キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】

1 :森末(仮):2013/10/09(水) 23:45:22 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【目指すは】俺inキャプ森1【全国】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1379332155/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
自分が参入をするチームをふらの中学と決めた板野は松山らと交流を深めつつ、2年生の際全国大会へ。
世代でもトップクラスの中西と戦うも、先制点を挙げる活躍を見せた。
しかし何者かの陰謀か、松山が負傷し他のメンバーも腹痛を訴え棄権、涙を呑んで大会を後にした。
若島津健との闘いで自身の力の低さを認識するも、新シュートの開発をし克服。
3年目、藤沢の転校を聞かされ揺れるふらのメンバー達と共に道大会を突破、全国大会への切符を手に入れた。

301 :森末(仮):2013/10/16(水) 23:57:01 ID:???
判定表が逆になっていました……。
早田が+1で東一中有利なので正しくは以下、
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(中井がフォロー、小田と中井で競り合い、小田がフォロー)
中井がフォローで進めさせていただきます。

302 :森末(仮):2013/10/17(木) 00:20:50 ID:???
>★早田→カミソリパス 52 ( ハートQ )( 6 + 1 )=59★
>★松山→パスカット 52 ( スペード9 )( 2 + 3 )+(人数差補正+1)=58
> 金田→パスカット 47 ( ダイヤ4 )( 6 + 4 )+(人数差補正+1)=58★
>=1→ボールはこぼれ球に。中井がフォロー
==================================================================================
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウンッ!!

松山「くっ……カーブをかけたパスか!?」
金田「キャ、キャプテン……」
松山「金田、左へ飛べっ! うおおおっ!」

バチッ!

早田「なにィ!?」

カミソリシュートをパスへと応用した、カミソリパス。
急激なカーブ回転がかかったそれは流石の松山と言えど容易く奪えるものではなく、
一瞬松山はどうしたものかと迷いを見せる。
だが、ここで閃いたのは先ほど彼らが信頼する仲間たちがカミソリシュートを弾いた時の事である。
あの時、DF達はヤマ勘に任せ、それぞれシュートコースを予期してブロックの分担をした。
ボールの軌道が不明ならば、数をかけてコースを塞げるようにすればいい。
そう判断した松山は金田を左方向へ、己は右方向へと飛び上がり、ボールは金田の足に当たってこぼれ球となる。

実況「早田くん、カーブ回転をかけたパスでの突破を試みましたが、惜しくもこれは通らない!
   チームワークのふらの、それぞれが足りない部分を補いあい、中々東一中を攻め込ませません!」

見上「早田はカーブ回転をかける事、そのこと自体には優れているようだが、
   肝心のキック力や精度がまだまだ甘いな」
片桐「確かに、先ほどのは甘いコースでしたね……」
見上「(タックル自体には光るものがあった……あの一芸だけでも招集する意味はあるのだが……。
    更なる進化を求めたいものだな)」

303 :森末(仮):2013/10/17(木) 00:22:00 ID:???
中井「くっそぉ、早田のパスが止められるなんて……」
松山「よし、チャンスだ! 一気にプレスをかけろ!」
小田「松田!(2人がかりなら抜かれても俺だけの責任じゃなくなる……)」
松田「挟み撃ちだ!(せめてこぼれ球にしないとなぁ……)」

先着2名様で、

★中井→ドリブル 45 (! card)(! dice + ! dice)=★
★小田→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 松田→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中井がなんとか突破に成功! そのまま中央に向けてセンタリングを上げた!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(東一中スローイン、近藤と小野寺で競り合い、佐瀬がフォロー)
≦−2→ふらのボールに。

304 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:27:33 ID:???
★中井→ドリブル 45 ( クラブ8 )( 5 + 5 )=★

305 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:27:38 ID:???
★小田→タックル 46 ( スペード9 )( 3 + 3 )+(人数差補正+1)=
 松田→タックル 49 ( クラブK )( 6 + 1 )+(人数差補正+1)=★

306 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:27:43 ID:???
★中井→ドリブル 45 ( ハート10 )( 3 + 2 )=★

307 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:28:00 ID:Urw8VRWk
★中井→ドリブル 45 ( クラブ4 )( 6 + 1 )=★

308 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:28:14 ID:???
ついにやった

309 :森末(仮):2013/10/17(木) 00:30:00 ID:???
>>308 反則は低いカードの数字の方なので、中井くんのファウルになりますね。
カウンターチャンスなので、多分流されると思います。

本日はここで区切らせていただきます。
駄目押し点を決める、もしくは2−0のままハーフタイムに入ればダイジェストとなる予定です。
それでは。

310 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 00:41:41 ID:???
乙でした

311 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 01:38:56 ID:???
クラブの精「逃がさん・・・お前(とその周辺)だけは・・・」

312 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 11:06:09 ID:???
乙です。やっぱりトランプじゃなくてダイスだと本来の実力差がモロに出るなあ。
しかしエース2人、もうちょっと頑張れ。それでも決めてるからアレだが。

313 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 17:03:02 ID:???
若島津と戦う時に出なかっただけよしとしよう

314 :森末(仮):2013/10/17(木) 22:59:28 ID:???
>★中井→ドリブル 45 ( クラブ8 )( 5 + 5 )=55★ *反則発生*
>★小田→タックル 46 ( スペード9 )( 3 + 3 )+(人数差補正+1)=53
> 松田→タックル 49 ( クラブK )( 6 + 1 )+(人数差補正+1)=57★
>≦−2→ふらのボールに。
===========================================================================
小田「(ん? こいつ、ドリブル俺より下手だな……これなら……)」
中井「(くそっ、このままじゃ後ろから追いつかれちまう!)」
松田「(小田のプレッシャーで足元からボールが離れてる。 これなら……)それっ!」
中井「うあっ!?」
松田「いてっ!」

なんとしてでも前半の内に1点を返しておかなければという思考は、
東一中のMF――中井に必要以上のプレッシャーをかけてしまっていた。
後方からやってくる小田の圧力により注意が散漫になっていた中井のボールを、松田はいとも簡単にカット。
勢い余って中井はそのまま松田に接触してしまうが、審判は一瞬眉を顰め笛に手をかけながらも吹く気配は見せない。

松山「(反則自体は取っている……アドバンテージを取ってくれたか。
    確かに、ここでカウンター出来れば……!)松田、板野に渡すんだ! 一気にカウンターだ!」
松田「はい! それっ、板野!」
早田「く、くそォォォッ!!」

この様子を見て松山は瞬時にボールを奪った松田に指示を飛ばし、松田は素直に板野へとボールを渡す。
前線で待っていた板野へのボールはロングパスとなってしまったが、
全員前かがみとなっていた東一中はこのパスをカットする事が出来ず、そのまま板野が綺麗に胸でボールをトラップする。

実況「東一中、反撃の狼煙を上げる事は出来ない!
   ボールはふらのDF、松田くんにカットされCFWの板野くんへと渡りました!
   東一中、全員攻撃していた為かすぐにチェックにいけないぞ!」

315 :森末(仮):2013/10/17(木) 23:00:32 ID:???
板野「ナイスプレイ、松田!(よし、このまま一気にゴールだ!)」

ギリギリオフサイドを取られない位置取りをしていた板野は、
ボールを持った途端に迷う事なく東一中ゴールを狙いに単身で攻め込んだ。
当然ながら東一中はここで失点したらいよいよ勝機が無くなってしまうと急いで戻り始めるも、
板野に追いつけたのはDFの山田とMFの倉持のみ。
しかも東一中のバイタルエリアへと入り込む寸前、アタッキングエリアギリギリでの事である。

