キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/21(木) 23:09:51 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

【前スレ】

キャプテン森崎外伝スレ11
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1362066008/

【あらすじ】

人里FCのキャプテン、上白沢慧音達から賭け試合を受けた、
蓬莱山輝夜(実質八意永琳)率いる永遠亭ルナティックス。
賭けの内容とは、負けたチームの主要メンバーが勝ったチームに
当分の間従属するというもの。
師匠や姫様の面子を守る為にも負けられないこの試合、鈴仙は
シュートチャンスに恵まれるも、なかなか得点できずにいる。
1−0のリードで迎えた後半戦、鈴仙は活躍できるのか?
そして、慧音が永琳を防ぐ為に考えた作戦とは?
幻想郷に紛れこんだ助っ人、アラン・パスカルの心境の行方は?
今、後半戦のホイッスルが鳴ろうとしていた――。

453 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:28:04 ID:???
こんばんは、今日は沢山更新できたらいいな、と思います。
いつも以上にキャラ崩壊や独自創作設定が激しいかもしれません。
また、一部が鬱な展開になっているかもしれません。ご了承ください。

次のレスから本編に移りたいと思います。

454 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:29:15 ID:???
――――――――――――――――――――――――
中山が永遠亭ルナティックスの一員となった次の日の夜、鈴仙は夢を見た。



自分がまだ月に居たころの事だろうか、
鈴仙は綿月邸で自分と同じようにペットとして飼われていた、
何人もの玉兎達と、他愛もないおしゃべりをしていた。
差し込む白い光は暖かくて柔らかくて、なんとも懐かしい。

玉兎A「レイセンはすごいよね。月の士官学校で成績、トップだったんでしょ?
私達、レイセンがここに来る前から貴女の事知ってたよ。有名人だしね」

レイセン(今の鈴仙)「そんなことないわよ。私だって、色々勉強してたし…
(ま、基本的に私とあんたらではおつむの出来が違いすぎるんだけどね)」

その当時の自分は、かなり傲慢だったことを、改めて鈴仙は振り返る。
同期の玉兎の中では、筆記も実技も常に成績はトップ。
更に、他の玉兎以上に『波長』を操る力に長けており、凡愚な教官や友人たちは、
それを『狂気の瞳』と称し讃えていた。
鈴仙は、そんな環境の中で、少なからず慢心していた。
自分から進んでそれをひけらかす性格ではなかったが、心の中では常に他者を見下していた。

玉兎B「ね、レイセンちゃん。 今度皆と一緒に町に遊びに行かない?
依姫様は怒るかもしれないけれど、豊姫様にこっそり口利きしとけば、
きっとなんとかなるよ!」

455 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:30:28 ID:???
レイセン「本当!? じゃあ、行きましょ! 豊姫様には私がなんとか言っておくし」

玉兎C「うん。レイセンならきっと安心だね! いいなあ。私もレイセンちゃんみたいに、
依姫様達のお気に入りになりたいなあ〜」

レイセン「ふふ。Cちゃんも可愛いし一生懸命だから、きっとなれるわよ
(ま、それだけじゃあ私には敵わないけどね)。――じゃ、行ってみるね」

優越感を胸に抱きながら、豊姫の下に向かう、夢の中の自分。

鈴仙「(昔の私って、こんな感じだったなあ。…ホント、身の程知らずで生意気で。嫌な奴)」

鈴仙は、そんな過去の自分が大嫌いだった。

456 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:31:30 ID:???
――ふと、そこで夢の中の視界が、一転する。
白い光は不安げな陽炎のように揺らめき、不自然な明るさを感じさせる。

玉兎A「行った? あの口ばっかりで生意気なヤツ」

玉兎B「本当にうざいよね。自信満々なのが見え見えだしさ」

玉兎C「ちょっとおだててあげればすぐに調子に乗っちゃって。
ちょっとお勉強が出来るかもしんないけど、分かんないことがあったらいっつも
依姫様や豊姫様に泣きついて。本当は逃げ出した――『臆病者』のくせにね」

いつしか風景は、綿月邸ですらなくなっていた。
永遠亭、人里、竹林、今日の試合があったサッカーコート。
それらが織り交ざったどこかで。
玉兎達だけではなく、色んな人々が、鈴仙の陰口を話している。

永琳「肝心な所で何時も何時もポカをして…。
ウドンゲ、貴女には失望したわ。これからはパスカル君とコンビを組むから、
貴女はもう用済みよ。どこへでも行きなさい」

輝夜「下手くそのくせに、永琳の相棒とか名乗っちゃって。
全く、恥ずかしいったらありゃしないわ」

てゐ「お師匠様の前では良い子ちゃんぶってるけど、全然仕事はできないし。
あ〜あ、早くどっか行ってくんないかなあ〜」

慧音「あいつは最悪だな。私達をいつも見下したような態度で薬を売っている。
これでは、永遠亭の薬師の人格すらも疑ってしまうよ。――弟子とは違い、
彼女は本当は出来た人物なのになあ」

妹紅「わかるわかる! あいつったら、ちょっと実況が持ち上げてくれてただけで、
実力者気どっちゃってさ。 本当はあんなの、全然大したことないのに!」

457 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:32:30 ID:???
パスカル「……お前を見ているとイライラする。天才の相棒を自負しておきながら、
いつも天才に甘えて、頼って。そして自分は天才の為に何もしようとしない。
――そんな存在、いつか天才の方から見限られる」

観客・実況・里人・ウサギ達「臆病者」「生意気」「死ね」「必要ない存在」
「役立たず」「無能」「天才の面汚し」

レイセンは。否、鈴仙は、たまらず駆けだしていた。

鈴仙「(いや、嫌、イヤ! 昔の自分が大嫌いって。
何よ!? 結局今の私だって昔の自分と全然変わっていないじゃない!
ちょっと卑屈になっただけで、仕事が忙しいとか師匠が凄すぎるとか環境のせいにして、
変わる為の努力もしてない。けれどその癖に意味のないプライドの塊で!
結局師匠の事とかよりも、自分の面子とか保身とか。そんなことしか考えていない!)」

しかし、駆け抜ける道は光の一点もない、純粋な暗闇。
どこに行けば逃げられるのか、どうすれば助かるのかが、全く分からない状態。
たまらず鈴仙は転んでしまう。

「臆病者」「生意気」「死ね」「必要ない存在」「役立たず」「無能」「天才の面汚し」

鈴仙を傷つける言葉が、雪崩のように鈴仙に覆いかぶさろうとしていた。
鈴仙には立ちあがる気力すらもはやない。絶望に打ちひしがれていた。

458 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:33:34 ID:???


