キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【変化する戦術】Another-CU_6【ロベルトの章】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/11/16(金) 12:26:00 ID:gSfB7XkE




この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援してあげて下さい。




738 :森崎名無しさん:2013/01/24(木) 18:44:30 ID:qRNWg4Aw
C

739 :森崎名無しさん:2013/01/24(木) 18:53:07 ID:o9hhTYgY
C

740 :森崎名無しさん:2013/01/24(木) 19:03:11 ID:vuIeaOmk


741 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 19:05:43 ID:???

> C 何だか知らないが日本人を嫌っているのかい?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「何だか知らないが日本人を嫌悪しているのかい?」

ヒノ「その通りだ、ハッキリ言ってムカつくぜ。」

新田(ムカっ…!)

三杉「…と言う事だ新田、この刺々しさは僕らに向けられた物じゃない。」

新田「はっ!?」
ヒノ「はぁっ!?」

賀茂(ほほう。)

敵意…とはいかぬまでも、反発心としては明確と言ってよかろう。
そのような感情を向けられながら、それをおよそ他人事のように言う三杉に、
新田もヒノも思わず呆れ声を放った。

三杉「日本人は日本人、僕らは僕らだろ。」

新田「な、何を言ってんすか!?」
ヒノ(言いたくねーが、このチビに同感だぜ…)

742 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 19:06:50 ID:???

三杉「彼にとって『日本人の一部』だったのは、ついさっきまでの僕らだろう?
    これからどうなるかは知らないが、個人同士の付き合いとは別の話さ。」

新田「いやでも、実際に…」

納得がいかないのか、新田は更に愚図る気配を見せていた。
しかし三杉にとっては簡単な話である。

三杉「実際も何も、無差別だったら賀茂さんとだって関わりを持つ筈がないじゃないか。」

新田「あぁ、そう言えば…」
ヒノ「……!」 カァー!

この人物は表面上どうであれ、しっかりと人の中身で判断する。
そこまでハッキリと口にしないが、三杉のヒノへの見立てはそういう事である。
ようやく新田は手をポンと叩き、堅かった表情を崩す。

一方ヒノはと言えば顔を紅潮させていた。
腹を立てたと言うよりも、痛い所を突かれたとか、恥をかいて居た堪れないような表情だ。
多少複雑そうではあるが、ヒノはブンナークに似たタイプだと三杉は認識した。

※ 内部的に相互感情値が上下しました。

743 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 19:08:25 ID:???

賀茂「ガッハッハ! まあそんくらいでイイだろ。
    自己紹介はその辺にして、取り敢えず座ろうや。」

ここでようやく賀茂が仕切り、話を収拾させた。
それまで沈黙していたのは事態がどうなるかを観察していた風でもある。
大人の嫌らしさという物を感じぬでもないが、対人関係で勝手に枠組みを作られ、
好きなようにコントロールされる事を考えればマシとも思える。

ともかくここでようやく全員が話のテーブルに就いた。

賀茂「リョーマ、悪いが暫く軽食でもつまんでてくれ。」

ヒノ「あいよ。」

賀茂「さて三杉よ、話の経緯は新田に話してるか?」

三杉「ザックリとだけ… 僕が聞かされている程度に。」

空き時間の間に新田へ説明したのは4つだけ。
賀茂がヴィオラのWトーナメント出場に向けてバックアップを申し出たこと。
バックアップの中身、ビッグクラブのチームデータが非常に有用であること。
ただし代価としてRJ計画とやらの協力を求められていること。
RJ計画については自分もまだ何も聞いていないこと。

…以上について、三杉は確認を含めてサラサラと述べた。

744 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 19:09:58 ID:???

賀茂「…結構だ。」

なるべく正確に回答したが、賀茂は満足そうに頷いた。
相互に勘違いはないという事だろう。

三杉「さて、それじゃRJ計画とやらについて教えて貰えるんでしょうね?
    バックアップは魅力的ですが、これを聞かなければ先を考えられません。」

賀茂「OK、OK。 まっ、RJ計画ってのは正式に言えばリアル・ジャパン・計画…」

新田「リアルジャパン?」

賀茂「冬の選手権が終わった来年2月下旬、全日本ユースのメンバー候補が召集される。」

三杉「2月下旬…。 Jカップ開催って2月ですよね? 随分ギリギリではないですか?」

賀茂「ん? そんな事言ってたか?」

三杉「はい、確かレッチェ戦の後(関連スレ4)に。 なあ?」

新田「ええと… はい、確か。」

賀茂「そうかー。 いやいやスマン、そりゃ嘘だ。」

三杉「嘘?」

745 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 19:14:33 ID:???

賀茂「…と言うか、正確には予定が後ろに押された。 理由はズバリ協会の運営経験不足。」

三杉「はぁ…… そうですか。」

賀茂「ってな訳でJカップの開催は4月。 これはもうズレないぜ、国立も既に押さえてる。」

三杉「それは良いですが… 4月開催となると、今度は随分と早い。
    かなりの長期合宿という事になりませんか?」

賀茂「ああ、そりゃもう国内の連中が弱すぎるからな。
    高校で活躍した連中を中心に、振るい落とし方式で選抜合宿するってわけよ。
    翼・石崎、または森崎が召集されるより一ヶ月早い予定だ。」

三杉「翼くんや森崎との実力者を多少なり埋めようって腹ですか… まあ賢明でしょうね。
    何もしないままでは、国内組では本当に足枷にしかならないでしょうから。」

賀茂「ほーう? 実力を見ずにそれが言えるとは、流石の自信家だな。」

三杉「あっいえ、実力は知っています。 つい先日ですが日本に一時帰国しまして。
    その時に南葛の岬くんと軽く1対1の勝負をしたんですよ。」

746 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 19:15:56 ID:???

新田「えっ、そんな事があったんですか?」

賀茂「ふふん、まあ結果は聞くまでもねえな。」

三杉「だいぶプライドを傷つけてしまった様子でしたよ。
    きっとあれから奮起をしてくれていると思います。
    新田、山森の練習に少し付き合ったが、実力差は随分ついてるぞ?」

新田「!!」

賀茂「クッハハハッ!」

これを聞いた賀茂は、堪えきれない様子で大笑いをした。
余程痛快といったところである。

賀茂「お前が相手だと本当に話が早くて助かるぜ。
    RJでやりたいのはズバリそれと同じだ。」

三杉「…と言うと?」

747 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 19:18:01 ID:???