山田「これ以上失点なんてしてたまるか! 俺達は守りの東一中なんだ!」
倉持「ここで止めて……後半に望みを!」
板野「(抜く……抜いて2点目、駄目押しだ!)」

先着2名様で、

★板野→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★倉持→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 山田→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→板野が東一中守備陣を抜いた!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(山室がフォロー、山室と佐々木で競り合い、佐々木がフォロー)
≦−2→東一中ボールに。

【補足・補正・備考】
板野:ダイヤかハートで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」

>>310 乙ありです。
>>312-313 地力ではやはりふらのもかなり高いです。

316 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:01:19 ID:???
★板野→ドリブル 52 ( クラブ5 )( 4 + 5 )=★

317 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:01:35 ID:???
★板野→ドリブル 52 ( ハート9 )( 2 + 1 )=★

318 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:03:37 ID:???
★倉持→タックル 46 ( クラブ7 )( 5 + 6 )+(人数差補正+1)=
 山田→タックル 47 ( ダイヤJ )( 4 + 2 )+(人数差補正+1)=★

319 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:09:48 ID:???
焦ったか

320 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:21:17 ID:???
怪我させてないのはまだ救いか

321 :森末(仮):2013/10/17(木) 23:43:51 ID:???
>★板野→ドリブル 52 ( クラブ5 )( 4 + 5 )=61★ *反則発生*
>★倉持→タックル 46 ( クラブ7 )( 5 + 6 )+(人数差補正+1)=58
> 山田→タックル 47 ( ダイヤJ )( 4 + 2 )+(人数差補正+1)=54★
>≧2→板野が東一中守備陣を抜いた!……筈が板野の反則。
=======================================================================
何度も言うように、板野の実力はふらの中学でも屈指のものである。
キャプテンである松山には及ばないまでも、この1年と少しで磨き上げた能力は高く、
間違いなく全国でも有数の名選手と言える程の実力者であった。

板野「うおおおおおおおおっ!!」
倉持「え、ちょっ!?(つ、突っ込んできた!?)」

ガァン!! ピピィーッ

板野「いたっ!?」
倉持「ぐっへ……」

しかし、実力はあっても試合勘というものは数をこなさなければ身につかないものである。
そして、それは1年ぽっきりしかサッカーをしていない板野には、まだまだ足りないもの。
相手の動きを読めず、無闇に強引な突破をした板野は倉持と正面衝突をしてしまい、
そのまま尻もちをついて倒れながら審判の反則を取る笛の音を聞くのだった。

実況「これは板野くん、焦ってしまったのでしょうか?
   誤って敵の守備に体当たりをしてしまい、反則を取られました!
   駄目押しの追加点かと思う場面でしたが、惜しくも突破はなりません」

見上「荒いプレイだな……パワーを生かした突破がしたかったのはわかるが……」
片桐「追加点を自分が取りたい、という焦りがあったんでしょう。
   前半終了間際、ここで点を取れば後半はもう1点取るだけでハットトリック達成です。
   ハットトリックはFWにとって最高の勲章ですからね」
見上「GKにとっては悪夢のような事だがな……」

322 :森末(仮):2013/10/17(木) 23:44:54 ID:???
審判「君、今のは不注意が過ぎるぞ。 強引に突破を試みるのはわかるが、
   明らかに君から当たりに行っていたからな」
板野「す、すみません……」

不幸中の幸いとも言うべきか、板野の反則は注意こそされカードは出なかった。
先ほど東一中の中井が反則を流されており、
また、板野の反則が故意によるものでは無いと判断された為によるものだが、
当然ながら突破に失敗をした板野は手放しで喜べる筈もない。

板野「ごめん皆、折角の駄目押し点のチャンスだったのに……」
松山「気にするな、反則はどうしてもつきものだからな」
山室「そうそう、焦るコトないって(他が失態犯してくれれば後々俺がしても見逃してくれそうだし)」
小田「まだこっちが2点差で勝ってるんだからさ(勝ちゲーっぽいしな)」

仲間たちに謝る板野であるが、周囲はそれを優しい声で励まし前半最後の守備に戻る。
一方でなんとか3点目を阻止出来た東一中はほっと安堵の溜息を吐くも、
決して状況が好転した訳ではない事はわかりきっており、一様に難しい顔をしながら敵ゴールを睨みつける。

早田「よくやった、倉持。 いい反則だ」
倉持「ありゃ向こうから当たりに来た感じだけどな……。
   でもどうする? かなり深くまで攻め込まれちまった、ここから攻撃成功するのは骨だぜ」
早田「……これ以上は怪我も怖い、前半は流して後半に賭けるぞ。
   最悪、ボールを奪って遠目から板野や松山が打ってくる可能性だってあるんだからな」

そして、東一中の主将である早田誠はこのフリーキックからの前半最後の攻撃を断念した。
カミソリシュートもカミソリパスも通じず、既にこちらの手は殆ど種切れ。
無理に攻め込み板野や松山がロングシュートを打ってくる可能性も否定できず、
ある意味では逃げの一手を打つ事になるのだった。

早田「(このまま終わってたまるか……! なんの為に大阪からわざわざこんなトコまで来たと思ってやがる!)」

それでも早田は試合を諦めていなかったが、既についた点差と手の内の差は埋める事は容易いものではなかった。

323 :森末(仮):2013/10/17(木) 23:47:05 ID:???
森末「はい、それじゃあここからダイジェストに移るよ。
   前半終了時点で2点差、地力や得点差からここからの東一中の同点、逆転は難しいと判断したよ。 それじゃあカードを引いておくれ」

先着6名様で、
★板野の得点→! card+! dice★
★松山の活躍→! card★
★小田の活躍→! card
 山室の活躍→! card★
★若松の活躍→! card
 金田の活躍→! card
 加藤の活躍→! card★
★本田の活躍→! card
 松田の活躍→! card
 近藤の活躍→! card
 佐瀬の活躍→! card★
★早田の意地→! card★

と書き込んでください。数字やマークで分岐します。

※板野がダイヤ・ハートの時、2得点でハットトリック。スペード・クラブの時は1得点です。
 JOKERが出た場合は5点を取りダブルハットトリック。更に覚醒ptが5pt入ります。ダイスの数字は、直接覚醒ptになります。
※松山がダイヤ・ハート・スペードの時、1得点します。
※他の選手はKを引いた時はフラグ、JOKERを引いた時はフラグor技を覚えます。

【早田の意地】
JOKER→早田「こうなったら開発中のカミソリヘディングだ!」 なにィ!?
ダイヤ10以上→後半は松山と板野を高い確率で封じ込めた!松山・板野の得点−1。更に二枚刃カミソリで1点を返す!
ダイヤ9以下・ハート→後半は松山を封じ込めた! 松山の得点−1。更に二枚刃カミソリで1点返す!
スペード→二枚刃カミソリで1点返す!
クラブ→カミソリパスでチャンスを作るもFWがシュートを止められる!