―――ふと、そんな時。ある規則的な音が、罵倒に交じって聞こえる。

ポーン、ポーン、ポーン…

鈴仙「(…何かしら、この音は…? サッカーボール、の…リフティング?)」

暗闇の果てに、光が一点だけ見えた。
どうやら、音はその光から聞こえてくるらしい。
鈴仙は立ち上がり、改めてその光の射す方角を目指すことにした。
罵倒は相変わらず、耳鳴りを伴ってガンガンと聞こえてくる。

しかし、鈴仙の心は少しずつ、その規則的な音に支配され、そして――。




459 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:34:36 ID:???
鈴仙「…夢。かしら」

鈴仙は目覚めた。やけにリアルな感触を伴う、とても嫌な夢だった。

鈴仙「(ホント、嫌な奴。…私って)」

寝巻の一部が透けてしまいそうなまでに、寝汗をびっしょりとかいていた。
人参柄のお気に入りのパジャマ。その可愛らしさ、平和さが、却って先ほどまでの夢の
恐ろしさを想起させられる。

鈴仙「(ちょっと寒いけれど…。外の空気でも浴びて来ようかしら)」

鈴仙はそう思い立ち、愛用のブレザーを外套代わりに羽おり、
襖をあける。すると。

ポーン、ポーン、ポーン…。

夢でも聞こえて来たその音が、今現実のものとして、
鈴仙の耳に入ってくる。

鈴仙「(サッカーボール…のリフティングかしら。夢で聞こえた音だけど…。)」

目覚めた直後は鼓動の音で聞こえなかったのか、その音は完全なる静寂を保つ
深夜の永遠亭の中で、それなりに響いていた。

鈴仙「(音は…中庭かしら。それにしても、一体誰が…?)」

まだまだ寒気の強い廊下を歩き、中庭の見える縁側に向かう鈴仙。
するとそこには…

460 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:35:50 ID:e0D6zydY
先着1名様で、

★練習をするのは…?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→中山とパスカルが二人で練習をしていた。
クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)と張幡 す(パンツ)が二人で練習をしていた。
それ以外→中山が一人でリフティングをしていた。

461 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:43:42 ID:???
★練習をするのは…?→ ダイヤ4

462 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:43:48 ID:???
★練習をするのは…?→ スペード2

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:45:15 ID:???
★練習をするのは…?→ ダイヤ4 ★
それ以外→中山が一人でリフティングをしていた。

ポーン、ポーン、ポーン…。

中山「88、89、90…」

先日永遠亭に来たばかりの少年、中山政男。
音の正体は、彼によるものだった。

中山「…92、93、94…あっ!?」

バシッ! ポンポンポン…。

94回目のリフティングで、中山は芯を捉え違え、
ボールを遠くに蹴りだしてしまった。
そしてそのボールは、鈴仙の居る縁側の近くまでに落ちてきて…

鈴仙「練習お疲れ様。でも、師匠も言ってたわよ?『睡眠こそ最大の治療薬』、ってね」

鈴仙はひょいとそのボールを持ち上げ、腰に抱える。
確かに中山の身体は今日一日で大きく回復したのだが、
それでも急に無茶はさせられない。

中山「ああ、…すみません。えっと…うどんげ、さん?」

鈴仙「うーん…。確かに私の名前は優曇華だけど…、
師匠以外の人にあまり呼ばれてほしくないのよね。
だから、『鈴仙』って呼んでくれないかしら?」

中山「ああ。そうだったのか(確かに、うどんげって大分変わった名前だよなあ…)。
失礼しました、鈴仙さん」

464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:46:15 ID:???
鈴仙「ありがとう。――それにしても、随分とサッカーに情熱を賭けているのね。
それも、信じられないくらいに。…妹紅さんから聞いたわ。」

中山は、それを聞き、やはり聞かされていたのか、と恥ずかしそうに頬を掻き、
鈴仙の隣に座った。鈴仙もボールを膝に抱え、それに倣う。

中山「――ここは。凄く綺麗な場所だな、鈴仙さん。まるで、一番美しい時に
時間を切り取って、そのまま全く動いていないようだ」

中山は空を見上げて呟く。
白玉楼などと比べては質素な造りの庭ではあるが、それでもしっかりと
(主に鈴仙により)管理は行き届いていたし、その向こうに見える生い茂った竹林の黒と、
月と星の光を受けて薄ぼんやりと光る夜の灰色との昏いコントラストは、
絵画を切り取ってそのまま空に貼り付けたように鮮やかだった。

鈴仙「(まあ、実際ちょっと前まで時が止まってたんだけれどね…)」

鈴仙は、この屋敷――永遠亭が『本当に』時が止まっていた時の事を思い出す。
あれからもう結構な日々が過ぎ、永遠亭の住人も、時の経過により色々と変わっていった。
――だが、自分は本当に変わったのだろうか? 先ほどの悪夢と相まって、鈴仙は自分自身が
分からなくなるような錯覚を少しだけ感じた。

中山「…そして。俺の時間も。昨日まで、全く動いて居なかった」

鈴仙はその言葉に反応し、ふと中山の顔をじっと見つめる。
平凡な顔立ち。やや長身だが、それでも体格の良い里人には負けるだろう、
標準的な体格。鈴仙が一見したところでは、彼に特別な能力や才能があるとも思えない。

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:47:16 ID:???
中山「――忠告してくれたのに悪いが。ちょっと、一勝負してくれないか?
…俺のプレーを、見て欲しいんだ」

鈴仙「えっ…でも中山君。多分今の状態だったら、まだ身体も満足に動かない筈よ!
そんな状態で勝負をしろ、って言っても…」

中山は鈴仙からボールをひったくり、そして再び中庭の中央に陣取る。
そして、ぎこちないながらも、洗練されたフォームでボールをキープする。

中山「さあ、鈴仙さん! 俺を眠らせたいなら、俺からボールを奪ってみてくれ!」

鈴仙「……。仕方ないわね、行くわよ!!
(でも、狂気の瞳は封印しましょう。今は、彼の純粋な実力を見てあげるべき!)」

466 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:48:16 ID:e0D6zydY
先着2名様で、

★中山→ドリブル 43 +(! card)+(! dice + ! dice)+(ブランク-3)=★
★鈴仙→タックル 40 +(! card)+(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中山の勝利!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球になり、引き分ける。
≦−2→鈴仙の勝利!

【補足・補正・備考】
中山のスキル・ブランクは中山が覚醒するか、試合終了ごとに少しずつ解消されます。
(覚醒フラグ・技フラグも独立して習得・回収されます)
中山は、スキル・底知れぬポテンシャルにより、カードでQ、Kが出た場合でも覚醒フラグを習得します。
(ただし、攻撃側は完全勝利、守備側はこぼれ球以上を条件とします。他の覚醒条件と重複はしません)

467 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:49:14 ID:???
★中山→ドリブル 43 +( スペードQ )+( 3 + 5 )+(ブランク-3)=★

468 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:49:39 ID:???
★鈴仙→タックル 40 +( クラブ3 )+( 6 + 2 )=★

469 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:49:53 ID:???
すみません!
中山のドリブル値は44でした!
もし間に合えば、
★中山→ドリブル 44 +(! card)+(! dice + ! dice)+(ブランク-3)=★
でお願いします。(先に書き込みがあればそちらを優先します)

470 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:56:23 ID:???
★中山→ドリブル 44 +( スペードQ )+( 3 + 5 )+(ブランク-3)=49★
★鈴仙→タックル 40 +( クラブ3 )+( 6 + 2 )=48★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球になり、引き分ける。

中山のドリブルテクニック。それはあくまで教科書レベルから逸脱したものではなかった。
しかし。

鈴仙「(き、綺麗…! この人、一体この動作を何万回行ったのかしら!?
――でも、綺麗なだけで、実戦でこんなドリブルしたら…)はっ!!」

ズザアアアア!