賀茂「合宿に集まった囲の中の蛙どもをボコボコにするんだよ。
    お前達みたいに国外で鍛えた奴等、しかも召集されないメンバーを集めてな。
    そんで『こいつらこそが真の全日本ユースだ』って俺が言ってやるわけだ。」

三杉「ふむ、なるほど……。
   (言葉通りに全日本ユース乗っ取りと言う訳か。 しかし…)」

☆RJ計画に何を思う?

A 「これは賀茂さんが監督という立場を乗っ取りたいという目的ですか?」
B 「Jカップ自体が国内組の危機感を煽るという目的の大会だったのでは?」
C 「最終的に僕や新田が全日本ユースとしてJカップに出場するわけですか?」
D 「彼(ヒノ)はそのメンバーの一人という訳ですか? ウルグアイ人と言っていましたが。」
E 「他のメンバーについてはもう決まっているんですか?」
F 「先ほど蛙とおっしゃいましたが… 日向に限れば囲の中の虎ですな」 プークスクス
G (特にない、僕はこの話に全BETだ)
H (特にない、新田はどうかわからないが、僕としては手切れだな) ※要10票
I  その他(無理ないレベルでの自由記述)

3票選ばれた選択肢で続行します。(※2回話せます。ただしGとHは除く)

748 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 19:27:28 ID:???
ここまでにします。
土日の更新はないと思いますので、ゆっくりご検討下さい。
亀更新ですみませんとです

749 :森崎名無しさん:2013/01/25(金) 19:28:00 ID:HUVZx++I
B
とりあえず腹の中全部出してもらおうか、賀茂さんよ

750 :森崎名無しさん:2013/01/25(金) 19:36:21 ID:KEqDz4aE


751 :森崎名無しさん:2013/01/25(金) 19:45:18 ID:AJGBlVfU


752 :森崎名無しさん:2013/01/25(金) 19:53:56 ID:???
火野が参加できるということは日本人に見えるなら外国人でもRJに参加資格ありってことか
よし、日本の芸人にそっくりな矢部ッチュカモン!w

753 :森崎名無しさん:2013/01/25(金) 19:56:27 ID:ebmjtCAA
乙でした!

Bで!

754 :森崎名無しさん:2013/01/25(金) 20:12:08 ID:x/iE8S2U
B

755 :森崎名無しさん:2013/01/25(金) 20:23:10 ID:???
>>752
なんという神の一手…! RJ7への参加なら「フィオにサブGK入れるとバランス崩壊」問題も解決だ!

756 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/25(金) 20:51:11 ID:???
いつだったか言ったでしょ?
ヤベッチュは第三部で出番があるよーって(笑)

757 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 13:37:30 ID:???

> B 「Jカップ自体が国内組の危機感を煽るという目的の大会だったのでは?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

賀茂の言葉には理屈が通っていると思われた。
しかしどこかボタンの掛け違えのような違和感を覚えたのも事実だった。
それが一体何かと頭の中をさらってみると、過去に聞いた説明に行き着いた。

三杉「賀茂さん、ちょっと確認したいのですが。」

賀茂「なんだ? 遠慮なく言ってみろ。」

三杉「Jカップ開催時期を以前聞いた時、片桐さんは確か――

(片桐『ああ、ユースクラスの国際大会だ。 日本の高校サッカーレベル戦ってきた連中に、
     世界との実力差というものを理解させてやる為に開催する。』)

三杉「――と言っていたと思います。」

賀茂「ああ、確かそんな説明だったかな。」
新田「俺もそう記憶しています。」

記憶から掘り起こされた言葉に賀茂も新田も同意する。
認識が共通していると確認でき、三杉は更に続ける。

758 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 13:38:39 ID:???

三杉「ええ、Jカップ自体が国内組の危機感を煽るという目的の大会ですよね?
    賀茂さんの言うRJ計画とやらと目的が完全に重なるという事です。
    然れば、Jカップに先んじてRJ計画をやる理由が僕には見えてきませんが…?」

三杉の言葉に新田もハッとしたように頷く。
これは確かに三杉の言う通りで、RJ計画とJカップ開催は目的が同一である。
つまりRJ計画には賀茂独自の思惑が何かある筈…

三杉(…と考えたのだが、どうだろうか?)

賀茂のバックアップは確かに喉から手が出るほど欲しい。
RJ計画も、それだけを聞けば協力も吝(やぶさ)かでないと言える。
しかし何かを隠されたままでは首を縦に動かせる筈がないのだ。
三杉は賀茂の表情をジッと観察しながら返答を求めた。

賀茂「まあそうだな… それも結局、あの説明前後で認識が変わった結果だ。」

三杉「認識?」

賀茂「ああ。 あれから俺も片桐も、大会の最後までお前達の試合を張った訳だが…
    流石は世界最高セリエAの予備層と言うべきか… 未知の実力者で溢れかえっていた。
    世界中から才能が集まり、結果として地元イタリア人も実力を底上げしている。
    …こりゃ元々見立てていたより、日本のガキ共は話にならねーなと思った訳だ。」

759 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 13:39:40 ID:???

三杉「それでRJ計画で予定を早めると?」

賀茂「ま、そうなんだが…。 うーん、俺の考えてること全部話しといた方がいいか?」

三杉「お願いします。」

隠し事をされているのは御免こうむるといった様子で三杉は即答した。
目の前の利害だけでなく、納得を優先したいゆえだった。

三杉は賀茂の表情を観察しているが、別段困った様子はない。
こう求められる事を予想していたように見て取れる。

賀茂「(まあ片桐も腹ん中を全部出したらしいしな。 そうしてもこいつのキャパは大丈夫だろう。)
    そもそもトーナメント形式の大会じゃ、途中で負けるのと勝ち上がるのでは、得られる経験
    が段違い… 出来る限りJカップでも全日本を勝ち上がらせたいってのが俺の意見だ。
    当然Wトーナメントも、将来はW杯もお前らに獲って欲しいと思ってるわけよ。」

三杉(ほう?)

