開催中は蛇の道を踏破するのに必死でその場におらず、
全日本ユースとの特別合宿では森崎の眼鏡にかなわず選考漏れしていたのだった。
後僅か。ほんの少しの運命の糸が違っていれば。彼らをこれから起こる壮大な悲劇から救い出せたかもしれない。
だが、この場に居合わす者たちはそんなことを知る由もなく静かに時を刻み続けていく。やがて訪れる避けられない戦いを目指して。

バビントン「あ、あの…その……ぼぼ、僕達は……」

中山「……返してくれませんか?それ、日よけにちょうどいいと思ってつけてたんですけど」

目の前の男が自分たちのことを面識していないのだと感づいた中山は、冷静な切り返しでこの場を逃れようとする。

オグマ「……そうか。それは済まなかったな」

ストラット「おいオッサン!いきなりなにしてんだよ!」

イスラス「観戦の邪魔です。向こうへ行ってもらえませんか」

オグマ「お、おう……(仮面以外に何処か怪しいところも見受けられん。ここは一旦退くか)」

こうしている間にも試合時間は削られていく。自分の担当のエリアをもう一度調査するべくオグマはその場を離れていった。

ストラット「大丈夫か二人とも」

中山「ああ。ちょっと仮面を調べられただけで、向こうは俺達の事を知らなかったみたいだ」

バビントン「運が良かったね。もう僕心臓が破裂するかと思ったよ」

イスラス「しかし、なにか気になるな。試合そっちのけで奴らは何を探しているというのだ?」

49 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:40:34 ID:???
ストラット「今後の計画に支障が出るかもしれない。ちょっと調べてみるか?」

中山たちの狙いは大会後のエキシビジョンマッチにて偽の森崎と試合を組み敗北させることだ。
つまり大会が滞り無く終了しなくては折角の本物の森崎を救うという計画は台無しになってしまう。

中山「そうだな。だが偽物の実力のチェックも続けたい。よし、ここは二手に分かれよう」

ストラット「そんじゃいつもの部屋掃除の当番決めみたく…」

イスラス「いっせーのっせ」

バビントン「ちーけっぱ!」


先着『1名』様で一気に判定をお願いします

ジャン・中山→! dice
ケン・ストラット→! dice
ポン・バビントン→! dice
フィーバー・イスラス→! dice

!とdiceの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

奇数→オグマたちの様子を探る
偶数→このまま試合観戦

※上から順に確定していき、自動的に2:2に分かれます。

50 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 00:42:03 ID:???
ジャン・中山→ 2
ケン・ストラット→ 2
ポン・バビントン→ 1
フィーバー・イスラス→ 5

51 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 00:42:13 ID:???

ジャン・中山→ 1
ケン・ストラット→ 3
ポン・バビントン→ 5
フィーバー・イスラス→ 3

52 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:52:29 ID:???
ジャン・中山→ 2→このまま試合観戦
ケン・ストラット→ 2→このまま試合観戦
ポン・バビントン→ 1→オグマたちの様子を探る
フィーバー・イスラス→ 5→オグマたちの様子を探る
============
中山「それじゃあ俺達はこのまま偽崎のデータを取ってるよ」

イスラス「ああ。頼んだぞ二人共。……偽崎か。言い得て妙だな」

中山「森崎の生命力を奪って好き勝手やるような奴、森崎と呼ぶにも値しないさ」

ストラット「そういうこったな。そっちもうまく情報探ってきてくれよ」

バビントン「うん、任せてよ。早く元の世界に帰るためにもこの任務は果たさないといけないからね」

ストラット「イスラスがついてるなら安心だ。何かあってもすぐに逃げ出せそうだからな」

イスラス「……出来ればこの『足』はサッカーの時だけ使いたいものなんだがな。それじゃ、また後でな」

中山「ああ」

そして中山とストラットは再びフィールドに目を向ける。
先ほど見事な守備を見せたロディを中心に、アリティア選抜がうまくボールを回している最中だった。

53 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:53:47 ID:???
再び試合へ→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ロディとライアンがワンツーで攻め込み攻撃に厚みを出そうとしていた
ハート→トーマスに縦パスを送り競り合わせようとしていた
スペード→シーダに縦パスを送り競り合わせようとしていた
クラブ→ロディが手薄な中央ラインをドリブル突破だ!
JOKER→ルークとセシルがロディの元へ掛けより同時に足を振り上げて…!?

54 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 00:54:35 ID:???
再び試合へ→ クラブ7

55 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 01:05:54 ID:???
再び試合へ→ クラブ7
>クラブ→ロディが手薄な中央ラインをドリブル突破だ!
============
マリク「よし、ここだ!頼んだよロディ!」

ロディ「了解!」

アンナ「ここでロディくんうまく裏から抜けだした!先ほどの好守から
    前半から見違えるようないい動きをしていますね〜」

ニーナ「良い精神状態を保つことが好プレイに繋がると聞きます。この調子で頑張って欲しいですね」

田中「く、くそぉ!これ以上進ませるか!」

アンナ「ここで田中くんがなんとか追いつく!さァロディくんこのままバイタルエリアに飛び込めるか!」

ロディ「ここが攻めどきなんだ。怖くはない、振り切ってみせる!」

56 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 01:07:24 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。


ロディ→! card+ ドリブル32=
============
田中→! card+ タックル28=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→ロディが突破。(奇数:トーマスに縦のクロス 偶数:シーダにポストプレイ)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(カインがフォロー)(トーマスと石崎が競り合い)(木村がフォロー)
≦−2→カインがボールを奪う

【補足・補正】
ロディのカードがダイヤで『華麗なドリブル』で+3
その他は>>13を参照してください。
============
一旦ここまで。控え選手の探索パートは大体5分ごとに訪れます。
爆弾騒ぎが狂言ということに気づきベンチに戻ってこれるかは判定次第となります。
それでは次回の更新でまたお会いしましょう〜

