キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。
そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。
17 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 22:57:07 ID:???
☆脳内練習試合相手リスト☆
×スウェーデンJr.ユース→撃破済み!
×ふらの中学サッカー部→撃破済み!
×イタリアJr.ユース→撃破済み!
×フランスJr.ユース→撃破済み!
DドイツJr.ユース
必要狂気度:30P
勝利ボーナス:チーム全員の全能力+1(永琳はシュート+1のみ)、おこづかい10000円
解説:Jr.ユース大会時のドイツ代表です。
強力な一流のタレントに恵まれています。しかも雑魚選手まで、
幻想郷の強豪選手クラスの能力を持っています。勝利はなかなか困難でしょう。
18 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 22:58:17 ID:???
B評価値
他のキャラクターが鈴仙のことをどう思っているかを示す値です。一緒に練習をしたり、
日常で雑談をすることで上がります。また、頼まれごとを引き受けて達成すると大きく上がります。
この値が一定以上に達すると、特訓イベントが発生したり、特殊なスキルを獲得することができます。
C人気度
0〜100で変動します。チームとしてではなく、鈴仙自身の人気と定義します。
この値が低すぎると大会終了時点で全幻想郷代表入りしなくなり、強制ゲームオーバーになります。
70以上が一つの目安となります。大会終了時に90を上回っているとボーナスがあります。
また、この値が大きければ大きいほど、人里等での鈴仙の地位が向上し、ボーナスイベントがあるかも…?
人気度を上げるには、試合に勝つだけでは足りません。
永琳等強豪選手に任せきりにせず、鈴仙自身が積極的に試合の勝利に関わっていかなくてはなりません。
また、その性質上、永琳の指示を無視しても活躍すれば人気度は上がり、
逆に指示通りにした結果でも情けないプレーを見せてしまえば人気度は下がるため、
時には永琳の指示に逆らってみるのもプラスに働くかもしれません。
Dお金
鈴仙のおこづかいです。
主に置き薬の仕事を引き受けたりすることで増えます。
薬やアイテムを買うにはお金が必要なので、お金が多いに越したことはありませんが、
おこづかいですので、無くても生活は出来ます。
19 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 23:00:04 ID:???
☆練習について☆
@練習フェイズでの練習
練習フェイズでは、基礎練習、必殺技練習、フィジカル練習、コーチングの四種類を選ぶことができます。
さらに、誰かを誘って練習することもできます。
誰かを誘って練習した場合は、自分の成長効率が下がりますが、その選手の評価値も一緒に上昇します。
コーチングの場合、鈴仙は練習できませんが、二人分の能力と評価値を上げる事ができます。
<練習による各能力の上がりやすさ>
<幻想郷のサッカーレベル:4>(大会中に上昇する可能性があります)
(フィールダー用)
数 値 練習での上がりやすさ 評価
S53〜 上がらない 神域
A51〜52 かなり上がりにくい 超優秀
B48〜50 上がりにくい 優秀
C45〜47 普通 普通
D42〜44 上がりやすい やや弱い
E39〜41 かなり上がりやすい 弱い
(GK用)
数 値 練習での上がりやすさ 評価
S53〜 上がらない 神域
A51〜52 凄く上がりにくい 超優秀
B47〜50 上がりにくい 優秀
C43〜46 普通 やや弱い〜普通
D39〜42 上がりやすい 弱い
A特訓イベントでの練習
特定のキャラの評価値が一定以上になった時、週の終わりに自動的に発生します。
二人の能力値の合計で上昇値が決定します。
また、自分のチームに所属していない選手の、特訓での伸びしろは低くなります。
20 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 23:06:33 ID:???
☆オマケ・難題について☆
輝夜は鈴仙向けの『5つの難題』を発表しました。
これらの難題を幻想郷の何処かで発見した暁には、輝夜の評価値が大きく上がるうえ、
ボーナスも貰えます。幻想郷の住民達と交流する片手間に、難題探しもしてみることをおすすめします。
思わぬ難題の手掛かりが、思わぬ場所で見つかるかも…?
もちろん、見つけられなかった場合のペナルティは一切ありません。
☆☆☆蓬莱山輝夜プレゼンツ 新・五つの難題(イージーモード)☆☆☆
@威光「毘沙門天の宝塔」:攻略済み!
A友達「しゃべるボール」
難易度:C
ボーナス:ドリブル+1、パス+1
B執恋「愛のハチマキ」
難易度:B
ボーナス:シュート+2、最大ガッツ+50
C禁忌「メイド長のP○D」
難易度:A
ボーナス:タックル+4、タックル必殺技(1/4でタックル+4、吹飛3)習得
D「風見幽香の日傘」
難易度:S
ボーナス:ドリブル・シュート・タックル・せりあい各+2、
最大ガッツ+100、
ドリブル必殺技(1/4でドリブル+3、吹飛0)習得、
スキル(全ての接触プレイに吹飛係数1)習得
21 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 23:15:56 ID:???
(参考:1試合目終了までの大会スケジュール)
午 前 午 後
1日目 開会式 羽目×紅魔
――― 人里×二軍
2日目 永遠×雑魚 バケ×聖徳
守矢×毛玉 妖精×妖怪←今ここ!
3日目 地霊×西行 休 み
命蓮×博麗 休 み
――――――――――――――――――――――――――
――と、いったところでこのスレのテンプレは以上です。
スレタイを考えて下さった
>>954
さん、
>>955
さん。本当にありがとうございました。
スレタイは
>>955
さんのものを採用させて頂き、
また、今回はスレタイ案を書き込む容量もひょっとしたら満足に用意できませんでしたが、
他の皆さまも、カッコイイスレタイ、ヘンなスレタイ等を考えて下されば幸いです。
(文字数については、恐らく全角14字以内なら大丈夫そうです)
鈴仙奮闘記スレもこのスレで20スレ目。何だか区切りの良い数字まで続ける事ができました。
思えば飽きっぽい私がここまで話を続けられたのも、
森崎板の皆さまの積極的なご参加やコメントがあったからこそだと思います。
最近は仕事の多忙や付き合いなどもあり、中々更新が出来ていない事もありますが、
これからも、少しでも楽しい文章やゲーム展開が書けるよう、無理せず工夫を凝らして行ければと思います。
22 :
森崎名無しさん
:2014/08/13(水) 23:25:15 ID:???
>妖精が脆弱で愚かであっても、結束した場合の脅威は計り知れない
なんとなくサイヤ人の結束を警戒するフリーザ様みたいw
紫「いいだろう!!今度は木っ端微塵にしてやる、あの妖精のように!!! 」
超キスギ「チルノのことかーーーーーっ!!!!!」
来生「という夢を見たんだ」大妖精「ドラゴンスフィアの見すぎですよ」新スレ乙
23 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 23:50:37 ID:???
