キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/21(木) 23:09:51 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

【前スレ】

キャプテン森崎外伝スレ11
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1362066008/

【あらすじ】

人里FCのキャプテン、上白沢慧音達から賭け試合を受けた、
蓬莱山輝夜(実質八意永琳)率いる永遠亭ルナティックス。
賭けの内容とは、負けたチームの主要メンバーが勝ったチームに
当分の間従属するというもの。
師匠や姫様の面子を守る為にも負けられないこの試合、鈴仙は
シュートチャンスに恵まれるも、なかなか得点できずにいる。
1−0のリードで迎えた後半戦、鈴仙は活躍できるのか?
そして、慧音が永琳を防ぐ為に考えた作戦とは?
幻想郷に紛れこんだ助っ人、アラン・パスカルの心境の行方は?
今、後半戦のホイッスルが鳴ろうとしていた――。

993 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/13(土) 11:49:06 ID:???
先着1名様で、

★鈴仙の料理力→! card★

と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

ダイヤ→かなり上手で、レストランの料理に匹敵する!
ハート→まあまあ上手で、いいお嫁さんになれるね、っててゐに言われるくらい。
スペード→普通!!
クラブ→へたっぴなので、専ら味見係。
クラブA→泥のようなシチューを作り、そしてそれを食した者は例外なく爆発する。
JOKER→鈴仙「このシチューはできそこないだ。 食べられないよ」


994 :森崎名無しさん:2013/04/13(土) 11:51:36 ID:???
★鈴仙の料理力→ クラブ9

995 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/13(土) 11:53:44 ID:???
★鈴仙の料理力→ クラブ9 ★
クラブ→へたっぴなので、専ら味見係。

鈴仙「このお味噌汁は、ちょっと味が濃いわね。
姫様は薄味が好みだから、もう少し水を足してちょうだい。
焼き魚は――。うん、しっかり焼けてるわね。
幻想郷では魚は貴重だから、これからも丁寧に料理してね」

ウサギC「あいあいさ」


996 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/13(土) 11:58:36 ID:???
間違えましたが、何食わぬ顔で続行します。
――――――――――――――――――――――――――
鈴仙の料理の腕前は、…下手っぴだった。
軍隊の特訓の一環として、炊き出しを行うこともあったが。
どうしても大雑把な感じになってしまって、
男の料理(醤油ご飯とか、ニラモヤシ炒めとか)みたいな、豪快な料理ならできるものの、
他人向けに出せるような食事は、到底だせるもんではなかった。

鈴仙は専ら、味見係として、
永遠亭の食堂を牛耳っていたのである。

*鈴仙の料理力が『へたっぴ』と判明しました。(多分あまり関係ない)

997 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/13(土) 11:59:37 ID:???
朝食が終わると、ウサギ達は一斉に自由時間を与えられる。
遊びに行くもの、サッカーをして遊ぶもの、餅をつくもの――。
各々がそれぞれのしたい事をして過ごしているが、中には例外もいる。
ウサギ達の中でも、少し大人な(それでも外見は10歳ほどだが)少女兎達には、
持ち回り当番制で、鈴仙と共に薬を売りに行くものも何人かいた。

ウサギA「ご、ご迷惑をおかけしないように、頑張ります!
ふ、ふつつつか者ですが、宜しくお願いします!!」

ウサギAは、今日が初当番。案の定、緊張しきっていた。

ウサギB「つが一つ多いよ…、Aちゃん。緊張しすぎだってば。
ほら、リラックス、リラックス」

ウサギA「きゃっ、Bちゃん、くすぐったいよ」

一方で、もう一人の当番であるウサギBは、何度かこれを経験しているため、
すっかり慣れた様子。ガチガチになっているウサギAの肩をもんだりして、
リラックスさせようとしている。

永琳「ええ、気をつけて。もし危なくなったら、ウドンゲを頼るのよ」

鈴仙「最初は怖いと思うけど、慣れれば大丈夫よ。
心配せずに、私について来なさいな」

それをほほえましげに見守る永琳と鈴仙。
鈴仙は、薬売りを始めた最初の自分を思い出して、
自分も成長したなあ、とちょっぴり得意げで誇らしげな様子を見せる。

998 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/13(土) 12:00:37 ID:???
永琳「あら、すっかりお姉さんね、ウドンゲ。
昔に売る薬のラベルを間違えたときに、大泣きして私に飛びついていたのが、
つい過去のようだわ」