57 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 01:08:04 ID:???
ロディ→ クラブQ + ドリブル32=

58 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 01:08:08 ID:???
ロディ→ スペード4 + ドリブル32=

59 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 01:08:40 ID:???
田中→ ハート7 + タックル28=


60 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 01:08:45 ID:???
田中→ スペード10 + タックル28=

61 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 01:09:14 ID:???
≦−2→カインがボールを奪う

ちょっと待て

62 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 01:10:22 ID:???
カイン「ひゃっほー!」でいいですかいいですね

63 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 01:12:31 ID:???
カインめ裏切ったな

64 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 01:14:52 ID:???
おれはしょうきにどもった

65 :63:2011/10/28(金) 01:16:27 ID:???
>>64
誰か書き込むと思った

66 :森崎名無しさん:2011/10/28(金) 22:44:59 ID:???
>>64
どもるなw

67 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 22:43:14 ID:???
>>61-63
ああー!その最後の行だけ直してなかったー!正しくは『田中がボールを奪う』ですね。
>>64-66
おや、よく見ると確かに『どもった』になってますね。聞きなれたフレーズからくる錯覚を受けましたw
============
ロディ→ クラブQ + ドリブル32=44

田中→ ハート7 + タックル28=35

【攻撃側】−【守備側】
≧2→ロディが突破。シーダにポストプレイをさせる
※ロディに20の経験値が入ります。
============
フースバルのキャプテンであり精神的主柱でもある小豆沢。
チーム内でもその実力は全てにおいて高水準であり、
いかに彼を中心にして展開していくかがフースバルの調子を左右する。
彼が好調を維持すればフースバルは豊富な攻撃パターンから多くの得点を期待できるのだが
逆に彼が不調であればあるほど、その悪い流れはチーム全体へと蔓延してしまうのだ。

田中「(ちくしょう…小豆沢さんが叶わない相手じゃ俺達なんかとても……)」

ロディ「腰が引けているぞ!抜くっ!」

ダダッ!ズダダッ!

田中「あ、しまった!」

一度左側へ体を振られて体制を崩された田中は勢いに乗るロディにあっという間に置いて行かれる。
バイタルエリアに侵入できたロディは前方を確認するとシーダに向けてロビングを放った。

ロディ「お願いしますシーダ様!」

68 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 22:45:54 ID:???
バコッ!

アンナ「ロディくんPA内に縦のクロスを上げたァ!これに合わせるのは空中戦に定評のある天馬姫シーダくんだ!」

早田「おっとぉ。悪いがそう簡単には打たせんで!」

石崎「これ以上点をやるわきゃにゃいかねぇんだァ!」

ニーナ「しかしフースバルの誇る鉄壁のDF二枚が張り付いています。これは少し厳しいでしょうか」

シーダ「(この二人を引き付ければ、それだけトーマスが楽な体制でシュートを打てる。
    見ていてくださいマルス様!シーダの勇姿を!)」

マルス「(シーダ。出来れば後半戦は君と一緒にフィールドに立ちたかったけど……
    いや、まだ時間はある。早く爆弾の所在を突き止めなくては)」

チラチラとフィールドに目を向けつつも、マルスは焦りの表情を浮かべつつ辺りを見回していた。

69 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 22:47:29 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。


シーダ→! card+ ポストプレイ38=
============
早田→! card+ クリアー38+(人数補正+2)=
石崎→! card+ クリアー38+(人数補正+2)=


!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→ポストプレイ成功。トーマスがフリーでシュートを撃つ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(カインがフォロー)(トーマスと木村が競り合い)(ラインを割りフースバルのゴールキック)
≦−2→フースバルがボールを奪う

【補足・補正】
シーダのカードがダイヤ・ハートで『エアリアルパス』で+3
早田のカードがダイヤで『カミソリクリア』で+8(消費250:吹っ飛び係数3)
その他は>>13を参照してください。

70 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 22:47:51 ID:???
シーダ→ ダイヤ9 + ポストプレイ38=

71 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 22:47:56 ID:???
早田→ クラブA + クリアー38+(人数補正+2)=
石崎→ ダイヤQ + クリアー38+(人数補正+2)=


72 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 23:10:01 ID:???
シーダ→ ダイヤ9 + ポストプレイ38+(エアリアルパス+3)=50

早田→ クラブA + クリアー38+(人数補正+2)=41
石崎→ ダイヤQ + クリアー38+(人数補正+2)=52


【攻撃側】−【守備側】
≦−2→フースバルがボールを奪う
============
シーダ「でやあっ!!」

早田「うおっ!?た、たけぇ…」

身長も体格も勝る早田を全く寄せ付けずロビングに向かって飛び上がるシーダ。
彼女をここまで舞い上がらせる翼を生やす要因は当然のごとく最愛のパートナーであるマルスの存在。
彼の役に立ちたい。彼の喜ぶ顔が見たい。彼と共に戦っているという誇りを常に胸に抱きたい。
そんな爆発的な感情がシーダをペガサスが飛翔するかのごとく跳躍力を与えるのだ。

アンナ「高い!頭2つ分ほど抜けだしたシーダくんそのままボールを落として……」

石崎「ド・根性〜〜〜〜〜っ!!」

バァン!!

