キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【頂天への】俺inキャプ森2【道程】

1 :森末(仮):2013/10/09(水) 23:45:22 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【目指すは】俺inキャプ森1【全国】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1379332155/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
自分が参入をするチームをふらの中学と決めた板野は松山らと交流を深めつつ、2年生の際全国大会へ。
世代でもトップクラスの中西と戦うも、先制点を挙げる活躍を見せた。
しかし何者かの陰謀か、松山が負傷し他のメンバーも腹痛を訴え棄権、涙を呑んで大会を後にした。
若島津健との闘いで自身の力の低さを認識するも、新シュートの開発をし克服。
3年目、藤沢の転校を聞かされ揺れるふらのメンバー達と共に道大会を突破、全国大会への切符を手に入れた。

258 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 20:46:54 ID:???
世界の本田、これがその出発点。

259 :森末(仮):2013/10/16(水) 20:54:36 ID:???
>★早田→カミソリシュート 53 ( スペードK )( 3 + 2 )=58★
>★松田→ブロック 48 ( スペード4 )( 1 + 4 )+(人数差補正+2)=55 *威力減衰*
> 佐瀬→ブロック 48 ( ハートK )( 1 + 3 )+(人数差補正+2)=54 *威力減衰*
> 本田→ブロック 48 ( ハート5 )( 3 + 5 )+(人数差補正+2)=58
> 近藤→ブロック 47 ( スペード5 )( 2 + 3 )+(人数差補正+2)=54★
>=0→ボールはこぼれ球に。若松がフォロー
======================================================================================
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ!!

早田「どうだ、こいつが俺のカミソリシュートだ! 止めれるもんなら止めてみやがれ!!」
松田「(ボールのスピードは遅い……けど……)」
佐瀬「なんていう凄いカーブだ! く、くそっ!(失点したら責められる!)」
本田「みんな、こうなったら別々の箇所に飛ぶんだ! 威力自体が大したことないなら……」
近藤「板野やキャプテンのシュートを毎日受けてる俺達なら十分止められるって事だな? よし、いくぞっ!!」

早田のカミソリシュートは、中学生にしては鋭い回転のかかった凄まじいシュートである。
並のDF、GKには止められなかったとしても仕方ないだろう。
だが、ふらのの守備陣も毎日嫌になる程板野や松山のシュートを受けてきた選手たちである。
頑丈さにはある程度の自信があり、コースさえ読めれば止められると考えていた。
しかし、そのコース自体は読めない……ならば、予測できるコースのすべてに自分たちが別々に飛び込めばいいのではないか、
咄嗟の彼らの判断は実を結んだ。

本田「こ、こっちか!? うおっ!」

バコンッ!!

早田「な、なにィ!?」

ふらの右サイドバック、本田が飛び込んだコースにまんまとボールは向かってくる。
そして、そのボールに鋭い回転がかかっているとはいえ、スピードも威力も板野や松山のそれに比べれば大きく落ちる。
勇気をもって体全体で止めようと本田はボールに飛びかかり、ボールはそのまま本田の腹部に当たって跳ね返るのだった。

260 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 20:55:20 ID:???
ホンダゾーンは世界を超えてしまうのか?

261 :森末(仮):2013/10/16(水) 20:55:45 ID:???
実況「いや、駄目だ! 早田くんのカミソリシュート、決まらない!
   ふらの、冷静にシュートコースにDFを配置してブロックしました!
   こぼれたボールは右サイドハーフの若松くんがフォローします!」

片桐「中学生であれだけの回転をかけたシュートを打てるのは素晴らしいですが……。
   元々のキック力自体は大したことがなさそうですね」
見上「ああ、それゆえにスピードも威力もないただコースを予測しにくいシュートとなってしまっている。
   ふらのの守備体系が殆ど崩れていなかった、というのも早田にとっては不幸だったな」
片桐「あのくらいの年なら我先にとシュートを防ぐことに意気込んで飛び込んでしまいがちですからね。
   冷静にすべてのコースに対処したのは、流石にチームワークのふらのといった所でしょうか」

松山「ナイスディフェンス、みんな! よし、若松、攻撃だ!
   相手は早田がいない、ここが突き放すチャンスだぞ!」
若松「(ここですぐに止まったら最悪だしな……なら、折角上がってる板野にボールを……)板野!」
早田「くそったれ!」

バコォン!!

そして、早田が上がった事により一気にふらのは追加点のチャンスとなる。
ふらの陣地奥深くまで走り込んだ早田が戻るには時間がかかり、
逆にふらののエースストライカー板野はカウンターがしやすいように前目の位置。
カウンターの機を逃すべきではないと判断した松山の一声により、フォローをした若松は一気に板野へとロングパスを出し、
板野もこれをトラップしようとするが……。
当然ながら東一中もそう簡単にいかせはしないと慌てて板野へとマークにつく。

三橋「早田がゴールを奪えないなんて……」
倉持「泣きごと言うな! それよりもこいつにボールを渡すなよ!」
板野「(2人か……ここでトラップできれば、ビッグチャンスだ!)」

262 :森末(仮):2013/10/16(水) 20:57:14 ID:???
先着2名様で、

★板野→高いトラップ 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★倉持→高いクリアー 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 三橋→高いクリアー 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→板野がトラップに成功! そのままドリブルし中盤を突破するぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(小田がフォロー、山室がフォロー、小田と中井で競り合い)
≦−2→東一中ボールに。

>>257-258 本田△ですね。

263 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 20:57:35 ID:???
★板野→高いトラップ 51 ( スペード7 )( 4 + 4 )=★

264 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 20:57:36 ID:???
★板野→高いトラップ 51 ( クラブK )( 2 + 3 )=★

265 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 20:58:37 ID:???
★倉持→高いクリアー 48 ( スペードQ )( 5 + 4 )+(人数差補正+1)=
 三橋→高いクリアー 48 ( スペードK )( 3 + 2 )+(人数差補正+1)=★

266 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 20:58:50 ID:???
★倉持→高いクリアー 48 ( クラブK )( 4 + 1 )+(人数差補正+1)=
 三橋→高いクリアー 48 ( スペード9 )( 6 + 2 )+(人数差補正+1)=★

267 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 21:04:52 ID:???
ヒャメロー

268 :森末(仮):2013/10/16(水) 21:15:37 ID:???
>★板野→高いトラップ 51 ( スペード7 )( 4 + 4 )=59★
>★倉持→高いクリアー 48 ( スペードQ )( 5 + 4 )+(人数差補正+1)=58
> 三橋→高いクリアー 48 ( スペードK )( 3 + 2 )+(人数差補正+1)=54★
>=1→ボールはこぼれ球に。小田がフォロー
==============================================================================
ガツッ! バキィッ!!

