キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【頂天への】俺inキャプ森2【道程】

1 :森末(仮):2013/10/09(水) 23:45:22 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【目指すは】俺inキャプ森1【全国】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1379332155/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
自分が参入をするチームをふらの中学と決めた板野は松山らと交流を深めつつ、2年生の際全国大会へ。
世代でもトップクラスの中西と戦うも、先制点を挙げる活躍を見せた。
しかし何者かの陰謀か、松山が負傷し他のメンバーも腹痛を訴え棄権、涙を呑んで大会を後にした。
若島津健との闘いで自身の力の低さを認識するも、新シュートの開発をし克服。
3年目、藤沢の転校を聞かされ揺れるふらのメンバー達と共に道大会を突破、全国大会への切符を手に入れた。

521 :森末(仮):2013/10/22(火) 22:49:16 ID:???
>★松山→雪下ろしオーバー 56 ( クラブ9 )( 1 + 5 )=62★
>★武田→高いクリアー 45 ( ハート3 )( 4 + 5 )+(人数差補正+1)=55
> 中村→高いクリアー 48 ( ハートA )( 3 + 3 )+(人数差補正+1)=55★
>★吉倉 パンチング 49 ( ハートA )( 6 + 1 )=56★
>≧2→松山の雪下ろしオーバーが花輪ゴールに突き刺さる!
=========================================================================
『雪下ろしオーバー』それは一般的なオーバーヘッドキックとは何ら変わらない、
至って普通のオーバーヘッドキックである。
だが、特別な効果がないとはいえ……それを放つのが松山光であれば話は違う。
ジャンプ力はないが強靭な足腰を持ち、
鍛錬を重ねて空中でもしっかりとミートできるよう心掛けた松山の雪下ろしオーバー。
綺麗な音を立てて放たれたそれは、彼の心のように真っ直ぐに花輪ゴールを襲い掛かる。

武田「た、高い!」
中村「届かない!?」

ボールをクリアーに行ったDF達は一歩も二歩も及ばず。

吉倉「うわあああっ!!」

ザシュッ! ピピィーッ!!

気迫を込めてパンチングに向かった吉倉も、そのボールには指一本と触れる事は出来なかった。
そしてボールは音を立ててネットへと突き刺さり、次いで審判の笛が鳴り響く。

松山「よーし!!」

着地をしっかりと決めた松山はその笛の音を聞きながらゴールへ突き刺さったボールを確認すると、
高々と拳を上げてガッツポーズを決めるのだった。

ふらの 1−0 花輪

522 :森末(仮):2013/10/22(火) 22:50:18 ID:???
ワアアアアアアアッ!!

実況「決まりました、ゴール! ふらの中学、前半9分という早い時間帯にまたもや先取点!
   決めたのは松山くん、自慢の『雪下ろしオーバー』が完璧にゴールを射抜き、
   花輪守備陣は掠る事すら出来ずにゴールを奪われました!」

観客「先取点はふらのか」「花輪はゴール前で失敗してカウンター決められちまったのが痛かったなぁ」
  「そのカウンターも綺麗に決まったな」

反町「これでふらのはぐっと有利になったな。
   花輪は立花兄弟のトライアングルシュートが封じられたし、攻め手がなくなった」
沢田「元々の地力ではふらの有利とされてましたもんね」

井沢「オーバーヘッドキックか……(あれだけの大技を簡単に使えるってのはやっぱり羨ましいな)」
長野「打点は高くはないからやりようによってはクリアーできそうだが……」
小田「で、でも松山には『北国シュート』もあるんだろ?」
剛田「(と、止められる気がしねぇぜ……先輩たちに任せるしかねぇや)」

藤沢「松山くん……素敵過ぎ……」
町田「(美子のキャラがどんどん変わっていってる気がするのは気のせいかしら?)」

このふらのの先取点に観客たちは大いに沸く。
特に流れが立花兄弟の得意とする戦法をエースストライカーが破り、
逆に速攻のカウンターを見せてキャプテンが大技を持って得点をするという目立ちやすいものだった事もあり、
観客たちには改めてふらのの強さが強く印象付けられる。

523 :森末(仮):2013/10/22(火) 22:51:19 ID:???
小田「ナイスシュート、キャプテン!(ふ〜、よかった。 一応俺も先取点には役だった筈だよな?)」
松山「小田こそ、ナイス判断だった。 自分で決めたかっただろうに、悪かったな」
小田「い、いいんだよ! サッカーはチームスポーツ、得点する為に最良の判断しないとな!
   (いくら相手の守備が軽そうだからって俺じゃ得点は無理だって……)」

そしてフィールドでは松山を中心として、ふらのメンバーが喜びの声を上げる。
その渦中にいた松山はといえば、
相も変わらず周囲にとっては内心遠慮したい事を言って彼らを困らせるのだが、
それも一区切りがつくと板野へと向き直り口を開く。

松山「板野、お前もナイスディフェンスだったぞ。
   まさかあんな方法で立花兄弟のトライアングルシュートを止められるとは思わなかった」
山室「確かにな」

カウンターから先取点を決めた功績は、ボールを運んだ小田と得点を決めた松山である事は間違いない。
だがその前にカウンターを決める事が出来たのは、板野が立花兄弟のトライアングルシュートを防いでいたからである。
もしも板野が防いでいなければ、今頃は花輪と立場が逆転していたかもしれない。
そういう意味で松山は板野の事を労い、板野は少しだけ照れたようにしながら頬をかく。

板野「(本当は俺が考えた事じゃなくて知識で知っていた事、なんだけどな……。
    なんて言っておこう?)」

A.「サッカーは頭を使うスポーツだからね。 ずっと対策は考えていたんだ」 自らの頭脳をアピールする
B.「立花兄弟封じは完璧だ、次も俺に守備は任せてくれ」 次も立花兄弟封じを任せてほしいと伝える
C.「たまたまだよ、ふと思い浮かんだだけさ」 マグレの思いつきだと謙遜する
D.「松山こそナイスシュートだったよ!」 自分はさておき、松山を褒める
E.「小田の判断こそがこの得点に繋がったんだ」 自分はさておき、小田を褒める
F.「所詮あんなシュートは猿知恵さ、人間の頭脳には勝てない!」 立花兄弟を貶す
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

524 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 22:52:35 ID:MULrk9n+
D

525 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 22:52:53 ID:be0BAx0o
D

526 :森末(仮):2013/10/22(火) 23:24:12 ID:???
>D.「松山こそナイスシュートだったよ!」 自分はさておき、松山を褒める
==================================================================================
自分で考えた事ではないのにそれを褒められる事にこそばゆくなったのか、
板野は自分のトライアングルシュート封じには然程触れず、松山のシュートを褒めた。
実際、松山のオーバーヘッド……『雪下ろしオーバー』は板野の目から見ても羨ましいもの。
チビであり、然程ジャンプ力も無い板野では高い浮き球にあれだけ綺麗に合わせられないのだ。

松山「ああ、ありがとう。 あの雪下ろしオーバーは中学1年生の時に開発したんだ。
   小学生時代、前にも話した岬って奴や、武蔵の三杉が全国大会で使ってたのを見てな。
   北国シュートと同じく、俺の自慢のシュートなんだ」
板野「(オーバーヘッドといえば翼の代名詞な気もするけど、使い手は他にもいるもんなぁ)」
松山「次は皆が決める番だぞ。 さぁ、もう一度花輪の攻撃を断ち切って追加点を狙おう!」
ふらのメンバー「「「おう!」」」

こうしてふらのメンバー達が気合を入れ直し、守備に戻る一方。
花輪中学の面々は少しだけ気落ちしたような表情でスコアボードを見つつ、
中心人物である立花兄弟の顔色を伺った。

