キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。

そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。

501 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:51 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤ5 )( 2 + 3 )=★

502 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:56 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:14:05 ID:???
妖夢のシュートはやはりさとりには通用しなかった……!
……と、いったところで今日の更新はここまでです。

皆様、本日もお疲れ様でした。



504 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:15:52 ID:???
乙です
妖夢が覚妖怪の補正を見せてくれたことに感謝
僕らのために役に立ってくれてありがとう!(ゲス顔)

505 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 06:05:15 ID:???
乙です。幽々子「妖夢、絶好の得点チャンスでも負けてしまったわねぇ…」

妖夢(土下座)「待ってください!ダークベンチネビュラ行きだけは!ご勘弁をー!!」

幽々子「覚悟しなさい、矢車くんか7人ミサキが待っているわよ」

妖夢「嫌だ!私は嫌だあああああっ!!」このあたりでヘタレすぎて覚醒強化w

506 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 07:52:22 ID:???
さとりのセーブ値は相当高いな。せりあいは低そうだけど覚妖怪があることを考えたら、
一対一も厳しそうだし、支配力の高さを生かして最大火力のシュートを打っていきたいな。

507 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:19:04 ID:???
反町をもってくれば、悟の心はボドボドダァになるから大丈夫(思考停止)

508 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:49:06 ID:???
パルスィがマンマーカー、お燐がサイドアタッカーだとすると相手で点を取れそうなのが
勇儀と空の二人だから乱打戦に持ち込むのもありかもしれない。
インビジブルデューパーなら力押しで決められそうだけど何発も打てるわけではないし。

509 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 09:40:56 ID:???
今の戦法見る限りだとさとり相手にはロングも有効みたいね
キックオフも展開しだいではあると見た

510 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 10:07:21 ID:???
そろそろパチェノート使うのもありかな。7とか8なら残りの数値は練習して、
小さい数値なら下手に練習しないで試合での覚醒も目指せば良い。
後に回してあと1で技を覚えるけど練習する時間が無いとかは避けたい。

511 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:08:24 ID:???
メルランはそのうちへばる、妖夢は地獄一直線
藍はパルスィが緑目を光らせている、随分厳しい戦いになってきた

512 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:29:00 ID:???
幽々子がオーバーラップして攻撃出来れば多少はね?

513 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 14:44:38 ID:???
みょんが美味し過ぎる!(キャラ付け的に

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:09:33 ID:???
こんにちは、今日はモチベと時間があるのでたくさん更新したいです。
>>504
乙ありがとうございます。
正直に言って、妖夢はさとりの強さの指標を示すために丁度良かったですね。
そんなポジションも新田君っぽいですがw
>>505
乙ありがとうございます。 まぁ、元々厳しい勝負だったので…(汗)
>>506
PA内に限定すると、萃香のパンチングをも軽く上回る程度には強いですね。
そして一対一は間違いなく幻想郷は勿論、世界でも最強です。
(それでも、永琳相手で引きがヘタれた場合は負けるかもしれませんがw)
ただ明確な弱点はありますし、バランスを崩されればPA内でも充分勝機がありますので、
かなり強いですが一流か…と言われるとまだそうでもありません。
さしずめ、今の姫様と同格程度でしょうか。
>>507
今の反町だったら、火力は妖夢以下ですね…(泣)
>>508
強力なシューターとなるとその二人になりますね。
さとりの体制を崩せるマインド系シュートも役立つかもしれません。
>>509
生半可なシュートでしたら、さとりのパンチングやキスメのブロックに阻まれますが、
鈴仙のマインドエクスプロージョン(威力59+α)や妹紅のネオヴォルケイノ(威力58)なら、
勝負になるかもしれません。 ただ、キックオフはちょっと厳しいかもですね。
>>510
そうですね。大会中の練習は、こうしたあと少しの数値を確実に届かせたりするのに使えば良いと思います。
効果が低くなっている、とは言えどもやはり明確に能力値を伸ばせるチャンスというのは貴重ですので。
>>511
まさに妖夢が頑張れるかどうかが、この試合のキーポイントになりますね。
>>512
幽々子もまた、幻想郷の有力選手の一人ですので、突破力は最低限兼ね備えています。
>>513
妖夢は良いキャラしてますよね。原作的にも、互換キャラ的にもw

515 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:11:42 ID:wrpXZILc
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=61★
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=67★
≦−2→地霊殿ボールに。

妖夢「(―――絶対に。 絶対に、絶対に絶対に絶対に決めてみせる!!)」

妖夢は低いボールを切り裂きながら、
ざらつく心を無理やりに沸騰させて、瞳をぎゅっと瞑って何度も自己暗示を繰り返す。
――『待宵反射衛星斬』。
月の光を帯びた狂気によって繰り出される、魂魄妖夢最大最強の剣技。
彼女は今まさに、その全力を解き放とうとしていた。

妖夢「(この技は絶対に、破られちゃあいけないんだ。 だって、この技は……!)」

――そして同時に。この技は妖夢にとっても、特別な意味を持つ技だった。

〜回想シーン〜

――それは大会が始まる1年ほど前。
鈴仙が中山達と出会うよりも、更に半年ほど前の事だった。

その当時、妖夢と鈴仙は、それぞれの主の気まぐれによって、
半強制的にサッカーチームを組まされていた。
夜の明けない異変時やその後の宴会に、花の異変。 それに加えて博麗神社の倒壊騒ぎなどで、
度々顔を合わせていた程度の仲だった妖夢と鈴仙。
そんな彼女たちが半強制的に居を同じくし、そしてサッカーでチームを組む事となり、どうなったか。

――結論から言うと、この二人は当初、最悪に相性が合わなかったのである。

516 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:15:25 ID:wrpXZILc
鈴仙「はぁ〜。 もうやってらんない! 師匠ったら、どうしていっつも私をこんな目に遭わすんですかぁ……」

妖夢「泣き事を言っていても始まりません。 こうなった以上、根気よく修練を重ねるしかないでしょうに…」

鈴仙「根気よく、って具体的にどうすんのよ。 師匠だったらちゃんとしっかり、私にどうすれば良いかを教えてくれたのに…」

妖夢「根気よくは根気よくです! 貴女も口ばっかり動かしてないでちゃんと練習してください!」

他者に流されやすい上、逃げ出し癖があり主体性が全くない鈴仙。
一人で抱え込み、糞が付くほどの真面目で融通が全く利かない妖夢。
始めてあったばかりの両者は、互いに全く正反対の性格をしており、
折角チームを組んだというのに、こうした内容の口喧嘩が絶えなかった。

鈴仙「(何よあいつったら。 結局は自分一人じゃ何も出来ない癖して、それを隠して偉そうに……!)」

妖夢「(何なんだろうあの人。 口を開けば師匠が…、姫様が…ばっかり。 自分の意思がないんじゃないかしら)」

―――しかし、こんな二人も能力的にはどっこいどっこいの半人前であり、
その上、お互い高いプライドを兼ね備えているなどの共通点があると気付き。
繰り返される強敵との練習試合を経る事によって……二人の間には、少しずつではあるが友情が芽生える事となる。

517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:17:19 ID:wrpXZILc
小兎姫「見て頂戴、この弾幕美! ――『無指向性エキストラボム』っ!」

妖夢「う、うわああああっ……!」

ズザアアアアアアアアアッ!! ……バチイッ、ポロッ……ポムッ。

鈴仙「何やってるのよ妖夢。 この位、良く周囲を見てれば切り替えし先なんて幾らでもあったじゃない!」

妖夢「あ、ありがとう。 鈴仙……(最近こんなプレーが多いなぁ。
確かに、鈴仙の言う通り、私はちょっと、回りが見えてなさすぎなのかもしれない……)」

妖夢は、鈴仙の周囲への気配りの上手さと視野の広さ。
そして何より、捻くれたプライドの底にあるお人よしさと面倒見の良さを少しずつであるが認識し。

鈴仙「(うわっ、四人に囲まれちゃった…! 正直、ここは抜くのがきついし諦めたいけど。
やるだけ、やってみましょうか……!)――行きます、『ルナティックレッドアイズ』!!」

ブウ……ゥウン!!