三橋「こ、こいつ……チビの癖に……!」
倉持「だがパワーだけじゃ!」
板野「(駄目だ、届かない!)」

持ち前のパワー、そして鍛え抜いた上半身の力で倉持達を弾き飛ばそうとする板野だが、
やはり身長差の為か思うようにボールに触れられず、空中で交錯。
上手くトラップ出来ずにこぼれたボールは、板野のやや後方を上がり始めていた小田が拾い、
小田は慌ててボールを持ったまま上がり始める。

実況「ふらの、板野くんは惜しくもトラップに失敗!
   しかしボールは未だふらのが持ちます、ふらのの攻撃は終わりません!」

見上「確かにパワーはあるが、小柄な所はネックか。 あれで競り勝てないとな……」
片桐「(新田も小さい……来生、反町も決して高身長とは言い難いな。
    南葛には長野という長身FWがいた筈だが……あいつは単に実力がいまいち足りん)」

小田「(流石に板野といえど、ありゃちょっと厳しかったか。 でも……)」
松山「小田、俺に回せ! 早田はまだ来れない、俺がフリーだ!」
小田「はい、キャプテン!」
中井「くそっ、渡すか!」

269 :森末(仮):2013/10/16(水) 21:16:45 ID:???
先着2名様で、

★小田→パス 49 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中井→パスカット 46 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→松山にボールが渡った! そのまま松山が中央を駆け上がり始める!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(金田がフォロー、松山と早田で競り合い、ふらのスローイン)
≦−2→東一中ボールに。

270 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 21:17:05 ID:???
★小田→パス 49 ( ハート6 )( 1 + 6 )=★

271 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 21:18:23 ID:???
★中井→パスカット 46 ( スペード2 )( 5 + 2 )=★

272 :森末(仮):2013/10/16(水) 21:36:36 ID:???
>★小田→パス 49 ( ハート6 )( 1 + 6 )=56★
>★中井→パスカット 46 ( スペード2 )( 5 + 2 )=53★
>≧2→松山にボールが渡った! そのまま松山が中央を駆け上がり始める!
================================================================================
小田「それっ!」
中井「く、くそ……!」

しかし、中井がコースに入るよりも素早く小田は松山へとパス。
小学生時代から(彼らの内心はともかく)プレイをし続けてきたメンバーの多いふらの。
どこにパスを送れば取ってくれるかは熟知しており、普通のチームのパス出しよりも更に早いパスで東一中を翻弄する。

実況「きた! きました! ふらの、キャプテンの松山くんにボールが渡った!
   早田くんはまだ戻れない! ふらの、再びビッグチャンス到来だ!」

藤沢「松山くん……!」ガタタッ
町田「お、落ち着いて美子……!」

そして、場内は一気に湧き上がる。
全国大会3年連続出場、公立の……しかも練習環境の過酷な北海道のチームでそれを成し遂げ、
全国屈指の強豪校とした主力選手が誰なのかを、中学サッカーファンの観客たちはよく知っている。
無論、その彼の得意とする所が、粘り強いキープであるという事も。

早田「ええい……! せめて時間を稼いでくれ、DF!」
井出「ここで2点目を取られるのはまずい! 俺達も……!」
小野寺「おう!」
松山「(来るなら来い……! ここをキープして、早田が来る前にシュートだ!)」

273 :森末(仮):2013/10/16(水) 21:37:43 ID:???
先着2名様で、

★松山→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★小野寺→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=
 井出→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=
 林→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=
 山田→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→松山が4人相手にキープ成功! そのまま中盤を抜け、右足を振りかぶる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(板野がフォロー、板野と早田で競り合い、早田がフォロー)
≦−2→東一中ボールに。

274 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 21:38:55 ID:???
★松山→ドリブル 54 ( ダイヤA )( 1 + 1 )=★

275 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 21:39:30 ID:???
★小野寺→タックル 46 ( スペードJ )( 1 + 3 )+(人数差補正+2)=
 井出→タックル 45 ( スペード3 )( 3 + 2 )+(人数差補正+2)=
 林→タックル 46 ( スペード6 )( 1 + 4 )+(人数差補正+2)=
 山田→タックル 47 ( クラブJ )( 3 + 2 )+(人数差補正+2)=★

276 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 21:39:52 ID:???
★小野寺→タックル 46 ( ダイヤ7 )( 3 + 3 )+(人数差補正+2)=
 井出→タックル 45 ( スペードQ )( 6 + 1 )+(人数差補正+2)=
 林→タックル 46 ( ダイヤ8 )( 1 + 1 )+(人数差補正+2)=
 山田→タックル 47 ( クラブ6 )( 5 + 4 )+(人数差補正+2)=★

277 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 21:43:02 ID:???
松山…なんだこのデジャビュ

278 :森末(仮):2013/10/16(水) 22:04:00 ID:???
>★松山→ドリブル 54 ( ダイヤA )( 1 + 1 )=56★
>★小野寺→タックル 46 ( スペードJ )( 1 + 3 )+(人数差補正+2)=52
> 井出→タックル 45 ( スペード3 )( 3 + 2 )+(人数差補正+2)=52
> 林→タックル 46 ( スペード6 )( 1 + 4 )+(人数差補正+2)=53
> 山田→タックル 47 ( クラブJ )( 3 + 2 )+(人数差補正+2)=54★
>≧2→松山が4人相手にキープ成功! そのまま中盤を抜け、右足を振りかぶる!
=============================================================================
松山「(ボールは渡さない……!)」
小野寺「く、くそっ……あと少しなのに……!」
山田「なんで奪えないんだ!」

この時、松山は後ろから迫る早田のプレッシャーがあったか、精彩を欠くプレイしか出来なかった。
だが、それでも持前の気力と粘りでボールをキープ。
取れそうなのに、後一歩で取れない……4人がかりで松山を囲む東一中は焦り、
その一瞬を突いた松山は強引に姿勢を低くして突破をする。

松山「よしっ!」
林「し、しまった!」
早田「く、くそーっ!!
  (追いついたがここからじゃバックチャージだ! この位置でフリーキックを与えるのは最悪だ! こうなったら!)」

グワアアアアアアアアアアアアアッ!!

東一中の望み、早田はこの時辛うじて松山を射程圏内に捉えていた。
だが、既にゴールまでの距離は近く松山はシュート体勢。
背後からのスライディングはバックチャージを取られるのは明白であり、
そうなればフリーキックを与えより完璧な状態からシュートを打たれてしまう。
打たれる前に止める事を諦めた早田は、撃たれてから止めるべきだと即座に判断し、
急いで松山の前に回り込みスライディングでブロックに向かう。

279 :森末(仮):2013/10/16(水) 22:05:27 ID:???
実況「さぁ松山くん、ゴール前で右足を振りかぶった!
   これは去年の全国大会で中西くんからゴールを奪ったあのミドルシュート、北国シュートでしょうか!?
   東一中、ここで点を取られると苦しい展開だ!」

松山「ここだ、ここで決めるんだ……!」
早田「そうはさせるかってんだよぉ!! 飛び込め、死守だーっ!!」
吉田「ああ!」
辻「やらせるかーっ!!」

先着3名様で、

★松山→北国シュート 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★早田→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 吉田→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★辻 パンチング 51 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(板野がねじ込み)(山室と佐々木で競り合い)(佐々木がフォロー)
≦−2→東一中ボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→松山の北国シュートが東一中ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(板野がねじ込み)(山室がねじ込み)(ふらのコーナーキック)
≦−2→東一中ボールに。

【補足・補正・備考】
松山の「北国シュート」には吹っ飛び係数5がついています。

280 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 22:05:52 ID:???
★松山→北国シュート 58 ( クラブ6 )( 3 + 3 )=★

281 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 22:06:00 ID:???
★松山→北国シュート 58 ( ダイヤ9 )( 3 + 5 )=★

いけぇ!

282 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 22:06:15 ID:???
★早田→ブロック 51 ( ハート10 )( 1 + 5 )+(人数差補正+1)=
 吉田→ブロック 47 ( ハート3 )( 4 + 6 )+(人数差補正+1)=★

283 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 22:06:35 ID:???
★早田→ブロック 51 ( ハートJ )( 2 + 3 )+(人数差補正+1)=
 吉田→ブロック 47 ( ダイヤJ )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)=★

284 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 22:08:22 ID:???
★辻 パンチング 51 ( スペード5 )( 6 + 3 )=★

285 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 22:11:54 ID:???
あとは早田のタックルで怪我しないよう注意しながら得点王スコア稼ぎたいところだね

286 :森末(仮):2013/10/16(水) 22:56:43 ID:???
>★松山→北国シュート 58 ( クラブ6 )( 3 + 3 )=64★
>★早田→ブロック 51 ( ハート10 )( 1 + 5 )+(人数差補正+1)=58 *吹っ飛び*
> 吉田→ブロック 47 ( ハート3 )( 4 + 6 )+(人数差補正+1)=58★ *吹っ飛び*
>★辻 パンチング 51 ( スペード5 )( 6 + 3 )=60★
>≧2→松山の北国シュートが東一中ゴールに突き刺さる!
==================================================================================
早田「打たせてたまるかってんだ!」
松山「う……おおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
早田「な、なんだと!? ぐあああああああっ!?」

バキャアアッ!!