賀茂「一方、片桐や見上は確かにお前らの世代に期待してるが、最優先はプロ化とW杯招致だ。
    まずそこで奴ら… と言うより協会の中枢と、俺との間で意見の相違がある。」

主題から少しずれたような話が始まり、新田はポカンとしている。
しかし三杉は目を鋭くし、事の重要性に感づきつつあった。

賀茂「さっきの話に戻すが、国内組と世界との差は恐らくヤバいところまで来ている。
    合宿の長期化、振るい落とし形式ってのも、その認識から急遽決まった話だ。
    これは俺や片桐の報告を受けた見上からの提案が受け容れられた結果だがな。」

760 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 13:42:04 ID:???

三杉(そうか、合宿の事は見上さんの提案だったか。)

賀茂「だが俺はそんなんじゃ全然足りねーと思ってる訳よ。
    結局国内組で競ったところで、危機感なんてたいして煽れねーってな。
    過激でも何でも、もっと強烈なショックを大会前にぶつけなきゃダメだ。
    その上でフィジカルもテクニックも根本から鍛え直し、そしてJカップで
    一回でも二回でも勝ち上がって経験積ませなきゃ、Wトーナメントで勝てる訳がねえ。」

最初はぶっきらぼうに口を動かしていた賀茂。
だが、その口調が徐々に激しい物になって行くのが三杉には判った。

賀茂「見上にそれを言って、もっと真剣に対策しようぜって話したわけだが…
    しかしあいつは博打は打たねえ言いきりやがった。」

三杉「ふむ、博打ですか。」

賀茂「ああ、いきなり激しいショックを与えて潰れちまう方が怖えんだと。
    ついでに言えば、森崎や翼、若林も居る事だし、Wトーナメントも最終的に
    ベスト8を狙える所までは持って行ける自信があるんだそうだ。」

三杉「なるほど、Jカップ以前に国内組が潰れてしまうと、その予定も狂うって論法ですか。」

賀茂「ま、そうだがよ… そのベスト8を狙える見立てが甘いと思うんだよなあ。
    見上がその目で見てる世界のレベルは3年前のJY止まりで、しかもほぼ西ドイツ限定だ。
    その西ドイツだって東西統一して変わってんのに、それで自信があると言っても説得力が薄いんだよ。」

三杉「それは言えるかも知れませんね。 ここ数年は世界のトレンドが急激に変わってきています。
    もしかしたら僕らはサッカー史が変わり行く渦中にいるのかも知れないとすら思いますよ。」

761 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 13:43:26 ID:???

賀茂「だろ? なのにあのヤロー、現役時代からずっと頑固一徹で耳を貸したがらねえ。
    しかも考えが保守的一辺倒… GKって人種はこれだから扱いに困んだよ。」

三杉(なんか途中からスゴイ個人的な愚痴にになった気がする。)

賀茂「それにこの黄金世代を持ってきてベスト8って何だよ?
    それは違えだろ、頂点狙える時に狙わねえでどーすんだよと思うわけ。
    アイツ(見上)も俺も所詮はアジアの壁を突破出来なかった程度だぜ?
    そんなのが保守的にばかり考えが寄ってて、もっと下の世代に夢見せられるのかよ。
    実際にサッカーをやりたいかどうかって思うのはガキ共なんだよ。
    そういう所を考えないでサッカー人口が増えていくのかよってなあ?」

三杉「なるほど…(片桐さんらとは文字通り対極の考えかも知れないなあ。)」

☆賀茂の熱弁への感想。

A 片桐や見上の意見の方が理解できる。
  JリーグやW杯招致を成功させ、サッカーで食べていける環境作りが大切だ。
B 賀茂の意見がの方が理解できる。
  環境を用意しても、子供達がサッカーを志すような夢を見せなきゃいけないわ。
C どっちも大事だが、見上達の事が気に入らない。
D どっちも大事だが、賀茂の事が気に入らない。
E ぶっちゃけどうでもいい。
F その他

3票選ばれた選択肢で続行します。

762 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 13:51:44 ID:aAvMC3Qc
C

763 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 14:10:18 ID:8UUsTEw+
E

764 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 14:37:42 ID:zqXucYCo
F
夢を見せることは大事だが国内リーグという受け皿がなければ夢を見せられる人材が国外に出てしまう可能性は考えていますか?

765 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 16:57:39 ID:s/XJ5D+g
B

766 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 17:00:50 ID:KJYEx1xQ
F
どちらも大事であるが、どちらの主張も互いの長所が無くしてしまうのでは真の発展では無い。
優勝もする、一世代で終わらないように日本を強くしていく、両方が無いといけない
そのためには、日本自体がまだ下の位にいる事の認識させる事、しかし優勝やW杯開催もしたい。
だからこそ、僕らの様な海外でプレーする選手の存在が必要となるのではないか。
日本チームではなく、日本人がいる海外チームがいることで
世界と日本内の差というものを認識し、日本では僕らを追いかける人材と環境が生まれてくる、と思う

これだと今と変わらんかな、うーんどうしたもんか

767 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 17:02:04 ID:???
とりあえず
長い

768 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 17:32:44 ID:KJYEx1xQ
んじゃ訂正
どちらも大事だから、まずは日本のチームより海外にいる日本人を優勝させて目立たせる
その名声をもとに日本の基盤を作って、発展させていくのが良いんじゃね

769 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 17:58:45 ID:???
どうにも決まりかねる様子ですね。
ヒントと言う訳ではありませんが、検討の材料を置いていきますね。

@誰と共感したいのか
A誰を成長させたいか
Bメタ的に考えてどちらの論法が優位か
Cこの世界に×や◎は居るが、△という漫画はない。

770 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 18:17:33 ID:6jXLbIWs


771 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 18:39:36 ID:aBDfys/+
B

772 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 18:41:34 ID:???
この世界にキャプテン翼って漫画はないからね。代わりの起爆剤がほしいわな

773 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 20:02:43 ID:???