鈴仙「し、師匠! 恥ずかしいので止めてくださいよ〜!」

ウサギA「なあんだ、鈴仙様も最初は失敗してたんだ!
ちょっと、安心しました!」

鈴仙「むむむ…。む、昔はとにかく、今の私はプロなのよ!
貴女達、私の事は先生とお呼びなさい!!」

ウサギB「じゃ、そろそろ行きましょ。 鈴仙先生!」

元気に竹林を飛びだす、三羽の妖怪兎達だった。
――――――――――――――――――――――


ウサギA「あ、あのっ! そこのお姉さん!
便秘でしたら八意永琳特製、強力下剤を…!」

女性「私は便秘じゃないわよ! 全く。失礼な子ね!」

ウサギB「復興工事、お疲れ様です。よろしかったら、
八意印の疲労回復薬はいかがですか?
本当は1000円なんですが、お師匠様が特別に200円で譲っていただけると――」

男性「本当かね? じゃあ、いただこうか」

鈴仙「皆、お疲れ様。そろそろお昼にしましょ」

薬売りに精を出すウサギ達を呼びつける鈴仙。

999 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/13(土) 12:01:37 ID:???
ウサギB「そうですね。 私ももう、お腹がペッコペコで」

ウサギA「くすん…。全然上手くいかなかったよう」

充実した様子のウサギBに、全然薬が売れず落ち込んでいるウサギA。

鈴仙「(あっちゃー。Aちゃん、やっぱりこうなっちゃったか。
もっと私が見てあげればよかったんだけれど、今日は薬の入り様が多くて、
あまり面倒を見てあげられなかったからね…)」

どうフォローしようか。そう考えている時に、

ウサギD「あっ、鈴仙様だー! BちゃんにAちゃんもいるよ、Eちゃん!」

ウサギE「ちょっと、危ないわよDちゃん!? 転ばないでね?」

鈴仙達の下に駆け寄ったのは、ウサギDとウサギEだった。

鈴仙「あら、貴女達、人里に遊びに来たのね? 珍しいわ」

永遠亭の兎達は、基本的に永遠亭や竹林内部で遊ぶ事が多い。
人里には強力な妖怪や悪い人間が出没するから注意するように、
というてゐのお達しもあるが、単純に彼女らの少ないお小遣いでは、
人里に遊びに行っても何もできない、という理由が大きかった。

ウサギD「あ、あのっ! 今日は、Eちゃんと一緒に、
この間てゐ様が連れてってくれたお店に行こうと思って!!」

ウサギE「この子が案内してくれてたんですよ。
…もう10時のおやつどころか、12時のおやつになっちゃいそうだけれど」

1000 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/13(土) 12:03:12 ID:???
鈴仙「(なるほどねえ……そうだわ!)」

ピン、と思いついた鈴仙。思考回路と連動して、
いつもはへにょりとしている兎耳もピン、と立ちあがる。

鈴仙「Eちゃんは、もう沢山薬売りのお仕事、してるもんね?」

ウサギE「え、ええ…そうですけど」

鈴仙「じゃあさ。今から、懇親会しましょ!
どうやって薬を売るか、とか。どんな事に苦労したか、とか。
Eちゃんの話を色々聞かせて欲しいな。
…あ、もちろん。ウサギDちゃんがよければ、だけど」

ウサギD「私は大丈夫です!! だって、皆と一緒の方が、
ずっと、ずぅーっと、楽しいもん!!」

快諾するウサギD。その言葉は純粋な本心から来るものだと言うことは、
キラキラと輝くその表情から容易に分かる。

ウサギA「えっ? もしかして、あの、『わすいーつ』のお店に、
連れてってくれるんですか!? やったー! 私、あのお店の桜餅、
大好きなんです!」

ウサギAの表情もまた、雨模様から一転。晴れやかになる。

ウサギB「じゃあ、決まりですね!(実は私も行きたかったんだよね♪)」

昼も食べずに、わすいーつを楽しむ兎達。そこで、先輩であるウサギEも交えて、
和気あいあいとした雰囲気で懇親会を行うことができ。
そして、そのお陰か、午後はウサギAも緊張が解け、上手く仕事をすることができたのだった――。
永遠亭の、ウサギ達の日常は、今日も平和に続いていた。       〜埋めネタ・完〜        

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