スライディングしながらブロックをする早田に、その早田ごとシュートを打ちに行く松山。
両者の争いは、あっけなく松山の勝利で終わった。
鍛えに鍛え抜いた松山の足腰は、スピードに乗った早田をものの見事に吹き飛ばしてしまったのである。

吉田「ぐっへえええええええっ!?」

そして、早田にとって無念な事にシュートの威力は全く殺されていなかった。
地を這う松山の北国シュートは唸りを上げてゴールへと襲い掛かり、
コースに飛び込んだ吉田を吹き飛ばしてゴール隅へと吸い込まれていく。

辻「くっ、くそおおおおっ!!」

バシュウッ! ピピィーッ!!

その速度、威力、軌道、全てにおいて全国でもトップレベルのシュート。
守りの東一中の守護神を務める辻も、これには触れる事すら出来ず。
横っ飛びになった拳は空を切り、ボールはゴールネットへと突き刺さるのだった。

ふらの 2−0 東一中

287 :森末(仮):2013/10/16(水) 22:57:47 ID:???
実況「決まった〜! 前半24分、ふらの中学追加点を取りました!
   決めたのはキャプテン、松山くん! 地を這う得意の北国シュートは早田くんを吹き飛ばし、
   見事にゴールネットへと突き刺さりました!!
   前半も終盤に差し掛かっていたこの時間帯、東一中はあまりにも手痛い失点です!」

観客「さっきの板野って奴のマグナムシュートも凄かったけど、これもすげぇな」「どっちが上なんだろ?」

藤沢「やったわ、町子! 松山くんが決めてくれたわ!」
町田「はいはい、ちゃんと見てますよ〜。
   しかし流石に強いわねぇ、ウチも。 このまま前半を折り返せればいいんだけど……」

次藤「板野のマグナムシュートに比べりゃ、威力自体は落ちるタイ。
   ばってん、あの地を這う軌道は中々止められるもんじゃなか」
佐野「そうですね」

このゴールに、ふらのの応援団は大きく声を上げて松山を褒め称え、
逆に東一中応援団は元気をなくしつつ、それでも必死に声を張り上げて奮起させようとする。
だが、客観的に見てもやはりこの2点目は東一中にとってあまりにも痛い失点であった。
守備を重視としたチームが、前半だけで2失点。
しかも早田のカミソリシュートは全く通用をせず、打開策も未だに見いだせないのである。

片桐「終わりですかね……」
見上「次のキックオフで1点を返せるかどうか、だな。 そうでなければ東一中がここから覆すのは厳しいだろう。
   しかし、東一中も危険な賭けを犯したものだ……」
片桐「早田のオーバーラップですか?」
見上「早くに同点に追いつきたい、その考え自体は間違っていないが、早田は東一中の守備の要だ。
   ゴールを奪えず、カウンターを決められればどうなるか……というのはわかりきっていた事。
   1点目の段階では早い時間帯だったのだから、焦らずゆっくりと時間をかけて攻めてよかった。
   ハイリスクハイリターンな選択をし、リスクだけが残った……と言えるだろう。
   (実力は確かなようだが……少しばかり頭に血が上りやすそうだな、あの早田は)」

288 :森末(仮):2013/10/16(水) 22:58:58 ID:???
松山「よーし、やったぞ皆! 前半が終わる前に2点差だ!!」
小田「ナイスシュート、キャプテン!」
金田「板野にキャプテン、2人もミドルシューターがいるんだもんなぁ。
   並のチームじゃ、防げないって」

早田「ぐ……くく……(2点差だとォ……? くそっ!)」
辻「(駄目だ……板野のマグナムシュートも、松山の北国シュートも……俺には止められない)」

そして、フィールドでは松山を中心としてふらのメンバーが歓喜の声を上げ、
東一中メンバーは大きく肩を落として電光掲示板に記されるスコアを見つめる。
彼らにも彼我の戦力差は既に十分わかっている。
未だに勝利はめざし、絶望はしていないが……それでも落ち込むなという方が無理な程の、残酷な点差であった。

板野「(さっきの早田のオーバーラップにはもう対処が出来るだろうし……。
    こっちはまだまだ追加点だって狙って行ける。
    この試合、貰ったも同然かな……? っと、皆に何か言っておこうか?)」

A.「ナイスシュート、松山! やっぱり北国シュートは凄いね!」 松山を褒める
B.「DF、ナイスブロックだったぞ! あれがあったからカウンター出来たんだ!」 DF陣を褒める
C.「みんな、油断するな! 相手はここから死にもの狂いで反撃してくるぞ!」 一同の気を引き締めさせる
D.「早田、大丈夫か?」 吹っ飛ばされ倒れている早田に手を貸す
E.「焦ったな、早田! 同点を急いでまんまと上がった結果がこれだ!」 早田の作戦を非難する
F.「(いや、別に何も言わなくていいや)」 何も言わない
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

289 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 22:59:38 ID:QkcmdvaE


290 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 22:59:47 ID:OVWJUQIY


291 :森末(仮):2013/10/16(水) 23:26:33 ID:???
>B.「DF、ナイスブロックだったぞ! あれがあったからカウンター出来たんだ!」 DF陣を褒める
==================================================================================================
松山「ああ、そうだな! よくやってくれた、みんな!」
松田「お、おう!(ひえ〜、こっちに飛んできた……)」
本田「あれくらい、お安い御用さ!(あんまり目立ちたくないのに……)」

板野の言葉を聞き、続いて松山も声を張り上げてDF達の健闘を褒め称える。
あまり目立つ事を好まず、その他大勢をやっておきたい性格を持つ彼らも、
とりあえず表面上は板野達の声に応えるように手を上げるのだが……。

早田「………………」
佐瀬「(うう、恨みがましい目でこっち睨んでる……)」
近藤「(大阪の人ってなんでこんな怖そうなんだ……)」

当のシュートを打った本人、早田が鋭い眼光でこちらを睨んでいる事に気づくとその笑みも乾いたものになり、
冷や汗をかきながら早くハーフタイムにならないかとちらちらと時計を見るのだった。

早田「…………」
山田「ど、どうするんだ、早田? どうすれば……」
早田「ぎゃーぎゃー騒ぐんじゃねぇ、とにかく……とにかく前半で1点返すんだ。
   残り時間は少ない、思い切って攻め込む事自体は出来る」
佐々木「ああ、わかっているがどうやって……」
早田「いいか? まずだな……」

292 :森末(仮):2013/10/16(水) 23:27:39 ID:???
実況「さあ東一中、前半でこれが3度目のキックオフとなります。
   なんとかして1点は返したい所ですが、何か打開策はあるのでしょうか?」

次藤「そんなもんがありゃ1点取られた段階で出しとるじゃろう。
   結局、東一中は早田がどうにかせんと駄目なチームタイ」
佐野「そうですね」
次藤「ばってん、比良戸はそんな事はなか。 ワシと佐野、攻撃と守備できちんと分担されとる。
   やっぱりサッカーは攻守のバランスタイ」
佐野「そうですね」

ピィーッ!!

小野寺「よし、みんないくぞ!」
三橋「おう!」

ダダダダダダダダッ!!