鈴仙がスライディングタックルを仕掛ける。
中山のドリブルはフォームが整い、美しいものではあったが、
相手の取りずらいタイミングなどが全く解っていない。
それゆえ、比較的タックルが得意でない鈴仙でも、
中山の動きに合わせるのは容易だった。

中山「(やはりダメか…だがっ!)」

タタッ…クルッ!

素早くフェイントをかける中山。その動きもまた、高いレベルで洗練されてはいたが、
足の動きが鈍かったのか、完全にはかわせず、こぼれ球にしてしまう。

471 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:57:54 ID:???
中山「どうだった?…できれば、率直な感想を出してくれれば嬉しいんだが」

鈴仙に感想を求める中山。その表情は、あっけらかんとしたように見えたが、
良く観察すると、心の底で大きな焦燥を隠しているようにも見える。

鈴仙「(正直に言うと…確かにフォームはキレイだったけど。
それでも、少し上手いくらいで、全然大したことのない平凡な選手、って感じに見えた。
プレーの随所に師匠とかパスカル君みたいな鋭さも見れたけれど、やっぱりケガのせいか、
それが完全に錆ついているような。でも、正直に言ってもいいのかな…)」

言い淀む鈴仙を見て、中山はこう続ける。

中山「――自分で言うのもなんだが、俺は、去年の夏までは、国内でもトップクラスの選手だった。
と、思う。少なくとも、国内トップクラスのライバル達を相手に、互角の勝負を繰り広げていた。
……けれど、そこまでだった。そこからケガをして、俺の時間は止まってしまった」

鈴仙「(国内トップクラス…。外の世界のサッカー事情なんて分かんないけれど。
昔の中山君は、きっとパスカル君やその親友…ディアス…君のような選手だったのかしら?)」

外の世界のサッカーについては、パスカルから雑談程度で知った程度の知識しか持ち合わせていない。
しかし、日本のサッカーの代表選手は、かつての大会で優勝するほどの強豪ぞろいだったとは聞いていた。
だから、その日本でトップクラスだったという中山の言葉を信じるならば、
彼は以前は相当の実力者だったのだろう。

中山「今の俺のプレー。全然大したことないだろう? 昼に練習していたアルゼンチン人の彼…、
パスカル君だったかな。彼と比べると、今の俺は相手にもならないだろう。
けれど、俺は諦めない。ここで努力して、再び俺は俺の時間を進めてみせる。そして、
昔の実力を取り戻し、再び日本。そして世界で活躍できる選手になるつもりだ」

472 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:58:54 ID:???
鈴仙「――どうして、諦めないの」

鈴仙は、中山を理解できなくなっていた。
どうしてこんな苦境に立たされているのに。こんなに実力差を実際に感じているのに。
彼は、向上しようとし続けられるのだろう。

鈴仙「悪いけど…。貴方が努力しても、こんな状態から、再びトップクラスの選手に戻れるとは思えないわ。
別にサッカーが好きでやれるんなら、それでいいんじゃないの? きっとブランクさえ取り戻せれば、
ゆっくり楽しくサッカーをしていても、普通の選手にはなれると思うわ。それなのに、何故――なぜ、
こんな茨の道ばかり選ぼうとするの?」

今までに、ここまでもストイックな人間を、鈴仙は見たことが無かった。
いかに困難で不可能に見える目標でも、それに向かい、時には奇跡すら起こしつつ。
しかしそれで慢心することもなく、鉄人のように一歩一歩進もうとする中山の行動原理は、
妖怪としてそれなりに長い生を過ごしてきたつもりの鈴仙でも、理解を超えるものだった。

中山「――友人のためさ」

鈴仙「友人? その友人ももしかして、天才だったりするの?」

ふとパスカルの姿が脳裏によぎる。彼もまた、天才である友人を
追いかけるよう練習をしていたと聞いていた。
中山は、鈴仙の問いかけに笑う。

中山「いいや、凡才さ。――俺以上のな。
最初はある天才GKの控えキーパーで、そいつの家来でもあったんだが、
ある日突然、牙を剥き始めた。
あいつはそこから、どこまでも貪欲に自分の力を伸ばしていき、
時には詭計も使い――。そして、最後はその天才に勝利した。
つまり自分は代表の正GKに。そして敵視していた天才を控えGKにしてみせたんだ。
俺は、そんな友人と並び立ち、再びサッカーをしたいと思っている。…それが、俺の原動力。かな」

473 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:00:06 ID:???
鈴仙はその話を聞き、純粋に凄いと思った。それは、中山を支える精神の強さにもあるが、
何よりも――。

鈴仙「凡才が、天才に勝った――? そんなことがあり得るの?」

中山「いや、普通はありえない。――それだけ、持って生まれた才能とか、
運命とかは強い存在なのだと、俺は思う。だからこそ、俺もまたあいつの様に運命に逆らってみたい」

運命に逆らえるまでの強靭さ。そんなものが存在するのかと鈴仙は思った。
でも、彼の話を聞くうちに、自分に足りないものが見えたような気もした鈴仙は、
いつしかその言葉に酔っていた。

幻想郷では、生まれとか、種族による差が、外界よりもはっきりしていると言っても良いだろう。
人間は妖怪を恐れ、妖精は儚く、鬼や吸血鬼が多くの下級妖怪を圧倒し、天才である博麗の巫女には、
どれだけ努力をしても、誰一人として勝利することはできない。
それは月の都でも同じであり、鈴仙をはじめとする多くの人妖は、生まれついた時点で自分の才能に
見切りをつけ、その種族としてふさわしい生き方を選び、一生を終えて行く。(例外も多く居るが)

中山、そして『中山の親友』にはそうした『諦め』というものが無かったのか。
鈴仙には、それがとても眩しく思えたのだ。

鈴仙「(私でも――。がんばれば、師匠に並べる。私も、もし中山君や、その友人のように運命すら狂わせる力が
あれば――。ううん、そんな力をこれから身につけることができれば――でも、そんなこと、できるのかなあ。
常識的に考えて、無理に決まってるわ…)」

鈴仙の感情はそれを信じつつも、理性がそれを阻む。
そんな事は夢想にすぎないのだと。仮にそれを叶えようとすれば、
自分に多くの苦痛と困難が待ち受けているであろうと言うことを。

474 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:01:07 ID:e0D6zydY
しばしの静寂の後、鈴仙は――。

A:「私も…やってみる。私はもう――逃げない!」
B:「やっぱり…無理よ。私は私。変わることなんてできないよ…」

先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

475 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 19:08:51 ID:gGXsGCF6


476 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 19:13:58 ID:???
こういう場面でBを選択する人がいるのでしょうか?
Bを選択するとそのままドツボコースになりそうで、
恐ろしくて(少なくとも私は)投票できそうにありません。