324 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:47:25 ID:???
★板野の得点→ ハート9 + 4

325 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:47:48 ID:???
★板野の得点→ ダイヤ8 + 1

326 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:48:26 ID:???
★松山の活躍→ スペード3

327 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:48:29 ID:???
★松山の活躍→ ハート7

328 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:49:13 ID:???
★小田の活躍→ スペード7
 山室の活躍→ ダイヤQ

329 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:49:33 ID:???
★若松の活躍→ JOKER
 金田の活躍→ ハート8
 加藤の活躍→ ハート5

330 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:50:27 ID:???
★本田の活躍→ ハート9
 松田の活躍→ ハートA
 近藤の活躍→ クラブJ
 佐瀬の活躍→ クラブ2

331 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:50:38 ID:???
★早田の意地→ ダイヤJ

332 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:51:52 ID:???
味方が技を覚えるのは頼もしい。
早田は意地を見せたな

333 :森崎名無しさん:2013/10/17(木) 23:52:01 ID:???
ハットトリック取り消しか

334 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 00:19:58 ID:???
これなら早田の代表入りは固そうだな

335 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 00:23:58 ID:???
うん、ここで早田が活躍してくれてむしろホッとしてる。
これなら健闘を称えてもそこまで嫌味にはならないな。

336 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:23:26 ID:???
>★板野の得点→ ハート9 + 4 ★
>★松山の活躍→ スペード3 ★
>★小田の活躍→ スペード7
> 山室の活躍→ ダイヤQ ★
>★若松の活躍→ JOKER
> 金田の活躍→ ハート8
> 加藤の活躍→ ハート5 ★
>★本田の活躍→ ハート9
> 松田の活躍→ ハートA
> 近藤の活躍→ クラブJ
> 佐瀬の活躍→ クラブ2 ★
>★早田の意地→ ダイヤJ ★
>板野は1得点、4覚醒ptを入手。若松が覚醒しスキル・タックル+2を習得。
>早田→後半は松山と板野を高い確率で封じ込めた!松山・板野の得点−1。更に二枚刃カミソリで1点を返す!
=======================================================================================================
後半に望みを託し、前半はそのまま流した東一中。
しかし、ハーフタイムを挟んだ彼らに、この状況から逆転をする起死回生の秘策は思い浮かばなかった。
東一中とは守備にも攻撃にも大きく早田に依存をしているチーム。
その早田が前半でいいように封じられてしまった以上、それも致し方の無い事ではあった。

だが、かといって東一中が完全に諦めたかと言えばそういう訳でもなかった。
2点差の壁は大きいが、それでもまだ望みはある。
同点にしてPK戦に持ち込めば、まだ勝ち目はあると全員が信じていた。

松山「よし、貰った!」
早田「何が貰っただ……! もう勝った気でいるんじゃねぇええええええ!!」

ズザアアアアアアアアアッ!! バシィッ!!

松山「なっ、なにィ!?」
小田「キャ、キャプテンが……止められた!?」

337 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:24:33 ID:???
今大会、キープ力はNo.1であるとの前評判を受けている松山にボールが渡った途端、
鋭い切れ味のスライディングタックル――通称『カミソリタックル』を浴びせる。
2点差により慢心をし、また早田が松山のマークを外れたとあってボールは松山に集まっていたのだが、
それを突く巧妙な守備であった。

見上「ほう、あの松山からボールを奪うか」
片桐「油断さえしていなければ、あのタックルの技術は随一でしょうね。
   タックルだけに関して言えば、大友の中山も超えているでしょう」

藤沢「…………松山くん」
町田「ああん、惜しい! もうちょっとで抜けたのに!」
藤沢「…………」チャキ

次藤「ごつかスライディングタイ。 佐野、お前なら抜けたと思うか?」
佐野「そうですね……。 ……ちょっと厳しいかな」
次藤「ふ、まあごつか相手がいればそこを避けるのもサッカータイ。
   ほれ、ふらのも丁度そういう風にしちょるタイ」

早田がボールをカットしても尚、試合はふらのペースで動いていた。
この試合、地味ではあるが右サイドハーフの若松が堅実に守備に精を出し、相手の攻撃の芽を上手く摘み取っていたのである。
東一中の早田と、ふらのの板野と松山。
彼らのエース対決は後半戦やや前者に傾きつつあったが、その脇を固める選手たちはふらのの方に軍配が上がりかけていた。

実況「これは上手い、若松くん綺麗なスライディングタックルでボールを奪い返しました!
   チームワークのふらの、全員でキャプテンである松山くんをフォローします!」

若松「(こんだけ活躍すれば後になってポカしても大目に見て貰えるよな? っと、そろそろシュートチャンスだ!)
   それっ、板野!」
板野「ナイスセンタリング!」

338 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:25:51 ID:???
そして、後半12分……ふらののエースストライカーである板野に絶好のシュートチャンスがやってくる。
得意とする低い弾道のパスが、板野の右足目がけて綺麗に飛んできたのだ。
当然ながら板野はこれを決めて一気に東一中を突き離そうとするのだが……。

早田「やらせるかァァアアアッ!!」
板野「そ、早田!? うおっ!?」

バキィィィンッ! バァンッ!!

実況「あーっと!? これは板野くん、シュート失敗!
   後方から追いついてきた早田くんが強引にクリアーに行き、ボールは空中へと跳ね上がりました!
   これを東一中GK、辻くんがガッチリキャッチ! 東一中、首の皮一枚でなんとか失点の危機を回避しました!」

早田「いつでも点を取れるなんて甘い事思ってんじゃねぇぞ! 俺達は守りの東一中!
   そして、俺はエース殺しの早田誠様だ!!」
板野「うっ……(そういえば早田、クリアーも上手いんだった……)」

守りの東一中、そして大阪ではエース殺しとして怖れられていた早田。
そのプライドは実力相応に高く、これ以上の失点だけは許せないとあからさまに敵対心を板野達へと向ける。
この凄まじい気迫に板野は思わず圧されそうになり……。
ふらの中もここまで攻め込んで、急に点を取れなくなったことでテンポを崩し始め連携が悪くなる。

松山「みんな、落ち着いて行くんだ! 勝っているのは俺達なんだぞ!
   焦らず、ゆっくりボールを回していけ!」
山室「オ、オッケー……」
早田「いつまでもチンタラやってるな!!」

ズザァァァアアアアアアアアアアッ!! バシィッ!!

山室「うっ……し、しまった!?」
松山「くっ……早田!?」
早田「勝つのは俺達……東一中なんだよォ!!」

339 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:27:03 ID:???
この好機を見逃さず、浮足立つふらのからボールを奪い上がり始めたのは早田である。
本来ならばスイーパーの位置にあった彼はサイドでボールを持っていた山室から素早くボールをカット。
そのままFWとワンツーを交わしてスピーディに速攻で攻め上がり、松山が来る寸前に右足を振りかぶる。

松山「加藤、また例のカーブをかけたシュートが来るぞ! 気をつけろ!」
板野「(カミソリシュート……いや、これで打つのは2回目……って事は……)ま、待て松山! これは……」
早田「俺のカミソリは二枚刃よ! うりゃあああああっ!!」
加藤「(コースさえ読めれば、威力自体は……って)」

ギュグウウウウウウウウウウウウウンッ!!

加藤「ぎゃ、逆だとォ!? く、くっそォ!!」

バシュウッ!! ピピィーッ!!