板野「今度はFWも上がってきたか……!」

そして再び審判の笛が鳴り、東一中のキックオフで試合が再開される。
起死回生の為に、このキックオフでなんとかしてゴールを奪いたい東一中。
ここで東一中は元々下がり目で守備参加がしやすいような配置となっていたFW3人が一気に攻め上がり、攻勢に出る。
先ほどとは違い、自陣に大量の敵が入り乱れる事態に板野は少しだけ圧されそうになるも、
気を落ち着けてどうしたものかと短い時間で考える。

板野「(残り時間を考えればボールを奪ってからの攻撃のチャンスは少なそうだけど……。
    ここでカウンターが決まれば、まず勝利は堅い。 どうしよう?)」

293 :森末(仮):2013/10/16(水) 23:28:41 ID:???
A.「みんな、ボールを奪ってくれ! 俺は上がり目の位置で待つ!」 カウンターに備えて上がっておく
B.「ここは全員守備だ、守るぞ!」 守備に積極的に参加する
C.「最後に決めてくるのは早田なんだ! 俺がマークについてやる!」 早田のマークにつく
D.「最後に決めてくるのは早田なんだ! 松山、早田を防ぐんだ!」 松山を早田のマークにつかせる
E.「今こそ俺の寝釈迦のポーズを見せる時だ!」 寝釈迦のポーズをする

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

294 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 23:29:03 ID:c88fKcDM
A

295 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 23:29:27 ID:v6X66COw
A

296 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 23:30:06 ID:GivFTlyo
B

297 :森末(仮):2013/10/16(水) 23:50:43 ID:???
>A.「みんな、ボールを奪ってくれ! 俺は上がり目の位置で待つ!」 カウンターに備えて上がっておく
=================================================================================================
松山「おう! さぁみんな、ここで止めて駄目押し点と行こうぜ!」
ふらのメンバー「「「おう!」」」

逡巡の末、板野はカウンターに備えて前線で待つことを決断した。
元々守備力自体は決して高いとは言えない板野。
それならばここは無理に守備に参加をせず、さらなる追加点を狙えるようにすべきだと判断をしたのである。
これをふらのキャプテンの松山は了承し、ここを防ぎ板野へとカウンターを繋げられるようにと全員に指示を送る。

実況「さぁ東一中、ここは速攻で1点を返しに行きます!
   ですがふらのも粘りには定評のあるチーム、数少ない時間でゴールを上げられるのでしょうか?」

ふらのメンバー「そっちいったぞ、チェックだ!」「これ以上進ませるな!」
東一中メンバー「くそっ、隙がない……!」「やっぱりこうなったら……」

早田「貸せ!」
井出「早田……頼むっ!!」

そして、やはり攻め手の無い東一中は攻めあぐね、結局早田へと頼るコトとなってしまう。
だが、早田自身もこれ自体は予め読んでいた事。
自分がいなくても攻められるのならそれでよし、そうでないのならば、やはり自分が起点になるしかないと覚悟は決めていたのである。

松山「よし、早田が来たぞ! ここで奪うんだ!」
早田「そうはいくかってんだ! カミソリパスだ!」

298 :森末(仮):2013/10/16(水) 23:51:45 ID:???
先着2名様で、

★早田→カミソリパス 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★松山→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 金田→パスカット 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→早田のパスは小野寺に届いた! そのまま小野寺がセンタリングを上げる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(小田がフォロー、小田と中井で競り合い、中井がフォロー)
≦−2→ふらのボールに。

299 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 23:54:31 ID:???
★早田→カミソリパス 52 ( ハートQ )( 6 + 1 )=★

300 :森崎名無しさん:2013/10/16(水) 23:54:40 ID:???
★松山→パスカット 52 ( スペード9 )( 2 + 3 )+(人数差補正+1)=
 金田→パスカット 47 ( ダイヤ4 )( 6 + 4 )+(人数差補正+1)=★


301 :森末(仮):2013/10/16(水) 23:57:01 ID:???
判定表が逆になっていました……。
早田が+1で東一中有利なので正しくは以下、
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(中井がフォロー、小田と中井で競り合い、小田がフォロー)
中井がフォローで進めさせていただきます。

302 :森末(仮):2013/10/17(木) 00:20:50 ID:???
>★早田→カミソリパス 52 ( ハートQ )( 6 + 1 )=59★
>★松山→パスカット 52 ( スペード9 )( 2 + 3 )+(人数差補正+1)=58
> 金田→パスカット 47 ( ダイヤ4 )( 6 + 4 )+(人数差補正+1)=58★
>=1→ボールはこぼれ球に。中井がフォロー
==================================================================================
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウンッ!!

松山「くっ……カーブをかけたパスか!?」
金田「キャ、キャプテン……」
松山「金田、左へ飛べっ! うおおおっ!」

バチッ!

早田「なにィ!?」

カミソリシュートをパスへと応用した、カミソリパス。
急激なカーブ回転がかかったそれは流石の松山と言えど容易く奪えるものではなく、
一瞬松山はどうしたものかと迷いを見せる。
だが、ここで閃いたのは先ほど彼らが信頼する仲間たちがカミソリシュートを弾いた時の事である。
あの時、DF達はヤマ勘に任せ、それぞれシュートコースを予期してブロックの分担をした。
ボールの軌道が不明ならば、数をかけてコースを塞げるようにすればいい。
そう判断した松山は金田を左方向へ、己は右方向へと飛び上がり、ボールは金田の足に当たってこぼれ球となる。

実況「早田くん、カーブ回転をかけたパスでの突破を試みましたが、惜しくもこれは通らない!
   チームワークのふらの、それぞれが足りない部分を補いあい、中々東一中を攻め込ませません!」

見上「早田はカーブ回転をかける事、そのこと自体には優れているようだが、
   肝心のキック力や精度がまだまだ甘いな」
片桐「確かに、先ほどのは甘いコースでしたね……」
見上「(タックル自体には光るものがあった……あの一芸だけでも招集する意味はあるのだが……。
    更なる進化を求めたいものだな)」

303 :森末(仮):2013/10/17(木) 00:22:00 ID:???
中井「くっそぉ、早田のパスが止められるなんて……」
松山「よし、チャンスだ! 一気にプレスをかけろ!」
小田「松田!(2人がかりなら抜かれても俺だけの責任じゃなくなる……)」
松田「挟み撃ちだ!(せめてこぼれ球にしないとなぁ……)」

先着2名様で、

★中井→ドリブル 45 (! card)(! dice + ! dice)=★
★小田→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 松田→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中井がなんとか突破に成功! そのまま中央に向けてセンタリングを上げた!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(東一中スローイン、近藤と小野寺で競り合い、佐瀬がフォロー)
≦−2→ふらのボールに。

304 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:27:33 ID:???
★中井→ドリブル 45 ( クラブ8 )( 5 + 5 )=★

305 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:27:38 ID:???
★小田→タックル 46 ( スペード9 )( 3 + 3 )+(人数差補正+1)=
 松田→タックル 49 ( クラブK )( 6 + 1 )+(人数差補正+1)=★

306 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:27:43 ID:???
★中井→ドリブル 45 ( ハート10 )( 3 + 2 )=★

307 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:28:00 ID:Urw8VRWk
★中井→ドリブル 45 ( クラブ4 )( 6 + 1 )=★

308 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:28:14 ID:???
ついにやった

309 :森末(仮):2013/10/17(木) 00:30:00 ID:???
>>308 反則は低いカードの数字の方なので、中井くんのファウルになりますね。
カウンターチャンスなので、多分流されると思います。

本日はここで区切らせていただきます。
駄目押し点を決める、もしくは2−0のままハーフタイムに入ればダイジェストとなる予定です。
それでは。

310 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:41:41 ID:???
乙でした

311 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 01:38:56 ID:???
クラブの精「逃がさん・・・お前(とその周辺)だけは・・・」

312 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 11:06:09 ID:???
乙です。やっぱりトランプじゃなくてダイスだと本来の実力差がモロに出るなあ。
しかしエース2人、もうちょっと頑張れ。それでも決めてるからアレだが。