> B 賀茂の意見の方が理解できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

言葉の中に感情論が見え隠れしてはいるが、三杉は賀茂の意見の方が共感出来た。
しかもその理由は『選手だから当然』という所には決してない。

先ず三杉が今の道を歩む最たる理由として『全日本黄金世代は勝てなくなる』という確信がある。
それは日本の協会、指導者、指揮官らがまとめて戦術的に暗い所に由縁している。
アンザーニやジョアンを知る三杉からすれば、見上や片桐のサッカー眼は明らかに不足しているのだ。
最先端の戦術トレンドを学ばず、翼(ファンタジスタ)や森崎(守護神)に頼れば何とかなる
と未だに思っているような、時代遅れな大人達の夢物語には付き合っていられないのである。

故にこそ、三杉はわざわざクラブチームでの世界一を目指している。
戦術が個人技を覆い潰す時代が来ていると… 指導者達の浅学が日本サッカーの発展を妨げると…
この自身の生意気な忠告を、誰もが耳を貸さないわけにはいかない状況で突き付けるために。

三杉(プリマヴェーラの充実した戦力層を見るに、賀茂さんの懸念は尤もだろう。
    翼くんや森崎が世界で一線級だろうと、他が論外ならば、選べる戦術は一つしかない。)

戦術に選択肢がない事の不利… と言うより、戦術の選択肢が多い事の有利を三杉は知っている。
それを思えば、ベスト8は狙えるという見上の見立ても甘すぎると気付いた。
見上が進めようとしている保守的な運営では、確かに全日本ユースに先は見えないのだ。

774 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 20:03:44 ID:???

三杉(賀茂さんの危機感は当然か。 この人の言う博打の成功は、全日本ユースがその先を
    勝ち抜くために、最低限クリアしなければならない事と言えるか…)

見上や片桐が最重要としているプロリーグの定着や、W杯は勿論重要である。
それは三杉にも当然判っている。
しかしその後押しに、文字通り起爆剤として機能している黄金世代の役割も重要なのだ。
プロ化しようがW杯招致に勝ち抜こうが、黄金世代が最低でも実力でW杯出場を勝ち取れる
存在でなければ、下の世代のサッカー人口が増える事はなく、プロリーグの定着も厳しいだろう。

三杉(その辺りについて、片桐さんは理解しているようで理解していなかった。
    黄金世代の重要性を語っていながら、その実力を過信し、結果的に蔑ろな扱いを
    しようとしている。 そして聞く限り、見上さんは片桐さんよりも重症だろう。)

頭の中で考えを巡らせてみたが、三杉の感じるところでは、
見上らは当然、賀茂もズレた事を言っていると思わざるを得なかった。
しかし結果的に理解できる、正しいと思えるのは賀茂の意見の方だった。

775 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 20:04:44 ID:???

三杉「分かりました。 RJ計画の目的とやら、その必要性には同意見です。」

賀茂「おっ! 解かってくれたか!」

三杉の言葉に賀茂は前のめりになり、嬉しそうな顔を見せる。
新田も思う所があるのか、戸惑い半分納得半分の顔をしている。

三杉「ただし全肯定とはいきません。 その辺りについて突き詰めるなら…
    それは協力関係が決まった後にしましょう。」

賀茂「なぬ… って、まあ仕方ねえか。 俺の計画の成功は全日本ユースの強化になるからな。
    全日本ユースを倒そうって言うお前からすりゃあ利敵行為って訳だ、ガッハッハ。」

三杉(それも当然あるけど、やっぱりちょっとズレてるんだよなあ。)

自分の頭を叩きながら粗野に笑う賀茂に、三杉も苦笑を漏らす。
ここまでの対応を見る限り、この人物に裏表はないように思われた。
一先ずこの話題について三杉は一定の納得を得たのである。

776 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/28(月) 20:05:47 ID:???

☆第二回 RJ計画に何を思う?

A 「これは賀茂さんが監督という立場を乗っ取りたいという目的ですか?」
B ※選べません
C 「最終的に僕や新田が全日本ユースとしてJカップに出場するわけですか?」
D 「彼(ヒノ)はそのメンバーの一人という訳ですか? ウルグアイ人と言っていましたが。」
E 「他のメンバーについてはもう決まっているんですか?」
F 「先ほど蛙とおっしゃいましたが… 日向に限れば囲の中の虎ですな」 プークスクス
G (特にない、僕はこの話に全BETだ)
H (特にない、新田はどうかわからないが、僕としては手切れだな) ※要10票
I  その他(無理ないレベルでの自由記述)

3票選ばれた選択肢で続行します。(※話題はこれで最後です。)

777 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 20:13:11 ID:aBDfys/+


778 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 20:19:29 ID:???
まだ結成前だからフットサルコンビや曽我にも会えるのかな(井川はこのときはまだ使い物にならなさそうだが)

779 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 20:43:39 ID:???
今の日本、敵は中山だけか

780 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 20:49:49 ID:2Km2LVdw


781 :森崎名無しさん:2013/01/28(月) 21:04:50 ID:TFQQqNys
E

782 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 10:35:58 ID:???

>>778
その辺りについては物っっっっ凄く葛藤があります。

>>779
中山の存在により、南葛勢がどれだけ伸ばしているかというのもあります。
それでもタカが知れる程度やもですが。
======================================


> E 「他のメンバーについてはもう決まっているんですか?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

RJ計画に関する賀茂の真意はある程度見えた。
見上との摩擦があるようだが、それは権力争いとまではいかないようだ。
(少なくとも賀茂側はそこまで考えていない様子である。)
この点で、三杉はRJ計画への抵抗が緩和されている自分に気付いていた。

そうなると、今度は三杉の非常に現実的な見方が顔を出す。
即ち実際に実現可能な計画であるかどうかという事だ。


三杉「(まず具体的な方法と見通しを、賀茂さんが頭に描いているのかを知る必要がある。)
    賀茂さん、この計画に参加する他のメンバーは決まっているのですか?」

賀茂「他のメンバー? なんだ、やっぱりその気になってきてんじゃねえか。」 ゲハハハ

三杉「茶化さないで下さい、重要な判断材料≠ナすから。」

賀茂「判ってるよ。 えーとだな…」

783 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 10:38:03 ID:???

先着で
 ★リアル・ジャパン・?→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ絵柄》 賀茂「葵、赤井、岸田、そしてあと一人GKに話がついている。」
《ダイヤ数字・ハート》 賀茂「お前らがOKしてくれりゃ、7人まで何とかなる。」
《スペード》 賀茂「まだここに居る3人だけだが、一応当てはあるぜ。」
《クラブ》 賀茂「RJ4! 今のところここに居る3人とGK1人だけだ!」
《クラブA》 賀茂「RJ4! 今のところここに居る3人と武流野だけだ!」
《JOKER》 賀茂「RJ11! お前らがOKしてくれりゃ11人揃うぜ!」

784 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 10:39:55 ID:???
★リアル・ジャパン・?→ スペードJ
武流野!

785 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 10:46:31 ID:???
武流野さんはいらないかな

786 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 11:39:23 ID:???
これが世界レベルGKと勘違いされても困るしね

787 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 11:43:16 ID:???
亜網呂「うんうんせやな」

788 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 14:21:07 ID:???