シーダ「なっ!?」

石崎「おっしゃあ!陽子さんの愛に生きる男こと石崎了のファインプレーにたまげろォ!」

シーダがマルスを想うことで力を発揮するならば、
この石崎もフースバルの監督である片桐陽子を愛することで本来の何倍もの力を発揮できるのだった。

73 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 23:11:30 ID:???
陽子「ハァ…どうして恥ずかしげもなく大声で言えるかなあんな台詞。でもまぁ、今日の石崎くんの動きは格段に良いことは確かかな」

石崎の名前の横の欄に小さく丸をチェックしつつ、陽子は嬉しそうにはにかんだ。

アンナ「これは凄い!はたき落とすコースを完全に読み切っていた石崎くんのクリアーが
    シーダくんの巧みなパスを弾き返す!ボールは中央まで飛び大森くんがフォロー!」

大森「守備陣の奮起に応えるためにもそろそろ点を取ってやらんとな…!」

自分たち中盤が圧倒されてしまったことが今の劣勢に直結してると理解している大森はなんとか状況を打破しようと考える。


大盛り一人前→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→「俺がボールを運びます!」なんと新田が中盤まで戻ってきてボールを要請!
スペード→ボールをもらえずやきもきしている栗栖にパスを出そう。
クラブ→それでも俺たちは小豆沢さんに頼るしか無いんだ…!
JOKER→俺達をそこらの名無し選手だと思うなよ!必殺ロングシュートでゴールを狙う!

74 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:11:48 ID:???
大盛り一人前→ スペード10

75 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:11:55 ID:???
大盛り一人前→ ダイヤ4

76 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 23:21:07 ID:???
大盛り一人前→ スペード10
>スペード→ボールをもらえずやきもきしている栗栖にパスを出そう。
============
大森「いい加減シュート打ちたくてうずうずしてるだろうからな。そらっ、いくぞ!」

アンナ「大森くん左サイドを走る栗栖くんに向けてパスを出す!しかしこのコースには
    前半見事なプレーでアリティア選抜を盛り上げたライアンくんがいるぞォ!」

ライアン「(僕が抜かれたらそれだけ森崎さんに負担がかかる。あの人にシュートを打たせてはいけないんだ!)」

自分を見捨てかけた男は、自分と同じように力の伸び悩みに苦しむ男だった。
そんな森崎を教官だからと頼ろうとした自分はなんと身勝手なことをしていたのだと後悔していた。
だが、彼が本音で語ってくれたことでライアンは『破滅のツボ』に苦しむ森崎を守るという大義の元で躍動する。

ライアン「とるっ!!」

77 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 23:22:59 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。


大森→! card+ パス28=
============
ライアン→! card+ カット32=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→栗栖にボールが渡る。(奇数:ミドルシュートを狙う 偶数:PA内目指して突撃)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(小豆沢がフォロー)(新田とクリスが競り合い)(ルークがフォロー)
≦−2→ライアンがボールを奪う

【補足・補正】
その他は>>13を参照してください。

78 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:23:37 ID:???
大森→ クラブ7 + パス28=

79 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:23:49 ID:???
ライアン→! card+カット32=

80 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:23:50 ID:???
大森→ ダイヤ5 + パス28=

81 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:23:50 ID:???
大森→ スペード3 + パス28=

82 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:23:53 ID:???
ライアン→ ハートA + カット32=

83 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:26:20 ID:???
ライアンはまず大陸一になってこいwwwwww

84 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 23:55:37 ID:???
>>83
一回JOKERで覚醒しないと『ファンタジスタ』系統の習得は難しいですね…
============
大森→ クラブ7 + パス28=35

ライアン→ ハートA + カット32=33

【攻撃側】−【守備側】
≧2→栗栖にボールが渡る。ミドルシュートを狙うぞ!
============
大森「いつまでも子供相手にいいようにやられちゃ大人の面目丸つぶれってな!」

ドシュッ!ヒュイン!

ライアン「そ、そんなァ」

これまで圧倒できていた相手だけにどこか油断があったのだろう。
ライアンのカットは空を切り、フースバル期待のルーキーこと栗栖へとボールが繋がってしまう。

アンナ「大森くんのパスが通った!さァ栗栖くんドリブルで上がりつつ利き足を振り上げる!」

栗栖「石崎さんの守備、大森さんのパスで繋いできたこのボール!俺はなんとしてでもアリティアのゴールに突き刺してやる!」

ブオン……ヒュヒュヒュヒュヒュッ!!

ルーク「な、何だァ!?」

85 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 23:56:53 ID:???
ブロックに飛ぼうとしたルークは思わず驚愕の声を上げた。シュートを打とうとする栗栖の足が
膝の関節を境目に風車のように激しく回転しだしたからである。
あの勢いそのままに叩きつけられれば相当な破壊力のシュートが飛んでくることだろう。

新田「(アイツは足の関節がまるで軟体動物のように柔らかくできているんだ。
   鞭のように鋭くしなるあの足から生まれるシュート……それこそが!)」

栗栖「いくぞぉ!これが俺のシュート……『トルネード』だ!」




森崎「くっ、この距離でもう撃ってくるのか!」

新田への複数マークが裏目に出たのか、栗栖のシュートの軌道が森崎の守るゴールと一本の線で繋がってしまう。

カタリナ「も、森崎さん、シュートが来ます!私のブーストは必要ですか?」

86 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/30(日) 23:58:55 ID:???
☆どのセービングでいきますか?

A キャッチング(C) 消費20
B パンチング(P) 消費40 +2+(1)
C がんばりセービング(C) 消費100 +4
D がんばりダイビング(P) 消費170 +7+(1) フォロー率アップ
E がんばりセービング・改(C) 消費200 +9
F がんばりヒップアタック(P) 消費100〜400 +10+(1) バランス矯正
G 頑張竜セービング(C) 消費320 +15

☆カタリナのブースト

1 ファイヤー+2 消費+40

森崎のガッツ 430/430




栗栖 トルネード51
============
ルーク ブロック35
森崎 セービング42+(距離補正+1)

【補足・補正】
『トルネード』(吹っ飛び係数4)
森崎はクラブで『幼少のトラウマ』で-3
※ブーストを使う場合は A1 など、アルファベットと数字を同時に書きこんでください。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

87 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:01:14 ID:Q2Ims+x2
E1

88 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:02:45 ID:X/zEszaE
E1

89 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 00:12:54 ID:???
>E1
E がんばりセービング・改(C) 消費200 +9
ファイヤー+2 消費+40
============
森崎「新田も上がってきている以上ねじ込みも警戒しなくちゃいけない。ここはがっちりキャッチで行くぞ」