313 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 17:03:02 ID:???
若島津と戦う時に出なかっただけよしとしよう

314 :森末(仮):2013/10/17(木) 22:59:28 ID:???
>★中井→ドリブル 45 ( クラブ8 )( 5 + 5 )=55★ *反則発生*
>★小田→タックル 46 ( スペード9 )( 3 + 3 )+(人数差補正+1)=53
> 松田→タックル 49 ( クラブK )( 6 + 1 )+(人数差補正+1)=57★
>≦−2→ふらのボールに。
===========================================================================
小田「(ん? こいつ、ドリブル俺より下手だな……これなら……)」
中井「(くそっ、このままじゃ後ろから追いつかれちまう!)」
松田「(小田のプレッシャーで足元からボールが離れてる。 これなら……)それっ!」
中井「うあっ!?」
松田「いてっ!」

なんとしてでも前半の内に1点を返しておかなければという思考は、
東一中のMF――中井に必要以上のプレッシャーをかけてしまっていた。
後方からやってくる小田の圧力により注意が散漫になっていた中井のボールを、松田はいとも簡単にカット。
勢い余って中井はそのまま松田に接触してしまうが、審判は一瞬眉を顰め笛に手をかけながらも吹く気配は見せない。

松山「(反則自体は取っている……アドバンテージを取ってくれたか。
    確かに、ここでカウンター出来れば……!)松田、板野に渡すんだ! 一気にカウンターだ!」
松田「はい! それっ、板野!」
早田「く、くそォォォッ!!」

この様子を見て松山は瞬時にボールを奪った松田に指示を飛ばし、松田は素直に板野へとボールを渡す。
前線で待っていた板野へのボールはロングパスとなってしまったが、
全員前かがみとなっていた東一中はこのパスをカットする事が出来ず、そのまま板野が綺麗に胸でボールをトラップする。

実況「東一中、反撃の狼煙を上げる事は出来ない!
   ボールはふらのDF、松田くんにカットされCFWの板野くんへと渡りました!
   東一中、全員攻撃していた為かすぐにチェックにいけないぞ!」

315 :森末(仮):2013/10/17(木) 23:00:32 ID:???
板野「ナイスプレイ、松田!(よし、このまま一気にゴールだ!)」

ギリギリオフサイドを取られない位置取りをしていた板野は、
ボールを持った途端に迷う事なく東一中ゴールを狙いに単身で攻め込んだ。
当然ながら東一中はここで失点したらいよいよ勝機が無くなってしまうと急いで戻り始めるも、
板野に追いつけたのはDFの山田とMFの倉持のみ。
しかも東一中のバイタルエリアへと入り込む寸前、アタッキングエリアギリギリでの事である。

山田「これ以上失点なんてしてたまるか! 俺達は守りの東一中なんだ!」
倉持「ここで止めて……後半に望みを!」
板野「(抜く……抜いて2点目、駄目押しだ!)」

先着2名様で、

★板野→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★倉持→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 山田→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→板野が東一中守備陣を抜いた!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(山室がフォロー、山室と佐々木で競り合い、佐々木がフォロー)
≦−2→東一中ボールに。

【補足・補正・備考】
板野:ダイヤかハートで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」

>>310 乙ありです。
>>312-313 地力ではやはりふらのもかなり高いです。

316 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:01:19 ID:???
★板野→ドリブル 52 ( クラブ5 )( 4 + 5 )=★

317 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:01:35 ID:???
★板野→ドリブル 52 ( ハート9 )( 2 + 1 )=★

318 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:03:37 ID:???
★倉持→タックル 46 ( クラブ7 )( 5 + 6 )+(人数差補正+1)=
 山田→タックル 47 ( ダイヤJ )( 4 + 2 )+(人数差補正+1)=★

319 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:09:48 ID:???
焦ったか

320 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:21:17 ID:???
怪我させてないのはまだ救いか

321 :森末(仮):2013/10/17(木) 23:43:51 ID:???
>★板野→ドリブル 52 ( クラブ5 )( 4 + 5 )=61★ *反則発生*
>★倉持→タックル 46 ( クラブ7 )( 5 + 6 )+(人数差補正+1)=58
> 山田→タックル 47 ( ダイヤJ )( 4 + 2 )+(人数差補正+1)=54★
>≧2→板野が東一中守備陣を抜いた!……筈が板野の反則。
=======================================================================
何度も言うように、板野の実力はふらの中学でも屈指のものである。
キャプテンである松山には及ばないまでも、この1年と少しで磨き上げた能力は高く、
間違いなく全国でも有数の名選手と言える程の実力者であった。

板野「うおおおおおおおおっ!!」
倉持「え、ちょっ!?(つ、突っ込んできた!?)」

ガァン!! ピピィーッ

板野「いたっ!?」
倉持「ぐっへ……」

しかし、実力はあっても試合勘というものは数をこなさなければ身につかないものである。
そして、それは1年ぽっきりしかサッカーをしていない板野には、まだまだ足りないもの。
相手の動きを読めず、無闇に強引な突破をした板野は倉持と正面衝突をしてしまい、
そのまま尻もちをついて倒れながら審判の反則を取る笛の音を聞くのだった。

実況「これは板野くん、焦ってしまったのでしょうか?
   誤って敵の守備に体当たりをしてしまい、反則を取られました!
   駄目押しの追加点かと思う場面でしたが、惜しくも突破はなりません」

見上「荒いプレイだな……パワーを生かした突破がしたかったのはわかるが……」
片桐「追加点を自分が取りたい、という焦りがあったんでしょう。
   前半終了間際、ここで点を取れば後半はもう1点取るだけでハットトリック達成です。
   ハットトリックはFWにとって最高の勲章ですからね」
見上「GKにとっては悪夢のような事だがな……」

322 :森末(仮):2013/10/17(木) 23:44:54 ID:???
審判「君、今のは不注意が過ぎるぞ。 強引に突破を試みるのはわかるが、
   明らかに君から当たりに行っていたからな」
板野「す、すみません……」

不幸中の幸いとも言うべきか、板野の反則は注意こそされカードは出なかった。
先ほど東一中の中井が反則を流されており、
また、板野の反則が故意によるものでは無いと判断された為によるものだが、
当然ながら突破に失敗をした板野は手放しで喜べる筈もない。

板野「ごめん皆、折角の駄目押し点のチャンスだったのに……」
松山「気にするな、反則はどうしてもつきものだからな」
山室「そうそう、焦るコトないって(他が失態犯してくれれば後々俺がしても見逃してくれそうだし)」
小田「まだこっちが2点差で勝ってるんだからさ(勝ちゲーっぽいしな)」

仲間たちに謝る板野であるが、周囲はそれを優しい声で励まし前半最後の守備に戻る。
一方でなんとか3点目を阻止出来た東一中はほっと安堵の溜息を吐くも、
決して状況が好転した訳ではない事はわかりきっており、一様に難しい顔をしながら敵ゴールを睨みつける。

早田「よくやった、倉持。 いい反則だ」
倉持「ありゃ向こうから当たりに来た感じだけどな……。
   でもどうする? かなり深くまで攻め込まれちまった、ここから攻撃成功するのは骨だぜ」
早田「……これ以上は怪我も怖い、前半は流して後半に賭けるぞ。
   最悪、ボールを奪って遠目から板野や松山が打ってくる可能性だってあるんだからな」

そして、東一中の主将である早田誠はこのフリーキックからの前半最後の攻撃を断念した。
カミソリシュートもカミソリパスも通じず、既にこちらの手は殆ど種切れ。
無理に攻め込み板野や松山がロングシュートを打ってくる可能性も否定できず、
ある意味では逃げの一手を打つ事になるのだった。