吉倉「すまない、政夫、和夫。 止められなかった……」
政夫「仕方ない、松山は攻めも守りも出来る全国屈指のMFだからな。
   むしろカウンターを許した俺達の責任だ」
和夫「くそっ、どうして俺達のトライアングルシュートが……! 板野の奴、小学生時代は会った事なかった筈なのに!」
政夫「忘れたのか、和夫! あいつが去年俺達と会った時に言ってた事を」
和夫「……もしかして、俺達の事を事前に調査しておいたって言うのか?」
政夫「しかもご丁寧に対策までしてくれたみたいだぜ。
   (それだけ俺達を警戒してくれるってのは実力を認められてるみたいで嬉しいが、勝負の最中にそんな事は言えねぇ……)」

527 :森末(仮):2013/10/22(火) 23:25:59 ID:???
立花兄弟としては、小学生時代から愛用していたトライアングルシュートを、
初めて試合をする相手に破られたというのは信じがたい事である。
だが、実際……事実としてトライアングルシュートは板野の手によって防がれたのだ。

本当の所は板野はこの防ぎ方を思いついた訳ではなく、"知って"いただけなのだが、
当然ながら立花兄弟がそのような事を知る筈もなく。
事前に自分たちの得意技を調べ、対策を練ってきていたのだろうと考える。
去年に試合会場で偶然出会った時にも立花兄弟を知っているような事を言っていたのだから、
立花兄弟がその考えに至っても致し方ないだろう。

自分たちを"強敵"と認めて対策を練ってきたという事実は、それはそれでありがたい話。
それだけ自分たちに注目をしてくれるというのは、FWとしては最大の誉である。
しかし、それを手放しで喜べる訳では当然なく、政夫は小さく舌打ちをしつつ和夫に向き直り口を開く。

政夫「しょうがない、"アレ"を使うぞ」
和夫「ええっ、"アレ"は若島津対策の技じゃないか! もう使っちまうのか?」
政夫「ここで負けたら意味がないんだ、出し惜しみしてる場合じゃない。
   みんな、そういう訳だ。 ゴール前に高いボールを放り込んでくれ」
玉井「わかった、頼むぞ立花兄弟」
和夫「任せとけって、これで同点だ!」

528 :森末(仮):2013/10/22(火) 23:27:00 ID:???
実況「さぁ両チーム再び配置につき、キックオフの笛を待ちます。
   しかし花輪は立花くんたちの得意のトライアングルシュートを封じられ、今一つ攻め手に欠ける気がします。
   一体ここからどのように攻めるつもりでしょうか? そこにも期待をしたい所です」

片桐「花輪は苦しい形になりましたね。 1点ビハインドで得意技が封じられる。
   正攻法でゴールを狙うのもありですが、ふらののキーパーである加藤も実力は低くない」
見上「もしも小学生時代から何も成長をしていないというのなら、敗北は免れんだろう」

ピィーッ!!

政夫「よし、行くぞ和夫!」
和夫「おう!」
板野「(またこの2人か……!)」

再び花輪ボールでのキックオフ。
先ほどのリプレイを見るかのように、立花兄弟は再びボールを持って正面突破を挑みかかる。
花輪というチームが彼らの攻撃力頼りである事を考えれば当然の選択であるが、
板野は彼らが迫りくる間も記憶を呼び起こしどうしたものかと考える。

板野「(トライアングルシュートを防がれたんだから、十中八九次はスカイラブハリケーンをしてくる筈だ。
    でもあれは簡単には防げないんだよなぁ……どうしよう?)」

A.「ここで止めれば問題ないんだ!」 政夫からボールを奪いにいく
B.「1人じゃ拙い、松山達と連携しよう」 少し下がり松山達と連携して奪いにいく
C.「俺の守備力じゃ話にならない。 攻撃に備えておこう」 カウンターに備え待機する
D.「(ゴールバーに登れば防げないかな?)」 再びゴール前まで戻る
E.「松山、立花兄弟は何か仕掛けてくるぞ! ゴール前に戻るんだ!」 松山をゴール前に戻らせる
F.「さてはスカイラブハリケーンを使ってくるつもりだな!?」 大声で叫び、立花兄弟の動揺を誘う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

529 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:27:49 ID:MULrk9n+
B

530 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:28:00 ID:be0BAx0o
B

531 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:28:50 ID:rGgp2SFk
c

532 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:32:27 ID:???
東邦、南葛戦だと板野にべったりマーク付けられるだろうな

533 :森末(仮):2013/10/22(火) 23:42:59 ID:???
>B.「1人じゃ拙い、松山達と連携しよう」 少し下がり松山達と連携して奪いにいく
=================================================================================
板野「(攻撃能力は鍛えたつもりだけど、守備は殆ど手付かずだもんな……。
    ボールキープが上手い立花兄弟からボールを奪える気はしないや)」
松山「(ん? 板野が下がってきたか……よし、連携して奪いにいくぞ!)」
小田「(中央に寄れ、か……しょうがねぇな)」
山室「(数合わせ数合わせ、っと)」

自分の攻撃力にこそ自信はあるものの、逆に守備力はからきしな板野。
単独でボールを奪いに向かっても政夫からボールを零すのも難しいかもしれないと判断し、
後退をしながら松山に視線で合図を送る。
これを受け取った松山は両サイドのFWも中央へと寄せ、
4人がかりでの立花兄弟のパスワーク封じを狙いに行く。

政夫「へっ、数をかければいいってもんじゃないぜ!」
和夫「俺達のコンビプレーをそう簡単に止められるもんか!」

先着3名様で、

★政夫→ジェミニアタック 54 (! card)(! dice + ! dice)=
 和夫→ジェミニアタック 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★板野→パスカット 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★
★松山→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=
 山室→パスカット 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=
 金田→パスカット 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→立花兄弟が目にも留まらぬ早業で中盤を突破! 再び小野にボールを渡し……?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(塩田がフォロー、小野がフォロー、若松がフォロー)
≦−2→ふらのボールに。

534 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:44:06 ID:???
★政夫→ジェミニアタック 54 ( クラブQ )( 6 + 6 )=
 和夫→ジェミニアタック 54 ( スペード4 )( 4 + 6 )=★

535 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:44:19 ID:???
★政夫→ジェミニアタック 54 ( ハート5 )( 3 + 6 )=
 和夫→ジェミニアタック 54 ( ダイヤ2 )( 5 + 6 )=★

536 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:44:38 ID:???
★板野→パスカット 46 ( スペード5 )( 3 + 6 )+(人数差補正+2)=★

537 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:45:36 ID:???
★松山→パスカット 52 ( クラブQ )( 6 + 4 )+(人数差補正+2)=
 山室→パスカット 46 ( ダイヤJ )( 5 + 6 )+(人数差補正+2)=
 金田→パスカット 47 ( スペード10 )( 2 + 6 )+(人数差補正+2)=★


538 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:46:32 ID:???
立花兄弟も松山も凄いプレーだ

539 :森崎名無しさん:2013/10/22(火) 23:46:44 ID:???
すげぇな各キャラのダイスに全部6がある

540 :森末(仮):2013/10/22(火) 23:47:17 ID:???
おっと、名前が金田になっているのは小田の判定です。
結果は変わりませんので、結果の文章で修正します。

541 :森末(仮):2013/10/23(水) 00:38:59 ID:???
>★政夫→ジェミニアタック 54 ( クラブQ )( 6 + 6 )=66
> 和夫→ジェミニアタック 54 ( スペード4 )( 4 + 6 )=★64
>★板野→パスカット 46 ( スペード5 )( 3 + 6 )+(人数差補正+2)=57★
>★松山→パスカット 52 ( クラブQ )( 6 + 4 )+(人数差補正+2)=64
> 山室→パスカット 46 ( ダイヤJ )( 5 + 6 )+(人数差補正+2)=59
> 小田→パスカット 47 ( スペード10 )( 2 + 6 )+(人数差補正+2)=57★
>≧2→立花兄弟が目にも留まらぬ早業で中盤を突破! 再び小野にボールを渡し……?
============================================================================
松山「(小田、もう少し右だ! 山室は前に出るんだ!)」
小田・山室「「(おう!!)」」

この時、松山は咄嗟に小田と山室にアイコンタクトを送り、守備指示を出した。
小学生時代から共にサッカーをし、相手の癖や特徴は把握しきっているふらのメンバー。
彼らは松山の視線を見ただけで、お互いの意思疎通が出来るだけの能力を持っていたのだ。

政夫「(へぇ、いい連携だな)」
和夫「(でも俺達には関係ないぜ!)」

バシッ!!