カタリナ「了解です。では…いきます!」

森崎「(ようやく出番らしい出番の到来か。見ていろよ片桐さん。見ていろよブレーメントリオ。
   世界一のGKになる男森崎有三の実力ってやつを証明してやる!)」

夢を叶えるために。まもなくプロの世界で戦うことになる自分の未来を占う緊張の一戦が今、幕を開ける。

90 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 00:14:12 ID:???
先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。


栗栖→! card+ トルネード51=
============
ルーク→! card+ ブロック35=
============
森崎→! card+ がんばりセービング51+(ファイアー+2)+(距離補正+1)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(小林がフォロー)(小豆沢がフォロー)(新田とクリス、セシルが競り合い)
≦−2→ブロック成功。ボールを奪った!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→栗栖のシュートがアリティアのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(新田がねじ込みに。森崎はバランスを崩している)(小林がフォロー。森崎はバランスを崩している)(ラインを割りフースバルのCK)
≦−2→森崎ががっちりキャッチ

【補足・補正】
『トルネード』(吹っ飛び係数4)
森崎はクラブで『幼少のトラウマ』で-3
その他は>>13を参照してください。

91 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:14:29 ID:???
栗栖→ スペード2 + トルネード51=

92 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:15:44 ID:???
ルーク→ card+ ブロック35=

93 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:16:46 ID:???
ルーク→ クラブA + ブロック35=

94 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:16:55 ID:???
森崎→ クラブJ + がんばりセービング51+(ファイアー+2)+(距離補正+1)=

95 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:17:03 ID:???
ルーク→ スペード2 + ブロック35=

落ちついてカードを引くんだ

96 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 00:22:18 ID:???
栗栖→ スペード2 + トルネード51=53

ルーク→ クラブA + ブロック35=36>吹っ飛び

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ

森崎→ クラブJ + がんばりセービング51+(ファイアー+2)+(距離補正+1)+(幼少のトラウマ-3)=62

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≦−2→森崎ががっちりキャッチ
※森崎に20の経験値が入ります。
※森崎のレベルが10に上がった!
============
先着『1名』様で一気に判定をお願いします。


森崎 キーパー レベル10
     成長率
H 19 70+! numnum=
力 12 40+! numnum=
技 15 25+! numnum=
速 19 70+! numnum=
運 14 50+! numnum=
武 9 20+! numnum=
守 14 40+! numnum=
魔 3 3+! numnum=

※合計が100を超えれば1アップです。

97 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:22:48 ID:???
森崎 キーパー レベル10
     成長率
H 19 70+ 05 =
力 12 40+ 21 =
技 15 25+ 33 =
速 19 70+ 95 =
運 14 50+ 72 =
武 9 20+ 35 =
守 14 40+ 54 =
魔 3 3+ 79 =

98 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 00:24:14 ID:???
素晴らしい引きだね

99 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 11:34:19 ID:???
大至急天使の衣が必要だ

100 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 20:59:47 ID:???
>>98 おのれ破滅のツボ!森崎の体力も破壊されてしまった!
>>99 ベストイレブンに選ばれるような目覚しい活躍をすれば入手の可能性はありますね。
============
森崎 キーパー レベル10
     成長率
H 19 70+ 05 =75
力 12 40+ 21 =61
技 15 25+ 33 =58
速 19 70+ 95 =165→+1
運 14 50+ 72 =122→+1
武 9 20+ 35 =55
守 14 40+ 54 =94
魔 3 3+ 79 =82
============
森崎  キーパー レベル10 EXP10  0戦0勝0敗 2000G
        成長率
HP19/19     70
力 12       40
技 15      25
速 20       70
運 15      50
武  9      20
守 14      40
魔  3       3

以上のようになりました
============
森崎のガッツ 430→190/430
※森崎に(ガッツ200以下-1)のペナルティが加算されます。

101 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 21:00:49 ID:???
栗栖「(俺はこのシュートを完成させるために途方もない練習を繰り返してきたんだ。決める。決まるはず!)」

天性的な自分の体の柔らかさを最大限に活用した自分だけのシュートを身に付けた栗栖は
単純なシュートの威力だけならあの新田にも肉薄する。
だが、彼には圧倒的に足りていないことがある。それは若さから来る試合勘の少なさだ。
どれだけ高い能力をもってしてもこれだけは繰り返し試合に出場して掴んでいくしか無いのだ。

ガズッ!

栗栖「(しまった、ボールのインパクトが……だけど!)」

助走込みのドリブルからのシュートの影響からか、踏み込みの位置が近すぎたのだろう。
満足にボールに衝撃を与えられず、栗栖のシュートは森崎の待つゴールへと飛んでいく。
だが、それでも日向小次郎を彷彿するような爆発的なシュートセンスから放たれたボールの威力は凄まじく
体の頑丈さには自身のあったルークのブロックがあっさりと跳ね飛ばされてしまう。

ギュルルルルルッ…ドゴォッ!!

ルーク「ぐべぇ!」

森崎「あの軌道は……まさか!?」

紙のように吹き飛ぶルークと勢いを衰えず突き進んでくるボールを見て森崎は驚愕する。
共に世界の頂点を掴んだチームメイトであり、キャプテン争いの最大のライバルだった大空翼。
彼の得意とするドライブシュートの軌道にそのシュートは似ていた。だが、それに加えて強烈なスピンが掛けられていたのだ。
鞭のように擦らせるようにして叩きつけられたことによる回転がドライブ回転とはさらに別の回転も加えている。

そしてそのシュートの原理は大空翼が持つ最大のシュート『サイクロン』と非常に酷似していたのだ。
一度ボールに回転をかけて真上に蹴り上げ、落ちてきたところに強烈なドライブ回転を加えたのが翼のサイクロン。
このシュートにはサイクロンにある高さが生み出すパワーは無いが、それを生み出すために犠牲にする大きな予備動作は無い。
森崎にとって幸運だったのは既に翼のサイクロンを数度止めていたという経験から生まれた自信があったことだろう。

102 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 21:01:59 ID:???
森崎「舐めるな!アイツの亜流ごときのシュートがこの俺に通じるか!」

ボボボボボボ……バシュッ!ガッシィィィィィッ!!