名無し妖精達「「「「な、中々やるじゃない!?」」」」

妖夢「鈴仙、ナイスドリブル!」

鈴仙「あはは……たまたまよ、たまたま(わ、私でも……ドリブル突破出来たよ!
やっぱり、私もたまには妖夢みたく、勇気を持って突っ込んでみた方が良いのかしら……)」

鈴仙は、妖夢の一本気さ、誠実さに無意識にであるが感化され。
それと同時に、妖夢という少女はその堅苦しい正確や口調とは裏腹に、
自分以上に繊細な心と気高い誇りを秘めているのだと理解する事が出来たのである。

518 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:29:11 ID:wrpXZILc
そして『待宵反射衛星斬』は、そうやって鈴仙と心を通じ合わせた妖夢が、
彼女の力を借りて編み出す事に成功した、まさに鈴仙との友情の証。
つまり、そのシュートは、妖夢の本来の気質である真っ直ぐさに加えて……。

〜回想シーン終了〜

ギュウウウウウウッ! グルングルングルン……!!

さとり「(早いうえに……円に曲がる……!?)」

妖夢「(鈴仙が持つ、波長を操る能力を私なりに組み込んだこのシュートは……。
ただ、真っ直ぐなだけじゃない! 小刻みな波を描いて、敵のゴールを広く回転してから突き刺す!
鈴仙が変わったみたいに、私も、このシュートを決めて、自分を……変えてみせるっ!!)」

妖夢の必殺のシュートは、速さと技巧を高い水準で兼ね備えていた。
即ち、自身のように真っ直ぐで、鈴仙のように広がりを持つ。
今の妖夢が、これまでの自分に疑問を持ち、停滞していたとしても。
このシュートに関してのみは、妖夢は心の奥底で自信と希望を持ち続けていたのだ。

実況「あああ〜〜!! 妖夢選手、ここで大技『待宵反射衛星斬』だ〜〜!!
先程ゴールを決めた藍選手の『式神天降神』にも負けない威力で、
さとり選手が守るPA内を鋭く、時には柔らかく穿とうとしております!!」

……しかし。
妖夢にとってこのシュートが特別であっても、広い幻想郷の中では、このシュートは決して特別たりえなかった。
何故なら、妖夢の放ったシュートは、藍の『式神天降神』にも負けない威力……『でしか』無かったからだ。
つまり、そうなると――。

519 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:30:38 ID:wrpXZILc
さとり「(人を惑わす良いシュートですが、そのシュートが向かう先は結局として一本のみで単純!)―――ここは……左下です!!」

バアアアアアアアアアッ………バチイイイイイイイン!!

――バランスを崩しているとはいえ、先程よりは好条件。 その上、今度は芝の湿り具合もしっかりと認識できている。
そんな条件下では、さとりにとって、妖夢の特別なシュートとやらは単なるカモにしか過ぎない。

残酷に言ってしまえば、藍のように他分野においても高い適正を示している訳でも無いにも関わらず、
あくまで平均よりは上程度のシュートしか撃てない今の妖夢は。
……彼女がかつて並び立った鈴仙と比べると、一段どころか二段も三段も劣る、一弱小FWでしかなかった。

妖夢「そ、そん……な……!!」

そんな残酷な現実に妖夢は思わず、その場にがっくりと膝を突きそうになるが……。
こうした絶望には慣れているためか、辛うじてその赤がかった目を大きく開くのみに留まった。
そして実況は、妖夢の悲哀を同情などしてはくれない。
多くにとって、妖夢の心境よりも、試合の趨勢の方がよほど気になる事項であるからだ。

実況「あっと、ここは妖夢選手力みすぎたか〜! ボールはさとり選手のパンチングによって、
大きく中盤へと飛ばされていきます! そして、人数でその実力差を補った地霊殿サブタレイニアンローゼスの
ゾンビフェアリー部隊は無難にパスを回し、ロスタイムを消化していき……!」

ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

妖夢「前半、終了だ……!(やっぱりダメだった。 『待宵反射衛星斬』でも、やっぱりダメだった……!!)」

妖夢が呻くような声を上げたと同時に、前半戦は1−1のまま終了した。
試合としては、西行寺亡霊連合が積極的に攻勢を仕掛けるもさとりやDF陣の守備に阻まれ。
地霊殿サブタレイニアンローゼスは強力な主砲を備えていながらも、中盤の脆弱さにより
チャンス数を稼げずに終わってしまった形となる。
実況が喧しく両チームの健闘を称え、後半戦への期待を膨らませている中……。
妖夢は気丈にも立ち上がり、しかし、それ以上の言葉を出せない様子だった。

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:32:25 ID:wrpXZILc
ウサギB「……星熊選手がキックオフであんなシュートを撃った時はどうなるかと思ったけれど。
西行寺チームも中盤の支配力と最終ラインの守備力で優れていて、乱打戦には中々ならないですね……」

つかさ「――とはいえ、西行寺亡霊連合は全体的にオーバーワーク気味。
特に、FWのメルランさんとMFの藍さんは少し息を切らしているようです。
今までは何とか互角に押しとどめていたけれど、後半はどうなるか……」

鈴仙「そうね……(――『待宵反射衛星斬』がああも見事に決まらなかったとなると、
妖夢ったら今頃ひどく落ち込んでそうね……。
妖夢は私よりも気丈だけど、それだけに、挫折したら自分を責めて、私以上に深く傷つくでしょうから。
とはいえ、私が介入しても、試合開始前の様子を見る以上、逆効果になるかもしれないし……。
このハーフタイム、私は何をして過ごそうかしら……?)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。
D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

521 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:33:10 ID:2taukhpw
AウサギD

522 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:35:19 ID:jiRN39yE
A つかさ

523 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:38:09 ID:cX1ieAPg
AウサギD

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 16:13:16 ID:wrpXZILc
AウサギD

鈴仙「(試合前には、つかさからDちゃんについて色々聞いたんだっけ。
今度は、Dちゃんの方から話を聞いてみようかしら……)ねえ、Dちゃん」

ウサギD「ふ、ふえっ? 何ですか鈴仙さま?」

鈴仙「(ちょっと怯えてる様子ね……。 まぁ、いくら時間が経ったとは言え、
あの勇儀さんの凄いシュートを見た以上は仕方がないかしら)うん、ちょっとおしゃべりしようと思って」

ウサギD「はいっ! おしゃべりしたいです!」

他のウサギ達と比べてもより一層幼いウサギDは、
鈴仙の呼びかけに対して心底嬉しそうな様子で答えてくれる。
それでも、表情には先程のシュートへの恐怖と不安が帯びてはいたが…。
むしろ鈴仙がこうして声を掛けてくれた事で、いくばくかはそれが緩和されているようだった。

鈴仙「(うんうん、Dちゃんは素直ね……。 さて、何の話題を振るかだけど……)」

A:つかさとの関係について。
B:つかさとのコンビプレイの構想について。
C:前半戦の凄いシュートについて。
D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。
E:ウサギDが今目指している選手像について。
F:特に話題を決めず、軽く雑談する。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

525 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:14:35 ID:+qYSF59+
E

526 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:15:43 ID:4jbBOEgA
A

527 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:17:02 ID:o7hvFVSw


528 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:47:22 ID:???
>D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。

松岡「頑張れ頑張れそこだそこだ諦めるな!絶対に頑張れ積極的にポジティヴに頑張れ!!北京だって頑張ってるんだから!!!」
松岡「気にすんなよ!くよくよすんなよ!大丈夫、どうにかなるって!ドントウォーリー!ビーハッピー!」
松岡「オウン・ゴールだって、立派なゴールじゃないか!」

妖夢「別世界の監督ェ…」

529 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:54:29 ID:???
鈴仙「ドンマイ妖夢! 私もシュートで何回へたれたか分からないわよ! ゴールできない!? 試行回数で押しきれば良いのよ!」

530 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 17:57:03 ID:wrpXZILc
A:つかさとの関係について。

鈴仙「(つかさとおしゃべりしてた時は聞けなかったし……)そういえばDちゃんったら、
昔からずうっとつかさと仲良しみたいだけど。 二人は姉妹だとか家族だとか、じゃあないのよね?」

ウサギD「はいっ、そうです。 でもEちゃん……じゃなくってつかさちゃんは、
私が今よりももっと小さい時から、ずっと一緒だったんです」

鈴仙「へぇ……。 じゃあ、幼馴染みたいな感じだったのね?」

ウサギD「そうなんです! えっと、えっとね……!」

つかさがそうであったように、ウサギDもまた深い絆で結ばれているパートナーの話題となると、
普段以上に饒舌になり、話し方も熱っぽくなる。
そのため、鈴仙は普段とは違ったウサギDとつかさとの関係や逸話について聞くことができた。
具体的には……。

先着1名様で、

★ウサギDの話→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ウサギD「実は私とつかさちゃんは元々ひとつの存在で、『ふゅーじょん』する事でひとつに戻れるんです!」
ダイヤ→二人が力を合わせて、力の強い妖怪を追い払ったという話。
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。
スペード・クラブ→つかさがウサギDにとっていかに大事な存在であるか…って、具体的じゃない!?