>>22
新スレの乙をありがとうございます。
確かに、今の紫はどっちかというとフリーザ様的な思考かもしれませんね。
目的が宇宙征服とか永遠の命とかみたく、分かりやすい悪役的なものでないのが厄介ですが。
超キスギが出たら、マジでディアスとタメを張れるような気がします。
>ひまわりざえもんについて
面白かったので、雑談ネタから引っ張ってきましたね(爆)
クレしん最近は良く分かりませんが、懐かしいです。
>妖精対永遠の可能性についてなど
数値だけの強化だったら確かにクラブは効果的ですが、
チームのまとまりとか彼女達の絆的な意味ではクラブは悪い結果になっています。
これからルナティックスが妖精達と当たるかどうかは……とりあえず秘密です。
>ブルノさんについて
すみません、普通に忘れてましたw
また気が向いたら、どこかのJOKERなどで出るかもしれません。
24 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 01:31:55 ID:???
★チルノは1ボスで来生は1面中ボス→ クラブQ ★
クラブ→ヘルナンデス「――僕は一体……? 今まで、インテルのコートで練習していた筈だが」紫「(成功ね)」
紫のする暗示は、正確に云うと暗示では無い。
何故なら、彼女の持つ強力な境界操作能力は催眠術は勿論、呪いの域すらも逸脱しているからだ。
紫「…………」
紫の意思は、ロリ・コンナンデスを構成する物質の論理的構造。
その根源に直接アクセスする事により、その性質を1から操作する事を可能としている。
紫はロリナンデスの在り方を構成する論理的遺伝子。
その1コードを丁寧に抜きだし、そして正しい数値に代入し直す。
紫「(――簡単な事。 複写した1文字が間違っていたのなら、それを直せば良い話。
こんな事で焦りを覚え掛けていた私が、馬鹿らしい位だわ……)」
ロリ・コンナンデス「……あ、あ……? 僕は、いった、い――」
それに伴い、ロリ・コンナンデスの豚のような贅肉まみれの身体に、
ケロイドに近い様相のにきび面。長時間のエ○ゲーのし過ぎで鈍り切った筋肉が変容していく。
それは即ち、細身ながらGKとして必要なウエートを保った身体に、
真っ白で中性的な美しい顔立ち。長時間のプレーにも耐えうる強靭な肉体への進化だった。
ヘルナンデス「――僕は一体……? 今まで、インテルのコートで練習していた筈だが」
紫「……(成功ね)」
25 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 01:33:27 ID:???
――果たして、妖精大連合のメンバーの眼前には、
先程の野獣とは似ても似つかぬ、精悍な好青年の姿が顕在していた。
紫は、一瞬だけ心底安心した表情を浮かべつつ、自身の能力が完全に喪失されていない事実に安心する。
彼女はすぐに表情を普段通りの胡散臭い笑顔に上書きした上で、
ヘルナンデスに対して、慈愛に満ちた声色でこう語り掛ける。
紫「……ジノ・ヘルナンデス君。 貴方の力を必要としている子達が居るの。
是非とも、力になって下さらないかしら?」
それは、穏やかながらも説得力に溢れる不思議な声だった。その言葉は、ヘルナンデスから単純な拒絶を奪い、
理不尽なこの境遇に対する違和感を保留させるに充分な重圧が籠められていた。
ヘルナンデス「………わかった。 良く分からないが、サッカーで彼女達に加勢すれば良いんだろう?
僕としては、彼女達が拒絶しない限り――否定しないよ(……否定するのは無駄だ。 そう本能が言っているからね)」
それ故に、ヘルナンデスは紫の申し出に対して首肯する。
そして、この事により、妖精達が彼の力を借りるか否かに関する問題は、
完全に彼女達の意思によってのみ委ねられることとなった。
チルノ「む〜……。 たしかに、今のやつはそんなにイヤな感じしないけどさぁ……」
サニー「なーに嫌な顔してんのよ。 このままだとどうせまた負けちゃうのよ?
それじゃあ幾ら私達が妖精の地位向上だーって言っても無意味じゃない。
だからさ、ここは紫さんの親切に素直に甘えようってば」
――そして、この場においてはサニーに限らず、
助っ人の加入を認めようとする声が優勢である事は認めざるを得なかった。
意地っ張りのチルノであっても、今のヘルナンデスが好青年である事は、
何となくの気質からも承知していたし、何より皆と勝利を味わいたいという気持ちは人並みには持っていた。
大妖精「――このチームはチルノちゃんがキャプテン。
……だから、チルノちゃんがどうしたいか。 それを言えば、皆分かってくれると思うよ」
26 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 01:34:56 ID:e3Iq7Uzc
チルノ「……大ちゃん(思えば、さっきだってあたいがもう少し強ければ、
大ちゃんにあんなにしんどい思いをさせる事だって無かった。
でも。 もしここでぽっと出のGKを入れてやったら、大ちゃんの負担も減って、
それに皆で天狗に勝つことだって出来るかもしれないんだ)」
チルノは等身大の頭脳と、その身に収まり切らない感情を総動員して。
妖精大連合の今後の行く末について、最終決断を下すべき時を迎えていた。
チルノ「あたいは。 あたいは……!」
先着1名様で、
★ロリナンデスイベント最終判定→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→妖精F「ちょっと待ちな! ここは
ダ・シルバ
互換の私の本気を見せる時よ!」
ダイヤ→チルノ「――キスギ。 アンタはカントククビよ! 今から、このナントカナンデスにカントクを任せるわ!」
ハート・スペード→クラブ+チルノ「それと、キスギ。 勝つ為に、アンタも試合に出て欲しい……!」
クラブ→チルノ「ナントカナンデス。 頼むから、あたい達に力を貸してくれ……!」
27 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 01:36:12 ID:???
★ロリナンデスイベント最終判定→
クラブ6
★
28 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 01:36:17 ID:???
★ロリナンデスイベント最終判定→
ハート8
★
29 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 01:37:59 ID:???
キスギは出さないのか
30 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 01:41:36 ID:???
前スレからクラブ続きになってしまい、妖精チームがちょっと可哀そうな所ですが、
今日の更新はここまでにしようと思います。
一連のイベントは、鈴仙サイドにはそう悪影響が無いですが、
3章以降の展開等にちょっとした影響を与える……かもしれません。
>>29
本当は出る想定でシナリオを考えていたのですが、
クラブAからのクラブ連発で、ちょっとどうなるか分かりませんね。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
31 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 01:42:38 ID:???