早田「(このまま終わってたまるか……! なんの為に大阪からわざわざこんなトコまで来たと思ってやがる!)」

それでも早田は試合を諦めていなかったが、既についた点差と手の内の差は埋める事は容易いものではなかった。

323 :森末(仮):2013/10/17(木) 23:47:05 ID:???
森末「はい、それじゃあここからダイジェストに移るよ。
   前半終了時点で2点差、地力や得点差からここからの東一中の同点、逆転は難しいと判断したよ。 それじゃあカードを引いておくれ」

先着6名様で、
★板野の得点→! card+! dice★
★松山の活躍→! card★
★小田の活躍→! card
 山室の活躍→! card★
★若松の活躍→! card
 金田の活躍→! card
 加藤の活躍→! card★
★本田の活躍→! card
 松田の活躍→! card
 近藤の活躍→! card
 佐瀬の活躍→! card★
★早田の意地→! card★

と書き込んでください。数字やマークで分岐します。

※板野がダイヤ・ハートの時、2得点でハットトリック。スペード・クラブの時は1得点です。
 JOKERが出た場合は5点を取りダブルハットトリック。更に覚醒ptが5pt入ります。ダイスの数字は、直接覚醒ptになります。
※松山がダイヤ・ハート・スペードの時、1得点します。
※他の選手はKを引いた時はフラグ、JOKERを引いた時はフラグor技を覚えます。

【早田の意地】
JOKER→早田「こうなったら開発中のカミソリヘディングだ!」 なにィ!?
ダイヤ10以上→後半は松山と板野を高い確率で封じ込めた!松山・板野の得点−1。更に二枚刃カミソリで1点を返す!
ダイヤ9以下・ハート→後半は松山を封じ込めた! 松山の得点−1。更に二枚刃カミソリで1点返す!
スペード→二枚刃カミソリで1点返す!
クラブ→カミソリパスでチャンスを作るもFWがシュートを止められる!

324 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:47:25 ID:???
★板野の得点→ ハート9 + 4

325 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:47:48 ID:???
★板野の得点→ ダイヤ8 + 1

326 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:48:26 ID:???
★松山の活躍→ スペード3

327 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:48:29 ID:???
★松山の活躍→ ハート7

328 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:49:13 ID:???
★小田の活躍→ スペード7
 山室の活躍→ ダイヤQ

329 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:49:33 ID:???
★若松の活躍→ JOKER
 金田の活躍→ ハート8
 加藤の活躍→ ハート5

330 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:50:27 ID:???
★本田の活躍→ ハート9
 松田の活躍→ ハートA
 近藤の活躍→ クラブJ
 佐瀬の活躍→ クラブ2

331 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:50:38 ID:???
★早田の意地→ ダイヤJ

332 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:51:52 ID:???
味方が技を覚えるのは頼もしい。
早田は意地を見せたな

333 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:52:01 ID:???
ハットトリック取り消しか

334 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 00:19:58 ID:???
これなら早田の代表入りは固そうだな

335 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 00:23:58 ID:???
うん、ここで早田が活躍してくれてむしろホッとしてる。
これなら健闘を称えてもそこまで嫌味にはならないな。

336 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:23:26 ID:???
>★板野の得点→ ハート9 + 4 ★
>★松山の活躍→ スペード3 ★
>★小田の活躍→ スペード7
> 山室の活躍→ ダイヤQ ★
>★若松の活躍→ JOKER
> 金田の活躍→ ハート8
> 加藤の活躍→ ハート5 ★
>★本田の活躍→ ハート9
> 松田の活躍→ ハートA
> 近藤の活躍→ クラブJ
> 佐瀬の活躍→ クラブ2 ★
>★早田の意地→ ダイヤJ ★
>板野は1得点、4覚醒ptを入手。若松が覚醒しスキル・タックル+2を習得。
>早田→後半は松山と板野を高い確率で封じ込めた!松山・板野の得点−1。更に二枚刃カミソリで1点を返す!
=======================================================================================================
後半に望みを託し、前半はそのまま流した東一中。
しかし、ハーフタイムを挟んだ彼らに、この状況から逆転をする起死回生の秘策は思い浮かばなかった。
東一中とは守備にも攻撃にも大きく早田に依存をしているチーム。
その早田が前半でいいように封じられてしまった以上、それも致し方の無い事ではあった。

だが、かといって東一中が完全に諦めたかと言えばそういう訳でもなかった。
2点差の壁は大きいが、それでもまだ望みはある。
同点にしてPK戦に持ち込めば、まだ勝ち目はあると全員が信じていた。

松山「よし、貰った!」
早田「何が貰っただ……! もう勝った気でいるんじゃねぇええええええ!!」

ズザアアアアアアアアアッ!! バシィッ!!

松山「なっ、なにィ!?」
小田「キャ、キャプテンが……止められた!?」

337 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:24:33 ID:???
今大会、キープ力はNo.1であるとの前評判を受けている松山にボールが渡った途端、
鋭い切れ味のスライディングタックル――通称『カミソリタックル』を浴びせる。
2点差により慢心をし、また早田が松山のマークを外れたとあってボールは松山に集まっていたのだが、
それを突く巧妙な守備であった。

見上「ほう、あの松山からボールを奪うか」
片桐「油断さえしていなければ、あのタックルの技術は随一でしょうね。
   タックルだけに関して言えば、大友の中山も超えているでしょう」

藤沢「…………松山くん」
町田「ああん、惜しい! もうちょっとで抜けたのに!」
藤沢「…………」チャキ

次藤「ごつかスライディングタイ。 佐野、お前なら抜けたと思うか?」
佐野「そうですね……。 ……ちょっと厳しいかな」
次藤「ふ、まあごつか相手がいればそこを避けるのもサッカータイ。
   ほれ、ふらのも丁度そういう風にしちょるタイ」

早田がボールをカットしても尚、試合はふらのペースで動いていた。
この試合、地味ではあるが右サイドハーフの若松が堅実に守備に精を出し、相手の攻撃の芽を上手く摘み取っていたのである。
東一中の早田と、ふらのの板野と松山。
彼らのエース対決は後半戦やや前者に傾きつつあったが、その脇を固める選手たちはふらのの方に軍配が上がりかけていた。

実況「これは上手い、若松くん綺麗なスライディングタックルでボールを奪い返しました!
   チームワークのふらの、全員でキャプテンである松山くんをフォローします!」

若松「(こんだけ活躍すれば後になってポカしても大目に見て貰えるよな? っと、そろそろシュートチャンスだ!)
   それっ、板野!」
板野「ナイスセンタリング!」

338 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:25:51 ID:???
そして、後半12分……ふらののエースストライカーである板野に絶好のシュートチャンスがやってくる。
得意とする低い弾道のパスが、板野の右足目がけて綺麗に飛んできたのだ。
当然ながら板野はこれを決めて一気に東一中を突き離そうとするのだが……。

早田「やらせるかァァアアアッ!!」
板野「そ、早田!? うおっ!?」

バキィィィンッ! バァンッ!!

実況「あーっと!? これは板野くん、シュート失敗!
   後方から追いついてきた早田くんが強引にクリアーに行き、ボールは空中へと跳ね上がりました!
   これを東一中GK、辻くんがガッチリキャッチ! 東一中、首の皮一枚でなんとか失点の危機を回避しました!」

早田「いつでも点を取れるなんて甘い事思ってんじゃねぇぞ! 俺達は守りの東一中!
   そして、俺はエース殺しの早田誠様だ!!」
板野「うっ……(そういえば早田、クリアーも上手いんだった……)」

守りの東一中、そして大阪ではエース殺しとして怖れられていた早田。
そのプライドは実力相応に高く、これ以上の失点だけは許せないとあからさまに敵対心を板野達へと向ける。
この凄まじい気迫に板野は思わず圧されそうになり……。
ふらの中もここまで攻め込んで、急に点を取れなくなったことでテンポを崩し始め連携が悪くなる。

松山「みんな、落ち着いて行くんだ! 勝っているのは俺達なんだぞ!
   焦らず、ゆっくりボールを回していけ!」
山室「オ、オッケー……」
早田「いつまでもチンタラやってるな!!」

ズザァァァアアアアアアアアアアッ!! バシィッ!!