>>784-787
ブルノ「オレを要らないなんてとんでもない!」
アモロ「自分で言うなって…」
レナート「その点オレは霧雨スレ住人にトレード需要がある。」
ブルノ「レナートのくせに生意気だ!」
アモロ「お前が言うなって…」

789 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 14:22:17 ID:???

リアル・ジャパン・?→ スペードJ
《スペード》 賀茂「まだここに居る3人だけだが、当てはあるぜ。」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

賀茂「ハッキリとビジョンにあるのはここに居る3人だけだな。」

何でもないかのように賀茂は言った。
だが当然三杉にとっては何でもない事はない。
確認するまでもなかった事だが、まずヒノは計画に参加する一人であるが…。

ヒノ(勘違いすんなよガモーのおっさん。
    オレが参加する条件は、こいつらが参加する事だからな)ヒソヒソ
賀茂(わぁーってるよ) ヒソヒソ

三杉「すみません、聞こえてます。」
新田「同じくです。」

賀茂「そうか? まあ細かい事は気にするな、お前らが参加してくれりゃ済む話だ。」

やはり賀茂の回答は軽い… 長ウルトラスーパーライト・ピアニッシモである。
年長者に対して失礼かも知れないが、余程の大物か馬鹿かというレベルで三杉は呆れてしまった。

790 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 14:23:59 ID:???

三杉「えっと… それって全然ダメって事じゃないですか?
    僕らが参加しなければ0、参加しても3人って事ですよね?」

賀茂「いや、一応当てはあるぜ。」

三杉「当て…と…… 出来れば詳細をお聞かせ願いたいのですが。」

心当たりのある旨を賀茂に伝えられるが、三杉は素直に安心し難い。
確かな当てであるのか、それとも希望的観測でしかないのか、詳細を促してみると…

賀茂「ああ、構わんぞ。 海外組とはいかんが、JFL所属チームにパイプがあってな。」

三杉「JFL!?」

賀茂「現在19、20歳辺りで見込みのある選手に協力を頼むつもりだ。
    親会社経由で内密に話を投げているが、結構反応いいぜ。
    この辺は元代表の強みってとこだな。 やっぱ現場は大事だぜ。」

予想していなかった回答であった。
もっとボンヤリした希望的観測を聞かされるかと思っていたら、既に布石を打っているとの話である。
脱力していた三杉だが、急に身体が熱くなるのを感じた。

791 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 14:25:44 ID:???

三杉「具体的なチーム名を窺っても?」

賀茂「ヤンマーと読売だな。 ヤンマーは古巣でもあるし、特に話が早かったぜ。
    読売はハッキリ言って恩を売ろうって腹だが、選手の中にやけにノリ気なのが居る。
    とにかく、この2社だけで最低でも2〜3人くらいは何とかなる見込みだ。」

三杉「その選手達の実力は?」

賀茂「言っても年上だからな。 勿論計画のGoサインを出せたら鍛え直すが、
    今の時点でも所謂国内組のトップクラスに負けない程度にはあるぜ。」

三杉「なるほど。(そうであれば、実現は十分に可能か…。)」

新田とヒノ、そして自分。
そこにヤンマーと読売から2〜3人に、更に他のクラブからも可能性があるならば、
1チームを作る当ては確かにあると言えるだろう。
これだから大人は油断が出来ないと、三杉は少しだけ口惜しい気分にさせられた。

三杉(ふむ…)

792 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 14:26:49 ID:???

☆メンバーについて更に何かある?

A インテルの葵など、他のプリマヴェーラ組に協力を頼めないか問う
B ヒノの事について更に深く聞いてみる
C クラブの選手達について更に具体的に聞いてみる
D 無名の選手を探してみないかと提案してみる(要5票)
E 特にない
F その他(現実的なところで何かあれば)

3票選ばれた選択肢で続行します。

793 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 14:35:38 ID:K3ijhSWo
A 葵は無理だろうな

794 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 14:40:32 ID:AKy7kWlc
A

795 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 14:55:12 ID:U/IDupwE
B

796 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 15:33:56 ID:GHoKQ0oI


797 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 15:40:36 ID:???
無名の選手って誰かいるかな

798 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 15:45:03 ID:???
日本国籍を捨ててしまった選手とか
日系で日本語は話せるのに日本人じゃないとか
探せばどこかに居そう

ブラジルとかブラジルとかブラジルとかに

799 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 16:03:27 ID:???
承太郎とか仗助とか初流乃とか

800 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 17:56:51 ID:???
近藤とか本田△探そうぜ

801 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 18:11:18 ID:???
国内クラブ勢では、少なくとも弓倉は欲しいな
三杉が下がる手もあるけど、DFも一人は欲しいとこだな

802 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 18:12:32 ID:???

> A インテルの葵など、他のプリマヴェーラ組に協力を頼めないか問う
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここまでで三杉はRJ計画の全容をほぼ把握出来た確信を得ていた。
会話から得られた情報は断片的ではある物の、一つの目的に収束していたからだ。

三杉(結局この人は全日本ユースを乗っ取る気なんか更々無いんだ。)

RJ計画の目的について話した時にもズバリとは言わなかったが、ニュアンスはそうであった。
そして今集めようとしているメンバーは年齢的に本来召集出来ない¢I手達である。
召集されない¢I手でなく、召集できない¢I手… この差は大きい。

三杉(世界との差∞レギュラー除外≠ニいう2つの危機感を植え付け、
    急ピッチで強化をさせる為のコーチ… 下手したら当て馬でしかないのか。)

実力差を見せつけ、本当の全日本と声を大に言っても、実としてユースに名前は載らない。
しかもそれをやれば、国内組から憎悪を受ける事は間違い無しと思われる。
三杉のように他の事で利があるでもなければ単なる貧乏くじだ。

それを理解した上で、三杉は念のためにと一つ賀茂へ問いかけてみる事にした。

803 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 18:16:24 ID:???