そして放たれたのは早田の切り札、『二枚刃カミソリ』
普段のカミソリシュートとは逆方向に曲がり、
更にカーブ回転の鋭いこのシュートは既に『カミソリシュート』を見ていた加藤の完全に裏をかき、
サイドネットへと突き刺さり、ようやく東一中が反撃の狼煙を上げる。

早田「どうだァ! まだまだ、まだまだ俺達はやれるぞ!
   このまま一気に同点、そして逆転してやろうぜ皆!!」
東一中メンバー「「「おう!」」」

松山「二枚刃カミソリ……逆回転のカーブ……(完全に気づけなかった……)」
板野「(1点差……)」

見上「隠し持っていた切り札を、土壇場で出してきたか」
片桐「どうでしょう、見上さん。 東一中が同点に追いつく可能性は?」
見上「……いや、難しいな。 先ほどの板野と松山を止めたのも、そしてゴールを決めたのも早田一人での活躍だ。
   彼の実力は確かに高い、それは疑うべくもないだろうが……すぐに対策は取られてしまう。 あのようにな」

340 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:28:18 ID:???
松山「板野!」
板野「ああ、わかってる!」
早田「(畜生、サイドに散りやがって!)」

1点差に詰め寄られたふらのは、守りに入る事も無く攻勢に出た。
この勢いのまま守りに入っては、このリードを覆されてしまう可能性もある。
それよりも更に追加点を決め、リードを広げておこうとしたのだ。
そして、ふらのが取った戦術は単純明快――2人のエース、板野と松山を別々のサイドでプレイさせたのである。

見上「早田のボールカット能力は秀でている、それは間違いない。
   だがそれならばカットさせないようにすればいいだけだ。
   板野にも、松山にも、ミドルシュートがある。 ボールが渡れば即座に撃てるシュートがな」
片桐「サイドに配置をすれば、早田は対応出来ない……という事ですね」
見上「どれだけ凄かろうと早田の身体は1つのみだからな」

早田「(ボールを運んでる奴から奪いにいく……ロングパスで逃げられるに決まってる!
    ゴール前でブロック……駄目だ、俺じゃ止められるかどうかわかりゃしねぇ!
    ヤマ勘でパスを出す瞬間に走るしかねぇ! くそ!! こっちでどうだ!)」
金田「(よし、頃合いだな!)板野!」
早田「く、くっそぉおおお!!」

これに対して早田はヤマ勘で守備に当たり、松山にボールが渡ると踏んで彼の元に向かった。
板野と松山とでは、松山の方がキープ力は優れている。
己のタックルを恐れるふらのが頼るなら、松山にパスを出すと読んだのである。

だが現実にパスが出されたのは板野だった。
ふらのがここで頼ったのは松山のキープ力ではなく、板野の決定力だったのである。

341 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:29:32 ID:???
実況「さぁ後半24分! ここでボールはサイドに移動をしたふらのストライカー、板野くんへと渡ります!
   早田くん、判断を誤ったかカットに間に合わない!
   板野くん、迷う事なく右足を振りかぶってシュートに行く! これは出るか、マグナムシュート!?」

板野「これで終わりだ! くらえっ、マグナムシュートォォオオオオッ!!」

ブオンッ! ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!

東一中DF「「「ぐ、ぐべええええええええええっ!?」」」
辻「うぎゃああっ!?」

バゴォンッ!! バシュウウウウッ!! ピピィーッ!!

早田「ああ……」
松山「よし……ナイスシュートだ、板野!」

そして放たれた板野のマグナムシュートは、
間に入った者すべてを弾き飛ばしゴールネットを突き破りゴールをした。
早田はその光景を見て小さくうめき声を上げてからゆっくりと俯き、ため息を吐き。
松山は握りこぶしを作って笑みを浮かべ、勝利を確信した面持ちで板野に声をかけるのだった。

後半終了間際まで、その後も東一中は懸命にプレイをした。
それでもやはり先ほどの失点で緊張の糸が切れていたのか満足の行く攻撃は出来ず、
そのまま試合終了を告げる審判の笛が鳴り響くのだった。

ピッピッピィーッ!!

ふらの 3−1 東一中

342 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:30:33 ID:???
実況「試合終了! 東一中、後半はふらのに一時は追いつくかという程の粘りを見せましたが、
   やはり粘りではふらのも負けてはいなかった!
   1点を奪われたすぐ後、エースストライカーの板野くんのマグナムシュートが決まり再度突き放す追加点!
   試合は3−1でふらの中学が勝利し、2回戦へと駒を進めました!」

観客「やっぱりふらのが勝ったか」「でも東一中も惜しかったな、追いつくかと思ったぜ」

町田「ふぅ……一時はどうなる事かと思ったけど、勝てたわね」
藤沢「松山くんが素敵だったわ」

次藤「東一中の早田ちゅう奴もやはりごつか男タイ。
   あともう1人、頼りになるような奴がいれば……結果は変わっていたかもしれんなぁ」
佐野「そうですね」

片桐「どうです、見上さん? あの早田は」
見上「全日本にはDFが少ないからな、当然ながら選考には入るだろう。
   それに君の言っていた板野……やはりあの威力のシュートが打てるという1点だけでも有望そうだな」

結果的に、試合は3−1でふらのの勝利となった。
この結果だけを見ればふらのが順当に勝ち上がったと見てよいかもしれないが、
実際の所は早田一人を相手に2点差でしか勝てなかったと言える。
これを早田の奮闘がふらのに一矢報いたと見るか、ふらののエース2人が調子が悪かったと見るかは人によるだろうが、
少なくとも見ていた観客たちの大多数は前者であると判断をしたようである。

343 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:31:37 ID:???
松山「よーし、初戦突破だ! みんな、この勢いのまま優勝だぞ!」
近藤「おう!(早く北海道に帰りたいんだけどなぁ……あち〜)」

早田「…………(3−1か。 くそっ、守りの東一中が3失点かよ)」

そして、試合終了後のフィールドでは両チームの者達が対照的な態度で試合結果を受け止めていた。
松山達は当然ながら初戦の突破を(一部は表面上だけだが)喜び、
逆に早田は歯噛みをしながらスコアボードを睨みつけ面白く無さそうに地面を蹴って鼻を鳴らす。

板野「(機嫌悪そうだなぁ、早田……まぁ、負けたんだもんな。
    後半活躍をしてたからって、それでも試合に負けたら意味がないんだ……。
    どうしようかな)」

A.松山達の話に入る
B.早田に話しかける
C.観客席に目を向ける

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

344 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 01:32:35 ID:NUfNiSH2
B

345 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 01:34:12 ID:rl05ZYcs
B

346 :森末(仮):2013/10/18(金) 01:58:31 ID:???
>B.早田に話しかける
===============================================================
板野「(いや、怖そうだと思って引っ込んでちゃ駄目だ。 勇気をもって人付き合いしよう!
    これから長い付き合いになりそうだし……)早田!」
早田「ん? ……おう、板野か」

機嫌が悪そうにしている早田に話しかけるのは勇気のいる行為であったが、
それでも板野は今後の付き合いを考え早田に話しかける事にした。
すると早田は決して試合後に遺恨を残すようなタイプではないのか、
笑顔という訳にはいかないもののなんとか不機嫌な表情を抑えて板野の声に反応を見せる。

早田「ちっ、試合前は引っ込むだけ引っ込んどいて、始まりゃあんなシュートを出すんだもんな。
   やってくれるぜ」
板野「あはは……」
早田「まあ去年中西からゴールを奪ったってのは知ってたから警戒はしてたけどよ、ありゃ予想外だぜ」
板野「(思った以上にはいい反応……なのかな。 素直に俺の事褒めてくれてる。 さて、何を話そう?)」

A.「試合開始前から布石は打てるだけ打てないとね」 試合前の姿は作戦のうちだと説明する
B.「早田こそ凄かったよ。殆ど1人だけで戦ってたもんだもんね」 早田の事を褒める
C.「そういえば府大会での中西の調子はどうだったんだ?」 中西の事を尋ねる
D.「もう少しパスの精度やキック力を鍛えないと折角のカミソリ技も宝の持ち腐れじゃないか?」 早田の欠点を指摘する
E.「早田なら代表でも頼りになるSBになりそうだね。 Jrユースの合宿で会おう」 早田と合宿での再開を約束する
F.「エース殺しって割に、後半はともかく前半は俺と松山にいいようにされてたね」 エース殺しとはなんだったのか
G.その他 板野くんに言わせたい言葉を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