小田「よし、こっちに……」
政夫「あらよっ!」

バコンッ!! パシーンッ!!

小田「あ、あれっ?」
山室「なんで政夫がそこにいるんだ!?」
松山「(あいつら……お互いの位置を、目で見なくても完全に把握してる? そ、そんな事が可能なのか!?)」

542 :森末(仮):2013/10/23(水) 00:39:59 ID:???
しかし、付き合いの古さにおいて立花兄弟に匹敵する者はいなかった。
何せ彼らは双子の兄弟、この世に生を受けたその時から共に育ってきたのである。
既に互いの考えている事、動きは完璧に把握しており、
更にその先――相手を生かす為のプレーをもこなす事が可能となっている。

ショートパスからの華麗なドリブル突破、サイドへ流れてのロングパス。
そしてお互いのポジションチェンジにボールのスイッチ。
目にも留まらぬ早業で次々にボールを操る様は正に変幻自在であり、ふらのの守備陣はあっさりと崩壊。

松山「く、くそ! 抜かせてたまるか!」
政夫「松山、お前たちのチームプレーは確かに凄いかもしれねぇ!」
和夫「でも、コンビプレーなら俺達がこの日本でNo.1なんだよ! そいつを今から証明してやる!」

パシィンッ!

小野「ナイスパス、政夫!」
松山「し、しまった!」

唯一、彼らのコンビプレーについていけていた松山も、
その強烈なスライディングタックルでボールを奪う前に政夫はサイドから上がってきていた小野へと再びパスを送った。

政夫の言うようにチームプレーならばふらのの方が一枚も二枚も上手だろう。
だが、コンビプレーならば……間違いなく彼らこそが日本で最強。
その事を証明するかのような鋭い速攻であった。

板野「(……やばい、一歩も動けなかった)」

なお、主人公である筈の板野はあまりのパスワークの鋭さに一歩も動けなかったという。

543 :森末(仮):2013/10/23(水) 00:41:03 ID:???
ワアアアアアアアアッ!!

実況「これは凄い、立花兄弟、くるくると目まぐるしくボールを回しふらの中盤をかき回す!
   たった2人なのにどうしてこのように翻弄する事が出来るのか!
   花輪、再びシュートチャンスだ!」

来生「ふっ、まぁ俺達のトリオプレイには負けるだろうがな」
井沢「おいおい、無茶言うな。 あんな素早いパス回し出来ねーだろ」
滝「(コンビプレーかぁ……井沢は中学に上がってから守備よりになったし、
   俺がするとなると来生が相手になるけど……こいつと合わせるの疲れるんだよなぁ)」

北詰「沢田、反町、お前たちもよくあのパスワークを見ておけよ。
   お前たち、東邦の攻めの中心があれだけの力を発揮出来れば今年は優勝は貰ったも同然なんだ」
反町「は、はい(タケシは合わせやすいけど、あれだけのプレーが出来るかな……)」
沢田「わかりました(反町さんはこっちの事を考えてパス出してくれるから楽でいいんですよね……)」
小池「(攻めの中心でなんで俺の名前が挙がらなかったんだ?)」

次藤「流石にコンビプレーを売りとするだけの事はあるタイ。
   だが、問題はここからタイ」
佐野「そうですね」

立花兄弟たちのある種芸術的とも言えるパスワークに歓声を上げる観客たちだが、
一部の者達はまだ花輪が喜ぶには早すぎるとフィールドに注視をする。
突破は上手くいった、だがフィニッシュはどうなるのか? 問題はそこである。

見上「先ほども突破自体は上手くいった、立花兄弟のパスワークを止められる者などそうはいないからな。
   問題は最後の詰めだ、これを決められなければ先ほどの二の舞になる」
片桐「ふらのもトライアングルシュート対策はバッチリなようですからね……」

544 :森末(仮):2013/10/23(水) 00:42:23 ID:???
松山「松田、ポスト前に陣取るんだ! 立花兄弟が飛び上がろうとしたらさっきの板野と同じように蹴れ!」
松田「は、はい!(タイミングを間違えないようにしなきゃな……)」

ふらの中学の者達は当然のようにトライアングルシュートを警戒し、
先ほど板野が防いだものと同じ方法でトライアングルシュートを封じようとする。
キック力が板野よりも低いとはいえ、それでもポストに振動を伝えるくらいは誰でも出来る。
トライアングルシュートを狙いに行っても先ほどと同じ結果になるのは目に見えていたが……。
しかし、立花兄弟は不敵に笑いながらゴール前へと駆け上がる。

政夫「よし、上げろ小野!」
小野「それっ、頼むぞ!!」

バコーンッ!!

実況「さぁ、ボールが再び空高く上がった!
   立花くんたち、ここは先ほどと同じようにトライアングルシュートに行くのか!?
   だがポストの前にはふらの中学、松田くんが備えている! これではさっきと同じ結果になるのは目に見えています!」

政夫「よし……ここだ、和夫!」
和夫「いくぜ!」

ズッザアアアアアアアアアアア!!

松山「えっ!?」
板野「(で、出た! そもそもなんであんだけ滑れるのか不思議だけど、ここから更にトンデモな事になるんだ!!)」

石崎「何するつもりだ?」
高杉「(背中が急にかゆくなって地面でかくつもりなのか?)」

次藤「また面白か事し始めたタイ!」
佐野「そうですね」

545 :森末(仮):2013/10/23(水) 00:43:41 ID:???
そして再び小野がボールを天高く上げた後、和夫は体を仰向けにしながら地面を滑走し始める。
傍から見ればただの奇行、いきなり寝ころびそのまま滑り始める様は異様としか言えず、
観客たちはどよめきふらのメンバーもただ困惑するしかなかった。
だが、真に彼らが驚くのはここからである。

政夫「……今だっ!!」

ピョインッ! ガシィイイイイイイイイインッ!!

松山「なっ……なにィ!?」

空へと上がったボールの弾道を見極めながら、あおむけになった和夫へとジャンプをする政夫。
一歩間違えればスパイクで傷つけ、大惨事を招きかねない行為である。
だが、政夫は綺麗にピタリと和夫が折り曲げていた足のその裏へと着地。
そのままドッキングを果たした立花兄弟は、驚く周囲を後目に高々と叫ぶ。

実況「こ、これはなんだ!? 立花和夫くんが地面にあおむけになり、滑走していた所を政夫くんがそれにドッキングー!!
   一体何をしようというのか!?」

政夫「見せてやるぜ!」
和夫「これが俺達の新空中技!」

政夫・和夫「「スカイラブ・ハリケーンだ!!」」

546 :森末(仮):2013/10/23(水) 00:44:42 ID:???
先着3名様で、

★政夫→スカイラブハリケーン 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★本田→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 近藤→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 佐瀬→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★加藤 パンチング 52 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(塩田がねじ込み)(塩田と松田で競り合い)(松田がフォロー)
≦−2→ふらのボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→政夫のスカイラブハリケーンがふらのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(塩田がねじ込み)(花輪コーナーキック)(松田がフォロー)
≦−2→ふらのボールに。

547 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 00:44:57 ID:???
★政夫→スカイラブハリケーン 58 ( スペードQ )( 5 + 3 )=★

548 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 00:44:58 ID:???
★政夫→スカイラブハリケーン 58 ( ハートK )( 3 + 6 )=★

549 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 00:46:01 ID:???
★本田→ブロック 48 ( ハートK )( 2 + 6 )+(人数差補正+1)=
 近藤→ブロック 47 ( クラブ3 )( 2 + 5 )+(人数差補正+1)=
 佐瀬→ブロック 48 ( クラブ5 )( 2 + 5 )+(人数差補正+1)=★

スカライブは生で見れたら感動モノだろうなw

550 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 00:46:47 ID:???
★加藤 パンチング 52 ( ハートJ )( 6 + 6 )=★

551 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 00:47:51 ID:???
頑張った
物凄く頑張ったけど1足りない!