2点差だから来生入れて3−6−1のハイプレスで遅攻も封じないときついぜぇ
乙ー
32 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 02:03:42 ID:???
鈴仙に関わってきたものに対しての仕打ちとしては非常に具合が悪いな。
紫側が対抗してから溝を入れてくるのが早まったし、
あまり事が大きくならない内に、此方も紫に意思表示として永琳に強制送還してもらおう
33 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 02:47:44 ID:???
乙です
ピエールに次いで2人目の夢からの登場
前はブルノのおかげ(2点)で勝てたけど今回はいないからどうなるんだろうか
あとこれは妖怪の山が勝つと鈴仙が予想したからそれを覆す戦力が出てきた
つまりやはりこれも鈴仙のせいに違いない(確信)
34 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 09:40:36 ID:???
なんでや!鈴仙関係ないやろ!?...いや、関係あるのか?(グルグル)
35 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 09:46:34 ID:???
新スレ立て乙&スレタイ採用どもです。
いやあ、まさかヘルナンデスが名誉で不名誉なスレタイに輝く事とは。
妖怪の山と絡むとロクな事が起きないって記事にならないかしら。
36 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 22:07:50 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>>31
乙ありがとうございます。
来生が入れば、雛や秋姉妹に、にとりをぶち抜ける突破力がある上、
実はタックルあたりはそこそこありますので何とかなりそうですが…。
>>32
説明が分かり辛かったかもですが、
今回の紫は、『鈴仙が関わったから』というよりも、それとは別にチルノが台頭して来たので、釘をさしておく
……というのが行動理由の多くを占めています。
(実際、鈴仙って試合以降、妖精チームにはあんまし関わって来なかったですし)
東方妖々夢を例にとって言いますと、中山と鈴仙が幽々子と妖夢だったら、チルノ達はさしずめレティ的な存在です。
>>33-34
乙ありがとうございます。
特に意識はしてないですが、結果として脳内試合と現実がリンクしていますね…。
今回は別に鈴仙は関係ないですねw
>>35
新スレの乙とスレタイのご提案ありがとうございました。
ヘルナンデスは(たぶん)そんなにロリコンではないですが、
何となく語感が良さそうなので採用させて頂きましたw
妖怪の山はそろそろ魔物の山とかに改名した方が良いでしょうか…。
今日の更新最初は、妖精チームにとっては唐突かつ酷な展開になっているかもしれません。
ご了承願います。
37 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 22:19:36 ID:???
すみません、事故で書き上げた文書がまるっと消えちゃったので、更新はもう暫くお待ちください(泣)
38 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 22:36:02 ID:???
文章が消えた?これも鈴仙の仕業か
39 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 22:38:26 ID:???
紫さんのせいさ。文章がスキマ送りされちゃったのさ
40 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 22:49:02 ID:???
やっぱり鈴仙の仕業じゃないか!(既知)
41 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 23:55:18 ID:???
★ロリナンデスイベント最終判定→ クラブ6 ★
クラブ→チルノ「ナントカナンデス。 頼むから、あたい達に力を貸してくれ……!」
チルノ「(……ダメだ。 あたいはキャプテンなんだ。
だから、ここは皆の『勝ちたい!』……って思いを大事にしなくちゃいけない)」
――この半年間、曲がりなりにも妖精達を纏めた1チームを率いて来たチルノ。
その間で、笑ったり、泣いたり、喧嘩したりと、彼女なりではあるが色んな経験をしてきた事により、
彼女は少しだけ大人になっていた。 ……否。なって『しまって』いた。
チルノは自分の意思だけではなく、集団の意思を尊重する事もまた大事と学んでしまった。
そのため、不安気に自身を見つめるチームメイトの視線を感じながら、
チルノは――ヘルナンデスに頭を下げた。 それは、傲慢な性格の彼女らしからぬ行為だった。
チルノ「ナントカナンデス。 頼むから、あたい達に力を貸してくれ……!」
ヘルナンデス「――了解さ。小さく麗しきキャプテンさん」
助っ人の加入について、当初は反対の立場を表明していたチルノ。
頑固者で意地っ張りの彼女が、前言を撤回してヘルナンデスの救援を要請する姿を見た
妖精大連合のチームメイト達は、そんな彼女の様子に驚きつつも複雑な心境を抱いていた。
ルナ「(……理念よりも、目の前の『勝ち』か。 ――やっぱし、そっちのが大事だもんね)」
サニー「展開が良く分かんないけど、これでチルノもサニー派閥に組み込まれたかと思うと希望を持てたわね!」
スター「いや、それはない。 ……と、思う」
大妖精「(チルノちゃん、多分、私の為に……! ――でも、これで良かったのかなぁ……)」
ただ、実際にヘルナンデスの加入に反対する者は、妖精大連合のチームメイトの中には居ない。
それだけに、彼女達の『何としても勝ちたい』という感情は本物だったと言う事だろう。
故に、残す問題は残り一つ。
42 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 23:56:21 ID:???
来生「お前ら、それで良いのかよ。 あれだけ『妖精で勝つ!』とか言っておいて……
ここでぽっと出の謎GK(来生は既にヘルナンデスの事を忘れている)に頼って、
これまで頑張って来た妖精FだかGだかは、能力が低いからってポイするのか?」
――これまで半年間、チルノや大妖精と共に妖精大連合を引っ張ってきた来生。
彼だけは、最後までヘルナンデスの加入について反対の意思を表明していた。
チルノ「それはちがう! あたいはただ、皆で勝つ為に……」
来生「――勝つ為だったら、最初の目標とかポリシーとかもかなぐり捨てるってか?
そんなのまるで、外の世界のヤツらのチームみたいだぜ!」
来生は、この時珍しく怒っていた。
何度馬鹿にされても、何度敗北を喫しても決して負けずに自信を喪失せず。
ひたすらに、ひたむきに妖精の地位向上にむけて努力を重ねて来た筈のチルノが、
この期に及んで「皆の為」という綺麗な言葉を以て、その路線を変更しようとしている事に。
来生「……ああそうだ。 外の世界で俺が見て来たチームは例外なく酷いもんだった。
サッカーに懸けるポリシーとか譲れないモンも無く、
皆が皆、目先の勝利に向けてセコい手ばっかり使って、強者にはヘコヘコしてやがる。
後、誰も俺の才能を認めてくれないし」
チルノ「ち、ちがっ……! そういうつもりじゃ……!」
大妖精「来生、さん……?(才能を認めて貰えないのはまた違う話だと思うけど……)」
来生「違わねぇさ。 あーあ、もう少し骨のあるヤツらだと思ったんだけどガッカリしたぜ。
そんな安いエサに釣られて、本来の目的を忘れるだなんて。
さっきも言ったけど断言するぜ、そんなんで勝っても絶対に嬉しくない……ってな」
43 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:01:17 ID:???