栗栖「な、なにィ」

森崎「へっ…どーだ見たかよ。これが全日本ユースを率いて世界一になった男のちか……ら……」

カタリナのファイアーの加護を両腕に受けつつ、森崎は体の正面でがっしりと余裕が見えるセービングを決めた。
両手の中でしばらく暴れ、ようやくおとなしくなったボールを抱えつつ、森崎は自分の呼吸が既に乱れ始めていることに気がつく。

森崎「(嘘だろ…もう限界だってのかよ!?『破滅のツボ』の影響ってのは……ここまで深刻だったというのか!)」

今もう一度同じセービングをしろと言われると100%出きっこない。それだけ森崎は疲弊してしまっていた。
体全身を包む倦怠感と、この状況に長く苦しんだであろう中山への贖罪の念が積み重なり森崎の体力をさらに奪っていく。

シェスター「ヒュー!なんだかんだでやっぱりアイツの守りは見応えがあるねぇ」

マーガス「このまま出番が来ないものだと思っていたが、この守備を見れただけで満足だよ」

ビクトリーノ「ああ。この調子で大会無失点記録なんて作ってもらいたいもんだね。
       そうすりゃフロントの連中もだーれもアイツのレギュラー入りに反対なんてしないさ」

アンナ「森崎くん貫禄のセービング!フースバルの思い切ったミドルシュートは得点へは結びつきませんでしたね」

ニーナ「ですがなかなか良いシュートでした。それを感じさせるのは森崎選手の鋭いキャッチによるものなのでしょうね」

クリス「すごいです森崎さん!ナイスセーブですよ!」

セシル「やっぱり森崎さんは頼りになる〜!アタシももっと頑張らないと!」

103 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 21:03:07 ID:???
ルーク「おちちち…す、少しは俺のことも心配してくれよ二人ともさ〜」

カタリナ「森崎さん、あの……」

自分のブーストが余計な負担になってしまったのかとカタリナは心配そうに駆け寄ってくる。
森崎はできるだけ元気な笑顔を見せると、額の汗を拭って言った。

森崎「大丈夫だカタリナ。まだ俺は戦えるさ。こんな事で挫けていちゃ俺は中山に顔向けなんてできないんだ…!」

会場の観客の声援が心地よい。この喝采をこれからも浴び続けるためにも無様な格好は見せられない。
森崎は重くなりつつある腕を振るうと、反撃の指示を仲間たちに出した。


☆どうしますか?

A 中央のマリクに戻して守備のラインを落ち着かせる
B ロディに渡して左サイドから攻めこんでもらう
C セシルをオーバーラップさせロディと一緒に攻め込んでもらう
D 一気に前線のトーマスに繋げる
E 一気に前線のカインに繋げる
F 一気に前線のシーダに繋げる
G ここだ!ここでオーバーラップだ!
H もう我慢の限界だ!ジェイガンに選手交代のサインを送る

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

104 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 21:03:30 ID:uOpvdCbo
A

105 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 21:14:05 ID:w0EoVR5I
A

106 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 21:14:21 ID:z15Q3FR6


107 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 22:20:47 ID:???
>A 中央のマリクに戻して守備のラインを落ち着かせる


森崎「リードしているのはこっちなんだ。焦って無理に攻めることもないだろう」

ヒュッ!

それ以上に、今のメンバーでは早田や石崎のいるフースバルDF陣を攻略するのは難しい。
ジェイガンが選手交代の気を起こすまで、うまく相手をやり過ごしていくしか無いと森崎は判断した。

マリク「森崎の言うとおりだ。ゆっくり焦らず攻めていくぞ!」

アリティアメンバー「「「「「おう!!」」」」」

アンナ「アリティア選抜、ここは落ち着いてボールを回しチャンスを伺います」

ニーナ「追いかける側のフースバルからしてみれば苦しい展開になって来ましたね」

栗栖「く、くそぉ…俺の、俺のシュートが…」

新田「落ち着け栗栖。チャンスは必ず来る。今はとにかく守るんだ」

小豆沢「(参ったな。予想はしていたがやはり森崎くんの守備力は相当なものだ。
    新田へのマークは相変わらず厳しいままだし……やはり僕が動かなくてはいけないか)」

後半も10分を回り始めている。焦りだすフースバルの選手たちの様子をつまらない顔で見下ろす者がいた。
森崎の敗北を願い、そしてそれこそが自らの存在しつづける鍵でもあるラムカーネである。

ラムカーネ「くそったれ!どれだけチャンスに弱いんだよあのガキは。今のは決めるとこだろうが…ブツブツ…」

ガーネフ「ふぇっふぇっふぇっ…白熱しとるのう。文字通り他人ごとではない事態じゃから気持ちは分からんでもないが」

108 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 22:21:49 ID:???
ラムカーネ「本来は控えの連中がここまでやるとは正直思わなかったな。
      これじゃあせっかく爆弾騒ぎの情報を流して主力たちを試合から消したとしても意味ねぇな。
      ちっ。次はもう少し手痛い妨害を仕掛けて痛い目を味あわせてやるかね」

ガーネフ「おうおう恐ろしや恐ろしや。ホントにお前は敵には回したくない存在じゃ。
     まぁ裏工作事態は楽じゃがな。あの『人形』は本当に良く働いてくれおるわい」