531 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:22 ID:???
★ウサギDの話→ ハート3

532 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:46 ID:???
★ウサギDの話→ ハート6

533 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 20:06:08 ID:???
ひまわり仮面がまた追い払われたか

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:31:25 ID:wrpXZILc
★ウサギDの話→ ハート3 ★
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。

ウサギDはやはりまだ子供らしく、ウサギBやつかさのように話は上手くない。
それでも、擬音語や擬態語を交えながら、気持ちを込めて楽しげに話してくれていたので、
鈴仙も頬を緩めて安心して聞く事が出来ていた。
そして鈴仙は、その中で少し興味深い話を聞く事になる。

ウサギD「つかさちゃんって凄いんですよ! 私が昔、こわ〜い獣の妖怪に出くわしちゃった時、
つかさちゃんが土台になって、こう、私の体を……ドカーンって!」

鈴仙「へえ……(それって、秋姉妹とかのやってる『スカイラブ』と似たような原理かしら…?
もしもDちゃんがそれを出来るようになれば、パスカットとかでも活躍できるようになるかもしれないけど…)」

ウサギDが話してくれたつかさに関する武勇伝の中に、
鈴仙はつかさが構想しているというコンビプレイのアイデアになりそうな話を見つけた。

鈴仙「(……もしも、二人が何か本格的に技を身に着けたい、って事になったら。
私がつかさにでも伝えてみましょうかしら。 ひょっとしたら、何かの役に立つかもしれないし)」

ウサギD「(やっぱり、つかさちゃんと一緒に試合に出たいなぁ。 でもそれには、もっと練習しないとだしなぁ……)」

そして、ウサギDはウサギDで、やはりつかさと一緒に試合に出たいという想いを強め。
今後の練習に対するモチベーションを高めているようだった。

*ウサギDの評価値がやや上がりました。
*ウサギDとつかさとのコンビプレイフラグのフラグ回収が進行しました。

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:32:42 ID:wrpXZILc
鈴仙「さて……そろそろ試合が再開されそうね。 妖夢の様子はどうかしら……」

そして、試合再開の合図を機に鈴仙はウサギDとの会話を止め、
再びフィールドの様子を確認する。
観客席の鈴仙には選手のこまやかな表情までは分からないが……。
妖夢の様子はとりあえず落ち着いているように見える。
それを見た鈴仙はとりあえず安心して、暫くは黙って試合の趨勢を伺う事にした。

―――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ試合再開、今度は西行寺亡霊連合のボールからの試合再開となりますが……。
西行寺亡霊連合は、前半に引き続いて無難なボール回しで攻めのチャンスを伺っているように見えます!」

藍「(私達のチームは、数はともかく純粋な火力ではやはり地霊殿に劣る。
そして、一番古明地さとりと相性の良いメルランの体力が減って来ている事を考慮すると、
私達は遅行を連発するしかない……!!)」

厳重なマークを掻い潜りながら必殺シュートを撃った藍に加えて、
トリオプレイを多用しつつ積極的にミドルシュートも狙っていたメルランの疲労も考えて、
西行寺亡霊連合は前半以上の遅行を強いる。
これはやはり、地霊殿に対しては有効な手段ではあったのだが……
しかし、彼女たちがノーリスクで延々とボールを回し続けられる訳はない。

ルナサ「よし! ここはキープ力の高い橙にサイドチェンジを……」

勇儀「させないよ!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ、バチイイイッ!!

ルナサ「……し、しまった!!」

実況「ああ〜〜っと! 西行寺亡霊連合、後半10分で勇儀選手にボールを奪われてしまいました!」

536 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:33:55 ID:wrpXZILc
勇儀「…ったく、地上の奴らはなんだっけ、その……『ぱすわーく』とかいう妙ちくりんな技が好きだなァ。
私にはその技の良いところが皆目分からんよ」

ドドドドドドドッ!!

バケバケD「バケぇッ!?」

西行寺亡霊連合の中盤ではボールキープ力に劣るルナサが勇儀にボールを奪われると、
勇儀は機嫌を良くしてそのまま彼女の守っていた左サイド際を強引に突破していく。
SBのバケバケDを抜き去った後、勇儀はそのまま自慢の右脚を勢いよく振り上げた。

勇儀「さあ、魅せてあげるよ……鬼の真骨頂をね!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

中西「く、来るで!?」

幽々子「ん〜、ダイレクトじゃなくてミドルで来るのね。 私も、ブロックはあんまし得意じゃないのに〜」

前半戦キックオフ時に恐ろしい威力を見せた星熊勇儀の右脚の行先を、
西行寺亡霊連合のメンバーは、観客席の人妖は固唾を呑んで見守っていた。
すると……多くの予想に反して、その右脚は奇妙な動きを見せたのである。

勇儀「――これが私の編み出したオリジナル技……!」

グルンッ!

リリカ「へ、へぇっ……!? け、蹴りそこない……!?(な訳ないよね。 じゃあ、これは一体……!?)」

537 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:35:47 ID:wrpXZILc
勇儀の右脚はボールを捉えながらも……それを蹴りださずに空を切ったのである。
そして彼女はそのまま左脚を軸にグルリと横に一回転をして見せて……!

グォオオオンッ!
   ――――ボォオオオオオオオオオオオオ………オン!!


勇儀「力業――『大江山嵐』だァァアア!」」

先着3名様で、
★勇儀→大江山嵐 61 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★バケバケB→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 幽々子→ブロック 51 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 56 (! card)+(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみに)(リリカがフォロー)(中西がフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→勇儀の大江山嵐が西行寺ゴールを吹き飛ばす!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみに)(地霊殿のコーナーキック)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀の大江山嵐には吹飛係数2があります。
幽々子のマークがダイヤで「桜吹雪地獄」(+8、250消費)が発動します。
幽々子のマークがハートで「西行桜吹雪」(+4、100消費)が発動します。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

538 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:37:08 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( スペード7 )+( 5 + 6 )=★

539 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:37:08 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( ダイヤK )+( 1 + 2 )=★

540 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:38:19 ID:???
★バケバケB→ブロック 41 ( ハートK )+( 4 + 5 )+(人数補正+1)=
 幽々子→ブロック 51 ( ハート9 )+( 6 + 1 )+(人数補正+1)=★

541 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:39:18 ID:???
★中西→パンチング 56 ( ハート3 )+( 1 + 3 )=★

542 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:39:23 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペードQ )+( 6 + 4 )=★

543 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 22:04:51 ID:???
これが鬼の引きか・・・!なんてやつだ・・・!

544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:27:44 ID:uAgV7dBs
★勇儀→大江山嵐 61 ( スペード7 )+( 5 + 6 )=72★
★バケバケB→ブロック 41 ( ハートK )+( 4 + 5 )+(人数補正+1)=51*吹き飛び!
 幽々子→ブロック 51 ( ハート9 )+( 6 + 1 )+(人数補正+1)+(西行桜吹雪+4)=63★*吹き飛び!
★中西→パンチング 56 ( ハート3 )+( 1 + 3 )=60★*吹き飛び!
≧2→勇儀の大江山嵐が西行寺ゴールを吹き飛ばす!

バギュルルルルッ! ドガドガドガッ!!