552 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 00:54:46 ID:???
松山をゴールポストに登らすか、このまま落ち着いて点取り合いに挑むか…
弾丸でガッツ節約していった方がいいかな、マグナムで確実にいくか、さてどうしよう。

553 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 01:05:34 ID:???
スカーラブの方は確実に防げない。ブロッカーがいないんだから。
でもあの技は出せてあと2発だから、やはり覚醒目当ての殴り合いの方がいいんじゃないか。

554 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 01:23:46 ID:???
クリアだったら勝負できる奴いるかな、一応松山にポスト登り案だけ出しておいて判断は投げる手もある。
コーナーキックぐらいじゃないと出番無いだろうけど、少しぐらいなら動き封じられるかも。
でも立花兄弟これでガッツは300消費してるんだよな…(ジュミニで100、スカイラブで200)
あと、クリア技あるから雪下ろしオーバーも決まる確率低くなるかもしれん。

555 :森末(仮):2013/10/23(水) 01:26:00 ID:???
>★政夫→スカイラブハリケーン 58 ( スペードQ )( 5 + 3 )=66★
>★本田→ブロック 48 ( ハートK )( 2 + 6 )+(人数差補正+1)=57
> 近藤→ブロック 47 ( クラブ3 )( 2 + 5 )+(人数差補正+1)=55
> 佐瀬→ブロック 48 ( クラブ5 )( 2 + 5 )+(人数差補正+1)=56★
>★加藤 パンチング 52 ( ハートJ )( 6 + 6 )=64★
>≧2→政夫のスカイラブハリケーンがふらのゴールに突き刺さる!
===================================================================================
板野「(凄い……これが、これがスカイラブハリケーンか!)」

ドッキングを成功させ、空高く飛び上がった政夫の姿を見て、板野は感動に近いものを覚えていた。
敵対している者としてはあるまじき感情なのかもしれないが、板野もいちキャプテン森崎、キャプテン翼ファンである。
とんでもサッカーと言われるその世界の中でも、群を抜いて凄まじい技『スカイラブハリケーン』。
両足をドッキングさせ、そのバネを利用して空高くまで飛び上がりヘディングをするという技は、
板野も子供の頃に真似をして母親に怒られた経験もある技である。
それを目の前で、同じフィールドで見て、感動をするなという方が無理な話だろう。

政夫「いけぇっ!!」

だが、そんな板野の心境を知ってか知らずか、
空中に飛び上がった政夫は容赦なくゴールを狙いヘディングを放つ。

空中戦に強いという若島津、その若島津から点を奪うにはトライアングルシュートでは心もとない。
そう考えて編み出されたスカイラブハリケーンは、標的としていた相手とは違うGKが待つゴールへと襲い掛かる。

556 :森末(仮):2013/10/23(水) 01:27:36 ID:???
バビュウウウウウウウウウウウウウッ!!

本田「な、なんだよこれぇっ!?」
近藤「うわああああっ!?」

超高度から放たれたヘディングは、
重力で更に速度を加速させつつDF達がブロックに向かう事の出来ない角度で降下してゆく。

加藤「く、決められてたまるか!(失点したらなんて言い訳をすれば……)」

それでもGKである加藤は懸命に食らいつき、ボールをなんとか弾こうとダイブをした。

バシュウッ! ……クルクルクルクル スタッ

しかし現実は無情。あと1cmという所で加藤の拳はボールをとらえる事が出来ず、
ボールはゴールネットへと突き刺さる。
誰もが呆気に取られる中、空高く飛び上がっていた政夫は空中で前転を決めながら綺麗に着地。

政夫「へへっ、100点満点!」
和夫「どうだ見たか! これが俺達の新技、スカイラブハリケーンだ!!」

ピ、ピピィーッ!!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

起き上がってきた和夫とハイタッチをしながら再び高らかに宣言をすると、
フィールドの時間は再び流れ、審判は思い出したように得点を告げる笛を吹き観客たちが歓声を上げるのだった。

ふらの 1−1 花輪

557 :森末(仮):2013/10/23(水) 01:28:50 ID:???
実況「き、決まった……! なんという事でしょう、花輪! 1点を返して同点に追いついた!
   ただいま入ってきた情報によると、先ほど立花くんたちが見せたのはスカイラブハリケーンという大技!
   互いの足をドッキングさせる事で大きくジャンプをし、高くからゴールを奪おうとする超必殺技です!
   これは凄い、花輪! とんでもない秘密兵器を隠し持っていたようだ!」

観客「すっげー! サッカーってこんな事も出来るのか!」「いいぞー、立花兄弟! やれやれー!!」
  「さっきの突破も凄かったし、こんな事も出来るなんてな」「いやいや、ふらのもまだ負けちゃいねぇぜ!」

北詰「な、なんというバカげたシュートだ! 
   そもそも一歩間違えれば怪我をしてもおかしくないぞ、一体どんな指導者が花輪の監督なんだ!」
反町「(確かに馬鹿げてるっちゃ馬鹿げてるけど……あの角度からのシュートはそう簡単に防げないぞ?)」
小池「若島津、あれ止められるか?」
若島津「あの程度の曲芸、俺が弾き返せない訳がないだろう」

次藤「やるタイ……さっきのトライアングルシュートには単純な防ぎ方があった。
   だがこのスカイラブハリケーンを防ぐにゃ根本的にシュートコースを防ぐしかないタイ」
佐野「そうですね……」

片桐「……これが立花兄弟の切り札ですか」
見上「面白い事をする奴らだ。 あの角度からのシュート、並のキーパーでは防ぐことは難しいだろう。
   加藤もいい動きをしたが、一歩及ばなかったようにな」
片桐「これで同点、しかも早い時間帯でいきなり点を返しましたからね。
   花輪はここから勢いに乗ってくるんじゃないでしょうか?」
見上「うむ……(問題は乗りすぎて、スタミナが切れる事くらいだな)」

ド派手な突破から、更にド派手な必殺技で一気に追いついた花輪中学。
一般的な観客たちは拍手喝采で立花兄弟を褒め称え、偵察に来ていた者達も思わず息をのむ。

558 :森末(仮):2013/10/23(水) 01:29:50 ID:???
和夫「へへへ、歓声が気持ちいいぜ!」
政夫「やっぱサッカーは派手じゃないとな!」

これに気を良くするのは立花兄弟である。
元来陽気で調子に乗りやすく、目立ちたがり屋な彼ら。
そんな彼らがこれだけの拍手を受けて喜ばない筈はなく、ガッツポーズを取って歓声にこたえてみせる。

加藤「ぐ、ぐぅ……(あんなシュートふせげねぇって……)」
松山「スカイラブハリケーン……凄い技だ……」

逆に一気にムードをよくする花輪中学とは対照的に、
ふらのは先取点を取ってから僅か5分も経たぬ内に同点に追いつかれた事で気落ちをする。
板野のマグナムシュート、松山の北国シュートと必殺シュートには見慣れている彼らであるが、
立花兄弟のスカイラブハリケーンはそれらとは別ベクトルで突き抜けたシュート。
その派手さは相手に強烈なインパクトを与え、ふらの守備陣はどうやって防げばいいんだと頭を抱える。

板野「(……まぁ、あれだけの技だもん。 インパクトあるよなぁ……)」
本田「な、なぁ板野……」
板野「え?」
本田「あれを防ぐ方法は無いのか? さっきみたいにポストを蹴るみたいな感じでさ」
松山「………………」