ラムカーネ「ああ。せいぜい利用させてもらおうぜ。奴らが大好きな『絆』の力ってやつをよ。うけけけ……」

いかにして森崎を貶め、サッカーに対する希望を失わせてやろうか。
昔から得意としていた他者への妨害に知恵を働かせる二人組だった。



バビントン「……ねぇイスラス。これってどういうことなの?
      ガーネフさんと森崎くんが話してたことって……」

イスラス「……」

オグマたちの様子を探るため、観客席をぐるりと回っていたイスラスとバビントンは信じられない事を聞いてしまった。
スランプに苦しむ自分たちを救い、力を与えてくれたガーネフ。そのガーネフの恩人であり、
偽物の存在の暴挙に苦しみ、命の危機とさえも言われている森崎の会話を偶然聞いてしまったのだ。

バビントン「嘘の爆弾騒ぎって……そうか。だからアリティアの選手たちは試合そっちのけで密かに動いてたんだ。
      試合を中止にすることも出来るはずなのに、大会を楽しみにしていた人達のことを考えて……」

イスラス「……」

バビントン「で、でも……僕達が元の世界に変えるためには偽崎を倒さなくちゃいけない。
      森崎くんも力を取り戻すために必死なんだからだから、仕方ないといえば仕方ないのかな…」

109 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 22:23:20 ID:???
イスラス「気にいらねぇ」

バビントン「……え?」

イスラス「つまり奴らは俺たちをそこまで信用していないってことだろ?
     予定ではエキシビジョンマッチで俺たちが偽崎を叩き潰すことになっていたんだから」

バビントン「あ……うん。確かにそうだね」

イスラス「こんなこそこそした回りくどい援護なんか必要ねぇ。俺たちはここにサッカーをしにきているんだ。そうだろ、バビ」

バビントン「……うん。卑怯だよねこんなの。こんなことをされて勝っても僕はいやだ。嬉しくない」

イスラス「(奴から与えられた力に頼らざるをえない俺たちが思うのはおこがましいかもしれねぇ。
     だが。俺は俺のサッカーに誇りを持っている。アヤックスアカデミーで学んできた……
     リブタや三杉。…あいつらの助けで生まれ変わった俺たちの理想とするトータルフットボールを汚されるのはゴメンだ)」

バビントン「(2年前のアリティアカップ。どんなに苦しくても負けそうでも懸命に戦おうとしたアリティアの人たちの目を僕は忘れていない。
      彼らとは全力で戦いたいし、それを邪魔するようなら全力で阻止したい。でも……どうすればいいんだろう。
      今の僕達はガーネフさんの力を、闇のオーブの力を借りないとマトモな力は発揮できないし……)」

そこが最大の問題だった。ガーネフたちの思想は受け入れたくはない。だが、今の自分たちに彼らに逆らうだけの力はないのだ。
彼らに自分の弱みをさらけ出してしまったの運の尽き。今更後悔しても遅い。しかし黙って目の前の暴挙を見過ごすこともできない。

バビントン「…どうしようイスラス。このままじゃ納得できないよ」

イスラス「今、俺達がもっともすべきことは偽崎を倒すことだ。それを変えるつもりはない。
     だが奴らに好き勝手やられるのが一番気に入らねぇ。……よし」

バビントンはイスラスに肩車をしてもらい、ぐるりと周囲を見渡す。
優れたゲームメーカーとしての卓越した視力と記憶力が瞬時にアリティアの選手たちの位置を把握する。

110 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 22:25:08 ID:???
バビントン「うん。一番近いところだとこのA-2の席に2人。それとあっちのC-3の席にもいたよ」

イスラス「分かった。お前はストラットたちの所に戻っていろ。あとは俺が済ませてくる」

バビントン「イスラスなら安心だよ。その『足』があればきっとあっという間さ」

イスラス「サッカーするとき以外には使いたくはなかったんだがな。ま、今回は特別さ」

ヒュッ……バビュン!!

バビントン「(爆弾騒ぎは嘘の情報だってことをアリティアの選手たちに知らせること。それが今の僕達ができる唯一の事だ。
      そして森崎くんと話すんだ。僕達を信用して欲しい。必ず偽崎を倒して君に力を取り戻させると。
      でも……それでもまた僕達の気持ちを蔑ろにするようなことをするというのならば)」

バビントンは一度無理やりその役目を終えさせられた瑠璃色のミサンガをポケットから取り出し、じっと見つめる。

バビントン「(セレイン。僕は……もう一度君に会いたい。だけど、僕は君に嫌われるようなことだけはしたくないから)」

この体は闇に囚われてしようとも、心だけはまだ気高く輝かせていたい。
故郷で自分の帰りを待ってくれているであろう少女のことを思いつつ、バビントンは悲痛な顔でそう願った。



アンナ「アリティアの遅攻にフースバルのラインはじわりじわりと押されていますね」

ニーナ「このまま黙っているチームとは思えません。油断はできませんよ」

マリク「(確かに押しているのはこっちだしリードしているのも僕達だ。だけど……攻め手が無い。困ったぞ…)」

111 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/31(月) 22:27:51 ID:???
中盤でボールをコントロールするマリクはフースバルの選手以上に人知れず焦っていた。
カインやトーマスが疲弊している現状、シーダを攻撃の起点にする必要がある。
だが、彼女はあまりパワープレイに向いているタイプではないし、単純なロビングはまた石崎たちに跳ね返されてしまうだろう。

マリク「(こんなときマルス様やアベルがいてくれればミドルシュートをガンガン狙っていけるのに…)」

そんなとき、ベンチのジェイガンがサインを送ってくる。ふと視線を向けるとウォーミングアップをする選手の姿が見えた。
どうやらようやく監督も選手交代に踏み切る決心がついたようである。

マリク「(遅いよもう!これでようやく攻撃のリズムを整えられる。ところで誰が準備できているんだろうか…?)」


あーゆーレディ?→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→マルスとアベルの万全の布陣だ!
ハート→マルスとオグマの安心の布陣だ!
スペード→マルスとジョルジュの期待の布陣だ!
クラブ→アベルとオグマの納得の布陣だ!
クラブA→オグマとエリスの予想外の布陣だ!?
JOKER→マルスと……なにィ!?ジェイガン自ら出場するつもりだとォ!?