回転を加えて放たれた勇儀のシュートは、間違いなく今大会屈指クラスの破壊力を秘めながら、
ブロックに出たバケバケに幽々子、そして果敢にパンチングに向かった中西までをも
まるで風に飛ばされる紙屑かのように易々と吹き飛ばし――。

ズガバギドゴオオオオオオオオオッ! ――バアン!!
 ……ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

ネットだけでなく、ポストやバーを含んだゴールそのものごと、フェンスに叩き付ける。
ボールは当然にその圧力に耐え切れず爆弾のように破裂して、
やがて審判が思い出したかのようにホイッスルを吹くまでは静寂が広がっていた。

地霊殿サブタレイニアンローゼス 2 − 1 西行寺亡霊連合

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:28:49 ID:uAgV7dBs
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸、勇儀
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、藍

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:29:52 ID:uAgV7dBs
実況「き、決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ルッ!? 後半12分で星熊勇儀選手が、
二点目を豪快にうちはなった〜〜! 「大江山嵐」と呼ばれたその怪物シュートは、
まるで竜巻のようにその半身を巻き込み威力を増幅して蹴りぬくという、
何とも常識外れの発想によるもの! これが『旧地獄ボンバー』の真の実力だというのか〜!?」

幽々子「……うーん、これは少しマズいかしらね」

中西「はぁ、はぁ……せやな。 お嬢はんにはそろそろ、前に上がってもらう必要があるかもしれへん」

幽々子「まぁ、私は別に負けても美しい試合が出来ればそれで良いんだけど。
だからと言って手を抜くと紫や藍や……それと妖夢にも怒られちゃうからね。
それに―――、きっと私のシュートの方が、鬼さんのシュートよりも美しいと思うし」

中西「……それも、否定せェへん。 ただ、上がるタイミングはしっかり狙わなアカンで」

今しがた勇儀の恐るべきシュートを食らった西行寺亡霊連合のDF陣。
その中核を担う幽々子と中西の表情には恐怖は無い。彼女たちの精神は、死を経て既に老成しきっているからである。
そのために、彼女たちは虎視眈々と逆転の機会を狙う事が出来た。

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

―――そして、西行寺亡霊連合のチャンスは、後半24分に訪れた。
ボールを受けたルナサが、勇儀やパルスィのボールカットを鮮やかに抜く必殺のパス。
パスを磨いた彼女が編み出した新技・『スードストラディバリウス』によってボールは橙に渡り、
橙は再びそこでこいしと相対する事となるのだが……。

こいし「またやっちゃうよ〜、『無意識ダーティディフェンス』……って、アレ? 体が無意識に左右されて動かない〜〜〜!?」

橙「な、なんか良く分かんないけどラッキー!」

ダッ!

547 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:31:03 ID:uAgV7dBs
ここでこいしが自らの能力の短所を露呈する。
つまり彼女は、他者の無意識に介入して操作する事が出来る反面、自分自身の無意識について制御できず、
こうした風に身動きが取れない状態を作ってしまう可能性があるのだ。
そのために橙はここで、漸くバイタルエリアに切り込む事ができ……。

橙「(藍さまの式が私に教えてくれてる……!
ここで妖夢さんにグラウンダーのパスを出して決めてくれる確率が約35%。
メルランさんにグラウンダーのパスを出して決めてくれる確率が――約67%!
だったら妖夢さんには申し訳ないけど、ここはメルランさんに……!!)」

バコオオッ! ……ポムッ。

メルラン「はぁ、はぁ……うふふ〜! こ、これで私も……1点よ〜〜〜!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

さとり「(……ッ、まずい! この距離であの選手に全力を出されたら……!!)」

メルラン「いっけ〜〜、『ネオ・ファンタズム』〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

決定率の高いメルランに対してパスを送り、そのまま彼女にシュートを撃ってもらう。
このシュートもまた強力であるが、それでも、運が良ければキスメかさとりのどちらかが弾く可能性があった。
しかし、……運命の女神は、ひたすら嫌われ者達に対して冷酷だった。
さとりのパンチングは確実にメルランのシュートコースへと向かえていたが、それでもわずかに届かず。


――ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
  ……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 2 − 2 西行寺亡霊連合

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:32:09 ID:uAgV7dBs
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀、藍、メルラン

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:33:17 ID:???
実況「再びゴ〜ル!! 次に点を決めたのは西行寺亡霊連合!
試合当初よりその性格も相まってガンガンシュートを撃ち続けていたメルラン選手が、
漸くここで得点を挙げる事に成功しました〜〜〜!!
これで後半終了間際に点差は再びゼロ、即ち同点に!
これはこの試合、ますますどうなるかわかりませ〜〜〜〜〜〜ん!!」

メルラン「はぁ、はぁ、はぁ……は、はっぴ〜〜……はひぃっ」

ルナサ「全く。 実力差も考えずに飛ばしすぎるから……」

さとり「勇儀さん。 貴女にばかり負担を押し付ける事になるのは非常に心苦しいのですが……」

勇儀「言わずもなが、さ。 ―――次のキックオフで、また点差を開ける」

妖夢「(全然、試合に入れていない……。 ―――全く、なんと滑稽な…)」

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

――全体で数えて6回目のキックオフは、そこからあまり時間を掛けずに始まった。
メルランは先の『ネオ・ファンタズム』を撃ち放ってその体力の殆どを消耗していたが、
彼女の他に適任の幽霊が居るかと言われるとそれは居らず、疲労のメルランに対する
選手交代が行われなかったためだ。

勇儀「さて……。 この試合もこれで決着と思えば名残惜しいが…終わりあるからこそ、浮世はかくも面白い。
ならば……やるしかないね!!」

          グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

550 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:34:29 ID:???
               ―――そして、シュートもそこから極めて迅速に行われた。
     何故なら、地霊殿サブタレイニアンローゼスの主砲は、……センターサークルからシュートを撃てるならば
                それだけで十分だと豪語する程に強大だったからである。

     勇儀「……私の体力だって無限じゃあない。 だから、ここで決めて終わりにしてあげるよ………一歩!!」

              ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!!
     ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ………バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

           妖夢「(駄目…レベルが、違いすぎる。 私は、この場にいちゃいけないんだ……!)」

  藍「(ここは敢えてブロックに向かわない方が、効率的には優れているのかもしれん。
                 だが――ここで引いてしまっては再び点差を付けられる。
                 ならば私は……無為となっても守るしかないのか……!)」

                            勇儀「二歩……!!」

         バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッツ!!
                 ビュウウウウウウウウウウウッ! ドゴォオオオオオッ!!
        ドドドドドドドドドドドド………! バギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

            幽々子「(この距離、この方向、この姿勢ならば……全力で行けば、あるいは……)」
             
        中西「(お嬢さんが本気の眼をしとる。 これなら……ひょっとしたら、止められるかもしれへん。
               そしてもしも止めたら―――ワイ等の勝ちが、グッと近くなる筈や)」

              勇儀「必ずや殺す、星熊の火炎――『四天王奥義・三歩必殺』…………!!」

                              カ   ッ!!


551 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:35:58 ID:???
                         ドゴオオオオオン! バギュウウウウッ!!ドッゴォ!
バリバリ!!   バリバ リ!!ドッゴォオオオ オオオオオオオオオオンッ!!
          ドゴォリバグギャ  グ           ギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
              グォォ    ォォォォ    ォォオオオオ!!!!!!!
                         リバリバリッ!ゴゴゴッ! グシャアアアアアアア!!!!!
バシュウウ         ウウウウウゴゴゴゴゴゴゴゴウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
    ュウウウウア!!! ャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオウウウウウ 
          グギャグギャドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
     ドドドドドドドドドドドドドド
         グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
                  ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
                  ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオ!!
バシュウウ         ウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
                      ュウウウウウウウウウ       ウウウウウウウウウッ!!
             グギャグギャグギャグギギャァァァアッ!!

552 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:37:18 ID:???
―――古代より存在せし恐怖の象徴たる鬼。そして、その鬼達を纏め統率していた存在こそが鬼の四天王。
星熊勇儀は、間違いなくその四天王の一員であり、その称号は「力」。
力を最も貴ぶ種族において、「力の星熊」の名を勇儀が冠し続けて来れた理由は何か。
それは当然。 ――こと純粋な力においては、鬼の中であっても、彼女に並ぶ者が一人として居なかったからである。

妖夢「きゃ、きゃぁああああああっ!?」

藍「ぐ、ぐあああっ……!(やはり無為か。 しかし、これで幽々子様のブロックの手助けになれば……!)」

バケバケ「バケェーーーーーーーーーーっ!?」

故に、星熊勇儀のこの右脚に籠められた力学的エネルギーは、鬼の中においても最強。
それは同時に、この幻想郷においても最強の威力を持つという事を意味している。
もしもこれを止められるとすれば、幻想の範疇をも更に超越した存在のみ。

例えば―――顕界を超越せし冥府の底に済む、死を司る亡霊のような。

幽々子「――花に染む、心のいかで残りけん……!」

……パァアアアアアアアアアアアアアッ!!

勇儀「……ほーう?」

幽々子「……捨て果ててきと、思うわが身に。 ―――桜符・『桜吹雪地獄』!!」

バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!! ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ………!!