そんなふらのメンバーの心中を察しながら、板野は未だに生スカイラブの感激に浸っていたのだが、
ここで途方に暮れていたDFの1人、本田は板野にスカイラブハリケーンの防ぎ方を知らないかと問われる。
つい先ほど、トライアングルシュート破りを見せた板野。
もしかしたら、このスカイラブハリケーンを防ぐ術も見つけているかもしれないという淡い期待が彼らにはあり、
松山はその様子をじっと見つめながら板野が口を開くのを待っている。

板野「(スカイラブハリケーンを防ぐ方法、防ぐ方法……)」

559 :森末(仮):2013/10/23(水) 01:31:01 ID:???
A.「あるよ。 ゴールバーの上に上るんだ」 ゴールバーの上に上るよう提案する
B.「あるよ。 ゴールポストを蹴ってこちらも高く飛ぶんだ」 三角飛び出しを提案する
C.「あるよ。 あいつらを怪我させてしまえばいいんだ」 ニタリとほほ笑んでみる
D.「ないね。 正攻法で守るしかない」 明確な弱点はないとはっきり言う
E.「ないね。 でも、松山が守備に参加すれば防ぐのも不可能じゃない筈だ」 松山スイーパー案を進言する
F.「ないね。 でも……防ぐ方法はなくても、弱点はある」 立花兄弟のスタミナについて指摘する

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

560 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 01:32:33 ID:xaqbzKIo
A 三角飛びは難しいだろうし

561 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 01:32:45 ID:xibgubt+


562 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 01:33:09 ID:rpKaGlM2
F

563 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 01:33:36 ID:p/Tle+Ew
F

564 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 01:34:42 ID:???
Bが本当に出来るなら松山にもワンチャンあったが、さすがにぶっつけ本番で三角飛び出しは無理だろう。

565 :森末(仮):2013/10/23(水) 01:35:52 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

566 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 07:55:07 ID:???
ゴールバーの上に登らせたりしたら、ミスして怪我の可能性もあるしね

567 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 08:55:01 ID:???
赤札ぁっ

568 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 13:57:58 ID:???
ついさっき2で立花兄弟に11点入れられて負けました
ゲームの兄弟は鬼畜ですね

569 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 18:39:18 ID:???
ゲームには敵のガッツ消費がないのか?
それならきつかったな

570 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 18:44:49 ID:???
確か4までは敵のガッツ無限じゃなかったかな
5で設定されたので、シニョーリにを多数で囲み
一人だけタックル、残りはマークで芸術的なドリブルを乱発させてガッツ切れに追い込むという攻略法があった。

571 :森末(仮):2013/10/23(水) 22:58:14 ID:???
>F.「ないね。 でも……防ぐ方法はなくても、弱点はある」 立花兄弟のスタミナについて指摘する
===============================================================================================
佐瀬「え? ……どういう事だ?」
松山「……立花兄弟たちのスタミナの事か?」
板野「うん、その通りだよ」

板野の一見すると思わせぶりな言葉に多くの者達は首を捻るが、
素早く意図を察知した松山が呟くと板野はそれを肯定。
訳が分からないという表情をする一同に対し、板野は改めて説明をする。

板野「確かにスカイラブハリケーンは凄いけど、あれだけの技なんだからスタミナは大量に消費する。
   強力過ぎるが故の弱点って言っていいだろうね」
松山「ああ、それにあれは足に負担が大きくかかりそうだしな。
   それを考えても安易に何度も連発出来るものじゃない筈だ」
近藤「なるほど……そういう弱点があったのか」

言われてみれば確かに、あれだけの大技をして体に負担がかからない筈がない。
無闇に乱発される恐れはなくなったと聞き一同はほっと安堵をし、
次に具体的にここからどうやって攻めていくかを相談し始める。

加藤「でもそう連発出来ないからって何度も打たれちゃやばいぞ……(止められる自信無いし……)」
板野「打たれたら確かにまずいけど、そうなる前に止める方向でいくしかないね」
松山「立花兄弟もそう何度も打てないという事くらいは重々承知な筈だからな。
   そう考えるとここからはある程度他の選手を使って攻め込んでくるだろうさ。
   それにトライアングルシュートと違ってスカイラブハリケーンはセンタリングを上げて貰わなくちゃ使えない。
   センタリングを出される前に素早くプレスをかける方向でいこう」
本田「なら俺達SBは上がり目の方がいいかな?」
板野「うん、そうだね」
松山「後は俺達も立花兄弟に負けないよう攻め込んで再び突き放していくんだ。
   持久戦に持ち込めば立花兄弟はスタミナに不安がある分、俺達が勝つんだ。 よし、いくぞ!」
ふらのメンバー「「「おう!」」」

572 :森末(仮):2013/10/23(水) 22:59:15 ID:???
こうしてふらのメンバーはスカイラブハリケーンを打たれる前に止める事で防ぎ、
また、徹底的に持久戦を挑む事で立花兄弟に対抗しようとする。
一方でその立花兄弟たちはといえば、板野達の予想が当たり、
既に披露と足の負担は軽視できないものとなってしまっていた。

玉井「大丈夫か、政夫、和夫?」
政夫「さっきから俺と和夫だけで攻めはしてたからな……正直、このペースじゃもたないぜ」
和夫「俺達の体力が切れたらその段階で点を入れるのは難しくなるからな。
   しばらくはお前たちでなんとか時間を稼いでくれ」
塩田「ああ、わかった」
政夫「(といっても、みんなの守備力じゃ正直次の攻撃を止められるかどうか不安なんだよな……)」
和夫「(最低限の守備参加だけはしておくか……)」

このペースでいけば、前半だけで息切れをしてしまうと感じた立花兄弟は、
しばらくの間は他のメンバーだけで切り抜けてくれと指示。
彼らもここまで立花兄弟が縦横無尽に暴れ、多大に体力を使ってしまっていた事は理解しておりこの指示を飲むのだった。

井沢「ふらのも綺麗にカウンターを返して先取点を取ったけど、花輪は逆に立花兄弟の速攻でこれまた綺麗に得点をした。
   新技を見せた分、勢いは花輪の方にありそうだな」
山森「でもキャプテン、これまで立花さん達は攻撃面でずっと活躍してますよ。
   あれは明らかにオーバーペースです」
滝「確かにな、あのままじゃ持たないってのは立花兄弟もわかってるだろ。
  花輪はここからが正念場だぜ。 主力2人以外の奴らが、どこまで持ちこたえるかがな」
岩見「(主力以外の戦力、か……)」
小田「(暗に俺の事言われてるみたいでやだなぁ……)」

573 :森末(仮):2013/10/23(水) 23:00:18 ID:???
ピィーッ!!

こうして前半14分、この試合初めてのふらのボールでのキックオフ。
ボールは小田から板野へと手渡され、ボールを持った板野はゆっくりと前を向き状況を確認する。

実況「さぁ再びキックオフ! ボールは小田くんからセンターフォワード板野くんへと渡りました!
   ふらの、まずはこのボールをどうやって運ぶのか?」

板野「(立花兄弟は……横パス、中央突破にも対応出来るように位置取りしてるな。
    守備力は低い筈だけど、それでも他のメンバーに比べたら高そうだ。
    どうやって攻めるかな……)」

A.「山室、頼んだ!」 ドリブルを鍛えた山室を走らせる
B.「小田、頼んだ!」 元エースストライカーの小田を走らせる
C.「俺が自分で持ち込むぞ! 勝負だ、立花兄弟!」 自ら中央突破する
D.「守備力が低いチームならこれで入る!」 キックオフ普通のシュートだ!
E.「守備力が低いチームなら弾丸シュートで!」 キックオフ弾丸シュートだ!
F.「俺のマグナムシュートは、ゴールが少しでも見えれば決められるんだ!」 キックオフマグナムシュートだ!
G.「松山、頼んだ!」 まずは松山に任せよう

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

574 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:01:32 ID:rpKaGlM2


575 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:02:34 ID:v9+lLGXk
A

576 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:02:51 ID:J8G81k/6
F

577 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:03:37 ID:TK9+k7a+
A

578 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:04:56 ID:???
スカイラブハリケーンで傾いた勢いを一気にこっちに戻せるか、だね
失敗したらこっちがオーバーペースだけど

579 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:08:13 ID:???
マグナムならさっきの松山の雪下ろしと期待値的には同じになるな。
50m補正はたしか+4だったはず。

580 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:12:58 ID:???
ストラット的にいえばフリー補正つくんちゃう?