最終的にYESかNOになるとしても、選択肢にニュアンスの差を設けて、
実質的な選択の幅を広げてほしいです。

477 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 19:17:04 ID:RSM2072k
A

478 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 19:18:40 ID:ui9eLpk6
A

479 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:29:21 ID:???
>>476
作者としては、>>474の選択肢は、RPG等でよくある、
「●●の山には恐ろしいドラゴンが居る…
命を落とすかもしれんがそれでも行くのか?」
→はい
 いいえ
のような、一種の演出として設けたつもりでした。
ですが、確かに>>476さんの指摘を受けた上で考えなおすと、
こうした参加型のゲームでは、一人でやるRPG等と違って、
・選択が重い(特に今回は気合いを入れるニュアンス?の為3票決にしてしまいましたし)
・やり直しが効かない恐れがある、
などのような特徴があると思い至りました。
何の前情報もなく、こうした選択肢を出すと、逆に困惑してしまうと言う点に
気づけませんでした。申し訳ございません。
今後は、選択肢を出す際には、参加者様あっての参加型ゲームですので、
もっと考える要素、ニュアンスの差異等を出して行きたいと思います。
最後に、とても参考になるご指摘をありがとうございました。

480 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:30:22 ID:???
A:「私も…やってみる。私はもう――逃げない!」

鈴仙「(私が逃げ出した時から。ううん、そのもっと前から、
時間はこんなにも経ったのに。私の時間もずっと止まっていたのかもしれない。
だから、何時までたっても進歩しない。昔は依姫様や豊姫様に泣きついて、
今は師匠に泣きついている私。――そんなんじゃあ、ダメなのよ。
それじゃあ、ずっと身の程知らずでプライドだけは一人前の『昔の私』のまま。
――私も、中山君のように、変わりたい。ううん、変えたい!
自分の手で、自分の未来を切り開いていけるように、私はなるんだ!)」

鈴仙は、初めて心の奥底から、『変わりたい!』と思えた。
それは夢の影響か。それともここにいる中山や、
試合中に大きなシンパシーを感じたパスカルの影響か。
鈴仙は、過去の自分と決別したいと思うようになった。

鈴仙「(パスカル君のように…。私は天才八意永琳に並び称されるプレイヤーとなる為、
努力したい。そして中山君のように…。どんなに運命や環境がしんどくても、努力を続けてみせる!
私でもできるんだ! よーし…逃げないぞ!!
この狂気の瞳で。予定調和の運命だって、変えて見せるわ!!)中山さん!」タッ…バシィ!

決意した鈴仙は、スックと立ちあがり、ボールを再び蹴りだす。

中山「ん、一体どうしたんだ、鈴仙さん?」

鈴仙「練習よ! 中山さん!」

中山「おいおい、さっきは早く寝ろ、って言ってたじゃないか」

鈴仙「気が変わったのよ、それに病は気から、っていうでしょう。
サッカーしていたら、いつの間にかケガなんて忘れてしまうわ!」

中山「ハハハ…都合のいいことを言うな。――ま、それならやるとするか。よし! まずはパス練習だ!」

481 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:31:33 ID:???
時間を忘れ、練習に明け暮れる鈴仙と中山。
パスカルの存在により、鈴仙は自身の心の闇を照らし出せた。
そして、中山の存在により、鈴仙は心の闇を払い、更なる光を得る為の力を与えた。
永遠亭にやって来た、二人の外来人。
彼らは鈴仙の月となり、そして太陽となった。

――ここでようやく、鈴仙の物語は動きだす。
否、鈴仙だけではなく。運命に疑問を抱き、逆らおうとする全ての人間。
そして、妖怪たちの為の物語が。

鈴仙は。――この物語の主人公は。
彼ら、彼女らにとっての月となり、太陽となれるのか。

そして。

紫「外来人が多く、幻想郷に流れ着いてはいるけれど…。
有象無象が足掻こうとも、結果は変わらない。
フフッ、滑稽ね。結果の決まり切ったストーリーと知らずに、
未来を変えられるとか信じ切って無駄な努力をしている、哀れな人間に木端妖怪達。
……全ては幻想郷の未来の為。貴方達の希望を、尊い犠牲とさせて頂くわ…」

……<予定調和のストーリー>に、傷を付けることが出来るのか。


482 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:37:00 ID:???
オープニングテーマ:キャプテン翼2 OP


永琳「私は天才! 天才・八意永琳よ!!」

タタタタッ!…スパーン! 

実況「はしるっ! 博麗連合ゴールを目指し、永遠亭ルナティックスの司令塔、
八意永琳選手がドリブルで中央突破だ〜!!」

             八意 永琳
        永遠亭ルナティックス MF


妹紅「燃え尽きろ!!」

ズザアアアアア!! バシッ!!

実況「おお、妹紅選手、いきなり正直者の死!
レーザーのごとく、ボールを奪い取った!」

             藤原 妹紅
            人里FC MF

483 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:38:13 ID:???
バシュウウウン!!

慧音「このシュート…なかった事にしてやる!!」

バチイイイ!!

実況「慧音選手、弾丸シュートを見事ブロック〜!
人里FCの守護神の異名は伊達ではな〜い!」

         上白沢 慧音
         人里FC DF


てゐ「とりあえず蹴っとくか〜!!」バシッ!

ギュン!ギュン!ギュン!!

実況「お〜っと! てゐ選手の必殺、エンシェントデューパーに、
敵チームのMF陣は切り切り舞いだ〜!!」

          因幡 てゐ
      永遠亭ルナティックス MF

484 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:39:21 ID:???
パスカル「レイセン! 行くぞ!!」

鈴仙「OK、パスカル君!」

バシッ! バシッ! バシッ! バシッ!

実況「でた! パスカル選手と鈴仙選手の息の合ったコンビプレー!
いけ〜!! ゴールはすぐそこだ〜!!」

         アラン・パスカル
     アルゼンチンJr.ユース FW



ギュウウウウ…ン!

輝夜「たすけてえーりん!!」

ギュン…バシッ! コロコロ…パシッ!

実況「輝夜選手、(永琳選手のお陰で)ワンハンドキャッチ!
さすが永遠亭の守護神! スーパーグータラゴールキーパー、
蓬莱山 輝夜!!」

          蓬莱山 輝夜
      永遠亭ルナティックス GK

485 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:40:22 ID:???
中山「俺は…負けんッ!!」

ズバーン! バリバリバリッ!!

実況「す、すごい!! 中山選手、気迫に満ち溢れたプレー!
見事敵に競り勝ち、ボールを奪還だ〜!」

             中山 政男
            大友中学 MF



鈴仙「ぬくッ!!」グワアアアア…バッシーーーン!!