――果たして勇儀により放たれたシュートは、今やゴールでは無く、
幽々子の前方に表れた夥しいまでの桜色の帯に包まれ、その威力を殺されていた。
その完全に近い桜の開花は、生命の終焉を予感させる程に激しく吹き荒れて、鬼による純粋な破壊をせき止める。
『桜吹雪地獄』。見た者を死に誘う冥界の妖怪桜・西行妖の力を帯びた、幽々子による限界突破のブロックは、
藍達のブロックによる僅かな時間稼ぎによって、その力を最大にまで持っていく事に成功したのだ。

553 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:38:39 ID:???
バチイイイイッ……!! ポムッ……。

幽々子「はぁ〜。 ……お腹すいたわねぇ」

――凡そこの世の者では誰も止める事が出来ぬと思われていた勇儀のシュートは、
この世ならざる亡霊嬢の一撃により初めて防がれて、勇儀はいよいよ喜色満面に笑みを浮かべる。

勇儀「そうだ……それだよ! 私が求めていた戦いは! 全力を超えた全力同士による、
生死の境界を超えたキチガイ染みた殺しあい。 あはははっ、亡霊嬢、気に入ったぞ!」

幽々子「それはどうも。 だけど、今の私達は時間がないの。 ……符蝶「死蝶の舞」!」

スッ……クルンッ。 スパァアアアアアアアアアッ!!

そして大きく笑いその手に持つ杯の酒を呑みほした勇儀を、
オーバーラップした幽々子はドリブルで軽く突破し、そのボールをルナサに預ける。
後半戦も残り僅かの時間しかない。 
恐らくは最後になるであろうこの絶好の攻撃チャンスにおいて、
いよいよ西行寺亡霊連合の大将は拠点の城門を開き、敵陣の中央へと出陣していく。

幽々子「藍が橋姫に捕まったままだから。 だから、楔役は貴女にお任せするわね〜」

ルナサ「わかりました。 ……行くぞ、『スード・ストラディバリウス』!!」

グワアアアアッ、バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

ゾンビフェアリー「「「と、とれませーん!?」」」



554 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:41:32 ID:???
パルスィ「妬ましいわ……この期に及んで、私はアンタの進撃に蓋をする程度しか出来ないだなんてね」

藍「――だが、それは大事な技術と思うがね。 言ってしまえば、君が我々のかく乱に引っかからければ、
西行寺の1点目は無かったかもしれないのだから」

パルスィ「……私が、そんな安っぽい挑発に乗るとでも?」

藍「まさか。 ただ単に、妖夢も橙も、挙句の果てには幽々子様までもが全線へと向かったから、
ちょっと雑談をしようと思っただけだよ」

実況「さあ〜〜〜! 西行寺亡霊連合はCBの幽々子選手までもが大きくオーバーラップをして、
いよいよこの残された後半ロスタイムで3点目を決めようと全力で攻めあがります!
幽々子選手、高いボールに動きを合わせました!」

幽々子「願わくば、花の下にて春死なん……!」

バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

さとり「(来ます……。 あれが恐らく、西行寺幽々子の奥義――『西行寺無余回顧』……!
PA内の私でしたら、恐らくは五分五分でパンチングに向かえそうですが……『とめます』……!!)」

グッ…!

PA内まで大きく切り込んだ幽々子は、高い跳躍力を活かして誰もが追いついて来れない位置まで飛んだ。
その様子を見ていたさとりは、グッ、と強くその小さな拳を握りしめ、幽々子から発せられる恐ろしいシュートの行先を読み取った。
――そして、幽々子の心を読んださとりは。 自身の判断が間違いであった事を悟る。

さとり「何、ですって……!(何てこと。 西行寺幽々子の狙いは……シュートではない!
ここまで上がって来たにも関わらず、彼女はどこまでも冷静に―――)」

555 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:43:11 ID:???
幽々子「決めるわ……! ―――って思ってたけど、やっぱりや〜めた。 …妖夢っ!」

ポ〜ンッ! ポムッ、コロコロ……。

妖夢「―――へ? わ、私ですか。幽々子さま……!?」

さとり「(『PAの外』に居る半人前の剣士に『ポストプレイ』をするなんて……!?)」

幽々子「(ポストプレイによってフリーの状況ならば、妖夢の『未来永劫斬』でも、
あのGKと互角以上の勝負をする筈。 ここは決めて、妖夢の自信にしてほしいわね〜。
……私だって、あの子の事は信頼してるんだから。 それを教えてあげなくちゃ)」

幽々子は戦術面における有利と、最近の妖夢の自信喪失の解消の両取りを密かにめざし、
敢えて妖夢に向かってポストプレイを行った。
その結果、目立つ大技を持ち厄介な幽々子に注目を割いていた敵陣営は、思わず面喰い、
バイタルエリア内の妖夢に対峙するものは、古明地さとり一名しか存在しなかった。

妖夢「(決めなきゃ、決めなきゃ。 幽々子さまが繋いでくれたボールを……決めなきゃ……!)」

ドクンドクンと、心臓の脈が高鳴るのを妖夢は感じる。
走り続けた疲労が吹き飛び、世界が鮮明になったような錯覚がある。
目の前にはサッカーボール。 そのさらに先には余裕めいた表情が崩れた古明地さとり。
隣には何時も通りほんわかとしていながらも、何となく不安を感じさせる様子の主・西行寺幽々子。
妖夢はこの状況に、思わず棒立ちになってしまう。
妖夢がシュートを撃たない事に気付いた敵DFの黒谷ヤマメが、こちらに向かってくる。

妖夢「―――ぁ」

――そして、焦って見渡した観客席の中で目立つ、特徴的な兎耳。
その顔はイマイチ見えないが、ハラハラした表情で、必死に自分を応援してくれている少女。

妖夢「(れい、せん……! 私、私、今……!)」

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:44:23 ID:???
かつて自分と並び立ち、そして今は自分の遥か先を歩く鈴仙を見て、
妖夢の心からはパニックは消え。自然と悲壮な覚悟が溢れて来る。

妖夢「(ここで決められなかったら、私はまた、鈴仙から遠く離れてしまう。
折角友達になれたのに―――おいてけぼりになって、鈴仙にも迷惑をかけてしまう。
幽々子さまに失望されるのも勿論嫌だけど……それは、もっと……いやだ!)」

グワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「あ〜〜っと! ここでボールを受け取った妖夢選手が、バイタルエリアでその右脚を大きく振り上げました!!
これは恐らく『未来永劫斬』の構え! 威力では先の『待宵反射衛星斬』に劣りますが、
今は幽々子選手のプレーにより妖夢選手はフリー!
そして、さとり選手が全力を出せないPAの外!!
更に試合時間は残り少なく、ここでゴールとなれば試合終了の笛の鳴る可能性も!!
妖夢選手、この試合最後にして最大のチャンスをどう生かし切るか〜〜〜〜〜!?」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

妖夢にはもはや、実況や観客の声など聞こえていなかった。聞こえるのは自分の心音だけだった。
何時もの練習のように。 妖夢は静かにその右脚を振り下ろし……そのボールを蹴りぬいた。

妖夢「……この、『未来永劫斬』で。 斬れないものは――――あんまりないッ!!」

バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイイン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

さとり「(……!? 凄い勢い……! これもまた、彼女の精神が成せる技と言うの……!?)」

本来ならば、恐らくは鈴仙の「マインドシェイカー」に並ぶ程度の威力しかないであろう妖夢のシュート。
しかしさとりは、妖夢の渾身の一撃に対し動く事が出来なかった。
それだけに、妖夢がこのシュートに賭けた思いは強かったのだ。
果たして、ボールはさとりが取れぬゴール左隅に向けて勢いよく飛んで行く。

557 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:46:39 ID:???
妖夢「(やった……GKを抜いた! これで―――これで! 私達が1点リードだ!
私は……不格好でも、勝てるんだ……! そして、鈴仙にも……追いつ――」

ガイイイイイイイイイイイイン!!

妖夢「け……?」

ボールがネットに突き刺さる音の代わりに、鈍い音が聞こえたことを、
妖夢は信じたくなかった。幽々子や皆の力を借りたとはいえ、
自分が貴重なゴールを決めたのだという幻想に浸っていたかった。

実況「お〜〜っと、これはゴールポストだ!! 妖夢選手、折角の得点チャンスでしたが…!
どうやら力んで狙いを絞り過ぎたのでしょうか!?