581 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:18:25 ID:???
あ、フリー補正を忘れてた。それなら吉倉が最高値をだしても、板野が5以上だせば
問答無用で決まるな。

582 :森末(仮):2013/10/23(水) 23:32:26 ID:???
>F.「俺のマグナムシュートは、ゴールが少しでも見えれば決められるんだ!」 キックオフマグナムシュートだ!
=========================================================================================================
ピキーン!

その時、板野の頭脳に名案が浮かんだ。
現実の世界で考えれば、あまりにも馬鹿げたもの。
しかし、ことこの世界――キャプテン森崎の世界でなら、時に有用であるとされるもの。

板野「(ここからなら……俺のマグナムシュート、決まるんじゃないか?)」

それは原作、本編においても時折披露されるもの――キックオフ開始直後のシュート。
主に超絶的なパワーを持つシュートが放てる選手が、
その実力を見せつける為に撃つイベント的な側面を持つシュートである。
そして、今の板野はその"超絶的なパワーを持つシュート"が打てるだけのストライカーであった。

板野「……うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

政夫「げっ……!?」
和夫「なっ……なにィ!?」
松山「板野!?(いきなり狙うつもりか! いや、でも板野のマグナムシュートなら……!?)」

閃いた瞬間、板野はその右足を大きく振りかぶる。
キックオフ直後、完全に花輪のメンバーも、観客たちも、そして仲間たちですら予想だにしていなかった行動。
実況ですら声を失う中で、板野はその右足を強く振り下ろす。

583 :森末(仮):2013/10/23(水) 23:33:39 ID:???
和夫「や、やばい! 俺達もブロックを……」
政夫「よせ、和夫! みんなを信じるんだ!」
和夫「く、くそう!」

体力に不安のある立花兄弟は、悔しそうに歯噛みをしながら目の前にいる板野を見やりつつ仲間を信じ。

松山「決めろ、板野! ここで決めれば流れは一気に戻ってくるぞ!」

その板野の後ろ姿を見つつ、松山は激励の言葉を口にする。

来生「あいつ馬鹿だ! あんな所から打って決まる訳ねぇ!」

反町「(あんな位置からシュート……? いや、でも、アイツのマグナムシュートってのは相当な威力らしいし……)」

観客席にいた世代を代表するFW達は驚きに目を疑い。

玉井「あんな距離から決めさせてたまるか!」
相本「中央に寄れぇぇぇぇええ!!」
青田「間にあえ!」
武田「くっそー! こんなのアリかよ!?」
村沢「ふざけるな! 俺達を舐めるなよ!」
中村「そう簡単に抜かれてたまるかー!」
吉倉「(あんな距離だ、絶対に見極めてみせる!)」

花輪の守備陣は大急ぎでシュートコースに入りながら、決めさせてなるものかと吼える。

板野「俺のマグナムシュートは……ゴールが少しでも見えれば決められるんだ! いっけえええええええ!!!」


584 :森末(仮):2013/10/23(水) 23:34:42 ID:???
先着3名様で、

★板野→マグナムシュート 60 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★玉井→ブロック 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=
 相本→ブロック 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=
 青田→ブロック 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 武田→ブロック 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 村沢→ブロック 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 中村→ブロック 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=★
★吉倉 パンチング 49 (! card)(! dice + ! dice)+(50m補正+4)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(小田がフォロー)(ふらのスローイン)(塩田がフォロー)
≦−2→花輪ボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→松山の雪下ろしオーバーが花輪ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(山室がフォロー)(ふらのコーナーキック)(小野がフォロー)
≦−2→花輪ボールに。

【補足・補正・備考】
板野の「マグナムシュート」には吹っ飛び係数2がついています。

585 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:35:02 ID:???
★板野→マグナムシュート 60 ( クラブ9 )( 4 + 1 )+(フリー補正+2)=★

586 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:35:17 ID:???
★板野→マグナムシュート 60 ( スペードK )( 2 + 1 )+(フリー補正+2)=★

587 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:35:52 ID:???
★玉井→ブロック 43 ( クラブ9 )( 6 + 6 )+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=
 相本→ブロック 43 ( ダイヤ8 )( 4 + 4 )+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=
 青田→ブロック 45 ( クラブ7 )( 5 + 2 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 武田→ブロック 45 ( ハート6 )( 3 + 5 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 村沢→ブロック 46 ( ダイヤ7 )( 5 + 1 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 中村→ブロック 46 ( ハートK )(!dice + !dice)+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=★

588 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:36:48 ID:???
判定できんからわけておくれ

589 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:36:59 ID:???
★玉井→ブロック 43 ( ダイヤ7 )( 3 + 5 )+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=
 相本→ブロック 43 ( ダイヤ4 )( 4 + 6 )+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=
 青田→ブロック 45 ( ハートJ )( 5 + 1 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 武田→ブロック 45 ( ダイヤ9 )( 1 + 4 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 村沢→ブロック 46 ( ダイヤA )( 4 + 2 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 中村→ブロック 46 ( ハート8 )(!dice + !dice)+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=★

590 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:37:31 ID:???
★玉井→ブロック 43 ( スペード3 )( 4 + 3 )+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=
 相本→ブロック 43 ( ハートJ )( 3 + 6 )+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=
 青田→ブロック 45 ( ハートK )( 6 + 3 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 武田→ブロック 45 ( ハート10 )( 1 + 1 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 村沢→ブロック 46 ( クラブ7 )( 5 + 6 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=
 中村→ブロック 46 ( スペードJ )(!dice + !dice)+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=★

591 :森末(仮):2013/10/23(水) 23:38:50 ID:???
一応6ゾロなら減衰効果が出せるので、中村の判定は個別にもう一度お願いします。
★中村→ブロック 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=★


592 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:39:22 ID:???
★中村→ブロック 46 ( ダイヤ8 )( 2 + 2 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=★


593 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:40:05 ID:???
★中村→ブロック 46 ( クラブ2 )( 6 + 6 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=★

594 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:40:07 ID:???
★吉倉 パンチング 49 ( クラブ6 )( 1 + 4 )+(50m補正+4)=★

595 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:40:12 ID:???
★吉倉 パンチング 49 ( スペード5 )( 6 + 4 )+(50m補正+4)=★


596 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:40:48 ID:???
★吉倉 パンチング 49 ( ハート7 )( 2 + 5 )+(50m補正+4)=★

597 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:42:07 ID:???
みんな判定協力しすぎw
まあ今回は無理ないか。

598 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:42:13 ID:???
危うくポストだった

599 :森末(仮):2013/10/23(水) 23:43:06 ID:???
同時に多くやりすぎると、引けなくなるようですね。
次回から多くなる判定ではなるべく分けるようにします。

600 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:45:48 ID:???
1レス16判定が上限なのですよ

601 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:48:11 ID:???
なるほど、それなら5人が限界なのか

602 :森崎名無しさん:2013/10/23(水) 23:54:09 ID:???
この数値なら普通シュートだと流石に止まってたけど、弾丸でもゴールだったな。

603 :森末(仮):2013/10/24(木) 00:26:29 ID:???
>★板野→マグナムシュート 60 ( クラブ9 )( 4 + 1 )+(フリー補正+2)=67★
>★玉井→ブロック 43 ( クラブ9 )( 6 + 6 )+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=59 *吹っ飛び* *負傷発生*
> 相本→ブロック 43 ( ダイヤ8 )( 4 + 4 )+(人数差補正+2)+(30m補正+2)=55 *吹っ飛び*
> 青田→ブロック 45 ( クラブ7 )( 5 + 2 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=57 *吹っ飛び*
> 武田→ブロック 45 ( ハート6 )( 3 + 5 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=58 *吹っ飛び*
> 村沢→ブロック 46 ( ダイヤ7 )( 5 + 1 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=57 *吹っ飛び*
>★中村→ブロック 46 ( ダイヤ8 )( 2 + 2 )+(人数差補正+2)+(40m補正+3)=55 *吹っ飛び*★
>★吉倉 パンチング 49 ( クラブ6 )( 1 + 4 )+(50m補正+4)=58 *吹っ飛び*★
>≧2→板野のマグナムシュートが花輪ゴールに突き刺さる!
==========================================================================================================
板野のマグナムシュートは、その名の通り火を噴いた。

バグォオオオオオオオオオオオオオンッ!!