実況「そして決めるのはやっぱりこの人!
永遠亭ルナティックスのFW、鈴仙・優曇華院・イナバ選手が、
今! 狂気の魔弾をゴール目がけてはなった〜!!」

          鈴仙・優曇華院・イナバ
         永遠亭ルナティックス FW

486 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:41:22 ID:???
   ―――――――――――――――――――――
       最大の敵、博麗連合を前にし、
    サッカー全幻想郷代表入りへの夢を賭けた、
      我らが鈴仙・優曇華院・イナバの。
      そして、永遠亭ルナティックスの、
    ファイナルゲームが始まろうとしていた…
   ―――――――――――――――――――――

          キャプテン森崎 外伝
            
            「鈴仙奮闘記」

      第一章 永遠亭ルナティックス修行編

487 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:42:23 ID:???
一旦ここまで。
…OPのくだり、寒い演出だったらごめんなさい。
続きは夜10時〜の予定です。

488 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 21:26:18 ID:???
少し早いですが、更新を再開します。
先に、第一章での時間の進め方について説明します。

【日常の進行について】
大会までは基本的に1週間を1ターンとして進行します。
1ターンは、以下のフェイズをこなすことで進行します。

・ランダムイベントフェイズ:ランダムにイベントが発生します。普段話さないチームメイトと交流できるチャンスです。

・自由行動フェイズ@:チームメイトと交流したり情報を集めたり出来ます。能力UPイベントもあります。

・自由行動フェイズA:自由行動フェイズ@と同じです。

・練習フェイズ:能力値を一つ選んで上げます(低い能力程上がりやすいです)。

・固定イベントフェイズ:自動的になんらかのイベントが起きます(起きない週の方が多いです)。

(次の週へ)

と、言った形で進行します。

この進行についても、何かありましたら、ご意見・ご指摘あった際に
言って頂ければありがたいです。

次のレスより本編に移りたいと思います。

489 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 21:30:02 ID:???
補足:チュートリアル的なイベントについては、
自由行動フェイズ又は固定イベントフェイズで起きるようになっております。
―――――――――――――
〜3月1週 ランダムイベントフェイズ〜

鈴仙「(昨日は夜ふかししすぎて寝坊して、結局師匠に怒られちゃった。
あーあ、何か凄い事でも起きないかなあ)」

鈴仙が目をこすりながら、永遠亭の廊下を歩く。
するとそこには…


490 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 21:31:02 ID:e0D6zydY
先着1名様で、

★ランダムイベント→! card★

と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マーク・数値で分岐します。

カードの数値が……

ダイヤ・ハート・スペードで…

K→来客だ!(さらに分岐)
Q→姫様が何か話があるようだ!
J→師匠から話があるようだ!
10→てゐが相談だって!何だろう!?
9→中山さんと会話した!その内容は…
8→慧音さんが訪ねてきた!
7→来客だ!(さらに分岐)
6→パスカルと雑談した!
5→ウサギ達がやってきたぞ!!
4→妹紅に会って普通にオシャベリした。
3→来客だ!(さらに分岐)
2→ゆ〜っくり過ごせた!最大ガッツUP!
1→来客だ!(さらに分岐)
JOKER→綿月姉妹が遊びに来た…?

クラブで…

クラブ7〜K→薬売りのお仕事だ!
クラブ2〜6→バッドイベント発生!(さらに分岐)
クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)「ヒャッホー!!」

491 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 21:32:55 ID:???
★ランダムイベント→ ハートK

492 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 21:39:05 ID:e0D6zydY
★ランダムイベント→ ハートK ★
K→来客だ!(さらに分岐)

そんな時。

コンコン。

??「すみませーん。どなたかおいでますかー」

鈴仙「はいはい、今行きますっ!」

タッタッタ…

鈴仙は玄関の扉をガラ、と開ける。すると、そこには…

先着1名様で、

★来客だれかな?→! card★

と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

ダイヤ→妖夢「こんにちは鈴仙。薬をもらいに来たんだけど」
ハート→メディスン「毒を分けにきたわよ」
スペード→ミスティア「こ〜んに〜ちは♪ ライブのチケット買ってちょうだいな♪」
クラブ→幽香「あら、こんにちは」
クラブA→謎の向日葵仮面「ちょっと相手を精神的に完全に支配する薬をくれないかしら?」
JOKER→イベント発生

493 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 21:42:40 ID:???
★来客だれかな?→ スペードJ

494 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 21:52:15 ID:???
★来客だれかな?→ スペードJ ★
スペード→ミスティア「こ〜んに〜ちは♪ ライブのチケット買ってちょうだいな♪」

来客は、患者ではなく、知り合いの夜雀だった。

鈴仙「…ああ、こんにちは、ミスティア。――ライブのチケットですって?」

ミスティア「そうだよ〜♪ 私達、お友達とバンド結成したんだよ!
名付けて『鳥獣戯楽』♪ いい名前でしょう?」

鈴仙「あら…そうだったの」

鈴仙もミスティアが余興で歌う声を聞いたことがあったが、
確かにそれは良い声だった。どんなバンドかは分からないが、
言ってみるのも面白いかもしれない。

ミスティア「お値段なんと! 1500円のところなんと…1000円ポッキリ♪
いや〜安い! こりゃもう買うっきゃないない♪」

鈴仙「(…行ってみるのも面白そうね)何時、どこであるのかしら?」

ミスティア「おっ! 食いつきいいねえ〜♪
場所は【迷いの竹林付近】の特設会場! 日時は【三月四週】だよ♪」

鈴仙「(なるほどね…。後はお金の問題だけど。
先週師匠からもらったお小遣いしかないのよね…)」

495 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 21:55:06 ID:e0D6zydY
鈴仙は財布の中身を見やる。そこには…

先着1名様で

★鈴仙のお小遣い3月分→(永琳印象値17)×! dice ×10=★

と書き込んでください。合計が鈴仙の今月のお小遣いになります。

*鈴仙はこれから毎月4週目に永琳からお小遣いをもらえます。
*永琳印象値は、この判定では50でカンストになります。
*パラメータ『お金』が解禁されました! 鈴仙のお小遣いです。
あれば人里などで少し便利なアイテムが買えます。

496 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 21:56:16 ID:???
★鈴仙のお小遣い3月分→(永琳印象値17)× 1 ×10=★


497 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 21:56:22 ID:???
★鈴仙のお小遣い3月分→(永琳印象値17)× 4 ×10=★

498 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 21:57:14 ID:???
★鈴仙のお小遣い3月分→(永琳印象値17)× 3 ×10=★

499 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:01:46 ID:???
まさかの170円とは…。小学生じゃないんですよ師匠

500 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:01:48 ID:???
永遠亭が緊縮財政な件

501 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:03:42 ID:???
最大でも千円ちょっとなのか
何が買えるんだろ

502 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:04:41 ID:e0D6zydY
>>499
永琳「お金が欲しいなら働きなさい」
>>500
多分大丈夫です…
輝夜「私は毎月 5 5 3 9 6 円貰ってるわよ」

★鈴仙のお小遣い3月分→(永琳印象値17)× 1 ×10=170★
→170円だった…。

鈴仙は、大きくため息をつく。

鈴仙「そうだった…。先月は気紛れで、全然もらえなかったんだ…」

ウサギをあしらった可愛らしいガマ口財布には、100円玉が1つ。
50円玉が1つ。そして10円玉が2つ。以上だった。

鈴仙「(うう…。小学生どころか、幼稚園児並だよお…。こうなったら、
【師匠の部屋にお邪魔して、仕事を受ける】ことも必要なのかも…。
それよりも、ミスティアね。師匠からお小遣いを前借りすれば買えるけど…
どうしようかな?)」

A:「ごめん、今お金に余裕がなくて…」素直に断る。
B:「ごめんね、その日、用事入ってるの」誤魔化す。
C:「うーん、師匠にお小遣い前借りしてくるね」お小遣いを前借り!
D:「今日はお金ないから買わないけど…絶対買うから!」買う約束をする。
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

503 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:07:51 ID:ui9eLpk6
A
収入の入り方を考えたら無駄使いできないし

504 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:12:04 ID:mTBeNmwI

もしかして、2月のこづかい、の間違い?