――ゴールポストへの衝突。妖夢はとうとう、この土壇場において最もしてはいけぬミスを犯してしまった。

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:52:42 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>528
今の妖夢に松岡監督が来たら、大変な事になりますね…うつ的な意味で。
>>529
多分妖夢には、最近の鈴仙の良いところばかりが見えているのでしょう。
他人のフェイズブックを見るとみんなリアルが充実してそうで嫌になる現象的な感じです。
>>543
正直ここもヘタれたらどうしようかと思っていました(汗)

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。


559 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 00:58:35 ID:???
乙です
「私はつかさでもウサギDでもない! 貴様を倒すものだ」
だったら面白かった

ポスト……妖夢さんドン底…よし、分霊のねじ込みだ!

560 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 01:24:11 ID:???
乙でした
データを得られたのはいいが、選択で妖夢を励ませなかったのが残念だったな
いい結果ならんだろうが顔は合わせとこうか。せめて次に繋がる過程を踏んどかないと

561 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:00:57 ID:???
ガレリ「よく見ろ、地獄に行ってもこんな面白いポストは見られんぞ
    これでゴールだなどとその気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」
ポスト(ブルノ)「壁はいらんどけろ」
アルガス「家畜に神はいない!」

妖夢「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」

562 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:04:40 ID:???
ブルノに止められるとは・・・

563 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 13:28:08 ID:???
妖夢「急にボールが来たので…」

564 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:17:43 ID:???
こんにちは。今日は夜更新できなさそうなので今少し更新します。
>>560
乙ありがとうございます。
試合前の判定でクラブを出してしまったのはちょっと痛かったですね。
結構色々こじれてしまいましたが、それでも手を尽くすのは無駄にはならないと思います。
>>561
無判定でちょっと可哀想ですが、いつか報われると思います…
>>562
ブルノさんはお笑いGKですが実力も無いことはないので、
妖夢の引きがちょっとヘタれたら、ブルノさんでもガチで十分対処可能です。
>>563
決めようと思いすぎたのが敗因…かもしれません。

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:19:03 ID:???
妖夢「そんな……そんな……!」

幽々子「(…………)――嘆いている暇は無いわ、妖夢。 ……急いで戻りましょう!」

そして、妖夢にとっての悪夢はまだ終わってはいなかった。
弾かれたボールは運の悪い事に、味方では無く右SHのお燐の足元へと転がり。

お燐「よっしゃ〜! 地上の猫もアシスト決めてたし、ここはあたいも張り切っちゃうよ〜!!」

タッ……!

実況「ボールをフォローしたのは……お燐選手!
相方の空選手へとボールを運ぶため、彼女お得意のサイド際を車のように激走していきます!」

藍「ま、まずいっ……! 早く急がねば!」

パルスィ「タックルに向かう気ね。 それは良いけど……もし妬ましくも貴女に渡ったならば。
死んでも奪い返させて貰うわ……!!」

藍「ぐっ……(しかし、彼女といい他のメンバーといい、地霊殿チームの勝利への意気込みは予想以上に高い。
彼女たちを突き動かしている『何か』があるのだろうか……?)」

ルナサ「(メルランが消耗しすぎていて、合体タックルには行けない。 ならば……)藍殿、助力します!!」

タッ、ズッザアアアアアアアアアアアアッ!!

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:20:03 ID:uAgV7dBs

実況「藍選手とルナサ選手、お燐選手を止めるべくタックルに向かった〜!!」

先着2名様で、

★お燐→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(サイドアタック+2)=★
★藍→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ルナサ→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ お燐、突破成功! そして空にボールが渡り…!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パルスィがフォロー)(ゾンビ妖精Eがフォロー)(バケバケEがフォローし、試合終了)
≦−2→西行寺ボールになり、試合終了!

【補足・補正・備考】
お燐のマークがダイヤの時、「ランダムキャットウォーク(+5)」が発動します。
お燐のマークがハートの時、「キャットウォーク(+3)」が発動します。
藍のマークがダイヤ・ハートの時、「ユーニラタルコンタクト(+2)」が発動します。

567 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:22:12 ID:???
★お燐→ドリブル 49 ( ハートJ )( 5 + 6 )+(サイドアタック+2)=★

568 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:22:55 ID:???
★藍→タックル 49 ( クラブ4 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=
 ルナサ→タックル 45 ( ダイヤ3 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

569 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:26:09 ID:???
判定とは関係ないですが、お燐のスペカ名を勘違いしていたので訂正します。
×キャットウォーク→○キャッツウォーク
×ランダムキャットウォーク→○キャットランダムウォーク
で、今後は行きたいと思います。(補正や技の内容などは従来と一緒です)
大変失礼いたしました。


570 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:29:39 ID:???
幽々子が上がっているからゴール前の制空権もなくなってる…まさに地獄…

571 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:43:34 ID:???
でも負けるべくして負けたような・・・
西行寺のゴールは全てイベントだったし

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:50:18 ID:???
★お燐→ドリブル 49 ( ハートJ )( 5 + 6 )+(サイドアタック+2)+(キャッツウォーク+3)=65★
★藍→タックル 49 ( クラブ4 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=56
 ルナサ→タックル 45 ( ダイヤ3 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=56★
≧2→ お燐、突破成功! そして空にボールが渡り…!?

お燐「それそれっ、『キャッツウォーク』だよ〜〜!!」

バッ! クルンッ! スタッ!

藍「な、なにっ……!?(ボールを持ったまま、空中で一回転だと……! しかもサイド際で。
悔しいが、ことサイド際での突破力にかけては、彼女は橙をも上回ると評価せざるを得ないな……)」

ルナサ「くっ……(パスのみを磨いた弊害が、ここに来たか……! リリカ、後は任せた……!)」

実況「お燐選手、旧地獄の灼熱地獄跡で鍛えたバランス感覚を生かした素晴らしいドリブルで、
藍選手とルナサ選手の二名をきりきり舞いに! そのままグイグイと敵陣に切り込んでいきます!」

リリカ「そ、そうはさせないもん! 私のタックルを食らいなさい!」

お燐「んー、さっきは運よく突破出来たけど……ここはパスでっ。 ……お空、一旦預けるよ!」

バコッ……

リリカ「ふへっ? あ、アンタパスもできんの!?」

お燐「まぁ、ドリブル程じゃないけど、嗜む程度にはね〜。
……っていうか、ドリブルで切り込むだけがサイドアタックじゃないし」

リリカ「た、たしかに……(――って、アレ? これってひょっとしなくてもヤバイんじゃ……?)」

573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:51:46 ID:???

藍とルナサをドリブルで突破したお燐は、タックルにかけては藍をも上回る実力を持つリリカを無理に抜こうとせずに、
空とのワンツーを挟んで突破を図った。
空のパス力は、サイド際にて輝くお燐のパスと比べては稚拙ではあったが決して低くはない。
つまり、パスカットについては最低限程度しか磨いていなかったリリカには既に勝ち目の薄い勝負だった。
そして……。

お燐「ようし、さっきの亡霊のお姉さんはまだ戻り切っていないし……空ッ!
一番最後においしいとこ持っていきな!!」

バコオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

空「ありがとう! えーと……お、お……お燐!」

ッ……バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
    ――バコオオオオオオオオオオオオオッ!!

実況「あ〜〜〜〜〜〜っと!! ここでとうとうお空選手にボールが上がってしまった〜〜!!
ブロックに行けるのは名無しのバケバケ選手のみで、実質的にこのシュートを止めうるのは、
GKの中西太一選手のみ! これが決まってしまえば、西行寺亡霊連合はまさに天国から地獄!
そして地霊殿サブタレイニアンローゼスは地獄から光を掴む結果となりますが……!?」

中西「(ちぃいっ……! こんなところでワイは、まだまだ成仏できんのや……!
森崎有三。 アイツの首を狩り落とすまでは……!!)―――う、うぉおおおおっ!!」

バアアーーーッ!!

            ―――グワアッシャアアアアアアアアアアアアアン!!

空はヘディングに、中西はパンチングに飛んだ。
核の炎を纏った空と、怨念を纏った中西は、空中で暫しの間衝突し―――。

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:52:56 ID:???
空「(さとり様や、地底の皆の為にも……私は、負ける訳にはいかないっ……!!)」

ゴオオオオオオオオオオオオッ!!