目先の勝利よりも、もっと大事な理念を大事にするべき。
そう言った意味では来生の言い分は正統性があったが……。
しかし、彼の考え方は妖精達を納得させるには至らない。
サニー「えーっ。 別に良いんじゃないの? それに……私達だって勝ちたいし」
――何故なら、今や妖精達は何よりも「勝ちたい」と願っていたからだ。
崇高な理念や理想も、実利的な勝利が伴わなければ意味を為さないし、何より、感情としても負けたくない。
そしてこの場において、来生の理想論よりも妖精達の切実な願いの方が説得力を伴っていた。
来生「……分かったよ。 だったら好きにしろよ。
――言っとくけど、俺は今キゲンが悪いから試合に出ないからな」
コツ、コツ……ガチャン。
そんな妖精達の雰囲気を感じ取った来生は、不機嫌そうに席を立ち、控室から退席しようとする。
その表情には、信じていた者に裏切られた時のような憂いも帯びていた。
チルノ「……キスギ、ごめん」
そして、自分の信念の強さを頑なに信じてくれていた事を知ったチルノは、
まるで親友とケンカをした後のような泣きそうな表情を浮かべて、ポツリと呟く。
大妖精「……チルノちゃんは、決して間違っていないよ。
だから、カントク……来生さんとも、絶対に仲直り出来るから……ね?」
チルノ「……ん、ごめん……」
大妖精「らしくないよ……! ごめんって言うのやめよ、チルノちゃん?
チルノちゃんは最強なんだよ? こんな所でクヨクヨしてちゃ駄目なんだから」
チルノ「……うん」
44 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:09:43 ID:???
チルノの事を誰よりも慮る大妖精だけが、彼女の小さな肩を抱きしめてそう慰める。
人間でありながら、妖精以上に妖精らしく、そして彼なりに妖精の行く末を案じ続けていた来生。
実利を超えたレベルでの、真なる意味での妖精達――チルノ達の理解者であった彼を失いたくない。
それはチルノだけでは無く、大妖精にとっても同じだった。
紫「――さぁ、もうすぐ後半が始まるわ。 頑張ってらっしゃい…皆」
ヘルナンデス「…………(チーム内の不和、か。 どこも同じだな)」
――そして、本来ならば彼女達にとって天啓となるべく存在である紫とヘルナンデス。
この二人は、これまで迷う事を知らなかったチルノが始めて抱えた迷いに対して、
明確なる答えを、何一つとして示そうとしなかった。
*来生とチルノの関係が、来生→(???)←チルノ になりました。
*ジノ・ヘルナンデスが妖精大連合に加入しました。
45 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:12:31 ID:???
来生、熱かったな。熱すぎて燃えたから髪が天然パーマに…
46 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:15:40 ID:???
分かるな―その気持ち
本来は突撃役だけど周囲も突撃役しかいないせいでよく負けてた時に自分が妥協して
アシスト役やると勝ちまくったけど何かこうすっきりしない感じ
やっぱり戦いは理想論がなくちゃ楽しめないもんな・・・
47 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:17:02 ID:???
チーム作りとは難しいものよ
48 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:47:47 ID:???
そして、時間は待ってはくれない。来生との亀裂も、チルノの心中も回復しない中、
妖精大連合は後半戦のフィールドへと向かわなくてはならなかった。
実況「選手の交代をお知らせします。 妖精大連合GKは大妖精選手に代わりヘルナンデス選手……
――なお、変更後のフォーメーションはこちらになります」
−−@−− @にとり
C−B−A C河童 B穣子 A河童
−−D−− D静葉
G−−−E G雛 E天狗
−−I−− Iはたて
−−−−−
F−−−− F射命丸
−−H−J H椛 J反町
妖怪の山FC:3−4−3
妖精大連合:4−5−1
−−K−− KリリーB
−−−−−
−F−I− F大妖精 IリリーW
−−G−− Gサニーミルク
−E−D− EルナチャイルドDスターサファイア
B−−−C
−H−A− Hチルノ
−−@−− @ヘルナンデス
49 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:49:08 ID:???
実況が不自然な程に淡々と、GKの交代を中心したフォーメーションチェンジを手短に発表。
多くの観客は、新たに加えられた「ヘルナンデス」の文字に対してさしたる感想を抱かなかったが――。
パスカル「な――!? へ、ヘルナンデスだって!?」
反町「ジノ・ヘルナンデスがここに……!?
〈まずいぞ、彼が本物だったら、俺や椛さんのシュートはほぼ通用しない!〉」
イタリアナンバーワンGKにして、カテナチオの正式な継承者。
先のJr.ユース大会では奮わなかったものの、その実力はまさしく一流。
彼の名を知る者にとって、妖精大連合の助っ人はまさしく恐怖であった。
そして時間は、そんな恐怖をも含有したまま無情にも流れていき――。
……ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!!
実況「さあ〜! 漸く始まる後半戦! 妖精大連合のキックオフで試合開始です!!
ボールはまず、妖精チームの中央に聳えるFW、リリーB選手の下へ!
リリーB選手、僅かなボール交換の後、ドリブル突破に向かいます!」
椛「そ、そうはさせませんっ!」
ズッザアアアアアアアアアアアッ!!
リリーB「く、くうっ……! でも大丈夫。 『春の嵐』!!」
タッ、ゴオオッ!
実況「リリーB選手ドリブル突破! ですがその先には〜!!」
反町「『ポイゾナスタックル』だ!!」
ズザアアアアアアアアア! バチイッ!
50 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:50:26 ID:???
実況「椛選手のすぐ後ろには反町選手がいた!
守備力にもそこそこ以上の定評がある反町選手、
来生選手の影響かヤケに鍛え上げられたドリブル力を持つリリーB選手からも、
難なくボールを弾いてしまいます!!」
射命丸「はい、ナイス零れ玉でした反町君。
では、そのヘルナンデス君とやらの情報も分かりましたし――ここは速攻戦でッ!」
バビュウウウウン!! ギュンギュンギュンッ!
サニー「ちょ……また!?」
ルナ「も、もう一回『グレートトライアングル』を……!?」
スター「とか言ってる間にもう突破されちゃったわよ。 あーあ」
反町からの情報により、ジノ・ヘルナンデスが如何に優秀な選手であるかを理解した射命丸は、
敢えて遅攻を選ばずに、『幻想郷最速』の脚を活かしたドリブル突破に出る。
そのまま果たして射命丸は大妖精を、光の三妖精を、思い悩むチルノをも容易く突破し、
ジノ・ヘルナンデスとの一対一を仕掛ける事に成功するが……。
ヘルナンデス「参ったな、まさか初プレーがドリブラーとの一対一とは。 早速、嫌なトラウマがよぎって来るよ」
射命丸「へぇ、それは非常に気になりますね。
――貴方のその優男を気取ったニヤケ面が、この私の能力を見て、どこまで戦慄してくれるかがね!」
バッ!