347 :森末(仮):2013/10/18(金) 02:01:48 ID:???
ここで一旦区切らせていただきます。
それでは。

348 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 02:02:57 ID:HFR2ifWU
A

349 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 02:03:36 ID:VjxSD/GA
B

350 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 02:04:14 ID:919Fa5bc


351 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 16:41:35 ID:???
中西代表に呼ばれる呼ばれない以前にうどん屋になってしまうのかな
本編若島津みたいにDF中西とか見てみたい、このスレの若島津はダメ林と張りあってもらいたいし

352 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 16:48:31 ID:???
順当に行けば代表GK3枠の残り一人は森崎だろうから、中西は余程のことがないと無いだろうね

353 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 16:49:41 ID:???
おっと、森崎はいないんだった。
南葛のGKがモブなら呼ばれる可能性あるか

354 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 21:13:59 ID:???
第三のキーパーって普通用意するのかな、と思ったけど三上さんだから正直どうなるか分からんわ。
若林がやる気満々のはずだから、3人目のキーパーは必要ないはず。
というかこのバヤシさんだと、いても難易度的にはあまりやさしくならないから大丈夫。

355 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 21:15:53 ID:???
スペ体質とメカじゃない島津なら3人目は普通に必要じゃね?
そして中西がうどん屋行きなら加藤にワンチャンあるな。

356 :森末(仮):2013/10/18(金) 23:10:21 ID:???
>A.「試合開始前から布石は打てるだけ打てないとね」 試合前の姿は作戦のうちだと説明する
========================================================================================
大会の初戦、警戒をさせない事に越した事はない。
実際に板野はそう判断をして試合開始前の松山と早田の間に割って入らず、
試合の中でマグナムシュートを放ち東一中の守備を粉砕した。
そのことを素直に打ち明けると早田は納得をしたように頷く。

早田「まあ、してやられちまった……って言う所なんだろうな。
   あれがあるとわかってりゃ、松山マークに重点を置かなかったのによ」
板野「それが戦略ってものだよ」
早田「ちげぇねぇ」

その後、二、三言葉を交わして板野は早田と握手を交わすとベンチに戻る。
そして、そのタイミングを見計らった訳ではないのだろうが、
松山は仲間たちとの喜びから離れると今日の試合で強敵であった早田と会話を交わすのであった。

357 :森末(仮):2013/10/18(金) 23:11:45 ID:???
松山「よう、早田」
早田「今度はキャプテンの登場か。 負けたチームのキャプテンに何の用だ?」
松山「そう言うなよ……確かに俺達が勝ったけど、それはやっぱりチームワークの差だ。
   お前個人の力は、俺も認めてるんだぜ?
   うちも全国大会の常連って言われてるからわかるけど、俺のキープからボールを奪える奴なんて全国ではそうはいないよ。
   それをお前は完璧に奪ってみせたんだ。 ハッキリ言って、俺からしてみれば試合に勝てはしたけどお前に勝った気はしないよ」
早田「そ、そうか? まあ自分で言うのもなんだが、エース殺しの早田って異名で関西じゃ名の知れたもんだからな」

この時松山は素直に早田のボールカット能力を褒めた。
陽気な性格で知られている早田はこの言葉を受け止めて気を良くし、
負けたばかりだというのに表情をにんまりとさせて照れくさそうに頭をかく。

早田「絶対に優勝しろよ、そうすりゃ俺達との試合が事実上の決勝戦なんて言われるかもしれねぇんだからな」
松山「ああ!」
早田「じゃあな。 よーし、皆、メソメソすんな! 俺達は精一杯戦ったんだ、胸張って帰ろうぜ!」

すっかり機嫌を良くした早田は、その持前の明るさを持って項垂れる仲間たちに喝を入れ、去っていった。
こうして今大会の新進気鋭、エース殺しの早田誠は1回戦で姿を消してしまうのだった。

358 :森末(仮):2013/10/18(金) 23:12:49 ID:???
中西「(ようやった、早田……あの板野のマグナムシュート、それに松山の北国シュート。
    打たれたら終いなミドルシューター達を相手に2点差やったら上出来やろ。
    お前は大阪の誇りやで)」

そしてこの光景を感慨深げに見ていたのは大阪府大会、
東一中に敗れ全国出場を果たせなかった難波中の主将――日本におけるNo.2キーパーと言われる中西である。
彼は全国大会には出場を出来なかったものの、自分を破った東一中と去年辛酸を舐めさせられたふらの中学。
自分にとって因縁のある両チームの試合を一目見ようと、この埼玉・大宮サッカー場に足を運んでいたのだ。

片桐「中西くんだね?」
中西「へっ? ……誰でっか、あんさん?」

そんな中西に突然声をかけたのは、近くで観戦をしていたサッカー協会役員――片桐である。
この暑い中サングラスに背広というなんとも怪しい恰好をした人物に声をかけられ中西は少し警戒をするも、
すぐに片桐が名刺を差し出すとその警戒も解く。

中西「サッカー協会の偉いさんでっか。 それで、ワイに何の用で?」
片桐「君も聞いているだろう、この大会が終わった後、
   全国大会の選手たちを選考し日本代表Jrユースを作り上げ、世界へ進出するという話を」
中西「はぁ……せやけどワイには関係ない話でっしゃろ。 ワイは府大会で負けてますし……」
見上「必ずしも、全国大会で出ていない選手は招集しないという訳ではない」
中西「……えーと、あんさんは?」
片桐「こちらはその全日本Jrユースの監督を務める事となる見上辰夫さんだ。
   このたび、ヨーロッパへのコーチ業の研修から戻り今大会の選手たちを視察する為に足を運んでもらっている
中西「か、監督さんでっか!?」

いきなり日本サッカー協会のお偉いさん2人と出くわしてしまった事に中西は驚愕をし、
その巨体を揺すりながら落ち着かない様子を見せる。

359 :森末(仮):2013/10/18(金) 23:14:08 ID:???
見上「大友の中山も全国には結局一度も姿を見せなかった……だが、その実力は誰しもが認める所だ。
   君は去年までは全国にも出ており、そういう意味では中山よりも大いにチャンスはある」
中西「ほ、ほんまでっか!?」
見上「無論、まだ選考中だから明かせないがな……。 ただ、用意だけはしておいてくれ。
   君の夏は、もしかしたらあの府大会で全てが終わったわけではないかもしれないからね」
中西「は、はい!」
見上「(もっとも……今のままだと第三キーパーとしてしか使い道は無いだろうがな)」

こうして板野達が与り知らぬ所で、中西が悪い大人たちと話をしている頃。
一方で別の競技場では南葛、東邦のそれぞれの試合が行われていた。
その結果はといえば……。

先着2名様で、

★来生の活躍→! card
 反町の活躍→! card★
★井沢の活躍→! card
 滝の活躍→! card
 小池の活躍→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

【来生・反町の活躍】
JOKER→なにィ!?新技を繰り出しただと!?
ダイヤ→ハットトリック達成!
ハート・スペード→2得点!
クラブ→1得点。エースストライカーと呼ぶには少し物足りない。
【井沢・滝・小池の活躍】
JOKER→なにィ!?新技を繰り出しただと!?
ダイヤ→2アシスト1ゴール!
ハート→1アシスト1ゴール!
スペード・クラブ→奇数で1アシスト、偶数で1ゴール

360 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 23:14:50 ID:???
★来生の活躍→ スペード6
 反町の活躍→ ダイヤJ

361 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 23:15:03 ID:???
★来生の活躍→ ハートJ
 反町の活躍→ ハート5

362 :森崎名無しさん:2013/10/18(金) 23:15:09 ID:???
★井沢の活躍→ スペードJ
 滝の活躍→ スペード9
 小池の活躍→ クラブ2

363 :351:2013/10/18(金) 23:20:08 ID:???
やったぜ。

364 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 00:07:29 ID:???
まさかの反町が得点王
本編同様に同率得点王になるか