中西「な、なんや……急に、推進力を増し、て――――アァアアアアアアアアアアアアッ!!」

   ―――ドオオオオオオオオオオオオオン!! ズバァアアアアアアアッ!!

      ………ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 
      ピッ、ピッ、……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 3 − 2 西行寺亡霊連合   試合終了!!

575 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:54:12 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸、勇儀
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、藍、メルラン、空

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐

576 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:57:55 ID:???
――と、いったところで一旦ここまで。
出来れば夜にも更新したいですが、厳しいかもです。
>>570
ここでポストるとは幽々子さまも予測できなかったのでしょう…多分。
>>571
NPC戦の勝敗については、先にこちらで大まかに決めております。
その上で、判定次第でひっくり返り得る…という感じですね。
どっちを勝たせるつもりだったかは、敢えて秘密としておきます。

それでは、一旦失礼いたします。

577 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:48:48 ID:???
こんばんは、もう少しだけ更新します。
――――――――――――――――――――

実況「お〜〜〜っと! ここで空選手が『核反応制御不能ヘッド』でゴールを決めると同時に、試合終了の笛が鳴りました!
西行寺亡霊連合対地霊殿サブタレイニアンローゼスの試合はまさに、予選リーグとは思えぬ程の激戦!
蓋を開けてみれば2−3と地霊殿側の勝利に終わりましたが、本当にどちらが勝ってもおかしくない!
まさに、そんな試合だったと言えましょう!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「勇儀姐さーん! あんたに惚れましたー!」「さとり様ってかわいいー!!」「ゆゆさまー!」
「ルナサさーん!」「いやー、冥界チームも惜しかったなー」「あそこでポストが無ければな……」

妖夢「私のせいで……! 私が、決められなかったせいで……! 私は、どうすれば良いの……!?」

幽々子「――過去の事を掘り返しても意味がないわ妖夢。 まぁそれに、私だって生きてた頃の記憶が無いわけだし〜」

妖夢「すみません、幽々子様……!(これまで、独りでなんとかしなきゃって思ってたけど。
幽々子様。 やっぱり私は、道を示してほしいです……!
―――でも、そんな事言ったら幽々子様に失望されてしまうから……言えないよ……!)」

幽々子「(う〜ん。 おどけてみせたのは失敗だったかしら。
暢気で居つつも必要な情報を提供しなくてはならないのだから、村人Aも大変ねぇ……)」

敗北した西行寺亡霊連合の中では、やはりというべきか……。
自身の攻撃ミスにより勝利を敗北に変えてしまったという責任を感じている妖夢は、
まるでこの世の終わりであるかのようにがっくりを肩を落とし、
遠目から不安げに見守る鈴仙にも読み取れる程に大きなネガティブオーラを発している。

578 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:50:00 ID:???
さとり「(……今日の勝利はまさしく偶然。 今の私達には力が――いえ、力は足りてるかもしれないけど。
それでも、まだまだ足りない物がある。 それがなくては、地底はいつまでもこのまま……!)」

お燐「(やっぱり、中盤が物足りないねぇ。 橋姫さんはある意味強力だけど、
あたい共々トップ下やボランチってガラじゃないし。 「あいつ」は、一体どうすんのかねぇ)」

勇儀「なんだいお前ら、折角勝ったのに陰気な顔してるじゃないかい。
今日は我々の初勝利を祝う、絶好の宴会日和じゃないか!
色々と思うところもあるのも分かるが、呑んで叫べば全部スッキリするさ!」

こいし「世の中の人がみ〜んな勇儀さんみたいだったらラクなのにねぇ……」

勇儀「おっ、褒めてくれてるのかい古明地のご令嬢よ! ハハハ、今日は朝まで一緒に飲もうぞ!」

こいし「やばっ、セリフの最後に(無意識)って付けるの忘れてた!」(無意識)

ヤマメ「(そんなにラクチンな能力だったのか……)」

――そして、勝利した地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーもまた、
完全なお祭りモードという訳では無かった。
それは、彼女たちの勝利はあくまでもマグレであり、理想の実現の為には、
まだまだ足りない物があると、無意識の中にも認識出来ていた為である。
……最も、それを認識した上で、辛さでは無く克己の楽しさを見出している鬼も居たのではあるが。

579 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:57:42 ID:???
鈴仙「(どうしよう、妖夢が今にも倒れそうな目つきで歩いているけれど…!
今、私はそんな妖夢の所に行ってあげるべきなの?
行ってあげたとして、私は妖夢に何ていってあげるべきなの?
そして、それで―――妖夢は、立ち直れる事が出来るの……!?)」

試合の感想を口々に語り合うウサギ達の声が聞き取れない程に、
鈴仙の心もまた、今や穏やかではなかった。
あの純粋で生真面目で、誰よりも自分自身に対して厳しすぎる妖夢が、
この試合の結果を前向きに受け取れる筈がない。
しかし、今の自分が果たして、そんな妖夢をどうする事が出来るのかが分からない。

妖夢を助けてあげたい。しかし、そう思う事自体がおこがましいのではないか。
そうせめぎ合う二つの想いに苦しむ中、鈴仙の心を更に掻き立てる出来事が起きる。

スッ…

男「俺が見た地獄は、こんなもんじゃない……」

鈴仙「―――!?」

ボソボソと、要領の得ない事を口走る白髪の男。
まだ若いであろうにすっかりと老け込んだ、やつれた顔立ちからは鋭い眼光。
そしてそこから漂う異常なまでの負の波長に、鈴仙は思わず妖夢に対する思考を一時中断させてしまう程である。
そんな男が、鈴仙の前をまるで幽鬼のように横切って――地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へと歩いて行った。

鈴仙「(えっ、えっ……! 今の人……何!? まるで生きてるのに幽霊みたいな……!)」

――それはある意味、妖夢よりも興味深い存在であるかのように見えた。
それほどに、かの男が放つ存在感が尋常では無かったからである。

鈴仙「(――どうしよ。 あの男の様子も気になるけれど……!
やっぱり、私は妖夢の所に行ってあげたい……ああ、でも、それで私は妖夢に何を……!?)」

580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:59:15 ID:uAgV7dBs

大切な友人の様子に、地獄の臭いを感じる男に。
鈴仙の思考はかき乱されるのであるが―――やはり、鈴仙の体はひとつしかない。
自分は今、西行寺亡霊連合の控室に向かって、とにかくも妖夢の元へと駆け寄るべきか。
それとも、地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室に向かって、忽然と現れた謎の男の正体を見極めるべきか。
鈴仙は必死に考えた結果―――。

A:西行寺亡霊連合の控室へ向かい、妖夢の元へ行ってあげる。
B:地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へ向かい、謎の男の正体を突き止める。
C:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

581 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:01:05 ID:b2J4VM2U
A

582 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:03:48 ID:gsYKYlZM
B

583 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:05:11 ID:4uLuZUZQ
B

584 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:05:18 ID:Zb2vr32o
A

585 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 23:22:42 ID:???
Bが選ばれた!…と、いったところで長くなりそうなので、今日の更新はここまでにします。
皆様、本日もお疲れ様でした。


586 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:29:14 ID:???
乙です
妖夢……次の行動は妖夢、そのつぎつかさ、妹紅と言った感じがいいかな
妖夢が一回で立ち直るか分からないけど

587 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:30:21 ID:???
ようこそ ヤグルマのもり へ

588 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 00:03:12 ID:???
Bを選んだ理由ってなんだろう?