玉井「ぐぎゃあああっ!?」
相本「ぐべべっ!?」

間に入ったMF達は、なすすべもなく吹き飛ばされる。

青田「おあああっ!?」
武田「は、はやっ……ぎにゃああっ!?」
村沢「ごぼほぉっ!?」
中村「ぎぎゃぎゃぎゃぎゃああっ!?」

十分な距離があった筈だというのに、DF達は無惨に弾かれ地面に伏す。

604 :森末(仮):2013/10/24(木) 00:27:51 ID:???
吉倉「うっ、うっ、うわあああああああああああああっ!?」

バギャゴンッ!! ズバァアアアッ!! ……ピ、ピピィーッ!!

それでも尚スピードを殺さぬボール、威力が衰えぬボール。
正にマグナムから放たれたかのようにそのボールはゴールキーパーである吉倉へと襲い掛かり、
哀れ吉倉は半狂乱となりながらも吹き飛ばされ宙を舞った。
次いで、ゴールネットを突き破る音と先ほどのスカイラブハリケーンを決めた時同様、審判の困惑が混じった笛の音。

板野「はぁっ、はぁっ……」

渾身のシュートを放った板野は、荒く息をしながら、心地よさげにその笛の音を聞いていたのだった。

ふらの 2−1 花輪

605 :森末(仮):2013/10/24(木) 00:28:53 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?

実況「き、決まったァァァ!! ゴール、ゴールです!
   板野くん、東一中戦、錦が丘戦でも見せたマグナムシュート!
   それをなんとキックオフと同時に打ち込み、ゴールを奪ってしまった!
   花輪、無惨にも守備陣が完全崩壊! 手も足も出ませんでした!」

観客「こ、今度はキックオフから一瞬でゴールを奪っちまったぞ!」「俺、ボールが全然見えなかった……」
  「ボールを蹴る音がここまで聞こえたぞ!?」

片桐「流石だな板野……どうですか、見上さん?」
見上「ああ、確かにすばらしい。 流れをこちらにもう一度引き寄せる、という意味でも単純な威力でもな」

次藤「ふふふ、やはりあいつはふとか男タイ。
   今大会、あいつのマグナムシュートを初めて止めるのはこのワシタイ」
佐野「そうですね!」

剛田「ひ、ひえぇ〜、かーちゃーん!」
井沢「とんでもない威力だな……(あれは剛田じゃちょっと無理だ。 石崎、高杉、中里に期待するしかない)」
中里「(……あやつらがもし上がってくれば、拙者も本気を出さざるを得んのだろうか?
    しかし、重りを外す事は掟に……)」

若島津「(ふん、少しはマシになったみたいだな。 だが、花輪のキーパーならまだしもあの距離からでは俺には通用せんぞ)」
沢田「あわわわ……す、すっごい威力……」
反町「まるで魔王だな……恐ろしい……(俺にもあれだけのキック力があればな……)」
小池「ふん、うちには若島津がいるんだ。 あんな距離からのシュートでゴールを許す訳ないぜ!」

606 :森末(仮):2013/10/24(木) 00:30:13 ID:???
スカイラブハリケーンを受けて失点、そしてその直後のキックオフから再び突き放すマグナムシュート。
次々と起こる奇想天外な試合展開に観客たちは騒然。
偵察へとやってきた者達も、興味の対象を立花兄弟から板野へと再び移りかえる。

政夫「く、くっそ〜〜!」
和夫「またビハインドかよ!(でもあれを防げってのは流石に無茶だ……結局、俺達が点を取らなきゃならねぇ)」

そしてこの事に大きく落胆をしたのは立花兄弟である。
なんとか体力を回復できるだけの時間を稼ごうとしていた所を、再び突き放されてしまったのだ。
体力が回復できている筈もなく、時計もまるで進んでいない。
おまけに観客たちがスカイラブハリケーンの派手さに魅了されていた次の瞬間、
このようなド派手な得点を決められ水を差された形になったのだから、彼らにとって面白い筈がない。

松山「よーし、やったぞ板野! これで一気に俺達に流れが傾いた!」
小田「う、うん、凄いぜ板野!(本当に味方でよかった……)」
山室「まさかこんな距離から決められるとは思わなかったけどな!(ふらのに来てくれてありがとう、板野……)」

逆にふらのメンバー達は、大いにこのゴールを喜ぶ。
その渦中にいた板野はというと……。

A.「さぁ、もう一度スカイラブハリケーンで来い、立花兄弟! どちらが多く点を取れるか勝負だ!」 立花兄弟を挑発する
B.「俺のマグナムシュートで奪えないゴールは無いぞ!」 花輪ゴールを指さして高々と宣言する
C.「もっとドンドン俺にボールを回してくれ。 ガンガン点を取るぞ!」 味方にボールを回してくれるよう要求する
D.「これで敵は俺を警戒する筈だ。 ここからは小田と山室がキーになるぞ」 小田と山室に発破をかける
E.「いや、単にマグレだよ……奇襲だったから上手くいっただけさ」 謙遜をする
F.「やったー! キックオフシュートが決まったー!!」 無邪気に大喜びする
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>600 情報ありがとうございます。次からは気を付けますね。

607 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 00:32:52 ID:SbVYI7V6
C

608 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 00:34:26 ID:kUuIfiQM
C
挑発は避けるか

609 :森末(仮):2013/10/24(木) 00:36:09 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

610 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 01:08:21 ID:???
乙です、反町変なフラグたてるんじゃないぞ絶対だぞ

611 :森末(仮):2013/10/24(木) 20:27:29 ID:???
>C.「もっとドンドン俺にボールを回してくれ。 ガンガン点を取るぞ!」 味方にボールを回してくれるよう要求する
===================================================================================================
ここで板野は更に追加点を取る為に、と自分にボールを回してくれるよう要求をした。
既にマグナムシュートを1本打ったとはいえ、それまでの試合中あまり動いていなかった為にスタミナは十分。
威力についても文句の付け所の無い板野のマグナムシュートならば、更なる追加点も期待できると一同は納得する。

松山「よし、板野の言うように集中的に板野に撃たせる方向でいこう。
   ただ相手も相応に警戒はする筈だからな、そういう時は他の皆も使っていこうぜ」
若松「了解!」

こうして改めて作戦を決めたふらの中学。
そして一方の花輪中学はといえば、先ほどの板野のマグナムシュートで吹き飛ばされた際、
当たり所が悪く負傷をしてしまった玉井の元に選手たちが集まっていた。

相本「玉井、大丈夫か?」
玉井「いてて……くそっ、反則級だぜあんなシュート」
政夫「撃てるもんは仕方ない、それよりプレイは出来そうか?」
玉井「……出来ない事はないけど、パフォーマンスは落ちるぜ」
和夫「交代した方がいいか……」