505 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:28:54 ID:???
>>501,>>503
人里で買えるアイテムは、基本1000円〜3000円くらいです。
香霖堂で買えるアイテムは、500〜12000円です。
永琳のお小遣いだけでは余裕を持ってアイテム購入…とは行かないと思います。
薬売りの仕事をしたり、別口で何か仕事を見つけることも必要かもしれません。
>>504
永遠亭では、月末に次の月のお小遣いを渡すようになっています。
(…というシステム的な都合です。鈴仙が1週目の定期イベント前にお金を持っている理由付けです)
なので2月末にもらったお金を「3月のこづかい」としたのですが、ややこしいですね。
ですので、やはり解りやすく(作者も混乱しないように)、
その月の1週目の定期イベント、とすることにします。ですので、今週末にも、お小遣いが入ります。
――――――――――――――――――――
A:「ごめん、今お金に余裕がなくて…」素直に断る。

鈴仙は正直に自分の財布の中身を見せつつ、ミスティアに言う。
鈴仙としても、ストレス解消のため音楽を聞くことは好きだったので、
行きたいという気持ちがあったのだが、お金がないのなら仕方ない。

ミスティア「う〜ん。それなら仕方ないね〜♪
でも、もし行きたくなったら! 【三月三週の自由行動フェイズ@まで】、
【人里の本屋】か【香霖堂】にチケット置いてもらってるから、来てね〜♪」

楽しく歌いながらミスティアは帰り、鈴仙はその姿をしばらく見送る。

鈴仙「(――ま。もし余裕があったら行ってみるのもいいわね。
【色んな人と仲良くなれたり、新しく出会えるチャンス】だったりするし)」

506 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:30:40 ID:e0D6zydY

一方、断られたミスティアの心情は…

★永遠亭って儲かってそう?→! dice★

と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

ダイヤ・ハート・スペード→「仕方ないね〜♪」気にしてない!
クラブ→「ホントかな〜。お仕事がんばってるから儲けてそうなのに…」疑われてる!
クラブA→クラブ+謎の向日葵仮面「その恨み、陵辱で晴らしなさい」変な強化フラグが立った…!
JOKER→「――あ、そうだ。それなら招待券あげる♪」

507 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:31:40 ID:e0D6zydY
すみません!
★永遠亭って儲かってそう?→! card★
でお願いします!

508 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:32:53 ID:???
★永遠亭って儲かってそう?→ スペードK

509 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:36:40 ID:???
★永遠亭って儲かってそう?→ スペードK ★
ダイヤ・ハート・スペード→「仕方ないね〜♪」気にしてない!

ミスティア「まっ、いいか。さ、次つぎ〜♪」

ミスティア・ローレライは基本的に人を疑うような性格でもないし、
根に持つようなタイプでもない。それに、演奏会のチケットなど、
数を売ってナンボ、の世界でもある。なんで断られても特に気にせず、
ふらふらと歌いながら、人里へと向かっていった。

*ミスティアの評価値に変更はありませんでした。
*鳥獣戯楽の第一回ライブが3月4週にあると知りました。

510 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:41:04 ID:e0D6zydY
〜3月1週・自由行動フェイズ@〜

鈴仙「さて、今日は何をしようかしら…。そういえば、師匠が私に話がある、って言ってたわね。
別に急ぎではないとは言ってたけれど、早くに行ったら、少しだけ良い事あるかも」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  43  43  43  40  40  39  40  288  2  2 

最大ガッツ:700
現在のおこづかい:170
永琳印象値:17
??:10
狂気度:6

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
  貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。

先に2票入った選択肢で進行します。
メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

511 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:42:05 ID:???
すみません。
鈴仙の最大ガッツは700ではなく600です。失礼いたしました。

512 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:43:37 ID:ui9eLpk6


時間が経過しないなら一度見てみるか

513 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:46:12 ID:RyzrAhvE
D

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:52:11 ID:e0D6zydY
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
鈴仙「狂気とはすなわち波長の乱れ。それを多く観測することで、
私の力はより強くなる…。 さて、今回は何かスキルでも所得できるかしら?」
☆狂気度を消費して得られる商品リスト☆
A浮き玉補正+1(高低選択 例:A高) …… 30P

Bスキル【狂気の瞳】のレベルアップ   …… 15P     *最大レベル5まで
 現在:LV1(マーク一致時、敵能力−2)
    →LV2(マーク一致時、敵能力−3)

Cスキル【心象操作】             …… 10P     *最大レベル3まで
(常時発動。試合中の鈴仙に対する審判の判定が甘くなる)
 現在:スキルなし
    →LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)

Dスキル【洗脳】                …… 20P
(このスキルを使用すると、特定のキャラクターの鈴仙に対する評価値を大きく上げることができます。
 *一度使うと消滅)

Eスキル【狂気のファンタジスタ】     …… 95P      *使い切り
(2D6が2→12、3→11となる)

Fスキル【うどんジスタ】           …… 120P         *使い切り
(全ての鈴仙の判定の数値の強弱は逆になる)

G脳内練習試合開催権          …… 10Pより
(脳内で練習試合を開催できます。脳内ですが味方の覚醒はなぜか現実に反映されます。
 さらに、勝利時には鈴仙に能力ボーナスとおこづかいが授与されます。選択時さらに分岐)

*練習試合を開催すると、自由行動フェイズが1回分消費されます。ご注意ください*

H:やっぱりやめる(自由行動選択場面に戻ります)

515 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:53:23 ID:xgpg9KFQ
H

516 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:55:12 ID:ui9eLpk6


517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:55:35 ID:???
すみません、書き忘れましたが、
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

518 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 22:56:58 ID:e0D6zydY
H:やっぱりやめる(自由行動選択場面に戻ります)

〜3月1週・自由行動フェイズ@〜

鈴仙「まだまだたまってないしやーめた。さて、今日は何をしようかしら…。」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  43  43  43  40  40  39  40  288  2  2 

最大ガッツ:700
現在のおこづかい:170
永琳印象値:17
??:10
狂気度:6

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
  貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。

先に2票入った選択肢で進行します。
メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

519 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 22:57:26 ID:xgpg9KFQ
A

520 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:00:54 ID:ui9eLpk6


521 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:02:25 ID:???
質問なんでけど脳内練習試合で評価値は変わるのでしょうか?