365 :森末(仮):2013/10/19(土) 00:46:59 ID:???
>★来生の活躍→ スペード6 =2得点
> 反町の活躍→ ダイヤJ =ハットトリック★
>★井沢の活躍→ スペードJ =1アシスト
> 滝の活躍→ スペード9 =1アシスト
> 小池の活躍→ クラブ2 =1ゴール★
===============================================================================
今日の試合、南葛・東邦の両ストライカーは好調。
来生は2得点、反町はハットトリックを決める活躍をし大差を上げて勝利した。
当然ながらそのストライカーたちを補佐する井沢、滝、小池の活躍も見逃せない。
また、今大会攻撃力では随一と言われる花輪は立花兄弟がそれぞれ2ゴール2アシストを決めるのだった。

〜大会得点王ランキング〜

3得点 反町
2得点 板野、来生、政夫、和夫
1得点 松山

〜大会アシスト王ランキング〜

2アシスト 政夫、和夫
1アシスト 井沢、滝、小池、山室

366 :森末(仮):2013/10/19(土) 00:48:37 ID:???
こうして試合を終えたふらの中学は、疲れた体を休める為にと早々に宿に戻った。
2回戦で当たるであろう錦が丘は明日に試合が組まれており、偵察する中学は殆ど無い。
板野も仲間たちと共に疲弊した体を癒す。

板野「ところで明日は試合が無いけど、俺達はどうするの?」
松山「近くの学校を借りて練習だ。 俺は一応2回戦で当たるだろうチームの偵察に行ってくるけどな」
板野「ふーん(短期間での練習だと成果は出そうにないなぁ……)」

次の日からの予定を聞きつつゆっくりと過ごし、時刻は夜。
夕食を終えた板野はそういえば、と思い返す。

板野「(森末に一応今日の結果を報告しておこうかな?)」

自分の荷物に紛れてこの埼玉までやってきてしまった、キャプテン森崎の精霊――森末。
しばらくはこの付近に身を隠していると言っていたが、
やはりその無事をこの目で確認をしなければ不安はあり、今日の試合の事を報告しておきたいという気持ちもあった。
早速板野は人目を避けて外に出ると、頭の中で森末を呼び出す。
すると近くにいたのか森末は茂みからひょっこりと顔を出し、2人は宿舎の裏手へと回る。

森末「やぁ久しぶりだね、板野。 今日試合だったみたいだけど、どうだった?」
板野「うん、勿論勝ったよ! 俺もマグナムシュートを初めて全国大会でお披露目出来たしね!」
森末「それはよかった、ハットトリックくらいはしたのかな?」
板野「いや……それは出来なかったよ。 やっぱり早田は強いね……。
   シュートに対して無力かなと思ったけど、ボレーシュートを弾かれちゃった」
森末「……早田? ちょっと待って、板野。 君、東一中と対戦したのかい?」
板野「? そうだよ?」
森末「………………」

367 :森末(仮):2013/10/19(土) 00:49:53 ID:???
板野が今日の試合について語ると、始めのうちは森末も笑顔で聞いていたのだが……。
早田――東一中と対戦をした、という事実が語られた途端、その表情は一変。
驚きに目が見開かれ、次いで困惑をしたかのようなものへと変貌をする。

板野「ど、どうかしたの?」
森末「……トーナメント表ってもうわかってるよね?
   板野、君なら誰と対戦をするかわかってるんじゃないか? 君の予想だとどうなると思うんだい?」
板野「えっ、と……丁度原作や本編での南葛と殆ど同じだよ。
   2回戦は多分錦が丘、3回戦が花輪で4回戦が比良戸。 準決勝の位置に東邦がきて、決勝は南葛だと思う」
森末「……完全に今大会の要注意チームばかりだね」
板野「うん……」
森末「そうか……」

そして、確認をするように今大会でふらのが当たるであろうチームの事を聞くとしばらく考え込んでいたが……。
すぐにいつもの笑顔に移り変わると、板野に向けエールを送る。

森末「まあ、強敵ばかりがトーナメントで争う相手になるのは主人公の常さ。
   大丈夫、ふらの中は強いからね。 きっと勝てるよ」
板野「うん! ありがとう、森末!」
森末「それじゃあ僕はもう行くよ。 明日からも頑張ってね!」

その後、板野に別れを告げた森末は姿を消し、
板野もまた宿舎へと戻り明日に備えて就寝をする。
大会一日目の夜、板野はまずは初戦突破の喜びに包まれながら床につき……。
しかし、森末の様子に漠然とした不安を覚えつつ眠りにつくのだった。

368 :森末(仮):2013/10/19(土) 00:50:56 ID:???
そして次の日、板野は近くの学校のフィールドで汗を流していた。
今日は試合が無いとはいえ、やはり少しは体を動かしていなければ万全の状態で次の試合にも臨めない。
連携の確認など軽い練習を中心として行い、板野達は調子を整えるのだが、
昼前……丁度練習の休憩時間となった所で、松山はユニフォームから学生服に着替えて偵察に向かう準備を始める。

松山「それじゃあ監督、偵察に行ってきます」
監督「ああ、すまんな松山」
松山「いえ、大丈夫です。 これもキャプテンの務めですからね。
   それに、一人じゃないですし……」

言いながら松山が視線を移すと、そこには松山と同じく出かける準備を整えた藤沢の姿がある。
しっかりしたタイプの松山とはいえ、やはり不慣れな都会で中学生を1人で行動させるというのは監督としても不安がある。
どうしたものかと考えていた所を町田に勧められ、
昨年共に試合を偵察に行った事もあってか藤沢も松山についていく事となっていたのだ。

監督「会場は近くだから迷わんとは思うが、気をつけろよ」
松山「はい。 東京は車がやたらと多いですけど、安全には十分注意します」
板野「(あ、松山もう偵察に行くのか。 確か藤沢と一緒に行くみたいだったけど……)」

A.「監督、俺も偵察について行かせてください」 自分も偵察に行くと進言する
B.「(いや、残って皆がサボらないか目を光らせておこう)」 残って練習をする
C.「待って下さい、藤沢よりも町田の方が偵察に向いていると思います」 メガネパワーを信じる
D.「偵察の必要は無いんじゃ? あまり名前を聞いた事のないチーム同士の試合ですし」 偵察の必要性が無いと言う
E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

369 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 00:51:44 ID:1m6zE3SI

二人きりにしておこう

370 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 00:53:10 ID:i9bzklx2
B

371 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 00:53:25 ID:jAbXBEdE

長野は活躍しないのかorz

372 :森末(仮):2013/10/19(土) 00:56:43 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
>>371代表の選考から落ちそうなラインの選手は、少し切らせていただいています。ご了承下さい。
代表についてはJOKERで出た小池の扱いについても、割と悩みの種だったりしますね。嬉しい悩みですが。

それでは。

373 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 01:20:44 ID:???
乙でした
本編から3人抜いても板野、中山、中西が入るともう空きが無いからねえ

374 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 01:20:48 ID:???
乙でしたー

375 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 01:22:58 ID:???
所属してるふらのからも誰かつれていきたいなぁ
しかし彼ら上昇意欲まったくないからなぁ

376 :351:2013/10/19(土) 02:32:19 ID:???
3回〜4回覚醒してやっと当落線上かな・・・

377 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 08:53:21 ID:???
中西は体格からして次籐クラスのブロッカーにもなれそうだけどな。

378 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 09:13:07 ID:???
次藤クラスがもう一枚とか鉄壁じゃないですか

379 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 09:29:47 ID:???
ブロッカーの枚数が増えたら中山さんが前に出やすくなるな

380 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 10:43:01 ID:???
んで中山が中盤に入ったら玉突きの如く松山が前に出やすくなる
松山トップ下待ったなしや

381 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 11:10:57 ID:???
シューター役含め翼の埋め合わせは3Mに頑張ってもらうしかないな

382 :森末(仮):2013/10/19(土) 19:04:36 ID:???
本日の更新の前に、昨日は忘れていた試合で得た覚醒ptの精算をします。
>>323のdiceで4を出していますので、現在の覚醒ptは『4』となります。

この4ptを使いますか?