51 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:51:46 ID:yKwM3Ebo
先着3名様で、
★射命丸の選択→! card ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
ヘルナンデスの選択→! card ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ヘルナンデス そなえる 54 (! card)(! dice + ! dice) =★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→射命丸がゴールを決める!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(椛がねじこみ)(はたてがねじこみ)
≦−2→妖精ボールに。
読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。
【補足・補正・備考】
射命丸がドリブルを選択時、マークがクラブ以外の時、「風神少女(+4)」が発動します。
射命丸がドリブルを選択時、スキル・幻想郷最速によりドリブル値が+1され、
射命丸のマークと敵マークが一致した場合、、敵の数値が−2されます。
52 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:52:20 ID:???
★射命丸の選択→
ハート5
ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
ヘルナンデスの選択→
ダイヤ10
ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
53 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:52:31 ID:???
★射命丸の選択→
JOKER
ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
ヘルナンデスの選択→
ハートA
ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
54 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:54:02 ID:???
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 (
クラブK
)(
2
+
6
)=★
55 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:55:15 ID:???
★ヘルナンデス そなえる 54 (
クラブ6
)(
5
+
2
) =★
56 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:55:15 ID:???
★ヘルナンデス そなえる 54 (
クラブ3
)(
5
+
2
) =★
57 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:56:02 ID:???
なにィ!?もうだめだ…おしまいだぁ…!
58 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:58:54 ID:???
ヘルナンデスってリアルラックが足りなくね?
やっぱり名前にHELLってついているからかなw
59 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 01:04:18 ID:???
このスレでのヘルナンデスは不幸なんですかねぇ
むしろヘルナンデスのせいで負けたらこれはこれで面白いからまぁいいけどさwww
60 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 01:11:13 ID:???
なんとここでヘルナンデスがまさかまさかの反則!? 一体どうなる妖精チーム!?
――と、いったところで今日の更新はここまでにします。
うーん、正直ここでPKになるのは予想外でして困っているのですが、
自分で出した判定である以上、そしてカードのダイナミクスを尊重したいので、
またそれに見合った展開を考えていきたいと考えています。
>>38-40
文章を切り取ってコピペしようと思ったら別の単語をコピーしてしまった的な話ですw
鈴仙も紫も悪くないですよーw
>>45-47
きれいな来生を書いてみたい衝動に囚われて、色々考えて書いてみました。
本当は書きなおす前のがもっと色々と書き込みを加えていたのですが…(泣)
ただ、展開としてはこっちの方がマイルドで丁度良かった気もしますし、
文章も長すぎるとダレますので、今の方が良かったのだとも思っています。
>>57-59
ちょっと流石に予想外で最初困っていたのですが、
これはこれでストーリーに深みをもたせる伏線になったかと、今は前向きに考えていますw
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
61 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 01:16:47 ID:???
DFの数は足りてるのにこぼれ球が全部ねじこみ…
左舷(チルノ)ブロック薄いぞ何やってんの!
62 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 01:51:26 ID:???
非常に苦しいが、色んな意味での苦境を乗り越えれば妖精チームは更に強くなる
63 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 02:32:10 ID:???
ジノが入って連携が乱れたのもあるが、パスワークや静葉等の描写を見るに
元々高い妖怪の山チームの連携が更に上達してるのも結果の要因なんだろうな。
ねじ込み、一対一のフォローは意識統一がはっきりして中々高そうだし
ますますオランダっぽいイメージがする。まだ詰め時のフォローしか現れてないけど
64 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 13:39:32 ID:???
前の試合からFW3人で前線に人がいたし、1対1ならこぼれ球全部ねじ込み対応してたね
それでも十分強いけど強化していけば、本編の没案になってたGK結果も対応する真TFBが見られるかもしれない
妖精チームも来生が入っていれば、起点の文をパスカルの様に止められる可能性があったんだが…
文も反町もまだ引き出しがあるし、ここから巻き返すのはキツイか
65 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 16:50:33 ID:???
しかしトータルフット=こぼれ球全部拾うっていうのはな…
66 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 17:48:16 ID:???
こうまで簡単に1対1くらうってことはチルノの動き関係無しに
フィールダーの総合力がまだ足りてないってことじゃなぁ
67 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 18:59:21 ID:???
ヘルナンデスが反則したのも間違いなく鈴仙の仕業に違いない(発狂)
68 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 19:00:06 ID:???
おのれ鈴仙
69 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 19:03:29 ID:???
これも れいせんの せいだ!
やめたげてよぉ!
70 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 19:08:23 ID:???
ゴルゴムもクライシスも同情するレベル
71 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 19:16:29 ID:???
もう天狗の仕業にしとこうぜ
72 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:19:20 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>こぼれ球が全部ねじこみな事について等
色々と考察して下さってる方には申し訳ないのですが、
『できるだけヘルナンデスのセービング機会(=能力値判明チャンス)を増やそう』
以外にあまり意図はなかったりします(汗)
描写としては、射命丸がチルノ含めDF陣全員を一斉に突破してしまったため、
PA内のフォロワーが不在……という風に解釈して頂ければ助かります。
ただ、『FWが3人だと、ねじこみ判定は有利になりやすい』
……というのは、妖怪の山FCに限らず当てはまるかと思いますので、
今後の戦略構成の参考にして頂ければと思います。
実際、チルノのタックル力だったら、四人がかりでいけば本気を出した射命丸のドリブルすらも、
ドリブル技が発動しなければ充分止め得るのですが……
そこは、数値に見えない心の葛藤があったなどと考えてください。
>鈴仙のせいについて
定番ネタ(?)になりつつありますねw
書いてるこちらが言うのもあれかもですが、
あまりに陰謀論めいてきますと収拾がつかなくなりますので、
鈴仙のせいにするのは適切な範囲内でして下さると助かります(笑)
73 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:20:33 ID:???
★射命丸の選択→ ハート5 ハートならドリブル
ヘルナンデスの選択→ ダイヤ10 ダイヤならドリブルに備える★
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 ( クラブK )( 2 + 6 )+(幻想郷最速+1)=60★
★ヘルナンデス そなえる 54 ( クラブ6 )( 5 + 2 )+(幻想郷最速-2)+(読み当て補正+2) =61★*反則!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そしてはたてがねじこみ
射命丸「さあ…私の速さに、どこまでついて来れるかしらッ!?」
バシュウウッ! ギュウウウンッ!