522 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 23:03:00 ID:e0D6zydY
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
鈴仙「今日は永遠亭に居ようかしら。さて、誰かの部屋にでも行こうかな…」

A:永琳に会いに行く
B:輝夜に会いに行く
C:てゐに会いに行く
D:ウサギ達に会いに行く(会いたいウサギを指定してください。例:ウサギA)
E:中山に会いに行く。
F:パスカルに会いに行く。
G:自室でゆっくりする(ランダムイベントをもう一回起こせます)

先に2票入った選択肢で進行します。
メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

523 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:03:44 ID:xgpg9KFQ
E

524 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:06:48 ID:gGXsGCF6


525 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 23:06:49 ID:???
>>521
基本的には、鈴仙の脳内ですので、
多少奇行をしても評価値は下がりません。
(ですので、狂気度を上げるチャンスにもなります)
ですが、開幕キックオフシュート3連発とか、
フィールドで30分睡眠とか、
輝夜のエロ写真をバラまいたりとかすれば、
(どういうわけか)少し評価値が下がるかもしれません。
また、逆に評価値も上がりずらくなっております。

526 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:08:39 ID:ui9eLpk6


527 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:08:47 ID:RSM2072k
A

528 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:12:39 ID:???
回答ありがとうございます

529 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 23:32:04 ID:???
A:永琳に会いに行く

鈴仙「(そういえば、師匠が話がある、って言ってたわね…)」

コンコン。

永琳の研究室兼私室をノックする。

永琳「いらっしゃい、ウドンゲ。待っていたわよ」

永琳の研究室には、鈴仙でも未だにその用途の解らない薬草や薬剤で
溢れかえっているが、基本的にはその全ては整理されていて、
汚さは感じられない。
テーブルには、鈴仙の来訪を予期してか、ティーカップが2つ並べられていた。

鈴仙「話って何ですか、師匠」

永琳「中山君から頼まれたのよ。ウドンゲが強くなりたい、って言ってたって。
そして、彼女の望みを叶えるため、助力して欲しい、ってね」

鈴仙「えっ、中山君が…?」

永琳「そうよ。だから、今日から私が、改めてサッカーについて貴女がどうあるべきかを
アドバイスしてあげようかと思って。
題するなら、『おしえてえーりん!』って感じね」

鈴仙「は、はあ…」

530 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 23:33:12 ID:???
永琳のセンスにはたまについて来れない所がある。
何となく、無理をしているような。世代のズレを感じるような――。

永琳「何か言ったかしら?」

永琳のセンスは常に若々しく、素晴らしいものがあるが、
鈴仙は愚鈍なのでそれをちっぽけも理解できていなかった。

永琳「それでよし」

鈴仙「(師匠は誰とお喋りしてるんだろう…でも聞いたら狂気度が上がりそう)」

怯える鈴仙を尻目に、永琳がこう問いかける。

永琳「色々説明したいことはあるのだけれど、まず第一にこれを聞くわね。
『貴女は、これからどんなタイプのFWを目指していくつもり?』」

鈴仙「えっ…」

鈴仙は言葉につまる。今まで、永琳の実習をこなすことに必死で、
自分の適性について考えたことすらなかったのだ。

永琳「貴女は基礎的なことをさせると上手だから、基礎的なことを一通り教えたけれど、
今の貴女はそれだけ。それじゃ、全幻想郷どころか、ウチのチームでもやっていけないわ」

鈴仙「そんな…じゃあ私はどうすれば」

永琳「自分のFWとしての得意分野を見つけなさい、ウドンゲ。
正面に立ち点を取るストライカーか。
ドリブルでサイドを突破し、美しいセンタリングを上げるウインガーか。
そのジャンプ力やせりあい強さでPA内を撹乱し、アシストに貢献するポストプレイヤーか。
はたまた、ディフェンシブフォワードか。…今の貴女なら、鍛えればMFやDFもできるかもね」

531 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 23:34:13 ID:e0D6zydY
鈴仙「(確かに…師匠をお手本としてた今までだったら、なんでもそつなくこなさなきゃ、
って気持ちしかなかったけれど。自分自身で強くなる道を選んだ今、
改めて自分の方向性を見つけてみる必要があるわね…)」

永琳「選んだら、私がその方面で活躍できるような【フラグ】を立ててあげるわ。
でも、だからって、別にその通りの方向を進め、と言ってるわけではない。
【仮にここでストライカーを選んでも、ポストプレイヤーにでも何でも後から軌道修正できる】わ。
もう一度言うけれど。私はフラグ――つまりきっかけを与えるだけだから」

鈴仙「なるほど…よく解りました、師匠。では、私は――」

A:CFWです!点取り屋になります!!(シュート系フラグ)
B:強力な味方にセンタリングを出すWGです!(ドリブルorパスフラグ)
C:せりあい強さで敵を撹乱するポストプレイヤーです!(せりあい系フラグ)
D:一人一芸、私はこの大会守りもできるFWをアピールする!(タックル+ブロックフラグ)
E:実は私、MFやりたいなあ、なんて…
F:実は私、DFやりたいなあ、なんて…
G:実は実は私、GKやりたいなあ、なんて…(*要5票)

*各選択肢によって、()内のフラグを確実に習得できます。
*永琳が言ったように、ここでの選択がそのままその後の方向性となるわけではありません。
後から軌道修正もできますし、高水準のオールラウンダーにもなれます。

先に【3】票入った選択肢で進行します。
メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

532 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:34:48 ID:xgpg9KFQ
A

533 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:36:13 ID:ui9eLpk6


534 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:36:20 ID:gGXsGCF6


535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 23:45:02 ID:e0D6zydY
A:CFWです!点取り屋になります!!(シュート系フラグ)

永琳「そう…。やっぱりそう言うと思っていたわ、ウドンゲ。
――こないだの試合、まだ気にしているわね」

鈴仙「は、はい…」

気にしない理由がない。なんせ、3度も必殺シュートを放ったのにその全てが慧音に
ブロックされていた。実力的には拮抗しているか、鈴仙の方が優れていた筈なのに、である。

永琳「でも、シュートにも色んな種類があるわよ?
貴女の得意とする地上からのシュートに、ダイレクトシュート。
一対一のシュートもあるわね。…私に特に教えて欲しいシュートのフラグとか、
特にあるかしら?」

鈴仙「(うーん…。地上のシュートはあるっちゃあるけれど、威力が弱いし。
それを更に強くできるのも魅力的だけど。弱点を埋める為に、
ダイレクトシュートを覚えるべきなのかしら…迷うわ)」

迷った末に鈴仙の出した結論は。

A:「より強い地上シュートが打ちたいです!」
B:「ダイレクトで撃てるシュートが欲しいです!」
C:「GKとの一対一で使えるシュートが欲しいです!」
D:「サイクロンとか私もやりたいです!!」
E:「現時点では解らないので、どの方向性にもなり得るようにお願いします」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Eを選択すると、フラグ回収時の判定次第で必殺技習得となります。

536 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:46:36 ID:xgpg9KFQ
C

537 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:52:16 ID:ui9eLpk6


ここは狂気度があがりそうな選択を、
うまくいけば途中でドライブシュートとかも狙えるかもしれないし。

538 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:53:10 ID:gGXsGCF6


539 :森崎名無しさん:2013/03/29(金) 23:55:16 ID:UdVGA8X6
B

540 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/30(土) 00:10:27 ID:jkEFMWfQ
B:「ダイレクトで撃てるシュートが欲しいです!」

永琳「なるほど、ね…。確かに、点取り屋としてダイレクトシュートがないのは
頂けないものね。解ったわ。じゃあヒントを一つ教えてあげるわ。
――と、その前に、貴女は高い浮き玉も低い浮き玉にもそれなりの才能が
あるけど、どっちのシュートがいいかしら?」

鈴仙「(パスカル君は高いダイレクトシュートが得意だから…
私は低いシュートの方がいいのかな。でも、高いダイレクトシュートの方が、
ポストプレイとかと織り交ぜやすい気もするし。私は――)」