A.パスカットを上げる(46→47) 使用pt3
B.ブロックを上げる(48→49) 使用pt3
C.今は使わない

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

383 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 19:05:53 ID:l9gDUHKM
C

384 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 19:09:02 ID:iNfQfpi2
C

385 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 19:33:17 ID:???
その2つは上げても正直焼け石に水だものね。
どう考えてもドリブルかせりあいもしくはシュートを上げるのに使った方がいい。

386 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 19:48:58 ID:???
俺はドリブルの予定なんだが・・・
このドリブル値だと井沢とかタケシにマークされるときつそう

387 :森末(仮):2013/10/19(土) 20:46:02 ID:???
>B.「(いや、残って皆がサボらないか目を光らせておこう)」 残って練習をする
>C.今は使わない
===============================================================================
板野「(それに、松山と藤沢を二人っきりにしてあげたいしね)」

大会が終わるとアメリカへと引っ越してしまう藤沢。
例え優勝まで勝ち残っても、その時間はほんの僅かである。
一分一秒でも長く2人を一緒にしてあげようと考えた板野は、偵察にはついていかず残って練習をする事を決断する。
こうして松山は藤沢と共に練習の為に借りていた中学校を後にし、大宮サッカー場へと向かった。

松山「…………」
藤沢「…………」
松山「やっぱり、東京は暑いな。 まだこっちに出てきて時間が経ってないけど、北海道が恋しいぜ」
藤沢「そうね……私もまた、北海道に帰りたいわ」

大宮サッカー場をへと向かう近道である公園を通り抜けながら、
制服姿の松山と藤沢は公園内を流れる川沿いの道を歩いていた。

松山「(うっ……)」
仲の良さそうなカップル「……」イチャイチャ
松山「(そ、そういえば今日は日曜日だったな。 人……っていうか、カップルが多いや)」

松山達は知らぬ事ではあるが、この公園は景色などもよくカップルのデートスポットとしてよく使われる場所である。
日曜日である今日は特にカップルたちも多く、
藤沢と共に歩いている松山はどうしても藤沢の事を意識してしまう。

松山「(俺達も傍から見ればそういう風に……いや、でも……)」
藤沢「………………」

388 :森末(仮):2013/10/19(土) 20:47:24 ID:???
先着1名様で、

★北の国から〜初恋〜→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→藤沢「松山くん、私疲れちゃって……ちょっとあそこで休憩を……」 ゴテゴテしたホテルを指さす藤沢さんだ!
ハート10以上→藤沢「人が多くて、はぐれると困るから……」ピト なんと藤沢が松山と腕を組みに行った!
クラブA・2→藤沢「妬ましい……」チャキ 幸せそうなカップルを妬む藤沢さんだ!
それ以外→特に何もありませんでした。

389 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 20:50:19 ID:???
★北の国から〜初恋〜→ スペードQ


390 :森末(仮):2013/10/19(土) 21:22:27 ID:???
>★北の国から〜初恋〜→ スペードQ =特に何もありませんでした。★
====================================================================
麗らかな陽気の中、思い人と共に景観のいい公園を散歩。
おまけに周囲はカップルだらけでそういった雰囲気に流されやすいという最高のシチュエーションながら、
松山も藤沢もいまいち一歩を踏み出せないままだった。
藤沢は基本的に引っ込み思案、松山もサッカーに関しては情熱的であるものの、
こと恋愛ごととなると完全に奥手である。

松山「(でも何も言わないっていうのも、なんか居心地悪いし……)なあ藤沢……」
藤沢「? なぁに、松山くん?」
松山「俺達、今年は絶対に優勝をしてみせるから……それまでは、絶対に俺達を見ててくれよな。
   お前にあの優勝旗を俺達が持っている姿を見せる。
   それがお前に対する最高のはなむけになると思うんだ」
藤沢「うん……明日の試合も、その次も……精一杯、応援するから」

それでもこのまま無言というのも味気ないと松山は口を開くが、
その口から飛び出してきたのはやはりサッカーの事であった。
もう少し色気のある話をしてもいいのではないかとも思われるが、松山もそこは不慣れ。
だが、藤沢もそのことは重々承知をしているのか、笑顔を見せて松山達を応援すると返答を返すのだった。

松山「その為にも、偵察はちゃんとしておかなきゃな。 少し急ごうか、藤沢」
藤沢「あ、待って松山くん!」

391 :森末(仮):2013/10/19(土) 21:23:37 ID:???
こうして松山達が甘酸っぱい青春の寸劇をしていた頃、
東邦学園サッカー部もまたふらの中学のその他の面々と同じように練習を行っていた。
とはいえ、こちらは近くの中学を使うという訳ではなく、地元東京の東邦グラウンドへと帰っての練習である。
去年までは埼玉に宿舎を借りていた東邦学園であるが、今年は宿は借りず試合がある毎にバスで埼玉へと出向いている。

これには毎年優勝候補と言われながら南葛に2度も優勝を渡してしまった為に予算を削減され宿を取る事が出来なくなっただとか、
或いは今年こそは優勝をと設備の整っている東邦学園で大会中も練習を繰り返し基礎力を高めようとしているとか噂されているが、
監督である北詰は特にその点については言及をしていなかった。

ただ、いずれにせよ東邦が今年こそは優勝をもぎ取ると意欲を出してきているというのは紛れもない事実である。

北詰「よし、午前の練習はそこまで! これより休憩に入るぞ」
東邦メンバー「「「はい!」」」

あまりオーバーワークになってしまっては元も子もないと比較的軽い練習を終えた後、
選手達は短い休憩時間で出来る限り体力を回復させようと休み始める。
その光景を見ながら北詰は若島津の元へと歩み寄ると、少しばかり不安そうな声色で話しかけた。

北詰「若島津、沢田からは連絡などはお前の元に届いていないのか?」
若島津「ええ……そろそろ、連絡が来る頃とは思いますけど。
    (タケシめ……いい加減遅すぎる。 もう大会は始まっているんだぞ)」

北詰にとって不安要素だったのは、中盤の要である沢田タケシの離脱である。
吉良監督によって半ば誘拐同然の形で連れ去られた彼を北詰は未だに身内の不幸があって出て来れないのだと勘違いをしていたが、
それでも姿を消してから既に1週間以上は経過をしてしまっている。
幾らなんでも連絡の一つも寄越さないのはおかしいと北詰は訝しがり、
若島津ら誤魔化した側もこれ以上は騙すのも限界があると焦り始めるのだが……。

392 :森末(仮):2013/10/19(土) 21:25:46 ID:???
沢田「か、監督……ただいま、戻りました……」
北詰「その声は……沢田、帰ったのか!?」

丁度このタイミングで、沢田は東邦学園の練習グラウンドへと姿を現した。
本当に身内に不幸がありやむにやまれず離脱をしたのかと疑惑を抱きかけていた北詰だったが、
ギリギリまだ不幸があった事に納得がいく範囲内で彼が姿を見せた事で疑念を解消させ、
声のした方向へと振り向き彼の姿を見ようとする。

そこにいたのは……。

先着1名様で、

★帰ってきたタケシ→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・クラブA→沢田「一回戦は突破出来たようだな。 俺がいないのによくやったと言っておこう」 なんか性格変わってる!?
ダイヤ・ハート→沢田「明日から……普通のサッカーが出来ますよね?」 浅黒く焼けてボロボロのユニフォームのタケシだ!
スペード→沢田「うぅっ……早く伸びないかなぁ」 ダイヤ・ハート+小学生時代のような坊主頭の沢田だ!
クラブ→沢田「うっ、うっ……うわぁぁん!」 ダイヤ・ハート+サッカーボールカットの沢田だ!