112 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 22:28:46 ID:???
あーゆーレディ?→ ダイヤ9


113 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 22:29:21 ID:???
あーゆーレディ?→ スペードQ

114 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:13:30 ID:???
バスターウルフ!

115 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/04(金) 00:18:40 ID:???
>>114
オッケーイ!
============
あーゆーレディ?→ ダイヤ9
>ダイヤ→マルスとアベルの万全の布陣だ!


マリクの目に写ったのはチーム一の総合力を誇るであろう黒豹アベルと
卓越した指揮力を持ち、優れた戦術眼を持つ大黒柱マルスだった。
この二人が出てくれればそれだけでアリティアのチーム力が格段に跳ね上がることは間違いない。
そんな期待が持てる実力者の二人は、ウォーミングアップをこなしながら
先ほど自分たちの目の前に現れた謎の青年との会話を思い出していた。

アベル「マルス様。本当にさっきのあの者の言葉を信じるのですか?」

マルス「……断言することはできないけれど、僕は彼が嘘をついているようには思えなかった。
    どんな理由があるのかは分からないけれど、僕達を妨害しようとする存在がいると彼は言った。
    もしもこの爆弾騒ぎが狂言だとしたら、どうしてわざわざ僕達に真実を教えてくれたんだい?」

アベル「それは……異なる情報を流すことで我々を混乱させるつもりなのではないでしょうか」

マルス「それなら試合が終わってからでも問題はないはずだ。対戦相手の関係者にしろ、ドルーアの残党にしろ、
    あのまま黙っていたほうがどちらにせよアリティア選抜にとって不利にしかならなかったはずなんだ」

アベル「確かにそうですね。私やマルス様が試合に出られない状態が長く続くことはそれだけピンチを招くことになるはず」

マルス「これは僕の勝手な感なんだけどね。彼は、とても真っ直ぐとした良い目をしていたんだ。
    自分の意志を曲げることのない、強い意志を持った好感の持てる目だった。
    この大会に参加してくれている多くの選手達が持つ、サッカーを愛する者たちの目だったんだ」

116 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/04(金) 00:20:44 ID:???
アベル「ならば私はその言葉を信ずるのみです。騎士の位を返上したとは言え、
    このアベル。マルス様への忠誠の誓いはまだこの胸に抱えておりますゆえ」

マルス「……裏切られる悲しみや悔しさを忘れたわけじゃない。僕も君もドルーアの侵攻に長い間苦しんできたんだから。
    それでも信じてみたいと思う。あのイスラスと名乗った青年の言葉をね」

アベル「もしもの場合は私が道を切り開いてみせましょう。主君の進むべき道を支えていくのが騎士の誉れとなるのですから」

マルス「ふふっ、君はもう騎士じゃないのにね。でも嬉しいよ。ありがとう」

アベル「では少しだけ訂正を。君主の進むべき道を支えていくのが商人の誉れということでお願いいたします」

マルス「ああ、頼りにしてるよアベル。それじゃあそろそろ行こうか!」

アベル「もう一つの戦場。この広いフィールドの中でも黒豹の見事な狩りをお見せいたしましょう」

ザザッ!

アンナ「おっとここで選手交代のボードが出ます。ここはカインくんに変わってアベルくんが、
    そしてトーマスくんに変わってマルスくんが入ります!」

森崎「マルスとアベルか。これ以上にない助っ人だぜ。さて、このままマリクにボールを一旦切ってもらうか?」

☆どうしますか?

A 相手のコートの左サイド(早田側)に奥深くに蹴り込んで試合を切る。
B 相手のコートの右サイド(木村側)に奥深くに蹴り込んで試合を切る。
C せっかく押し気味なのにもったいない。このまま攻撃続行!
D 交代させる選手に納得が行かない。ジェイガンに選手変更のサインを送る

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

117 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 00:23:39 ID:CURM74uU
A

118 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 00:24:32 ID:M1MY+pNI
B

早田のカミソリパスが怖い

119 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 00:28:23 ID:A8ypqmbA
B

120 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/05(土) 21:13:31 ID:???
>B 相手のコートの右サイド(木村側)に奥深くに蹴り込んで試合を切る。


森崎「マリク、選手交代だ!一旦ボールを外に切れ!」

左手を外に払いながらボールデッドの指示を出す森崎。
マリクは大きく左奥へとボールを蹴り上げると、そのままボールはラインを割っていった。

アンナ「さァ、いよいよアリティア選抜の真打ち登場と言ったところでしょうか!
    後半13分、マルスくんとアベルくんがピッチ内へと駆け込んできます」

カイン「マルス様…申し訳ありません。無様なところばかりお見せしてしまい…」

マルス「何を言ってるんだカイン。君はよくやってくれたさ。あとは任せてくれ」

トーマス「ま、とりあえず仕事はこなしたってところかな。そんじゃ引き継ぎよろしくぅ」

アベル「見事な先制点だったぞトーマス。さて、俺も華麗にゴールを決めてあげますか!」

ワアアアアアアアァァァァァッ!!