A:「高い浮き玉から打てるシュートがいいです」
B:「低い浮き玉から打てるシュートがいいです」
C:「どちらからでも打てるシュートって…ないですかね?」
D:「判定で決めましょう!!」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Cを選択することで得られるシュートは、AかBよりもガッツ消費がやや多くなります。
*Dを選択すると、1/2で高いシュート、1/2で低いシュートになります。

541 :森崎名無しさん:2013/03/30(土) 00:11:28 ID:LRoR5udM


542 :森崎名無しさん:2013/03/30(土) 00:11:59 ID:T2kDqXBM
C

543 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/30(土) 00:28:34 ID:???
>>537
ドライブシュートを覚えたいなら、永琳よりも、
実際に覚えている選手、あるいはその技の特徴を知っている選手に聞いたほうが…?
―――――――――――――――――――――――――
C:「どちらからでも打てるシュートって…ないですかね?」

永琳「ああ、夜雀の得意とするシュートみたいなやつね。
できなくもないわ。――ちょっと燃費が悪いけど」

鈴仙「えっ!? 本当ですか!?」

永琳「まあ、それで良ければ教えるわ。――ズバリ、滞空時間を増やすことね」

鈴仙「た、滞空時間!? どうやって!?」

永琳「それは、自分で考えなさいな。――行ったでしょ。
私はきっかけを与えるだけだ、って」

鈴仙「(うーん…良くわからないけれど、今度からそういう方向でやってみようかしら)」

*鈴仙が空シュートフラグを習得しました。

544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/30(土) 00:29:36 ID:jkEFMWfQ
永琳「さて。前置きが長くなってしまったけれど、本題に移るわね」

ティーカップの中の紅茶を啜り、永琳は話し続ける。

永琳「今日私が話しをしたい事は全部で3つ。
貴女がどう頑張れば、私に並ぶ選手。
つまり、全幻想郷でも活躍できるに足る選手となるか。
日々の練習は、どうこなしていくか。
幻想郷には、どんな強敵が潜んでいるか。
――全部話すつもりだけど、私が一方的に話しちゃったら退屈でしょう?
だから、貴女に順番を選ばせてあげるわ。
それと、聞きたいことがあれば、今のうちに言ってしまいなさい」

鈴仙「(これ…普通の紅茶よね?)は、はい」

紅茶を一口含みながら、鈴仙は考え、口に出した。

A:「一体どうしたら、私は幻想郷の代表に選ばれるのでしょうか?」
B:「日々の練習の流れについて教えてください」
C:「幻想郷の強敵について教えてください」
D:「師匠の印象値を上げる具体的なメリットは?」
E:「チームメイト以外の人たちと仲良くするメリットは?」
F:その他 自由選択枠 もう話はいい場合もこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

545 :森崎名無しさん:2013/03/30(土) 00:30:42 ID:LRoR5udM


546 :森崎名無しさん:2013/03/30(土) 00:30:49 ID:VZT5kSlg
E

547 :森崎名無しさん:2013/03/30(土) 00:32:31 ID:T2kDqXBM
E

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/30(土) 00:53:02 ID:???
E:「チームメイト以外の人たちと仲良くするメリットは?」

永琳「そういえば、貴女今朝、夜雀とお話していたわね」

鈴仙「は、はい。ライブのチケットを買わないか、って。
断ったんですが」

おこづかいが安すぎて買えなかった、という点は伏せる。
永琳の機嫌を損ねてしまって、再び小学生以下のお小遣いを
貰う羽目になってしまうのではないかと恐れていたからだ。

永琳「そう。でもね、ウドンゲ。私達以外の人妖。
永遠亭ルナティックスの一員ではない人妖とも仲良くしておくと、
きっと良い事があるわよ」

鈴仙「えっ、どうしてですか?」

永琳「まず、仲良くなると、その人と、【1度だけ】だけれど、【特訓が出来るようになる】わ。
これは正規の練習に加え、貴女の実力を大きく底上げするチャンスになる」

鈴仙「で、でも! そうしたら私が上達しても、相手が上手くなるんじゃ、意味が――」

永琳「確かにそうね。 でも、
【自分のチームに所属していない選手の特訓での伸びしろは、貴女よりも一段階低くなる】わ。
あと、今はその選手とは敵同士でも、【後にチームメイトになることもある】し。
今の大会、強豪妖怪だけじゃなく、妖精や下級妖怪たちも力を伸ばしているわ。
だから、誰とでも、仲良くなって損になることはないはずよ。
さらに、【もっともっと仲良くなると、固定イベントで、スキルを入手できることもある】わ。
どう? 確かに【少しは敵が強くなる】というデメリットはあるけど、メリットの方が大きいと思わないかしら?」

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/30(土) 00:54:03 ID:???
鈴仙「なるほど…そう言われてみれば。でも、師匠。
どうして【自分のチームに所属していない選手の特訓での伸びしろは、貴女よりも一段階低くなる】
のでしょうか?」

永琳「ゲーム的な都合――ううん。何でもないわ。
それは、多分、貴女の方がフィードバックを欠かさないからじゃあないかしら?」

鈴仙「そう…でしょうか?」

永琳「そうよ。 言っちゃあ悪いけど、幻想郷の多くの強豪選手は。いえ、弱小含め殆どの選手は、
そんなに真剣にサッカーの練習をしていない。前時代的な、非効率的な練習をしてるか、
怠けてるか、別の仕事をしてるかよ。――だからこそ、ウドンゲにも入りこむ余地があると、
私は考えるわ」

鈴仙はそう言われると、納得できる節がいくつも出て来た。
確かに、博麗の巫女がまともにサッカーの練習をしている姿も見たことないし、
他の強豪選手と名指しされる妖怪だって、サッカーの練習は殆どしていないように見えた。

鈴仙「(なるほど…もしここで私が努力して皆を追い抜いたら、それは大きなチャンスになる。
ウサギとカメのカメに、私はなるのよ!――兎だけど)」

550 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/30(土) 00:55:04 ID:???
永琳「まとめるとこんな感じね」

敵チーム選手と仲良くするメリット

・【仲良くなると、1度だけ特訓が出来るようになる】
・【自分のチームに所属していない選手の特訓での伸びしろは低くなるので、敵の強化を招きにくい】
・【もっともっと仲良くなると、固定イベントで、スキルを入手できることもある】
・【後に(全幻想郷選抜大会以後)チームメイトになることもある】

敵チーム選手と仲良くするデメリット

・【少しは敵が強くなってしまう】

551 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/30(土) 00:56:06 ID:jkEFMWfQ
永琳「そんな訳で、貴女も自由行動を上手く活用して、色んな人達と仲良しに
なるといいわ。――さて、次に聞きたいことはあるかしら?」

A:「一体どうしたら、私は幻想郷の代表に選ばれるのでしょうか?」
B:「日々の練習の流れについて教えてください」
C:「幻想郷の強敵について教えてください」
D:「師匠の印象値を上げる具体的なメリットは?」
E:その他 自由選択枠 もう話はいい場合もこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

552 :森崎名無しさん:2013/03/30(土) 00:56:33 ID:T2kDqXBM
B

553 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/30(土) 00:57:54 ID:???
選択途中ですが、本日の更新はここまでにしたいと思います。
明日は予定がなければ、ゆるゆると沢山更新したいな、と思っています。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

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