393 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 21:26:38 ID:???
★帰ってきたタケシ→ ハート4

394 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 21:26:38 ID:???
★帰ってきたタケシ→ クラブ6

395 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 21:27:47 ID:???
どんな方向に進化したか・・・

396 :森崎名無しさん:2013/10/19(土) 21:30:44 ID:???
恐らくダーティディフェンスやマリーシア持ちと見た。
そうなると地味に厄介だな。

397 :森末(仮):2013/10/19(土) 22:07:04 ID:???
>★帰ってきたタケシ→ ハート4 ★
>沢田「明日から……普通のサッカーが出来ますよね?」 浅黒く焼けてボロボロのユニフォームのタケシだ!
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北詰「沢田……その姿は……」

姿を現した沢田は、北詰の知っていた頃の沢田とは一変をしていた。
まずその肌の色は少し色白であったものが浅黒い褐色のそれへと変化をし、
着ているユニフォームもズタボロの、正に野生児と言えるような姿となっていたのである。
思わず絶句をする北詰であるが、一体何があったのかと沢田に問いかけようとするも……。
若島津はその北詰の様子を察知し、素早く口から出まかせを並べ立てる。

若島津「タケシ……その姿はおばあさんの事を忘れる為に、一心不乱にサッカーに取り組もうという心の現れだな」
沢田「へっ?(僕のお婆ちゃん、ピンピンしてるんだけどな……)」
北詰「なるほど、ユニフォーム姿で現れたというのはそういう気持ちの表れか。
   だが、どうしてそんなにボロボロに……それに、その肌の色は……」
若島津「タケシの実家は埼玉ですが、おばあさんの家は九州だそうです。
    それにタケシは小学生時代から日焼けをしやすい体質でしたから……なぁタケシ!」
沢田「え、え? えっと……はい(お婆ちゃん、僕の家で一緒に住んでるんだけど……)」
若島津「ユニフォームがボロボロなのはあれでしょう、洗濯の時になったんでしょう! なぁタケシ!」
沢田「え、ええ(うちの洗濯機最新式だけど……)」
北詰「ふむ……」

398 :森末(仮):2013/10/19(土) 22:08:11 ID:???
非常に苦しい言い訳であったが、奇跡的にも北詰は納得をしたようであり、
それ以上沢田に詰問をする事はなく以後は沢田の大会への参加を認めた。
これに安堵をした若島津は、北詰がその場から離れた頃を見計らい沢田にいなくなっていた間の事情を説明。
勝手に祖母を亡くなった事にされた沢田はあまりいい顔をしなかったものの、
北詰の性格を考えれば妥当な事だと判断をしつつ今度は自分が吉良監督の元で得た成果について説明を始める。

若島津「それで、どうだったんだ? 吉良監督の練習の方は」
沢田「地獄でした……沖縄まで連れて行かれて、台風の中海に向かってシュートを連発させられて……」
反町「……それ下手すりゃ死んでたんじゃないか?」
小池「でも、ガタイは良くなったよな? 筋肉もかなりついたんじゃないか?」

スパルタという言葉すら生暖かい、吉良のコーチング。
地獄の日々は沢田にとって思い出したくもないトラウマとなってしまっていたが、
その代償として沢田は強靭なフィジカルとボディバランスを手に入れていたようである。

沢田「大きな高校生を相手に、テクニックじゃなくてパワーで抜くなんて練習もさせられましたから……。
   パワーがあってこそテクニックが光る、とか言われましたけど……」
小池「力こそパワーだからな」
反町「まぁ、無事ならよかったよ……明日からの試合、出れるんだよな?」
沢田「はい、それは大丈夫です! 怪我とかもしてませんから」
若島津「頼りにしているぞ、タケシ」

弱点であるフィジカルの弱さ、当たりの弱さを克服した沢田。
一回り大きくなった彼の姿を見て少しの不安とそれを超える期待を抱きながら、
新たに戦力を増強した東邦学園の面々は午後の練習に精を出し始めた。

399 :森末(仮):2013/10/19(土) 22:09:12 ID:???
そしてこの日、松山達が観戦にいった会場とは別の会場では比良戸が1回戦突破を決めていた。
スコアは1−0、対戦校は何度かチャンスを作っていたもののシュートを決める事は終ぞできず、
全国大会初出場の比良戸はFW・佐野の先取点を守りきりスミ一で2回戦へと駒を進める。

次藤「フッ、ワシらが本気を出すのはふらのとの闘いからタイ。
   それまではわざわざ力ば見せんでよか」
佐野「そうですね」

こうして大会2日目の日程も全て終わり、明くる日。
ふらの中学の面々は錦が丘との2回戦の前に、
3回戦で当たるだろう全国屈指の攻撃力を持つ双子のFW、立花兄弟のいる花輪中学の観戦へとやってきていた。

実況「さぁ花輪中学、またも攻め入った!
   ここまで3−0、超攻撃的なサッカーで2回戦でも大量得点を決めている花輪!
   立花政夫くんがボールをキープし……これをゴール前に挙げた!」

政夫「それっ、和夫! こいつで決めろ!」
和夫「オッケー、兄ちゃん! そらっ!」

実況「決まった、ゴール! これで花輪中学の最強コンビ、立花兄弟は2試合続けて2ゴール2アシストを記録!
   やはりこのコンビこそが日本でのゴールデンコンビと言えるでしょう」

板野「(翼がいないから、岬とのゴールデンコンビ自体も認知されていないんだよな……。
    そうなると確かに、日本で最強のコンビプレイヤーはこいつらになるのか)」
松山「やっぱり強いな、花輪は。 特にあの立花兄弟の攻撃力はどうしようもない」
佐瀬「ドリブルも上手いし、パスワークも非凡ですからね(やだなぁ……DFの俺の出番が増えちゃいそうだ……)」
加藤「(流石に失点しないって訳にはいかないんだろうなぁ……あー、やだやだ)」

400 :森末(仮):2013/10/19(土) 22:10:42 ID:???
試合の展開は大方の予想通り、花輪中学の大量リード。
立花兄弟は温存をする事もなく得点を稼ぎまくり、後半20分の時点で4−0と大きく対戦校を突き放している。
殆ど無名校とはいえ、相手も地元を代表し、1回戦を突破してきたチーム。
それを相手に4点差をつけるとなると、やはり強敵であると考えて間違いがないだろう。

板野「(しかもスカイラブハリケーンやデルタツインも使ってないもんな……。
    浮き球に強いからボレーとかヘディングでも十分って事なんだろうか?
    それはともかく、何か言っておこうかな?)」

A.「いいぞ、立花兄弟! もう1点くらい取っちゃえ!」 立花兄弟を応援する
B.「何やってるんだ崎元中! そんな双子の猿にいいようにされて!」 対戦校の方を応援する
C.「立花兄弟! もったいぶってないでスカイラブハリケーン見せろ!」 スカイラブハリケーンの存在を暴露する
D.「明日はどうやって立花兄弟を封じるかが問題になるのかな?」 立花兄弟対策を仲間と相談する
E.「明日は点の取り合いかな。 見ている限り無失点だけど花輪の守備力は大したことがなさそうだ」 明日の試合の展開について相談する
F.「(いや、何も言わなくていいや)」
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

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