ヘルナンデス「……大した速さじゃないか。 今の状況が夢だとしたら、とんだ悪夢だ」
フィールド中央からヘルナンデスの守るゴールまでの約50メートルを、
ドリブルしながらの状態で僅か5秒足らずで駆け抜けて来た射命丸。
その出鱈目なスピードとボールコントロール技術に、
ヘルナンデスは苦笑しながらも心底感心した素振りを見せる。
しかし、その瞳には感嘆こそあれど絶望は無かった。
ヘルナンデス「(……救いがあるならば、このドリブルは速さこそは間違いなく世界でも
1、2を争う程ではあるが、精密な技術にはやや欠いている。 ならば……)俺は、負けないッ!」
バアアッ!
射命丸「……!?」
ヘルナンデスは飛んだ。 これから約0.5秒後に射命丸が存在するであろう位置へ。
射命丸は驚愕した。 自分が通るべきドリブルコースに、既にヘルナンデスが居た事に。
まるでテレパシーで内心を読み取られたような、その正確かつ適切な読みはまさに最後の要塞。
射命丸は、この試合初の自身の完全敗北を覚悟して目を瞑り――。
ドゴオオオオオオッ! グシャッ!
――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
74 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:22:45 ID:???
ヘルナンデス「――し、しまった…!」
――ヘルナンデスは、敗北を覚悟した射命丸の減速までは読み切れず、
ボールでは無く、射命丸の身体を大きく掴んで押し倒してしまう形となってしまう。
射命丸「あ……う……! へ……ヘンタイッ!?」
ヘルナンデス「ち、違う!? それは誤解だッ!?」
実況「お〜っと! 突如現れた助っ人GKのヘルナンデス選手!
どうやら勢い余って射命丸選手をふっ飛ばしてしまったようです!
幸い射命丸選手に外傷はありませんが、ボール越しではないためこれは反則!
妖怪の山FC! ここで貴重なPKの権利を獲得しました〜〜〜〜〜!!」
紫「(――おかしい。 これは明らかに運命が捻じ曲げられている。
まるで、この世界の上位に位置する誰かが、無作為にダイスを振り直したように……!)」
ルナ「えっ……えっ……? PK……?」
サニー「そ、そんなぁ!? 私たち、紫さんに騙されてたの!?」
スター「それは無い。 ……って言えないのが、あの妖怪の怖い所だけどねぇ」
リリーW「あ、あれ〜?」
リリーB「そんな……!?」
大妖精「ど、どうしようチルノちゃん……!?」
チルノ「くっそぉ……!(やっぱり、あたいは間違ってたのか……!?)」
75 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:25:49 ID:???
試合を上空で観戦していた紫は、この結果に対して内心で驚き戸惑う。
そして当事者たる妖精大連合のメンバーに走った動揺は、その比では無かった。
強力な助っ人により、自分達は勝てるんじゃなかったのか。
来生と仲違いしてまで手に入れた力は、彼が言った通り偽者だったのか。
ヘルナンデス「(……妙な気持ちだ。 助っ人であるとはいえ、自分自身がチームの不和の原因となり、
それを自ら増幅しているなんて。 あの時のストラットやジェンティーレも、同じ気持ちだったのかな)」
――幸いなことに、ヘルナンデスはカードを貰う事も無く厳重注意を受けるだけで済んだが、
しかしこの先にはPKが待ち受けている。
如何にヘルナンデスが有能なGKであったとしても、彼には人の心までを読みとる能力は無い。
恐らく、このPKによる失点は避けられないだろう。
射命丸「ここはハットトリックのチャンス……ではあるのですが。
すみません、私はちょいと疲れました。 なので、反町君にPKはお任せしようと思います。
その地味〜なキックコントロール力で、是非とも枠内にゴールを入れて下さいね」
反町「……分かった、射命丸さん(地味なのは分かってるんだよ! ううっ……)」
ピィイイイッ!
実況「――さあ! ホイッスルが鳴りました!
PKを蹴るのは射命丸選手……では無く、まだまだ余力を残している反町選手!
彼は幻想郷最速の射命丸選手や、ヨーヨー名人の椛選手と比べるとインパクトでは劣りますが、
しかし彼の基礎技術は間違いなく妖怪の山FCでも1、2を争うレベル!
ここは妖怪の山FC、安定感ある男に仕事を任せてきたぞ〜〜!!」
76 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:31:22 ID:yKwM3Ebo
反町「(……決める!)」
グワアアアアアッ、バシュウウウウウウウッ!
――そして、容赦なくホイッスルが鳴り、妖怪の山FCのキッカーとして反町はその右脚を大きく振り上げる。
ヘルナンデス「(必ず……止める!)」
ヘルナンデスは、一か八かとゴールの右方へ向かって大きく飛び出した。
果たしてその結果は――?
先着1名様で、
★地獄ナンデス→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER・ダイヤ絵札→??「まったァ! そのゴール、俺に守らせて貰おうか!」
ダイヤ→ヘルナンデスが何とか止める!
ハート・スペード・クラブ→無情にもゴールは決まる。
77 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:31:59 ID:???
★地獄ナンデス→
ハート3
★
78 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:32:02 ID:???
★地獄ナンデス→
クラブ10
★
79 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:32:12 ID:???
★地獄ナンデス→
クラブ2
★
80 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:36:03 ID:???
ひ、避難する準備だぁ
81 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:39:10 ID:???
地獄だ…新監督矢車の登場フラグや…妖精みんな妹になれ…
82 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:39:32 ID:???
元がロリナンデスだからダメだったかw
83 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:45:24 ID:???
紫のやることが「良かれと思ってぇ!」に感じてきたぜ・・・
84 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:46:46 ID:???
やらかしまくる黒幕候補に草
85 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:47:37 ID:???
これ却って結束強くなりそうで笑える
黒幕キャラはこれがあるから恐ろしい。ヒドラ(笑)とか
86 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:48:44 ID:???
ナンデスさん一発レッドだったら伝説を作れたのに
87 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:49:12 ID:???
こんな状況になるんだったらヘルナンデス加入しない方が良かったかもな
88 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:50:38 ID:???
妖精大連合の大逆襲が始まるような気がしていたが
別にそんなことはなかったぜ!
89 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:53:00 ID:???
仲直りしたキスギも入って、ヘルナンデスもいる妖精連合になったらよいなー
90 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:53:25 ID:???
ファンサービスかな(白目)
91 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:15:30 ID:???
妖精的には負けた方がいいかもしれんな
来すぎと仲直りがしやすいだろうし
92 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:32:45 ID:???