三杉「他のメンバーの当てについてですが…
    インテルの葵など、他のプリマヴェーラ組に協力を頼めないでしょうか?」

賀茂「んあ?」

三杉「彼等は僕らと同じく完全な海外組です。
    実力、立ち位置共にピタリと当てはまる選手達だと思いますが…」

『如何でしょう』とばかりに賀茂に詰め寄る三杉。
しかしその答えは分かりきっていた。

葵らがRJ計画に絡んだ場合、国内組からすれば怨敵のような形で現れ、
そのまま現実にレギュラーの座を、代表枠をもぎ取る形になる。
プロ世界で考えればこんなのは日常の光景であり、葵らもその上でチームに融け込んだ経験もある。
やれと言えばやる可能性は無いとは言えないだろう。

しかし国内組はほとんどがフランス国際の優勝メンバーという自負を持っており、
外様である葵などが彼らより上である事実は素直に受け入れられないだろう。
普通に召集されたとしても、暫くの間そこに溝が生じるのは避けられない事だ。

元からしてそういう関係であるというのに、上述のように敵のとして現れ、レギュラーは勿論、
代表枠まで奪う事までやれば、葵らに向けられる感情は憎悪という所まで墜ちかねない。
そうなると、Jカップ中は当然として、Wトーナメント以降もその溝が埋まる事は難しかろう。

804 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 18:17:24 ID:???

三杉(賀茂さんにとっての最悪… しかも高い確率で実現し得る失敗シナリオはこんな所だろう。
    嫌悪程度ならばともかく、憎悪まで至ってしまうのはチームとしてマイナスが大き過ぎる。
    RJ計画とはあくまで強化の為のバックアップであり、
    最終的に国内組の枠を奪わない所にこそ落とし所がある。)

以上より、葵らをRJ計画に巻き込む事は考えられない、というのが三杉の見立てであった。

三杉(これで彼らをRJ計画に引き入れると答えるなら、この人は本当に考えがない…)

賀茂「葵達か……」

先着で
 ★まあないわ→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《クラブA》 賀茂「その通りだ、よく言ってくれた!」 三杉「ええーーー!?」
《JOKER》 賀茂「それをやるとなると、本気で監督の座を奪わなきゃならねえなあ」
      三杉(むっ… そのリスクの向こう側まで考えているというのか?)
《それ以外》 賀茂「すまん、そりゃ無理だ」 三杉「ですよねー」

805 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 18:28:16 ID:???
★まあないわ→ ダイヤ4

806 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 19:25:08 ID:???

>>800
日産にいけば中村(中1)にだけは会えるかも知れません。(仲間にはならないけどねー)
======================================


> まあないわ→ ダイヤ4 ★
> 《それ以外》 賀茂「すまん、そりゃ無理だ」 三杉「ですよねー」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そして案の定、葵の名を出した所で賀茂の表情は目に見えて曇っていた。

賀茂「いやすまん、そりゃ無理だ。」

三杉「分かりました。」

バツの悪そうに答えた賀茂に、三杉は追い打つように了解の意を示した。
賀茂は一瞬空白となっていたが、やがてハッと目を見開いた。

賀茂「納得したのか?」

三杉「はい。」

賀茂「そうか………  そうか、すまん。」

三杉「いえ。」

新田「?」

気の抜けたようなやり取りに、隣に座る新田は?≠頭上に浮かべた。
またヒノは興味無さそうな表情でグラスのドリンクを口に運んでいた。

807 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 19:26:47 ID:???

賀茂「まっ、こんなとこだ。 そろそろ返答を聞かせてくれねえか?
    お前らのチームへのバックアップと引き換えに、RJ計画に協力してくれ。」

新田「………」

三杉「…新田、君の希望は?」

新田「三杉さんの判断に任せますよ。 ここまで来たら一蓮托生でしょ。」

三杉「そうか。」

ニッと笑った新田には迷いが見られなかった。
目の前に出来た道を突き進むだけと既に心を決めているようだ。

賀茂「さて、どうだ三杉?」

三杉「そうですね…」

☆RJ計画への参加について

A 参加する
B 参加しない(要5票)
C まだ決められない、最後に聞いておきたい事がある。(具体記述、要5票)

3票選ばれた選択肢で続行します。

808 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 19:27:57 ID:???
それではまた次回。
インフル大流行ですね、怖い。

809 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 19:34:26 ID:???
追記

本日中に決定しない場合、Cの選択肢は消滅致します。

810 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 19:54:27 ID:fuhBatB6
A ヤンマーってことはヤン坊&マー坊の双子コンビかw

811 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 20:08:03 ID:VZMnkZaQ
A
そういえば俺フィーのリザーブドッグスは奪ってしまった@痰ネんだよねえ

812 :森崎名無しさん:2013/01/29(火) 20:35:17 ID:6UUnRXvk


813 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/29(火) 20:57:47 ID:???
>>811
そうですよね、リザ犬は奪う存在でした。
あれでチームとして機能させられたのは、高杉というバケモノの存在と、
W杯自力出場という強烈な使命感・夢・崖があったからだと思います。

このスレの中で高杉に替わることが出来る可能性が僅かでもあるとしたら、
スレ主的にはそれは中山しかいないと思います。
更に言えば、そのつもりで動く監督も居なければならないでしょう。


814 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 14:00:15 ID:???
高杉しんご「そんなほめんなよ」

815 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 14:09:38 ID:???
お前じゃない引っ込んでろ

中山との練習イベントとかあったりするんだろうか

816 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:32:43 ID:???

> A 参加する
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

倒すべき敵である筈の全日本ユースを、早急に強化する為の計画。
目的がパラドックスを起こしそうな行為だが、しかし三杉は決断した。

三杉「分かりました。 僕も新田も計画に参加させて貰います。」

賀茂「おお、やってくれるか!」

三杉「ええ。 ただしバックアップの件…
    特にビッグクラブのデータ提供についてはお願いしますよ?」 ニヤ

賀茂「ガッハッハ、任せておけ。 今後は定期的に連絡を取り合うことにしてだ…
    随時欲しい情報を要求して来るといい、出来るだけ早く送ってやるぜ。」

こうして賀茂と三杉は奇妙な共犯関係となった。

ボタンの掛け違えくらいに認識差のある両者だが、スタートは共通している。
今のままの全日本ユースではダメだという点である。
それ故にこの二人は共が独自の道を歩もうとしているのだが…
ゴールについては絶望的なまでに隔絶していた。

前者はWトーナメントで優勝させるつもりであり、後者は同舞台で叩き潰す事を思っている。
いずれかの念願は、必ずや道半ばで途絶える事が確定している事項であると言っているのだ。

それでもこの両者は共犯となった。
いずれの念願も叶わない事が、何より避けるべき未来と気付いているのかも知れなかった。

817 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:34:27 ID:???