山室「うっ……し、しまった!?」
松山「くっ……早田!?」
早田「勝つのは俺達……東一中なんだよォ!!」

339 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:27:03 ID:???
この好機を見逃さず、浮足立つふらのからボールを奪い上がり始めたのは早田である。
本来ならばスイーパーの位置にあった彼はサイドでボールを持っていた山室から素早くボールをカット。
そのままFWとワンツーを交わしてスピーディに速攻で攻め上がり、松山が来る寸前に右足を振りかぶる。

松山「加藤、また例のカーブをかけたシュートが来るぞ! 気をつけろ!」
板野「(カミソリシュート……いや、これで打つのは2回目……って事は……)ま、待て松山! これは……」
早田「俺のカミソリは二枚刃よ! うりゃあああああっ!!」
加藤「(コースさえ読めれば、威力自体は……って)」

ギュグウウウウウウウウウウウウウンッ!!

加藤「ぎゃ、逆だとォ!? く、くっそォ!!」

バシュウッ!! ピピィーッ!!

そして放たれたのは早田の切り札、『二枚刃カミソリ』
普段のカミソリシュートとは逆方向に曲がり、
更にカーブ回転の鋭いこのシュートは既に『カミソリシュート』を見ていた加藤の完全に裏をかき、
サイドネットへと突き刺さり、ようやく東一中が反撃の狼煙を上げる。

早田「どうだァ! まだまだ、まだまだ俺達はやれるぞ!
   このまま一気に同点、そして逆転してやろうぜ皆!!」
東一中メンバー「「「おう!」」」

松山「二枚刃カミソリ……逆回転のカーブ……(完全に気づけなかった……)」
板野「(1点差……)」

見上「隠し持っていた切り札を、土壇場で出してきたか」
片桐「どうでしょう、見上さん。 東一中が同点に追いつく可能性は?」
見上「……いや、難しいな。 先ほどの板野と松山を止めたのも、そしてゴールを決めたのも早田一人での活躍だ。
   彼の実力は確かに高い、それは疑うべくもないだろうが……すぐに対策は取られてしまう。 あのようにな」

340 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:28:18 ID:???
松山「板野!」
板野「ああ、わかってる!」
早田「(畜生、サイドに散りやがって!)」

1点差に詰め寄られたふらのは、守りに入る事も無く攻勢に出た。
この勢いのまま守りに入っては、このリードを覆されてしまう可能性もある。
それよりも更に追加点を決め、リードを広げておこうとしたのだ。
そして、ふらのが取った戦術は単純明快――2人のエース、板野と松山を別々のサイドでプレイさせたのである。

見上「早田のボールカット能力は秀でている、それは間違いない。
   だがそれならばカットさせないようにすればいいだけだ。
   板野にも、松山にも、ミドルシュートがある。 ボールが渡れば即座に撃てるシュートがな」
片桐「サイドに配置をすれば、早田は対応出来ない……という事ですね」
見上「どれだけ凄かろうと早田の身体は1つのみだからな」

早田「(ボールを運んでる奴から奪いにいく……ロングパスで逃げられるに決まってる!
    ゴール前でブロック……駄目だ、俺じゃ止められるかどうかわかりゃしねぇ!
    ヤマ勘でパスを出す瞬間に走るしかねぇ! くそ!! こっちでどうだ!)」
金田「(よし、頃合いだな!)板野!」
早田「く、くっそぉおおお!!」

これに対して早田はヤマ勘で守備に当たり、松山にボールが渡ると踏んで彼の元に向かった。
板野と松山とでは、松山の方がキープ力は優れている。
己のタックルを恐れるふらのが頼るなら、松山にパスを出すと読んだのである。

だが現実にパスが出されたのは板野だった。
ふらのがここで頼ったのは松山のキープ力ではなく、板野の決定力だったのである。

341 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:29:32 ID:???
実況「さぁ後半24分! ここでボールはサイドに移動をしたふらのストライカー、板野くんへと渡ります!
   早田くん、判断を誤ったかカットに間に合わない!
   板野くん、迷う事なく右足を振りかぶってシュートに行く! これは出るか、マグナムシュート!?」

板野「これで終わりだ! くらえっ、マグナムシュートォォオオオオッ!!」

ブオンッ! ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!

東一中DF「「「ぐ、ぐべええええええええええっ!?」」」
辻「うぎゃああっ!?」

バゴォンッ!! バシュウウウウッ!! ピピィーッ!!

早田「ああ……」
松山「よし……ナイスシュートだ、板野!」

そして放たれた板野のマグナムシュートは、
間に入った者すべてを弾き飛ばしゴールネットを突き破りゴールをした。
早田はその光景を見て小さくうめき声を上げてからゆっくりと俯き、ため息を吐き。
松山は握りこぶしを作って笑みを浮かべ、勝利を確信した面持ちで板野に声をかけるのだった。

後半終了間際まで、その後も東一中は懸命にプレイをした。
それでもやはり先ほどの失点で緊張の糸が切れていたのか満足の行く攻撃は出来ず、
そのまま試合終了を告げる審判の笛が鳴り響くのだった。

ピッピッピィーッ!!

ふらの 3−1 東一中

342 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:30:33 ID:???
実況「試合終了! 東一中、後半はふらのに一時は追いつくかという程の粘りを見せましたが、
   やはり粘りではふらのも負けてはいなかった!
   1点を奪われたすぐ後、エースストライカーの板野くんのマグナムシュートが決まり再度突き放す追加点!
   試合は3−1でふらの中学が勝利し、2回戦へと駒を進めました!」

観客「やっぱりふらのが勝ったか」「でも東一中も惜しかったな、追いつくかと思ったぜ」

町田「ふぅ……一時はどうなる事かと思ったけど、勝てたわね」
藤沢「松山くんが素敵だったわ」

次藤「東一中の早田ちゅう奴もやはりごつか男タイ。
   あともう1人、頼りになるような奴がいれば……結果は変わっていたかもしれんなぁ」
佐野「そうですね」

片桐「どうです、見上さん? あの早田は」
見上「全日本にはDFが少ないからな、当然ながら選考には入るだろう。
   それに君の言っていた板野……やはりあの威力のシュートが打てるという1点だけでも有望そうだな」

結果的に、試合は3−1でふらのの勝利となった。
この結果だけを見ればふらのが順当に勝ち上がったと見てよいかもしれないが、
実際の所は早田一人を相手に2点差でしか勝てなかったと言える。
これを早田の奮闘がふらのに一矢報いたと見るか、ふらののエース2人が調子が悪かったと見るかは人によるだろうが、
少なくとも見ていた観客たちの大多数は前者であると判断をしたようである。

343 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:31:37 ID:???
松山「よーし、初戦突破だ! みんな、この勢いのまま優勝だぞ!」
近藤「おう!(早く北海道に帰りたいんだけどなぁ……あち〜)」

早田「…………(3−1か。 くそっ、守りの東一中が3失点かよ)」

そして、試合終了後のフィールドでは両チームの者達が対照的な態度で試合結果を受け止めていた。
松山達は当然ながら初戦の突破を(一部は表面上だけだが)喜び、
逆に早田は歯噛みをしながらスコアボードを睨みつけ面白く無さそうに地面を蹴って鼻を鳴らす。

板野「(機嫌悪そうだなぁ、早田……まぁ、負けたんだもんな。
    後半活躍をしてたからって、それでも試合に負けたら意味がないんだ……。
    どうしようかな)」