来生との仲直りは簡単ではないと思う
信念を曲げて目先の美味そうな餌に飛び付いたのを怒っているんだから
93 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:35:59 ID:???
少なくとも負けたほうがしやすいとは俺は思うな
来生に対しての申し訳なさも出てくるとは思うし
バカだから心がある程度広そう
94 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:36:18 ID:yKwM3Ebo
★地獄ナンデス→ ハート3 ★
ハート・スペード・クラブ→無情にもゴールは決まる。
バシュウウウウウッ……!
ヘルナンデス「(逆……か)」
反町はヘルナンデスの向かった方向とは真逆に向かってボールを蹴っていた。
魔王染みた威力も無い、ただ精度のみに優れた無難なシュートはしかし、
ゴールの枠内ギリギリを的確に狙っており――。
ズバアアアアアアッ! ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
妖怪の山FC 3 − 0 妖精大連合
95 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:37:30 ID:yKwM3Ebo
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町
大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼
96 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:41:11 ID:???
――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
実況「ゴ〜〜〜〜ッル!! 反町選手、やはりここはキッチリと仕事をした〜!
妖怪の山FC、後半5分にて早くも3点目を挙げました!
突然のGKの交代劇などもありましたが、それにより妖精チームは却って結束を乱したか!?
一番やってはいけない反則により、引き分けや勝利への希望の芽がほぼ絶たれました〜!」
チルノ「(……もしもあの時、あたいが最後までキスギと一緒に反対してたら。
勝ちたいっていうゆーわくに負けて無かったら……!)――く、くそっ! こんなの何かの間違いよ!」
大妖精「(チルノちゃん……必死に涙をこらえてる。
きっと、今一番、誰よりも泣きたいのはチルノちゃんの筈なのに……)」
――勝利を求めるあまりに、当初の理想を破棄して短絡的な強さを求め。
そしてその結果、短絡さによる自滅により敗北する。
妖精大連合にとって、最悪のストーリーがそこに描かれていた。
来生「ほーら、だから言ったのによ。 あんなヤツの力なんて借りなくても良い、って」
――そして、控室を抜けだし観客席で試合を観戦していた来生は、これみよがしに肩をすくめてすかしてみせる。
正直に言うと、先程啖呵を切ってチームを抜けだしたのは、これまで一緒にプレーしてきた自分を差し置いて、
まず最初にぽっと出のヘルナンデスに声が掛かった事への嫉妬心も少なからずあった。
そのため来生にとって、この展開は悔しいながらも、どこか胸のすく展開であった事は否定出来なかった。
97 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:42:40 ID:???
紫「(――結果として、彼女達の信念にブレを生じさせ、結束を乱す事に成功したのかもしれないけれど。
これはちょっと、酷い事をしてしまったかもね……)」
紫は当初、ヘルナンデスと……本来ならば恐らく同時加入していたであろう来生の力により、
妖精大連合は生温い勝利を手に入れる事になると予測していた。
しかしその結果としては、妖精達は、何を信じれば良いのか分からず、
底の無い無力感と後悔に囚われる事により、結束以前の不安定を生みだす結果となってしまっている。
無論、このまま行けば敗北しようが紫の目的――妖精達の団結の阻止――を達成出来るのであろうが、
もしも彼女達がその無力感を乗り越え、本来の信念に立ち返ろうとしたならば、
恐らくは彼女達の結束は、紫が当初危惧していた以上の物となる。
紫「(妖精達の想いが、先のハーフタイムの時と同じならば私の目論見は結果的には的中する。
しかし、もしもそれ以上の『何か』を彼女達が持っているならば――。
……私は、また失敗を犯してしまったかもしれないわね)」
フィールドを高らかに見降ろす天空にて、紫は自嘲めいた笑みを浮かべる。
その姿は霊夢にも藍にも幽々子にも、他の人妖達にも見せた事の無かった、弱弱しげな笑みだった。
98 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:43:57 ID:yKwM3Ebo
――そして、視点をフィールドに戻す。
妖精達はこのまま、途方も無い後悔と無力感を抱いたまま終わるのか。
それとも、その感情を背負い、次なる一歩を踏み出そうと出来るのか。
チルノ「…………」
彼女達の行く末はやはり、他の妖精とは違う勇気と情熱をもつ彼女の小さな双肩に懸っていた。
チルノは涙が零れ落ちないように空を仰ぎ、そして……
先着1名様で、
★光を掴む妖精→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→ダイヤ+??「ここで光の三妖精の4人目たる私の出番ね!」オリキャラが現れた!?
ダイヤ→ハート・スペード+来生「全く、しょーがねぇヤツらだなぁ」来生が戻って来た!
ハート・スペード→チルノ「一回決めちゃった事は直せないもの。 最後までやるのよ、皆!」最後まで頑張る事を決意した。
クラブ→チルノ「う、ぐずっ……ごべんね、みんなぁ……」やはり涙が止まらなかった。
クラブA→??「妖精達……皆揃って俺の妹になれ」地獄からの使者が現れた!?
99 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:44:54 ID:???
★光を掴む妖精→
ダイヤ4
★
100 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:44:55 ID:t9HNPL8U
★光を掴む妖精→
ダイヤ7
★
101 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:45:05 ID:???
★光を掴む妖精→
ハート8
★
102 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:46:16 ID:???
キャプテン来生!
103 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:46:31 ID:???
(そっと去る兄貴)
104 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:51:02 ID:???
来生は普通にFWか?ディアスと同じトップ下か?
105 :
99
:2014/08/15(金) 22:52:06 ID:???
よっしゃあ!光をつかめたぜ!
ぶっちゃけここでクラブ出ると思ってたよ
106 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:54:38 ID:???
こっち的にはダイヤのほうでよかったのかな?
107 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:55:32 ID:???
クラブAw
108 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:58:04 ID:???
シュガーサテラなんてネタあったんだ
109 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 23:05:19 ID:???
正直紫m9って感情しか浮かばない
110 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 23:08:33 ID:???
紫って案外大したことなくね?
111 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 23:14:27 ID:???
雨降って地固まるってこのことか
112 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 23:21:19 ID:???
勝負はまだここから
113 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:41:58 ID:???
★光を掴む妖精→ ダイヤ4 ★
ダイヤ→ハート・スペード+来生「全く、しょーがねぇヤツらだなぁ」来生が戻って来た!