<サンパウロ市・イビラプエラ公園>

「いやー、大勝だぁ」「前半終了した時点で0-2だったのになあ」「後半終わったら7-2かよって?」

 「アイツ凄かったな、一人で7点て」「いや、でもオレは好きになれねえ」「ハハッ、分かる」

「パス出せよなぁ、スゲーのは解かったから。」「もう一人の方は?」「アイツは最高」

 「こぼれ球とか気付いたら全部拾ってくれるし」「ああ、パスもかゆい所に出してくれたもんな」

「連絡先ぜってー捨てんなよ」「ジョーカー大明神様」「もう一人の方は?」「いらねー、ってか聞いてねー」



アヤ(なんと言いますか… 胸焼けした気分ですねえ。)

アヤソフィア・シェマリーは自らの落胆を隠そうともしなかった。

全記者魂を注いで追いかけているジョーカーと、一目見て判る程の美しい軸とサッカー筋を持つ少年。
この二人による連弾が、どれほど素晴らしいアンサンブルを奏でるのかと期待した。
自分の記者歴上、至高の時間となるに違いないと胸を騒がせた。

だが蓋を開けてみれば酷い試合… ワクテカする時間は最初の1点を決めた所で終わったのだった。

アヤ(あの少年… あんなプレーで楽しいんですかねえ?)

自分は観る側、決して選手ではない、理解できない部分はあって然るべきだ。
その前提で区別はしているつもりだが、それでもアヤには少年のサッカーが解からなかった。

818 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:35:28 ID:???

少女(何をあんなに思いつめてるんだろ…)

少女は少年のプレイに悲壮感を感じていた。
以前に見たブラウン管の中の彼は、一人であっても楽しげだった。
しかし実物のプレイは観る回数を経るたびに、思いつめた物になっている。
それ故に少しずつ下手になっていっているような気もしている。

少女には少年のサッカーが解からなかった。

少女(でも…… きっとここで何かが変わる。 そんな気がする。)

少女は少年達の方を見ていた。




少年にとっても、もう一人の少年のサッカーが解からなかった。
更に言えば、少年にとってそのサッカーは許し難いものだった。

???「なあ、お前。」

少年「なんだ?」

???「なんでパスを出さない?」

819 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:36:28 ID:???

少年「ゴールを決めた、チームは勝った… 何が問題だ?
    オレにはその質問が出る理由が分からない。」

???「お前がFWのポジションをやっていたなら、それでも良かったさ。
     だがお前に任されたのはボランチだろ?」

少年「ボランチが点を取ったら悪いのか? サッカーは点を奪い合うゲームだぜ。」

???「だがサッカーってのは11人でやるゲームだ。
     お前が点を取ってチームは勝った… それは確かに嬉しい結果だよ。」

少年「その通りだ、何も問題ない。」

???「だがその嬉しいには文字通り結果しかない。
     お前以外のチームメイトにとって、過程が何もない空っぽの結果でしかない。」

少年「………」

???「例えばお前のパスでチームメイトがゴールを決めるとする。 そいつは嬉しい、お前も嬉しい。
     お前一人が何点も決めるより『嬉しい』が広がり、そいつにとって過程が意味を持つ事になる。
     そういう風には考えられないか?」

少年「悪いが何を言っているのか解からん。 …と言うより、もう消えてくれ。
    見ず知らずの人間の強引な誘いにこれだけ付き合ってやったんだ、
    感謝される覚えはあっても説教される覚えは無い。」

820 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:37:39 ID:???

???「…気に入らないんだよ。」

少年「はあ?」

???「お前のプレイは凄い、素晴らしい… プレイする前からそれは判っていた
     だのにお前のサッカーはつまらん。」

少年「お前の個人的感想などオレの知った事じゃあない。」

???「サッカーってのは楽しいもんだ。 楽しくなくてはいけないもんだ。」

少年「……」

???「なのにお前はサッカーをつまらない物にしてる。 オレにはそれが許せない。」

少年「…………下らん。 つまらなかろうが許せなかろうがオレは勝った、チームを勝たせた。
    負けては何の意味もない、選手が試合に勝つために最も確実なプレイをするのは当然だ。」

???「それで?」

少年「勝ち続ける為には、相手を完膚なきまでに叩き潰さなければいけない。
    そいつに二度闘いたくないと思わせるくらいにな。」

821 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:39:01 ID:???

???「そんなのは三流の小悪党の言うこったな。」

少年「なに?」

???「チームを勝たせ、チームメイトを喜ばせ、観ている人間も楽しませる。
     サッカー選手ってのはそうでなきゃいけない。」

少年「苦しい事を何も知らない子供の言うことだな。」

???「それは違う。」

少年「ではキチガイか。」




.      ???「スーパーストライカーだ。」




.

822 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:40:21 ID:???

少年「はあ?」

???「それほどの腕を持ちながら、勝つことにしか興味がないと言うなら…
     そんなつまらないサッカーしか出来ないような奴じゃ、
     スーパーストライカーには一生足元にも及ばない事を教えてやる。」

少年「大きく出たな、キチガイ。 そこまで火の粉をかけられたらオレも黙ってられない。
    ならばオレはお前に二度とサッカーをやりたくないという絶望を見せてやる。」

???「ならば好し。 スーパーストライカーとしてお前に1対1の勝負を申し込む。
     オレの名はアルツール・アンチネス・コインブラ。 お前の名は?」

少年「叩き潰す相手の名など知ったことじゃない。」

コインブラ「決闘の申し込みだ。 互いに名を名乗るのは最低限の礼儀だぜ。」

少年「(チッ)だったらこの反吐と共にくれてやろう… オレはアルシオンだ。」 ペッ



アヤ「あやややや… 何だか知らないうちに思ってもみない事になりましたね。」

少女(…………)

823 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:48:31 ID:???

<サンパウロ市 ホテル・エスコーラ>

賀茂「さて、そんじゃそろそろ退散するか。」

ヒノ「結局オレは何のために来たんだよ?
    結果だけ後で言ってくれりゃ良かったんじゃねえのか?」

賀茂「そう言うなって、実際に顔を合わせとくってのが重要なんだよ。」 ゲハハハハ

ヒノ「付き合ってたんねーよ。」 ハァ…

三杉(ふむ… こちらの時間はまだ少しだけあるな。)

☆呼び止める?