玉井の負傷は幸いにも軽傷と言えるレベルだったが、それでもパフォーマンスは従来のそれより落ちてしまう。
また、あまり立花兄弟に頼りたくないこの局面の中で他の選手を治療の為とはいえ一旦外す事も花輪にとっては痛手であり、
政夫たちはベンチに向かって玉井を交代させる旨をサインで伝える。

監督「玉井は無理そうだな……大丸、出番だぞ」
大丸「もうかい? へへっ、まあこの点差だからな」

612 :森末(仮):2013/10/24(木) 20:29:04 ID:???
実況「花輪、先ほどの板野くんのマグナムシュートの影響でどうやらけが人が発生した模様です。
   玉井くん、今仲間たちに肩を貸してもらいながらゆっくりとフィールドを出ていきます。
   変わって入るのは背番号12番、大丸くん。 今、玉井くんとタッチを交わしフィールドへと姿を見せました」

板野「(あいつは……確かロングフィードが得意な選手だっけ?)」

事前に情報としてその大丸の事を知る板野は、
彼にボールが渡った時はすぐにチェックをした方がよさそうだと思いつつ。
その当の大丸達はといえば、まさかこの試合までベンチを温めてきた大丸の唯一の特技が既にバレているとは露知らず。
これからの戦い方について話し始める。

大丸「早速もう1点返して同点にしとくか? 俺はいつでもいけるぜ」
政夫「いや、それは意味がない。 俺達のスタミナが持たないんだ。
   それに1点を返した所で、もう一度板野にマグナムシュートで決められるのがオチだぜ」
小野「なら、やっぱり時間稼ぎか……」
和夫「そうだな……。 10分でも稼げれば上出来だが、そこまでは言わない。
   危なくなったらいつでもあげられるようにしてくれ」
政夫「大丸、頼んだぞ」
大丸「任せとけって」

結局の所、花輪としては立花兄弟たちにこれ以上負担をかけない為にも時間稼ぎに徹するしかない。
果たして他の者達だけでどこまでやれるのか……。
それはあまりにも不安定な綱渡りだが、それでも成功させるより彼らに道はないのだった。

ピィーッ!

政夫「さぁ、頼んだぞみんな!」
花輪メンバー「「「おう!」」」

こうして再びキックオフの笛が鳴り、花輪のキックオフで試合再開。
立花兄弟がボールを持つ事でスタートするが、彼らは作戦通りこのボールを持ちすぎず、
早めに手放し他の者達がパスワークでボールを回し始める。

613 :森末(仮):2013/10/24(木) 20:30:20 ID:???
実況「さぁ花輪、まずはゆっくりとボールを回しています。
   先ほどまでは立花兄弟の速攻をもってして攻撃を成功させていた花輪中学。
   ここは攻め方を変えてきました」

見上「ふむ、時間稼ぎだな。
   まぁ立花兄弟も自分たちのスタミナがこのままでは持たないという事を十二分にわかっているのだろう」
片桐「問題はこの時間稼ぎが上手くいくかどうか、ですね」
見上「花輪のフィールダーは攻撃力自体は悪くはないようだが……ふらのの実力も高い。 難しいな……」

相本「それっ、そっちに回せ!」
塩田「ボールを渡すなよ!」
板野「(うーん、殆ど攻める気が無さそうだ。 やっぱり時間稼ぎが狙いだな……)」

立花兄弟を使わぬとはいえ、花輪中学もこの3回戦まで勝ち上がってきたチーム。
他のメンバーの技術も決して侮れるものではなく、しばらくそのまま花輪がボールを回していく。
だが、こちらに攻め込む気が無いのは誰の目から見ても明らか。
板野は時計の針を見ながら、さてどうしたものかと思案をする。

板野「(2点差に出来れば楽なんだけど……ここで上手い事時間を稼がれたら厳しいな。 どうしようか)」

A.「時間稼ぎに付き合ってやる必要はない! ボールを奪いに行こう!」 ボールを奪いに向かう
B.「好きにやらせてやろう。 俺も体力回復だ!」 ボールを奪いに向かわない
C.「花輪! そんな消極的なサッカーで俺達に勝つつもりか?」 花輪メンバーを挑発する
D.「俺の守備力じゃ多分取れないな。 こぼれ球を拾える位置に移動しておこう」 周囲のフォローに回る
E.「こういう時は奇行に限る!」 へそで茶を沸かすポーズを取る

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>610 乙ありです。 多分大丈夫です……。

614 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 20:31:49 ID:1K6mJ0A6
D

615 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 20:31:51 ID:3+xwDtqk
D

616 :森末(仮):2013/10/24(木) 20:50:55 ID:???
>D.「俺の守備力じゃ多分取れないな。 こぼれ球を拾える位置に移動しておこう」 周囲のフォローに回る
===================================================================================================
一対一でのボールの奪い合いならまだしも、パスワークを断ち切る事は板野にとって1番苦手とする事である。
無理にパスを断つのではなく、こぼれ球のフォローに徹しようと決断すると、
板野はパスの動きをよく見ながらフィールドを動き回る。

そうこうしている間にも花輪は悠々と時間を稼いでいくのだが、
ふらののメンバーもパスには一過言ある選手たちばかり。
しばらく見ている内にパターンの予測も可能となり、ようやくパスコースに割り込む事が可能となる。

相本「大丸、頼んだ!」
大丸「おう!」

バシッ!

小田「よし、ここだ!」
金田「ここで止めるぞ!(そして板野に渡してとっとと終わろう)」
大丸「へへへ、それっ!」

先着2名様で、

★大丸→パス 49 (! card)(! dice + ! dice)=★
★小田→パスカット 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 金田→パスカット 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→大丸のパスが逆サイドの塩田に通った! 再び花輪が時間を稼ぐ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(小野がフォロー、小野と板野で競り合い、板野がフォロー)
≦−2→ふらのボールに。

617 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 20:52:38 ID:???
★大丸→パス 49 ( クラブQ )( 5 + 4 )=★

618 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 20:53:37 ID:???
★小田→パスカット 47 ( ハート2 )( 1 + 6 )+(人数差補正+1)=
 金田→パスカット 47 ( スペード6 )( 5 + 6 )+(人数差補正+1)=★

619 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 21:29:38 ID:???
金田いいな2回目かな

620 :森崎名無しさん:2013/10/24(木) 21:31:47 ID:???
そろそろ板野もJOKERを引きそうな気がする

621 :森末(仮):2013/10/24(木) 21:35:16 ID:???
>★大丸→パス 49 ( クラブQ )( 5 + 4 )=58★
>★小田→パスカット 47 ( ハート2 )( 1 + 6 )+(人数差補正+1)=55
> 金田→パスカット 47 ( スペード6 )( 5 + 6 )+(人数差補正+1)=59★
>=−1→ボールはこぼれ球に。板野がフォロー
>※金田が覚醒しパスカットフラグを回収。「スキル・パスカット+2」習得。
=====================================================================================
バゴンッ!!

小田「うわっ!?(なんだこの威力、これでトラップ出来るのかよ!?)」

その爆発的キック力を売りとしてサッカー部へと入部した大丸。
巨体から繰り出されたパスは猛烈な勢いでフィールドを切り裂き、
小田は触れる事すら出来ないままにボールを通してしまいそうになる。

金田「(スピードは確かにあるけどコースが正確な分、予測しやすいぜ!)それっ!」
大丸「げげっ!?」

大丸のパスはスピードだけでなく、コントロールもまた正確なものだった。
ロングフィードが上手いという事は、それだけ正確性もあるという事。
だが今回ばかりはその正確なコントロールが裏目と出てしまい、金田は辛うじてボールに触れる。
大きく跳ね上がったボールは逆サイドの塩田へと届かず、こぼれ球となり……。

パシッ!

板野「ナイス、金田!」
政夫「い、板野!」
和夫「ま、まずいぞ!」

こぼれ球に備えて待機をしていた板野がしっかりと抑えるのだった。

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