――秋の晴空が、チルノの瞳に溜まった涙を乾かす。
紫の危惧したとおり、彼女の精神はやはり妖精の規格を超えて強靭だった。
チルノはカラッとした不敵な笑顔でチームメイト――そこには、ヘルナンデスも含まれていた――を、
見つめ返して強く言い放つ。
チルノ「アンタ達は……『覆水盆に返らず』って名ことわざを知ってるかしら?」
サニー「フクミズって何よ!? 難しい言葉で、紫みたくアンタも私をだますつもりなのね!?」
ルナ「いや、そのツッコミは色々と品性を疑うわ、サニー……。
っていうか、話し言葉でその意味を知らないっていう体なのに、なんで丁寧に漢字を間違えられるの?」
大妖精「……私は知ってるよ。 一度起きてしまった事は、もう直す事が出来ない……って意味でしょう?
この前、慧音先生の妖怪寺子屋で一緒に勉強したよね」
チルノは力強く頷く。
その瞳には、先程紫の提案を受け入れた時のような理性は無い。
しかし、その代わり、その瞳には――誰よりも熱い炎が滾っている事に大妖精は気付いた。
チルノ「……そう。 一回決めちゃった事は直せないもの。 最後までやるのよ、皆!
あたい達は、他の何よりも勝つ事を望んだ。 それで、色々と失くしちゃったものもあるかもしれない。
だけど――、それはもう拾う事ができないんだ! そしてその代わりに拾えるもの――つまり、『勝つ』のよ!」
チルノを始めとする妖精は馬鹿であるが、しかしその一方で物事の本質に関する嗅覚は鋭い。
だからこそ、彼女達は理屈では無く感情として分かっていた。
一旦捨てた当初の理念は、再び拾い直す事は難しい。
しかし、その為に得た勝利への布石は、これから手を伸ばせば、充分に届く位置にある。
――いや、捨てたからこそ、自分達は拾わなくてはいけないのだ……と。
114 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:43:32 ID:???
リリーW「――なんとなくですけど、わかりますよ……!」
リリーB「(カントクさんとの思い出は……正直、遊んでばっかりだった気もするけど。
けれど、その日々があったからこそ――私達は、勝ちに行く事が出来る。 それを忘れちゃ、ダメだったのね……)」
そして、妖精達は単純故に、そうと信じたら疑う事を知らない。
そもそも彼女達は、合理性や実利を求めてはいけなかったのだ。
そんな考え方は、自然に生まれ自然に生きる彼女達にはそぐわず、すぐに破綻する。
チルノ「――受け売りの言い訳とかへりくつなんて、そんなの氷みたくすぐに壊れちゃう。
あたい達は――あたい達らしくやるしかないのよ!」
そのために、チルノはシンプルな結論を出した。
――結局は、過去に何があろうと、自分達は自分達らしくやるしかないのだ、と。
サニー「……。 ――わ、私も丁度そう思っていた所よ!」
スター「はいはい。 あんたは張り合わなくて良いってば
(ホントにチルノってのは摩訶不思議な妖精だわ。
暑苦しくてワガママなのに、何故かこっちを体よくその気にさせてくるんだから)」
大妖精「(やっぱり、チルノちゃんは強い……! 最強なんだ……!!)」
ヘルナンデス「(――チームが、瓦解しない……? これがあのキャプテンの少女の魅力と言うのか……?
だとすると、俺はこれから……彼女から、色々と学ばないといけないな)」
来生(観客席)「…………(くっそー、何で俺、観客席にまで行っちゃったんだ?
良く分からんけどあいつらの目が変わったのを、もっと間近で見たかったのに……)」
そんなチルノの宣言に、妖精は奮起し、ヘルナンデスは改めてチルノという少女に籠められた熱に気付き、
そして来生は再び彼女達に興味を抱きつつ――妖精達の新たな反逆が始まった。
115 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:52:38 ID:???
――ピィイイイイイイイイイイイッ!!
実況「さあ! 気を取り直して妖精大連合のキックオフです!
ボールはリリーW選手に渡り、リリーB選手との連続ワンツーでせめ……ああ〜〜っと、
やはりボールははたて選手にカットされました!」
……とはいえ、妖精達の士気が回復し、ヘルナンデスが鉄壁のGKであったとしても、
彼女達の逆転勝利は未だ厳しい。
何故なら、妖精達の総合力はやはり妖怪の山FCの選手達を大きく下回る。
そのために、更なる失点までにはならずとも、ボールを終始キープされ通しの状況が続いていた。
しかし――。
116 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:55:42 ID:???
チルノ「どっせーい! ……『フロストコラムス』ッ!」
ズッザアアアアアアアアアアアッ! バギイッ!
はたて「あっ、そんなぁ〜!」
雛「まだまだよ、『厄神式ダーティディフェンス』!!」
ギュルルルルッ……バギイイイッ!
チルノ「ぶべらっ!」
椛「いきますよっ、『アトミック・ファイヤー』〜〜〜!!」
バギュウウウウウウウウウウッ!
ヘルナンデス「必ず止めるッ!」
ガシッ!!
サニー「よっしゃ! ナイスよナンデスさんっ!」
ルナ「うんっ! そしてそのまま……!」
スター「『三妖精のフェアリーダンス』で中央突破よ〜〜!」
穣子「なんのなんの〜! ――お姉ちゃん!」
静葉「ええ、『オータムスカイラブパスカット』よ!」
ガシッ……バァアアアアアアアアアアアアアン! バシッ!
117 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:57:37 ID:???
鈴仙「――す、凄い。 妖精達、凄い死ぬ気で走ってる……!」
パスカル「……大した運動量だ。
ボールの支配率は目測でも4割を切っているというのに、それを感じさせない程のボールへの執念。
もしもこの試合がプロチーム同士の戦いだったら、次戦のコンディションを考え始めるだろうに、
妖精達には全くそんな気配が無い。 ―――ある意味では、ディアスやキスギに近い人種らしいな、妖精ってのは」
――しかし。それでも妖精達は走り続けた。
当初の理想や理念を一旦捨ててまで欲した勝利に向かって。
とはいえ、彼女達は馬鹿のように走り回り、ボールを前に持って行く以上の戦術を知らない。
それ故に、妖精達の必死の動きは悲しい程に報われず、点差は3のまま、5分が過ぎ、10分が過ぎ……。
後半も半分を折り返した、その時だった。
雛「悪いけど……ボールは頂くわ。 創符……『ペインフロー』ッ!」
ズザアアアアアアアアッ! バギイイイッ! ドゴオオオッ!
妖精B「きゃんっ!?」
一旦ボールをフォローしていた左SBの妖精Bは、
雛の厄を纏ったタックルを受けて大きく吹き飛び負傷する。
ゲーム自体は妖精Bを吹っ飛ばした本人である雛が、
ボールを真っ先に蹴りだした為に問題は無かったが、交代要員をどうするか。
滝のように汗を流しながらも、チルノが必死に考えていたその時だった。
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