A 賀茂に森崎の事を聞くため呼び止める。
B 賀茂に日本の事を聞くため呼び止める。
C 賀茂に体臭の事を聞くため呼び止める。
D ヒノのプレイスタイルを聞くため呼び止める。
E ヒノが興味を持ってることを聞くため呼び止める。
F その他
G 呼び止めない(要5票)

3票選ばれた選択肢で続行します

824 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 20:50:46 ID:QRcPkNDE
D

825 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 20:54:06 ID:l/DjWWnk
D

826 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:59:38 ID:???
今日これだけでした。

モバゲーキャプ翼にコインブラも登場すればいいのに

827 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 21:14:46 ID:???
乙でした。

コインブラVSアルシオンて……これだけで一作品になるネタですねw

828 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 21:14:52 ID:WK2ONTF+


829 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 21:15:32 ID:mBkb4Sro
D モバゲーキャプ翼にブルノも登場すればいいのに乙

830 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 21:31:36 ID:???
なんというとびっきりの最強対最強

831 :森崎名無しさん:2013/01/30(水) 23:27:57 ID:???
テクモが解散したしデータすら見つからないらしい
(携帯アプリ、ドラマティックサッカー開発時)

絶望的かと

832 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/31(木) 12:04:55 ID:???

> D ヒノのプレイスタイルを聞くため呼び止める。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「ちょっと待ってください。」

ヒノ「あん?」
賀茂「どうした?」

三杉は席から立ち上がって二人を呼び止めた。
帰ろうとしていた賀茂らは立ち止まり、席の方へ振り返る。

三杉「僕らの方はまだ少しばかり時間が残っているんですが、
    良かったらもうちょっとだけお付き合い頂けませんか?」

賀茂「別に俺は構わねえぞ。 そもそも話に付き合わせたのは俺の方だしな。
    リョーマ、お前は?」

ヒノ「は? いや、帰らせて貰うつもりだぜ。 オレに用なんかねーだろうしな。」

そう言ってヒノは立ち止まりもせずに行こうとする。
かなりのマイペース具合を見せてくれるが、ここは感心する所ではない。

三杉「いや、待ってくれ。 どちらかと言えば用事があるのはヒノの方なんだ。」

ヒノ「オレに?」

直接的な名指しにより、ヒノはようやく立ち止まって振り返る。
キョトンと意味の分かっていない顔だ。

833 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/31(木) 12:06:51 ID:???

三杉「君のプレイスタイルを知りたい。」

ヒノ「プレイスタイルだと?」

三杉「ああ、遠からずチームメイトとしてプレイする事になるからね。
    どういうプレイヤーなのか、予(あらかじ)め知っておきたいんだ。
    フォーメーションや戦術にも関わってくる事だし、
    ハッキリ言って僕はその辺に口を出すつもりでいるしね。」

賀茂「ふむふむ、まあそうか… いいんじゃねえか、リョーマ?
    お前の方はこいつらの試合を観て、三杉も新田もどんな選手か知ってるんだ。
    いずれ合流して練習すりゃ判る事だし、今教えても構わねえだろ?」

ヒノ「おい、勝手に話を進めんなよ。 うーん、そうだな…」

先着で
 ★おねリョ→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ヒノ「まあ、そんくれーは付き合ってやるか。」
《ハート・スペード》 ヒノ「悪いがオレも暇じゃねえ、おっさんから話しといてくれ。」
《クラブ》 ヒノ「ごめんだね。 オレはまだこいつらに気を許しちゃいないんだぜ?」
《JOKER》 ヒノ「プレイスタイルなぁ… 口で説明するとか面倒くせえんだよ。」

834 :森崎名無しさん:2013/01/31(木) 12:08:34 ID:???
★おねリョ→ クラブ6

835 :森崎名無しさん:2013/01/31(木) 12:45:54 ID:???
名前がリョーマでよかったな
ショーマだったら判定文がひどいことになっていたし

836 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/31(木) 20:34:32 ID:???

>>827
乙感謝です
この両者はいずれもテクモ版きっての最強プレイヤーですからね。
完全に何のクロスオーバーも無しには出来ません。
コインブラもアルシオンも本編とはだいぶイメージ違うと思いますが。

>>829
ブルノもレナートもジュストも欲しいです…

>>830
なにその劇場版キャプテン森崎Z

>>831
まあ初手から絶望的なのは理解の上ですよね。
先生を操ってイラストを数カット描かせればどうにでも出来るのでしょうが…

>>835
そのコメントが頂けたとあらば私は本望です

837 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/31(木) 20:35:55 ID:???

> おねリョ→ クラブ6 ★
> 《クラブ》 ヒノ「ごめんだね。 オレはまだこいつらに気を許しちゃいないんだぜ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ヒノ「ごめんだね。」

一つ間を置いて、ヒノの口から出たのは『No』を意味する言葉であった。

賀茂「なんだよ、忙しかったか?」

ヒノ「そういう事じゃねえ、オレはまだこいつらに気を許しちゃいないんだぜ?」

賀茂「あーー…… そういう事な。 やれやれ、解かったよ。
    すまんな三杉、そういう事だから今回は我慢してくれ。」

三杉「分かりました、大丈夫です。
    どうしても今でなくてはいけない理由もありませんからね。」

色々と察したように言う賀茂。
その態度を見て、三杉も自分の取るべき態度を定めた。

838 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/31(木) 20:38:14 ID:???

ヒノがこのように壁を作る理由、その大枠について三杉は検討がついている。
自らウルグアイ人と高らかに名乗り、日本人が嫌いと隠しもしない。
そしてその割には日本人である賀茂に連れ立つ事への抵抗が見られない…

つまりはそういう事、彼の内面のデリケートな部分に抵触する問題に違いなかろう。

しかし反射ではなく、一瞬でも間を置いて考えた結果という所には意味がある。
理由・理屈があって壁を作ってはいるが、それでもそこに葛藤があると示されているからだ。

三杉(仔細は判らないが想像はつく。 彼も自分の感情が解からなくなっているんじゃないだろうか?
    貴公子として、こういう時に踏み込みや強要はしたくない。)

このように考えて、三杉は空気を読み、今の時点において大人しく頷く事とした。

ヒノ「………フン、じゃあな。」

一瞥してヒノはホテルを後にしていった。
結局最後まで彼の態度は軟化しなかった事になる。
少々残念な結果であるが、三杉が気に病む事はなかった。

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