A:地獄を見たという人物から、妖夢を立ち直せるためのヒントが得られるかもしれないから
B:妖夢も気になるが、単純に男に興味を引かれた
C:個人的には妖夢のところに行きたいが、チームの一員として次対戦するチームの情報収集を選んだ
D;特に妖夢を立ち直す必要性を感じない
E:その他

589 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 02:26:44 ID:???
E
妖夢がよりドツボにはまったり他チームに消えたりするのを防ぐため

590 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 02:46:23 ID:???
このアンケート全部妖夢のことばかりかいてあるな

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:07:55 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>586
乙ありがとうございます。妖夢は結構行くところまで行ってしまいましたね……。
それでも妖夢を構ってみるか、見切りをつけて身近な仲間を構うか。
色々な選択肢があると思いますが、どれを選んでも最終的には損にならないようにしたいと思っています。
>>587
ネタバレ:矢車さんは出てきます
>>588-590
妖夢を取るか、突然現れた謎の男を取るかは結構難しい選択肢だったと思います。
これについてはどちらがハズレ、という事はなく、イベントの描写の濃淡に影響するかな……と
思っています。

更新の前に、守矢チームとか神子チームとかの得点がランキングに反映されていない事に気付いたので、
次の通り修正します。

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生、諏訪子
2ゴール 射命丸、勇儀、早苗、神奈子、ピエール
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、
      影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗
2スト 小悪魔、ピエール
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子



592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:10:02 ID:???
B:地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へ向かい、謎の男の正体を突き止める。

鈴仙「(……大丈夫よ。 妖夢の所には幽々子さんも居る。
あの人もあの人で、師匠みたいに底の見えない人だけど、師匠よりは優しそうだし……きっと、大丈夫よね……?)」

――本当は、幽々子の放任主義的な方針が、妖夢の不安を更に加速させているという事実もあるのだが…。
そんな事情は全く知らない鈴仙は、ここは謎の男の追跡に向かうが吉と判断し、
地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へとひっそりと忍びよる。

鈴仙「そ〜っ……」

とはいえ、比較的友人や知人の多かった西行寺亡霊連合とは違い、
地霊殿サブタレイニアンローゼスには精々お燐くらいしか親しいと呼べる者は存在しない。
だからこそ、鈴仙はその男が控室の扉を開く中、波長を操り気配を殺しつつ、
その会話をこっそり盗み聞きする事にする。
――そして、鈴仙の聞く限り。 控室では、こんな会話がなされていた。

さとり「何故、貴方がここに……?」

男「笑いに来た。 地べたを這いずり回って、必死に光を掴もうともがくお前たちをな。
そして……忠告しに来た。 どうせお前たちには、その光を一生見る事ができないと」

暗い表情をした白髪の男は、絞り出すようにしてその言葉を紡ぐ。

お燐「……今まで散々引き籠っておいて、それでわざわざお説教? そりゃあ流石に無いと思うんだけどなぁ〜」

空「そ、そうだよ! 何言ってるかよくわかんないけど、さとり様の夢を……!
――地底と地上とのロンドン橋を作るっていう夢をバカにするんだったら、私だって容赦しないよ!!」

こいし「ロンドン橋は落ちそうだからダメだよ、おくう……。 普通の架け橋で我慢しよ」

593 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:15:05 ID:???

そして見る限り。その男は、さとりを除いた地霊殿のメンバーにとっては、あまり歓迎されない客人であるように思える。
特にお燐に至っては、楽しげな口調は崩さないまでも、
普段通りの能面のような笑顔を捨てて、明らかな侮蔑と憐憫の情が籠った表情で彼を睨んでいる。

勇儀「おいおい、私はこんなヤツ見たこともないよ?
まぁそこそこ強そうなガタイをしてるから腕は確かろうが……。
なぁ古明地、そいつの瞳はサッカー始める前までのお前みたいだ。
―――ひょっとして、秘蔵の妹に加えて、実は兄弟まで居たとか。 そんな感じかい?」

その中で、明らかに空気を読めていない――いや、読もうとしなかったのは勇儀だった。
彼女は普段と全く一緒のカラッとした口調で、
楽しげにづかづかと地霊殿の内情に対して、土足で足を踏み入れていく。

こいし「ちょっとのーきん、アンタにはかんけー……」

勇儀のこの無遠慮な態度に、日ごろから勇儀の事を陰で脳筋扱いしているこいしは、
(ちなみに勇儀本人は『脳筋』を褒め言葉だと思っている)思わず怒り心頭に口を挟むのだが……。

さとり「……そうです。 彼は私の弟です」

こいし「ふあっ!?」

さとりは敢えて、その誤解を招く表現を言い切ってしまう。
その上に、そう言い切った時のさとりの表情は凛。
かつて皆の嫌われ者として畏怖され蔑まれた時のような、陰湿な目では無い。
紅魔の吸血鬼を想起させられるような、幼いながらも鋭いカリスマの籠った瞳に、
一同は一瞬、その男が本当にさとりの弟であるのかと錯覚してしまう程であったが……。

594 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:18:31 ID:???
男「……そいつが勝手にそう言っているだけだ。 俺は地獄の闇から生まれた存在……」

もっとも、その男が真っ先にその言葉を否定してしまうため。
そして、側近でもあるペットのお燐と空という事情を知る人物が居る為に、さとりの言葉は曲解をされずに済む。

パルスィ「何か、事情がありそうね……」

ヤマメ「そうだねぇ。 酒の肴になりそうだ、折角だから私らにも話しとくれよさとり様!」

キスメ「……ごくり」(←気になっている表情)

さとり「――それでも、私達に事情があるのは間違いない。 そうでしょう?」

男「………」

とはいえ、さとりが自ら言ったように、彼女と男には何らかの事情があるだろう事には変わりない。
それも、勇儀やパルスィのような部外者には、まるで聞いた事のないような。
しかし、それを今すぐこの場で聞き出すには時間と行間があまりにも無さすぎる。

さとり「……詳しい事情は、貴女がたにもお話しします。
貴女方も、私にとっては掛けがえの無い、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーなのですから……。
――ですが、丁度ここに『彼』が来てくれたのです。
私がそれを語るには、『彼』が私の願いを聞き届けてくれた後の話。 ……つまり」

さとりは、ここで話を切り。 目線を真っ直ぐにその白髪の男へと合わせる。
空はもちろん、お燐よりも背の低いさとりがその男――平均的な成人男性程の背丈だ――と目線を合わせるとなると、
さとりは首を大きく天へ傾けなくてはならず、彼女のその必死で切実な表情は余計に幼びても見える。
さとりは意志の帯びた昏い瞳を潤ませながら、男にこう嘆願した。


さとり「どうか、次の永遠亭ルナティックスの試合では、貴方の力を貸して欲しいのです。 ―――矢車君」

595 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:23:42 ID:???
松山じゃねえ!本物の地獄兄弟の人が出てきた!

596 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:25:24 ID:???
影山がいそうにないところを見ると影山を殺した後の兄貴かな?


597 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:25:35 ID:HoOBlUd+
*****

鈴仙「……地霊殿サブタレイニアンローゼスに……助っ人の外来人!?」

彼女たちの会話に聞き耳を立てていた鈴仙は、思いがけぬ新情報に驚く。
現状で、星熊勇儀と霊烏路空という幻想郷でもトップクラスの火力を有し、
古明地さとりやその妹のこいしのように、癖こそあるがその水準は一流に届き得る好選手。
加えて、お燐を始めとする小粒ながらも強力な選手が並み居る地霊殿は……。
―――その実、今日の試合でも尚全力では無かったという事実に。

鈴仙「(ただ、今日の試合に出てない訳だし、どうもさとりさん以外のチームメイトとは折り合いが悪かったり、
そもそも存在すら知らなかった人が居るくらいだから、何か欠点とかはあると思うんだけど……)」

この情報は、間違いなくチームにとっての利益となる。 永遠亭ルナティックスのメンバーはもちろん、
他のライバルチームだって知りえないかも知れぬ情報を、今、ここで鈴仙が掴んでしまったのだから。

鈴仙「(……どうしよう、もうちょっと大胆に聞き耳を立ててみるべきかしら?
――うまくいけば、その矢車っていう人の選手の特徴やら弱点やらが分かるかもしれないし。
ただ失敗したら、お燐とかさとりさんとかの印象が悪くなったり、あのこわ〜い鬼とかにブン投げられそうで
怖くはあるんだけども……どうしよう?)」

しかし同時に、そこまで厳重な情報を知ってしまった部外者は、その口を封じられる事も常である。
更なる情報を得るか、今得た情報で満足するか。鈴仙は思い悩んだ結果……。

A:もうちょっと残って聞き耳を立てる!
B:いや、更に『赤月下(インフレアドムーン)』を使って透明になって、そのまま部屋に侵入だ!
C:いやいや、やっぱり帰ろう。 これだけでも師匠や姫様はきっと褒めてくれる……ハズ。
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Aは中リスク中リターン、Bはハイリスクハイリターン、Cはノ−リスクローリターン(今得た情報分のみ)の選択になります。

598 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:26:41 ID:???
なにぃ!? 完全に松山君だと思っていたのに!

599 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:28:36 ID:dVuX7eXQ
A

600 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:06 ID:KB9t5x+6
出したということはカブト見たの?
D太陽のあるであろう天を指さしながら堂々と入室

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0ch BBS 2007-01-24