A.松山達の話に入る
B.早田に話しかける
C.観客席に目を向ける

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

344 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 01:32:35 ID:NUfNiSH2
B

345 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 01:34:12 ID:rl05ZYcs
B

346 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:58:31 ID:???
>B.早田に話しかける
===============================================================
板野「(いや、怖そうだと思って引っ込んでちゃ駄目だ。 勇気をもって人付き合いしよう!
    これから長い付き合いになりそうだし……)早田!」
早田「ん? ……おう、板野か」

機嫌が悪そうにしている早田に話しかけるのは勇気のいる行為であったが、
それでも板野は今後の付き合いを考え早田に話しかける事にした。
すると早田は決して試合後に遺恨を残すようなタイプではないのか、
笑顔という訳にはいかないもののなんとか不機嫌な表情を抑えて板野の声に反応を見せる。

早田「ちっ、試合前は引っ込むだけ引っ込んどいて、始まりゃあんなシュートを出すんだもんな。
   やってくれるぜ」
板野「あはは……」
早田「まあ去年中西からゴールを奪ったってのは知ってたから警戒はしてたけどよ、ありゃ予想外だぜ」
板野「(思った以上にはいい反応……なのかな。 素直に俺の事褒めてくれてる。 さて、何を話そう?)」

A.「試合開始前から布石は打てるだけ打てないとね」 試合前の姿は作戦のうちだと説明する
B.「早田こそ凄かったよ。殆ど1人だけで戦ってたもんだもんね」 早田の事を褒める
C.「そういえば府大会での中西の調子はどうだったんだ?」 中西の事を尋ねる
D.「もう少しパスの精度やキック力を鍛えないと折角のカミソリ技も宝の持ち腐れじゃないか?」 早田の欠点を指摘する
E.「早田なら代表でも頼りになるSBになりそうだね。 Jrユースの合宿で会おう」 早田と合宿での再開を約束する
F.「エース殺しって割に、後半はともかく前半は俺と松山にいいようにされてたね」 エース殺しとはなんだったのか
G.その他 板野くんに言わせたい言葉を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

347 :森末(仮):2013/10/18(金) 02:01:48 ID:???
ここで一旦区切らせていただきます。
それでは。

348 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 02:02:57 ID:HFR2ifWU
A

349 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 02:03:36 ID:VjxSD/GA
B

350 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 02:04:14 ID:919Fa5bc


351 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 16:41:35 ID:???
中西代表に呼ばれる呼ばれない以前にうどん屋になってしまうのかな
本編若島津みたいにDF中西とか見てみたい、このスレの若島津はダメ林と張りあってもらいたいし

352 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 16:48:31 ID:???
順当に行けば代表GK3枠の残り一人は森崎だろうから、中西は余程のことがないと無いだろうね

353 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 16:49:41 ID:???
おっと、森崎はいないんだった。
南葛のGKがモブなら呼ばれる可能性あるか

354 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 21:13:59 ID:???
第三のキーパーって普通用意するのかな、と思ったけど三上さんだから正直どうなるか分からんわ。
若林がやる気満々のはずだから、3人目のキーパーは必要ないはず。
というかこのバヤシさんだと、いても難易度的にはあまりやさしくならないから大丈夫。

355 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 21:15:53 ID:???
スペ体質とメカじゃない島津なら3人目は普通に必要じゃね?
そして中西がうどん屋行きなら加藤にワンチャンあるな。

356 :森末(仮):2013/10/18(金) 23:10:21 ID:???
>A.「試合開始前から布石は打てるだけ打てないとね」 試合前の姿は作戦のうちだと説明する
========================================================================================
大会の初戦、警戒をさせない事に越した事はない。
実際に板野はそう判断をして試合開始前の松山と早田の間に割って入らず、
試合の中でマグナムシュートを放ち東一中の守備を粉砕した。
そのことを素直に打ち明けると早田は納得をしたように頷く。

早田「まあ、してやられちまった……って言う所なんだろうな。
   あれがあるとわかってりゃ、松山マークに重点を置かなかったのによ」
板野「それが戦略ってものだよ」
早田「ちげぇねぇ」

その後、二、三言葉を交わして板野は早田と握手を交わすとベンチに戻る。
そして、そのタイミングを見計らった訳ではないのだろうが、
松山は仲間たちとの喜びから離れると今日の試合で強敵であった早田と会話を交わすのであった。

357 :森末(仮):2013/10/18(金) 23:11:45 ID:???
松山「よう、早田」
早田「今度はキャプテンの登場か。 負けたチームのキャプテンに何の用だ?」
松山「そう言うなよ……確かに俺達が勝ったけど、それはやっぱりチームワークの差だ。
   お前個人の力は、俺も認めてるんだぜ?
   うちも全国大会の常連って言われてるからわかるけど、俺のキープからボールを奪える奴なんて全国ではそうはいないよ。
   それをお前は完璧に奪ってみせたんだ。 ハッキリ言って、俺からしてみれば試合に勝てはしたけどお前に勝った気はしないよ」
早田「そ、そうか? まあ自分で言うのもなんだが、エース殺しの早田って異名で関西じゃ名の知れたもんだからな」

この時松山は素直に早田のボールカット能力を褒めた。
陽気な性格で知られている早田はこの言葉を受け止めて気を良くし、
負けたばかりだというのに表情をにんまりとさせて照れくさそうに頭をかく。

早田「絶対に優勝しろよ、そうすりゃ俺達との試合が事実上の決勝戦なんて言われるかもしれねぇんだからな」
松山「ああ!」
早田「じゃあな。 よーし、皆、メソメソすんな! 俺達は精一杯戦ったんだ、胸張って帰ろうぜ!」

すっかり機嫌を良くした早田は、その持前の明るさを持って項垂れる仲間たちに喝を入れ、去っていった。
こうして今大会の新進気鋭、エース殺しの早田誠は1回戦で姿を消してしまうのだった。

358 :森末(仮):2013/10/18(金) 23:12:49 ID:???
中西「(ようやった、早田……あの板野のマグナムシュート、それに松山の北国シュート。
    打たれたら終いなミドルシューター達を相手に2点差やったら上出来やろ。
    お前は大阪の誇りやで)」

そしてこの光景を感慨深げに見ていたのは大阪府大会、
東一中に敗れ全国出場を果たせなかった難波中の主将――日本におけるNo.2キーパーと言われる中西である。
彼は全国大会には出場を出来なかったものの、自分を破った東一中と去年辛酸を舐めさせられたふらの中学。
自分にとって因縁のある両チームの試合を一目見ようと、この埼玉・大宮サッカー場に足を運んでいたのだ。

片桐「中西くんだね?」
中西「へっ? ……誰でっか、あんさん?」

そんな中西に突然声をかけたのは、近くで観戦をしていたサッカー協会役員――片桐である。
この暑い中サングラスに背広というなんとも怪しい恰好をした人物に声をかけられ中西は少し警戒をするも、
すぐに片桐が名刺を差し出すとその警戒も解く。

中西「サッカー協会の偉いさんでっか。 それで、ワイに何の用で?」
片桐「君も聞いているだろう、この大会が終わった後、
   全国大会の選手たちを選考し日本代表Jrユースを作り上げ、世界へ進出するという話を」
中西「はぁ……せやけどワイには関係ない話でっしゃろ。 ワイは府大会で負けてますし……」
見上「必ずしも、全国大会で出ていない選手は招集しないという訳ではない」
中西「……えーと、あんさんは?」
片桐「こちらはその全日本Jrユースの監督を務める事となる見上辰夫さんだ。
   このたび、ヨーロッパへのコーチ業の研修から戻り今大会の選手たちを視察する為に足を運んでもらっている
中西「か、監督さんでっか!?」

いきなり日本サッカー協会のお偉いさん2人と出くわしてしまった事に中西は驚愕をし、
その巨体を揺すりながら落ち着かない様子を見せる。

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