シェスター「あの青髪の選手…そうだ、確かあの日本の特別試合で司令塔をしていた…!」

周囲がいっそう激しく歓声を上げ始める。その要因である存在を見つけたシェスターは唇を噛んだ。
自分のチームだけでなく相手チームの選手さえも自由自在に操作してしまうかのような指揮を見せたマルスに、
シェスターは同じ司令塔として静かな対抗意識を燃やしていた。
この広いフィールド上の全てを自分の思うがままにすることが出来るとしたらどれだけ気持ちのいいことだろうか。
それをあの青年はやってのけていたのだ。自分がやろうとしてもできないことを目の前で平然と。

シェスター「(……全日本ユースすら圧倒した奴の支配力……それを手に入れることが出来れば
      ブレーメンは、そしてドイツはもっともっと強くなれるはずなんだ……!)」

121 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/05(土) 21:15:58 ID:???
ワールドユースでのドイツユースの敗因の多くは、中盤の選手層の差だと言われている。
翼、岬、三杉、松山。この4人の持つ攻撃力、守備力はどれも一級品である。
彼らを圧倒するには相応の人数で対抗するか、もしくは彼らを超える力を手に入れるしか無い。
中盤を制することが出来なければ今のフースバルのようにまともな攻撃をさせてもらえないのだから。

シェスター「(……シュナイダーのいるバイエルン。カルツや若林のいるハンブルグ。
      この2強クラブに対抗するためには、俺がもっと洗練された指揮をとれるようにならなければいけないんだ……!)」

長らくタイトルから遠ざかり、すっかり中堅チームのイメージを押し付けられてしまった地元のクラブチーム。
幼い頃からずっと応援し続け、そして今は自分がチームの中心選手となろうとしている。
自分たちが変えるのだ。そのためにも新たなチームメイトになる森崎には頑張ってもらいたいと願わずにはいられなかった。

アンナ「さて、ボールはスローインで木村くんから田中くんへと渡されフースバルの反撃が開始されようとしています」

ニーナ「左ウイングには先ほどトーマス選手に変わって入ったばかりのマルス選手が構えています。
    交代したばかりのプレイですが、ここで反撃を食い止めることができれば大きいですね」

木村「(な、なんだこいつ…特に動きが速いわけでも当たりが強いわけでもない。だが……)」

自分が次にどう動こうとしているのか。何をしようと考えているのか。
行動と思考、その全てがあの蒼い海のような瞳に見透かされてしまうような不気味さを感じていた。

田中「こっちだ木村!一人で抜こうとするな!」

木村「よ、よし!コンビネーションで振り切るぞ」

マルス「アリティアの民よ、見ていてくれ。僕はもう、負けない!」

122 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/05(土) 21:17:02 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。


田中→! card+ ワンツー27=
木村→! card+ ワンツー28=
============
マルス→! card+ カット38=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→田中&木村が突破!(奇数:小豆沢にパス 偶数;新田にパス)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(小豆沢がフォロー)(大森とマリクが競り合い)(ロディがフォロー)
≦−2→マルスがボールを奪う

【補足・補正】
マルスのカードがダイヤで『ドルフィンカット』で+4
マルスのカードがハート・スペードで『フラッグカット』で+3
その他は>>13を参照してください。

123 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 21:18:27 ID:???
田中→ ハートQ + ワンツー27=
木村→ スペードK + ワンツー28=

124 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 21:18:56 ID:???
マルス→ ダイヤJ + カット38=

125 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 21:21:37 ID:???
全力勝負だな

126 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/05(土) 21:23:26 ID:???
田中→ ハートQ + ワンツー27=39
>木村→ スペードK + ワンツー28=41

マルス→ ダイヤJ+(不利-2) + カット38+(ドルフィンカット+4)=51

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→マルスがボールを奪う
※マルスに20の経験値が入ります。
※マルスのレベルが4に上がった!
============
先着『1名』様で一気に判定をお願いします。

マルス ロード レベル4
     成長率
H 23 90+! numnum=
力 8 50+! numnum=
技 10 70+! numnum=
速 11 60+! numnum=
運 10 70+! numnum=
武 9 40+! numnum=
守 9 30+! numnum=
魔 0 3+! numnum=

※合計が100を超えれば1アップです。

127 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 21:25:19 ID:???
マルス ロード レベル4
     成長率
H 23 90+ 36 =
力 8 50+ 08 =
技 10 70+ 02 =
速 11 60+ 21 =
運 10 70+ 64 =
武 9 40+ 15 =
守 9 30+ 44 =
魔 0 3+ 06 =

128 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/05(土) 21:33:44 ID:???
マルス ロード レベル4
     成長率
H 23 90+ 36 =116→+1
力 8 50+ 08 =58
技 10 70+ 02 =72
速 11 60+ 21 =81
運 10 70+ 64 =134→+1
武 9 40+ 15 =55
守 9 30+ 44 =74
魔 0 3+ 06 =9

マルス    ロード  レベル4 EXP10 0戦0勝0敗
        成長率
HP24/24     90
力  8       50
技 10      70
速 11       60
運 11      70
武  9      40
守  9      30
魔  0       3

以上のようになりました

129 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/05(土) 21:34:45 ID:???
木村「(時間をかけていては駄目だ。動きを読まれる前に抜きさってやる!)」

田中「(俺たちの実業団サッカーで洗練されたコンビネーションを見ろ!)」

互いに一瞬視線を交わしただけで、相手が何処にいるのかを判断できるほどのパスワークで突破を図る木村と田中。
だがマルスにとってはそのほんの一瞬の間ですらも命取りになってしまった。

マルス「とあぁっ!!」

バッ!ビシィッ!

田中「ば、馬鹿な…あの高さのパスを胸でトラップだと…」

アンナ「ジャンプ一番!マルスくんの華麗なジャンプカットがフースバルの反撃の芽を摘み取ったァ!」

ニーナ「一転してアリティアの追加点のチャンスですね。センタリングを上げるのか、それとも…」

森崎「(あれだけのプレイをあっさりやってのけるのは相変わらずだな。よーし、ここで指示を出しておくか?)」


☆どうしますか?

A アベルにセンタリングを上げるんだ!
B シーダにセンタリングを上げるんだ!
C そこからミドルシュートを狙うんだ!
D PA内にドリブルで切りこんでいくんだ!
E マリクに戻して時間をゆっくり使っていくんだ!
F 来い!俺に持って来い!オーバーラップだ!
G マルスの判断に任せる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

130 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 21:45:56 ID:Qc8oDAAQ
A

131 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 21:46:26 ID:fjPsNIRs
G

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